特許第5744142号(P5744142)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5744142
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月1日
(54)【発明の名称】色較正方法及びユーザ端末
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/20 20060101AFI20150611BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20150611BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20150611BHJP
   H04N 9/64 20060101ALI20150611BHJP
   H04N 1/60 20060101ALI20150611BHJP
   H04N 1/46 20060101ALI20150611BHJP
【FI】
   G09G3/20 642J
   G09G3/20 642L
   G09G3/20 641P
   G09G3/20 612U
   G09G3/20 642F
   G09G5/00 X
   G09G5/02 B
   H04N9/64 F
   H04N1/40 D
   H04N1/46 Z
【請求項の数】2
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2013-197140(P2013-197140)
(22)【出願日】2013年9月24日
(65)【公開番号】特開2014-67034(P2014-67034A)
(43)【公開日】2014年4月17日
【審査請求日】2013年9月24日
(31)【優先権主張番号】201210358023.0
(32)【優先日】2012年9月24日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512165101
【氏名又は名称】▲華▼▲為▼終端有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI DEVICE CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 泓
【審査官】 西島 篤宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−241120(JP,A)
【文献】 特開2010−256899(JP,A)
【文献】 特開平07−056545(JP,A)
【文献】 特開2004−101747(JP,A)
【文献】 特開2009−134142(JP,A)
【文献】 特開2004−309373(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/00 − 5/42
H04N 1/46
H04N 1/60
H04N 9/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクリーンの色を較正する方法であって、
赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率に従って、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを得るステップであって、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの前記チャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率は、ユーザ端末内のRGB(Red Green Blue)センサを用いることにより得られる、ステップと、
スクリーン輝度並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、前記スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得るステップと、
前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの前記放射エネルギ並びに各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤色、緑色及び青色の中で最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得るステップと、
前記最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、前記最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るステップと、
を有し、
赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率に従って、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを得るステップは、
前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを得るステップと、前記スクリーン反射率を得るステップと、
前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記赤色チャネルの放射エネルギを得るステップと、
前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記緑色チャネルの放射エネルギを得るステップと、
前記青色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記青色チャネルの放射エネルギを得るステップと、
を有し、
スクリーン輝度並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、前記スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得るステップは、
前記スクリーン輝度を得て、前記スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得るステップと、
前記スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、前記赤色グレイスケール値と関係する赤色の現在自己発光エネルギを得るステップと、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングに従って、前記緑色グレイスケール値と関係する緑色の現在自己発光エネルギを得るステップと、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギのマッピングに従って、前記青色グレイスケール値と関係する青色の現在自己発光エネルギを得るステップと、を有し、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングは、前記ユーザ端末にプリセットされ、
前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの前記放射エネルギ並びに各画素の赤色、緑色及び青色の前記自己発光エネルギに従って、各画素の赤色、緑色及び青色の中で前記最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得るステップは、
前記スクリーンの各画素の前記赤色グレイスケール値、前記緑色グレイスケール値及び前記青色グレイスケール値を比較するステップと、
前記赤色グレイスケール値が最大である場合、第1の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、第2の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得るステップであって、
前記第1の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数46】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは現在緑色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第2の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数47】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ステップと、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、第3の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第4の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく青色自己発光エネルギを得るステップであって、
前記第3の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数48】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Rは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第4の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数49】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ステップと、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、第5の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第6の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを得るステップであって、
前記第5の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数50】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第6の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数51】
’は前記青色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ステップと、を有し、
前記最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、前記最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るステップは、
前記赤色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得るステップと、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得るステップと、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得るステップと、を有し、
前記赤色グレイスケールの式は次式を有し、
【数52】
ここで、R’は前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色グレイスケール値を示し、R’は前記補償に基づく赤色グレイスケール値を示し、
前記緑色グレイスケールの式は次式を有し、
【数53】
ここで、G’は前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色グレイスケール値を示し、G’は前記補償に基づく緑色グレイスケール値を示し、
前記青色グレイスケールの式は次式を有し、
【数54】
ここで、B’は前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記青色グレイスケール値を示し、B’は前記補償に基づく青色グレイスケール値を示す、方法。
【請求項2】
ユーザ端末であって、
ディスプレイパラメータ取得ユニットであって、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率に従って、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを得て、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを発光エネルギ補償ユニットへ送信するよう構成されるディスプレイパラメータ取得ユニットであって、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの前記チャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率は、ユーザ端末内のRGB(Red Green Blue)センサを用いることにより得られる、ディスプレイパラメータ取得ユニットと、
発光エネルギ取得ユニットであって、スクリーン輝度並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、前記スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得て、各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギを前記発光エネルギ補償ユニットへ送信するよう構成される発光エネルギ取得ユニットと、
発光エネルギ補償ユニットであって、前記ディスプレイパラメータ取得ユニットから前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを受信し、前記発光エネルギ取得ユニットから各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギを受信し、それらを前記発光エネルギ取得ユニットへ送信し、各画素の前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの前記放射エネルギ並びに各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤、緑、青の中で最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得て、前記最も低いグレイスケール値を有する2色の前記補償に基づく自己発光エネルギをグレイスケール値補償ユニットへ送信するよう構成される発光エネルギ補償ユニットと、
前記グレイスケール値補償ユニットであって、前記発光エネルギ補償ユニットから、最も低いグレイスケール値を有する2色の前記補償に基づく自己発光エネルギを受信し、最も低いグレイスケール値を有する2色の前記補償に基づく自己発光エネルギに従って、最も低いグレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るよう構成されるグレイスケール値補償ユニットと、
を有し、
前記ディスプレイパラメータ取得ユニットは、
チャネル読み込みデータ取得サブユニットであって、前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを得て、前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを放射エネルギ取得サブユニットへ送信するよう構成されるチャネル読み込みデータ取得サブユニットと、
反射率取得サブユニットであって、前記スクリーン反射率を得て、前記スクリーン反射率を前記放射エネルギ取得サブユニットへ送信するよう構成される反射率取得サブユニットと、
前記放射エネルギ取得サブユニットであって、前記チャネル読み込みデータ取得サブユニットから前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを受信し、前記反射率取得サブユニットから前記スクリーン反射率を受信し、前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率を乗算することにより、前記赤色チャネルの放射エネルギを得るよう構成される放射エネルギ取得サブユニットと、を有し、
前記放射エネルギ取得サブユニットは、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記緑色チャネルの放射エネルギを得るよう更に構成され、
前記放射エネルギ取得サブユニットは、前記青色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記青色チャネルの放射エネルギを得るよう更に構成され、
前記発光エネルギ取得ユニットは、
グレイスケール値取得サブユニットであって、前記スクリーン輝度を得て、前記スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得て、各画素の前記赤色グレイスケール値、前記緑色グレイスケール値及び前記青色グレイスケール値を自己発光エネルギ取得サブユニットへ送信するよう構成されるグレイスケール値取得サブユニットと、
前記自己発光エネルギ取得サブユニットであって、前記グレイスケール値取得サブユニットから各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得て、前記スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、前記赤色グレイスケール値と関係する赤色の現在自己発光エネルギを得るよう構成される自己発光エネルギ取得サブユニットと、を有し、
前記自己発光エネルギ取得サブユニットは、前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングに従って、前記緑色グレイスケール値と関係する緑色の現在自己発光エネルギを得るよう更に構成され、
前記自己発光エネルギ取得サブユニットは、前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングに従って、前記青色グレイスケール値と関係する青色の現在自己発光エネルギを得るよう更に構成され、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングは、前記ユーザ端末にプリセットされ、
前記発光エネルギ補償ユニットは、
前記スクリーンの各画素の前記赤色グレイスケール値、前記緑色グレイスケール値及び前記青色グレイスケール値を比較し、
前記赤色グレイスケール値が最大である場合、第1の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、第2の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得て、
前記第1の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数55】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第2の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数56】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、第3の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第4の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく青色自己発光エネルギを得て、
前記第3の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数57】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Rは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第4の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数58】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、第5の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第6の自己発光エネルギの式に従って、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、
前記第5の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数59】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第6の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【数60】
’は前記青色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ように構成され、
前記発光エネルギ補償ユニットは、
前記赤色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、
前記赤色グレイスケールの式は次式を有し、
【数61】
ここで、R’は前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色グレイスケール値を示し、R’は前記補償に基づく赤色グレイスケール値を示し、
前記緑色グレイスケールの式は次式を有し、
【数62】
ここで、G’は前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色グレイスケール値を示し、G’は前記補償に基づく緑色グレイスケール値を示し、
前記青色グレイスケールの式は次式を有し、
【数63】
ここで、B’は前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記青色グレイスケール値を示し、B’は前記補償に基づく青色グレイスケール値を示す、よう構成される、ユーザ端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末ディスプレイの分野に関し、特に色較正方法及びユーザ端末に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、大型スクリーンは、ユーザ端末の開発動向になっている。しかしながら、ユーザ端末のスクリーンの表示効果は、異なる照明条件で大きく変化する。特に日光の下では、強い光のために、ユーザはユーザ端末のスクリーンに表示されたコンテンツを明確に見ることが非常に困難になり、結果として粗悪なユーザ経験をもたらす。
【0003】
従来技術では、ユーザ端末は、外部光強度に従って自身のスクリーン輝度を自動的に調整できるが、外部光が極めて強いとき、輝度の過剰調整により、ユーザ端末のスクリーンに表示されたコンテンツの色歪みが生じ、結果として更に粗悪なユーザ経験をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、色較正方法及びユーザ端末を提供し、外部光強度に従ってスクリーンに表示されるコンテンツの色を補償し、コンテンツの色歪みを防ぎ、ユーザ経験を向上することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するため、本発明は、以下の技術的解決策を採用する。
【0006】
第1の態様では、色較正方法が提供され、前記方法は、
赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ(channel reading)並びにスクリーン反射率に従って、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを得るステップと、
スクリーン輝度並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、前記スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得るステップと、
前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの前記放射エネルギ並びに各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤色、緑色及び青色の中で最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得るステップと、
前記最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、前記最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るステップと、を有する。
【0007】
第1の可能な実装方法では、第1の態様に関して、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率に従って、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを得るステップは、
前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを得るステップと、前記スクリーン反射率を得るステップと、
前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記赤色チャネルの放射エネルギを得るステップと、
前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記緑色チャネルの放射エネルギを得るステップと、有する。
【0008】
第2の可能な実装方法では、第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実装方法に関して、スクリーン輝度並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、前記スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得るステップは、前記スクリーン輝度を得て、前記スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得るステップと、
前記スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、前記赤色グレイスケール値と関係のある赤色の現在自己発光エネルギを得るステップと、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングに従って、前記緑色グレイスケール値と関係のある緑色の現在自己発光エネルギを得るステップと、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギのマッピングに従って、前記青色グレイスケール値と関係のある青色の現在自己発光エネルギを得るステップと、を有し、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングは、ユーザ端末にプリセットされる。
【0009】
第3の可能な実装方法では、第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実装方法又は第1の態様の第2の可能な実装方法に関して、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの前記放射エネルギ並びに各画素の赤色、緑色及び青色の前記自己発光エネルギに従って、各画素の赤色、緑色及び青色の中で前記最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得るステップは、
前記スクリーンの各画素の前記赤色グレイスケール値、前記緑色グレイスケール値及び前記青色グレイスケール値を比較するステップと、
前記赤色グレイスケール値が最大である場合、第1の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、第2の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得るステップであって、ここで、
前記第1の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0010】
【数1】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第2の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0011】
【数2】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ステップと、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、第3の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第4の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得るステップであって、ここで、
前記第3の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0012】
【数3】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Rは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第4の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0013】
【数4】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ステップと、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、第5の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第6の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得るステップであって、ここで、
前記第5の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0014】
【数5】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ステップと、
前記第6の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0015】
【数6】
’は前記青色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、ステップと、を有する。
【0016】
第4の可能な実装方法では、第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実装方法又は第1の態様の第2の可能な実装方法に関して、最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、前記最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るステップは、
前記赤色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得るステップと、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得るステップと、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得るステップと、を有し、
前記赤色グレイスケールの式は、次式を有し、
【0017】
【数7】
ここで、R’は前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色グレイスケール値を示し、R’は前記補償に基づく赤色グレイスケール値を示し、
前記緑色グレイスケールの式は、次式を有し、
【0018】
【数8】
ここで、G’は前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色グレイスケール値を示し、G’は前記補償に基づく緑色グレイスケール値を示し、
前記青色グレイスケールの式は、次式を有し、
【0019】
【数9】
ここで、B’は前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記青色グレイスケール値を示し、B’は前記補償に基づく青色グレイスケール値を示す。
【0020】
第2の態様では、ユーザ端末が提供され、前記ユーザ端末は、
ディスプレイパラメータ取得ユニットであって、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率に従って、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを得て、前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを発光エネルギ補償ユニットへ送信するよう構成されるディスプレイパラメータ取得ユニットと、
輝度エネルギ取得ユニットであって、スクリーン輝度並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、前記スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得て、各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギを前記発光エネルギ補償ユニットへ送信するよう構成される輝度エネルギ取得ユニットと、
発光エネルギ補償ユニットであって、前記ディスプレイパラメータ取得ユニットから前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの放射エネルギを受信し、前記発光エネルギ取得ユニットから各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギを受信し、それらを前記発光エネルギ取得ユニットへ送信し、各画素の前記赤色チャネル、前記緑色チャネル及び前記青色チャネルの前記放射エネルギ並びに各画素の赤色、緑色及び青色の前記現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤、緑、青の中で最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得て、前記最低グレイスケール値を有する2色の前記補償に基づく自己発光エネルギをグレイスケール値補償ユニットへ送信するよう構成される発光エネルギ補償ユニットと、
前記グレイスケール値補償ユニットであって、前記発光エネルギ補償ユニットから、最低グレイスケール値を有する2色の前記補償に基づく自己発光エネルギを受信し、最低グレイスケール値を有する2色の前記補償に基づく自己発光エネルギに従って、最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るよう構成されるグレイスケール値補償ユニットと、を有する。
【0021】
第1の可能な実装方法では、第2の態様に関し、前記ディスプレイパラメータ取得ユニットは、
チャネル読み込みデータ取得サブユニットであって、前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを得て、前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを放射エネルギ取得サブユニットへ送信するよう構成されるチャネル読み込みデータ取得サブユニットと、
反射率取得サブユニットであって、前記スクリーン反射率を得て、前記スクリーン反射率を前記放射エネルギ取得サブユニットへ送信するよう構成される反射率取得サブユニットと、
前記放射エネルギ取得サブユニットであって、前記チャネル読み込みデータ取得サブユニットから前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを受信し、前記反射率取得サブユニットから前記スクリーン反射率を受信し、前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率を乗算することにより、前記赤色チャネルの放射エネルギを得るよう構成される放射エネルギ取得サブユニットと、を有し、
前記放射エネルギ取得サブユニットは、前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記緑色チャネルの放射エネルギを得るよう更に構成され、
前記放射エネルギ取得サブユニットは、前記青色チャネルのチャネル読み込みデータと前記スクリーン反射率とを乗算することにより、前記青色チャネルの放射エネルギを得るよう更に構成される。
【0022】
第2の可能な実装方法では、第2の態様の第1の可能な実装方法に関し、前記発光エネルギ取得ユニットは、
グレイスケール値取得サブユニットであって、前記スクリーン輝度を得て、前記スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得て、各画素の前記赤色グレイスケール値、前記緑色グレイスケール値及び前記青色グレイスケール値を自己発光エネルギ取得サブユニットへ送信するよう構成されるグレイスケール値取得サブユニットと、
前記自己発光エネルギ取得サブユニットであって、前記グレイスケール値取得サブユニットから各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得て、前記スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、前記赤色グレイスケール値と関係する赤色の現在自己発光エネルギを得るよう構成される自己発光エネルギ取得サブユニットと、を有し、
前記自己発光エネルギ取得サブユニットは、前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングに従って、前記緑色グレイスケール値と関係する緑色の現在自己発光エネルギを得るよう更に構成され、
前記自己発光エネルギ取得サブユニットは、前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングに従って、前記青色グレイスケール値と関係する青色の現在自己発光エネルギを得るよう更に構成され、
前記スクリーン輝度、前記色グレイスケール値及び前記色自己発光エネルギの前記マッピングは、前記ユーザ端末にプリセットされる。
【0023】
第3の可能な実装方法では、第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実装方法又は第2の態様の第2の可能な実装方法に関し、前記発光エネルギ補償ユニットは、特に、
前記スクリーンの各画素の前記赤色グレイスケール値、前記緑色グレイスケール値及び前記青色グレイスケール値を比較し、
赤色グレイスケール値が最大である場合、第1の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、第2の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得て、ここで、
前記第1の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0024】
【数10】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第2の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0025】
【数11】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、第3の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第4の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得て、
前記第3の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0026】
【数12】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Rは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第4の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0027】
【数13】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、第5の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第6の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、
前記第5の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0028】
【数14】
’は前記緑色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Rは前記現在赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、
前記第6の自己発光エネルギの式は次式を有し、
【0029】
【数15】
’は前記赤色グレイスケール値が最大であるときの前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Bは前記現在青色自己発光エネルギを示し、Gは前記現在緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示し、Bは前記青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す、よう構成される。
【0030】
第4の可能な実装方法では、第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実装方法又は第2の態様の第2の可能な実装方法に関し、前記グレイスケール値補償ユニットは、特に、
前記赤色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
前記緑色グレイスケール値が最大である場合、前記補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、前記補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、前記補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
前記青色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、
前記赤色グレイスケールの式は、次式を有し、
【0031】
【数16】
ここで、R’は前記補償に基づく赤色自己発光エネルギを示し、Rは前記赤色グレイスケール値を示し、R’は前記補償に基づく赤色グレイスケール値を示し、
前記緑色グレイスケールの式は、次式を有し、
【0032】
【数17】
ここで、G’は前記補償に基づく緑色自己発光エネルギを示し、Gは前記緑色グレイスケール値を示し、G’は前記補償に基づく緑色グレイスケール値を示し、
前記青色グレイスケールの式は、次式を有し、
【0033】
【数18】
ここで、B’は前記補償に基づく青色自己発光エネルギを示し、Bは前記青色グレイスケール値を示し、B’は前記補償に基づく青色グレイスケール値を示す、よう構成される。
【0034】
本発明の実施形態は、色較正方法及びユーザ端末を提供する。当該方法及びユーザ端末において、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギ、並びにスクリーン反射率が得られ、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギが得られ、次に、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギと、各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギとに従って、各画素の最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値が得られる。これにより、スクリーンに表示されたコンテンツの色は、外部光強度に従って補正され、それにより、コンテンツの色歪みを防ぎ、ユーザ経験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
本発明の実施形態の又は従来技術の技術的解決策をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面が以下の通り導入される。明らかなことに、以下の説明中の添付の図面は、本発明のほんの一部の実施形態であり、これらの図面に従って当業者により創造的労力を有しないで他の図面も得られる。
図1】本発明の実施形態による色較正方法の概略的フローチャートである。
図2】本発明の別の実施形態による色較正方法の概略的フローチャートである。
図3】本発明の更に別の実施形態によるユーザ端末の概略的構造図である。
図4】本発明の更に別の実施形態によるユーザ端末の概略的構造図である。
図5】本発明の更に別の実施形態によるユーザ端末の概略的構造図である。
図6】本発明の更に別の実施形態によるユーザ端末の概略的構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下に、本発明の実施形態の添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策を明確且つ十分に説明する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態の一部のみであり、全ての実施形態ではない。本発明の実施形態に基づき創造的労力を有しないで当業者により得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に包含される。
【0037】
本発明の一実施形態は、色較正方法を提供する。方法は、ユーザ端末により実行される。図1に示すように、方法は以下のステップを含む。
【0038】
S101:赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ(channel reading)並びにスクリーン反射率に従って、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギを得る。
【0039】
S102:スクリーン輝度、並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得る。
【0040】
S103:赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギ、並びに各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤色、緑色及び青色の中で最低グレイスケール値を有する2つの色の補償に基づく自己発光エネルギを得る。
【0041】
S104:最低グレイスケール値を有する2つの色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、最低グレイスケール値を有する2つの色の補償に基づくグレイスケール値を得る。
【0042】
本発明の一実施形態は、色較正方法を提供する。当該方法において、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギ、並びにスクリーン反射率が得られ、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギが得られ、次に、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギと、各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギとに従って、各画素の最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値が得られる。これにより、スクリーンに表示されたコンテンツの色は、外部光強度に従って補正され、それにより、コンテンツの色歪みを防ぎ、ユーザ経験を向上させることができる。
【0043】
本発明の別の実施形態は、色較正方法を提供する。方法は、ユーザ端末により実行される。図2に示すように、方法は以下のステップを含む。
【0044】
S201:赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータを得て、スクリーン反射率に従って、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギを得る。
【0045】
この特定の実装方法は、以下を有し得る。
【0046】
先ず、ユーザ端末内のRGB(Red Green Blue、red green blue)センサを用いることにより、赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び青色チャネルのチャネル読み込みデータを得て、スクリーン反射率を得るステップ、
同様に、赤色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率とを乗算することにより、赤色チャネルの放射エネルギを得るステップ、
緑色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率とを乗算することにより、緑色チャネルの放射エネルギを得るステップ、
青色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率とを乗算することにより、青色チャネルの放射エネルギを得るステップ。
【0047】
S202:輝度エネルギ取得ユニットは、スクリーン輝度、並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得て、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得る。
【0048】
この特定の実装方法は、以下を有し得る。
【0049】
先ず、スクリーン輝度を得て、スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得るステップ、
次に、スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、赤色グレイスケール値と関係する赤色の自己発光エネルギを得るステップ、
次に、スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、緑色グレイスケール値と関係する緑色の自己発光エネルギを得るステップ、
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、青色グレイスケール値と関係する青色の自己発光エネルギを得るステップ、
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングは、ユーザ端末にプリセットされる。
【0050】
S203:輝度エネルギ補償ユニットは、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギ、並びに各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤色、緑色及び青色の中で最低グレイスケール値を有する2つの色の補償に基づき自己発光エネルギを得る。
【0051】
この特定のステップは、以下を有し得る。
【0052】
S2031:スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を比較するステップ。
【0053】
S2032:赤色グレイスケール値が最大である場合、第1の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、第2の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得る。
【0054】
第1の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0055】
【数19】
ここで、G’は、赤色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく緑色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0056】
第2の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0057】
【数20】
ここで、B’は、赤色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく青色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0058】
S2033:緑色グレイスケール値が最大である場合、第3の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第4の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得る。
【0059】
第3の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0060】
【数21】
ここで、R’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Rは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0061】
第4の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0062】
【数22】
ここで、B’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0063】
S2034:青色グレイスケール値が最大である場合、第5の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第6の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得る。
【0064】
第5の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0065】
【数23】
ここで、R’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0066】
第6の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0067】
【数24】
ここで、R’は、青色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0068】
S204:最低グレイスケール値を有する2つの色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、最低グレイスケール値を有する2つの色の補償に基づくグレイスケール値を得る。
【0069】
この特定のステップは、以下を有し得る。
【0070】
S2041:赤色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得る。
【0071】
S2042:緑色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得る。
【0072】
S2043:青色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得る。
【0073】
赤色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0074】
【数25】
ここで、R’は、補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色グレイスケール値を示す。
R’は、補償に基づく赤色グレイスケール値を示す。
【0075】
緑色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0076】
【数26】
ここで、G’は、補償に基づく緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色グレイスケール値を示す。G’は、補償に基づく緑色グレイスケール値を示す。
【0077】
青色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0078】
【数27】
ここで、B’は、補償に基づく青色自己発光エネルギを示す。Bは、青色グレイスケール値を示す。B’は、補償に基づく青色グレイスケール値を示す。
【0079】
最終的に、補償に基づく赤、緑、青色のグレイスケール値を得た後、ユーザ端末は、補償に基づくグレイスケール値をスクリーンディスプレイ制御部へ送信する。これにより、スクリーン制御部は、補償に基づくグレイスケール値に従って対応する色を表示する、このように、スクリーンに表示されたコンテンツの色は、外部光強度に従って補償される。
【0080】
本発明の一実施形態は、色較正方法を提供する。当該方法において、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギ、並びにスクリーン反射率が得られ、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギが得られ、次に、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギと、各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギとに従って、各画素の最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値が得られる。これにより、スクリーンに表示されたコンテンツの色は、外部光強度に従って補正され、それにより、コンテンツの色歪みを防ぎ、ユーザ経験を向上させることができる。
【0081】
本発明の別の実施形態は、図3に示すようなユーザ端末1を提供する。ユーザ端末1は、以下を有する:
ディスプレイパラメータ取得ユニット11であって、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率に従って、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギを得て、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギを発光エネルギ補償ユニット13へ送信するよう構成されるディスプレイパラメータ取得ユニット11と、
輝度エネルギ取得ユニット12であって、スクリーン輝度並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得て、各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを発光エネルギ補償ユニット13へ送信するよう構成される輝度エネルギ取得ユニット12と、
発光エネルギ補償ユニット13であって、ディスプレイパラメータ取得ユニット11から赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギを受信し、発光エネルギ取得ユニット12から各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを受信し、それらを発光エネルギ取得ユニットへ送信し、各画素の赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギ並びに各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤、緑、青の中で最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得るよう構成される発光エネルギ補償ユニット13と、
グレイスケール値補償ユニット14であって、発光エネルギ補償ユニット13から、最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを受信し、最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るよう構成されるグレイスケール値補償ユニット14。
【0082】
さらに、図4に示すように、ディスプレイパラメータ取得ユニット11は、以下を有しても良い:
チャネル読み込みデータ取得サブユニット111であって、赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び青色チャネルのチャネル読み込みデータを得て、赤色チャネルのチャネル読み込みデータ、緑色チャネルのチャネル読み込みデータ及び青色チャネルのチャネル読み込みデータを放射エネルギ取得サブユニット113へ送信するよう構成されるチャネル読み込みデータ取得サブユニット111と、
反射率取得サブユニット112であって、スクリーン反射率を得て、スクリーン反射率を放射エネルギ取得サブユニット113へ送信するよう構成される反射率取得サブユニット112と、
放射エネルギ取得サブユニット113であって、チャネル読み込みデータ取得サブユニット111から赤色チャネルのチャネル読み込みデータを受信し、反射率取得サブユニット112からスクリーン反射率を受信し、赤色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率を乗算することにより、赤色チャネルの放射エネルギを得るよう構成される放射エネルギ取得サブユニット113。
【0083】
ここで、放射エネルギ取得サブユニット113は、チャネル読み込みデータ取得サブユニット111から緑色チャネルのチャネル読み込みデータを受信し、反射率取得サブユニット112からスクリーン反射率を受信し、緑色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率を乗算することにより、緑色チャネルの放射エネルギを得るよう更に構成される。
【0084】
放射エネルギ取得サブユニット113は、チャネル読み込みデータ取得サブユニット111から青色チャネルのチャネル読み込みデータを受信し、反射率取得サブユニット112からスクリーン反射率を受信し、青色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率を乗算することにより、青色チャネルの放射エネルギを得るよう更に構成される。
【0085】
さらに、図5に示すように、発光エネルギ取得ユニット12は、以下を有しても良い:
グレイスケール値取得サブユニット121であって、スクリーン輝度を得て、スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得て、各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を自己発光エネルギ取得サブユニット122へ送信するよう構成される、グレイスケール値取得サブユニット121と、
自己発光エネルギ取得サブユニット122であって、グレイスケール値取得サブユニット121から各画素の赤色グレイスケール値を得て、スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、赤色グレイスケール値に対応する赤色の現在自己発光エネルギを得るよう構成される自己発光エネルギ取得サブユニット122。
【0086】
ここで、自己発光エネルギ取得サブユニット122は、グレイスケール値取得サブユニット121から各画素の緑色グレイスケール値を得て、スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、緑色グレイスケール値に対応する緑色の現在自己発光エネルギを得るよう更に構成される。
【0087】
自己発光エネルギ取得サブユニット122は、グレイスケール値取得サブユニット121から各画素の青色グレイスケール値を得て、スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、青色グレイスケール値に対応する青色の現在自己発光エネルギを得るよう更に構成される。
【0088】
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングは、ユーザ端末にプリセットされる。
【0089】
さらに、図6に示すように、発光エネルギ補償ユニット13は、特に以下のように構成されても良い:
スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を比較し、
赤色グレイスケール値が最大である場合、第1の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、第2の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得て、ここで、
第1の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0090】
【数28】
ここで、G’は、赤色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく緑色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0091】
第2の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0092】
【数29】
ここで、B’は、赤色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく青色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0093】
緑色グレイスケール値が最大である場合、第3の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第4の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得る。
【0094】
第3の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0095】
【数30】
ここで、R’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Rは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0096】
第4の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0097】
【数31】
ここで、B’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0098】
青色グレイスケール値が最大である場合、第5の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第6の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得る。
【0099】
第5の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0100】
【数32】
ここで、R’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0101】
第6の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0102】
【数33】
ここで、R’は、青色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0103】
さらに、図7に示すように、グレイスケール補償ユニットは、特に以下のように構成されても良い:
赤色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
緑色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
青色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得る。
【0104】
赤色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0105】
【数34】
ここで、R’は、補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色グレイスケール値を示す。R’は、補償に基づく赤色グレイスケール値を示す。
【0106】
緑色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0107】
【数35】
ここで、G’は、補償に基づく緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色グレイスケール値を示す。G’は、補償に基づく緑色グレイスケール値を示す。
【0108】
青色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0109】
【数36】
ここで、B’は、補償に基づく青色自己発光エネルギを示す。Bは、青色グレイスケール値を示す。B’は、補償に基づく青色グレイスケール値を示す。
【0110】
補償に基づく赤、緑、青色のグレイスケール値を得た後、補償に基づくグレイスケール値が、スクリーンディスプレイ制御部へ送信される。これにより、スクリーン制御部は、補償に基づくグレイスケール値に従って対応する色を表示する、
本発明の一実施形態は、ユーザ端末を提供する。当該ユーザ端末において、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギ、並びにスクリーン反射率が得られ、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギが得られ、次に、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギと、各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギとに従って、各画素の最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値が得られる。これにより、スクリーンに表示されたコンテンツの色は、外部光強度に従って補正され、それにより、コンテンツの色歪みを防ぎ、ユーザ経験を向上させることができる。
【0111】
本発明の一実施形態は、送信機24、受信機25及びバス26を有するユーザ端末2を更に提供する。図6に示すように、ユーザ端末2は以下を含む:
赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータを得るよう構成される色チャネルセンサ21と、
赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルのチャネル読み込みデータ並びにスクリーン反射率に従って、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギを得るよう構成されるプロセッサ22。
【0112】
ここで、プロセッサ22は、スクリーン輝度、並びにスクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値に従って、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギを得るよう更に構成される。
【0113】
プロセッサ22は、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギ、並びに各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギに従って、各画素の赤色、緑色及び青色の中で最低グレイスケール値を有する2つの色の補償に基づく自己発光エネルギを得るよう更に構成される。
【0114】
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングを格納するよう構成されるメモリ23。
【0115】
さらに、赤色チャネル、緑色チャネル及び青色チャネルの放射エネルギを得るとき、プロセッサ22は、特に次のように構成されても良い:
赤色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率とを乗算することにより、赤色チャネルの放射エネルギを得て、
緑色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率とを乗算することにより、緑色チャネルの放射エネルギを得て、
青色チャネルのチャネル読み込みデータとスクリーン反射率とを乗算することにより、青色チャネルの放射エネルギを得る。
【0116】
さらに、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の自己発光エネルギを得るとき、プロセッサ22は、特に次のように更に構成されても良い:
スクリーン輝度を得て、スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を得て、
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、赤色グレイスケール値と関係する赤色の自己発光エネルギを得て、
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、緑色グレイスケール値と関係する緑色の自己発光エネルギを得て、
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングに従って、青色グレイスケール値と関係する青色の自己発光エネルギを得る。
【0117】
スクリーン輝度、色グレイスケール値及び色自己発光エネルギのマッピングは、ユーザ端末にプリセットされる。
【0118】
さらに、各画素の赤色、緑色及び青色の中で最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギを得るとき、プロセッサ22は、特に次のように更に構成されても良い:
スクリーンの各画素の赤色グレイスケール値、緑色グレイスケール値及び青色グレイスケール値を比較し、

赤色グレイスケール値が最大である場合、第1の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得て、第2の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得て、ここで、
第1の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0119】
【数37】
ここで、G’は、赤色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく緑色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0120】
第2の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0121】
【数38】
ここで、B’は、赤色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく青色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0122】
緑色グレイスケール値が最大である場合、第3の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第4の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく青色自己発光エネルギを得る。
【0123】
第3の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0124】
【数39】
ここで、R’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Rは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0125】
第4の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0126】
【数40】
ここで、B’は、緑色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく青色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0127】
青色グレイスケール値が最大である場合、第5の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく赤色自己発光エネルギを得て、第6の自己発光エネルギの式に従って、補償に基づく緑色自己発光エネルギを得る。
【0128】
第5の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0129】
【数41】
ここで、R’は、青色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Rは、現在赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0130】
第6の自己発光エネルギの式は次式を有する。
【0131】
【数42】
ここで、G’は、青色グレイスケール値が最大のときの補償に基づく緑色自己発光エネルギを示す。Bは、現在青色自己発光エネルギを示す。Gは、現在緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。Bは、青色チャネルのチャネル読み込みデータを示す。
【0132】
さらに、最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づく自己発光エネルギに従って、最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値を得るとき、プロセッサ22は、特に以下のように更に構成されても良い:
赤色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得て、補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
緑色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、補償に基づく青色自己発光エネルギに従って及び青色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく青色グレイスケール値を得て、
青色グレイスケール値が最大である場合、補償に基づく赤色自己発光エネルギに従って及び赤色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく赤色グレイスケール値を得て、補償に基づく緑色自己発光エネルギに従って及び緑色グレイスケールの式を用いることにより、補償に基づく緑色グレイスケール値を得る。
【0133】
赤色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0134】
【数43】
ここで、R’は、補償に基づく赤色自己発光エネルギを示す。Rは、赤色グレイスケール値を示す。R’は、補償に基づく赤色グレイスケール値を示す。
【0135】
緑色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0136】
【数44】
ここで、G’は、補償に基づく緑色自己発光エネルギを示す。Gは、緑色グレイスケール値を示す。G’は、補償に基づく緑色グレイスケール値を示す。
【0137】
青色グレイスケールの式は、次の通りである。
【0138】
【数45】
ここで、B’は、補償に基づく青色自己発光エネルギを示す。Bは、青色グレイスケール値を示す。B’は、補償に基づく青色グレイスケール値を示す。
【0139】
補償に基づく赤、緑、青色のグレイスケール値を得た後、ユーザ端末は、補償に基づくグレイスケール値をスクリーンディスプレイ制御部へ送信する。これにより、スクリーン制御部は、補償に基づくグレイスケール値に従って対応する色を表示する、
本発明の一実施形態は、ユーザ端末を提供する。当該ユーザ端末において、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギ、並びにスクリーン反射率が得られ、スクリーンの各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギが得られ、次に、赤色、緑色及び青色のチャネル放射エネルギと、各画素の赤色、緑色及び青色の現在自己発光エネルギとに従って、各画素の最低グレイスケール値を有する2色の補償に基づくグレイスケール値が得られる。これにより、スクリーンに表示されたコンテンツの色は、外部光強度に従って補正され、それにより、コンテンツの色歪みを防ぎ、ユーザ経験を向上させることができる。
【0140】
本願により提供される実施形態では、理解されるべきことに、開示の端末及び方法は他の方法で実装されても良い。例えば、記載した端末の実施形態は単なる例である。例えば、ユニットの分割は、単なる論理的機能の区分であり、実際の実装では他の区分であっても良い。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合又は統合されても良い。或いは、幾つかの機能は無視されるか又は実行されなくても良い。さらに、表示した又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェースを通じて実装されても良い。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形式で実装されても良い。
【0141】
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されても良く、或いは各ユニットが物理的に単独で存在しても良く、或いは2以上のユニットが1つのユニットに統合されても良い。統合されたユニットは、ハードウェアを通じて実装されても良く、又はハードウェアにソフトウェア機能モージュールを加えた形式で実装されても良い。
【0142】
ソフトウェア機能ユニットの形式で実装された統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されても良い。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に格納され、本発明の実施形態による方法のステップを実行するようコンピュータ機器(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク機器)に命じるために用いられる幾つかの命令を有しても良い。記憶媒体は、USBフラッシュディスク、取り外し可能ハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を有する。
【0143】
上述の説明は、本発明の単なる特定の実施形態であり、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明で開示された技術範囲内にある、当業者により直ちに考案される変形又は置換は、本発明の保護範囲に包含される。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に従う。
【符号の説明】
【0144】
1 ユーザ端末
11 ディスプレイパラメータ取得ユニット
111 チャネル読み込みデータ取得サブユニット
112 反射率取得サブユニット
113 放射エネルギ取得サブユニット
12 発光エネルギ取得ユニット
121 グレイスケール値取得サブユニット
122 自己発光エネルギ取得サブユニット
13 発光エネルギ補償ユニット
14 グレイスケール値補償ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6