(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5744888
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】バッテリー充電状態管理方法
(51)【国際特許分類】
H01M 8/04 20060101AFI20150618BHJP
H01M 8/00 20060101ALI20150618BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20150618BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20150618BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20150618BHJP
G01R 31/36 20060101ALI20150618BHJP
B60L 3/00 20060101ALI20150618BHJP
B60L 11/18 20060101ALI20150618BHJP
【FI】
H01M8/04 P
H01M8/00 A
H01M10/48 P
H01M10/44 A
H02J7/00 X
G01R31/36 A
B60L3/00 SZHV
B60L11/18 A
B60L11/18 G
【請求項の数】17
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-535310(P2012-535310)
(86)(22)【出願日】2010年10月19日
(65)【公表番号】特表2013-508919(P2013-508919A)
(43)【公表日】2013年3月7日
(86)【国際出願番号】US2010053239
(87)【国際公開番号】WO2011049975
(87)【国際公開日】20110428
【審査請求日】2013年9月12日
(31)【優先権主張番号】61/253,013
(32)【優先日】2009年10月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/259,813
(32)【優先日】2009年11月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505163578
【氏名又は名称】ヌヴェラ・フュエル・セルズ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100096013
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 博行
(74)【代理人】
【識別番号】100092967
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 修
(74)【代理人】
【識別番号】100096068
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 住江
(74)【代理人】
【識別番号】100162846
【弁理士】
【氏名又は名称】大牧 綾子
(72)【発明者】
【氏名】クェト,ピエール−フランソワ
【審査官】
相羽 昌孝
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−265653(JP,A)
【文献】
特開2002−204505(JP,A)
【文献】
特表2008−541012(JP,A)
【文献】
特開2007−024703(JP,A)
【文献】
特表2008−522152(JP,A)
【文献】
特開2007−187534(JP,A)
【文献】
特開2007−258117(JP,A)
【文献】
特開平05−151983(JP,A)
【文献】
特開2005−210841(JP,A)
【文献】
特開2009−129639(JP,A)
【文献】
特開2005−005009(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 8/00− 8/24
B60L 3/00
B60L 11/18
G01R 31/36
H01M 8/00
H01M 10/44
H01M 10/48
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料電池を備えるハイブリッド電力システムにおけるバッテリーの充電状態を管理する方法であって、前記方法は、
設定値を規定することと、
バッテリー電流とバッテリー電圧を使って前記バッテリーの推定された現在の充電状態を計算することと、
前記設定値と前記バッテリーの前記推定された現在の充電状態との間の差に基づいて前記燃料電池から前記バッテリーに供給される燃料電池電流を操作することによって前記バッテリーの前記充電状態を調節すること、
を含
み、
前記バッテリーの前記推定された現在の充電状態は、以下の数式
【数4】
によって計算され、
式中、
【数5】
は前記バッテリーの前記推定された現在の充電状態であり、
【数6】
は前記バッテリーの以前の推定された充電状態であり、TSは前記バッテリーの前記以前の推定された充電状態が計算されてから経過した秒単位の時間であり、Ibattery(k)は前記バッテリー電流であり、Lはオブザーバゲインであり、Vbus(k)は前記バッテリー電圧であり、VOCは前記バッテリーのオープン回路電圧であり、RSeriesは前記バッテリーのインピーダンスをモデル化するために選ばれた抵抗値であり、
CC(Ib)はIbattery(k)が0以上である場合に以下の式
CC(Ib)=3600*(バッテリーアンペアアワー定格)*e−(放電係数)*Ibattery(k)
により計算され、CC(Ib)は、Ibattery(k)が0より小さい場合に以下の式
CC(Ib)=3600*((バッテリーアンペアアワー定格)−(充電係数)*Ibattery(k))によって計算される、方法。
【請求項2】
前記バッテリーの前記充電状態の前記調節は、選択された範囲内に前記バッテリーの前記充電状態を調節する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記バッテリーの前記充電状態の前記調節は、前記設定値の5%以内に前記バッテリーの前記充電状態を調節する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記バッテリーの前記充電状態の調節は、前記設定値に前記バッテリーの前記充電状態を調節する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記バッテリーの前記充電状態は、比例制御、比例積分制御、比例積分微分制御、及び線形二次制御から選択される制御技法によって調節される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記燃料電池電流は、以下の式によって定義される値に設定され、
【数1】
式中、I
FC(k)は前記燃料電池電流、SOC
SPは前記設定値、
【数2】
は前記バッテリーの前記推定された現在の充電状態、およびK
SOCregは制御ゲインである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記制御ゲインK
SOCregは以下の数式
【数3】
によって定義され、
式中、
C
C=バッテリーアンペア時間定格*3600ファラッドであり、且つSOC制御時定数は単位が秒の時定数である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記計算された燃料電池電流は、最小燃料電池電流値と最大燃料電池電流値の間に強制的に設定される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記バッテリーの前記オープン回路電圧は、以下の式
【数7】
によって計算され、
式中、V
ocSlope及びV
ocOffsetはどちらも前記バッテリーと関連づけられた定数である、
請求項
1に記載の方法。
【請求項10】
前記オブザーバゲインは、極配置またはカルマンフィルタリングから選択された方法を使って計算される、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記バッテリーの前記計算された推定された現在の充電状態を、0と1の間の値に強制的に設定することを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記バッテリーの前記充電状態は、前記バッテリーの前記推定された現在の充電状態が閾値の高い充電状態値より大きい場合に、前記燃料電池システムをアイドル状態にすることにより調節される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記システムがアイドル状態にある間、前記バッテリーから電力を引き出す電気負荷を監視することと、前記バッテリーから閾値以上で電力を引き出す電気負荷が検出された場合に、前記燃料電池システムを再起動することと、を更に備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記バッテリー電流が直接測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記バッテリー電流が計算される、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記バッテリー電圧が直接測定される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記バッテリー電圧が、前記燃料電池と直列に接続されたDC/DCコンバータによって感知される、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本出願は、米国特許仮出願番号第61/253,013号(2009年10月19日出願)、及び米国特許仮出願番号第61/259,813号(2009年11月10日出願)の優先権を主張し、その両方はその全体を参照により組み込まれる。
【0002】
フォークリフトトラックやゴルフカートのようなバッテリー駆動の電気車両は、人間や製品の運搬、及び/又は持ち上げのために製造作業、卸売事業、及び小売事業でよく使われる。しかしながら、これら電気車両には欠点がある可能性がある。例えば、フォークリフトトラックは6から8時間毎に充電しなければならず、予備のバッテリーや充電設備のために倉庫のスペースが必要となる。そのうえ、車両の性能はバッテリー残量が無くなるにつれて次第に低下する。
【0003】
対照的に、燃料電池電気車両は急速に再充填でき、シフトの間ずっと性能を維持し、蓄電池貯蔵や充電設備のために貴重な倉庫のスペースをとっておく必要が無くなるので経費節約が可能である。本明細書に記載のハイブリッド燃料電池システムは、これらの利点の少なくとも一つに対処することができる。
【0004】
本明細書で使用するハイブリッド燃料電池システムとは、燃料電池及びバッテリーを備えるシステムのことを指す。本明細書で使用する「バッテリー」という語は、広義には繰り返し貯蔵と分与が可能な機器のことを指し、化学バッテリー(例えば、鉛酸バッテリー、リチウムイオンバッテリー、ニッケル水素バッテリー、ニッケルカドニウムバッテリー)及びウルトラコンデンサを含むが、これらに限定されない。
【0005】
ハイブリッド電力システムにおいて、燃料電池は通常動作の間にモータ及び、バッテリーへ電力を供給する。バッテリーは電力要求を緩衝し、ピーク負荷で燃料電池電力を補い、回生エネルギーを吸収する。フォークリフトに対しては、例えば、このバッテリーの充電状態(SOC)の管理は、バッテリーが牽引及び昇降モータのピーク電力要求を満たすのに十分なエネルギーを備える必要があるため重要であるが、車両が負荷を制動又は下げるような回生事象を起こす場合に回生エネルギーを受け入れることができるように完全に充電されてもまた、ならない。回生事象の間、バッテリーSOCがあまりにも高い場合、バッテリー電圧はバッテリー、モータ、又はモータのコントローラを破損するかもしれない不安全レベルに上昇し、それによりシステムの故障やシャットダウンが発生する可能性がある。
【0006】
バッテリーSOCの管理は、SOCの直接測定は非実用的なので、一般的にSOC推定を必要とする。当分野においては、バッテリーのSOC推定を得るために電流積分法(クーロン計数とも呼ばれる)を使うことが知られている。しかしながら、この方法はSOC推定を時間とともに不正確にする長時間ドリフトの影響を受ける。
【技術分野】
【0007】
本開示は、バッテリー電圧及びバッテリー電流を使ってSOC推定を得る方法を提供する。本開示の推定器は、バッテリーの電気的等価回路に由来のモデルに基づいたルーエンバーガー観測器である。ある実施形態において、SOC推定は、その後、バッテリーが牽引及び昇降モータに供給するのに十分なエネルギーを格納し、これらのモータから回生エネルギーを受け取るために十分な予備の容量を持つようなレベルにSOCを維持するために燃料電池電力を抑えるレギュレータによって使われる。
【0008】
従って、本発明の一実施形態は、バッテリーと燃料電池を備えるハイブリッド電力システムにおけるバッテリーの充電状態を管理する方法に関する。本方法は、設定値を規定することと、バッテリー電流とバッテリー電圧を使用してバッテリーの現在の放電状態を推定することと、設定値とバッテリーの推定された現在の放電状態との間の差に基づいて、燃料電池からバッテリーへ供給された燃料電池電流を操作することによって、バッテリーの充電状態を調節することと、を含む。本実施形態は、設定値でバッテリー充電状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】フォークリフトトラックで使うためのハイブリッド燃料電池システムの一実施形態の回路図面である。
【
図2】バッテリーをモデル化するために使われる等価回路である。
【
図3】バッテリーSOCの推定と制御を示すフローチャートである。
【
図4】本開示の一実施形態に関するパラメータの値の表である。
【
図5】バッテリーSOC制御を備えるハイブリッド電力システムのシミュレートされた運転からの実験データを示す。
【
図6】バッテリーSOC制御を備えるハイブリッド電力システムのシミュレートされた運転からの実験データを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、フォークリフトトラックで使うためのハイブリッド燃料電池システムを例示する。同じ電気伝導体(「バス」とも呼ばれる)に並列に接続されるものとして、バッテリーパック、DC/DCコンバータと直列の燃料電池スタック、周辺機器構成要素(BoP)、牽引モータ、及び昇降モータがある。一般的に、BoPは、空気圧縮機、ウォータポンプ、ファン、電子制御ユニット、並びに水素運搬、水パージ、及び窒素パージ用に用いられるバルブを備える。BoPは電圧V
BusでI
BoPの電流を消費する。燃料電池スタックは特定の燃料電池の分極曲線に対応する電圧で電流I
FCを生成する。DC/DCコンバータは燃料電池電圧をバス電圧V
Busに調節し、電流I
DC/DCを生成する。牽引モータ電流I
Tractionは、トラックが加速している場合は正であり、トラックにブレーキがかけられている場合は負である。昇降モータ電流I
Liftは、トラックが負荷を持ち上げている場合は正であり、トラックが負荷を下ろしている場合は負である。負荷電流I
Loadは牽引モータ電流及び昇降モータ電流の組合せであり、以下で表される。
I
Load=I
Traction+I
Lift
【0011】
バッテリー電流I
Batteryは負荷電流にBoP電流を加えたものからDC/DC出力電流を減じたものに等しい。
I
battery=I
Load+I
BOP−I
DC/DC (1)
【0012】
バッテリー電圧V
Busは、直接電圧測定による、又はDC/DCコンバータによって感知されることによる、のいずれかで、ハイブリッド燃料電池制御ユニットで使用でき、その後、制御ユニットに伝達される。バッテリー電流I
batteryは、直接測定されるか、又はI
Load、I
BOP、I
DC/DCに対する測定値若しくは推定値に基づいて数式(1)によって計算することができるか、のいずれかである。
【0013】
図2は、バッテリーをモデル化するために使われる等価回路を示す。
【0014】
C
Cはバッテリー容量をモデル化する大型のコンデンサであり、完全に充電されたバッテリーに対しSOC=1となるように選択される。
C
C=(バッテリーアンペアアワー定格)*3600
バッテリー容量は、その後、非効率なバッテリー放電と充電を考慮して調整される。
I
battery≧0の場合、C
C(I
b)=3600*(バッテリーアンペアアワー定格)*e
−(放電係数)*Ibattery(k)
I
battery<0の場合、C
C(I
b)=3600*((バッテリーアンペアアワー定格)−(充電係数)*I
battery(k))
コンデンサC
Cは電流I
battery(k)の電流源と並列に接続され、バッテリーの放電と充電をモデル化する。
【0015】
バッテリー電圧V
Busは、バッテリーのインピーダンスをモデル化する抵抗器R
Seriesと直列なバッテリーオープン回路電圧V
OCに対応する電圧源を有する回路の出力としてモデル化される。
【0016】
バッテリーオープン回路電圧は、SOCと直線相関を持つと仮定する。
【数1】
したがって、バッテリーモデルは以下のようになる。
【数2】
ここで、ドット記号は時間微分を意味する。
【0017】
バッテリーモデルはバッテリー自己放電をモデル化するためにC
Cと並列に配置された抵抗器を備えることもでき、SOCとV
OCの間に非線形関係を有することもでき、又はバッテリー電圧においてより正確な過度モデルのために直列インピーダンスに加えられた抵抗器とコンデンサのネットワークを有することもできる。
【0018】
図3は、SOCの推定と調節を示すフローチャートである。数式(2)に示すバッテリーモデルに基づいて構築された、ルーエンバーガー観測器は、測定された、又は計算されたバッテリー電圧V
Bus及びバッテリー電流I
batteryに基づきSOCの推定を与える。
【数3】
ここで、
【数4】
であり、
【数5】
であり、ハット記号は対応する変数の推定を意味する。
【0019】
ルーエンバーガー観測器は当分野において周知であり、オブザーバゲインLは極配置、及びカルマンフィルタリングを含む様々な方法を使って計算することができる。カルマンフィルタリング設計は、システムダイナミクスに対して処理及び測定ノイズ構造を仮定し、システム状態の定常状態誤差共分散を最小にするようなゲインLを与えることになる。
【0020】
数式(3)に示すオブザーバは、ハイブリッド燃料電池システムのデジタル制御ユニットで実現されるために離散化される必要がある。推定アルゴリズムのためのサンプリング時間T
S及び
【数6】
の時間微分のオイラー近似を仮定すると、以下に示すオブザーバの離散的な実装を得る。
【数7】
これは、以下のように表すこともできる。
【数8】
SOCの推定は、その後、0と1の間に強制的に設定される。
【数9】
【0021】
SOC推定は以前のシステムシャットダウン中にとられた推定の記録された値に等しいその初期値を有する。フォークリフトトラックが低電力消費モードで使われた場合、又は活発に操作されない場合、システムシャットダウン機構が閾値の高いSOC値によって起動され、燃料電池からの電流を遮断することにより、バッテリーの過充電を防ぐ。他方、バッテリーから電力を閾値まで引き出す電気負荷(例えば、I
load=20アンペア及びそれ以上)を検出する負荷検出機構は、燃料電池システムを再起動することによるバッテリーを充電を可能にするであろう。
【0022】
SOC推定は、燃料電池電流I
FCを操作することによって所望の設定値(SOC
SP)に調節される。本実施形態において、比較調整器がSOC調節のために使われるが、比例積分、比例積分微分、線形二次レギュレータ、他の古典的な制御方法、現代の、非線形の、堅牢な、最適な、確率論的な、適応性の、高機能な制御方法を含む、他の制御技術を使うことができるが、それらに限定されない。比較調整器は以下のように表すことができる。
【数10】
ここで、制御ゲインK
SOCregは、ほぼSOC制御時定数秒の時定数を持つSOCの閉ループ動特性を得るために以下の式として選ぶことができる。
【数11】
【0023】
燃料電池電流の設定値I
FC(k)は、その後、燃料電池スタックの耐久性を最大にするために最小値I
FCminとI
FCmaxとの間に強制的に設定される。
I
FC(k)=max{I
FCmin;min{I
FCmax;I
FC(k)}}
【0024】
SOCは、燃料電池電流I
FCを操作する代わりにDC/DC出力電流I
DC/DCを操作することによって調節することもできる。
【0025】
図5及び
図6は、Dynaload電子負荷によってシミュレートされた様々な負荷条件下でハイブリッド燃料電池−バッテリーパワーシステムから集められたデータを示す。
図5は、負荷電流I
Loadとバス電圧V
busを示し、一方、
図6は、充電状態推定
【数12】
及び燃料電池電流I
FCを示す。例えば、充電状態はその設定値の90%の5%以内に良好に維持されていることが、
図6から分かる。
【0026】
本明細書に開示された方法は、例えば、ハイブリッドフォークリフトトラックに適用することができる。しかしながら、本方法は、補助動力装置、バックアップ電力システム、ポータブル発電機、及び旅客用車両における燃料電池発電設備を含む、ハイブリッド燃料電池−バッテリーパワーシステムを含む様々な用途に適用可能である。