特許第5744239号(P5744239)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5744239アセンブリへのアクセスを可能にするためのアクセスポータルを提供するように構成されるランナーアセンブリを含む金型工具システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5744239
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】アセンブリへのアクセスを可能にするためのアクセスポータルを提供するように構成されるランナーアセンブリを含む金型工具システム
(51)【国際特許分類】
   B29C 45/27 20060101AFI20150618BHJP
【FI】
   B29C45/27
【請求項の数】14
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-554583(P2013-554583)
(86)(22)【出願日】2012年2月16日
(65)【公表番号】特表2014-514972(P2014-514972A)
(43)【公表日】2014年6月26日
(86)【国際出願番号】US2012025330
(87)【国際公開番号】WO2012112732
(87)【国際公開日】20120823
【審査請求日】2013年10月11日
(31)【優先権主張番号】61/443,735
(32)【優先日】2011年2月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595155303
【氏名又は名称】ハスキー インジェクション モールディング システムズ リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HUSKY INJECTION MOLDING SYSTEMS LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100154162
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 浩輔
(72)【発明者】
【氏名】メッス,フィリップ アレキサンドル
(72)【発明者】
【氏名】デゾン−ガイヤード,パトリス ファビエン
(72)【発明者】
【氏名】オーバーフィールド,サラ,キャスリン
【審査官】 田代 吉成
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−70551(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 45/27
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノズルアセンブリ(620)のステムアセンブリ(609)と接続されるステム作動プレート(606)をずらすように構成され、それによって、金型アセンブリ(700)に対する、前記ステムアセンブリ(609)のステム突出(794)の量を調整する、位置調整アセンブリ(10)と、
その位置調整アセンブリ(10)を支持するランナーアセンブリ(600)であって、取り外しアセンブリ(105)により前記位置調整アセンブリ(10)へのアクセスを可能にするように構成されるアクセスポータル(103)を与えるように構成され、前記位置調整アセンブリ(10)が、前記ランナーアセンブリ(600)から取り外されて交換されることができる、ランナーアセンブリ(600)と、
を備え
記ランナーアセンブリ(600)は、前記ステム作動プレート(606)の作動可能な移動を支持し、
前記アクセスポータル(103)は、前記位置調整アセンブリ(102)へのアクセスを可能にするように構成される、金型工具システム(100)。
【請求項2】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記アクセスポータル(103)は、前記ランナーアセンブリ(600)が成型システム(500)に動作可能に載置される場合には、原位置で前記位置調整アセンブリ(10)へのアクセスを可能にするように構成される、金型工具システム(100)。
【請求項3】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記アクセスポータル(103)は前記位置調整アセンブリ(102)へのアクセス可能な調整を可能にするように構成される、金型工具システム(100)。
【請求項4】
請求項2に記載の金型工具システム(100)であって、
原位置は、
(i)前記ランナーアセンブリ(600)が静止プランテン(504)と可動プランテン(506)とによって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられた状態のままでいることと、
(ii)前記ランナーアセンブリ(600)が前記金型アセンブリ(700)に連結された状態のままでいることと、
(iii)前記金型アセンブリ(700)と前記ランナーアセンブリ(600)とが前記静止プランテン(504)から離間され得る後退状態で位置付けられることと、
(iv)前記金型アセンブリ(700)と前記ランナーアセンブリ(600)とが前記可動プランテン(506)によって支持された状態のままでいることと、
を含む、金型工具システム(100)。
【請求項5】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記位置調整アセンブリ(102)の交換を少なくとも部分的に可能にするために、前記アクセスポータル(103)は前記取り外しアセンブリ(105)の挿入に応じるように構成され、異なるステム突出高さが実現されることができる、金型工具システム(100)。
【請求項6】
請求項2に記載の金型工具システム(100)であって、
原位置は、前記アクセスポータル(103)を画定するバッキングプレート(602)を含むことができ、
前記アクセスポータル(103)は、前記ステム作動プレート(606)と前記ステムアセンブリ(609)とを分解する必要なしに、前記取り外しアセンブリ(105)を使用することで、前記位置調整アセンブリ(102)へのアクセスを可能にするように構成される、金型工具システム(100)。
【請求項7】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記ステム作動プレート(606)は、前記金型アセンブリ(700)につながるゲートアセンブリ(720)において、溶融物流動位置と溶融物非流動位置との間で前記ステムアセンブリ(609)を移動させるように構成される、金型工具システム(100)。
【請求項8】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記位置調整アセンブリ(102)は、前記ステムアセンブリ(609)が溶融物非流動位置に位置付けられる場合には、前記金型アセンブリ(700)に対する前記ステムアセンブリ(609)の突出の量を調整するように構成される、金型工具システム(100)。
【請求項9】
請求項2に記載の金型工具システム(100)であって、
原位置は、
前記ランナーアセンブリ(600)が、静止プランテン(504)と可動プランテン(506)とによって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられた状態のままでいることと、
前記ランナーアセンブリ(600)が、前記金型アセンブリ(700)から切断されることと、
前記金型アセンブリ(700)が、前記ランナーアセンブリ(600)と前記静止プランテン(504)とから後退され、又は離れて設置されることと、
前記金型アセンブリ(700)が、前記可動プランテン(506)によって支持された状態のままでいることと、
を含む、金型工具システム(100)。
【請求項10】
請求項2に記載の金型工具システム(100)であって、
原位置は、
前記ランナーアセンブリ(600)が、静止プランテン(504)と可動プランテン(506)とによって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられた状態のままでいることと、
前記ランナーアセンブリ(600)が、前記金型アセンブリ(700)に連結された状態のままでいることと、
前記ランナーアセンブリ(600)が、前記静止プランテン(504)と接続された状態のままでいることと、
前記金型アセンブリ(700)が、前記可動プランテン(506)によって支持された状態のままでいることと、
を含む、金型工具システム(100)。
【請求項11】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記位置調整アセンブリ(102)は、
保持アセンブリ(150)と、
スペーサ要素(152)と、
を含み、
前記保持アセンブリ(150)は、前記ステム作動プレート(606)に螺着可能に連結可能であるように構成され、また、前記スペーサ要素(152)を、前記ステム作動プレート(606)に対して定位置に保持するように構成され、
前記スペーサ要素(152)は既定の高さを有し、前記スペーサ要素(152)は、前記スペーサ要素(152)とは異なる高さを有する別のスペーサ要素(152)と交換可能であり、前記ステムアセンブリ(609)の突出の量がロックされることができる、金型工具システム(100)。
【請求項12】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記位置調整アセンブリ(102)は、単一の単位本体(154)であって、前記ステム作動プレート(606)に螺着可能に連結可能であり、既定の高さを有し、前記単一の単位本体(154)とは異なる高さを有する別の単一の単位本体(154)と交換可能であり、前記ステムアセンブリ(609)の突出の量がロックされることができるように構成される、単一の単位本体(154)を含む、金型工具システム(100)。
【請求項13】
請求項1に記載の金型工具システム(100)であって、
前記位置調整アセンブリ(102)は、
スペーサ部材(166)と、
前記除去アセンブリ(105)からのトルクの適用を受けるように構成される工具インターフェース(168)を有するピン部材(160)と、
前記ピン部材(160)の端部に位置付けられる平坦部(164)と、
前記ピン部材(160)の最上部から離間されるアンダーカット部分(162)と、
を含み、
前記アンダーカット部分(162)は、前記ステム作動プレート(606)からの前記スペーサ部材(166)の取り外しを促進するために、前記スペーサ部材(166)に係合するように構成され、前記ステムアセンブリ(609)の突出の量がロックされることができる、金型工具システム(100)。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか一項に記載の金型工具システム(100)を有する成型システム(500)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一態様は、概して、金型工具システムを(これに限定されないが)含む成型システムに(これに限定されないが)関する。
【発明の概要】
【0002】
発明者らは、低品質の成型物品や成型部品を不注意に製造する既知の成型システムに関連する課題を調査してきた。多くの研究の後、発明者らは、後述で示される課題及びその解決策の理解に到達し、この理解が一般には知られていないと考えられる。
【0003】
1つの課題は、成型システムのエンドユーザが、成型システムのランナーアセンブリのアセンブリの一態様(それはまた、サブアセンブリとも称されることもできる)を微調整する必要があり得る場合に生じる。ランナーアセンブリのアセンブリの微調整の一例は、金型認定の間にバルブステムの突出を調整するように構成されるアセンブリであってもよい(しかしこれには限定されない)。加工温度は常に事前に知られることはできず、これは、要求され得るステムの突出の量に関して影響を有することもある。既知の作動されるステムプレートは、金型アセンブリの中へのバルブステムの突出の量を提供するように構成され得るストップパッドアセンブリを使用することもできる。ストップパッドアセンブリのいくつかの厚さは細かい増分で使用されてもよい。ストップパッドアセンブリの高さは、バルブステムの既定の公称突出(すなわち、バルブステムが閉位置又は非流動位置に配置され得る間の金型アセンブリの中に向ったバルブステムの突出)を達成するように選定又は選択されてもよい。また、正しいストップパッドアセンブリ選択は製造の累積逸脱を補うこともできる。既知のランナーアセンブリは、ストップパッドアセンブリを使用した少数の調整を要求することもでき、次いでストップパッドアセンブリは、生産のために(すなわち、成型システムによる物品の成型を可能にするために)定置でロックされることもできる。既知のアプローチは、ストップパッドアセンブリを取り換えるために、通常はベンチ上での(すなわち、ランナーアセンブリが成型システムから切断されることもできる)ランナーアセンブリの分解に起因して時間がかかるかもしれない。
【0004】
一態様によれば(しかしこの態様に限定されずに)、少なくとも部分的に、上記を解決するための配設を与えために、アセンブリ(101)と、アセンブリ(101)を支持するランナーアセンブリ(600)とを備える金型工具システム(100)が提供され、ランナーアセンブリ(600)は、取り外しアセンブリ(105)によるアセンブリ(101)へのアクセスを可能にするように構成されるアクセスポータル(103)を与えるように構成されているため、アセンブリ(101)はランナーアセンブリ(600)から取り外されて、交換されることもでき、アセンブリ(101)は、ノズルアセンブリ(620)のステムアセンブリ(609)と接続されるステム作動プレート(606)と相互作用するように構成される位置調整アセンブリ(102)を含み、その位置調整アセンブリ(102)は、金型アセンブリ(700)に対するステムアセンブリ(609)のステム突出(794)の量を調整するように構成され、そのランナーアセンブリ(600)は、ステム作動プレート(606)の作動可能な移動を支持し、そのアクセスポータル(103)は、位置調整アセンブリ(102)へのアクセスを可能にするように構成される。
【0005】
ここで、非限定的な実施形態の他の態様及び特徴は、添付の図面とともに非限定的な実施形態の次の詳細な説明を概観すれば、当業者に明らかになるであろう。
非限定的な実施形態は、非限定的な実施形態の次の詳細な説明を添付の図面と併せて参照することによって、より完全に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】成型システム(500)の略図を図示する。
図2A】成型システム(500)の略図を図示する。
図2B】成型システム(500)の略図を図示する。
図3図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図4A図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図4B図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図5A図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図5B図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図6図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図7図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図8図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図9図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図10図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図11図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図12図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図13図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
図14図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な、金型工具システム(100)の略図を図示する。
【0007】
図面は、必ずしも一定の縮尺ではなく、極細線、模式図及び部分図によって例証されることもできる。ある種の事例では、実施形態(及び/又は他の詳細の把握を困難にする他の詳細)の理解に必要ではない詳細は省略されることもできる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1図2A図2Bは、成型システム(500)の略図を示す。図3図4A図4B図5A図5B図6図7図8図9図10図11図12図13図14は、図1図2A図2Bの成型システム(500)と共に使用可能な金型工具システム(100)の模式図を示す。成型システム(500)及び金型工具システム(100)は、例えば、当業者に既知の構成要素を含むこともでき、これらの既知の構成要素は本明細書では説明されない。これらの既知の構成要素は、少なくとも部分的に、(例えば)次の参考文献で説明されている:(i)OSSWALD/TURNG/GRAMANN著「Injection Molding Handbook」(ISBN:3−446−21669−2)、(ii)ROSATO AND ROSATO著「Injection Molding Handbook」(ISBN:0−412−99381−3)、(iii)JOHANNABER著「Injection Molding Systems」(第3版)(ISBN 3−446−17733−7)、及び/又は(iv)BEAUMONT著「Runner and Gating Design Handbook」(ISBN 1−446−22672−9)。この文書の目的で、「含む(include)(これには限定されないが)」という句は、「備える(comprising)」という語と同等であることが理解される。「備える」という語は、特許請求項のプリアンブルから請求項に記載の発明の内容を規定する特定要素へと繋がる移行句又は用語である。移行句は、請求項に対する限定として作用し、被疑侵害デバイス(等)が本特許の中の請求項よりも多い又は少ない要素を含む場合に、類似のデバイス、方法、又は構成が、本特許を侵害するかどうかを示す。「備える」という語は、開放された移行語とみなされ、これは、請求項の中で識別されるどのような要素にもプリアンブルを限定しないので、最も広義の移行の形態である。
【0009】
金型工具システム(100)の定義は、以下の通りである:例えば、射出成型システム等の、成型システム(500)の静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)によって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられることもでき、及び/又はその中で使用されることもできる、システム。例えば、金型工具システム(100)は、金型アセンブリ(700)、及び/又はランナーアセンブリ(600)、及び/又は任意のサブアセンブリもしくはその一部と共に使用されてもよい。
【0010】
図1は、成型システム(500)の略図を図示する。成型システム(500)は、使用中に、流動性成型材料とも称される溶融物を調製するように構成される溶融物調製アセンブリ(514)を(これには限定されないが)含むこともできる。ランナーアセンブリ(600)は、溶融物調製アセンブリ(514)からの溶融物を受けるように構成される。ランナーアセンブリ(600)は、溶融物調製アセンブリ(514)から金型アセンブリ(700)へと溶融物を運ぶように構成される。ランナーアセンブリ(600)は、金型アセンブリ(700)に隣接してもよい。成型システム(500)、ランナーアセンブリ(600)、及び金型アセンブリ(700)は、単一の業者によって供給されてもよく、又は異なる業者によって供給されてもよい。型締アセンブリ(502)は、静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)を含む。可動プランテン(506)は静止プランテン(504)に対して可動であるように構成される。金型アセンブリ(700)は、ランナーアセンブリ(600)と接合し得る第1の金型部分(702)を含むこともできる。金型アセンブリ(700)はまた、可動プランテン(506)と接合し得る(又はそれによって支持さることもできる)第2の金型部分(704)を含むこともできる。ランナーアセンブリ(600)は、静止プランテン(504)に接続されるように、又はそれによって支持されるように構成されることもできる。金型アセンブリ(700)は、可動プランテン(506)に接続され又はそれによって支持されるように構成されることもできる。ロッド(508)は静止プランテン(504)と可動プランテン(506)との間に延在する。可動プランテン(506)はロッド(508)に沿って可動であってもよい。ロックアセンブリ(510)はロッド(508)の端部で支持され、ロックアセンブリ(510)は、静止プランテン(504)に対して可動プランテン(506)をロック及びロック解除するように構成される。クランプユニット(512)はロッド(508)の他方の端部に取り付けられる。
【0011】
図2A図2Bは、製造の動作モードにある成型システム(500)の略図を図示する。図2Aは、動作中に、可動プランテン(506)が金型アセンブリ(700)を閉鎖するために静止プランテン(504)の方へ移動させられ得る場合を図示する。クランプユニット(512)は、型締力を静止プランテン(504)及びロッド(508)に適用するように構成され、それが順にロックアセンブリ(510)、次いで可動プランテン(506)に転送される。型締力は金型アセンブリ(700)及びランナーアセンブリ(600)に適用される一方で、溶融物調製アセンブリ(514)は溶融物(樹脂)を圧力下でランナーアセンブリ(600)へ、次いで金型アセンブリ(700)に搬送する。図2Bは、一旦、溶融物が金型アセンブリ(700)の中で凝固すると、可動プランテン(506)が静止プランテン(504)から離れて移動することもできるため、金型アセンブリ(700)が分離することもでき、このようにして成型物品(800)が金型アセンブリ(700)から取り外されることが可能となる場合を図示する。
【0012】
図3は、金型工具システム(100)の例示的略図を図示する。概して、金型工具システム(100)は、アクセスポータル(103)を(これに限定されず、例として)与えるように構成され得るランナーアセンブリ(600)を含むこともできる。アクセスポータル(103)は、アセンブリ(101)へのアクセスを可能にするように構成されることもできる。アクセスポータル(103)は、取り外しアセンブリ(105)によるアセンブリ(101)へのアクセスを可能にするように構成されることもできるため、アセンブリ(101)がランナーアセンブリ(600)から取り外され交換されることもできる。アセンブリ(101)はランナーアセンブリ(600)内での支持のために構成されることもできる。オプションに従って、アクセスポータル(103)は、ランナーアセンブリ(600)が成型システム(500)に動作可能に載置される場合には、原位置でアセンブリ(101)へのアクセスを可能にするように構成されることもでき、この場合について複数の例が下で説明される(図3、6、8に具体的に図示される)。
【0013】
アセンブリ(101)は位置調整アセンブリ(102)を(これには限定されないが)含むこともできる。位置調整アセンブリ(102)はステム作動プレート(606)と相互作用するように構成されてもよく、それは図4Aに図示される。ステム作動プレート(606)はノズルアセンブリ(620)のステムアセンブリ(609)と接続されてもよく、それらの両方は図4Aに図示される。位置調整アセンブリ(102)は金型アセンブリ(700)に対するステムアセンブリ(609)の突出の量を調整するように構成されることもできる。ランナーアセンブリ(600)はステム作動プレート(606)の作動可能な移動を支持してもよい。ランナーアセンブリ(600)は、位置調整アセンブリ(102)へのアクセス可能な調整を可能にするように構成され得るアクセスポータル(103)を与えてもよい。
【0014】
1つの例又は状況について(不図示)、ランナーアセンブリ(600)は静止プランテン(504)及び金型アセンブリ(700)から完全に撤去され、又は切断されてもよい(図1に図示されているように示される)ことが理解されるであろう。次いで、ランナーアセンブリ(600)は、例えば、修復ベンチ上に配置されてもよく、ランナーアセンブリ(600)のアクセスポータル(103)を使用し、位置調整アセンブリ(102)へのアクセスを得てもよい。
【0015】
図3に現在図示される別の場合について、ランナーアセンブリ(600)は静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)の外周によって画定される成型エンベロープ(533)内に留まってもよいことが理解されるであろう。例えば、ランナーアセンブリ(600)は金型アセンブリ(700)と接続された状態でいてもよく、ランナーアセンブリ(600)は、静止プランテン(504)から切断されてもよい。次いで、可動プランテン(506)は、ランナーアセンブリ(600)のアクセスポータル(103)を使用して、位置調整アセンブリ(102)へのアクセスを得てもよくするため、静止プランテン(504)から離れて並行移動されてもよい。アクセスポータル(103)は、位置調整アセンブリ(102)の交換を少なくとも部分的に可能にするために、取り外しアセンブリ(105)の挿入に応じるように構成されるため、別の位置調整アセンブリによる異なるステム突出高さが実現されることもできる。
【0016】
図3図6図8は、原位置での位置調整アセンブリ(102)へのアクセス可能な調整を可能にするように構成されることもできるアクセスポータル(103)の複数の例を提供する。「原位置」の意味は、ランナーアセンブリ(600)が成型システム(500)の静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)によって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられた状態のままでいること、及び/又はランナーアセンブリ(600)が、次の場合のいずれか1つに従って、(i)静止プランテン(504)に直接に、及び金型アセンブリ(700)を通じて可動プランテン(506)に間接的に取り付けられることである。
【0017】
図3は、(i)ランナーアセンブリ(600)が、静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)によって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられた状態のままでいる、(ii)ランナーアセンブリ(600)が金型アセンブリ(700)と連結された状態のままでいる、(iii)金型アセンブリ(700)及びランナーアセンブリ(600)が、静止プランテン(504)から離れて設置され得る後退状態で位置付けられる、ならびに(iv)金型アセンブリ(700)及びランナーアセンブリ(600)が、可動プランテン(506)によって支持されて状態を保持する、「原位置」の例を与える。図6及び図8は、「原位置」の他の例を提供することが理解されるであろう。
【0018】
図4Aは金型工具システム(100)のより詳細な図を図示する。図4Bは、実現され得る第1のステム突出高さの第1の例を示す。図5Aは、図4Aに図示されるものとは異なる高さを有し得る別の位置調整アセンブリを有する金型工具システム(100)のより詳細な図を図示する。図5Bは、図4Aに図示される配設により実現され得るものとは異なるステム突出高さである、実現され得る第2のステム突出高さの第2の例を図示する。
【0019】
図4Aは、ランナーアセンブリ(600)がアクセスポータル(103)を提供し得る配設又は様態の第1の例を図示する。図4の例によれば、「原位置」は、ステム作動プレート(606)及びステムアセンブリ(609)を分解する必要なしに、取り外しアセンブリ(105)を使用することによって、位置調整アセンブリ(102)へのアクセスを可能にするように構成され得るアクセスポータル(103)を(これには限定されないが)画定するバッキングプレートを含むこともできる。図7は、ランナーアセンブリ(600)がアクセスポータル(103)を与えるように配設され得る配設の第2の例を提供する。図9は、ランナーアセンブリ(600)がアクセスポータル(103)を提供するように配設され得る配設の第3の例を提供する。
【0020】
ステム作動プレート(606)は、金型アセンブリ(700)につながるゲートアセンブリ(720)において、溶融物流動位置と溶融物非流動位置との間でステムアセンブリ(609)を移動させるように構成されることもできる。位置調整アセンブリ(102)は、ステムアセンブリ(609)が溶融物非流動位置に位置付けられる場合には、金型アセンブリ(700)に対する、ステムアセンブリ(609)の突出の量を調整するように構成されることもできる。作動装置(不図示)は、ステム作動プレート(606)と接続されてもよく、作動装置は、作動シグナルを受信する作動装置に反応して、ステム作動プレート(606)の移動を作動するように構成されることもできることが理解され得る。
【0021】
位置調整アセンブリ(102)は、ランナーアセンブリ(600)のバッキングプレート(602)の後側からアクセス可能かつ交換可能であってもよい。これは、ランナーアセンブリ(600)が静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)によって画定される成型エンベロープ(533)内に留まる間に、すなわち、プレス内で、ランナーアセンブリ(600)のプレートを取り外すことなく原位置で、位置調整アセンブリ(102)が交換され得るため、ステム突出調整を行う時間を低減することもできる。
【0022】
機構(図示されず説明されないが既知である)を使用して、正しい様態でステム作動プレート(606)の移動を保ち、維持することが理解されるであろう。
【0023】
例として、ランナーアセンブリ(600)は、次の構成要素及びサブアセンブリを(これには限定されないが)含むこともできる。バッキングプレート(602)は静止プランテン(504)に載置され、それに接続されるように構成されることもできる。バッキングプレート(602)は、位置調整アセンブリ(102)及び取り外しアセンブリ(105)へのアクセスを与えるように構成され得るアクセスポータル(103)を画定することもできる。取り外しアセンブリ(105)は、位置調整アセンブリ(102)を取り外すために使用されることもでき、又はそのように構成されることもできる。ステムコネクタアセンブリ(604)は、ステム作動プレート(606)をステムアセンブリ(609)に接続するように構成される。位置調整アセンブリ(102)は、ステム作動プレート(606)に螺着可能に係合するように構成され得るねじ山構造を含んでもよい。ステムアセンブリ(609)はマニホールドアセンブリ(616)及びノズルアセンブリ(620)の中を通り延在する。ノズルアセンブリ(620)はマニホールドアセンブリ(616)の片側に取り付けられてもよい。マニホールドバックプレートアセンブリ(608)は、バッキングプレート(602)に隣接する。ステム作動プレート(606)は、バッキングプレート(602)とマニホールドバックプレートアセンブリ(608)との間で作動可能に可動であってもよい。バックアップパッド(610)は、マニホールドバックプレートアセンブリ(608)とマニホールドアセンブリ(616)との間に配置される。マニホールドアセンブリ(616)は、溶融物を金型アセンブリ(700)にノズルアセンブリ(620)を介して分配するように構成され得る溶融物チャネル(612)を画定する。マニホールドアセンブリ(616)はまた、溶融物チャネル(612)の一部を画定するように構成され得るマニホールドドロップアセンブリ(614)を含むこともできる。ステムアセンブリ(609)は、マニホールドドロップアセンブリ(614)の中を通り延在してもよい。マニホールドフロントプレートアセンブリ(618)は、マニホールドバックプレートアセンブリ(608)に隣接し、それと接続する。マニホールドアセンブリ(616)は、マニホールドフロントプレートアセンブリ(618)とマニホールドバックプレートアセンブリ(608)との間に位置付けられ、支持されてもよい。ノズルアセンブリ(620)は、金型アセンブリ(700)と選択的に流体連通するように構成されてもよい。ステムアセンブリ(609)は、金型アセンブリ(700)の中への溶融物の流動を可能にする溶融物流動位置と、溶融物がノズルアセンブリ(620)から流れ出ない溶融物非流動位置との間に位置付けられるように構成されることもできる。ゲートアセンブリ(720)は、マニホールドフロントプレートアセンブリ(618)と金型アセンブリ(700)との間に位置付けられてもよい。
【0024】
図4Bは、ゲートアセンブリ(790)とステムアセンブリ(609)との間でゲートノズル溶融物チャネル(792)が画定される、図4Aのゲートアセンブリ(790)の断面図を図示する。ステムアセンブリ(609)は、図4Aにおいて、閉位置又は非流動位置にあるように図示される。ステムアセンブリ(609)は、ステム突出(794)の量だけ、金型アセンブリ(700)の中に向って延在するように図示される。ステム突出(794)の量は、ステム作動プレート(606)とマニホールドバックプレートアセンブリ(608)との間に存在する位置調整アセンブリ(102)の高さの量である。
【0025】
図5Aは、図5Bに図示されるように、金型アセンブリ(700)の中に向ってステムアセンブリ(609)の突出が少なくなることができるように、位置調整アセンブリ(102)が、ステム作動プレート(606)をマニホールドバックプレートアセンブリ(608)から更に離してずらすように構成された場合についてのランナーアセンブリ(600)の断面図を図示する。ステム作動プレート(606)の位置合わせのために使用される機構は既知であり、図示又は説明されないことが理解されるであろう。ステム作動プレート(606)の移動を作動するための多くの方法(空気圧式、電気式等)が存在する。
【0026】
図6は、(i)ランナーアセンブリ(600)が、静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)によって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられた状態のままであり、(ii)ランナーアセンブリ(600)が分割線において開いており、(iii)金型アセンブリ(700)の一部がランナーアセンブリ(600)及び静止プランテン(504)から後退され、又は離れて設置され、ならびに(iv)金型アセンブリ(700)が可動プランテン(506)によって支持された状態のままでいる「原位置」の第2の例についてのランナーアセンブリ(600)の略図を図示する。
【0027】
図7は、図6のランナーアセンブリ(600)の詳細な断面図を図示する。図7は、ランナーアセンブリ(600)によって与えられるアクセスポータル(103)の関係の第2の例のより詳細な図を提供する。マニホールドバックプレートアセンブリ(608)及びマニホールドフロントプレートアセンブリ(618)及びゲートアセンブリ(790)の全てはアクセスポータル(103)を画定する。金型アセンブリ(700)がランナーアセンブリ(600)から切断される場合には、取り外しアセンブリ(105)によって、アクセスポータル(103)を使用して、位置調整アセンブリ(102)をランナーアセンブリ(600)から取り外し及び交換してもよい。
【0028】
図8は、(i)ランナーアセンブリ(600)が、静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)によって画定される成型エンベロープ(533)の中に位置付けられた状態のままであり、(ii)ランナーアセンブリ(600)が、金型アセンブリ(700)と接続された状態のままであり、(iii)ランナーアセンブリ(600)が、静止プランテン(504)と接続された状態のままであり、ならびに(iv)金型アセンブリ(700)が、可動プランテン(506)によって支持された状態のままでいる「原位置」の第3の例についてのランナーアセンブリ(600)の略図を図示する。
【0029】
図9は、図8のランナーアセンブリ(600)の詳細な断面図を図示する。図9は、ランナーアセンブリ(600)によって与えられるアクセスポータル(103)の関係の第3の例のより詳細な図を提供する。マニホールドバックプレートアセンブリ(608)は、静止プランテン(504)及び可動プランテン(506)の方へ配向されないランナーアセンブリ(600)の側面から配向され得るアクセスポータル(103)を画定し、アクセスポータル(103)を使用し、取り外しアセンブリ(105)によって位置調整アセンブリ(102)をランナーアセンブリ(600)から取り外してもよい。
【0030】
図10は、位置調整アセンブリ(102)の第1の例の分解斜視図(非組立て状態)を図示する。位置調整アセンブリ(102)は、保持アセンブリ(150)及びスペーサ要素(152)を(これらに限定されないが)含むこともできる。取り外しアセンブリ(105)はステム作動プレート(606)に螺着可能に連結可能であるように構成されることもできる。保持アセンブリ(150)は、スペーサ要素(152)をステム作動プレート(606)に対して定置に保持するように構成されることもできる。スペーサ要素(152)は所定の高さを有することもできる。スペーサ要素(152)は、スペーサ要素(152)とは異なる高さを有し得る別のスペーサ要素と交換可能であってもよいため、ステムアセンブリ(609)の突出の量がロックされることもできる。位置調整アセンブリ(102)は、止めねじによって固定され又は螺入されてもよく、あるいはボルト締め保持器、スナップリング等を含んでもよい。位置調整アセンブリ(102)は、位置調整アセンブリ(102)の取り外しを可能にするように構成され得る特徴(すなわちタップ、溝、穴等)を有してもよい。
【0031】
図11は、組立てられた状態にある位置調整アセンブリ(102)の斜視断面図を図示する。スペーサ要素(152)は、ステム作動プレート(606)に対して隣接させられ得る肩部(302)を含んでもよい。バッキングプレートは、図11に図示されていないことが理解されるであろう。ねじ山(300)を使用して、保持アセンブリ(150)をステム作動プレート(606)と接続してもよい。
【0032】
図12は、組立てられた(据付けされた)状態における位置調整アセンブリ(102)の第2の例を図示する。ねじ山(350)を使用し、保持アセンブリ(150)をステム作動プレート(606)と接続してもよい。ねじ山(350)は連続的な高さ調整(354)を与えてもよい。位置調整アセンブリ(102)は、(i)ステム作動プレート(606)に螺着可能に連結可能であり、(ii)既定の高さを有し、(iii)単一の単位本体(154)とは異なる高さを有する別の単一の単位本体と交換可能であるため、ステムアセンブリ(609)の突出の量がロックされ得るように構成される単一の単位本体(154)を(これには限定されないが)含むこともできる。
【0033】
図13は、分解斜視図(据付けされてない状態)における位置調整アセンブリ(102)の第3の例を図示する。位置調整アセンブリ(102)は、スペーサ部材(166)と、取り外しアセンブリ(105)からのトルクの適用を受けるように構成される工具インターフェース(168)を有し得るピン部材(160)とを(これらに限定されないが)含むこともできる。平坦部(164)が、ピン部材(160)の端部に位置付けられてもよい。アンダーカット部分(162)は、ピン部材(160)の最上部から離間されていてもよい。アンダーカット部分(162)は、ステム作動プレート(606)からのスペーサ部材(166)の取り外しを促進するために、スペーサ部材(166)に係合するように構成されることもできる。
【0034】
図14は、断面図(据付けされた状態)における位置調整アセンブリ(102)の第3の例を図示する。ねじ山(360)は、位置調整アセンブリ(102)及びスペーサ部材(166)を保持するように構成される。ステム作動プレート(606)は、少なくとも部分的に位置調整アセンブリ(102)を受け得るチャネル(607)を画定することもできる。異なるスペーサ高さはステム突出(680)の量を変更することもできる。
【0035】
上述のアセンブリ及びモジュールを、当業者の範囲内で所望の機能及び任務を行わせるために要求され得るように相互に関連付け、明示的な説明の必要なしに、このような組み合わせ及び置換を行ってもよいことが理解されるであろう。当該技術分野で利用可能な均等物のいずれよりも優れた、特定のアセンブリ、構成要素、又はソフトウェアコードは何ら存在しない。機能が果たされ得る限り、他のものよりも優れた本発明及び/又は本発明の例を実践する特定の様式は何ら存在しない。本発明の全ての必須の態様は本文書で提供されている。
【0036】
本発明の範囲は独立請求項によって提供される範囲に限定されることが理解され、また、本発明の範囲は、(i)従属請求項、(ii)非限定的な実施形態の詳細な説明、(iii)概要、(iv)要約、及び/又は(v)この文書以外(すなわち、提出、起訴、及び/又は権利付与の本出願以外)で提供される説明に限定されないことが理解される。この文書の目的で、「含む(これには限定されず)」という句は、「備える」という語と同等であることが理解される。前述のものは、非限定的な実施形態(実施例)を概説したものであることに留意する。説明は、特定の非限定的な実施形態(実施例)について行われている。非限定的な実施形態は、単に実施例として例証するものに過ぎないことが理解される。
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図1