特許第5745615号(P5745615)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5745615
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】交流用ホーム・ページ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20150618BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20150618BHJP
   G06F 17/30 20060101ALI20150618BHJP
【FI】
   G06Q50/10 100
   G06F13/00 560A
   G06F17/30 320B
【請求項の数】10
【全頁数】40
(21)【出願番号】特願2013-504933(P2013-504933)
(86)(22)【出願日】2011年4月4日
(65)【公表番号】特表2013-527956(P2013-527956A)
(43)【公表日】2013年7月4日
(86)【国際出願番号】US2011031035
(87)【国際公開番号】WO2011130028
(87)【国際公開日】20111020
【審査請求日】2014年4月4日
(31)【優先権主張番号】12/761,666
(32)【優先日】2010年4月16日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500046438
【氏名又は名称】マイクロソフト コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100096013
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 博行
(74)【代理人】
【識別番号】100092967
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 修
(74)【代理人】
【識別番号】100153028
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 忠
(74)【代理人】
【識別番号】100138759
【弁理士】
【氏名又は名称】大房 直樹
(72)【発明者】
【氏名】キシマン,エムレ・メフメット
(72)【発明者】
【氏名】ワン,チュン−カイ
(72)【発明者】
【氏名】カミレディ,シュリーハルシャ
(72)【発明者】
【氏名】クセルザン,シルビュ−ペトル
【審査官】 長 由紀子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2007/0162432(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0150388(US,A1)
【文献】 特開2009−169924(JP,A)
【文献】 特開2000−311040(JP,A)
【文献】 特表2010−532027(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 50/10
G06F 13/00
G06F 17/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーシャル・ネットワーク参加者に個人専用ソーシャル・ベース・データーを生成する方法であって、
ソーシャル・ネットワーク参加者が検索エンジンのホーム・ページを要求することに応答して、ソーシャル・ネットワーキング・データーから一義化した固有表現を抽出するステップであって、
前記ソーシャル・ネットワーキング参加者が前記ソーシャル・ネットワーキング・データーに相関付けられており、
前記ソーシャル・ネットワーキング・データーが、複数のユーザー生成されたポストを含み、前記複数のポストに含まれる1つのポストが、固有表現を含み、
前記一義化した固有表現の抽出が、前記複数のポストと前記ポストに含まれている固有表現とに基づき、
前記複数のポストが、前記ソーシャル・ネットワークの複数のメンバーによってアップロードされたものである、ステップと、
前記複数のポストと前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから抽出された前記一義化した固有表現とに基づいて、前記検索エンジンのホーム・ページを前記ソーシャル・ネットワーク参加者用に個人化するステップであって、前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから抽出された前記一義化した固有表現に対するハイパーリンクを前記検索エンジンのホーム・ページ上に含ませるステップを含み、前記ハイパーリンクの選択によって、前記検索エンジンのホーム・ページに対応する検索エンジンが前記一義化した固有表現について問い合わせを受ける、ステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、更に、
前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから抽出された前記一義化した固有表現に基づいて、複数の可能なアノテーション文章を識別するステップと、
アノテーション文章パラメーターに基づいて、前記複数の可能なアノテーション文章に得点を付けるステップと、
前記得点に基づいて、前記複数の可能なアノテーション文章からアノテーション文章を選択するステップと、
を含み、
前記検索エンジンのホーム・ページを個人化するステップが、前記アノテーション文章に基づいて行われる、方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法において、更に、
交流関心度メトリックに基づいて、複数のマルチメディア・ファイルに得点を付けるステップと、
前記得点に基づいて、前記複数のマルチメディア・ファイルからマルチメディア・ファイルを選択するステップと、
を含み、
前記検索エンジンのホーム・ページを個人化するステップが、前記マルチメディア・ファイルに基づいて行われる、方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法において、更に、
前記ソーシャル・ネットワーキング・データー内においてアノテーション文章を識別するステップであって、前記アノテーション文章が、前記ソーシャル・ネットワーキング・データーのマルチメディア・ファイルと前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから抽出された前記一義化した固有表現とに関連付けられている、ステップと、
ホットスポット定義を生成するステップであって、前記ホットスポット定義が、ソーシャル・ベース・アノテーションを含み、前記ソーシャル・ベース・アノテーションが、前記アノテーション文章を表示するように構成されている、ステップと、
を含み、
前記検索エンジンのホーム・ページを個人化するステップが、前記ホットスポット定義に基づいて行われる、方法。
【請求項5】
請求項4記載の方法において、前記アノテーション文章を識別する前記ステップが、
以下のアノテーション文章パラメーターの内少なくとも1つに基づいて、前記ソーシャル・データーにおける前記複数のポストからの可能なアノテーション文章を整列するステップを含む、方法。
前記複数のポストがアップロードされて以来経過した時間量、
前記複数のポストのうちの前記ポストと、前記ソーシャル・ネットワーキング・データーにおける前記複数のポストのうちの他のポストとの間における相違であって、前記ポストは前記アノテーション文章を含む、前記相違、
前記ソーシャル・ネットワーク参加者が以前に前記ポストを読んだことがあるか否か、
前記ソーシャル・ネットワーク参加者が前記ポストを読んで以来の時間量、
前記ソーシャル・ネットワーク参加者によって前記ポストに与えられた明示的なフィードバック、
前記ポストの前記抽出された一義化した固有表現に対する関連性、および
前記ポストのアップローダーのソーシャル・ネットワーク・アイデンティティ。
【請求項6】
請求項1記載の方法において、更に、
前記ソーシャル・ネットワーキング・データーからマルチメディア・ファイルの一部を選択するステップであって、前記マルチメディア・ファイルの前記一部が、前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから抽出された前記一義化した固有表現と関連付けられている、ステップと、
前記抽出された一義化された固有表現と関連付けられている前記マルチメディア・ファイルの前記一部に基づいて、コラージュ定義を生成するステップであって、前記コラージュ定義が、前記マルチメディア・ファイルの前記一部を前記検索エンジンのホーム・ページ上にレンダリングするように構成されている、ステップと、
を含む、方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法において、更に、
第1アノテーション文章を識別するステップであって、前記第1アノテーション文章が、マルチメディア・ファイルの部分と前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから抽出された前記一義化した固有表現とに関連付けられている、ステップと、
外部データー・ソースから第2アノテーション文章を識別するステップであって、前記第2アノテーション文章が、前記抽出された一義化した固有表現と関連付けられている、ステップと、
前記検索エンジンのホーム・ページ上にホットスポットを生成するステップであって、前記ホットスポットが、第1アノテーションおよび第2アノテーションを備えており、前記第1アノテーションが前記第1アノテーション文章を備えており、前記第2アノテーションが前記第2アノテーション文章を備えている、ステップと、
を含む、方法。
【請求項8】
請求項1記載の方法において、
前記個人専用データーがコラージュ定義を備えており、
前記コラージュ定義が、ハイパーリンクとして動作するために前記検索エンジンのホーム・ページ上に画像の少なくとも一部をレンダリングするように構成されており、
前記画像が、前記ソーシャル・ネットワークのメンバーによって生成され、
前記一義化した固有表現の抽出が、前記画像に基づき、
前記情報要求が、前記画像の要求を含み、
前記ハイパーリンクが、前記ソーシャル・ネットワーク参加者を、前記一義化した固有表現に関連があるサイトに誘導するように構成されている、方法。
【請求項9】
請求項1記載の方法であって、更に、
前記ソーシャル・ネットワーキング参加者のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティに基づいて、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションから前記ソーシャル・ネットワーキング・データーを受信するステップを備えており、
前記ソーシャル・ネットワーキング・データーが、第1マルチメディア・ファイルと、第2マルチメディア・ファイルと、第1複数のユーザー生成コンテンツと、第2複数のユーザー生成コンテンツとを備えており、
前記第1マルチメディア・ファイルが、前記ソーシャル・ネットワーク参加者の第1ソーシャル・ネットワークにおける第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティのユーザー生成コンテンツであり、
前記第2マルチメディア・ファイルが、前記ソーシャル・ネットワーク参加者の第2ソーシャル・ネットワークにおける第2ネットワーキング・アイデンティティのユーザー生成コンテンツであり、
前記第1複数のユーザー生成コンテンツが、前記第1マルチメディア・ファイルに応答して、前記第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティのソーシャル・ネットワークによってアップロードされ、
前記第2複数のユーザー生成コンテンツが、前記第2マルチメディア・ファイルに応答して、前記第2ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティの第2ソーシャル・ネットワークによってアップロードされ、
前記第1抽出エンティティが、前記第1複数のユーザー生成コンテンツに基づいて、第1の一義化された固有表現であり、
前記方法が、更に、
前記第2複数のユーザー生成コンテンツに基づいて第2の一義化された固有表現を抽出するステップであって、前記第2の一義化された固有表現が、前記第1の一義化された固有表現とは異なる、ステップと、
前記第1複数のユーザー生成コンテンツと、前記第1の一義化された固有表現と、第1アノテーション文章パラメーターとに基づいて、第1アノテーション文章を抽出するステップと、
前記第2複数のユーザー生成コンテンツと、前記第2の一義化された固有表現と、第2アノテーション文章パラメーターとに基づいて、第2アノテーション文章を抽出するステップと、
第1交流関心度メトリックに基づいて、前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから前記第1マルチメディア・ファイルを選択するステップと、
第2交流関心度メトリックに基づいて、前記ソーシャル・ネットワーキング・データーから前記第2マルチメディア・ファイルを選択するステップと、
前記第1アノテーション文章と前記第1の一義化された固有表現とに基づいて、第1ホットスポットを生成するステップと、
前記第2アノテーション文章と前記第2の一義化された固有表現とに基づいて、第2ホットスポットを生成するステップと、
前記第1マルチメディア・ファイルと、前記第2マルチメディア・ファイルとに基づいて、コラージュ定義を生成するステップと、
を備えており、
前記第1ホットスポットが、ユーザーが前記レンダリングされたコラージュの第1エリアと対話処理するときに始動されるように構成されており、前記第1ホットスポットの始動が、前記第1アノテーション文章を前記ユーザーに提示するように構成されており、
前記第2ホットスポットが、前記ユーザーが前記レンダリングされたコラージュの第2エリアと対話処理するときに始動するように構成されており、前記第2ホットスポットの始動が、前記第2アノテーション文章を前記ユーザーに提示するように構成されており、
前記第1ホットスポットおよび前記第2ホットスポットの双方が、ユーザーの対話処理に同時に応答するように構成されている、方法。
【請求項10】
請求項1から9の内1項に記載の方法を実行するためのコンピューター実行可能命令を有するコンピューター読み取り可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[0001] オンライン・ソーシャル・ネットワーク・アプリケーションは、増々普及しつつある。人々は、このようなアプリケーションを頼りにして、友人および家族との接触を保ち、交流する。通例、このようなオンライン・ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションを利用するためには、個人がそのアプリケーションに対応するウェブ・サイトにログインする。すると、その個人に送られたメッセージの視覚的表現およびその個人の連絡先(友人)のステータス更新が提供される。
【0002】
[0002] これらのオンライン・ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションは、人々が彼らの連絡先と交流することを可能にする有用なツールであるが、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションを用いて送信されるメッセージは比較的短く、これらのメッセージにはコンテキストが殆ど伴わないことが多い。つまり、比較的短いメッセージを受信する個人は、そのメッセージの送付元がそのメッセージの中で何を言っているのかについて何らかの知識があるということが前提になっている。
【発明の概要】
【0003】
[0003] 以下に述べるのは、本明細書において更に詳しく説明する主題の端的な摘要である。この摘要は、本開示の広範な全体像であることを意図するのではなく、特許請求の範囲または本開示の主要な要素/必須の要素のいずれかを特定することを意図するのでもなく、本発明の範囲を明確に示すことを意図するのでもなく、特許請求の範囲または本開示の範囲に関して限定することを意図するのでもない。
【0004】
[0004] 本明細書に記載するのは、個人についての個人専用データー(personalized data)の作成に関する種々の技術である。更に特定すれば、本明細書に記載するのは、ソーシャル・ネットワーキング参加者のソーシャル・ネットワーキング・データーに基づいて、自動的に個人専用データーを提供することに関する種々の技術である。
【0005】
[0005] 一例では、ソーシャル・ネットワーキング参加者が、通常の検索バーおよびロゴをたどって、検索エンジンのホーム・ページに来たときに、このソーシャル・ネットワーキング参加者のソーシャル・ネットワーク(1つまたは複数)からのニュース・フィード(1つまたは複数)からの情報を用いて、このページに注釈を付けることができる。例えば、友人によってポストされた最近の写真またはビデオのコラージュを、ユーザーのコメントからの興味深い情報へのホットスポットまたはリンクと共に、示すことができる。また、アノテーション(annotation)は、広告またはタスクを伴う、WIKIPEDIAのようなオンライン知識集合体のような他のソースとのマッシュアップ(mashup)であってもよい(例えば、ハワイの写真に、ハワイについての情報およびこれらの島への旅行を計画するためのリンクをアノテーションとして付けることができる)。
【0006】
[0006] その他の態様は、添付図面および説明を読んで理解すれば認められよう。
[0007] 本明細書は、以下の詳細な説明を添付図面を考慮に入れて読むことによって、一層良く理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、ソーシャル・ネットワーキング・データーに基づいて個人専用データーを提供するシステム例を一般化した機能ブロック図の一例を示す。
図2図2は、ソーシャル・ネットワークの例を一般化した図の一例を示す。
図3図3は、各々、ユーザーが生成したコンテンツを一般化した例を示す。
図4図4は、各々、ユーザーが生成したコンテンツを一般化した例を示す。
図5図5は、各々、ユーザーが生成したコンテンツを一般化した例を示す。
図6図6は、ホーム・ページを一般化した例を示す。
図7図7は、背景画像デフォルト・エレメントの一例を示す。
図8図8は、図6のホーム・ページを、図7の背景画像と共に示す。
図9図9は、カスタム化コンポーネントを一般化した機能ブロック図の一例を示す。
図10図10は、一般化した除外マスクの一例を示す。
図11図11は、図10の除外マスクを反転させ、図6のホーム・ページ上に重ね合わせた場合の図6のホーム・ページを示す。
図12図12は、ソーシャル・ネットワーキング参加者についての個人専用ソーシャル・ベース・データーを提供するときに実行することができる種々の動作を含む、一般化した動作フローの一例を示す。
図13図13は、ソーシャル・ネットワーキング参加者についての個人専用ソーシャル・ベース・データーを提供するときに実行することができる種々の動作を含む、一般化した動作フローの一例を示す。
図14図14は、ソーシャル・ネットワーキング参加者についての個人専用ソーシャル・ベース・データーを提供するときに実行することができる種々の動作を含む、一般化した動作フローの一例を示す。
図15図15は、図6のホーム・ページに基づいて、交流用個人専用ホーム・ページを一般化した一例を示す。
図16図16は、2つのホットスポットを含む、交流関連コラージュを一般化した一例を示す。
図17図17は、アノテーション・エリアを示すホットスポットを始動させたときの交流関連コラージュを一般化した一例を示す。
図18図18は、図8のホーム・ページの背景画像と入れ替わる(displace)図17の交流関連コラージュを示す。
図19図19は、カスタム化データーを一般化した一例を示す。
図20図20は、ソーシャル・ホーム・ページを実現するシステムを一般化した一例を示す。
図21図21は、始動させたホットスポットおよびアノテーション表示エリアを一般化した一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0025] 添付図面において同様の部分を示すときには、同様の参照番号を用いることとする。
[0026] 添付図面と関連付けて以下に設ける詳細な説明は、本例を説明することを意図するのであって、本例を構成または利用することができる唯一の形態を表すことを意図するのではない。
[0027] 文章形態、視覚形態、または他の形態とした例は、そのいずれもが一例として示されるのであって、限定ではない。尚、代替(または(or))形態または組み合わせ(および(and))形態のどちらかで与えられた多数の選択肢を有する例について、このような選択肢の全てが必ずしも必須であるのではないことは、認められてしかるべきである。更に、これらの選択肢のいずれかまたは全ては、明示的に列挙されていない組み合わせで用いてもよく、これらの選択肢を全く用いなくてもよい。複数形および単数形の「のみを含む」("include only" and "includes only")という用語は限定的である。対称的に、複数形および単数形の「含む」("include" and "includes")という用語は、限定的ではなく、それぞれ、「含むが限定ではない」("include, without limitation" or "includes, without limitation")と読解することとする。「一実施態様において」という用語は、限定的ではなく、「限定ではなく、少なくとも1つの実施態様において」と読解することとする。「例えば」(e.g.)、「というような」(such as)、および「例えば」(for example)という用語は、限定的でなく、「限定ではなく、少なくとも1つの例では」と読解することとする。「してもよい」(may)という用語は、限定的ではなく、「してもよいが、その必要はない」と読解することとする。しかしながら、読みやすくするために、以下ではこれらの表現をもっと短くした形態を使用することもある。
【0009】
[0028] 本説明は、本例の機能や、本例を構成し動作させるステップのシーケンスを明記する。しかしながら、同じまたは等価な機能およびシーケンスが異なる例によって行われるのであってもよい。
【0010】
[0029] 動作フローの例は、多数の個別のステップまたは動作(act)を含むように示されるが、実施態様の中には、少なくとも一部のステップまたは動作を組み合わせてもよい、即ち、同時に実行されてもよい場合もあることは、認められてしかるべきである。また、所与のシーケンスで記載されている全てのステップまたは動作が必ずしも必須ではないこと、ある種のシステム・コンポーネントによって実行されるように記載されている機能を多数のコンポーネントによって実行してもよいこと、そして多数のコンポーネントによって実行されるように記載されている機能を、1つのコンポーネントが実行するように構成されてもよいことも、認められてしかるべきである。
【0011】
[0030] 本明細書において記載する態様は、写真または画像に関して記載することができるが、これらの態様は、写真、他のあらゆるタイプの画像、ビデオ、オーディオ、触感(tactile)データー、および嗅覚(olfactory)データーにも適用可能であってもよいことは、当業者には認められよう。
【0012】
[0031] 以下では図の各々についての説明は、他の図を参照して行うこともある。しかしながら、このように他の図を参照することは、これら他の図を参照して説明される要素と共に例が用いられることに、限定することを意図するのではないことは、言うまでもない。
【0013】
[0032] 本明細書では、計算システムにおいて実現されるものとして、本例を説明し図示することができるが、記載するシステムは、一例として示されるのであって、限定として示されるのではない。当業者には認められようが、本例は、種々の異なるタイプの計算システムにおける応用に適している。
【0014】
[0033] 最初に、いくつかの一般化した入力例、および結果に到達するためのプロセスの少なくとも一部を用いて、実施態様の一例について説明する。この例に続いて、図および図における要素を参照して、更に詳細に説明することができる。
【0015】
[0034] この例では、ソーシャル・ネットワーキング参加者190は、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120上において写真405を見ることができ、写真405は彼らのソーシャル・ネットワーク110において誰かがアップロードしたものである。写真405は、個人の友人の一人がシュノーケルをしているところを示しており、この写真は、「島のすぐそば」というキャプション410を有する。一人の友人からの第1コメント425は、写真405のエリア475へのコメントに対応して、「シュノーケルしている姿が格好いい」(You look great in that snorkel)と言っている。第2の友人からの第2コメント435は、「それは噴火口みたいだ」(that's some crater)と言っている。第3の友人からの第3コメント445は「私はバリー・アイルが大好きです」(I love the valley isle)と言っている。
【0016】
[0035] この例を続けると、ユーザーが生成したコンテンツ405、410、425、および475、435、ならびに445は、別々に分析すると、当を得た固有表現(namaed entity)を判定するのに十分な情報をいずれも含んでいないと思われる。しかしながら、ソーシャル・ネットワーキング・データーによって一緒に繋がれたこれらのコメントの集合体を分析することによって、以下で更に詳しく説明するように、当を得た固有表現を示すことができる。
【0017】
[0036] この例を続けるが、「バリー・アイル」(コメント445からの)という用語を検索すると、WIKIPEDIAオンライン知識収集エントリーによって、これがハワイにあるマウイ島の地元の呼び名であることが判明する。このオンライン知識収集エントリーは、人気があるシュノーケリングの目的地である多数の場所へのリンクも有する(コメント425における「シュノーケル」という用語に基づいて考慮される)。これらのリンクの1つは、モロキニ(Molokini)へのリンクである。
【0018】
[0037] この例を続けると、モロキニについてのオンライン知識収集エントリーは、その現地が火山の噴火口であることを示す。「噴火口」という用語はコメント435においても見られるので、これによって、その場所がモロキニである確率が高くなる。また、モロキニについてのオンライン知識収集エントリーは、モロキニがマウイの海岸から2.5マイルしか離れていないことも示す。その写真についてのキャプション410が「島のすぐそば」であったことから、これによって、その場所がモロキニである確率が高くなる。
【0019】
[0038] この例を続けると、これら多数のコンテキスト的な手がかりを串刺しすることによって、カスタム化コンポーネント150は、「シュノーケルしている姿が格好いい」という最終的なアノテーション文章、「モロキニ」という固有表現、「モロキニ島保護区(モロキニ海洋生物保護区)」という明確な固有表現を選択し、各々には、正確であることの高い確率が示される。
【0020】
[0039] 図16は、この例の続きを示し、画像選択コンポーネント930が、高い確率に基づいて、シュノーケルをしている友人を示す写真405を次に選択する。除外マスク1001に基づいて、生成された交流関連コラージュ(socially relevant collage)1601には、少なくともその部分475が含まれる。ホットスポット生成コンポーネント960は、最終的なコラージュ1601において、部分475の位置にホットスポット1660を生成する。また、ビデオ575の一部に、第2ホットスポット1630も生成する。明確化のために、双方のホットスポット共、完全に見えるように示されている。
【0021】
[0040] 図17は、この例の続きを示し、始動されていないホットスポット1776が、このホットスポットの輪郭を示すドットの使用によって、完全に見ることができないように示されている。表示されると、この非始動ホットスポット1776は1秒間残っていて、その後徐々に見えなくなる(または対話処理されるまで残っている)。始動されたホットスポット1720は、アノテーション表示エリア1730の中に多数のアノテーション1740、1760を示す。これらのアノテーションの内1つ1740は、「シュノーケルしている姿が格好いい」というテキストである。2番目のアノテーション1760は、ハイパーリンクである。このハイパーリンク・テキストは、「ハワイのマウイに近いモロキニで、シュノーケリングについてもっと学ぼう」となっており、このハイパーリンクを始動させると、ユーザーをハワイ観光局のウェブサイトに連れて行くように構成されている。この例について潜在的に可能な他のハイパーリンクには、歴史的背景を提供するサイト、プロが撮ったその地域の写真、マウイへの旅行に絞った旅行サイト、コンテンツ・サイトへの直接リンク、シュノーケリングのための移動中の人々をモロキニまで運ぶ個人のボート所有者へのボイス・オーバーIP接続への直接リンク等が含まれる。
【0022】
[0041] 図18Cは、この例の完成を示す。交流関連個人専用コラージュ1601が、ホーム・ページ600においてデフォルトの背景画像700(図8も参照のこと)と入れ替わり、その結果、交流関連背景画像1801があるホーム・ページとなる。したがって、この例では、ユーザーは、個人的に関連のある写真のコラージュ、および2つのホットスポットがあるホーム・ページ1801を受信したことになる。ユーザーは、作動中のホットスポット1720の上でマウス・ポインター1875を動かすことができ、ユーザーはモロキニについての追加情報を容易に得ることができ、マウイにおける旅行活動についてもっと多くのことを学習することができ、それ以外では、彼らのソーシャル・ネットワークの活動に関する購入選択肢(purchasing options)を行使する(exercise)ことができる。
【0023】
[0042] 図1は、ソーシャル・ネットワーキング・データーに基づいて個人専用データーを提供するシステムの一例の一般化した機能ブロック図の一例を示す。このシステムは、1つ以上のソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120を含むことができる。ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120は、適したオンライン・ソーシャル・ネットワーク・アプリケーションであればいずれでも含み、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120における参加者交流関係を作り、決定することができる。ソーシャル・ネットワーキング参加者190と関連のある交流関係を、ソーシャル・ネットワーキング参加者190のソーシャル・ネットワーク110と呼ぶ。ソーシャル・ネットワーク110は、ユーザーが生成したコンテンツ115を、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120に提供させることができる。
【0024】
[0043] 受信コンポーネント130は、ソーシャル・ネットワーキング・データー125をソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120から受信することができる。このソーシャル・ネットワーキング・データーに基づいて、カスタム化コンポーネント150が個人専用ソーシャル・ベース・データーを提供する。個人専用ソーシャル・ベース・データーは、ソーシャル・ネットワーキング・データーの中にはないが、ソーシャル・ネットワーキング・データーの中にあるユーザー生成コンテンツの意味論的意味(semantic meaning)によって相関付けられているデーターを含むことができる。例えば、カスタム化コンポーネント150は、ウェブ・ページ、アプリケーション・リソース、ファイル、コラージュの定義、コラージュ、データー構造、プログラムの実行等をカスタム化して、ソーシャル・ネットワーキング参加者190によって用いられる計算機160上に、個人専用ソーシャル・ベース・データーを表示させることができる。一実施態様では、計算機160は、受信コンポーネント130および/またはカスタム化コンポーネント150を含む。
【0025】
[0044] 図2は、ソーシャル・ネットワークの例を一般化した図の一例を示す。この例では、ソーシャル・ネットワーク110は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190と関連付けられている。ソーシャル・ネットワーキング参加者190と関連付けられているソーシャル・ネットワーク110は、個々のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ(identity)210、212、214、216、218、220、222、ソーシャル・ネットワーク240、250、260、270、280、またはこれらの適した組み合わせを備えることができる。個々のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティは、いずれの法人(例えば、会社エンティティ)または自然人でもよい。ソーシャル・ネットワーク260は、多数のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ216、218を備えることができる。ソーシャル・ネットワーク280は、それよりも大きなソーシャル・ネットワーク240の部分集合であってもよい。親(containing)ソーシャル・ネットワーク270は、子(contained)ソーシャル・ネットワーク250のメンバー216、214を直接含むことができる。親ソーシャル・ネットワーク270は、参照によって、子ソーシャル・ネットワーク250を含むこともでき、例えば、親ソーシャル・ネットワーク270の会員資格(membership)が、子ソーシャル・ネットワーク250の会員資格によって自動的に更新されることを確認することができる。ソーシャル・ネットワーク260は、他のソーシャル・ネットワーク250の会員資格216、214と部分的に重複する会員資格216、218を有することもできる。ソーシャル・ネットワーク(例えば、270)毎に、対応するネットワーク(例えば、270)に含まれるソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ(例えば、222、216、214)は、そのソーシャル・ネットワーク(例えば、270)のメンバーであると見なされる。
【0026】
[0045] ソーシャル・ネットワークの一部240、245は、ソーシャル・ネットワーキング参加者が加入している趣味グループのような、ソーシャル・ネットワーキング参加者190を含むこともできる。つまり、ソーシャル・ネットワーク240、245は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190が彼自身のソーシャル・ネットワーク240、245、110の一部であることを示すことができる。しかしながら、本願に限って言えば、ソーシャル・ネットワークという用語は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190を彼ら自身のソーシャル・ネットワークから除外する。
【0027】
[0046] ソーシャル・ネットワーキング参加者190は、名前が付けられているとよく、またそうでなければ、彼らのソーシャル・ネットワーク110内におけるソーシャル・ネットワーク110または個人に対する関係を定義してあるとよい。例えば、この関係は、家族、友人、同僚、支援者(following)(例えば、更新において関心を表すため)等として定義することができる。この関係は、双方向関係であってもよく、その場合、双方のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティがその関係を確認する必要がある。または、この関係は一方向でもよい。
【0028】
[0047] ソーシャル・ネットワークを拡大すると(図示せず)、1度よりも高い分離を含むことができ(例えば、「友人の友人」は2度の分離となる)、ソーシャル・ネットワーキング参加者190のソーシャル・ネットワーク110におけるソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティのソーシャル・ネットワーク(図示せず)に基づいて更新することができる。
【0029】
[0048] また、ソーシャル・ネットワーキング参加者190は、ソーシャル・ネットワーク110に含まれていないソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ290、295に対する関心を示しておくこともできる。一例として、ソーシャル・ネットワーキング参加者190は、個々のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ295またはソーシャル・ネットワーク290の目標(focus)である主題に対する関心を、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション210の外部における活動によって示しておいてもよい。ソーシャル・ネットワーク290の一例に、特定のブランドの車にその注目を絞った自動車クラブがある。その関心を示すには、検索エンジンのクエリー記録、訪問ウェブ・サイトの履歴、購入履歴、広告との対話処理、プレーしたゲームの種類および量等のような事柄を含むことができる。
【0030】
[0049] 一実施態様では、ソーシャル・ネットワーキング・データー125は、少なくとも1つのソーシャル・ネットワークの証印(indicium)、複数のユーザー生成コンテンツに対応する1つ以上の証印、および複数のユーザー生成コンテンツ(例えば、コメント325に応答して与えられたコメント335、アイデンティティ214によってアップロードされたコメント325等)の内少なくとも2つの間における少なくとも1つの関係の証印を備えている。
【0031】
[0050] 図3から図5は、ユーザー生成コンテンツ115を一般化した例を示す。ユーザー生成コンテンツ115をソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120に提供させたソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ(図示せず)を、そのユーザー生成コンテンツの「アップローダー」(uploader)と呼ぶ。個人専用ソーシャル・ベース・データーが提供されているソーシャル・ネットワーキング参加者190によってアップロードされたユーザー生成コンテンツを、「自己アップロード・ユーザー生成コンテンツ」と呼ぶ。「自己アップロード」という前置きなしで用いられる場合、ユーザー生成コンテンツ115という用語は、自己アップロード・ユーザー生成コンテンツを明示的に除外するものとする。処理(operation)、ステップ、または動作(act)は、自己アップロード・ユーザー生成コンテンツを含むユーザー生成コンテンツに基づくことができるのであれば、記述することができる。しかしながら、自己アップロード・コンテンツを含ませることは必要でないことを、当業者は認めよう。したがって、本明細書においてそのように記述された処理、ステップ、および動作は、自己アップロード・ユーザー生成コンテンツを除外して、行うことができる。
【0032】
[0051] ユーザー生成コンテンツ115は、短いメッセージ、ステータス更新、写真またはその他の画像、ビデオ、オーディオ・データー、ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティの「支持者」(followers)、ユーザー生成コンテンツ115が生成され、更新され、またはソーシャル・ネットワーク・アプリケーション120に提供された時刻等を含むことができる。
【0033】
[0052] また、ユーザー生成コンテンツ115は、ユーザー生成コンテンツ115に埋め込まれているメタデーターまたはこれと関連のあるメタデーターも含むことができる。例えば、写真は、用いたカメラの型、用いたレンズの種類(1つまたは複数)、用いたシャッター速度、タグ、写真についての位置データーまたはGSPデーター、カメラを向けた方向を示す方向(ベクトル)データー、解像度、色深度(画素毎に32ビットというような)、画素形状というような、多数の写真メタデーターを含むことができる。
【0034】
[0053] ユーザー生成コンテンツの一般化した例を更に示すために、図3から図5についてこれより順に説明する。
[0054] 図3は、ユーザー生成コンテンツ115を一般化した例を示す。この例では、第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ(例えば、図2の212)がステータス更新310をソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120にポストすることができる。この例では、第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティは、ステータス更新310のアップローダーである。
【0035】
[0055] ステータス更新は、共有することができる。共有は、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120の全てのユーザー、第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティのソーシャル・ネットワークにおけるユーザーのみ、特定のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ、またはこれらのユーザーの部分集合と行うことができる。また、共有は、読む、コメント追加、コメント削除、メタデーター更新、全制御等、またはこれらの組み合わせというような、アクセス許可の指示も含むことができる。通例では、第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティは、少なくともステータス更新310を読むことができ、つまり、第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティと明示的に共有されないのでなければ、第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティと共有されるものと見なすことができる。
【0036】
[0056] 共有は明示的であってもよいし(例えば、データーにアクセスすることができる1組のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティを列挙する)、または暗示的であってもよい(デフォルトで、ソーシャル・ネットワーキング参加者のソーシャル・ネットワークにおける所定の1組の少なくとも1つのソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティに常に限定される)。ユーザー生成コンテンツ115を誰が見てもよいか決定するために、許可の規準(単独または組み合わせ)を用いることもできる。許可の規準の例には、閲覧者(viewer)の地理的位置、第2の参加者(例えば、214または190)と閲覧者との間の分離度(例えば、「友人の友人」が2度の分離)、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションを用いてソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティが最初に開始して以来の最少日数が含まれる。
【0037】
[0057] 次に、ステータス更新310が共有されるソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティはいずれでも、コメント325、335、および345をポストすることができる。例として、これらのコメントは、ステータス更新310または以前のコメントと明示的に関連付けることができる。場合によっては、コメントが自動的にそれぞれのコメント325、335、345と関連のあるタグ320、330、340を含むことができるとよい。この自動タグは、コメントを行ったソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ、日付け、時刻、および同様のデーターを含むことができる。
【0038】
[0058] この例に基づくソーシャル・ネットワーキング・データー125では、ステータス更新310、タグ320、330、340、コメント325、335、345、およびこれらの項目の各々のアップローダーのいずれかまたは全てを互いに関連付けることができる。
【0039】
[0059] 図4は、ユーザー生成コンテンツ115の一般化した例を示す。この例では、第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティが写真(または他の画像)405をソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120にポストすることができる。写真405は、キャプション410を含むことができる。このキャプションは、写真405またはこの写真の一部475と関連付けることができる。
【0040】
[0060] 写真405は、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120のユーザーと共有することができる。次いで、写真405を共有するソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティは、いずれもコメント425、435、445(例えば、第1ソーシャル・ネットワーク・アイデンティティのポストに応答して)をポストすることができる。これらのコメントは、写真全体405、この写真の一部475、または以前のコメントと関連付けることができる。場合によっては、これらのコメントが、それぞれのコメント425、435、445と関連のあるタグ420、430、440を自動的に含むことができるとよい。この自動タグは、そのコメントを作ったソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティの指示、コメントが該当する写真の一部475、日付け、時刻、および同様のデーターを含むことができる。
【0041】
[0061] この例に基づくソーシャル・ネットワーキング・データー125では、写真405、キャプション410、タグ420、430、440、コメント425、435、445、写真の一部475、およびこれらの項目の各々のアップローダーのいずれかまたは全てを互いに関連付けることができる。
【0042】
[0062] 図5は、ユーザー生成コンテンツ115の一般化した例を示す。この例では、第1ソーシャル・ネットワーク・アイデンティティがビデオ(またはその他のアニメーション)505をソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120にポストすることができる。ビデオ505は、少なくとも1つのキャプション510を含むことができる。キャプション510をこのビデオの特定の時間期間(図示せず)と関連付けることができ、またはキャプション510をビデオ505の全体と関連付けることもできる。
【0043】
[0063] ビデオ505は、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120のユーザーと共有することができる。次いで、ビデオ505を共有するソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティは、いずれもコメント525、535、545をポストすることができる。これらのコメントは、いずれのビデオ部分とでも関連付けることができる。ビデオ部分の例には、ビデオ全体505、このビデオの特定の時間期間(図示せず)、このビデオにおける物体をときの経過と共に追い続ける選択ボックス、またはこのビデオの1フレームが含まれる。また、コメントを1つ以上の以前のコメントと関連付けることもできる。場合によっては、これらのコメントが、それぞれのコメント525、535、545と関連のあるタグ520、530、540を自動的に含むことができるとよい。この自動タグは、そのコメントを作ったソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティの指示、コメントが該当するビデオの部分575、日付け、時刻、および同様のデーターを含むことができる。
【0044】
[0064] この例に基づくソーシャル・ネットワーキング・データー125では、コメント525、535、545の各々は、そのいずれかまたは全てと互いに関連付けること、更にはキャプション510、ビデオ505、ビデオの部分575、およびこれらの項目のアップローダーと関連付けることができる。
【0045】
[0065] 図1に戻って、受信コンポーネント130は、ソーシャル・ネットワーキング・データー125をソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120から受信することができる。ソーシャル・ネットワーキング・データー125は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190のソーシャル・ネットワーク110、ユーザー生成コンテンツ115、およびこれらの項目間の関係を含むことができる。
【0046】
[0066] ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120は、受信コンポーネント130が信任状(credential)を提供することに応答して、ソーシャル・ネットワーキング参加者190と関連のあるソーシャル・ネットワーキング・データー125を受信することを可能にすることよい。信任状の例には、認可トークン、ディジタル証明書、パスフレーズ、およびパスワードが含まれる。他の例では、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120が、スクランブルされたデーターまたは暗号化されたデーターを受信コンポーネント130に提供するのでもよい。このような例の1つでは、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120は、信任状の検証時にしかるべきディスクランブル能力または解読能力を受信コンポーネント130に提供するとよい。このような例の他の1つでは、データーのディスクランブル処理または解読は、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120による明示的な認可動作を行わずに、信任状に基づくのであってもよい。
【0047】
[0067] ソーシャル・ネットワーキング・データー125は、多数のソーシャル・ネットワーキング・データーの集成体であってもよい。ソーシャル・ネットワーキング・データー125は、多数のソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション120からのソーシャル・ネットワーキング・データー125、または多数の空でない(non-empty)ソーシャル・データー125の集合を纏めた、他のアプリケーション(図示せず)からのソーシャル・ネットワーキング・データー125であってもよい。
【0048】
[0068] 図6は、ユーザー・インターフェースを一般化した例を示し、このユーザー・インターフェースは、ソーシャル・ネットワーキング参加者190に表示され、この参加者190と対話処理するのであれば、いずれのユーザー・インターフェース(UI)でもよい。ユーザー・インターフェースの例には、ウェブ・ブラウザーのデフォルト開始ページ、検索エンジンの開始ページ(例えば、www.BING.comに行くことによって見られるもの)、移動体電話機上で見られる「ホーム」、およびゲームの起動画面(launch screen)が含まれる。
【0049】
[0069] この例では、ウェブ・ブラウザーのホーム・ページ600が示されている。ホーム・ページ600は、ボタン、テキスト入力ボックス、ドロップ・ダウン・メニュー、スライダー、ハイパーリンク、ラジオ・ボタン、多重選択リスト等のような、少なくとも1つのユーザー対話処理エレメント620、630、682、684、686を備えることができる。このホーム・ページは、1つ以上の静止エレメント602、604、606、608、612、614、620、630、642、644、646、652、654、656、658を備えることができ、その例について以下で詳しく論ずる。また、このホーム・ページは1つ以上のデフォルト・エレメント672、674、676、682、684、686、692、694、696も備えることができ、その例について以下で詳しく論ずる。
【0050】
[0070] デフォルト・エレメントは、個人専用ソーシャル・ベース・データー(personalized social-based data)と入れ替えられるのであってよい。「入れ替わる」(displace)という用語は、他のものの代わりに用いることを意味し、当該他のものが現在使用されていても、いなくても構わない。つまり、現在示されている古い画像を新しい画像と交換すること、古い画像を表示しようとしていた(が未だ表示されていない)ところに新しい画像を表示することは、双方共、「新しい画像が古い画像と入れ替わる」というように記述するのが妥当である。
【0051】
[0071] 図6の具体的なレイアウトは、例示の目的のみを意図するのであり、ホーム・ページのレイアウトの範囲を限定するように解釈してはならない。「XXXX」をプレースホルダー・テキスト(placeholder text)として用いて、種々のエレメントが示されているが、これらのエレメントのいずれもが、または全てが種々の形態をなすことができ、あるいは種々の形態をなすものが何もなくてもよい。例えば、これらは、様々な長さ、様々なフォント等の多数の行(multi-line)のテキストであってもよく、画像またはビデオでもよく、ハイパーリンク、ボタン、またはポップアップのような、対話処理エレメントであってもよい。
【0052】
[0072] 静止エレメント602は、BINGのような、検索エンジンのブランド名であってもよい。静止エレメント620は、テキスト入力ボックスであってもよく、検索クエリー文字列を検索エンジンに供給するために用いることができる。静止エレメント630はボタンであってもよく、クエリーを検索エンジンに提出するために用いることができる。静止エレメント604、606、608、612、および614は、検索のカテゴリーまたは方法であってもよい。
【0053】
[0073] 静止エレメント642、644、646、652、654、656、658のいずれもが、または全てが、現サイトの機能(capabilities)を試しに見てみるためのリンク、MSNBCのようなニュース・サイトへのリンク、HOTMAILのようなオンライン電子メール・サービス、当該ホーム・ページをデフォルト・ホームページにするためのリンク、視聴者のアイデンティティを認証するためのリンク、世界の特定の地理的領域に合わせてホーム・ページを最適化するためのリンク、および選好を設定するためのリンクというような、関連プログラムおよびサービスへのハイパーリンクであることができる。
【0054】
[0074] デフォルト・エレメント672、674、676、682、684、686、692、694、696のいずれもが、または全てが、ページ上におけるデフォルト・アノテーションであることができる。これらのデフォルト・エレメントは、デフォルトでホーム・ページの閲覧者(viewer)に示されるいずれのデーターでもよい。例として、デフォルト・エレメントは、オーディオ、ビデオ、テキスト、ハイパーリンク、または写真を含むことができる。デフォルト・エレメントは、一般的な関心事のデーターであってもよい(休日、夏時間への切り替え、およびある地理的区域に対する嵐/天候警報というような)。デフォルト・エレメントは、ある地理的区域(米国というような)において現在流行っている検索用語を含むこともできる。
【0055】
[0075] 図7は、図6のホーム・ページ例について、デフォルト・エレメントの一例を示す。この例では、星座700の画像が示されている。
[0076] 図8は、図6のホーム・ページを、図7のデフォルト背景エレメントと共に示す。この例では、星座700の画像が、ホーム・ページの少なくとも一部に対して背景として用いられている。
【0056】
[0077] 図9は、カスタム化コンポーネント150の一例を一般化した機能ブロック図の一例を示す。カスタム化コンポーネント150は、個人専用ソーシャル・ベース・データー155を生成(例えば、計算、作成、配置、構成、混合する、および/または結果的に得られる)することができる。個人専用ソーシャル・ベース・データーとは、特定のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティに交流に(socially)関連があるデーターのことである。カスタム化コンポーネントは、抽出コンポーネント970、得点記録コンポーネント910、アノテーション文章識別コンポーネント920、画像選択コンポーネント930、デフォルト属性コンポーネント950、およびホットスポット生成コンポーネント960を含むことができる。
【0057】
[0078] 抽出コンポーネント970は、ソーシャル・ネットワーキング・データー125のコンテンツを分析して、少なくとも1つのエンティティを抽出する。抽出されたエンティティは、ソーシャル・ネットワーキング・データーにおいて、ユーザー生成コンテンツ115の少なくとも一部と意味的に関係付けられる。
【0058】
[0079] エンティティとは、ユーザー生成コンテンツ115の1つ以上と関連のある意味論的意味または規範的(canonical)意味とすることができる。抽出コンポーネント970は、自然言語処理システムのような、ユーザー生成コンテンツ115を認識し、これをエンティティにマッピングするシステムであればいずれでもよい。
【0059】
[0080] 抽出コンポーネント970は、ユーザー生成コンテンツ115の分析の一部として、ユーザー生成コンテンツ以外のソーシャル・ネットワーキング・データーに対する分析を基本にすることができる。これの一例として、この分析1つの写真に相互に相関付けられた多数のコメントを考慮し、これらのコメントから、1つ以上のエンティティに関する単語を含むオンライン参照記事(online reference article)を発見しようとすることができる。
【0060】
[0081] 抽出コンポーネント970は、ユーザー生成コンテンツ115の意味論的解釈を評価することができるアルゴリズムを含むことができる。ユーザー生成コンテンツ115の意味論的解釈を評価するために、照合アルゴリズム(matching algorithm)がテキスト形式のソーシャル・ネットワーキング・データーを多数の用語に区分し、これら多数の用語間の関係を判定することができる。
【0061】
[0082] 抽出コンポーネント970は、ソーシャル・ネットワーキング・データー125の中にある1つ以上のテキスト・データーに基づいて、結果的に得られるエンティティを決定することができる。一実施態様では、このテキスト・データーは、ユーザー生成コンテンツと関連のあるキャプション、コメント、またはフォルダー名に基づくことができる。
【0062】
[0083] 一実施態様では、抽出コンポーネント970は、ユーザー生成コンテンツに対応するソーシャル・ネットワーキング・データー125から1つ以上のテキスト・データーを取り込み、このテキスト・データーから1つ以上の表面形態(surface form)を識別することができる。表面形態とは、エンティティを述べるためにテキストにおいて用いられる1つ以上の単語のことである。抽出コンポーネント970は、表面識別パラメーターに基づいて、1つ以上の表面形態を識別することができる。抽出コンポーネント970は、1つ以上の表面形態を特定のエンティティと関連付けることができる。表面形態は、表面識別パラメーターに基づいて、得点記録コンポーネント910からの得点というような、得点に基づいて整列することができる。1つ以上の表面形態と特定のエンティティとの間における関連付けは、エンティティ抽出メトリックに基づいて、得点記録コンポーネント910からの得点というような得点に基づいて、整列することができる。
【0063】
[0084] 表面識別パラメーターの例には、個々の単語を発見するための単語分離符号(word separator)(例えば、空白、タブ、終止符、ダッシュ)、個々のまたは多数の単語表面形態を発見するのに役立つ句読点(例えば、カンマ、終止符、コロン)、および多数の単語表面形態を発見するのに役立つ接続句(connector phrase)(例えば、「の」(of)、「において」(in))が含まれる。一例では、「それはシアトルにおける嵐のせいであった」という文章は、「嵐」、「シアトル」、および「シアトルにおける嵐」という表面形態を有する。
【0064】
[0085] 一例では、表面識別パラメーターは、テキスト・データーに基づく大文字使用のヒント(capitalization hint)(例えば、全て大文字、全て小文字、最初の文字だけ大文字にする、文における最初の単語とSeattleのような特別な名称。強調のためにのみ用いられる)を含む。例えば、大文字使用のヒントが、テキスト・データーを大文字にする方が当てにできそうであることを示す場合、テキスト・データーにおいて用いられている大文字使用を表面形態において維持する。一実施態様では、表面形態は常に小文字であり、表面形態の本来の大文字使用に対する参照、および大文字使用のヒントを保持する。
【0065】
[0086] 抽出コンポーネント970は、得点記録コンポーネント910による得点記録に基づいて、1つ以上の表面形態をエンティティと関連付けることができる。一例では、前述のエンティティ抽出メトリックが、表面識別メトリックに基づく得点を含む。
【0066】
[0087] 一例では、エンティティ抽出メトリックは、表面形態の1つ以上とデーターベースおよび/またはオンライン知識レポジトリー(例えば、大きな百科事典的収集およびウェブ検索結果)との間における相関を含む。一例では、エンティティ抽出メトリックは、当該表面形態が1つ以上のテキスト・データーにおいて発見された頻度を含む。一例では、エンティティ抽出メトリックは、当該表面形態がデーターベースおよび/またはオンライン知識レポジトリーにおいて発見された頻度を含む。
【0067】
[0088] 一例では、エンティティ抽出メトリックは、表面形態が識別されたテキスト・データーに基づく、大文字使用のヒントを含む。例えば、大文字使用のヒントが、表面形態を大文字にする方が当てにできそうであることを示す場合、表面形態における1つ以上の単語に大文字を使用することによって、優遇得点(preferential score)が得られるとよい(つまり、選択される可能性が高くなる)。一例では、大文字使用のヒントが、大文字使用が当てに出来ないことを示し、したがって、大文字使用を無視し、自動的に訂正することができ、または表面形態を多数の代替形態で考慮することができる(例えば、"blue sky"、"Blue Sky"、および"BLUE SKY")。一例として、ビデオからのクローズド・キャプションのテキスト・データーを解析するとき、このテキスト・データーが全て大文字である場合があり、したがって当てにできる大文字使用ではないものとして扱えばよい。
【0068】
[0089] 一実施態様では、表面識別パラメーターが綴り訂正のヒントを含むこともできる。表面形態が綴りに間違いがある可能性があると判断された場合、表面形態、および訂正した綴りの1つ以上の双方を表面形態として識別することができる。例えば、"lpert"の表面形態は、"lpert"、"pert"、および"part"のように分析することができる。一例では、これら3つの綴りの各々には「相互排他」ステータスを与えることができ、したがって1つのみをエンティティとして選出することができる。一例では、これら3つの綴りの各々から、綴り間違いの可能性に基づいて、異なるエンティティ得点記録パラメーターを、得点記録に適用することができる。
【0069】
[0090] 場合によっては、しかしながら、コンテキストがないと、抽出コンポーネントによってメッセージを理解することが難しい場合もある。一実施態様では、エンティティ抽出メトリックが、第1テキスト・データーと第2テキスト・データーとの間における交流関係を含むとよい場合がある。例えば、抽出コンポーネント970は、ソーシャル・ネットワーキング・データー125内において第1ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティによってアップロードされた1つ以上のテキスト・データーと、他のソーシャル・ネットワーキング・データー125内において第2ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティによってアップロードされた第2の1つ以上のテキスト・データーとの間における交流関係に基づいて、得られるエンティティを決定することができる。一実施態様では、分析において、ソーシャル・ネットワーク(「家族」または「出生地」という名称が付けられたネットワークのような)のメンバーによってアップロードされた第1ユーザー生成コンテンツと、同じソーシャル・ネットワークのメンバーによってアップロードされた第2ユーザー生成コンテンツとの間における相関を優先することもできる。
【0070】
[0091] 抽出コンポーネント970は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190と、ソーシャル・ネットワーキング・データー125を生成したソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティとの間における関係に基づいて、得られるエンティティを決定することもできる。一実施態様では、個々のコメントを単独で取り込むのでは、正しくないエンティティが得られることもあるが、ソーシャル・データーに基づいてコメントを類別する(grouping)ことによって、正確なエンティティを抽出することが可能になる。一例では、この類別は、写真アルバムにおける異なる写真からの多数のコメントであってもよい。第2の例では、類別が、記念日(例えば、休日)に基づく多数の写真であってもよい。第3の例では、これらの類別の組み合わせを、共通部分、合併、または除外として組み合わせてもよい(例えば、ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティの誕生日またはその近辺で撮った写真、そして分析において近親者からの写真のみを含むが、特定のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティからの写真は含まない)。
【0071】
[0092] 一実施態様では、抽出コンポーネント970は、大きな百科事典的収集およびウェブ検索結果一例から抽出した情報に基づく、固有表現の認識および一義化のための大規模システムに基づくこともでき、Large-Scale Named Entity Disambiguation Based on Wikipedia Data(ウィキペディア・データーに基づく大規模固有表現の一義化)by S. Cucerzan, Proceedings of EMNLP-CoNLL 2007, pages 708 716に記載されているようなアルゴリズムを含む。
【0072】
[0093] 同様に、抽出コンポーネント970は、写真に対する画像分析、ビデオに対するビデオ分析、またはオーディオに対するオーディオ分析を用いることによって、分析を実行することもできる。抽出コンポーネント970は、得点記録コンポーネント910を用いて、多数の潜在的に可能なエンティティ結果に得点を付けることができる。抽出コンポーネント970は、多数の分析方法を組み合わせて、得られるエンティティを決定することもできる。一実施態様では、抽出コンポーネント970は、多数の可能なエンティティ、例えば、所定の閾値よりも高い得点を有するのであれば、あらゆるエンティティを生成する。
【0073】
[0094] 一実施態様では、「シアトルの嵐」というキャプションがある写真を、最初に「シアトル」および「嵐」という用語に分解することができる。次いで、「シアトル」と「嵐」との間の関係を、ソーシャル・ネットワーキング・データー125、抽出コンポーネント970がソーシャル・ネットワーキング参加者190について有しているかもしれないプロファイル・データー、1つ以上のソーシャル・ネットワーク110、潜在的に可能なエンティティ結果のユーザー生成コンテンツ115に対する関係、WIKIPEDIAのようなオンライン知識収集、WIKIPEDIAのようなオンライン知識収集の少なくとも一部のローカル・キャッシュ、または他の外部データー・ソース(即ち、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションからではない)に基づいて判定することができる。
【0074】
[0095] 更に例示するために、ユーザーのソーシャル・ネットワーク110がプロの女子バスケット・ボール・チームの多数のファンを含んでいた場合、これは、ソーシャル・ネットワーキング参加者190がWNBAに関心があることを示すこともあり得る。このため、得点記録コンポーネント910は、このようなファンがいるので(またはこのようなファンの人数に基づいて)、プロ女子バスケット・ボール・チーム「SEATTLE STORM」に対応するエンティティに有利な得点を付けることができる。更に、抽出コンポーネント970は、例えば気象学上の嵐を写真が撮られた時刻またはポストされた時刻に近い時刻と相関付けることによって、またはその写真についての他のコメントが、「多くの木が倒れた」というコメントを含む場合に、厳しい気象学上の嵐(STORM LINDA)が該当時間にシアトルを襲ったかもしれないことを認識することができる。得点記録コンポーネント970は、次に、気象学上の嵐に対応する少なくとも1つの可能なコンテキスト的意味を有するコメントに基づいて、この特定の気象学上の嵐に対応するエンティティに有利な得点を付けることができる。次いで、SEATTLE STORMと名付けられたエンティティの得点およびSTROM LINDAと名付けられたエンティティの得点に基づいて、抽出コンポーネントは、得点が有利な方の固有表現(named entity)を選出することができる。
【0075】
[0096] 一実施態様では、ソーシャル・ネットワーキング・データー125と関連のあるユーザー生成コンテンツ125におけるテキスト・データーを、短いテキスト・メッセージ(例えば、160、140、70、または40文字以下)に制限してもよい。1つのシナリオでは、所与の複数の短いメッセージを個々に分析すると、これらが関係のないエンティティにマッピングする、即ち、いずれのエンティティにも信頼性高くマッピングしない。しかしながら、関係のあるソーシャル・ネットワーキング・データー125の分析と組み合わせると、抽出コンポーネント970は、これらのメッセージと関連のある対応する複数のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティに基づいて、この所与の複数の短いテキスト・メッセージが互いに関係があると判定することができると考えられる。この多数のメッセージ間における関係を適用すると、多数の短いテキスト・メッセージに密接に関係があるエンティティを抽出することができる。
【0076】
[0097] 抽出コンポーネント970から、固有表現(例えば、名称または場所に対応するエンティティ)を得ることができる。抽出コンポーネントは、意味論的一義化を実行して、一義化したエンティティ(例えば、円筒状記憶コンテナの意味がある"can")、または一義化した固有表現(例えば、人名または地名)のいずれかを得ることができる。1片のユーザー生成コンテンツ115に対応するエンティティを分析する際、意味的一義化は、ソーシャル・ネットワーキング・データー125を用いて、そのエンティティに関係がある追加のユーザー生成コンテンツ115を発見することができる。意味的一義化は、そのエンティティにも関係がある追加のユーザー生成コンテンツ115に基づいて、少なくとも2つの可能性の間における判断を変更することができる。つまり、交流関係に基づく意味論的一義化は、意味論的一義化の精度および信頼性を高めることができる。
【0077】
[0098] 一実施態様では、抽出コンポーネント970は、このようにして、ソーシャル・ネットワーキング・データー125におけるユーザー生成コンテンツ115と相関があり、高い精度およびソーシャル・ネットワーキング参加者190に対する高い交流関連性の双方を備えた少なくとも1つのエンティティを抽出する。
【0078】
[0099] アノテーション文章、画像、およびエンティティ(集合的に、得点記録可能な項目)に得点を付けるためにカスタム化コンポーネント150が用いることができる規準は、適した得点記録パラメーターであればいずれにでも基づくことができる。このような適した得点記録パラメーターの例には、エンティティの規範的意味と、1つ以上のエンティティの内他のものと関連のある規範的意味との間における一致の近さ(closeness of a match)、得点記録可能な項目の関心度メトリック、1つ以上の得点記録可能な項目のテキスト・データーの内第1のテキスト・データーと、これら1つ以上の得点記録可能な項目の内他の項目と関連のある同様のテキスト・データーの数との間における一致の近さ(例えば、関係のある意味を有する多数のエンティティの選択を促すためまたは止めさせるため)、得点記録可能な項目と関連ソーシャル・ネットワーキング・データー(例えば、写真を収容しているフォルダーの名前。この写真はエンティティと関連付けられている)との間の一致の近さ、対応する得点記録可能な項目が最後に更新または作成されたのは何時か(how recently)(例えば、最近アップロードされた写真、最近変更されたコメント)、ソーシャル・ネットワーキング参加者190と対応するユーザー生成コンテンツ115のアップローダーとの間の関係、ユーザー生成コンテンツ115に対するコメントの数、ユーザー生成コンテンツの格付け、ある種の人々、ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ、またはソーシャル・ネットワーク110を受け入れる(see)または避けるためのソーシャル・ネットワーキング参加者190による明示的な設定、得点記録される得点記録可能な項目のプロパティまたはタイプ(例えば、写真、ビデオ、コントラスト、時間、サイズ)、およびソーシャル・ネットワーキング参加者190の選好(preference)の証印を含むことができる。
【0079】
[0100] これらの得点記録要素は、得点記録可能な項目が以前に個人によって見られたか否か、その個人と得点記録可能な項目との間の関係、および/またはソーシャル・ネットワーキング参加者190によるその得点記録可能項目に対する関心の証印を含むことができる。
【0080】
[0101] 一例では、得点記録コンポーネント910は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190が最近自宅を購入したことを確認する。次いで、得点記録コンポーネント910は、個人専用ホーム・ページに対しては、新たな自宅に関して得点記録可能な項目に得点を付けるときに、これらに有利に扱う(give preference)。一例では、これは、得点記録パラメーター(例えば、新たな自宅に対応する得点記録可能な項目に対して、有利な得点を与えるように構成する)の変更によって行われる。例えば、この特別な計らい(preference)によって、家具、カーテン、塗装、地元の食料品店、近隣の学校、または新たな自宅購入者に感心がありそうな他のエンティティに関係があるエンティティのクラスターが、より高い得点を有するようにしつつ(したがって、選択される可能性が高くなるようにして)、これらのエンティティが交流に関連があることを確実にすることができる。
【0081】
[0102] 一例では、得点記録コンポーネント910は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190が近いうちに友人のために祝賀会を開こうとしていると判断する。得点記録コンポーネント910は、次いで、パーティの飾り、ケーキ、蝋燭、風船、およびその他の祝賀会関連エンティティに関するエンティティに得点を付けるときに、特別な計らいを行う。この例では、得点記録コンポーネント910からの得点は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190の生活、仕事、または家庭における最近の出来事に関するユーザー生成コンテンツ115には有利な値を生成することができる。
【0082】
[0103] 一例では、得点記録コンポーネント910は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190が、行動カテゴリー「旅行」に対応するホットスポットを既に始動させていると判断する。すると、この例では、得点記録コンポーネント910は、観光地、飛行場、休日の旅行等に関するエンティティに対して、特別な計らいを行う。
【0083】
[0104] 一例では、得点記録コンポーネント910は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190が以前に特定の行動カテゴリーまたは行動テキスト(例えば、行動カテゴリーまたは行動テキストをクリック・スルーする。これらの各々については、以下で更に詳しく説明する)と対話処理したと判断する。すると、得点記録コンポーネント910は、ユーザーの対話処理(クリック・スルーのような)が行われるに至った行動カテゴリーまたは行動テキストに対して、特別な計らいを行う。
【0084】
[0105] アノテーション文章識別コンポーネント920は、ソーシャル・ネットワーキング参加者190に関心がある可能性がある文章を識別する。アノテーション文章抽出は、抽出されたエンティティに基づくことができる。可能なアノテーションは、アノテーション文章パラメーターに基づく、得点記録コンポーネント910からの得点というような、得点に基づくことができる。アノテーション文章パラメーターの例には、ステータス更新310、キャプション410、510、コメント325、335、345、425、435、445、525、535、545において文章が出てきたか否か、文章がビデオ505またはパラグラフ305全体に対応するか否か、文章がビデオ575または写真475の一部に対応するか否か、そして同じまたは関係があるユーザー生成コンテンツ115に対応するコメントの中にある可能な文章における単語の頻度が含まれる。
【0085】
[0106] アノテーション文章抽出コンポーネントによって抽出された個人専用文章(personalized phrase)は、交流関心度メトリックを有することができる。抽出された文章が交流にあまり関心を引かない場合の一例では、この文章は、抽出されたエンティティと関連のあるユーザー生成コンテンツ115に間接的にしか基づかないと考えられる。この例では、抽出されたアノテーション文章は、当該エンティティに対応するオンライン百科事典エントリー(WIKIPEDIAのようなオンライン知識収集におけるSnoqualmie Fallsについてのエントリー)、一義化された固有表現によって運営されている公式ウェブ・サイト(例えば、モロキニ海洋生物保護区の公式サイト)、エンティティに対応する製品(例えば、FABTIKAMの靴)の製造業者、またはユーザー生成コンテンツ115以外の他のデーター・ソースから抽出することができる。他の例では、個人専用に抽出された文章が一層交流に関心を引く場合、エンティティが既に写真405に基づいて作成されていると考えられ、抽出されたアノテーション文章は、写真405についてのコメント435の全てまたは一部であってもよく、抽出されたアノテーション文章は、写真405に関するコメント435に基づいて選択されている。
【0086】
[0107] したがって、一実施態様では、アノテーション文章識別コンポーネント920は、ユーザー生成コンテンツ115から、個人専用とした、交流関連文章を抽出する。
[0108] デフォルト・エレメント属性コンポーネント950は、情報(例えば、1つ以上の属性に関する情報またはカスタム化コンポーネント150の好ましい出力に関する情報)を提供することができる。一実施態様では、この情報は、カスタム化コンポーネント150が個人専用ソーシャル・ベース・データーと入れ替えたデフォルト・エレメントのプロパティに対応する。
【0087】
[0109] デフォルト・エレメント属性の例には、個人専用ソーシャル・ベース・データーの好ましいタイプ(例えば、テキスト、オーディオ、ビデオ等)、好ましい幅、高さ、および/または長さ(例えば、画素数、キャラクタ数、秒数)、ユーザー対話処理のために使用すべきでないエリアに対応する除外マスク1001(図10および図11参照)、好ましい全体的様式、テーマ、優勢色(1つまたは複数)、および好ましい音量(volume)が含まれる。
【0088】
[0110] 画像選択コンポーネント930は、1つ以上の写真、ビデオ、またはその他のマルチメディア・ファイルの少なくとも一部を選択する。写真に関して一般的に説明するが、ビデオには全体的に写真と同じ画像選択が適用されてもよい。写真は、エンティティ、固有表現、一義化したエンティティ、または一義化した固有表現に対応する。ユーザー生成コンテンツ、オンライン・データー・ソース、または人気があるエンティティについての画像のローカル・キャッシュに対応することができる。一実施態様では、写真は、抽出されたエンティティに対応するユーザー生成コンテンツ115を含む。
【0089】
[0111] 画像選択コンポーネント930は、その選択を、得点記録コンポーネント910による得点記録に基づくことができる。得点記録コンポーネント910は、写真についての交流関心度メトリックに基づいて、入手可能な画像に得点を付けることができる。交流関心度メトリックの例には、写真405の新しさ、写真405をポストした人(例えば、ソーシャル・ネットワーキング参加者190の写真405アップローダーに対する関係)、写真405が人間の顔を含むか否か(例えば、自動顔検出を用いる)、写真405が、ソーシャル・ネットワーク110における少なくとも1つのソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティによって手作業で選択された関連性のエリアを含むか否か(例えば、写真の特定のエリアについてのコメント)、写真405(アップローダーによって撮られた写真またはアップローダーについての写真)がカスタム化コンポーネント150によって選択されて以降経過した時間、写真405についてのコメント425、435、445の数、写真405についてのユーザーの格付け、ある種の人々、ある種のソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ210、212、214、216、218、220、222、295、またはある種のソーシャル・ネットワーク240、250、260、270、280の写真を見ることをソーシャル・ネットワーキング参加者が望むこと(またはそれを望まないこと)が含まれる。例えば、ソーシャル・ネットワーキング参加者は、彼らが「コラージュ写真」、「家族」、および「仕事の友達」という名称が付けられたソーシャル・ネットワーク(1つまたは複数)からの写真しか見たくないことを示すこともできる。
【0090】
[0112] 画像選択コンポーネント930は、その選択を、デフォルト属性コンポーネント950からの情報に基づくことができる。例えば、1つの画像を選択する場合、画像選択コンポーネント930は、デフォルト属性コンポーネントによって与えられたデフォルトの高さおよび幅属性に拡大する(scale)のに十分な解像度を持った画像を優先するとよい。モンタージュ写真(photomontage)を作成する場合、視覚的に(または交流にとって)魅力的なコラージュができるように画像を選択するとよい。
【0091】
[0113] ホットスポット生成コンポーネント960は、カスタム化のホットスポット定義を生成する。ホットスポット定義は、ホットスポットをディスプレイ・デバイス上にレンダリングするために用いることができる。ホットスポットとは、1つ以上のソーシャル・ベース・アノテーションを示すことによって、ユーザーの対話処理に応答する表示エリアである。
【0092】
[0114] ホットスポット定義は、多数の関連ホットスポット・パラメーターを有することができる。ホットスポット・パラメーターは、1つ以上のアノテーションを含むことができる。各アノテーションは、アノテーション文章識別コンポーネントによって抽出されたアノテーションに基づくこと、抽出コンポーネントによって抽出されたエンティティに基づくこと、および/または画像選択コンポーネントによって選択された画像に基づくことができる。一実施態様では、ホットスポットは、ユーザー生成コンテンツ115からの第1アノテーション文章、およびユーザー生成コンテンツと関連があり抽出されたエンティティに対応する外部データー・ソースからの第2アノテーション文章を含むことができる。アノテーションは、ハイパーリンク・テキスト、オーディオ、ビデオ、またはその他のデーターを含むことができる。一実施態様では、ホットスポット・アノテーションは、各々、1つのエンティティに基づくことができる。
【0093】
[0115] ホットスポット・パラメーターは、エンティティ・パラメーターを含むことができる。エンティティ・パラメーターは、ホットスポットに対応するエンティティを示すことができる。一実施態様では、これによって、エンティティと関連のある任意の位置に、ホットスポット定義を後に適用することが可能になる。例えば、モンタージュ写真を生成する前に、ホットスポット定義を生成することもできる。その例では、ホットスポット定義を生成した後に、レンダリングされたモンタージュ写真のどこにホットスポットのエンティティを表示するか決定することによって、ホットスポット定義をモンタージュ写真に適用することができる。
【0094】
[0116] ホットスポット・パラメーターは、アクション・パラメーター(action parameter)を含むことができる。アクション・パラメーターは、ホットスポットに該当するアクション・カテゴリーを含むことができる。一例では、アクション・カテゴリーは、抽出されたエンティティと関連のあるカテゴリーに基づく。アクション・カテゴリーの例には、「製品の種類」(例えば、「シュノーケル」のエンティティについて)、観光地(例えば、「モロキニ」のエンティティについて)、「自宅の改良」(例えば、「家具」のエンティティについて)、および「スポーツ・チーム」(例えば、"SEATTLE STORM"のエンティティについて)が含まれる。
【0095】
[0117] アクション・パラメーターは、ホットスポットに該当するアクション・テキストを含むことができる。一例では、アクション・テキストは、ホットスポットと関連があり抽出されたエンティティに基づく。一例では、アクション・テキストは、ホットスポットと関連のあるアノテーション文章に基づく。アクション・テキストは、ホットスポットとの対話処理によって生ずるアクションのタイプを示すことができる。アクション・テキストは、購入行為(例えば、「...を購入する」)、交流発見行為(例えば、「...を使用する友人」)、および/または公の発見行為(例えば、「...の衛星写真」)を示すことができる。
【0096】
[0118] 一実施態様では、アクション・テキストは、抽出されたエンティティと関連のあるアクション・カテゴリーに基づく。一例では、「製品の種類」のアクション・カテゴリーは、「...についてもっと学ぶ」、「...のための店」、「...と友人の写真」、または「...の特売」(special trade for)というアクション・テキストを有することができる。一例では、「観光地」のアクション・カテゴリーは、「...についてもっと学ぶ」、「...に旅行する」、または「...に近い友人のビデオ」というアクション・テキストを有することができる。一例では、「スポーツ・チーム」のアクション・カテゴリーは、「...による最近のトレード」、「...についての統計」(stats for)、または「...の試合の切符を購入する」というアクション・テキストを有することができる。
【0097】
[0119] 一実施態様では、ホットスポットのレンダリングは、アクション・パラメーターに基づくことができる。一例では、アクション・テキスト、抽出されたエンティティ、アノテーション文章、エンティティに基づいて、アノテーションをレンダリングする。一実施態様では、ユーザーが、アクション・テキストがあるアクション・パラメーターを有するアノテーションと対話処理すると(例えば、アノテーションの上方でマウス・ポインターをホバリングする)、エンティティに基づくテキストと組み合わせて、アクション・テキストをユーザーに表示することができる。
【0098】
[0120] 一実施態様では、交換エレメントをアクション・パラメーターに基づくことができる。例えば、ホットスポットは、第1デフォルト・エレメント(例えば、背景写真)との交換に関することができ、第2デフォルト・エレメントとの交換は、アクション・テキストまたはアクション・カテゴリーに基づくことができる。一例では、デフォルト背景エレメント700を交換すると、その結果ホットスポット1720が出てくることができる。このホットスポット1720のホットスポット・パラメーターは、「シュノーケル」のエンティティ・パラメーターを含み、アクション・パラメーターは、「製品」のアクション・カテゴリーおよび「CONTOSO社のシュノーケルの特売」というアクション・テキストを含み、(レンダリングされたときに)デフォルト・エレメント682が、このアクション・テキストをレンダリングするように構成されている交換エレメント1540と交換される結果となる。
【0099】
[0121] ホットスポット・パラメーターは、位置パラメーターを含むことができる。この位置パラメーターは、ホットスポットを表示する位置を決定することができる。一実施態様では、ホットスポット位置パラメーターは、例えば、既存の画像またはコラージュに注釈を付けるための、エンティティの所定の位置に基づく。位置パラメーターは、デフォルト・エレメント属性コンポーネントによって提供される値というような、所定の値とすればよい。位置パラメーターは、例えば、結果的に発生するホットスポットが除外マスク1001と重複しないことに確証を得るために、除外マスク1001(例えば、図10参照)に基づいて構成することができる。ホットスポットについての位置パラメーターは、そのホットスポットの中心点、そのホットスポットの形状、またはそのホットスポットの角を含むことができる。位置パラメーターは、絶対位置パラメーター(例えば、画面上におけるx−y座標)であればよく、または他の位置に対して相対的であってもよい(例えば、交換エレメントの左上、レンダリングされたエンティティの左下、レンダリングされたマルチメディア・ファイルの中心等)。ホットスポットに対して多数の位置パラメーターがある場合もある。他のレンダリングされたパラメーターのいずれについても(例えば、アノテーション)、1つ以上の位置パラメーターがある場合もある。
【0100】
[0122] ホットスポット・パラメーターは、見易さパラメーター(visibility parameter)を含むことができる。ホットスポット見易さパラメーターは、ホットスポットとの対話処理、ホットスポットに近いエリアとの対話処理、ホットスポットに向かうまたはホットスポットから離れる動きを示すユーザー入力(例えば、マウス、ペン、眼球追跡等)の速度、および/またはその組み合わせに基づいて、様々に変化するように構成することができる。例えば、ホットスポットの定義は、ユーザー入力がホットスポットに向かって動くに連れて(例えば、30画素および9画素の間)、ホットスポットが滑らかに表示(view)に入り込むように(例えば、アルファ配合を用いて)、そしてユーザー入力がホットスポットから離れるように動くに連れて(例えば、11画素および40画素の間)、ホットスポットが表示から消えて行くように構成することができる。ユーザーの対話処理がないと通常見ることが出来ないホットスポットは、隠れホットスポットである。
【0101】
[0123] ホットスポットは、アクティブ(ユーザーの対話処理に応答して)またはインアクティブであることができる。ホットスポット・パラメーターの例には、アクティブ時間枠パラメーター、およびインアクティブ時間枠パラメーターが含まれる。ホットスポット定義は、特定の時間、例えば、特定のビデオまたはビデオの一部が表示されたときにだけアクティブになるように、ホットスポットを構成することができる。一実施態様では、ホットスポットは、インアクティブである間は、見ることができない。
【0102】
[0124] ホットスポット生成コンポーネント960は、例えば、ホットスポットが重複しない、またそうではければコラージュの中で互いに干渉しないことに確証を得るように、既存のホットスポット定義の知識を用いて、多数のホットスポット定義を生成することができる。一例では、次のホットスポットを生成するときに、以前に生成したホットスポットを考慮する。他の例では、全てのホットスポットを一度に生成する。
【0103】
[0125] 一実施態様では、ホットスポットは、コラージュ定義において選択された1つ以上の写真に対する個人専用ソーシャル・ベース・ハイパーリンクと共に、アノテーションを収容する(contain)。この場合、ホットスポット生成コンポーネントは、アノテーションを1つ以上の選択された写真と自動的に関連付ける(例えば、アノテーションに対応する写真の選択においてまたはその付近においてアノテーションを示すように、表示パラメーターを構成する)ことができる。
【0104】
[0126] このようにして、一実施態様では、ユーザーがあるコラージュのあるエリアと対話処理したときにアノテーションを表示するように、コンテキスト感応コラージュを構成することができる。ユーザーがそのエリアと対話処理すると、コンテキスト感応インタラクティブ・コラージュが表示され、このコラージュが、ユーザーのソーシャル・ネットワークに関する情報に、ユーザーを導く。
【0105】
[0127] コラージュ生成コンポーネント980は、画像選択コンポーネント930によって選択されたマルチメディア・ファイルのような、複数のマルチメディア・ファイルをどのように組み合わせてコラージュ定義にするか決定する。オーディオ・ファイル、ビデオ・ファイル、および写真は、各々、マルチメディア・ファイルの例である。マルチメディア・ファイルは、表示すると、オーディオ、ビデオ、タッチ(touch)、味(taste)、匂い、またはその他の刺激というような、テキスト以外のデーターを含む。次いで、いずれかの適した手段によってコラージュを表示するために、コラージュ定義をレンダリングすることができる。
【0106】
[0128] 一実施態様では、コラージュ定義は、デフォルト画像と入れ替わるためにカスタム化コンポーネントによって生成される画像ファイル(例えば、.GIF、.JPG、.TIFF、または.PNG)である。一実施態様では、コラージュ定義は、コンピューター読み取り可能記憶媒体上に格納されている、SILVERLIGHTプログラムのような、インタープリタ型データー構造(interpreted data structure)である。
【0107】
[0129] 本明細書ではモンタージュ写真に関して一般的に説明しているが、コラージュ定義は静止コンテンツに限定されるのではない。例えば、コラージュ定義からレンダリングされるコラージュのあるエリアが、ビデオ・ファイル、動画GIF等を表示することもできる。また、コラージュ定義は、聴覚コンポーネント、触覚コンポーネント、および/または嗅覚コンポーネントを含むこともできる。聴覚コンポーネントの例には、ビデオ・セグメントの一部としてのオーディオ、オーディオの視覚表示と併せたオーディオ・レンダリング(例えば、波形、可視化等)、およびサウンドとしてレンダリングされるオーディオが含まれる。
【0108】
[0130] 一実施態様では、非静止コンテンツ(例えば、ビデオ、オーディオ)が、当該非静止コンテンツに基づいて、静止プレースホルダー画像を用いてレンダリングするように構成することもできる。この実施態様では、ユーザーの対話処理(例えば、静止プレースホルダー画像または対応するホットスポットと対話処理する)のときに、静止プレースホルダー画像を非静止コンテンツと入れ替えることができる。
【0109】
[0131] 一実施形態では、魅力的なコラージュができるコラージュ定義を作成するように、コラージュ生成コンポーネント980を構成することができる。魅力的なコラージュを作成するには、交流コラージュ・パラメーター、視覚コラージュ・パラメーター、およびコラージュ・レンダリング・パラメーター(まとめて、コラージュ・パラメーター)を考慮に入れるように、写真を組み合わせることを含むとよい。一例として、各コラージュ・パラメーターは、レンダリングされたコラージュ全体、レンダリングされたコラージュのエリア、得られたコラージュ定義によって示された1つ以上マルチメディア・ファイル、または得られたコラージュ定義よって示された1つ以上のマルチメディア・ファイルの1つ以上の部分に関係することができる。
【0110】
[0132] 交流コラージュ・パラメーターの例には、写真405が風景であるか否か、写真405がソーシャル・ネットワーキング参加者190のソーシャル・ネットワーク110の内少なくとも1人のメンバーに対応する人々または顔を有するか否か、写真405の中におけるソーシャル・ネットワーキング参加者190のソーシャル・ネットワーク110の内少なくとも1人のメンバーに対応する人々または顔の数のカウント、写真405および関連データー(例えば、410、420、425、430)(例えば、写真405についてのコメント)と関連のあるソーシャル・ネットワーク(1つまたは複数)、ソーシャル・ネットワーク(例えば、250)またはソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ(例えば、220)と関連のあるランクまたは得点、ならびに多数の潜在的に選択される可能性がある写真(例えば、複数のソーシャル・ネットワークの各々から少なくとも1枚の写真が必ず取り込まれている写真の集合体を選択するため)の間における相関が含まれる。一実施態様では、これらのパラメーターの内1つ以上は、レンダリングされたコラージュに含めることを検討された写真の一部のみに基づくのであってもよい。
【0111】
[0133] 視覚コラージュ・パラメーターの例には、写真が風景であるか否か、写真が顔を表示しているか否か、優勢色、色バランス、コントラスト、位置情報(多数の写真が重複するようにコラージュを構成する)、写真の高さまたは幅(例えば、画素または4:3というような相対的なアスペクト比)、ビデオ・セグメントの長さ(時間単位)、マルチメディア・ファイルの指示、画像区分データー(例えば、ある物体が、レンダリングされたコラージュのあるエリア内に収まることを確実にするため、または写真における物体が切り詰められるのを回避するため)自動物体選択の使用、グラフ−カット(graph-cut)の使用、およびアルファ・マスクのポアソン融合(Poisson blending)の使用が含まれる。一実施態様では、視覚コラージュ・パラメーターは、(例えば、個人専用ソーシャル・ベース・カスタム化が適用される、ホーム・ページのような、ユーザー・インターフェースの)ブランド・アイデンティティを優先する(またはこれと一致する)ように選択される。一実施態様では、視覚パラメーターは、ユーザー・インターフェースのデフォルト・エレメントのプロパティを優先する(またはこれと一致する)ように選択される。
【0112】
[0134] コラージュ定義は、1つ以上のコラージュ・レンダリング・パラメーターを含むことができる。コラージュ・レンダリング・パラメーターは、コラージュをレンダリングするために用いられる。コラージュ・レンダリング・パラメーターの例には、サイズ変更パラメーター(例えば、高さ倍率、幅倍率、時間倍率)、画像、写真間のエッジにおける滑らかな画像の移り変わりのために画像融合を使用すること(例えば、部分的に透明な重なり合うエッジ)、写真の視覚的特性を調節すること(例えば、選択した画像に同様の全体的色バランスを持たせる)、正規でない形状(例えば、矩形、円、三角形、台形等ではなく、形がぼんやりしたもの(blob))の使用)、特徴フィルター(saliency filter)の使用、および倍率変更アーチファクト(scaling artifact)(倍率変更による画像劣化)を回避するために画像の倍率変更を調節することが含まれる。
【0113】
[0135] 一実施態様では、コラージュ生成コンポーネント980は、MICROSOFT社のAUTOCOLLAGE自動コラージュ生成ソフトウェア製品の全てまたは一部を含むこともできる。http://research.microsoft.com/en-us/um/cambridge/projects/autocollage/を参照のこと。
【0114】
[0136] コラージュ・パラメーターの追加の例には、写真(またはその一部)の指示、写真またはその一部の位置(例えば、コラージュにおける座標を元の写真に一層マッピングし易くすることができるようにするため)、xy−座標、およびxy+時間座標が含まれる。一実施態様では、レンダリングされたコラージュにおける写真の位置は、いずれかの既知の技法を用いて、写真の視覚データーを、レンダリングされたコラージュの視覚データーと照合することによって決定される。
【0115】
[0137] 一実施態様では、個人専用ソーシャル・ベース・データーは、(例えば、デフォルト属性コンポーネント950または既存のホットスポット・エリア定義に基づいて)1カ所以上の所定の位置に現れるように構成された1つ以上のホットスポットを含む。一実施態様では、コラージュ生成コンポーネント980は、ホットスポットの少なくとも1つに対応するエンティティが所定の位置に、またはそれに隣接して現れることを確実にする。
【0116】
[0138] 一実施態様では、個人専用ソーシャル・ベース・データーは、レンダリングされたコラージュにおける所定の位置に現れるように構成されていないが、あるエンティティに関係して現れるように構成された1つ以上のホットスポットを含む(特定の写真、特定の1組の写真の内1枚、フランク叔父(Uncle Frank)のいずれかの写真等の隣にホットスポットを示す)。この例では、コラージュ生成コンポーネント980はホットスポット表示パラメーターに基づいて、0、1つ、またはそれ以上のこのようなホットスポットを表示させるように構成することができる。ホットスポット表示パラメーターの例には、対応するエンティティがコラージュにおいて見ることができるか否か、対応するエンティティが除外エリアにあるか否か、そして除外エリアと重複することなくホットスポットはアノテーションを表示することが出来るか否かが含まれる。
【0117】
[0139] 得られるコラージュ定義は、モンタージュ写真、他の画像、ビデオ、またはその組み合わせを表示するエクゼキュータブルであってもよい。得られるコラージュ定義は、エクゼキュータブルにコラージュをレンダリングさせるデーター構造であってもよい。得られるコラージュ定義は、コンピューター読み取り可能記憶媒体上に格納される、SILVERLIGHTアプリケーションのような、インタープリタ型データー構造であってもよく、写真、ビデオ、遷移効果の1つ以上の組み合わせを含む。得られるコラージュ定義は、モンタージュ写真、その他の画像、ビデオ、またはその組み合わせであってもよい。
【0118】
[0140] 本明細書において用いる場合、レンダリングされたコラージュとは、多数の異なるマルチメディア・ファイルが同時に表示されるように、複数の異なるマルチメディア・ファイルで構成された表示複合体を意味する。例えば、ディジタル・モンタージュ写真は、多数のディジタル写真の部分を同時に示す、多数のディジタル写真のコラージュである。ディジタル・ビデオ・コラージュは、多数のビデオ・セグメントのコラージュであり、多数のこのようなビデオ・セグメントが同時に示される。同様に、マルチメディア・コラージュは、多数のマルチメディア・ファイルの部分を同時に示す、多数のマルチメディア・ファイルのコラージュである。
【0119】
[0141] コラージュ定義を生成するとき、コラージュ生成コンポーネント980は、最も交流に関心を引く写真が、ソーシャル・ネットワーキング参加者190のために表示されるときに、遮られないコラージュ定義が得られるように構成することができる。例えば、コラージュは、除外マスク1001(図10および図11参照)に基づいて生成することができる。一例として、コラージュ生成コンポーネント980は、除外マスク1001の中に顔が入らない写真を優先するように構成する、即ち、除外マスク1001の外側に顔が見える写真を優先することができ、あるいは除外マスク1001の外側に表示することに対して、得点記録コンポーネント910によって高い交流関連性得点が判定された写真を優先するように構成することができる。
【0120】
[0142] これらの所定のエリア(例えば、除外マスク)が最も交流に関心を引く写真にはかからないことを確実にすることによって、カスタム化コンポーネントは、ユーザーにとって最も関心がありそうなエリアが、ホーム・ページのユーザー・インターフェースを遮ることなく、見ることができる状態であり続けることを確保する。つまり、交流用個人専用以外の画像(non-socially-personalized image)ではなく、ユーザーには、彼らのソーシャル・ネットワークからの興味深い写真のコラージュを提示することができる。
【0121】
[0143] したがって、コラージュ生成コンポーネントは、視覚的に魅力的なそして交流にとって魅力的な交換視覚データーを提供することができる。この交換視覚データーは、ソーシャル・ネットワーキング参加者に合わせてカスタム化されており、ユーザーに表示されるときに、関心を引く視覚データー程、遮られずに(または実質的に遮られずに)表示される結果が得られる。
【0122】
[0144] 図10は、一般化した除外マスクの一例を示す。図示した除外マスク1001は、図6に示したホーム・ページ例600に基づく。この除外マスク例1001は、2つの分離した除外エリアを、網掛けエリア1070、1080として含む。除外エリア1080は、ホーム・ページ600のエレメント602、620、630、642、644、646、652、654、656、658、604、606、608、612、および614に基づいて決定することができる。除外エリア1070は、ホーム・ページ600のエレメント672、674、676、682、684、686、692、694、および696に基づいて決定することができる。一実施態様では、除外マスクおよび/またはその逆がデフォルトのエレメント属性であってもよい。
【0123】
[0145] 一実施態様では、多数の除外マスクがあってもよい。例えば、除外マスクの第2例(図示せず)は、顔、レンダリングされるホットスポット、またはレンダリングされるアノテーションが来る場所を示すこともできる。一実施態様では、各除外マスクが同じ優先度を有する。一実施態様では、少なくとも1つの除外マスクが、第2の除外マスクよりも低い優先度を有する。例えば、ホーム・ページ600のエレメントに基づく除外マスクは、「必須」という高い優先度を有することができ、一方写真において検出された顔に基づく除外マスクは、「可能であれば避ける」という低い優先度を有することができる。一実施態様では、除外マスクの優先度は、ホットスポットまたはアノテーションの位置を決定するための位置パラメーターの一部として用いられる。
【0124】
[0146] 図11は、図6のホーム・ページを示し、図10の除外マスク1001が反転し、対角線で埋められたエリア1150、1180として重ね合わせて示されている。見てわかるように、除外マスク・エリア1070、1080の外側(即ち、反転除外マスク・エリア1150、1180の中)に表示される項目は、図6に示したようなホーム・ページのエレメントを遮ることも、これらによって遮られることもない。
【0125】
[0147] 図12は、ユーザーに個人専用ソーシャル・ベース・データーを作成するときに実行することができる種々の動作を含む動作フローを一般化した例を示す。
[0148] 実施態様またはシナリオの中には、認証動作1210におけるように、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションに対してユーザーを認証するとよい場合もある。写真アルバムの名称、このアルバムを生成したソーシャル・ネットワーク・アイデンティティ、またはこのアルバムの中にある写真の枚数、およびこのアルバムに含まれている画像についての画像メタデーターへのリンクというような、写真アルバム・メタデーターが、認証されたユーザーには入手可能であるとよい。写真アルバム・メタデーターは、受信動作1220におけるように、受信することができる。受信動作(1220、1230、およびその他を含む)は、データーの要求に応答してデーターを受信する動作(「プル」)、データー要求をせずに、データーが送られたことに応答してこれを受信する動作(「プッシュ」)、規則的にデーターを受信する動作、および/またはイベントに応答してデーターを受信する動作(イベント・ドリブン)を含むことができる。
【0126】
[0149] 解析動作1225におけるように、受信すべき画像メタデーターを決定するために、写真アルバム・メタデーターを解析することができる。例えば、この解析では、アルバムにおいて、以前にユーザーに表示されていない1組の写真を決定することができる。画像メタデーターは、受信動作1230におけるように、受信することができる。画像メタデーターは、GPSデーター、画像がアップロードされた日時または最後に更新された日時、写真を撮影したカメラの型、色バランス、色深度、コメント数、具体的なコメント、写真が気に入ったユーザーのアイデンティティ、または実際の画像データーを特定する指標というような、メタデーターを含むことができる。
【0127】
[0150] 解析動作1235におけるように、引き出すべき実際の画像データーを決定するために、画像メタデーターを解析することができる。引き出すべき実際の画像データーは、画像データー・ロケーターによって示すことができる。画像データー・ロケーターの例には、実際の画像が入手可能であるユニフォーム・リソース識別子(URI)、ユニフォーム・リソース・ネーム(URN)、またはユニフォーム・リソース・ロケーター(URL)、既知の場所、既知のサービスからの受信を可能にする識別子、またはローカルにキャッシュされている実際の画像データーのコピーに対応する識別子というような、一意の画像識別子、更には対応する実際の画像データーの受信を可能にする他のあらゆる方法が含まれる。
【0128】
[0151] 引き出された画像は、いずれかの適した要素にしたがって整列することができる。これらの要素には、整列動作1245におけるように、交流関連コラージュおよび/または視覚的に魅力的なコラージュを生成するための要素を含むことができる。解析動作1225および1235ならびに整列動作1245は、1つ以上の潜在的に可能なエンティティを得るために、受信したデーターを解析する動作を含むこともでき、これら1つ以上の潜在的に可能なエンティティを、これらの動作の基準にすることができる。
【0129】
[0152] 交流関連コラージュは、生成動作1260におけるように、整列した画像の内1つ以上に基づいて生成することができる。交流関連コラージュにおいて用いられている画像に基づいて、生成動作1270におけるように、アノテーション・リンク・ファイルを生成することができる。アノテーション・リンク・ファイルは、交流関連コラージュにおいて用いられている1つ以上の整列された画像を示すことができ、更にこれらの画像の1つ以上が交流関連コラージュのどこに表示されているかも示すことができる。
【0130】
[0153] 次いで、生成動作1275におけるように、コラージュについての1つ以上のアノテーションを生成することができる。コラージュは、背景画像のような、ホーム・ページにけるデフォルト画像と入れ替えるために用いることができ、アノテーションは、表示動作1290におけるように、入れ替えられた背景画像と組み合わせて表示することができる。このようにして、交流関連コラージュは、ソーシャル・ベース個人専用ホームページに組み込まれる。
【0131】
[0154] 図13は、ユーザーに個人専用ソーシャル・ベース・データーを作成するときに実行することができる種々の動作を含む動作フローを一般化した例を示す。
[0155] 実施態様またはシナリオの中には、認証動作1310におけるように、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションに対してユーザーを認証するとよい場合もある。認証されたユーザーに入手可能な写真アルバム・メタデーターは、受信動作1320におけるように、受信することができる。写真アルバム・メタデーターは、解析動作1325におけるように、受信すべき画像メタデーターを決定するために解析することができる。
【0132】
[0156] 受信動作1330におけるように、画像メタデーターを受信することができる。画像メタデーターは、解析動作1335におけるように、引き出すべき実際の画像を決定するために、解析することができる。
【0133】
[0157] 次いで、生成動作1340におけるように、受信したデーターに基づいて、1つ以上の可能なアノテーションを生成することができる。次いで、整列動作1345におけるように、可能なアノテーションを整列することができる。関連性および予測された
精度に基づいて、可能なアノテーションを整列することができる。一実施態様では、そのアノテーションと関連のある正しい一義化エンティティを判定する確率に基づいて、アノテーションを整列する。一実施態様では、判定されたエンティティと関連のある広告値(advertising value)に基づいて、アノテーションを整列する。
【0134】
[0158] 整列された可能なアノテーションに基づいて、受信動作1350および整列動作1355におけるように、空でない画像の部分集合(non-empty subset of images)を選択し、受信し、整列する。一実施態様では、受信動作1350および整列動作1355は、一義化されたエンティティを有する画像が、視覚的に魅力的なコラージュを生成するのに十分なだけ受信されるまで繰り返す。例えば、受信動作1350は、十分な画像を受信するまで、少なくとも1つの画像のグループを受信し、新たに受信したグループを、受信した画像の累計グループに含ませることができる。他の実施態様では、コラージュの中に表示すべき画像数の所定の倍数だけ受信する。
【0135】
[0159] 引き出された画像は、動作1360におけるように、コラージュを生成するために用いることができる。一実施態様では、生成動作1365におけるように、アノテーション・リンク・ファイルを生成する。一実施態様では、次に、アノテーションを、コラージュにおける画像と相関付ける。次いで、得られたコラージュおよび/またはアノテーションを用いて、ホーム・ページにおける少なくとも1つのデフォルト・エレメントと交換する。次いで、表示動作1390におけるように、カスタム化された交流関連ホーム・ページを表示することができ、または後にユーザーが使用するために、コンピューター読み取り可能記憶媒体に格納することもできる。
【0136】
[0160] 図14は、ユーザーに個人専用ソーシャル・ベース・データーを作成するときに実行することができる種々の動作を含む動作フローを一般化した例を示す。
[0161] この例では、受信動作1410におけるように、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションに対してユーザーを認証する前に、データーを受信する。これは、受信動作1412におけるように写真アルバム・メタデーターを受信する動作、受信動作1414におけるように画像メタデーターを受信する動作、そして受信動作1416におけるように画像データーを受信する動作を含むことができる。これら受信データーの少なくとも一部は、暗号化された形態で受信し、これらが解読されるまで、暗号化データーの解析を防止することができる。これら受信データーは、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの多くのユーザーまたは全てのユーザーと関係付けることができ、こうしてこのデーターの少なくとも一部のローカル・キャッシュを設けることができる。
【0137】
[0162] 認証動作1420におけるように、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションに対してユーザーを認証することができる。この認証に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションは、暗号化データーの内、認証されたユーザーが通常アクセスすることができる部分へのアクセスを可能にすることができる。例えば、解読鍵(または解読鍵を決定するために必要とされるその他の秘密)を与えるのでもよい。受信したデーターの内どれを、与えられた各解読鍵によって解読することができるのかについての指示を与えることができる。このようにして、ユーザーのソーシャル・ネットワーキング・データーを使用のために解読することができる。
【0138】
[0163] 次いで、解析動作1430におけるように、解読することができ、ユーザーのソーシャル・ネットワーキング・データーの内部にあるコンテンツはいずれも、解析することができる。この解析は、多数のデーターについて並行して行うことができる。解析動作1432におけるように、写真アルバム・メタデーターを解析することができる。動作解析1434におけるように、画像メタデーターを解析することができる。解析動作1435におけるように、画像(または他のマルチメディア・ファイル)データーを解析することができる。解析動作1436におけるように、可能なアノテーションを生成することができる。
【0139】
[0164] これらの動作の内少なくとも1つの結果に基づいて、整列動作1440においてデーターを整列することができる。この整列は、多数のデーターについて並行して行うことができる。整列動作1442において、画像を整列することができる。整列動作1443において、アノテーションを整列することができる。
【0140】
[0165] これらの動作の内少なくとも1つの結果に基づいて、生成動作1488におけるように、結果を生成することができる。生成動作1490におけるように、個人専用交流関連データーを生成することができる。生成動作1444におけるように、アノテーション・リンク・ファイルを生成することができる。個人専用ソーシャル・ベース・データーの全ての態様の有利なプロパティを同時に最大化することは可能でなくてもよい。例えば、用いられる画像の交流関連性、用いられるアノテーションの交流関連性、および生成されるコラージュの視覚的魅力(visual appeal)は、競合する結果および相容れない結果を有するのであってもよい。一実施態様では、1つの有利なプロパティを、他の有利なプロパティを犠牲にして、最大にすることを優先することもできる。例えば、一実施態様では、得点記録パラメーターを調節することによって、または対応する得点の比較によってというようにして、得られるモンタージュ写真の視覚的魅力を、得られる交流関連性よりも優先するのであってもよい。
【0141】
[0166] 図15は、図6のホーム・ページ600に基づく、交流用個人専用ホーム・ページ1501を一般化した例を示す。この例では、デフォルト・エレメント672、674、676、682、686、および694(纏めて、入れ替えられたデフォルト・エレメント)が、交換エレメント1510、1520、1530、1540、1550、および1560(纏めて、入れ替わったエレメント)によってそれぞれ入れ替えられている。一実施態様では、入れ替えられたデフォルト・エレメントは、各々、テキストであってもよい。例えば、エレメント672は「人気があるシアトルのレストラン」であったのでもよく、入れ替わるエレメント1510は「最近レストランを訪問した友人」であってもよい。
【0142】
[0167] 図19は、カスタム化コンポーネント150によって生成することができる1組のデーター構造1901を一般化した例を示す。一実施態様では、交換エレメント1910は、コラージュ定義生成エレメント980によって生成され、ホットスポット情報1920は、ホットスポット生成コンポーネント960によって生成される。
【0143】
[0168] 交換エレメント1910のデーター構造は、交換エレメントの基になったファイルの証印であってもよい。一例では、交換エレメント1910は、この交換エレメントの証印を含む。一例では、交換エレメント1910は、交換されるデフォルト・エレメントと同じタイプのファイル(例えば、JPG写真ファイル)である。一例では、交換エレメントは、コンピューター読み取り可能記憶媒体上に格納されている、SILVERLIGHTプログラムのような、レンダリングの間に解釈されるデーター構造である。
【0144】
[0169] ホットスポット情報1920のデーター構造は、1つ以上のホットスポット・パラメーターの証印を含むことができる。
[0170] アノテーション・リンク1930のデーター構造は、レンダリングされた交換エレメントの基になったソース・マルチメディア・ファイルの証印(例えば、ハイパーリンク、画像データー・ロケーター、ユニフォーム・リソース識別子(URI)、またはその他の証印)を含むことができる。一例では、モンタージュ写真の中にレンダリングした写真のURLを示す、ユニフォーム・リソース・インディケーター(URI)を含む。一例では、その写真を含むアルバムに対応するソーシャル・ネットワーク・アプリケーション・ページのURLを含む。
【0145】
[0171] 一例では、アノテーション・リンク1930のデーター構造は、ユーザーに、レンダリングされた交換エレメント(例えば、交換エレメントにおけるマルチメディア・ファイル)と対話処理させることができる。この対話処理は、マルチメディア・ファイル上でクリックすること、または上方でホバリングすることを含むことができる。一例では、ユーザーの対話処理の結果、ユーザーをマルチメディア・ファイルに誘導し直すこと、またはソーシャル・ネットワーク・アプリケーション上においてそのマルチメディア・ファイルを収容しているアルバムに誘導し直すことができる。一例では、モンタージュ写真の中にある写真の上方でホバリングすると、見えない関心の証印(invisible indicium of interest)を現させる。この関心の証印は、カスタム化コンポーネントに供給することができる(例えば、写真に対応する一意のURIを有する1×1不可視GIFをロードする。カスタム化コンポーネントは、その一意のURIのアクセスを、写真に対する関心と解釈する)。一実施態様では、カスタム化コンポーネント150は、この関心の証印を用いて、その得点獲得コンポーネント910を更に改良することができる。
【0146】
[0172] 処理ログ1940のデーター構造は、カスタム化コンポーネントの中間実行動作(intermediate execution acts)を記述する一文(statement)を示すことができる。一例では、これは、プログラムからの「デバッグ出力」と一般に呼ばれているものに対応する二進データーまたはテキスト・データーを含むことができる。一実施態様では、これは別個のテキスト・ファイルである。
【0147】
[0173] 誤りログ1950のデーター構造は、カスタム化コンポーネントの1つ以上の動作を実行したときに起こった、訂正できない誤りを示すことができる。一例では、これは、処理されない.NET例外の証印のような、カスタム化を失敗させる誤りを含むこともある。一例では、これは、訂正可能ではないが、カスタム化が失敗するのを防止しなかった誤りを含むことができる。例えば、1つのマルチメディア・ファイルを読み取るときの誤りは、訂正してもそのファイルを読み取ることはできないが、このファイルを無視し、他のファイルから結果を生成することができる。
【0148】
[0174] ソース情報1960のデーター構造は、生成プロセスにおいて用いられたファイルに対応するソース情報証印を含むことができる。ソース情報証印の例には、交換エレメントにレンダリングされるユーザー生成コンテンツの証印、以前にまたは部分的に完了しているカスタム化の証印、および交換エレメントにレンダリングされるユーザー生成コンテンツに対応するソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの動作(action)の証印が含まれる。
【0149】
[0175] 例えば、証印は、写真を収容しているソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション150のページ、写真を収容しているアルバムのソーシャル・ネットワーキング・アプリケーション150のページへのURL、写真についての選好を示すURL、ユーザー生成コンテンツに対して以前に抽出されたエンティティの証印であってもよい。
【0150】
[0176] 一実施態様では、カスタム化コンポーネントは、(1)交換エレメント1910としての写真ファイルを生成し、(ii)ホットスポットについてのx−y座標位置を含む1つのテキスト・ファイル、このホットスポットについてのアノテーション文章、このホットスポットについてのアクション・テキスト、およびこのホットスポットについてのアクション・ファイルに対応するハイパーリング(例えば、エンティティと関係があるアクション・テキストについて検索エンジンに問い合わせるためのリンク)を生成し、この1つのテキスト・ファイルは、アノテーション・リンク・ファイル1930であると共に、およびホットスポット情報1920のデーター構造であり、(iii)処理ログ1940のデーター構造としての、リディレクトされた(redirect)デバッグ出力を有するテキスト・ファイル、(iv)モンタージュ写真において用いられた写真へのリンクを、ソース情報1960のデーター構造として含むファイルを生成し、更に(v)例外が発生したときに、この例外のXML記述を生成する。
【0151】
[0177] この実施態様の説明を続けると、個人専用データーのレンダリングは、前述の写真ファイルおよび1つのテキスト・ファイルに基づいて、このレンダリングを行う。このレンダリングによって、ユーザーは写真上において右クリックを行って、写真ファイル(例えば、写真(picture)のその部分にある写真(photograph))の一部に対する関心(例えば、承認(thumbs-up))を示すことが可能になる。処理ログおよび誤りログは、後の分析のために、格納することができる。
【0152】
[0178] 図20は、交流用ホーム・ページを実行するためのシステムを一般化した例を示す。図20の動作環境は、適した動作環境の一例に過ぎず、動作環境の使用範囲や機能について、何の限定も示唆することを意図していない。他の周知の計算機、システム、環境、および/または本明細書において記載するシステムと共に用いるのに適していると考えられる構成には、パーソナル・コンピューター、サーバー・コンピューター、ハンドヘルドまたはラップトップ・デバイス、マルチプロセッサー・システム、マイクロプロセッサーに基づくシステム、プログラマブルな顧客用電子機器、ネットワーク・パーソナル・コンピューター、ミニ・コンピューター、メインフレーム・コンピューター、セルフォン、以上のシステムまたはデバイスのいずれをも含む分散型計算環境等が含まれるが、これらに限定されるのではない。
【0153】
[0179] 画像処理システムは、コンピューター読み取り可能媒体上にエンコードされた実行可能命令のような、計算機の実行可能コンポーネントという一般的なコンテキストで説明するが、そうしなければならないのではない。この実行可能命令は、計算機によって実行されると、この計算機に、ステップのシーケンスによる動作(act)を実行させる。ユーザーの監視を必要とすると明示的に示されているのでなければ、これらの動作の各々は、ユーザーの監視なく行うことができる(例えば、タスクを実行することの要求を明示的に詳述することにより、計算機によって一連の自律動作が行われる)。計算機の実行可能命令は、プログラム・モジュールを含むことができ、1つ以上のコンピューターまたはその他のデバイスによって実行することができる。一般に、プログラム・モジュールは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データー構造等を含み、特定のタスクを実行するかまたは特定の抽象データー型を実装する。通例、プログラム・モジュールの機能は、種々の実施形態において望まれる通りに、組み合わせることも分散することもできる。
【0154】
[0180] 図20を参照すると、本システムを実現するシステム例は、デバイス2001のような、計算機を含む。デバイス2001は、その最も基本的な構成では、通例、少なくとも1つの演算装置2002と、メモリー2004のような、少なくとも1つのコンピューター読み取り可能記憶媒体とを含む。正確な構成およびデバイスのタイプに応じて、メモリー2004は、揮発性(RAMのような)、不揮発性(ROM、フラッシュ・メモリー等のような)、またはこれら2つの何らかの組み合わせとすることができる。
【0155】
[0181] 加えて、デバイス2001は、追加の機構(feature)および/または機能も有することができる。デバイス2001は、追加のコンピューター読み取り可能記憶媒体(例えば、リムーバブルおよび/または非リムーバブル)、例えば、磁気ディスク、光ディスク、またはテープを含むこともできる。このような追加のストレージは、図1では、リムーバブル・ストレージ2008および非リムーバブル・ストレージ2010によって例示されている。コンピューター読み取り可能記憶媒体の例には、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体が含まれ、コンピューター読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、またはその他のデーターというような情報の記憶のための方法または技術であればそのいずれでも実現される。コンピューター読み取り可能記憶媒体は、35USC§101に定められているような、特許可能な主題を含むように、明示的に定義されている。メモリー2004、リムーバブル・ストレージ2008、および非リムーバブル・ストレージ2010は、全て、コンピューター読み取り可能記憶媒体の例である。コンピューター読み取り可能記憶媒体の追加の例には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリーおよびその他のメモリー技術、CD−ROM、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)またはその他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージ、磁気記憶デバイス、および所望の情報を格納するために用いることができ、デバイス2001によってアクセスすることができる他のあらゆる媒体がある。
【0156】
[0182] 「ファイル」という用語が本願全体を通じて用いられているが、ファイルは、それが構造化されたファイル・システム、ファイル、多数の相関付けられたファイル(例えば、多数の部分があるZIPファイル)、RAM、またはその他の計算機読み取り可能記憶媒体のどれに格納されているか否かには関係なく、あらゆるデーター・ソースを意味するとしてもよいことは、当業者には認められよう。
【0157】
[0183] また、デバイス2001は、通信接続(1つまたは複数)2012も内蔵することができる。通信接続2012は、他の計算機のような、他のデバイスと、デバイス2001がネットワーク2020を通じて通信することを可能にする。通信接続(1つまたは複数)2012は、通信媒体の一例である。通信媒体は、通例、コンピューター読み取り可能命令、データー構造、プログラム・モジュール、あるいは搬送波またはその他の伝達メカニズムのような変調データー信号におけるその他のデーターを具体化し、あらゆる情報配信媒体を含み、限定はない。「変調データー信号」という用語は、その特性の1つ以上が、信号内にある情報をエンコードするようなやり方で設定または変化させられる信号を意味する。通信媒体の例には、有線ネットワークまたは直接有線接続のような有線媒体、ならびに音響、無線周波数、赤外線、およびその他のワイヤレス媒体というようなワイヤレス媒体がある。コンピューター読み取り可能媒体という用語は、本明細書において用いる場合、記憶媒体および通信媒体の双方を含む。
【0158】
[0184] 尚、プログラム命令を格納するために利用される記憶デバイスをネットワークを跨がって分散できることは、当業者には解るであろう。例えば、リモート・コンピューターが、ソフトウェアとして記述されたプロセスの一例を格納することができる。ローカル・コンピューターまたは端末コンピューターが、このリモート・コンピューターにアクセスして、そのソフトウェアの一部または全部をダウンロードして、このプログラムを実行することができる。あるいは、ローカル・コンピューターは、必要に応じてこのソフトウェアの一部(pieces)をダウンロードし、このローカル端末においてソフトウェア命令の一部を実行し、更にリモート・コンピューター(またはコンピューター・ネットワーク)において一部を実行することによって、分散的に処理することができる。また、当業者には周知の従来技法を利用することによって、ソフトウェア命令の全部または一部を、専用回路によって実行できることも、当業者には解るであろう。この専用回路には、ディジタル信号プロセッサー、プログラマブル・ロジック・アレイ、電気的プログラム可能リード・オンリー・メモリ(EPROM)、TINKERTOY構造セット(construction set)(例えば、"read head"と呼ばれる計算機を参照のこと)、消去可能EPROM(EEPROM)等のようなものがある。
【0159】
[0185] また、デバイス2001は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス、レーザー・レンジ・ファインダー、赤外線カメラ、ビデオ入力デバイス、および/または他のあらゆる入力デバイスというような、入力デバイス(1つまたは複数)2014も有することができる。1つ以上のディスプレイ、スピーカー、プリンター、および/または他のあらゆる出力デバイスというような、出力デバイス(1つまたは複数)2016も含むことができる。
【0160】
[0186] 図21は、ホットスポット1720およびアノテーション表示エリア1730の一般化した例を示す。アノテーション表示エリア1730は、アノテーション(例えば、2150、2155)、ユーザー選好指標(user preference indicator)(例えば、2160、2170)、および/またはユーザー選好目標指標(例えば、2180)を含むことができる。図示の例では、ユーザー選好指標2160、2170、ユーザー選好目標指標2180、およびアノテーション2150は、集合体2140を示すためにレンダリングされている。この集合体2140は、特定のアノテーション2150に対応する選好指標2160、2170を示すために用いることができる。集合体2140は、視覚的枠組み、グループを示す空間、交互の背景色等のような、適したやり方であればそのいずれでも示すことができる。一例では、集合体2140は、アノテーション表示エリア1730全体と同等でもよく、またはアノテーション表示エリア1730全体を含んでもよい。
【0161】
[0187] ユーザー選好指標2160は、ユーザー選好証印を設けることによって、ユーザーの対話処理に応答するように構成することができる。ユーザー選好証印は、ユーザー選好証印目標を含むことができる。ユーザー選好証印目標の例には、ソーシャル・ネットワーク証印、マルチメディア証印、エンティティ証印、コメント証印、ソーシャル・ネットワーキング・アイデンティティ証印、および写真証印が含まれる。例えば、ユーザーは、ユーザー選好指標2160上でクリックして、ホットスポットに対してレンダリングされたアノテーションが好きであることを示すことができる。
【0162】
[0188] ユーザー選好目標指標2180は、1つ以上のユーザー選好指標(例えば、2160、2170)に対応するユーザー選好証印目標を示すように構成することができる。一例では、ユーザー選好目標指標2180によって、ユーザーがユーザー選好証印目標値を(例えば、ドロップダウン・リストまたは他のUIから)選択することを可能にする。一例では、ホットスポットに対するユーザー選好目標指標2180は、所定の一定値(static value)を有する。
【0163】
[0189] 一実施態様では、得点記録コンポーネント910は、ユーザー選好証印に基づいて得点を付ける。一例として、ユーザー選好指標2160は、ユーザー選好指標2160上でクリックされたときに、URL(例えば、1×1透過性GIF)を引き出すように構成することができる。カスタム化コンポーネントは、このURLの引き出しの指示(例えば、抽出されたエンティティに対する一意のURL、ホットスポット定義、写真、またはホットスポット2110に対応するパラメーターの使用によって)を、ユーザーがこのアノテーションに対応する何かを選好したことまたはこの何かを楽しんでいることの証印として解釈する。一例では、ユーザー選好証印がユーザー選好証印目標に相関付けられている場合、得点記録コンポーネント910は、このユーザー選好証印およびユーザー選好証印目標にしたがって、より高い得点またはより低い得点を与えることができる。
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