特許第5743355号(P5743355)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5743355
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月1日
(54)【発明の名称】インテリジェントプラットフォーム
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20150611BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20150611BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20150611BHJP
【FI】
   H04M1/00 V
   H04M1/02 C
   G06F1/00 312E
   G06F1/00 312K
【請求項の数】18
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2013-518533(P2013-518533)
(86)(22)【出願日】2011年6月27日
(65)【公表番号】特表2013-536613(P2013-536613A)
(43)【公表日】2013年9月19日
(86)【国際出願番号】US2011042016
(87)【国際公開番号】WO2012009151
(87)【国際公開日】20120119
【審査請求日】2013年1月22日
(31)【優先権主張番号】13/168,666
(32)【優先日】2011年6月24日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/363,240
(32)【優先日】2010年7月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513006047
【氏名又は名称】アイシーイー コンピューター、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】チェン、シャン−チェ
(72)【発明者】
【氏名】ウー、ウェイ−ハン
(72)【発明者】
【氏名】リン、チア−ミン
【審査官】 岩田 淳
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−242275(JP,A)
【文献】 特開平09−064953(JP,A)
【文献】 特開2008−167213(JP,A)
【文献】 特表2010−523008(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/00
1/16−1/18
H04M 1/00−1/82
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯型コンピューティングデバイスを収容するコンピューティングプラットフォームであり、
前記携帯型コンピューティングデバイスを受容するスロットを有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、表示デバイス上の画像データの表示を制御する表示制御部と、
電力インタフェース並びに、データインタフェースおよび動画インタフェースの少なくとも1つを含む、複数のインタフェースと、
データを記憶する大容量記憶装置と、
前記スロットの内壁に設けられ、前記携帯型コンピューティングデバイスの対応する電気コネクタと機械的に嵌め合い、かつ電気的に接続するよう位置づけられた、前記複数のインタフェースの少なくとも1つの信号を伝送する電気コネクタと、
前記表示制御部、前記複数のインタフェースおよび前記大容量記憶装置と結合され、前記表示制御部、前記複数のインタフェースおよび前記大容量記憶装置の動作を制御する制御部と
を備え、
前記携帯型コンピューティングデバイスが前記コンピューティングプラットフォームに接続されたとき、前記携帯型コンピューティングデバイスに、前記表示デバイス、前記大容量記憶装置および前記複数のインタフェースに接続された複数の装置へのアクセスが提供され、これにより前記コンピューティングプラットフォームと統合されたコンピューティングデバイスを形成するように、前記携帯型コンピューティングデバイスと前記制御部とが通信し、前記携帯型コンピューティングデバイスが前記表示制御部および前記複数のインタフェースを制御し
前記統合されたコンピューティングデバイスの動作は、前記携帯型コンピューティングデバイスの中央演算処理装置アーキテクチャおよびインストールされたオペレーティングシステムによって決定される、
コンピューティングプラットフォーム。
【請求項2】
前記表示デバイスが前記コンピューティングプラットフォームと一体化された、請求項1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項3】
前記表示デバイスは前記コンピューティングプラットフォームの外部デバイスである、請求項1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項4】
前記複数のインタフェースの前記信号は、前記電気コネクタで伝送される、請求項1から3のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項5】
前記電力インタフェースを介し前記携帯型コンピューティングデバイスに給電する電力供給回路およびバッテリーのいずれかをさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項6】
前記携帯型コンピューティングデバイスは、携帯電話、携帯端末、メディアプレーヤ、ゲームプレーヤ、並びに中央演算処理装置およびグラフィックス処理装置のいずれかをハンドセットのサイズの交換可能な筐体内に有する回路基板のいずれかを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項7】
前記回路基板は、アプリケーションプログラムを実行し、デジタル動画を再生する前記中央演算処理装置およびグラフィックス処理装置のいずれかに対応するオンボードメモリをさらに含む、請求項6に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項8】
前記コンピューティングプラットフォームと外部デバイスとの間の前記複数のインタフェースの少なくとも1つの信号を伝送する外部コネクタをさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項9】
データハブモジュール、並びに、メモリモジュール、画像キャプチャモジュール、動画キャプチャモジュール、有線ネットワークモジュール、無線ネットワークモジュール、ヘッドフォン、マイク、およびスピーカからなる群より選択される1以上の周辺機器モジュールをさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項10】
前記統合されたコンピューティングデバイスがパッド型デバイス、タブレット型コンピューティングデバイス、ネットブック型コンピュータ、およびノートブック型コンピュータのいずれか1つとして機能する、請求項1から9のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項11】
前記携帯型コンピューティングデバイスが接続されていないとき、スタンドアロンの携帯型外部データ記憶装置、携帯型モニタ、およびデジタル画像プレーヤのいずれかとして動作する、請求項1から10のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項12】
前記表示デバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、電子インクディスプレイ(電子ペーパー)、有機発光ダイオード(OLED)およびマイクロプロジェクタディスプレイからなる群より選択されるディスプレイを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項13】
前記携帯型コンピューティングデバイスは、前記コンピューティングプラットフォームの前記表示デバイスよりも小さいディスクプレイを有する、請求項1から12のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項14】
前記携帯型コンピューティングデバイスがディスプレイを有さない、請求項1から12のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項15】
前記電気コネクタは、前記携帯型コンピューティングデバイスのコネクタと相互接続するピン互換性のあるコネクタを有する、請求項1から14のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項16】
一端に前記コンピューティングプラットフォームの前記電気コネクタと相互接続するピン互換性のあるコネクタ、および他端に前記携帯型コンピューティングデバイスと相互接続するピン互換性のあるコネクタを有し、前記コンピューティングプラットフォームの信号規則と前記携帯型コンピューティングデバイスの信号規則を変換する内蔵型の集積回路を有する、アダプタをさらに備える、請求項1から15のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項17】
前記携帯型コンピューティングデバイスは、ユーザにより前記コンピューティングプラットフォームに入力されるコマンドを受信し、前記コンピューティングプラットフォームの動作を制御する、請求項1から16のいずれか一項に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【請求項18】
前記コマンドは、ユーザにより前記表示デバイスを介して前記コンピューティングプラットフォームに入力される、請求項17に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、ダイナミックコンピュータに関し、特に、コンピューティングコアデバイス(「インテリジェントコア」)を収容することにより、接続されたインテリジェントコアに対しコンピューティング資源を提供する、新規のコンピューティングプラットフォーム(「インテリジェントプラットフォーム」)に関する。インテリジェントプラットフォームは、接続されたコンピューティングコアの中央演算処理装置(CPU)アーキテクチャおよびロードされたオペレーティングシステムに応じて動的に、パッド型コンピューティングデバイス、タブレット型コンピューティングデバイス、ネットブック型コンピュータ、またはノートブック型コンピュータとなる。
【0002】
[優先権情報]
本願は、a)発明の名称が「XPAD TABLET」、出願日が2010年7月10日である米国特許仮出願第61/363,240号、およびb)発明の名称が「Intelligent Platform」、出願日が2011年6月24日である米国特許出願第13/168,666号に関し、当該出願の優先権を主張する。これらの特許出願の開示内容は、それら全体が参照により本願に組み込まれる。
【0003】
米国を指定国とする場合、本願は、上記米国特許出願第13/168,666号の継続出願である。
【背景技術】
【0004】
典型的な最新のポケットサイズの携帯電話は、(例えば、幅が5インチ未満の)小型ディスプレイ、限られたバッテリー寿命および小型キーボードを有する。その結果、ディスプレイの閲覧またはデータの入力が困難なユーザ、若しくは、充電をしていない間に長時間、会話する必要があるユーザにとっては、そのような携帯電話は、上記の観点から満足出来ないものである。よくあることだが、これらの必要性がないユーザであっても、大型ディスプレイ、大型キーボードまたはより長い、充電後のバッテリー寿命を所望することがある。
【0005】
2010年1月、Apple Computer.Inc.は、「iPad」と呼ばれるタブレット型コンピュータを発表した。「iPad」は基本的に、同社の携帯電話(すなわち、「iPhone」)のディスプレイを大型にし、キーボードを大型にし、充電後のバッテリー寿命をさらに長くしたものである。インテリジェント携帯電話の製造業者の数社は、代替的なデバイスとして様々なドックステーションを提供してきた。これらドックステーションを用いると、ユーザは、より大型の外部モニタに彼らの携帯電話を間接的に接続し、より大型のキーボードを利用できる。一例は、市販されているiPhone Screen Enlargerである。iPhone Screen Enlargerによって、iPhoneユーザは、iPhoneを大型ディスプレイ画面の横に置き、その大型ディスプレイを閲覧しiPhoneのタッチセンサー式画面を利用してタッチ入力しつつ、そのディスプレイ内のオブジェクトを操作することが出来る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方では、iPadによるアプローチは、(iPhoneを含む)インテリジェント携帯電話がiPadに接続することが出来ず、iPadのリソースまたはコンポーネントを共有することが出来ない、費用のかかるスタンドアロンのタブレット型デバイスを提供する。タブレット型デバイスと携帯電話との間のデータ複製または同期操作の多くは、第3のコンピュータを用いて行わなければならない。他方、ドックステーションによるアプローチでは、インテリジェント携帯電話を、「密接に」大型ディスプレイまたは大型キーボードと統合することは出来ない。さらに、外部ディスプレイおよびキーボードは、典型的には携帯型ではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、費用効率の高いインテリジェントコアベースのタブレット型コンピュータを可能にするインテリジェントコアを提供する。一実施形態において、インテリジェントプラットフォームは、インテリジェントコアのインテリジェントプラットフォームの筐体への挿入を可能にする。このことにより、インテリジェントコアを大型ディスプレイと密接に統合することが出来、インテリジェントプラットフォームのバックアップ電力を利用することが出来る。インテリジェントプラットフォームは好ましくは、携帯型、共有可能、軽量であり、挿入されたインテリジェントコアによって動作させられる。インテリジェントコアのデータは、インテリジェントコア、ネットワークサーバまたはクラウドサーバに残り、若しくはインテリジェントコアが直接アクセス出来るインテリジェントプラットフォームの周辺機器に記憶される。この構成において、インテリジェントコアとインテリジェントプラットフォームとの間のデータの同期化は必要ではない。
【0008】
本願発明の一実施形態によると、インテリジェントコアベースのタブレット型コンピュータは、挿入されたインテリジェントコアによって制御される。一実施形態では、インテリジェントプラットフォームの筐体には、多くのインテリジェントコアのいずれにも対応するコネクタを介してインテリジェントコアを収容出来る、コアスロットが設けられる。インテリジェントコアの挿入により形成されるデバイスは、全体として、挿入されたインテリジェントコアがインテリジェントプラットフォームの周辺機器を共有するタブレット型コンピュータである。そのような周辺機器の1つは、ユーザが直接インテリジェントコアのタッチセンサー式スクリーンを介してタブレット型コンピュータを操作する必要なく、挿入されたインテリジェントコアのデータを入力および閲覧することが出来る、大型タッチセンサー式ディスプレイパネルであってよい。またタブレット型コンピュータは、挿入されたインテリジェントコアにバックアップ電力を提供することが出来る。またタブレット型コンピュータは、挿入されたインテリジェントコアのユーザに対し大型の仮想キーボードを提供できる。
【0009】
本願発明の一実施形態によると、タブレット型コンピュータに、インテリジェントコアから利用できるコンポーネントおよび機能を活用させることにより、高費用効率のタブレット型コンピュータを実現できる。
【0010】
本願発明の一実施形態によると、インテリジェントプラットフォームは、インテリジェントコアを挿入するのに用いられるコアスロットを含む筐体と、タッチセンサー式グラフィックディスプレイと、バッテリーと、制御部と、コアコネクタと、外部コネクタとを有する。コアスロットは、好ましくは、挿入されたインテリジェントコアが大型タッチセンサー式ディスプレイに対するユーザの視界を遮ることがないようタッチセンサー式グラフィックディスプレイの後方に位置している。一実施形態において、コアコネクタは、挿入されたインテリジェントコアの互換性のあるコネクタと相互接続するよう、または嵌め合うよう、コアスロットの内部の特定位置に位置する。インテリジェントプラットフォームのコアコネクタは、制御部が挿入されたインテリジェントコアと直接通信できるよう、制御部に電気的に接続される。一つの方向では、制御部は、インテリジェントコアから画像データを受信し、タッチセンサー式ディスプレイに表示してよい。反対方向においては、ユーザがタッチセンサー式ディスプレイを介して入力したデータおよびコマンドが受信されると、インテリジェントコアに送信される。バッテリーは、インテリジェントプラットフォームおよび挿入されたインテリジェントコアの両方の電源として機能してよい。外部コネクタは、インテリジェントプラットフォームの制御部と、外部コンピュータ、ドックステーション、1以上の周辺機器、または電源との間のインタフェースを提供する。
【0011】
インテリジェントコアは典型的に、ハンドセットのサイズの筐体内に搭載され、制御部が設けられる交換可能な回路基板を含む。制御部は典型的に、CPU、グラフィックス処理装置(GPU)およびオンボードメモリを有しており、よって典型的に、アプリケーションを実行出来、デジタル動画を再生出来る。そのようなインテリジェントコアの一例は、「スマートフォン」と一般的に呼ばれる携帯電話などである。
【0012】
本願発明は、添付の図面に関連した詳細な説明により、よく理解することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本願発明の一実施形態に係るインテリジェントプラットフォーム10の正面図である。
図2a図2aは、インテリジェントプラットフォーム10の底端部から見た、インテリジェントプラットフォーム10のコアスロット140を示す。
図2b図2bは、インテリジェントプラットフォーム10の底端部から見た、インテリジェントコア200がコアスロット140に途中まで挿入された状態にある、インテリジェントプラットフォーム10のコアスロット140を示す。
図3図3は、インテリジェントコア200が挿入されたインテリジェントプラットフォーム10の左側側面図である。
図4図4は、インテリジェントコア200が途中まで挿入されたインテリジェントプラットフォーム10の後面図である。
図5図5は、アダプタ300を介してインテリジェントコア200に接続されたインテリジェントプラットフォーム10を示すブロック図である。
図6図6は、インテリジェントプラットフォーム10がPDMIコネクタを介してインテリジェントコア200に接続された一実施例を示すブロック図である。
図7a図7aは、上端が開放された内蔵型コアスロットアダプタ300−aおよび側端が開放された内蔵型コアスロットアダプタ300−bのいずれか一方と互換性のあるインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図7b図7bは、インテリジェントコア200を上端から受容するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図7c図7cは、インテリジェントコア200を側端から受容するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図7d図7dは、交換型コアスロットアダプタ300を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図7e図7eは、様々なインテリジェントコアを収容する異なる様々な交換型コアスロットアダプタを有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の正面図である。
図8a図8aは、プッシュプッシュドロワ型コアスロットを備えるインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図8b図8bは、スライド型タッチセンサー式ディスプレイ下方にコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図8c図8cは、カセットテープのドア方式の、ポップアップドア下方にコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図8d図8dは、インテリジェントプラットフォーム筐体100の側端にコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。
図8e図8eは、インテリジェントコア200を保持するインテリジェントプラットフォーム筐体100の後面で実装される小型ポップアウトアダプタ300の、飛び出した状態を示す後面図である。
図8f図8fは、図8eに示す、小型ポップアウトアダプタ300を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の、インテリジェントコア200を保持している状態を示す後面図である。
図8g図8gは、図8fの右側斜視図である。
図8h図8hは、インテリジェントプラットフォーム筐体100の一側端に開放されたコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の後面図である。
図8i図8iは、インテリジェントプラットフォーム筐体100の一角に開放されたコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム100の後面図である。
図9a図9aは、インテリジェントコア200が挿入され、パッド型デバイスを形成するインテリジェントプラットフォーム筐体100の部分斜視図である。
図9b図9bは、ハンドセットのサイズのローエンドCPU筐体200が挿入され、タブレット型コンピュータを形成するインテリジェントプラットフォーム筐体の部分斜視図である。
図9c図9cは、ハンドセットのサイズのハイエンドCPU筐体200が挿入され、ノートブック型コンピュータを形成するインテリジェントプラットフォーム筐体100の部分斜視図である。
図9d図9dは、交換可能なインテリジェントコアに対応する、従来技術によるネットブックまたはノートブックの左側斜視図である。 説明を明確かつ簡潔にするべく、同様の要素およびコンポーネントには、異なる図面間で、同様の符号が付されている。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、本願発明の一実施形態に係るインテリジェントプラットフォーム10の正面図である。図1に示すように、インテリジェントプラットフォーム10は、示されるインテリジェントコア200のようなインテリジェントコアを収容するインテリジェントコアベースのタブレット型コンピュータである。いくるかの実施形態において、インテリジェントコア200とインテリジェントプラットフォーム10とは、脳と体のような関係を有する(つまり、インテリジェントコア200は、インテリジェントプラットフォーム10に接続されると、インテリジェントプラットフォーム10の動作を制御する)。
【0015】
インテリジェントプラットフォーム10は、タッチセンサー式ディスプレイ110およびバッテリー160を含む。タッチセンサー式ディスプレイ110は、大型ディスプレイとして機能してよく、バッテリー160は、インテリジェントコア200のバックアップ電源として機能してよい。さらに、インテリジェントプラットフォーム10は、筐体100、コアスロット140(図1に示すようにタッチセンサー式ディスプレイ110後方に位置する。図2aも参照。)、制御部150、コアコネクタ120および外部コネクタ180を含む。上述したように、コアスロット140は、タッチセンサー式ディスプレイ110に対するユーザの視界を遮ることなくインテリジェントコア200を収容するよう、ディスプレイ110の後方に位置する。(雄コネクタなどの)コアコネクタ120は、挿入されたインテリジェントコア200の(雌コネクタなどの)互換性のあるコネクタと相互接続すべく、コアスロット140の内壁に設けられる。コアコネクタ120は、制御部150がインテリジェントコア200と通信を行えるよう、制御部150に電気的に接続される。制御部150は、(USB3.0ハブ、USB2.0ハブ、Intel Light Peak光ケーブルインタフェース、または他の業界標準のバスなどの1以上の周辺機器コネクタを含んでよく、(AppleまたはMicrosoftのオペレーティングシステム、Android、Blackberry OS、Palm OS、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)などの)業界標準のオペレーティングシステムを実行するマイクロプロセッサシステム、またはプロセッサの動作を制御する機械命令の群を実行するマイクロプロセッサシステムと関連付けられてよい。
【0016】
制御部150は、インテリジェントコア200から画像データを受信し、画像データをタッチセンサー式ディスプレイ110に表示してよい。制御部150は、タッチセンサー式ディスプレイ110のタッチパネル上でユーザが入力したタッチコマンドをインテリジェントコア200に送信してよい。バッテリー160は、制御部150に電気的に接続されており、インテリジェントプラットフォーム10および挿入されたインテリジェントコア200の両方の電源として機能してよい。外部コネクタ180は、制御部150に電気的に接続されており、外部コンピュータ、ドックステーション、電源または1以上の周辺機器とのブリッジとして機能してよい。この構成の例において、インテリジェントプラットフォーム10は、「体として機能する」デバイスと呼ぶことも出来、インテリジェントコア200は、「脳として機能する」デバイスと呼ぶことも出来る。
【0017】
図2aは、インテリジェントプラットフォーム10の底端部から見た(つまり、図1の矢印10と反対の方向から見た)、インテリジェントプラットフォーム10のコアスロット140を示す。コアコネクタ120は、コアスロット140の奥側の内壁に位置する。コアコネクタ120は、回路基板に設けられる制御部150に電気的に接続される。制御部150は、インテリジェントプラットフォーム10と、(コアコネクタ120で接続された)インテリジェントコア200との間のデータの交換、およびインテリジェントプラットフォーム10と、外部コネクタ180で接続された任意の外部コンピュータまたはデバイスとの間のデータの交換を制御する。制御部150は、インテリジェントプラットフォーム10に搭載される他のコンポーネントの動作を調整する。インテリジェントプラットフォーム10は、(マイク、1以上のスピーカ、ウェブカム、USBハブなどの)内蔵の周辺機器を一式有する。インテリジェントコア200に搭載されるマイクおよびスピーカの位置によっては、音声コマンドおよび音声出力を直接インテリジェントコア200に誘導し、およびそれらから誘導することにより音声品質を向上させる任意選択可能なサウンドパイプ130が設けられてよい。例えば、インテリジェントコア200がインテリジェントプラットフォーム10に挿入された時にインテリジェントコア200に搭載されるマイクおよびスピーカの位置が、コアコネクタ120に面する側端にある場合、サウンドパイプ130は、閉じられた空間にあるスピーカから音声を誘導すべく、或いは外部からマイクへ音声を誘導すべく、その側端に設けられてもよい。代替的に、インテリジェントプラットフォーム10は、インテリジェントコア200のマイクまたはスピーカの代わりになるマイクおよび1以上のスピーカを備えてもよい。いくつかの実施形態において、マイクは、インテリジェントコア200に対する音声コマンドを受け付けてもよい。
【0018】
図2bは、図2aと同じ方向から見た、インテリジェントコア200がインテリジェントプラットフォーム10に途中まで挿入された状態にある、コアスロット140を示す。インテリジェントコア200のプラットフォームコネクタ220がコアコネクタ120と機械的に嵌め合い、かつ電気的に接続されるよう、インテリジェントコア200がコアスロット140に挿入される。この構成において、制御部150はインテリジェントコア200と通信して解像度に関する情報を交換し、インテリジェントプラットフォーム10の大型タッチセンサー式ディスプレイ110へ画像を送信するようインテリジェントコア200に対し指示する。同時に制御部150は、タッチセンサー式ディスプレイ110のタッチパネルを起動し、ユーザが入力する、タッチセンサー式ディスプレイ110のタッチパネルからのタッチ入力信号として送信されるコマンドを受信する(ここで「コマンド」には、マルチポイントコンタクトおよびジェスチャなど、タッチパネルに入力されるあらゆるデータ表示を含む)。さらに、インテリジェントプラットフォーム10に機械式ボタンが設けられている場合、ユーザの入力コマンドは、このボタンの操作によって受け付けられてもよい。制御部150は、入力された信号または受け付けたコマンドをインテリジェントコア200に送信する。制御部150は、タッチセンサー式ディスプレイ110上の画像を繰り返し更新し、受け付けたコマンドを含む制御信号およびデータ信号を、インテリジェントコア200との間で受け渡しする。
【0019】
コアコネクタ120は、特定の製造業者またはメーカが製造するインテリジェントコアのプラットフォームコネクタ220に対応するよう設計された、いかなる専用のコネクタであってもよい。代替的に、コアコネクタ120は、異なる様々な製造業者またはメーカの製造による異なる様々なインテリジェントコアと嵌め合うアダプタが設けられた汎用のコネクタであってもよい。この場合、ユーザは、多くの異なる製造業者/メーカの製造によるインテリジェントコアを有するインテリジェントプラットフォーム10を利用してもよい。異なる様々な信号規則を、インテリジェントプラットフォーム10が採用する信号規則へと変換する、プロトコル変換回路を含む小型の回路基板をそれぞれのアダプタが含んでいてよい。
【0020】
図3は、インテリジェントプラットフォーム10の左側から見た(つまり、図1の外部コネクタ180と反対の方向から見た)、インテリジェントコア200が挿入されたインテリジェントプラットフォーム10の側面図である。図3に示すように、インテリジェントプラットフォーム10は、インテリジェントコア200のバッテリーよりも実質的に大きな蓄電容量を有するバッテリー160を有する。よって、バッテリー160は、特にユーザがインテリジェントプラットフォーム10を待機状態にし、タッチセンサー式ディスプレイ110の電源をオフにした場合に、インテリジェントコア200のバッテリー電源として機能できる。
【0021】
図4は、インテリジェントプラットフォーム10の後面から見た(つまり、図1と反対の方向から見た)、インテリジェントコア200が途中まで挿入されたインテリジェントプラットフォーム10の後面図である。図4に示すように、埋め込み型SDメモリリーダ181、USBコネクタ182および1以上の他の任意選択可能な周辺機器も設けられ、このことによって、インテリジェントコア200は、データを追加的に記憶出来、また他の外部デバイスへ追加的にアクセスすることが出来る。
【0022】
図5は、任意選択可能なアダプタ300を介してインテリジェントコア200に接続されたインテリジェントプラットフォーム10を示すブロック図である。アダプタ300によりユーザは、多くの異なる製造業者またはサプライヤの製造による多くのインテリジェントコアから選ばれたインテリジェントコアを有するインテリジェントプラットフォーム10を利用することが出来る。一実施形態において、アダプタ300は、対象である専用のコアインタフェース220aを有する。異なるインテリジェントコアを利用するには、アダプタ300と類似するがその異なるインテリジェントコアに対応する専用のコアインタフェースを含む、対応するアダプタを用いる。一実施形態において、インテリジェントコア200は、ARM埋め込み型マイクロプロセッサを用いる制御部201を有するスマートフォンである。埋め込み型マイクロプロセッサは、コマンドを実行する埋め込み型プログラムメモリを有する。さらにインテリジェントコア200は、(a)データの送受信に用いられるワイヤレスモジュール207、(b)全コンポーネントに給電する、パワージャック202aおよびパワーバス212に接続された電源202、(c)電力管理部208によって管理されるバッテリー204、(d)データ記憶システム203、(e)データポート213aを制御するUSBデータ制御部213、(f)ディスプレイポート214a、ディスプレイおよびタッチパネルモジュール210を制御する表示制御部214、および(g)1以上のマイクおよび1以上のスピーカを制御するオーディオモジュール211を有する。図5に示すように、インテリジェントプラットフォーム10とインテリジェントコア200との間のインタフェースは、インテリジェントコア200側のオーディオインタフェース221、電力インタフェース222、データインタフェース223および動画インタフェース224、またインテリジェントプラットフォーム10側の、オーディオインタフェース121、電力インタフェース122、データインタフェース123および動画インタフェース124である。
【0023】
本願発明の他の実施形態によると、インテリジェントコア200は、パソコンのマイクロプロセッサを含む。この場合、インテリジェントコア200は、ハンドセットのサイズの交換可能な筐体内に回路基板を含む。回路基板は、アプリケーションを実行するX86プロセッサおよびオンボードメモリを含む制御部201を含む(X86プロセッサは、X86アーキテクチャとして知られる業界標準の命令セットを実行するプロセッサである)。本実施形態において、追加的な熱管理モジュール206、熱モジュール215および熱インタフェース225が設けられる。図5は本実施形態も示しており、点線で追加的な素子が示されている。熱モジュール215は、プロセッサから生じる熱を放散すべく、CPUまたはGPUに接続された1以上のヒートパイプおよび1以上のヒートシンクを含んでよい。熱管理モジュール206は、熱の状態をモニタリングし、インテリジェントプラットフォーム10において、データインタフェース223を介し、熱の状態を管理する(インテリジェントコア200側の熱インタフェース225とインテリジェントプラットフォーム10側の熱インタフェース125との間の空気ダクト内に空気を吹き込む、インテリジェントプラットフォーム10内の冷却ファンの始動を制御する、など)。図5は、よって、インテリジェントコアの少なくとも2つの実施形態を示す。実際に、本願発明によると、例えば、インテリジェントプラットフォーム10のコアスロットアダプタ300のコネクタにおける外部インタフェースをカスタマイズすることにより、インテリジェントプラットフォームにおいて、異なる様々なインテリジェントコアを収容することが出来る。
【0024】
図5に示すように、インテリジェントプラットフォーム10は、プロセシングユニットまたはプロセッサを有する制御部101を有する。プロセッサには、典型的に、インテリジェントコア200内の動作を調整し、インテリジェントプラットフォーム10の内部動作を制御するコマンドを実行する、埋め込み型プログラムメモリが設けられており。図5に示すように、インテリジェントプラットフォーム10は、(a)データを送受信する任意選択可能なワイヤレスモジュール107、(b)全コンポーネントに給電する、パワージャック102aおよびパワーバス112に接続された電源102、(c)インテリジェントコア200にバックアップ電力を提供するバッテリー104、(d)データ記憶装置103、(e)データポート113aを制御するUSBデータ制御部113、(f)ディスプレイポートおよび(ある場合には)その表示を制御する表示制御部114、(g)タッチパネルモジュール110、(h)マイクおよびスピーカを制御するオーディオモジュール111も含む。上述したように、インテリジェントプラットフォーム10は、オーディオインタフェース121、電力インタフェース122、データインタフェース123および動画インタフェース124を介し、インテリジェントコア200と接続する。他のインテリジェントコア200がX86プロセッサを含む実施形態において、追加的な熱モジュール115および熱インタフェース125が設けられる。熱モジュール115は、インテリジェントプラットフォーム10から熱インタフェース125内の空気ダクトを通じて空気を送る冷却ファンを含み、熱管理部206の制御のもと、熱モジュール215のヒートシンクから熱を放散させる。
【0025】
図5に示すように、任意選択可能なコアスロットアダプタ300は、インテリジェントプラットフォーム10のユニバーサルの汎用雄コアコネクタ120と機械的に嵌め合い、かつ電気的に接続する雌コネクタを、デバイスインタフェース120aにおいて含む。また任意選択可能なコアスロットアダプタ300は、雌プラットフォームコネクタ220と機械的に嵌め合い、かつ電気的に接続する雄コネクタをコアインタフェース220aにおいて含む(図2bに示すような、特定の製造業者またはメーカの製造によるインテリジェントコア200によって提供されるインタフェース信号に対応するよう設計された専用のコネクタなど)。任意選択可能なコアスロットアダプタ300は、異なる様々な製造業者またはメーカの製造による多くのインテリジェントコアから選ばれたインテリジェントコアによる、プラットフォームコネクタ220からの信号、およびコアコネクタ120からの信号をブリッジ接続し変換する。一実施形態において、コアスロットアダプタ300は、異なる様々な信号規則を、インテリジェントプラットフォーム10のコアコネクタ120に採用される信号規則へと変換するプロトコル変換回路を有する小型の回路基板を含む。コアスロットアダプタ300がない場合、インテリジェントコア200は、コアスロット140に直接挿入されてよい。この場合、インテリジェントコア200の専用の「雌」プラットフォームコネクタ220は、インテリジェントプラットフォーム10の(専用の雄コネクタを設けられた、コアスロット140の内壁に設けられる)コアコネクタ120に、機械的に嵌め合い、かつ電気的に接続することが出来る。
【0026】
一実施形態において、制御部101は、インテリジェントコア200とインテリジェントプラットフォーム10との間で、オーディオ/動画(A/V)データおよび非A/Vデータの両方を受け渡しする。図5に示すように、インテリジェントプラットフォーム10のコアコネクタ120およびインテリジェントコア200のプラットフォームコネクタ220は、A/Vデータ信号および非A/Vデータ信号の両方を含む一体化されたインタフェースである。一実施形態において、所望される場合、インテリジェントプラットフォーム10およびインテリジェントコア200の両方により、一方のデバイスが、他方のデバイスを制御することが可能となる。一実施形態において、インタフェースは、業界標準であるかまたは予め定められた、電気的インタフェースに用いられる対応するマルチピンレセプタクルを用いる(Display Port、USB、レガシーオーディオ用のアナログステレオライン出力端子、HDMI、インテリジェントコア200およびインテリジェントプラットフォーム10からの電力ラインなど)。動作の間、制御部101は、インテリジェントコア200と通信し、A/V信号の解像度情報などを取得する。制御部101は、インテリジェントコア200から画像データを受信し、その画像データを(HDMIなど)A/Vインタフェースを介し、タッチセンサー式ディスプレイ110に表示する。同時に、制御部101は、タッチセンサー式ディスプレイ110のタッチパネルを起動させ、ユーザが入力したコマンドを受け付ける。受け付けたコマンドは、タッチセンサー式ディスプレイ110上のタッチパネルからタッチ入力信号として、(USBなど)データインタフェースを介し、インテリジェントコア200へ送信される。制御部101は、タッチセンサー式ディスプレイ110上に表示する、インテリジェントコア200から送信される画像データの更新を繰り返す。さらに、制御部101は、メモリ、大容量記憶装置、画像/動画キャプチャデバイス、ヒューマン・インターフェース、有線/無線ネットワーク、ヘッドフォン、マイク、スピーカなどの1以上の周辺機器に結合され、インテリジェントプラットフォーム10内のデータおよび動作を制御および調整し、インテリジェントコア200とデータを受け渡す。
【0027】
一実施形態において、図5に破線で示すコンポーネントは任意選択可能である。インテリジェントコア200の任意選択可能なコンポーネントは、接続されたインテリジェントプラットフォーム10の対応するコンポーネントの代替となるか、またはこれらを補足することが出来る。同様に、インテリジェントプラットフォーム10の任意選択可能なコンポーネントは、データポート113aまたはディスプレイポート114aを介して接続された外部周辺機器の対応するコンポーネントの代替となるか、またはこれらを補足することが出来る。
【0028】
図6は、Portable Digital Media Interface(PDMI)を介してインテリジェントコア200に接続されたインテリジェントプラットフォーム10を示すブロック図である。PDMIは、携帯型メディアプレーヤを対象とした相互接続規格である(ANSI/CEA−2017。2010年2月にConsumer Electronics Association(CEA)によって開発されたCommon Interconnection for Portable Media Players規格)。PDMIにより、インテリジェントコア200は、インテリジェントプラットフォーム10の周辺機器にアクセスすることが出来る。一実施形態において、インテリジェントプラットフォーム10は、コマンド実行および周辺機器の調整に用いられる単純なプロセッサを用いる制御部101を有する。図6に示すように、インテリジェントプラットフォーム10は、(a)全コンポーネントに給電する、パワージャック102aに接続された電源102、(b)USBデータ記憶装置103、(c)データポート113aを制御するUSBハブ113、および(d)ディスプレイポート114aを制御する表示制御部114を含む。雄PDMIコネクタにおいて、インテリジェントプラットフォーム10は、電力インタフェース122、USBデータインタフェース123およびDisplay Port動画インタフェース124を有する。
【0029】
図6において、脳として機能する対応するデバイスであるインテリジェントコア200は、ハンドセットのサイズの交換可能な筐体内に回路基板を含んだ「PC」アークテクチャに基づいてよい。回路基板は、例えば、アプリケーションプログラムを実行するローエンドのX86プロセッサおよびメモリを用いる制御部201を含む。(Intel Atomプロセッサなど)ローエンドのX86プロセッサは熱管理を要しない。この場合、インテリジェントコア200は、(a)全コンポーネントに配電するパワーバス、(b)USBデータ制御部213および(c)表示制御部214を有する。雌PDMIコネクタにおいて、インテリジェントコア200は、(a)電力インタフェース222、(b)USBデータインタフェース223および(c)Display Port動画インタフェース224を含む。インテリジェントコア200とインテリジェントプラットフォーム10とがコアスロット140においてPDMIコネクタを介し接続されると直ぐに、インテリジェントプラットフォーム10は、インテリジェントコア200に対し給電する。その後インテリジェントコア200はオペレーティングシステムを起動させ、接続されたネットワークサーバ、クラウドサーバ、またはデータ記憶装置103から、データ制御部213、データインタフェース223、データインタフェース123およびデータハブ113を介し、アプリケーションプログラムおよびデータを読み込む。インテリジェントコア200は、ディスプレイポート114aに接続された外部モニタに、表示制御部214、ディスプレイインタフェース224、ディスプレイインタフェース124および表示制御部114を介し動画データを送る。ユーザは、データポート113aに接続された外部キーボードまたはマウスを用いてインテリジェントプラットフォーム10およびインテリジェントコア200を操作出来る。データポート113aは、ユーザのコマンドを、データハブ113、データインタフェース123、データインタフェース223およびデータ制御部213を介し、制御部201に送信する。
【0030】
上述したように、インテリジェントプラットフォーム10とインテリジェントコア200とは併せて、インテリジェントコア200の処理能力に応じて動的に、パッド型デバイス、タブレット型コンピュータまたはノート型コンピュータのいずれかとなる。さらに、インテリジェントプラットフォーム10によると、ユーザは、単にインテリジェントコアを異なるインテリジェントコアで置き換えるだけで、インテリジェントプラットフォーム10の既存の周辺機器の機能を維持したまま、インテリジェントプラットフォーム10の処理能力をアップグレードさせることが出来る。代替的にユーザは、処理能力のそれぞれ異なるインテリジェントコアを入れ替えることにより、高性能のゲームアプリケーションまたは(ウェブブラウザアプリケーションなど)エネルギーをあまり要さないアプリケーションを実行することが出来る。
【0031】
図7a〜7eは、図5に関連して説明した方法でインテリジェントコア200とインテリジェントプラットフォーム10とをブリッジ接続するコアスロットアダプタ300およびユニバーサルなコアコネクタ120の利用をさらに示す。詳細には、図7aは、上端が開放された内蔵型コアスロットアダプタ300−aおよび側端が開放された内蔵型コアスロットアダプタ300−bのいずれか一方と互換性のあるインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。図7bは、インテリジェントコア200を上端から受容するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。図7cは、インテリジェントコア200を側端から受容するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。図7dは、交換型コアスロットアダプタ300を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。図7eは、様々なインテリジェントコアを収容する異なる様々な交換型コアスロットアダプタを有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の正面図である。
【0032】
図7eにおいてインテリジェントコア200aと示す一実施形態は、専用のプラットフォームコネクタ220を有する。本実施形態において、コアスロットアダプタ300は、一端がインテリジェントコア200aの専用のプラットフォームコネクタ220に接続され、他端が汎用のコアコネクタ120に接続される。図5に示すように、コアスロットアダプタ300は、インテリジェントコア200aとインテリジェントプラットフォーム10との間の異なる様々な信号規則を変換するプロトコル変換回路を有する小型の回路基板を含む。図7eにおいてインテリジェントコア200bと示す他の実施形態は、(HDMIディスプレイおよびUSBインタフェースなどの)複数の専用プラットフォームコネクタ220を有する。コアスロットアダプタ300は、一端がインテリジェントコア200bの専用のプラットフォームコネクタ220に接続され、他端が汎用のコアコネクタ120に接続される。図5に示すように、コアスロットアダプタ300は、コアコネクタ120がPDMIコネクタである場合、HDMI信号をDisplay Port信号に変換するプロトコル変換回路を有する小型の回路基板を含んでよい。図7eにおいてインテリジェントコア200cと示すさらに他の実施形態において、インテリジェントコア200およびインテリジェントプラットフォーム10は、互いに対応する(図6のPDMIコネクタなどの)雄および雌コネクタ120を用いる。この場合、コアスロットアダプタ300は必須ではない。図7eにおいてインテリジェントコア200dと示すさらに他の実施形態において、インテリジェントコア200dおよびインテリジェントプラットフォーム10は、互いに対応する雄および雌コネクタを用いるが、コンポーネントインタフェースは一体化されていない(例えば、1以上のDisplay Portコネクタ、HDMIコネクタ、USBコネクタ、オーディオコネクタ、および電力コネクタが用いられる)。この場合であっても、コアスロットアダプタ300は必須ではない。
【0033】
図8a〜8iは、インテリジェントコア200を収容するインテリジェントプラットフォーム筐体100内のコアスロット140を実装し、図5に示す様々な構成を実現する様々な実施形態をさらに示す。
【0034】
図8aは、プッシュプッシュドロワ型コアスロット140を備えるインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。一実施形態において、コアスロット140はプッシュプッシュドロワとして実装される。ドロワは、ノートブック型コンピュータのDVD/CDトレイと同様に押すことによって引き出すことが出来、引き出されたドロワによってインテリジェントコア200は受容され、接続される。その後ユーザはドロワを元の閉鎖位置へ押し戻す。
【0035】
図8bは、スライド型タッチセンサー式ディスプレイ110下方にコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。一実施形態において、ユーザは、ディスプレイ110をスライドさせ、コアスロット140を外部に曝す。これによりインテリジェントコア200をコアスロット140に載置し、コアコネクタ120と係合させ、接続させることが出来る。その後ディスプレイ110は、元の閉鎖位置へとスライドされる。
【0036】
図8cは、カセットテープのドア方式の、ポップアップドア下方にコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。一実施形態において、コアスロット140は、インテリジェントプラットフォーム筐体100のポップアップドア下方に設けられる。ユーザは、ドアを押すことにより開けられ、インテリジェントコア200をコアスロット140に載置し、コアコネクタ120に係合させ、接続することが出来る。その後ドアは、元の閉鎖位置へと再び押し下げられる。
【0037】
図8dは、インテリジェントプラットフォーム筐体100の側端にコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の斜視図である。一実施形態において、コアスロット140は、インテリジェントプラットフォーム筐体100の側端に設けられる。ユーザは、コアスロット140の壁部にある雄コネクタがインテリジェントコア200の雌コネクタと係合するまで、インテリジェントコア200をコアスロット140に挿入する。
【0038】
図8eは、インテリジェントコア200を保持するインテリジェントプラットフォーム筐体100の後面で実装される小型ポップアウトアダプタ300の、飛び出した状態を示す後面図である。図8fは、図8eに示す、小型ポップアウトアダプタ300を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の、インテリジェントコア200を保持している状態を示す後面図である。図8gは、図8fの右側斜視図である。図8e〜8fに示すインテリジェントプラットフォーム筐体100の構成は、特に、スペースを節約する設計である。
【0039】
図8hは、インテリジェントプラットフォーム筐体100の一側端に開放されたコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム筐体100の後面図である。一実施形態において、ユーザは、インテリジェントコア200をコアスロット140上に載置し、コアコネクタ120と係合させ、接続できる。
【0040】
図8iは、インテリジェントプラットフォーム筐体100の一角に開放されたコアスロット140を有するインテリジェントプラットフォーム100の後面図である。一実施形態において、ユーザは、インテリジェントコア200をコアスロット140上に載置し、コアコネクタ120と係合させ、接続できる。
【0041】
図9aは、インテリジェントコア200が挿入され、パッド型デバイスを形成するインテリジェントプラットフォーム筐体100の部分斜視図である。一実施形態において、インテリジェントコア200は、ARM埋め込み型マイクロプロセッサを有する「スマートフォン」型のデバイスである。インテリジェントコア200が挿入されると、インテリジェントコア200とインテリジェントプラットフォーム10とによって、パッド型デバイスが形成される。インテリジェントコア200は、「脳として機能する」デバイスとなる。この場合、インテリジェントコア200は、例えばインテリジェントコア200がGoogleのAndroid Operating Systemを有する場合、インテリジェントプラットフォーム10のコンポーネントを動作させ、Androidベースのパッド型デバイスを実装する。ユーザは、インテリジェントコア200を引き出すことにより、接続を切断出来る。
【0042】
図9bは、ハンドセットのサイズのローエンドCPU筐体200が挿入され、タブレット型コンピュータを形成するインテリジェントプラットフォーム筐体の部分斜視図である。一実施形態において、インテリジェントコア200は、(図6に示すPDMIなど)標準的なコネクタを用いてスマートフォンサイズの筐体内に実装される、(Intel Atom CPUなど)ローエンドCPU回路基板である。インテリジェントコア200は、インストールされるオペレーティングシステムに応じて動的に、インテリジェントプラットフォーム10を動作させ、Windows(登録商標)OSがインストールされている場合、Windows(登録商標)タブレット型デバイスを形成し、Google Chrome OSがインストールされている場合、Chrome Tabletを形成する。本実施形態により、ユーザは、様々なベンダーから入手できる異なる様々なタイプのローエンドCPUをフレキシブルに選択することが可能となり、異なる様々なタブレット型コンピュータを形成することが出来る。他の実施形態において、ローエンドCPU筐体には、熱を放散させる空気穴205(図9b)が設けられてよい。
【0043】
図9cは、ハンドセットのサイズのハイエンドCPU筐体200が挿入され、ノートブック型コンピュータを形成するインテリジェントプラットフォーム筐体100の部分斜視図である。一実施形態において、インテリジェントコア200は、図9aに関連して上述したような、標準的なコネクタを用いて「スマートフォン」サイズの筐体内に実装される、(Intelの「Sandy Bridge」CPUなど)ハイエンドCPU回路基板である。外部のキーボードおよびスタンドとなるケースを併せて用いることによって、インテリジェントプラットフォーム10は、動的に、ハイエンドのノートブックになり得る。インテリジェントコア200は、インストールされるオペレーティングシステムのタイプに応じて動的に、インテリジェントプラットフォーム10を動作させ、Windows(登録商標)OSがインストールされている場合であれば、Windows(登録商標)のノートブックを形成することが出来る。他の実施形態において、ハイエンドCPUを冷却するべく、熱を放散させる空気穴205が設けられる。ヒートパイプおよび1以上のヒートシンクが、CPU/GPUに接続されてもよい。他の実施形態において、CPU冷却ファンがインテリジェントプラットフォーム10に搭載される。冷却ファンは、図5に関連して上述したように、1以上の空気ダクトを通じてインテリジェントコア200に冷却された空気を送り込む。システムは、(Android OSおよびWindows(登録商標)OSなど)複数のオペレーティングシステムをインストールされていてもよい。この場合ユーザは、電源を入れたときに、どのオペレーティングシステムで起動させるか選択するよう指示され、システムのエネルギーを節約すべく、軽い方のオペレーティングシステムを選択することも可能となる。
【0044】
図9dは、交換可能なインテリジェントコア200に対応する、既存のネットブックまたはノートブック10の左側斜視図である。一実施形態において、ネットブックまたはノートブックを変形させ、その筐体を、交換可能なインテリジェントコアに対応可能とすることも出来る。そのような修正によって、異なる様々なCPUの筐体が、インテリジェントプラットフォームに接続された周辺機器を共有し、再利用することが可能となる。このことは特に、ユーザがノートブック型コンピュータをより高性能のCPUにアップグレードする際において有用である。ユーザは、既存のCPUをより高性能のCPUと交換でき、ノートブック型コンピュータを買い替える必要がない。そのような共有が可能となることにより、コンポーネントが重複することを避け、かつ製造コストおよびプロセスを単純化出来るだけでなく、環境にも優しいものとなり、ユーザはインテリジェントコア200およびネットブックまたはノートブック10の両方に(3Gデータ利用料金など)月々のデータ通信費を支払う必要がなくなる。
【0045】
上記の実施形態は、体として機能するデバイスとしてインテリジェントプラットフォーム10を例示したが、実際に本願発明は、他のデバイスによって提供される他のコアまたは「脳」に基づく、体として機能するいかなるデバイスにも適用することが可能である。例えば体として機能するデバイスは、インテリジェントプラットフォーム10ではなく、インテリジェントコアを挿入するスロットを有するデジタルテレビ、(LED、LCD、OLED、電子インク、プラズマなど)大型グラフィカルディスプレイモニタ、またはプロジェクタであってもよい。同様に、上述したようなインテリジェントコアではなく、脳として機能するデバイスは、例えば、携帯型メディアプレーヤ、携帯端末、または小型モバイルコンピュータなどいかなる小型モバイルデバイスであってもよい。
【0046】
当業者には、本明細書の詳細な説明により、本願発明の態様内で多くの修正および変形が明らかとなるであろう。よって、本願発明は単に様々な例示的な実施形態を示す上記の詳細な説明によって限定されない。なお、本願明細書に記載の実施形態によれば、以下の構成もまた開示される。
[項目1]
携帯型コンピューティングデバイスを収容するコンピューティングプラットフォームであり、
前記携帯型コンピューティングデバイスを受容するスロットを有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、表示デバイス上の画像データの表示を制御する表示制御部と、
電力インタフェース並びに、データインタフェースおよび動画インタフェースの少なくとも1つを含む、複数のインタフェースと、
データを記憶する大容量記憶装置と、
前記スロットの内壁に設けられ、前記携帯型コンピューティングデバイスの対応する電気コネクタと機械的に嵌め合い、かつ電気的に接続するよう位置づけられた、前記複数のインタフェースの少なくとも1つの信号を伝送する電気コネクタと、
前記表示制御部、前記複数のインタフェースおよび前記大容量記憶装置と結合され、前記表示制御部、前記複数のインタフェースおよび前記大容量記憶装置の動作を制御する制御部と
を備え、
前記携帯型コンピューティングデバイスが前記コンピューティングプラットフォームに接続されたとき、前記携帯型コンピューティングデバイスは前記制御部を制御し、前記コンピューティングプラットフォームと統合されたコンピューティングデバイスを形成する、コンピューティングプラットフォーム。
[項目2]
前記表示デバイスが前記コンピューティングプラットフォームと一体化された、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目3]
前記表示デバイスは前記コンピューティングプラットフォームの外部デバイスである、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目4]
前記複数のインタフェースの前記信号は、前記電気コネクタで伝送される、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目5]
前記電力インタフェースを介し前記携帯型コンピューティングデバイスに給電する電力供給回路およびバッテリーのいずれかをさらに備える、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目6]
前記携帯型コンピューティングデバイスは、携帯電話、携帯端末、メディアプレーヤ、ゲームプレーヤ、並びに中央演算処理装置およびグラフィックス処理装置のいずれかをハンドセットのサイズの交換可能な筐体内に有する回路基板のいずれかを含む、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目7]
前記回路基板は、アプリケーションプログラムを実行し、デジタル動画を再生する前記中央演算処理装置およびグラフィックス処理装置のいずれかに対応するオンボードメモリをさらに含む、項目6に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目8]
前記コンピューティングプラットフォームと外部デバイスとの間の前記複数のインタフェースの少なくとも1つの信号を伝送する外部コネクタをさらに備える、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目9]
データハブモジュール、並びに、メモリモジュール、画像キャプチャモジュール、動画キャプチャモジュール、有線ネットワークモジュール、無線ネットワークモジュール、ヘッドフォン、マイク、およびスピーカからなる群より選択される1以上の周辺機器モジュールをさらに備える、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目10]
前記統合されたコンピューティングデバイスがパッド型デバイス、タブレット型コンピューティングデバイス、ネットブック型コンピュータ、およびノートブック型コンピュータのいずれか1つとして機能する、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目11]
前記統合されたコンピューティングデバイスの動作は、前記携帯型コンピューティングデバイスの中央演算処理装置アーキテクチャおよびインストールされたオペレーティングシステムによって決定される、項目10に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目12]
前記携帯型コンピューティングデバイスが接続されていないとき、スタンドアロンの携帯型外部データ記憶装置、携帯型モニタ、およびデジタル画像プレーヤのいずれかとして動作する、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目13]
前記表示デバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、電子インクディスプレイ(電子ペーパー)、有機発光ダイオード(OLED)およびマイクロプロジェクタディスプレイからなる群より選択されるディスプレイを含む、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目14]
前記携帯型コンピューティングデバイスは、前記コンピューティングプラットフォームの前記表示デバイスよりも小さいディスクプレイを有する、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目15]
前記携帯型コンピューティングデバイスがディスプレイを有さない、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目16]
前記電気コネクタは、前記携帯型コンピューティングデバイスのコネクタと相互接続するピン互換性のあるコネクタを有する、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
[項目17]
一端に前記コンピューティングプラットフォームの前記電気コネクタと相互接続するピン互換性のあるコネクタ、および他端に前記携帯型コンピューティングデバイスと相互接続するピン互換性のあるコネクタを有し、前記コンピューティングプラットフォームの信号規則と前記携帯型コンピューティングデバイスの信号規則を変換する内蔵型の集積回路を有する、アダプタをさらに備える、項目1に記載のコンピューティングプラットフォーム。
【0047】
これまで本願発明を説明してきたが、特許状による権利の保護を所望する範囲は、以下の添付の特許請求の範囲の通りである。
図1
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6
図7a-7c】
図7d-7e】
図8a
図8b
図8c
図8d
図8e
図8f
図8g
図8h
図8i
図9a
図9b
図9c
図9d