(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5743351
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月1日
(54)【発明の名称】組みブロック具
(51)【国際特許分類】
A63F 9/12 20060101AFI20150611BHJP
A63H 33/04 20060101ALI20150611BHJP
【FI】
A63F9/12 A
A63H33/04 A
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-258053(P2013-258053)
(22)【出願日】2013年12月13日
(65)【公開番号】特開2015-112395(P2015-112395A)
(43)【公開日】2015年6月22日
【審査請求日】2013年12月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】592090223
【氏名又は名称】齋藤 文博
(74)【代理人】
【識別番号】100120514
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 雅人
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 文博
【審査官】
植野 孝郎
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3046068(JP,U)
【文献】
実開昭57−139389(JP,U)
【文献】
特開2010−017517(JP,A)
【文献】
米国特許第4323245(US,A)
【文献】
米国特許第4133538(US,A)
【文献】
特開平11−119643(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00−37/00
A63F 9/06− 9/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイズが同一の正三角錐に形成された複数の第1ブロックと、
前記各第1ブロックの一側面と合同の正三角形を一側面とする正四角錐または正八面体に形成された複数の第2ブロックと、
を備えている、組みブロック具であって、
次の第3ないし第5ブロックのそれぞれの複数ずつを追加のブロックとして備え、かつ前記複数の第1ないし第5ブロックを利用することにより、これらのブロックを組み合わせた角錐状構造体を形成可能とされており、
前記第3ブロックは、各側面が前記正三角形を2つ繋げた菱形の平行六面体であり、
前記第4ブロックは、前面および底面のそれぞれが前記正三角形を3つ繋げた台形状とされているとともに、後面および上面のそれぞれが前記正三角形と合同の正三角形とされ、かつ両側面のそれぞれが前記正三角形を2つ繋げた菱形の六面体であり、
前記第5ブロックは、前記第4ブロックのいずれかの面に、前記第1ブロックと形状およびサイズが同一の正三角錐を組み付けた形態をなす九面体であり、
前記複数の第1ないし第5ブロックを載せるための載置面を有するトレーを、さらに備えており、
このトレーには、前記載置面よりも上方に突出する平面視正三角形または正方形のループ状の突出壁が設けられ、かつ前記複数の第1ないし第5ブロックのうち、前記角錐状構造体の最下段のブロックを前記突出壁の内側に沿わせて配置させることにより前記角錐状構造体を形成可能とされており、
前記複数の第1ないし第5ブロックの外面は、複数種類の色彩に色分けされた構成とされて、前記角錐状構造体を形成した際には、この角錐状構造体の各側面を同一色に揃える態様と、前記角錐状構造体の複数の側面の色彩を互いに異なった色彩に色分けする態様とが可能とされており、
前記複数の第1ないし第5ブロックの外面の色分けは、前記正三角形を最小単位としてなされ、この最小単位の正三角形よりも大きな側面については、その全域が単一色にされているものに加え、2色または3色に色分けされた側面も設けられていることを特徴とする、組みブロック具。
【請求項2】
請求項1に記載の組みブロック具であって、
前記追加のブロックを用いることなく、前記複数の第1および第2ブロックのみを用いた場合においても、前記角錐状構造体を形成可能とされている、組みブロック具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玩具あるいは教育具として用いられる組みブロック具に関する。
【背景技術】
【0002】
組みブロック具の一例として、特許文献1に記載されたものがある。
同文献に記載された組みブロック具は、正三角錐(正四面体)の複数のブロックと、正四角錐の複数のブロックとが組み合わされたものであり、これら2種類のブロックを積み上げることにより、所定サイズの正三角錐または正四角錐の角錐状構造体を形成可能としたものである。
【0003】
しかしながら、前記従来技術においては、2種類のブロックが用いられているに過ぎない。このため、正三角錐または正四角錐の角錐状構造体を組み上げていく際のブロックの組み合わせ方は、単純である。したがって、玩具あるいは教育具としては面白みにやや欠けるものとなり、児童などにとっては飽き易いものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−87883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、従来よりも面白みを増し、ユーザに飽きなどを生じ難くすることが可能な組みブロック具を提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本発明により提供される組みブロック具は、サイズが同一の正三角錐に形成された複数の第1ブロックと、前記各第1ブロックの一側面と合同の正三角形を一側面とする正四角錐または正八面体に形成された複数の第2ブロックと、を備えている、組みブロック具であって、次の第3ないし第5ブロックの
それぞれの複数ずつを追加のブロックとして備え、かつ前記複数の第1ないし第5ブロックを利用することにより、これらのブロックを組み合わせた角錐状構造体を形成可能とされており、前記第3ブロックは、各側面が前記正三角形を2つ繋げた菱形の平行六面体であり、前記第4ブロックは、前面および底面のそれぞれが前記正三角形を3つ繋げた台形状とされているとともに、後面および上面のそれぞれが前記正三角形と合同の正三角形とされ、かつ両側面のそれぞれが前記正三角形を2つ繋げた菱形の六面体であり、前記第5ブロックは、前記第4ブロックのいずれかの面に、前記第1ブロックと形状およびサイズが同一の正三角錐を組み付けた形態をなす九面体であ
り、前記複数の第1ないし第5ブロックを載せるための載置面を有するトレーを、さらに備えており、このトレーには、前記載置面よりも上方に突出する平面視正三角形または正方形のループ状の突出壁が設けられ、かつ前記複数の第1ないし第5ブロックのうち、前記角錐状構造体の最下段のブロックを前記突出壁の内側に沿わせて配置させることにより前記角錐状構造体を形成可能とされており、前記複数の第1ないし第5ブロックの外面は、複数種類の色彩に色分けされた構成とされて、前記角錐状構造体を形成した際には、この角錐状構造体の各側面を同一色に揃える態様と、前記角錐状構造体の複数の側面の色彩を互いに異なった色彩に色分けする態様とが可能とされており、前記複数の第1ないし第5ブロックの外面の色分けは、前記正三角形を最小単位としてなされ、この最小単位の正三角形よりも大きな側面については、その全域が単一色にされているものに加え、2色または3色に色分けされた側面も設けられていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によれば、複数の第1および第2ブロックに加えて、これらとは形状が異なる所定の追加のブロックを用いて角錐状構造体を組み上げていくこととなるために、複数の第1および第2ブロックのみを用いていた従来技術と比較すると、ブロックを組み上げていく際の単純さが解消されて困難性が高まり、思考力がより必要となる。したがって、知的玩具あるいは教育用玩具として、従来技術よりも面白いものとし、飽きを生じ難いものとすることができる。
追加のブロックとして、所定の3種類のブロックが用いられるために、角錐状構造体を組み上げる際の面白みを増す上でさらに好ましい。
また、前記構成によれば、角錐状構造体を組み上げる場合には、トレーの突出壁が位置決めとなり、どのような大きさの角錐状構造体を組み上げることが可能であるかをユーザが判断することができる。また、トレーの突出壁は、ブロックの位置ずれなどを防止する役割を果たし、不注意などによって角錐状構造体が崩れることを抑制する上で好ましいものとなる。さらに、角錐状構造体を組み上げた後において、トレーを持ち上げると、角錐状構造体も一緒に持ち上げることができるために、角錐状構造体を移動させるような場合に便利となる。
さらに、角錐状構造体の複数の側面を色分けした状態にすることができるために、角錐状構造体を視覚的に綺麗なものとし、たとえば装飾品として用いることも可能となる。また、このような効果は、角錐状構造体の複数の側面を色分けしない場合にも得ることが可能となる。一方、角錐状構造体の各側面を同一色に揃えて、複数の側面を色分けする場合には、複数のブロックを組み合わせる際に、色彩の配置などをも考慮する必要が生じるために、より高度な思考力が必要となり、面白みを増すことができる。
角錐状構造体の各側面を同一色に揃えたり、複数の側面を色分けするといったことを実現する上でも合理的である。
【0011】
本発明において、好ましくは、前記追加のブロックを用いることなく、前記複数の第1および第2ブロックのみを用いた場合においても、前記角錐状構造体を形成可能とされている。
このような構成によれば、追加のブロックを用いて角錐状構造体を組み上げる遊び方と、追加のブロックを用いることなく角錐状構造体を組み上げる遊び方との双方が可能となる。したがって、遊び方の幅が広がる。また、児童などのユーザの知育レベルに応じて、遊び方を選択することもできる。
【0015】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】(a)は、
組みブロック具の一例を示す斜視図であり、(b)は、角錐状構造体を形成する途中状態を示す斜視図であり、(c)は、完成した角錐状構造体の一例を示す斜視図である。
【
図2】
図1(a)に示す平行六面体である第3ブロックを示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は正面図、(e)は右側面図、(f)は底面図である。
【
図3】
図1(a)に示す六面体である第4ブロックを示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は正面図、(e)は右側面図、(f)は底面図である。
【
図4】
図1(a)に示す九面体である第5ブロックを示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は正面図、(e)は右側面図、(f)は底面図である。
【
図6】(a),(b)は、組み上げられた角錐状構造体の例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0018】
図1に示す組みブロック具Aは、複数の第1ないし第5ブロック1〜5と、トレー6とを備えている。第1ないし第5ブロック1〜5は、たとえば樹脂製または木製であるが、その具体的な材質は問わない。また、内部が空洞状であると、非空洞状であるとのいずれであってもよい。
【0019】
第1ブロック1は、正三角錐(正四面体)であり、複数の第1ブロック1のそれぞれのサイズは同一である。なお、他の第2ないし第5ブロック2〜5も、それら同一種類のブロックどうしは、全て同一のサイズである。第2ブロック2は、正八面体(正四角錐)であり、この正八面体の一側面20は、第1ブロック1の一側面10と合同の正三角形である。この第2ブロック2は、後述する角錐状構造体7を形成する場合において、第1ブロック1や、第3ないし第5ブロック3〜5では適切に埋めることができない空間部(たとえば、
図4(a)に示す2つの面55a,55bに挟まれている空間部)を埋めるのに役立つ。
【0020】
第3ないし第5ブロック3〜5は、本発明でいう追加のブロックの具体例に相当する。
図2に示すように、第3ブロック3は、平行六面体であり、各側面30は、第1ブロック1の一側面10に対応する(一側面10の正三角形と合同の)正三角形を2つ繋げた菱形である。なお、
図2における一点鎖線は、前記正三角形の辺に相当する部位を示している(この点は、
図3および
図4も同様である)。
【0021】
図3に示すように、第4ブロック4は、六面体であり、前面40aおよび底面40bのそれぞれは、第1ブロック1の一側面10に対応する正三角形を3つ繋げた台形状である。後面40cおよび上面40dのそれぞれは、前記正三角形と合同の正三角形であり、左右両側面40e,40fのそれぞれは、前記正三角形を2つ繋げた菱形である。前面40aと後面40c、および上面40dと底面40bは、それぞれ平行である。左右両側面40e,40fは、非平行である。
【0022】
図4に示すように、第5ブロック5は、九面体であり、同図(b)に示すように、主要部5aに、1つの正三角錐5bを組み付けた形態である。主要部5aは、第4ブロック4
と形状およびサイズが実質的に同一であり、
図4においては、第4ブロック4を上下逆さまにした形態に相当している。正三角錐5bは、第1ブロック1と形状およびサイズが同一のものであり、主要部5aの上面50a(第4ブロック4の底面40bに相当)の中央部に組み付けられている。勿論、第5ブロック5は、主要部5aと正三角錐5bとを組み合わせたのと同様な形態を有するのであって、全体を一体成形した構成とすることができる。なお、正三角錐5bの位置は、主要部5aの上面50aの中央部以外の位置とすることもできる。
【0023】
図1において、トレー6は、第1ないし第5ブロック1〜5と同様に、たとえば木製または樹脂製などであり、第1ないし第5ブロック1〜5を載せるための載置面60(上面)を有している。この載置面60の周縁には、載置面60よりも上方に突出する平面視正三角形のループ状の突出壁61が設けられている。この突出壁61の一辺の長さは、第1ブロック1の一辺の長さのたとえば6倍であり、突出壁61の一辺の内側に沿って計6つの第1ブロック1を一列に並べることが可能なサイズとされている。無論、トレー6の具体的なサイズは、これに限定されない。
【0024】
第1ないし第5ブロック1〜5の数は、
図1(c)に示すように、前記したトレー6の突出壁61の内側に、底辺が突出壁61に沿った正三角錐の角錐状構造体7を適切に組み上げることが可能な数とされている。また、本実施形態においては、第1および第2ブロック1,2の数は、第3ないし第5ブロック3〜5を1つも用いることなく、第1および第2ブロック1,2のみを用いる場合であっても、前記した角錐状構造体7を適切に組み上げることが可能な数とされている。
【0025】
次に、前記した組みブロック具Aの作用について説明する。
【0026】
まず、複数の第1ないし第5ブロック1〜5を利用することにより、
図1(c)に示すような角錐状構造体7を組み上げることが可能であるが、この角錐状構造体7の組み上げに際し、第3ないし第5ブロック3〜5は、第1および第2ブロック1,2と比較してやや複雑な形状を有している。このため、たとえば第1および第2ブロック1,2のみを用いる場合と比較すると、角錐状構造体7を組み上げていく際の単純さが解消されて、ブロックの組み合わせ方のバリエーションが実質的に増えることとなる。したがって、思考力がより必要とされ、面白いものとなる。その結果、児童などの遊戯者にとって、飽きを生じ難くし、知的玩具あるいは教育用玩具として好ましいものとなる。
【0027】
一方、本実施形態においては、既述したように、第3ないし第5ブロック3〜5を用いず、第1および第2ブロック1,2を用いただけであっても角錐状構造体7を組み上げることが可能とされている。このため、第3ないし第5ブロック3〜5を用いた場合には、角錐状構造体7を組み上げることが難しい児童などに対しても、この組みブロック具Aを用いて遊ばせることが可能である。第3ないし第5ブロック3〜5の全部、またはそれらのうちの一部を用いるか否かによって、遊戯者の知育レベルに対応した使い方が可能である。
【0028】
トレー6の突出壁61は、角錐状構造体7を組み上げる際の、最下層のブロックの位置決めを図る役割を果たす。このため、角錐状構造体7の完成途中や完成後に、この角錐状構造体7を構成するブロックを崩れ難くすることが可能である。また、角錐状構造体7を初めて組み上げるような場合には、最終的にどのような大きさの角錐状構造体7が組み上げられるのかを突出壁61の大きさなどに基づいて遊戯者に容易に察知させ得るといった利点も得られる。角錐状構造体7を完成させた後においては、トレー6を持ち上げることによって角錐状構造体7も持ち上げることが可能である。したがって、角錐状構造体7の移動、運搬などに際しても便利となる。
【0029】
図5〜
図7は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
【0030】
図5に示す実施形態においては、第1ないし第5ブロック1〜5のそれぞれの外面を、たとえば3色(図面では、模様で色彩の違いを表している)に色分けしている。この色分けは、第1ブロック1の一側面10と形状およびサイズが同一の正三角形を最小単位としてなされている。したがって、第1ないし第5ブロック1〜5のうち、前記最小単位の正三角形に相当する側面(前面、上面、底面などを含む)は、その全域が単一色とされている。前記最小単位の正三角形よりも大きな側面については、その全域が単一色とされていてもよいが、2色または3色に色分けされていてもよい。
【0031】
本実施形態によれば、
図6(a)に示すように、角錐状構造体7を組み上げた際に、色彩が不統一である場合と、同図(b)に示すように、角錐状構造体7の各側面を同一色に揃え、かつ複数の側面の色彩を互いに異なった色彩とした場合とを実現することが可能である。同図(a)の色彩が不規則な場合と比較すると、同図(b)の場合には、色彩に規則性をもたせる必要があり、第1ないし第5ブロック1〜5の向きなどに注意を払う必要がある。したがって、
図6(a),(b)のいずれの角錐状構造体7を組み上げ目標とするか否かによって、求められる思考力に差が生じ、面白みを増すことができる。また、対応年齢を幅広くすることができる。
【0032】
図7に示す実施形態においては、第2ブロック2’が、正四角錐とされている。この正四角錐は、第1ブロック1の一側面と合同の正三角形を一側面とするものであり、前記実施形態の正八面体の第2ブロック2を上下2分割した形態に相当する。
【0033】
本実施形態においても、正八面体の第2ブロック2を用いた場合と同様に、第1ないし第5ブロック1,2’〜5を用いて角錐状構造体7を組み上げることが可能である。また、正四角錐の第2ブロック2’の底面は平面状であり、かつその四隅の角度は90度であるため、4つの第2ブロック2’を最下層の四隅に配することにより、正四角錐の角錐状構造体(図示略)を組み上げることも可能となる。したがって、正三角錐および正四角錐のいずれをも組み上げ対象とすることが可能となり、遊びの幅を広げることが可能となる。トレー6としては、正三角錐用のものと、正四角錐用のものとの2種類のものを備えた構成とすることができる。正四角錐用のトレーは、突出壁61を平面視正方形のループ状に形成すればよい。
図7では省略しているが、本実施形態においても、
図5および
図6に示した実施形態と同様に、各ブロックの側面を色分けした構成とすることができることは勿論である。
【0034】
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る組みブロック具の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
【0035】
本発明においては、追加のブロックとして、本発明でいう第3ないし第5ブロック以外の形態のブロックがさらに具備されている構成とすることもできる。
【0036】
組み上げられる角錐状構造体は、正三角錐や正四角錐に限定されず、他の角錐状とする
ことも可能である。また、各ブロックや角錐状構造体の具体的なサイズもとくに限定されない。角錐状構造体は、たとえば高さが20〜30cm程度のものとしてもよい他、50cmあるいは1mを超えるような大きなサイズのものとしてもよい。トレーは、具備されていない構成とすることも可能である。
【符号の説明】
【0037】
A 組みブロック具
1 第1ブロック
2 第2ブロック
3 第3ブロック(追加のブロック)
4 第4ブロック(追加のブロック)
5 第5ブロック(追加のブロック)
6 トレー
60 載置面
61 突出壁
7 角錐状構造体