(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第二のデータセットを使用して少なくとも1つのメトリックを較正することが、該第二のデータセットを使用して第一のデータセットを較正することを含む、請求項1記載の装置。
少なくとも1つのメトリックを較正することが、該少なくとも1つのメトリックを較正されたメトリックに変換するための較正値を決定することを含む、請求項1記載の装置。
第二のデータセットの妥当性を決定することが、該第二のデータセット中のデータが取得されたときの信号強度を決定しかつ該信号強度を閾値信号強度と比較することをさらに含み、該閾値信号強度未満の信号強度で該第二のデータセット中の指定された量のデータが取得された場合に、該第二のデータセットが妥当でないと決定される、請求項1記載の装置。
第二のデータセットの妥当性を決定することが、該第二のデータセットの地理的位置データを、予め定められた活動ルートの地理的位置データと比較することを含む、請求項23記載の非一時的なコンピュータ読取り可能媒体。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図2】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図3】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図4】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図5】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図6】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図7】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図8a】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図8b】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図9】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図10】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図11】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図12】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図13】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図14】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図15】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図16】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図17】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図18】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図19】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図20】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図21】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の第1の態様の図を開示しており、該時計の或るユーザインタフェースの操作性を示す図を含んでいる。
【
図22】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図23】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図24】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図25】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図26】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図27】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図28】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図29】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図30】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図31】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図32】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図33】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図34】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図35】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図36】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図37】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図38】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図39】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図40】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図41】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図42】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図43】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図44】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図45】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図46】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図47】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図48】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図49】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図50】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図51】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図52】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図53】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図54】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図55】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図56】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図57】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図58】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図59】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図60】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図61】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図62】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図63】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図64】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図65】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図66】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図67】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図68】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図69】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図70】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図71】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図72】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図73】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図74】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図75】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図76】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図77】本発明の例示的な態様の時計の形をしている装置の別の態様の図を開示している。
【
図78】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図79】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図80】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図81】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図82】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図83】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図84】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図85】本発明の例示的な態様に従って、USBコネクタと関連づけられたリストバンドの部分の図を開示している。
【
図86a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図86b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図86c】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図86d】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図86e】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図86f】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図87】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図88a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図88b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図88c】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図88d】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図89a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図89b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図89c】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図90a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図90b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図90c】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図91a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図91b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図91c】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図92a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図92b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図92c】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図93a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図93b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図94】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図95】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図96】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図97a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図97b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図98】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図99】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図100】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図101】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図102】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図103】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図104a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図104b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図104c】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図105】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図106】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図107a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図107b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図108a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図108b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図109】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図110】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図111】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図112】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図113】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図114】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図115】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図116a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図116b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図117a】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図117b】本発明の時計と動作可能に関連づけられたユーザインタフェースによって生成される様々な画面表示を示しており、それらはユーザが本発明の様々な態様に従って表示のために選択してもよいものである。
【
図118】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図119】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図120】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図121】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図122】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図123】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図124】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図125】本発明の時計のユーザインタフェースと関連づけられた追加の特徴を示す。
【
図126】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図127】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図128】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図129】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図130a】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図130b】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図131】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図132】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図133】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図134】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図135】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図136】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図137】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図138】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図139a】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図139b】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図140】様々な表示構成を有するユーザインタフェースの追加の例を示し、そこに於いてワークアウト情報が、本明細書に記載された1つまたは複数の局面に従って、伝えられてもよい。
【
図141】運動パフォーマンスモニタリング装置の1つまたは複数のセンサが本明細書の1つまたは複数の局面に従って較正され得るプロセスの例を示すフローチャートである。
【
図142A】運動パフォーマンスの追跡およびモニタリング装置の構成の別の例を示す。
【
図142B】運動パフォーマンスの追跡およびモニタリング装置の構成の別の例を示す。
【
図142C】運動パフォーマンスの追跡およびモニタリング装置の構成の別の例を示す。
【
図142D】運動パフォーマンスの追跡およびモニタリング装置の構成の別の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
発明の詳細な説明
本発明は様々な形式の態様に影響され得るけれども、本開示は発明の原理の例示と考えられるべきであり、本発明の広い局面を、図示および記載された態様に限定するようには意図されていないとの理解を以って、本発明の好ましい態様が図面の中に示され、かつ本明細書の中に詳細に記載される。
【0021】
装置構造
本発明は、装置または運動用時計の複数の態様を開示する。
図1〜21は、該時計の第1の態様を開示している;
図22〜49は、該時計の第2の態様を開示している;
図50〜64は、該時計の第3の態様を開示している;また、
図65〜85は、該時計の追加の代替態様を開示している。本明細書においてさらに論じられるが、これらの態様の各々は、本明細書において記載されるような様々な動作上の特徴、ユーザインタフェースおよび全地球測位システム(「GPS」)特徴を組み込むことができる。各態様の構造は、より非常に詳しく下記に記載され、続けて該時計のさらなる性能および特徴が記載される。
【0022】
図1〜3は全般的に、符号10で全体として指定される本発明の装置または時計を示す。時計10は一般的な計時用クロノグラフを組み込んでいる等の従来の用途を有している一方、より非常に詳しく下記に説明されるように、時計10は、ユーザの運動パフォーマンスをモニタするなどの、運動およびフィットネス用途の固有の機能性を有する。時計10は、全般的に、例示的な態様の中のキャリヤ14またはリストバンド14の形をしているストラップ部材に脱着可能に接続された携帯用電子モジュール12を含んでいる。
【0023】
時計10の構造が最初に記載され、続いて時計10の操作が記載される。しかしながら、より非常に詳しく下記に説明されるように、ユーザの運動パフォーマンスを記録しモニタするためにユーザによって着用された様々なセンサ1と時計10とが無線で通信することができることは注目される。該センサは様々な形式をとることができる。例えば、該センサは、
図1に示されるようにユーザのシューズに取り付けられ、加速度計を含んでいてもよい。該センサは様々な電子部品を有していてもよく、それらには電源、磁気センサ素子、マイクロプロセッサ、メモリ、伝送システムおよび他の適切な電子装置が含まれる。該センサは、運動パフォーマンスについての他のパラメータの中でも、速度および距離を記録するために、システムの他のコンポーネントと共に使用されてもよい。例示的な態様では、該センサは、参照によって本明細書に組み入れられ、その一部を構成している米国特許出願公開第2007/0006489号;第2007/0011919号および第2007/0021269号に開示されたようなセンサであり得る。加えて、該センサは、
図1に示されるように、ユーザによって着用された心拍数モニタ1のコンポーネントであってもよい。このように、時計10はシューズセンサ1および心拍数センサ1の両方と通信してもよい。時計10はさらに、ユーザの好みにより、シューズセンサおよび心拍数センサのうちの1つだけと通信してもよい。より非常に詳しく下記に説明されるように、時計10は、同様に、シューズセンサを必要としないでユーザ/ランナーの速度および距離をモニタするための3軸加速度計のようなコンポーネントを含んでもよい。同様に下記に説明されるように、時計10は運動パフォーマンスモニタリングに関係するデータを受信し転送するために、離れた場所と通信する性能を有している。
【0024】
電子モジュール
図2〜8にさらに示されるように、携帯用電子モジュール12は収納容器16に支持された様々なコンポーネントを含んでおり、該コンポーネントには、適切なプロセッサおよび他の公知のコンポーネントを有するコントローラ18、入力装置アセンブリ20、出力装置アセンブリ22、および通信コネクタ24(これは様々な態様における入力装置アセンブリ20および/または出力装置アセンブリ22の一部と考えられてもよい)が含まれる。通信コネクタ24は、例えば、USBコネクタ24であってもよい。コントローラ18は、入力装置アセンブリ20、出力装置アセンブリ22および通信コネクタ24に、動作可能に接続される。より非常に詳しく下に説明されるように、電子モジュール12は、同様に、様々なGPS(「全地球測位システム」)の特徴を組み込むために、コントローラ18に動作可能に接続されたGPSレシーバおよび関連するアンテナを含んでいてもよい。
【0025】
図2〜5に示されるように、収納容器16は第1の端部30、第2の端部32、第1の側面34、第2の側面36、前面38および裏面40を有している。前面38は同様に、コントローラ18のディスプレイを通して見るためにガラス部材39またはクリスタル39を含んでいてもよい。収納容器16は、コントローラ18の様々なコンポーネントの格納のためにキャビティ42の範囲を規定する。収納容器端部、側面およびクリスタルが協調して収納容器16を囲んでいることが理解される。図の中にさらに示されているように、通信コネクタ24は収納容器16の第1の側面30から延在している。通信コネクタ24は収納容器16の様々な他の場所に位置し得ることが理解される。通信コネクタ24は全般的に、収納容器16からリジッドに延在する。他の態様の中でさらに示されるように、通信コネクタ24は収納容器16に対してフレキシブルであってもよい。本明細書において記載された他の態様において、USBコネクタ24は、他の構成において収納容器16にリジッドに接続されてもよい。論考されたように、通信コネクタ24はUSBコネクタであり、複数の導線を有していてもよく、そしてその場合、導線はコントローラ18に動作可能に接続される。収納容器16は、金属または一般に固い高分子材料を含む様々な異なる剛性材から作ることができる。収納容器16は同様に、2ショット射出成形過程で成形され得るが、その場合、通信コネクタ24は、収納容器16に対してフレキシブルであるように成形され得る。USBコネクタ24は、明細書において記載された他の態様に一貫した収納容器16に別々に固定され得ることも理解される。USBコネクタ24は全般的に、収納容器16およびコントローラ18との耐水接続を提供する。
図7に示されているように、収納容器16はその裏面40から延在する1対の突部44(1つの突部44は隠れていることが理解できる)を有する。単一の突部44か、またはより多くの突部44が用いられ得ることが理解される。時計10はフィットネス活動で使用されることがあるので、時計10が汗のような水分または湿気に晒されうるといういくらかの可能性がある。収納容器16は、コントローラ18のコンポーネントを保護するために耐水性であるように設計されている。そのような構造は、さらに、一定のレベルの耐衝撃性を備えている。どんな湿気もモジュール12から遠くへ導くために、通気口がリストバンド14に備えられている。1つまたは複数の例において、コネクタ24は、バンド14に埋め込まれた1つまたは複数の導線に接続可能であってもよい。導線(図示せず)は、コネクタ24と、バンド14沿いの他の位置(例えば、バンド14の端部の1つまたは複数)にある1つまたは複数の他のコネクタとの間に接続を提供してもよく、バンド14のそれらの他の位置を介してモジュール12にアクセスするために、バンド14は別のコンピューティング装置に接続され得る。
【0026】
図142A〜142Dは、ユーザによる運動パフォーマンスを追跡およびモニタするように構成された時計の別の例示的な構成を示す。時計200は、他のコンポーネントおよび要素の中でもとりわけディスプレイモジュール201、バンド203およびラッチ/固定機構205を含んでもよい。時計10とは対照的に、ディスプレイモジュール201は、いくつかの構成においては、時計200の残り部分から取り外し可能でなくてもよい。例えば、ディスプレイモジュール201は、時計200のブランド203および/または他のコンポーネントに取り付けられてもよいし、それらと一体に形成されてもよい。または、ディスプレイモジュール201は、非破壊的に取り外し可能/着脱可能であってもよい。ラッチ/固定機構205は、カバー205によって隠されたデータコネクタ207(
図142C)を含んでもよい。データコネクタ207は、一例において、USBコネクタに対応してもよい。また、FIREWIRE、イーサネットコネクタ、シリアルコネクタなどを含む他のタイプのデータコネクタが使用されてもよい。データコネクタ207は、時計200を別のコンピューティング装置、例えばデスクトップまたは据置き型コンピュータ、ポータブルラップトップコンピュータおよび/または他のポータブルコンピューティング装置、例えばスマートフォンに物理的に接続するために使用されてもよい。データは、ディスプレイモジュール201中に位置するメモリユニットに保存されてもよい。従って、ディスプレイモジュール201からデータを検索するために、1つまたは複数の導線およびコネクタがバンド203、または時計200の他のコンポーネントの中に埋め込まれるか、または他のやり方で内蔵され、それにより、ディスプレイモジュール201とコネクタ207との間にデータ伝送路を提供してもよい。さらに、時計200は、時計10に関して記載されたコンポーネントの一つまたは複数を含んでもよい。
【0027】
図142Dは、USBコネクタ207をUSBコネクタカバー209とともに示す。例えば、USBコネクタ207は、カバー209中の凹み211にスナップ嵌めまたは他のやり方で嵌めるように構成されてもよい。USBコネクタ207を凹み211の中に固定するように構成されている例えば突部などの様々な固定機構が含まれてもよい。従って、USBコネクタ207は、摩耗および断裂から保護され得ながらも、別のコンピューティング装置に接続するためには必要に応じてアクセス可能である。クラスプカバー209はまた、一つのバンド延長部を他のバンド延長部に固定して、着用者の手首または他の末端部の周囲に閉ループを形成するようにも機能しうる。
【0028】
図4にさらに示されているように、コントローラ18は、当業者なら理解することだが、全般的に、入力装置アセンブリ20および出力装置アセンブリ22に動作可能に接続されるプロセッサ46を有している。コントローラ18は、下記にさらに記載されるように、入力装置アセンブリおよび出力装置アセンブリと共同でユーザインタフェース特徴を提供するソフトウェアを含んでいる。コントローラ18のコンポーネントは、収納容器16内に収納され、支持されている。コントローラ18は、充電式電源装置(例えば充電式バッテリまたは他のバッテリタイプ)およびシステムメモリを含む様々な電気的コンポーネントを含んでいる。コントローラ18は、同様に、アンテナ48を含み、コントローラおよび携帯用電子モジュールがセンサ1と通信し、運動パフォーマンスおよび他の時間情報に関するデータを記録し、記憶することを可能にする。コントローラ18は、同様に、当技術分野において公知であるように、離れた場所またはサイトへパフォーマンスデータをアップロードするように機能するが、しかし、追加情報を離れたサイトまたは場所からダウンロードし、さらなる利用のために該コントローラ18に記憶することもできる。アンテナ48は、コントローラ18に関連づけたチップアンテナを含む様々な形式をとることができる。あるいは、アンテナ48はシートメタルアンテナであってもよい。GPSを特徴として組み込む他の態様で、追加のGPSアンテナも提供されてもよい。このように、時計10は多様なアンテナを組み込んでもよい。該コントローラは、収納容器16の通信コネクタ24に動作可能に接続される。
【0029】
図2〜4にさらに示されるように、入力装置アセンブリ20は、押下式ボタンの形のような複数の入力装置を含んでいる。或る例示的な態様においては、データがコネクタ24経由で時計10に転送される場合、USBコネクタ24も入力装置と考えることができる。1つの例示的な態様においては、入力装置アセンブリ20は、まとめて3つの軸の動作構成(例えばX-Y-Z軸)を規定する3つの入力ボタンを有する。該入力ボタンは側面ボタン50、端部ボタン52および衝撃センサ、衝撃ボタンまたはタップボタン54を含んでいる。
【0030】
側面ボタン50は収納容器16の第1の側面34に配置される。側面ボタン50は第1の入力に対応してもよく、そして、携帯用電子モジュール12を制御するためコントローラ18に動作可能に接続される。
図1に示されているように、側面ボタン50はX軸方向に作動するように構成されている。ユーザは、収納容器16の第1の側面34の側面ボタン50を押すことにより、第1の入力をアクティブにしてもよい。ユーザは、収納容器16の側面ボタン50および反対側の第2の側面36を、X軸方向(
図2および11)に沿って、押し込んでもよい。側面ボタン50は、携帯用電子モジュール12を制御するためにコントローラ18の追加入力と協調してもよい。例えば、ユーザは、第1の入力のために頂上部分50aのような側面ボタン50の1つのセグメントを押してもよいし、第1の入力と異なる第2のまたは追加の入力のために、底部分50bのような側面ボタン50の第2のセグメントを押してもよい。時計10の操作に関してより非常に詳しく下記に説明されるように、側面ボタン50は、第1の入力を側面ボタンの頂上の方に位置づけし、追加の入力を側面ボタンの底の方に位置づけして、トグルボタンかスクロールボタンとして利用してもよい。そのとき、側面ボタン50は、リストから項目を選ぶために、ディスプレイ上のカーソルを上または下へ移動させるために使用されてもよい。収納容器16の対向面36に、ここは3時の位置と考えられてもよいが、側面ボタン50が位置してもよいことも理解される。
図2に示される側面ボタン50は9時の位置にあると考えられる。
【0031】
端部ボタン52は収納容器16の第2の端部32に配置されてもよい。端部ボタン52は、第2の入力に対応し、携帯用電子モジュール12を制御するためにコントローラ18に動作可能に接続されている。
図2に示されるように、端部ボタン52はY軸方向に作動するように構成されている。ユーザは、収納容器16の第2の端部32上の端部ボタン52を押すことにより、第2の入力をアクティブにしてもよい。ユーザは、端部ボタン50および収納容器16の反対側の第1の端部30を、Y軸方向(
図12)に沿って押し込んでもよい。時計10の操作に関してより非常に詳しく下記に説明されるように、端部ボタンはOK機能または選択機能として使用されてもよい。
【0032】
例示的な態様においては、衝撃ボタン54またはタップボタン54は、全般的に、好ましくは収納容器16内に配置される衝撃センサに対応しており、コントローラ18(例えば、コントローラ18のプリント回路基板)に動作可能に接続される。
図8aは、コントローラ18のプリント回路基板の概略図を示す。コントローラ18はUSBコネクタ24と協調する導線インタフェース18aを含んでいる。該基板は、該基板の周辺部に概ね隣接している衝撃センサ54を動作可能に支持しており、該基板はまた、収納容器16の周辺に該衝撃センサを位置付けている。このように、衝撃センサ54は、コントローラ18に動作可能に接続され、そしてこの例示的な態様において圧電式衝撃センサであってもよい。周辺に隣接して位置している場合であっても、周辺位置で感知される加速度は、ユーザにより画面39の概ね中央がタッピングされることに起因する等の中央位置での加速度に概ね非常に近似している。衝撃ボタン54は、コントローラ18上または収納容器16内の他の位置に配置されてもよいことが理解される。例えば、衝撃センサ54は、
図8aにおいて想像線で示されたように、基板の中央(収納容器16の中央およびクリスタル39の中央点の真下に概ね対応する)の近傍に置いてもよい。該衝撃センサは、衝撃センサ以外の他の形式をとることができ、1つの例示的な態様においては加速度計であってもよい。例えば、
図8bはコントローラ18のプリント回路基板を示すが、その場合、衝撃ボタン54は、加速度計の形をしており、基板の周辺に位置している。想像線で示されるように、加速度計も基板の中央の近傍に、且つしたがって収納容器16の中央の近傍に位置してもよい。論考されたように、衝撃ボタン54は、その形式が何であっても、全般的に、収納容器16内およびクリスタル39の下に位置する(
図7)。
図8aに示される衝撃センサ54は、
図8bに示される加速度計センサ54より少ない電力要求を有していてもよいことが理解される。
図8bの中で示される加速度計54は3軸加速度計であってもよく、かつタップ入力または第3の入力の感知に加えて追加機能を有することが理解される。例えば、加速度計は、モーションを感知するや否や装置を起動させること、ならびにユーザのために速度および距離を測定することに使用され得る。起動機能は、装置を、スリープモード(例えばパワー節約のため)から、装置のディスプレイがアクティブ化される、運動追跡機能が自動的にアクティブ化される、および/または1つまたは複数の入力装置がアクティブ化される(例えばタッチスクリーンがアクティブ化されてタッチ入力を受け付ける。一方、タッチ入力は、非アクティブ化またはスリープモードにおいては受け付けられない)モードに戻すために使用されうる。代替的または追加的に、起動機能は、位置検出センサのための信号検出を自動的にトリガする、および/または、センサの検出を開始する、および/または、1つまたは複数のセンサ(例えば加速度計)からのデータを要求/受信してもよい。起動機能はまた、光のスペクトルおよび/または強さ、時刻、週および/または年のような他の入力に基づいて起動されてもよい。例えば、時計10は、日、週および/または年の典型的なワークアウト時間を認識し、その特定の時間および/またはその前の予め定められた時間量で時計10を自動的にアクティブ状態に戻してもよい。
【0033】
衝撃センサ54は収納容器16の前面38に位置することもできる。衝撃ボタン54は第3の入力に対応し、携帯用電子モジュール12を制御するコントローラ18に動作可能に接続される。衝撃ボタン54は、ユーザによって画面39に加えられたタップまたは力を感知するために必要な感度を有することが理解される。
図1に示されるように、衝撃ボタン54はZ軸方向に作動するように構成されている。ユーザは、クリスタル39または表示画面をタッピングするか押すことにより、第3の入力をアクティブにしてもよい。この表示画面39をタッピングするかあるいは押すことが衝撃ボタン54またはタップボタン54をアクティブにする。このように、クリスタル39をタッピングすることが衝撃ボタン54をアクティブにし、且つコントローラ18に関連づけられた或る入力を行うような感度を衝撃ボタン54は有する。例示的な態様において、Z軸方向は画面39に概ね垂直な方向である。垂直な方向とは異なる方向も衝撃ボタンをアクティブにするのに十分でありえることが理解される。
【0034】
加えて、衝撃ボタン54は携帯用電子モジュール12を制御するためのコントローラ18の第4の入力に対応するように構成されてもよい。例えば、衝撃ボタン54は2つの異なる衝撃レベルまたは力(例えば、ソフトレベルとハードレベル)を感知してもよい。センサ54のソフトレベルをアクティブにするためにユーザが第1の量の力(F1)で押すかまたはタッピングすると、ソフトレベルがアクティブになる。センサ54のハードレベルをアクティブにするためにユーザがより大きな量の力(F2)で押すかまたはタッピングすると、ハードレベルがアクティブになる。追加のレベルを衝撃ボタン54に組み入れることもできる。時計10に追加の入力を提供するために、追加のタッピング・シーケンスを、ボタン54に動作可能に関係づけることもできる。全般的に、時計10は、時計10に所望の入力を提供する複数のタッピングを受けるようにプログラムすることができる。例えば、速いダブルタップまたはトリプルタップは所定の入力を提供することができる。さらに、本明細書においてさらに記載されるように、時計10は様々な異なる動作モードを有してもよい。様々なタッピングまたはタッピング・シーケンスが、特定の動作モードに基づいて異なる入力に割り当てられてもよい。タッピング関連入力を、ユーザのコンピュータの位置で該時計に割り当てることもできる。一旦ユーザのコンピュータで割り当てられたならば、一旦コンピュータから時計10へデータ転送が実行されれば、タッピング関連入力は時計10にロードされる。タップ・センサも他の力関連センサと組み合わせられてもよいが、その場合、ユーザの指が画面を横切るようにドラッグすることと組み合わせたタッピングは、さらに追加の入力を提供し得る。このように、時計10はさらなる入力性能用のタッチ画面と組み合わせた衝撃ボタンを提供してもよい。さらなる例示的な態様として、もしユーザが時計10のGPS動作モードに居る場合、タッピングかタッピング・シーケンスは他の特定の入力を提供してもよい。センサは、画面上の概ね垂直な力とは異なる方向で画面に加えられた力を感知するようにさらに構成することができる。
【0035】
衝撃センサ54のようなセンサを通して感知される様々な力は、様々なタイプの機能に対応する様々なタイプの入力に対応するように構成されてもよい。一例において、力閾値を超える力が音楽再生モードをトリガしてもよく、力閾値以下の力が運動パフォーマンス記録休止コマンドをトリガしてもよい。また、力の方向がさらなる入力パラメータとして使用されてもよい。例えば、力が、指定された閾値よりも大きく、Y軸に沿って検出されるならば、第一のモードまたは機能がアクティブ化または呼び出されてもよく、力が、指定された閾値よりも大きく、Z軸に沿って検出されるならば、代わりに第二のモードまたは機能(第一とは異なる)がアクティブ化または呼び出されてもよい。また、力と方向との組み合わせが、様々な機能を定めるために使用されてもよい。例えば、次の曲機能が、X軸に沿って第一の指定された閾値の力成分を有し、Z軸に沿って第二の指定された閾値の力成分を有する装置の動きに対応してもよい。別の例においては、ユーザ入力の動きが、Y軸に沿って検出される第一の閾値の力成分およびZ軸に沿って検出される第二の閾値(第一とは異なる)の力成分を含むとき、情報スクロール機能が呼び出されてもよい。さらに別の例において、装置は、タッチ感応性ディスプレイ装置を介する入力のためにタッチ感応性ディスプレイ装置をアクティブ化する前に、1つまたは複数の軸に沿う指定された力の検出を必要としうる。また、衝撃センサ54によって検出されるような、動きの様々な組み合わせまたは順序が、機能が呼び出され得る方法を定めるために使用されてもよい。例えば、指定された力閾値のX軸沿いの第一の動き、次いで指定された力閾値のY軸沿いの第二の動きの検出が、メディア再生機能性の制御に対応してもよい。
【0036】
図4にさらに示されるように、出力装置アセンブリ22はディスプレイ56を含む複数の出力装置を含んでいる。電子モジュール12からデータを転送する場合、USBコネクタ24も出力装置と考えられてもよい。もし望まれれば、出力装置アセンブリ22は可聴式のスピーカを含んでいてもよいことがさらに理解される。コントローラ18は、デジタル音楽プレーヤまたは他の電子装置のような他の装置と通信するためのさらなる性能を有することができる。
【0037】
ディスプレイ56は、収納容器16の前面38の概ね近傍に配置され、クリスタル39または画面39の下に位置する。ディスプレイ56は、コントローラ18に動作可能に接続され、そして、以下に記載するユーザインタフェース表示画面の中で示されるように、複数の異なる表示フィールドを含んでいる。時計10に関連づけたユーザインタフェースと共同で、より非常に詳しく下記に記載されるように、様々な表示フィールドに情報が表示される。同様に記載されるように、どんな情報を表示するか、および該情報を表示する方法に、ユーザは変更を加えることができる。1つの例示的な態様において、ディスプレイ56は液晶ディスプレイ(LCD)画面であってもよい。ディスプレイ56はネガティブ画面であってもよい。該ネガティブ画面はユーザに、白色背景上の黒い数字から黒背景上の白い数字へとテキストの外見を逆にするオプションを与えてもよい。このネガティブ画面はリバース表示またはネガティブ表示と呼ばれてもよい。該ネガティブ画面は、多くのユーザのために、グレアを低減するのに役立ってもよい。携帯用電子モジュール12は追加または代替の入力装置および出力装置を有することができると理解される。
【0038】
該電子モジュールは、時計10に電力を供給するために、充電式バッテリをその収納容器内に収納している。該充電式バッテリは、
図10に示されるように、ユーザが該電子モジュールをコンピュータに差し込む時などに充電される。該コントローラに関連づけられたバッテリは複数のバッテリまたは電源を利用することができると理解される。第1のバッテリは一般的な時計/クロノグラフ機能のために利用されてもよい。第2のバッテリは、例えばセンサと通信することを含む他のコントローラ機能のために利用されてもよい。前記第1のバッテリは、長寿命で基本的な時計機能を支える典型的なバッテリであると考えられる。他方の第2のバッテリは、運動パフォーマンスをモニタすることに関連した追加のコントローラ機能を支えるための従来の充電式バッテリであり得るが、該機能はより多くの電源を必要とする場合もある。そのような構成では、充電式バッテリが運動パフォーマンスモニタリング機能によって消耗されたとしても、あるいはユーザが暫くの間ワークアウトを行っておらず電子モジュールを充電していなかったとしても、時計機能は犠牲とならないと考えられる。
【0039】
キャリヤ
図1〜7に示されるように、キャリヤ14は全般的に、第1の端部と第2の端部との間に中央部分を有しているリストバンド14の形をしている。リストバンド14は、全般的にともに成形されたかまたは接続された第1の部材と第2の部材とを含んでいてもよい。リストバンド14はユーザの手首のまわりに適合するようにフレキシブルである。1つの例示的な態様において、リストバンド14はフレキシブルな高分子材料で射出成形されてもよい。リストバンド14には携帯用電子モジュール12との接続用の受けいれ構造を有する。
図6に示されたように、キャリヤ14は、中央部分の近傍に保護スリーブ60を含み、かつ内部通路64と連通している開口部62を有している。通信コネクタ24は、開口部62を通って内部通路64の中に受けいれられる。保護スリーブ60は、概ねカーブのついている外側表面を有している。スリーブ60はコネクタ24を固定するのを助けるための内部構造(スリーブ60とコネクタ24との間に干渉タイプのかみ合いを提供する隆起のようなもの)を有していてもよい。
図6にさらに示されたように、リストバンド14の中央部分は開口部62の一部の範囲を規定する挿入物66を有してもよい。リストバンド14の底部分を通して通気孔が提供されてもよく、該通気孔は、リストバンド14に挿入された時にコネクタ24の近傍で通路64と連通した状態になる。該通気孔は、いかなる湿気もリストバンド14から逃げることおよびコネクタ24から流れ去ることを可能にする。また中央部分において、キャリヤ14は、携帯用電子モジュール12の一対の突部44をそれぞれ受けいれるための寸法を持った1対の開口部68を有する。
【0040】
図の中でさらに示されているように、第1の端部は、リストバンド14をユーザの手首に固定するために使用される脱着可能な留め具70を取り付けるために、1対の穴部を有している。この目的のために、脱着可能な留め具70はリストバンド14の複数の穴部と嵌合する。脱着可能な留め具70は、プレート部材72と、プレート部材72から概ね垂直な方向に延在する複数のポスト74とを有する。例示的な態様において、プレート部材72は2つのポスト74を有する。リストバンドを着用するために、最初、脱着可能な留め具70はリストバンド・ストラップの第1の端部に接続され、そこにおいて、対の穴部がポスト74を受けいれるために提供される。リストバンド14はユーザの手首のまわりに位置し、また、ポスト74は、
図2から認識できるように、リストバンド14の第2の端部に提供される穴部へ差し込まれる。ポスト74がリストバンド14の第1の端部の対の穴部、およびリストバンド14の第2の端部の複数の穴部へ差し込まれた後、リストバンド14の第1の端部および第2の端部は、互いにオーバーラップする。1対のポスト74の利用によって、脱着可能な留め具70は、接続における確かな接続と、より大きな柔軟性とを可能にし、手首サイズの範囲に適応するため、より大きな調節範囲を提供する。
【0041】
加えて、プレート部材72はその上にしるし76を有することができる。プレート部材72は、リストバンド14に取り付けられた時、リストバンド14から見て外方に向き、その場合、しるし76は他の者達が見ることができる。脱着可能な留め具70は容易に取り外せるので、留め具70は贈答品として使用することができるし、種々の留め具が提供されて、リストバンド18と共に使用されることができる。このように、種々のしるしを有する脱着可能な留め具70が提供され得て、記念品、贈答品あるいはゴールを遂行した、レースに参加した、またはそうでなければフィットネスの一定レベルを達成したことに対する報奨として利用されることができる。しるしは、記述、グラフィックス、色彩設計、テクスチャーまたは他のデザイン等を含む様々な形式をとることができる。
【0042】
時計10は代替の留め具機構を利用することができる。例えば、
図64に示されたように、リストバンド14は、代替の脱着可能な留め具70aと共に従来のバックル部材を利用することができる。この態様において、脱着可能な留め具70は、単一のポスト74aを持つ、より小さな環状プレート部材72aを有する。脱着可能な留め具70aは、リストバンド14の端部のうちの1つの遠位端に取り付けられ、次に、リストバンド14の別の部分に挿入される。
【0043】
論考されたように、携帯用電子モジュール12はキャリヤ14またはリストバンド14に脱着可能に接続される。より非常に詳しく下記に説明されるように、携帯用電子モジュール12は通信コネクタ24経由でコンピュータに接続されてもよいが、その場合、データおよび他の情報は、運動パフォーマンスモニタリング・サイト、またはリモートサイト(
図9、10、16〜20)などの、離れた場所からモジュール12にダウンロードされてもよい。電子モジュール12によって記録されたデータも、コンピュータそして次にリモートサイトにアップロードされてもよい。データは、
図16、17、19および20に示されるように表示することができる。追加のデータも、リモートサイトまたはコンピュータから携帯用電子モジュール12にダウンロードすることができる。その後、携帯用電子モジュール12は、リストバンド14に再度接続することができる。コネクタ24はキャリヤ14のスリーブ60の中に差し込まれ、そして、突部44はキャリヤ14のそれぞれの開口部68の中に入れられる。突部44の大きくなっているヘッド部は、リストバンド14に当接し、リストバンド14上にモジュール12を保持する。それによって着用可能な時計10が提供され、ユーザは、本明細書に記載された時計10の運動パフォーマンスおよびフィットネスに関係した追加の特徴を利用することができる。論考されたように、電子モジュール12は、リストバンド14に脱着可能に接続され、データは、
図10に示されるように、コンピュータにモジュール12を接続することにより転送することができる。
図21に示されるような別の例示的な態様において、モジュール12は、通信コードを受け取るためにポートを持つことができ、それはモジュール12とコンピュータまたはリモートサイトとの間のデータ転送に使用される。
【0044】
操作全般
時計10の携帯用電子モジュール12は、時計10に関連づけられたユーザインタフェースで機能する関連ソフトウェアを有することが理解される。
図18は、時計10に関連づけた全体システムのコンポーネントを概略的に示す。より非常に詳しく下記に説明されたように、従来の時計のようなクロノグラフ機能を持っていることに加えて、時計10は追加の運動機能性を有する。例えば、センサ1が搭載されたシューズまたは心拍数モニタ1を着用したユーザは、センサ1と無線で通信してランを含むエクササイズ中などのパフォーマンスをモニタするために、時計10を使用することができる。他のセンサ・タイプも、ユーザによる利用および時計10との通信のために、組み込むことができる。時計10は、ユーザの運動パフォーマンスを記録しモニタすることができる。時計10はまた、例えばデスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、モバイル通信装置(例えばスマートフォン)、制御装置などの他のコンピューティング装置を含む他の装置と無線で通信するように構成されてもよい。一例において、時計10は、例えば音楽再生装置、専用リモートコントロール装置などの別の装置を使用する無線リモートコントロールのために構成されてもよい。無線通信は、運動パフォーマンスデータ、制御コマンド、ディスプレイ情報などの送信を含んでもよい。
【0045】
全般的に、ユーザは、上に記載された3つの入力部、すなわち側面ボタン50、端部ボタン52および衝撃ボタン54を利用して、時計10の動作を制御する。これらの入力部は、ユーザが第1、第2および第3の軸に沿って入力を実行するように構成される。例示的な態様においては、その入力部は3軸構成、すなわち、X-Y-Z軸構成(
図2)で構成される。これは高度のユーザ・フレンドリなユーザインタフェースを提供し、そこではユーザは、運動活動に参加しながら時計10の動作を容易に制御することができる。
図11から認識することができるように、側面ボタン50は典型的には、ユーザが、概ねX軸に沿って側面ボタン50および反対側の収納側面36を押し込むかまたははさむことによって動かされる。端部ボタン52は典型的には、ユーザが、概ねY軸に沿って端部ボタン52および反対側の収納端部30近傍を押し込むかまたははさむことによって動かされる(
図12)。最後に、衝撃ボタン54は典型的には、ユーザが、概ねZ軸に沿って(
図14および15)、収納容器16の前面38、典型的にはクリスタル39をタッピングすることによって動かされる。より非常に詳しく下記に説明されるように、側面ボタン50は、項目のリストをスクロールするために上へ押すか下へ押すことによって、ユーザインタフェース内の項目または値のリストをスクロールするか循環させるために通常利用される。端部ボタン52は、「SELECT(選択)」および「OK」のオプションのようなユーザインタフェース内の項目を選択するために通常利用される。衝撃ボタン54は全般的に、バックライトの点灯、およびラップのマーキングのような他の特定の機能のために利用される。例えば、コントローラ18およびディスプレイ56に関連づけられたバックライトを点灯するためには、ユーザは単にクリスタル39をタッピングするだけでよい。またより非常に詳しく下記に論考されるように、ユーザは、衝撃ボタン54を動かして運動パフォーマンスの区分を「マーキング」するためにはクリスタル39をタッピングすればよい。ユーザは、時計10内のセットアップ機能、または例えば時計10に関連づけられたデスクトップ・ユーティリティに由来する他のソフトウェア、ならびにUSBコネクタ24経由などで時計10に入力されてもよいリモートサイト機能を利用することによって、自分の好みに合わせてボタンをカスタマイズすることができてもよい。時計10の追加の操作性および特徴を、より非常に詳しく下記に記載する。
【0046】
図22〜49は、全体として符号100で規定された本発明の運動用時計に関する別の態様を開示している。類似構造が符号100のシリーズにおける同様の符号で指定される。
図1〜21の態様と同様に、運動用時計100は全般的に、例示的な態様において、電子モジュール112およびリストバンド114の形をしているキャリヤ114を含んでいる。
図1〜21の時計10と同様に、時計100は、ユーザの運動パフォーマンスをモニタするといった運動およびフィットネス用途の固有の機能性に加えて、一般的な計時用クロノグラフを組み込んでいる等の従来の用途を有する。このように、時計100は、シューズベースのセンサ1および/または心拍数モニタ1(
図22で想像線で示されている)と通信することができる。時計100は、ユーザインタフェース、GPSおよび他の特徴に関する本明細書において記載されたものと同様の動作上の特徴を有することがさらに理解される。
【0047】
電子モジュール
図23〜28に示されているように、携帯用電子モジュール112は、収納容器116で支えられた様々なコンポーネントを含んでおり、これらのコンポーネントは適切なプロセッサおよび他の公知のコンポーネントを有するコントローラ118、入力装置アセンブリ120、出力装置アセンブリ122、および通信コネクタ124を含み、該通信コネクタ124は様々な態様において入力装置アセンブリ120および/または出力装置アセンブリ122の一部と考えられてもよい。通信コネクタ124は、例えば、USBコネクタ124であってもよい。コントローラ118は、入力装置アセンブリ120、出力装置アセンブリ122および通信コネクタ124に動作可能に接続される。論考されるように、電子モジュール112はまた様々なGPSの特徴を組み込むためのGPSレシーバおよび関連づけられたアンテナを含んでいてもよい。
【0048】
図25に示されているように、収納容器116は第1の端部130、第2の端部132、第1の側面134、第2の側面136、前面38および裏面140を有する。前面138は、コントローラ118のディスプレイを見透すためのガラス部材139またはクリスタル139を含んでもよい。収納容器116は、コントローラ118の様々なコンポーネントの格納のためにキャビティ142の範囲を規定する。収納容器端部、側面およびクリスタルは、協調して収納容器116を囲むことが理解される。それらの図中にさらに示されているように、通信コネクタ124は収納容器116の第1の側面130から延在する。通信コネクタ124は収納容器16の様々な他の位置に位置してもよいことが理解される。通信コネクタ124は、時計10の他の部分、例えばキャリヤ114の様々な部分に、動作可能に接続することができる。この態様において、通信コネクタ124は全般的に収納容器116からリジッドに延在する。論考されるように、通信コネクタ124はUSBコネクタであり、そして、複数の導線をそこに有していてもよく、そして、そこでは導線は、コントローラ118に動作可能に接続される。収納容器116は、金属または通常は固い高分子材料を含む様々な異なる剛性材から作ることができる。この例示的な態様においては、収納容器116は射出成形される。USBコネクタ124は、全般的に、収納容器16およびコントローラ18との耐水接続を提供する。
図26、27〜28に示されているように、収納容器116は、該収納容器116の裏面140から延在する突部144を有する。もし望まれれば複数の突部144を使用することができることが理解される。時計100がフィットネス活動の中で使用されることがあるので、時計10が汗のような、水分または湿気に晒され得るという可能性が幾分ある。収納容器116は、コントローラ118のコンポーネントを保護するために耐水であるように設計されている。そのような構造は、さらに、一定レベルの耐衝撃性を提供する。いかなる湿気もモジュール112から遠くへ導くために、通気口がリストバンド114に提供されてもよい。
図25にさらに示されたように、収納容器116は、収納容器117の表面を概ねカバーし、かつ外皮として役立つよう設計されているゴムブーツ117を含んでもよい。ゴムブーツ117は、クリスタル139が可視になるための、および突部144が通って延在するための開口部を有することが理解される。ゴムブーツ117は、いかなる湿気または屑の浸透にも耐えるよう収納容器116のまわりを包むための寸法で協調的に作られている。
【0049】
図25にさらに示されているように、当業者によって理解されるように、コントローラ118は、全般的に、入力装置アセンブリ120と出力装置アセンブリ122に動作可能に接続されるプロセッサ146を有している。コントローラ118は、以下により大きく述べられるように、入力装置アセンブリ120および出力装置アセンブリ122と共同で、ユーザインタフェース特徴を提供するソフトウェアを含んでいる。コントローラ118のコンポーネントは、収納容器116内に収納され、支えられている。コントローラ118は、充電式電源装置(例えば充電式バッテリまたは他のバッテリタイプ) およびシステムメモリを含む様々な電気的コンポーネントを含んでいる。コントローラ118は、またアンテナ148(
図38)を含み、コントローラ118および携帯用の電子モジュール112がセンサ1と通信して運動パフォーマンスや他の時間情報に加えてGPSの特徴のような他の動作上の特徴に関係するデータを記録し記憶することを可能にする。アンテナ148は、チップアンテナを含んだ、コントローラ118に関連づけられた様々な形をとることができる。あるいは、アンテナ148はシートメタルアンテナであってもよい。GPSを特徴として組み込む他の態様については、別のGPSアンテナが提供されてもよい。このように、時計110は複数のアンテナを組み込んでもよい。コントローラ118は、収納容器116の通信コネクタ124に動作可能に接続される。
【0050】
入力装置アセンブリ120は、押下式ボタンの形をしたような複数の入力装置を含んでいる。ある例示的な態様においては、USBコネクタ124は、データが該コネクタ124を介して時計100に転送される場合は、入力装置と考えられてもよい。1つの例示的な態様においては、入力装置アセンブリ120は、まとめて3つの軸の動作構成(例えばX-Y-Z軸)(
図27)を規定する3つの入力ボタンを有する。それらの入力ボタンは、側面ボタン150、端部ボタン152および衝撃またはタップボタン154を含んでいる。
【0051】
側面ボタン150は収納容器116の第1の側面134に配置される。側面ボタン150は第1の入力に対応してもよく、かつ携帯用電子モジュール112を制御するためにコントローラ118に動作可能に接続されてもよい。
図1に示されるように、側面ボタン150はX軸方向に作動するように構成されている。ユーザは、収納容器116の第1の側面134の側面ボタン150を押すことにより、第1の入力をアクティブにしてもよい。ユーザは、側面ボタン150および反対側にある収納容器116の第2の側面136を、X軸方向に沿って(
図27)押し込んでもよい。例示的な態様において、側面ボタン150は、携帯用電子モジュール112を制御するためにコントローラ118と動作可能に対応付けられた1対のボタンを含んでいてもよい。例えば、側面ボタン150は第1の側面ボタン150aおよび第2の側面ボタン150bを有する。このように、ユーザは第1の入力のために、第1の側面ボタン150aを押してもよいし、また、第1の入力とは異なる第2のまたは追加の入力のために第2の側面ボタン150bを押してもよい。時計110の動作に関してより非常に詳しく下記に説明されるように、側面ボタン150a、150bは、第1の入力を第1の側面ボタン150aに対応づけ、かつ追加の入力を第2の側面ボタン150bに対応づけて、トグルボタンかスクロールボタンとして利用してもよい。そのとき、側面ボタン150a、150bは、リストから項目を選ぶためにディスプレイ上のカーソルを上へ移動させるか下へ移動させるために使用されてもよい。収納容器16の対向面136に、ここは3時の位置と考えられてもよいが、側面ボタン150が位置してもよいことも理解される。
図27に示される側面ボタン150は9時の位置にあると考えられる。
【0052】
端部ボタン152は収納容器116の第2の端部132に配置される。端部ボタン152は第2の入力に対応し、携帯用電子モジュール112を制御するためにコントローラ118に動作可能に接続される。
図27に示されるように、端部ボタン152はY軸方向に作動するように構成されている。ユーザは、収納容器116の第2の端部132上の端部ボタン152を押すことにより、第2の入力をアクティブにしてもよい。ユーザは、端部ボタン152および収納容器116の反対側の第1の端部130を、Y軸方向(
図27)に沿って押し込んでもよい。時計110の操作に関してより非常に詳しく下記に説明されるように、端部ボタン152はOK機能または選択機能として使用されてもよい。
【0053】
例示的な態様においては、衝撃ボタン154またはタップボタン154は、全般的に、好ましくは収納容器16内に配置される衝撃センサに対応している。
図1〜21の衝撃ボタン54に関する上記の論考は、等しくこの態様における衝撃ボタン154に当てはまることが理解される。ボタン154は、衝撃センサ以外の他の形式をとることができ、収納容器116内の代替の位置に配置されてもよいことが理解される。衝撃センサ154は、収納容器116(
図30〜31)内に、且つクリスタル139の下に概ね位置する。
図30および31に示されるように、衝撃ボタン154は、コントローラ118と収納容器116の周辺に隣接して位置する。
図31は収納容器116に位置したバッテリに隣接している衝撃ボタン154を示す。上に論考されたように、衝撃ボタン154は、収納容器コントローラ18および収納容器116の中央の概ね近傍など他の位置に位置することがあってもよい。衝撃センサ154は、収納容器116の前面138に位置してもよい。衝撃ボタン54は第3の入力に対応し、携帯用電子モジュール12を制御するコントローラ118に動作可能に接続されている。
図27に示されるように、衝撃ボタン154はZ軸方向に作動するように構成される。ユーザは、クリスタル39または表示画面をタッピングするか押すことにより、第3の入力をアクティブにしてもよい。この表示画面39をタッピングまたは押すことにより衝撃ボタン154またはタップボタン154をアクティブにする。このように、衝撃センサ154は、クリスタル39上のタッピングが衝撃ボタン54をアクティブにするような感度を有する。加えて、衝撃ボタン154は携帯用電子モジュール112を制御するためのコントローラ118の第4の入力に対応するように構成されてもよい。例えば、衝撃ボタン154は2つの異なった衝撃レベルまたは力(例えばソフトレベルおよびハードレベル)を感知してもよい。ユーザがセンサ154のソフトレベルをアクティブにするために力F1の第1の量で押すかまたはタッピングすると、ソフトレベルがアクティブになる。ユーザがセンサ154のハードレベルをアクティブにするためにより大きな量の力F2で押すかまたはタッピングすると、ハードレベルがアクティブになる。追加のレベルを衝撃センサ154に組み込むこともできる。
【0054】
図25および27にさらに示されているように、出力装置アセンブリ122はディスプレイ156を含む複数の出力装置を含んでいる。電子モジュール112からデータを転送する場合、USBコネクタ124は出力装置と考えられてもよい。もし望まれれば、出力装置アセンブリ122が可聴式スピーカを含んでもよいことがさらに理解される。コントローラ118は、デジタル音楽プレーヤまたは他の電子装置のような他の装置と通信するためのさらなる性能を有することができる。
【0055】
ディスプレイ156は、収納容器116の前面138の概ね近傍に配置され、クリスタル139または画面139の下に位置する。ディスプレイ156は、コントローラ118に動作可能に接続され、記載される予定のユーザインタフェース表示画面に示されるような複数の異なった表示フィールドを含んでいる。時計100に関連づけられたユーザインタフェースと共同で、より非常に詳しく下記に記載されるように、様々な表示フィールドに情報が表示される。同様に記載されるように、どんな情報を表示するか、および情報を表示する方法にユーザは変更を加えることができる。1つの例示的な態様においては、ディスプレイ156は液晶ディスプレイ(LCD)画面であってもよい。ディスプレイ156はネガティブ画面を有してもよい。ネガティブ画面はユーザに、白色背景上の黒い数字から黒背景上の白い数字へとテキストの外見を逆にするオプションを与えてもよい。このネガティブ画面はリバース表示またはネガティブ表示と呼ばれてもよい。ネガティブ画面は、多くのユーザのためのグレアを低減するのに役立ってもよい。携帯用電子モジュール112は追加または代替の入力装置および出力装置を有し得ると理解される。
【0056】
電子モジュールは、時計100に電力を供給するために、充電式バッテリを収納容器内に収納している。充電式バッテリは、
図10に示されるように、ユーザがコンピュータに電子モジュールを接続する時などに充電される。コントローラに関連づけられた該バッテリは、複数のバッテリまたは電源を利用することができると理解される。第1のバッテリは、一般的な時計/クロノグラフ機能のために利用されてもよい。第2のバッテリは、例えばセンサと通信することを含む他のコントローラ機能のために利用されてもよい。第1のバッテリは、長寿命を有し、基本的な時計機能を支える典型的なバッテリであると考えられる。他方の第2のバッテリは、運動パフォーマンスをモニタすることに関連づけられた追加のコントローラ機能を支えるための従来の充電式バッテリであり得る。そして該機能はより多くの電源を必要とする場合もある。そのような構成では、充電式バッテリが運動パフォーマンスモニタリング機能によって消耗されたとしても、あるいはユーザが暫くの間ワークアウトを行っておらず電子モジュールを充電していなかったとしても、時計機能は犠牲とならないと考えられる。
図31は、収納容器116に位置したバッテリを開示している。
【0057】
キャリヤ
図23〜26に示されるように、全般的に、キャリヤ114は、第1の端部と第2の端部との間に中央部分を有するリストバンド114の形をしている。リストバンド114は全般的に、ともに成形されたかまたは接続された個別の部材を含んでいてもよい。リストバンド114はユーザの手首のまわりで適合するようにフレキシブルである。1つの例示的な態様においては、リストバンド114はフレキシブルな高分子材料で射出成形されてもよい。リストバンド114は、携帯用電子モジュール112への接続用の受けいれ構造を有する。キャリヤ114は、中央部分の近傍に保護スリーブ160を含み、かつ内部通路164と連通している開口部162を有している。通信コネクタ124は、開口部162を通って内部通路164へ受けいれられる。保護スリーブ160は概ねカーブのついている外側表面を有している。スリーブ160はコネクタ124を固定するのを助けるための内部構造(例えば、スリーブ160とコネクタ124との間に干渉タイプのかみ合いを提供する隆起など)を有していてもよい。リストバンド114の底部分を通して通気孔が提供されてもよく、そして、リストバンド114に挿入された時にコネクタ124の近傍で通路164と連通した状態になる。該通気孔は、いかなる湿気もリストバンド118から逃げることおよびコネクタ124から流れ去ることを可能にする。また中央部分において、キャリヤ14は、携帯用電子モジュール112の突部44を受けいれるための寸法を持った開口部68を有する。
【0058】
図の中でさらに示されるように、第1の端部は、リストバンド114をユーザの手首に固定するために使用される脱着可能な留め具170を取り付けるために、1対の穴部を持っている。この目的のために、脱着可能な留め具170はリストバンド114の複数の穴部と嵌合する。脱着可能な留め具170は、プレート部材172と、プレート部材172から概ね垂直方向に延在する複数のポスト174とを有する。例示的な態様では、プレート部材172は2つのポスト174を有する。リストバンドを着用するために、まず、脱着可能な留め具170がリストバンド・ストラップ114の第1の端部に接続され、そこにおいて、対の穴部がポスト174を受けいれるために提供されている。リストバンド114は、ユーザの手首のまわりに位置し、そして、ポスト174が、リストバンド114の第2の端部に提供された穴部へ差し込まれる。ポスト174がリストバンド114の第1の端部の対の穴部、およびリストバンド114の第2の端部の複数の穴部へ差し込まれた後、リストバンド114の第1の端部および第2の端部は、互いにオーバーラップする。1対のポスト174の利用によって、脱着可能な留め具170は、接続において、確かな接続とより大きな柔軟性とを可能にし、手首サイズ範囲に適応するため、より大きな調節範囲を提供する。
【0059】
加えて、プレート部材172はその上にしるし176を有することができる。プレート部材172は、リストバンド114に取り付けられた時、リストバンド114から見て外方に向き、その場合、しるし176は他の者達が見ることができる。脱着可能な留め具170は容易に取り外せるので、留め具170は贈答品として使用することができるし、種々の留め具が提供されて、リストバンド114と共に使用されることができる。このように、種々のしるしを有する脱着可能な留め具170が提供され得て、記念品、贈答品あるいはゴールを遂行した、レースに参加した、またはそうでなければフィットネスの一定レベルを達成したことに対する報奨として利用されることができる。しるしは、記述、グラフィックス、色彩設計、テクスチャーまたは他のデザイン等を含む様々な形式をとることができる。
【0060】
図33〜49は、時計100の追加の図と特徴を開示しており、特に、電子モジュール112と関連づけられたコンポーネントの追加の接続を示している。
【0061】
図32〜34に示されているように、収納容器116は、提供されそして例示的な態様における射出成形されたコンポーネントである。USBコネクタ124は、収納容器116の一部として一体的に成形されてもよいし、且つ、USBコネクタ124は、コネクタ124内に金属導線125を埋め込んでもよい。導線125の端部は、収納容器116の内部キャビティへと延在して、非常に詳しく下記に説明されるように、コントローラ118と動作可能に接続されている。側面ボタン150および端部ボタン152は、収納容器116に適切に搭載され、そして、弾性スプリング部材を関連付けてボタンの操作性を支援している。例示的な態様において、収納容器116は複数のコンポーネントを有しており、そこにおいて、画面139を支える上部のコンポーネントは、超音波溶接などで主な収納容器コンポーネントに固定されている。シールリングは、密閉構成を提供するために、接続に先立って、収納容器コンポーネントの間に位置させてもよい。
【0062】
図35〜43にさらに示されるように、コントローラ118は収納容器116に取り付けられるサブアセンブリとして構成される。コントローラ118は、例示的な態様におけるLCDディスプレイであるディスプレイ156に接続されるメインプリント回路基板Bを有する。コントローラ118は、メインプリント回路基板に動作可能に接続されるユーザ入力部インタフェース157をさらに有する。ユーザ入力部インタフェース157はフレキシブルな部材であり、第1の入力/側面ボタン150a、150bに対応する第1の対の部材157a、157b及び、これに加えて第2の入力/端部ボタン152に対応する第2の部材157cを有する。フレキシブルな部材は、囲むように曲がることができるので、該フレキシブルな部材の1つの区分がコントローラ118の横に取り付けられ、該フレキシブルな部材の第2の区分はコントローラ118の端に取り付けられる。該フレキシブル部材は、中間の枠M上の釘上にまたがった位置決め開口部を有してもよい。フレキシブルな部材はより扱いやすく操作しやすいので、フレキシブルなユーザ入力インタフェース157は、時計のより効率的な製造を提供する。衝撃センサまたは加速度計の形をしている衝撃ボタン154も、上記の
図8aおよび8bに関する論考と一致したメインプリント回路基板Bに動作可能に取り付けられる。
図36に示されるように、コントローラ118は、コントローラ118のコンポーネントを支えるための中間の枠コンポーネントMを有していてもよい。アンテナ148は、
図38〜40に示されるように、メインプリント回路基板Bに接続される。アンテナ148の遠位端は、
図40に示されるような中間の枠Mの端のまわりに構成されてもよい。
図41〜42に示されるように、ディスプレイ156は適所へはめ込まれる。バッテリPSも、
図43〜44に示されるように、メインプリント回路基板Bに接続される。
【0063】
図44〜46にさらに示されているように、サブアセンブリ・コントローラは収納容器116の内部キャビティに位置しており、そこにおいて、USBコネクタ124の導線125は、コントローラ118のプリント回路基板B上のコンタクト・パッドPに動作可能に接続される。
図47に示されるように、圧電部材は収納容器116の裏のコンポーネントに接続される。
図48に示されるように、収納容器116の裏のコンポーネントはコントローラ・サブアセンブリを支える別の収納容器コンポーネントに接続され、そこにおいて、コントローラ118は、収納容器116に適切に取り付けられる。シール部材は所望のシールを提供するために収納容器コンポーネント間に位置する。底部収納容器コンポーネントはその上に突部144を有する。収納容器コンポーネントは従来のねじによる締め付けまたは他の公知の固定手段によって接続することができることが理解される。
【0064】
図49に示されるように、弾力性のゴムブーツの形をしたオーバーレイ部材117は、収納容器116の一部と考えられる。オーバーレイ部材117は、端部ボタン152、USBコネクタ124、画面139および突部144を格納するための開口部を有する。オーバーレイ部材117は側面ボタンに対応する膨らんだ部分を有する。オーバーレイ部材117は、電子モジュール112が形成される収納容器116を覆って位置する。オーバーレイ部材117は部材117の内部の表面に、収納容器コンポーネントにオーバーレイ部材117を張り付けるために活性化される熱活性化接着剤を、有してもよい。
図23〜24にさらに示されているように、電子モジュール112は、リストバンド114に脱着可能に接続され、そこにおいて、USBコネクタ124は開口部162経由でスリーブ160に受けいれられ、突部144は開口部168に受けいれられる。その後、時計100はユーザの手首に着用することができる。
【0065】
論考されたように、携帯用電子モジュール112は、キャリヤ114またはリストバンド114に脱着可能に接続される。より非常に詳しく下記に説明されるように、携帯用電子モジュール112は、通信コネクタ124によってコンピュータに接続されてもよく、そこにおいて、運動パフォーマンスモニタリング・サイトまたはリモートサイト(
図10および16〜20を参照)などの、離れた場所から、データおよび他の情報をモジュール112にダウンロードしてもよい。電子モジュール112によって記録されたデータを、コンピュータそして次にリモートサイトにアップロードしてもよい。次に、携帯用電子モジュール112をリストバンド114に接続することができる。コネクタ124はキャリヤ114のスリーブ160へ差し込まれ、そして、突部144はキャリヤ114の開口部168に入れられる。突部144の大きくなっているヘッド部は、リストバンド114に当接してリストバンド114にモジュール112を保持する。これによって着用可能な時計110が提供され、そこにおいて、ユーザは、本明細書に記載された時計100の運動パフォーマンスおよびフィットネスに関する追加の特徴を利用することができる。
【0066】
時計100の携帯用電子モジュール112は、時計100に関連づけられたユーザインタフェースで機能する関連ソフトウェアを有することが理解される。より非常に詳しく下記に説明されるように、従来の時計のようなクロノグラフ機能を持っていることに加えて、時計100は追加の運動機能性を有する。例えば、センサ1が搭載されたシューズまたは心拍数モニタ1を着用したユーザは、センサ1と無線で通信し、そしてランを含むエクササイズ中などのパフォーマンスをモニタするために、時計100を使用することができる。他のセンサ・タイプも、ユーザによる利用および時計100との通信のために、組み込むことができる。 時計100は、ユーザの運動パフォーマンスを記録しモニタすることができる。
【0067】
全般的に、ユーザは、上に記載された3つの入力部、すなわち側面ボタン150、端部ボタン152および衝撃ボタン154を利用して、時計100の動作を制御する。 これらの入力部は、ユーザが第1、第2および第3の軸に沿って入力を実行するように構成される。例示的な態様においては、その入力部は3軸構成、すなわち、X-Y-Z軸構成(
図27)で構成される。これは高度のユーザ・フレンドリなユーザインタフェースを提供し、そこではユーザは、運動活動に参加しながら時計100の動作を容易に制御することができる。
図27から認識することができるように、側面ボタン150は典型的には、ユーザが、概ねX軸に沿って側面ボタン150および反対側の収納側面136を押し込むかまたははさむことによって動かされる。端部ボタン152は典型的には、ユーザが、概ねY軸に沿って端部ボタン152および反対側の収納端部130近傍を押し込むかまたははさむことによって動かされる(
図27)。最後に、衝撃ボタン54は典型的には、ユーザが、概ねZ軸に沿って(
図14、15および27)、収納容器116の前面138、典型的にはクリスタル139をタッピングすることによって動かされる。より非常に詳しく下記に説明されるように、側面ボタン150は、項目のリストをスクロールするために上へ押すか下へ押すことによって、ユーザインタフェース内の項目または値のリストをスクロールするか循環させるために通常利用される。端部ボタン152は、「SELECT」および「OK」のオプションのようなユーザインタフェース内の項目を選択するために通常利用される。衝撃ボタン154は全般的に、バックライトの点灯、およびラップのマーキングのような他の特定の機能のために利用される。例えば、コントローラ118およびディスプレイ156に関連づけられたバックライトを点灯するためには、ユーザは単にクリスタル139をタッピングするだけでよい。またより非常に詳しく下記に論考されるように、ユーザは、衝撃ボタン154を動かして運動パフォーマンスの区分を「マーキング」するためにはクリスタル139をタッピングすればよい。ユーザは、時計100内のセットアップ機能、または例えば時計100に関連づけられたデスクトップ・ユーティリティに由来する他のソフトウェア、ならびにUSBコネクタ124経由などで時計100に入力されてもよいリモートサイト機能を利用することによって、自分の好みに合わせてボタンをカスタマイズできてもよい。
【0068】
図50〜64は、符号400で全体として規定された本発明の時計の別の態様を開示する。この態様の時計400は、
図1〜21の時計10および
図22〜49の時計100と同様の構造および機能性を有する。上記の記載が等しくこの追加の態様に当てはまるので、同様の構造は完全にはより非常に詳しくは記載されない。同様の構造は、符号400シリーズにおける符号で記載される。論考されたように、この態様の時計400は、本明細書に記載されたユーザインタフェース特徴を利用することができ、そして、そこに記載されたGPSの機能性を有することができる。
図50〜53に全般的に示されたように、時計400は、全般的にキャリヤ414またはリストバンド414の形をしているストラップ部材に脱着可能に接続された携帯用電子モジュール412を含んでいる。
【0069】
図54〜60に示されているように、携帯用電子モジュール412は、収納容器416で支えられた様々なコンポーネントを含んでおり、それらはコントローラ418、入力装置アセンブリ420、出力装置アセンブリ422、および通信コネクタ424を含み、該通信コネクタ424は様々な態様において入力装置アセンブリ420および/または出力装置アセンブリ422の一部と考えられてもよい。通信コネクタ424は、例えば、USBコネクタ424であってもよい。コントローラ418は、入力装置アセンブリ420、出力装置アセンブリ422および通信コネクタ424に動作可能に接続される。
【0070】
図54〜55に示されたように、この態様においては、側面ボタン450は、3時の位置、収納容器416の先の態様とは概ね反対側の側面に配置される。何人かのユーザにとって、この位置が人間工学的により好ましい可能性があることを試験が見出した。収納容器416は、同じく、リストバンド414の、電子モジュールを固定するための、開口部と嵌合するために対の突部444を有している。突部444は、ユーザの手首がより小さいことに対して、よりよく嵌まるよう配置されている。先の態様においてリストバンドに関連づけられたマウンティング・コアは、該デザインでは削除されている。
【0071】
図56〜61は、同じく電子モジュール412の様々なコンポーネントの種々の分解図を示す。メインコントローラ418は、収納容器416のキャビティに受け入れられるサブアセンブリ中に接続されることができ、そこにおいて、ガラスまたはクリスタル439が、
図22〜49の時計100と同様に、該コントローラ・サブアセンブリを覆って配置される、ということは注目される。入力ボタンは時計の操作性を高める触覚面を有することがさらに理解される。時計400は、さらに、可聴フィードバック(
図60)のためのピエゾスピーカを含んでいる。コントローラ・サブアセンブリのコンポーネントは、
図22〜49の時計100に関して上に記載されたような同様の方法において形成される。
【0072】
図59〜63は、通信コネクタ424をより非常に詳しく示す。この態様において、通信コネクタ424は、収納容器416に接続されそしてまたコントローラ418と動作可能に連通している、個別の部材である。論考されたように、通信コネクタ424は、USBコネクタ424の形をしている。
図61に示されるように、USBコネクタ424は全般的にベース部材480および導線アセンブリ481を含んでいる。ベース部材480は取り付け構造482、および取り付け構造482から延在する脚体483を有する。取り付け構造482は、床484から、および取り付け構造482へ延在する複数の開口部485を有する床484の範囲を規定する。例示的な態様において、取り付け構造482は4つの開口部485を有する。取り付け構造482は、垂直に上方へ延在する3つの突部486をさらに持っている。導線アセンブリ481は第1の導線区分487および第2の導線区分488を有する。第1の導線区分487は、脚体483に支えられそして取り付け構造482および開口部485へ延在する端部を持った、複数の導線を含んでいる。このように、例示的な態様において、第1の導線区分487は4つの導線を含んでいる。導線487は、プラスチックが導線487のまわりの型に注入される射出成形プロセスなどで脚体に埋め込まれている。第2の導線区分488は、複数の導線488を、そして例示的な態様においては4つの導線を、含んでいる。さらに例示的な態様においては、第2の導線488は、ワイヤ・スプリング488の形をしているなどの弾力のある部材である。各第2の導線488は取り付け構造482のそれぞれの穴へ差し込まれる。各第2の導線488の一方の端部は、それぞれの第1の導線487(
図62)と係合している。第2の導線488の他方の端部は取り付け構造の穴から延在する。
図58〜63に示されたように、取り付け構造482は収納容器416の底のくぼみへ差し込まれ、適切な締め具489によってそこへ固定される。締め具は、ねじ、接着剤、溶接または他の固定する部材であり得る。該くぼみは、取り付け構造482上の3つの突部486を受けいれる、さらに3つの開口部を有する。ガスケット490も第2の導線488のまわりに含まれ、取り付け構造482と収納容器416の一部との間にはさまれている。第2の導線488は収納容器416の底の開口部を通して延在し、そこにおいて、第2の導線488の端部は、コントローラ418の対応する穴と動作可能に接続されている。USBコネクタ424が収納容器416に接続されると、第2の導線488は圧縮された状態になる。従って、動作可能な導電接続が、コントローラ418から、脚体483に支えられた第1の導線487の端部へと提供される。USBコネクタ424は、上に記載されたように(
図10)、データ転送用のユーザコンピュータへ容易に差し込まれる。このUSBコネクタ設計は、コネクタと収納容器の間の確かで強固な接続を提供する。この構造はまた、湿気がこの接続経由で収納容器に入る機会を最小化する。この構成は、さらに、USB導線が射出成形プロセスによって脚体に埋め込まれることを可能にする。その場合、もし望まれれば、収納容器は様々な金属素材から選ぶことができる。
【0073】
論考されるように、
図50〜64に示される時計の態様は、すべて、本明細書においてを記載された同じ操作性特性を有している。従って、本明細書において記載されたGPSの特徴を含むユーザインタフェース特徴は、この時計の態様に適用可能である。
【0074】
本明細書において記載された多くの態様は、電子モジュールとユーザコンピュータおよび/またはリモートサイトとの間のデータ転送用のUSBコネクタを開示する。該時計の通信コネクタは、他の形式をとることもできる。1つの態様においては、該通信コネクタは、
図21に示されたようなプラグインコネクタであり得る。該コネクタは、電子モジュールおよびユーザコンピュータへと差し込まれるプラグ要素とともに、コードを持っていてもよい。プラグ要素を固定するために電子モジュールへ差し込まれる該プラグ要素は、磁性部材であってもよく、データ転送部材として役立ち得る。このように、もし望まれれば、データ伝送が磁気コネクタを通して起こり得る。
【0075】
本明細書において論考されたように、該時計は通信性能のために様々なアンテナを使用してもよい。該アンテナは、チップアンテナまたはシートメタルアンテナを含む様々な形式をとることができる。シートメタルアンテナは、ディスプレイ周辺のまわりに位置しディスプレイとクリスタルとの間にはさまれた、薄い平面の部材であってもよい。アンテナは収納容器内に、且つコントローラと動作可能に接続された状態で、収納されている。該時計は、さらに、或る態様において、GPSアンテナを使用してもよい。該時計は、フット・センサおよび心拍数センサと通信するために専用の第1のアンテナを、およびGPSレシーバチップと通信するために専用の第2のアンテナを、使用することができる。従って、運動パフォーマンスデータは、GPSデータ、心拍数センサデータおよび/またはユーザのシューズの中のセンサに基づいて記録されてもよい。また、他のセンサが使用され、様々な位置に装着または配置されてもよい。いくつかの例においては、センサデータの組み合わせがより正確な計測または読みを提供する場合、様々なタイプのセンサデータ(例えばGPSおよび加速度計)は相補的または補足的であってもよい。または、特定の状況において、または特定のタイプのデータに関してあるセンサがより正確である場合、そのセンサからのデータが別のセンサからのデータの代わりに使用されてもよい。一例において、短い距離の場合、加速度計データがペースおよび距離の決定においてより正確であることがあり得(以下さらに詳細に説明する)、短い距離の場合、GPSデータはそれほど正確ではないことがあり得る。従って、そのような例においては、ユーザの瞬間的または短期間のペースまたは距離を測定するために加速度計データが使用されてもよい(GPSデータは使用しない)。さらに、別のセンサからの欠損データ、精度が低めのデータまたは不良データを補うために、あるセンサからのデータが使用されてもよい。また、相補的、補足的または互換可能なやり方でセンサを使用する様々な他の機能が実現されてもよい。
【0076】
図65〜69は、全体として、符号500で規定された、本発明の時計の別の態様を開示する。前の態様と同様に、時計500は、全般的に、電子モジュール512およびキャリヤ514を含んでいる。時計500は、ユーザインタフェースおよびGPSの特徴を含み本明細書において記載された、他の態様の機能持性をすべて有することが理解される。
【0077】
図66にさらに示されるように、時計500は代替の構成で構成されたコネクタ524を有する。コネクタ524は、電子モジュール512に動作可能に接続され、キャリヤ514に組み入れられる。キャリヤ514は、例示的な態様におけるリストバンドの形をしている。リストバンド514の遠位端515は、USBコネクタの形をしており、コネクタ524を表わす。コネクタ524は、USBコネクタ524の範囲を規定する遠位端における導線525を有する。複数のフレキシブルな導体コネクタ527は、リストバンド514に埋め込まれ、そして、一方の端部が電子モジュール512のコントローラに動作可能に接続され、他方の端部がコネクタ524の導線525に動作可能に接続されている。もし望まれれば、フレキシブルなコネクタ527は一緒に束ねられてもよく、あるいは、リストバンド514内に個別の方法で埋め込まれてもよい。
図66〜69にさらに示されるように、リストバンド514は、また、リストバンド514の別のセグメントにキャップ部材580を有する。キャップ部材580は、キャップ部材580を搭載するリストバンド・セグメントを格納する第1のスロット581を有する。キャップ部材580は、第1のスロット581に概ね隣接している、キャップ部材580上に位置された第2のスロット582を有する。ユーザが時計500を着用している時に、コネクタ524を組み込んだリストバンド514の遠位端515が、
図67〜68に示されたように、第2のスロット582へ差し込まれ、且つ該スロットで受けいれられる。キャップ部材580は、それにより、USBコネクタ524を保護する。
【0078】
本明細書における記載と一致して、コネクタ524はデータ転送用のコンピュータのUSBポートへ差し込まれる。本明細書において記載されたように、データは、電子モジュール512、ユーザコンピュータ、およびリモートサイトの間で転送することができる。本明細書において記載された他の動作上の特徴は、時計500に組み入れられる。
【0079】
図70〜73は、
図65〜99の態様の追加の変形を開示している。
図70〜73に示されるように、リストバンド514はリストバンド514の遠位端515の近傍に位置したカバー部材584を有する。カバー部材584は、遠位端515の近傍で、リストバンド514に蝶番式に接続される。
図71に示されるように、カバー部材584はコネクタ524を格納するへこみ部分586を有する。カバー部材584は第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。
図72に示されるような第1の位置において、カバー部材584は遠位端515でUSBコネクタ524をカバーする。へこみ部分586はコネクタ524を受けいれる。従って、USBコネクタ524の導線525はカバー部材584によって保護される。
図72に示されるように、第1の位置のカバー部材584を有する遠位端515は、キャップ部材580の第2のスロット582へ差し込むことができる。キャップ部材580のスロット582は、カバー部材584を有した遠位端を収容できるような大きさであり得る。
図70に示されるように、カバー部材584を回転させて遠位端515から遠ざけることによって、カバー部材584は、USBコネクタ524の導線を露出させる第2の位置へ移動可能である。次に、USBコネクタ524の導線525を露出させ、そこにおいて、
図10を参照して本明細書において記載されたように、USBコネクタ524を、データ転送用のコンピュータのUSBポートに接続することができる。
【0080】
図74〜77は、
図70〜73の態様と同様に、本発明の時計の別の変形を開示する。また、同様の構造は同様の符号で参照される。該時計は、また、カバー部材584をリストバンド514に蝶番式に接続する。カバー部材584はリストバンドに取り付けられた支持部材によってリストバンド514に接続されてもよい。カバー部材584は、また、リストバンド514の遠位端515でUSBコネクタ524を格納するためにへこみ部分586を有する。カバー部材584は、内側表面に突部588を有する。カバー部材584は第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。第1の位置において、
図75に示されるように、カバー部材584は遠位端515でUSBコネクタ524をカバーする。従って、USBコネクタ524の導線525はカバー部材584によって保護される。
図74に示されるように、第1の位置のカバー部材584を有する遠位端515は、リストバンド514の別の部分に接続することができる、そこにおいては、突部588はリストバンド514における開口部において受けいれられる。
図76に示されるように、カバー部材588を回転させて遠位端515から遠ざけることによって、カバー部材584は、USBコネクタ524の導線を露出させる第2の位置へ移動可能である。次に、USBコネクタ524の導線を露出させ、そこにおいては、
図10を参照して本明細書において記載されたように、USBコネクタ524を、データ転送用のコンピュータのUSBポートに接続することができる。
【0081】
図78〜85は、
図65〜77の態様におけるように、USBコネクタ524がリストバンドに組み入れられることを特徴とする追加の構造を開示する。或る例示的な態様において、USBコネクタ524は、或る射出成形プロセスによってリストバンドに組み入れられる導線アセンブリを有する。
図78〜79は、射出成形プロセスによるリストバンド514の部分の形成を開示する。
図78に示されるように、USBコネクタ524は、コネクタ524の遠位端でUSB導線と導電的に連通しているケーブルアセンブリ590を含んでいる。ケーブルアセンブリ590は型に配置され、そこへ射出成形材料の第1のショットが型におよびケーブルアセンブリのまわりに注入されて、
図79に示されるようなリストバンドの部分が成形される。
図80から認識することができるように、射出成形材料の第2ショットがリストバンド514を成形するためにその型に注入される。
【0082】
図81〜83はリストバンド514を形成する際の別のプロセスを開示する。
図81に示されたように、射出成形材料592の第1のショットは、型に注入され、そして、そこに中央溝593を含み、そして部分的アセンブリを形成する。
図82に示されるように、ケーブルアセンブリ590は、部分的アセンブリの状態で、溝593へ配置される。
図83に示されるように、射出成形材料の第2のショットがリストバンド514を形成するために型に注入される。
【0083】
図84および85は、USBコネクタのプラグ・インサート594を開示する。遠位端として、ケーブルアセンブリ590は、そこから延在する4つのフレキシブルな導体527を有する。各導体527は延在して、プラグアセンブリ594におけるそれぞれのUSBリード525に接続される。ケーブルアセンブリ590は、十分な信頼度を可能にしながら、できるだけ薄くなるような寸法に作られるが、一方で注入され成形された材料の厚さは、ケーブルアセンブリの十分な保護を提供するように設定されるが、しかしユーザの手首のまわりの快適なフィットは提供される。
【0084】
上述された運動用時計の様々な態様は、本明細書において記載されたように、動作上の特徴、ユーザインタフェース特徴およびGPSの機能性を組み込み含むことができることが理解される。様々な特徴の組み合わせも、本発明の運動用時計の様々な態様に含まれ得ることがさらに理解される。
【0085】
動作とユーザインタフェース
時計10の携帯用電子モジュール12は、時計10に関連づけられたユーザインタフェースで機能する関連ソフトウェアを有することが理解される。一構成において、コントローラ18のプロセッサ等の1つまたは複数のプロセッサは、1つまたは複数のユーザインタフェースを生成することおよび入力とその対話を処理することを含む各種機能を実行するために、コンピュータ読取り可能なメディア(例えばコントローラ18のメモリ)に記憶された1つまたは複数のコンピュータ読取り可能な命令を実行するように構成されてもよい。より非常に詳しく下記に説明されるように、従来の時計のようなクロノグラフ機能を持っていることに加えて、時計10は追加の運動機能性を有する。例えば、センサ1が搭載されたシューズまたは心拍数モニタを着用したユーザは、センサ1と無線で通信してランを含むエクササイズ中などのパフォーマンスをモニタするために、時計10を使用することができる。他のセンサ・タイプも、ユーザによる利用および時計10との通信のために、組み込むことができる。時計10は、ユーザの運動パフォーマンスを記録しモニタすることができる。
【0086】
全般的に、ユーザは、上に記載された3つの入力部、すなわち側面ボタン50、端部ボタン52および衝撃ボタン54を利用して、時計10の動作を制御する。これらの入力部は、ユーザが第1、第2および第3の軸に沿って入力を実行するように構成される。例示的な態様においては、その入力部は3軸構成、すなわち、X-Y-Z軸構成(
図2)で構成される。これは高度のユーザ・フレンドリなユーザインタフェースを提供し、そこではユーザは、運動活動に参加しながら時計10の動作を容易に制御することができる。
図10から認識することができるように、側面ボタン50は典型的には、ユーザが、概ねX軸に沿って側面ボタン50および反対側の収納側面36を押し込むかまたははさむことによって動かされる。端部ボタン52は典型的には、ユーザが、概ねY軸に沿って端部ボタン52および反対側の収納端部30近傍を押し込むかまたははさむことによって動かされる(
図12)。最後に、衝撃ボタン54は典型的には、ユーザが、概ねZ軸に沿って(
図14、22)、収納容器16の前面38、典型的にはクリスタル39をタッピングすることによって動かされる。より非常に詳しく下記に説明されるように、側面ボタン50は、項目のリストをスクロールするために上へ押すか下へ押すことによって、ユーザインタフェース内の項目または値のリストをスクロールするか循環させるために通常利用される。端部ボタン52は、「SELECT」および「OK」のオプションのようなユーザインタフェース内の項目を選択するために通常利用される。衝撃ボタン54は全般的に、バックライトの点灯、およびラップのマーキングのような他の特定の機能のために利用される。例えば、コントローラ18およびディスプレイ56に関連づけられたバックライトを点灯するためには、ユーザは単にクリスタル39をタッピングするだけでよい。またより非常に詳しく下記に論考されるように、ユーザは、衝撃ボタン54を動かして運動パフォーマンスの区分を「マーキング」するためにはクリスタル39をタッピングすればよい。ユーザは、時計10内のセットアップ機能、または例えば時計10に関連づけられたデスクトップ・ユーティリティに由来する他のソフトウェア、ならびにUSBコネクタ24経由などで時計10に入力されてもよいリモートサイト機能を利用することによって、自分の好みに合わせてボタンをカスタマイズできてもよい。
【0087】
図86〜140に関して、ユーザインタフェースは2つの異なるモードを有する。第1のモードは非ワークアウト中(「OOWO」)モードである。ユーザが運動パフォーマンスに参加していない時に、OOWOモードは通常操作に使用される。第2のモードは、ランのようなユーザの運動パフォーマンスを制御し、表示し、および記録するためのワークアウト中(「IWO」)モードである。OOWOモードは、ランを始める時のようなIWOモードへとユーザを誘導するために使用される。
【0088】
OOWOモードにおいて、ユーザインタフェースは複数のサブモードの動作のために複数のメニュー選択項目を提供する。選択項目は変わり得る一方、例示的な態様において、メニュー選択項目は次のものを含んでいる:Time of Day(時刻)モード、Settings(設定)モード、Run(ラン)モード(IWOモードを含んでいる)、Last Run(ラストラン)モード、Remote Site(リモートサイト)モードおよびExtended Feature(拡張特徴)モード(
図86b)。
図86cにおいて、メニュー選択項目はさらに記録モードを含んでいてもよい。そこでは、ユーザは、ユーザによって打ち立てられたワークアウト記録を見てもよい。例えば、ユーザは、最も速いラン、最も長い距離のラン、最大のカロリー消費、最も速いペース、最長時間のランなどを見てもよい。
【0089】
図127および129は、インタフェースのシーケンス例を示しており、そこにおいてユーザは、クロックモード、ラン・モード、ラストラン・モードおよび記録モードを含むメニューリストの中をナビゲートしてもよい。メニューインタフェースのラストラン・オプションは、追加情報(例えば保存されたワークアウトの数)を表示するハイライトバーか領域を、スクロールしてもよい。
【0090】
図128は、ユーザが時計10のソフト・リセットを完了すると直ちに表示され得るインタフェースのシーケンスを示す。
【0091】
図130aおよび130bは、ワークアウトをモニタリングし追跡するための複数のインタフェースを通したナビゲーション・シーケンスを定義するマップを示す。例えば、ユーザはすべてトップレベル・メニューから、時計オプション、ラン・オプション、ラストラン・オプションおよび記録オプションを選んでもよい。
図130aおよび130bのインタフェースは、さらに、各オプションを選択すると直ちに表示され得る情報の例を表示している。
【0092】
時刻モード、すなわちT.O.D.モードにおいて、時計10に関連づけられたクロノグラフ機能は、全般的に、
図107aおよび107bにおいて示されるように、使用され表示される。本明細書においてさらに記載されたように、T.O.D.モードにおける表示は、ユーザによってカスタマイズすることができる。ユーザインタフェースの異なるモードが選択されると、ユーザは、側面ボタン50を使用して、メニュー選択項目をスクロールすることができ、次に、端部ボタン52を使用して、T.O.D.モードを選択することができる。T.O.D.モードは時計10のデフォルト設定であってもよい。論考されたように、ディスプレイ56は複数の異なる表示フィールドを含んでいる。これらのフィールドにおいて、時刻、日付および曜日が表示されてもよい。下記に述べられているようなSettingsモードにおいて、この情報が表示フィールドにどのように表示されるかについての変形は、ユーザが設定することもできる。ディスプレイ56は、週単位のラン、或る一定の期間の走行距離および/またはカロリー消費量、この他にゴールあるいは記録、などの現行情報を、絶えず表示することができるパフォーマンス表示フィールドを含んでいてもよい。そのようなパフォーマンス値は所望により更新することができる。ディスプレイ56は、所定時間使われていないと消灯する、それ自身に関係したバックライトを有しているということが理解される。ユーザは、ディスプレイ56を照明するバックライトを点灯するためには前面38をタッピングしてもよい。
【0093】
Settingsモードで、側面ボタンを使用し端部ボタンを押し下げてメニュー選択項目をスクロールすることによって、ユーザは、時計10のある値および特徴を設定することができる。1つの例示的な態様において、Settingsモードのメニュー選択項目は、Time/Date(時間/日付)機能、Calibrate(較正)機能、Sensor(センサ)機能およびSounds(音)機能を含んでいる。
【0094】
時間/日付機能(
図96)において、コントローラ/ユーザインタフェースはコントローラ内に現在設定されているような日時を表示する。コントローラは、設定される表示フィールドにおいて、数字の上と下に1対の矢印を表示してもよい。端部ボタンを押し下げることによって正確な値を設定する。ユーザはこのプロセスを続けて完全な時間および日付を設定する。もし望まれれば軍用時間に時間を設定できることが理解される。月、日および年の順序は希望通りに配置され得る。一旦適当な日時が設定されてしまうと、ユーザは、Accept(承諾)またはCancel(取り消し)の選択を促される。Acceptを選択すると、ユーザは、Settingsモードの初期メニュー選択に戻される。次に、ユーザは、Settingsモードのメニューから「EXIT(退出)」を選んで、T.O.D.モードのようなデフォルト設定に戻ることもできる。
【0095】
図97aに示されたように、側面ボタン50および端部ボタン52を使用して、ユーザは、SettingsモードにおいてCalibrate機能をスクロールし選択することができる。これにより、ユーザは、シューズベースのセンサ等のセンサを較正することが可能になり、運動パフォーマンスのための正確な所要時間算定を確実に行うことができる。
図97aにおいて示されたように、端部ボタン52を押すことにより一旦Calibrateが選択されると、コントローラは、次に、「RUN」または「WALK(歩行)」または「EXIT(退出)」の選択肢と共に、メッセージ「WORKOUT TYPE(ワークアウト・タイプ)」を表示する。その時、ユーザは「RUN」を選択してもよく、そうすると、コントローラは、ユーザの過去のランのリストを表示する。強調されたワークアウトは、各々を切り替えながら日付と距離を表示するので、ユーザは、そのワークアウトに対する日付および距離がどうだったかがわかる。ユーザは、その時、ユーザが較正のために利用したいと思うランの日付を選択してもよい。コントローラは、その時、「ADJUST DISTANCE(距離調節)」画面を表示する。ユーザは、その時、適当な距離がコントローラに入力されることを確実にするために、距離を調節することができる。コントローラは、距離の調節対象の数字の上と下に1対の矢印を表示してもよい。ユーザは、数字をインクリメントするかデクリメントするために側面ボタン50をしばらくの間使用することができる。ユーザは、その後、次の数字に移るために端部ボタン52を押してもよい。ユーザは、
図97aに示されたように、正確な距離を設定しつつ、このプロセスを継続してもよい。ユーザが距離の値の調節を終えた後、コントローラは「ACCEPT/CANCEL(承諾/取り消し)」選択画面を表示する。一旦ユーザが端部ボタン52を押して「ACCEPT」を選択すると、コントローラは「CALIBRATE COMPLETE(較正完了)」画面を表示して、Settings選択画面に戻る。もし距離が所定の規定範囲を超過した場合は、コントローラは「CALIBRATE FAILED(較正失敗)」画面を表示する。上に記載されたように、ユーザは、その時、適当な距離を再入力するように促される。較正はユーザによって取り消されてもよい。ユーザの股下丈および/または身長を、歩幅と一緒に取り入れるなど、追加のパラメータを校正プロセスに加えることができることが理解される。
【0096】
図97bは、センサとワークアウトの較正のための一連のインタフェースの別の例を示す。較正方法は、ワークアウトのタイプに依存してもよいし、また、このように、インタフェースは、ユーザがワークアウトのタイプを選択することを可能にしてもよい。
【0097】
Settingsモードにおいて、ユーザは、新しいセンサを時計10にリンクさせることができる。
図98に示されるように、いくつかのメニューオプションがSettings モードにおいて表示される。すなわち、TIME:DATE(時間:日付)、CALIBRATE、SENSORS、およびSOUNDSである。ユーザは、上記の記載と一致して、側面ボタン50および端部ボタン52を使用して、「SENSORS」オプションを選択する。コントローラは、その時、メッセージ「WALK TO LINK(リンクするために歩く)」を表示する。ユーザが歩く設定した長さの時間の後に、時計10はセンサを検出し、そしてコントローラは、一定時間の間、「OK」画面を表示する。ユーザは、その後、ユーザインタフェースの他の機能を利用することができる。
図99にさらに示されたように、上記の記載と一致して、ユーザは、ボタン50、52を使用して、マイルかキロメートルのいずれかにおいて、距離の単位を設定することができる。
【0098】
ユーザインタフェースは、Settingsメニュー(
図100)の一部として、Sounds選択を有していることがさらに理解される。ユーザは、Sounds をオンにするかオフにするかのオプション、加えて、IWOモードにおいてランの間のみ音をオンにするオプションを有している、Settingsメニューは、Weight(体重)メニュー選択項目(
図102)を持っていてもよい。そこでは、ユーザは、さらに時計10のパフォーマンス特徴を向上させるために体重情報を入力することができる。
図101を示されるように、ユーザはまたSettingsメニューからCOACH(コーチ)モードを選ぶことができる。コーチモードに関する追加の特徴は、より非常に詳しく下に記載される。
【0099】
図103にさらに示されるように、Settingsモードは「Laps(ラップ)」用のメニュー選択項目を含んでいる。下記にさらに記載されるように、ラップ機能によりユーザはパフォーマンスデータに或る境界値を、ユーザに表示されるよう手動でまたは自動的に、適用することができる。全般的に、上に記載されるように、ラップ機能は、時計10の前面38をタッピングことにより利用され、そして、通常は、衝撃センサ54をアクティブにするクリスタル39である。論考されたように、ユーザはメニュー選択項目をスクロールして、「Laps」を選択することができる。
図103に示されるように、複数のラップタイプが「Laps」機能に関して利用可能である。最初に、ユーザは、ラップ機能をオフにすることを、選択することができる。他の設定において、ラップ機能は、Manual(手動), Auto(自動)または Interval(インターバル)を含む他のタイプに設定することができる。もしユーザがラップ機能のために手動設定を選ぶと、その後、コントローラは全体的な設定メニューを表示する。そこでは、ユーザはさらに行動を続けることができる。この設定において、ユーザはクリスタル39をタッピングすることによりラップをマークすることができる。例えば、
図15に示されるように、ユーザは、ラップをマークするために時計10をタッピングしてもよい。ユーザがリモートサイトにモジュール12を接続すると、ラップは、
図14に示されたようなラン・カーブについたしるしマークでマークされる。もしユーザが自動設定を選択すると、ユーザインタフェースは「Auto Lap Every(自動ラップ間隔)」画面を表示する。そのとき、ユーザは、ラップは一定時間、例えば10分ごとにマークするか、あるいはマイルごとまたはキロメートルごとにマークするかを選択することができる。ユーザはまた、複数の自動マーキング間隔の、例えば、1マイルそしてその後1分ごとにマーキング、等のオプションを有する。一旦選択されたならば、レビュー画面が表示され、そこではユーザは選択を承諾することができる。もしユーザがインターバルのラップタイプを選択すれば、追加の画面が表示され、ユーザからの追加の入力を促す。これらの入力は、ラン・モードに関してさらに詳細に下に記載される。1つの「Run For(ラン用)」画面が表示され、そこではユーザがランを行う距離を入力する。一旦距離が入力されると、Rest For(休憩用)画面が表示され、そこでは、ユーザは、入力された距離のランを行った後にユーザが休憩する時間を入力する。
図103にさらに示されるように、ユーザは入力された値をAcceptするよう促される。ユーザはまた、入力された値をCancelすることを選ぶこともできる。そこでは、最初のLaps Interval(ラップ・インターバル)画面がユーザのために表示される。
【0100】
もしユーザが「LAPS」を選択すると、コントローラは、過去のランに対する個々のラップの回数を表示してもよい。スクロール機能において、カーソルがその或るラップ上にある時に、コントローラはまた、番号が付けられたラップを、ラップタイムに対する時間と共に表示する。もし、カーソルが或るラップ上にある間に、ユーザがOKを選択すると、コントローラは、ペース、合計のワークアウト時間および合計の距離などの、そのラップ用の特定のデータを表示する。
【0101】
一旦様々な値およびパラメータがSettingsモードにおいて設定されると、ユーザは、側面ボタン50および端部ボタン52を使用して、
図86bにおいて示されたように、ラン・モードを選択することができる。上に記載されたように、該ラン・モードは、ワークアウト内(IWO)へユーザを入れる。一旦選択されたならば、ユーザは、ユーザが着用したセンサにリンクするように促される。例示的な態様において、センサは、加速度計等のシューズベースのセンサおよび/または心拍数モニタである。
【0102】
図86aは、シューズベースのセンサを検出するユーザインタフェースの例を示す。例えば、ラン・モードを入力した後、コントローラ18はシューズ形のアイコンを持った「Walk To Connect(接続するために歩く)」画面を表示する。該シューズ形アイコンは、輪郭の状態および明滅モードにあり、センサがまだ検出されていないことを示している。ランを始めるためにある特定のショートカットを提供することができ、それは、入力ボタンの1つを予め決定された長さの時間押すなど、例えば端部ボタンを2秒間押して保持する等であることが理解される。時計10がセンサを検出するように、ユーザは歩く。コントローラは、事前に設定した時間、例えば15秒の、タイムアウト・タイマーのカウントダウンを始める。センサが事前に設定した時間内に検出されない場合、コントローラは「Sensor Not Found(センサが見つかりません)」を示す画面を表示する。そこでは、ユーザは再度検出処理を始めることができる。一旦適切に検出されたら、「Ready(準備完了)」画面が表示される。そこでは、シューズ形アイコンは暗くなり明滅しなくなり、センサが適切に検出されたことを示す。「Start/End(開始/終了)」選択も表示される。一旦ユーザが「Start(開始)」オプションを選択すると、時計10は、速度、距離、およびカロリー消費量のような他のパラメータを含む運動パフォーマンスを記録し始める。
【0103】
図86dは、シューズベースのセンサだけでランを始める別の例を示す。
図86aに関して上に議論されたように、時計10にシューズベースのセンサを接続するために、ユーザはラン・オプションを選択してもよく、そして、続いて、歩くか移動するインストラクションを受けてもよい。ランの間中に、ユーザのペースおよび距離が表示されてもよい。もしユーザがインタフェースと(例えば、OKボタンを選択し、タッチ画面をタッピングすることによって)対話する場合、ラン・モニタは一時中止するかあるいは休止してもよい。ユーザは、続いて、ランを継続するかまたは終了するかを選んでもよい。ランが終了される時に、「RUN ENDED(ランの終了)」を表示するインタフェースが表示されてもよく、そして、予め定められた量の時間の後に、ランの概要が表示されてもよい。
【0104】
図86eは、シューズベースのセンサおよび心拍数センサ等の複数のセンサを使用するランを開始しそして行なうための一連のユーザインタフェースの別の例を示す。 所望のタイプのランまたは好ましい表示情報によって、該インタフェースは、距離情報、ペース情報、経過時間情報、カロリー、時計、心拍数、ラップ・スプリットなどを、表示してもよい。情報の組み合わせは、2または3段階の表示構成を使用して表示されてもよい。例えば、距離および/またはペース情報は経過時間と共に表示されてもよい。
【0105】
そのとき、コントローラは、
図86aのインタフェースJにおいて示されたようなラン・レイアウト画面を表示する。該表示画面は、
図86aのインタフェースJにおいて示されたような3層表示の形をしていてもよい。該ラン・レイアウト画面は、運動パフォーマンス中に絶えず更新される1マイル当たりのペース、合計のワークアウト時間、および合計の距離を含んでいてもよい。ユーザはラン・レイアウト画面に変更を加えることもできる。そこでは、パフォーマンスデータは2層表示において表示される。さらに詳細に下に説明されるように、ユーザインタフェースに関連づけられたデスクトップ・ユーティリティ・ソフトウェア・アプリケーションはユーザのためにこれらのオプションを提供する。2層表示は、合計のワークアウト時間およびカロリーのみを表示するように、より大きなフォントでの表示が望まれるデータをユーザは選択することが可能になる。ユーザは、カロリー消費量、心拍数(拍/分)または時刻のような追加情報を含むよう、該レイアウトを構成することもできる。
【0106】
図86eは、ユーザが心拍数モニタを時計10に以前にリンクさせていた場合の、コントローラ18が表示する画面を開示する。一旦ラン・モードが選択されると、コントローラは上記の論考と同様に「Walk to Connect」画面を表示するが、しかし今回は、心拍数モニタに対応してシューズ形アイコンおよび心臓形アイコンを伴っている。シューズ形アイコンおよび心臓形アイコンは、両方とも輪郭の状態および明滅モードにあり、センサがまだ検出されていないことを示す。時計10がセンサを検出するように、ユーザは歩く。コントローラは事前に設定した時間、例えば15秒の、タイムアウト・タイマーのカウントダウンを始める。センサが事前に設定した時間内に検出されない場合、コントローラは「Sensor Not Found」を示す画面を表示する。そこでは、ユーザは再度検出処理を始めることができる。一旦適切に検出されたら、「Ready」画面が表示される。そこでは、シューズ形アイコンおよび心臓形アイコンは暗くなり明滅しなくなり、センサが適切に検出されたことを示す。
図86eにおいてさらに示されたように、時計10によって最初に検出されたセンサに応じて、シューズ形アイコンまたは心臓形アイコンは、一方がまだ時計10の検出中であることを示す輪郭の状態でありながら、一方は暗くなってよい。「Start/End」選択も「Ready」画面で表示される。一旦ユーザが「Start」オプションを選択すると、時計10は、速度、距離、心拍数、およびカロリー消費量のような他のパラメータを含む運動パフォーマンスを記録し始める。
【0107】
図86fは、ユーザが、運動を開始する前に運動パフォーマンスモニタリングのための複数のセンサを設定し、それらのセンサをリンクさせることができる例示的なインタフェースを示す。例えば、インタフェースaにおいて、ユーザは、はじめに、ラン(run)などの活動を選択してもよい。その後、インタフェースbが表示されて、運動パフォーマンスをモニタするために使用し得る、GPSセンサ、シューズベースのセンサおよび心拍数センサを含むセンサのリストを提供してもよい。これらのセンサそれぞれは、運動/パフォーマンス中にユーザの運動パフォーマンスを感知するために、独立してオンまたはオフに切り換えられ得る。ひとたびユーザがセンサそれぞれを設定(例えばオンまたはオフ)したならば、ユーザは、センサ初期化プロセスをアクティブ化することができ、センサがリンクされてそれとの通信を確立しているというメッセージがインタフェースcにおいて提示されうる。インタフェースdが、運動パフォーマンス中の使用のために設定された各センサのリンク状態のディスプレイを提供する。ディスプレイは、各センサを表すアイコンを含んでもよい。アイコンは、対応するセンサがリンクされているかどうかによって、外観を変えてもよい。例えば、インタフェースeにおいて、心拍数モニタは、リンクされかつパフォーマンスデータを検出する準備ができた状態として示されているが、GPSおよびシューズベースのセンサはまだ初期化中またはリンク中モードにある。外観の変化は、輪郭だけの形であるのか塗りつぶされた形であるのか、色の変化、ラインパターンまたは陰影の変化など、および/またはそれらの組み合わせに対応してもよい。各アイコンに隣接するメッセージが、センサ初期化または検出プロセスを完了するために実行すべき動作または現在実行されている動作を示してもよい。例えば、ユーザは、時計10がシューズベースのセンサとのデータ接続を捕捉または初期化するために、シューズベースのセンサを身につけて動く(例えば歩く)ことを求められうる。
【0108】
さらに、インタフェースeおよびfに示されるように、ユーザは、センサがまだ初期化されていないかどうかにかかわらずユーザが運動パフォーマンス記録を始動/開始することを可能にする「quickstart(クイックスタート)」などのオプションを提供されてもよい。いくつかの例において、クイックスタートオプションは、少なくとも一つのセンサが初期化された(例えばセンサ初期化プロセスが完了した)場合にのみ提供されうる。その後、時計10は、運動パフォーマンス中に他のセンサとの通信を初期化または確立し続けてもよいし、または、初期化プロセスを終了してもよい(例えば、他のセンサとの通信は確立しない)。いくつかの例において、すべてのセンサが初期化された(例えば、センサとのデータ通信が確立された)ならば、インタフェースは、インタフェースgに示されるようなスタートオプションを提供してもよい。センサ初期化プロセスは、1つまたは複数の他の装置から信号を取得すること、予め定められた量の時間(例えば5秒など)一貫したデータ通信を保証すること、データ信号が予め定められた信号強さであることを保証すること、データが、対応するタイプのセンサに予想される信号パターンまたは形式に合致することを保証すること等、および/またはそれらの組み合わせを実施することを含みうる。
【0109】
図92aおよび92bはさらに、使用されているセンサのバッテリ電源が少ない場合に表示される画面を示す。バッテリが空のアイコンは、そのようなケースのセンサ・アイコン内に示される。このように、バッテリが空のアイコンはシューズ形アイコンまたは心臓形アイコン内に示される。メモリ不足またはフルメモリの場合にアラームが表示され得る。
【0110】
ユーザが運動パフォーマンスを継続しているときは、時計10は、それに関連したデータを絶えず記録し記憶する。パフォーマンスデータも時計10上に絶えず表示される。議論されるように、ディスプレイ56は3層モードまたは2層モードに設定されてもよい。
図86eおよび87において示されるように、例えば、コントローラはデータに関連づけられたラベルを利用してもよい。例えば、ラベル「PACE(ペース)」は表示の最上部にわたってスクロール表示してもよい。また、そのとき、ペース値(6'58"/mi)は絶えず表示される。ユーザが表示するように設定した他のメトリックのために、そのようなスクロールラベルが使用され得る。例えば、
図87は、スクロールラベルならびに値、例えば心拍数、カロリー、時間およびクロノグラフ等を示すよう表示画面を設定することができることを示す。該ラベルは、運動パフォーマンス中に、オフにされてもよく、あるいは周期的にスクロールするように構成されてもよい。もしラップ機能が、運動パフォーマンス中に、オフにされるか利用されない場合、ユーザは入力ボタンを押すことによりパフォーマンスを休止することができる。
図87に示されるように一旦休止した場合、コントローラは、ユーザがワークアウトを継続するかまたは終了するためにメニュー選択項目を提供する。もしEnd(終了)が選択されると、
図87に示されるように、Run Ended画面が表示される。コントローラは、また、端部ボタン52を押して保持することによってワークアウトを終了するためのショートカットを提供するように構成される。このショートカットは、ユーザがラン中のようなIWOモードにいる時に、提供される。
【0111】
上記に論考されたように、ユーザは、前面38または時計10のクリスタル39をタッピングすることによってラップ機能を利用するオプションを有する。それは時計10の追加機能性を提供するラップをマークするものである。
図15および87に示されたように、一旦ユーザがクリスタル39をタッピングすると、衝撃ボタン54がラップをマークするようアクティブにされ、そこで「Lap」画面が表示される。「Lap 2」画面が表示され、そしてユーザによってマークされたラップの数に基づいて、Lap1、Lap2、Lap3画面などが表示されることが理解される。ラップ画面は、背景を暗くした逆の構成で表示され、そして、そのしるしは「白」の構成で示される。(
図90aおよび90bにおける「Personal Record(個人記録)」画面を参照)。ラップをマークすると、バックライトが点灯され、また、6秒などの設定時間の間、コントローラはそれ以上のラップがマークされるのを防ぐように構成されることが理解される。この時間的な予防が偶発的なタッピングを防ぐ。一旦ラップがマークされると、コントローラは、該現行ラップに対するパフォーマンスデータを示すラン情報画面を表示する。バックライトは引き続き点灯しており、また、画面は、しるしを「白」の絵図で示した逆の暗い構成のままである。さらに示されているように、ペース、時間(クロノグラフ)および距離は、5秒間などの設定された長さの時間、表示される。時間および距離は、マークされていた該ラップに対してのみの値として示され、そして表示されるペースはラップのインターバルを通しての平均ペースである。
【0112】
いくつかの構成において、装置は、加速度計が装置(例えば時計10)の1つまたは複数の軸における類似した加速/減速を検出してしまうため、ユーザが手をたたく(例えば両手を打ち合わせる)ことをタップと間違え得る。従って、装置は、検出された動きがユーザタップに対応するかどうかを決定するために様々なフィルタを適用し得る。フィルタは、検出される重力の量、タップを検出するために使用されるデータウィンドウの制限、検出される加速/減速の大きさの閾値、加速または減速が検出される方向の数、加速および減速の順序など、および/またはそれらの組み合わせを含んでもよい。一例において、手をたたくことは、より長い長さの時間の加速または減速を示し得るが、タップは、より瞬間的な加速または減速を表し得る。従って、装置は、手をたたく加速および減速が読取り可能には認識できないよう、そのような動作が検出されるサンプリングウィンドウを制限してもよい。さらに別の例において、タップは、所定の軸(例えばZ軸)または指定された数の軸に沿う閾値加速または減速だけを登録してもよく、手をたたくことは、異なる軸および/または異なる数の軸に沿う閾値量の加速または減速を登録してもよい。従って、タップおよび手をたたくことはこのようにも区別され得る。特定の構成において、1つまたは複数の所定の軸以外の他の軸に沿って検出される信号が無視または他のやり方で除去されてもよい。そのようなものとして、1つまたは複数の所定の軸(例えばZ軸)に沿って検出される信号だけがタップ検出のために評価されてもよい。
【0113】
さらに別の例において、手をたたくことは、Z軸において閾値レベルの減速を生じさせたのちに閾値レベルの加速を生じさせ得(またはその逆)、一方、タップは、Z軸における加速または減速のみを生じさせ、その後、閾値レベルの加速または減速は続かない。このように、このさらなる区別に基づいて、手をたたくことが除去されてもよい。これらのフィルタリング技術およびパラメータの様々な組み合わせが使用されてもよい。偶発的なタッピング、ラップマーキングまたは他のタップ機能を防ぐために、時計10のような装置は、検出されたタップの前の特定の長さの時間内に別のタップが入力されたならば、ユーザタップを除去(例えば無視)してもよい。例えば、装置は、最初のタップから80ミリ秒以内に起こるすべての他のタップを無視してもよい。いくつかの例において、装置は、最初のタップの検出後の指定された時間間隔内にタップが登録されるかどうかを決定するための信号処理を実行しなくてもよい。
【0114】
また、ラップは、時間または距離に基づいて自動的にマーキングされてもよい。例えば、ユーザが、ラップおよび他のマーキングが装置(例えば時計10)によって5分ごと、10分ごと、30分ごと、1/4マイルごと、半マイルごと、1マイルごと、2マイルごとなどに自動的に実施される規則を定めてもよい。従って、ユーザが、ラップを1マイルごとに自動的にマーキングすることを望むと指定するならば、装置はマイルごとにラップタイムを記録してもよい。もう一つの例において、ユーザが、ラップを1分ごとに自動的にマーキングすることを望むと指定するならば、ラップマーカは、各分に対応する距離を示してもよい。しかし、いくつかの場合において、マーキングは、サンプリングレートのせいで完全に正確にはなり得ない。例えば、装置が、0.5秒のサンプリングレートを有するように構成され、ユーザがマイルマーカを8分10秒25で通過するならば、反映されるラップタイムは1/4秒ずれ得る(例えば8分10秒50)。もう一つの例において、ユーザが、装置がラップを5分ごとにマーキングすることを望むならば、ラップマーカに対応する距離は、最大でサンプリングレートに対応するある長さの時間だけ不正確になり得る。具体的な例において、サンプリングレートが0.05秒であるならば、ラップマーカ距離は0.049秒前のユーザの位置を反映し得る(新たにサンプリングされたデータがまだ受信/検出されていないため)。
【0115】
サンプリングレートから生じる潜在的誤差を考慮してラップマーキングの精度を改善するために、装置は、以前のデータサンプルおよび現在のデータサンプルに基づいて中間の距離および時間情報を内挿、外挿または他のやり方で計算してもよい。装置は、データサンプルが受信された正確な時間を決定し得るため、中間のユーザ位置は、装置時間、所望のラップ時間または距離の直前の1つまたは複数のサンプル、および所望のラップ時間または距離の直後の1つまたは複数のサンプル、ならびにペース等に基づいて計算され得る。一例において、装置のセンサは1秒のサンプリングレートを有してもよい。従って、装置は、出発地点から0.999マイルの位置を示す第一のデータセットを時間6:05に受信し得る。そして、装置は、第一のデータセットの1秒後に(すなわち6:06に)出発地点から1.001マイルの位置を示す第二のデータセットを受信し得る。ユーザが1マイルマーカに到達した時間を決定するために、装置は、はじめに、時間6:05で検出される、1マイルと0.999マイルとの間の差を決定してもよい。そして、この差は、第一のデータセットと第二のデータセットの間の距離差(すなわち1.001-0.999=0.002マイル)によって割られて、差の割合(例えば(1-0.999)/0.002)=50%)を決定してもよい。そして、この割合は、第一のデータセットと第二のデータセットとの間の時間差(すなわち1秒)によって掛けられて、ユーザが1マイル地点を通過したという第一のデータセットが受信された後の時間の長さを概算または他のやり方で決定してもよい。従って、この例において、1マイルマーカ通過概算時間は6:05:30である。
【0116】
ラップ・パフォーマンスデータを表示した所定時間の後に、コントローラは進行中のラン・データ表示画面を表示する。このように、ペース、時間および距離が再び表示される。コントローラは、もし望まれれば、全体のワークアウトに関するパフォーマンスデータを表示するように構成することができ、そこでは、ユーザが運動パフォーマンスを継続する間、全体の平均ペース、合計時間および合計距離が表示されることが理解される。コントローラは現行のラップ・パフォーマンスデータを表示するように構成することができ、そこでは、現行のラップに対する平均ペース、現行のラップ時間および現行のラップ距離が表示されることも理解される。合計のデータおよびラップ・データの組み合わせはユーザの好みに基づいて表示することもできる。心拍数、カロリー、時刻および時間(クロノグラフ)などの他のパフォーマンスデータは、ラン・データ表示画面の一部として、表示することもできる。コントローラは、合計のデータまたはラップ・データに加えて、様々な位置におけるこれらのデータ・メトリックのいかなる組み合わせをも表示するように構成することができる。ユーザは、クリスタル39をタッピングし、衝撃ボタン54をアクティブにすることによって、追加のラップをマークし続けることができることがさらに理解される。上に論考されたように、データは表示され続ける。1つの例示的な態様において、
図87に示される表示は、ラップ機能が手動モードにおいて設定される時に特に利用される。そのような場合、最初のラップがクリスタル39をタッピングことによりマークされた後、クロノグラフがディスプレイの最上部の行で表示される。それ以降、より大きな中央行はデルタタイム、つまり現行のラップに対して経過したラップ時間を表示する。さらに、ラップ機能において、複数のセンサ(フット・センサおよび心拍数センサ)を使用する場合、時計10は、クロノグラフ、ラップ時間、距離デルタ、該ラップに対する平均ペース、該ラップに対する平均心拍数、およびカロリー・デルタに関するデータを捕らえるが、しかし、ペース・デルタ、ラップ時間および距離デルタのみを表示する。
【0117】
ユーザは、端部ボタン52を押すことにより運動パフォーマンスデータを記録することを休止することができる。示されるように、Paused(休止)画面は、Continue(継続)とEndのメニュー選択項目と一緒に表示される。休止している場合は、タイトルバーは、ユーザが選んだメトリックを通して循環するティッカ;(PAUSED - CHRONO(クロノ) - DISTANCE(距離) - PACE - HEART RATE(心拍数) - CALORIE(カロリー) - TIME OF DAY) として働く。このように、PAUSEDタイトルが表示され、その後、ディスプレイ上を右から左へまで動く。そこでは、クロノグラフの数値はディスプレイ上に右から左へとスクロールし、その次に、距離の数値など、他の選択されたメトリックに対する値が続く。ユーザがContinueを選択すると、時計10は、上に論考されたように、パフォーマンスデータを記録することを再開する。ユーザがEndを選択すれば、Run Ended画面が表示される。ランを終了させるショートカットが提供され得るが、そこでは、ユーザはIWOモードにいる間に端部ボタン52を押し保持することができ、これによっても、データの記録が停止され且つRun Ended画面が表示されるということが理解される。より非常に詳しく下記(
図90aおよび90b)に記載されるように、もし或るゴールに到達するか、他のメッセージが時計によって提供される場合、そのような情報はユーザに表示されてもよい。2秒などの予め決定された長さの時間の後に、パフォーマンスデータの概要がユーザによるレビューのために表示される。例示的な態様において、パフォーマンス・メトリックのラベルは画面にわたって、右から左へとスクロールし、それにデータの数値が続く。5つの行のデータを表示することができるが、或るデータを加えるかまたは引くように、これを変更することができる。このように1つの例示的な態様において、Time(時間)ラベルは横切ってスクロールして合計の時間が表示される。Distanceラベルは横切ってスクロールして合計の距離が表示される。Paceラベルは画面を横切ってスクロールして、ワークアウトに対する平均ペースが表示される。Heart Rateラベルは画面を横切ってスクロールして、拍/分(BPM)での平均心拍数が表示される。最後に、Caloriesラベルは画面を横切ってスクロールして、カロリー消費量の総数が表示される。もし時計10がある特定の長さの時間(例えば25分)の間、センサを検出しない場合、時計10は、休止状態に自動的に入り、可聴警報がスピーカによって送られ得ることが理解される。もし追加の所定期間の間、例えば5分間、休止した場合は、自動休止状態の後、そのランは自動的に終了される。もしユーザが休止状態を手動で入力した場合、そのランは30分などの予め決定された長さの時間の後に終了される。
【0118】
図88aにおいて示されたように、ユーザは、心臓センサのみ装着してシューズベースのセンサは装着せずに、運動パフォーマンスまたはワークアウトを行ってもよい。ユーザインタフェースは、上に記載されたように、シューズベースのセンサと心拍数センサの両方を利用している同様の画面を表示する。ユーザはラン・モードを開始し、そこで、時計は、上に記載されたように、以前にリンクした心拍数センサを検出する。
図88aにおいて示されたように、一旦心拍数センサが検出されれば、ユーザインタフェースはReady画面を表示する。そこでは、シューズベースのセンサが輪郭の状態のままであるのに対し、心臓アイコンは塗りつぶされており明滅していない。一旦ユーザがStartメニュー選択を選択すると直ちに、時計10は、ワークアウトに関連づけられたパフォーマンスデータを記録し始める。この実例においては、ユーザインタフェースはラン・レイアウト画面を表示するが、それはデスクトップ・ユーティリティ・アプリケーションを使用して、ユーザによって設定されたユーザ定義のものであってもよい。例えば、
図88aにおいて示されるように、コントローラは、3層モードにおいて、カロリー、ワークアウト時間および心拍数(拍/分 - BPM)を表示することができる。上に記載されたように、ラベルは右から左までディスプレイを横切ってスクロールし、その時、該値は表示され続ける。別の例において、ユーザは、時刻、ワークアウト時間および心拍数を示すためにラン・レイアウト画面を設定してもよい。また、関連したデスクトップ・ユーティリティ・ソフトウェアを使用して、他の画面レイアウトが可能である。心拍数のみのワークアウトを実行するユーザはまた、上に記載されたのと同様に、ラップ機能を利用することもできる。
図88aにおいて示されるように、ユーザはクリスタル39をタッピングことにより手動でラップをマークすることができる。そこでは、ラップ1がマークされ、バックライトが照明される。ユーザが現在、運動活動を実行しており、かつ/または、特定のインタフェース(例えばワークアウトモニタリングインタフェース)が表示されている時は、ただユーザ入力(例えば、タッチ感知ディスプレイをタッピングする)だけが、ラップ・マーキングとして解釈され得る。予め決定された長さの時間(例えば1秒)の後に、
図88aにおいて示されたように、ラン・レイアウト画面上のデータが再び表示される。バックライトは一定時間の間照明されたままであってもよい。この動作モードにおいて、ラップ機能は平均心拍数、クロノグラフ時間およびカロリーを捕らえて表示する。ユーザは、 所望の他のデータを捕らえて表示することを選ぶことができる。ユーザは、ワークアウトを休止するかまたは終了することができ、そして休止およびラン終了機能は上記の記載と同様であることが理解される。このように、休止中は、ユーザインタフェースは、ティッカ様式でデータを表示する。ここでは、ラベルPausedはディスプレイを横切ってスクロールし、クロノグラフ、心拍数およびカロリーに対する数値がそれに続いてディスプレイを横切ってスクロールする。一旦ワークアウトが終了すると、パフォーマンスデータが、上記に記載されたように表示される。ここでは、ラベルがディスプレイを横切ってスクロールし、数値が後続する。これは、ユーザによって表示するよう選ばれた様々なパフォーマンス・メトリックに対して行われ得る。それらはワークアウト時間、心拍数およびカロリーなどである。パフォーマンスデータが予め決定された長さの時間表示された後、ユーザインタフェースは時刻画面に戻る。
【0119】
図88bは、ワークアウトを始めるおよび記録するための、およびユーザがラン中に手動でラップをマークすることを可能にするための、一連のインタフェースの別の例を示す。例えば、ラップをマークするために、ユーザは画面または画面の特定の部分をタッピングしてもよい。加えて、ユーザがラップをマークした後は、該インタフェースは、別のラップをマークしないよう、予め定められた長さの時間、ロックされてもよい。そのようなロックアウト機能性は、ラップの偶発的なマーキング(例えば、偶然にインタフェースをダブルタッピングする)を防ぐ可能性がある。
図88cおよび88dは、インタフェースを示す。そこでは、ディスプレイの、例えば、時計10の、それぞれ底部の位置および最上部の位置にラップ時間情報が表示されてもよい。例えば、ラップをマークするユーザ入力を受けてから、閾値量の時間(例えば5秒、2秒、10秒、1分、5分)が経過するまで、ラップインディケータがインクリメントされないこともあり、または、インクリメントされたラップインディケータが表示されないこともある。これは短い時間内の偶発的なダブルタッピングを複数のラップ・マーキングとして解釈しないことを保証するために使用され得る。加えて、ラップ・マーキング(例えばタッチ感知ディスプレイによるユーザ入力)を受けることに応じて、直前のラップのペースを表示するインタフェースが表示されてもよい。ペース・ディスプレイは、閾値量の時間が経過するまで、表示されてもよい。該時間においては、ペース以外の統計値(例えば現行ラップの距離)を含むワークアウトモニタリングインタフェースが表示されてもよい。あるいは、インタフェースは、最新のラップインディケータを例外として、同じ情報を表示してもよい。
【0120】
上記に論考されたように、ラップ機能により、ユーザは、IWOモードにおいてインターバルに基づいた運動パフォーマンスを実行するインターバル・オプションを選択することができる。
図89aにおいて示されたように、ユーザは、時計10がシューズセンサおよび/または心拍数センサとリンクするように、歩く。もしインターバル・プログラムが、プログラムにおいて距離設定を有する場合、それはシューズセンサなどのステップ/ペドメータに基づいたワークアウトに単に該当する。
図89aにおいてさらに示されたように、もしインターバル・プログラムが距離設定を有し、ユーザが心拍数のみのワークアウトを実行しているならば、その時、ラップ/インターバルは、該ワークアウトのみに対して、一時的に無効になる。しかしながら、もしインターバル・プログラムが時刻設定しか有さない場合であれば、その時、ユーザは、心拍数のみのワークアウトを持ったインターバルトレーニングを実行することができることは理解される。それとは関係なく、時計10は使用されているセンサへリンクし、Ready画面が表示される。
【0121】
図89aは、ユーザインタフェースがインターバルワークアウトに対して表示する画面ビューをさらに示す。例えば、一旦ユーザがインターバルワークアウトを始めると、選択または端部ボタン52を押すことによって、インターバル設定が表示される。このように、
図89aにおいて示されるように、該表示はユーザが20分間走るということを示す。その時、該表示は、ユーザが1分30秒間休むということを示す。その時、ユーザは端部ボタン52を押すことによりワークアウトを始める。
図89aにおいて示されるように、ユーザはデスクトップ・ユーティリティで3層表示を選択した。このように、当初は、Runラベルは最上部の行で表示され、経過時間はより大きな中間列において表示され、そして、距離は底行において表示される。
図89aにおいて示されたように、所定時間の後に、Run ラベルは上方へスクロールする。そこでは、インターバル・カウントダウンタイマーが表示される。そこでは、20分のラン・インターバルがカウントダウンされる。インターバルワークアウトにおいて、経過したデルタタイムは、後に続くラップ/インターバル期間においてより大きな中間列で表示されることがさらに理解される。デスクトップ・ユーティリティを使用して、ユーザは、クロノグラフ時間を最上部の行に、またはループの終わりにおける切り替えループにおいて、表示することができることを規定することができる。
【0122】
図89aにおいてさらに示されたように、休憩インターバルに到達した時に、バックライトが照明される。そこでは、ユーザインタフェースは、規定された時間と共に、Rest画面を表示する。所定時間に対するカウントダウン時間が表示される。そこでは、ユーザインタフェースはラン・レイアウト画面を表示する。このように、Restラベルは最上部の行で表示され、さらなる経過時間はより大きな中間列において表示され、そして、ユーザの好みに基づいて、時刻が表示される。Restラベルは上方へスクロールする。そこでは、休憩間隔時間をカウントダウンしながら表示する。一旦次のラン・インターバルに到達すると、ユーザインタフェースは、
図89aにおいて示されるように、指定時間と共に、ラン画面を表示し、そしてバックライトを照明して示す。規定されたラン・タイムをカウントダウンし始める。予め決定された長さの時間の後、ラン・レイアウト画面が再び表示される。ラン・ラベルは最上部の行において表示される。そこでは、ラベルは上方へスクロールする。そこでは、次の指定のラン・タイムのカウントダウンを継続する。さらなる経過時間はより大きな中間列中で示される。時刻もユーザによって指定される通りに底行において表示される。
【0123】
図89bは、一連のインターバルトレーニングインタフェースの別の例を示す。ランインタフェースは、ユーザのランの予定かまたは休止の予定かを示すインストラクションを、表示してもよい。さらに、その表示のランの行はメッセージの全体を表示するためにスクロールしてもよい(例えば水平に)。例えば、テキスト「RUN 19:56」が表示エリア内に同時に入らない場合、該テキストは左か、右へ(または垂直に)スクロールしてもよい。
図89cはインターバルトレーニングインタフェースの追加の例を示す。例示されているように、ユーザが休憩からラン・モードに移行しようとしている(または逆の)時、インタフェースは、当初は異なる方法(例えば最初の3秒または他の予め定められた長さの時間)で表示されてもよい。例えば、背景がバックライトで照らされていてもよく、あるいは第1の色で表示されていてもよい。予め定められた長さの時間の後は、背景はもはやバックライトで照らされていなくてもよく、あるいは、第1と異なる第2の色で表示されていてもよい。
【0124】
ユーザは、上に記載されるような運動パフォーマンスまたはランを終了することができる。そこでは、ユーザインタフェースは、Run Ended 画面を表示する。さらにユーザインタフェースは、合計のワークアウト時間、合計の距離、ペース、心拍数およびカロリーなどの概要情報を表示する。図中で示されたように、ユーザインタフェースは、ユーザへの追加情報を表示する性能を有している。この情報は、ユーザへのワークアウト中アラームまたは他のメッセージの形であり得る。アラームに関しては、5秒などの所定時間の間、可聴音が発せられ、かつバックライトが照明される。例示的な態様においては、タイムアウトの影響を受けないアラームの場合は、ユーザはアラームをとめるために端部ボタンを押さなければならない。
【0125】
図90a、90c、92aおよび92bにおいて示されたように、ランが終了した後、もし記録されたパフォーマンスデータのレベルが電子モジュールの記憶容量に接近している場合、ユーザインタフェースは
図90aにおいて示されるような画面Low Memory(メモリ不足)を表示する。論考されたように、ユーザは、アラームをとめるために端部ボタンを押すことにより、OKオプションを選択しなければならない。この実例において、論考されたように、ユーザは、記録されたパフォーマンスデータをリモートサイトにアップロードするように促される。ユーザがワークアウトを始めようとする時に、このアラームを表示させることもできる。
【0126】
図90aにおいて示されたように、ユーザインタフェースは、或る実例において、MEMORY FULL(フルメモリ)アラームを表示してもよい。例えば、このアラームは、ユーザが、メモリが残っていないのにランを始めようとする時に、表示させてもよい。その場合、ユーザインタフェースは、Run/Enter(ラン/入る)画面、時刻画面またはユーザインタフェースの他の或る画面を表示してもよい。フルメモリアラームは、運動パフォーマンス中に生じることもある。そのような場合、アラーム画面は、その瞬間に直ちに表示されなくてもよい。(ユーザは、ワークアウトを始めるときに、メモリ不足の警告を見ていただろうし、それを無視したのだろうことは理解される。)システムは、ランの全体の距離および継続時間を除いてデータを記録することを停止してもよい。ランが完了した時に、ユーザはこの警報をラン・シーケンスの終わりの部分と見なしてもよい。
【0127】
図90aにおいて示されるように、ユーザインタフェースはLow Battery(バッテリ不足)アラームを表してもよい。ユーザが、予備閾値に対して同じか下回っているバッテリレベルでランを始めそして終了した時に、このアラームが表示されてもよい。例示的な態様においては、予備閾値は、ユーザが少なくとも1時間ランを行うことを可能にするはずである。
図90cはバッテリ不足、およびメモリ不足またはフルメモリのアラームメッセージの他の例を示す。
【0128】
図90aは、ユーザインタフェースがユーザに表示し得る追加のメッセージを開示する。先に論考されたように、運動パフォーマンスデータは電子モジュールと運動パフォーマンスデータの記憶および表示に専用のリモートサイトとの間で転送される。このように、ユーザへの追加のメッセージを表示するのを助けるために、或るデータは比較され、電子モジュールに保存されることができる。例えば、
図90aにおいて示されるように、ユーザインタフェースはユーザに関する個人記録を表示することができる。先に記載されたように、表示は逆にすることができる。そこでは、表示画面の背景は暗くなり、しるしが白いレタリングまたは知覚できる異なるテキストで示される。このように、電子モジュールは、あるカテゴリーに対してユーザの最高の個人タイムを記憶することができ、そして、それから、ユーザが運動パフォーマンスまたはランを終了したときに、現行の運動パフォーマンスデータを比較することができる。もしユーザが以前のタイムを凌駕したら、ユーザインタフェースは予め決定された長さの時間「PERSONAL RECORD」のようなユーザへのメッセージを表示するように構成することができる。ユーザインタフェースは、次に、時間データ(
図90a)付き最速マイル、時間データ付きの最速5k、時間データ付きの最速10k、あるいは時間データ付きの最長ランなどのユーザの個人データを示す様々な異なる画面を表示してもよい。他の個人記録カテゴリーも表示することができる。
図90bは、達成されたゴールについてユーザを祝うための達成メッセージの例(例えば最高のタイム、最長のラン、最良のペースなど)を示す。例えば、インタフェースは、「RECORD SMASHED!(記録打破!)」または「CROWD GOES WILD!(観客の熱狂!)」のようなメッセージを表示してもよい。
【0129】
加えて、
図90aにおいてさらに示されるように、ワークアウト後アラームがあってもよい。RUN ENDED画面中に、アラームを表示する必要がある場合、黒いポップ・アップが中央から増大して画面全体に拡がってもよい。ワークアウト中にゴールに到達した場合は、タイトル画面「GOAL REACHED(ゴールに到達)」が示される。ワークアウト中にいくつかのゴールに到達した場合、タイトル画面「GOALS REACHED」は複数形を使用し、そして、一回だけ示される(表示される各ゴールの前にではない)。合計の距離、合計のワークアウト回数、ペースおよびカロリー消費量などのゴール値が、到達したときに、および目標の前に、表示されてもよい。例えば、
図90aにおいて示されるように、ゴール・メッセージは、以下のような表示であってもよい:RUN 120 M IN 12 WKS(12週間に120マイルを走る); RUN 15 TIMES IN 4 WKS(4週間で15回走る); BURN 1800 CAL IN 8 WKS(8週間で1800カロリーを消費する); 5 RUNS UNDER 7'35" IN 1 MONTH(1か月に7分35秒の目標下で5回走る);または、500 M REACHED(5000マイルに到達した)。ユーザインタフェースは、別のユーザが該ユーザにメッセージを残したとのユーザへのメッセージを表示することもできる。その場合、ユーザはリモートサイトでメッセージをレビューすることができる。アラームがすべて表示された後、黒いポップ・アップ画面は引っ込んで消えてもよい。ポップ・アップ画面が消えるとすぐに、ユーザはラン用の概要画面へ導かれる。
図90bはゴール・メッセージの追加の例を示す。
【0130】
メッセージは、ディスプレイ装置以外の装置(例えば時計10)から受信される情報に基づいて更新されてもよい。例えば、運動パフォーマンス体験を最新の状態に維持するために、新たな、または更新されたメッセージがサーバからダウンロードされてもよい。いくつかの例において、サーバは、ユーザの過去のパフォーマンス、ユーザの特性(例えば性別、身長、活動レベル)、位置、ユーザによって実施される活動のタイプなどに基づいてユーザの装置に提供すべきメッセージを生成または選択してもよい。メッセージは、他のユーザによって生成または選択され、サーバもしくは他の有線および/または無線接続方法を介してユーザに送信されてもよい。ユーザが、ユーザの装置を、メッセージサーバとのネットワーク接続を有する別のコンピューティング装置に接続するたびに新たなメッセージがユーザの装置にダウンロードされてもよい。代替的または追加的に、ユーザの装置は、それ自体がメッセージサーバに接続し、それにより、他のコンピューティング装置に接続する必要なく、新たな、または更新されたメッセージをダウンロードするように構成されてもよい。
【0131】
図91aにおいて示されるように、ユーザインタフェースはユーザへの追加のメッセージを表示してもよい。ユーザが運動パフォーマンスを始める準備をする時に上記で論考されたように、ユーザはユーザインタフェースをナビゲーションする。そこにおいてユーザは、時計10が適切なセンサを検出し、それに接続することができることを知らされる。時計がセンサを検出しないことが生じる可能性がある。
図91aにおいて示されたように、時計10が、事前に設定した時間、たとえば15秒間、センサを探索するかまたはセンサを検出するよう試みた後、時計10がセンサを検出し損ねると、ユーザインタフェースはNO SENSOR FOUND(センサが見つかりません)メッセージを表示する。ユーザは、LINK NEW(新しいリンク)オプションの選択により新しいセンサにリンクするか、あるいはEXITオプションの選択により退出するか、どちらかのオプションを有する。ユーザがLINK NEWコマンドを選択する場合、ユーザは、リンクするために歩き回るように指示され、そして予め決定された長さの時間の後に、センサは検出されてもよく、そして、次に、OK画面が2秒間、表示される。次に、コントローラはREADY画面を表示し、そして、ユーザは、先に記載されたように、ワークアウトを始めることができる。ユーザがEXITコマンドを選択すれば、ユーザインタフェースは時刻画面のような他の何らかの画面を表示する。
【0132】
センサの検出および接続プロセス中に、センサを着用している他の運動選手に隣接している場合に(例えば、5k、10kまたはマラソンレースなどのレース競技会のスタートにおいて)、センサにリンクしようとする時などには、時計が多数のセンサを感知することがあり得る。このように、
図91aにおいて示されるように、ユーザの時計10はあまりにも多くのセンサを検出することがある。この状況において、ユーザインタフェースは、予め決定された長さの時間、「TOO MANY SENSORS(センサが多すぎる)」メッセージを表示する。そこでは、ユーザインタフェースは、センサ検出問題を解決するために、「WALK AWAY(遠ざかれ)」のメッセージを表示する。また、指定された方向または方向の組み合わせ(北、南、東、西、特定の通りの方向、指定された距離など)に歩くなどの他のタイプの指示が与えられてもよい。例えば、時計10が複数のセンサの相対位置を検出し得るならば、複数のセンサの相対位置とは反対の方向を識別し、ユーザに対し、その反対の方向に動くように要求する。そのような機能(例えば、センサが多すぎ、遠ざかることを示す)を呼び出すための閾値は、ユーザによって指定されてもよいし、システムによって自動的に定められてもよい。いくつかの例において、1つまたは複数のセンサが以前に時計10に登録またはリンクされているならば、時計10は、それらのセンサを再び自動的にリンクさせ、その一方で、検出された他のセンサを同じくリンクすべきであるかどうかを決定してもよい。または、時計10は、ユーザおよび時計10に対する距離または位置に基づいてセンサのいずれか(以前の登録またはリンク状態にかかわらず)がリンクされるべきであるかどうかを決定してもよい。
【0133】
プリセット時間、例えば15秒ののち、矛盾が解決されないならば、コントローラは終了してRUN画面に戻る。プリセット時間、例えば15秒以内に矛盾が解決されるならば、コントローラは問題のアイコンの明滅を停止し、READY画面に移る。代替的または追加的に、時計10とともに使用されるセンサをユーザが選択するために、検出されたセンサのリストが表示されてもよい。そして、ユーザは、どのセンサがユーザに対応し、どのセンサがリンクまたは使用されるべきではないのかを指定してもよい。
【0134】
図91bおよび91cは、新しいセンサにリンクするためのインタフェースの追加の例を示す。例えば、
図91bはセンサが当初は接続されなかった時に、新しいセンサにリンクするためのインタフェースを示し、また、
図91cは多数のセンサが検出された時に、新しいセンサにリンクするためのインタフェースを示す。
【0135】
ユーザインタフェースは、ユーザが過去の運動パフォーマンスまたはランをレビューすることを可能にする。論考されたように、ユーザは、モジュール12によって記録されたラン・データをリモートサイトへアップロードすると共にリモートサイトに維持されているラン・データをダウンロードすることができる。
図93aにおいて示されたように、非ワークアウトモード(OOWO)において、ユーザは、側面ボタンを使用して、LAST RUNSオプションを選択する。次に、ユーザインタフェースは、ユーザの最新のランの日付を表示する。次に、ユーザは、レビューするべきランの特定の日付を選択することができる。次に、ユーザインタフェースはユーザが「SUMMARY(概要)」または「LAPS」を選択することを可能にする1組のオプションを表示する。ユーザが端部ボタンを押すことにより「SUMMARY」を選択した場合、ユーザインタフェースは、次の情報のうちのいずれかまたはすべてを表示する:合計のワークアウト時間、合計の距離、ペース、平均心拍数、および/または、合計のカロリー消費量。予め決定された長さの時間の後に、ユーザインタフェースは前のSummary/Laps/Exit(概要/ラップ/退出)画面に戻ってもよい。ユーザがラップ・オプションを選択した場合、ユーザインタフェースは、以前に選択されたランの各ラップに対する全体の経過時間を表示する。次に、ユーザは、側面ボタンを使用して、ラップ・データをスクロールし、かつ特定のラップを選択することができる。
図93aにおいて示されるように、選択されたラップに対するペース、選択されたラップに対する経過時間、およびラップの距離などの追加情報が表示される。
図93bは、一連のインタフェースの別の例を示すが、ユーザは、それらを通じて、ラストランに関連づけられた情報をレビューしてもよい。
【0136】
一旦ユーザが離れた場所へ運動パフォーマンスデータをアップロードし、ラストラン・オプションを選択すると、ユーザインタフェースは、
図94および95に示されたように、メッセージ「All Runs Uploaded(すべてのランがアップロード済)」を表示する。予め決定された長さの時間の後、ユーザインタフェースは、ユーザのラストランの日付を表示する。さらなる予め決定された長さの時間の後、ユーザインタフェースは、上記に記載されたように、ラストランの概要データを表示する。このように、
図94に示されるように、ユーザインタフェースはラストランに関する次の情報を表示する:合計時間、合計の距離、ペース、平均心拍数およびカロリー消費量。
【0137】
論考されたように、時計10はまたリモートサイト・モード(
図86b)を有する。先に論考されたように、電子モジュール12はリストバンド14から脱着可能であり、ユーザのパソコンまたはジムの装置などの他の装置に接続される。ランの間に時計10によって記録された運動パフォーマンスデータは、その後、運動パフォーマンスデータの記憶装置およびディスプレイ専用のサイトなどのリモートサイトへアップロードすることができる。
図18および19〜20は、リモートサイトとの通信に関する追加の特徴を開示する。リモートサイトは、ユーザにとって有用な或るフォーマットで運動パフォーマンスデータを表示してもよい。例えば、リモートサイトは、棒グラフフォーマットでユーザに対する複数のラン・データを表示してもよい。さらに、リモートサイトは、折れ線グラフフォーマット(
図14および19)でラン・データを表示してもよい。時計のリモートサイト・モードは、時計10にユーザがリモートサイトの或る特徴をダウンロードすることを可能にする。このように、時計10は或る一定の量の運動パフォーマンスデータをユーザにとって有用なフォーマットで表示することができる。
【0138】
図114に示されるように、ユーザは側面ボタンを使用して、主メニューをスクロールし、端部ボタン52を使用して、リモートサイト・オプションを選択することができる。ユーザインタフェースはRemote Site画面を表示し、そして、ユーザは端部ボタン52を使用して、ENTERを選択することができる。リモートサイト・モードはユーザに複数のメニューオプションを提供する。
図114に示されるように、例示的な態様において、ユーザインタフェースは次のメニューオプションを提供する:週単位のラン (ディスプレイ上に略記の「WK RUNS」); Goals(ゴール), Totals(合計), Records(記録)およびExit(退出)。電子モジュールがユーザのパソコンに接続され、例えばデスクトップ・ユーティリティによってリモートサイトに接続された時に、以前に電子モジュールによって記録されリモートサイトへアップロードされた、ユーザの運動データは、本明細書で論考されるように、電子モジュールにダウンロードされユーザに表示されることができることが理解される。
【0139】
ユーザは週単位のラン・オプションを選択することができる。
図114に示されるように、週単位のラン・メニューオプションは過去の週に対するラン・データ、例えば、日曜日から土曜日に対する7つのデータ入力を表わす棒グラフの形をしたチャートを表示する。該表示はカスタマイズすることができ、その場合、7つの表示は異なる日で始まることができるということが理解される。該表示に対して、月曜日から金曜日のようにより少ない日数に対するデータを表示するように変更を加えることができる。
図114にさらに示されるように、最も高いバーは現行の週のここまでで最長のランを表わす。他のすべてのバーは、最も高いバーと相対的な高さを持っている。その週のある日のラン・データがない場合は、対応するバーは、たとえそのバーが今日を表していても、シングルピクセルの高さになる。データ表示は左から右へとアニメーション化されたビルディングであることができ、そこには、日曜日データ、続いて月曜日データなどの第1のバー・ラインが表示されることが理解される。データは、ユーザが一日ごとのデータをそれが表示されるのに応じて読むことが可能な速さで、表示される。データは一日ごとに表示されるので、下線は一日ごとに追随する。一旦データが現行の日について表示されると、下線がデータの現行の日の下に残る。そのとき「WK TOTAL(週合計)」標題は、ディスプレイ上を左から右にスクロールする。ユーザは、側面ボタンを押して上下にスクロールしながら週単位表示のアニメーションを制御することができる。このように、ユーザは1週間のランに対応するデータをレビューすることができる。ユーザがリモートサイトへデータをアップロードするとともにリモートサイトからデータをダウンロードすると、この週単位のデータは絶えず更新されることが理解される。ユーザがその週を通じて1ランずつ進めるのに従って、時計10にデータが記録され保存されることから、データの週単位表示が組み立てられるということが理解される。より非常に詳しく下記に説明されるように、週単位のデータは、より非常に詳しく下記に記載されるように、時刻表示の部分として表示されることもできる。
【0140】
図115に示されるように、ユーザはリモートサイト・モードのためのメニュー選択項目でGoalsを選んでもよい。一旦ユーザがゴールを選択すると、ユーザインタフェースは、別のゴールのさらなるメニューを表示するが、それは次のものを含む:Times, Distance, Faster(より速い), CaloriesおよびExit。ユーザは、リモートサイトで、例えば、これらのメトリックに関係するそのようなゴールを設定することができる。そこでは、そのようなゴールと関係するデータは、電子モジュールがユーザコンピュータに接続され、リモートサイトに接続された時にリモートサイトから該モジュールにダウンロードされる。
図115を参照すると、ユーザは、リモートサイト上に、或る一定の日数の間で或る特定の数量のカロリーを消費するようにゴールを前もって設定している。このゴールと関するデータが、前の記載と一致した前の操作において、電子モジュールにダウンロードされる。このデータは、リモートサイトに係わる情報の連続のアップロードおよびダウンロードと同時に更新されることが理解される。
図115に示されるように、ユーザはメニュー選択項目からCaloriesを選ぶ。この選択に応じて、ユーザインタフェースは、このゴールに関する情報を表示するが、それらはカロリー消費量の現状の数字、ゲージ要素のしるしおよびゴールに到着までに残された時間の長さなどである。このように、選択されたゴールに対する特定の値はディスプレイの上方部に、「15640 CAL」(カロリー・ゴール)のように表示される。述べられたゴールに続いて、ユーザがゴールに対して「進んでいる」か「遅れている」かを示すために、ゲージ要素が、棒グラフ型フォーマットで示される。2つの矢印またはカリパーを持った水平バー、下部のカリパーおよび最上部のカリパーを用いた、ゲージ要素が表示されてもよい。下部のカリパーは、上方へ延在して水平バーの中へ延在する線を有してもよい。下部のカリパーは、現行の日時点でのゴールの目標レベルを示す。目標レベルは、ユーザが時間通りにゴールを達成するために今日いるべき場所である。最上部のカリパー(およびバーの塗りつぶされた部分)は今日の時点でのユーザの実際のレベルを示す。ユーザインタフェースは、またどれだけの時間がゴールを達成するために残っているかに関する示度、例えば「28 DAYS LEFT(残り28日)」を表示する。ユーザインタフェースはアニメーション形式においてこのゴール情報を表示するようにさらに構成されるが、それは、ユーザに気がかりの感情をもたらし、かつゴールへ到着するためにさらにユーザを動機づけるための現状達成感を提供する。従って、CALORIES選択ゴールを選択することに応じて、ゴール情報はアニメーションの形でユーザに表示されることが理解される。最初に、ゴールは「何週/何日中に何カロリーを消費する」のようにユーザに表示される。このメッセージはディスプレイからスクロールして消え、そして、カロリー・データがディスプレイの上方部に表示され、0から、例えば、15640カロリーまでカウントアップする。同時に、ゲージ要素の輪郭が表示される。下部のカリパーおよび最上部のカリパーは左から右に動く、一方、ゲージ要素は左から右に暗くなって行き、最終的に下部のカリパーと最上部のカリパーがそれらの最終位置に到着する。「# Ahead/Behind Target(目標よりいくつ上回る/下回る)」のような追加のメッセージがディスプレイの下部部分に表示される。このメッセージは、ディスプレイからスクロールして消え、追加のメッセージ「28 DAYS LEFT」が表示される。
図115に示されるデータは、3秒のような所定時間の間表示されるが、その場合、該表示はリモートサイト・メニューに戻る。ユーザは再びこの追加情報を見るためにこのアニメーションシーケンスを繰り返すことができる。もしゴールがユーザによって設定されておらず、ユーザが、
図115に示されるRemote Siteメニュー選択項目でのGOAL選択を選択する場合、ユーザインタフェースはユーザへの、「SET GOALS AT REMOTE SITE.COM(REMOTE SITE.COMにてゴールを設定する)」のような、メッセージを表示するように構成される。さらに、もしユーザが、一つだけのゴールを設定していたのなら、GOALメニュー選択項目を選択した後、ユーザインタフェースは、示された追加のゴール・メニューをこのようにとばして、アニメーション形式のゴール・データ表示に直接進む。ゴール情報は、より非常に詳しく下記に記載されたように、時刻画面において表示することもできる。1つまたは複数の例において、ユーザが運動活動を実行していない時には、ゴール情報は時刻画面において表示されてもよい。
【0141】
リモートサイト・モードはさらに時計10の活動メータまたはランニングの走行記録計として働く合計機能を有している。
図116aにおいて示されるように、合計機能はユーザが選択した時間にわたって様々なメトリックを表示してもよい。例示的な態様において、メトリックは下記を非限定的に含んでいてもよい:合計の距離(マイル数で)、例えば、これまでのラン合計マイル数、合計のワークアウト時間(時間数で)、例えばラン合計時間、平均ペース、また合計のカロリー消費量。合計データは、REMOTE SITEメニュー上のTOTALS選択を選択することに応じて表示される。合計データはリモートサイトに保存された現存の合計と同期している。従って、最新の合計データは、電子モジュールがコンピュータによってリモートサイトに接続された時に時計10にダウンロードされる。例示的な態様において、データはアニメーション様式において表示される。このように、表示構成は、ディスプレイの中央の位置の走行記録計型バー、ディスプレイの最上部の部分のメトリック値、そしてディスプレイの底部分のユニット値を含む。このように、TOTALSメニュー選択項目の選択に応じて、そして
図116aにおいて示されたように、コントローラは、上方へとスクロールする「TOTAL DISTANCE(合計距離)」および「MILES(マイル)」を表示する。そこでは、走行記録計要素が、現在の合計の距離値まで、例えば1234.5マイルまで、様々な数字をスクロールする。このデータは予め決定された長さの時間表示されるが、そこで、「TOTAL DISTANCE」および「MILES」が、上方へディスプレイ外までスクロールすると、
図116aにおいて示されるように、コントローラは、上方へとスクロールする「TOTAL TIME(合計時間)」および「HOURS(時間)」を表示する。そこでは、走行記録計要素が、現在の合計の時間値まで、例えば123.4時間まで、様々な数字をスクロールする。このデータは予め決定された長さの時間表示されるが、そこで、「TOTAL TIME」および「HOURS」が、上方へディスプレイ外までスクロールすると、コントローラは、上方へとスクロールする「TOTAL AVG.PACE(総平均ペース)」および「PER MILE(/マイル)」を表示する。そこでは、走行記録計要素が、現在の平均値ペース値まで、例えば1マイル当たり8分07秒まで、様々な数字をスクロールする。このデータは予め決定された長さの時間表示されるが、そこで、「TOTAL AVG.PACE」および「PER MILE」が、上方へディスプレイ外までスクロールすると、コントローラは、上方へとスクロールする「TOTAL CALORIES(合計カロリー)」および「BURNED(消費)」を表示する。そこでは、走行記録計要素が、カロリー消費量の現行の数字まで、例えば180043まで、様々な数字をスクロールする。このデータは予め決定された長さの時間表示されるが、そこでは、コントローラは、合計距離の概要画面、合計時間、総平均ペース、および合計のカロリー消費量を表示する。概要画面は予め決定された長さの時間表示されるが、そこで、コントローラはRemote Siteメニュー選択項目を表示して、その後時刻画面に進む。記載されたアニメーション形式におけるデータの表示は、自己の経験を向上させるユーザのために気がかりの感情の増大をもたらす。コントローラは、アニメーションシーケンス中に端部ボタンを押してアニメーションを停止し、そして、データの概要画面を表示するように構成されることが理解される。側面ボタンを押すことは、
図116aにおいて示される個々の画面にユーザが直接進むことを可能にする。ユーザは、またこの追加情報のアニメーションに続く表示上に、選択されたメトリックを連続的に表示するように、コントローラを設定してもよい。
【0142】
リモートサイト・モードはさらに記録機能を有しているが、そこでは、コントローラはユーザの個人記録に対応する或るメトリックを表示する。このデータは、合計データが
図116aにおいて示すものと同様の様式で表示される。例示的な態様において、表示された記録データは次のユーザデータを含んでいてもよいが、これらに限定されなくてもよい:最速マイル、最速5k、最速10k、および最長ラン。記録データはワークアウト後アラームとランの終了後にユーザに表示されたやる気を起こさせるメッセージに同様である。記録データは、REMOTE SITEメニュー上のRECORDS選択の選択に応じて表示される。記録データはリモートサイトで保存された現存データと同期している。従って、最新の記録データは、電子モジュールがコンピュータによってリモートサイトに接続される時に、時計10にダウンロードされる。例示的な態様において、データは、合計機能に関して上に記載されたアニメーションと同様のアニメーション様式において表示される。このように、コントローラは予め決定された長さの時間、「FASTEST MILE(最速マイル)」標題を値(例えば6:52)と共に表示してもよい。次に、コントローラは、ディスプレイからこのデータをスクロールし、そして、「FASTEST、5K(最速、5K)」標題を、各記録メトリックに対する値などと共に表示する。記録データの終了において、
図116aにおいて示されたように、ユーザの最速マイル、最速5k、最速10kおよび最長ランに対する各記録データをリストした記録概要画面が表示される。このアニメーションは、またユーザのために気がかりの感情の増大をもたらす。
図116bはインタフェースの他の例を示し、それを通じて、ユーザは現行の打ち立てたワークアウト記録を見てもよい。1つまたは複数の構成において、もし最長距離、最速マイルまたは最長ランの記録が定義されていない場合、インタフェースは最長距離または最長のランに対して0.0を表示してもよい。加えて、最速マイルはペース情報なしで表示されてもよい。
【0143】
先に論考されたように、時計10は、運動パフォーマンスモニタリング専用のリモートサイトと通信することができる。リモートサイトは、或るゴールを達成するようにユーザを支援するために、ユーザに対するトレーニングプログラムを提供するトレーニング補助を含んでいてもよい。例えば、
図117aにおいて示されるように、ユーザは10kのレースに備えて練習する際に支援を求めてもよい。リモートサイトは、ユーザから入力された或るデータを受け取るが、そこでは、トレーニング補助はユーザが毎日どれくらい遠くに走るべきか、およびどの日に休むべきかなどに対するトレーニングプログラムの推奨セットを提供する。典型的にはトレーニングプログラムは或る一定の持続期間、例えば或る一定の日数を有している。
【0144】
もしユーザがリモートサイト上でトレーニングプログラムをセットした場合、上記の記載と一致して、プログラム・パラメータが時計10にダウンロードされる。ユーザは、Remote Siteメニューによって、および「WK RUNS」の下で時計上のトレーニングプログラムにアクセスすることができる。
図117aにおいてさらに示されたように、コントローラは現行の週に対するトレーニングプログラム・パラメータを表示するように構成される。例示的な態様において、週単位のランの記載に関して、パラメータは、いくつかの違いがあるものの、上の記載と同様のアニメーション様式において表示される。トレーニングプログラムデータはバー要素によって表わされるが、そこでは、空のバーは、達成すべきランを表わし、また、塗りつぶされたバーは、既に達成されたランを表わす。最も高いバーが、現行の週のここまでで最長のユーザのラン、またはユーザの最長の目標ランを、どちらがより高いにせよ、表わす。他のすべてのバーは、最も高いバーに相対的な高さを持っている。もしその週のある日のラン・データがない場合、たとえそのバーが現行の日を表わしていても、対応するバーはシングルピクセルの高さになる。さらに、週単位の表示は、現行の日が常にセンター位置にあるように配置される。したがって、週単位の表示は、現行の日の前に3日間の、および現行の日の後に3日間のトレーニング計画を示す。
【0145】
ユーザがリモートサイト・メニュー上の「WK RUNS」を選択するのに応じて、データのアニメーション表示は始まる。
図117aにおいて示されるように、第1の画面は、タイトルの、例えば「10K COACH(10Kコーチ)」と共に、空のバーを持ったトレーニング週間全体を瞬間的に(アニメーションはない)示す。
図117aにおいて示されるように、アニメーションは左から右へと形成され、その週の毎日に対するデータを提供する。
図117aは第1の日、例えば土曜日のアニメーションを示す。そこでは、塗りつぶされたカーソルが土曜日標題の下に位置する。日と目標のマイル数は最初にスクロールアップし、そしてディスプレイ上で空の目標バーがフラッシュ(オン/オフ)する。或る練習日はトレーニングプログラムからの注記を持っていてもよく、そこでは、注記は画面を横切って判読可能なペースでスクロールされる。例えば、
図117aは、土曜日の3.5マイルのランは「ON A HILLY ROUTE(丘陵ルートで)」完了すべきだったことを示す。次に、標題「YOU(あなた)」はその日に対するユーザの実際のラン・マイル数(例えば4.0マイル)と共に表示される。その後、ラン・バーは暗くなる。
図117aは、トレーニングプログラム用の残りの日数を示す。翌日に対するデータが表示される。そこでは、カーソルは日曜日の標題に移る。そこでは、ユーザは、日曜日に4.0マイルを走る予定だった。標題「YOU」はユーザが日曜日に走らなかったことを示して、0.0マイルと共に表示される。目標棒は空のままである。その後、月曜日のラン・データが表示される。そこでは、ユーザは、2.5マイルを走る予定だった。ユーザは月曜日に走らなかった。また、目標バーは空のままである。現行の日、例えば、火曜日に対するラン・データが次に表示される。そこでは、ユーザは、5.0マイルを走る予定だった。記録されたデータは、ユーザが1.3マイル走ったことを示し、目標バーは、比例の様式で部分的に暗くなる。将来の日に対する目標バーは定義によって空のままであり、そして標題「YOU」を必要としない。
図117に示されるように、トレーニングプログラムは、ユーザは水曜日に休み、木曜日に3.0マイルを走り、金曜日に休む予定であることを示す。その後、
図117aにおいて示されるように、現行の日は120日のトレーニングプログラムのDay 119(119日目)を表わすとの示度と共に、暗いまたは空の目標バーをもって最終のトレーニングプログラムデータが表示される。アニメーション中に端部ボタンを押すことによって、ユーザは
図117aにおいて示される最終画面へ運ばれる。ユーザはまた側面ボタンを使用して、アニメーションを制御することができる。そこでは、ユーザは、任意の所望の日に対して明滅するカーソルを相互に移動させることができる。ラン/目標のバーは、その場合、アニメーション化されない。しかし、タイトルテキストは、所定時間の間上下にローリングし、適宜目標マイル数および実際のマイル数を示す。
【0146】
図117bはユーザインタフェースの追加の特徴を開示する。これらの特徴は、特にユーザがリモートサイト経由で上に記載されたようにトレーニング計画を実行した時に組み込まれ得るが、操作全般においてユーザが利用することもできる。1つまたは複数の構成において、上記トレーニング計画は定義されたゴールに基づくかまたは対応して定義されてもよい。例えば、ユーザが1週間当たり10マイル走るゴールを設定する場合、トレーニング計画は、1週間のうちの5日間で1日当たり2マイルを走るサブゴールを含んでいてもよい。1つの機能は、ユーザからの入力を利用する、2部のメッセージの形をしていてもよい。例えば、ユーザインタフェース(または「コーチ」)は、毎日ある任意の時間において、ユーザが最後にランまたはエクササイズを行って以来どれだけの日が過ぎたかを決定するために時計データをチェックしてもよい。もしユーザインタフェースによって設定された或る一定の日数をすぎても、ユーザによる活動が何もなかった場合、ユーザインタフェースは、ユーザへのメッセージを提供してもよい。異なる数字を設定することができるが、設定された日は3日かもしれない。別の例において、ユーザインタフェースまたは装置(例えば、時計10)は、ユーザが一日単位のゴールを達成したかどうかまたは全体のゴールを達成することに向けて予定通りに進んでいるかどうかを決定してもよい。したがってユーザが単にランを4マイル有し、第1のランからの一週間が終了するまで、3日間しか残されていない場合、ユーザインタフェースまたはコーチは、全体のゴールを達成させるために割り当てられたユーザのサブゴールおよび残存時間について、ユーザを激励するかまたはユーザに思い出させるメッセージをユーザに提供してもよい。代わりにまたは付加的に、ユーザが、ゴールの達成に向けて予定通りに進んでいない(例えば、もしユーザは過去4日間で1日当たり平均わずか1マイルであり、そして、ユーザの全体のゴールが、一週間で10マイルのランである場合)と決定すると同時に、リマインダまたは勇気付けるメッセージが表示されてもよい。
【0147】
図117bに示されるように、時計は時刻表示をしていてもよい。ユーザインタフェースが、ユーザが3日間走っていないことを検出した場合、ポップアップメッセージ「Are we running soon?(すぐに走りますか?)」が表示されてもよい。同様に、「Yes(はい)」のような所望の答えが表示される。端部ボタン52を使用して、ユーザが「Yes」を選択する時に、「Looking Forward To It(楽しみにしています)」のような応答メッセージがユーザに表示される。予め決定された長さの時間の後、表示はユーザによって設定された時刻表示に戻る。ユーザがその日の真夜中などのある特定の長さの時間が過ぎてもファーストメッセージに答えない場合、メッセージは消える。他の2部のメッセージは、「I feel like running today(今日は走りたい気分です)」のように表示することができる。もしユーザが「Yes」を選択することにより同意すると、ユーザインタフェースは、「Can't Wait(待ちきれません)」というメッセージを表示することができる。他のメッセージも表示することができる。これらのメッセージはリモートサイトで設定することができ、かつ、時間が経つにつれて規則的に新しいメッセージを提供するようにさらに変更する/変更を加えることができる。そのようなメッセージは、エクササイズを行うさらなるモチベーションをユーザに提供し、かつ活動モニタリング装置がユーザの答えに直接的かつ個人的に応答しているという印象を提示する。これらのメッセージは同様に、該装置は、単に電子的な機械フィードバックであるのではなく、より人間的な応答を提示することができるという印象を提供してもよい。メッセージの頻度はリモートサイトまたはユーザインタフェースなどを経由して設定することもできる。1セットのメッセージは毎月提供することができる。そこでは、異なるメッセージがその月の間に或る一定の回数で提供される。メッセージは次月に変えることができる。
図117bはさらに、ユーザがトレーニングプログラムを遂行する時に特に用いることができる2部のメッセージを示す。時刻画面は、本明細書において記載されたように、コーチ情報を表示して、表示されてもよい。ユーザインタフェースは、ユーザのトレーニングプログラムに対応するメッセージを提供してもよい。例えば、ユーザインタフェースは、「Let's Run 3.5 MI (miles) today(今日は3.5 MI (マイル)走りましょう)」というメッセージを表示してもよい。ユーザが「Yes」オプションに同意すると、ユーザインタフェースは「Looking Forward To It」メッセージの第2の部分で答える。予め決定された長さの時間の後、ユーザインタフェースは時刻画面に戻る。トレーニングプログラムが休日を有する場合、ポップアップメッセージは表示されない。トレーニングプログラムの或る日に付けられた注記がある場合、該注記は2部のメッセージに組み入れることができる。再び、リモートサイトでメッセージに変更を加えるかまたはメッセージを変更することができる。そのようなメッセージはユーザにさらなるモチベーションを提供し、かつリモートサイトとリアル・タイムに動作する時計の感覚を提供する。
図113は、別のワークアウトを実行するようにユーザに促すための、コーチング・ポップアップインタフェースの他の例を示す。
【0148】
先に論考されたように、時計10は、デスクトップ・ユーティリティ・ソフトウェアを利用するユーザによって設定され得る時刻(T.O.D.)画面を有する。
図107aにおいて示されるような1つの例示的な態様において、時刻画面は、ディスプレイの底部分の近傍に日付および曜日に加えて、ディスプレイの最上部の部分の近傍に時刻をより顕著に示すように構成される。ユーザは、週単位のラン、ゴール、合計、記録およびコーチング情報などの運動パフォーマンスデータの変形を示すために異なる「ダッシュボード」構成における時刻画面をセットすることもできる。これらの様々な時刻画面はユーザの要望に応じてデスクトップ・ユーティリティ・ソフトウェアを使用してセットすることができる。
【0149】
図108aおよび108bにおいて示されたように、時刻画面は、日の現在時間をディスプレイの最上部の部分に、加えて日付および曜日をディスプレイの中央の部分に示すように、セットされうる。最後に、ユーザの週単位のラン・データを表わすしるしは、ディスプレイの底部分で表示することができる。例示的な態様において、しるしは、垂直のバーの形をしている。最も高いバーが、現行の週のここまでで最長のあなたのランを表わす。他のすべてのバーは、最も高いバーに相対的な高さを持っている。その週間のある日のラン・データがない場合、たとえそのバーが現行の日を表わしていても、対応するバーはシングルピクセルの高さになる。
【0150】
週単位のランを利用する時刻画面は同様に上記に記載されたようにアニメーションを利用することができる。例示的な態様において、この構成においてユーザは端部ボタンを押して左から右へと形成されるアニメーションを始めることができる。アニメーションは、ユーザの好ましい週の始まりの日(例えばリモートサイトで設定されるような日曜日または月曜日)で始まる。このように、第1のバーがディスプレイの左で上方へ延在するときに、その日、例えば月曜日なら「MO」が、マイルの数値をそれに隣接させて、表示される。このデータはユーザが容易にデータを読むことを可能にする所定時間の間表示される。カーソルは第1のバーの下に位置する。一旦適切な時間の間表示されると、カーソルは右に移動し、そこで、次のバーが上方へ延在し、その日、例えば火曜日なら「TU」が、その日についてのマイルの数値をそれに隣接させて、表示される。このシーケンスは、その週の各日に対して継続する。7日間の終了において、週単位の合計の標題(「WK TOTAL」)がディスプレイの中央の部分で右から左にスクロールし、ランの週間の合計マイル値がそれに続く。この標題および週単位の合計値がディスプレイからスクロールして消え、そして、曜日および日付が再び表示される。バーはディスプレイに残る。そこでは、週単位のラン・ディスプレイを伴った時刻 が、
図107aおよび107bにおいて示されたように、時計10に示される。付加的にまたは代替的に、ラン情報表示行(例えば、時刻の下に配置される)は、日合計、週合計、日付などを、
図107bにおいて示されたように表示してもよい。例えば、該インタフェースは、自動的に諸情報をスクロールしてもよい。代わりに、ユーザは、希望情報を選択するためにワークアウト情報行を切り替えてもよい。ユーザが週全体にわたってランを記録しなければ、週単位のランを伴った時刻画面はわずかに変わる(
図108aおよび108b)。上記に記載されたようなアニメーションはまだ生じる。そこでは、カーソルはその表示に沿って左から右に動く。そこでは、単一のバーが各日に対して示される。一方、各日のマイル数合計は、週単位の合計を含めて「0」として示される。7本の単一のバーに対するブランクスペースを示し続けるのではなく、
図108aおよび108bにおいて示されるように、月、日、年および曜日が表示される。
【0151】
図109は、ゴール情報を持った時刻画面を有するダッシュボード構成を開示する。上記に論考されたように、ユーザはリモートサイトを使用して、ゴールを設定することができる。そこでは、ゴール・データは、時刻画面上にアニメーション形式において示すことができる。ゴールが、デスクトップ・ユーティリティを利用する選択されたダッシュボード・ビューである場合に、ゴールは、
図109に示されるようなアニメーション形式でディスプレイ上に表示される。例えば、ゴールは12週間において18000カロリーを消費するように表示される。上記に記載されたように、ゲージ要素は、動いているカリパーと共に示され暗くなる。「Ahead/Behind(上回る/下回る)」テキスト、例えば、「2032 Ahead Of Target(目標より2032上回る)」も、ディスプレイを横切ってスクロールされる。一旦ゴール情報が表示されれば、曜日、日、および月は時刻の下に表示される。ユーザはリモートサイトで複数のゴールを設定してもよい。このダッシュボード構成において、ユーザ・ゴールはすべて順に表示される。すぐに期限切れになるゴールは最後に示される(例えば、順番は、最も急を要するゴールがアニメーションの最後で示され続けるように、あまり急を要さないものから最も急を要するものの順である)。各ゴール・アニメーションの最後に、現行の日付が適所へロールダウンし、次のゴール・シーケンスが始まる前に3秒などの予め決定された長さの時間表示されることで終了する。他のダッシュボード・ビューと同じように、端部ボタンを押すと、現行のアニメーションシーケンスの終わりにジャンプする。複数のゴール、例えば3つのアクティブゴールの場合には、もしあるゴール・アニメーションが既にアニメーションシーケンス中であったなら、端部ボタンを押すと次のゴール・アニメーションにジャンプすると考えられる。もし該シーケンスが最後のゴールにある場合、その表示は
図109に示されるような最終画面に進む。具体的には、該アニメーションは、曜日、日、および月がロールダウンする直前の瞬間へジャンプする。アニメーションシーケンスがすべて完了した後、ユーザが端部ボタンを押せば、全ゴール・アニメーションが再開される。(例えば、あたかもちょうど、ユーザが時刻画面を離れ、そして該画面に戻ったかのように)。
【0152】
1つの例示的な態様において、ユーザは、リモートサイト上に4つの異なるゴールを設定することができる。ユーザは、上記に記載されたように、1つのタイプ当たり1つのゴールを設定することができる。例えば、ユーザは、1つのカロリー消費ゴール、1つのより頻繁なランのゴール、1つのより速いランのゴール、および1つのより長い距離のランのゴールを設定することができる。ゴールはそれぞれ期限が切れる日を有している。ゴールが設定されていないか、またはゴールがすべて期限切れになった場合、デフォルトの時刻画面を示すことができる。ユーザがリモートサイトで続いて新しいゴールを設定した場合、時刻およびゴール・ダッシュボード表示はユーザの好みによってまだ維持されている。
【0153】
図110は、合計情報を持った時刻画面を有するダッシュボード構成を開示する。上記に論考されたように、ユーザはリモートサイト・メニューで合計情報を示すことができる。
図110に示されるように、走行記録計要素が表示される。そこでは、合計値が、合計時間、平均ペース、合計カロリー、合計マイルに対して示されるまで数字がそこにスクロールする。
図110に示されるように、表示された最後の合計メトリックが時刻画面に表示されて残る。このように、合計メトリックは、走行記録計要素における走行記録計のように次々とローリングすることによって、アニメーション化される。このアニメーションは、リモートサイト・メニューに関して上に記載されたようなアニメーションと同様である。このダッシュボード構成においては、しかしながら、この距離メトリックは、この距離メトリックが可視のままであるメトリックであるように表示される最後のメトリックである。アニメーション中に端部ボタンを押すと、時刻、日付および合計の距離メトリックを示す最終画面にアニメーションをジャンプさせる。アニメーションが完了すると、アニメーションが再び行われる。
【0154】
ユーザが、
図111に示されるような記録情報を持った時刻画面を有するダッシュボード構成を選択することができることがさらに理解される。このデータは、メトリックとしてユーザの個人記録を示す以外は、上に記載された合計情報と同様のアニメーション形式において表示される。次の4つの記録がユーザの最良のランから記録され保存される:Fastest Mile, Fastest 5k, Fastest 10k(最速10k)およびLongest Run(最長ラン)。最終画面をよい最終状態で残すために、標題「LONGEST(最長)」は、走行記録計要素(「RUN」に置き換わり)の下に、日付がディスプレイの中へとロールダウンすると同時にさらにスクロールダウンする。
【0155】
図112は、上に記載されたようにリモートサイト上に設定されたアクティブなトレーニングプログラムを持っているユーザによって引き起こされる週単位のランの変形例を持った、時刻画面を有するダッシュボード構成を開示する。全般的に、この表示は、上記に記載されたように、トレーニングプログラムビュー、または「コーチ」モードと同じであるが、しかし、より小型で、Days of Week(週間)ラベルがない。従って、データ表示およびアニメーションの追加の特定の記載は、先の記載がこの特有の時刻ダッシュボード構成に当てはまるので、繰り返されない。
図112に示されたように、コーチング/トレーニング情報を持った時刻は、ラン/目標のラン・バーを利用した週単位のラン・データに加えて現在時間、曜日、日、月を含む。一旦ユーザがアニメーションを始めると、「10Kコーチ」は、ラン・バーを有するディスプレイ上をスクロールアップする。
図112に示されたように、トレーニングプログラムは、ユーザは金曜日に4.0マイル走る予定だったが、そこでは、ユーザは5.3マイル走ったことを示した。ラン・バー全体は暗くなり、追加のバー部分は金曜日のラン・バーを覆って配置される。ユーザは土曜日と日曜日に走らなかったが、現行の日、月曜日には或る一定の距離を走った。データはさらに、ユーザは火曜日に休み(シングルピクセルのラン・バー)、水曜日に4.2マイル走り、そして木曜日に休む(シングルピクセルのラン・バー)予定であることを示す。達成したラン・バーを示し、かつユーザが90日のトレーニングプログラムの78日目にいることを示す追加の画面が表示される。一旦、予め決定された長さの時間表示されると、時刻画面は現在時間、日、日、月およびラン/目標のラン・バーを示す。
【0156】
図86bから認識されるように、コントローラおよびユーザインタフェースは、追加的または拡張可能な特徴が利用可能になるよう時計に追加され得るように、構成される。このように、時計10上のメニュー選択項目は、新しい特徴に対して追加の標題および機能性を提供するように拡張することができる。例えば、追加の特徴をリモートサイトまたはデスクトップ・ユーティリティへ提供することができる。一旦、電子モジュール12を、ユーザコンピュータに、あるいは該ユーザコンピュータ経由でリモートサイトに、接続すれば、追加の特徴を電子モジュール12にダウンロードすることができる。
【0157】
追加の特徴はまた、時計10のユーザインタフェースを備えることができる。そのような特徴は、一定期間にわたって時計10に追加される拡張可能な特徴であると考えられてもよい。
【0158】
図104a〜104cは、時計10用の「デモ・モード」を開示する。このモードは、実際のシューズ搭載センサ、心拍数モニタまたは他のセンサにリンクする必要なく、購入を考えている人に対して、時計10の全エクスペリエンスを示すために利用することができる。例示的な態様において、ユーザは、示されるようなラン画面で、端部ボタンを押して、延長された予め決定された長さの時間保持する。デモ・モードにいる間、ラン画面上の標題「DEMO(デモ)」が現れ、そして、可視の方法で「DEMO OFF(デモ・オフ)」が可能になるように、項目が設定メニューの最上部に追加される。さらに、ラン画面上で所定の期間、端部ボタンを押して保持することでデモ・モードがオフに切り替えられる。そこでは、任意のダッシュボード構成を持った時刻データがディスプレイ上でアニメーション化される。デモ・モードにおいて、ユーザは異なるメニュー項目によって切り替えができる。そこでは、時計10は、ユーザに対して時計10の操作性を示すフェイクデータを表示する。
図104bおよび104cは、祝辞、およその時刻モード、ラストランインタフェースおよび記録モードを含んだ、ランに対するデモンストレーションインタフェースを示す。
【0159】
図105は、ユーザインタフェースがストップウォッチ・モードを組み込むことができることを示す。時計10への各種入力を使用すると、時計10はストップウォッチとして機能することができる。ラップをマークすることができ、かつ、該ストップウォッチは所望に応じて止めることができる。
【0160】
時計10のユーザインタフェースは、このようにいくつかのメニュー項目を必要とする時に、ユーザに重要な機能性を提供する。或る状況においては、メニュー項目の数は、表示容量より大きくなり得る。そこでは、ユーザは、画面に沿った複数のメニュー項目をスクロールするために、側面ボタンの利用を必要とする。コントローラは、メニューが最初のメニュー項目へと進む前の、最後のメニュー項目が表示されるときに、メニュー選択項目のスクロールを遅くするように構成することができる。可聴信号をこの時に提供することもできる。そのような機能は、ユーザに対してメニューの始まりかまたは終わりが接近していることを示す触覚感触または速度バンプを提供する。この機能で、 ユーザが図らずも所望のメニュー項目を過ぎてスクロールするという可能性が最小化される。例えば、触覚感触は、装置の振動を含んでいてもよい。振動は、ユーザまたはインタフェースがメニューの始まりかまたは終わりにより近くなるにつれて、より強くまたはより速くなってもよい。他の例において、可聴フィードバックおよび触覚フィードバックの組み合わせが提供されてもよい。ラップ、マイルまたは他の距離マーカー、ペース閾値、心拍数閾値、時間閾値などを識別するようなインディケータも提供されてもよい。従って振動のような触覚フィードバックは、ユーザがマイル・マーカーに接近していることをそのユーザに示してもよい。別の例において、ユーザは、そのユーザのペースが予め定められたポイントに到着しつつあることを示す、可聴警告を受けるか、あるいは触覚フィードバックを提供されてもよい。
【0161】
本発明の時計10はデスクトップ・ユーティリティ・ソフトウェア・アプリケーションを備えている。デスクトップ・ユーティリティは、典型的に、ユーザのコンピュータに常駐し、電子モジュール12とリモートサイトとの間を連携させる。ユーザは、デスクトップ・ユーティリティによって時計10の機能をカスタマイズすることができることが理解される。例えば個人最高データ、マラソントレーニングプログラムまたはインターバルトレーニングプログラムのようなプログラムはデスクトップ・ユーティリティに常駐してもよい。これらのプログラムは時計10に常駐するように移動させることができる。同様に、時計10に常駐するプログラムをデスクトップ・ユーティリティに移動させることもできる。デスクトップ・ユーティリティを利用するユーザは、時計10上の機能の表示の順序に変更を加えることができる。一旦ユーザが電子モジュール12をデスクトップ・ユーティリティが常駐するユーザのコンピュータに接続すると、そのような変更の追加が実行される。
【0162】
図106に示されるように、ユーザインタフェースはユーザが選択可能なローテーション向けに構成することができる。それによりデータは概して上下様式において表示することができる。データは右回りまたは左回りに90度回転した構成で表示することができる。例示的な態様において、ユーザインタフェースは、ユーザが選択可能なローテーションがラン/タイミング画面でのみアクティブになるように構成することができる。
図106は、2層フォーマットのラン画面におけるローテーションを示しているが、該ローテーション機能は、上に記載された3層フォーマットにも当てはまり得る。ユーザはデスクトップ・ユーティリティ・ソフトウェアを使用して、この機能をセットすることができる。
【0163】
ユーザインタフェースは
図118〜125に示されるような追加の特徴で構成することもできる。ユーザインタフェースは、時計を着用しているユーザが時計を着用している別のユーザと通信することができるように構成することができる。例えば、両方のランナーが同じルートを同じ時間に頻繁に走るので、第1のランナーは別の第2のランナーを何回も見ている可能性がある。ランナーがそれぞれこの時計を着用している場合、ランナーは、握手する(
図118)時のように、時計を非常に隣接して置くことがありうる。そこでは、ユーザインタフェースは、「Add Buddy(仲間に入れる)」のメッセージを提供する(
図119)。別のユーザはランナーが今リンクされていることを受け取ることができる。
図120は、ランナーの装置がリンクされ得る方法の別の例を示す。例えば、ユーザは、互いに近接して自らの腕(装置が着用されている)を置いてもよい。そのとき友達または仲間リクエスト(
図121に示されたような)を承諾すべきかどうか各ユーザに尋ねるプロンプトが表示されてもよい。
図122において示されるように、友達と仲間は、演算装置または時計10を使用して、リモート・ネットワーク・サイトを通じてさらに追加されてもよい。従って、ユーザの装置および仲間の装置は、友達を追加するために互いに近接している必要はない場合もある。
【0164】
ランナーはそれぞれ、他の人がリンクしているそのリストを持っていてもよい。さらなるメッセージ性能はリモートサイトの使用などによって可能である。例えば、1人のランナーはリモートサイト経由などで別のランナーに対してメッセージを残すことができる。メッセージは、メッセージを受け取るランナーがメッセージを通知される前に或るメトリックを満たさなければならないというような条件を付けられてもよい。例えば、第1のランナーは、第2のランナーへ、一旦第2のランナーが或る一定の量のマイルを走ったなどのゴールを達成したら、やる気を起こさせるメッセージが形となるメッセージを送ってもよい。そのようなメッセージはリモートサイト経由で第2のランナーのもとへ送られ、そして、第2のランナーがリモートサイトに接続した時に、第2のランナーの時計にダウンロードされる。しかしながら、メッセージは時計上では隠されており、該時計が、データを記録し、そのメトリックが満たされたと感知するまでは、現われない。このように、一旦第2のランナーが一定の距離を走ると、「You Just Got A Carrot From Jill(ジルさんからニンジンをもらいました)」などのメッセージが、第2のランナーに着用された時計の表示に現われる(
図123)。メッセージはニンジンと呼ばれてもよいし、そして、対応するニンジン・アイコンは時計表示上、またはリモートサイト表示上で利用することができる。ユーザは、さらにメッセージを見るためにサイトに接続するインストラクションを備えてもよい(
図124)。さらなるメッセージが時計上で第2のユーザに対して表示され得る。第2のユーザが時計をコンピュータに接続し、そしてリモートサイトへ接続した時に、メッセージが
図125に示されるように現われる。例えば、メッセージは「WELL DONE, KEEP ROCKIN' IT! ! !(よくがんばりました。その調子で!!!)」と示してもよい。前に論考されたように、ユーザインタフェースはリモートサイトからトレーニングプログラムを受け取ることができる。そのようなトレーニングプログラムはマラソン、10K、5K等などの実際のレース当日のプログラムを含むことができる。レース当日のプログラムは、ユーザによって設定されたフィニッシュ・タイムを達成するために、ユーザにレースの間に維持するべき適切なペース・レベルを伝えることができる。ユーザインタフェースは、或る機能用のショートカットを提供するように構成することができる。例えば、ボタンの1つまたはボタンの組み合わせを押し下げて保持すると、自動的に現行のメニューから退出し、ユーザを時刻画面または他のメニュー画面に戻すことができる。別のボタンまたは組み合わせは、ユーザを、ランを始める画面へ自動的に連れて行くことができる。
【0165】
論考されたように、或るショートカットは、或る機能を提供するために予め決定された長さの時間あるボタンを押すなどのユーザインタフェースを備えることができる。予め決定された長さの時間あるボタンを押すことは、ユーザインタフェースの様々なメニューにおけるメニュー選択項目からの速やかな退出を提供することもできる。同様に、ユーザインタフェースは例えばゴール情報に関して情報をモニタすることができる。ユーザがゴールに接近していることをユーザインタフェースが決定した場合、ユーザインタフェースは、ユーザへの追加のメッセージを提供してもよい。そのようなメッセージは、ゴールに到着した際にユーザにさらにモチベーションを与えるように設計されてもよい。そのような情報はリモートサイトにおいて維持され、ユーザがモジュール12をコンピュータ経由でリモートサイトに接続した時に、該時計に周期的にダウンロードされてもよいので、そのような機能は、ユーザに対して、時計10がリアル・タイムに機能している感覚を与える。
【0166】
リモートサイトに接続された(コンピュータ経由で)時、ユーザが時計に関連する何かを変更したかどうか (つまり、ユーザは、論じた様々なメトリック、パラメータおよび特徴などの、リモートサイトを通じて時計10にダウンロードする必要のある何かの変更をしたかどうか)を決定するために、時計10は、周期的にリモートサイトをポーリングする。変更が行なわれたことをリモートサイトが示した場合、その後、時計10はリモートサイトにそれらの変更を要求し、その後、リモートサイトは時計10へ更新事項または変更事項を送る。ユーザがプロセスからログオフを始めるか、またはリモートサイトに時計を接続したコンピュータから該時計を切断しようと求める時に、少なくとも本発明のいくつかの例に係わるシステムおよび方法は、ユーザに更新事項がすべて受信されるまで待つよう、または時計が更新をチェックする最終機会を獲得するまで待つよう(いかなる最後の瞬間の変更も失われないように)、促してもよい。あるいは、ユーザが時計のリモートサイトとの接続を突然に終了した(または、該接続が他のある方法で失われた)場合、時計で更新されなかったいかなる最後の瞬間の変更も、次の接続セッションのために、もし所望ならば、保存され得る。リモートサイトへ接続する際に、リモートサイトは、デスクトップ・ユーティリティによるなどでユーザによってカスタマイズされるように、時計表示画面の例を示すように構成することができる。それにより、ユーザは、時計表示がどのように見えるかコンピュータ上で見ることができる。リモートサイトは、時計10または競争相手先によって製造された他の運動パフォーマンスモニタリング装置または音楽装置のような、複数の装置から接続およびデータを受け取ることができるということはさらに理解される。リモートサイトはそのような装置を見分けるための能力を持って構成される。時計10が、運動パフォーマンスデータ(例示的な態様にはラン・データが含まれる)を、モニタするために使用されることはさらに理解される。他のデータも時計10によって記録しモニタすることができる。それらはトレッドミルまたはステアクライマー、エリプティカルマシーン、ローイングマシーン、バイクマシーンを含む他のジム装置のようなジム設定において生成されたデータを含んでいる。心拍数、自転車に乗るデータまたは他の生理学的データなどの他のタイプのデータも含むことができる。時計10とコンピュータおよび/またはリモートサイト(または他のネットワーク接続)との通信は他のUSB接続、無線通信、セルラー、3G、他の無線接続または他の一般的な接続システムなどの他の形式をとることができる。様々なユーザインタフェース特徴が、本明細書において記載された任意のタイプの携帯装置上で実施することができる。
【0167】
図126は、ラン・リマインダ・インタフェースを示す。そこでは、ユーザは来るべきワークアウトを思い出し得る。または、もし何も計画されていない場合はワークアウトをスケジュールする。例えば、ユーザは、ユーザがすぐにワークアウトを実行する予定であることを確認するように促されてもよい。ユーザが来るべきワークアウトを確認した場合、インタフェースは、「LOOKING FORWARD TO IT」のような激励メッセージを表示してもよい。その後、インタフェースは時刻表示に戻ってもよい。
【0168】
図131および132は、時計10のディスプレイなどのディスプレイ上に情報を表示する方法を定義するためのゾーン分け原則を示す。例えば、もし時間が3桁ではなくて4桁である場合、
図131において、情報の位置およびサイズは異なっていてもよい。
図132において、レイアウトは表示される項目の数に基づいて定義されてもよい。例えば、4項目レイアウトにおいて、経過時間、距離、平均ペースおよびカロリーは、行間5ピクセルで表示されてもよい。別の例において、5項目レイアウトは、経過時間、距離、平均ペース、カロリー較正、平均心拍数および/またはラップ時間を含んでいてもよい。4項目レイアウトにおけるような各行間が5ピクセルではなく、行間が3ピクセルしかなくてもよい。
図133は5項目レイアウトのインタフェースの例を示す。
【0169】
図134〜138は、ペース情報、経過時間、心拍数、カロリー消費量および距離を含む異なるタイプの情報に対する表示構成を示す。
図134において、ペース情報はペースに依存する異なるフォントサイズにおいて表示されてもよい。例えば、ペースがそのとき10分より短い場合、フォントは第1のフォントサイズにおいて表示されてもよい。ペースが10分と19分59秒の間にある場合、ペースは第2のフォントサイズ(例えばコンデンス体のフォントサイズ)において表示されてもよい。
【0170】
図139aおよび139bは時刻の表示のためのインタフェースの例を示す。時刻のサイズおよび位置は、時刻が最上部の部分または底部分において表示されるかどうかに依存して異なってもよい。
【0171】
図140は、ゴールに加えて時刻を表示するユーザインタフェースの例を示す。ゴールは、幾らかのカロリーを消費すること、前回の距離よりもっと長く走ること、より速く走ること、またはより頻繁に走ることを含んでいてもよい。その表示は、必要とされるスペースの量(例えば表示する必要のあるテキストの量)に依存して、異なるフォント、位置およびフォントサイズを使用して、体系づけてもよいし構成してもよい。
【0172】
1つまたは複数の構成によれば、バックライトが点灯している時間の長さは、実行されている機能かプロセスに依存して、自動的におよび/または動的に構成されてもよい。例えば、ユーザがワークアウトデータを見ている場合、デフォルトのバックライト期間(例えば5秒)より長い期間(例えば15または30秒)の間、バックライトは点灯したままであってもよい。実行されている機能に基づいてバックライト期間を動的に調節することによって、ユーザは、所望の機能またはプロセスを完了させている最中にバックライトが消えることなく、所望の機能またはプロセスを完了することができる。バックライト期間が特定機能またはプロセスに対して定義されていない場合、装置(例えば、時計10)はデフォルトのバックライト期間を使用してもよい。1つの例において、バックライトのアクティブ時間はユーザ入力を受け入れるために割り当てられた時間の長さに対応してもよい。そこでは、ユーザ入力の受け入れが背面照明に対する期間をアクティブにするかまたは延長する。装置および/またはそのシステムは、ユーザの以前の対話に基づいた期間をさらに学習してもよい。例えば、ユーザがワークアウトの統計のインタフェースを、平均して10秒間(例えば、ユーザがインタフェースを始める時間、および、ユーザがバックライトをオフにするか、または別のインタフェースへ移行する時間により測定される)見る場合、そのインタフェースに対するアクティブなバックライト照明期間は、10秒と定義されてもよい。
【0173】
時計10によって追跡され、保存され、使用され、かつ/またはモニタされたデータは、地理的な位置ベースのセンサ情報を含んでいてもよい。例えば、時計10は、時計10の現行の位置を提供するGPS装置を含むかまたはそれにリンクしていてもよい。この情報はペース、現行の走行距離、高度、複数のユーザに対する位置比較情報、ラップの開始/終了などを計算するために使用されてもよい。
【0174】
本明細書に詳述するように、時計10または他の運動パフォーマンス追跡装置は、別のコンピューティング装置に接続されて、それからデータを受信する、またはそれにデータを送信してもよい。いくつかの構成において、別のコンピューティング装置(例えば、据え置き型およびポータブル電子装置)は、時計10の機能にアクセスするように構成された、インストールされたドライバおよび/またはプログラムを含んでもよい。インストールされたドライバまたはプログラムなしでは、機能は利用可能またはアクセス可能でないことがあり得る。従って、時計10または別の運動パフォーマンス追跡装置は、別のコンピューティング装置に接続すると、その別のコンピューティング装置が、時計10の機能へのアクセスに関連するドライバおよび/またはプログラムを含むかどうかを決定してもよい。別のコンピューティング装置が、時計10の様々な機能にアクセスするためのドライバおよび/またはプログラムを含まないと時計10が決定した場合、時計10は、大容量記憶装置(MSD)のような記憶装置としてその別のコンピューティング装置に登録(例えば、それ自体およびその能力を識別)してもよい。他方、別のコンピューティング装置が、時計10の機能にアクセスするためのドライバおよび/またはプログラムを含むと時計10が決定した場合、時計10は、代わりに、それ自体をヒューマンインタフェース装置(HID)としてそのコンピューティング装置に登録してもよい。
【0175】
ヒューマンインタフェース装置は、人から直接入力を受け、人に直接出力を提供するように構成されてもよい。例えば、時計10は、前記のように、運動パフォーマンスデータを記録し、ディスプレイを通してユーザにメトリックを出力するように構成されてもよい。他方、大容量記憶装置はそのような能力を有しなくてもよい。代わりに、大容量記憶装置は、データを記憶するように構成されるだけでもよい。HID対 MSDとしての登録は、様々なAPI、装置プロトコルおよび/または装置インタフェースを他のコンピューティング装置に利用可能にし得る。例えば、MSDとしての登録は、他のコンピューティング装置に対し、その装置と通信するために記憶プロトコルを使用し得るということを示してもよい。別の例において、HIDとしての登録は、他のコンピューティング装置に対し、時計10と通信するために時計表示プロトコルまたは運動活動パフォーマンスデータ同期化プロトコルを呼び出し得るということを示してもよい。時計10は、いくつかの例において、データをアップロードし、同期化する、および/または他の構成機能を実行するために、デスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータにHIDまたはMSDとして登録してもよい。時計10はまた、HIDまたはMSDとして、スマートフォンのようなポータブル通信装置とリンクしてもよい。一例において、時計10は、ユーザが、他のやり方では時計10上で利用し得ないデータ分析をポータブル通信装置上で実施し得るよう、運動活動中にポータブル通信装置とリンクしてもよい。追加的または代替的に、ポータブル通信装置は、メトリックを決定する際に時計10が使用するために、または記憶目的のために、それ自体のデータ(例えば位置データ)を時計10に転送してもよい。いくつかの構成において、時計10(または他の運動パフォーマンスモニタリング装置)は、他のコンピューティング装置が、時計10の機能にアクセスするためのドライバおよび/またはソフトウェアを含むかどうかにかかわらず、はじめは常に大容量記憶装置として登録してもよい。時計10は、他のコンピューティング装置がそのようなドライバおよび/またはソフトウェアを含むかどうかを決定し、含むならば、ヒューマンインタフェース装置としても登録してもよい。いくつかの例において、ヒューマンインタフェース装置としての登録が、大容量記憶装置としての時計10の登録に取って代わってもよい。または、時計10は、大容量記憶装置かつヒューマンインタフェース装置として登録されてもよい。さらに他の構成においては、他のコンピューティング装置が適切なドライバまたはソフトウェアを含むということを時計10が検出するためには、特定のソフトウェアまたはドライバが他のコンピューティング装置上でアクティブ(例えば実行中)である必要があり得る。ドライバまたはソフトウェアが実行中でない、または他のやり方でアクティブでないならば、時計10は大容量記憶装置としてしか登録し得ない。時計10はまた、ドライバまたはソフトウェアを記憶し、ドライバまたはソフトウェアを他のコンピューティング装置にダウンロードしてもよい。代替的または追加的に、ドライバまたはソフトウェアが記憶される場所を指定する識別子(例えばURI)が時計10中に記憶されてもよい。時計10は、他のコンピューティング装置が、ユーザの合意/許可を条件に、ドライバおよび/またはソフトウェアをダウンロードするよう、自動的にユーザに催促するようにしてもよい。
【0176】
時計10はまた、他のコンピューティング装置が適切なドライバおよび/またはソフトウェアを含むということを検出すると、その登録状態を変更または修正してもよい。例えば、ドライバおよび/またはソフトウェアが検出されないならば、時計10は、はじめは大容量記憶装置として登録し、そのようなものとして操作されてもよい。その後、時計10がまだ接続されている間にドライバおよび/またはソフトウェアがコンピューティング装置にインストールされ、アクティブ化される(例えばソフトウェアプログラムが実行される)ならば、時計10は、そのインストールまたはアクティブ化を検出し、その登録状態を、HID状態を含むように自動的に修正してもよい。時計10と他の装置との間の接続は、無線、有線またはそれらの組み合わせであってもよく、1つまたは複数の通信プロトコルに準拠してもよい。例えば、時計10は、BLUETOOTHプロトコル(例えばBLUETOOTH LOW ENERGY)、赤外線、Wi-Fi、セルラー送信、Ethernet、TCP/IPなど、および/またはそれらの組み合わせを介して通信してもよい。
【0177】
同じく本明細書に記載されるように、時計10は、そのセンサおよびデータ出力の精度を保証するために較正されてもよい。一例において、時計10は、例えば加速度センサなどの1つまたは複数の非位置ベースのセンサ、および例えばGPSセンサまたはセルラー三角測量システムなどの1つまたは複数の位置認識センサからデータを受信するように構成されてもよい。非位置ベースのセンサは、もっとも正確な運動パフォーマンスメトリック情報、例えばペースまたは距離を提供し得ないため、運動パフォーマンスデータは、位置認識センサからの情報を使用して補足および/または較正されてもよい。較正は、自動的、手動的、および/または定期的、不定期もしくは連続的に実施されてもよい。しかしながら、いくつかの構成において、位置認識センサまたは他の較正センサからのデータは正確または完全でないことがあり得る。従って、特定の時間において、または特定の条件下、他の較正センサからの情報を使用して、あるセンサからのデータを較正することは好ましくない、または望まれないことがあり得る。さらに他の例において、位置認識センサからのデータは、装置の絶対位置に関して正確でないことがあり得る。しかしながら、それでもデータは正確な相対的情報、例えば移動距離の量、ペースなどを提供し得る。従って、データは絶対的な位置情報を提供し得ないが、それでもデータは、非位置ベースのセンサのデータを使用してより正確なペースまたは距離決定を提供するために非位置ベースのセンサを較正するために使用され得る。
【0178】
図141は、較正を実施し得る例示的プロセスを示す。ステップ14100において、運動パフォーマンスモニタリング装置(例えば時計10)がその上での運動パフォーマンス検出モードの開始を検出し得る。運動パフォーマンス検出モードは、ワークアウトを設定するためのモードの時計10上でのアクティブ化、および/または運動パフォーマンスに対応するユーザの動きの検出の開始に対応しうる。一例において、時計10などの装置は、ユーザが指定されたペースで動き始めたとき(例えばユーザの動きのペースがペース閾値を超えたとき)、運動パフォーマンスに対応するユーザの動きの開始を検出してもよい。別の例において、ユーザが運動パフォーマンスの開始を手動で指定してもよい。ステップ14105において、運動パフォーマンスモニタリング装置は較正センサから運動パフォーマンスデータを取得し得る。較正センサから得られるデータの量は、較正ウィンドウ、例えば250ms、500ms、1秒、2秒、5秒、10秒、30秒などの予め定められた量の較正時間、および/または予め定められた数の較正データパケットに対応してもよい。一例において、データの量は、較正センサから受信されるセンサ信号のスライディングウィンドウに対応してもよい。
【0179】
ステップ14110において、装置はさらに、1つまたは複数の非較正センサ(例えば加速度計)からセンサデータを受信または取得し得る。さらに、ステップ14115において、装置は、非較正センサデータから1つまたは複数の運動パフォーマンスメトリックを決定し得る。そのようなメトリックは、ペース、距離、他の歩行特性、滞空時間、ジャンプの高さ、ストライド長などを含んでもよい。
【0180】
ステップ14120において、運動パフォーマンスモニタリング装置は、較正データの現在の設定が妥当であるかどうかを決定し得る。較正データの妥当性の決定は、較正データの完全性の決定を含んでもよい。データ完全性は、データが決定されたときの信号強度(例えばデータのGPS信号強度)、データが欠損しているかどうか、データが予め定められた割合のアウトライアー(例えば閾値割合のアウトライアー)を含むかどうか等、および/またはそれらの組み合わせを含んでもよい。例えば、アウトライアーは、データセットに対して統計的分析を実施し、データ点が平均値またはメジアンの標準偏差の閾値数の範囲内に入るかどうかを決定することによって識別されてもよい。閾値数のアウトライアーがデータセット中に存在するならば、そのデータセットは妥当でないとみなされてもよく、アウトライアーが閾値数に達しないならば、そのデータセットは妥当とみなされてもよい。様々な他の方法および分析を使用してアウトライアーを識別してもよい。他の例において、予め定められた割合のデータが欠損しているならば、そのデータは妥当でないと識別されうる。欠損データが予め定められた割合に達しないならば、そのデータセットは妥当であると決定されうる。さらに他の例においては、データセット中の予め定められた量または割合のデータに関してGPS信号強度が指定された信号レベル以下であるならば、そのデータセットは妥当でないと決定されうる。しかし、データセット中の低信号強度データが予め定められた量または割合に達しないならば、そのデータセットは妥当とみなされうる。所望であれば、または必要ならば、妥当性規則および閾値の組み合わせを定めてもよい。
【0181】
位置データの妥当性の検証はさらに、マッピングデータに基づいて確認または検証されうる。例えば、GPSデータを地図にプロットして、または地図と比較して、GPSルートが地図上の経路、道路または他の予め定められた地面に一致するかどうかを決定してもよい。一致しないならば、そのGPSルートデータは妥当でないとみなされうる。マッピングデータは、GOOGLE MAPS、MAPQUEST、YAHOO! MAPS等、および/またはそれらの組み合わせを含む様々なマッピングサービスおよびシステムから検索されうる。さらに他の例において、GPSデータは、予め定められた運動パフォーマンスルートのような既知の地図情報に基づいて妥当性検証、修正および/または較正されてもよい。従って、ユーザが、予め定められたルート上を走っていることを示すならば、そのルートの既知の距離および/または座標に従ってGPSデータが妥当性検証、修正および/または較正されてもよい。GPSデータが、ユーザがルートから50フィート外れていることを示すならば、地図データを使用して、GPSデータを妥当でないと識別してもよいし、GPSデータを変更して、ルートに沿うように座標を修正してもよい。また、そのルートに関する以前のパフォーマンス時間が、GPSデータの精度に関する検証として使用されてもよい。例えば、GPSデータが、ユーザが1マイルを4分で走破することを示すとき、そのルートの過去のパフォーマンスデータが、ユーザが同じ1マイルを8分で走ることを示すならば、装置は、データが妥当でないと自動的に決定してもよい。本明細書に記載される装置、システムおよび方法に従って他の検証および較正方法およびパラメータが使用されてもよい。別の例において、装置は、以前のパフォーマンスデータが、指定された量(例えば20%、25%、30%、50%、60%など)だけ現在のGPSデータと異なる複数の(または閾値数の)過去のパフォーマンスを含むかどうかに基づいて、データの妥当性を決定してもよい。従って、装置は、現在のGPSデータセットを妥当でないとして宣言する前に、以前のパフォーマンスにおける一貫性を探してもよい。上記例において、例えば、ユーザが以前に同じ1マイルを7.5分〜8.5分の範囲で複数回走ったことがあるならば、装置は、ユーザが1マイルを4分で走破したと指定するGPSデータが妥当でないと決定してもよい。装置は、古い情報がこの評価に使用されないよう、直前のX(例えば2、3、4、5、7、10など)回の運動パフォーマンスのみを考慮してもよい。
【0182】
ステップ14125において、較正データが妥当でないならば、非較正センサデータおよびメトリックは変更されなくてもよく、ステップ14145において、決定されたメトリックが表示または他のやり方でユーザに伝達され得る。または、非較正センサデータから決定されたメトリックが、1つまたは複数の以前に決定された、または既存の較正値または式(図示せず)に従って修正されてもよい。例えば、較正値または式は、1つまたは複数の以前の較正データセットから決定されたものであってもよい。従って、非較正センサデータおよび/またはメトリックは、代わりに、そのような較正値または式に従って較正されてもよい。
【0183】
他方、較正データが妥当であると決定されるならば、ステップ14130において、較正センサデータおよび非較正センサデータから、新たなまたは現在の較正値または式が決定され得る。例えば、装置は、非較正センサデータに基づいて決定されたメトリックの値と、較正センサデータに基づいて決定された同じメトリックの値との間の相関値を決定してもよい。異なるメトリックに関して異なる相関値が決定されてもよい。ステップ14135において、現在の較正値または式を以前に決定された較正値または式と組み合わせて、累積較正値または式が決定され得る。いくつかの例においては、以前の累積較正値または式が現在の較正値または式と組み合わされて、新たな累積較正値を決定してもよい。いくつかの構成においては、いくつかのデータセット、時間の長さ、および/または較正値が表す距離の量に基づいて以前の較正値(例えば以前に決定された個々の較正値または累積較正値)および現在の較正値が重み付けされてもよい。
【0184】
ステップ14140において、決定された較正値を使用して、非較正センサデータおよび/またはメトリックが較正され得る。いくつかの場合において、較正は、累積較正値を使用して実施されてもよい。他の場合において、較正は、最新のデータセットの現在の/新たな較正値を使用して実施されてもよい。較正は、個々のデータセットの較正値に基づいて実施されてもよいし、累積較正値に基づいて実施されてもよい。較正は、時計10のような運動パフォーマンスモニタリング装置とともに使用されるセンサのシステムにおける各センサについて個別に実施されてもよい。したがって、ユーザが第一のシューズの中に第一のセンサを使用し、第二のシューズの中に第二のセンサを使用するならば、各センサは、別々に、および/または互いから独立して較正されてもよく、異なる較正値を有してもよい。
【0185】
代替的または追加的に、はじめに妥当でないと決定されたデータセットをフィルタリングして妥当なデータセットを作成してもよい。例えば、データセット内の妥当でないデータが抽出されて妥当なデータを残してもよい。したがって、較正値は、新たな較正値を決定しないこと、および/または非較正センサデータおよびメトリックを修正しないことよりもむしろ、フィルタリングされたデータセットに基づいて生成されてもよい。
【0186】
時計10は非位置認識センサおよび位置認識センサの両方を含んでもよいが、時計10は、様々な条件に依存して、それらのタイプの一方のセンサから決定されたデータまたはメトリックを表示してもよい。例えば、ユーザが、瞬間的または短期のペースまたは距離情報を表示させているならば、時計10は、位置認識センサデータ(例えばGPSセンサデータ)の代わりに非位置認識センサデータ(例えば加速度計データ)を使用してもよい。活動パフォーマンスメトリックの短期(例えば短距離または短時間)測定の場合にGPSセンサデータがあまり正確でないならば、時計10は、例えば、加速度計データを選択してもよい。短期は、様々な時間または距離ベースの閾値に対応してもよい。例えば、短期は、1マイル未満の距離、5分未満の時間などに対応してもよい。他の例において、短期は、様々なセンサからのデータパケットまたはセットの数に基づいて定められてもよい。例えば、ユーザが、1つのデータセットまたはパケットのペースを見ることを望むならば、加速度計センサデータが使用されてもよい。しかし、ユーザが複数のデータセットまたはパケットのペースを見ることを望むならば、GPSセンサデータが使用されてもよい。したがって、時間または距離の閾値量が定められてもよい。閾値を超えると、装置は、1つまたは複数のセンサの第一のセットからのデータを使用してメトリックを計算してもよく、閾値未満では、装置は、1つまたは複数のセンサの第二のセットからのデータを使用してメトリックを計算してもよい。ユーザが、メトリックを決定するためにどれくらいの時間または距離を評価したいのかを選択してもよい。
【0187】
時計10は、様々なタイプのメニュー、機能およびパフォーマンスデータを表示するように構成されている。いくつかの局面において、ユーザは、自動化された情報ループが時計10によって表示されるように設定してもよい。ユーザは、見たいと思うメトリック、機能、または他の情報の表示、およびその順序を確認することができる。一例において、メトリックの確認およびループ順序の設定は、時計10とは異なるコンピューティング装置を通して実施されてもよい。別の例において、設定は、時計10を通して直接実施されてもよい。
【0188】
時計10を使用するユーザ行動および/または時計10の作動特性を分析して、傾向を決定し、更新または改善されたサービスを提供してもよい。例えば、サービスシステムが、通常選択されているメトリックまたは通常設定されている情報ループを割り出し、そのようなメトリックまたは事前に設定されたループをデフォルト値として、または予め定められた表示オプションとして、提供してもよい。他の例において、サービスシステムは、特定の年齢層によって頻繁に見られているメトリックに基づいて、ユーザに販売すべき製品またはサービスを特定してもよい。例えば、18〜24歳がワークアウト中のデフォルト表示メトリックとして心拍数を最もよく設定しているならば、サービスシステムは、18〜24歳の年齢層が他の心拍数モニタリング装置またはサービスから恩恵を受け得ると決定し、したがって、そのような製品またはサービスをそのような個人に販売しうる。別の例において、サービスシステムが、閾値割合の35〜45歳が、運動活動を実施する場合に時計10上で、ゴールとして心臓血管コンディショニングを設定していることを検出するならば、サービスシステムは、心臓血管の健康を改善するのに役立つ他の製品およびサービスを販売または提供しうる。これら他の製品およびサービスは、ビタミン類、他のタイプのワークアウト(例えばヨガ、バイクなど)の提案、レシピ、食品のタイプなどを含んでもよい。さらに他の例において、サービスシステムは、1つの、またはもっとも多く見られているメトリックをデフォルトビューとして含むようにユーザのウェブサイトまたはプロフィールページを構成してもよい。
【0189】
時計10は、位置検出信号が弱くなると思われる区域、人物のタイプ、地面のタイプ、活動のタイプに関する較正値、バッテリ寿命情報等、および/またはそれらの組み合わせを含む他のタイプのパフォーマンス特性および情報をサービスシステムに送ってもよい。この情報は、サービスシステムが、更新を時計10に提供してデフォルト較正値を改善し、位置検出信号が強くなる活動の場所またはルートを推奨し、バッテリ寿命を改善することなどを可能にし得る。
【0190】
時計10はさらに、様々な動作モード、たとえばデモンストレーションモードおよびショーケースもしくはキオスクモードを含んでもよい。デモンストレーションモードは、シミュレーションのランニングまたは他の運動のための表示を提供してもよい。例えば、時計10の表示は、運動活動構成表示、シミュレーションのユーザ入力(オプションを通じた選択またはスクロール)、およびペース、距離、心拍数、標高、消費カロリーなどを含む運動データのシミュレーションの蓄積を循環してもよい。時計10は、ユーザがデモンストレーションモードをアクティブ化および非アクティブ化することができる選択可能な機能を含んでもよい。追加的または代替的に、時計10はキオスクモードを含んでもよい。通常動作において、時計10は、コンピューティング装置につながれる、または充電モードに入る(例えば電源につながれる)と、運動パフォーマンス計測および記録機能を停止してもよい。したがって、ユーザが時計10を充電し始めるならば、デモンストレーションモードは自動的に終了しうる。より長期のデモンストレーションおよび表示を提示する能力を提供するために、時計10は、時計10が別の装置に接続されたとき、および/または充電を開始したときでもデモンストレーションモードまたは時計10上で実行中の既存のモードが終了または他のやり方で中断されないキオスクモードを含んでもよい。一例において、時計10は、他の装置に接続されても、自動同期化または登録モードに入らなくてもよい。
【0191】
追加的または代替的に、ユーザが運動活動パフォーマンスを開始するまでの起動時間または初期化時間の量を減らすための様々な機能が時計10において使用されてもよい。例えば、時計10がGPSセンサを含むならば、そのGPSセンサは、様々な衛星からの必要なGPS信号を収束させるためにある長さの時間を要し得る。GPS信号の収束は、時計10および/またはユーザの位置を決定する能力を提供する。したがって、ユーザが、正確な距離および位置情報をもって運動を開始することができるまでに待たなければならない時間の長さを減らすために、活動セットアップモードまたは画面に入ったら直ちに、GPSセンサのGPS信号検出および収束プロセスが開始されてもよい。例えば、時計10は、ユーザが活動を設定する、および/またはパフォーマンス記録を開始するまで待つよりもむしろ、ユーザがパフォーマンス記録を開始する前に、例えば、ユーザが、運動活動を定義および設定する装置のモードまたは画面に入った時点で、信号取得プロセス(例えばGPS信号検出)を自動的に開始してもよい。他の例において、時計10は、ユーザが通常運動活動を実施する時間に対応する時間に位置検出信号取得を自動的に開始してもよい。例えば、ユーザが3:00PMに運動活動を実施および記録することが多いと時計10が決定するならば、時計10は、予め定められた長さの時間(例えば30秒、1分、5分、10分など)だけ3PMよりも早く、自動的に信号検出を開始してもよい。信号取得プロセスの前またはそれ以外では、位置決定センサは、位置決定信号を取得していなくてもよいし、かつ/または位置信号を取得するときに経由される遠隔装置と通信していなくてもよい。
【0192】
位置信号依存センサが同期化している、または信号を待っている間に、第一の非位置信号依存センサを使用する運動の開始の代わりに、またはそれに加えて、GPSセンサ信号または他の位置決定信号の取得が使用されてもよい。
【0193】
さらに、信号検出トリガイベント(例えば、予め定められた時刻、活動設定モードへのエントリなど)からある長さの時間(例えば30秒、5分、10分、20分、30分、1時間など)内にユーザが運動を開始しないならば、時計10は自動的に信号検出を非アクティブ化してもよい。所定の長さの時間で信号検出を非アクティブ化することは、バッテリ寿命を節約することに役立ち得る。しかしながら、ユーザが最終的に活動パフォーマンスおよびその記録を開始するならば(時計10が信号検出をすでに非アクティブ化したのち)、時計10は、活動開始イベント/トリガに基づいて信号検出を再びアクティブ化してもよい。トリガおよびイベントの組み合わせが、自動信号検出をアクティブ化する、または信号検出を非アクティブ化するために使用されてもよい。例えば、予め定められた時刻および装置の指定されたモードへのエントリが自動信号検出を発動させてもよい。ユーザはさらに、この進歩した信号取得/検出機能を切り換えてもよいし、トリガおよびイベントを変更してもよい。
【0194】
また、信号取得および検出時間を短縮するために他の機能が使用されてもよい。例えば、時計10が電源に接続されるたびに、時計10は、位置決定目的のために衛星エフェメリスを自動的に取得するように設定されてもよい。衛星エフェメリスは、所与の期間(例えば次の30秒間、1分間、5分間、10分間、30分間、1時間、次の4時間、次の2日間、次の1週間など)における天空中の物体の位置を示す値の表または地図を提供する。位置決定衛星の進歩したマッピングを提供することにより、時計10は、はじめに衛星を見つけ、次いでエフェメリスを取得し、その後、1つまたは複数の他の衛星の信号を得る場合よりも速やかに位置信号を取得し得る。また、衛星は時折予測経路からずれ得るため、時計10が電源に接続するたびにエフェメリスを更新することは取得時間を減らし得る。したがって、更新されたエフェメリス情報は、事前に予測された位置および経路からのこれらのずれまたは逸脱を構成し得る。代替的または追加的に、エフェメリスは、指定された有効期限に達した時に更新されてもよい。例えば、取得されるエフェメリス情報が有効期日および/または有効期限を含んでもよい。その有効期限に達すると、装置は、更新されたエフェメリス情報を取得しようとしてもよい。装置は、ただちに、または次の電源接続時にただちに(電源に接続されていない場合)、更新されたエフェメリス情報を取得しようとしてもよい。
【0195】
エフェメリスデータは、GPSコンポーネントを使用して衛星およびそれらの位置をサーチすることによって、および/または1つまたは複数のエフェメリスデータサーバからネットワーク接続を介して情報を検索することによって、時計10によって取得されてもよい。他の例において、エフェメリスデータは、別の装置、例えばデスクトップコンピュータ、スマートフォン、ラップトップコンピュータ等によって取得されたのち、時計10にダウンロードされてもよい。さらに別の例において、エフェメリスデータは、より最新の、および/またはより正確なエフェメリスデータを有する別の運動パフォーマンス装置から時計10によって得られてもよい。
【0196】
いくつかの構成において、クライアント装置、例えば時計10または接続されたクライアントコンピュータは、時計10またはクライアントコンピュータには既知である衛星情報に基づいてそれ自体のエフェメリスを生成するように構成されてもよい。いくつかの場合において、エフェメリスは、ユーザの現在位置を包含する特定の領域の地図を含むだけでもよい。他の構成において、エフェメリスは、地球の軌道を周回するすべての位置決定衛星の地図を含んでもよい。衛星のエフェメリスを構成することは、時計10のような複数の運動パフォーマンスモニタリング装置に既知である衛星位置および/またはタイミング情報を受信し、それに基づいて衛星位置およびタイミングの地図を構成することを含んでもよい。さらに別の例において、時計10のような装置は、別の装置、例えば別のユーザの時計または他の運動パフォーマンスモニタリング装置からエフェメリス情報をダウンロードまたは他のやり方で受信してもよい。他のユーザの装置が同じ位置にある(または短い距離の範囲内に位置する)ならば、ユーザの時計10は、同様な位置を条件に、衛星または他の位置決定装置とより速やかに同期化し得る。追加的または代替的に、他のユーザの装置がより正確なまたは最新のエフェメリス情報を有するならば、精度を高めるためにユーザの装置が更新されてもよい。
【0197】
いくつかの場合において、時計10が同期化または他の機能のために別のコンピューティング装置に接続されると、時計10は、そのデータまたは構成の少なくともいくつかがリセットされてもよい。例えば、他のコンピューティング装置は、既知および/または予め定められた構成に時計10をリセットして、二つの装置間の正しい対話を保証してもよい。時計10をリセットすることは、リセット命令を時計10において受信することを含んでもよい。既知および/または予め定められた構成は、時計10のメモリから衛星エフェメリスを削除することを含んでもよい。前記のように、エフェメリスなしでは、時計10は、位置信号を取得し、ユーザの位置を決定するためにより多くの時間を要し得る。したがって、衛星エフェメリスを削除する代わりに、装置は、エフェメリスをそのメモリ中に維持しながらリセットプロセスを実施してもよい。エフェメリスを維持することにより、装置は、位置信号をより効率的なやり方で取得し得る。代替的または追加的に、衛星エフェメリスデータの一部または全部が時計10から削除されるならば、新たな、または更新されたデータが他のコンピューティング装置または他のソースから時計10に自動的にダウンロードされてもよい。
【0198】
エフェメリスデータは、装置の位置を決定するために使用され得る構成情報の単なる一例である。例えば、セルラー三角測量位置決定は、基地局識別子および地図を使用して装置の現在位置を決定し得る。したがって、そのような識別子および地図が、本明細書に記載されるような衛星エフェメリス情報と同様なやり方で取得され、更新されてもよい。セルラー三角測量データは、運動パフォーマンスモニタリング装置において生成されてもよいし、セルラー通信コンポーネントを有する別の装置、例えばスマートフォンから生成されてもよい。別の例において、衛星もしくは他の装置との時刻同期化のためのアルマナックデータおよび/または他のGPS信号通信が、本明細書に記載される局面に従って更新および/または生成されてもよい。さらに別の例においては、Wi-Fi三角測量および/または位置決定が使用されてもよい。
【0199】
様々な運動パフォーマンスモニタリング装置が様々なハードウェア、ソフトウェアおよびファームウェアを含み得、したがって、様々なフォーマットで、または様々なプロトコルに従って位置データ(例えばGPSデータ)を生成し得る。一例において、一部のファームウェア、ソフトウェアまたはハードウェアは、得られる位置情報が必要なレベルの一貫性を有し得ないようにGPS信号を処理し得る。従って、いくつかの構成において、データの一貫性または妥当性を改善するために、生成している位置情報が運動パフォーマンスモニタリング装置から1つまたは複数の処理サーバに送信されてもよい。さらなる分析および処理のために位置情報が処理サーバに送信されるかどうかは、記録または初期データ処理装置のファームウェア、ソフトウェアまたはハードウェアバージョンに基づいて決定されてもよい。いくつかの例において、ファームウェア、ソフトウェアまたはハードウェアの一部のバージョンは、処理サーバによるさらなる処理を要しなくてもよい。したがって、それらのバージョンのファームウェア、ソフトウェアまたはハードウェアを有する装置からの位置データは処理サーバに送信されなくてもよい。位置情報が処理サーバに送られる場合、処理された位置情報は、運動パフォーマンスメトリックを生成および/または表示するために、また記憶目的のために、運動パフォーマンスモニタリング装置に戻されてもよい。処理された位置情報はまた、1つまたは複数の他の装置またはサーバに同期化されてもよい(処理サーバによって処理されない位置情報の同期化を伴うまたは伴わない)。
【0200】
運動パフォーマンスモニタリング装置(例えば時計10)、接続されたコンピューティング装置(例えばデータが同期化されるもの)または遠隔運動パフォーマンスモニタリングサービスのうちの任意のものが、装置が位置データを処理サーバに送信するかどうかにつて決定を下しうる。例えば、適用可能な場合、上記装置のうちの任意のものが、パフォーマンスモニタリング装置のファームウェア、ソフトウェアまたは装置バージョンを、ファームウェア、ソフトウェアおよび/または装置バージョンを処理サーバの識別と相関させる表と、比較しうる。
【0201】
本発明の装置の様々な態様は、運動パフォーマンスデータを記録しモニタすることにおいて、高められた機能性を提供する。本明細書において記載されたように、データは、規則的にリモートサイトに加えてコンピュータにもアップロードすることができる。さらに、リモートサイトからのデータは、ユーザがリモートサイトを利用できる装置にユーザによりダウンロードすることができる。収納容器は頑丈で着用可能な時計を提供する。収納容器構造は、コントローラが滑らかに動作することができるように、ランニングの衝撃およびインパクトを吸収することができる。さらに、収納容器構造は、コントローラを汚染し、操作性に悪影響を及ぼすおそれのある屑、水、汗または他の湿気が収納容器の内部に進入することを防ぐ。1つの例示的な態様において、収納容器はおよそ5気圧下でも耐水である。ユーザインタフェースの構成は、時計の特に3つの軸の構成の単純で容易な操作を提供する。装置の正面かクリスタルをタッピングことによって、衝撃センサを使用し、特に、ラップをマーキングするようにユーザは容易に機能を実行することができる。時計に特有のユーザ入力部を置くのではなく、そのような容易な操作により、ユーザは運動パフォーマンスに集中することができる。本明細書において記載されたように、ユーザインタフェースは、装置の高度の操作性を提供するために多くの特徴を提供する。
【0202】
態様が具体的に示され記載されたが、本発明の精神から著しく逸脱することなく数多くの修正が可能である。また、保護される範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ規定される。