(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5744420
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】放送受信装置、モバイルデバイス、サービス提供方法及び放送受信装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/431 20110101AFI20150618BHJP
H04N 21/47 20110101ALI20150618BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20150618BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20150618BHJP
【FI】
H04N21/431
H04N21/47
H04M1/00 R
H04Q9/00 301E
【請求項の数】17
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2010-127220(P2010-127220)
(22)【出願日】2010年6月2日
(65)【公開番号】特開2011-41254(P2011-41254A)
(43)【公開日】2011年2月24日
【審査請求日】2013年5月31日
(31)【優先権主張番号】10-2009-0076291
(32)【優先日】2009年8月18日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(72)【発明者】
【氏名】李 相 權
(72)【発明者】
【氏名】崔 ▲ひょく▼ 丞
(72)【発明者】
【氏名】金 成 柱
(72)【発明者】
【氏名】金 湖 中
(72)【発明者】
【氏名】玄 倫 式
(72)【発明者】
【氏名】韓 世 濬
(72)【発明者】
【氏名】兪 喜 ▲そく▼
【審査官】
福西 章人
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−324779(JP,A)
【文献】
特開2002−078042(JP,A)
【文献】
特開2005−027025(JP,A)
【文献】
特開平11−284757(JP,A)
【文献】
特開2004−297648(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
H04M 1/00
H04Q 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルデバイスによって制御される放送受信装置において、
ディスプレイ部と、
ポインタの動きを制御するための第1制御命令を受信し、前記ポインタが前記ディスプレイ部にディスプレイされる画面内の文字入力領域に位置すると、文字入力モードに対応するユーザUIウィンドウを含む情報を前記モバイルデバイスに伝送し、前記モバイルデバイスから前記文字入力モードに対応するユーザUIウィンドウを通じて入力される第2制御命令を受信する通信インターフェース部と、
前記ポインタを前記ディスプレイ部にディスプレイされる画面内の文字入力領域に位置させ、前記受信された第2制御命令に基づいて前記文字入力領域に文字をディスプレイする制御部と、
を含む放送受信装置。
【請求項2】
複数の動作モードのうち、現在の動作モードを判断するモード判断部を更に含み、
前記通信インターフェース部は、
双方向通信を通じて前記判断された動作モードに対応するUIウィンドウを含む情報をモバイルデバイスに伝送し、前記モバイルデバイスから制御命令を受信し、
前記制御部は、
前記モバイルデバイスから受信された制御命令に応じて、前記判断された動作モードのサービスを提供することを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項3】
前記モード判断部は、
前記モバイルデバイスの制御命令が、サービスの提供されるUIウィンドウの予め設定された領域への位置変動命令である場合、動作モードが変更されたと判断することを特徴とする請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記モバイルデバイスに対して固有識別コードを付与し、前記通信インターフェース部は、前記放送受信装置と前記モバイルデバイスとの間に伝達される情報及び前記モバイルデバイスの制御命令を前記固有識別コードを用いて暗号化して送受信することを特徴とする請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項5】
前記動作モードのサービス画面を表示するディスプレイ部と、
前記動作モードに対応する複数のUIウィンドウを保存する保存部と、
を更に含み、
前記制御部は、
前記モード判断部で判断された動作モードに対応するUIウィンドウを前記モバイルデバイスに転送するように、前記通信インターフェース部を制御することを特徴とする請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項6】
前記制御部は、
現在の動作モードが文字入力モードである場合、前記モバイルデバイスから入力される文字をリアルタイムで又はまとめて受信して表示するように前記ディスプレイ部を制御することを特徴とする請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項7】
複数個の動作モードを支援する放送受信装置を制御するモバイルデバイスにおいて、
前記放送受信装置にディスプレイされるポインタを動かすための第1ユーザ入力を受信する第1ユーザインターフェース画面をディスプレイし、文字入力のための第2ユーザ入力を受信する第2ユーザインターフェース画面をディスプレイするディスプレイ部と、
前記第1ユーザ入力に対応する第1制御命令及び前記第2ユーザ入力に対応する第2制御命令を前記放送受信装置に送信する通信インターフェース部と、
前記放送受信装置にディスプレイされるポインタが予め設定された領域に位置すると、前記第2ユーザインターフェース画面を前記ディスプレイ部を介してディスプレイするように制御する制御部と、
を含むモバイルデバイス。
【請求項8】
前記通信インターフェース部は、
双方向通信を通じて前記複数個の動作モードのうち、現在の動作モードに対応するUIウィンドウを含む情報を受信し、
前記制御部は、
前記UIウィンドウを通じて入力された制御命令を前記放送受信装置に伝送するように前記通信インターフェース部を制御することを特徴とする請求項7に記載のモバイルデバイス。
【請求項9】
前記通信インターフェース部は、前記放送受信装置から固有識別コードを受信し、前記受信された情報及び前記伝送する制御命令を前記固有識別コードを用いて暗号化して送受信することを特徴とする請求項8に記載のモバイルデバイス。
【請求項10】
前記制御部は、前記受信されたUIウィンドウを前記ディスプレイ部に表示することを特徴とする請求項8に記載のモバイルデバイス。
【請求項11】
前記通信インターフェース部は、
前記放送受信装置の現在の動作モードのサービスに関連した情報を受信し、前記受信されたサービスに関連した情報を前記現在の動作モードに対応されるUIウィンドウと共に表示することを特徴とする請求項8に記載のモバイルデバイス。
【請求項12】
前記制御部は、
現在の動作モードが文字入力モードである場合、前記UIウィンドウから入力される文字をリアルタイムで又はまとめて送信するように前記通信インターフェース部を制御することを特徴とする請求項9に記載のモバイルデバイス。
【請求項13】
モバイルデバイスによって制御される放送受信装置のサービス提供方法において、
前記放送受信装置が、ポインタをディスプレイするステップと、
前記放送受信装置が、前記ポインタの動きを制御するための第1制御命令を受信し、前記第1制御命令に基づいて前記ポインタを動かすステップと、
前記ポインタが文字入力領域に位置すると、前記放送受信装置が、文字入力モードに対応するユーザUIウィンドウを含む情報を前記モバイルデバイスに伝送するステップと、
前記放送受信装置が、前記モバイルデバイスから前記文字入力モードに対応するユーザUIウィンドウを通じて入力される第2制御命令を受信するステップと、
前記放送受信装置が、前記受信された第2制御命令に基づいて前記文字入力領域に文字をディスプレイするステップと、
を含むサービス提供方法。
【請求項14】
前記放送受信装置が、複数の動作モードのうち、現在の動作モードを判断するステップと、
前記放送受信装置が、双方向通信を通じて前記判断された動作モードに対応するUIウィンドウを含む情報をモバイルデバイスに伝送するステップと、
前記放送受信装置が、前記モバイルデバイスから制御命令を受信するステップと、
前記放送受信装置が、前記モバイルデバイスから受信した制御命令に応じて、前記判断された動作モードのサービスを提供するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項13に記載のサービス提供方法。
【請求項15】
前記現在の動作モードを判断するステップは、
前記モバイルデバイスの制御命令が、サービスの提供されるUIウィンドウの予め設定された領域への位置変動命令である場合、動作モードが変更されたと判断することを特徴とする請求項14に記載のサービス提供方法。
【請求項16】
前記伝送するステップは、前記モバイルデバイスに対して付与された固有識別コードを転送し、
前記放送受信装置と前記モバイルデバイスとの間に伝達される情報及び前記受信された制御命令は、前記固有識別コードを用いて暗号化されることを特徴とする請求項14に記載のサービス提供方法。
【請求項17】
モバイルデバイスにおける複数個の動作モードを支援する放送受信装置の制御方法において、
前記モバイルデバイスが、前記放送受信装置にディスプレイされるポインタを動かすための第1ユーザ入力を受信する第1ユーザインターフェース画面をディスプレイするステップと、
前記モバイルデバイスが、前記第1ユーザ入力に対応する第1制御命令を前記放送受信装置に伝送するステップと、
前記モバイルデバイスが、前記放送受信装置にディスプレイされるポインタが文字入力領域に位置すると、文字入力のための第2ユーザ入力を受信する第2ユーザインターフェース画面をディスプレイするステップと、
前記モバイルデバイスが、前記第2ユーザ入力に対応する第2制御命令を前記放送受信装置に送信するステップと、
を含む放送受信装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送受信装置、モバイルデバイス、サービス提供方法及び放送受信装置の制御方法に関し、より詳細には放送受信装置から提供される動作モードを受信し、これを用いてモバイルデバイスで放送受信装置を制御できる放送受信装置、モバイルデバイス、サービス提供方法及び放送受信装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、データ転送技術の発達が加速し、映像媒体を用いた両方向のデータ転送ができるようになった。そして、最近の放送受信装置はインターネット機能が追加されたことで、ユーザはより多様なサービスが受けられるようになった。
【0003】
これにより、放送受信装置に文字を入力しなければならない場合が増えてきたが、普通のリモコンを使って文字を入力することは容易ではなかった。具体的に、ユーザがリモコンを使って文字を入力するためには、文字に該当するリモコンのボタンを押して、所望の文字が入力されたかを遠く離れた映像媒体を通じて確認しなければならないという点から、ユーザは分離された視線で文字入力動作を行わなければならないという問題点があった。
【0004】
なお、最近の放送受信装置は、放送受信のみならず多様なサービスを付加して提供するが、従来のリモコンは一律な入力キーで構成されている点から、ユーザの便宜性を向上させるように、各々のサービスに最適した入力方法が要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特開2007−0057502号公報
【特許文献2】日本特開2002−78042号公報
【特許文献3】日本特開1997−237145号公報
【特許文献4】日本特開2006−13560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、放送受信装置から提供される動作モードを受信し、これを用いてモバイルデバイスで放送受信装置を制御できる放送受信装置、モバイルデバイス、サービス提供方法及び放送受信装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上のような目的を達成するための本発明の一実施例に係る放送受信装置は、前記動作モードのうち現在の動作モードを判断するモード判断部、両方向通信を通じて前記判断された動作モードをモバイルデバイスに転送し、前記モバイルデバイスから制御命令を受信する通信インターフェース部及び前記モバイルデバイスから受信された制御命令に従って、前記判断された動作モードのサービスを提供するようにする制御部を含む。
【0008】
この場合、前記動作モードは、TV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モードのうち、少なくとも1つのモードであることが望ましい。
【0009】
一方、前記モード判断部は、前記モバイルデバイスの制御命令が、サービスの提供されるUIウィンドウの予め設定された領域への位置変動命令である場合、動作モードが変更されたと判断することが望ましい。
【0010】
一方、前記制御部は、前記モバイルデバイスに対して固有識別コードを付与し、前記通信インターフェース部は、前記判断された動作モード及び前記モバイルデバイスの制御命令を前記固有識別コードに暗号化して送受信することが望ましい。
【0011】
一方、本放送受信装置は、前記動作モードのサービス画面を表示するディスプレイ部及び前記動作モードに対応する複数のUIウィンドウを保存する保存部を更に含み、前記制御部は、前記モード判断部で判断された動作モードに対応するUIウィンドウを前記モバイルデバイスに転送するように、前記通信インターフェース部を制御することが望ましい。
【0012】
この場合、前記制御部は、複数のモバイルデバイスに相互に異なるUIウィンドウを転送するように前記通信インターフェース部を制御することが望ましい。
【0013】
一方、本放送受信装置は、前記動作モードのサービス画面を表示するディスプレイ部を更に含み、前記制御部は、現在の動作モードが文字入力モードである場合、前記モバイルデバイスから入力される文字をリアルタイムで又はまとめて受信して表示するように前記ディスプレイ部を制御することが望ましい。
【0014】
一方、本実施例に係るモバイルデバイスは、両方向通信を通じて前記複数個の動作モードのうち現在の動作モードに対する情報を受信する通信インターフェース部、前記受信された動作モードに対応されるUIウィンドウを表示し、前記放送受信装置に対する制御命令が入力されるユーザインターフェース部及び前記入力される制御命令を前記放送受信装置に転送するように、前記通信インターフェース部を制御する制御部を含む。
【0015】
この場合、前記動作モードは、TV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モードのうち、少なくとも1つのモードであることが望ましい。
【0016】
一方、前記通信インターフェース部は、前記放送受信装置から固有識別コードを受信し、前記現在の動作モードに対する情報及び前記制御命令を前記固有識別コードに暗号化して送受信することが望ましい。
【0017】
一方、前記通信インターフェース部は、前記現在の動作モードに対応するUIウィンドウを受信し、前記制御部は、前記受信されたUIウィンドウを前記ユーザインターフェース部に表示することが望ましい。
【0018】
一方、前記通信インターフェース部は、前記放送受信装置の現在の動作モードのサービスに関連した情報を受信し、前記受信されたサービスに関連した情報を前記現在の動作モードに対応されるUIウィンドウと共に表示することが望ましい。
【0019】
一方、前記制御部は、現在の動作モードが文字入力モードである場合、前記ユーザインターフェース部から入力される文字をリアルタイムで又はまとめて送信するように前記通信インターフェース部を制御することが望ましい。
【0020】
一方、本実施例に係るサービス提供方法は、前記動作モードのうち現在の動作モードを判断するステップ、両方向通信を通じて前記判断された動作モードをモバイルデバイスに転送するステップ、前記モバイルデバイスから制御命令を受信するステップ及び前記モバイルデバイスから受信した制御命令に従って、前記選択された動作モードのサービスを提供するステップを含む。
【0021】
この場合、前記動作モードは、TV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モードのうち、少なくとも1つのモードであることが望ましい。
【0022】
一方、前記現在の動作モードを判断するステップは、前記モバイルデバイスの制御命令が、サービスの提供されるUIウィンドウの予め設定された領域への位置変動命令である場合、動作モードが変更されたと判断することが望ましい。
【0023】
一方、前記転送するステップは、前記モバイルデバイスに対して付与された固有識別コードを転送し、前記判断された動作モード及び前記受信された制御命令は、前記固有識別コードに暗号化されることが望ましい。
【0024】
一方、前記転送するステップは、前記判断された動作モードに対応する予め保存されたUIウィンドウを前記モバイルデバイスに転送することが望ましい。
【0025】
この場合、前記転送するステップは、複数のモバイルデバイスに相互に異なる予め保存されたUIウィンドウを転送することが望ましい。
【0026】
一方、本実施例に係る放送受信装置の制御方法は、両方向通信を通じて前記複数個の動作モードのうち現在の動作モードに対する情報を受信するステップ、前記受信された動作モードに対応されるUIウィンドウを表示するステップ、前記放送受信装置に対する制御命令が入力されるステップ及び前記入力された制御命令を前記放送受信装置に転送するステップを含む。
【0027】
この場合、前記動作モードは、TV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モードのうち、少なくとも1つのモードであることが望ましい。
【0028】
一方、前記受信するステップは、前記放送受信装置から固有識別コードを受信し、前記現在の動作モードに対する情報及び前記制御命令は、前記固有識別コードに暗号化されることが望ましい。
【0029】
一方、前記受信するステップは、前記現在の動作モードに対応するUIウィンドウを受信し、前記表示するステップは、前記受信されたUIウィンドウを前記ユーザインターフェース部に表示することが望ましい。
【0030】
一方、前記受信するステップは、前記放送受信装置の現在の動作モードのサービスに関連した情報を受信し、前記表示するステップは、前記受信されたサービスに関連した情報を前記現在の動作モードに対応されるUIウィンドウと共に表示することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の一実施例に係るホームネットワークシステムの構成を示したブロック図である。
【
図2】本実施例に係るホームネットワークシステムの接続例を示した図である。
【
図3A】放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【
図3B】放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【
図3C】放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【
図3D】放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【
図3E】放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【
図3F】放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【
図3G】放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【
図4A】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図4B】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図4C】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図4D】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図4E】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図4F】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図4G】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図5A】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図5B】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図5C】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図5D】本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【
図6】本発明の一実施例に係るサービス提供方法を説明するためのフローチャートである。
【
図7】本発明の一実施例に係る放送受信装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下で、添付図面を参照して本発明について詳しく説明する。
【0033】
図1は、本発明の一実施例に係るホームネットワークシステムの構成を示したブロック図である。
図1を参考にすれば、ホームネットワークシステム1000は放送受信装置100及びモバイルデバイス200を含む。放送受信装置100は複数個の動作モードを支援し、ユーザに映像又は映像/音声情報を提供する装置として、デジタルTV、STB(Set Top Box)、PC、ノートパソコン、PMP等で実現されることができる。ここで動作モードは、TV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モード等のような放送受信装置100で支援するサービスの例である。具体的に放送受信装置100は、ディスプレイ部110、保存部120、モード判断部130、通信インターフェース部140及び制御部150を含むことができる。
【0034】
ディスプレイ部110は、放送受信装置100から提供される情報を表示することができる。ディスプレイ部110はタッチパッド等のように入力と出力とが同時に実現される装置で実現されることもでき、LCD、PDP、CRT等のような映像表示装置でも良い。これにより、ユーザには放送受信装置100から提供されるサービス画面が提供されることができる。一方、放送受信装置100がデジタルTVのような装置である場合、ディスプレイ部110は内部の構成で良く、放送受信装置100がセットトップボックス (Set top box)である場合、ディスプレイ部110は外部装置(例えば、セットトップボックスに接続されたモニター又はTV)でも良い。
【0035】
保存部120は、放送受信装置100で支援する各種サービスに対応されるコンテンツを保存することができ、後述の動作モードに対応する複数のUIウィンドウを保存することができる。このような保存部120は放送受信装置100内の保存媒体及び外部の保存媒体、例えば、USBメモリーを含めたRemovable Disk、別途のホスト(Host)に接続された保存媒体、ネットワークを通じたウェブサーバ(Web server)等で実現されることができる。
【0036】
モード判断部130は、複数の動作モードのうち現在の動作モードを判断する。上述のように、放送受信装置100は、TV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モード等のような複数個の動作モードを支援するため、モード判断部130は現在放送受信装置100の提供するサービスを把握して複数個の動作モードのうち現在の動作モードで動作するかを把握することができる。このようなモード判断部130の動作は、リアルタイムで行われることができ、ユーザの制御動作に対応して行われることもできる。
【0037】
そして、モバイルデバイス200の制御命令が、サービスの提供されるUIウィンドウの予め設定された領域への位置変動命令であれば、モード判断部130は動作モードが変更されたと判断することができる。例えば、インターネットモードで動作する放送受信装置100で、ユーザが検索又はログインのような動作を行うために指示領域(マウス又はポインターが指す領域)を文字入力の必要な領域(ログイン領域、検索単語の入力領域)に移動した場合、モード判断部130は現在の動作モードを文字入力モードに変更することができる。なお、文字入力モードの動作が完了した場合、又はユーザが文字入力の必要な領域外に指示領域を移動した場合、モード判断部130は現在の動作モードを、文字入力モードからインターネットモードに変更することができる。
【0038】
通信インターフェース部140は、両方向通信を通じて判断された動作モードをモバイルデバイス200に転送し、モバイルデバイス200から制御命令を受信する。具体的に、通信インターフェース部140はモバイルデバイス200と両方向通信を通じて接続され、モード判断部130で判断された動作モードを転送することができる。そして、通信インターフェース部140はモバイルデバイス200からユーザの制御命令を受信することができる。この時、通信インターフェース部140は、ユーザの制御命令に対応して応答信号(ACK)をモバイルデバイス200に送信することができる。ここで両方向通信とは、BT(BlueTooth)、RF(Radio Frequency)、WI−FI(Wireless Fiedlity)、HDMI−CEC(High Definition Multimedia Interface)、Wireless HDMI−CES等現存する全ての通信技術と、未来の全ての両方向通信技術を含むことができる。そして、通信インターフェース部140は、モバイルデバイス200とUPnP規格で通信することができる。
【0039】
制御部150は、モバイルデバイス200から受信された制御命令に従って、判断された動作モードのサービスを提供することができる。具体的に、制御部150は通信インターフェース部140から受信したユーザの制御命令に対応してサービス動作又はサービス状態を変換してサービスを提供することができる。例えば、放送受信装置100がTV視聴モードで動作している場合に、「TVチャネルアップ」の制御命令をモバイルデバイス200から受信すると、制御部150はTVチャネルの変更されたTVサービスを提供することができる。そして、放送受信装置100が映画モードで動作している場合に、「音量ダウン」の制御命令を受信すると、制御部150は提供される映画サービスの音量を小さくして映画サービスを提供することができる。
【0040】
そして、制御部150はモバイルデバイス200から入力される文字をリアルタイムで又はまとめて受信して表示することができる。具体的に、放送受信装置100の動作モードが文字入力モードである場合、モバイルデバイス200からユーザの入力した文字をリアルタイムで又はまとめて受信することができる。従って、制御部150はこれに対応されるように受信した文字が表示されるようにディスプレイ部110を制御することができる。この時、転送される文字は、直接的な「文字」コードでよく、ユーザがモバイルデバイス200で文字を入力するために押した文字に対応される「数字」コード(例えば、携帯電話でアルファベットbに対応される数字「22」)でも良い。
【0041】
そして、制御部150はモバイルデバイス200に対して固有識別コードを付与することができる。放送受信装置100には複数のモバイルデバイス200が接続されることができ、各々を区別するために複数のモバイルデバイス200の各々に固有識別コードを付与することができる。この場合、制御部150はセキュリティのために放送受信装置100とモバイルデバイス200との間に伝達される情報を、付与された固有識別コードを用いて暗号化して転送されるように、通信インターフェース部140を制御することができる。実現時には、モバイルデバイス200の固有識別コードにユーザ暗号等を付加して暗号化することもできる。
【0042】
そして、制御部150は、モード判断部130で判断された動作モードに対応するUIウィンドウをモバイルデバイス200に転送することができる。具体的に、制御部150は、モード判断部130で判断された動作モードに対応するUIウィンドウを保存部120から抽出してモバイルデバイス200に転送するように、通信インターフェース部140を制御することができる。例えば、モバイルデバイス200が動作モードに対応するUIウィンドウを備えていなかったり、現在放送受信装置100がユーザ毎に異なるUIウィンドウを通じてゲーム(例えば、ポーカーゲーム、花札ゲーム)が行われるべきサービスを提供している場合、制御部150は各々の動作モードに対応されるUIウィンドウをモバイルデバイス200に提供することができる。この場合、制御部150は、複数のモバイルデバイスに相互に異なるUIウィンドウが転送されるように通信インターフェース部140を制御することができる。この時、転送されるUIウィンドウは保存部120に予め保存されたUIウィンドウで良く、保存部120に予め保存されたイメージを組み合わせて新たに生成したUIウィンドウでも良い。
【0043】
そして、制御部150は現在の動作モードのサービスに関連した情報をモバイルデバイス200に伝達することができる。具体的に、制御部150は放送受信装置100の動作制御過程においてユーザに役立つ情報、例えば現在のチャネル情報、現在の音量の大きさ、プレイ時間、再生の残り時間、現在時刻、EPG(Electronic Program Guide)等をモバイルデバイス200に伝達することができる。このようなサービスに関連した情報を伝達する動作は、動作モードをモバイルデバイス200に伝達する過程中に行われることができ、ユーザの制御命令に対応したACK信号を転送する過程で行われることができ、予め設定された周期で行われることができる。
【0044】
モバイルデバイス200は、放送受信装置100と両方向通信を通じて各種情報を送受信する装置として、携帯電話、MP3、PMP、ナビゲーション、デジタルフォトフレーム等で実現されることができる。具体的に、モバイルデバイス200は通信インターフェース部210、ユーザインターフェース部220、保存部230及び制御部240を含むことができる。
【0045】
通信インターフェース部210は、両方向通信を通じて複数個の動作モードのうち現在の動作モードに対する情報を受信する。具体的に、通信インターフェース部210は両方向通信を通じて放送受信装置100と接続され、UPnP通信規格のような通信規格を通じて放送受信装置100の動作モードを受信することができる。そして、通信インターフェース部210は、後述のユーザの制御命令を放送受信装置100に転送することができる。そして、通信インターフェース部210は現在モバイルデバイス200に対する固有識別コード、放送受信装置100の動作モードに対応するUIウィンドウ及び現在の動作モードのサービスに関連した情報を受信することもできる。
【0046】
ユーザインターフェース部220は、受信された動作モードに対応されるUIウィンドウを表示し、ユーザインターフェース部220には放送受信装置100に対する制御命令が入力される。具体的に、ユーザインターフェース部220は放送受信装置100で支援する各種機能をユーザが設定又は選択できる多数の機能キーを備え、放送受信装置100を制御するための複数のUIウィンドウを表示することができる。ユーザインターフェース部220はタッチパッドのように入力と出力とが同時に実現される装置で実現されることができ、キーパッド及び表示装置の結合を通じた装置でも実現が可能である。これにより、ユーザは放送受信装置100の動作モードに最適したUIウィンドウをユーザインターフェース部220から提供されることができ、これにより放送受信装置100を容易に制御することができる。ここで動作モードは、TV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モード等のような放送受信装置100で支援するサービスの例である。
【0047】
保存部230は、通信インターフェース部210を介して受信した放送受信装置100の動作モードの情報及び動作モードに対応するUIウィンドウを保存することができる。このような保存部230は、モバイルデバイス200内の保存媒体及び外部の保存媒体、例えばUSBメモリーを含めたRemovable Disk、ネットワークを通じたウェブサーバ(Web Server)等で実現されることができる。
【0048】
制御部240は、入力された制御命令を放送受信装置に転送することができる。具体的に、制御部240はユーザインターフェース部220を介して入力されたユーザの制御命令に対応したサービスを放送受信装置100が提供するように入力されたユーザの制御命令を放送受信装置100に転送するように、通信インターフェース部210を制御することができる。この時、制御部240は現在の動作モードに対する情報及び制御命令を固有識別モードに暗号化して送受信するように通信インターフェース部210を制御することができる。実現時には、モバイルデバイス200の固有識別コードにユーザ暗号等を付加して暗号化することもできる。
【0049】
そして、制御部240はユーザインターフェース部220を介して入力される文字をリアルタイムで又はまとめて送信することができる。具体的に、制御部240は放送受信装置100の動作モードが文字入力モードである場合、ユーザインターフェース部220を介してユーザの入力した文字をリアルタイムで又はまとめて転送されるように通信インターフェース部210を制御することができる。このような文字送信方法に関連しては、
図4A〜
図4G及び
図5A〜
図5Dを参考にして後述する。
【0050】
そして、制御部240は放送受信装置100の動作モードに対応したUIウィンドウを通信インターフェース部210を介して受信した場合、受信したUIウィンドウが表示されるようにユーザインターフェース部220を制御することができる。例えば、現在放送受信装置100がユーザ毎に異なるUIウィンドウを通じてゲーム(例えば、ポーカーゲーム、花札ゲーム)が行われるべきサービスを提供している場合、制御部240は受信したUIウィンドウが表示されるようにユーザインターフェース部220を制御することができる。実現時には、現在の動作モードに対応されるUIウィンドウが予め保存されているとしても、受信されたUIウィンドウが優先的に表示されるように実現することができる。
【0051】
そして、制御部240は現在の動作モードのサービスに関連した情報を放送受信装置100から受信した場合、受信されたサービスに関連した情報を現在の動作モードに対応されるUIウィンドウと共に表示されるようにユーザインターフェース部220を制御することができる。具体的に、放送受信装置100は上述のようにユーザに役立つ情報、例えば現在のチャネル情報、現在の音量の大きさ、プレイ時間、再生の残り時間、現在時刻、EPG(Electronic Program Guide)等を転送することができるため、制御部240はこれを現在の動作モードに対応されるUIウィンドウに共に表示されるようにユーザインターフェース部220を制御することができる。受信されたサービスに関連した情報は引き続き表示されることができ、予め設定された周期に応じて表示されたり、ユーザの操作に対応して表示されることもできる。
【0052】
これにより、ユーザは放送受信装置の動作モードに応じて最適したUIウィンドウをモバイルデバイスから提供されることができ、これにより容易に放送受信装置を制御できるため、ユーザの便宜性を図ることができるようになる。
【0053】
図2は、本実施例に係るホームネットワークシステム1000の接続例を示した図である。
図2を参考にすれば、ホームネットワークシステム1000は放送受信装置100、リモコン30、モバイルデバイス201、202を含む。この時、放送受信装置100とリモコン30は片方向通信で接続されており、モバイルデバイス201及びモバイルデバイス202は両方向通信で放送受信装置100と接続されている。従って、放送受信装置100は片方向通信装置であるリモコンを介してユーザの制御命令を受信することができ、両方向通信装置であるモバイルデバイス201、202を介して制御命令を受信することができる。
【0054】
一方、放送受信装置100に複数のモバイルデバイス201、202が接続されることができるため、放送受信装置100は各々のモバイルデバイス201、202に別途のUIウィンドウを提供してポーカーゲーム、花札ゲームのようなサービスも提供することができる。
【0055】
図3A〜
図3Gは、放送受信装置及びモバイルデバイスの動作を説明するための図である。
【0056】
図3Aを参考にすれば、モバイルデバイス200が放送受信装置100に対して接続をトライする場合、放送受信装置100はモバイルデバイス200に対する固有識別コードを付与して接続確認を送信することができる。
【0057】
そして、
図3Bを参考にすれば、接続確認がなされたモバイルデバイス200に対して放送受信装置100は現在のTVサービス311を提供しているため、TV視聴の動作モードをモバイルデバイス200に通知し、モバイルデバイス200はTV視聴の動作モードに対応したUIウィンドウ321をユーザに表示する。UIウィンドウ321はTV視聴モードに最適したUIウィンドウの例である。一方、放送受信装置100が現在サービスを提供しない場合、例えばターン・オフ状態である場合、放送受信装置100から動作モードの情報をモバイルデバイス200が受信できなかった場合、モバイルデバイス200はデフォルト動作モード(例えば、TV受信モード)に対応するUIウィンドウ321を表示することができる。
【0058】
そして、
図3Cを参考にすれば、表示されたUIウィンドウ322を通じてユーザがチャネルアップ命令を入力した場合、モバイルデバイス200はチャネルアップ命令を放送受信装置100に転送し、放送受信装置100はユーザ命令に対応して上位チャネルに該当するサービス312をユーザに提供する。
【0059】
そして、
図3D及び
図3Eを参考にすれば、UIウィンドウ313の指示領域(マウス又はポインターが指す領域)に、ユーザが文字入力の必要な領域(検索領域)に移動する命令を入力した場合、
図3Eに示されたように、放送受信装置100の動作モードが文字入力モードに変更されたことを放送受信装置100はモバイルデバイス200に通知し、これに対応したUIウィンドウ324がモバイルデバイス200に表示される。この時、UIウィンドウ324はユーザの文字入力に最適したUIウィンドウの例である。
【0060】
そして、
図3F及び
図3Gを参考にすれば、放送受信装置100の動作モードが映画モード及びゲームモードで動作する場合のモバイルデバイス200で表示されることのできるUIウィンドウの例である。この時、UIウィンドウ325は映画モードで最適したUIウィンドウの例であり、UIウィンドウ326はゲームモードに最適したUIウィンドウの例である。そして、UIウィンドウ326は、放送受信装置100が提供するゲームの種類に応じて各々のゲームに最適したUIウィンドウが適用されることができる。
【0061】
図4A〜
図4G及び
図5A〜
図5Dは、本実施例に係る放送受信装置における文字入力方法を説明するための図である。
【0062】
図4A〜
図4Gを参考にすれば、モバイルデバイス200から入力される文字がまとめて放送受信装置100に転送される場合、放送受信装置100及びモバイルデバイス200のUIウィンドウの例が示されている。具体的に、ユーザが文字を入力することによってモバイルデバイス200のUIウィンドウ420〜425は変化されるが、放送受信装置100のUIウィンドウ410〜415には何の変化のないことが確認できる。しかし、ユーザが文字を入力し終えて転送430ボタンを押した場合、
(外1)
の文字が放送受信装置100に送信され、UIウィンドウ416を通じて放送受信装置100は受信された文字をまとめて受信して表示されることが確認できる。
【0063】
図5A〜
図5Dを参考にすれば、モバイルデバイス200から入力される文字がリアルタイムで放送受信装置100に転送される場合、放送受信装置100及びモバイルデバイス200のUIウィンドウの例が示されている。具体的に、ユーザが文字を入力することによってモバイルデバイス200のUIウィンドウ520〜523は変化し、これに対応されるように放送受信装置100のUIウィンドウ510〜513も変化することが確認できる。
【0064】
図5A〜
図5Dを説明するうえで、UIウィンドウ520〜523に「表示される文字」が放送受信装置100に転送されて表示される実施例について説明したが、ユーザの押した文字が段階的に伝達される形、例えば
図5Bにおいて
【0065】
(外2)
が転送され、
図5Cにおいて
【0066】
(外3)
が転送される形で実現されることができる。
【0067】
そして、
図4A〜
図4G及び
図5A〜
図5Dを説明するうえで、ユーザの入力した文字が放送受信装置100に「文字」の形で転送される実施例について説明したが、実現時にはモバイルデバイス200からユーザの実際に入力した数字キーが放送受信装置100に転送されることができ、放送受信装置100ではこれを文字に変換してこれを表示する形でも実現されることができる。
【0068】
図6は、本発明の一実施例に係るサービス提供方法を説明するためのフローチャートである。
【0069】
先ず、放送受信装置100と両方向通信を行うモバイルデバイス200に対して固有識別コードを付与することができる(S610)。具体的に、放送受信装置100には複数のモバイルデバイス200が接続されることができ、複数のモバイルデバイス200を区別するためにモバイルデバイス200の各々に固有識別コードを付与することができる。このような固有識別コードは接続されたモバイルデバイスの順に従って付与されることができ、予め設定されたアルゴリズムを用いて付与されることもできる。なお、実現時に1つのモバイルデバイスのみが放送受信装置100に接続される場合、固有識別コードの動作は省略されることができる。
【0070】
そして、動作モードのうち現在の動作モードを判断することができる(S620)。具体的に、放送受信装置100はTV視聴モード、映画モード、ゲームモード、インターネットモード、文字入力モード等のような複数個の動作モードを支援するため、現在提供しているサービスを把握して複数個の動作モードのうち現在の動作モードを把握することができる。このような現在の動作モードの把握は、リアルタイムで行われることができ、ユーザの制御動作に対応して行われることもできる。一方、モバイルデバイス200の制御命令が、サービスの提供されるUIウィンドウの予め設定された領域への位置変動である場合、動作モードが変更されたと認識し、予め設定された領域に対応する動作モードを把握することができる。
【0071】
続いて、両方向通信を通じて判断された動作モードをモバイルデバイス200に転送することができる(S630)。この時、モバイルデバイス200に対して付与された固有識別コード及び判断された動作モードに対応される予め保存されたUIウィンドウ、現在の動作モードに関連した情報をモバイルデバイス200に転送することもできる。一方、複数のモバイルデバイス200が放送受信装置100に接続されている場合、相互に異なるUIウィンドウをモバイルデバイス200に転送することもできる。一方、動作モードを転送するうえで、モバイルデバイス200に付与された固有識別コードを用いて判断された動作モードを暗号化して転送することもできる。
【0072】
続いて、モバイルデバイスから制御命令を受信し(S640)、モバイルデバイスから受信した制御命令に従って選択された動作モードのサービスを提供することができる(S650)。
【0073】
従って、本サービス提供方法は、遠隔地のモバイルデバイスを通じて放送受信装置を制御してサービスが受けられるため、ユーザの便宜性を図れるようになる。
図6のようなサービス提供方法は、
図1の構成を持つ放送受信装置上で実行されることができ、その他の異なる構成を持つ放送受信装置上でも実行されることができる。
【0074】
図7は、本発明の一実施例に係る放送受信装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0075】
先ず、両方向通信を通じて複数個の動作モードのうち現在の動作モードに対する情報を受信する(S710)。この時、現在のモバイルデバイス200に対する固有識別コード、放送受信装置100の動作モードに対応するUIウィンドウ及び現在の動作モードのサービスに関連した情報も受信することができる。一方、受信された動作情報は、モバイルデバイス200に付与された固有識別コードを用いて暗号化されることができる。この場合、モバイルデバイス200に付与された固有識別コードを用いてこれを解読して用いることができる。
【0076】
そして、受信された動作モードに対応されるUIウィンドウを表示し(S720)、放送受信装置100に対する制御命令が入力される(S730)。具体的に、ユーザには放送受信装置100の動作モードに最適したUIウィンドウが提供され、これを通じて放送受信装置100に対する制御命令が入力されることができる。一方、放送受信装置100の動作モードに対応したUIウィンドウを受信ステップで受信した場合、受信したUIウィンドウを予め保存されたUIウィンドウの代わりに表示することができる。そして、現在の動作モードのサービスに関連した情報を受信ステップで受信した場合、受信されたサービスに関連した情報を現在の動作モードに対応されるUIウィンドウと共に表示することができる。具体的に、放送受信装置100は上述のように、ユーザに役立つ情報、例えば現在のチャネル情報、現在の音量の大きさ、プレイ時間、再生の残り時間、現在時刻、EPG(Electronic Program Guide)等を転送することができるため、これを現在の動作モードに対応されるUIウィンドウに共に表示することができる。
【0077】
そして、入力される制御命令を放送受信装置に転送する(S740)。具体的に、入力されたユーザの制御命令に対応したサービスを放送受信装置100が提供するように、入力されたユーザの制御命令を放送受信装置100に転送することができる。この時、転送される制御命令を固有識別コードに暗号化して送受信することができる。
【0078】
最後に、放送受信装置から転送した制御命令に対するACKを受信したかを判断し(S750)、予め設定された時間の間にACKが受信されない場合、入力された制御命令を再送信することができる。実現時に、このようなACKの受信確認ステップは省略される形で実現されることができる。
【0079】
従って、本放送受信装置の制御方法は、ユーザはモバイルデバイスで放送受信装置を動作モードに応じて容易に制御できるため、ユーザの便宜性を図れるようになる。
図7のような放送受信装置の制御方法は、
図1の構成を持つモバイルデバイス上で実行されることができ、その他の異なる構成を持つモバイルデバイス上でも実行されることができる。
【0080】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0081】
130 モード判断部
150 制御部
140 通信インターフェース部
120 保存部
110 ディスプレイ部
210 通信インターフェース部
240 制御部
220 ユーザインターフェース部
230 保存部