(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5744218
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】保持機能部を有するキャリア
(51)【国際特許分類】
B65D 71/24 20060101AFI20150618BHJP
【FI】
B65D71/00 C
B65D71/00 G
【請求項の数】37
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2013-536856(P2013-536856)
(86)(22)【出願日】2011年10月28日
(65)【公表番号】特表2013-544723(P2013-544723A)
(43)【公表日】2013年12月19日
(86)【国際出願番号】US2011058221
(87)【国際公開番号】WO2012058511
(87)【国際公開日】20120503
【審査請求日】2013年10月24日
(31)【優先権主張番号】61/574,417
(32)【優先日】2011年8月2日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/456,013
(32)【優先日】2010年10月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100154162
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 浩輔
(72)【発明者】
【氏名】スピヴィー,レイモンド,アール.
(72)【発明者】
【氏名】サザーランド,ロバート,エル.
【審査官】
種子島 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】
特表平09−505791(JP,A)
【文献】
特公昭50−020920(JP,B1)
【文献】
特表2003−509290(JP,A)
【文献】
実公昭43−031118(JP,Y1)
【文献】
実公昭47−034999(JP,Y1)
【文献】
実開昭58−012166(JP,U)
【文献】
実開昭49−059984(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 71/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の物品を運搬するためのカートンであって、該カートンは、
トップパネルと、
前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、
を備え、
前記少なくとも1つのサイドパネルは、前記複数の物品のうちの少なくとも1つの物品の第1の部分を保持する第1の保持機能部と、前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の第2の部分を保持する第2の保持機能部とを有し、
前記第1の保持機能部は少なくとも2つの第1の開口部を含み、前記第2の保持機能部は、前記第1の保持機能部から離間しており、
前記第2の保持機能部は、
前記少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つとそれぞれ位置合わせされている少なくとも2つの第2の開口部と、
それぞれの折り線において折り曲げ可能に接続されている少なくとも2つの保持フラップであって、前記少なくとも2つの第2の開口部間に位置決めされている、少なくとも2つの保持フラップと、
を備え、
前記少なくとも2つの保持フラップは内側保持フラップであり、前記第2の保持機能部は、少なくとも1つの外側保持フラップを含み、該少なくとも1つの外側保持フラップは、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、また前記少なくとも2つの第2の開口部のうちの1つに隣接している、複数の物品を運搬するためのカートン。
【請求項2】
前記第1の保持機能部は、前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の上側部分を保持するためのものである上側保持機能部であり、前記第2の保持機能部は、前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の下側部分を保持するためのものである下側保持機能部である、請求項1に記載のカートン。
【請求項3】
請求項1に記載のカートンであって、該カートンは、前記トップパネル内に第3の保持機能部を更に含み、該第3の保持機能部は、前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の第3の部分を保持するためのものである、カートン。
【請求項4】
前記第1の保持機能部は、前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の中央部分を保持するためのものである中央保持機能部であり、前記第2の保持機能部は、前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の下側部分を保持するためのものである下側保持機能部であり、前記第3の保持機能部は、前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の頂部部分を保持するためのものである頂部保持機能部である、請求項3に記載のカートン。
【請求項5】
前記頂部保持機能部は、前記トップパネル内に少なくとも1つの頂部開口部を含み、該頂部開口部は、それぞれの物品の頂部部分を受けるためのものである、請求項4に記載のカートン。
【請求項6】
前記頂部保持機能部は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されているとともに前記頂部開口部に隣接している少なくとも2つの頂部保持フラップを含む、請求項5に記載のカートン。
【請求項7】
前記外側保持フラップは、タックインフラップに折り曲げ可能に接続されており、該タックインフラップは、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、また前記少なくとも1つのサイドパネルと対面接触するように位置決めされている、請求項1に記載のカートン。
【請求項8】
請求項1に記載のカートンであって、該カートンは、2つの実質的に開放した端部を有しており、前記少なくとも1つの外側保持フラップは、前記実質的に開放した端部のうちの一方に隣接している物品を保持するように、該実質的に開放した端部のうちの該一方を横切って延びる、カートン。
【請求項9】
前記外側保持フラップは、折り線において前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、前記折り線の一端から延びるフック切れ目によって、前記少なくとも1つのサイドパネルから分離されている、請求項1に記載のカートン。
【請求項10】
前記内側保持フラップはそれぞれが、ベース部分と、該ベース部分に折り曲げ可能に接続されている遠位部分とを有しており、隣接した内側保持フラップの前記ベース部分は互いに折り曲げ可能に接続されている、請求項1に記載のカートン。
【請求項11】
前記外側保持フラップは、ベース部分と、該外側保持フラップの該ベース部分に折り曲げ可能に接続されている遠位部分とを含む、請求項10に記載のカートン。
【請求項12】
前記第2の保持機能部は、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている中央保持フラップを更に含み、該中央保持フラップは、前記複数の物品のそれぞれの物品の後ろにある、請求項1に記載のカートン。
【請求項13】
前記第1の保持機能部は、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されているとともに前記少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つに隣接して位置決めされている、少なくとも2つのディスペンサーフラップを含む、請求項1に記載のカートン。
【請求項14】
請求項1に記載のカートンであって、前記少なくとも1つのサイドパネルは、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含み、該カートンは、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルのうちの少なくとも一方に折り曲げ可能に接続されているボトムパネルを更に備え、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルのそれぞれは、上側部分と、下側部分と、該上側部分及び該下側部分の間に延びる中間部分とを含み、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルのうちのそれぞれのサイドパネルのそれぞれの中間部分は、前記上側部分及び前記下側部分の間で凹状に湾曲している、カートン。
【請求項15】
請求項14に記載のカートンであって、前記第1のサイドパネルの前記中間部分は、該カートンの中央において前記第2のサイドパネルの前記中間部分と接触している、カートン。
【請求項16】
請求項14に記載のカートンであって、それぞれの物品の頂面は、該カートンの、それぞれの第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルの前記上側部分と前記トップパネルとによって形成される上側内部内に収容され、前記トップパネルの内面は、前記それぞれの物品の前記頂面に隣接している、カートン。
【請求項17】
請求項16に記載のカートンであって、それぞれの物品の底面は、該カートンの、それぞれの第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルの前記下側部分と前記ボトムパネルとによって形成される下側内部内に収容され、前記ボトムパネルの前記内面は、それぞれの物品の前記底面に隣接している、カートン。
【請求項18】
複数の物品を運搬するためのカートンを形成するためのブランクであって、該ブランクは、
トップパネルと、
前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、
を備え、
前記少なくとも1つのサイドパネルは、該ブランクから形成される前記カートン内の前記複数の物品のうちの少なくとも1つの物品の第1の部分を保持する第1の保持機能部と、該ブランクから形成される前記カートン内の前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の第2の部分を保持する第2の保持機能部とを有し、
前記第1の保持機能部は少なくとも2つの第1の開口部を含み、前記第2の保持機能部は、前記第1の保持機能部から離間しており、
前記第2の保持機能部は、
前記少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つとそれぞれ位置合わせされている少なくとも2つの第2の開口部と、
それぞれの折り線において折り曲げ可能に接続されている少なくとも2つの保持フラップであって、前記少なくとも2つの第2の開口部間に位置決めされている、少なくとも2つの保持フラップと、
を備え、
前記少なくとも2つの保持フラップは内側保持フラップであり、前記第2の保持機能部は、少なくとも1つの外側保持フラップを含み、該少なくとも1つの外側保持フラップは、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、また前記少なくとも2つの第2の開口部のうちの1つに隣接している、複数の物品を運搬するためのカートンを形成するためのブランク。
【請求項19】
請求項18に記載のブランクであって、前記第1の保持機能部は、該ブランクから形成される前記カートン内の前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の上側部分を保持するための、前記トップパネルに隣接している上側保持機能部であり、前記第2の保持機能部は、該ブランクから形成される前記カートン内の前記複数の物品のうちの前記少なくとも1つの物品の下側部分を保持するためのものである下側保持機能部である、ブランク。
【請求項20】
請求項18に記載のブランクであって、該ブランクは、前記トップパネル内に第3の保持機能部を更に備え、該第3の保持機能部は、前記トップパネル内に少なくとも1つの頂部開口部と、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されているとともに前記頂部開口部に隣接している少なくとも2つの頂部保持フラップとを含み、前記第3の保持機能部は、該ブランクから形成される前記カートン内のそれぞれの物品の頂部部分を受けて保持するためのものである、ブランク。
【請求項21】
前記外側保持フラップは、タックインフラップに折り曲げ可能に接続されており、該タックインフラップは、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、また該ブランクから形成される前記カートン内の前記少なくとも1つのサイドパネルと対面接触するように位置決めされている、請求項18に記載のブランク。
【請求項22】
前記外側保持フラップは、折り線において前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、前記折り線の一端から延びるフック切れ目によって、前記少なくとも1つのサイドパネルから分離されている、請求項18に記載のブランク。
【請求項23】
前記内側保持フラップはそれぞれが、ベース部分と、該ベース部分に折り曲げ可能に接続されている遠位部分とを有しており、隣接した内側保持フラップの前記ベース部分は互いに折り曲げ可能に接続されている、請求項18に記載のブランク。
【請求項24】
前記第1の保持機能部は、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されているとともに前記少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つに隣接して位置決めされている、少なくとも2つのディスペンサーフラップを含む、請求項18に記載のブランク。
【請求項25】
複数の物品を運搬するためのカートンを形成する方法であって、該方法は、
トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルとを備えるブランクを得るステップであって、前記少なくとも1つのサイドパネルは、前記複数の物品のうちのそれぞれの物品の第1の部分を保持する第1の保持機能部と、前記複数の物品のうちのそれぞれの物品の第2の部分を保持する第2の保持機能部とを有し、前記第1の保持機能部は少なくとも2つの第1の開口部を含み、前記第2の保持機能部は、前記第1の保持機能部から離間しており、前記第2の保持機能部は、前記少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つとそれぞれ位置合わせされている少なくとも2つの第2の開口部と、それぞれの折り線において折り曲げ可能に接続されている少なくとも2つの保持フラップであって、前記少なくとも2つの第2の開口部間に位置決めされている、少なくとも2つの保持フラップとを備える、ブランクを得るステップと、
前記トップパネルに対して前記サイドパネルを位置決めすることによって前記ブランクを前記カートンに形成するステップと、
を含み、
前記カートンに形成するステップは、それぞれの物品が前記第1の保持機能部及び前記第2の保持機能部によって保持されるよう、前記少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つ及び前記位置合わせされた少なくとも2つの第2の開口部のうちのそれぞれの1つ内にそれぞれの物品を配置するステップを含み、
前記少なくとも2つの保持フラップは、前記少なくとも2つの物品の間に位置決めされており、
前記少なくとも2つの保持フラップは内側保持フラップであり、前記第2の保持機能部は、少なくとも1つの外側保持フラップを含み、該少なくとも1つの外側保持フラップは、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、また前記少なくとも2つの第2の開口部のうちの1つに隣接している、複数の物品を運搬するためのカートンを形成する方法。
【請求項26】
前記第1の保持機能部は、前記少なくとも2つの物品の上側部分を保持する上側保持機能部であり、前記第2の保持機能部は、前記少なくとも2つの物品の下側部分を保持する下側保持機能部である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記トップパネル内に第3の保持機能部を更に含み、該第3の保持機能部は、それぞれの物品の第3の部分を保持する、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記第1の保持機能部は、それぞれの物品の中央部分を保持する中央保持機能部であり、前記第2の保持機能部は、それぞれの物品の下側部分を保持する下側保持機能部であり、前記第3の保持機能部は、それぞれの物品の頂部部分を保持する頂部保持機能部である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記頂部保持機能部は、前記トップパネル内に少なくとも1つの頂部開口部を含み、前記ブランクをカートンに形成するステップは、それぞれの物品の頂部部分を前記少なくとも1つの頂部開口部に通すステップを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記頂部保持機能部は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されているとともに前記頂部開口部に隣接している少なくとも2つの頂部保持フラップを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記外側保持フラップは、タックインフラップに折り曲げ可能に接続されており、該タックインフラップは、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されており、前記カートンに形成するステップは、前記タックインフラップを前記少なくとも1つのサイドパネルと対面接触するように位置決めするステップを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記カートンに形成するステップは、2つの実質的に開放した端部を形成するステップと、前記外側保持フラップを該実質的に開放した端部のうちの一方を横切って延びるように位置決めするステップであって、該実質的に開放した端部のうちの該一方に隣接している物品を保持する、位置決めするステップとを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第2の保持機能部は、前記少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている中央保持フラップを更に含み、前記カートンに形成するステップは、前記中央保持フラップをそれぞれの物品の後ろに位置決めするステップを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記少なくとも1つのサイドパネルは、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含み、前記ブランクは、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルのうちの少なくとも一方に折り曲げ可能に接続されているボトムパネルを更に備え、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルのそれぞれは、上側部分と、下側部分と、該上側部分及び該下側部分の間に延びる中間部分とを含み、前記カートンに形成するステップは、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルのそれぞれのサイドパネルのそれぞれの中間部分を、前記上側部分と前記下側部分との間に凹状に湾曲するように位置決めするステップを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
前記カートンに形成するステップは、前記第1のサイドパネルの前記中間部分を前記カートンの中央において前記第2のサイドパネルの前記中間部分と接触するように位置決めするステップを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記カートンに形成するステップは、それぞれの第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルの前記上側部分と前記トップパネルとを用いて前記カートンの上側内部を形成するステップと、前記トップパネルの内面がそれぞれの物品の頂面に隣接するよう、該それぞれの物品の該頂面を前記カートンの前記上側内部内に位置決めするステップとを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記カートンに形成するステップは、それぞれの第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルの前記下側部分と前記ボトムパネルとを用いて前記カートンの下側内部を形成するステップと、前記ボトムパネルの内面がそれぞれの物品の底面に隣接するよう、該それぞれの物品の該底面を前記カートンの前記下側内部内に位置決めするステップとを含む、請求項36に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、包括的には、飲料製品の容器又は他のタイプの物品を保持して分配するためのキャリアに関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本願は、2010年10月29日付けで出願された米国仮特許出願第61/456,013号及び2011年8月2日付けで出願された米国仮特許出願第61/574,417号の利益を主張する。
【0003】
[参照による引用]
2010年10月29日付けで出願された米国仮特許出願第61/456,013号及び2011年8月2日付けで出願された米国仮特許出願第61/574,417号の開示内容全体は、全ての目的で引用することにより本明細書の一部をなすものとする。
【発明の概要】
【0004】
1つの態様では、本開示は、包括的には、複数の物品を運搬するためのカートンに関する。カートンは、トップパネルと、トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、を備える。少なくとも1つのサイドパネルは、複数の物品のうちの少なくとも1つの物品の第1の部分を保持する第1の保持機能部と、複数の物品のうちの少なくとも1つの物品の第2の部分を保持する第2の保持機能部とを有する。第1の保持機能部は少なくとも2つの第1の開口部を含み、第2の保持機能部は、第1の保持機能部から離間している。第2の保持機能部は、少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つとそれぞれ位置合わせされている少なくとも2つの第2の開口部と、それぞれの折り線において折り曲げ可能に接続されている少なくとも2つの保持フラップと、を備える。少なくとも2つの保持フラップは、少なくとも2つの第2の開口部間に位置決めされている。
【0005】
別の態様では、本開示は、包括的には、複数の物品を運搬するためのカートンを形成するためのブランクに関する。ブランクは、トップパネルと、トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、を備える。少なくとも1つのサイドパネルは、ブランクから形成されたカートン内の複数の物品のうちの少なくとも1つの物品の第1の部分を保持する第1の保持機能部と、ブランクから形成されたカートン内の複数の物品のうちの少なくとも1つの物品の第2の部分を保持する第2の保持機能部とを有する。第1の保持機能部は少なくとも2つの第1の開口部を含み、第2の保持機能部は、第1の保持機能部から離間している。第2の保持機能部は、少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つとそれぞれ位置合わせされている少なくとも2つの第2の開口部と、それぞれの折り線において折り曲げ可能に接続されている少なくとも2つの保持フラップと、を備える。少なくとも2つの保持フラップは、少なくとも2つの第2の開口部間に位置決めされている。
【0006】
別の態様では、本開示は、複数の物品を運搬するためのカートンを形成する方法に関する。該方法は、トップパネルと、トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルとを備えるブランクを得るステップを含む。少なくとも1つのサイドパネルは、複数の物品のうちのそれぞれの物品の第1の部分を保持する第1の保持機能部と、複数の物品のうちのそれぞれの物品の第2の部分を保持する第2の保持機能部とを有する。第1の保持機能部は少なくとも2つの第1の開口部を含み、第2の保持機能部は、第1の保持機能部から離間している。第2の保持機能部は、少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つとそれぞれ位置合わせされている少なくとも2つの第2の開口部を含む。少なくとも2つの保持フラップはそれぞれの折り線において折り曲げ可能に接続されており、少なくとも2つの第2の開口部間に位置決めされている。該方法は、トップパネルに対してサイドパネルを位置決めすることによってブランクをカートンに形成するステップを含む。カートンを形成するステップは、各物品が第1の保持機能部及び第2の保持機能部によって保持されるよう、少なくとも2つの第1の開口部のうちのそれぞれの1つ及び位置合わせされた少なくとも2つの第2の開口部のうちのそれぞれの1つ内にそれぞれの物品を配置するステップを含む。少なくとも2つの保持フラップは、少なくとも2つの物品の間に位置決めされている。
【0007】
別の態様では、カートンのトップパネルは、複数の物品のうちの少なくとも1つの物品の頂部部分を保持する物品保持機能部を有する。
【0008】
別の態様では、本開示は、包括的には、複数の物品を保持するためのカートンを形成するためのブランクに関する。
【0009】
別の態様では、本開示は、包括的には、ブランクからカートンを形成する方法に関する。
【0010】
本開示の他の態様、特徴及び詳細は、図面と組み合わせた例示的な実施形態の以下の詳細な説明の参照及び添付の特許請求の範囲から、より完全に理解されることができる。
【0011】
当業者は、添付図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって、上記の利点、並びに多様な追加の実施形態の他の利点及び利益を理解するであろう。さらに、以下で説明する図面の多様な特徴は、必ずしも一定の縮尺比で描かれているとは限らない。図面における多様な特徴及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本開示の第1の実施形態に係るカートンを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図4A】第1の実施形態のカートンの側面図である。
【
図5】本開示の第2の実施形態に係るカートンを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図6】本開示の第3の実施形態に係るカートンを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図7】本開示の第4の実施形態に係るカートンを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図8】本開示の第5の実施形態に係るカートンを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図9】本開示の第6の実施形態に係るカートンを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図10】第6の実施形態のカートンの端面図である。
【
図11】第6の実施形態のカートンの斜視図である。
【
図12】本開示の第7の実施形態に係るカートンを形成するためのブランクの外面の平面図である。
【
図13】第7の実施形態のカートンの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【0014】
本開示は、包括的に、容器、ボトル、缶等のような物品を収容するカートン又はキャリアの種々の特徴に関する。物品は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いることができる。物品は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、その材料は、ガラス、アルミニウム及び/又は他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のプラスチック等、又はそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定はされない。
【0015】
本開示に係るカートンすなわちキャリアは、任意の形状の物品を収容することができる。本開示の範囲を限定することを目的とせず、説明することを目的として、以下の詳細な説明では、キャリアの実施形態の中に配置される飲料製品の容器について説明する。本明細書において、「下側」、「ボトム」、「上側」、及び「トップ」という用語は、完全に組み立てられて直立したカートンに関して決定される向きを示す。
【0016】
図1は、本開示の第1の実施形態に係るカートンすなわちキャリア5(
図4)を形成するのに用いられるブランク3の外面2の平面図である。カートン5は、容器B(
図2)等の複数の物品を収容するのに用いることができる。図示の実施形態では、容器Bは飲料用ボトルであり、カートン5は、2×3構成の単一層で6本の容器を収容するようにサイズ決めされている。しかしながら、カートン5は、2つ以上の層、及び/又は様々な横列/縦列の構成で(例えば、1×6、2×6、2×4、2×2、2×6×2、2×4×2、2×9等)、異なる数量若しくは同じ数量の容器Bを保持するようなサイズ及び形状にすることができることが理解される。図示の実施形態では、カートン5は、概ね開放した端部6、8(
図2)を有するキャリアである。カートン5は、端部6、8が端部フラップ(不図示)又は他の閉鎖機構等によって少なくとも部分的に閉鎖されるように他の形状及び配置にすることができる。
【0017】
ブランク3は、長手軸L1及び横軸L2を有する。図示の実施形態では、ブランク3は、第1の横方向折り線21において第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に接続されているトップパネル10と、第2の横方向折り線31において第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に接続されている第1のボトムパネル30と、第3の横方向折り線41においてトップパネル10に折り曲げ可能に接続されている第2のサイドパネル40と、第4の横方向折り線51において第2のサイドパネル40に折り曲げ可能に接続されている第2のボトムパネル50とを備える。
【0018】
組み立てられたカートン5では内側ボトムパネルフラップである第1のボトムパネル30は、第2のボトムパネル50上の主要な係止用雄タブ突出部70に係合するような形状になっているとともにその突出部に係合するように位置決めされている、主要な係止用雌縁部60を形成するカットアウトを含む。第1のボトムパネル30はまた、第2のボトムパネル50の外側の補助係止用タブ突出部72を受けるような形状にされているとともにその突出部を受けるように位置決めされているスリット62を含む。完成したカートン5では外側ボトムパネルである第2のボトムパネル50は、主要な係止用雄タブ突出部70を画定するスリットによって断続した横方向折り線74を含む。ブランク3の係止用要素が、カートン5(
図2)との使用に適した典型的なボトムパネル係止用構成を明示するように示されているが、任意の代替的な形態のボトムパネル係止用構造を本開示から逸脱することなく用いることができることが理解される。
【0019】
1つの実施形態では、ブランク3は、横方向折り線31と位置合わせされているヒールカットアウト36を含む。同様に、ヒールカットアウト56が横方向折り線51と位置合わせされている。
図1では、ブランク3は、3つのヒールカットアウト36、56を各ボトムパネル30、50内に含み、これらのヒールカットアウトは、2×3(2つの縦列及び3つの横列)構成で6本の容器Bを収納するように配置されている。代替的には、ヒールカットアウト36、56はブランク内で別様の配置及び位置決めにすることができるか、又はこれらのヒールカットアウトは本開示の範囲から逸脱することなく省略することができる。
【0020】
図1に示されるように、ブランク3は、カートン5のハンドル7を形成するハンドル機能部を備える。ハンドル機能部は、それぞれがスリットによってそれぞれ形成されるとともにそれぞれの折り線13、15においてトップパネル10に折り曲げ可能に取り付けられている、第1のハンドルフラップ12と第2のハンドルフラップ14とを含む。ハンドル7はカートン5を運搬するための他の機能部を含むことができ、ハンドルフラップ12、14は省略すること若しくは別様の形状及び配置にすることができるか、又はハンドル7はカートンから省略することができる。
【0021】
図示の実施形態では、第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40は、概ね同様の機能部を有しており、互いに対して鏡像関係にある。したがって、同様の機能部は同様の参照符号によって示されている。
図1に示されるように、第1のサイドパネル20は、折り線21に隣接している第1の複数の保持機能部81を有する。保持機能部81のそれぞれは、それぞれの長手方向折り線87、89において第1のサイドパネル20にそれぞれ折り曲げ可能に接続されている一対のディスペンサーフラップ83、85と、これらのディスペンサーフラップに隣接した開口部91(広義には「第1の開口部」)とを含む。ディスペンサーフラップ83、85は、折り線21と位置合わせされているとともに折り線21の一部を形成する引き裂き線93によって、更に少なくとも部分的に画定されている。
【0022】
図示の実施形態では、第1のサイドパネル20は、第1のサイドパネルの中間部分97によって第1の複数の保持機能部81から離間している第2の複数の保持機能部95を有する。第2の保持機能部95のそれぞれは、容器Bの底部部分を受ける開口部99(広義には「第2の開口部」)を含む。開口部99は、中間部分97を第1のサイドパネル20の下側部分103に接続する横方向折り線101に隣接している。サイドパネル20、40のそれぞれは、横方向折り線106において中間部分97に折り曲げ可能に接続されている上側部分104を含む。第2の保持機能部95のそれぞれは、内側保持フラップ105aと外側保持フラップ105bとを含む。4つの内側保持フラップ105aは、一対のフラップの各フラップがそれぞれの長手方向折り線107において折り曲げ可能に接続されている状態である、2つの一対の保持フラップを含む。保持フラップ105aの各対は、2つの隣接した開口部99間に位置決めされている。
【0023】
1つの実施形態では、2つの外側保持フラップ105bは、下側タックインフラップ111に折り曲げ可能に接続されている。各タックインフラップは、折り線113においてサイドパネル20の中間部分97に折り曲げ可能に接続されているとともに折り線115において最も外側の保持フラップ105bに折り曲げ可能に接続されている第1の部分111aと、折り線117においてサイドパネル20の下側部分103に折り曲げ可能に接続されている第2の部分111bと、折り線121においてボトムパネル30、50に折り曲げ可能に接続されている第3の部分111cとを有する。保持フラップ105bはそれぞれが、折り線123において中間部分97に折り曲げ可能に接続されており、折り線115において下側タックインフラップ111に折り曲げ可能に接続されている。タックインフラップ111及び保持フラップ105bのそれぞれは、本開示から逸脱することなく別様の形状、配置、及び/又は構成にすることができる。
【0024】
カートン5を組み立てる例示的な方法において、ブランク3は、それぞれの容器が底部保持機能部95のうちの1つの底部保持機能部の開口部99に挿通され、かつ同容器の頂部部分が頂部保持機能部81のうちの隣接した頂部保持機能部のそれぞれの開口部91に挿通されるようにして、容器Bの周りに形成することができる。
図2乃至
図4に示されるように、第1のサイドパネル20の中間部分97及び第2のサイドパネル40の中間部分97は、2つの隣接した横列の容器Bの内側に隣接して位置しており、少なくとも部分的に対面接触することができる。サイドパネル20の上側部分104及び下側部分103、並びにサイドパネル40の上側部分104及び下側部分103は、カートン5内で容器を保持するように、2つの隣接した横列の容器Bの外側に隣接して位置している。さらに、それぞれのサイドパネル20、40の上側部分104及び下側部分103は、カートン5のそれぞれの正面及び背面において概ね同一平面上にある。各サイドパネル20、40の中間部分97は、その中間部分がカートンの正面及び背面において内方に湾曲するよう、上側部分104と下側部分103との間で凹状に延びる。1つの実施形態では、2つの凹状に湾曲した中間部分97は、カートン5の中央の、2つの横列の容器B間において対面し、接触する。
【0025】
図示の実施形態では、各横列の外側にある容器Bが開口部99に挿通されると、保持フラップ105bが上方向に折り曲げられ、タックインパネル111がサイドパネル20、40及びボトムパネル30、50と対面接触するように折り曲げられる。さらに、容器を開口部99に挿通することによって、内側保持フラップの対105aが折り線107において上方向に折れ曲がる。中央にある容器Bは、隣接した容器間の接触を防ぐクッションすなわちバンパーを提供するように、隣接した保持フラップと対面接触することができる上方向に折り曲げられた保持フラップ105aの形態の2つの材料層を容器の両側に有する。外側の保持フラップ105bは、例えば隣接したカートン5が包装ラインのコンベヤベルト上を移動する際、その隣接したカートンの端にある容器Bとの接触に対して保護するクッションすなわちバンパーを提供する。
【0026】
1つの実施形態では、第2のボトムパネル50は、第1に、主要な係止用雄タブ70を主要な係止用雌縁部60とそれぞれ係合させることによって、第1のボトムパネル30に固定される。係止用雄フラップ72は、スリット62に挿通され、またスリット62と協働するように相互作用して、第2のボトムパネル50を第1のボトムパネル30に更に固定する。ともに固定されたボトムパネル30、50は協働してカートン5のボトムパネル90を形成する。容器Bのヒールは、カートン5が容器Bをしっかりと包むことができるように、カットアウト36、56とそれぞれ関連付けられる。図示の実施形態では、容器Bの底面は重ね合わされたボトムパネル30、50によって支持されており、ボトムパネル30、50が組み合わされて底面及びカートン5が形成される。外側にある2つの容器Bは、タックインパネル111の底部部分111cと接触してそのタックインパネルを適所に保持する。代替的には、タックインパネル111を、ブランク3の内面に接着固定することができる。
【0027】
図2乃至
図4Aに示されるように、サイドパネル20、40の上側部分104は、トップパネル10と協働して、カートン5の上側内部120を形成し、またその上側内部120を部分的に包囲する。第1の実施形態では、容器Bの頂面Tは、トップパネル10の内面に隣接しているか、又はその内面と接触している。サイドパネル20、40の下側部分103は、重ね合わされて係止されたボトムパネル30、50と協働して、カートン5の下側内部122を形成し、またその下側内部122を部分的に包囲する。第1の実施形態では、容器Bの底面BTは、ボトムパネル30、50の内面に隣接しているか、又はその内面と接触している。サイドパネル20、40の上側部分104、中間部分97、及び下側部分103は、本開示から逸脱することなく別様の形状、配置、及び/又は位置決めにすることができる。
【0028】
カートン5の上側保持機能部81が容器Bの上側部分を保持し、下側保持機能部95が容器の下側部分を保持するため、容器はカートン内でしっかりと保持されている。容器Bの中央部分は、容器がカートン5内で保持されているときに容器の中央部分にある情報(例えば、ラベル)が見えるように位置決めされている。容器Bは、本開示から逸脱することなくカートン内に別様の位置決めにすることができる。さらに、カートン5は、本開示から逸脱することなく、ブランク3を形成又は位置決めする他のステップ又は異なるステップによって形成することができる。
【0029】
1つの実施形態では、強制的に上側保持機能部81のフラップ83、85を外方に折り曲げるとともに引き裂き線93に沿って引き裂いて上側保持機能部内に開口部を形成させながら、容器Bの頂面Tを外方に引っ張ることによって容器Bのうちの1本又は複数本をカートン5から取り外すことができる。容器Bは、その容器の下側部分が開口部99から取り外されるよう、保持機能部81の内部から離すように外に傾けて、底部保持機能部95から持ち上げることができる。容器Bは他のステップによってカートン5から取り外す、すなわち取り出すことができるか、又はカートンは本開示から逸脱することなくカートンからの容器の取り出し、すなわち取り外しを容易にするための他の機能部を有することができる。
【0030】
図5は、本開示の第2の実施形態に係るカートンを形成するのに用いられるブランク203を示す。第2の実施形態は、当業者には明らかである上述の変形及び他の変形を除いて、
図1乃至
図4を参照して示されて説明される第1の実施形態と同様である。
図8の実施形態では、
図1に示される参照符号と同様の参照符号は、同様の要素を示す。ブランク203は、保持フラップ105bのそれぞれをそれぞれのサイドパネル20、40に接続する折り線123のそれぞれの端においてフック切れ目206を含む。フック切れ目206は、サイドパネル20、40の中央部分97に対する保持フラップ105bの折り曲げを容易にする。
【0031】
図6は、本開示の第3の実施形態に係るカートンを形成するのに用いられるブランク303を示す。第3の実施形態は、当業者には明らかである上述の変形及び他の変形を除いて、
図1乃至
図4を参照して示されて説明される第1の実施形態と同様である。
図6では、
図1に示される参照符号と同様の参照符号は、同様の要素を示す。ブランク303は、第1の実施形態の上側保持機能部と同様又は同一である上側保持機能部81を含む。第3の実施形態の第1のサイドパネル20の下側保持機能部95はそれぞれが、内側保持フラップ305a及び外側保持フラップ305bを含む。4つの内側保持フラップ305aは、それぞれの折り線307においてブランク303に折り曲げ可能に接続されている。図示の実施形態では、内側保持フラップ305aのそれぞれは、折り線307において折り曲げ可能に接続されているベース部分309と、折り線313においてベース部分に折り曲げ可能に接続されている遠位部分311とを有する。さらに、外側保持フラップ305bのそれぞれは、ベース部分315と、折り線319においてベース部分に折り曲げ可能に接続されているとともに保持フラップ305aのそれぞれの遠位部分311に隣接している遠位部分317とを含むことができる。第2のサイドパネル40の下側保持機能部95は、第1のサイドパネル20の下側保持機能部と同様とすることができるか、又は、第2のサイドパネルの下側保持機能部95は、本開示から逸脱することなく本明細書に記載されている他の実施形態のうちのいずれかの実施形態の保持機能部と同様とすることができる。
【0032】
図7は、本開示の第4の実施形態に係るカートンを形成するのに用いられるブランク403を示す。第4の実施形態は、当業者には明らかである上述の変形及び他の変形を除いて、
図1乃至
図4を参照して示されて説明される第1の実施形態、及び
図6を参照して示されて説明される第3の実施形態と同様である。
図7では、前述の実施形態に示される参照符号と同様の参照符号は、同様の要素を示す。ブランク403は、第1の実施形態の上側保持機能部と同様又は同一である上側保持機能部81を含む。第4の実施形態の第1のサイドパネル20の下側保持機能部95はそれぞれが、第3の実施形態の下側保持機能部の内側保持フラップ及び外側保持フラップと同様である、内側保持フラップ305a及び外側保持フラップ305bを含む。
図7の実施形態では、第2のサイドパネル40の保持機能部95は、第1のサイドパネル20の保持機能部と同様又は同一である。
【0033】
図8は、本開示の第5の実施形態に係るカートンを形成するのに用いられるブランク503を示す。第5の実施形態は、当業者には明らかである上述の変形及び他の変形を除いて、
図1乃至
図4を参照して示されて説明される第1の実施形態と同様である。
図8では、
図1に示される参照符号と同様の参照符号は、同様の要素を示す。ブランク503は、第1の実施形態の上側保持機能部と同様又は同一である上側保持機能部81を含む。第5の実施形態の第1のサイドパネル20の下側保持機能部95はそれぞれが、前述の実施形態の内側保持フラップ及び外側保持フラップと同様の、それぞれの折り線507において折り曲げ可能に接続されている内側保持フラップ505a、及び外側保持フラップ505bを含む。
図8の実施形態では、ブランク503は、それぞれのサイドパネル20、40の中間部分97から延びるとともにそれぞれの保持フラップ505a、505b間に位置決めされている、中央保持フラップ505cを含む。中央保持フラップ505cは、組み立てられたカートン内でそれぞれの容器Bの後ろに位置することができる。保持フラップ505a、505bをサイドパネル20、40の中間部分97に対して外方に折り曲げて、第1の実施形態の保持フラップ105a、105bと同様の様態で隣接した容器間のクッションを形成することができる。
図8の実施形態では、第2のサイドパネル40の保持機能部95は、第1のサイドパネル20の保持機能部と同様又は同一である。
【0034】
図9は、本開示の第6の実施形態に係るカートン605(
図10及び
図11)を形成するのに用いられるブランク603を示す。第6の実施形態は、当業者には明らかである上述の変形及び他の変形を除いて、
図1乃至
図4を参照して示されて説明される第1の実施形態と同様である。
図9乃至
図11の実施形態では、
図1に示される参照符号と同様の参照符号は、同様の要素を示す。ブランク603は、それぞれのサイドパネル20、40内の保持機能部81に隣接している開口部606をトップパネル10内に含む。第6の実施形態の保持機能部81は、第1の実施形態のフラップと異なった形状になっているフラップ83、85を含む。開口部606は、カートン605内のそれぞれの容器Bの頂部部分を受ける、トップパネル10内の頂部保持機能部610である。
【0035】
図9乃至
図11の実施形態では、頂部保持機能部610は、トップパネル10内の開口部606に隣接したフラップ608を更に含む。フラップ608は、弓状の折り線609においてトップパネル10に折り曲げ可能に接続されており、また開口部606内に受けられる、容器Bの頂部部分の形状に適合するように撓むことができる。フラップ608は、カートン605内で容器Bをぴったりと嵌った状態に保持するように、それぞれの容器に対して付勢される。頂部保持機能部610は開口部606及びフラップ608以外の機能部を含むことができるか、又は開口部606及びフラップ608は、本開示から逸脱することなく別様の形状、配置、及び/又は構成にすることができる。
【0036】
図10及び
図11に示されるように、カートンすなわちキャリア605は、前述の実施形態のカートンすなわちキャリアと同様の方法で形成することができる。カートン605は各側に、下側保持機能部95と、前述の実施形態の上側保持機能部と構造及び機能が同様である中央保持機能部81と、頂部保持機能部610とを有する。下側保持機能部95及び中央保持機能部81は、前述の実施形態の保持機能部と同様であり、また、それぞれの容器Bの底部部分及び中央部分を保持するようにそれぞれのサイドパネル20、40内に位置決めされている。頂部保持機能部610は、トップパネル10を通じて突出することができる、それぞれの容器Bの頂部部分を保持するようにトップパネル内に位置決めされている。カートン605は、本開示から逸脱することなく、別様の形状、配置及び/又は構成にすることができる。
【0037】
図12は、本開示の第7の実施形態に係るカートン705(
図13)を形成するのに用いられるブランク703を示す。第7の実施形態は、当業者には明らかである上述の変形及び他の変形を除いて、1つ又は複数の前述の実施形態と同様である。
図12及び
図13の実施形態では、
図1に示される参照符号と同様の参照符号は、同様の要素を示す。カートン705及びブランク703は、2×2構成でそのカートンの各側に2本の容器Bを保持するようなサイズになっているが、カートン及び/又はブランクは、本開示から逸脱することなく、4本よりも多いか又は少ない容器を保持するように別様のサイズにすることができる。ブランク703は、それぞれのサイドパネル20、40内の保持機能部81から離間している開口部706をトップパネル10内に含む。図示の実施形態では、保持機能部81は、それぞれのサイドパネル20、40内に開口部91を含む。トップパネル内の開口部706は、カートン705内のそれぞれの容器Bの頂部部分を受ける、トップパネル10内の頂部保持機能部710である。
【0038】
図12及び
図13の実施形態では、頂部保持機能部710は、トップパネル10内の開口部706に隣接したフラップ708を更に含む。フラップ708は、湾曲した折り線709においてトップパネル10に折り曲げ可能に接続されており、また開口部706内に受けられる、容器Bの頂部部分の形状に適合するように撓むことができる。頂部保持機能部710は、開口部706及びフラップ708以外の機能部を含むことができるか、又は開口部706及びフラップ708は、本開示から逸脱することなく、別様の形状、配置及び/又は構成にすることができる。
【0039】
図12及び
図13に示されるように、カートンすなわちキャリア705は、前述の実施形態のカートンすなわちキャリアと同様の方法で形成することができる。
図12及び
図13の実施形態では、各サイドパネル20、40の頂部部分104は、上側部分104が折り線21、41、又はトップパネル10をサイドパネル20、40と接続させる弱化線の幅を含むよう、最小化されている。
図12及び
図13の実施形態では、サイドパネル20、40の中間部分97は、トップパネル10の下で折り曲げられており、またトップパネルから下方に延びるとともにサイドパネル20、40の上側部分104と下側部分103との間で凹状に湾曲している上側湾曲部分を有する。前述の実施形態と同様に、カートン705は各側に、下側保持機能部95と、(前述の実施形態の上側保持機能部81と構造及び機能が同様である)中央保持機能部81と、頂部保持機能部710とを有する。下側保持機能部95及び中央保持機能部81は、それぞれの容器Bの底部部分及び中央部分を保持するようにそれぞれのサイドパネル20、40内に位置決めされている。頂部保持機能部710は、トップパネルを通じて突出するそれぞれの容器Bの頂部部分を保持するようにトップパネル10内に位置決めされている。カートン705は、本開示から逸脱することなく、別様の形状、配置及び/又は構成にすることができる。
【0040】
本開示に係るブランクは、例えば、コート紙の厚紙及び同様の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内側面及び/又は外側面をクレーコートでコーティングすることができる。続いて、クレーコート上に製品、広告、価格コード、及び他の情報又は画像を印刷してもよい。続いて、ブランクに印刷されているあらゆる情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングすることができる。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングすることもできる。上述の実施形態に応じて、ブランクは、通常の紙よりも重く硬質であるような厚さの厚紙で作成してもよい。ブランクは、ボール紙、硬化紙等の他の材料、又はカートンが少なくとも概して上述したように機能することができるようにするのに適した特性を有する任意の他の材料で作成することもできる。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションに1つ又は複数のシート状材料を積層又はコーティングすることもできる。
【0041】
本開示の上述の実施形態によれば、折り線は、それに沿った折り曲げを容易にする、必ずしも直線状ではないが実質的に線状の任意の弱化形態とすることができる。本開示の範囲を狭めるためではないが、より具体的には、折り線は、所望の弱化線に沿って材料に圧潰部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等のスコア線、所望の弱化線に沿って材料に少なくとも部分的に入れ込んだ切れ目、及び/又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込むか、及び/又は完全に貫通する一連の切れ目、並びにこれらの機能部の多様な組み合わせを含むことができる。
【0042】
前述の説明は、本開示の種々の実施形態を例示及び説明するものである。種々の変更を上記構成内でなし得るので、上記説明に含まれるか又は添付図面に示されている全ての事項が、限定的な意味ではなく例示として解釈されることが意図される。さらに、本開示は、上述の実施形態の種々の変更形態、組み合わせ、変形形態等をカバーする。本開示は、例示的な実施形態を参照しながら上記で説明されているが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、それらの実施形態に種々の追加、変更及び変形を行うことができることが当業者には理解されるであろう。さらに、本開示の範囲から逸脱することなく、各実施形態の或る特定の特徴及び特性を選択的に入れ替え、他の説明された実施形態及び説明されていない実施形態に適用することができる。