【実施例1】
【0017】
図1は、本発明の実施例1に係る予防保守管理システム100の運用環境を含む全体の概要図である。
【0018】
この予防保守管理システム100の運用環境は、インターネット等のネットワーク10を介して所定数の顧客システム11(ネットワーク10に接続されるオンライン状態のもの、接続されないオフライン状態のものを含む)、並びにクライアント端末(クライアントPC)12に接続されている。尚、ここでの各顧客システム11及びクライアント端末(クライアントPC)12は、それぞれ複数設けられる構成であっても良い。以下では、説明を簡単にするため、各顧客システム11がクライアント端末(クライアントPC)12を包含する機能処理を持つものとみなして説明する。
【0019】
予防保守管理システム100自体は、ベンダが提供するネットワーク10で接続された各顧客システム11についてのハードウェア、ソフトウェアに対する修正情報のリリース情報を予防保守情報として管理するサーバ機能構成であって、顧客システム11毎の顧客情報及び構成情報を管理する顧客システム情報管理部101と、顧客システム11毎のソフトウェア情報の一括取り込みを含み、顧客システム11毎に対応する顧客情報及び構成情報を1件単位で登録して検索可能であると共に、予防保守情報として、修正情報のリリース情報をベンダから取得して登録可能であり、且つ修正情報を顧客システム11毎へ適用したときの修正情報の適用結果の状況を保管して検索可能な予防保守情報制御部102と、修正情報の適用に供されると共に、顧客システム11毎のソフトウェア情報のデータ一括取り込みに供されるデータファイルを格納したファイル格納部103と、修正情報
の自動又は手動での適用に供される確認・修正用ツールを自動的に生成すると共に、修正情報を自動式で適用するか否かを確認する修正情報管理部104と、を備えて構成される。
【0020】
因みに、上述した予防保守管理システム100と、各顧客システム11及びクライアント端末(クライアントPC)12とは、よく知られているように、略図するCPU、主メモリ、補助記憶部(HDD)等による記憶装置、表示装置、キーボート・マウス等の入出力装置を備えた情報処理装置として構成されるものである。
【0021】
このうち、顧客システム情報管理部101は、顧客情報を格納して管理する顧客情報管理テーブル101aと、顧客に対する担当者情報を格納して管理する担当者情報管理テーブル101bと、構成情報を格納して管理する構成情報管理テーブル101cと、修正情報(その適用結果の状況である予防保守の実施結果が反映される)について顧客別に格納して管理する顧客別修正情報管理テーブル101dと、を備えて構成される。ここでの各テーブル101a〜101dは、テーブル形式で各種データベース(DB)に蓄積保持されるものとみなして良い。
【0022】
予防保守情報制御部102は、ソフトウェア情報(データ)を一括して取り込む(顧客情報の取り込みにも適用可能である)データ一括取り込み部102aと、顧客情報を顧客情報管理テーブル101aに格納して登録する顧客情報登録部102bと、顧客情報管理テーブル101aに格納された顧客情報を検索する顧客情報検索部102cと、修正情報のリリース情報を修正情報管理部104に備えられる修正情報管理テーブル104aに格納して登録する修正情報登録部102dと、修正情報を顧客システム11毎へ適用したときの修正情報の適用結果の状況を示す顧客別修正情報管理テーブル101dに格納された顧客別な修正情報を検索する修正情報適用結果検索部102fと、修正情報を適用するように顧客システム11毎へ依頼する旨のメッセージを電子メールで作成する修正情報依頼メール作成部102eと、を備えて構成される。尚、修正情報登録部102dは、顧客システム情報管理部101に備えられる顧客別修正情報管理テーブル101dに登録して格納する顧客別な修正情報として、適用結果の状況(予防保守の実施結果)を反映する。
【0023】
ファイル格納部103は
、確認・修正用ツール103a
、並びにソフトウェア情報を取得するためのスクリプトファイルを持つソフトウェア情報取得用スクリプトファイル103b
を格納している。
【0024】
修正情報管理部104は、修正情報を管理する修正情報管理テーブル104aと
、確認・修正用ツール103aを自動的に生成する確認・修正用ツール自動生成部104bと、各顧客システム11のうちの少なくともネットワーク10で接続されているオンライン状態のものについて、修正情報を自動式で適用するか否かを自動確認する自動確認チェック部104cと、を備えて構成される。
【0025】
図2は、予防保守管理システム100における予防保守管理を説明するシーケンスであって、顧客情報の登録、並びに構成情報の登録を含み、ベンダから配信された修正情報を取得・登録して顧客システム11毎へ適用するまでの動作処理を示したフローチャートである。
【0026】
予防保守管理の内容としては、先ず、管理部署又は担当部署が予防保守管理システム100に対して1件単位で顧客情報の登録を行う。
【0027】
図3は、予防保守管理システム100の顧客システム情報管理部101に備えられる顧客情報管理テーブル101aの構成内容(テーブル形式のデータ)を例示した図である。
【0028】
ここでの顧客情報は、予防保守情報制御部102の顧客情報登録部102bの働きにより、テーブル上で顧客名、住所、電話番号、E−Mailアドレス、担当者といった項目内容を具体的に定義して登録し、管理するものである。合わせて、担当者情報についても、顧客システム情報管理部101の担当者情報管理テーブル101bに登録して管理する。この顧客情報(担当者情報を含むものとする)は、管理部署又は担当部署の付設される表示装置の表示画面(顧客情報登録画面)上において、ユーザが1件単位で直接入力して登録する(方法1)か、或いは予防保守情報制御部102に備えられるデータ一括取込み部102aのデータ一括取込み機能により、データ一括取り込みのデータ作成として、データ一括取り込み(方法2)を行って一度に取り込んで登録すれば良いものである。
【0029】
次に、管理部署又は担当部署が予防保守管理システム100の構成情報管理テーブル101cに対して1件単位でハードウェアやソフトウェアによる顧客システム11毎の構成情報の登録を行う。
【0030】
図4は、予防保守管理システム100の顧客システム情報管理部101に備えられる構成情報管理テーブル101cの構成内容(テーブル形式のデータ)を例示した図である。
【0031】
ここでの構成情報は、予防保守情報制御部102の働きによりテーブル上で顧客名、分類、製品名、型式・型番・バージョン、製造番号、数量といった項目内容を具体的に定義して登録し、管理するものである。この構成情報は、管理部署又は担当部署の付設される表示装置の表示画面(構成情報登録画面)上において、ユーザが1件単位で直接入力して登録する(方法1)か、或いは予防保守情報制御部102によりファイル格納部103に格納されたソフトウェア情報取得用スクリプトファイル103bを用いてスクリプトファイルを顧客システム11へダウンロードし、顧客システム11毎で実行させた結果の出力ファイルをシステムへ登録する処理を行う際、データ一括取り込み部102aのデータ一括取り込み機能により、纏めてデータ一括取り込み(方法2)を行って登録すれば良いものである。因みに、方法2で用いられるソフトウェア情報取得用スクリプトファイル103bは、アプリケーションAPの追加、削除時に表示されるソフト情報を取得してCSVファイルに一覧で出力するツールである。
【0032】
即ち、方法2では、ユーザがスクリプトファイルを顧客システム11上で実行し、その結果の出力ファイルがシステムに入力される際、データ一括取り込みの処理によりソフトウェア情報の構成情報が構成情報管理テーブル101cに登録される。尚、顧客システム11毎についてのハードウェアの構成情報は、方法1に従って表示装置の表示画面上で直接入力し、構成情報管理テーブル101cに登録する。
【0033】
更に、ベンダから管理部署へ不定期にハードウェアやソフトウェアの修正情報が送付されるので、管理部署では送付された修正情報の取得(ステップS201)を行った後、予防保守管理システム100に備えられる修正情報管理部104の修正情報管理テーブル104aに登録することで修正情報の登録(ステップS202)を行う。
【0034】
図5は、予防保守管理システム100の修正情報管理部104に備えられる修正情報管理テーブル104aの構成内容(テーブル形式のデータ)を例示した図である。
【0035】
ここでの修正情報は、予防保守情報制御部102の修正情報登録部102dの働きにより、テーブル上で修正情報の対象となる製品名、修正バージョン、修正情報がリリースされた日を表す修正日、修正情報(分類、修正内容、適用するべきか否かを判断するための要素としてのレベル)、修正方法(修正内容をどのように確認して修正するかを判定するための種類、方法、確認・修正用ツール名)といった項目内容を具体的に定義して登録し、管理するものである。
【0036】
これらの各情報は、確認・修正用ツール自動生成部104bにより自動的に確認・修正用ツール(スクリプトファイルやexeファイル)が生成される際の元情報となる。レベルは予防保守情報管理テーブル(レベル情報テーブル)により自動的に判別されて設定されるものである。
【0037】
図6は、予防保守管理システム100の予防保守情報制御部102で用いられる予防保守情報管理テーブルの構成内容(テーブル形式の予防保守情報であるレベル情報のデータ)を例示した図である。
【0038】
レベル情報は、修正情報の内容によってレベルを決定するための判断基準を定義したものであり、
図6に示されるように修正情報の分類(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク)別に示した判断基準の具体的内容に応じて、対象となるレベル(L1〜4)が判断される。分類別に予め「L1」、「l2」、「L3」、「L4」の4段階に分けられたレベルについて、例えばレベル「L1」は「人身事故・類焼に繋がる可能性があり、緊急対応が必要なもの」、レベル「L2」は「ベンダから点検依頼のあったもの(対応する必要があるもの)」といった具合にレベルの度合いについての意義を定義する。
【0039】
修正方法の種類、方法には、ベンダから送付される修正情報に基づいて確認すべき内容の種別、確認・修正の方法を詳しく定義する。一例として、ハードウェアの製品Aの時刻が8時間ずれて表示されてしまうことにより、製品A上で動作するソフトウェアが出力するログの時刻も8時間ずれて表示されてしまうという現象があり、「ハードウェアのレジストリ値を更新することで回避できる」と修正情報に記載されている場合、修正方法の種類には「レジストリ」を、方法には「レジストリキー:HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥TimeZoneInformation」の「ActiveTimeBias」の値が「fffffde4」となっているか否かを確認し、値が違っている場合にはその値で設定し直すといった内容を定義する場合が挙げられる。また、他例として、ソフトウェア製品のDLLファイルがバージョンアップされたという修正情報の場合、修正方法の種類には「ファイル」を定義し、方法にはDLLファイルが格納されているソフトウェア製品の格納先を明示し、「現在格納されているDLLファイルの更新日時」と「修正情報で提供された最新のDLLファイルの更新日時」とを比較し、「修正情報で提供されたDLLファイル」の日時の方が新しければ、そのファイルで上書き(更新)するといった確認方法と適用方法とを合わせて記載する場合が挙げられる。
【0040】
何れにせよ、修正情報の登録(ステップS202)は、ユーザが修正情報登録部102dの処理機能により管理部署経由で付設される表示装置の表示画面(修正情報登録画面)上で行う。
【0041】
図7は、予防保守管理システム100の修正情報管理部104に備えられる修正情報管理テーブル104aに格納される修正情報を、付設される表示装置の表示画面上で表示される修正情報登録画面としてイメージして例示した図である。
【0042】
この修正情報登録画面の表示は、予防保守情報制御部102の修正情報登録部102dにより制御されるものである。
【0043】
修正情報登録画面上での項目は、確認・修正方法の種類によって設定内容が替わるようになっており、例えばレジストリの場合には、キー、エントリ、値、削除を設定し、ファイルの場合には、ファイルパス、対象ファイル名、更新日時、削除を設定する画面構成となっている。
【0044】
画面から修正情報を登録・更新すると、確認・修正用ツール自動生成部104bで修正情報の確認方法より確認・修正用ツール103aを自動生成(ステップS203)する処理が行われ、ファイル格納部103に生成された確認・修正用ツール103aが格納される。生成された確認・修正用ツール103aの名は修正情報管理テーブル104aの修正方法における確認・修正用ツール名に登録される。ここで得られた確認・修正用ツール103aは、修正情報登録画面からダウンロードして後述する処理で利用する。
【0045】
新しく登録された顧客別な修正情報は、修正情報登録部102dにより顧客別修正情報管理テーブル101dに格納して登録する。
【0046】
図8は、予防保守管理システム100の顧客システム情報管理部101に備えられる顧客別修正情報管理テーブル101dの構成内容(テーブル形式のデータ)を例示した図である。
【0047】
ここでの顧客別修正情報は、予防保守情報制御部102の修正情報登録部102dの働きにより、テーブル上で顧客システム11毎に製品の更新履歴として、顧客名、ハード(ウェア)又はソフト(ウェア)の分類、製品名、型式・型番・バージョン、製造番号、数量、製品に対して修正情報を適用したバージョンを管理する修正適用バージョン、修正情報を適用した日付の修正適用日といった項目内容を具体的に定義して登録し、管理するものである。
【0048】
そこで、顧客別修正情報管理テーブル101dに新しく顧客別に格納して登録された顧客別修正情報と、修正情報管理テーブル104aに格納して登録された修正情報とに基づいて、修正情報を適用する対象となる顧客システム11を抽出して修正情報適用処理を行う。
【0049】
図9は、予防保守管理システム100の予防保守情報制御部102による修正情報適用処理の流れを模式的に示した図である。
【0050】
この修正情報適用処理では、修正情報の適用までの手順を示しており、登録された製品毎に修正情報に基づいて顧客別修正情報管理テーブル101dから対象となる製品を抽出する。
図9に示す例の場合には、顧客別修正情報管理テーブル101d上で製品名として4つのA製品、B製品、C製品、D製品の顧客別な修正情報が新規に顧客名A社、Z社別に登録された場合である。そこで、顧客別修正情報管理テーブル101dから対象となる製品名のA製品、B製品、C製品、D製品を抽出し、これらのA製品、B製品、C製品、D製品についての修正情報管理テーブル104aにおける修正バージョンと顧客別修正情報管理テーブル101dにおける修正情報適用状況を示す修正適用バージョンとを比較し、その比較結果として、修正適用バージョンよりも修正バージョンの方が大きければ適用対象となる。例えば顧客名がA社のC製品は、バージョン01−10までを使用しており、最新の顧客別な修正情報では01−10となっていることにより、既に適用済みであることが判る。このような比較結果から、適用すべき修正情報はA製品、B製品、D製品の3つが対象となる。
【0051】
そこで、修正情報適用処理では、
図2に示すシーケンス上で自動確認チェック部104cにより、顧客システム11とオンライン接続されているか否かの判定(ステップS204)を行う。この判定の結果、オンライン接続されていれば、生成された確認・修正用ツール103aを用いて対象となるA製品、B製品、D製品に係る顧客システム11毎へ修正情報を自動的に適用(ステップS205)する処理を行った後、適用完了のフラグを更新(ステップS206)する処理を行い、その後はオンライン接続されていない場合(オフライン状態である場合)と同様に、未適用の修正情報が有りか否かの判定(ステップS207)に移行する。
【0052】
例えば管理部署又は担当部署のユーザが予防保守管理システム100で生成した対象製品(A製品、B製品、D製品)毎の確認・修正用ツール103aを用いて、それらに該当する顧客システム11毎へ修正情報を適用する。確認・修正用ツール103aを顧客システム11上で実行するとき、自動確認チェック部104cで修正情報の適用の要否が自動で判断される。確認・修正用ツール103aのオプションにより、自動的に修正情報の適用要否が確認判断されるが、適用要の場合(オンラインで顧客システム11と接続されている場合)には修正情報の適用までを自動で行う。修正情報の適用結果(その状況である予防保守の実施結果)は、後述する顧客システム11毎の修正情報履歴の更新(ステップS210)を経て、顧客別修正情報管理テーブル101dに格納される顧客別な修正情報のデータに反映される。
【0053】
更に、上述した未適用の修正情報が有りか否かの判定(ステップS207)を行った結果、未適用の修正情報が無ければ、顧客システム11毎の修正情報履歴を更新(ステップS210)する処理を行ってから動作処理を終了する。未適用の修正情報が有れば、修正情報依頼メール作成部102fにより修正情報の適用依頼メール生成、送信(ステップS208)の処理を行い、管理部署又は担当部署のユーザが確認・修正用ツール103aを用いて修正情報を適用(ステップS209)する処理を手動で適用するように該当する顧客システム11へメール送信した後、顧客システム11毎の修正情報履歴を更新(ステップS210)する処理を行ってから動作処理を終了する。このときの修正情報履歴の更新結果についても、顧客別修正情報管理テーブル101dに格納される顧客別な修正情報に反映される。
【0054】
因みに、修正情報依頼メール作成部102fによる修正情報の適用依頼メール生成では、修正情報を手動で適用するように該当する顧客システム11へ依頼する旨のメッセージを電子メールで作成するが、このときのメールフォーマットは自動で生成されるものである。そこで、ユーザは、該当する顧客システム11毎の宛先を設定し、確認・修正用ツール103aを用いて修正情報を適用する旨のメッセージを送信する。
【0055】
以上に説明した予防保守管理システム100では、予防保守情報制御部102の各部の働きにより、顧客システム11毎の情報単位でハードウェアやソフトウェアの構成情報を顧客システム情報管理部101へ登録し、ベンダが提供するハードウェアやソフトウェアの修正情報についても随時収集・保持するため、顧客情報や顧客システム11毎の構成情報、或いは修正情報の管理を適確に行うことができる。
【0056】
また、管理者がベンダから提供された修正情報を顧客別な修正情報として詳細に顧客システム情報管理部101の顧客別修正情報管理テーブル101dに登録しておけば、修正情報管理部104の確認・修正用ツール自動生成部104bの処理機能により、修正情報管理テーブル104aに登録された修正情報、顧客別修正情報管理テーブル101dに登録された顧客別な修正情報に基づいて、オペレーティングシステム(OS)毎の確認・修正用ツール103aを自動的に生成することができる。このベンダが提供する修正情報、並びに顧客別な修正情報と顧客システム11毎の構成情報とに基づいて、現在どの修正情報が適用されているかを比較照合した結果に応じて、顧客システム11毎の未適用の修正情報が抽出されたときには、修正情報を手動で適用するように顧客システム11毎へ依頼し、確認・修正用ツール103aを顧客システム11毎に適用又は提供したときに、修正情報の適用が必要か否かの確認を自動で判断する(場合により適用することも可能)ため、ユーザに負担される修正情報を適用すべきか否かの選定工数を軽減化できる。
【0057】
このように実施例1に係る予防保守管理システム100によれば、修正情報の適用時に必要となる修正情報の詳細、顧客システム11毎の構成情報を統合して管理することに加え、修正情報を適用する必要があるか否かを確認する方法をサポートする機能を構築しているため、顧客システム11毎によって適用すべき修正情報を適確に確認することができ、結果として、ユーザに負担される修正情報の選定工数が顕著に軽減化され、障害を未然に防ぐための予防保守情報を有効に展開でき、しかも適用結果の状況(予防保守の実施結果)を適確に管理できるようになる。