特許第5744715号(P5744715)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5744715
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】インクリボンカセット
(51)【国際特許分類】
   B41J 32/02 20060101AFI20150618BHJP
   B41J 35/04 20060101ALI20150618BHJP
【FI】
   B41J32/02 B
   B41J35/04 Z
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-287029(P2011-287029)
(22)【出願日】2011年12月27日
(65)【公開番号】特開2013-136152(P2013-136152A)
(43)【公開日】2013年7月11日
【審査請求日】2013年11月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】高田 洋二
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 雅人
【審査官】 牧島 元
(56)【参考文献】
【文献】 実開平02−012860(JP,U)
【文献】 特開平07−246761(JP,A)
【文献】 実開平05−039968(JP,U)
【文献】 特開昭56−111686(JP,A)
【文献】 特開平08−072367(JP,A)
【文献】 実開平02−112461(JP,U)
【文献】 特開平09−076610(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 32/02
B41J 35/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生地幅と直交する方向に2色が並んで形成されたエンドレスのインクリボンを収納するリボン収納部を有するインクリボンカセットにおいて、
印字部から送り返され蛇行した状態で前記リボン収納部に収納されたインクリボンを再
度印字部に送出する際に、該インクリボンの長さ方向の折り重なりを解除する生地分離手
段を備え、
前記生地分離手段は、
前記重なりを解除して1枚のインクリボンとして通過させるよう狭いスリットを形成する間隔で設けられた2本のピンと、
一端が前記2本のピンの一方に連続するように設けられ、他端が前記リボン収納部の壁
に接触するように設けられた、前記インクリボンの移動位置を規制するリブとを有し、
前記規制するリブの高さを、前記インクリボンの生地幅の半分より短く設定した
ことを特徴とするインクリボンカセット。
【請求項2】
前記リボン収納部の出口側で、前記インクリボンを印字部へ送出される経路の一方の側壁に押し付ける板バネを備える、
ことを特徴とする請求項1記載のインクリボンカセット。
【請求項3】
前記インクリボンが前記印字部へ送出される経路、および、前記インクリボンが前記印
字部から送り返される経路の側壁の両側には、前記インクリボンの折り重なりを解除する
ように、複数のリブが間隔を空けて交互に配置されたことを特徴とする請求項1または2記載のインクリボンカセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印字ヘッドによるインクリボンを通した印字の印字品質の劣化を防止しつつ、インクリボンの巻き取り動作を円滑に行うインクリボンカセットに関する。
【背景技術】
【0002】
ATM(Automated Teller Machine)のPPR(通帳プリンタユニット)などにインクリボンカセットが使用されている。
【0003】
このインクリボンカセット50は図4の断面図に示すように、底部の箱形状をした部分のリボン収納部51内に、生地52が蛇行した状態で折り重なり合い収納されている。底部の箱形状をした部分の上側は、開口が上向きのC字型で、第1および第2のリボン経路54−1、54−2が箱から突き出ている。
【0004】
そして、上述の通帳プリンタユニット(不図示)へインクリボンカセット50をセット時には、そのC字型の開口部では、その開口を橋渡しするようにインクリボン52がその通帳プリンタユニットの印字ヘッド(不図示)と媒体(通帳の記帳面)との間に挟まれることになる。
【0005】
リボン収納部51に蛇行した状態で収納されたリボン52は、先端と末尾の部分がつながったエンドレスインクリボン(以下、単に「リボン」という)である。
【0006】
このリボン52は、リボン収納部51の入口側に設けられたフィードギア56−1、56−2のうちの一方56−2の矢印X方向への回動により矢印Y方向に巻き取られて、リボン収納部51の出口側から板バネ57に挟まれるようにして、第1のリボン経路54−1上に送り出され、その第1のリボン経路54−1上を上方、右斜め上方に移動し、印字ヘッドの位置に達する。
【0007】
そして、リボン52は、その後、フィードギア56−2の矢印X方向への回動により矢印Y方向に巻き取られて、第2のリボン経路54−2上を、印字ヘッドの位置から左斜め下方、下方に移動し、さらにフィードギア56−1、56−2の設置位置を通過して、再びリボン収納部51に蛇行した状態で収納される。
【0008】
リボン収納部51の出口側には、生地(リボン)52の巻き取り方向と直交する幅方向の両端部が当たる突起状の第1のバンク58−1と、第2のバンク58−2とが設けられている。
【0009】
なお、本断面図の反対側のカバー側に設けられている対応部分の各バンクについては本断面図上では図示していない。
【0010】
各バンク58−1、58−2は、リボン収納部51に蛇行した状態で収納されているリボン52を、幅方向両端部で押さえ付けて、そのリボン52を、リボン収納部51の第1のバンク58−1の内側(図4では左側)、あるいは、それが無理な場合は、リボン収納部51の第2のバンク58−2の内側(図4では左側)に収めておくためのものである。
【0011】
これにより、リボン収納部51に蛇行した状態で収納されているリボン52が、リボン収納部51の出口側で、第1のリボン経路54−1上の、リボン52が板バネ57に挟まれて送り出される位置P近傍に蛇行した状態のリボン52が溜まるのを防ぎ、後述する生地(リボン)52の連出し防止を図っている。
【0012】
なお、図4の断面図の反対側のカバー側には、フィードギア56−2の下方の位置にインクを供給するフェルト(不図示)が設けられている。
【0013】
エンドレスインクリボン52を繰り返し使用すると、媒体への印字ヘッドによる印字数が増し、それに伴い、生地(リボン)52自体の剛性が低下するか、または、生地52自体が収縮し、図5に示すように、上述の第1および第2のバンク58−1、58−2を乗り上げ、リボン52が板バネ57に挟まれて送り出される位置P近傍に蛇行した状態のリボン52が溜まるか、あるいは、その蛇行した状態のリボン52の一部が達するようになる。
【0014】
そのような状態で、リボン52の巻き取り動作(走行)を続けると、生地(リボン)52の連出しが発生する。すなわち、リボン収納部51に収納されている生地(リボン)52が複数枚同時に搬送される。
【0015】
この結果、生地の走行負荷が増し、搬送途中でスリップし、同一箇所への印字、印字カスレ、印字抜け、等が印字部による媒体へのインクリボン52を通した印字時に発生する。
【0016】
このように、生地(リボン)52の使用を続けることにより生地自体の剛性低下や収縮が発生し、生地(リボン)52がリボン収納部51内で出口付近まで詰め寄り、収納状態が好ましくなくなったとしても、連出し防止を図る仕組みが必要である。
【0017】
なお、関連技術として、特許文献1では、インクリボンが走行する印字ヘッドまでの第1のリボン経路と、印字ヘッドから戻ってくる第2のリボン経路の壁面両側に、交互に一定間隔で複数のリブが設けて、生地の分離(重なりの解除)を行なっている。
【0018】
しかし、実際に使用して見ると、このリボン経路の壁面両側に交互に設けられた複数のリブはインクリボンの重なりの解除に有効ではあるが、単独では解除効果が十分ではないことが判明した。実際に、図4図5でも、リボン経路の壁面両側に複数のリブ59が交互に設けられている。また、後述する本願でも、このリボン経路の壁面両側のリブ59の構造は図示されてはいないが、併用している。
【0019】
また、特許文献2では、印字ヘッドの後段であり、リボン収納部への入口の外側の位置において、対となる回転可能なピンを設けて、インクリボンをその対となるピンの間を通過させることで、インクリボンの重なりの解除を行っている。しかし、印字ヘッドの後段で行うということは、インクリボンを巻き取るローラとの距離が近いことから、インクリボンの重なりを解除できる可能性は高まるが、印字ヘッドの後段であるので、印字品質の劣化は防げない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0020】
【特許文献1】実開平5−39968号公報
【特許文献2】特開平9−76610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、印字ヘッドによるインクリボンを通した印字の印字品質の劣化を防止しつつ、インクリボンの巻き取り動作を円滑に行うインクリボンカセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0022】
提案するインクリボンカセットは、生地幅と直交する方向に2色が並んで形成されたエンドレスのインクリボンを収納するリボン収納部を有するインクリボンカセットにおいて、印字部から送り返され蛇行した状態で前記リボン収納部に収納されたインクリボンを再度印字部に送出する際に、該インクリボンの長さ方向の折り重なりを解除する生地分離手段を備え、前記生地分離手段は、前記重なりを解除して1枚のインクリボンとして通過させるよう狭いスリットを形成する間隔で設けられた2本のピンと、一端が前記2本のピンの一方に連続するように設けられ、他端が前記リボン収納部の壁に接触するように設けられた、前記インクリボンの移動位置を規制するリブとを有し、前記規制するリブの高さを、前記インクリボンの生地幅の半分より短く設定した。
【発明の効果】
【0026】
提案するインクリボンカセットでは、リボン収納部内にインクリボンの長さ方向の重なりを解除して1枚のインクリボンとして通過させるよう狭いスリットを形成する2本のピンを設け、印字部による印字前に、リボン(生地)の幅方向とは直交する長さ方向の重なりの分離(解除)を行なうようにしているので、生地の重なりの影響として印字時に生じる同一箇所への印字、印字カスレ、印字抜け、等が回避でき、印字品質を向上させることができる。
【0027】
また、提案するインクリボンカセットでは、一端が前記2本のピンの一方に連続するように設けられ、他端が前記リボン収納部の壁に接触するように設けられた、前記インクリボンの移動位置を規制するリブが設けられたので、蛇行した状態で前記リボン収納部に収納されたインクリボンの、ピンの間以外からの印字部へ送出される経路への接近が一層困難となり、インクリボンの重なりの分離(解除)を一層確実に行なうことができる。
【0028】
また、提案するインクリボンカセットでは、前記規制するリブの高さを、インクリボンの生地幅の半分より短く設定することで、リボン走行時の負荷が軽減できるとともに、赤黒リボンの使用時には、複数色のインク(赤、黒)が重なって転写されることによるリブの汚れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の一実施形態に係るインクリボンカセットの主要部を示す断面図である。
図2】黒リボンと赤黒リボンを示す図である。
図3】本実施形態の変形例のインクリボンカセットの主要部を示す断面図である。
図4】従来のインクリボンカセットを示す断面図である。
図5】従来のインクリボンカセットで生じる問題を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクリボンカセットの主要部を示す断面図である。このインクリボンカセット1は、ATMのPPR(通帳プリンタユニット)などに使用されている。
【0031】
図1に示すように、本実施形態のインクリボンカセット1は、底部の箱形状をした部分のリボン収納部2内に、生地3が蛇行した状態で折り重なり合い収納されている。そして、上部全体が図示されている訳ではないが、底部の箱形状をした部分の上側は、開口が上向きのC字型で、第1および第2のリボン経路4−1、4−2が箱から突き出ている。
【0032】
そして、上述の通帳プリンタユニット(不図示)へインクリボンカセット1をセット時には、そのC字型の開口部では、その開口を橋渡しするようにインクリボン3がその通帳プリンタユニットの印字ヘッド(不図示)と媒体(通帳の記帳面)との間に挟まれることになる。
【0033】
リボン収納部2に蛇行した状態で収納されたリボン3は、先端と末尾の部分がつながったエンドレスインクリボン(以下、単に「リボン」という)である。
【0034】
このリボン3は、リボン収納部2の入口側に設けられたフィードギア6−1、6−2のうちの一方6−2の矢印X方向への回動により矢印Y方向に巻き取られて、リボン収納部2の出口側から板バネ7に挟まれるようにして、第1のリボン経路4−1上に送り出され、その第1のリボン経路4−1上を上方に移動し、印字ヘッドの位置に達する。
【0035】
そして、リボン3は、その後、フィードギア6−2の矢印X方向への回動により矢印Y方向に巻き取られて、第2のリボン経路4−2上を、印字ヘッドの位置から下方に移動し、さらにフィードギアの設置位置を通過して、再びリボン収納部2に蛇行した状態で収納される。
【0036】
リボン収納部2の出口側には、生地(リボン)3の巻き取り方向と直交する幅方向の両端部が当たる突起状の第1のバンク8−1と、第2のバンク8−2とが設けられている。
【0037】
なお、本断面図の反対側のカバー側に設けられている対応部分の各バンクについては本断面図上では図示していない。
【0038】
ここでは、生地(リボン)3の使用を続けることにより生地自体の剛性低下や収縮が発生し、生地(リボン)3がリボン収納部2内で出口付近まで詰め寄り、収納状態が好ましくなくなった場合について考える。
【0039】
この場合、リボン収納部2内部が従来の構成であれば、リボン収納部2内に収納される生地(リボン)3は、第1および第2のバンク8−1、8−2を乗り上げ、リボン3が板バネ7に挟まれて送り出される位置P近傍に蛇行した状態のリボン3が溜まるか、あるいは、その蛇行した状態のリボン3の一部が達するはずである。
【0040】
しかし、本実施形態では、第1のバンク8−1の外側にある第2のバンク8−2に沿うように、リボン収納部2の印字ヘッドへと向かう出口付近にリブ11−1、11−2を立てかけて、リボン収納部2の出口側で、第1のリボン経路4−1上の、リボン3が板バネ7に挟まれて送り出される位置P近傍への蛇行した状態のリボン3の接近を禁止している。
【0041】
そして、各リブ11−1、11−2のリボン収納部2の壁に接触する側とは反対側に対となる回転可能なピン12−1、12−2を設け、フィードギア6−2の矢印X方向への回動(巻き取り動作)に連動して、リボン3が板バネ7に挟まれて送り出される位置P近傍へ向かうリボン3の重なり(連出し)を、その対となるピン12−1、12−2の間を通らせることで解除している。
【0042】
つまり、生地(リボン)3がピン12−1、12−2の間を通るときに生地の重なりをほぐすことができる。
【0043】
また、重なり合った状態でピン12−1、12−2の間を生地が通過しても、リブ11−1、11−2、ピン12−1、12−2と板バネ7の間の隙間Pで生地3の重なりをほぐすことができる。
【0044】
さらに、板バネ7から第1のリボン経路4−1上に送り出されても、第1のリボン経路4−1の壁面両側に交互に設けられた複数のリブ(不図示)により生地3の重なり合った状態をほぐすことができる。
【0045】
なお、本実施形態では、図1の断面図をA−Aの方向から見た側断面図に示すように、リブ11−1、11−2の高さを生地3の幅の半分より短くしている。
【0046】
図2に示すように、エンドレスインクリボンの種類としては、黒インクが塗布された黒リボン14と、赤インクが塗布された赤側16−1と、黒インクが塗布された黒側16−2がストライプ状に並んだ赤黒リボン16と、がある。
【0047】
赤黒リボン16の使用時には、黒側16−2の印字頻度が高く、赤側16−1と比較し、黒側16−2の生地剛性は早く弱まり、黒側16−2で生地3の幅方向に折れが生じ、リブ11−1、11−2に生地3の赤側16−1が接触し、赤インクがリブ11−1、11−2に転写されることで、複数色(この場合、黒、赤)のインクが重なって転写されてリブ11−1、11−2が汚れる。
【0048】
また、本来媒体の印字面に転写されるはずの赤インクがリブ11−1、11−2に転写されることから、印字面に対する赤インクの塗布量が減少してしまう。
【0049】
リブ11−1、11−2の高さを生地3の幅の半分より短くすることで、リブ11−1、11−2の汚れを防止することができる。
【0050】
また、リボン3の走行負荷はリブ11−1、11−2とリボン3との接触面積に比例するので、接触面積が減ったことで、リボン3の走行負荷が軽減する。
【0051】
このように、本実施形態では、リボン収納部2内の出口前にリブ11−1、11−2、ピン12−1、12−2を設け、印字部による印字前に、リボン(生地)3の幅方向とは直交する長さ方向の重なりの分離(解除)を行なうようにしているので、生地3の重なりの影響として印字時に生じる同一箇所への印字、印字カスレ、印字抜け、等が回避でき、印字品質を向上させることができる。
【0052】
また、ピン12−1、12−2は回転可能であり、リブ11−1、11−2の高さも、例えば赤黒リボンの使用を考慮して生地3の幅の半分より短く抑えているので、リボン3の走行時の負荷が軽減できる。
【0053】
また、赤黒リボンの使用時には、リブ11−1、11−2の高さを生地幅の半分より短くしていることから、複数色(赤、黒)のインクが重なって転写されることによるリブ11−1、11−2の汚れ防止にもつながる。
【0054】
なお、リボン収納部2に蛇行した状態で収納されたリボン3が、繰り返し使用したことで生地自体の剛性低下や収縮が発生し、第1および第2のバンク8−1、8−2を乗り上げて、リボン収納部2の出口側に詰め寄るときは、蛇行した状態で重なり合っていることから、その出口側への移動は全体が一体となり行なわれることを考慮すると、どこか1点だけで出口近傍への接近を抑えることも可能である。
【0055】
その意味では、図3の断面図や、図3の断面図をB−Bの方向から見た側断面図に示すように、リブ11−1、11−2を設けずに、2本のピン12−1、12−2だけとすることも可能である。又、ピン12−1,12−2は回転しなくてもよく、同様の効果がある。
【0056】
また、この他に、リブ11−1、11−2のいずれか一方だけを設けるなど様々な変形パターンも考えられる。
【符号の説明】
【0057】
1、50 インクリボンカセット
2、51 リボン収納部
3、52 リボン(生地)
4−1、4−2、54−1、54−2 リボン経路
6−1、6−2、56−1、56−2 フィードギア
7、57 板バネ
8−1、8−2、58−1、58−2 バンク
11−1、11−2 リブ
12−1、12−2 ピン
14 黒リボン
16 赤黒リボン
59 リボン経路の壁面のリブ
図1
図2
図3
図4
図5