【実施例】
【0495】
中間体と最終化合物は、以下の機器の1つを使用して、フラッシュクロマトグラフィーによって精製した:i)Biotage SP1 システム及び Quad 12/25 Cartridge モジュール。ii)ISCO combi-フラッシュクロマトグラフィー機器。シリカゲルのブランド及び粒径:i)KP-SIL 60A(オングストローム)粒径:40〜60μM;ii)CAS登録番号:Silica Gel:63231-67-4,粒径:47〜60ミクロンシリカゲル;iii)ZCX(Qingdao Haiyang Chemical 株式会社製)、空孔:200〜300又は300〜400。
【0496】
中間体と最終化合物は、X Bridge
TMPerp C
18(5μm,OBD
TM30x100mm)カラム又はSunFire
TMPerp C
18(5μm,OBD
TM30x100mm)カラムを使用する逆相カラムでの分取用HPLCによって精製した。
【0497】
LC/MSスペクトルは、MicroMass Plateform LC(WatersTM アライアンス 2795-ZQ2000)を使用して入手した。標準的なLC/MS条件は、以下の通りであった(操作時間:6分):
酸性条件:A:H
2O中0.1%ギ酸;B:アセトニトリル中0.1%ギ酸;
塩基性条件:A:H
2O中0.01% NH
3・H
2O;B:アセトニトリル;
中性条件:A:H
2O;B:アセトニトリル。
【0498】
質量スペクトル(MS):全般的には、親質量を示すイオンだけを報告して、他に述べなければ、引用される質量イオンは、陽性の質量イオン(M+H)
+である。
【0499】
マイクロ波支援反応は、Biotage Initiator Sixty において行った。
【0500】
NMRスペクトルは、Bruker Avance 400MHz を使用して入手した。
【0501】
空気感受性の試薬が関わるすべての反応は、アルゴン雰囲気下で実施した。他に述べなければ、試薬は、市販の供給業者より受け取ったままで、さらに精製せずに使用した。
【0502】
中間体1−1
2,4−ジクロロ−8−メチルキノリン
【0503】
【化93】
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【0504】
塩化ホスホリル(400mL)を含有する、環流冷却器と温度計を取り付けた3つ首丸底フラスコへ2−メチルアニリン(50g,0.47モル)とプロパン二酸(73g,0.7モル)を加えた。この混合物を加熱して、95℃で16時間、そして次いで145℃で1時間撹拌した。揮発物質を真空で蒸発させて、残留する黒色のオイルを撹拌しながら砕氷上へ注いだ。生じる混合物をジクロロメタン(300mLx3)で抽出した。合わせた有機層を、水相がpH7〜8になるまで重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で洗浄してから塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中3%酢酸エチル)によって精製して、65gの純生成物を得た(収率は、65.3%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 212。
【0505】
中間体1−2
2,4−ジクロロ−6−(メチルスルファニル)キノリン
【0506】
【化94】
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【0507】
1−(メチルスルファニル)−4−ニトロベンゼン
【0508】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
p−ニトロチオフェノール(20g,0.129モル)の水(150mL)懸濁液へ水酸化ナトリウムの水溶液(75mL,2N)を室温で加えた。この混合物を15分間撹拌して10℃へ冷やした後で、ヨウ化メチル(57g,25mL,0.401モル)をゆっくり加えた。この反応混合物をそのまま室温へ温めて、2.5時間撹拌した。生じる混合物をジエチルエーテル(100mLx3)で抽出した。この有機層を合わせ、水(200mL)と塩水(200mL)で洗浄し、硫酸カルシウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、11gの1−(メチルスルファニル)−4−ニトロベンゼンを黄色の固形物として得た。
【0510】
4−(メチルスルファニル)アニリン
【0511】
【化96】
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【0512】
水素で満たしたバルーンを取り付けた丸底フラスコにおいて、1−(メチルスルファニル)−4−ニトロベンゼン(10.5g,0.062モル)及びラネー・ニッケル(5g)のメタノール(250ml)懸濁液を室温で16時間水素化した。生じる混合物を濾過して真空で濃縮して、8.0gの4−(メチルスルファニル)アニリンを無色のオイルとして得た。
【0513】
2,4−ジクロロ−6−(メチルスルファニル)キノリン
【0514】
【化97】
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【0515】
中間体1−2は、4−(メチルスルファニル)アニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 244。
【0516】
中間体1−3
6−ブロモ−2,4−ジクロロキノリン
【0517】
【化98】
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【0518】
中間体1−3は、4−ブロモアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 276。
【0519】
中間体1−4
2,4−ジクロロ−5−メチルキノリン
【0520】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
中間体1−4は、3−メチルアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 212。
【0522】
中間体1−5
2,4−ジクロロ−7−メチルキノリン
【0523】
【化100】
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【0524】
中間体1−5は、3−メチルアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 212。
【0525】
中間体1−6
2,4−ジクロロ−6−フルオロ−キノリン
【0526】
【化101】
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【0527】
中間体1−6は、4−フルオロアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値.(ESI
+) [(M+H)
+] 216。
【0528】
中間体1−8
2,4−ジクロロ−6−トリジュウテリオ(trideuterio)メチルキノリン
【0529】
【化102】
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【0530】
中間体1−8は、4−トリジュウテリオメチルアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 215。
【0531】
中間体1−9
2,4−ジクロロ−キノリン−6−カルボン酸メチル
【0532】
【化103】
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【0533】
中間体1−9は、4−アミノ安息香酸メチルを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 256。
【0534】
中間体1−10
2,4−ジクロロ−7,8−ジフルオロ−6−メチルキノリン
【0535】
【化104】
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【0536】
中間体1−10は、2,3−ジフルオロ−4−メチルアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 248。
【0537】
中間体1−11
2,4−ジクロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン
【0538】
【化105】
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【0539】
中間体1−11は、4−(トリフルオロメトキシ)アニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 282。
【0540】
中間体1−12
2,4−ジクロロ−6−(ジフルオロメトキシ)キノリン
【0541】
【化106】
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【0542】
中間体1−12は、4−(ジフルオロメトキシ)アニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 264。
【0543】
中間体1−13
2,4−ジクロロ−5−フルオロ−6−メチルキノリン
【0544】
【化107】
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【0545】
中間体1−13は、3−フルオロ−4−メチルアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 230。
【0546】
中間体1−14
2,4−ジクロロ−7−フルオロ−6−メチルキノリン
【0547】
【化108】
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【0548】
中間体1−14は、3−フルオロ−4−メチルアニリンを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 230。
【0549】
中間体1−15
2,4−ジブロモ−6−メチルキノリン
【0550】
【化109】
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【0551】
中間体1−15は、4−メチルアニリン、プロパン二酸、及び臭化ホスホリルを使用することによって、中間体1−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 300,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.92 (s, 1H), 7.91-7.88 (d,J = 0.8 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.62-7.56 (dd, J = 2.0, 8.4 Hz, 1H), 2.57 (s, 3H)。
【0552】
中間体1−16
2,4−ジクロロ−1,6−ナフチリジン
【0553】
【化110】
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【0554】
4−アミノピリジン−3−カルボン酸メチル
【0555】
【化111】
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【0556】
無水メタノール(1.5L)中の化合物:4−アミノピリジン−3−カルボン酸(100g,0.7モル)及び濃硫酸(400g,4.0モル)の混合物を還流下に24時間撹拌した。この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を氷水(800mL)で希釈し、水酸化ナトリウムの2N水溶液で約pH10へ塩基性にしてから、酢酸エチル(300mLx3)で抽出した。合わせた有機層を水(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して粗生成物を得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0557】
4−(アセチルアミノ)ピリジン−3−カルボン酸メチル
【0558】
【化112】
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【0559】
無水1,4−ジオキサン(1.2L)中の4−アミノピリジン−3−カルボン酸メチル(100g,0.6モル)及び無水酢酸(240g,2.4モル)の混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を真空で濃縮して、水(800mL)で希釈した。この混合物を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液でpH7へ中和した。生成した固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、50gの4−(アセチルアミノ)ピリジン−3−カルボン酸メチルを白色の固形物として得た。
【0560】
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン
【0561】
【化113】
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【0562】
無水テトラヒドロフラン(800mL)中の4−(アセチルアミノ)ピリジン−3−カルボン酸メチル(70g,0.36モル)及び水素化ナトリウム(50g,1.25モル、鉱油中60%)の混合物を室温で30分間撹拌した。上記の混合物へブロモメチルベンゼン(60g,0.36ミリモル)を加えて、生じる混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を砕氷(600mL)上へ注ぎ、真空で濃縮して、酢酸エチル(400mL)で洗浄した。水層を塩酸の3N水溶液の添加によってpH7へ中和した。生成した固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、24gの1−ベンジル−4−ヒドロキシ−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オンを薄黄色の固形物として得た。
【0563】
1,6−ナフチリジン−2,4(1H,3H)−ジオン
【0564】
【化114】
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【0565】
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−1,6−ナフチリジン−2(1H)−オン(21g,0.08モル)及びトリフルオロメタンスルホン酸(100mL)の混合物を撹拌しながら120℃で一晩加熱した。この反応混合物を次の工程にそのまま使用した。
【0566】
2,4−ジクロロ−1,6−ナフチリジン
【0567】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
1,6−ナフチリジン−2,4(1H,3H)−ジオン(10g,0.06モル)及び塩化ホスホリル(180g)の混合物を撹拌しながら100℃で3時間加熱した。この反応混合物を室温へ冷やして、真空で濃縮した。残渣を氷水(200g)へ注いで、酢酸エチル(200mLx5)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、粗生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.57 (s, 1H), 8.90-8.89 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.94-7.93 (d, J = 6.0 Hz, 1H)。
【0569】
中間体1−17
2,4−ジクロロ−6−ジフルオロメチルキノリン
【0570】
【化116】
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【0571】
4−アミノベンズアルデヒド
【0572】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
4−ニトロベンズアルデヒド(2.0g,0.133モル)の酢酸(150mL)及び水(15mL)溶液へ鉄粉(1.48g,0.265モル)を加えた。この反応物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濾過して、ジクロロメタン(50mLx3)で抽出した。次いで、この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中10%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、1.2gの純生成物を得た(収率は、75%であった)。
【0574】
2,4−ジクロロキノリン−6−カルバルデヒド
【0575】
【化118】
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【0576】
4−アミノベンズアルデヒド(14g,0.116モル)、プロパン二酸(14.4g,0.139モル)、及び塩化ホスホリル(180g)の混合物を撹拌しながら95℃で16時間加熱した。この反応混合物を室温へ冷やして、真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、150mgの純生成物を得た(収率は、0.57%であった)。
【0577】
2,4−ジクロロ−6−ジフルオロメチルキノリン
【0578】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0579】
1,2−ジクロロエタン(15mL)中の2,4−ジクロロキノリン−6−カルバルデヒド(45.2mg,0.2ミリモル)及び三フッ化ジエチルアミノ硫黄(32.2mg,0.2ミリモル)の混合物を一晩還流させた。この反応混合物を室温へ冷やして、真空で濃縮した。残渣を薄層クロマトグラフィーによって精製して、20mgの所望生成物を得た(収率は、40.3%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 248,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.28 (s, 1H), 8.10-8.05 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.90-7.82 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.95-6.62 (t, J = 56 Hz, 1H)。
【0580】
中間体2−1
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0581】
【化120】
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【0582】
2−スルファニル安息香酸メチル
【0583】
【化121】
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【0584】
メタノール(1.5L)中の濃硫酸(72g)の冷却溶液へ0℃で2−スルファニル安息香酸(300g,1.95モル)をアルゴン雰囲気下に数分量で加えた。撹拌しながら18時間還流させた後で、この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を水(800mL)で希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で約pH7へ塩基性にして、ジクロロメタン(600mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(800mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮して、300gの2−スルファニル安息香酸メチルを淡黄色のオイルとして得て(収率は、91%であった)、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0585】
3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オン
【0586】
【化122】
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【0587】
テトラヒドロフラン及びN,N−ジメチルホルムアミド(2L,V/V=1/1)中の2−スルファニル安息香酸メチル(200g,1.19モル)の冷却溶液へ2−クロロエタンアミン塩酸塩(138g,1.19モル)を0℃で加えて、続いて水素化ナトリウム(143g,3.57モル、鉱油中60%)を数分量で加えた。室温で一晩撹拌した後で、この反応混合物を氷水へ注いで、酢酸エチル(900mLx4)で抽出した。この有機層を合わせ、塩水(900mLx3)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル及び石油エーテルの混合溶液(300mL,V/V=1/1)において1時間撹拌した。固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、100gの3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オンを得た(収率は、47%であった)。
【0588】
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0589】
【化123】
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【0590】
乾燥テトラヒドロフラン(1.5L)中の水素化アルミニウムリチウム(44g,1.17モル)の冷却懸濁液を含有するボトルへ3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オン(150g,0.84モル)を0℃で、数分量で加えた。18時間還流させた後で、この反応混合物を0℃へ冷やし、水(25mL)の滴下を続けた。次いで、この反応混合物をセライトのパッドに通して濾過して、ジクロロメタンで洗浄した。濾液を硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空で蒸発させて125gの2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを得て(収率は、90%であった)、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0591】
中間体2−2及び2−3
8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(中間体2−2)と8−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(中間体2−3)
【0592】
【化124】
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【0593】
4−フルオロ−2−スルファニル安息香酸
【0594】
【化125】
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【0595】
水(3mL)中の2−アミノ−4−フルオロ−安息香酸(0.93g,6ミリモル)の冷却溶液へ濃塩酸(1.2mL)を加えてから、水(2mL)中の亜硝酸ナトリウム(0.41g,6ミリモル)の冷溶液を5℃で滴下した。この滴下の後で、この混合物をその温度で30分間撹拌した。沸騰水(2mL)、硫化ナトリウム九水和物(1.57g,6.66ミリモル)、硫黄(0.2g,6.6ミリモル)及び水酸化ナトリウムの溶液(0.6mL,10モル/L)で製造した二硫化二ナトリウムの冷却溶液を上記の混合物へ5℃で滴下した。室温で2時間撹拌した後で、この混合物を塩酸で酸性化した。生成した沈殿を濾過し、水で洗浄して真空で乾燥させて、1.4gのジスルフィド誘導体を黄色の固形物として得た(収率は、70%であった)。MS 観測値. (ESI
-) [(M-H)
-] 341。
【0596】
酢酸(5mL)中のジスルフィド(1.4g,4.1ミリモル)及び亜鉛粉末(0.18g,2.76ミリモル)の混合物を4時間還流させてから、室温へ冷やした。生成した沈殿を濾過によって回収してから、水酸化ナトリウムの水溶液(1.2mLの水中0.15g)において30分間沸騰させた。0℃へ冷やした後で、この混合物を塩酸で酸性化した。生成した固形物を濾過によって回収し、水で洗浄して真空で乾燥させて、0.5gの生成物を得た(収率は、36%であった)。MS 観測値. (ESI
-) [(M-H)
-] 171。
【0597】
4−フルオロ−2−スルファニル安息香酸メチル
【0598】
【化126】
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【0599】
メタノール(200mL)中の4−フルオロ−2−スルファニル安息香酸(6.0g,34.9ミリモル)、濃硫酸(6mL)の混合物をアルゴン雰囲気下に18時間還流させた。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で約pH8へ塩基性にした。この有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、4.54gの粗生成物を茶褐色のオイルとして得て(収率は、70%であった)、これをさらに精製せずに次の工程にそのまま使用した。MS 観測値. (ESI
-) [(M-H)
-] 185。
【0600】
8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オンと8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オン
【0601】
【化127】
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【0602】
4−フルオロ−2−スルファニル安息香酸メチル(3.0g,16ミリモル)及び2−クロロエタンアミン塩酸塩(1.88g,16ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液へ水素化ナトリウム(1.94g,48ミリモル、鉱油中60%)を数分量で加えた。この反応混合物を100℃で一晩撹拌した。溶媒を減圧下に除去した。残渣を水に次いで酢酸エチル及び石油エーテルの混合物(1/10,V/V)で希釈した。生じる混合物を1時間撹拌した。生じる沈殿を濾過によって回収し、ジエチルエーテルと石油エーテルで洗浄し、真空で乾燥させて、8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オン及び8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オンの混合物を得た。上記の混合物をフラッシュカラムによって精製して、0.75g(収率は、22%であった)の生成物:8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オン[MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 210,薄白色の固形物として]と、0.75g(収率は、23%であった)の生成物:8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オン[MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 198,薄白色の固形物として]を得た。
【0603】
中間体2−2
8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0604】
【化128】
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【0605】
中間体2−2は、8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オンを使用することによって、中間体2−1と同様に製造することができる(収率は、90%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 196。
【0606】
中間体2−3
8−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0607】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
中間体2−3は、8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−5(2H)−オンを使用することによって、中間体2−1と同様に製造することができる(収率は、96%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 184。
【0609】
中間体2−4
7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0610】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
中間体2−4は、5−フルオロ−2−スルファニル安息香酸を使用することによって、中間体2−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 184。
【0612】
中間体2−5
9−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0613】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
中間体2−5は、3−フルオロ−2−スルファニル安息香酸を使用することによって、中間体2−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 184。
【0615】
中間体2−6
8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0616】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
2−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸メチル
【0618】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0619】
メタノール(1000mL)中の2−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸(100.0g,657.2ミリモル)、濃硫酸(50mL)の混合物を窒素雰囲気下に20時間還流させた。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を氷水へ注ぎ、酢酸エチル(1000mL)で抽出した。この有機層を飽和重炭酸ナトリウム、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、109gの2−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸メチルの粗生成物を淡褐色のオイルとして得て,これをさらに精製せずに次の工程にそのまま使用した。
【0620】
2−[(ジメチルカルバモチオイル)オキシ]−4−メチル安息香酸メチル
【0621】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
2−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸メチル(109g,657.2ミリモル)及び1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(147.4g,1314.4ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(300mL)溶液へ塩化N,N−ジメチルカルバモチオイル(97.5g,788.6ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液を室温で加えた。60℃で4時間加熱した後で、この混合物を冷やして、氷上へ注いだ。生成した沈殿を濾過によって回収し、水(300mLx3)で洗浄して真空で乾燥させて、137gの2−[(ジメチルカルバモチオイル)オキシ]−4−メチル安息香酸メチルを灰白色の固形物として得た(収率は、82%であった)。
【0623】
2−[(ジメチルカルバモイル)スルファニル]−4−メチル安息香酸メチル
【0624】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
真空にして窒素で再び満たした丸底フラスコ中の2−[(ジメチルカルバモチオイル)オキシ]−4−メチル安息香酸メチル(52.0g,205.5ミリモル)を210℃で4時間加熱した。次いで、この混合物を室温へ冷やして、さらに精製せずに次の工程に使用した。
【0626】
4−メチル−2−スルファニル安息香酸
【0627】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
2−[(ジメチルカルバモイル)スルファニル]−4−メチル安息香酸メチル(50g,197.6ミリモル)及び水酸化ナトリウムの水溶液(120mL,4N)の混合物を含有する丸底フラスコを3回、真空にして窒素で再び満たした。2時間還流させた後で、生じる混合物を0℃へ冷やして、塩酸の水溶液(45mL,6N)で酸性化した。生成した沈殿を濾過によって回収してから、酢酸エチル(500mL)に溶かした。この溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、4−メチル−2−スルファニル安息香酸を淡黄色の固形物として得た。
【0629】
8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0630】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
中間体2−6は、4−メチル−2−スルファニル安息香酸を使用することによって、中間体2−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 180。
【0632】
中間体2−7
8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0633】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
4−クロロ−2−スルファニル安息香酸
【0635】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0636】
濃塩酸(6mL)及び氷(10g)の冷却混合物へ2−アミノ−4−クロロ安息香酸(4g,23.3ミリモル)、水酸化ナトリウム(0.94g,23.5ミリモル)、及び亜硝酸ナトリウム(1.6g,23.3ミリモル)の水(30mL)溶液を氷浴においてゆっくり加えた。生じる混合物を0℃で1時間撹拌した。ビーカー中のエトキシメタンジチオン酸カリウム(20.8g,65.2ミリモル)の水(40mL)溶液を65℃まで加熱した。上記の温溶液へ冷たいジアゾニウム塩溶液をゆっくり加えると、この間にガスの発生が観察された。この添加の後でこの混合物を室温へ冷やして、塩酸の水溶液(4N)で約pH3へ酸性化した。生じる半固形物より水相をデカントして捨てて、このスラッジを10%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)に溶かした。この溶液を100℃で2時間加熱して、亜硫酸水素ナトリウム(2g)の添加を続けた。生じる混合物を撹拌しながら100℃でさらに10分間加熱してから室温へ冷やして、セライトのパッドに通して濾過した。濾液を濃塩酸で約pH4へ酸性化した。生成した固形物を濾過によって回収し、水で洗浄して、メタノール(10mL)とジエチルエーテル(150mL)に溶かした。この溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、2.8gの4−クロロ−2−スルファニル安息香酸を黄色の固形物として得た(収率は、63%であった)。
【0637】
8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0638】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
中間体2−7は、4−クロロ−2−スルファニル安息香酸を使用することによって、中間体2−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 200。
【0640】
中間体3
5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0641】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0642】
1−(2−スルファニルフェニル)エタノン
【0643】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0644】
乾燥ベンゼン(200mL)中の塩化アルミニウム(10.50g,78.8ミリモル)の撹拌懸濁液へ1−[2−(ベンジルスルファニル)フェニル]エタン−1−オン(11.93g,49.2ミリモル)の乾燥ベンゼン(100mL)溶液をアルゴン雰囲気下に氷浴において滴下した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した後で、この反応物を氷水の慎重な添加によって冷ました。分離した有機層を水で洗浄して、水酸化ナトリウムの5%水溶液(300mL)で抽出した。水層を濃塩酸(12N)で約pH3へ酸性化して、ジクロロメタン(300mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、6.47gの粗生成物:1−(2−スルファニルフェニル)エタノンを得た。
【0645】
5−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0646】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0647】
1−(2−スルファニルフェニル)エタノン(6.40g,42.05ミリモル)のエタノール(80mL)溶液へ水酸化カリウムの水溶液(30mLの水中7.08g,126.14ミリモル)と2−ブロモエタンアミン臭化水素酸塩の水溶液(30mLの水中9.48g,46.25ミリモル)を加えた。室温で6時間撹拌した後で、この反応混合物を真空で濃縮してほとんどのエタノールを除去して、ジクロロメタン(60mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、5.92gの5−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを得た。
【0648】
5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0649】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0650】
5−メチル−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(5.92g,33.40ミリモル)のメタノール(100mL)溶液へホウ水素化ナトリウム(3.16g,83.49ミリモル)の水(60mL)溶液を加えた。室温で一晩撹拌した後で、この反応混合物を濃塩酸で酸性化してから、室温で30分間撹拌した。水酸化ナトリウムの水溶液でpH9へ調整した後で、生じる混合物を酢酸エチル(60mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(100mL)によって洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、5.6gの5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 180。
【0651】
中間体4
1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン
【0652】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン
【0654】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(5g,30.3ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(100mL)溶液へトリエチルアミン(5.06mL,36.3ミリモル)を室温で加えて、続いて無水酢酸(3.43mL,36.3ミリモル)を窒素下に0℃で滴下した。生じる溶液を、温度を室温へゆっくり上昇させながら、1時間撹拌した。この混合物を塩水(50mLx2)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮して、6.28gの生成物を黄色のオイルとして得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0656】
1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン
【0657】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0658】
ジクロロメタン(100mL)中の1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン(6.27g,30.2ミリモル)の冷却溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(20.9g,90.8ミリモル、純度75%)のジクロロメタン(50mL)懸濁液を10℃で加えた。この添加の後で、生じる混合物を、温度を室温へゆっくり上昇させながら、1時間撹拌した。この混合物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液(100mLx2)、亜硫酸ナトリウムの飽和水溶液(100mLx2)、及び塩水(100mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をジエチルエーテル(50mL)中で撹拌して、固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、6gの1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノンを白色の粉末として得た。
【0659】
中間体5
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【0660】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン(240g,1.0モル)のエタノール(1.0L)溶液へ水酸化ナトリウム(200g,5.0モル)と水(700mL)を加えた。この混合物を一晩還流させてから、真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル(1500mLx4)によって抽出した。合わせた有機層を塩酸(2000mL,3N)によって抽出した。酸性の水層を酢酸エチル(1500mLx2)で洗浄してから、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液でpH>7へ塩基性にして、酢酸エチル(1500mLx4)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮して、151gの2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを得た(収率は、76%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 198,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.89 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.56 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.04 (s, 2H), 3.32-3.30 (m, 2H), 3.30-3.25 (m, 2H), 2.64 (s, 1H)。
【0662】
中間体6
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド
【0663】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
1−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン
【0665】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
ジクロロメタン(700mL)中の1−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン(70g,0.33モル)の冷却溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(67g,0.33モル)のジクロロメタン(800mL)溶液を0℃で滴下した。この滴下の後で、この反応物を同じ温度で15分間撹拌した、生じる反応混合物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液(500mLx2)と亜硫酸ナトリウムの飽和水溶液(500mLx2)で洗浄した。合わせた水層をジクロロメタン(200mLx2)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1〜2%メタノールで溶出させる)によって精製して、57gの所望生成物を得た(収率は、77%であった)。
【0667】
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド
【0668】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
中間体6は、1−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノンを使用することによって、中間体5と同様に製造した(収率は、66%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 181,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.72 (dd, J = 1.6, 7.6 Hz, 1H), 7.52-7.48 (m, 2H), 7.33 (dd, J = 1.6, 7.2 Hz, 1H), 4.21-4.11(m, 1H), 3.82-3.80 (m, 1H), 3.62-3.50 (m, 2H), 3.22-3.19 (m, 2H)。
【0670】
中間体7
(5Z)−N−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−イミン
【0671】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0672】
エタノール中の1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ベンズアゼピン−5−オン(500mg,2.530ミリモル)、O−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(211mg,2.530ミリモル)、酢酸ナトリウム(208mg,2.530ミリモル)、及び炭酸ナトリウム(536mg,5.060ミリモル)の混合物を3時間還流させた。生じる混合物を真空で濃縮してエタノールを除去して、この残渣へ水(15mL)を加えた。水中の残渣をジクロロメタン(15mLx3)で抽出した。この有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、326mgの所望生成物を得た(収率は、67%であった)。
【0673】
中間体8
5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン
【0674】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
1−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン
【0676】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
ジクロロメタン(500mL)中の1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ベンズアゼピン−5−オン塩酸塩(33.7g,0.17モル)の冷却溶液へ0℃でトリエチルアミン(52g,0.51モル)に続いて無水トリフルオロ酢酸(36g,0.17ミリモル)を滴下した。室温で3時間撹拌した後で、生じる混合物を水(300mL)で希釈した。水層をジクロロメタン(500mL)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(500mL)と塩水(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中16%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、40gの所望生成物を得た(収率は、89%であった)。
【0678】
1−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン
【0679】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0680】
2−(トリフルオロアセチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−オン(40g,0.156モル)の三フッ化N,N−ジエチルアミノ硫黄(104g,0.468モル)溶液を70℃で3時間加熱した。この反応混合物を氷水(600mL)へ注いで、ジクロロメタン(800mL)で抽出した。この有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(500mL)と塩水(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中16%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、33gの所望生成物を得た(収率は、76%であった)。
【0681】
5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン
【0682】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0683】
メタノール中の1−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(33g,0.184ミリモル)の冷却溶液へアンモニアメタノール溶液(300mL,7M)を0℃で加えた。0℃で2時間撹拌した後で、この反応混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中10〜25%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、18gの所望生成物を紫色のオイルとして得た(収率は、83.3%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 184,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.64-7.60 (m, 1H), 7.34-7.25 (m, 2H), 7.16-7.14 (m, 1H),7.01 (s, 2H), 3.33-3.30 (m, 2H), 2.33-2.24 (m, 2H)。
【0684】
中間体9−1
3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルテトラヒドロフラン−3−アミン
【0685】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0686】
3−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロフラン−3−カルボニトリル
【0687】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
酢酸(100mL)中のジベンジルアミン(31.9g,162ミリモル)の冷却溶液へ0℃でジヒドロフラン−3(2H)−オン(7.0g,81ミリモル)に続いてトリメチルシリル−ホルモニトリル(14.4g,145.8ミリモル)を加えた。室温で16時間撹拌した後で、この反応混合物を水(100mL)へ注ぎ、重炭酸ナトリウムでpH7へ調整し、酢酸エチル(100mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩水(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、2.2gの所望生成物を得た(収率は、9.28%であった)。
【0689】
3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルテトラヒドロフラン−3−アミン
【0690】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
テトラヒドロフラン(50mL)中の3−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロフラン−3−カルボニトリル(2.2g,7.5ミリモル)の冷却溶液へ0℃で水素化アルミニウムリチウム(855mg,22.5ミリモル)を加えた。この混合物を室温で16時間撹拌した後で、この反応物を水(5mL)の添加によって冷ました。生じる混合物を濾過して濾液を真空で濃縮して、1.3gの粗生成物を得た(収率は、58%であった)。
【0692】
中間体9−2
3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミン
【0693】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
中間体9−2は、オキセタン−3−オンを使用することによって、中間体9−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 283。
【0695】
中間体9−3
1−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルシクロブタンアミン
【0696】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0697】
中間体9−3は、シクロブタノンを使用することによって、中間体9−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 281。
【0698】
中間体9−4
3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルチエタン−3−アミン
【0699】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0700】
3,3−ジメトキシチエタン
【0701】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0702】
1,3−ジブロモ−2,2−ジメトキシ−プロパン(102g,389ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(1200mL)溶液へ硫化ナトリウム(66.8g,506ミリモル)を加えて、この混合物を3日間還流させた。この混合物を室温へ冷やし、ジエチルエーテル(1200mL)で希釈し、水(1200mL)と塩水(1200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、40gの生成物を黄色がかったオイルとして得た(収率は、77%であった)。
【0703】
チエタン−3−オン
【0704】
【化164】
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【0705】
3,3−ジメトキシチエタン(40g,600ミリモル)のジクロロメタン(2500mL)溶液へジオキソシラン(160g)を加えた。この混合物を2日間還流させた。この混合物を室温へ冷やして、セライトのパッドに通して濾過した。濾液を真空で濃縮して、所望生成物を得た。
【0706】
3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルチエタン−3−アミン
【0707】
【化165】
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【0708】
中間体9−4は、チエタン−3−オンを使用することによって、中間体9−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 299,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.21-7.14 (m, 8H), 7.11-7.08 (m, 2H), 3.74 (s, 4H), 3.48-3.45 (m, 2H), 3.26 (s, 2H), 2.66-2.64 (m, 2H), 1.49 (s, 2H)。
【0709】
中間体9−5
1−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルシクロヘキサンアミン
【0710】
【化166】
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【0711】
中間体9−5は、シクロヘキサノンを使用することによって、中間体9−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 309。
【0712】
中間体9−6
(4−アミノメチル−テトラヒドロピラン−4−イル)−ジベンジル−アミン
【0713】
【化167】
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【0714】
中間体9−6は、テトラヒドロピラン−4−オンを使用することによって、中間体9−1と同様に製造することができる。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 311。
【0715】
中間体10
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【0716】
【化168】
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【0717】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【0718】
【化169】
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【0719】
3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミン(3.0g,10.6ミリモル)のジクロロメタン(30mL)溶液へ氷浴において無水トリフルオロ酢酸(2.5g,11.7ミリモル)を滴下した。この混合物を室温で一晩撹拌した後で、この反応物を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液の添加によって0℃で冷ました。生じる混合物をジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、4.0gの粗生成物を黄色のオイルとして得た。
【0720】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【0721】
【化170】
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【0722】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(4.0g,10.57ミリモル)のメタノール(80mL)溶液へ20%水酸化パラジウム担持カーボン(0.8g)とトリフルオロ酢酸(1滴)を加えた。この混合物を水素下に室温で一晩撹拌してから、濾過した。濾液を真空で濃縮して、粗生成物を白色の固形物として得た。
【0723】
中間体11
[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチル
【0724】
【化171】
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【0725】
{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}カルバミン酸tert−ブチル
【0726】
【化172】
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【0727】
3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミン(10.0g,35.41ミリモル)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液へ重炭酸ナトリウムの水溶液(8.6g,102.4ミリモルを50mLの水に溶かした)と二炭酸ジtert−ブチル(8.9g,51.08ミリモル)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌し、真空で濃縮してほとんどの有機溶媒を除去して、水性の残渣をジクロロメタン(100mLx3)で抽出した。この有機層を合わせ、塩水(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、13.0gの粗生成物を得て、これをどの精製もせずに次の工程に使用した。
【0728】
[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチル
【0729】
【化173】
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【0730】
メタノール(20mL)中の{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}カルバミン酸tert−ブチル(13.0g,粗製)、20%水酸化パラジウム担持カーボン(2.0g)、及びトリフルオロ酢酸(0.5mL)の混合物を水素雰囲気(1バール)下に一晩撹拌した。メタノール中のアンモニア溶液で塩基性にした後で、生じる混合物を濾過して真空で濃縮して5.8gの粗生成物を得て、これをどの精製もせずに次の工程に使用した。
【0731】
中間体12
[1−(2−アミノエチル)−シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル
【0732】
【化174】
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【0733】
3−(ベンジルオキシ)プロパンニトリル
【0734】
【化175】
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【0735】
ベンジルアルコール(108g,1モル)と水酸化ナトリウムの40%水溶液(10mL)の混合物へプロプ−2−エンニトリル(58.3g,1.1モル)を加えて、この混合物を室温で6時間撹拌した。この混合物を1N塩酸で中和して、ジクロロメタン(300mL)で抽出した。この有機層を水酸化ナトリウムの5%溶液(300mL)と塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、150gの所望化合物を得た(収率は、93%であった)。
【0736】
1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]シクロプロパンアミン
【0737】
【化176】
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【0738】
3−(ベンジルオキシ)プロパンニトリル(16.9g,105ミリモル)のジエチルエーテル(400mL)溶液へチタンイソプロポキシド(35.7mL,115ミリモル)と臭化エチルマグネシウム(210mL,ジエチルエーテル中1M)を室温で連続的に加えた。0.5時間撹拌した後で、三フッ化ホウ素エーテラート(27mL,525ミリモル)を加えた。さらに0.5時間撹拌した後で、水酸化ナトリウムの10%水溶液(約5.5mL)を上記の混合物へ導入した。生じる混合物を1N塩酸でpH3へ酸性化してから、ジクロロメタンで洗浄した。水層を水酸化ナトリウムの5%水溶液でpH8〜9へ塩基性にして、ジクロロメタン(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、11gの1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]シクロプロパンアミンを得た(収率は、55%であった)。
【0739】
2−(1−アミノシクロプロピル)エタノール塩酸塩
【0740】
【化177】
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【0741】
1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]シクロプロパンアミン(13.2g,69ミリモル)、10%パラジウム担持カーボン(3.0g)、及びプロパン−2−オール(100mL)の混合物へ塩酸塩のプロパン−2−オール溶液(100mL,5〜6N)を加えた。この混合物を、水素の取込みが止むまで、4気圧の水素下に40℃で振り混ぜた。触媒を濾過によって除去して、プロパン−2−オールで洗浄した。濾液を真空で濃縮して、その塩の8.8gを粘稠なオイルとして得た(収率は、84.6%であった)。
【0742】
[1−(2−ヒドロキシエチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル
【0743】
【化178】
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【0744】
2−(1−アミノ−シクロプロピル)−エタノール塩酸塩(1:1)(8.8g,64.4ミリモル)のテトラヒドロフラン(63mL)溶液へ水(1.5mL)、トリエチルアミン(18.3mL,130ミリモル)、及び二炭酸ジtert−ブチル(15.46g,70.9ミリモル)のテトラヒドロフラン(21mL)溶液を加えた。生じる混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を真空で濃縮して、残渣をジエチルエーテル(100mL)に溶かした。この有機溶液を塩酸水溶液(0.1N,50mL)と塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を水に摩砕して濾過して、9.3gの純生成物を白色の固形物として得た(収率は、71%であった)。
【0745】
メタンスルホン酸2−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−シクロプロピル}エチル
【0746】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
無水テトラヒドロフラン(120mL)中の[1−(2−ヒドロキシエチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル(8.0g,0.04モル)及びトリエチルアミン(12.14g)の冷却溶液へ−20℃で塩化メシル(17.8g)の無水テトラヒドロフラン(30mL)溶液を加えた。生じる混合物をそのまま室温へ温めて、この温度で2時間撹拌した。生じる混合物を氷水(50mL)へ注いで、分離した有機層を塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を石油エーテルで摩砕して濾過して、9.5gの純生成物を橙色の固形物として得た(収率は、95%であった)。
【0748】
1−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル
【0749】
【化180】
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【0750】
メタンスルホン酸2−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−シクロプロピル}エチル(9.5g,344.3ミリモル)の無水N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液へカリウム2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン(7.0g,37ミリモル)を加えた。150℃で18時間撹拌した後で、次いで生じる混合物を濾過して、ジエチルエーテル(50mL)で洗浄した。濾液を塩水(50mLx3)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を水中で撹拌しながら加熱して、沈殿を濾過によって回収して真空で乾燥させて、6.0gの純生成物を橙色の固形物として得た(収率は、53%であった)。
【0751】
[1−(2−アミノエチル)−シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル
【0752】
【化181】
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【0753】
1−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチル(3.3g,2.4ミリモル)のエタノール(100mL)溶液へヒドラジン水和物(5mL)を加えて、生じる混合物を還流下に16時間加熱した。この混合物を濾過して、ジエチルエーテルで洗浄した。濾液を真空で濃縮して、1.5gの純粋な化合物を橙色のオイルとして得た(収率は、75%であった)。
【0754】
中間体13
[2−(1−アミノシクロプロピル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル
【0755】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0756】
1−アミノシクロプロパンカルボン酸メチル
【0757】
【化183】
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【0758】
1−アミノシクロプロパンカルボン酸(1.0g,9.9ミリモル)のメタノール(30mL)溶液へ塩化チオニル(3.5g,29.7ミリモル)を0℃で加えた。この混合物を還流下に2時間加熱してから真空で濃縮して、1.1gの粗生成物を得た(収率は、100%であった)。
【0759】
1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロプロパンカルボン酸メチル
【0760】
【化184】
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【0761】
酢酸エチル(30mL)中の1−アミノシクロプロパンカルボン酸メチル(1.1g,9.6ミリモル)と重炭酸カリウムの水溶液(2.88g,28.8ミリモルを10mLの水に溶かした)の冷却混合物へ二炭酸ジtert−ブチル(4.15g,19.2ミリモル)の酢酸エチル(10mL)溶液を0℃で加えた。この反応混合物をそのまま室温へ温めて、この温度で一晩撹拌した。分離した水層を酢酸エチル(20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、2.0gの生成物を得た(収率は、97%であった)。
【0762】
[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル
【0763】
【化185】
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【0764】
テトラヒドロフラン(10mL)中の1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロプロパンカルボン酸メチル(1.2g,5.6ミリモル)の冷却溶液へ0℃でホウ水素化リチウム(244mg,11.2ミリモル)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を滴下した。この反応混合物をそのまま室温へ温めて、この温度で一晩撹拌した。この反応物を水(10mL)の添加によって冷まして、生じる混合物をジクロロメタンで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、0.8gの生成物を得た(収率は、76.2%であった)。
【0765】
[1−(アジドメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル
【0766】
【化186】
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【0767】
[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル(1g,5.3ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液へ1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(1.22g,8.0ミリモル)とジフェニルホスホリルアジド(2.33g,8.00ミリモル)を加えた。この混合物を80℃で3時間撹拌した後で、別のバッチの1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(1.22g,8.0ミリモル)とジフェニルホスホリルアジド(2.33g,8.00ミリモル)を導入して、この混合物を80℃でさらに2時間撹拌した。次いで、生じる混合物を水(20mL)で希釈して、酢酸エチル(30mLx2)で抽出した。合わせた有機層を次の工程にそのまま使用した。
【0768】
[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル
【0769】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0770】
[1−(アジドメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチルの溶液(60mL,上記の工程より入手した)を、10%パラジウム担持カーボン(60mg)の存在下に、水素バルーンでの水素雰囲気下に室温で一晩水素化した。この反応物を濾過して真空で濃縮して、40mgの粗生成物を得た(収率は、40%であった)。
【0771】
中間体14
(1,1−ジオキシドチエタン−3,3−ジイル)ジメタンアミン
【0772】
【化188】
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【0773】
3,3−ビス(アジドメチル)チエタン
【0774】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0775】
水(30mL)中の3,3−ビス(ブロモメチル)チエタン(15.0g,0.058モル)及び臭化テトラブチルアザニウム(0.93g,5%)の混合物へアジ化ナトリウム(9.0g,0.138モル)を加えた。この混合物を70℃で一晩撹拌してから水(20mL)で希釈して、ジクロロメタン(50mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、ほとんどのジクロロメタンを除去した。残留した溶液(24mLのジクロロメタン中の)を次の工程に使用した。
【0776】
3,3−ビス−アジドメチル−チエタン1,1−ジオキシド
【0777】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
ギ酸(5mL)及びジクロロメタン(6mL)の混合物中の3,3−ビス(アジドメチル)チエタン(2.5g,13.59ミリモル)の溶液へ過酸化水素(9.2g,81.54ミリモル)を0℃でゆっくり加えた。室温へゆっくり温めで、室温で一晩撹拌した後で、この混合物を水(10mL)で希釈して、ジクロロメタン(15mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2.8gの所望生成物を白色の固形物として得た(2工程の収率は、96%であった)。
【0779】
(1,1−ジオキシドチエタン−3,3−ジイル)ジメタンアミン
【0780】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
3,3−ビス−アジドメチル−チエタン1,1−ジオキシド(1.0g,4.63ミリモル)のメタノール(10mL)溶液を10%パラジウム担持カーボン(0.2g)の存在下で水素雰囲気下に一晩撹拌した。生じる反応混合物を濾過して濾液を真空で濃縮して、720mgの所望生成物を得た。
【0782】
中間体15
チエタン−3,3−ジイルジメタンアミン
【0783】
【化192】
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【0784】
3,3−ビス(アジドメチル)チエタン(2.5g,13.59ミリモル)のジクロロメタン(6mL)及びメタノール(50mL)溶液を10%パラジウム担持カーボン(0.8g)の存在下に25psiの水素下で一晩撹拌した。生じる混合物を濾過して真空で濃縮して、1.8gの所望生成物を得た。
【0785】
中間体16
(3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジイル)ジメタンアミン
【0786】
【化193】
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【0787】
3,3−ジメトキシシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イル
【0788】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(900ml)中の水素化ナトリウム(96.5g,2.413モル、鉱油中60%)の撹拌懸濁液へプロパン二酸1,3−ビス(プロパン−2−イル)(363.3g,1.930モル)を窒素下に、温度が70℃未満に維持されるような速度で滴下した。水素発生の停止後すぐに、この混合物を130℃まで加熱してから、3−ジブロモ−2,2−ジメトキシプロパン(252.8g,0.965モル)を1分量で導入した。この混合物を還流下に48時間加熱した。この冷却混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(300mL)へ注いで、メチルtert−ブチルエーテル(300mL)で抽出した。この有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液と塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空で濃縮した。残渣を真空(オイルポンプ)で蒸留して、52.7gの3,3−ジメトキシシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イルを無色のオイルとして得た(収率は、58.2%であった)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 5.02 (m J= 6.4 Hz, 2H), 3.12 (s, 6H), 2.66 (s, 4H), 1.11 (d, J = 6.4 Hz, 12H)。
【0790】
3−オキソシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イル
【0791】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0792】
3,3−ジメトキシシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イル(10.0g,34.6ミリモル)の塩酸(3N,55mL)溶液を50℃で4時間加熱した。生じる混合物を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で中和して、酢酸エチル(100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、6.073gの3−オキソシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イルを淡褐色のオイルとして得た(収率は、72.3%であった)。
【0793】
3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イル
【0794】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0795】
ジクロロメタン(50ml)中の3−オキソシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イル(5.657g,23.3ミリモル)の冷却溶液へ−78℃で三フッ化N,N−ジエチルアミノ硫黄(9.25ml,70.05ミリモル)のジクロロメタン(25ml)溶液を窒素下に滴下した。この滴下の後で、この混合物をそのまま室温まで温めて、24時間撹拌した。この混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈して、2N水酸化ナトリウム水溶液(50mL)と塩水(50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジプロパン−2−イルを黄色のオイルとして得た(収率は、68.8%であった)。
【0796】
3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボン酸
【0797】
【化197】
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【0798】
メタノール(20ml)中の3,3−ジフルオロ−シクロブタン−1,1−ジカルボン酸ジイソプロピルエステル(5.00g,18.9ミリモル)及び水酸化ナトリウム(3.00g,75.7ミリモル)の混合物を室温で一晩撹拌した。生成した灰白色の固形物を濾過によって回収し、酢酸エチルで洗浄して、水に溶かした。この水溶液を塩酸(3N)でpH3〜4へ酸性化した。この混合物を真空で濃縮して、6.293gの粗製の3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボン酸を白色の固形物として得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0799】
3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボキサミド
【0800】
【化198】
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【0801】
粗製の3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボン酸(6.293g)の塩化チオニル(50mL)溶液を還流下に2時間加熱した。次いで、この溶液を真空で濃縮して、塩化チオニルを除去した。この残渣へ氷冷した水酸化アンモニウム(10mL)を滴下して、0.5時間撹拌した。生成した灰白色の沈殿を濾過によって回収した。濾液をテトラヒドロフランで(3回)抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて、真空で濃縮した。固形物を合わせて、1.858gの3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボキサミドを灰白色の固形物として得た(3工程の収率は、55.2%であった)。
【0802】
(3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジイル)ジメタンアミン
【0803】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0804】
テトラヒドロフラン(25mL)中の3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジカルボキサミド(1.858g,10.4ミリモル)の冷却溶液へ10℃で水素化アルミニウムリチウム(2.375g,62.58ミリモル)をゆっくり加えた。この反応物を0℃で4時間撹拌してから、還流下に30時間加熱した。この混合物を冷やして、水(2.5mL)、水酸化ナトリウムの15%水溶液(7.5mL)、及び水(2.5mL)の連続的な添加によって0℃で冷ました。生じる混合物を室温で0.5時間撹拌した。この混合物を濾過して濾液を真空で濃縮して、1.137gの(3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジイル)ジメタンアミンの粗生成物を無色のオイルとして得た(収率は、72.8%であった)。
【0805】
中間体17
塩化3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタノイル
【0806】
【化200】
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【0807】
3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタン酸
【0808】
【化201】
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【0809】
無水フタル酸(378mg,2.54ミリモル)及び3−アミノ−4,4,4−トリフルオロブタン酸(200mg,1.27ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液をマイクロ波照射下に160℃で1時間加熱した。生じる混合物を室温へ冷やし、水で希釈して、酢酸エチル(30mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、270mgの3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタン酸の生成物を得た(収率は、37%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 288。
【0810】
塩化3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタノイル
【0811】
【化202】
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【0812】
3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタン酸(270mg,0.94ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へ塩化オキサリル(0.16mL,1.88ミリモル)に続いてN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を加えた。ガスが発生しなくなった後で、この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を真空で濃縮した後で、残渣をジクロロメタンで希釈して真空で再び濃縮して280mgの生成物を得て(収率は、90%であった)、これを精製せずに次の工程に使用した。
【0813】
中間体18
2−フルオロブタン−1,4−ジアミン
【0814】
【化203】
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【0815】
1,4−ジブロモ−2−フルオロブタン
【0816】
【化204】
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【0817】
1,4−ジブロモブタン−2−オール(6.0g,25.64ミリモル)のジクロロメタン(80mL)溶液へ三フッ化N,N−ジエチルアミノ硫黄(6.25mg,38.79ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物を酢酸エチル(15mL)で希釈し、水(15mL)と塩水(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、4.0gの1,4−ジブロモ−2−フルオロ−ブタンを黄色のオイルとして得た。
【0818】
2,2’−(2−フルオロブタン−1,4−ジイル)ビス(1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン)
【0819】
【化205】
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【0820】
1,4−ジブロモ−2−フルオロ−ブタン(4.0g,17.09ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)溶液へカリウム2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン(9.5g,51.27ミリモル)を加えた。この反応混合物を100℃で一晩撹拌した。この混合物を室温へ冷やし、酢酸エチル(60mL)で希釈し、水(60mL)、塩水(60mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、4.5gの2,2’−(2−フルオロブタン−1,4−ジイル)ビス(1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン)を白色の固形物として得た。
【0821】
2−フルオロブタン−1,4−ジアミン
【0822】
【化206】
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【0823】
エタノール(20mL)中の2,2’−(2−フルオロブタン−1,4−ジイル)ビス(1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン)(1.0g,2.73ミリモル)及びヒドラジン水和物(0.68g,13.6ミリモル)の混合物を還流下に16時間加熱した。生じる混合物を室温へ冷やして真空で濃縮して粗生成物を得て、これを次の工程に使用した。
【0824】
中間体19
(4S)−4−(アミノメチル)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【0825】
【化207】
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【0826】
(4S)−4−[(ベンジルアミノ)メチル]−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【0827】
【化208】
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【0828】
(4S)−4−ホルミル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(1.0g,4.36ミリモル)、フェニルメタンアミン(491mg,4.58ミリモル)、及びトルエン(8mL)の混合物を還流下に撹拌しながら2時間加熱した。この混合物を真空で濃縮した。残渣を1,2−ジクロロエタン(10mL)に溶かし、これへ酢酸ビス(アセチルオキシ)ボラヌイジルナトリウム(2.31g,10.91ミリモル)を加えた。この混合物を室温で2日撹拌してから水(25mL)で希釈し、ジクロロメタン(25mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、849mgの生成物を得た。
【0829】
(4S)−4−(アミノメチル)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【0830】
【化209】
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【0831】
(4S)−4−[(ベンジルアミノ)メチル]−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(810mg,2.53ミリモル)、水酸化パラジウム担持カーボン(81mg)、及びメタノール(20mL)の混合物を水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した。触媒を濾過によって除去した。濾液を真空で濃縮した。残渣をSPE(12mL管、2グラムのDSC−SCX)によって精製して、純生成物を得た。
【0832】
中間体20
2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イルカルバミン酸tert−ブチル
【0833】
【化210】
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【0834】
6−ベンジル−8−ニトロ−2−オキサ−6−アザ−スピロ[3.4]オクタン
【0835】
【化211】
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【0836】
ベンジル−メトキシメチル−トリメチルシラニルメチル−アミン(3.0g,12.6ミリモル)及び3−ニトロメチレン−オキセタン(1.38g,12.0ミリモル)のジクロロメタン(60mL)溶液へトリフルオロ酢酸(0.93mL,12.6ミリモル)を滴下した。この混合物を室温で2時間撹拌し、炭酸ナトリウムで冷まし、ジクロロメタンで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、2gの生成物を無色のオイルとして得た。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0837】
6−ベンジル−2−オキサ−6−アザ−スピロ[3.4]オクト−8−イルアミン
【0838】
【化212】
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【0839】
6−ベンジル−8−ニトロ−2−オキサ−6−アザ−スピロ[3.4]オクタン(2g,8.1ミリモル)、鉄粉(2.3g,40.5ミリモル)、塩化アンモニウム(4.3g,81ミリモル)、メタノール(40mL)、及び8mLの水の混合物を撹拌しながら80℃で2時間加熱した。この反応混合物をセライトのパッドによって濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、残渣をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0840】
(6−ベンジル−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【0841】
【化213】
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【0842】
6−ベンジル−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イルアミン(上記で製造)、炭酸ナトリウム(1.46g,13.74ミリモル)、ジクロロメタン(20mL)、及び水(20mL)の混合物へ二炭酸ジtert−ブチル(1.8g,8.24ミリモル)を室温で加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。分離した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.5gの生成物を無色のオイルとして得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0843】
2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イルカルバミン酸tert−ブチル
【0844】
【化214】
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【0845】
6−ベンジル−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イルアミン(1.5g,4.71ミリモル)のメタノール(50mL)溶液へ水酸化パラジウム(20%担持カーボン、300mg)を加えた。水素雰囲気下に室温で4時間撹拌した後で、生じる混合物を濾過した。濾液を真空で濃縮して900mgの生成物を無色のオイルとして得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0846】
中間体21
N−(3−メチルピロリジン−3−イル)−アセトアミド
【0847】
【化215】
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【0848】
N−(1−ベンジル−3−メチルピロリジン−3−イル)−アセトアミド
【0849】
【化216】
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【0850】
1−ベンジル−3−メチルピロリジン−3−オール(1.0g,5.2ミリモル)のアセトニトリル(10mL)溶液へ濃硫酸(10mL)を0℃でゆっくり加えた。室温で16時間撹拌した後で、この反応混合物を氷水へ注いだ。この反応混合物を炭酸カリウムの飽和水溶液でpH7へ調整した後で、生じる混合物をジクロロメタン(200mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、600mgの生成物を得た(収率は、50%であった)。
【0851】
N−(3−メチルピロリジン−3−イル)−アセトアミド
【0852】
【化217】
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【0853】
N−(1−ベンジル−3−メチルピロリジン−3−イル)−アセトアミド(600mg,2.6ミリモル)、パラジウム担持カーボン(400mg,10%)、及びエタノール(20mL)の混合物を50Psiの水素下に40℃で16時間撹拌した。生じる混合物を濾過した。濾液を真空で濃縮して200mgの所望生成物を得て(収率は、54%であった)、これをどの精製もせずに次の工程に使用した。
【0854】
中間体22
2−フルオロプロパン−1,3−ジアミン
【0855】
【化218】
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【0856】
2−フルオロプロパンジアミド
【0857】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0858】
2−ジフルオロプロパン二酸1,3−ジエチル(25g,140.4ミリモル)のメタノール(100mL)溶液へ窒素雰囲気下にアンモニアのメタノール溶液(80mL,7N,560ミリモル)を加えた。生じる混合物を室温で一晩撹拌してから真空で濃縮した。残渣を石油エーテルに摩砕して、16.3gの2−フルオロプロパンジアミドを白色の固形物として得た(収率は、97%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 121。
【0859】
2−フルオロプロパン−1,3−ジアミン
【0860】
【化220】
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【0861】
2−フルオロプロパンジアミド(16.3g,136ミリモル)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液へホウ素−テトラヒドロフラン錯体のテトラヒドロフラン溶液(800mL,800ミリモル、1M)を加えた。この反応混合物を撹拌しながら70℃で一晩加熱してから氷浴において冷やし、メタノール(100mL)と共にさらに30分間撹拌して、真空で濃縮した。残渣をメタノール(100mL)に溶かして、この溶液を真空で濃縮した。この残渣へ水(10mL)を加え、水酸化カリウムを、この水溶液が飽和するまで、冷やしながら加えた。この混合物をジエチルエーテル(20mLx2)によって抽出して、合わせた有機層を水酸化カリウムで乾燥させて真空で濃縮して、7.5gの2−フルオロプロパン−1,3−ジアミンを得た(収率は、60%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 93。
【0862】
中間体23
6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸ベンジル
【0863】
【化221】
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【0864】
1−ベンジルオキシカルボニル−3−ピロリン(2.5g)のジクロロメタン(60mL)溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(6.08g,純度50〜60%)を加えた。この反応物を室温で72時間撹拌してから、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(50mL)を加えた。さらに30分間撹拌した後で、この混合物をクロロホルム(50mLx2)で抽出した。合わせた有機層を水酸化ナトリウムの2N水溶液(50mLx2)と塩水(50mL)で連続的に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させて真空で濃縮して、2.79gの粗製の6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸ベンジルをオイルとして得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 220。
【0865】
3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジル
【0866】
【化222】
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【0867】
上記の工程で入手した粗製の6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸ベンジル(2.79g)とアンモニアの28%水溶液(20mL)の混合物を密封管において40℃で2日間撹拌してから、水酸化ナトリウムの2N水溶液(25mL)を導入して、この混合物をクロロホルム(25mLx3)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させて真空で濃縮して、2.67gの粗製の3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸trans−ベンジルをオイルとして得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 237。
【0868】
3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジル
【0869】
【化223】
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【0870】
クロロホルム(25mL)中の3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸trans−ベンジル(2.67g)の冷却溶液へ二炭酸ジtert−ブチル(3.7g)のクロロホルム(10mL)溶液を氷水浴において滴下して、この混合物を室温で19時間撹拌した。この反応混合物を水で洗浄して、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、2.7gの3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸trans−ベンジルを結晶として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 337。
【0871】
[4−ヒドロキシピロリジン−3−イル]カルバミン酸trans−(±)−tert−ブチル
【0872】
【化224】
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【0873】
trans−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル(3.9g)のメタノール(31mL)及びテトラヒドロフラン(7mL)溶液へ水酸化パラジウム(20重量%Pd担持カーボン、500mg)を加えて、この混合物を40〜45psiの水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した。生じる混合物を濾過して濾液を真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル及びジイソプロピルエーテルの混合物に摩砕して濾過して、不溶性の材料を除去した。濾液を真空で濃縮して、2.0gの[4−ヒドロキシピロリジン−3−イル]カルバミン酸trans−tert−ブチルを粉末として得た(収率は、94%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 203。
【0874】
中間体24
3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジル
【0875】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0876】
3−アジド−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジル
【0877】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0878】
6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸ベンジル(2.5g)のメタノール(20mL)溶液において水(5mL)、塩化アンモニウム(550mg)、及びアジ化ナトリウム(1.5g)を加えた。生じる混合物を65℃で21時間加熱した。固形物を濾過によって除去して、濾液を真空で濃縮した。残渣を水酸化ナトリウムの15%水溶液(30mL)へ注いで、ジクロロメタン(50mL)で抽出した。この有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させて真空で濃縮して、2.7gの3−アジド−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)ベンジルを得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 250。
【0879】
3−アジド−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジル
【0880】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0881】
ジクロロメタン(110mL)中の3−アジド−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)ベンジル(6.5g)の冷却溶液へ三フッ化ジエチルアミノ硫黄(6.8mL)を−78℃で加えた。この混合物を室温で16時間撹拌してから、真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶かして、この溶液を飽和重炭酸ナトリウム(100mL)と塩水(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させて、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1%メタノールで溶出させる)によって精製して、5.7gの3−アジド−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)ベンジルを得た。
【0882】
3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジル
【0883】
【化228】
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【0884】
3−アジド−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)ベンジル(4.33g)のテトラヒドロフラン(100mL)及び水(10mL)溶液へトリフェニルホスフィン(4.5g)を加えた。この反応混合物を還流下に2時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を酢酸エチル(50mL)に溶かした。この溶液をクエン酸の15%水溶液(30mLx2)で抽出して水層を合わせ、濃水酸化アンモニウム水溶液で約pH9へ塩基性にしてから、酢酸エチル(50mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させて真空で濃縮して、3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジルを得た。
【0885】
中間体25
(4−フルオロピロリジン−3−イル)カルバミン酸trans−(±)−tert−ブチル
【0886】
【化229】
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【0887】
3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−1−ベンジル
【0888】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0889】
クロロホルム(25mL)中の3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−ベンジル(2.39g)の冷却溶液へ二炭酸ジtert−ブチル(3.7g)のクロロホルム(10mL)溶液を氷水浴において滴下した。この混合物を室温で19時間撹拌した。この反応混合物を水で洗浄して、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、2.9gの3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−1−ベンジルを結晶として得た(収率は、90%であった)。
【0890】
(4−フルオロピロリジン−3−イル)カルバミン酸trans−(±)−tert−ブチル
【0891】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0892】
3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸trans−(±)−1−ベンジル(3.39g)のメタノール(31mL)及びテトラヒドロフラン(7mL)溶液へ水酸化パラジウム(20重量%担持カーボン、500mg)を加えて、この混合物を40〜45psiの水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した。生じる混合物を濾過して濾液を真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル及びジイソプロピルエーテルの混合物に摩砕して濾過して、不溶性の材料を除去した。濾液を真空で濃縮して、1.5gの(4−フルオロピロリジン−3−イル)カルバミン酸trans−(±)−tert−ブチルを粉末として得た(収率は、74%であった)。
【0893】
中間体26
(4S)−4−エテニル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【0894】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0895】
(4R)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3,4−ジカルボン酸3−tert−ブチル4−メチル
【0896】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0897】
(2R)−2−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−3−ヒドロキシプロパン酸メチル(22g,0.1モル)、2,2−ジメトキシプロパン(20.8g,0.2モル)、及び4−メチルベンゼン−1−スルホン酸(0.5g)のトルエン溶液を撹拌しながら110℃で一晩加熱した。溶媒を減圧下に除去した。残渣を酢酸エチルで処理し、水と塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下に濃縮した。残渣を0.6ミリバールで蒸留して、16.5gの(4R)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3,4−ジカルボン酸3−tert−ブチル4−メチルを琥珀色のオイルとして得た(収率は、63.6%であった)。
【0898】
(4R)−4−ホルミル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【0899】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0900】
乾燥ジクロロメタン(300mL)中の(4R)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3,4−ジカルボン酸3−tert−ブチル4−メチル(16.5g,63.6ミリモル)の冷却溶液へ−78℃でヘキサン中1.0M水素化ジイソブチルアルミニウム(127.6mL,127.2ミリモル)の冷却溶液をアルゴン下に加えた。添加の速度は、内部温度を−65℃未満に保って、完了するのに約1時間かかるように調整した。この反応混合物をアルゴン下に−78℃でさらに2時間撹拌した。この反応物を、内部温度を−65℃未満に保つように、60mLの冷メタノール(−78℃)をゆっくり加えることによって冷ました。生じる混合物を酢酸エチルで抽出した。この有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下に濃縮した。残渣を0.7ミリバールで蒸留して、(4R)−4−ホルミル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(10g,68.5%)を無色の液体として得た。
【0901】
(4S)−4−エテニル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【0902】
【化235】
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【0903】
臭化メチルトリフェニルホスホニウム(3.1g,8.64ミリモル)の乾燥テトラヒドロフラン(30mL)溶液へアルゴン下にナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドのヘキサン溶液(1.0M,8.64mL,8.64ミリモル)を加えた。この反応物をさらに20分間撹拌した後で、(4R)−4−ホルミル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボキシレート(1.8g,7.86ミリモル)の乾燥テトラヒドロフラン(20mL)溶液を滴下した。生じる混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下に除去した。残渣をフラッシュカラムによって精製して、(4S)−4−エテニル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(1.5g,83.9%)を無色の液体として得た。
【0904】
中間体27
ピリダジン−3−カルボキサミド
【0905】
【化236】
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【0906】
テトラヒドロフラン(40mL)中のピリダジン−3−カルボン酸(1.0g,8.06ミリモル)の冷却溶液へドライアイス浴において4−メチル−モルホリン(0.9g,8.87ミリモル)とクロロギ酸イソプロピル(1.1g,8.87ミリモル)をゆっくり加えた。この反応物を−30℃で6時間撹拌してから、アンモニアの水溶液(8mL,10% W/W)を加えた。生じる混合物を室温で一晩撹拌し、重硫酸カリウムの飽和水溶液(50mL)で洗浄した。水層を酢酸エチル(30mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮して、202.5mgの所望生成物を得た(収率は、20.4%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 124,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.45-9.35 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.23-8.15 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.98-7.88 (m, 2H)。
【0907】
中間体28
オキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン
【0908】
【化237】
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【0909】
3,3−ビス−アジドメチル−オキセタン
【0910】
【化238】
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【0911】
水(65ml)中の3,3−ビス(ブロモメチル)オキセタン(25g,100ミリモル)及びアジ化ナトリウム(14.3g,220ミリモル)の混合物に臭化テトラブチルアザニウム(1.61g,5ミリモル)を加えた。この反応混合物を撹拌しながら70℃で一晩加熱した。この反応混合物を室温へ冷やして、ジクロロメタン(50mLx3)で抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、18.7gの3,3−ビス−アジドメチル−オキセタンを淡黄色のオイルとして得た。この粗生成物をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0912】
オキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン
【0913】
【化239】
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【0914】
3,3−ビス−アジドメチル−オキセタン(18.7g)のメタノール(15ml)溶液を10%パラジウム担持カーボン(1.8g)の存在下に、水素雰囲気下に室温で5時間撹拌した。この反応混合物を濾過して濾液を真空で濃縮して、オキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン(12g)を淡黄色の固形物として得た。
【0915】
中間体29
オキセタン−3−イリデン−アセトニトリル
【0916】
【化240】
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【0917】
オキセタン−3−オン(5g,69.4ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(150ml)溶液へ(トリフェニルホスホラニリデン)アセトニトリル(20.9g,69.4ミリモル)を室温で加えた。6時間撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮して、残渣をシリカゲルのパッド(ペンタン中30〜50%ジエチルエーテルで溶出させる)に通して濾過して、5.2gのオキセタン−3−イリデン−アセトニトリルを白色の固形物として得た(収率は、79%であった)。
【0918】
3−(ベンジルアミノ)オキセタン−3−アセトニトリル
【0919】
【化241】
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【0920】
オキセタン−3−イリデン−アセトニトリル(950mg,10ミリモル)及びフェニルメタンアミン(1.31ml,12ミリモル)の混合物を窒素下に撹拌しながら60℃で5時間加熱した。この混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラム(ヘキサン中0〜50%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、1.65gの3−(ベンジルアミノ)オキセタン−3−アセトニトリルを無色のオイルとして得た(収率は、81.7%であった)。
【0921】
3−(アミノエチル)−N−ベンジルオキセタン−3−アミン
【0922】
【化242】
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【0923】
無水ジエチルエーテル(40mL)中の水素化アルミニウムリチウム(327mg,8.6ミリモル)の冷却スラリーへ3−(ベンジルアミノ)オキセタン−3−アセトニトリル(1.0g,4.3ミリモル)の無水ジエチルエーテル(10mL)溶液を0℃で滴下した。0℃で2時間撹拌した後で、この反応物を、硫酸二ナトリウム十水和物をゆっくり導入することによって冷ました。30分間撹拌した後で、この混合物を濾過して、濾過ケークを酢酸エチルで洗浄した。濾液を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムによって精製して、800mgの3−(アミノエチル)−N−ベンジルオキセタン−3−アミンを淡黄色のオイルとして得た(収率は、79%であった)。
【0924】
中間体30
【0925】
【化243】
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【0926】
この中間体は、3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルチエタン−3−アミン(中間体9−4)の3−クロロペルオキシ安息香酸での酸化によって、中間体4における1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノンと同様に製造した。
【0927】
以下の実施例は、上記のスキームにおいて概説した一般法によって製造した。それらは、本発明の意味について例解することを企図するものであって、本発明の意味内での制限事項を決して表すものではない。
【0928】
実施例1−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0929】
【化244】
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【0930】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【0931】
【化245】
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【0932】
8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(0.63g,3.2ミリモル)、2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(0.68g,3.2ミリモル)、及びn−ブタノール(4mL)の混合物を5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら160℃で2.5時間加熱した。溶媒を真空での濃縮によって除去した。残渣をエタノール及びジクロロメタンの混合溶媒に溶かしてから真空で濃縮して、ジクロロメタンを除去した。生成した沈殿を濾過によって回収し、これをジエチルエーテルと石油エーテルで洗浄し、真空で乾燥させて、0.59gの生成物を薄白色の固形物として得た(収率は、50%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 371。
【0933】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【0934】
【化246】
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【0935】
メタノール(15mL)及び水(6mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(0.40g,1.1ミリモル)及びメタ過ヨウ素酸ナトリウム(0.71g,3.3ミリモル)の混合物を室温で12時間撹拌した。真空での濃縮による溶媒の除去の後で、残渣をメタノール(15mL)に溶かした。上記の溶液へ過マンガン酸カリウム(0.17g,1.1ミリモル)の水(6mL)溶液を滴下して、これを0℃へ冷やした。0℃で2時間撹拌した後で、この混合物を酢酸エチル(10mL)で抽出した。この有機層を短いシリカゲルカラムに通して濾過した。濾液を真空で濃縮して、0.40gの生成物を白色の固形物として得た(収率は、90%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 403。
【0936】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0937】
【化247】
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【0938】
トルエン(5mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(50mg,0.13ミリモル)、炭酸セシウム(80mg,0.26ミリモル)、酢酸パラジウム(2.8mg,0.013ミリモル)、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(11mg,0.019ミリモル)、及び3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミン(54mg,0.19ミリモル)の混合物を撹拌しながら120℃で4時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0.5%トリエチルアミン及び5%メタノールで溶出させる)によって精製して、50mgの生成物を白色の粉末として得た(収率は、59%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 649。
【0939】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0940】
【化248】
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【0941】
メタノール(20mL)中のN−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(50mg,0.077ミリモル)、10%水酸化パラジウム担持カーボン(100mg)、及びトリフルオロ酢酸(0.2mL)の混合物を水素雰囲気(1バール)下に室温で12時間撹拌した。生じる混合物を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液でpH>9へ塩基性にしてから、ジクロロメタン(20mLx2)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、10mgの生成物を得た(収率は、28%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 469,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82 (d, J = 8.34 Hz, 2H), 7.56 (brs, 2H), 7.44 (brs, 1H), 7.18 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.27-5.13 (m, 2H), 4.74-4.55 (m, 4H), 4.50 (brs, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.81-3.72 (m, 2H), 3.71-3.60 (m, 2H), 2.46 (s, 3H)。
【0942】
実施例1−2
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(8−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0943】
【化249】
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【0944】
表題化合物は、スキーム4において2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン、8−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、及び3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例1−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.95 (dd, J = 8.46, 5.18 Hz, 1H), 7.77-7.64 (m, 2H), 7.47 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.43-7.25 (m, 2H), 6.20 (s, 1H), 5.19 (brs, 2H), 4.68-4.57 (m, 6H), 3.70 (s, 2H), 3.67-3.56 (m, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【0945】
実施例1−3
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(7−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0946】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0947】
表題化合物は、スキーム4において2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン、7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、及び3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例1−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02 (dd, J = 8.72, 5.43 Hz, 1H), 7.79-7.65 (m, 2H), 7.46 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.17 (td, J = 8.40, 2.65 Hz, 1H), 6.17 (s, 1H), 5.17 (brs, 2H), 4.68-4.41 (m, 6H), 3.72-3.64 (m, 2H), 3.64-3.53 (m, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【0948】
実施例1−4
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(9−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0949】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0950】
表題化合物は、スキーム4において2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン,9−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例1−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.75-7.65 (m, 2H), 7.60 (td, J = 7.96, 4.80 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 10.36, 8.34 Hz, 1H), 6.15 (s, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.68-4.53 (m, 4H), 4.45 (brs, 2H), 3.86-3.73 (m, 2H), 3.65 (s, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【0951】
実施例1−5
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(7−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0952】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0953】
表題化合物は、スキーム4において2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン、7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、及び3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例1−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 469,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.79 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.57 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.30-7.21 (m, 1H), 6.96 (dd, J = 8.72, 2.65 Hz, 1H), 6.35 (t, J = 5.31 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.04 (brs, 2H), 4.45-4.39 (m, 6H), 3.92-3.75 (m, 3H), 3.62-3.45 (m, 4H), 2.37 (s, 3H)。
【0954】
実施例1−6
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(8−クロロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0955】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0956】
表題化合物は、スキーム4において2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン、8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、及び3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例1−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 473,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99-7.88 (m, 2H), 7.77 (s, 1H), 7.64 (dd, J = 8.08, 2.27 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.21 (brs, 2H), 4.84-4.56 (m, 4H), 4.53 (brs, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.68 (brs, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【0957】
実施例1−7
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(7−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−4−アミン
【0958】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0959】
表題化合物は、スキーム4において2,4−ジクロロキノリン、7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、及び3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例1−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 455,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.79 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.57 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.30-7.21 (m, 1H), 6.96 (dd, J = 8.72, 2.65 Hz, 1H), 6.35 (t, J = 5.31 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.04 (brs, 2H), 4.45 (d, J = 5.81 Hz, 2H), 4.39 (d, J = 5.81 Hz, 2H), 3.92-3.75 (m, 3H), 3.62-3.45 (m, 4H), 2.37 (s, 3H)。
【0960】
実施例2−1
N−[(3−アミノテトラヒドロフラン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0961】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0962】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロフラン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0963】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0964】
1,4−ジオキサン(5mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(400mg,1.08ミリモル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンを使用することによって、実施例1−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルテトラヒドロフラン−3−アミン(385mg,1.3ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(207mg,2.16ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(50mg)、及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(200mg)の混合物を密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1時間加熱した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、270mgの所望生成物を得た(収率は、39.7%であった)。
【0965】
N−[(3−アミノテトラヒドロフラン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0966】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0967】
メタノール(20mL)中のN−{[3−(ジベンジルアミノ)テトラヒドロフラン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(270mg,0.43ミリモル)、10%水酸化パラジウム担持活性炭(300mg)の混合物を水素雰囲気(1バール)下に室温で16時間撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、21mgの所望生成物を得た(収率は、10.8%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06-7.98 (m, 2H), 7.89-7.87 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 7.75-7.66 (m, 2H), 7.59-7.56 (m, 2H), 6.22-6.20 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.5 (s, 2H), 4.08-3.97 (m, 4H), 3.88-3.73 (m, 3H), 2.81 (s, 2H), 2.46 (s, 3H), 2.31 (s, 2H)。
【0968】
実施例2−2
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0969】
【化258】
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【0970】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.62 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.47-7.43 (m, 2H), 7.30 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.63 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.59 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 4.59 (brs, 2H), 3.68 (s, 2H), 3.59 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【0971】
実施例2−3
N−[(4−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0972】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0973】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と4−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 467,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.64-7.60 (m, 1H), 7.44 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 2.0, 8.4 Hz, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.54 (brs, 2H), 3.86-3.74 (m, 4H), 3.58 (t, J= 4.8 Hz, 2H), 2.42 (s, 3H), 2.18 (dd, J= 2.4, 4.8 Hz, 2H), 1.88-1.81 (m, 2H), 1.57 (m, 2H)。
【0974】
実施例2−4
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(8−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−4−アミン
【0975】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0976】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.91 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.72-7.60 (m, 1H), 7.49-7.35 (m, 3H), 7.09 (ddd, J= 8.21, 5.18, 3.03 Hz, 1H), 6.52 (t, J= 5.43 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.06 (brs, 2H), 4.45 (d, J = 6.06 Hz, 3H), 4.38 (d, J = 6.06 Hz, 3H), 3.61 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 3.56 (d, J = 5.31 Hz, 2H), 2.31 (s, 3H)。
【0977】
実施例2−5
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−(8−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【0978】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0979】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 3.03 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 6.57 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.59, 1.52 Hz, 1H), 6.42 (t, J = 5.56 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.05 (brs, 2H), 4.45 (d, J = 5.81 Hz, 3H), 4.39 (d, J = 6.06 Hz, 3H), 3.60 (t, J = 4.55 Hz, 2H), 3.55 (d, J = 5.31 Hz, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.31 (s, 3H)。
【0980】
実施例2−6
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イル)キノリン−4−アミン
【0981】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0982】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と6−ベンジル−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イルアミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11-8.08 (m, 2H), 7.90-7.88 ( d, J = 7.2, 1H), 7.75-7.70 (m, 2H), 7.65-7.59 (m, 2H), 6.36 (s, 1H), 5.38-5.36 (d, J = 8.8, 2H), 5.20-5.10 (m, 1H), 4.80-4.79 (m, 2H), 4.74-4.72 (m, 2H), 4.56-4.54 (d, J = 7.2, 2H), 3.90-3.87 (m, 1H), 3.81-3.75 (m, 4H), 3.60-3.50 (m, 1H), 2.48 (s, 3H)。
【0983】
実施例2−7
N−[2−(3−アミノオキセタン−3−イル)エチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0984】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と3−(アミノエチル)−N−ベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.95-7.89 (t, 1H), 7.89-7.87 (t, 1H), 7.64-7.60 (m, 2H), 7.49-7.45 (m, 1H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.24-7.21 (m, 1H), 6.87 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.39 (m, 6H), 3.63 (t, J= 9.2 Hz, 2H), 3.41-3.36 (m, 2H), 2.41 (s, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.08 (t, J = 14.4 Hz, 2H)。
【0986】
実施例2−8
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−(5−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【0987】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【0988】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03 (dd, J = 7.96, 1.39 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 6.57 Hz, 1H), 7.71-7.64 (m, 2H), 7.46 (ddd, J = 8.15, 6.63, 1.64 Hz, 2H), 7.33 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.15 (s, 1H), 5.86 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 4.64-4.53 (m, 4H), 4.40-4.25 (brs, 2H), 3.70 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 3.62-3.58 (m, 2H), 3.57-3.49 (m, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.00 (d, J = 7.07 Hz, 3H)。
【0989】
実施例2−9
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【0990】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0991】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 455,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.91-7.74 (m, 2H), 7.58-7.38 (m, 3H), 7.22-7.03 (m, 2H), 6.23 (s, 1H), 5.12 (brs, 2H), 4.70-4.46 (m, 6H), 3.81 (s, 3H), 3.70 (s, 2H), 3.65-3.52 (m, 2H)。
【0992】
実施例2−10
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−1,6−ナフチリジン−4−アミン
【0993】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0994】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−1,6−ナフチリジンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.15 (s, 1H), 8.28-8.80 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.00-7.95 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.95-7.90 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.62-7.58 (t, J = 0.8 Hz, 1H), 7.50-7.40 (m, 2H), 6.31 (s, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.65-4.58 (m, 6H), 3.80 (s, 2H), 3.60-3.50 (t, J = 2.8 Hz, 2H)。
【0995】
実施例2−11
N−[(1−アミノシクロヘキシル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0996】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0997】
表題化合物は、スキーム4において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルシクロヘキサンアミンを使用することによって、実施例2−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.02-7.99 (dd, J = 1.2 Hz, 8.0 Hz, 1H), 7.65-7.63 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.48-7.46 (m, 2H), 7.34-7.25 (m, 3H), 5.86 (s, 1H), 5.64 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.56 (s, 2H), 3.55 (s, 2H), 3.05-3.04 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.98 (s, 4H), 1.56 (m, 10H)。
【0998】
実施例3−1
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(8−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【0999】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【1000】
1,4−ジオキサン(2mL)中の8−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(200mg,0.51ミリモル、8−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、ナトリウムtert−ブトキシド(96mg,1.02ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(42mg,0.051ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(29mg,0.051ミリモル)、及びオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン(89mg,0.77ミリモル)の混合物を密封した5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1.5時間加熱した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、48mgの生成物を白色の生成物として得た(収率は、20%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 471,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.95 (dd, J = 8.34, 5.05 Hz, 1H), 7.74 (t, J = 5.56 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.46-7.29 (m, 2H), 6.19 (s, 1H), 5.23 (brs, 2H), 4.69-4.58 (m, 8H), 3.78 (s, 2H), 3.69 (brs, 2H), 3.41 (s, 2H), 2.46 (s, 3H)。
【1001】
実施例3−2
N−{[3−(ベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−クロロ−2−(7−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1002】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【1003】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)−N−ベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 567,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 8.72, 5.43 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 2.27 Hz, 1H), 7.71 (dd, J = 9.09, 2. 53 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 8.84, 2.27 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 7.07 Hz, 2H), 7.25-7.16 (m, 2H), 7.16-7.04 (m, 2H), 6.13 (s, 1H), 5.15 (brs, 2H), 4.71 (d, J= 6.57 Hz, 2H), 4.54 (d, J = 6.57 Hz, 4H), 3.77 (s, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.56 (t, J = 4.93 Hz, 2H)。
【1004】
実施例3−3
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(7−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1005】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例3−2中のものと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 477,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07-7.94 (m, 2H), 7.72 (dd, J = 8.97, 2.65 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 8.84, 2.27 Hz, 1H), 7.15 (td, J = 8.46, 2.53 Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 5.18 (brs, 2H), 4.73-4.60 (m, 4H), 4.51 (brs, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.59 (t, J = 4.67 Hz, 2H)。
【1007】
実施例3−4
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(7−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−4−アミン
【1008】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【1009】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 469,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.41 (brs, 3H), 8.02 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.60 (t, J = 7.71 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 7.31(t, J = 7.20 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 8.59, 2.53 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.20 (br. s, 2H), 4.64 (s, 4H), 4.54 (brs, 2H), 3.92 (s, 3H), 3.81 (s, 2H), 3.69-3.55 (m, 2H), 3.47 (s, 2H)。
【1010】
実施例3−5
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(7−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1011】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【1012】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 483,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.89 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.51-7.39 (m, 2H), 7.31 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 8.59, 2.53 Hz, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.10 (brs, 2H), 4.69-4.44 (m, 6H), 3.90 (s, 3H), 3.74-3.61 (m, 2H), 3.57-3.52 (m, 2H), 3.18 (s, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1013】
実施例3−6
N−{[3−({[2−(7−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}メチル)オキセタン−3−イル]メチル}アセトアミド
【1014】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【1015】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とN−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アセトアミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 525,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.91 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 2.27 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 6.18 (s, 1H), 5.12 (s, 2H), 4.61-4.54 (m, 6H), 3.90 (s, 3H), 3.68 (s, 2H), 3.67-3.63 (m, 2H), 3.59-3.51 (m, 2H), 2.44 (s, 3H), 2.05 (s, 3H)。
【1016】
実施例3−7
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(8−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1017】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【1018】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.86-7.69 (m, 3H), 7.57-7.49 (m, 1H), 7.47-7.34 (m, 2H), 7.19-7.06 (m, 1H), 6.17 (s, 1H), 5.11 (brs, 2H), 4.68-4.39 (m, 6H), 3.67 (s, 2H), 3.63 (q, J = 7.07 Hz, 1H), 3.55 (t, J = 4.55 Hz, 2H), 3.15 (s, 2H), 2.33 (s, 3H)。
【1019】
実施例3−8
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−(8−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1020】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【1021】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 467,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) 7.74-7.62 (m, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.43 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.32-7.20 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 4.99 (brs, 2H), 4.62-4.48 (m, 4H), 4.48-4.18 (m, 2H), 3.65-3.60 (m, 2H), 3.44 (brs, 2H), 3.11 (s, 2H), 2.43-2.26 (m, 3H), 2.14 (s, 3H)。
【1022】
実施例3−9
[3−({[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}メチル)オキセタン−3−イル]メタノール
【1023】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【1024】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メタノールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 454,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02-7.96 (m, 1H), 7.90 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.68-7.54 (m, 2H), 7.45 (d, J = 8.34 Hz, 2H), 7.35-7.20 (m, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.60 (d, J = 6.06 Hz, 3H), 4.51 (d, J = 6.06 Hz, 3H), 3.98 (s, 2H), 3.67 (s, 2H), 3.58 (t, J = 4.67 Hz, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1025】
実施例3−10
(2S)−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1026】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【1027】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(2S)−3−アミノプロパン−1,2−ジオールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.63 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.50-7.35 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.55 (brs, 2H), 4.04-3.89 (m, 1H), 3.69 (d, J = 5.56 Hz, 2H), 3.64-3.49 (m, 4H), 2.41 (s, 3H)。
【1028】
実施例3−11
(2R)−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1029】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【1030】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(2R)−3−アミノプロパン−1,2−ジオールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.63 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.50-7.35 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.55 (brs, 2H), 4.04-3.89 (m, 1H), 3.69 (d, J = 5.56 Hz, 2H), 3.64-3.49 (m, 4H), 2.41 (s, 3H)。
【1031】
実施例3−12
N−{[1−(アミノメチル)−3,3−ジフルオロシクロブチル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1032】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【1033】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3,3−ジフルオロシクロブタン−1,1−ジイル)ジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 487,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.89 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.80-7.68 (m, 2H), 7.68-7.56 (m, 2H), 6.15 (s, 1H), 5.37 (s, 2H), 4.55 (brs, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.79-3.67 (m, 2H), 3.44 (s, 2H), 2.76 (t, J = 12.25 Hz, 4H), 2.51 (s, 3H)。
【1034】
実施例3−13
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1035】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【1036】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 489,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.95 (d, J = 2.27 Hz, 1H), 7.83-7.74 (m, 1H), 7.58-7.44 (m, 2H), 7.44-7.33 (m, 1H), 7.14 (dd, J = 8.34, 2.78 Hz, 1H), 6.24 (s, 1H), 5.11 (brs, 2H), 4.61 (q, J = 6.74 Hz, 6H), 3.82 (s, 3H), 3.69 (s, 2H), 3.63-3.50 (m, 2H), 2.05 (s, 2H)。
【1037】
実施例3−14
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−クロロ−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1038】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【1039】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例3−13中のものと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 503,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.23 (s, 1H), 7.88 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.65-7.51 (m, 2H), 7.21 (dd, J = 8.34, 2.78 Hz, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.26 (brs, 2H), 4.76-4.60 (m, 6H), 4.56 (brs, 1H), 3.91 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.69 (brs, 2H), 3.52 (s, 2H)。
【1040】
実施例3−15
trans−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]シクロヘキサン−1,2−ジアミン
【1041】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【1042】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とtrans−シクロヘキサン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06-7.96 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.60 (td, J= 7.52, 1.14 Hz, 1H), 7.50-7.38 (m, 2H), 7.28 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.20-5.11 (m, 2H), 3.72-3.60 (m, 1H), 3.58-3.49 (m, 1H), 3.42-3.35 (m, 2H), 3.35-3.30 (m, 1H), 2.87 (td, J = 10.17, 3.92 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.10 (d, J = 5.31 Hz, 1H), 2.01 (d, J = 13.14 Hz, 1H), 1.89 (d, J = 8.08 Hz, 2H), 1.67-1.56 (m, 1H), 1.51-1.41 (m, 2H), 1.32-1.17 (m, 1H)。
【1043】
実施例3−16
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−シクロヘキサン−1,3−ジアミン
【1044】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【1045】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とシクロヘキサン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.53-7.47 (m, 2H), 7.37 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.32-7.26 (m, 2H), 5.86 (s, 1H), 5.16-5.00 (m, 2H), 3.65-3.50 (brs, 4H), 3.16 (brs, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.45-2.38 (m, 1H), 2.29 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 2.03-1.85 (m, 3H), 1.54-1.42 (m, 1H), 1.40-1.24 (m, 3H)。
【1046】
実施例3−17
(R)−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4,4−ジメチル−ピロリジン−3−オール
【1047】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【1048】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3R)−4,4−ジメチルピロリジン−3−オールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 452,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.94 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.83-7.73 (m, 2H), 7.58 (td, J = 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.47-7.37 (m, 2H), 7.23 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.02 (dd, J = 10.36, 5.31 Hz, 1H), 3.93 (dd, J= 5.05, 3.79 Hz, 1H), 3.61-3.47 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 1.15 (s, 3H), 1.10-1.05 (m, 3H)。
【1049】
実施例3−18
cis−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−シクロヘキサン−1,4−ジアミン
【1050】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【1051】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とcis−シクロヘキサン−1,4−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.91-7.85 (m, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.58 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.51-7.44 (m, 1H), 7.29 (d, J= 8.59 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 8.59, 1.52 Hz, 1H), 6.17 (d, J= 7.58 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.06 (brs, 2H), 4.50 (brs, 1H), 4.11 (d, J = 4.55 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 4.80 Hz, 1H), 3.64-3.56 (m, 2H), 3.16 (m, 2H), 3.06 (brs, 1H), 2.35 (s, 3H), 1.83-1.44 (m, 8H)。
【1052】
実施例3−19
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1053】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【1054】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 447,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09-8.07 (d, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.86-7.84 (d, 1H), 7.77-7.69 (m, 2H), 7.64-7.58 (m, 2H), 6.26 (s, 1H), 5.34 (s, 2H), 4.53 (s, 2H), 4.23 (t, 2H), 3.74-3.66 (m, 4H), 2.48 (s, 3H)。
【1055】
実施例3−20
N−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1056】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【1057】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 467,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.17-8.08 (m, 1H), 7.94 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.62 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.54-7.39 (m, 3H), 7.14 (brs, 1H), 6.33 (s, 1H), 5.77 (s, 1H), 5.11 (brs, 2H), 4.43 (brs, 2H), 4.03-3.87 (m, 2H), 3.61 (brs, 2H), 3.13-3.29 (m, 2H)。
【1058】
実施例3−21
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−フルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1059】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【1060】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−フルオロプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 429,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.65-7.57 (m, 2H), 7.47-7.38 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.10 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.69 (s, 2H), 3.64 (d, J = 5.31 Hz, 1H), 3.61-3.52 (m, 4H), 3.04-2.91 (m, 2H), 2.41 (s, 3H)。
【1061】
実施例3−22
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1062】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【1063】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 459,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.34 (s, 1H), 8.02-8.00 (t,J = 4.0, 2.4 Hz, 2H), 7.92-7.90 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.65-7.62 (m, 1H), 7.56-7.54 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.49-7.44 (m, 2H), 6.27 (s, 1H), 5.22 (s, 2H), 4.67-4.63 (m, 4H), 4.56 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.63-3.60 (t, J = 4.8 Hz, 2H)。
【1064】
実施例3−23
[4−{[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]メタノール
【1065】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【1066】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル
【1067】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【1068】
ジクロロメタン(30mL)中の4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル(2.0g,5.2ミリモル、2,4−ジクロロキノリン−6−カルボン酸メチルと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例1−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと同様に製造する)の冷却溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(2.63g,20.8ミリモル)を氷浴において加えた。0℃で1時間撹拌した後で、この反応混合物を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、2.0gの粗生成物を得た。
【1069】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−メタノール
【1070】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【1071】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル(2.0g,4.8ミリモル)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液へホウ水素化ナトリウム(729mg,19.2ミリモル)を加えた。60時間還流させた後で、この反応混合物を水(30mL)で希釈してジクロロメタン(50mLx2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、1.4gの粗生成物を得た。
【1072】
[4−{[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]メタノール
【1073】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【1074】
表題化合物は、スキーム5において4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−メタノールと3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 455,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.33 (s, 1H), 8.08-8.05 (d, J = 11.2 Hz, 2H), 7.94-7.92 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.74-7.68 (m, 3H), 7.57-7.53 ( t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.72 (s, 2H), 44.57 (s, 4H), 4.44 (s, 1H), 3.88 (s, 2H), 3.77-3.71 (m, 2H)。
【1075】
実施例3−24
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7−フルオロ−6−メチルキノリン−4−アミン
【1076】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【1077】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−7−フルオロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−7−フルオロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05-8.03 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.92-7.88 (t, J = 8.8, 8.0 Hz, 2H), 7.68-7.65 (m, 1H), 7.53-7.49 ( t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.28-7.25 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 5.24 (s, 2H), 4.66-4.48 (m, 6H), 3.82 (s, 2H), 3.66-3.64 (m, 2H), 2.68 (s, 3H)。
【1078】
実施例3−25
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−5−フルオロ−6−メチルキノリン−4−アミン
【1079】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【1080】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−5−フルオロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.99-7.97 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.90-7.88 (m, 1H), 7.66-7.62 (m, 1H), 7.51-7.47 ( t, J= 7.6 Hz, 1H), 7.29-7.24 (t, J= 8.8, 8.4 Hz, 1H), 7.20-7.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.61-6.57 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.12 (s, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.44-4.43 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 4.38-4.37 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.63-3.61 (t, J = 4.8, 4.4 Hz, 2H), 3.53 (s, 2H), 2.68-2.67 (t, J = 2.0, 1.6 Hz, 1H), 2.34-2.33 (t, J = 2.0, 1.6, 1 H), 1.92 (s, 3H)。
【1081】
実施例3−26
N
〜1
〜−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【1082】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【1083】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−メチルプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 445,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.87 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.61 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.49-7.43 (m, 2H), 7.38 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.54 (brs, 2H), 3.57 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.27 (s, 2H), 1.26 (s, 6H)。
【1084】
実施例3−27
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)キノリン−4−アミン
【1085】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【1086】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.89 (dd, J = 6.95, 3.41 Hz, 2H), 7.78 (s, 1H), 7.59 (t, J = 7.07 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.58 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 6.33 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.09 (brs, 2H), 4.44 (brs, 1H), 3.99 (d, J= 9.85 Hz, 2H), 3.94-3.82 (m, 1H), 3.69-3.52 (m, 4H), 2.36 (s, 3H), 1.85 (d, J = 11.87 Hz, 2H), 1.69-1.44 (m, 2H)。
【1087】
実施例3−28
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(ピペラジン−1−イル)エチル]キノリン−4−アミン
【1088】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【1089】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−(ピペラジン−1−イル)エタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 466,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δppm 7.925 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.806 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.516-7.575 (m, 2H), 7.359-7.395 (m, 2H), 7.238 (m, 1H), 5.98 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.49 (brs, 2H), 3.538 (m, 2H), 3.542 (m, 2H), 3.44 (t, J = 6.57 Hz, 2H), 3.32 (s, 2H), 2.89 (t, J = 4.80 Hz, 4H), 2.71 (t, J = 6.57 Hz, 2H), 2.56 (brs, 4H), 2.37 (s, 3H)。
【1090】
実施例3−29
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピペリジン−4−イルメチル)キノリン−4−アミン
【1091】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【1092】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1−(ピペリジン−4−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.89 (brs, 2H), 7.875 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.625 (t, J = 6.8Hz, 1H), 7.48 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.226 (d, J = 1.6Hz, 1H), 6.73 (t, J = 5.43 Hz, 1H), 5.07 (brs, 2H), 4.42 (brs, 2H), 4.10 (d, J = 12.63 Hz, 2H), 3.63 (m, 2H), 3.23-3.05 (m, 2H), 2.50 (s, 2H), 2.05 (s, 3H), 1.76-1.66 (m, 3H), 1.15-0.98 (m, 2H)。
【1093】
実施例3−30
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ヘプタン−1,7−ジアミン
【1094】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【1095】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とヘプタン−1,7−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 467,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (dd, J = 1.2, 0.8 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.74-7.68 (m, 2H), 7.61-7.56 (m, 2H), 5.91 (s, 1H), 5.32 (s, 2H), 4.52 (brs, 2H), 3.75 (d, J = 4.80 Hz, 2H), 3.31 (d, J = 1.60 Hz, 2H), 2.94(m, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.72 (m, 4H), 1.50 (m, 6H)。
【1096】
実施例3−31
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−メチルエタン−1,2−ジアミン
【1097】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【1098】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とN−メチルエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03-8.0 (m, 3H), 7.87-7.84 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.71-7.70 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.57-7.53 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 5.40 (s, 2H), 4.56 (s, 2H), 3.96-3.93 (dd, J= 6.0, 6.4 Hz, 2H), 3.75-3.73 (q, J= 4.4 Hz, 2H), 3.43-3.40 (q, J= 6 Hz, 2H), 2.80 (s, 3H), 2.46 (s, 3H)。
【1099】
実施例3−32
N’−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン
【1100】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【1101】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とN,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05-8.01 (m, 3H), 7.88-7.86 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.70-7.68 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.56-7.52 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 5.41 (s, 2H), 4.56 (s, 2H), 3.96-3.93 (dd, J = 6.0, 6.4 Hz, 2H), 3.75-3.73 (q, J = 4.4 Hz, 2H), 3.43-3.40 (q, J = 6.0 Hz, 2H), 3.01 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)。
【1102】
実施例3−33
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N,6−ジメチルキノリン−4−アミン・トリフルオロ酢酸塩
【1103】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【1104】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とメチルアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 368,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.47 (s, 1H), 8.45 (brs, 1H), 7.99 (m, 3H), 7.75 (m, 2H), 7.60 (m, 2H), 5.92 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.48 (s, 2H), 3.91 (s, 2H), 3.02 (s, 3H), 2.33 (s, 3H)。
【1105】
実施例3−34
(3S,4S)−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3,4−ジオール
【1106】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【1107】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3S,4S)−ピロリジン−3,4−ジオールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 440,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03 (s, 1H),8.01 (s, 1H), 7.80-7.78 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.67-7.63 (m, 2H), 7.54-7.50 (m, 2H), 5.83 (s, 1H), 5.21 (s, 2H), 4.45 (s, 2H), 4.22 (s, 2H), 4.18-4.15 (m, 2H), 3.67-3.60 (m, 4H), 2.41 (s, 3H)。
【1108】
実施例3−35
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピロリジン−2−イルメチル)キノリン−4−アミン
【1109】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【1110】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1−(ピロリジン−2−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96-7.94 (m, 2H), 7.90 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.61 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.47-7.45 (m, 2H), 6.01 (s, 1H), 5.33-5.25 (m, 2H), 4.55-4.41 (m, 2H), 3.96-3.73 (m, 3H), 3.64 (s, 2H), 3.38-3.31 (m, 1H), 3.29-3.27 (m, 1H), 2.37 (s, 3H), 2.28-2.21 (m, 1H), 2.13-1.96 (m, 2H), 1.89-1.81 (m, 1H)。
【1111】
実施例3−36
4−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)−6−メチルキノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1112】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【1113】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1,4−ジアゼピンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.86 (d, J= 7.2 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.72-7.68 (m, 2H), 7.58-7.51 (m, 2H), 6.31 (s, 1H), 5.32 (s, 2H), 4.54 (s, 2H), 4.06-4.04 (m, 2H), 3.90-3.87 (m, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.63-3.61 (m, 2H), 3.46-3.42 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.32 (s, 2H)。
【1114】
実施例3−37
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−エチルエタン−1,2−ジアミン
【1115】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【1116】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とN−エチルエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.99-7.97 (m, 2H), 7.81 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.67 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.51-7.46 (m, 2H), 6.08 (s, 1H), 5.37 (s, 2H), 4.57 (s, 2H), 3.91 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.69 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.37 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.15 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.35 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【1117】
実施例3−38
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}エタノール
【1118】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【1119】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−アミノエタノールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 398,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.85 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.74-7.67 (m, 2H), 7.59-7.56 (m, 2H), 6.09 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.51 (s, 2H), 3.83 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.74-3.72 (m, 2H), 3.62 (t, J= 5.6 Hz, 2H), 2.47 (s, 3H)。
【1120】
実施例3−39
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピペリジン−4−イル)キノリン−4−アミン
【1121】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【1122】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とピペリジン−4−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05 (t, J = 8 Hz, 2H), 7.88 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.73-7.69 (m, 2H), 7.59-7.57 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.52 (s, 2H), 4.18-4.11 (m, 1H), 3.74 (s, 2H), 3.61-3.57 (m, 2H), 3.33-3.26 (m, 2H), 2.46 (s, 3H), 2.24-2.19 (m, 2H), 2.01-1.91 (m, 2H)。
【1123】
実施例3−40
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピペリジン−3−イル)キノリン−4−アミン
【1124】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【1125】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とピペリジン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09-8.07 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.89-7.87 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 7.73-7.68 (q, J = 14 Hz, 2H), 7.62-7.55 (m, 2H), 6.14 (s, 1H), 5.36 (s, 2H), 4.58-4.51 (m, 2H), 4.34 (s, 1H), 3.75 (s, 2H), 3.63-3.60 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.47-3.44 (m, 1H), 3.07-3.02 (d, J = 11.6 Hz, 2H), 2.47 (s, 3H), 2.17-2.14 (m, 2H), 2.05-2.00 (m, 1H), 1.85-1.84 (m, 1H)。
【1126】
実施例3−41
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピペリジン−2−イルメチル)キノリン−4−アミン
【1127】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【1128】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1−(ピペリジン−2−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.85 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.73-7.70 (m, 2H), 7.62-7.58 (m, 2H), 6.02 (s, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.51 (s, 2H), 3.75-3.71 (m, 4H), 3.51-3.40 (m, 2H), 2.98-2.92 (m, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.11-2.05 (m, 1H), 1.96-1.90 (m, 2H), 1.78-1.56 (m, 3H)。
【1129】
実施例3−42
2−[(2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}エチル)アミノ]エタノール
【1130】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【1131】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−[(2−アミノエチル)アミノ]エタノールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 441,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.94 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.61-7.57 (m, 2H), 7.43-7.38 (m, 2H), 7.24 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 5.12 (s, 2H), 4.51 (brs, 2H), 3.69 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.55-3.52 (m, 2H), 3.49 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.01 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.83 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.38 (s, 3H)。
【1132】
実施例3−43
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2,2,3,3−テトラフルオロブタン−1,4−ジアミン
【1133】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【1134】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2,2,3,3−テトラフルオロブタン−1,4−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 497,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.58-7.62 (m, 2H), 7.43-7.47 (m, 2H), 7.30-7.32 (m, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.58 (brs, 2H), 4.12 (t, J= 16 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.34-3.20 (m, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【1135】
実施例3−44
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−(2−メトキシエチル)エタン−1,2−ジアミン
【1136】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【1137】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とN−(2−メトキシエチル)エタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 455,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06-8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.88-7.86 (m, 2H), 7.73-7.70 (m, 2H), 7.59-7.56 (m, 2H), 6.01 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.88-3.78 (m, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.67-3.65 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.45-3.42 (t, J = 6 Hz, 2H), 3.38 (s, 3H), 3.30-3.28 (m, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【1138】
実施例3−45
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール
【1139】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【1140】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と3−メチルピロリジン−3−オールを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06-8.01 (m, 2H), 7.84-7.82 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.74-7.68 (m, 2H), 7.57-7.53 (m, 2H), 5.81 (s, 1H), 5.26 (s, 2H), 4.49 (s, 2H), 4.12-3.31 (m, 3H), 3.27-3.21 (m, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.08 (s, 2H), 1.50 (s, 3H)。
【1141】
実施例3−46
N−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1142】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【1143】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 417,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01-7.99 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.86-7.84 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.53-7.38 (m, 4H), 6.10 (s, 1H), 5.18(s, 2H), 3.59-3.40 (m, 4H), 3.19-3.10 (m, 2H)。
【1144】
実施例3−47
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(オキセタン−3−イル)キノリン−4−アミン
【1145】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【1146】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 410,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.63 (t, J = 3.8 Hz, 1H), 7.44 (t, J = 4.3 Hz, 2H), 7.29 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.72 (s, 1H), 5.16 (t, J = 3.3 Hz, 2H), 5.12 (s, 2H), 4.86 (m, 1H), 4.72 (t, J = 3.0 Hz, 2H), 4.53 (brs, 2H), 3.58 (t, J = 2.3 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【1147】
実施例3−48
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1148】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【1149】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.89 (m, J = 5.5 Hz, 2H), 7.63 (m, J = 4.0 Hz, 1H), 7.44 (m, J = 7.6 Hz, 3H), 7.12-7.08 (m, J= 4.1 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.48-4.39 (m, J = 9.0 Hz, 6H), 3.65-3.58 (m, J = 6.1 Hz, 4H)。
【1150】
実施例3−49
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]キノリン−4−アミン
【1151】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【1152】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3R)−テトラヒドロフラン−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.89 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.65 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 3.8 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.40 (brs, 2H), 4.02 (t, J = 3.6 Hz, 1H), 3.88 (m, J = 7.2 Hz, 1H), 3.80 (m, J = 5.4 Hz, 1H), 3.64 (d, J = 4.5 Hz, 3H), 2.30 (t, J = 3.7 Hz, 4H)。
【1153】
実施例3−50
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1154】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【1155】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.67 (t, J = 3.6 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 3.8 Hz, 1H),7.43 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.21 (s, 1H), 5.26 (s, 2H), 4.63 (s, 4H), 4.55 (brs, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.67 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.45 (brs, 2H), 2.46 (s, 3H)。
【1156】
実施例3−51
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1157】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
【1158】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 473,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00 (m, J = 2.2 Hz, 1H), 7.89 (t, J = 2.9 Hz, 2H), 7.63 (m, J = 4.1, 1 H), 7.45 (m, J = 6.5 Hz, 2H), 7.37 (m, J = 2.8 Hz, 1H), 6.21 (d, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.56 (m, J = 4.6 Hz, 6H), 3.67 (s, 2H), 3.58 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.15 (s, 2H)。
【1159】
実施例3−52
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1160】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【1161】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.32 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.11 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.77 (m, J = 8.3 Hz, 2H), 7.63 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.45 (s, 2H), 4.65 (m, J = 5.5 Hz, 6H), 4.01 (s, 2H) , 3.83 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.51 (s, 2H)。
【1162】
実施例3−53
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(オキセタン−3−イルメチル)キノリン−4−アミン
【1163】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
【1164】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1−(オキセタン−3−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.93 (d, 1H), 7.89-7.87 (t, 1H), 7.69-7.65 (m, 2H), 7.50-7.46 (t, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.24-7.21 (m, 1H), 6.79-6.76 (t, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.74-4.70 (m, 2H), 4.37 (t, 4H), 3.61 (t, 4H), 3.28 (m, 1H), 2.35 (s, 3H)。
【1165】
実施例3−54
N−[(1−アミノシクロブチル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1166】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【1167】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1−(アミノメチル)シクロブタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (m, J = 2.0 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.61 (t, J = 3.6 Hz, 1H), 7.45 (m, J = 3.0 Hz, 2H), 7.30 (m, J = 2.5 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.53 (br. s, 2H), 3.59 (t, J = 2.3 Hz, 2H), 3.46 (s, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.28-2.22 (m, J = 6.3 Hz, 2H), 2.12-2.03 (m, J = 9.2 Hz, 2H), 1.97-1.82 (m, J = 14.7 Hz, 2H)。
【1168】
実施例3−55
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ペンタン−1,5−ジアミン
【1169】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
【1170】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とペンタン−1,5−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.96 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.42 (m, 2H), 7.30 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.21 (m, 2H), 5.81 (s, 1H), 5.03 (s, 2H), 4.61 (m, 2H), 3.49 (brs, 2H), 3.19 (m, 2H), 2.71 (d, J = 6.40 Hz, 2H), 2.94 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 1.61 (s, 2H), 1.49 (m, 4H)。
【1171】
実施例3−56
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ヘキサン−1,6−ジアミン
【1172】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
【1173】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とヘキサン−1,6−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (dd, J = 1.2, 0.8 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 7.20, 1.6 Hz, 2H), 5.91 (s, 1H), 5.32 (s, 2H), 4.52 (brs, 2H), 3.75 (d, J= 4.80 Hz, 2H), 3.31 (d, J = 1.60 Hz, 2H), 2.94 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.72 (m, 4H), 1.50 (m, 4H)。
【1174】
実施例3−57
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド塩酸塩
【1175】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
【1176】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 486,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.99-7.92 (m, 2H), 7.85-7.80 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.78-7.73 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.72-7.65 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.62-7.51 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 5.07 (s, 2H), 4.60-4.40 (m, 2H), 3.98-3.91 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H)。
【1177】
実施例3−58
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピリダジン−3−カルボキサミド
【1178】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【1179】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とピリダジン−3−カルボキサミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 460,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.52-9.48 (d, J = 8 Hz, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.62-8.58 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 8.10-8.02 (m, 3H), 7.94 (s, 1H), 7.88-7.82 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.75-7.68 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.60-7.52 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 5.36 (s, 2H), 4.80-4.55 (m, 2H), 3.83-3.78 (t, J= 2.8 Hz, 2H), 2.56 (s, 3H)。
【1180】
実施例3−59
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ベンズアミド
【1181】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【1182】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とベンズアミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 458,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.64 (s, 1H), 8.09-8.04 (m, 5H), 7.89-7.87 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.75-7.67 (m, 3H), 7.62-7.55 (m, 3H), 5.34 (s, 2H), 4.62 (s, 2H), 3.76 (s, 2H), 2.53 (s, 3H)。
【1183】
実施例3−60
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アセトアミド
【1184】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
【1185】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とアセトアミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 396,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.53 (s, 1H), 8.10-8.06 (m, 2H), 7.97-7.85 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.82-7.80 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.76-7.72 (m, 2H), 7.58-7.54 (m, 2H), 5.28 (s, 2H), 4.60 (s, 2H), 3.77-3.71 (m, 2H), 2.52 (s, 3H), 2.40 (s, 3H)。
【1186】
実施例3−61
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピペリジン−3−カルボキサミド
【1187】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
【1188】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(4,6−ジブロモキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とピペリジン−3−カルボキサミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.47 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.98-7.96 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.83-7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.70-7.64 (m, 2H), 7.58-7.54 (m, 1H), 5.29 (s, 1H), 4.61 (s, 2H), 3.76 (s, 2H), 3.55-3.52 (m, 2H), 3.43-3.34 (m, 3H), 3.22-3.15 (m, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.29-2.27 (m, 1H), 2.06-2.02 (m, 1H), 1.97-1.89 (m, 2H)。
【1189】
実施例3−62
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピペリジン−4−カルボキサミド
【1190】
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
【1191】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とピペリジン−4−カルボキサミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.50 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.01-7.98 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.95-7.93 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.84-7.82 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.66-7.61 (m, 2H), 7.52-7.51 (m, 1H), 5.23 (s, 1H), 4.59 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.57-3.54 (m, 2H), 3.22-3.10 (m, 4H), 2.50 (s, 3H), 2.26-2.22 (m, 2H), 2.14-2.08 (m, 2H)。
【1192】
実施例3−63
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−1,1−ジメチル尿素
【1193】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
【1194】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1,1−ジメチル尿素を使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.68 (t, J = 3.6 Hz, 2H), 7.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 7.23-7.20 (m, 2H), 7.15 (s, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.45 (brs, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.02 (s, 6H), 2.30 (s, 3H)。
【1195】
実施例3−64
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(1,2−オキサゾール−3−イル)キノリン−4−アミン
【1196】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
【1197】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(4,6−ジブロモキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と1,2−オキサゾール−3−アミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 421,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.72 (s, 1H), 8.20 (s, 2H), 8.14 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.63-7.68 (m, 2H), 7.56 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.61 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 2.54 (s, 3H)。
【1198】
実施例3−65
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−トリジュウテリオメチルキノリン−4−アミン
【1199】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
【1200】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−トリジュウテリオメチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−トリジュウテリオメチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 456,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.04 (d, 1H), 7.68 (d, 1H), 7.51 (m, 2H), 7.36 (t, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 7.08 (s, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.57 (s, 6H), 3.67 (s, 2H), 3.57 (s, 2H), 3.34 (s, 2H)。
【1201】
実施例4−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1202】
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
【1203】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(実施例1−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと同様に製造する)と3−アミノメチル−オキセタン−3−イルアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 410,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.94 (s, 1H), 7.93-7.70 (m, 1H), 7.50-7.48 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.40-7.37 (m, 1H), 7.26-7.22 (m, 1H), 7.15-7.11 (m, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.63-4.61 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 4.58-4.57 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.38 (s, 2H), 3.65 (s, 2H), 2.99-2.97 (t, J = 4.8 Hz, 2H)。
【1204】
実施例4−2
N−[6−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1205】
【化337】
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【1206】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(実施例4−1中のものと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例4-1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 385,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.901 (s, 1H), 7.70-7.60 (m, 1H), 7.55-7.42 (m, 2H), 7.378-3.350 (dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H), 7.28-7.16 (m, 1H), 7.14-7.12 (m, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.51 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.38 (s, 2H), 3.43-3.39 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.99-2.95 (m, 4H)。
【1207】
実施例4−3
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1208】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
【1209】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(実施例1−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと同様に製造する)と3−アミノメチル−オキセタン−3−イルアミンを使用することによって、実施例4−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 407,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (s, 1H), 7.74-7.67 (t, 2H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 7.32 (t, 1H), 7.26 (t, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.19 (s, 2H), 4.77-4.70 (m, 4H), 4.35 (s, 2H), 4.12 (s, 2H), 3.16 (t, J = 9.6 Hz, 2H), 2.49 (s, 3H)。
【1210】
実施例4−4
1−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【1211】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【1212】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(実施例1−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと同様に製造する)とピロリジン−3−アミンを使用することによって、実施例4−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 391,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (s, 1H), 7.79 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.67-7.57 (m, 3H), 7.38-7.30 (m, 2H), 5.96 (s, 1H), 5.17 (s, 2H), 4.45-4.35 (m, 2H), 4.30-4.25 (m, 1H), 4.20-4.11 (m, 2H), 4.05-3.91 (m, 2H), 3.23 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.51-2.50 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 2.40-2.30 (m, 1H)。
【1213】
実施例5−1
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N−[2−(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)エチル]−6−メチルキノリン−4−アミン
【1214】
【化340】
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【1215】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(150mg,0.40ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)の1,4−ジオキサン(4mL)溶液へトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(40mg,0.04ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(25mg,0.04ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(77mg,0.80ミリモル)、及び2−(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)エタンアミン(107mg,0.60ミリモル)を加えた。生じる混合物を真空にして窒素で再び満たし、密封して120℃で一晩加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄し、この有機層を合わせて真空で濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中2%メタノールで溶出させる)によって精製して、67mgの表題化合物を明色の固形物として得た(収率は、40%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 515,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) 8.05 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.66 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.53-7.48 (m, 2H), 7.37-7.28 (m, 2H), 7.21 (s, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.26 (m, 1H), 5.12 (s, 1H), 4.6 (brs, 1H), 3.56 (m, 1H), 3.33 (m, 2H), 3.14 (m, 8H), 2.99 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.46 (s, 3H), 2.0 (d, J = 4.5 Hz, 2H)。
【1216】
実施例5−2
N−[2−(2−アミノエトキシ)エチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1217】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【1218】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2,2’−オキシジエタンアミンを使用することによって、実施例5-1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 441,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.83 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.70-7.67 (m, 2H), 7.59-7.55 (m, 2H), 5.96 (s, 1H), 5.28 (s, 2H), 4.49 (s, 2H), 3.81 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.72-3.68 (m, 6H), 3.13 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【1219】
実施例5−3
N〜1〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【1220】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
【1221】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−メチルプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.60 (t, J = 7.33 Hz, 1H), 7.48-7.38 (m, 2H), 7.29-7.27 (m, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.15 (brs, 2H), 3.57 (brs, 2H), 3.26 (s, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.34-1.20 (m, 6H)。
【1222】
実施例5−4
N〜1〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【1223】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【1224】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−メチルプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02-7.93 (m, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.64-7.57 (m, 1H), 7.56-7.48 (m, 1H), 7.42 (s, 2H), 7.19-7.09 (m, 1H), 6.11 (s, 1H), 5.23-5.07 (m, 2H), 3.63-3.51 (m, 2H), 3.37 (s, 2H), 3.33 (m, 2H), 3.28 (s, 2H), 1.26 (s, 6H)。
【1225】
実施例5−5
N〜1〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,2−ジアミン
【1226】
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
【1227】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.91 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.83(d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.58 (d, J= 1.26 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.38-7.31 (m, 1H), 7.28 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.13 (brs, 2H), 3.56 (t, J = 4.67 Hz, 2H), 3.52-3.41 (m, 4H), 3.37 (s, 1H), 2.41 (s, 3H), 1.38 (d, J= 6.06 Hz, 3H)。
【1228】
実施例5−6
4−[6−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1229】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
【1230】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1−メチルピペラジンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.60-7.45 (m, 3H), 7.34 (td, J= 7.64, 1.14 Hz, 1H), 7.28 (dd, J= 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.54 (s, 1H), 5.11 (s, 2H), 3.61-3.50 (m, 2H), 3.37 (s, 2H), 3.17 (brs, 4H), 2.80 (brs, 4H), 2.46 (s, 3H), 2.39 (s, 3H)。
【1231】
実施例5−7
1−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オール
【1232】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
【1233】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例1−1中のものと同様に製造する)と1−アミノプロパン−2−オールを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 412,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 7.71, 1.14 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.64 (td, J= 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.55 (d, J= 8.59 Hz, 1H), 7.50-7.41 (m, 1H), 7.37 (dd, J = 8.59, 1.52 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.08 (dd, J = 11.49, 6.44 Hz, 1H), 3.62 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 3.44-3.35 (m, 4H), 2.42 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.06 Hz, 3H)。
【1234】
実施例5−8
(2S)−N〜1〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,2−ジアミン
【1235】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
【1236】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(2S)−プロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.86 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.67-7.60 (m, 1H), 7.49 (t, J = 7.33 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.28-7.19 (m, 2H), 6.07-5.83 (m, 1H), 5.02 (brs, 2H), 3.62 (s, 1H), 3.56-3.46 (m, 2H), 3.37 (s, 2H), 3.28-3.11 (m, 4H), 2.36 (s, 3H), 0.92-0.80 (m, 2H)。
【1237】
実施例5−9
(2R)−N〜1〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,2−ジアミン
【1238】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
【1239】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(2R)−プロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.70-7.55 (m, 2H), 7.46-7.37 (m, 2H), 7.33-7.22 (m, 2H), 6.10-5.99 (m, 1H), 5.13 (brs, 2H), 3.65-3.52 (m, 3H), 3.37 (m, 2H), 3.31-3.20 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.32-1.22 (m, 2H)。
【1240】
実施例5−10
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7,8−ジフルオロ−6−メチルキノリン−4−アミン
【1241】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
【1242】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチル−7,8−ジフルオロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(4−クロロ−6−メチル−7,8−ジクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 475,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.04 (brs, 1H), 7.88 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.62 (t, J = 6.82 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.58 Hz, 1H), 7.18 (brs, 1H), 6.31 (brs, 1H), 5.16 (brs, 1H), 4.60 (d, J = 8.34 Hz, 2H), 4.05-3.97 (m, 2H), 3.82 (brs, 2H), 3.62 (brs, 2H), 3.17 (m, 2H), 2.33 (s, 1H), 1.28-1.13 (m, 3H)。
【1243】
実施例5−11
N−(2,2−ジフルオロエチル)−N’−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1244】
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
【1245】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とN−(2,2−ジフルオロエチル)エタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 461,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 7.60 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 2H), 7.46-7.38 (m, 2H), 7.28 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.13(s, 2H), 3.58 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 3.46 (t, J = 6.19 Hz, 2H), 3.37 (s, 3H), 3.10-2.97 (m, 4H), 2.41 (s, 3H)。
【1246】
実施例5−12
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}オキセタン−3−エタノール
【1247】
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
【1248】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と3−アミノオキセタン−3−エタノールを使用することによって、実施例5−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 454,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.97 (d, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.64 (t, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.49-7.42 (m, 2H), 7.35-7.32 (m, 1H), 6.63 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.50 (d, 2H), 4.41(brs, 2H), 4.39 (d, 4H), 3.66 (d, 2H), 2.33 (s, 3H), 2.27 (t, 2H)。
【1249】
実施例6−1
N−{[3−(アミノメチル)チエタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1250】
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
【1251】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(250mg,0.67ミリモル)、チエタン−3,3−ジイルジメタンアミン(266mg,2.01ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(61.8mg,0.067ミリモル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(42mg,0.067ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(160mg,1.66ミリモル)、及びトルエン(15mL)を含有するフラスコを真空にしてから、窒素(バルーン)で満たした。110℃で一晩撹拌した後で、生じる混合物を水(15mL)で希釈して酢酸エチル(15mLx4)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーと分取用HPLCによって精製して、63mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、20%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 469,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96-7.94 (m, 1H), 7.68-7.66 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.47-7.43 (m, 2H), 7.31-7.27 (m, 1H), 7.22-7.21 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.07 (s, 2H), 4.50 (s, 2H), 3.55-3.49 (m, 4H), 3.11 (s, 2H), 3.06-3.03 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.94-2.91 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.31 (s, 3H)。
【1252】
実施例6−2
N−{[3−(アミノメチル)−1,1−ジオキシドチエタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1253】
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
【1254】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(1,1−ジオキシドチエタン−3,3−ジイル)ジメタンアミンを使用することによって、実施例6−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 501,
1H NMR (400 MHz, CD
3Cl) δ ppm 7.958-7.939 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.651-7.633 (d, J= 7.2 Hz, 1H), 7.482-7.415 (m, 2H), 7.308-7.270 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.235-7.215 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.134 (s, 1H), 6.646 (s, 1H), 5.065 (s, 2H), 4.701-1.250 (brs, 2H), 3.924-3.890 (m, 4H), 3.659-3.646 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 3.491 (s, 2H), 3.320 (s, 2H), 2.323 (s, 3H)。
【1255】
実施例7
N−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1256】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
【1257】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(150mg,0.40ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−アミンの臭化水素酸塩(110mg,0.515ミリモル)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(25mg,0.043ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(35mg,0.038ミリモル)、炭酸セシウム(525mg,1.6ミリモル)、及び1,4−ジオキサン(3mL)の混合物を5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で2時間加熱した。生じる混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。濾液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 422,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.68-7.59 (m, 2H), 7.56 (s, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 5.23 (brs, 2H), 4.62 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 3.61 (t, J = 4.93 Hz, 2H), 2.68 (s, 4H), 2.45 (s, 2H)。
【1258】
実施例8−1
trans−4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}シクロヘキサノール
【1259】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
【1260】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(140mg,0.38ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)、trans−4−アミノシクロヘキサノール(45mg,0.39ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(35mg,0.038ミリモル)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(15mg,0.038ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(38mg,0.39ミリモル)、及び1,4−ジオキサン(2mL)の混合物を5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で2時間加熱した。この混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。濾液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 452,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.98-7.83 (m, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.64-7.44 (m, 2H), 7.29 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 6.22 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.09 (brs, 2H), 4.68 (d, J = 4.29 Hz, 1H), 3.62 (brs, 3H), 3.49 (d, J = 4.55 Hz, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.03-1.83 (m, 4H), 1.63-1.45 (m, 2H), 1.35 (brs, 2H), 1.24 (brs, 1H), 1.18 (brs, 1H)。
【1261】
実施例8−2
(2S)−2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール
【1262】
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
【1263】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(2S)−2−アミノプロパン−1−オールを使用することによって、実施例8−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 412,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.89 (t, J = 6.32 Hz, 2H), 7.75 (s, 1H), 7.64 (t, J = 7.20 Hz, 1H), 7.55-7.43 (m, 1H), 7.38-7.27 (m, 1H), 7.27-7.14 (m, 1H), 6.16 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 6.07 (s, 1H), 5.07 (brs, 2H), 4.85 (brs, 1H), 4.42 (brs, 1H), 3.85 (dt, J = 12.82, 6.35 Hz, 1H), 3.70-3.47 (m, 3H), 2.36 (s, 3H), 1.23 (d, J = 6.32 Hz, 3H)。
【1264】
実施例8−3
trans−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4−メトキシピロリジン−3−アミン
【1265】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
【1266】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とtrans−4−メトキシ−3−メチルピロリジン−3−アミンを使用することによって、実施例8−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.89-7.78 (m, 2H), 7.63 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.47 (td, J = 7.71, 1.01 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 8.59, 1.52 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.19 (s, 2H), 4.53 (brs, 2H), 4.12 (dd, J = 11.12, 5.05 Hz, 1H), 3.99-3.81 (m, 2H), 3.73 (brs, 1H), 3.67-3.56 (m, 2H), 3.55-3.41 (m, 5H), 2.43 (s, 3H)。
【1267】
実施例8−4
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N−[trans−4−メトキシピロリジン−3−イル]−6−メチルキノリン−4−アミン
【1268】
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
【1269】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とtrans−4−メトキシ−3−メチルピロリジン−3−アミンを使用することによって、実施例8−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.14 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.87 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.79-7.73 (m, 2H), 7.69-7.63 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 5.36 (q, J = 16.67 Hz, 2H), 4.60 (brs, 2H), 4.28 (brs, 1H), 3.93 (dd, J = 12.63, 6.82 Hz, 1H), 3.82 (t, J= 4.80 Hz, 2H), 3.75-3.68 (m, 1H), 3.68-3.59 (m, 2H), 3.56 (s, 3H), 2.51 (s, 3H)。
【1270】
実施例8−5
4−{4−[(4aS,7aR)−ヘキサヒドロピロロ[3,4−b][1,4]オキサジン−6(2H)−イル]−6−メチルキノリン−2−イル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1271】
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
【1272】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(4aS,7aR)−オクタヒドロピロロ[3,4−b][1,4]オキサジンを使用することによって、実施例8−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.63 (td, J= 7.52, 1.39 Hz, 1H), 7.50-7.41 (m, 2H), 7.28 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.51 (m, 2H), 4.02-4.15 (m, 3H), 3.86 (d, J= 10.8 Hz, 1H), 3.68-3.47 (m, 6H), 3.238 (m, 1H), 2.72 (m, 1H), 2.41 (s, 3H)。
【1273】
実施例8−6
(3R,4R)−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−3−オール
【1274】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
【1275】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3R,4R)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピロリジン−3−オールを使用することによって、実施例8−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 522,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99-7.86 (m, 1H), 7.84-7.75 (m, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.64-7.52 (m, 1H), 7.47 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.43-7.32 (m, 1H), 7.27 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 6.27-6.09 (m, 1H), 5.10 (brs, 2H), 4.50 (brs, 1H), 4.43-4.33 (m, 1H), 3.81-3.62 (m, 2H), 3.56 (dd, J= 9.85, 4.55 Hz, 3H), 3.45-3.35 (m, 1H), 3.02-2.92 (m, 1H), 2.84 (brs, 2H), 2.76-2.62 (m, 3H), 2.57 (brs, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
【1276】
実施例8−7
N−{2−[(2−アミノエチル)スルファニル]エチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1277】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
【1278】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2,2’−スルファンジイルジエタンアミンを使用することによって、実施例8−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.65 (td, J = 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.51-7.39 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 3.65-3.50 (m, 4H), 2.92-2.79 (m, 4H), 2.78-2.68 (m, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1279】
実施例9−1
1−{1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピペリジン−4−イル}メタンアミン
【1280】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
【1281】
2〜5mLの合成用バイアル中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(75mg,0.20ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)、ピペリジン−4−イル−メチルアミン(3mL)の混合物をマイクロ波照射下に160℃で1時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を真空で濃縮して、溶媒を除去した。残渣を分取用HPLCによって精製して、生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.96-7.81 (m, 2H), 7.66 (td, J = 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.53-7.39 (m, 3H), 7.28 (dd, J = 8.72, 1.89 Hz, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.13 (brs, 2H), 4.42 (brs, 2H), 3.65 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 3.42 (d, J = 11.62 Hz, 2H), 2.72 (t, J = 10.99 Hz, 2H), 2.41-2.27 (m, 3H), 1.95-1.74 (m, 2H), 1.61-1.33 (m, 5H)。
【1282】
実施例9−2
2−{[2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}エタノール
【1283】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
【1284】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−アミノエタノールを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 414,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 2.78 Hz, 2H), 7.51-7.41 (m, 1H), 7.22-7.09 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.62 (brs, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.91-3.80 (m, 2H), 3.61 (brs, 2H), 3.52 (t, J = 5.81 Hz, 2H)。
【1285】
実施例9−3
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1286】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
【1287】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.81(d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.64-7.54 (m, 2H), 7.47-7.35 (m, 2H), 7.26 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 5.98 (s, 1H), 5.12 (s, 2H), 3.56 (t, J = 4.93 Hz, 2H), 3.39 (t, J = 6.82 Hz, 2H), 2.82 (t, J = 6.95 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H), 1.89 (t, J = 6.95 Hz, 2H)。
【1288】
実施例9−4
4−[6−メチル−4−(モルホリン−4−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1289】
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
【1290】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とモルホリンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.06 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.62-7.53 (m, 4H), 7.40 (t, J= 7.6 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.42 (s, 1H), 5.51 (s, 2H), 4.60 (brs, 2H), 4.00 (t, J = 4.4 Hz, 4H), 3.59 (s, 2H), 3.10 (m, 4H), 2.44 (s, 3H)。
【1291】
実施例9−5
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール
【1292】
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
【1293】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と3−プロパン−1−オールを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 412,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.02 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.71 (m, 1H), 7.53-7.49 (m, 2H), 7.38 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.26 (m, 2H), 5.31 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.60 (brs, 2H), 3.92 (t, J = 4.2 Hz, 2H), 3.52 (s, 2H), 3.44 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.00 (m, 2H)。
【1294】
実施例9−6
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]キノリン−4−アミン
【1295】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
【1296】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−(ピペリジン−1−イル)エタンアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.51 (m, 2H), 7.38 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.30 (m, 2H), 5.74 (m, 1H), 5.12 (s, 2H), 4.6 (brs, 2H), 3.58 (s, 2H), 3.28 (m, 2H), 2.75 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 2.46 (m, 7 H), 1.62 (m, 4H), 1.52 (m, 2H)。
【1297】
実施例9−7
1−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オール
【1298】
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
【1299】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1,3−ジアミノプロパン−2−オールを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 427,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.86 (d, J= 1.8 Hz, 1H), 7.62 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.44 (t, J= 3.8 Hz, 2H), 7.30-7.27 (m, J= 2.5 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.53 (brs, 2H), 3.97-3.91 (m, J = 5.8 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.66-3.41 (m, J = 3.3 Hz, 2H), 2.90 (dd, J = 4.2, 0.90 Hz, 1H), 2.77 (dd, J = 5.2, 0.9 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【1300】
実施例9−8
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]グリシン
【1301】
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
【1302】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とグリシンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 412,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.68 (t, J = 2.9 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 5.73 (s, 1H), 5.09 (s, 2H), 4.36 (brs, 2H), 3.3 (s, 2H), 3.58 (s, 2H), 2.41 (s, 3H)。
【1303】
実施例9−9
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−フルオロキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1304】
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
【1305】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−フルオロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−フルオロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 401,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.84 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 7.64 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 2.8, 10.8 Hz, 1H), 7.52 (dd, J = 6.4, 8.8 Hz, 1H), 7.45 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.22 (td, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.55 (brs, 2H), 3.63-3.57 (m, 2H), 3.43 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.97 (t, J = 6.4 Hz, 2H)。
【1306】
実施例9−10
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1307】
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
【1308】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−エチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(4−クロロ−6−エチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.62 (m, 2H), 7.44 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 7.32 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.53 (brs, 2H), 3.58 (s, 2H), 3.44 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.97 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.72 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 1.27 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。
【1309】
実施例9−11
N−[7−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1310】
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
【1311】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,7−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,7−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 431,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.05 (m, 2H), 7.91-7.82 (m, 2H), 7.80-7.69 (m, 1H), 7.61-7.50 (m, 1H), 7.43-7.41 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.95 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.5 (s, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.59-3.56 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.10-3.06 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.70-2.10 (t, J = 7.2 Hz, 2H)。
【1312】
実施例9−12
N−[8−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1313】
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
【1314】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,8−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,8−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 431,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08-8.05 (m, 2H), 7.94-7.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.85-7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.71-7.70 (m, 1H), 7.57-7.56 (m, 1H), 7.41-7.38 (m, 1H), 6.00 (s, 1H), 5.39 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.60-3.56 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.09-3.05 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.11-2.07 (m, 2H)。
【1315】
実施例9−13
N−[5−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1316】
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
【1317】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,5−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,5−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 431,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08-8.06 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.94-7.92 (m, 2H), 7.41-7.26 (m, 5H), 5.99 (s, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.63-3.61 (m, 2H), 3.15-3.11 (t, J= 7.6 Hz, 2H), 2.16-2.13 (m, 2H)。
【1318】
実施例9−14
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジアミン
【1319】
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
【1320】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.88 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.73-7.70 (m, 2H), 7.61-7.57 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.50 (s, 2H), 3.73 (s, 2H), 3.49 (s, 2H), 2.99 (s, 2H), 2.47 (s, 3H), 1.10 (s, 6H)。
【1321】
実施例9−15
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1322】
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
【1323】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 383,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.87 (m, 1H), 7.81 (d, J = 7.83 Hz, 2H), 7.55 (m, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.33 (m, 2H), 7.04 (m, 1H), 5.94 (m, 1H), 5.12 (s, 2H), 3.57 (t, J = 4.55 Hz, 2H), 3.43 (t, J = 6.32 Hz, 2H), 3.33 (m, 2H), 2.97 (t, J = 6.44 Hz, 2H)。
【1324】
実施例9−16
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1325】
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
【1326】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 397,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.86 (m, 2H), 7.65-7.50 (m, 2H), 7.42-7.30 (m, 2H), 7.28-7.16 (m, 1H), 6.10-5.95 (m, 1H), 5.09 (brs, 2H), 3.64-3.42 (m, 2H), 3.15-2.98 (m, 2H), 2.84 (s, 2H), 2.35 (s, 3H), 1.20 (s, 2H)。
【1327】
実施例9−17
N
〜2
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【1328】
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
【1329】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−メチルプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.61 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.47-7.42 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 3.58 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 3.33 (m, 2H), 3.27 (s, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.27 (s, 6H)。
【1330】
実施例9−18
N
〜2
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,2−ジアミン
【1331】
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
【1332】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.69-7.56 (m, 2H), 7.46-7.38 (m, 2H), 7.28 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 6.11-5.96 (m, 1H), 5.13 (s, 2H), 3.66-3.49 (m, 2H), 3.30-3.20 (m, 3H), 2.47-2.39 (m, 3H), 2.24-2.19 (m, 2H), 1.32-1.22 (m, 3H)。
【1333】
実施例9−19
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ブタン−1,4−ジアミン
【1334】
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
【1335】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とブタン−1,4−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01-7.95 (m, 1H), 7.92-7.86 (m, 1H), 7.83-7.76 (m, 1H), 7.69-7.61 (m, 1H), 7.61-7.54 (m, 1H), 7.50-7.42 (m, 1H), 7.39-7.31 (m, 1H), 5.96 (s, 1H), 5.20 (brs, 2H), 3.63 (brs, 2H), 3.47 (brs, 2H), 3.37 (s, 2H), 2.42 (s, 3H), 2.27-2.24 (m, 4H), 1.86 (d, J = 3.28 Hz, 2H)。
【1336】
実施例9−20
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−ニトロキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1337】
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
【1338】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−ニトロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−ニトロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.07 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 8.13 (dd, J = 9.35, 2.53 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.91 (dd, J = 7.71, 1.14 Hz, 1H), 7.69 (t, J = 7.20 Hz, 1H), 7.56-7.41 (m, 2H), 6.09 (s, 1H), 5.15 (brs, 2H), 3.64 (brs, 2H), 3.34 (brs, 4H), 2.79 (t, J = 6.44 Hz, 2H)。
【1339】
実施例9−21
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−5−フルオロ−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1340】
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
【1341】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−5−フルオロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−5−フルオロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 415,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98-7.83 (m, 2H), 7.71-7.60 (m, 1H), 7.53-7.43 (m, 1H), 7.32-7.22 (m, 1H), 7.21-7.11 (m, 1H), 6.80-6.66 (m, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.08 (brs, 2H), 3.61 (t, J = 4.67 Hz, 2H), 3.31-3.26 (m, 3H), 2.87 (t, J = 6.19 Hz, 2H), 2.22 (d, J = 2.53 Hz, 3H)。
【1342】
実施例9−22
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−5−フルオロ−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}エタノール
【1343】
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
【1344】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−5−フルオロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例9−21中のものと同様に製造する)とアミノエタノールを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 416,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.94-7.84 (m, 2H), 7.66 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.49 (td, J = 7.71, 1.26 Hz, 1H), 7.32-7.21 (m, 1H), 7.21-7.11 (m, 1H), 6.48 (dt, J = 16.93, 4.67 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.08 (brs, 2H), 4.98 (t, J= 5.18 Hz, 1H), 3.67 (q, J = 5.31 Hz, 2H), 3.61 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 3.43 (m, 2H), 2.22 (d, J= 2.53 Hz, 3H)。
【1345】
実施例9−23
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7−フルオロ−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}エタノール
【1346】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
【1347】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−7−フルオロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−7−フルオロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とアミノエタノールを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 416,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.93-7.87 (m, 2H), 7.84 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.65 (td, J = 7.52, 1.14 Hz, 1H), 7.53-7.43 (m, 1H), 7.05 (d, J= 11.87 Hz, 1H), 6.71 (t, J = 5.56 Hz, 1H), 6.00 (s, 1H), 5.07 (brs, 2H), 4.83 (t, J = 5.56 Hz, 1H), 3.67-3.55 (m, 4H), 3.42-3.36 (m, 2H), 2.27 (s, 3H)。
【1348】
実施例9−24
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7−フルオロ−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1349】
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
【1350】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−7−フルオロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−7−フルオロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 415,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.93 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 7.91-7.87 (m, 1H), 7.82 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.66 (td, J = 7.52, 1.39 Hz, 1H), 7.48 (td, J = 7.71, 1.01 Hz, 1H), 7.09-7.03 (m, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.09 (brs, 2H), 3.61 (m, 2H), 3.45-3.31 (m, 4H), 2.90 (t, J = 6.32 Hz, 2H), 2.27 (s, 3H)。
【1351】
実施例9−25
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7,8−ジフルオロ−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1352】
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
【1353】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−7,8−ジフルオロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−7,8−ジフルオロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 433,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.25 (m, 1H), 8.08 (m, 1H), 7.84 (m, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.53 (m, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.06 (brs, 2H), 3.70 (m, 2H), 3.49-3.30(m, 4H), 3.01 (m, 2H), 2.92 (s, 3H)。
【1354】
実施例9−26
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N−(2−メトキシエチル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1355】
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
【1356】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2−メトキシエタンアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 412,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.12-8.08 (d,J = 7.6 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.35-7.30 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.26-7.13 (m, 2H), 7.11-7.05 (m, 2H), 6.06 (s, 1H), 5.27 (s, 2H), 4.50 (s, 2H), 4.78-4.62 (m, 6H), 3.35 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)。
【1357】
実施例9−27
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピペリジン−4−アミン
【1358】
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
【1359】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とピペリジン−4−アミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.08 (m, 1H), 7.84-7.71 (m, 3H), 7.62-7.59 (m, 3H), 6.50 (s, 1H), 5.34 (s, 2H), 4.57-4.55 (m, 2H), 3.96-3.86 (m, 2H), 3.78-3.76 (m, 2H), 3.48-3.45 (m, 1H), 3.13-3.08 (m, 2H), 2.48 (s, 3H), 2.27-2.23 (m, 2H), 2.02-1.92 (m, 2H)。
【1360】
実施例9−28
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−1,6−ナフチリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【1361】
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
【1362】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−1,6−ナフチリジンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とピロリジン−3−アミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 410,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.26 (s, 1H), 8.28-8.20 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.05-7.98 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.90-7.82 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.70-7.60 (m, 2H), 7.50-7.42 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.26 (s, 2H), 4.70-4.50 (m, 2H), 4.20-4.10 (m, 2H), 4.10-4.00 (m, 1H), 3.90-3.78 (m, 2H), 3.60-3.52 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 2.60-2.48 (m, 1H), 2.35-2.25 (m, 1H)。
【1363】
実施例9−29
N−[6−(ジフルオロメチル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1364】
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
【1365】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−ジフルオロメチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−ジフルオロメチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 447,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.39 (s, 1H), 8.12-8.08 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.95-7.85 (m, 3H), 7.78-7.70 (t, J = 1.2 Hz, 1H), 7.65-7.58 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 7.03-6.72 (t, J = 54.4 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.60-4.49 (m, 2H), 3.80-3.72 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.68-3.60 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.15-3.09 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.16-2.05 (m, 2H)。
【1366】
実施例9−30
6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N−エチルキノリン−4−アミン
【1367】
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
【1368】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエタンアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 402,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.07 (s, 1H), 7.90 (t, J = 4.2 Hz, 2H), 7.65 (t, J = 3.5 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.38 (t, J = 3.8 Hz, 2H), 6.03 (s, 1H), 5.09 (s, 2H), 4.42 (brs, 2H), 3.62 (t, J= 2.4 Hz, 2H), 3.3 (m, 2H), 1.24 (t, 3H)。
【1369】
実施例9−31
2−{[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}エタノール
【1370】
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
【1371】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と アミノエタノールを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 418,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.06 (s, 1H), 7.90 (t, J = 3.9 Hz, 2H), 7.65 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.49 (t, J = 3.8 Hz, 1H), 7.39 (t, J = 3.6 Hz, 2H), 6.83 (t, J = 4.6 Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.81 (t, J= 2.8 Hz, 1H), 4.43 (brs, 2H), 3.63 (m, 4H), 3.85 (m, 2H)。
【1372】
実施例9−32
N−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−N’−メチルエタン−1,2−ジアミン
【1373】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
【1374】
表題化合物は、スキーム5において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とN−メチルエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 431,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.84 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.63 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.46 (t, J = 4.1 Hz, 2H), 7.36 (m, J = 2.8 Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 5.17 (s, 2H), 4.55 (brs, 2H), 3.58 (t, J= 2.3 Hz, 2H), 3.50 (t, J = 3.1 Hz, 2H), 2.96 (t, J = 3.1 Hz, 2H), 2.51 (s, 3H)。
【1375】
実施例9−33
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(メチルスルファニル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1376】
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
【1377】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−(メチルスルファニル)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−(メチルスルファニル)キノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 442,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (dd, J = 1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.92 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.74-7.69 (m, 2H), 7.64 (dd, J= 2.0, 8.8 Hz, 1H), 7.57 (t, J= 8.0 Hz, 1H), 5.95 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.50 (brs, 2H), 3.72 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.59 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.08 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.55 (s, 3H), 2.14-2.05 (m, 2H)。
【1378】
実施例9−34
N−[6−ブロモ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1379】
【化395】
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【1380】
表題化合物は、スキーム5において4−(6−ブロモ−4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(6−ブロモ−2,4−ジクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 475,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.34 (s, 1H), 8.05-8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.88-7.86 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.81-7.79 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.75-7.69 (m, 2H), 7.58-7.55 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.98 (s, 2H), 5.34 (s, 2H),4.52 (s, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.60-3.57 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.12-3.08 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.15-2.08 (m, 2H)。
【1381】
実施例10
{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}メタノール
【1382】
【化396】
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【1383】
4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−メタノール
【1384】
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
【1385】
表題化合物は、スキーム5において4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル(スキーム4において2,4−ジクロロキノリン−6−カルボン酸メチルと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例1−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと同様に製造する)とホウ水素化ナトリウムを使用することによって、実施例3−23中の4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−メタノールと同様に製造した。
【1386】
{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}メタノール
【1387】
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
【1388】
表題化合物は、スキーム5において[4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]メタノールとプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。
【1389】
{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}メタノール
【1390】
【化399】
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【1391】
{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}メタノール(370mg,1.04ミリモル)のジクロロメタン(10mL)懸濁液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(384mg,2.18ミリモル)を加えた。生じる混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物へ飽和重炭酸ナトリウムの水溶液(1mL)を加えてこの反応物を冷まして、生じる混合物をジクロロメタン(15mL)で希釈した。有機相を分離させ、飽和重炭酸ナトリウムと塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、400mgの表題化合物を黄色の固形物として得た(収率は、98%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 413,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.18 (s, 1H), 7.93 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.87-7.84 (m, 2H), 7.64 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.10 (s, 1H), 5.09 (s, 2H), 4.52 (brs, 2H), 3.62 (s, 2H), 3.37-3.28 (m, 4H), 3.18 (m, 2H)。
【1392】
実施例11−1
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,3−ジオール
【1393】
【化400】
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【1394】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(200.0mg,0.54ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)及び2−アミノプロパン−1,3−ジオール(420.0mg,4.6ミリモル)の1−メチル−2−ピロリジノン(1.0mL)溶液を160℃で16時間撹拌した。室温へ冷やした後で、水(50mL)で希釈し、生じる混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、34.6mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、15%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.71-7.58 (m, 2H), 7.51-7.40 (m, 2H), 7.36-7.24 (m, 1H), 6.16 (s, 1H),5.16 (s, 2H), 4.79-4.59 (m, 1H), 4.54 (brs, 1H), 3.81 (s, 5 H), 3.69-3.50 (m, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1395】
実施例11−2
2,2’−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]イミノ}ジエタノール
【1396】
【化401】
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【1397】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と2,2’−イミノジエタノールを使用することによって、実施例11−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 442,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.63 (td, J = 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.56-7.39 (m, 2H), 7.30 (dd, J = 8.46, 1.89 Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.57 (brs, 2H), 3.73-3.56 (m, 6H), 3.56-3.43 (m, 4H), 2.42 (s, 3H)。
【1398】
実施例11−3
4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−3−ヒドロキシブタン酸
【1399】
【化402】
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【1400】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と4−アミノ−3−ヒドロキシブタン酸を使用することによって、実施例11−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 456.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.83-8.00 (m, 2H), 7.80-7.67 (m, 2H), 7.67-7.52 (m, 2H), 6.32 (s, 1H), 5.43-5.27 (m, 2H), 4.55 (brs, 2H), 4.39-4.23 (m, 1H), 3.86-3.66 (m, 3H), 3.57-3.40 (m, 1H), 2.78-2.63 (m, 2H), 2.50 (s, 3H)。
【1401】
実施例11−4
1−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−2−メチルプロパン−2−オール
【1402】
【化403】
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【1403】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と1,3−ジアミノ−2−メチルプロパン−2−オールを使用することによって、実施例11−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 441,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.60 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 1.2, 8.4 Hz, 1H), 6.18 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.53 (brs, 2H), 3.58 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.34 (m, 2H), 2.85-2.76 (m, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.32 (s, 3H)。
【1404】
実施例12−1
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]キノリン−4−アミン
【1405】
【化404】
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【1406】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(50mg,0.134ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)、2−(モルホリン−4−イル)エタンアミン(78mg,0.67ミリモル)、及びn−ブタノール(5mL)の混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら160℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物をジクロロメタンで希釈して塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中3%メタノールで溶出させる)によって精製して、35mgの生成物を明色のオイルとして得た(収率は、56%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 467,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.05 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.66 (d, J= 7.2 Hz, 1H), 7.53-7.51 (m, 2H), 7.38 (m, 1H), 7.32 (m, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.56 (s, 2H), 5.09 (s, 2H), 4.6 (brs, 2H) 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 4H), 3.50 (brs, 2H), 3.33 (m, 2H), 2.82 (m, 2H), 2.56 (m, 4H), 2.29 (s, 3H)。
【1407】
実施例12−2
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−1,6−ナフチリジン−4−イル]アミノ}エタノール
【1408】
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
【1409】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−1,6−ナフチリジンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−アミノエタノールを使用することによって、実施例12−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 385,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.66 (s, 1H), 8.66-8.64 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.26-8.24 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.05-8.03 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.97-7.95 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.56-7.54 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.38 (s, 1H), 4.72-4.60 (m, 2H), 3.87-3.86 (m, 2H), 3.71-3.67 (m, 4H)。
【1410】
実施例12−3
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−8−メチルキノリン−4−イル]ノナン−1,9−ジアミン
【1411】
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
【1412】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−8−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−8−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とノナン−1,9−ジアミンを使用することによって、実施例12−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 495,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04-8.03 (m, 1H), 7.93-7.91 (m, 1H), 7.82-7.80 (m, 1H), 7.68-7.70 (m, 1H), 7.58-7.56 (m, 2H), 7.40-7.30 (m, 1H), 5.87 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.49 (s, 2H), 3.76-3.75 (m, 2H), 3.42-3.40 (m, 2H), 2.90-2.85 (m, 2H), 2.61 (s, 3H), 1.70-1.58 (m, 4H), 1.48-1.31 (m, 10H)。
【1413】
実施例12−4
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−8−メチルキノリン−4−イル]デカン−1,10−ジアミン
【1414】
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
【1415】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−8−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−8−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とデカン−1,10−ジアミンを使用することによって、実施例12−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 509,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08-8.06 (m, 1H), 7.94-7.93 (m, 1H), 7.82-7.81 (m, 1H), 7.72-7.70 (m, 1H), 7.59-7.57 (m, 2H), 7.42-7.32 (m, 1H), 5.89 (s, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.50 (s, 2H), 3.78-3.77 (m, 2H), 3.44-3.42 (m, 2H), 2.91-2.87 (m, 2H), 2.63 (s, 3H), 1.70-1.58 (m, 4H), 1.48-1.31 (m, 12H)。
【1416】
実施例12−5
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]オクタン−1,8−ジアミン
【1417】
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
【1418】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とオクタン−1,8−ジアミンを使用することによって、実施例12−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 481,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.08 (dd, J = 1.2 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.86-7.84 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.71-7.67 (m, 2H), 7.61-7.55 (m, 2H), 5.92 (s, 1H), 5.28 (s, 2H), 4.52 (s, 2H), 3.75-3.73 (m, 2H), 3.50-3.46 (t, 2H), 2.93-2.83 (t, 2H), 2.46 (s, 3H), 1.74-1.64 (m, 4H), 1.51-1.40 (m, 8H)。
【1419】
実施例12−6
9−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}ノナン−1−オール
【1420】
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
【1421】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と9−アミノノナノールを使用することによって、実施例12−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 495,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11-8.09 (dd, J = 1.2 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.85-7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.71-7.67 (m, 2H), 7.61-7.57 (m, 2H), 5.92 (s, 1H), 5.28 (s, 2H), 4.52 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.50-3.46 (t, 2H), 2.92-2.89 (t, 2H), 2.46 (s, 3H), 1.73-1.63 (m, 4H), 1.50-1.38 (m, 10H)。
【1422】
実施例12−7
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−8−メチルキノリン−4−イル]オクタン−1,8−ジアミン
【1423】
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
【1424】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−8−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−8−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオクタン−1,8−ジアミンを使用することによって、実施例12−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 481,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09-8.07 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.96-7.94 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.85-7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.73-7.70 (m, 2H), 7.36-7.32 (m, 2H), 5.90 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.52-4.51 (m, 2H), 3.81-3.78 (t, 2H), 3.47-3.42 (t, 2H), 2.91-2.89 (t, 2H), 2.64 (s, 3H), 1.67-1.63 (m, 4H), 1.50-1.37 (m, 8H)。
【1425】
実施例13
cis−4−アミノ−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1426】
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
【1427】
n−ブタノール(0.2mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(740mg,2.0ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)及びcis−4−アミノピロリジン−3−オール(600mg,6.0ミリモル)の混合物を180℃で3日間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を分取用HPLCによって精製して、生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.12 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.87 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.82-7.71 (m, 2H), 7.67-7.57 (m, 2H), 5.93 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.66 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 4.56 (brs, 2H), 4.28-4.17 (m, 2H), 4.13-3.99 (m, 2H), 3.91 (s, 1H), 3.76 (brs, 2H), 3.37 (s, 3H), 2.50 (s, 3H)。
【1428】
実施例14−1
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−L−アラニン
【1429】
【化412】
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【1430】
フェノール(360mg)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(150mg,0.40ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)及びL−アラニン(360mg,4.0ミリモル)の混合物を150℃で一晩加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を分取用HPLCによって精製して、純生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.16-7.92 (m, 3H), 7.84 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.78-7.62 (m, 1H), 7.61-7.42 (m, 2H), 5.86 (s, 1H), 5.24 (brs, 2H), 4.65-4.35 (m, 3H), 3.69 (brs, 2H), 3.37 (s, 3H), 2.53-2.39 (m, 3H), 1.76-1.57 (m, 3H)。
【1431】
実施例14−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−l]−β−アラニン
【1432】
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
【1433】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とβ−アラニンを使用することによって、実施例14−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.14-8.08 (m, 1H), 7.96-7.88 (m, 2H), 7.77-7.68 (m, 2H), 7.65-7.57 (m, 2H), 6.09 (s, 1H), 5.32 (s, 2H), 4.56 (brs, 1H), 3.84-3.71 (m, 4H), 3.37 (s, 2H), 2.76 (t, J = 6.95 Hz, 2H), 2.48 (s, 3H)。
【1434】
実施例15−1
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ベンゼン−1,3−ジアミン
【1435】
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
【1436】
2〜5mLの合成用バイアル中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(150mg,0.40ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)、ベンゼン−1,3−ジアミン(86mg,0.80ミリモル)、酢酸パラジウム(18mg,0.04ミリモル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフタレン(50mg,0.04ミリモル)、リン酸カリウム(169.6mg,0.8ミリモル)、及び1,4−ジオキサン(3mL)の混合物をマイクロ波照射下に140℃で1.5時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。濾液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、純生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 445,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.31 (s, 1H), 7.88 (dd, J = 6.06, 1.52 Hz, 2H), 7.63 (td, J = 7.52, 1.14 Hz, 1H), 7.54-7.46 (m, 1H), 7.42-7.33 (m, 2H), 7.33-7.27 (m, 1H), 7.16 (t, J = 7.83 Hz, 1H), 6.52 (t, J = 1.89 Hz, 1H), 6.49-6.34 (m, 3H), 5.23 (s, 2H), 4.86 (s, 2H), 3.60 (brs, 2H), 2.38 (s, 3H)。
【1437】
実施例15−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ベンゼン−1,4−ジアミン
【1438】
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
【1439】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とベンゼン−1,4−ジアミンを使用することによって、実施例15−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 445,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.21 (s, 1H), 7.92-7.83 (m, 2H), 7.63-7.55 (m, 1H), 7.53-7.46 (m, 1H), 7.34 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 8.59, 1.52 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.91 (m, J = 8.34 Hz, 2H), 6.77 (m, J = 8.59 Hz, 2H), 5.97 (s, 1H), 5.20-5.12 (m, 2H), 4.76 (brs, 2H), 3.57 (brs, 2H), 2.37 (s, 3H)。
【1440】
実施例15−3
(3S)−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1441】
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
【1442】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3S)−ピロリジン−3−オールを使用することによって、実施例15−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.80-7.72 (m, 2H), 7.54 (td, J = 7.52, 1.39 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.34 (td, J = 7.71, 1.01 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.05 (s, 1H), 5.06 (s, 2H), 4.55-4.43 (m, 1H), 3.84 (dd, J = 10.48, 4.42 Hz, 2H), 3.58-3.43 (m, 4H), 3.35 (s, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.11 (dd, J = 8.84, 4.55 Hz, 1H), 2.06-1.97 (m, 1H)。
【1443】
実施例15−4
(3R)−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1444】
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
【1445】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3R)−ピロリジン−3−オールを使用することによって、実施例15−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.88 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.79-7.69 (m, 2H), 7.52 (td, J = 7.52, 1.14 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.33-7.27 (m, 1H), 7.23 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.55-4.42 (m, 2H), 3.89-3.76 (m, 2H), 3.59-3.42 (m, 4H), 3.37 (s, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.16-1.97 (m, 2H)。
【1446】
実施例15−5
trans−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]シクロペンタン−1,2−ジアミン
【1447】
【化418】
[この文献は図面を表示できません]
【1448】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とtrans−シクロペンタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例15−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.93-7.81 (m, 2H), 7.67 (t, J = 7.45 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.51 (t, J = 7.71 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.25 (s, 2H), 4.66 (brs, 1H), 4.40 (brs, 1H), 4.27 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 3.84 (q, J = 7.66 Hz, 1H), 3.75-3.65 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.40-2.24 (m, 2H), 2.08-1.79 (m, 3H), 1.58 (dd, J= 13.01, 7.71 Hz, 1H)。
【1449】
実施例16−1
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピペリジン−3−アミン
【1450】
【化419】
[この文献は図面を表示できません]
【1451】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(0.2g,0.54ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)、ピペリジン−3−イルアミン塩酸塩(0.275g,1.6ミリモル)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1mL)の混合物をマイクロ波照射下に160℃で1時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を分取用HPLCとSPEによって精製した。SPE分離の後で、溶出液を真空で濃縮して、有機溶液を除去した。残渣を凍結乾燥によって乾燥させて、52.3mgの所望生成物を得た(収率は、22.3%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09-8.07 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.87-7.85 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 7.85-7.82 (m, 1H), 7.73-7.68 (q, J = 14 Hz, 2H), 7.62-7.55 (m, 2H), 6.56 (s, 1H), 5.37 (s, 2H), 4.57 (s, 2H), 3.90-3.88 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.75 (s, 2H), 3.67-3.66 (m, 1H), 3.51-3.48 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.26-3.24 (d, J= 9.6 Hz, 1H), 3.24-3.14 (m, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.26-2.22 (m, 1H), 2.14-2.10 (m, 1H), 1.99-1.92 (m, 1H), 1.91-1.78 (m, 1H)。
【1452】
実施例16−2
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N,N,6−トリメチルキノリン−4−アミン
【1453】
【化420】
[この文献は図面を表示できません]
【1454】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とジメチルアミンを使用することによって、実施例16−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 382,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.85-7.83 (m, 2H), 7.73-7.70 (m, 2H), 7.58-7.55 (m, 2H), 6.14 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.51 (s, 2H), 3.72-3.70 (m, 2H), 3.29 (s, 6H), 2.45 (s, 3H)。
【1455】
実施例17−1
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1456】
【化421】
[この文献は図面を表示できません]
【1457】
4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1458】
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
【1459】
2,4−ジクロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン(250mg,0.89ミリモル)、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(210mg,1.06ミリモル)、及びn−ブタノール(2mL)の混合物を5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で3時間加熱した。この混合物を濾過した。生成した固形物を濾過によって回収して、10mLの石油エーテル及び酢酸エチルの混合溶液(V/V=10/1)で洗浄して、0.3gの生成物を得た(収率は、77%であった)。
【1460】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1461】
【化423】
[この文献は図面を表示できません]
【1462】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドとプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 481,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.16-8.15 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.09-8.07 (dd, J = 5.2, 8.0 Hz, 1H), 7.94-7.92 (d, J = 10 Hz, 1H), 7.90-7.88 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.72-7.70 (m, 2H), 7.58-7.55 (m, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.34 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.62-3.59 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.14-3.10 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 2.15-2.11 (m, 2H)。
【1463】
実施例17−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1464】
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
【1465】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−(トリフルオロメチル)キノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例17−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.57 (s, 1H), 8.09-8.07 (dd, J = 6.4, 7.6 Hz, 1H), 7.98-9.97 (d, J = 1.6 Hz, 2H), 7.95-7.87 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.74-7.70 (m, 1H), 7.60-7.58 (m, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.34 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.62-3.59 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.12-3.08 (t, J = 8 Hz, 2H), 2.14-2.10 (t, J = 8 Hz, 2H)。
【1466】
実施例17−3
N−[6−(ジフルオロメトキシ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1467】
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
【1468】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−6−(ジフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−(ジフルオロメトキシ)キノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例17−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 463,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02-8.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.98-7.90 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.84-7.82 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.68-7.64 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.54-7.50 (m, 1H), 7.05-6.68 (d, J = 73.6 Hz, 2H), 5.95 (s, 1H), 5.28 (s, 2H), 4.48 (s, 2H), 3.68 (s, 2H), 3.57-3.54 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.08-3.04 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.11-2.04 (m, 2H)。
【1469】
実施例17−4
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メトキシキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1470】
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
【1471】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−6−メトキシキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メトキシキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例17−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 427,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01-7.99 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.83-7.81 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.71-7.64 (m, 2H), 7.52-7.50 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.30-7.27 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.90 (s, 1H), 5.25 (s, 2H), 4.46 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.66 (s, 2H), 3.56 (s, 2H), 3.08-3.07 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.09-2.06 (d, J = 5.2 Hz, 2H)。
【1472】
実施例17−5
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−8−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1473】
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
【1474】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−8−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−8−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例17−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.33 (s, 1H), 8.08-8.02 (m, 2H), 7.83-7.86 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.74-7.72 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.62-7.58 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 7.34-7.28 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.98 (s, 2H), 5.40 (s, 2H), 4.58 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.64-3.61 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.09-3.05 (dd, J = 7.6, 8.4 Hz, 2H), 2.67 (s, 3H), 2.10-2.06 (d, J = 7.2 Hz, 2H)。
【1475】
実施例17−6及び17−7
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−5−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミンとN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1476】
【化428】
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【1477】
プロパン−1,3−ジアミンと4−(4−クロロ−5−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド及び4−(4−クロロ−7−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドの混合物(2,4−ジクロロ−5−メチルキノリン及び2,4−ジクロロ−7−メチルキノリンとプロパン−1,3−ジアミンの混合物を使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)を使用することによって実施例17−1と同様に製造した表題化合物の混合物を分取用HPLCとSPEによって精製して、純粋な表題化合物:N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−5−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン及びN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミンを得た。
【1478】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−5−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.15-7.98 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.85-7.80 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.70-7.60 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 7.55-7.48 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.21-7.18 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 5.87 (s, 1H), 5.26 (s, 2H), 4.70-4.40 (m, 2H), 3.71-3.65 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.58-3.50 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.12-3.05 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.82 (s, 3H), 2.12-2.03 (m, 2H)。
【1479】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−7−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.02 (m, 1H), 8.00-7.95 (d, J= 8.8 Hz, 1H), 7.88-7.81 (d, J= 7.2 Hz, 1H), 7.70-7.65 (t, J= 1.2 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.57-7.50 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.30-7.22 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.88 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.60-4.40 (m, 2H), 3.72-3.68 (t, J = 1.2 Hz, 2H), 3.60-3.50 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.10-3.02 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.11-2.02 (m, 2H)。
【1480】
実施例17−8
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−フルオロキノリン−4−アミン
【1481】
【化429】
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【1482】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−8−フルオロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−8−フルオロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例17−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.03 (dd, J = 2.4, 9.6 Hz, 1H), 7.91-7.84 (m, 2H), 7.70 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.57 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 6.23 (s, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.63 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 4.56-4.51 (m, 4H), 3.92 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.47 (s, 2H)。
【1483】
実施例18−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1484】
【化430】
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【1485】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド
【1486】
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
【1487】
表題化合物は、スキーム6において2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造した。
【1488】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1489】
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
【1490】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(2g,5.6ミリモル)、3−アミノメチルオキセタン−3−イルアミン(572mg,5.6ミリモル)、トリ(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(256mg,0.28ミリモル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフタレン(348.7mg,0.56ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(1.08g,11.2ミリモル)、及びトルエン(20mL)の混合物を30mLの密封管において窒素下に撹拌しながら110℃で20時間加熱した。生じる混合物を酢酸エチルで希釈して水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.5gの生成物を灰白色のフォームとして得た。
【1491】
実施例18−2と実施例18−3
(+)−N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−[1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミンと(−)−N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−[1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミン
【1492】
【化433】
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【1493】
実施例18−1のキラル分離(カラム:IA;流速:15mL/分;勾配:0.4%トリエチルアミン含有エタノール中50%ヘキサン)により、(+)−N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−[1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミン:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.74 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.70-7.66 (m, 2H), 7.48-7.43 (m, 2H), 7.39 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 6.16 (s, 1H), 5.21 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.72 (brs, 2H), 4.62 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 4.57 (dd, J = 2.4, 6.4 Hz, 2H), 4.43 (brs, 1H), 3.66 (s, 2H), 3.42 (m, 2H), 2.41 (s, 3H);及び、(−)−N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−[1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミン:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.70 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.47-7.38 (m, 2H), 7.33 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 6.12 (s, 1H), 5.15 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.64 (brs, 2H), 4.60 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.55 (dd, J = 2.8, 6.4 Hz, 2H), 4.43 (brs, 1H), 3.63 (s, 2H), 3.34 (m, 2H), 2.38 (s, 3H) を得る。
【1494】
実施例18−4
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1495】
【化434】
[この文献は図面を表示できません]
【1496】
表題化合物は、スキーム6において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例18−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドと同様に製造する)と3−アミノメチルオキセタン−3−イルアミンを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 443,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.94 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.52-7.34 (m, 4H), 6.22 (s, 1H), 5.25 (d, J =15.92 Hz, 2H), 4.78 (brs, 2H), 4.65-4.52 (m, 4H), 3.66 (s, 2H), 3.47-3.38 (m, 2H)。
【1497】
実施例18−5
N−[2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1498】
【化435】
[この文献は図面を表示できません]
【1499】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中のものと同様に製造する)と2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 431,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.93 (s, 1H), 7.81-7.79 (m, 1H), 7.76-7.74 (d, 2H), 7.62-7.52 (m, 3H), 6.25 (s, 1H), 5.45-5.41 (d, 1H), 5.05 (d, 1H), 4.75 (m, 1H), 4.45 (m, 1H), 4.23-4.16 (m, 2H), 3.72-3.64 (t, 2H), 3.50 (m, 2H), 2.47 (s, 3H)。
【1500】
実施例18−6
N−[6−クロロ−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1501】
【化436】
[この文献は図面を表示できません]
【1502】
表題化合物は、スキーム6において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例18−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドと同様に製造する)と2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.21 (s, 1H), 7.86-7.81 (m, 2H), 7.77-7.74 (m, 2H), 7.58 (m, 2H), 6.32 (s, 1H), 5.45 (d, 1H), 5.05 (d, 1H), 4.75 (m, 1H), 4.48 (m, 1H), 4.20 (m, 2H), 3.68 (t, 2H), 3.50 (m, 2H)。
【1503】
実施例18−7
N−[6−クロロ−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1504】
【化437】
[この文献は図面を表示できません]
【1505】
表題化合物は、スキーム6において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例18−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドと同様に製造する)とエタン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 401,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.91 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.76-7.74 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.53-7.38 (m, 4H), 6.10 (s, 1H), 5.29-5.25 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.62 (s, 3H), 3.57 (m, 4H), 3.19-3.10 (m, 2H)。
【1506】
実施例18−8
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1507】
【化438】
[この文献は図面を表示できません]
【1508】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中のものと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11 (s, 1H), 7.86-7 .75 (m, 3H), 7.59-7.51 (m, 3H), 7.67 (t, J = 3.6 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.45 (d, J= 16.4 Hz, 1H), 5.10 (brs, 1H), 4.76 (brs, 1H), 4.60 (m, 4H), 3.94 (d, 2H), 4.52 (s, 2H), 3.47 (s, 2H), 2.46 (s, 3H)。
【1509】
実施例18−9
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−クロロ−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1510】
【化439】
[この文献は図面を表示できません]
【1511】
表題化合物は、スキーム6において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例18−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドと同様に製造する)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.31 (d, 1H), 7.85-7.74 (m, 4H), 7.60-7.55 (m, 2H), 6.22 (s, 1H), 5.45 (d, 1H), 5.11(d, 1H), 4.68 (brs, 1H), 4.65-4.56 (m, 4H), 4.47 (d, 1H), 3.91 (m, 2H), 3.55(m, 2H), 3.47 (s, 2H)。
【1512】
実施例18−10
N−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【1513】
【化440】
[この文献は図面を表示できません]
【1514】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中のものと同様に製造する)とエタン−1,2−アミンを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 381,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.89 (s, 1H), 7.81-7.76 (m, 2H), 7.73-7.70 (m, 1H), 7.59-7.49 (m, 3H), 6.02 (s, 1H), 5.44-5.40 (m, 1H), 5.04-5.01 (m, 1H), 4.75-4.71 (m, 1H), 4.48-4.44 (m, 1H), 3.84-3.81 (t, 2H), 3.51 (s, 2H), 3.33-3.28 (m, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【1515】
実施例18−11
2−{[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}エタノール
【1516】
【化441】
[この文献は図面を表示できません]
【1517】
表題化合物は、スキーム6において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中のものと同様に製造する)と2−アミノ−エタノールを使用することによって、実施例18−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 382,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.92 (s, 1H), 7.85-7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.80-7.75 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.75-7.70 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.61-7.50 (m, 3H), 6.10 (s, 1H), 5.48-5.39 (m, 1H), 5.08-4.95 (m, 1H), 4.80-4.70 (m, 1H), 4.52-4.42 (m, 1H), 3.88-3.80 (t, J= 5.6 Hz, 2H), 3.65-3.60 (t, J= 5.6 Hz, 2H), 3.59-3.40 (m, 2H), 2.46 (s, 3H)。
【1518】
実施例19−1
trans−4−アミノ−1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1519】
【化442】
[この文献は図面を表示できません]
【1520】
{trans−1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル}カルボン酸tert−ブチル
【1521】
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
【1522】
2〜5mLの合成用バイアル中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(200mg,0.56ミリモル、実施例18−1中のものと同様に製造する)、[trans−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル]カルバミン酸tert−ブチル(125mg,0.62ミリモル)、トリス(2−ベンジリデンアセトン)パラジウム(II)(50mg,0.055ミリモル)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(30mg,0.076ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(60mg,0.625ミリモル)、及び1,4−ジオキサン(3mL)の混合物をマイクロ波照射下に120℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。濾液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、230mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、80%であった)。
【1523】
trans−4−アミノ−1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1524】
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
【1525】
{trans−1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル}カルボン酸tert−ブチル(230mg,0.54ミリモル)のジクロロメタン(5mL)溶液へトリフルオロ酢酸(2mL)を加えた。室温で3時間撹拌した後で、生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、純生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.95 (s, 1H), 7.80-7.76 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.76-7.70 (m, 2H), 7.60-7.52 (m, 2H), 7.52-7.43 (m, 1H), 5.91 (s, 1H), 5.42-5.30 (m, 1H), 5.02-4.90 (m, 1H), 4.80-4.68 (m, 1H), 4.56-4.50 (m, 1H), 4.50-4.20 (m, 3H), 3.96-3.88 (m, 1H), 3.86-3.80 (m, 1H), 3.80-3.70 (m, 1H), 3.56-3.38 (m, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【1526】
実施例19−2
(1R,5S,6S)−3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミン
【1527】
【化445】
[この文献は図面を表示できません]
【1528】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と(1R,5S,6S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘクス−6−イルカルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 435,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.71-7.56 (m, 2H), 7.51-7.39 (m, 2H), 7.27 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.31 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.56(brs, 2H), 3.83(d, J = 9.60 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 4.93 Hz, 2H), 3.38 (d, J = 9.60 Hz, 2H), 2.55 (s, 1H), 2.40 (s, 3H), 1.76-1.62 (m, 2H)。
【1529】
実施例19−3
trans−4−アミノ−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1530】
【化446】
[この文献は図面を表示できません]
【1531】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とtrans−(4−ヒドロキシピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.92-7.83 (m, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.67-7.59 (m, 1H), 7.47 (t, J = 7.45 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.46, 1.39 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.18-4.96 (m, 3H), 4.41(brs, 2H), 4.04-3.83 (m, 3H), 3.62 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 3.35-3.25 (d, J = 9.85 Hz, 2H), 2.35 (s, 3H)。
【1532】
実施例19−4
1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【1533】
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
【1534】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中のものと同様に製造する)とピロリジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 407,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.81 (s, 1H), 7.71 (t, J= 8.21 Hz, 2H), 7.57-7.36 (m, 3H), 7.27 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.11 (s, 1H), 5.21 (d, J = 16.17 Hz, 1H), 4.76 (d, J = 15.92 Hz, 2H), 4.50 (brs, 1H), 3.88-3.71 (m, 2H), 3.71-3.53 (m, 2H), 3.53-3.36 (m, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.26 (dq, J = 12.63, 6.23 Hz, 1H), 1.98-1.78 (m, 1H)。
【1535】
実施例19−5
trans−1−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−4−フルオロピロリジン−3−アミン
【1536】
【化448】
[この文献は図面を表示できません]
【1537】
表題化合物は、スキーム7において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とtrans−(4−フルオロピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 461,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03-7.96 (m, 2H), 7.86 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.63 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 9.09 Hz, 1H), 7.46 (td, J = 7.71, 1.01 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 9.09, 2.27 Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.14-5.25 (m, 2H), 5.05 (brs, 1H), 4.55 (brs, 2H), 4.18-4.27 (dd, J = 12.25, 3.92 Hz, 1H), 4.01 (dd, J = 8.97, 5.18 Hz, 1H), 3.78-3.55 (m, 4H), 3.40-3.30 (m, 1H)。
【1538】
実施例19−6
trans−4−アミノ−1−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1539】
【化449】
[この文献は図面を表示できません]
【1540】
表題化合物は、スキーム7において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロ−キノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と(trans−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 459,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03-7.96 (m, 2H), 7.85 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.66-7.60 (m, 1H), 7.53 (d, J = 9.09 Hz, 1H), 7.49-7.42 (m, 1H), 7.38 (dd, J= 8.97, 2.15 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 5.18 (brs, 2H), 4.70-4.40 (b, 2 H), 4.21 (brs, 1H), 4.10 (dd, J = 10.74, 4.93 Hz, 1H), 3.97 (dd, J = 9.60, 5.56 Hz, 1H), 3.59 (d, J= 3.28 Hz, 2H), 3.54-3.49 (m, 1H), 3.48-3.39 (m, 2H)。
【1541】
実施例19−7
trans−1−[6−クロロ−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]−4−フルオロピロリジン−3−アミン
【1542】
【化450】
[この文献は図面を表示できません]
【1543】
表題化合物は、スキーム7において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドと同様に製造する)と(trans−4−フルオロピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 445,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 2.27 Hz, 1H), 7.78-7.68 (m, 2H), 7.55 (dd, J = 9.09, 1.52 Hz, 1H), 7.52-7.42 (m, 2H), 7.39 (dd, J = 9.09, 2.27 Hz, 1H), 6.28-6.21 (m, 1H), 5.25 (d, J= 15.66 Hz, 1H), 5.10-4.95 (m, 1H), 4.90-4.54 (m, 2H), 4.65-4.40 (m, 1H), 4.30-4.10 (m, 1H), 4.05-3.59 (m, 1H), 3.55-3.51 (m, 2H), 3.40-3.35 (m, 3H)。
【1544】
実施例19−8
2−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン−5−アミン
【1545】
【化451】
[この文献は図面を表示できません]
【1546】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−アザビシクロ[2.1.1]ヘクス−5−イルカルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 435,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.86-7.74 (m, 2H), 7.61 (td, J = 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.54-7.39 (m, 2H), 7.33 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.43 (s, 1H), 5.22-5.06 (m, 2H), 4.38 (d, J = 6.32 Hz, 1H), 3.95 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 3.67-3.52 (m, 2H), 3.42-3.35 (m, 1H), 3.05 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 2.91-2.77 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 1.67 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 1.39-1.26 (m, 2H), 1.19 (d, J = 7.83 Hz, 1H)。
【1547】
実施例20−1
2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1548】
【化452】
[この文献は図面を表示できません]
【1549】
[2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル
【1550】
【化453】
[この文献は図面を表示できません]
【1551】
1,4−ジオキサン(2.0mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(60.0mg,0.15ミリモル、2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、カルバミン酸tert−ブチル(45.0mg,0.37ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(11.2mg,0.02ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(15.0mg,0.02ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(75.0mg,0.72ミリモル)の混合溶液を撹拌しながら120℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、59.9mgの粗生成物を黄色のオイルとして得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 484。
【1552】
2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1553】
【化454】
[この文献は図面を表示できません]
【1554】
ジクロロメタン(2.0mL)中の[2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルバミン酸tert−ブチル(59.0mg,0.12ミリモル)及びトリフルオロ酢酸(0.5mL)の混合溶液を室温で6時間撹拌した。次いで、この反応混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、10.2mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、21.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 384,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.72 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.50 (d, J = 2.78 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 8.46, 1.89 Hz, 1H), 7.12 (dd, J = 8.34, 2.78 Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.02 (s, 2H), 4.47 (brs, 2H), 3.82 (s, 3H), 3.56 (t, J = 4.80 Hz, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1555】
実施例20−2
2−(7−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1556】
【化455】
[この文献は図面を表示できません]
【1557】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とカルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例20−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 384,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.87 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.44 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 8.72, 2.65 Hz, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.46 (brs, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.52 (t, J = 4.67 Hz, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1558】
実施例20−3
[2−(1−アミノ−シクロプロピル)−エチル]−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−アミン
【1559】
【化456】
[この文献は図面を表示できません]
【1560】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と1−(2−アミノエチル)−シクロプロピルカルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例20−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.95-7.93 (dd, J
= 1.2 , 8.0 Hz, 1H), 7.59-7.57 (d, J= 6 Hz, 1H), 7.42-7.38 (m, 2H), 7.29-7.25 (m, 1H), 7.21-7.18 (m, 2H), 6.40 (s, 1H), 5.79 (s, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.48 (s, 2H), 3.35 (s, 2H), 2.44 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 1.77-1.74 (d, J = 6 Hz, 2H), 1.54 (s, 2H), 0.56-0.50 (m, 2H)。
【1561】
実施例21−1
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(モルホリン−2−イルメチル)キノリン−4−アミン
【1562】
【化457】
[この文献は図面を表示できません]
【1563】
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イルアミノ]−メチル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル
【1564】
【化458】
[この文献は図面を表示できません]
【1565】
1,4−ジオキサン(5mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(682mg,1.83ミリモル、2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の混合物に2−(アミノメチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(395mg,1.83ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(146mg,0.18ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(100mg,0.18ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(350mg,3.66ミリモル)をアルゴン保護下に加えた。この混合物をマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCによって精製して、100mgの所望生成物を得た(収率は、10%であった)。
【1566】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(モルホリン−2−イルメチル)キノリン−4−アミン
【1567】
【化459】
[この文献は図面を表示できません]
【1568】
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イルアミノ]−メチル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(100mg,0.18ミリモル)の酢酸エチル(10mL)溶液へ塩酸塩の酢酸エチル溶液(4N,30mL)を氷水浴において滴下した。室温で4時間撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、所望生成物のトリフルオロ酢酸塩を得た。このトリフルオロ酢酸塩をSPEカラムに通してメタノールでフラッシュ精製して(flashed)、トリフルオロ酢酸を除去した。この溶液を真空で濃縮してから凍結乾燥によって乾燥させて、46.94mgの所望生成物を得た(収率は、60%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.90-7.86 (m, 2H), 7.72-7.68 (m, 2H), 7.56-7.50 (m, 2H), 6.11 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.55-4.49 (m, 2H), 4.11-4.01 (m, 2H), 3.88-3.81 (m, 1H), 3.71-3.62 (m, 4H), 3.42-3.39 (m, 1H), 3.33-3.21 (s, 1H), 3.28-3.01 (m, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【1569】
実施例21−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N−メチルエタン−1,2−ジアミン
【1570】
【化460】
[この文献は図面を表示できません]
【1571】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とN−[2−(メチルアミノ)エチル]カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例21−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411, 1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.92 (dd, J = 1.6, 7.6 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.74 (s, 1H), 7.61 (t, J= 7.6 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.51 (brs, 2H), 3.59-3.53 (m, 4H), 3.24 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.93 (s, 3H), 2.42 (s, 3H)。
【1572】
実施例21−3
N−(アゼチジン−2−イルメチル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1573】
【化461】
[この文献は図面を表示できません]
【1574】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−(アミノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例21−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09-8.02 (d, J = 4 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.85-7.79 (d, J= 4 Hz, 1H), 7.72-7.65 (m, 2H), 7.60-7.50 (m, 2H), 6.00 (s, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.85-4.75 (m, 1H), 4.60-4.40 (m, 2H), 4.13-3.95 (m, 3H), 3.92-3.85 (dd, J = 2.8, 12.8 Hz, 1H), 3.75-3.66 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 2.72-2.60 (m, 1H), 2.52-2.42 (m, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【1575】
実施例21−4
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピロリジン−3−イル)キノリン−4−アミン
【1576】
【化462】
[この文献は図面を表示できません]
【1577】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と3−アミノピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例21−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.16 (s, 1H), 8.12-8.10 (q, J = 1.2 Hz, 1H), 7.96-7.94 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80-7.74 (m, 2H), 7.74-7.60 (m, 2H), 6.04 (s, 1H), 5.39 (s, 2H), 4.84-4.82 (m, 2H), 4.58 (s, 2H), 3.81-3.77 (dd, J = 6.4, 4.4 Hz, 2H), 3.62-3.52 (m, 3H), 2.67-2.30 (m, 1H), 2.61-2.54 (m, 1H), 2.50 (s, 3H)。
【1578】
実施例21−5
(1−アミノ−シクロプロピルメチル)−[2−(5,5−ジオキソ−5,6,7,9−テトラヒドロ−5λ
6−チア−8−アザ−ベンゾシクロヘプテン−8−イル)−6−メチル−キノリン−4−イル]−アミン
【1579】
【化463】
[この文献は図面を表示できません]
【1580】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と1−(アミノメチル)シクロプロパンカルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例21−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98-7.90 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.82-7.78 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.60-7.52 (t, J= 1.2 Hz, 1H), 7.42-7.36 (m, 2H), 7.29-7.22 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.00 (s, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.65-4.50 (m, 2H), 3.60-3.50 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.40-3.30 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H), 0.70-0.60 (m, 4H)。
【1581】
実施例22
N−(アゼチジン−3−イル)−6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1582】
【化464】
[この文献は図面を表示できません]
【1583】
3−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−4−イルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【1584】
【化465】
[この文献は図面を表示できません]
【1585】
表題化合物は、4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例21−1中の2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イルアミノ]−メチル}−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルと同様に製造した。
【1586】
N−(アゼチジン−3−イル)−6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1587】
【化466】
[この文献は図面を表示できません]
【1588】
3−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−4−イルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(120mg,0.2ミリモル)と塩酸塩の1,4−ジオキサン溶液(4N,20mL)の混合物を室温で16時間撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、50mgの所望生成物を得た(収率は、51%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 429,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.31 (s, 1H), 8.08-8.06 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.87-7.80 (m, 2H), 7.73-7.68 (m, 2H), 7.55-7.53 (m, 1H), 5.84 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.99-4.96 (m, 1H), 4.59-4.52 (m, 4H), 4.32-4.27 (m, 2H), 3.72 (s, 2H)。
【1589】
実施例23
6−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクタン−8−アミン
【1590】
【化467】
[この文献は図面を表示できません]
【1591】
6−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクタン−8−カルバミン酸tert−ブチル
【1592】
【化468】
[この文献は図面を表示できません]
【1593】
2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクト−8−イルカルバミン酸tert−ブチル(459mg,2.0ミリモル)、4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(500mg,1.34ミリモル、2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、トリ(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(61.3mg,0.067ミリモル)、2’−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−N,N−ジメチル[1,1’−ビフェニル]−2−アミン(52.7mg,0.134ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(192.2mg,2.0ミリモル)、及び1,4−ジオキサン(6mL)の混合物を20mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて撹拌しながら100℃で3時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈して水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して700mgの生成物を白色の固形物として得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【1594】
6−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクタン−8−アミン
【1595】
【化469】
[この文献は図面を表示できません]
【1596】
6−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−オキサ−6−アザスピロ[3.4]オクタン−8−カルバミン酸tert−ブチル(700mg,1.24ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へトリフルオロ酢酸(5mL)を0℃で加えた。生じる混合物を室温でさらに30分間撹拌した。この反応物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液で冷まして、この混合物をジクロロメタンで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、80mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.63 (m, 1H), 7.52 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.35 (m, 1H), 6.10 (s, 1H), 5.17 (s, 2H), 4.95 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.68-4.62 (m, 3H), 4.50 (brs, 2H), 4.10 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.91-3.81 (m, 3H), 3.60 (m, 2H), 3.45 (m, 1H), 2.41 (s, 3H)。
【1597】
実施例24
trans−4−アミノ−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−1,6−ナフチリジン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1598】
【化470】
[この文献は図面を表示できません]
【1599】
trans−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−1,6−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシピロリジン−4−カルバミン酸tert−ブチル
【1600】
【化471】
[この文献は図面を表示できません]
【1601】
−(4−クロロ−1,6−ナフチリジン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(300mg,0.84ミリモル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと2,4−ジクロロ−1,6−ナフチリジンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の1,4−ジオキサン(5mL)溶液へ(trans−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(204mg,1.02ミリモル)、トリ(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(39mg,0.042ミリモル)、(2’−ジシクロヘキシルホスファニル−ビフェニル−2−イル)−ジメチル−アミン(24mg,0.063ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(114mg,1.17ミリモル)をAr保護下に加えた。この反応混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて撹拌しながら120℃で2時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、45mgの所望生成物を得た(収率は、10%であった)。
【1602】
trans−4−アミノ−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−1,6−ナフチリジン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【1603】
【化472】
[この文献は図面を表示できません]
【1604】
trans−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−1,6−ナフチリジン−4−イル]−3−ヒドロキシピロリジン−4−カルバミン酸tert−ブチル(45mg,0.08ミリモル)の酢酸エチル(10mL)溶液へ塩酸塩の酢酸エチル溶液(4N,30mL)を氷水浴において滴下した。室温で4時間撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、所望生成物のトリフルオロ酢酸塩を得た。このトリフルオロ酢酸塩をSPEカラムに通してメタノールでフラッシュ精製した。この溶液を真空で濃縮して凍結乾燥によって乾燥させて、10.9mgの所望生成物を得た(収率は、30%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.23 (s, 1H), 8.23 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.99 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.66-7.64 (m, 2H), 7.48 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.16 (s, 1H), 5.25 (s, 2H), 4.70-4.40 (m, 3H), 4.26-4.18 (m, 2H), 3.87-3.85 (m, 1H), 3.81-3.78 (m, 1H), 3.71-3.68 (m, 1H), 3.55 (t, J = 4.8 Hz, 2H)。
【1605】
実施例25
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【1606】
【化473】
[この文献は図面を表示できません]
【1607】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(0.3g,0.8ミリモル、2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)及びピロリジン−3−カルバミン酸tert−ブチル(0.3g,1.6ミリモル)の混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて撹拌しながら140℃で1時間加熱した。生じる混合物を分取用HPLCとSPEによって精製した。SPE分離の後で、溶出液を真空で濃縮して有機溶液を除去した。残渣を凍結乾燥によって乾燥させて、82.9mgの所望生成物を得た(収率は、25%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09-8.08 (dd, J = 4.0, 8.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.85-7.83 (q, J = 7.6 Hz, 1H), 7.77-7.70 (m, 2H), 7.61-7.56 (m, 2H), 5.90 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.52 (s, 2H), 4.30-4.26 (m, 1H), 4.17-4.11 (m, 2H) 3.99-3.96 (m, 2H), 3.74 (s, 2H), 2.57-2.52 (m, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.35-2.28 (m, 1H)。
【1608】
実施例26−1
N−(アゼチジン−3−イル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1609】
【化474】
[この文献は図面を表示できません]
【1610】
3−[1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【1611】
【化475】
[この文献は図面を表示できません]
【1612】
8−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(900mg,2.16ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)及び3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.86g,10.77ミリモル)の混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて撹拌しながら150℃で1時間加熱した。生じる混合物を分取用HPLCによって精製して、110mgの所望生成物を得た(収率は、7%であった)。
【1613】
N−(アゼチジン−3−イル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1614】
【化476】
[この文献は図面を表示できません]
【1615】
3−[1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(110mg,0.22ミリモル)の酢酸エチル(10mL)溶液へ塩酸塩の酢酸エチル溶液(4N,30mL)を氷水浴において滴下した。室温で4時間撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、所望生成物のトリフルオロ酢酸塩を得た。このトリフルオロ酢酸塩をSPEカラムに通してメタノールでフラッシュ精製した。この溶液を真空で濃縮して凍結乾燥によって乾燥させて、29mgの所望生成物を得た(収率は、33%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 409,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.84-7.82 (m, 1H), 7.76-7.72 (m, 2H), 7.65-7.60 (m, 2H), 5.79 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.96-4.92 (m, 1H), 4.55-4.50 (m, 4H), 4.31-4.28 (m, 2H), 3.76 (s, 2H), 2.49 (s, 3H)。
【1616】
実施例26−2
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アゼチジン−3−アミン
【1617】
【化477】
[この文献は図面を表示できません]
【1618】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とアゼチジン−3−イルカルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例26−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 409,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03-8.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.80-7.78 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.67-7.62 (m, 2H), 7.56-7.50 (m, 2H), 6.00 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.47 (s, 2H), 3.97-3.89 (m, 3H), 3.82-3.69 (m, 4H), 2.40 (s, 3H)。
【1619】
実施例27
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロリンアミド
【1620】
【化478】
[この文献は図面を表示できません]
【1621】
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルバモイル}ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【1622】
【化479】
[この文献は図面を表示できません]
【1623】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(0.60g,1.6ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)、2−カルバモイルピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.34g,1.6ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(0.13g,0.16ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.089g,0.16ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(0.307g,3.2ミリモル)の1,4−ジオキサン(25mL)溶液をマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を濾過して真空で濃縮した。残渣を分取用TLC(石油エーテル中50%酢酸エチル(V/V=1:1)で溶出させる)によって精製して、250mgの所望生成物を得た(収率は、29%であった)。
【1624】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロリンアミド
【1625】
【化480】
[この文献は図面を表示できません]
【1626】
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルバモイル}ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(250mg,0.44ミリモル)の酢酸エチル(5mL)溶液へ塩酸塩の酢酸エチル溶液(4N,20mL)を氷水浴において滴下した。室温で14時間撹拌した後で、この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用TLCによって精製して、104.8mgの所望生成物を得た(収率は、48%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.96 (s, 1H), 7.88-7.84 (m, 2H), 7.63-7.59 (m, 1H), 7.54 (s, 1H) 7.49-7.44 (m, 2H), 7.39-7.37 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.40 (s, 2H), 4.16-4.12 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.64 (s, 2H) 3.15-3.01 (m, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.23-2.20 (m, 1H), 1.95-1.90 (m, 1H), 1.80-1.75 (m, 1H)。
【1627】
実施例28−1
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N−trans−(4−フルオロピロリジン−3−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1628】
【化481】
[この文献は図面を表示できません]
【1629】
trans−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸ベンジル
【1630】
【化482】
[この文献は図面を表示できません]
【1631】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とtrans−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを使用することによって、実施例8−1と同様に製造した。
【1632】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N−(trans−4−フルオロピロリジン−3−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1633】
【化483】
[この文献は図面を表示できません]
【1634】
trans−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(320mg,0.557ミリモル)のメタノール(5mL)懸濁液へ水酸化カリウムの水溶液(40%,5mL)を加えた。この懸濁液を還流下に30分間加熱した。有機溶媒を真空での濃縮によって除去した。残渣を分取用HPLCによって精製して、純生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 441,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01 (d, J = 6.57 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.63 (t, J = 7.07 Hz, 1H), 7.53-7.40 (m, 2H), 7.30 (d, J= 8.84 Hz, 1H), 6.18 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 5.10 (brs, 1H), 4.97 (brs, 1H), 3.60 (dd, J = 12.00, 6.44 Hz, 3H), 3.28 (brs, 1H), 3.23 (dd, J= 8.84, 5.31 Hz, 1H), 3.18-3.12 (m, 1H), 3.04 (dd, J = 12.00, 4.67 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【1635】
実施例28−2
trans−4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}ピロリジン−3−オール
【1636】
【化484】
[この文献は図面を表示できません]
【1637】
表題化合物は、スキーム8において4−(4−ブロモキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とtrans−3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを使用することによって、実施例28−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.29-8.22 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.12-8.08 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.98-7.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.88-7.82 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.80-7.71 (m, 2H), 7.62-7.58 (t, J= 1.2 Hz, 1H), 7.50-7.42 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 5.45-5.30 (q, J= 7.2 Hz, 2H), 4.62-4.52 (m, 2H), 4.52-4.45 (m, 2H), 4.05-3.95 (q, J = 4.4 Hz, 1H), 3.80-3.75 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.75-3.68 (m, 1H), 3.62-3.55 (dd, J = 2.8, 12.8 Hz, 1H), 3.48-3.40 (d, J = 7.6 Hz, 1H)。
【1638】
実施例28−3
trans−4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}ピロリジン−3−オール
【1639】
【化485】
[この文献は図面を表示できません]
【1640】
表題化合物は、スキーム8において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)と(3S,4S)−3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを使用することによって、実施例28−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.13-8.10 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.95-7.90 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.78-7.70 (m, 2H), 7.65-7.58 (m, 2H), 6.16 (s, 1H), 5.3 (q, J = 1.2 Hz, 2H), 4.65-4.40 (m, 2H), 4.50-4.40 (m, 2H), 4.12-3.95 (m, 1H), 3.80-3.68 (m, 3H), 3.60-3.50 (m, 1H), 3.48-3.40 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 2.47 (s, 3H)。
【1641】
実施例28−4
cis−4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}ピロリジン−3−オール
【1642】
【化486】
[この文献は図面を表示できません]
【1643】
表題化合物は、スキーム8において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とcis−3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを使用することによって、実施例28−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.12-8.07 (m, 2H), 7.98-7.90 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.78-7.70 (m, 2H), 7.63-7.58 (m, 2H), 6.16 (s, 1H), 5.41-5.28 (m, 2H), 4.61-4.50 (m, 2H), 4.48 (s, 2H), 4.02-3.93 (q, J = 6 Hz, 1H), 3.78-3.68 (m, 3H), 3.60-3.50 (dd, J = 2.8, 12.8 Hz, 1H), 3.48-3.40 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H)。
【1644】
実施例28−5
N−[trans−4−フルオロピロリジン−3−イル]−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【1645】
【化487】
[この文献は図面を表示できません]
【1646】
表題化合物は、スキーム8において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中のものと同様に製造する)とtrans−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを使用することによって、実施例28−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.75 (m, 3H), 7.50 (m, 3H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.16 (brs, 1H), 5.28-4.97 (m, 3H), 4.61 (s, 1H), 4.28 (m, 1H), 3.64 (m, 1H), 3.47 (s, 2H), 3.30-3.08 (m, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【1647】
実施例29
4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−オール
【1648】
【化488】
[この文献は図面を表示できません]
【1649】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−オール
【1650】
【化489】
[この文献は図面を表示できません]
【1651】
4−(4−クロロ−6−メトキシキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(5.0g,12.85ミリモル、2,4−ジクロロ−6−メトキシキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)及び臭化水素酸(350mL,48%)の混合物を2日間還流させた。生じる混合物を水酸化ナトリウムの水溶液(4N)で約pH9へ塩基性にして、酢酸エチル(250mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、3.0gの所望生成物を得た(収率は、62.2%であった)。
【1652】
4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−オール
【1653】
【化490】
[この文献は図面を表示できません]
【1654】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−オール(400mg,1.067ミリモル)及びプロパン−1,3−ジアミン(158mg,2.134ミリモル)の混合物をマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を分取用HPLCとSPEによって精製して、118.8mgの所望生成物を得た(収率は、27%であった)。MS 観測値. (ESI
+)[(M+H)
+] 413,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.05 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.85-7.80 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.71-7.62 (m, 2H), 7.60-7.52 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.40-7.35 (m, 1H), 7.26-7.20 (dd, J= 2.8 Hz, 12.8 Hz, 1H), 5.91 (s, 1H), 5.27 (s, 2H), 4.52-4.42 (m, 2H), 3.72-3.68 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.60-3.52 (t, J = 6.8 Hz, 2H),3.10-3.02 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.10-2.00 (m, 2H)。
【1655】
実施例30−1
2−({4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}オキシ)エタノール
【1656】
【化491】
[この文献は図面を表示できません]
【1657】
2−[4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−イルオキシ]−エタノール
【1658】
【化492】
[この文献は図面を表示できません]
【1659】
アセトン(30mL)中の4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−オール(250mg,0.67ミリモル、実施例29中のものと同様に製造する)、2−ブロモ−エタノール(166.7mg,1.33ミリモル)、及び炭酸カリウム(277mg,2.01ミリモル)の混合物を室温で一晩撹拌してから12時間還流させた。この反応混合物を濾過して真空で濃縮した。残渣を分取用TLCによって精製して、230mgの所望生成物を得た(収率は、82%であった)。
【1660】
2−({4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}オキシ)エタノール
【1661】
【化493】
[この文献は図面を表示できません]
【1662】
2−{[4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]オキシ}エタノール(250mg,0.6ミリモル)及びプロパン−1,3−ジアミン(88.8mg,1.2ミリモル)の混合物をマイクロ波照射下に150℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を分取用HPLCとSPEによって精製して、98.2mgの所望生成物を得た(収率は、35.8%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.02 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.88-7.80 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.77-7.68 (q, J = 9.6 Hz, 2H), 7.60-7.50 (m, 2H), 7.42-7.38 (m, 1H), 5.94 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.55-4.42 (m, 2H), 4.18-4.10 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.90-3.85 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.76-3.68 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.62-3.55 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.12-3.05 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.15-2.00 (m, 2H)。
【1663】
実施例30−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(2−メトキシエトキシ)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1664】
【化494】
[この文献は図面を表示できません]
【1665】
表題化合物は、4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−オール(実施例29中のものと同様に製造する)、1−ブロモ−2−メトキシエタン、及びプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例30−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 471,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.05 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.90-7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.77-7.68 (q, J = 9.2 Hz, 2H), 7.60-7.52 (m, 2H), 7.42-7.36 (m, 1H), 5.95 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.56-4.45 (m, 2H), 4.22-4.18 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.80-3.75 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.75-3.70 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.65-3.58 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.42 (s, 3H), 3.15-3.09 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.16-2.05 (m, 2H)。
【1666】
実施例31
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(ピリジン−2−イルオキシ)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1667】
【化495】
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【1668】
8−[4−クロロ−6−(ピリジン−2−イルオキシ)−キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1669】
【化496】
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【1670】
1,2−ジメトキシエタン(5mL)中の4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−オール(400mg,1.067ミリモル)、2−ブロモ−ピリジン(337mg,2.134ミリモル、実施例29中のものと同様に製造する)、ヨウ化銅(I)(40mg,0.107ミリモル)、N,N’−ジメチル−シクロヘキサン−1,2−ジアミン(2.0mg,0.107ミリモル)、及び炭酸カリウム(250mg,2.134ミリモル)の混合物をマイクロ波照射下に120℃で1時間加熱した。生じる混合物を濾過して真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、300mgの所望生成物を得た(収率は、62.2%であった)。
【1671】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(ピリジン−2−イルオキシ)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1672】
【化497】
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【1673】
表題化合物は、スキーム9において8−[4−クロロ−6−(ピリジン−2−イルオキシ)−キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドとプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例30−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 490,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.02 (m, 2H), 7.92-7.90 (m, 1H), 7.88-7.80 (m, 3H), 7.71-7.65 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.60-7.48 (m, 2H), 7.15-7.09 (t, J = 0.8 Hz, 1H), 7.06-7.00 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.96 (s, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.55-4.42 (m, 2H), 3.78-3.69 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.60-3.50 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.08-3.00 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.10-2.00 (m, 2H)。
【1674】
実施例32−1
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1675】
【化498】
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【1676】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(200.0mg,0.54ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)及び1−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタンアミン(0.5mL,3.8ミリモル)の混合物を撹拌しながら160℃で16時間加熱した。室温へ冷やした後で、生じる反応混合物をメタノール(2.0mL)で希釈した。上記の混合物へ濃塩酸(12.0N,0.5mL)を導入した。生じる混合物を室温で1時間撹拌してから、酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、69.2mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、30%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.63 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.50-7.35 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.55 (brs, 2H), 4.04-3.89 (m, 1H), 3.69 (d, J = 5.56 Hz, 2H), 3.64-3.49 (m, 4H), 2.41 (s, 3H)。
【1677】
実施例32−2
3−{[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1678】
【化499】
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【1679】
表題化合物は、スキーム10において4−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4,6−トリクロロキノリンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と1−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例32−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 448.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.23 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 8.12 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 7.87-7.80 (m, 1H), 7.80-7.68 (m, 2H), 7.66-7.54 (m, 1H), 6.30 (s, 1H), 5.32 (s, 2H), 4.56 (brs, 2H), 4.04-3.83 (m, 1H), 3.83-3.60 (m, 5H), 3.54 (dd, J = 14.27, 7.20 Hz, 1H)。
【1680】
実施例32−3
3−{[2−(8−クロロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1681】
【化500】
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【1682】
表題化合物は、スキーム10において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンと8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と1−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例32−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 462.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04 (d, J = 2.27 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 10.36 Hz, 2H), 7.67-7.82 (m, 2H), 7.61 (dd, J = 8.59, 1.26 Hz, 1H), 6.21 (s, 1H), 5.28 (s, 2H), 4.54 (brs, 2H), 4.02-3.90 (m, 1H), 3.80 (brs, 2H), 3.76-3.61 (m, 3H), 3.54 (dd, J = 14.15, 7.33 Hz, 1H), 2.50 (s, 3H)。
【1683】
実施例32−4
3−{[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1684】
【化501】
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【1685】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(実施例18−1中のものと同様に製造する)と1−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例32−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 412,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.78 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.55-7.39 (m, 3H), 7.33 (dd, J = 8.34, 1.52 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.24 (dd, J = 16.04, 2.91 Hz, 2H), 4.82 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 4.76 (d, J = 14.15 Hz, 2H), 4.06-3.83 (m, 1H), 3.75-3.63 (m, 2H), 3.63-3.52 (m, 1H), 3.45 (d, J = 3.79 Hz, 2H), 3.37 (td, J = 6.88, 4.42 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H)。
【1686】
実施例32−5
3−{[6−メチル−2−(5−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1687】
【化502】
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【1688】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【1689】
【化503】
[この文献は図面を表示できません]
【1690】
5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(1.0g,5.58ミリモル)及び2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(1.7g,8.02ミリモル)の混合物を2mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら170℃で5時間加熱した。真空での濃縮によって溶媒を除去した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、560mgの5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン及び4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンの混合物を得た。
【1691】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1692】
【化504】
[この文献は図面を表示できません]
【1693】
5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン及び4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンの上記混合物(427mg)のジクロロメタン溶液へ3−クロロ過安息香酸(693mg,3.01ミリモル)のジクロロメタン溶液を氷浴において加えた。氷浴において1.5時間撹拌した後で、この反応混合物を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液と塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、130mgの生成物を得た。
【1694】
3−{[6−メチル−2−(5−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【1695】
【化505】
[この文献は図面を表示できません]
【1696】
表題化合物は、スキーム10において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと1−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタンアミンを使用することによって、実施例32−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03 (dd, J = 7.96, 1.39 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 6.57 Hz, 1H), 7.71-7.64 (m, 2H), 7.46 (ddd,J = 8.15, 6.63, 1.64 Hz, 2H), 7.33 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.15 (s, 1H), 5.86 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 4.64-4.53 (m, 4H), 3.70 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 3.62-3.58 (m, 2H), 3.57-3.49 (m, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.00 (d, J = 7.07 Hz, 3H)。
【1697】
実施例33−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(7−モルホリン−4−イル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1698】
【化506】
[この文献は図面を表示できません]
【1699】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[7−(モルホリン−4−イル)−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミン
【1700】
【化507】
[この文献は図面を表示できません]
【1701】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[7−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミン(100mg,0.16ミリモル、2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン、7−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、及び3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例1−1中のN−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(8−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミンと同様に製造する)及びモルホリン(0.5mL)の混合物を密封した2mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で3時間加熱した。生じる混合物を真空で濃縮して111mgの粗生成物を得て、これを精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 704。
【1702】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−[(7−モルホリン−4−イル)−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]−6−メチルキノリン−4−アミン
【1703】
【化508】
[この文献は図面を表示できません]
【1704】
メタノール(20mL)中のN−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[7−(モルホリン−4−イル)−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミン(100mg,0.14ミリモル)、10%水酸化パラジウム担持活性炭(100mg)、及びトリフルオロ酢酸(0.5mL)の混合物を水素(1バール)下に12時間撹拌した。次いで、この混合物を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で塩基性にして、ジクロロメタンで抽出した。この有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、30mgの生成物を得た(収率は、40%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 524,
1HNMR ((400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.72-7.60 (m, 2H), 7.56 (d, J = 2.27 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.46, 1.39 Hz, 1H), 6.85 (dd, J = 8.84, 2.53 Hz, 1H), 6.30-6.03 (m, 2H), 5.00 (brs, 2H), 4.53-4.31 (m, 4H), 3.86-3.68 (m, 4H), 3.51 (d, J = 14.40 Hz, 4H), 3.33-3.19 (m, 6H), 2.41 (brs, 1H), 2.37 (s, 3H)。
【1705】
実施例33−2
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−{1,1−ジオキシド−7−[4−(プロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル}−6−メチルキノリン−4−アミン
【1706】
【化509】
[この文献は図面を表示できません]
【1707】
表題化合物は、スキーム11においてN−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[7−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−アミン(実施例33−1中のものと同様に製造する)と4−(プロパン−2−イル)ピペラジンを使用することによって、実施例33−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 565,
1HNMR ((400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82-7.67 (m, 2H), 7.58 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.46 (d, J= 2.53 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 8.59, 1.52 Hz, 1H), 6.72 (dd, J = 8.97, 2.15 Hz, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.11 (brs, 2H), 4.62 (q, J = 6.57 Hz, 4H), 4.56-4.36 (m, 2H), 3.82-3.65 (m, 2H), 3.54 (brs, 2H), 3.50-3.39 (m, 4H), 2.90-2.88 (m, 1H), 2.88-2.72 (m, 4H), 2.50-2.40 (m, 3H), 1.26-1.11 (m, 6H)。
【1708】
実施例34
3−{[4−(4−アミノキノリン−2−イル)−1,1−ジオキシド−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−イル]オキシ}プロパン−1−オール
【1709】
【化510】
[この文献は図面を表示できません]
【1710】
4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−オール1,1−ジオキシド
【1711】
【化511】
[この文献は図面を表示できません]
【1712】
乾燥塩化メチレン(70.0mL)中の4−(4−クロロキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(2.0g,5.15ミリモル、実施例2−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の撹拌溶液へ三臭化ホウ素(2.5ml,25.7ミリモル)の乾燥塩化メチレン(10ml)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間撹拌した後で、この反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30mL)の添加によって冷ました。この混合物を酢酸エチル(100mLx2)で抽出した。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mLx3)と塩水(20mLx3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、1.95gの粗生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 375。
【1713】
3−{[4−(4−クロロキノリン−2−イル)−1,1−ジオキシド−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−イル]オキシ}プロパン−1−オール
【1714】
【化512】
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【1715】
N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−オール1,1−ジオキシド(374.0mg,1.0ミリモル)、3−ブロモ−プロパン−1−オール(0.37mL,3.0ミリモル)、及び炭酸カリウム(415.0mg,3.0ミリモル)の混合物を撹拌しながら70℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、生じる混合物を酢酸エチル(150mLx2)で抽出した。合わせた有機層を水(50mLx2)と飽和塩化アンモニウム水溶液(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮して、421.6mgの粗生成物を黄色のオイルとして得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 433。
【1716】
{2−[8−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【1717】
【化513】
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【1718】
1,4−ジオキサン(2.0mL)中の3−{[4−(4−クロロキノリン−2−イル)−1,1−ジオキシド−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−イル]オキシ}プロパン−1−オール(300.0mg,0.70ミリモル)、カルバミン酸tert−ブチル(175.0mg,1.5ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(70.0mg,0.113ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(70.0mg,0.075ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(232.0mg,2.25ミリモル)の混合溶液をマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して359.1mgの粗生成物を黄色のオイルとして得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 514。
【1719】
3−{[4−(4−アミノキノリン−2−イル)−1,1−ジオキシド−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−イル]オキシ}プロパン−1−オール
【1720】
【化514】
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【1721】
ジクロロメタン(2.0mL)中の{2−[8−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キノリン−4−イル}カルバミン酸tert−ブチル(359.1mg,上記工程の粗生成物)及びトリフルオロ酢酸(1.0mL)の混合溶液を室温で6時間撹拌した。この反応混合物を水(10mL)で希釈して酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、14.2mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、4.9%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 414,
1HNMR ((400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82-7.67 (m, 2H), 7.54-7.48 (m, 2H), 7.48-7.39 (m, 1H), 7.19-7.06 (m, 2H), 6.30 (s, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.78-4.34 (m, 2H), 4.11 (t, J = 6.32 Hz, 2H), 3.71 (t, J = 6.19 Hz, 2H), 3.62-3.49 (m, 2H), 2.11-1.78 (m, 2H)。
【1722】
実施例35
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−8−フェノキシ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1723】
【化515】
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【1724】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−フェノキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1725】
【化516】
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【1726】
ジメチルスルホキシド(1.5mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−オール1,1−ジオキシド(250.0mg,0.65ミリモル、実施例34における4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−8−オール1,1−ジオキシドと同様に製造する)、ヨードベンゼン(0.1mL,0.089ミリモル)、ヨウ化銅(I)(74.0mg,0.35ミリモル)、N,N−ジメチルグリシン塩酸塩(72.0mg,0.52ミリモル)、及び炭酸カリウム(267.0mg,1.9ミリモル)の混合物。この反応混合物を撹拌しながら120℃で6時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を酢酸エチル(150mLx2)で抽出し、水(50mLx2)と飽和塩化アンモニウム水溶液(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮して298.0mgの粗生成物を黄色のオイルとして得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465。
【1727】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−8−フェノキシ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1728】
【化517】
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【1729】
1,4−ジオキサン(2.0mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−フェノキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(167.0mg,0.36ミリモル)、3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミン(609.0mg,2.16ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセンジクロロパラジウム(II)(15.0mg,0.02ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン(11.2mg,0.02ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(75.0mg,0.72ミリモル)の混合溶液をマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を ISCO combi-フラッシュクロマトグラフィー(勾配溶出、石油エーテル中20〜60%酢酸エチル)によって精製して、134.6mgの所望生成物を淡黄色の固形物として得た(収率は、52.6%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 711。
【1730】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−8−フェノキシ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1731】
【化518】
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【1732】
メタノール(30.0mL)中のN−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−8−フェノキシ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(90mg,0.13ミリモル)、水酸化パラジウム担持カーボン(40mg)、及びトリフルオロ酢酸(0.1mL)の混合物を水素(2バール)下に室温で14時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濾過して真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、10.5mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、15.2%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 531,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.86 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.52 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.42-7.35 (m, 2H), 7.31 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 7.25-7.13 (m, 2H), 7.06-6.97 (m, 2H), 6.21 (s, 1H), 5.14 (brs, 2H), 4.70-4.46 (m, 6H), 3.68 (s, 2H), 3.60 (brs, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【1733】
実施例36−1
N
〜3
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンアミド
【1734】
【化519】
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【1735】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニン酸メチル
【1736】
【化520】
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【1737】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニン(85mg,0.2ミリモル、実施例14−2中のものと同様に製造する)のメタノール(10mL)溶液へ塩化チオニル(1.5mL)を0℃で注意深く加えた。この混合物を室温で20分間撹拌してから、80℃で2時間還流させた。室温へ冷やした後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶かし、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液、水、及び塩水で洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して粗生成物を得て、これをさらに精製せずに次の工程にそのまま使用した。
【1738】
N
〜3
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンアミド
【1739】
【化521】
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【1740】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニン酸メチルとアンモニアのメタノール溶液(7N,10mL)の混合物を密封管において撹拌しながら85℃で一晩加熱した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、59.2mgの所望生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.95 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.66-7.60 (m, 2H), 7.50-7.42 (m, 2H), 7.31 (d, J= 8.59 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 6.97 (brs, 1H), 6.73 (t, J = 5.68 Hz, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.06 (brs, 2H), 4.40 (brs, 2H), 3.68-3.56 (m, 2H), 3.51 (q, J = 6.65 Hz, 2H), 2.42 (t, J = 7.07 Hz, 2H), 2.34 (s, 3H)。
【1741】
実施例36−2
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}ブタンアミド
【1742】
【化522】
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【1743】
表題化合物は、スキーム13において3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}ブタン酸(実施例14−2におけるN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンと同様に製造する)を使用することによって、実施例36−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.95 (brs, 1H), 7.74-7.66 (m, 2H), 7.62-7.51 (m, 2H), 6.14 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.43-4.64 (m, 2H), 4.38 (q, J = 8Hz, 1H), 3.72 (brs, 2H), 2.68 (dd, J = 14.65, 5.56 Hz, 1H), 2.54 (dd, J = 14.65, 7.07 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 1.41 (d, J = 6.32 Hz, 3H)。
【1744】
実施例36−3
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−2−メチルプロパンアミド
【1745】
【化523】
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【1746】
表題化合物は、3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−2−メチルプロパン酸(実施例14−2におけるN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンと同様に製造する)を使用することによって、実施例36−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.17 (s, 1H), 7.99-7.82 (m, 2H), 7.72-7.57 (m, 2H), 7.54-7.43 (m, 1H), 7.38 (brs, 1H), 7.32 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.59,1.52 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.08 (brs, 2H), 4.52 (brs, 3H), 4.30 (brs, 1H), 3.70-3.55 (m, 2H), 3.50 (dt, J= 13.26, 6.51 Hz, 2H), 3.25-3.15 (m, 2H), 2.67 (q, J = 6.91 Hz, 1H), 2.41-2.26 (m, 3H), 1.13 (d, J = 7.07 Hz, 3H)。
【1747】
実施例36−4
N
〜2
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−L−アラニンアミド
【1748】
【化524】
[この文献は図面を表示できません]
【1749】
表題化合物は、N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−L−アラニン(実施例14−2におけるN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンと同様に製造する)を使用することによって、実施例36−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.91-7.81 (m, 3H), 7.68 (s, 1H), 7.54 (brs, 1H), 7.48 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.18 (brs, 1H), 6.61 (d, J = 6.32 Hz, 1H), 5.89 (s, 1H), 4.99 (brs, 2H), 4.08 (brs, 2H), 3.59 (brs, 3H), 2.35 (brs, 3H), 1.49 (d, J = 6.82 Hz, 3H)。
【1750】
実施例36−5
N
〜2
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]グリシンアミド
【1751】
【化525】
[この文献は図面を表示できません]
【1752】
表題化合物は、N
〜2
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]グリシン(実施例14−2におけるN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンと同様に製造する)を使用することによって、実施例36−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.87 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.74-7.64 (m, 2H), 7.52-7.41 (m, 2H), 7.36-7.30 (m, 1H), 7.30-7.19 (m, 2H), 7.10 (t, J = 5.56 Hz, 1H), 5.87 (s, 1H), 5.00 (brs, 2H), 3.86 (d, J = 5.81 Hz, 2H), 3.59 (brs, 2H), 3.32 (s, 2H), 2.41-2.32 (s, 3H)。
【1753】
実施例36−6
N
〜2
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N−メチルグリシンアミド
【1754】
【化526】
[この文献は図面を表示できません]
【1755】
表題化合物は、N
〜2
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]グリシン(実施例14−2におけるN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンと同様に製造する)とメチルアミンのエタノール溶液を使用することによって、実施例36−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.90-7.82 (m, 2H), 7.77 (d, J= 7.58 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.61 (td, J= 7.45, 1.52 Hz, 1H), 7.51-7.46 (m, 1H), 7.34 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 5.94 Hz, 1H), 5.86 (s, 1H), 5.00 (brs, 2H), 3.90 (d, J = 5.81 Hz, 2H), 3.59 (brs, 2H), 3.32 (s, 2H), 2.62 (d, J = 4.55 Hz, 3H), 2.37 (s, 3H)。
【1756】
実施例37−1
(2S)−2−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール
【1757】
【化527】
[この文献は図面を表示できません]
【1758】
(2S)−4−({[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}メチル)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【1759】
【化528】
[この文献は図面を表示できません]
【1760】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(332mg,0.890ミリモル)、(2S)−4−アミノメチル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(205mg,0.890ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(73mg,0.089ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(49mg,0.089ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(171.1mg,1.780ミリモル)、及び1,4−ジオキサン(4mL)の混合物をマイクロ波照射下に120℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、251mgの所望生成物を得た。
【1761】
(2S)−2−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール
【1762】
【化529】
[この文献は図面を表示できません]
【1763】
4−({[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}メチル)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(251mg)と塩酸塩の酢酸エチル溶液(13mL,4N)の混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を水に溶かして、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で約pH9へ塩基性にして、酢酸エチルで抽出した(20mLx3)。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、74.6mgの所望生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 427,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04 (dd, J = 1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.72-7.66 (m, 2H), 7.55-7.46 (m, 2H), 6.20 (s, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.57 (s, 2H), 3.93-3.62 (m, 7 H), 2.47 (s, 3H)。
【1764】
実施例37−2
(2R)−2−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール
【1765】
【化530】
[この文献は図面を表示できません]
【1766】
表題化合物は、スキーム14において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド、(2R)−4−アミノメチル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例37−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 427,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.96 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.68 (dd, J= 6.0, 7.6 Hz, 1H), 7.58 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.41 (d,J = 8.4 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.27 (s, 2H), 4.57 (s, 2H), 3.92-3.60 (m, 7 H), 2.45 (s, 3H)。
【1767】
実施例38−1
N−[(2−アミノ−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−5−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1768】
【化531】
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【1769】
メタノール及び水の混合溶液(7ml,V/V=6/1)中の1−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オール(80mg,0.18ミリモル、実施例9−7と同様に製造する)及び酢酸カリウム(89mg,0.91ミリモル)の混合物に臭化シアン(89mg,0.84ミリモル)を0℃で加えた。室温で3時間撹拌した後で、この混合物を濃塩酸(3mL)と共にさらに1時間撹拌してから、真空で濃縮した。残渣を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(10mL)に溶かしてジクロロメタン(15mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラム(ジクロロメタン中10%メタノール)によって精製して、32mgの所望生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 452,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.92-7.87 (m, J = 4.6 Hz, 2H), 7.72 (s, 1H), 7.65-7.62 (t, J= 3.7 Hz, 1H), 7.49-7.45 (t, J= 3.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.85 (t, J = 2.6 Hz, 1H), 6.46 (brs, 2H), 6.10 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.82-4.77 (m, J = 4.8 Hz, 1H), 4.49 (brs, 2H), 3.75 (m, 1H), 3.63(s, 2H), 3.52 (m, 3H), 2.35 (s, 3H)。
【1770】
実施例38−2
N−[(2−アミノ−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−5−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1771】
【化532】
[この文献は図面を表示できません]
【1772】
メタノール(8mL)及び水(2mL)中の1−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−2−メチルプロパン−2−オール(200mg,0.45ミリモル、実施例11−4と同様に製造する)及び酢酸カリウム(240mg,2.4ミリモル)の混合物を0℃へ冷やして、メタノール(2mL)中の臭化シアン(52.3mg,0.5ミリモル)の冷却溶液を加えた。室温で4時間撹拌した後で、この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、80mgの生成物を白色の粉末として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 466,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.95 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.60 (m, 2H), 7.46-7.39 (m, 2H), 7.29 (dd, J = 1.6, 8.8 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.18-5.09 (m, 2H), 4.51 (brs, 2H), 3.82 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.65 (s, 2H), 2.57 (m, 3H), 2.41 (s, 3H), 1.62 (s, 3H)。
【1773】
実施例38−3
N−{[(4R)−2−アミノ−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−4−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1774】
【化533】
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【1775】
表題化合物は、スキーム15において(2R)−2−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール(実施例37−2と同様に製造する)を使用することによって、実施例38−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 452,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.64-7.58 (m, 2H), 7.47-7.41 (m, 2H), 7.28 (dd, J= 2.0, 8.8 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.58 (brs, 2H), 4.40 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 4.29 (td, J = 5.6, 12.8 Hz, 1H), 4.20 (dd, J = 6.0, 8.0 Hz, 1H), 3.58 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.45-3.35 (m, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1776】
実施例38−4
N−{[(4S)−2−アミノ−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−4−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1777】
【化534】
[この文献は図面を表示できません]
【1778】
表題化合物は、スキーム15において(2S)−2−アミノ−3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール(実施例37−1と同様に製造する)を使用することによって、実施例38−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 452,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.64-7.58 (m, 2H), 7.47-7.41 (m, 2H), 7.28 (dd, J= 2.0, 8.8 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.58 (brs, 2H), 4.40 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 4.29 (td, J = 5.6, 12.8 Hz, 1H), 4.20 (dd, J = 6.0, 8.0 Hz, 1H), 3.58 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.45-3.35 (m, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【1779】
実施例38−5
cis−5−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d][1,3]オキサゾール−2−アミン
【1780】
【化535】
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【1781】
メタノール(10mL)中のcis−4−アミノ−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール(90mg0.20ミリモル、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと[cis−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル]カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例19−3と同様に製造する)及び酢酸ナトリウム(82mg,1.0ミリモル)の混合物へ臭化シアン(105mg,1ミリモル)を0℃で加えた。この混合物を徐々に0℃〜室温で一晩撹拌してから、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、純生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 464,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.98 (d,J = 7.58 Hz, 1H), 7.89 (brs, 1H), 7.79-7.70 (m, 2H), 7.66-7.56 (m, 2H), 6.50 (s, 1H), 5.89-5.84 (m, 1H), 5.41 (brs, 2H), 4.97-5.02 (m, 1H), 4.63 (brs, 2H), 4.31 (brs, 1H), 4.12 (brs, 1H), 3.77 (brs, 2H), 3.62-3.42 (b, 2 H), 2.54-2.48 (m, 3H)。
【1782】
実施例39
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1783】
【化536】
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【1784】
2−{[(1E)−1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エチリデン]アミノ}−5−メチルベンゾニトリル
【1785】
【化537】
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【1786】
乾燥ジクロロメタン(100mL)中の1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エタノン(6.0g,25.0ミリモル)の撹拌溶液へオキシ塩化リン(2.5mL,27.3ミリモル)を10℃で加えた。室温で20分間撹拌した後で、2−アミノ−5−メチルベンゾニトリル(3.3g,25.0ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(40mL)溶液を加えて、生じる懸濁液を還流下に24時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を水(50mL)で希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で約pH8へ塩基性にした。分離した水層をジクロロメタン(100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中16%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、1.5gの生成物を白色の固形物として得た。
【1787】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【1788】
【化538】
[この文献は図面を表示できません]
【1789】
2−{[(1E)−1−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)エチリデン]アミノ}−5−メチルベンゾニトリル(1.5g,4.24ミリモル)、塩化亜鉛(578mg,4.24ミリモル)、及びN,N−ジメチルアセトアミド(4mL)の混合物をアルゴン下に撹拌しながら160℃で3時間加熱した。この反応混合物を約40℃へ冷やした後で、水酸化ナトリウムの水溶液(2N,20mL)を導入した。室温で10分間撹拌した後で、この反応混合物を水へ注いだ。生成した固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、1.5gの生成物を茶褐色の粉末として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 354,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.90-7.84 (m, 2H), 7.66-7.62 (m, 2H), 7.48 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 1.6, 8.8 Hz, 1H), 6.29 (s, 2H), 6.23 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.36 (brs, 2H), 3.60 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.34 (s, 3H)。
【1790】
実施例40−1
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]グリシンアミド
【1791】
【化539】
[この文献は図面を表示できません]
【1792】
2−クロロ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アセトアミド
【1793】
【化540】
[この文献は図面を表示できません]
【1794】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(500mg,1.4ミリモル)のクロロホルム(10mL)溶液へ1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(0.41mL,2.8ミリモル)に続いて塩化クロロアセチル(0.17mL,2.1ミリモル)を室温で加えた。生じる溶液を窒素下に撹拌しながら70℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(50mLx3)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中25%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、120mgの生成物を灰白色の固形物として得た。
【1795】
2−アジド−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アセトアミド
【1796】
【化541】
[この文献は図面を表示できません]
【1797】
2−クロロ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アセトアミド(120mg,0.28ミリモル)のアセトニトリル(3mL)溶液へアジ化ナトリウム(72mg,1.1ミリモル)を加えた。生じる混合物を室温で6時間撹拌した。この反応物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20%酢酸エチル)によって精製して、110mgの生成物を白色の粉末として得た。
【1798】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]グリシンアミド
【1799】
【化542】
[この文献は図面を表示できません]
【1800】
2−アジド−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アセトアミド(110mg,0.25ミリモル)のメタノール溶液へ10%パラジウム担持カーボン(507mg)を加えた。水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を濾過した。濾液を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、30mgの生成物を白色の粉末として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.51 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.07 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.67-7.12 (m, 2H), 7.57 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.66 (brs, 2H), 4.25 (s, 2H), 3.78 (s, 2H), 2.52 (s, 3H)。
【1801】
実施例40−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルアラニンアミド
【1802】
【化543】
[この文献は図面を表示できません]
【1803】
2−ブロモ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパンアミド
【1804】
【化544】
[この文献は図面を表示できません]
【1805】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(200mg,0.566ミリモル)のクロロホルム(10mL)溶液へトリエチルアミン(0.124mL)に続いて塩化2−ブロモ−2−メチルプロピオニル(286mg,1.30ミリモル)を加えた。生じる混合物をマイクロ波照射下に110℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル(35mL)で希釈し、塩水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、180mgの表題化合物を明色の固形物として得た(収率は、63%であった)。
【1806】
2−アジド−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパンアミド
【1807】
【化545】
[この文献は図面を表示できません]
【1808】
2−ブロモ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパンアミド(160mg,0.319ミリモル)のアセトニトリル(15mL)溶液へアジ化ナトリウム(62mg,0.958ミリモル)を加えた。一晩還流させた後で、生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル(40mL)で希釈し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、160mgの粗生成物を得た。
【1809】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルアラニンアミド
【1810】
【化546】
[この文献は図面を表示できません]
【1811】
2−アジド−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパンアミド(160mg,0.345ミリモル)の酢酸エチル(25mL)溶液へ10%パラジウム担持カーボン(100mg)を加え、このフラスコを脱気して、水素で再び満たした(3回繰り返した)。水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を濾過した。濾液を真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、110mgの表題化合物を得た(収率は、73%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 11.05 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.02 (dd, J = 0.8, 7.6 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.37 (m, 3H), 5.17 (s, 2H), 4.6 (brs, 2H), 3.56 (s, 2H), 2.48 (s, 3H), 1.56 (s, 6H)。
【1812】
実施例40−3
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アラニンアミド
【1813】
【化547】
[この文献は図面を表示できません]
【1814】
表題化合物は、スキーム18において2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン、塩化2−ブロモプロピオニル、及びアジ化ナトリウムを使用することによって、実施例40−2と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07-7.85 (m, 3H), 7.64-7.51 (m, 2H), 7.46-7.35 (m, 2H), 5.22-5.08 (m, 2H), 4.51-4.42 (m, 1H), 3.65-3.53 (m, 2H), 3.37 (s, 3H), 2.51-2.40 (m, 3H), 1.73 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 1.30 (d, J = 2.78 Hz, 2H)。
【1815】
実施例40−4
2−アミノ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ブタンアミド
【1816】
【化548】
[この文献は図面を表示できません]
【1817】
表題化合物は、スキーム18において2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン、塩化2−ブロモブチリル、及びアジ化ナトリウムを使用することによって、実施例40−2と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07 (m, 3H), 7.53 (m, 2H), 7.45 (m, 2H), 5.33 (m, 2H), 4.32 (m, 1H), 3.59 (m, 2H), 3.37 (s, 3H), 2.44 (m, 2H), 1.70 (d, J = 8.02 Hz, 1H), 1.38 (d, J = 2.56 Hz, 2H), 1.22 (m, 3H)。
【1818】
実施例41
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メトキシ−2−メチルプロパンアミド
【1819】
【化549】
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【1820】
2−ブロモ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパンアミド(80mg,0.159ミリモル、実施例40−2において製造)のメタノール(5mL)溶液へエチルアミン(1mL)を加え、生じる混合物を還流下に一晩加熱した。室温へ冷やした後で、生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用TLC(ヘキサン中33%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、15mgの表題化合物を明色の粉末として得た(収率は、21%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 454,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.94-7.89 (m, 3H), 7.58 (m, 2H), 7.43-7.39 (m, 3H), 5.17 (s, 2H), 4.50 (brs, 2H), 3.59 (m, 2H), 3.50 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 1.56 (s, 6H)。
【1821】
実施例42−1
N
〜1
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4,4,4−トリフルオロブタン−1,3−ジアミン
【1822】
【化550】
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【1823】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタンアミド
【1824】
【化551】
[この文献は図面を表示できません]
【1825】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(200mg,0.565ミリモル、実施例2−1中のものと同様に製造する)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液へ塩化3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタノイル(670mg,2.3ミリモル)のジクロロメタン(4mL)溶液に続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.3mL)を加えた。生じる混合物を室温で1時間撹拌して、85℃でさらに2時間加熱した。室温へ冷やした後で、生じる混合物を真空で蒸発させた。残渣を水で希釈して酢酸エチル(20mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、230mgの生成物を固形物として得た(収率は、66%であった)。
【1826】
3−アミノ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4,4,4−トリフルオロブタンアミド
【1827】
【化552】
[この文献は図面を表示できません]
【1828】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタンアミド(25mg,0.04ミリモル)のエタノール(3mL)溶液へメチルアミンの溶液(エタノール中30%,0.3mL)を加えた。生じる混合物を90℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、15mgの表題化合物を明色の固形物として得た(収率は、80%であった)。
【1829】
N
〜1
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4,4,4−トリフルオロブタン−1,3−ジアミン
【1830】
【化553】
[この文献は図面を表示できません]
【1831】
3−アミノ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4,4,4−トリフルオロブタンアミド(120mg,0.245ミリモル)の溶液へボラン−硫化メチル錯体の硫化メチル溶液(5M,1.0mL)を加えた。生じる溶液を85℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物をに塩酸水溶液(1M)の注意深い添加よって約pH4へ酸性化してから、室温で一晩撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を水酸化ナトリウムの10%水溶液でpH>9へ中和してから、ジクロロメタン(20mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、60mgの表題生成物を固形物として得た(収率は、65%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 479,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.65(d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.50-7.49 (m, 2H), 7.38 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.30 (m, 1H), 6.06 (s, 1H), 5.93 (s, 1H), 5.12 (s, 1H), 3.63 (m, 3H), 4.62 (brs, 2H), 3.45 (m, 1H), 3.33 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.22 (m, 1H), 2.03 (s, 1H), 1.82 (m, 1H)。
【1832】
実施例42−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−β−アラニンアミド
【1833】
【化554】
[この文献は図面を表示できません]
【1834】
表題化合物は、スキーム19において2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミンと塩化3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)プロパノイルを使用することによって、実施例42−1中の3−アミノ−N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4,4,4−トリフルオロブタンアミドと同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.00 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.85 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.61-7.47 (m, 4H), 7.34 (d, J = 12.13 Hz, 2H), 5.12 (s, 2H), 3.55 (brs, 2H), 3.23 (d, J = 5.56 Hz, 2H), 2.62 (brs, 2H), 2.44 (brs, 3H), 1.66-2.10 (m, 2H)。
【1835】
実施例43
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−N−{[3−(エチルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチルキノリン−4−アミン
【1836】
【化555】
[この文献は図面を表示できません]
【1837】
メタノール(8mL)中のN−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(200mg,0.46ミリモル、実施例2−2と同様に製造する)、アセトアルデヒド(25.6μL,0.46ミリモル)、及び酢酸(270μL)の撹拌溶液へシアノホウ水素化ナトリウム(34mg,0.54ミリモル)のテトラヒドロフラン(0.5mL)溶液を滴下した。室温で12時間撹拌した後で、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、42mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、20%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 467,
1H NMR(400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.95 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.89-7.87 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 7.64-7.58 (m, J = 6.0 Hz, 2H),7.49-7.45 (m, J = 4.0 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.27-7.24 (m, J = 2.5 Hz, 1H), 6.17 (s, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.52 (d, 2H), 4.37 (d, 4H), 3.62-3.45 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.58 (d, 2H), 2.53 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 1.07-1.03 (t, J = 3.6 Hz, 3H)。
【1838】
実施例44−1
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル]キノリン−4−アミン
【1839】
【化556】
[この文献は図面を表示できません]
【1840】
[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピロリジン−3−イル)キノリン−4−アミン(21mg,0.05ミリモル、実施例21−4と同様に製造する)及びオキセタン−3−オン(7.2mg,0.10ミリモル)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液へ酢酸(8.6μL,0.15ミリモル)を加えた。この混合物を55℃で1時間撹拌した後で、この混合物へトリアセトキシホウ水素化ナトリウム(21mg,0.10ミリモル)を加えた。65℃で2時間撹拌した後で、この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を酢酸エチルと炭酸ナトリウムの飽和水溶液の間に分配した。分離した有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、10mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 479,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.30 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.84 (d,J = 1.8Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.68-7.64 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.53-7.49 (t, J = 3.7 Hz, 2H), 7.39 (d, J= 1.7 Hz, 1H), 5.98 (s, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.83-4.78 (m, J = 4.7 Hz, 2H), 4.69-4.60 (m, J = 8.4 Hz, 2H), 4.55 (brs, 2H), 4.37 (s, 1H), 3.80-3.74 (m, J = 4.1 Hz, 1H), 3.65-3.61 (m, J = 4.2 Hz, 2H), 2.96-2.89 (m, J = 6.6 Hz, 2H), 2.75-2.72 (m, J = 3.3 Hz, 1H), 2.63-2.47 (m, J = 15.9 Hz, 2H), 2.45(s, 3H), 1.95 (m, 1H)。
【1841】
実施例44−2
N’−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N−エチル−N−(オキセタン−3−イル)エタン−1,2−ジアミン
【1842】
【化557】
[この文献は図面を表示できません]
【1843】
表題化合物は、スキーム20においてN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−エチルエタン−1,2−ジアミン(実施例3−37と同様に製造する)とオキセタン−3−オンを使用することによって、実施例44−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 481,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.87 (d, J= 7.2 Hz, 1H), 7.66 (t, 2H), 7.50 (t, 2H), 7.36 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.68-4.50 (m, 6H), 4.07-4.00 (m, 1H), 3.65 (s, 2H), 3.45 (t, J = 12.4 Hz, 2H), 2.84 (t, J = 12.8 Hz, 2H), 2.73-2.67 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.07 (t, 3H)。
【1844】
実施例45−1
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−(オキセタン−3−イル)プロパン−1,3−ジアミン
【1845】
【化558】
[この文献は図面を表示できません]
【1846】
ジクロロメタン(10mL)中のN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン(84mg,0.2ミリモル、実施例9−3と同様に製造する)、オキセタン−3−オン(15mg,0.21ミリモル)、及びエチルジイソプロピルアミン(43μL,0.25ミリモル)の撹拌溶液へ分子篩い(4A,84mg)に続いてトリアセトキシホウ水素化ナトリウム(63.6mg,0.3ミリモル)を加えた。室温で一晩撹拌した後で、別のバッチのトリアセトキシホウ水素化ナトリウム(63.6mg,0.3ミリモル)を加えて、この混合物を還流下に2時間加熱した。この反応混合物を冷やし、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、26mgのN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−(オキセタン−3−イル)プロパン−1,3−ジアミンを白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 467,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.68 (t, J = 14.8 Hz, 1H), 7.58-7.51 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.24 (s, 2H), 4.85 (t, J = 3.3 Hz, 2H), 4.85 (t, J = 13.6 Hz, 2H), 4.55 (m, 4H), 4.06-4.00 (m, 1H), 3.67 (s, 2H), 3.50 (t, J = 13.2 Hz, 2H), 2.74 (t, J = 13.6 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.98-1.91 (m, 2H)。
【1847】
実施例45−2
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−アミン
【1848】
【化559】
[この文献は図面を表示できません]
【1849】
表題化合物は、スキーム20において1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−アミンとオキセタン−3−オン(実施例25と同様に製造する)とオキセタン−3−オンを使用することによって、実施例45−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 479,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99-7.97 (m, J = 2.2 Hz, 1H), 7.83-7.80 (t, J = 2.9 Hz, 2H), 7.64-7.60 (m, J = 4.1 Hz, 1H), 7.47-7.43 (m, J = 4.5 Hz, 2H), 7.29-7.26 (m, J = 2.5 Hz, 1H), 6.12 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.85 (m, 2H), 4.56 (m, 4H), 4.14 (m, 1H), 3.73 (m, 2H), 3.60 (m, 3H), 3.42 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.21 (m, 1H), 1.87 (m, 1H)。
【1850】
実施例45−3
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−(オキセタン−3−イル)エタン−1,2−ジアミン
【1851】
【化560】
[この文献は図面を表示できません]
【1852】
表題化合物は、スキーム20においてN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−(オキセタン−3−イル)エタン−1,2−ジアミン(実施例9−16と同様に製造する)とオキセタン−3−オンを使用することによって、実施例45−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.09 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 1.7 Hz, 2H), 7.74-7.70 (m, J = 4.0 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.61-7.54 (m, J = 6.8 Hz, 2H), 6.03 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.85 (t, J= 3.3 Hz, 2H), 4.51 (t, J = 3.1 Hz, 4H), 4.06 (brs, 1H), 3.73 (s, 2H), 3.57 (t, J = 3.0 Hz, 2H), 2.93 (brs, 2H), 2.48 (s, 3H)。
【1853】
実施例46
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−(ピリジン−2−イル)エタン−1,2−ジアミン
【1854】
【化561】
[この文献は図面を表示できません]
【1855】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン(150mg,0.38モル、実施例9−16と同様に製造する)、2−ブロモ−ピリジン(60mg,0.38モル)、トリ(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(17.4mg,0.019ミリモル)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(22mg,0.038ミリモル)、炭酸セシウム(247.6mg,0.76ミリモル)、及びN−メチルピロリジノン(3mL)の混合物を窒素下に撹拌しながら150℃で6時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、10mgの生成物を灰白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 474,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.1 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.96 (dd, J = 1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.54-7.39 (m, 5H), 7.27 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1H), 6.63-6.56 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.52 (brs, 2H), 3.69 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.55 (m, 4H), 2.40 (s, 3H)。
【1856】
実施例47−1
(4R)−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン
【1857】
【化562】
[この文献は図面を表示できません]
【1858】
4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(400mg,0.96モル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、(4R)−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン(116.3mg,1.15ミリモル)、ヨウ化銅(I)(90mg,0.47ミリモル)、炭酸カリウム(265mg,1.92ミリモル)、trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.1mL,0.63ミリモル)、及びジエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)の混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて撹拌しながら140℃で2時間加熱した。この混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。水性部分をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、160mgの生成物を灰色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.96 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.64 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 6.8, 7.6 Hz, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.24 (s, 1H), 5.51 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.13 (s, 2H), 5.55 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.41 (brs, 2H), 4.08 (dd, J = 4.8, 10.0 Hz, 1H), 3.66 (s, 2H), 3.52 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.87 (dd, J = 6.4, 16.8 Hz, 1H), 2.36 (dd, J = 2.0, 16.8 Hz, 1H), 2.36 (s, 3H)。
【1859】
実施例47−2
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
【1860】
【化563】
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【1861】
4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(500mg,1.19モル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド(307mg,2.39ミリモル)、ヨウ化銅(I)(23mg,0.12ミリモル)、炭酸カリウム(497mg,3.60ミリモル)、trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.038mL,0.24ミリモル)、及びジエチレングリコールジメチルエーテル(10mL)の混合物を10mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら140℃で3時間加熱した。この混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。水層をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、40mgのN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミドを淡褐色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.98 (s, 1H), 7.88 (m, 3H), 7.81 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.64 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 0.8, 7.6 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.42 (brs, 2H), 3.73-3.57 (m, 4H), 3.43 (dd, J = 6.0, 9.6 Hz, 1H), 3.32 (s, 1H), 2.48 (m, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【1862】
実施例47−3
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(1H−ピラゾール−3−イル)キノリン−4−アミン
【1863】
【化564】
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【1864】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と1H−ピラゾール−3−アミンを使用することによって、実施例47−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 420,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.22 (s, 1H), 8.15-8.14 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.04-8.02 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.90-7.88 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.85-7.83 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.71-7.70 (m, 1H), 7.64-7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.60-7.51 (t, J= 8 Hz, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.27 (s, 1H), 5.34 (s, 2H), 4.59 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【1865】
実施例47−4
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド
【1866】
【化565】
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【1867】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とピリジン−3−カルボキサミドを使用することによって、実施例47−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 459,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.17 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.44-8.42 (d, J= 8 Hz, 1H), 8.08-8.06 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.99-7.96 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 7.90-7.88 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.70-7.48 (m, 4H), 5.29 (s, 2H), 4.72 (s, 2H), 3.64 (s, 2H), 2.49 (s, 3H)。
【1868】
実施例47−5
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピペリジン−2−カルボキサミド
【1869】
【化566】
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【1870】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とピペリジン−2−カルボキサミドを使用することによって、実施例47−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.33 (s, 1H), 8.07-8.05 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.95-7.93 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80-7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.66-7.62 (q, J = 8.8 Hz, 2H), 7.56-7.52 (dd, J = 7.2, 15.6 Hz, 1H), 5.28 (s, 2H), 4.61 (s, 2H), 4.34-4.31 (dd, J
= 2.4, 12.8 Hz, 1H), 3.74 (s, 2H), 3.56-3.53 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 3.18-3.11 (m, 1H), 2.51 (s, 3H), 2.46-2.43 (d, J = 14 Hz, 1H), 2.07-1.99 (m, 2H), 1.88-1.76 (m, 1H)。
【1871】
実施例47−6
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド
【1872】
【化567】
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【1873】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−(ピリジン−2−イル)アセトアミドを使用することによって、実施例47−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 473,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.53 (s, 1H), 8.15 (s, 2H), 8.06-8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.85-7.54 (m, 8H), 5.26 (s, 2H), 4.61 (s, 2H), 3.57 (s, 2H), 2.56 (s, 3H)。
【1874】
実施例47−7
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]メタンスルホンアミド・トリフルオロ酢酸塩
【1875】
【化568】
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【1876】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とメタンスルホンアミドを使用することによって、実施例47−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 432,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.98-7.90 (m, 2H), 7.88-7.82 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.72-7.65 (t, J = 2 Hz, 1H), 7.65-7.58 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.58-7.51 (t, J = 2.4 Hz, 1H), 7.48-7.42 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.60-4.40 (m, 2H), 3.82-3.75 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.10 (s, 3H), 2.38 (s, 3H)。
【1877】
実施例47−8
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピラジン−2−カルボキサミド
【1878】
【化569】
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【1879】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とピラジン−2−カルボキサミドを使用することによって、実施例47−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 460,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 9.53 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.10-8.08 (dd, J
= 5.2, 11.2 Hz, 2H), 7.94-7.90 (dd, J
= 8.8, 14.8 Hz, 2H), 7.76-7.72 (d, J= 7.6 Hz, 2H), 7.60-7.56 (d, J= 8 Hz, 1H), 5.37 (s, 2H), 4.70 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 2.56 (s, 3H)。
【1880】
実施例47−9
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−ヒドロキシアセトアミド
【1881】
【化570】
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【1882】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−ヒドロキシアセトアミドを使用することによって、実施例47−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 412,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.54 (s, 1H), 8.05 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.81 (s, 2H), 7.70-7.66 (m, 2H), 7.54 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.27 (s, 2H), 4.62 (s, 2H), 4.36 (s, 2H), 3.76 (s, 2H), 2.51 (s, 3H)。
【1883】
実施例48
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピリジン−2−カルボキサミド
【1884】
【化571】
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【1885】
1,4−ジオキサン(3mL)中のピリジン−2−カルボン酸アミド(99mg,0.8ミリモル)、4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(300mg,0.8ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、シクロヘキサン−1,3−ジアミン(90mg,0.08ミリモル)、ヨウ化銅(I)(1.5mg,0.008ミリモル)、及びリン酸カリウム(340mg,1.6ミリモル)の混合物を5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて150℃で3時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCとSPEによって精製して、26mgの所望生成物を得た(収率は、7.1%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.90-8.82 (d, J = 8 Hz, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.47-8.40 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.20-8.13 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 8.13-8.08 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.92-7.85 (m, 2H), 7.80-7.70 (q, J= 8.4 Hz, 3H), 7.62-7.56 (t, J= 7.2 Hz, 1H), 5.37 (s, 2H), 4.80-4.50 (m, 2H), 3.82-3.78 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 2.60 (s, 3H)。
【1886】
実施例49
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アゼチジン−2−カルボキサミド
【1887】
【化572】
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【1888】
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルバモイル}アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【1889】
【化573】
[この文献は図面を表示できません]
【1890】
表題化合物は、スキーム5において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と2−カルバモイルアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例48−1と同様に製造した。
【1891】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アゼチジン−2−カルボキサミド
【1892】
【化574】
[この文献は図面を表示できません]
【1893】
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルバモイル}アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(80mg,0.15ミリモル)の酢酸エチル(10mL)溶液へ塩酸塩の酢酸エチル溶液(4N,30mL)を氷水浴において滴下した。室温で4時間撹拌した後で、生じる混合物を真空で濃縮して分取用HPLCによって精製して、所望生成物のトリフルオロ酢酸塩を得た。このトリフルオロ酢酸塩をSPEカラムに通してメタノールでフラッシュ精製した。溶出液を真空で濃縮して凍結乾燥によって乾燥させて、30.79mgの所望生成物を得た(収率は、47%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.35 (s, 1H), 8.04 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.67 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 5.47-5.43 (m, 1H), 5.28 (s, 2H), 4.61 (brs, 2H), 4.25-4.18 (m, 1H), 4.14-4.10 (m, 1H), 3.73 (s, 2H), 3.04-2.98 (m, 1H), 2.76-2.72 (m, 1H), 2.49 (s, 3H)。
【1894】
実施例50−1
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−フェニル尿素
【1895】
【化575】
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【1896】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(180mg,0.5ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)及びトリエチルアミン(103mg)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液へイソシアネート−ベンゼン(59.6mg,0.5ミリモル)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を0℃で加えた。この反応物を室温で一晩撹拌してから50℃でさらに5時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCとSPEによって精製して、17.6mgの所望生成物を得た(収率は、7.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 473,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.55 (s, 1H), 8.12-8.03 (m, 2H), 7.92 (s, 1H), 7.86-7.81 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.76-7.68 (m, 2H), 7.66-7.57 (m, 3H), 7.45-7.38 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.20-7.12 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 5.32 (s, 2H), 4.61-4.40 (m, 2H), 3.82-3,75 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 2.56 (s, 3H)。
【1897】
実施例50−2
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−エチル尿素
【1898】
【化576】
[この文献は図面を表示できません]
【1899】
表題化合物は、2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)とエチルイソシアネートを使用することによって、実施例50−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.44 (s, 1H), 8.09-8.03 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.99-7.93 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.80-7.74 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.72-7.62 (m, 2H), 7.60-7.51 (t, J= 8.4 Hz, 1H), 5.24 (s, 2H), 4.62-4.50 (m, 2H), 3.78-3.70 (m, 2H), 3.40-3.32 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.49 (s, 3H), 1.28-1.20 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【1900】
実施例51
N−[6−シクロプロピル−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1901】
【化577】
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【1902】
4−(4−クロロ−6−シクロプロピルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1903】
【化578】
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【1904】
4−(6−ブロモ−4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(1.0g,2.3ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)のトルエン(150mL)溶液へシクロプロピルボロン酸(200mg,2.3ミリモル)、酢酸パラジウム(52mg,0.23ミリモル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(143mg,0.23ミリモル)、及び炭酸カリウム(320mg,2.3ミリモル)をアルゴン保護下に加えた。90℃で16時間加熱した後で、この反応混合物を真空で濃縮した。残渣をジクロロメタン(100mL)に溶かして、この溶液を水(50mLx3)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中16%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、300mgの所望生成物を得た(収率は、33%であった)。
【1905】
N−[6−シクロプロピル−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1906】
【化579】
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【1907】
4−(4−クロロ−6−シクロプロピルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(300mg,0.75ミリモル)及びプロパン−1,3−ジアミン(700mg,7.5ミリモル)の混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を分取用HPLCによって精製して、所望生成物のトリフルオロ酢酸塩を得た。このトリフルオロ酢酸塩をSPEカラムに通してメタノールでフラッシュ精製した。溶出液を真空で濃縮して凍結乾燥によって乾燥させて、119.4mgの所望生成物を得た(収率は、36%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.67-7.69 (m, 2H), 7.55 (t, J= 7.6 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 4.48 (brs, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.59 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.08 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 2.12-2.07 (m, 2H), 2.05-1.98 (m, 1H), 1.03 (dd, J= 2.0 Hz, 8.4 Hz, 2H), 0.78-0.76 (m, 2H)。
【1908】
実施例52
4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボニトリル
【1909】
【化580】
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【1910】
4−(4−クロロ−6−エチニルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1911】
【化581】
[この文献は図面を表示できません]
【1912】
N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中の4−(6−ブロモ−4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(880mg,2ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の脱気溶液へシアン化亜鉛(280mg,2.4ミリモル)とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(232mg,0.2ミリモル)をアルゴン下に加えた。2時間還流させた後で、この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を酢酸エチル(100mL)と水(100mL)に分配した。1時間激しく撹拌した後で、分離した水層を酢酸エチル(100mLx2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、0.6gの粗生成物を得た。
【1913】
4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボニトリル
【1914】
【化582】
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【1915】
1,4−ジオキサン(3mL)中の4−(4−クロロ−6−エチニルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(300mg,0.7ミリモル)、プロパン−1,3−ジアミン(64mg,0.8ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(65mg,0.08ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(45mg,0.08ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(307mg,3.2ミリモル)の混合物を密封した5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1.5時間加熱した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCとSPEによって精製した。SPE分離の後で、溶出液を真空で濃縮して、残渣を凍結乾燥によって乾燥させて、65.2mgの所望生成物を得た(収率は、20%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 422,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.60 (s, 1H), 8.10-8.08 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.99-7.86 (m, 3H), 7.74-7.70 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.61-7.57 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.05 (s, 2H), 5.35 (s, 2H), 4.56 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.62-3.59 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.14-3.10 (t, J = 8 Hz, 2H), 2.15-2.11 (t, J = 7.6 Hz, 2H)。
【1916】
実施例53
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エテニルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1917】
【化583】
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【1918】
4−(4−クロロ−6−エテニルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1919】
【化584】
[この文献は図面を表示できません]
【1920】
N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中の4−(6−ブロモ−4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(880mg,2ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の脱気溶液へトリブチル(ビニル)スズ(760mg,2.4ミリモル)とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(232mg,0.2ミリモル)をアルゴン下に加えた。2時間還流させた後で、この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を酢酸エチル(100mL)とフッ化カリウムの飽和水溶液(100mL)に分配した。この混合物を1時間激しく撹拌した後で、分離した水層を酢酸エチル(100mLx2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、0.4gの粗生成物を得た。
【1921】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エテニルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1922】
【化585】
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【1923】
表題化合物は、スキーム22において4−(4−クロロ−6−エテニルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドとプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例52と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.12 (s, 1H), 8.05-8.02 (q, J = 8 Hz, 1H), 7.89-7.81 (m, 2H), 7.77-7.70 (m, 2H), 7.56-7.54 (t, J= 4.4 Hz, 1H), 6.80-6.74 (m, 1H), 5.95-5.90 (m, 2H), 5.36-5.30 (m, 3H), 4.51 (s, 2H), 3.71 (s, 2H), 3.61-3.60 (t, J= 3.2 Hz, 2H), 3.11-3.10 (t, J= 5.2 Hz, 2H), 2.13-2.11 (t, J= 5.6 Hz, 2H)。
【1924】
実施例54
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチニルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1925】
【化586】
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【1926】
4−(4−クロロ−6−エチニルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【1927】
【化587】
[この文献は図面を表示できません]
【1928】
N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中の4−(6−ブロモ−4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(880mg,2ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の脱気溶液へトリブチル(エチニル)スズ(760mg,2.4ミリモル)とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(232mg,0.2ミリモル)をアルゴン下に加えた。2時間還流させた後で、この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を酢酸エチル(100mL)とフッ化カリウムの飽和水溶液(100mL)の混合物に分配した。この混合物を1時間激しく撹拌した後で、分離した水層を酢酸エチル(100mLx2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、0.45gの粗生成物を得た。
【1929】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチニルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1930】
【化588】
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【1931】
表題化合物は、スキーム22において4−(4−クロロ−6−エチニルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドとプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例52と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 421,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.25 (s, 1H), 8.01-7.99 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.94-7.92 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.87-7.85 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.82-7.79 (m, 1H), 7.65-7.61 (m, 1H), 7.50-7.47 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 3.65-3.60 (m, 6H), 2.70 (s, 3H), 2.14-2.11 (t, J= 5.2 Hz, 2H)。
【1932】
実施例55−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1933】
【化589】
[この文献は図面を表示できません]
【1934】
N−(3−アミノオキセタン−3−イルメチル)−2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【1935】
【化590】
[この文献は図面を表示できません]
【1936】
2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(645mg,3ミリモル)及び3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン(340mg,3.3ミリモル)のメタノール(15mL)溶液を室温で一晩撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮した後で、残渣をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、所望生成物を得た。
【1937】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1938】
【化591】
[この文献は図面を表示できません]
【1939】
n−ブタノール(10mL)中のN−(3−アミノオキセタン−3−イルメチル)−2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−アミン(140mg,0.5ミリモル)及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(270mg,1.5ミリモル)の混合物を160℃で30分間加熱した。生じる混合物を真空で濃縮した後で、残渣を分取用HPLCによって精製して、純生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01 (s, 1H), 7.83-7.79 (m, 2H), 7.66-7.52 (m, 4H), 5.45-5.41 (d, 1H), 5.10 (brs, 1H), 4.80-4.72 (m, 6H), 4.39 (s, 2H), 3.51 (s, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【1940】
実施例55−2
N−{[3−(ベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1941】
【化592】
[この文献は図面を表示できません]
【1942】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、3−(アミノメチル)−N−ベンジルオキセタン−3−アミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例55−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 514,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06 (s, 1H), 7.81-7.77 (m, 2H), 7.66-7.56 (m, 4H), 7.47-7.45 (m, 2H), 7.31-7.29 (m, 3H), 5.45-5.35 (d, 1H), 5.10 (brs, 1H), 4.82-4.80 (m, 6H), 4.71-4.69 (m, 2H), 4.16 (s, 2H), 3.51 (m, 2H), 2.46 (s, 3H)。
【1943】
実施例55−3
2−フルオロ−N−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1944】
【化593】
[この文献は図面を表示できません]
【1945】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、2−フルオロプロパン−1,3−ジアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例55−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 414,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.70-7.20 (m, 6H), 5.56 (m, 1H), 4.85-4.55 (m, 3H), 4.48-4.32 (brs, 1H), 3.91-3.71 (brs, 2H), 3.40-3.11 (m, 2H), 2.93-2.72 (m, 2H), 2.24 (s, 3H), 1.68 (s, 2H)。
【1946】
実施例55−4
N−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1947】
【化594】
[この文献は図面を表示できません]
【1948】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例55−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 416,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96 (s, 1H), 7.80-7.68 (m, 1H), 7.60-7.58 (m, 2H), 7.51-7.49 (m, 1H), 7.30-7.27 (t, 1H), 7.24-7.20 (t, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.37-4.31 (m, 4H), 3.51-3.49 (m, 4H), 3.14 (s, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【1949】
実施例56−1
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【1950】
【化595】
[この文献は図面を表示できません]
【1951】
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【1952】
【化596】
[この文献は図面を表示できません]
【1953】
ジクロロメタン(15mL)中のオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン(1.16g,10.0ミリモル)及びトリエチルアミン(1.4mL,10モル)の混合物へ2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(500mg,2.36ミリモル)のジクロロメタン(5mL)溶液を滴下した。室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を水(50mL)で希釈してジクロロメタンで抽出した。この有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、300mgの所望生成物を白色の固形物として得た。
【1954】
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【1955】
【化597】
[この文献は図面を表示できません]
【1956】
表題化合物は、スキーム23においてN−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−アミンと2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,2−ジオキシドを使用することによって、実施例55−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 454,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.62 (td, J = 7.58, 1.26 Hz, 1H), 7.50-7.37 (m, 2H), 7.37-7.30 (m, 1H), 5.21 (brs, 2H), 4.66 (d, J = 6.06 Hz, 2H), 4.57 (d, J = 6.06 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 6.32 Hz, 2H), 4.06 (s, 2H), 3.53 (t, J = 5.05 Hz, 2H), 3.05 (s, 2H), 2.40 (s, 3H)。
【1957】
実施例56−2
2,2−ジフルオロ−N−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1958】
【化598】
[この文献は図面を表示できません]
【1959】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例56−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 432,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (s, 1H), 7.82-7.80 (d, 1H), 7.74-7.69 (m, 2H), 7.63-7.53 (m, 3H), 5.40 (d, 1H), 5.10 (m, 1H), 4.75 (m, 1H), 4.60-4.33 (m, 3H), 3.63 (m, 4H), 2.45 (s, 3H)。
【1960】
実施例56−3
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1961】
【化599】
[この文献は図面を表示できません]
【1962】
表題化合物は、スキーム23において2,4,6−トリクロロキナゾリン、オキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例56−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 474,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (d, J = 6.82 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.66-7.59 (m, 1H), 7.52-7.42 (m, 2H), 7.42-7.36 (m, 1H), 5.21 (brs, 2H), 4.69-4.56 (m, 5H), 4.51 (d, J = 6.32 Hz, 2H), 4.05 (brs, 2H), 3.52 (t, J = 5.05 Hz, 2H), 3.04 (s, 2H)。
【1963】
実施例56−4
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1964】
【化600】
[この文献は図面を表示できません]
【1965】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例56−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 448,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06-8.04 (dd, J
= 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.84-7.82 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.72-7.67 (m, 2H), 7.63-7.58 (m, 1H), 7.56-7.54 (dd, J
= 1.2, 8 Hz, 1H), 5.35 (s, 2H), 4.54 (s, 2H), 4.44-4.37 (t, J =14 Hz, 2H), 3.72-3.64 (m, 4H), 2.46 (s, 3H)。
【1966】
実施例56−5
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2−フルオロプロパン−1,3−ジアミン
【1967】
【化601】
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【1968】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、2−フルオロプロパン−1,3−ジアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例56−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 430,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06-8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.81-7.79 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.69-7.65 (t, J = 8 Hz, 2H), 7.60-7.53 (m, 2H), 5.32 (s, 2H), 5.17-5.03 (d, J = 28 Hz, 1H), 4.52 (s, 2H), 4.20-3.92 (m, 2H), 3.67 (s, 2H), 3.47-3.36 (m, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【1969】
実施例56−6
N−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【1970】
【化602】
[この文献は図面を表示できません]
【1971】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、プロパン−1,3−ジアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例56−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 396,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.92 (s, 1H), 7.81-7.79 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.74-7.72 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.64-7.50 (m, 4H), 5.43-5.39 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 5.12-5.05 (m, 1H), 4.81-4.72 (m, 1H), 4.53-4.46 (m, 2H), 3.84-3.82 (m, 2H), 3.52-3.48 (m, 2H), 3.31-3.29 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.17-2.11 (m, 2H)。
【1972】
実施例57−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1973】
【化603】
[この文献は図面を表示できません]
【1974】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−クロロキナゾリン−4−アミン
【1975】
【化604】
[この文献は図面を表示できません]
【1976】
2,4−ジクロロキナゾリン(1.0g,5.024ミリモル)のメタノール(15mL)溶液へ3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン(855mg,60%,5.024ミリモル)とトリエチルアミン(101mg,1.005ミリモル)を加えた。室温で一晩撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.2gの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、92%であった)。
【1977】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1978】
【化605】
[この文献は図面を表示できません]
【1979】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−クロロキナゾリン−4−アミン(200mg,0.756ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液へ2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(125mg,0.756ミリモル)とトリエチルアミン(230mg,2.268ミリモル)を加えた。マイクロ波照射下に130℃で4時間加熱した後で、この反応混合物を水へ注いで酢酸エチルで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、42mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、14%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 394,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.75-7.73 (t, J = 6.4, 1.2 Hz, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.52-7.47 (m, 2H), 7.43-7.41 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 7.24-7.20 (m, 1H), 7.15-7.08 (m, 2H), 5.06 (s, 2H), 4.69-4.67 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 4.55-4.53 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.42 (s, 2H), 4.09 (s, 2H), 2.97-2.95 (t, J= 4.8, 4.4 Hz, 2H)。
【1980】
実施例57−2
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1981】
【化606】
[この文献は図面を表示できません]
【1982】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロキナゾリン、3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例57−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 410,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.91-7.90 (t, J = 7.2, 0.8 Hz, 1H), 7.81-7.74 (m, 2H), 7.58-7.54 (m, 1H), 7.51-7.43 (m, 3H), 7.16-7.12 (m, 1H), 5.32-5.28 (d, J = 15.2 Hz, 2H), 4.68-4.53 (m, 6H), 4.10 (s, 2H), 3.37-3.34 (m, 2H)。
【1983】
実施例57−3
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1984】
【化607】
[この文献は図面を表示できません]
【1985】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロキナゾリン、3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例57−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98-7.93 (m, 1H), 7.91-7.88 (m, 2H), 7.64-7.60 (m, 1H), 7.57-7.51 (m, 1H), 7.48-7.41 (m, 2H), 7.15-7.11 (m, 1H), 5.24 (s, 2H), 4.67-4.54 (m, 6H), 4.09 (s, 2H), 3.55-3.50 (m, 2H)。
【1986】
実施例57−4
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1987】
【化608】
[この文献は図面を表示できません]
【1988】
表題化合物は、スキーム23において2,4,6−トリクロロキナゾリン、3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例57−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.18 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.51-7.44 (m, 2H), 7.27-7.21 (m, 2H), 7.16-7.12 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 4.93 (s, 2H), 4.50-4.35 (m, 5H), 3.97-3.80 (m, 2H), 2.96-2.87 (m, 2H), 2.69-2.67 (m, 1H), 2.35-2.33 (m, 1H), 2.10 (s, 2H)。
【1989】
実施例57−5
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1990】
【化609】
[この文献は図面を表示できません]
【1991】
表題化合物は、スキーム23において2,4,6−トリクロロキナゾリン、3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例57−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 444,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.57 (s, 1H), 8.01-7.73 (m, 2H), 7.52-7.40 (m, 4H), 5.31-5.28 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.66-4.53 (m, 6H), 4.08 (s, 2H), 3.51-3.50 (m, 2H), 1.36-1.31 (m, 1H)。
【1992】
実施例57−6
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【1993】
【化610】
[この文献は図面を表示できません]
【1994】
表題化合物は、スキーム23において2,4,6−トリクロロキナゾリン、3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例57−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 460,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00-7.98 (t, J = 2.0, 4.8 Hz, 2H), 7.91-7.89 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.64-7.60 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.51-7.44 (m, 2H), 7.40-7.38 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 5.22 (s, 2H), 4.65-4.62 (t, J = 6.4, 5.6 Hz, 4H), 4.56-4.54 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.08 (s, 2H), 3.54-3.51 (t, J= 5.2, 4.8 Hz, 2H)。
【1995】
実施例57−7
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノ}エタノール
【1996】
【化611】
[この文献は図面を表示できません]
【1997】
表題化合物は、スキーム23において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、2−アミノエタノール、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例57−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 410,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.63-7.59 (m, 2H), 7.44 (td, J = 0.8, 7.6 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.58 (brs, 2H), 3.82-3.78 (m, 4H), 3.53 (t, J= 5.2 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H)。
【1998】
実施例58
2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【1999】
【化612】
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【2000】
2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2001】
【化613】
[この文献は図面を表示できません]
【2002】
2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(500mg,2.348ミリモル)とアンモニアのテトラヒドロフラン溶液(20mL,3.0M)の混合物を氷浴において2時間撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮して、454mgの粗生成物を白色の固形物として得た。
【2003】
2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2004】
【化614】
[この文献は図面を表示できません]
【2005】
2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−アミン(454mg,2.345ミリモル)のn−ブタノール(5mL)溶液へ2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(388mg,2.345ミリモル)を加えた。マイクロ波照射下に150℃で1.5時間加熱した後で、この反応混合物を濾過して、回収した固形物をエーテルで洗浄して、756mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 323,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.92 (s, 1H), 7.83-7.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.62-7.60 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.53-7.49 (m, 2H), 7.29-7.25 (m, 1H), 7.22-7.19 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.25 (s, 2H), 2.98 (s, 2H), 2.35 (s, 3H)。
【2006】
実施例59
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2007】
【化615】
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【2008】
氷浴において0℃未満に冷やした、オキソン(670mg,1.117ミリモル)の水(2.5mL)溶液へ2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン(300mg,0.930ミリモル)のメタノール(15mL)及びテトラヒドロフラン(3mL)溶液を滴下した。生じる混合物を0℃未満で2時間撹拌した。生成した沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄して真空で乾燥させて、所望生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 355,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.91-7.86 (m, 2H), 7.77 (s, 1H), 7.64-7.60 (t, J = 16.0 Hz, 1H), 7.51-7.48 (m, 2H), 7.37-7.35 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 5.06 (s, 2H), 4.37 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 2.31 (s, 3H)。
【2009】
実施例60
N
〜1
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【2010】
【化616】
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【2011】
N
〜1
〜−(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【2012】
【化617】
[この文献は図面を表示できません]
【2013】
2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(500mg,2.35ミリモル)及び2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(365μL,3.52ミリモル)のメタノール(10mL)溶液を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈して30分間撹拌した。生成した固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、500mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、80.6%であった)。
【2014】
N
〜1
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【2015】
【化618】
[この文献は図面を表示できません]
【2016】
n−ブタノール(3mL)中のN
〜1
〜−(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(300mg,1.14ミリモル)及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(226mg,1.25ミリモル)の混合物をマイクロ波において160℃で2時間加熱した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜10%メタノールで溶出させる)によって精製して、300mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、67%であった)。
【2017】
N
〜1
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【2018】
【化619】
[この文献は図面を表示できません]
【2019】
ジクロロメタン(15mL)中のN
〜1
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(240mg,0.61ミリモル)の撹拌溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(263mg,1.53ミリモル)を0℃で加えた。0℃で20分間撹拌した後で、この反応混合物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液と塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、100mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、38.6%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.86 (d, J= 1.8 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.60 (t, J= 2.7 Hz, 1H), 7.47-7.40 (m, J= 6.9 Hz, 2H), 7.36-7.33 (m, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.58 (brs, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.52 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.30 (s, 6H)。
【2020】
実施例61−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2021】
【化620】
[この文献は図面を表示できません]
【2022】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2023】
【化621】
[この文献は図面を表示できません]
【2024】
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)−[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イルメチル]−アミン(2g,4.4ミリモル、実施例55−1中のN−(3−アミノオキセタン−3−イルメチル)−2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−アミンと同様に製造する)、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(720mg,4.4ミリモル)、トリエチルアミン(1.2mL,8.6ミリモル)の混合物を30mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて撹拌しながら150℃で2時間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.7gの生成物を白色の固形物として得た。
【2025】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2026】
【化622】
[この文献は図面を表示できません]
【2027】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン(1.7g,2.89ミリモル)のジクロロメタン(30mL)溶液へ3−クロロ過安息香酸(75%,1.33g,5.8ミリモル)を0℃で加えた。生じる混合物を、温度を室温へゆっくり上昇させながら、1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液、亜硫酸ナトリウムの飽和水溶液、及び塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.4gの生成物を白色の固形物として得た。
【2028】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2029】
【化623】
[この文献は図面を表示できません]
【2030】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン(1.4g,2.26ミリモル)のメタノール溶液へ水酸化パラジウム(20%担持カーボン、200mg)を加えた。水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を濾過した。濾液を真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、300mgの生成物を灰白色のフォームとして得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 440,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.58 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.44-7.34 (m, 3H), 5.21 (s, 2H), 4.66 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.60 (br.s, 2H), 4.56 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.10 (s, 2H), 3.52 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H)。
【2031】
実施例61−2
N−[(1−アミノシクロブチル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2032】
【化624】
[この文献は図面を表示できません]
【2033】
N−[(1−ベンジルアミノ−シクロブチル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2034】
【化625】
[この文献は図面を表示できません]
【2035】
表題化合物は、スキーム24において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、1−(アミノメチル)−N−ジベンジルシクロブタンアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンを使用することによって、実施例61−1中のN−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミンと同様に製造した。
【2036】
N−[(1−アミノシクロブチル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)yl)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2037】
【化626】
[この文献は図面を表示できません]
【2038】
メタノール(20mL)中のN−[(1−ベンジルアミノ−シクロブチル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン(220mg,0.417ミリモル)、10%の水酸化パラジウム担持カーボン(30mg)、及びトリフルオロ酢酸(160μL)の混合物を水素雰囲気下に室温で24時間撹拌した。生じる混合物を濾過して、濾液をアンモニアのメタノール溶液(7M)の添加によってpH8〜9へ調整して、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、105mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.60 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.47-7.32 (m, 3H), 5.33 (s, 2H), 4.58 (brs, 2H), 3.84 (s, 2H), 3.53 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.41 (s, 3H), 2.21 (m, 2H), 2.04-1.97 (m, 2H), 1.91-1.82 (m, 2H)。
【2039】
実施例62−1
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2040】
【化627】
[この文献は図面を表示できません]
【2041】
2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4(3H)−オン
【2042】
【化628】
[この文献は図面を表示できません]
【2043】
2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(2.13g,10ミリモル)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液へ水酸化ナトリウム(2N,20mL)を加えた。室温で4時間撹拌した後で、この反応混合物を冷却して、酢酸でpH5へ酸性化した。生成した固形物を濾過によって回収し、水で洗浄して真空で乾燥させて、1.7gの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、87.6%であった)。
【2044】
6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4(3H)−オン
【2045】
【化629】
[この文献は図面を表示できません]
【2046】
トルエン(200mL)中の2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4(3H)−オン(15g,77.3ミリモル)及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(16.8g,103ミリモル)の撹拌溶液へトリエチルアミン(16.1mL,116ミリモル)を加えた。一晩還流させた後で、この反応混合物を室温へ冷やした。生成した固形物を濾過によって回収し、エタノール(50mL)と酢酸エチル(100mL)で洗浄してから真空で乾燥させて、21.0gの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、80%であった)。
【2047】
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2048】
【化630】
[この文献は図面を表示できません]
【2049】
6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4(3H)−オン(10g,29.5ミリモル)及びベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム・ヘキサフルオロリン酸塩(16.9g,38.3ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(140mL)溶液へ1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(6.7g,44.2ミリモル)を室温で加えた。10分間撹拌した後で、(3−アミノメチル−オキセタン−3−イル)−メチルアミン(5.1g,44.2ミリモル)を加えた。この混合物を室温で4時間撹拌して、水(150mL)で希釈した。分離した水層を酢酸エチル(100mLx6)で抽出した。この有機層を合わせて塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、9.0gの不純な生成物を得た(純度は90%であった)。この不純な生成物を分取用HPLCによって精製して、6.0gの所望生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02 (s, 1H), 7.82-7.79 (m, 2H), 7.64 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.60-7.57 (m, 3H), 5.44 (d, 1H), 5.13 (brs, 1H), 4.77 (brs, 1H), 4.66-4.59 (m, 4H), 4.51 (brs, 1H), 4.24 (s, 2H), 3.55 (brs, 2H), 3.44 (s, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【2050】
実施例62−2と実施例62−3
(−)−N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キナゾリン−4−アミンと(+)−N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キナゾリン−4−アミン
【2051】
【化631】
[この文献は図面を表示できません]
【2052】
実施例62−1のキラル分離(カラム:IA;流速:15mL/分;勾配:0.4%トリエチルアミン含有エタノール中50%ヘキサン)によって、(−)−N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キナゾリン−4−アミン:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438 と(+)−N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチル−2−[1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル]キナゾリン−4−アミン:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438 を得た。
【2053】
実施例62−4と実施例62−5
N
〜4
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2−フルオロブタン−1,4−ジアミンとN
〜1
〜−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2−フルオロブタン−1,4−ジアミン
【2054】
【化632】
[この文献は図面を表示できません]
【2055】
表題化合物は、スキーム23において2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4(3H)−オン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド、及び2−フルオロブタン−1,4−ジアミンを使用することによって、実施例62−1と同様に製造した。8.65mgの化合物Aと3.54mgの化合物Bを入手した。
【2056】
A:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 444,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03-7.90 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.50-7.40 (t, 1H), 7.40-7.30 (m, 3H), 7.15 (s, 1H), 5.95 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.75-4.50 (d, J = 52 Hz, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.40 (s, 2H), 2.97-2.87 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 1.90 (s, 2H)。
【2057】
B:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 444,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.03-7.90 (d, J = 4 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.45-7.35 (t, 1H), 7.33-7.25 (m, 3H), 6.10 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.90-4.50 (m, 3H), 4.00-3.65 (m, 2H), 3.40 (s, 2H), 2.95-2.70 (m, 2H), 2.30 (s, 3H), 2.11-1.65 (m, 2H)。
【2058】
実施例62−6
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2059】
【化633】
[この文献は図面を表示できません]
【2060】
表題化合物は、スキーム23において2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4(3H)−オン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、及びオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例62−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 422.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.66 (dd, J = 1.6, 7.2 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.44 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.34-7.29 (m, 2H), 7.18 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.63 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.45 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.34 (s, 2H), 4.02 (s, 2H), 2.98 (s, 2H), 2.90 (m, 2H), 2.36 (s, 3H)。
【2061】
実施例62−7
trans−4−フルオロ−1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【2062】
【化634】
[この文献は図面を表示できません]
【2063】
表題化合物は、スキーム23において2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4(3H)−オン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド、及びtrans−4−フルオロピロリジン−3−アミンを使用することによって、実施例62−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) 7.82 (s, 1H), 7.71 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.42 (m, 4H), 5.26 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 5.07 (d, J = 51.2 Hz, 1H), 4.78 (brs, 1H), 4.43 (m, 2H), 4.29 (m, 1H), 4.06 (t, J = 11.2 Hz, 1H), 3.86 (d, J= 12 Hz, 1H), 3.75 (m, 1H), 3.40 (m, 2H), 2.40 (s, 3H)。
【2064】
実施例63−1
N−(2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}エチル)アセトアミド
【2065】
【化635】
[この文献は図面を表示できません]
【2066】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン(39mg,0.1ミリモル、実施例9−11と同様に製造する)のジクロロメタン(5mL)溶液へ無水酢酸(12mg,0.12ミリモル)を0℃で加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌してから真空で濃縮した。残渣を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(5mL)で希釈して、ジクロロメタン(10mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、21mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、48%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.16 (s, 1H), 7.95 (d, J= 1.8 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.62 (t, J = 3.6 Hz, 2H), 7.46 (t, J = 3.8 Hz, 1H), 7.31 (d, J= 2.1 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.20 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.43 (brs, 2H), 3.62 (s, 2H), 3.32 (m, 4H), 2.34 (s, 3H), 1.89 (s, 3H)。
【2067】
実施例63−2
N−{[3−({[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}メチル)オキセタン−3−イル]メチル}アセトアミド
【2068】
【化636】
[この文献は図面を表示できません]
【2069】
表題化合物は、スキーム25においてN−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(実施例3−50と同様に製造する)と無水酢酸を使用することによって、実施例63−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 495,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.89 (d, J= 7.2 Hz, 1H), 7.66 (t, 2H), 7.46 (t, 2H), 7.32-7.30 (m, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.17 (s, 2H), 4.56-4.51 (m, 6H), 3.67 (d, 4H), 3.60 (t, J = 9.6 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.06 (s, 3H)。
【2070】
実施例63−3
N−(3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロピル)アセトアミド
【2071】
【化637】
[この文献は図面を表示できません]
【2072】
表題化合物は、スキーム25においてN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン(実施例9−3と同様に製造する)と無水酢酸を使用することによって、実施例63−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00-7.97 (m, 1H), 7.81 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.76-7.64 (m, 2H), 7.46-7.42 (m, 2H), 7.30-7.28 (m, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.54 (brs, 2H), 3.58 (t, 2H), 3.36 (m, 4H), 2.42 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.94-1.87 (m, 2H)。
【2073】
実施例63−4
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アセトアミド
【2074】
【化638】
[この文献は図面を表示できません]
【2075】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン(50mg,0.14ミリモル、実施例59と同様に製造する)及び無水酢酸(2mL)の混合物を窒素下に撹拌しながら110℃で2時間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、炭酸ナトリウムの飽和水溶液と塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、30mgの生成物を白色の粉末として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 397,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.87 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.56 (m, 3H), 7.28 (m, 1H), 7.21 (m, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.48 (s, 2H), 2.99 (s, 2H), 2.47 (s, 6H)。
【2076】
実施例64
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン
【2077】
【化639】
[この文献は図面を表示できません]
【2078】
N−{1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}アセトアミド
【2079】
【化640】
[この文献は図面を表示できません]
【2080】
表題化合物は、スキーム26において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例2−1中のものと同様に製造する)とN−(3−メチルピロリジン−3−イル)アセトアミドを使用することによって、実施例3−1と同様に製造した。
【2081】
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン
【2082】
【化641】
[この文献は図面を表示できません]
【2083】
N−{1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}アセトアミド(102mg,0.21ミリモル)及び塩酸(2N,120mL)の混合物を撹拌しながら100℃で16時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を炭酸カリウムの飽和水溶液でpH9へ調整して、ジクロロメタン(200mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、2.6mgの生成物を得た(収率は、2.8%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.08 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.85-7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.76-7.71 (m, 2H), 7.60-7.58 (m, 2H), 5.92 (s, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.51 (s, 2H), 4.22-3.97 (m, 4H), 3.75-3.73 (d, J = 8 Hz, 2H), 2.47 (s, 3H), 3.11-3.08 (m, 2H), 2.47-2.31 (m, 2H), 1.63 (s, 3H)。
【2084】
実施例65
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(9−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2085】
【化642】
[この文献は図面を表示できません]
【2086】
メタノール(2mL)中のN−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(9−フルオロ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(20mg,0.044ミリモル、実施例1−4と同様に製造する)及びナトリウムメトキシド(24mg,0.44ミリモル)の混合物を密封した5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら100℃で20分間加熱した。生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、6mgの生成物を得た(収率は、29%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 469,
1HNMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.67 (s, 1H), 7.62-7.52 (m, 1H), 7.47 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 8.46, 1.89 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 5.99 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.63-4.49 (m, 4H), 4.31 (t, J = 5.56 Hz, 2H), 3.98-3.81 (m, 5H), 3.54 (s, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【2087】
実施例66
4−(4−{[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−7−オール1,1−ジオキシド
【2088】
【化643】
[この文献は図面を表示できません]
【2089】
ジメチルスルホキシド(2mL)中のN−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(7−メトキシ−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(20mg,0.044ミリモル、実施例1−5と同様に製造する)、水酸化カリウム(24mg,0.44ミリモル)の混合物を密封した5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら100℃で20分間加熱した。生じる混合物を分取用HPLCによって精製して、6mgの生成物を得た(収率は、30%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 455,
1HNMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.77 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.45 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 6.72 (dd, J = 8.59, 2.27 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.03 (s, 2H), 4.68 (d, J = 6.57 Hz, 2H), 4.61 (d, J = 6.57 Hz, 2H), 3.66 (s, 2H), 3.50 (brs, 2H), 3.30 (m, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【2090】
実施例67
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−2−メチルプロパン−1,2−ジオール
【2091】
【化644】
[この文献は図面を表示できません]
【2092】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(2−メチルプロプ−2−エン−1−イル)キノリン−4−アミン
【2093】
【化645】
[この文献は図面を表示できません]
【2094】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(372.0mg,1.0ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)及び2−メチルプロプ−2−エン−1−アミン(213.0mg,3.0ミリモル)の1−メチル−2−ピロリジノン(1.0mL)溶液を撹拌しながら160℃で36時間加熱した。この反応混合物を室温へ冷やし、水(10mL)で希釈して酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮して、407.0mgの生成物を淡黄色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 408。
【2095】
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−2−メチルプロパン−1,2−ジオール
【2096】
【化646】
[この文献は図面を表示できません]
【2097】
アセトン(10mL)中の2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(2−メチルプロプ−2−エン−1−イル)キノリン−4−アミン(200.0mg,0.49ミリモル)、4−メチルモルホリンN−オキシド一水和物(67.2mg,0.58ミリモル)、及び四酸化オスミウム(6.4mg,0.024ミリモル)の混合溶液を室温で1時間撹拌した。重亜硫酸ナトリウムビスを加えることによって冷ました後で、生じる混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、25.1mgの所望生成物を淡黄色の固形物として得た(収率は、11.6%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 442,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.60 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.50-7.34 (m, 2H), 7.28 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 5.13 (brs, 2H), 4.52 (brs, 2H), 3.66-3.46 (m, 4H), 3.40 (s, 2H), 3.33 (dt, J = 3.28, 1.64 Hz, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.31 (s, 3H)。
【2098】
実施例68
4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}ブタン−1,3−ジオール
【2099】
【化647】
[この文献は図面を表示できません]
【2100】
4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}−3−ヒドロキシブタン酸(50.0mg,0.11ミリモル、実施例11−3と同様に製造する)、ホウ水素化ナトリウム(100.0g,2.6ミリモル)、及びヨウ素(300.0mg,1.2ミリモル)のテトラヒドロフラン(10.0mL)溶液を室温で16時間撹拌した。この反応混合物を水(20mL)で希釈して酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、20.0mgの所望生成物を淡黄色の固形物として得た(収率は、41.2%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 442,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.81 (brs, 1H), 7.75-7.59 (m, 2H), 7.59-7.41 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 5.25 (brs, 2H), 4.53 (brs, 2H), 4.12 (brs, 1H), 3.82 (t, J = 5.94 Hz, 2H), 3.68 (brs, 2H), 3.55 (dd, J = 13.77, 4.17 Hz, 1H), 3.44 (dd, J = 13.64, 7.33 Hz, 1H), 2.45 (s, 3H), 1.97-1.73 (m, 2H)。
【2101】
実施例69−1
N−[6−メチル−2−(2−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2102】
【化648】
[この文献は図面を表示できません]
【2103】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2104】
【化649】
[この文献は図面を表示できません]
【2105】
乾燥テトラヒドロフラン(10mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(186mg,0.5ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の冷却溶液へn−ブチルリチウム(0.47mL,1.6N)をアルゴン下に−78℃で加えた。−78℃で1時間撹拌した後で、この反応混合物へヨウ化メチルの乾燥テトラヒドロフラン(5mL)溶液を−78℃で滴下した。次いで、この混合物を、温度を室温へゆっくり上昇させながら、一晩撹拌した。生じる反応混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(20mL)へ注いで、酢酸エチル(50mL)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、所望生成物を得た。
【2106】
N−[6−メチル−2−(2−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2107】
【化650】
[この文献は図面を表示できません]
【2108】
表題化合物は、スキーム30において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドとエタン1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.85 (brs, 1H), 7.70-7.60 (m, 2H), 7.52-7.40 (m, 2H), 7.30 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 5.13 (brs, 2H), 3.67-3.57 (m, 1H), 3.56-3.48 (m, 2H), 3.31-3.30 (m, 3H), 3.15-3.04 (m, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.51 (brs, 2H)。
【2109】
実施例69−2
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−6−メチル−2−(2−メチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−アミン
【2110】
【化651】
[この文献は図面を表示できません]
【2111】
表題化合物は、スキーム30において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例69−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.92 (brs, 1H), 7.66 (s, 2H), 7.52-7.41 (m, 2H), 7.30 (dd, J = 8.59, 1.77 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.18 (brs, 1H), 5.10 (brs, 1H), 4.66-4.55 (m, 4H), 3.68 (d, J = 2.02 Hz, 2H), 3.65-3.57 (m, 1H), 3.35-3.30 (m, 3H), 2.43 (s, 3H), 1.60-1.40 (brs, 2H)。
【2112】
実施例70
N−[(3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}オキセタン−3−イル)メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【2113】
【化652】
[この文献は図面を表示できません]
【2114】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(500mg,1.341ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(570mg,70%,2.01ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(99mg,0.134ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(75mg,0.134ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(258mg,2.682ミリモル)の1,4−ジオキサン(8mL)溶液を密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を水へ注いで酢酸エチルで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1〜10%メタノールで溶出させる)によって精製して、190mgの所望生成物を得た(収率は、26%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 535,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (m, 1H), 7.82 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.59 (td, J = 0.8, 7.6 Hz, 1H), 7.47-7.42 (m, 2H), 7.32 (dd, J = 1.6, 8.8 Hz, 1H), 5.70 (s, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.86 (m, 4H), 4.52 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.60 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【2115】
実施例71
N−[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2116】
【化653】
[この文献は図面を表示できません]
【2117】
N−[(3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}オキセタン−3−イル)メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(190mg,0.355ミリモル)のメタノール(15mL)溶液へ炭酸カリウムの水溶液(197mg,1.42ミリモルを2mLの水に溶かす)を加えた。室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を真空で濃縮して、メタノールを除去した。残渣を水(5mL)で希釈してジクロロメタン(15mL)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、23mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、14.8%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98-7.96 (m, 1H), 7.58-7.56 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.44-7.40 (m, 2H), 7.32-7.30 (t, 1H), 7.19 (m, 2H), 5.99 (s, 1H), 5.54 (s, 1H), 4.98-4.97 (d, J = 6.0, 4 H), 4.64-4.63 (m, 3H), 3.51 (s, 2H), 3.30 (s, 2H), 2.34 (s, 3H)。
【2118】
実施例72
2−(アミノメチル)−2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,3−ジオール
【2119】
【化654】
[この文献は図面を表示できません]
【2120】
N−[(3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}オキセタン−3−イル)メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(269mg,0.503ミリモル)とアンモニアのメタノール溶液(7M,10mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCによって精製して、58mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、25%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 457,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11-8.09 (t, J = 6.4, 1.2 Hz, 1H), 8.00-7.96 (m, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.76-7.73 (m, 2H), 7.64-7.60 (m, 2H), 6.49 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.77-3.75 (m, 6H), 2.49 (s, 3H)。
【2121】
実施例73
4−アミノ−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−2−オン
【2122】
【化655】
[この文献は図面を表示できません]
【2123】
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド(100mg,0.22ミリモル、実施例47−2の副生成物)のアセトニトリル(2mL)及び水(2mL)溶液へ(ジアセトキシヨード)ベンゼン(91mg,0.28ミリモル)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、濃塩酸(12N)で酸性化して、ジクロロメタンで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1〜10%メタノールで溶出させる)によって精製して、10mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.94-7.87 (m, 2H), 7.60 (td, J = 1.2, 7.2 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.47-7.43 (m, 2H), 7.37 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.42 (brs, 2H), 4.02 (dd, J = 2.0, 9.6 Hz, 1H), 3.87 (td, J = 3.6, 6.8 Hz, 1H), 3.62 (dd, J = 4.8, 9.6 Hz, 2H), 3.45 (dd, J = 3.2, 9.6 Hz, 1H), 3.14-3.13 (m, 1H), 2.85 (dd, J = 7.2, 16.8 Hz, 1H), 2.36 (s, 3H)。
【2124】
実施例74
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(メチルスルフィニル)エチル]キノリン−4−アミン
【2125】
【化656】
[この文献は図面を表示できません]
【2126】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(メチルスルファニル)エチル]キノリン−4−アミン
【2127】
【化657】
[この文献は図面を表示できません]
【2128】
ゴム栓で蓋をした乾燥マイクロ波合成用バイアルをアルゴンでパージして、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(2.88mg,0.005ミリモル)、1−(N,N−ジメチルアミノ)−1’−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル(5.90mg,0.015ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(134mg,1.4ミリモル)を入れた。この管をアルゴンでパージして、4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(370mg,1.0ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)及び2−(メチルチオ)エチルアミン(128mg,1.4ミリモル)の1,4−ジオキサン(2.0mL)溶液を加えた。この混合物を密封した5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトに通して濾過して、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1〜10%メタノールで溶出させる)によって精製して、341mgの所望生成物を得た(収率は、80%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428。
【2129】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(メチルスルフィニル)エチル]キノリン−4−アミン
【2130】
【化658】
[この文献は図面を表示できません]
【2131】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(メチルスルファニル)エチル]キノリン−4−アミン(300mg,0.70ミリモル)の酢酸(2mL)溶液へ過酸化水素(0.5mL)を室温で加えた。この混合物を室温で2時間撹拌した。生じる混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、所望生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 444,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.99 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.70-7.60 (m, 2H), 7.47 (td, J = 7.64, 1.14 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.34, 1.52 Hz, 1H), 6.98 (t, J = 5.56 Hz, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.09 (brs, 2H), 4.5(brs, 2H), 3.81-3.56 (m, 4H), 3.20-3.07 (m, 1H), 3.04-2.92 (m, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.35 (s, 3H)。
【2132】
実施例75
N−{2−[(2−アミノエチル)スルホニル]エチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2133】
【化659】
[この文献は図面を表示できません]
【2134】
N−{2−[(2−アミノエチル)スルファニル]エチル}−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(40mg,0.087ミリモル、4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと2−[(2−アミノエチル)スルファニル]エチルアミンを使用することによって、実施例3−1と同様に製造する)の酢酸(2mL)溶液へ過マンガン酸カリウム(15mg,0.08ミリモル)を加えた。室温で30分間撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、純生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 489,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.65 (td, J = 7.45, 1.26 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.49-7.41 (m, 2H), 7.30 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.63 (brs, 1H), 4.56 (brs, 1H), 3.91 (t, J = 6.82 Hz, 2H), 3.60 (t, J = 4.67 Hz, 2H), 3.55-3.45 (m, 2H), 3.31-3.27 (m, 2H), 3.20-3.06 (m, 2H), 2.41 (s, 3H)。
【2135】
実施例76
N−[2−(1−イミノ−1−オキシド−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−4−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2136】
【化660】
[この文献は図面を表示できません]
【2137】
N−[4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−1−オキシド−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−1−イリデン]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【2138】
【化661】
[この文献は図面を表示できません]
【2139】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(357mg,1.0ミリモル、実施例18−1中のものと同様に製造する)、トリフルオロアセトアミド(226mg,2.0ミリモル)、酸化マグネシウム(160mg,4.0ミリモル)、及び酢酸ロジウム(II)(11mg,2.5モル)のジクロロメタン(10mL)懸濁液へ(ジアセトキシヨード)ベンゼン(483mg,1.5ミリモル)を加えた。室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜33%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、234mgの純生成物を得た(収率は、50%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 468。
【2140】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−1−イミン1−オキシド
【2141】
【化662】
[この文献は図面を表示できません]
【2142】
N−[4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−1−オキシド−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−1−イリデン]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(234mg,0.50ミリモル)のメタノール(10mL)溶液へ炭酸カリウム(690mg,5.0ミリモル)を加えた。室温で30分間撹拌した後で、この反応混合物を真空で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜33%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、N−未置換スルホキシイミンを得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 372。
【2143】
N−[2−(1−イミノ−1−オキシド−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−4−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2144】
【化663】
[この文献は図面を表示できません]
【2145】
表題化合物は、スキーム35において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−1−イミン1−オキシドとエタン1,2−ジアミンを使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 396,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.91 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.58-7.52 (m, 1H), 7.44-7.37 (m, 1H), 7.30 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 8.46, 1.64 Hz, 1H), 6.63 (t, J = 5.43 Hz, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.11 (brs, 2H), 4.61 (brs, 1H), 4.10 (brs, 1H), 3.49-3.36 (m, 2H), 3.31 (q, J = 6.23 Hz, 3H), 2.86-2.76 (m, 3H), 2.34 (s, 3H)。
【2146】
実施例77
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(S−メチルスルホンイミドイル)エチル]キノリン−4−アミン
【2147】
【化664】
[この文献は図面を表示できません]
【2148】
表題化合物は、スキーム33において2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(メチルスルフィニル)エチル]キノリン−4−アミン(実施例74と同様に製造する)とトリフルオロアセトアミドを使用することによって、実施例76と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 459,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.04 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.73-7.66 (m, 2H), 7.60-7.55 (m, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.46-7.40 (m, 1H), 6.17 (s, 1H), 5.26 (brs, 2H), 4.50 (brs, 2H), 3.98 (t, J = 6.69 Hz, 2H), 3.68 (brs, 2H), 3.59 (t, J = 6.82 Hz, 2H), 3.14 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)。
【2149】
実施例78−1
trans−4−アミノ−1−[2−(1−イミノ−1−オキシド−1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−4−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【2150】
【化665】
[この文献は図面を表示できません]
【2151】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1λ〜4〜,4−ベンゾチアゼピン−1−イミン1−オキシド(100mg,0.27ミリモル)、(trans−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチル(164mg,0.81ミリモル)、及びn−ブタノール(0.2mL)の混合物を160℃で一晩撹拌した。この混合物を室温へ冷やした後で、上記の混合物へジクロロメタン(10mL)とトリフルオロ酢酸(10mL)を加えた。この混合物を、反応がTLCによるモニタリングによって完了するまでさらに撹拌してから、真空で濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶かして、この溶液を水酸化ナトリウムの水溶液(10% W/W)と塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.61 (t, J = 7.45 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.49-7.43 (m, 1H), 7.36-7.30 (m, 1H), 6.14 (s, 1H), 5.31-5.16 (m, 2H), 4.25 (brs, 1H), 4.17-4.05 (m, 1H), 4.05-3.94 (m, 1H), 3.62 (d, J = 10.61 Hz, 2H), 3.70-3.58 (m, 2H), 3.57-3.41 (m, 3H), 2.43 (s, 3H)。
【2152】
実施例78−2
trans−1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−4−フルオロピロリジン−3−アミン
【2153】
【化666】
[この文献は図面を表示できません]
【2154】
表題化合物は、スキーム7において4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと(trans−4−フルオロピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例78−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 441,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.71, 1.89 Hz, 1H), 7.91-7.75 (m, 2H), 7.62 (t, J = 7.45 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.45 (td, J = 7.58, 3.28 Hz, 1H), 7.32(d, J = 8.59 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H), 5.18 (brs, 2H), 5.06 (m, 1H), 4.53 (brs, 2H), 4.17 (m, 1H), 4.03 (dd, J = 9.98, 5.43 Hz, 1H), 3.81-3.54 (m, 4H), 3.45-3.35 (m, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【2155】
実施例79
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキサミド
【2156】
【化667】
[この文献は図面を表示できません]
【2157】
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−カルボン酸
【2158】
【化668】
[この文献は図面を表示できません]
【2159】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(500mg,1.34ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、ピロリジン−3−カルボン酸メチル(173mg,1.34ミリモル)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(346mg,2.68ミリモル)の混合物を密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら140℃で1.5時間加熱した。生じる混合物を分取用HPLCによって精製して、120mgの純生成物を得た(収率は、19.8%であった)。
【2160】
塩化1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−カルボニル
【2161】
【化669】
[この文献は図面を表示できません]
【2162】
ジクロロメタン(20mL)中の1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−カルボン酸(120mg,0.26ミリモル)の冷却溶液へ2滴のN,N−ジメチルホルムアミドに続いて塩化オキサリル(30.6μL,0.39ミリモル)を0℃で加えた。室温で16時間撹拌した後で、この反応混合物を真空で濃縮して、100mgの粗生成物を得て、これをどのさらなる精製もせずに次の工程に使用した。
【2163】
1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキサミド
【2164】
【化670】
[この文献は図面を表示できません]
【2165】
ジクロロメタン(20mL)中の塩化1−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−カルボニル(100mg,0.21ミリモル)の冷却溶液へアンモニアの飽和ジクロロメタン溶液(10mL)を0℃でゆっくり加えた。室温で16時間撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、13mgの所望生成物を得た(収率は、13.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08-8.05 (m, 2H), 7.33-7.31 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.70-7.67 (m, 2H), 7.57-7.55 (m, 2H), 5.85 (s, 1H), 5.25 (s, 2H), 4.5 (s, 2H), 4.03-3.94 (m, 4H), 3.71 (s, 2H), 3.29-3.21 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.41-2.32 (m, 1H), 2.31-2,21 (m, 1H)。
【2166】
実施例80
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(メチルスルフィニル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【2167】
【化671】
[この文献は図面を表示できません]
【2168】
4−[4−クロロ−6−(メチルスルフィニル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2169】
【化672】
[この文献は図面を表示できません]
【2170】
ジクロロメタン(70mL)中の4−[4−クロロ−6−(メチルスルファニル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(800mg,1.98ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)の冷却溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(400mg,198ミリモル、純度85%)のジクロロメタン(30mL)溶液を0℃で滴下した。0℃で20分間撹拌した後で、この反応混合物を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(100mL)、チオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液(100mLx3)、及び塩水(100x2)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮して、500mgの所望生成物を得た(収率は、60%であった)。
【2171】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−(メチルスルフィニル)キノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【2172】
【化673】
[この文献は図面を表示できません]
【2173】
4−[4−クロロ−6−(メチルスルフィニル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(300mg,0.71ミリモル)及びプロパン−1,3−ジアミン(67525mg,7.1ミリモル)の混合物を密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で1時間加熱した。この反応混合物を分取用HPLCによって精製して、所望生成物のトリフルオロ酢酸塩を得た。このトリフルオロ酢酸塩をSPEカラムに通してメタノールでフラッシュ精製した。溶出液を真空で濃縮して、凍結乾燥によって乾燥させて、256.8mgの所望生成物を得た(収率は、78%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 459,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.44 (s, 1H), 8.05-7.96 (m, 3H), 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.71 (t, J= 7.6 Hz, 1H), 7.55 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.54 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.61 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 2.82 (s, 3H), 2.16-2.09 (m, 2H)。
【2174】
実施例81
4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボキサミド
【2175】
【化674】
[この文献は図面を表示できません]
【2176】
4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボキサミド
【2177】
【化675】
[この文献は図面を表示できません]
【2178】
テトラヒドロフラン(5mL)中の4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル(400mg,1.04ミリモル、実施例1−1中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンと同様に製造する)とアンモニアの飽和メタノール溶液(30mL)の混合物を密封管において撹拌しながら120℃で16時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮して、300mgの生成物を得た(収率は、78%であった)。
【2179】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボキサミド
【2180】
【化676】
[この文献は図面を表示できません]
【2181】
ジクロロメタン(50mL)中の4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボキサミド(300mg,0.81ミリモル)の冷却溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(418mg,純度70%,1.70ミリモル)を0℃で加えた。0℃で2時間撹拌した後で、この反応混合物をチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、300mgの粗生成物を得た。
【2182】
4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボキサミド
【2183】
【化677】
[この文献は図面を表示できません]
【2184】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボキサミド(300mg,0.75ミリモル)及びプロパン−1,3−ジアミン(306mg,4.14ミリモル)の混合物を密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1時間加熱した。この反応混合物を分取用HPLCによって精製して、23.5mgの所望生成物を得た(収率は、7.2%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 440,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.70-8.69 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.18-8.15 (m, 1H), 8.10-8.08 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.88-7.84 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 7.73-7.72 (m, 1H), 7.60-7.59 (m, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.34 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.64-3.60 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 3.11-3.09 (m, 2H), 2.18-2.09 (m, 2H)。
【2185】
実施例82
1−{4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}エタノール
【2186】
【化678】
[この文献は図面を表示できません]
【2187】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルバルデヒド
【2188】
【化679】
[この文献は図面を表示できません]
【2189】
二塩化オキサリル(36.3mg,0.29ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へジメチルスルホキシド(0.1mL,0.57ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液を−78℃で滴下した。この混合物を−78℃で10分間撹拌した後で、4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−メタノール(100mg,0.26ミリモル、実施例3−23中のものと同様に製造する)のジクロロメタン(5mL)溶液を滴下した。この混合物を−78℃でさらに1時間撹拌した後で、トリエチルアミン(0.2mL,1.3ミリモル)を加えた。生じる混合物を−78℃で1時間、次いで室温でさらに1時間撹拌した。この反応物を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、70mgの生成物を得た。
【2190】
1−[4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]エタノール
【2191】
【化680】
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【2192】
テトラヒドロフラン(20mL)中の4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−6−カルバルデヒド(100mg,0.26ミリモル)の冷却溶液へ臭化メチルマグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(0.13mL,0.39ミリモル、3M)を0℃で滴下した。12℃未満の温度で20分間撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用TLCによって精製して、100mgの所望生成物を得た(収率は、96%であった)。
【2193】
1−{4−[(3−アミノプロピル)アミノ]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル}エタノール
【2194】
【化681】
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【2195】
1−[4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]エタノール(150mg,0.387ミリモル)及びプロパン−1,3−ジアミン(55mg,0.74ミリモル)の混合物を密封した0.5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で1.5時間加熱した。この反応混合物を分取用HPLCとSPEによって精製して、70.2mgの所望生成物を得た(収率は、41.2%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 441,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.05 (m, 2H), 7.86-7.80 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.78-7.75 (m, 2H), 7.72-7.62 (t, J = 1.2 Hz, 1H), 7.60-7.50 (t, J = 1.2 Hz, 1H), 5.94 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.98-4.92 (m, 1H), 4.58-4.45 (m, 2H), 3.78-3.70 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.62-3.53 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.10-3.02 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.12-2.02 (m, 2H), 1.50-1.40 (d, J = 6.4 Hz, 3H)。
【2196】
実施例83
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパンニトリル
【2197】
【化682】
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【2198】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(500mg,1.34ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、3−アミノプロピオニトリル(140mg,2.01ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(61.8mg,0.068ミリモル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(83.3mg,0.134ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(257mg,2.68ミリモル)、及びトルエン(15ml)を含有するフラスコを真空にしてから窒素(バルーン)で満たした。110℃で一晩撹拌した後で、生じる混合物を水(15mL)で希釈して酢酸エチル(15mLx4)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、380mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、70%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 407,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.02-8.00 (m, 1H), 7.90 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.69-7.63 (m, 2H), 7.51-7.45 (m, 2H), 7.34-7.31 (m, 1H), 6.10 (s, 1H), 5.19 (s, 2H), 4.55 (brs, 2H), 3.73 (t, J = 13.2 Hz, 2H), 3.63 (t, J = 10 Hz, 2H), 2.85 (t, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【2199】
実施例84
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−[2−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル]キノリン−4−アミン
【2200】
【化683】
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【2201】
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパンニトリル(100mg,0.25ミリモル)、アジ化ナトリウム(48mg,0.98ミリモル)、ジメチルホルムアミド(2ml)、及び塩化アンモニウム(52.6mg,0.98ミリモル)の混合物を油浴におい80℃で一晩加熱した。生じる混合物を水で希釈してジクロロメタン(10mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、20mgの所望生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 450,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06 (m, 1H), 7.92 (t, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.58-7.52 (m, 3H), 5.89 (s, 1H), 5.27 (s, 2H), 4.52 (brs, 2H), 3.86 (t, 2H), 3.72 (t, 2H), 3.33 (t, 2H), 2.47 (s, 3H)。
【2202】
実施例85
N
〜4
〜−(2−アミノエチル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4,6−ジアミン
【2203】
【化684】
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【2204】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−ニトロキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン(50mg,0.11ミリモル、実施例9−11におけるN−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミンと同様に製造する)のメタノール(20mL)溶液へ塩化スズ(II)(102.8mg,0.55ミリモル)を加えた。一晩還流させた後で、生じる混合物を室温へ冷やし、ジクロロメタンで希釈し、塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、11mgの所望生成物を得た(収率は、25%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 398,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.95 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.60 (t, J = 7.45 Hz, 1H), 7.47-7.37 (m, 1H), 7.35 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 7.06-6.95 (m, 2H), 6.00 (s, 1H), 5.10 (s, 2H), 3.56 (brs, 2H), 3.41 (t, J = 6.44 Hz, 2H), 2.96 (t, J = 6.44 Hz, 2H), 1.29 (brs, 2H)。
【2205】
実施例86
5−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−オキサ−5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6−オン
【2206】
【化685】
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【2207】
トルエン(10mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(372mg,1.0ミリモル、実施例17−1中のものと同様に製造する)、[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]カルバミン酸tert−ブチル(202mg,1.0ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(91mg,0.10ミリモル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(62mg,0.10ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(192mg,2.0ミリモル)の混合物を110℃で一晩加熱した。生じる混合物を水(20mL)で希釈してジクロロメタン(20mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、15mgの表題化合物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 465,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.15 (s, 1H), 7.98-7.96 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.90-7.87 (m, 1H), 7.68-7.64 (m, 1H), 7.53-7.46 (m, 2H), 7.37-7.34 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.80-4.74 (m, 4H), 4.44 (s, 2H), 4.27 (s, 2H), 3.66-3.64 (t, J= 4.8, 4,4 Hz, 2H), 2.36 (s, 3H)。
【2208】
実施例87−1
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【2209】
【化686】
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【2210】
2−クロロ−N−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2211】
【化687】
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【2212】
2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(300.0mg,1.4ミリモル)、トリエチルアミン(0.5mL)、及び2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタンアミン(0.2mL,1.5ミリモル)のメタノール(2.0mL)溶液を室温で16時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮して、431mgの粗生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 308。
【2213】
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【2214】
【化688】
[この文献は図面を表示できません]
【2215】
2−クロロ−N−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−6−メチルキナゾリン−4−アミン(431.2mg,1.4ミリモル)及びトリエチルアミン(0.8mL)、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(296.1mg,1.5ミリモル)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(1.0mL)溶液を160℃で4時間撹拌した。室温へ冷やした後で、この反応混合物をメタノール(2.0mL)に溶かした。上記の混合物へ濃塩酸(0.5mL)を加えて、生じる混合物を室温で1時間撹拌してから、酢酸エチル(100mL)で抽出した。この有機層を塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、59.2mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、10%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 429,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (dd, J = 7.83, 1.01 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.66-7.55 (m, 2H), 7.50-7.35 (m, 2H), 7.35-7.28 (m, 1H), 5.21 (brs, 2H), 4.56 (brs, 2H), 4.05-3.95 (m, 1H), 3.86 (dd, J = 13.26, 4.42 Hz, 1H), 3.73-3.56 (m, 3H), 3.53 (t, J = 5.05 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H)。
【2216】
実施例87−2
3−[6−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル))−キナゾリン−4−イルアミノ]−プロパン−1,2−ジオール
【2217】
【化689】
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【2218】
表題化合物は、スキーム41において2,4,6−トリクロロキナゾリン、2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタンアミン、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドを使用することによって、実施例87−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 449,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.95-7.84 (m, 2H), 7.62 (t, J = 7.33 Hz, 1H), 7.53-7.41 (m, 2H), 7.37 (d, J = 8.84 Hz, 1H), 5.21 (brs, 2H), 4.61 (brs, 2H), 4.01 (brs, 1H), 3.85 (brs, 1H), 3.65 (brs, 3H), 3.52 (t, J = 4.67 Hz, 3H)。
【2219】
実施例88−1
N−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2220】
【化690】
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【2221】
{2−[(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)アミノ]エチル}カルバミン酸tert−ブチル
【2222】
【化691】
[この文献は図面を表示できません]
【2223】
2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(700mg,3.29ミリモル)、N−(2−アミノエチル)カルバミン酸tert−ブチル(2.6g,16.4ミリモル)、及びメタノール(35mL)の混合物を室温で1時間撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮して残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.0gの生成物を白色の固形物として得た(収率は、91%であった)。
【2224】
{2−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチル
【2225】
【化692】
[この文献は図面を表示できません]
【2226】
{2−[(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)アミノ]エチル}カルバミン酸tert−ブチル(460mg,1.366ミリモル)のn−ブタノール(6mL)溶液へ2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(248mg,1.50ミリモル)とトリエチルアミン(276mg,2.732ミリモル)を加えた。この混合物を密封管において撹拌しながら100℃で4時間加熱してから、真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、350mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、55%であった)。
【2227】
N−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2228】
【化693】
[この文献は図面を表示できません]
【2229】
ジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸の冷却溶液(2mL,V/V=1/4)へ{2−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチル(120mg,0.258ミリモル)を氷浴において加えた。この混合物の温度をそのまま室温へ上昇させながら、この混合物を3時間撹拌して、次いで真空で濃縮した。残渣を水(10mL)に溶かして、ジクロロメタン(10mL)で洗浄した。水層を炭酸ナトリウムの飽和水溶液でpH10へ調整して、酢酸エチル(20mLx2)で抽出した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、68mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、72%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 366,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.67-7.64 (t, J = 12.0 Hz, 2H), 7.49-7.47 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.38-7.30 (m, 2H), 7.23-7.19 (dd, J = 8.4, 7.6 Hz, 2H), 7.13-7.09 (dd, J = 8.8 Hz, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.38 (s, 2H), 3.75-3.72 (m, 2H), 2.98-2.92 (m, 4H), 2.39 (s, 3H)。
【2230】
実施例88−2
(1−アミノ−シクロプロピルメチル)−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−キノリン−4−イル]−アミン
【2231】
【化694】
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【2232】
表題化合物は、スキーム42において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル、及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシドを使用することによって、実施例88−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 408,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.766-7.748 (d, J = 7.2 Hz, 1H),7.632 (s, 1H), 7.410-7.328 (m, 5H), 5.936 (s, 1H), 5.333-5.295 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.924 (m, 2H), 4.400 (s, 1H), 3.644 (s, 2H), 3.332 (s, 2H), 2.398 (s, 3H), 0.740-0.678 (m, 4H)。
【2233】
実施例89
N−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2234】
【化695】
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【2235】
{2−[2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチル
【2236】
【化696】
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【2237】
氷浴において0℃未満に冷やしたオキソン(120mg,0.200ミリモル)の水(0.7mL)溶液へ{2−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチル(155mg,0.333ミリモル)のメタノール(3mL)溶液を滴下した。この混合物を0℃未満で約20分間撹拌した。生成した沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄してフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、124mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、77%であった)。
【2238】
N−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2239】
【化697】
[この文献は図面を表示できません]
【2240】
表題化合物は、スキーム42において{2−[2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例88−1と同様に製造した(150mg,収率は、86%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 382,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.74-7.72 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 7.66-7.62 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 7.49-7.44 (m, 2H), 7.42-7.40 (m, 1H), 7.38-7.33 (m, 1H), 5.29-5.25 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.81-4.70 (m, 1H), 4.58-4.51 (m, 1H), 3.79-3.70 (m, 2H), 3.53-3.34 (m, 4H), 3.03-3.00 (m, 2H), 2.40 (s, 3H)。
【2241】
実施例90
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2242】
【化698】
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【2243】
{2−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチル
【2244】
【化699】
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【2245】
{2−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチル(190mg,0.408ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へ3−クロロ過安息香酸(228.6mg,1.02ミリモル)のジクロロメタン(6mL)溶液を氷浴において滴下した。この混合物を氷浴において2時間撹拌した後で、この反応物をチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液の添加によって冷ました。分離した有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液と塩水によって洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜40%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、170mgの生成物を得た。
【2246】
N−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2247】
【化700】
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【2248】
表題化合物は、スキーム42において{2−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノエチル}カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例88−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 398,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.98 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.61 (dd, J = 6.8, 7.6 Hz, 1H), 7.44 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.58 (brs, 2H), 3.73 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.54-3.48 (m, 2H), 2.97 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H)。
【2249】
実施例91
N−[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2250】
【化701】
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【2251】
2,2,2−トリフルオロ−N−[(3−{[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]アミノ}オキセタン−3−イル)メチル]アセトアミド
【2252】
【化702】
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【2253】
表題化合物は、スキーム23において2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4(3H)−オン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド、及びN−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミドを使用することによって、実施例62−1と同様に淡白色の固形物として製造した(収率は、80%であった)。
【2254】
N−[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2255】
【化703】
[この文献は図面を表示できません]
【2256】
エタノール(5mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−[(3−{[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]アミノ}オキセタン−3−イル)メチル]アセトアミド(70mg,0.135ミリモル)の撹拌溶液へ水酸化ナトリウムの水溶液(5N,1mL)を加えた。室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を水(15mL)で希釈してジクロロメタン(15mLx3)で抽出した。この有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、7mgの所望生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.97 (s, 1H), 7.83-7.78 (m, 2H), 7.71-7.68 (m, 1H), 7.61-7.54 (m, 3H), 5.45 (d, 1H), 5.15 (brs, 1H), 4.81-4.74 (m, 5H), 4.51 (brs, 3H), 3.54 (brs, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【2257】
実施例92−1
N−(trans−4−フルオロピロリジン−3−イル)−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2258】
【化704】
[この文献は図面を表示できません]
【2259】
trans−3−フルオロ−4−{[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]アミノ}ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル
【2260】
【化705】
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【2261】
6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4(3H)−オン(600mg,1.77ミリモル、実施例91中のものと同様に製造する)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム・ヘキサフルオロリン酸塩(1.02g,2.3ミリモル)、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(400mg,2.6ミリモル)の無水N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)懸濁液を室温で10分間撹拌した。次いで、trans−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(500mg,2.1ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液を滴下した。60℃で一晩加熱した後で、この混合物を水(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(50mL)で抽出した。この有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%〜25%酢酸エチルの勾配で溶出させる)によって精製して、415mgの所望生成物を黄色の固形物として得た(収率は、41.8%であった)。
【2262】
N−(trans−4−フルオロピロリジン−3−イル)−6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2263】
【化706】
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【2264】
trans−3−フルオロ−4−{[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]アミノ}ピロリジン−1−カルボン酸ベンジル(200mg,0.35ミリモル)及び塩酸水溶液(5mL,6N)の混合物を6時間還流させた。生じる混合物を水酸化ナトリウム水溶液(1N)を加えることによってpH10へ塩基性にしてから、ジクロロメタン(50mL)で抽出した。この有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、所望化合物を黄色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.76 (m, 3H), 7.45 (m, 4H), 5.32 (m, 3H), 4.61(s, 3H), 3.70-3.11 (m, 6H), 2.41 (s, 3H)。
【2265】
実施例92−2
N−(trans−4−フルオロピロリジン−3−イル)−6−メチル−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2266】
【化707】
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【2267】
表題化合物は、スキーム44において6−メチル−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4(3H)−オン(実施例91における6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4(3H)−オンと同様に製造する)とtrans−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−カルボン酸ベンジルを使用することによって、実施例92−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 442,
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ ppm 8.40-8.02 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.83-7.81 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.52-7.49 (m, 1H), 7.37-7.35 (d, J = 10.8 Hz, 3H), 7.22 (s, 1H), 5.41 (s, 1H), 5.30-5.00 (brs, 2H), 4.90-4.55 (brs, 2H), 3.70-3.68 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 3.48 (s, 2H), 3.31-3.25 (brs, 2H) 2.95 (s, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.20-2.18 (d, J = 8.8 Hz, 1H)。
【2268】
実施例93−1
1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【2269】
【化708】
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【2270】
{1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル}カルバミン酸tert−ブチル
【2271】
【化709】
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【2272】
表題化合物は、6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4(3H)−オンと(ピロリジン−3−イル)カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例92における(3S,4S)−3−フルオロ−4−{[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]アミノ}ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルと同様に製造した。
【2273】
1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【2274】
【化710】
[この文献は図面を表示できません]
【2275】
表題化合物は、スキーム44において{1−[6−メチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−イル]ピロリジン−3−イル}カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例90と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 408,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.73 (s, 1H), 7.64 (dd, J = 7.2, 1.6 Hz, 2H), 7.41-7.28 (m, 4H), 5.16 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.70 (m, 2H), 4.39 (s, 1H), 3.86 (m, 2H), 3.59 (m, 2H), 3.37 (brs, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.15 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 1.24 (brs, 1H)。
【2276】
実施例93−2
N−(アゼチジン−3−イル)−6−メチル−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2277】
【化711】
[この文献は図面を表示できません]
【2278】
表題化合物は、スキーム44において6−メチル−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4(3H)−オンと3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例93−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 410.1,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.24 (s, 1H), 7.87 (s, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.62 (brs, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.34 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.22 (brs, 1H), 5.06-4.42 (m, 5H), 3.85 (brs, 1H), 3.59 (m, 5H), 2.32 (s, 3H)。
【2279】
実施例94
(4R)−4−{2−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−アミン
【2280】
【化712】
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【2281】
(4R)−4−{(2E)−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−ビニル}−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【2282】
【化713】
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【2283】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(200mg,0.536ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、(4R)−4−エテニル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(146mg,0.643ミリモル)、トリエチルアミン(0.5mL)、及びN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)の混合物を含有するバイアルを真空にしてアルゴンで満たし、ジ(トリtert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(13.7mg,0.0268ミリモル)を加えた。このバイアルに蓋をして、マイクロ波照射下に110℃で30分間加熱した。この反応混合物を水(30mL)へ注いで酢酸エチル(20mLx3)で抽出した。この有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、180mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、60%であった)。
【2284】
(3R)−2−アミノ−4−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル))−6−メチル−キノリン−4−イル]−ブタン−1−オール
【2285】
【化714】
[この文献は図面を表示できません]
【2286】
(4R)−4−{(2E)−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−ビニル}−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(180mg,0.32ミリモル)のメタノール溶液を大気圧下に10%パラジウム担持カーボン(30mg)で、室温で2時間水素化した。この反応混合物を濾過して濾液を真空で濃縮した。残渣を塩酸塩の酢酸エチル溶液(2N,10mL)に溶かして、この溶液を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を重炭酸ナトリウムの水溶液(2N)でpH8へ塩基性にしてから酢酸エチル(15mLx3)で抽出した。合わせた層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノールで溶出させる)によって精製して、90mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、66.2%であった)。
【2287】
(4R)−4−{2−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−アミン
【2288】
【化715】
[この文献は図面を表示できません]
【2289】
表題化合物は、スキーム45において(3R)−2−アミノ−4−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル))−6−メチル−キノリン−4−イル]−ブタン−1−オールと臭化シアンを使用することによって、実施例38−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.89 (m, J = 4.7 Hz, 2H), 7.72 (s, 1H), 7.63 (t, J = 3.7 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 3.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J= 2.1 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.85 (t, J = 2.6 Hz, 1H), 6.10 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.53 (brs, 2H), 3.97-3.91 (m, J = 5.8 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 3.66-3.41 (m, J = 3.3 Hz, 2H), 2.90 (dd, J = 4.2, 0.9, Hz, 1H), 2.77 (dd, J = 5.2, 0.9 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H)。
【2290】
実施例95
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]プロパン酸
【2291】
【化716】
[この文献は図面を表示できません]
【2292】
(2E)−3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]プロプ−2−エン酸エチル
【2293】
【化717】
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【2294】
4−(4−クロロ−6−エチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(300mg,0.78mミリモル)、プロプ−2−エン酸エチル(170mg,1.70ミリモル)、トリエチルアミン(1mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(15mg,0.02ミリモル)の混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら100℃で30分間加熱した。この反応混合物を水(5mL)へ注いで酢酸エチル(10mLx3)で抽出した。この有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜40%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、280mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、80%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 451。
【2295】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]プロパン酸エチル
【2296】
【化718】
[この文献は図面を表示できません]
【2297】
(2E)−3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]プロプ−2−エン酸エチル(300mg,0.67ミリモル)のジクロロメタン(5mL)溶液を含有する25mLの乾燥丸底フラスコへ2−ニトロフェニルスルホニルヒドラジド(2.91g,13.4ミリモル)に続いてトリエチルアミン(5mL)のジクロロメタン(10mL)溶液を窒素下に加えた。この懸濁液を窒素下に室温で6時間穏やかに撹拌してから、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜40%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、151mgの所望生成物を得た(収率は、50%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 453。
【2298】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]プロパン酸
【2299】
【化719】
[この文献は図面を表示できません]
【2300】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]プロパン酸エチル(100mg,0.22ミリモル)のメタノール(2mL)溶液へ水酸化リチウムの水溶液(2mLの水中20.6mg)を加えて、生じる混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物を塩酸水溶液(5N)でpH4へ酸性化してから、酢酸エチル(10mLx3)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1〜10%メタノールで溶出させる)によって精製して、50mgの生成物を白色の固形物として得た。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.08 (brs, 2H), 7.94 (d, J= 7.58 Hz, 1H), 7.80 (brs, 1H), 7.72 (t,J = 7.07 Hz, 1H), 7.57 (d, J= 7.33 Hz, 2H), 7.37 (brs, 1H), 5.38 (m, 2H), 4.56 (brs, 2H), 3.94-3.69 (m, 2H), 3.26 (brs, 2H), 2.81-2.64 (m, 4H), 1.22 (t, J = 7.58 Hz, 3H)。
【2301】
実施例96
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1−アミン
【2302】
【化720】
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【2303】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−プロピオニトリル
【2304】
【化721】
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【2305】
表題化合物は、スキーム46において4−(4−クロロ−6−エチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドとアクリロニトリルを使用することによって、実施例95における3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−エチルキノリン−4−イル]プロパン酸エチルと同様に製造した。
【2306】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパンアミド
【2307】
【化722】
[この文献は図面を表示できません]
【2308】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−プロピオニトリル(150mg,0.38ミリモル)及び粉末化水酸化カリウム(172mg,3.07ミリモル)のtert−ブタノール(8mL)溶液を還流下に撹拌しながら1.5時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を水(15mL)で希釈して酢酸エチル(15mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラム(ジクロロメタン中5%メタノールで溶出させる)によって精製して、125mgの生成物を白色の固形物として得た。
【2309】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1−アミン
【2310】
【化723】
[この文献は図面を表示できません]
【2311】
3−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−プロピオンアミド(30mg,0.073ミリモル)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液へボランのテトラヒドロフラン溶液(1mL,2M)を氷浴において加えた。この混合物を65℃で3時間撹拌してから、そのまま室温へ冷やした。この反応物をメタノールで冷まして、この混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、6.3mgの所望生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 396,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (dd, J = 1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.64-7.56 (m, 3H), 7.45 (dd, J= 6.8, 7.6 Hz, 1H), 7.37 (dd, J= 1.6, 8.4 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 5.22 (s, 2H), 4.57 (brs, 2H), 3.61 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.07 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 2.94 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.04-1.96 (m, 2H)。
【2312】
実施例97
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]オキシ}エタンアミン
【2313】
【化724】
[この文献は図面を表示できません]
【2314】
N−(2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]オキシ}エチル)アセトアミド
【2315】
【化725】
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【2316】
1,4−ジオキサン(5mL)中のN−(2−ヒドロキシエチル)−アセトアミド(247mg,2.4ミリモル)、4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(1000mg,2.4ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(190.4mg,0.24ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(129.3mg,0.24ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(460.8mg,4.8ミリモル)の混合物を密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら130℃で1時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCによって精製して、20mgの所望生成物を得た(収率は、1.9%であった)。
【2317】
2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]オキシ}エタンアミン
【2318】
【化726】
[この文献は図面を表示できません]
【2319】
N−(2−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]オキシ}エチル)アセトアミド(15mg,0.03ミリモル)及び塩酸水溶液(10mL,37% W/W)の混合物を撹拌しながら80℃で3時間加熱した。この反応混合物を分取用HPLCとSPEによって精製して、9.3mgの所望生成物を得た(収率は、68.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 398,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11 (s, 1H), 8.10-8.06 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 7.93-7.88 (d, J= 7.2 Hz, 1H), 7.82-7.76 (d, J= 8 Hz, 1H), 7.73-7.68 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.65-7.60 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.60-7.53 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 5.41 (s, 2H), 4.70-4.65 (m, 2H), 4.65-4.45 (m, 2H), 3.80-3.72 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.62-3.58 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 2.47 (s, 3H)。
【2320】
実施例98−1
4−[6−メチル−4−(ピロリジン−3−イルオキシ)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2321】
【化727】
[この文献は図面を表示できません]
【2322】
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]オキシ}ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【2323】
【化728】
[この文献は図面を表示できません]
【2324】
1,4−ジオキサン(5mL)中の3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(134.7mg,0.72ミリモル)、4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(300mg,0.72ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(57.12mg,0.07ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(38.78mg,0.07ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(138.24mg,1.44ミリモル)の混合物を密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら130℃で1時間加熱した。この反応混合物を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCによって精製して、20mgの所望生成物を得た(収率は、5.3%であった)。
【2325】
4−[6−メチル−4−(ピロリジン−3−イルオキシ)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2326】
【化729】
[この文献は図面を表示できません]
【2327】
3−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]オキシ}ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(50mg,0.096ミリモル)と塩酸塩の酢酸エチル溶液(30mL,4M)の混合物を室温で8時間撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCとSPEによって精製して、18.4mgの所望生成物を得た(収率は、45.3%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11-8.08 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.95-7.88 (m, 2H), 7.78-7.70 (m, 2H), 7.68-7.56 (m, 2H), 6.62 (s, 1H), 5.75-5.70 (m, 1H), 5.40 (s, 2H), 4.70-4.50 (m, 2H), 3.80-3.70 (m, 4H), 3.65-3.48 (m, 2H), 2.60-2.50 (m, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.46-2.35 (m, 1H)。
【2328】
実施例98−2
8−[6−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2329】
【化730】
[この文献は図面を表示できません]
【2330】
表題化合物は、スキーム47において4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)と4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例98−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.10-8.05 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.90-7.85 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.80-7.75 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.75-7.68 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.68-7.62 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.60-7.55 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.64 (s, 1H), 5.38 (s, 2H), 5.32-5.26 (m, 1H),4.65-4.40 (m, 2H), 3.82-3.72 (t, J = 2.8 Hz, 2H), 3.52-3.40 (m, 2H), 3.40-3.30 (m, 2H), 2.47 (s, 3H), 3.36-3.28 (m, 2H), 3.20-3.10 (m, 2H)。
【2331】
実施例99
4−(4,6−ジメチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2332】
【化731】
[この文献は図面を表示できません]
【2333】
(2−クロロ−6−メチルキノリン−4−イル)プロパン二酸ジエチル
【2334】
【化732】
[この文献は図面を表示できません]
【2335】
2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(2.11g,10ミリモル)及びプロパン二酸1,3−ジエチル(2.64g,20ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液へ無水炭酸カリウム(2.8g,20ミリモル)を加えた。この混合物を70℃で3時間撹拌してから、氷水(100mL)へ注いで酢酸エチル(100mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(150mLx2)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜30%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、1.34gの所望生成物を得た(収率は、40%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 336。
【2336】
(2−クロロ−6−メチルキノリン−4−イル)酢酸
【2337】
【化733】
[この文献は図面を表示できません]
【2338】
(2−クロロ−6−メチルキノリン−4−イル)プロパン二酸ジエチル(100mg,0.30ミリモル)のメタノール(2mL)溶液へ水酸化ナトリウムの水溶液(2N,2mL)を加えて、生じる混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、この反応物を塩酸水溶液(5N)でpH4へ酸性化して、酢酸エチル(10mLx3)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、所望生成物を白色の固形物として得た。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 236。
【2339】
4−(4,6−ジメチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【2340】
【化734】
[この文献は図面を表示できません]
【2341】
(2−クロロ−6−メチルキノリン−4−イル)酢酸(118mg,0.5ミリモル)及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(247mg,1.5ミリモル)のn−ブタノール(0.2mL)溶液を密封した0.5mLのマイクロ波合成用バイアルにおいて撹拌しながら160℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、炭酸ナトリウムの飽和水溶液(50mL)と塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜30%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、100mgの所望生成物を得た(収率は、62%であった)。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 321。
【2342】
4−(4,6−ジメチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2343】
【化735】
[この文献は図面を表示できません]
【2344】
4−(4,6−ジメチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(100mg,0.31ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へ3−クロロ過安息香酸(167mg,純度70%,0.78ミリモル)を室温で4時間加えた。生じる混合物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、所望生成物を得た。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 353,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.99 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 7.33 Hz, 1H), 7.65 (t,J = 7.20 Hz, 1H), 7.60-7.42 (m, 3H), 7.35 (d, J = 8.34 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 5.12 (brs, 2H), 4.43 (brs, 2H), 3.65 (brs, 2H), 2.53 (s, 3H), 2.39 (s, 3H)。
【2345】
実施例100
[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル](ピペリジン−4−イル)メタノン
【2346】
【化736】
[この文献は図面を表示できません]
【2347】
4−{[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル](ヒドロキシ)メチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【2348】
【化737】
[この文献は図面を表示できません]
【2349】
−78℃へ冷やした、4−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(385mg,1.0ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液へブチルリチウム(0.8mL,1.3ミリモル)をゆっくり加えて、この混合物を5分間撹拌し、4−ホルミルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(153mg,1.3ミリモル)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液のゆっくりした添加を続けた。−78℃でさらに2時間撹拌した後で、この反応混合物を塩化アンモニウムの飽和水溶液(10mL)で希釈してジクロロメタン(20mLx2)で抽出した。この有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜40%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、360mgの所望生成物を得た(収率は、70%であった)。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 520。
【2350】
4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル](ヒドロキシ)メチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【2351】
【化738】
[この文献は図面を表示できません]
【2352】
4−{[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル](ヒドロキシ)メチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(519mg,1.0ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へ3−クロロ過安息香酸(537mg,純度70%,2.2ミリモル)を加えた。室温で4時間撹拌した後で、上記の混合物へチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液(3mL)を加えた。分離した有機層を炭酸ナトリウムの飽和水溶液(5mL)と塩水(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜50%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、300mgの所望生成物を得た。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 552。
【2353】
4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルボニル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【2354】
【化739】
[この文献は図面を表示できません]
【2355】
4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル](ヒドロキシ)メチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(200mg,0.36ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へデス・マーチン(Dess-Martin)試薬(226mg,0.54ミリモル)を加えた。生じる混合物を、反応がLC/MSによるモニタリングによって完了するまで室温で撹拌してから、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20〜30%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、150mgの所望生成物を得た。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 550。
【2356】
[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル](ピペリジン−4−イル)メタノン
【2357】
【化740】
[この文献は図面を表示できません]
【2358】
4−{[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]カルボニル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(100mg,0.18ミリモル)のジクロロメタン(1mL)溶液へトリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。生じる混合物を、反応がLC/MSによるモニタリングによって完了するまで室温で撹拌してから、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中1〜10%メタノールで溶出させる)によって精製して、60mgの所望生成物を得た。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 450,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01 (dd, J = 7.83, 1.26 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.68-7.56 (m, 2H), 7.51-7.38 (m, 3H), 7.34 (s, 1H), 5.26 (brs, 2H), 4.5 (brs, 2H), 3.70-3.58 (m, 2H), 3.37 (s, 2H), 3.35-3.32 (m, 1H), 3.14-3.03 (m, 2H), 2.71 (td, J = 12.25, 2.78 Hz, 2H), 2.40 (s, 3H), 1.79 (m, 2H), 1.69-1.51 (m, 2H)。
【2359】
実施例101
4−[6−メチル−4−(1H−ピラゾール−3−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2360】
【化741】
[この文献は図面を表示できません]
【2361】
8−(4−ブロモ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(115mg,0.28ミリモル、実施例17−1中の4−(4−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシドと同様に製造する)のジメトキシエタン(8mL)溶液へ(トリフェニルホスフィン)パラジウム(20mg)を加えた。この混合物を10分間撹拌した後で、1H−ピラゾール−3−ホウ酸(107mg,0.84ミリモル)に続いて炭酸ナトリウムの水溶液(1M,0.5mL)を加えた。生じる混合物を密封して、密封した10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら80℃で1時間加熱した。次いで、この反応混合物を分取用HPLCによって精製して、36.5mgの所望生成物を得た(収率は、10.8%であった)。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 405,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.41 (s, 1H), 8.09-8.02 (m, 2H), 7.95 (s, 2H), 7.69-7.53 (m, 4H), 6.99 (s, 1H), 5.48 (s, 2H), 4.67 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.34 (s, 1H), 2.44 (s, 3H)。
【2362】
実施例102
4−[6−メチル−4−(フェニルスルホニル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2363】
【化742】
[この文献は図面を表示できません]
【2364】
4−[6−メチル−4−(フェニルスルファニル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2365】
【化743】
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【2366】
乾燥エタノール(40mL)中の4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(1.8g,5.0ミリモル、実施例17−1中のものと同様に製造する)、ベンゼンチオール(0.66g,6.0ミリモル)、及びN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(0.74g,6ミリモル)の混合物を室温で3日間撹拌した。この反応混合物を濾過して真空で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(ヘキサン中10〜20%酢酸エチルの勾配で溶出させる)によって精製して、1.0gの所望生成物を得た(収率は、45%であった)。
【2367】
4−[6−メチル−4−(フェニルスルホニル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド
【2368】
【化744】
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【2369】
乾燥ジクロロメタン(30mL)中の4−[6−メチル−4−(フェニルスルファニル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(223mg,0.5ミリモル)及び3−クロロ過安息香酸(340mg,2ミリモル)の混合溶液を0℃で2時間撹拌した。この反応物をチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液(15mL)で冷ました後で、生じる混合物を室温でさらに15分間撹拌した。分離した有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(15mL)とチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液(15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、168mgの所望生成物を得た(収率は、70%であった)。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 479,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.11-8.08 (dd, J = 1.2, 8 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.91-7.89 (t, J = 3.6 Hz, 3H), 7.75-7.38 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.65-7.58 (m, 3H), 7.53-7.45 (m, 3H), 7.41-7.39 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 5.25 (s, 2H), 5.15-4.20 (brs, 2H), 3.58 (s, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【2370】
実施例103
N−(2−アミノエチル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−スルホンアミド
【2371】
【化745】
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【2372】
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−チオール
【2373】
【化746】
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【2374】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(1.5g,4ミリモル、実施例17−1中のものと同様に製造する)の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液へメタンチオール酸ナトリウム(1.4g,20ミリモル)をアルゴン保護下に加えた。この反応物を130℃で16時間撹拌した。この反応混合物を50℃へ冷やして真空で濃縮した。残渣を冷却水(150mL)に溶かして、アルゴン雰囲気下に20%の塩酸でpH4〜5へ注意深く酸性化した。生じる溶液を冷却ジクロロメタン(150mLx3)で抽出した。合わせた有機層を冷却塩水(100mLx2)で洗浄して室温で真空濃縮して粗生成物を得て、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【2375】
塩化2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−スルホニル
【2376】
【化747】
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【2377】
濃塩酸(10mL)中の2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−チオール(上記工程からの粗生成物)の十分撹拌した溶液に、温度が−5℃〜−10℃の間に維持されるような速度で、塩素ガスを−10℃で通過させた。30分間撹拌した後で、塩素の通過を止めて、この混合物を氷(10g)上へ注いで、重炭酸ナトリウム(8g)の少量ずつの添加を続けた。生じる混合物を冷却ジクロロメタン(100mLx3)で抽出した。合わせた有機層を冷却水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて濾過した。この濾液をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【2378】
N−(2−アミノエチル)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−スルホンアミド
【2379】
【化748】
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【2380】
ジクロロメタン(50mL)中のエタン−1,2−ジアミン(320mg,5.4ミリモル)の冷却溶液へトリエチルアミン(3滴)に続いて塩化2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキノリン−4−スルホニル(上記工程からの濾液)を0℃で加えた。生じる混合物を室温で16時間撹拌して真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、56.38mgの所望生成物を得た(3工程の収率は、3.1%であった)。MS (ESI
+) [(M+H)
+] 461,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.11 (s, 1H), 7.99-7.97 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 7.85-7.83 (d, J= 7.6 Hz, 1H), 7.67-7.63 (m, 3H), 7.49-7.45 (m, 2H), 5.25 (s, 2H), 4.76-4.03 (m, 2H), 3.63-3.59 (t, 2H), 3.03-3.00 (m, 4H), 2.46 (s, 3H)。
【2381】
実施例104
4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル
【2382】
【化749】
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【2383】
4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル
【2384】
【化750】
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【2385】
ジクロロメタン(20ml)中の4−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル(1.5g,3.9ミリモル)の撹拌溶液へ3−クロロ過安息香酸(1.68g,9.7ミリモル)を0℃で加えた。この反応混合物を0℃で20分間撹拌して、この反応物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液(10mL)で冷ました。分離した有機層を炭酸ナトリウムの飽和水溶液(10mL)と塩水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノールで溶出させる)によって精製して、1.38gの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、85%であった)。
【2386】
4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル
【2387】
【化751】
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【2388】
表題化合物は、スキーム52において4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチルとオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例6−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 497,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.57 (d, 1H), 7.95 (d, 1H), 7.85 (m, 2H), 7.71 (t, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.46-7.38 (m, 2H), 6.18 (s, 1H), 5.07 (s, 2H), 4.32 (m, 6H), 3.80 (s, 3H), 3.55 (m, 4H), 2.95 (s, 2H)。
【2389】
実施例105
4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸
【2390】
【化752】
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【2391】
テトラヒドロフラン及び水(4mL,V/V=3/1)中の4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル(100mg,0.2ミリモル)の撹拌溶液へ水酸化ナトリウム(40mg,1.0ミリモル)を加えた。室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を真空で濃縮して有機溶媒を除去した。残留した水溶液をクエン酸の水溶液(5mL,20%)で酸性化して、ジクロロメタン(15mLx3)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して粘稠な固形物を得て、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%メタノールで溶出させる)によって精製して、20mgの所望生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 483,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.78 (s, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.90 (m, 2H), 7.61 (t, 1H), 7.47 (t, 1H), 7.32 (d, 1H), 6.29 (s, 1H), 5.76 (s, 2H), 4.40 (m, 6H), 3.78 (s, 2H), 3.62 (s, 2H), 3.17 (m, 2H)。
【2392】
実施例106
[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]メタノール
【2393】
【化753】
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【2394】
[4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]メタノール
【2395】
【化754】
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【2396】
テトラヒドロフラン(5mL)中の水素化アルミニウムリチウム(46mg,1.21ミリモル)のスラリーへ4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−カルボン酸メチル(400mg,0.96ミリモル)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を窒素雰囲気下に0℃で加えた。そのまま室温へ温めて2時間撹拌した後で、この反応混合物を0℃へ冷やして、水(0.2mL)で処理してこの反応物を冷ました。生じる混合物を30分間撹拌し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮して、321mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、86%であった)。
【2397】
[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]メタノール
【2398】
【化755】
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【2399】
表題化合物は、スキーム52において[4−クロロ−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キノリン−6−イル]メタノールとオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例6−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 469,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.93 (d, 1H), 7.83 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.59 (m, 1H), 7.42 (m, 1H), 7.34 (s, 2H), 7.25 (t, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.10 (t, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.47 (d, 2H), 4.34 (m, 6H), 3.58 (d, 2H), 3.52 (d, 2H), 2.96 (t, 2H), 1.79 (m, 2H)。
【2400】
実施例107
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−トリジュウテリオメチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2401】
【化756】
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【2402】
4−(ベンジルオキシ)−6−ブロモ−2−クロロキナゾリン
【2403】
【化757】
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【2404】
テトラヒドロフラン(50mL)中の6−ブロモ−2,4−ジクロロキナゾリン(1.39g,5ミリモル)の冷却溶液へベンジルアルコール(0.52mL,5ミリモル)及び水素化ナトリウム(210mg,5.25ミリモル、鉱油中60%)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液を0℃で滴下した。室温でで2時間撹拌した後で、この反応混合物を冷水(10mL)へ注いでから酢酸エチル(50mL)で抽出した。この有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて真空で濃縮して、1.73gの所望生成物を黄色の固形物として得た(収率は、99%であった)。
【2405】
4−[4−(ベンジルオキシ)−6−ブロモキナゾリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【2406】
【化758】
[この文献は図面を表示できません]
【2407】
4−(ベンジルオキシ)−6−ブロモ−2−クロロキナゾリン(700mg,2.0ミリモル)及び2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(990mg,6.0ミリモル)の混合物を80℃で10分間加熱した。生じる反応混合物を室温へ冷やして、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタンで溶出させる)によって精製して、600mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、62.7%であった)。
【2408】
4−[4−(ベンジルオキシ)−6−トリジュウテリオメチルキナゾリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
【2409】
【化759】
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【2410】
無水テトラヒドロフラン(10mL)中の4−[4−(ベンジルオキシ)−6−ブロモキナゾリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(239mg,0.50ミリモル)の冷却溶液へテトラヒドロフラン中のn−ブチルリチウム(0.5mL,0.80ミリモル)を窒素雰囲気下に−78℃で5分にわたり滴下して、トリフルオロメタンスルホン酸メチル−d
3(134mg,0.80ミリモル)の−78℃で5分にわたる滴下を続けた。−78℃で1時間撹拌した後で、この反応混合物をそのまま室温へ温めて、さらに1時間撹拌した。この反応物を重水(5mL)で冷ました。生じる混合物を酢酸エチル(20mL)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、所望化合物を得た。
【2411】
4−[4−(ベンジルオキシ)−6−トリジュウテリオメチルキナゾリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド
【2412】
【化760】
[この文献は図面を表示できません]
【2413】
4−[4−(ベンジルオキシ)−6−トリジュウテリオメチルキナゾリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(417mg,1.0ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(233mg,1.0ミリモル、75%)を加えた。1時間撹拌した後で、この混合物をチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液(3mL)、水酸化ナトリウムの10%水溶液(5mL)、及び塩水(5mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、所望生成物を白色の固形物として得た。
【2414】
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−6−トリジュウテリオメチル−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−4−アミン
【2415】
【化761】
[この文献は図面を表示できません]
【2416】
4−[4−(ベンジルオキシ)−6−トリジュウテリオメチルキナゾリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1−オキシド(700mg,1.62ミリモル)及びオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン(752mg,6.5ミリモル)の混合物を170℃で20分間加熱してからこの混合物を室温へ冷やし、次いで分取用HPLCによって精製して、60mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、8.4%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 441,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD)δ ppm 7.78-7.73 (m, 2H), 7.69-7.67 (m, 1H), 7.62-7.45 (m, 2H), 7.44-7.40 (m, 1H), 7.38-7.34 (m, 1H), 5.27 (d, J = 16 Hz, 1H), 4.77 (brs, 1H), 4.68-4.64 (m, 2H), 4.52-4.47 (m, 2H), 4.11-4.01 (m, 2H), 3.49-3.35 (m, 2H), 3.50-3.40 (m, 1H), 3.40-3.34 (m, 1H), 3.04 (s, 2H)。
【2417】
実施例108−1
4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸
【2418】
【化762】
[この文献は図面を表示できません]
【2419】
4−(ベンジルオキシ)−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸メチル
【2420】
【化763】
[この文献は図面を表示できません]
【2421】
4−(4−ベンジルオキシ−6−ブロモキナゾリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(239mg,0.5ミリモル)の無水テトラヒドロフラン(10mL)溶液へテトラヒドロフラン中のn−ブチルリチウム(0.5mL,0.8ミリモル)を窒素雰囲気下に−78℃で5分にわたり滴下して、ドライアイス(2.5ミリモル)の−78℃での添加を続けた。−78℃で1時間撹拌した後で、この反応混合物をそのまま室温へ温めて、さらに1時間撹拌した。この反応物を塩化アンモニウムの飽和溶液(10mL)の添加によって冷まして、酢酸エチル(25mL)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、その酸の粗生成物を得た。上記の粗製酸のメタノール(15mL)溶液へ塩化スルフィニル(2mL)を0℃で加えてから、この混合物を70℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温へ冷やして、真空で濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶かして、この溶液を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、所望のメチルエステルを得た。
【2422】
4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸メチルと4−(ベンジルオキシ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸メチル
【2423】
【化764】
[この文献は図面を表示できません]
【2424】
4−(ベンジルオキシ)−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸メチル(800mg,1.75ミリモル)のジクロロメタン溶液へm−クロロペルオキシ安息香酸(602mg,2.625ミリモル、純度75%)をゆっくり加えてから、この混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をチオ硫酸ナトリウムの飽和水溶液、水酸化ナトリウムの10%水溶液、及び塩水で洗浄した。生じる有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、350mgの4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸メチルと400mgの4−(ベンジルオキシ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸メチルを得た。
【2425】
4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸
【2426】
【化765】
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【2427】
テトラヒドロフラン及び水の混合物(10mL,V/V=4:1)中の4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸メチル(350mg,0.74ミリモル)の溶液へ水酸化リチウム(178mg,7.4ミリモル)を加えた。生じる混合物を室温で一晩撹拌してから塩酸(2N)で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 460。
【2428】
4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸
【2429】
【化766】
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【2430】
4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸(170mg,0.37ミリモル)及びオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン(128mg,1.11ミリモル)の混合物を170℃で30分間加熱した。次いで、この反応混合物を室温へ冷やして、分取用HPLCによって精製して、4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 468,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm
8.91-8.61 (m, 2H), 8.09-8.00 (m, 1H), 7.77-7.74 (m, 1H), 7.68-7.65 (m, 1H), 7.51-7.42 (m, 2H), 7.27-7.13 (m, 1H), 5.26-5.17 (m, 2H), 4.89-4.68 (m, 4H), 452-4.45 (m, 2H), 4.40-4.31 (m, 2H), 4.10-3.84 (m, 2H), 3.20-3.01 (m, 2H)。
【2431】
実施例108−2
4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸
【2432】
【化767】
[この文献は図面を表示できません]
【2433】
表題化合物は、スキーム54において4−(ベンジルオキシ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルボン酸とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例108−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 484,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm
8.95 (brs, 1H), 8.68 (m, 1H), 8.04 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.77-7.73 (m, 2H), 7.68-7.63 (m, 1H), 7.48-7.43 (m, 1H), 7.24-7.19 (m, 1H), 5.11 (brs, 2H), 4.59-4.30 (brs, 6H), 4.20 (m, 1H), 4.0 (m, 1H), 3.58 (brs, 2H), 3.12 (m, 2H)。
【2434】
実施例109−1と実施例109−2
[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノールと[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール
【2435】
【化768】
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【2436】
4−(ベンジルオキシ)−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルバルデヒド
【2437】
【化769】
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【2438】
無水テトラヒドロフラン(10mL)中の4−(4−ベンジルオキシ−6−ブロモキナゾリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン(500mg,1.048ミリモル)の冷却溶液へ無水N,N−ジメチルホルムアミド(150μL,1.94ミリモル)を−78℃で加えた。−78℃で30分間撹拌した後で、この混合物を室温へ温め、水(10mL)で希釈して、酢酸エチル(20mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩化アンモニウムの飽和水溶液(40mL)と塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、410mgの粗生成物を黄色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428。
【2439】
[4−(ベンジルオキシ)−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール
【2440】
【化770】
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【2441】
4−(ベンジルオキシ)−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−カルバルデヒド(3.0g,7.0ミリモル)のメタノール(20mL)及びテトラヒドロフラン(20mL)溶液へホウ水素化ナトリウム(270mg,7.13ミリモル)を0℃で加えた。0℃で15分間撹拌した後で、生じる混合物を室温へ温め、水(10mL)で希釈して酢酸エチル(20mLx3)で抽出した。合わせた有機層を塩化アンモニウムの飽和水溶液(40mL)と塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、2.85gの所望生成物を黄色の固形物として得た(収率は、95%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 430。
【2442】
[4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノールと[4−(ベンジルオキシ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール
【2443】
【化771】
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【2444】
[4−(ベンジルオキシ)−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール(1.0g,2.33ミリモル)のジクロロメタン(20mL)溶液へ3−クロロペルオキシ安息香酸(536mg,2.33ミリモル、純度75%)を0℃で加えた。0℃で15分間撹拌した後で、この混合物を室温へ温め、水で希釈し、ジクロロメタン(20mLx3)で抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(40mL)と塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、0.90gの[4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール及び[4−(ベンジルオキシ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノールの混合物を黄色の固形物として得た。
【2445】
[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノールと[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール
【2446】
【化772】
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【2447】
[4−(ベンジルオキシ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール及び[4−(ベンジルオキシ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール(700mg,約1.57ミリモル)とオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミン(700mg,6.03ミリモル)の混合物を160℃で30分間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を水(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(20mLx3)で抽出した。この有機層を塩水(40mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 454,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm
8.139 (s, 1H), 7.918 (s, 1H), 7.71 (m, 2H), 7.48 (m, 3H), 7.316 (d, J = 8 Hz, 1H), 5.21 (m, 2H), 4.75 (m, 2H), 4.51 (m, 4H), 4.369 (s, 3H), 3.93 (brs, 1H), 3.15 (brs, 2H), 2.989 (s, 2H)と[4−({[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}アミノ)−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)キナゾリン−6−イル]メタノール:MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 470,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm
8.197(s, 1H), 7.789 (m, 3H), 7.62 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.48 (m, 2H), 7.316 (s, 1H), 5.12 (m, 3H), 4.48 (m, 8H), 3.917 (s, 2H), 3.569 (brs, 2H), 2.951 (brs, 2H) を得た。
【2448】
実施例110−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2449】
【化773】
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【2450】
2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[c]アゼピン
【2451】
【化774】
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【2452】
2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(500mg,2.358ミリモル)及び5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン(432mg,2.358ミリモル)のn−ブタノール(10mL)溶液をマイクロ波照射下に160℃で5時間加熱した。生じる反応混合物を水(10mL)へ注いで、酢酸エチル(20mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、550mgの所望生成物を固形物として得た(収率は、65%であった)。
【2453】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2454】
【化775】
[この文献は図面を表示できません]
【2455】
2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン(250mg,0.697ミリモル)、3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミン(119mg,0.697ミリモル、純度60%)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(39mg,0.0697ミリモル)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−二塩化パラジウム(II)(51mg,0.0697ミリモル)、ナトリウムtert−ブトキシド(134mg,1.394ミリモル)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液をマイクロ波照射下に120℃で1.5時間加熱した。生じる反応混合物を水(10mL)へ注いで、ジクロロメタン(20mLx3)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0〜10%メタノールで溶出させる)と分取用HPLCによって精製して、14mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、4.4%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.67-7.65 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.61-7.59 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.46-7.39 (m, 2H), 7.33-7.29 (m, 2H), 6.15 (s, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.63-4.61 (d, J= 6.4 Hz, 2H), 4.58-4.56 (d, J= 6.4 Hz, 2H), 4.32-4.29 (t, J= 5.5, 5.6 Hz, 2H), 3.64 (s, 2H), 2.55-2.45 (m, 2H), 2.42 (s, 3H)。
【2456】
実施例110−2
N−[2−(2−アミノエトキシ)エチル]−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2457】
【化776】
[この文献は図面を表示できません]
【2458】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと2−(2−アミノエトキシ)エタン−1−アミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 427,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.50 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.50-7.40 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.40-7.30 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.30-7.15 (m, 5H), 5.85 (s, 1H), 5.05 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 3.75-3.65 (m, 2H), 3.55-3.45 (m, 2H), 3.40-3.30 (m, 2H), 2.90-2.80 (t, 2H), 2.50-2.40 (m, 2H), 2.35 (s, 3H)。
【2459】
実施例110−3
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N’−メチルエタン−1,2−ジアミン
【2460】
【化777】
[この文献は図面を表示できません]
【2461】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと(2−アミノエチル)(メチル)アミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 397,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.50 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.45-7.30 (m, 2H), 7.30-7.10 (m, 5H), 5.85 (s, 1H), 5.25 (s, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 3.35-3.20 (m, 2H), 2.97-2.85 (m, 2H), 2.50-2.40 (m, 5H), 2.35 (s, 3H)。
【2462】
実施例110−4
1−アミノ−3−{[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オール
【2463】
【化778】
[この文献は図面を表示できません]
【2464】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと1,3−ジアミノプロパン−2−オールを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 413,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δppm 7.60-7.50 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.45-7.35 (m, 2H), 7.30-7.10 (m, 5H), 5.85 (s, 1H), 5.20 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 3.85-3.75 (m, 1H), 3.35-3.20 (m, 1H), 3.20-3.10 (m, 1H), 3.00-2.90 (m, 1H), 2.75-2.65 (m, 1H), 2.45-2.35 (m, 2H), 2.32 (s, 3H)。
【2465】
実施例110−5
3−{[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1,2−ジオール
【2466】
【化779】
[この文献は図面を表示できません]
【2467】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと3−アミノプロパン−1,2−ジオールを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 414,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.60-7.50 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.50-7.40 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.35-7.25 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.25-7.10 (m, 2H) 5.85 (s, 1H), 5.20 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.20 (s, 2H), 3.95-3.85 (m, 1H), 3.70-3.50 (m, 2H), 3.20-3.10 (m, 2H), 2.50-2.40 (m, 2H), 2.32 (s, 3H)。
【2468】
実施例110−6
3−{[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}プロパン−1−オール
【2469】
【化780】
[この文献は図面を表示できません]
【2470】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと3−アミノプロパン−1−オールを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 398,
1H NMR (400 MHz, CD
3Cl) δ ppm 7.60-7.40 (m, 3H), 7.35-7.25 (m, 4H), 5.85 (s, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 3.90-3.80 (m, 2H), 3.45-3.30 (m, 2H), 2.55-2.45 (m, 2H), 2.38 (s, 3H)。
【2471】
実施例110−7
2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチル−N−[2−(ピペラジン−1−イル)エチル]キノリン−4−アミン
【2472】
【化781】
[この文献は図面を表示できません]
【2473】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと2−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−アミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 452,
1H NMR (400 MHz, CD
3Cl) δ ppm 7.52-7.44 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.41-7.40 (m, 2H), 7.25-7.10 (m, 4H), 5.80 (s, 1H), 5.51 (s, 1H), 4.79 (s, 2H), 4.26 (s, 2H), 3.21-3.17 (m, 2H), 2.86-2.84 (m, 4H), 2.70-2.67 (m, 2H), 2.44-2.42 (m, 6H), 2.35 (s, 3H)。
【2474】
実施例110−8
N
〜1
〜−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,2−ジアミン
【2475】
【化782】
[この文献は図面を表示できません]
【2476】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 397,
1H NMR (400 MHz, CD
3Cl) δ ppm 7.54-7.52 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.47-7.45 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.40-7.38 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.25-7.16 (m, 4H) 5.85 (s, 1H), 5.25 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.29-4.24 (m, 2H), 3.22-3.17 (m, 2H), 2.91-2.89 (m, 1H), 2.46-2.33 (m, 2H), 2.32 (s, 3H) , 1.20-1.18 (m, 3H)。
【2477】
実施例110−9
cis−N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]シクロヘキサン−1,4−ジアミン
【2478】
【化783】
[この文献は図面を表示できません]
【2479】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとcis−シクロヘキサン−1,4−ジアミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.50 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.50-7.40 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.40-7.30 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.30-7.15 (m, 5H), 5.95 (s, 1H), 4.80-4.70 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 4.60 (s, 2H), 4.05 (s, 1H), 3.10 (s, 1H), 2.70-2.60 (m, 1H), 2.50-2.40 (m, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.05 (s, 2H), 1.80 (s, 2H), 1.50-1.30 (m, 4H)。
【2480】
実施例110−10
2−(9,9−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ[7]アヌレン−6−イル)−6−メチル−N−(ピロリジン−3−イル)キノリン−4−アミン
【2481】
【化784】
[この文献は図面を表示できません]
【2482】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとピロリジン−3−アミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 409,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.50 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.50-7.40 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.40-7.30 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.30-7.20 (m, 4H), 5.85 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 4.05 (s, 1H), 3.65 (s, 1H), 3.30-3.20 (m, 1H), 3.20-2.90 (m, 3H) , 2.50-2.40 (m, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.20-2.10 (m, 2H)。
【2483】
実施例110−11
2,2’−{[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]イミノ}ジエタノール
【2484】
【化785】
[この文献は図面を表示できません]
【2485】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと2,2’−イミノジエタノールを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 428,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90-7.70 (m, 2H), 7.70-7.60 (m, 2H), 7.50-7.30 (m, 3H), 6.40 (s, 1H), 5.85 (s, 2H), 4.65 (s, 2H), 4.15 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.58 (s, 2H), 3.25 (s, 2H), 2.60-2.50 (m, 3H) , 2.35 (s, 3H)。
【2486】
実施例110−12
N〜1〜−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−2−メチルプロパン−1,2−ジアミン
【2487】
【化786】
[この文献は図面を表示できません]
【2488】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと2−メチルプロパン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06 (s, 1H), 7.79-7.69 (m, 3H), 7.61-7.58 (dd, J
= 8.8, 1.6 Hz, 1H), 7.53-7.49 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.46-7.42 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.13 (s, 1H), 5.12 (s, 2H), 4.24-4.21 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.76 (s, 2H), 2.73-2.64 (m, 2H), 2.48 (s, 3H), 1.42 (s, 6H)。
【2489】
実施例110−13
5,5−ジフルオロ−2−[6−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2490】
【化787】
[この文献は図面を表示できません]
【2491】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと1−メチルピペラジンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.93-7.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.77-7.75 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.71-7.69 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.62-7.60 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.56-7.52 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.49-7.45 (t, J = 8 Hz, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.32-4.29 (t, J = 6 Hz, 2H), 3.97-3.89 (m, 2H), 3.77-3.68 (m, 2H), 3.61-3.51 (m, 2H), 3.50-3.39 (m, 2H), 3.03 (s, 3H), 2.79-2.67 (m, 2H), 2.49 (s, 3H)。
【2492】
実施例110−14
1−[2−(9,9−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ[7]アヌレン−6−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−3−エチル尿素
【2493】
【化788】
[この文献は図面を表示できません]
【2494】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとエチル尿素を使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 12.30 (s, 1H), 9.62-9.55 (m, 1H), 8.40-8.20 (m, 1H), 7.82-7.70 (m, 2H), 7.60-7.38 (m, 4H), 7.12 (s, 1H), 5.00-4.80 (m, 2H), 4.50-4.10 (m, 2H), 3.42-3.30 (m, 2H), 2.70-2.50 (m, 2H), 1.92 (s, 3H), 1.31-1.20 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【2495】
実施例110−15
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2496】
【化789】
[この文献は図面を表示できません]
【2497】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例110−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 439,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.08 (s, 1H), 7.80 (m, 3H), 7.67 (d, 1H), 7.60 (t, 1H), 7.54 (t, 1H), 6.18 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 4.68-4.62 (m, 4H), 4.32 (t, 2H), 3.94 (s, 2H), 3.54 (s, 2H), 2.78 (m, 2H), 2.54 (s, 3H)。
【2498】
実施例111−1
5,5−ジフルオロ−2−[6−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2499】
【化790】
[この文献は図面を表示できません]
【2500】
2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン(100mg,0.279ミリモル)及びピペラジン(300mg,3.488ミリモル)の混合物をマイクロ波照射下に150℃で2時間加熱した。生じる反応混合物を分取用HPLCに続いてSPEによって精製した。溶出液を真空で濃縮して、残渣を凍結乾燥によって乾燥させて、38.87mgの所望生成物を得た(収率は、34.1%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 409,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.65-7.58 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.55-7.45 (t, 2H), 7.40-7.30 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.38-7.25 (m, 2H), 7.28-7.20 (m, 1H), 6.35 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 4.34 (s, 2H), 3.20-3.00 (m, 8H), 2.60-2.45 (m, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【2501】
実施例111−2
2−[4−(1,4−ジアゼパン−1−イル)−6−メチルキノリン−2−イル]−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2502】
【化791】
[この文献は図面を表示できません]
【2503】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと[1,4]ジアゼパンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 423,
1H NMR (400 MHz, CD
3Cl) δ ppm 7.60-7.58 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.55-7.53 (m, 2H), 7.45-7.43 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.34-7.24 (m, 3H), 6.41 (s, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.33-4.32 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 3.43-3.40 (m, 4H), 3.17-3.14 (m, 4H), 2.51-2.47 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 2.20 (brs, 1H), 2.04-2.01 (m, 2H)。
【2504】
実施例111−3
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N−メチルエタン−1,2−ジアミン
【2505】
【化792】
[この文献は図面を表示できません]
【2506】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと(2−アミノエチル)(メチル)アミンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 397,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.50 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.45-7.35 (m, 2H), 7.30-7.10 (m, 5H), 5.85 (s, 1H), 5.25 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 3.35-3.20 (m, 2H), 2.97-2.80 (m, 2H), 2.50-2.35 (m, 5H), 2.40-2.30 (s, 3H)。
【2507】
実施例111−4
1−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−アミン
【2508】
【化793】
[この文献は図面を表示できません]
【2509】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとピロリジン−3−アミンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 409,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.65 (s, 1H), 7.62-7.55 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.55-7.45 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.45-7.40 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.40-7.30 (t, 1H), 7.30-7.20 (m, 3H), 5.85 (s, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.30 (s, 2H), 3.80-3.70 (m, 3H), 3.60-3.50 (m, 2H), 3.40-3.30 (m, 1H), 2.50-2.40 (m, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.30-2.10 (m, 1H)。
【2510】
実施例111−5
2−{[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]アミノ}エタノール
【2511】
【化794】
[この文献は図面を表示できません]
【2512】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと2−アミノエタノールを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 384,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.40 (m, 3H), 7.35-7.20 (m, 4H), 5.87 (s, 1H), 4.88-4.87 (d, J = 16.4 Hz, 2H), 4.33 (s, 2H), 3.90-3.87 (m, 2H), 3.41-3.37 (m, 2H), 2.52-2.47 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.00-1.97 (m, 2H)。
【2513】
実施例111−6
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2514】
【化795】
[この文献は図面を表示できません]
【2515】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 383,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.89 (s, 1H), 7.72-7.70 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.70-7.67 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.65-7.42 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 5.02 (s, 2H), 4.23-4.20 (t, 2H), 3.88-3.78 (t, 2H), 3.58-3.55 (t, 2H), 2.71-2.61 (m, 2H), 2.46 (s, 3H)。
【2516】
実施例111−7
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]シクロヘキサン−1,3−ジアミン
【2517】
【化796】
[この文献は図面を表示できません]
【2518】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとシクロヘキサン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+]437,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.01-7.97 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 7.69-7.65 (m, 3H), 7.55-7.41 (m, 3H), 5.92-5.91 (d, J = 2.4 Hz, 2H), 5.02-4.92 (m, 2H), 4.31-4.10 (m, 2H), 3.83-3.60 (m, 1H), 3.41-3.32 (m, 1H), 2.69-2.63 (m, 2H), 2.45-2.43 (m, 3H), 2.38-2.32 (m, 1H), 2.19-2.11 (m, 1H), 2.10-1.98 (m, 2H), 1.70-1.65 (m, 2H), 1.44-1.29 (m, 2H)。
【2519】
実施例111−8
N’−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]−N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン
【2520】
【化797】
[この文献は図面を表示できません]
【2521】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとN,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.61 (s, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.46-7.44 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.37-7.42 (m, 1H), 7.31-7.29 (m, 2H), 5.93 (s, 1H), 4.88 (s, 2H), 4.25 (m, 2H), 3.45-3.41 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.69-2.65 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.53-2.44 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.34 (s, 3H)。
【2522】
実施例111−9
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]プロパン−1,3−ジアミン
【2523】
【化798】
[この文献は図面を表示できません]
【2524】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとプロパン−1,3−ジアミンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 397,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.52 (m, 3H), 7.40-7.32 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 7.30-7.20 (m, 2H), 5.92 (s, 1H), 4.30-4.20 (m, 2H), 3.38-3.30 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.81-2.74 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.51-2.40 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 1.90-1.80 (m, 2H), 1.32-1.25 (m, 2H)。
【2525】
実施例111−10
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ブタン−1,4−ジアミン
【2526】
【化799】
[この文献は図面を表示できません]
【2527】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンとブタン−1,4−ジアミンを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.52 (m, 3H), 7.40-7.35 (t, J = 2.4 Hz, 2H), 7.32-7.20 (m, 2H), 5.90 (s, 1H), 4.30-4.20 (m, 2H), 3.35-3.25 (m, 2H), 2.78-2.68 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.51-2.40 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 1.78-1.68 (m, 2H), 1.68-1.58 (m, 2H), 1.32-1.25 (m, 2H)。
【2528】
実施例111−11
trans−4−アミノ−1−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]ピロリジン−3−オール
【2529】
【化800】
[この文献は図面を表示できません]
【2530】
表題化合物は、スキーム56において2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと[(3S,4S)−4−ヒドロキシピロリジン−3−イル]カルバミン酸tert−ブチルを使用することによって、実施例111−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 425,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.75 (s, 1H), 7.65-7.55 (m, 2H), 7.50-7.40 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.42-7.35 (t, 1H), 7.35-7.25 (m, 2H), 5.60 (s, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.60-4.50 (m, 1H), 4.25-4.15 (m, 1H), 4.15-4.00 (m, 3H), 3.90-3.80 (m, 1H), 3.80-3.70(m, 1H), 3.65-3.55 (m, 1H), 3.30 (s, 2H), 2.60-2.40 (m, 2H), 2.30 (s, 3H)。
【2531】
実施例112−1
N−{[3−(アミノメチル)−1,1−ジオキシドチエタン−3−イル]メチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2532】
【化801】
[この文献は図面を表示できません]
【2533】
トルエン(5mL)中の2−(4−クロロ−6−メチル−キノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン(218mg,0.609ミリモル)、(1,1−ジオキシドチエタン−3,3−ジイル)ジメタンアミン(110mg,0.670ミリモル)、(トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(56mg,0.061ミリモル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフタレン(38mg,0.061ミリモル)、及びナトリウムtert−ブトキシド(117mg,1.218ミリモル)の混合溶液を110℃で一晩加熱した。生じる反応混合物を水(10mL)へ注いでジクロロメタン(20mLx3)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーと分取用HPLCによって精製して、50mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、17%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 487,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.970 (s, 1H), 7.751-7.703 (m, 3H), 7.618-7.593 (dd, J = 8.8, 1.2 Hz, 1H), 7.533-7.497 (m, 2H), 6.377 (s, 1H), 5.107 (s, 1H), 4.315-4.106 (m, 6H), 3.993 (s, 1H), 3.569 (s, 1H), 2.708-2.645 (m, 2H), 2.479 (s, 3H)。
【2534】
実施例112−2
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−[(5E)−5−(メトキシイミノ)−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル]−6−メチルキノリン−4−アミン
【2535】
【化802】
[この文献は図面を表示できません]
【2536】
(5E)−2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−N−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−イミン
【2537】
【化803】
[この文献は図面を表示できません]
【2538】
表題化合物は、スキーム56において2,4−ジクロロ−6−メチルキノリンとN−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−イミンを使用することによって、実施例110−1中の2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピンと同様に製造した。
【2539】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−[(5E)−5−(メトキシイミノ)−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル]−6−メチルキノリン−4−アミン
【2540】
【化804】
[この文献は図面を表示できません]
【2541】
表題化合物は、スキーム56において(5E)−2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−N−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−イミンと3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例112−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 432,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.965 (s, 1H), 7.706-7.684 (d, J= 8.8 Hz, 1H), 7.609-7.586 (m, 3H), 7.453-7.376 (m, 2H), 6.100 (s, 1H), 5.035 (s, 2H), 4.695-4.623 (m, 4H), 4.014-3.987 (m, 4H), 3.928 (s, 3H), 3.258-3.242 (m, 2H), 2.471 (s, 3H)。
【2542】
実施例113
N−{2−[(2−アミノエチル)スルホニル]エチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2543】
【化805】
[この文献は図面を表示できません]
【2544】
N−{2−[(2−アミノエチル)スルファニル]エチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2545】
【化806】
[この文献は図面を表示できません]
【2546】
2−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン(160mg,0.447ミリモル)及び2−[(2−アミノエチル)スルファニル]エタン−1−アミン(1.5mL)の混合物を150℃で8時間加熱した。生じる反応混合物を真空で濃縮した。残渣をジクロロメタン(20mL)に溶かし、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(20mL)と塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10〜20%メタノールで溶出させる)によって精製して、180mgの所望生成物をオイルとして得た(収率は、91.1%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 443。
【2547】
N−{2−[(2−アミノエチル)スルホニル]エチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン
【2548】
【化807】
[この文献は図面を表示できません]
【2549】
N−{2−[(2−アミノエチル)スルファニル]エチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−アミン(120mg,0.271ミリモル)の酢酸(2mL)溶液へ過マンガン酸カリウム(60mg,0.38ミリモル)を加えた。室温で30分間撹拌した後で、生じる混合物を真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、5mgの所望生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 475,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.81 (s, 1H), 7.77-7.68 (m, 2H), 7.676 (s, 1H), 7.56 (dd, J = 7.2, 1.2 Hz, 2H), 7.47 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 5.07 (brs, 2H), 4.60 (brs, 2H), 4.27 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 4.01 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.62 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.53 (m, 2H), 3.42 (m, 2H), 2.48 (s, 3H)。
【2550】
実施例114−1
2−(4−{[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}−6−メチルキナゾリン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−オン
【2551】
【化808】
[この文献は図面を表示できません]
【2552】
2−(4−ヒドロキシ−6−メチルキナゾリン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−オン
【2553】
【化809】
[この文献は図面を表示できません]
【2554】
トルエン(20mL)中の2−クロロ−4(3H)−キナゾリノン(580mg,3.0ミリモル)及び1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−オン(591mg,3.0ミリモル)の撹拌溶液へトリエチルアミン(626μL,4.5ミリモル)を加えた。一晩還流させた後で、生じる反応混合物を冷やして、生成した固形物を濾過によって回収し、エタノール(10mL)と酢酸エチル(10mL)で洗浄して真空で乾燥させて、775mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、81%であった)。
【2555】
2−(4−{[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}−6−メチルキナゾリン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−オン
【2556】
【化810】
[この文献は図面を表示できません]
【2557】
表題化合物は、スキーム23において2−(4−ヒドロキシ−6−メチルキナゾリン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−オンと3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例62−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 404,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.94 (s, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.65-7.55 (m, 3H), 7.45 (t, 1H), 5.40 (s, 2H), 4.77-7.72 (m, 4H), 4.40 (s, 2H), 4.05 (brs, 2H), 3.35 (t, 2H), 2.43 (s, 3H)。
【2558】
実施例114−2
N−{[3−(アミノメチル)チエタン−3−イル]メチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2559】
【化811】
[この文献は図面を表示できません]
【2560】
表題化合物は、スキーム23において2−クロロ−4(3H)−キナゾリノン、5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン、及びチエタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例114−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 456,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.701-7.683 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.605 (s, 1H), 7.574-7.554 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.392-7.336 (m, 2H), 7.298-7.251 (t,J = 8.4, 10.4 Hz, 2H), 4.990 (s, 2H), 4.309-4.283 (t, J = 4.8, 5.6 Hz, 2H), 4.035 (s, 2H), 3.119-3.095 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 3.016-2.992 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.849 (s, 2H), 2.478-2.413 (m, 2H), 2.356 (s, 3H)。
【2561】
実施例114−3
N−{[3−(アミノメチル)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2562】
【化812】
[この文献は図面を表示できません]
【2563】
表題化合物は、スキーム23において2−クロロ−4(3H)−キナゾリノン、5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン、及びオキセタン−3,3−ジイルジメタンアミンを使用することによって、実施例114−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 440,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00 (s, 1H), 7.67 (m, 3H), 7.56 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 5.14 (s, 2H), 4.64 (d, 2H), 4.58 (d, 2H), 4.21 (s, 4H), 3.41 (s, 2H), 2.63 (brs, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【2564】
実施例114−4
2−(アミノメチル)−2−({[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノ}メチル)プロパン−1,3−ジオール
【2565】
【化813】
[この文献は図面を表示できません]
【2566】
表題化合物は、実施例114−3の分取用HPLCによる精製が酸性条件である場合に生成した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 458,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96 (s, 1H), 7.63-7.75 (m, 4H), 7.50 (t, 1H), 7.43 (t, 1H), 5.17 (s, 2H), 4.27 (s, 2H), 3.94 (s, 2H), 3.76 (m, 4H), 3.25 (s, 2H), 2.68 (s, 2H), 2.45 (s, 3H)。
【2567】
実施例115
2−(4−{[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}−6−メチルキナゾリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−5−オール
【2568】
【化814】
[この文献は図面を表示できません]
【2569】
2−(5−ヒドロキシ−5−メチル−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾアゼピン−2−イル)−6−メチル−3H−キナゾリン−4−オン
【2570】
【化815】
[この文献は図面を表示できません]
【2571】
2−(4−ヒドロキシ−6−メチルキナゾリン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−5H−2−ベンズアゼピン−5−オン(500mg,1.57ミリモル)のテトラヒドロフラン(15mL)懸濁液へ臭化メチルマグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(3M,0.57ml,1.72ミリモル)を0℃で加えた。この反応混合物を50℃で4時間加熱してから、塩化アンモニウムの飽和水溶液(10mL)へ注いで、10分間撹拌した。生じる混合物をジクロロメタン(15mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、350mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、66.5%であった)。
【2572】
2−(4−{[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}−6−メチルキナゾリン−2−イル)−5−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−5−オール
【2573】
【化816】
[この文献は図面を表示できません]
【2574】
表題化合物は、スキーム57において2−(5−ヒドロキシ−5−メチル−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾアゼピン−2−イル)−6−メチル−3H−キナゾリン−4−オンと3−(アミノメチル)オキセタン−3−アミンを使用することによって、実施例114−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 420,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.95 (s, 1H), 7.66 (d, 2H), 7.57 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.30 (m, 2H), 5.31 (d, 2H), 4.80 (m, 4H), 4.73 (d, 2H), 4.39 (brs, 2H), 3.97 (brs, 2H), 2.45(s, 3H), 1.64 (s, 3H)。
【2575】
実施例116−1
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2576】
【化817】
[この文献は図面を表示できません]
【2577】
2−クロロ−N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−エチルキナゾリン−4−アミン
【2578】
【化818】
[この文献は図面を表示できません]
【2579】
2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(1.0g,4.69ミリモル)のメタノール(10mL)溶液に3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジルオキセタン−3−アミン(1.4g,5.16ミリモル、純度60%)とトリエチルアミン(0.1g,1ミリモル)を加えた。室温で一晩撹拌した後で、この混合物を真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、1.6gの生成物を白色の固形物として得た(収率は、76%であった)。
【2580】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2581】
【化819】
[この文献は図面を表示できません]
【2582】
2−クロロ−N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−6−メチルキナゾリン−4−アミン(200mg,0.436ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液へ5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン(80mg,0.436ミリモル)とトリエチルアミン(89mg,0.872ミリモル)を加えた。この混合物をマイクロ波照射下に120℃で30分間加熱した。この反応物を水(10mL)へ注いでジクロロメタン(15mLx3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20%酢酸エチルで溶出させる)によって精製して、190mgの生成物を茶褐色の固形物として得た(収率は、72%であった)。
【2583】
N−[(3−アミノオキセタン−3−イル)メチル]−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2584】
【化820】
[この文献は図面を表示できません]
【2585】
N−{[3−(ジベンジルアミノ)オキセタン−3−イル]メチル}−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン(190mg,0.314ミリモル)及びトリフルオロ酢酸(1滴)のメタノール溶液を水酸化パラジウム担持カーボン(50mg)の存在下に、水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した。生じる混合物を濾過し、真空で濃縮した。残渣を分取用HPLCによって精製して、32mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、24%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.696 (s, 1H), 7.654-7.636 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.607-7.588 ( d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.404-7.367 (m, 2H), 7.341-7.283 (m, 2H), 5.011 (s, 2H), 4.683-4.626 (m, 2H), 4.556-4.540 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.335-4.307 ( t, J = 5.6 Hz, 2H), 4.084 (s, 2H), 5.528-2.432 (m, 2H), 2.398 (s, 3H)。
【2586】
実施例116−2
N−[(3−アミノ−1,1−ジオキシドチエタン−3−イル)メチル]−2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2587】
【化821】
[この文献は図面を表示できません]
【2588】
表題化合物は、スキーム57において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、3−(アミノメチル)−N,N−ジベンジル(1,1−ジオキシド)チエタン−3−アミン、及び5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピンを使用することによって、実施例116−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 474,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.73 (s, 1H), 7.65(d, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.29-7.45 (m, 4H), 5.02 (s, 2H), 4.04-4.62 (m, 2H), 4.34 (t, 2H), 4.12 (t, 2H), 4.01-4.04 (m, 2H), 2.47 (m, 2H), 2.41 (s, 3H)。
【2589】
実施例117
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【2590】
【化822】
[この文献は図面を表示できません]
【2591】
N−(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【2592】
【化823】
[この文献は図面を表示できません]
【2593】
2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン(1.1g,10ミリモル)及びトリエチルアミン(1.4mL,10モル)のジクロロメタン(15mL)溶液へ2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(500mg,2.36ミリモル)のジクロロメタン(5mL)溶液を滴下した。室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を水(50mL)へ注いでジクロロメタン(50mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10〜25%メタノールで溶出させる)によって精製して、41.8mgの所望生成物を白色の固形物として得た(収率は、62%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 287。
【2594】
N−[2−(5,5−ジフルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン
【2595】
【化824】
[この文献は図面を表示できません]
【2596】
N−(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)−2,2−ジフルオロプロパン−1,3−ジアミン(97mg,0.34ミリモル)及び5,5−ジフルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン(310mg,1.70ミリモル)のn−ブタノール(1mL)溶液を160℃で30分間加熱した。生じる反応混合物を分取用HPLCによって精製して、24.3mgの所望化合物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 434,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96 (s, 1H), 7.68 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.58 (m, 2H), 7.46 (m, 2H), 5.12 (s, 2H), 4.36 (t, J = 13.6 Hz, 2H), 4.23 (s, 2H), 3.58 (t, J = 16 Hz, 2H), 2.67 (brs, 2H), 2.44 (s, 3H)。
【2597】
実施例118−1
N−[2−(7−ブロモ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−クロロキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2598】
【化825】
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【2599】
7−ブロモ−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−2−ベンズアゼピン−3−オン
【2600】
【化826】
[この文献は図面を表示できません]
【2601】
トルエン中の6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−オン(100g,0.44モル)の冷却溶液へアジ化ナトリウム(150g,2.2モル)を加えて、トリフルオロメタンスルホン酸(200mL)の滴下を続けた。この添加が完了したときに氷浴を外して、この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物を氷水へ注ぎ、炭酸カリウムでpH>10へゆっくり塩基性にしてから、ジクロロメタン(1000mLx3)で抽出した。この有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させてから減圧下に濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって分離させて、35gの粗生成物を得た。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 240。
【2602】
7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2603】
【化827】
[この文献は図面を表示できません]
【2604】
7−ブロモ−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−2−ベンズアゼピン−3−オン(35g,146ミリモル)の1,2−ジメトキシエタン(400mL)溶液へボラン−硫化ジメチル錯体の溶液(テトラヒドロフラン中1.0M,40mL)を窒素下に加えて、生じる混合物を還流下に一晩撹拌した。この反応物をメタノールで冷まし、2M塩酸で酸性化してから、さらに2時間撹拌した。生じる混合物を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCによって精製して、4.6gの生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 226.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.21 (d, J = 5 Hz, 1H), 7.15-7.13 (dd, J = 2.0, 8.0 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 1H), 3.79 (s, 2H), 3.11-3.08 (m, 2H), 2.82-2.79 (m, 2H), 2.38 (brs, 1H), 1.63-1.61 (m, 2H)。
【2605】
7−ブロモ−2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2606】
【化828】
[この文献は図面を表示できません]
【2607】
2,4,6−トリクロロキノリン(300mg,1.29ミリモル)、7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(291mg,1.29ミリモル)、及びn−ブタノール(3mL)の混合物を10mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら160℃で1時間加熱した。この混合物を室温へ冷やして酢酸エチル(10mL)で希釈してから、水(10mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて蒸発させて残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、222mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、41%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 421。
【2608】
N−[2−(7−ブロモ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−クロロキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2609】
【化829】
[この文献は図面を表示できません]
【2610】
7−ブロモ−2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(200mg,0.47ミリモル)及びエタン−1,2−ジアミン(0.5mL)の混合物を5mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら160℃で2時間加熱した。溶媒を減圧下に除去して、残渣を分取用HPLCによって精製して、38mgの生成物を得た(収率は、18%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 445,
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.41(m, 1H) , 7.35 (m, 1H), 7.31 (m, 2H), 5.99 (s, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.13 (m, 2H), 3.40 (m, 2H), 3.00 (m, 4H), 1.90 (m, 2H)。
【2611】
実施例118−2
2−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]キノリン−2−イル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−8−オール
【2612】
【化830】
[この文献は図面を表示できません]
【2613】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−8−オール(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 349.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.13 (m, 1H), 6.96 (m, 2H), 6.56 (m, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.72 (s, 2H), 4.13 (m, 2H), 3.43 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.96 (m, 4H), 1.87 (m, 2H)。
【2614】
実施例118−3
N−[6−メチル−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2615】
【化831】
[この文献は図面を表示できません]
【2616】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 347.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.68 (s, 1H), 7.55 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.13-7.05 (m, 3H), 6.67 (brs, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.79 (s, 2H), 4.11 (brs, 2H), 3.52 (s, 2H), 3.05-2.99 (m, 4H), 2.35 (s, 3H), 1.77 (s, 2H)。
【2617】
実施例118−4
N−[2−(8−フルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2618】
【化832】
[この文献は図面を表示できません]
【2619】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに8−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 365.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.68 (s, 1H), 7.48 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.28 (m, 2H), 7.12 (m, 1H), 6.83 (m, 1H), 5.93 (s, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.09 (s, 2H), 3.46 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.00 (m, 4H), 2.40 (s, 3H), 1.90 (m, 2H)。
【2620】
実施例118−5
N−[6−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2621】
【化833】
[この文献は図面を表示できません]
【2622】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)を使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 367.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.87 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.47-7.42 (m, 2H), 7.34 (dd, J = 9.0, 2.2 Hz, 1H), 7.15-7.09 (m, 3H), 5.99 (s, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.11 (brs, 2H), 3.38-3.32 (m, 2H), 3.00-2.93 (m, 4H), 1.87 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【2623】
実施例118−6
N−[6−クロロ−2−(9−フルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2624】
【化834】
[この文献は図面を表示できません]
【2625】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンの代わりに9−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)を使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 385.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H), 7.13 (m, 1H), 7.00 (m, 2H), 6.11 (s, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.21 (s, 2H), 3.45 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.10 (m, 2H), 3.00 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 1.89 (m, 2H)。
【2626】
実施例118−7
N−[2−(8−フルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2627】
【化835】
[この文献は図面を表示できません]
【2628】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに8−フルオロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 351.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 6.8, 1.2 Hz, 1H), 7.19 (m, 2H), 7.02 (m, 2H), 6.07 (s, 1H), 4.21 (s, 2H), 3.52 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 4.91 (s, 2H), 3.12 (m, 2H), 3.06 (m, 2H), 1.94 (m, 2H)。
【2629】
実施例118−8
1−アミノ−3−{[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オール・トリフルオロ酢酸塩(塩)
【2630】
【化836】
[この文献は図面を表示できません]
【2631】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン、2,4,6−トリクロロキノリン、及びエタン−1,2−ジアミンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)、2,4−ジクロロキノリン(市販されている)、及び1,3−ジアミノ−プロパン−2−オール(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 363.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD CD
3OD) δ ppm 8.05-8.03 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.78-7.76 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.72-7.68 (m, 1H), 7.52-7.50 (m, 1H), 7.44-7.40 (m, 1H), 7.23-7.19 (m, 3H), 6.12 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.16-4.11 (m, 3H), 3.56-3.55 (d, J = 6 Hz, 2H), 3.20-3.16 (dd, J = 2.8, 12.8 Hz, 1H), 3.11-3.08 (m, 2H), 2.99-2.94 (m, 1H), 1.99-1.98 (m, 2H)。
【2632】
実施例118−9
N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2633】
【化837】
[この文献は図面を表示できません]
【2634】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 333.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.91-7.89 (m, 1H), 7.62-7.60 (m, 1H), 7.52-7.45 (m, 2H), 7.21-7.12 (m, 3H), 5.96 (s, 1H), 4.10 (s, 2H), 3.51-3.47 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 3.04-2.98 (m, 5H), 2.84 (s, 2H), 1.94-1.91 (m, 2H)。
【2635】
実施例118−10
N−[6−ブロモ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2636】
【化838】
[この文献は図面を表示できません]
【2637】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と6−ブロモ−2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.05 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.52-7.42 (m, 3H), 7.16-7.12 (m, 3H), 6.03 (s, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.15 (brs, 2H), 3.48 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.07-3.03 (m, 4H), 1.94 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【2638】
実施例118−11
N−[6−メトキシ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2639】
【化839】
[この文献は図面を表示できません]
【2640】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−メトキシキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 363.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.25-7.18 (m, 4H), 6.01 (s, 1H), 4.93 (s, 2H), 4.13 (brs, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.53 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.10-3.01 (m, 4H), 1.96 (s, 2H)。
【2641】
実施例118−12
N−[2−(6−クロロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2642】
【化840】
[この文献は図面を表示できません]
【2643】
表題化合物は、スキーム59において6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−オンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに5−クロロ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−オン(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 367.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.25 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (m, 2H), 5.96 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.10 (s, 2H), 3.41 (m, 2H), 3.25 (m, 2H), 2.95 (m, 2H), 1.94 (m, 2H)。
【2644】
実施例118−13
N−[2−(7−フルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−メチルキノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2645】
【化841】
[この文献は図面を表示できません]
【2646】
表題化合物は、スキーム59において6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−オンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−オン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 365.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82 (s, 1H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.17 (m, 1H), 6.94 (m, 1H), 6.84 (m, 1H), 6.03 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 4.87 (s, 2H), 3.95 (m, 4H), 3.56 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.10 (m, 4H), 2.48 (s, 3H)。
【2647】
実施例118−14
N−メチル−N’−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2648】
【化842】
[この文献は図面を表示できません]
【2649】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン、2,4,6−トリクロロキノリン、及びエタン−1,2−ジアミンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)、2,4−ジクロロキノリン(市販されている)、及びN−メチル−エタン−1,2−ジアミン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 347.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.42 (brs, 2H), 7.88 (s, 1H), 7.55 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.47 (s, 2H), 7.16-7.11 (m, 4H), 6.01 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 3.63 (s, 2H), 3.20 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.02 (s, 2H), 2.67 (s, 3H), 1.80 (s, 2H)。
【2650】
実施例118−15
N−[2−(7−メトキシ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2651】
【化843】
[この文献は図面を表示できません]
【2652】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 363.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.00 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.63 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.34 (m, 1H), 6.80 (m, 1H), 6.76 (m, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.13 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.59 (m, 2H), 3.09 (m, 4H), 1.97 (m, 2H)。
【2653】
実施例118−16
N−[2−(7−フルオロ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2654】
【化844】
[この文献は図面を表示できません]
【2655】
表題化合物は、スキーム59において6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−オンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−1H−ナフタレン−2−オン(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 351.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.92 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.55-7.49 (m, 2H), 7.24 (m, 1H), 6.96-6.91 (m, 2H), 5.97 (s, 1H), 4.86 (s, 2H), 4.12 (s, 2H), 3.55 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.08 (m, 4H), 1.95 (m, 2H)。
【2656】
実施例118−17
N−[2−(8−メトキシ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2657】
【化845】
[この文献は図面を表示できません]
【2658】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに8−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−11と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 363.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.75 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.46 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.19 (m, 1H), 7.13 (m, 1H), 6.81 (m, 1H), 6.05 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.15 (m, 2H), 3.82 (m, 5H), 3.29 (m, 2H), 3.07 (m, 2H), 1.99 (m, 2H)。
【2659】
実施例118−18
N−[6−(ジフルオロメトキシ)−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2660】
【化846】
[この文献は図面を表示できません]
【2661】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−ジフルオロメトキシキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 399.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.63 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H), 7.18-7.12 (m, 3H), 6.79 (t, J = 74.4 Hz, 1H, HCF
2O-), 6.03 (s, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.15 (brs, 2H), 3.46 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.06-3.00 (m, 4H), 1.91 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【2662】
実施例118−19
N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2663】
【化847】
[この文献は図面を表示できません]
【2664】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−トリフルオロメチルキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 401.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.36 (s, 1H), 7.57-7.45 (m, 3H), 7.12 (brs, 3H), 6.99 (s, 1H), 6.03 (s, 1H), 4.81 (s, 2H), 4.15 (brs, 2H), 3.29 (brs, 2H), 3.01 (s, 2H), 2.82 (s, 2H), 1.77 (s, 2H)。
【2665】
実施例118−20
N−[8−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2666】
【化848】
[この文献は図面を表示できません]
【2667】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4,8−トリクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 367.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.24 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.13-7.09 (m, 3H), 6.98 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H), 4.89 (s, 2H), 4.20 (brs, 2H), 3.46 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.07-3.02 (m, 4H), 1.92 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【2668】
実施例118−21
N−[6−フルオロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2669】
【化849】
[この文献は図面を表示できません]
【2670】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−フルオロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 351.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.60-7.52 (m, 2H), 7.47 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.26-7.21 (m, 1H), 7.17-7.12 (m, 3H), 6.04 (s, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.15 (brs, 2H), 3.45 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.06-2.99 (m, 4H), 1.91 (t, J = 5.4 Hz, 2H)。
【2671】
実施例118−22
N,N−ジメチル−N’−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2672】
【化850】
[この文献は図面を表示できません]
【2673】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン、2,4,6−トリクロロキノリン、及びエタン−1,2−ジアミンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)、2,4−ジクロロキノリン(市販されている)、及びN,N−ジメチル−エタン−1,2−ジアミン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 361.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.90 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.56-7.46 (m, 3H), 7.15-7.11 (m, 4H), 5.89 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 3.53 (s, 2H), 3.05 (s, 2H), 2.91 (s, 2H), 2.53 (s, 6H), 1.80 (s, 2H)。
【2674】
実施例118−23
N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2675】
【化851】
[この文献は図面を表示できません]
【2676】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 417.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.80 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 7.18-7.12 (m, 3H), 6.06 (s, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.16 (brs, 2H), 3.46 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.06-3.00 (m, 4H), 1.91 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【2677】
実施例118−24
N−[6−(メチルスルホニル)−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2678】
【化852】
[この文献は図面を表示できません]
【2679】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロ−6−メタンスルホニルキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.518 (s, 0.5 H), 8.514 (s, 0.5 H), 7.76-7.73 (m, 1H), 7.61 (d, J = 6.4 Hz, 0.5 H), 7.52 (d, J = 6.8 Hz, 0.5 H), 7.47-7.34 (m, 1H), 7.13-7.07 (m, 3H), 6.23 (s, 0.5 H), 6.04 (s, 0.5 H). 4.83 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.34 (brs, 2H), 3.15 (brs, 4H), 3.00 (s, 2H), 2.81 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 1.76 (brs, 2H)。
【2680】
実施例118−25
2−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]キノリン−2−イル}−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−8−カルボン酸
【2681】
【化853】
[この文献は図面を表示できません]
【2682】
表題化合物は、スキーム59において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−8−カルボン酸(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって、実施例118−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 377.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.57 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.84 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 6.0 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.18 (m, 2H), 6.10 (s, 1H), 4.24 (brs, 2H), 3.62 (m, 2H), 3.26 (m, 2H), 3.16 (m, 4H), 1.91 (m, 2H)。
【2683】
実施例118−26
2−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2684】
【化854】
[この文献は図面を表示できません]
【2685】
表題化合物は、スキーム1において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンと2,4,6−トリクロロキノリンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と2,4−ジクロロキノリン(市販されている)をそれぞれ使用することによって製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 309.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.92-7.88 (dd, J = 1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.53-7.45 (m, 2H), 7.24-7.10 (m, 5H), 4.81 (s, 2H), 4.09 (brs, 2H), 3.02-2.97 (m, 2H), 1.94-1.88 (m, 2H)。
【2686】
実施例119
N−[5−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2687】
【化855】
[この文献は図面を表示できません]
【2688】
1−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)エタノン
【2689】
【化856】
[この文献は図面を表示できません]
【2690】
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン塩酸塩(10g,54.4ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(450mL)懸濁液を0℃で撹拌した。トリエチルアミン(18.21mL,130.6ミリモル)を加えて、乾燥ジクロロメタン(50mL)中の無水酢酸(6.18mL,65.3ミリモル)の滴下を続けた。次いで、この反応物を、温度を室温へゆっくり上昇させながら、1時間撹拌した。生じる混合物を1N塩酸(200mL)と塩水(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して、10gの生成物を無色のオイルとして得た(収率は、97%であった)。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 190。
【2691】
2−クロロ−6−{[1−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)エチリデン]アミノ}ベンゾニトリル
【2692】
【化857】
[この文献は図面を表示できません]
【2693】
乾燥ジクロロメタン(100mL)中の1−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)エタノン(5.5g,29.0ミリモル)の撹拌溶液へオキシ塩化リン(2.93mL,32.0ミリモル)を10℃で加えた。その後で、この混合物を室温で20分間撹拌した。次いで、2−アミノ−6−クロロ−ベンゾニトリル(4.43g,29.0ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(40mL)溶液を加えて、生じる懸濁液を還流下に24時間加熱した。この反応混合物を室温へ冷やした後で、水(50mL)に続いて飽和重炭酸ナトリウムをpH8まで加えた。有機層を分離させて、水層をジクロロメタン(100mL)で抽出した。有機画分を塩水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で蒸発させて残渣を得て、これをエーテルに沈殿させた。固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、6gの生成物を茶褐色の粉末として得た(収率は、63.7%であった)。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 324。
【2694】
5−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−アミン
【2695】
【化858】
[この文献は図面を表示できません]
【2696】
2−クロロ−6−{[1−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)エチリデン]アミノ}ベンゾニトリル(6g,18.5ミリモル)、塩化亜鉛(2.52g,18.5ミリモル)、及びN,N−ジメチル−アセトアミド(18mL)の混合物をアルゴン下に撹拌しながら160℃で3時間加熱した。この反応物をそのまま約40℃へ冷やした後で、水酸化ナトリウム(2N,20mL)を加えてから、室温で10分間撹拌した。この反応混合物を水へ注いで、固形物を濾過によって回収し、水で洗浄して真空で乾燥させて、5gの生成物を灰白色の粉末として得た(収率は、83.3%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 324。
【2697】
2−(4,5−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2698】
【化859】
[この文献は図面を表示できません]
【2699】
5−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−アミン(1.5g,4.6ミリモル)の濃塩酸(10mL)懸濁液へ亜硝酸ナトリウム(390mg,5.6ミリモル)の水溶液を−10℃で加えた。この添加の後で、この反応混合物をさらに30分間撹拌してから、塩化ナトリウム(2g)を加えた。生じる混合物を室温で一晩撹拌して飽和重炭酸ナトリウムで中和し、ジクロロメタン(50mLx2)で抽出した。この有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させてから減圧下に濃縮して、粗生成物を得た。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【2700】
N−[5−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2701】
【化860】
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【2702】
上記に製造した2−(4,5−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンとエタン−1,2−ジアミン(2mL)の混合物を10mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で2時間加熱した。この反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈してから、水(20mL)で洗浄した。有機画分を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧下に濃縮して残渣を得て、これを分取用HPLCによって精製して、20mgの生成物を白色の粉末として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 367.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.46-7.42 (m, 2H), 7.27-7.23 (m, 1H), 7.16-7.11 (m, 3H), 7.02 (66, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 5.97 (s, 1H), 4.79 (s, 2H), 4.13 (brs, 2H), 3.38-3.21 (m, 2H), 3.04-3.02 (m, 2H), 2.96 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 1.91-1.86 (m, 2H)。
【2703】
実施例120−1
N−{2−[7−(メチルスルホニル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル]キノリン−4−イル}エタン−1,2−ジアミン
【2704】
【化861】
[この文献は図面を表示できません]
【2705】
7−(メチルスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2706】
【化862】
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【2707】
7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(226mg,1.0ミリモル)、メタンスルフィン酸ナトリウム(120mg,1.2ミリモル)、ヨウ化銅(I)(19mg,0.1ミリモル)、L−プロリン(23mg,0.2ミリモル)、水酸化ナトリウム(8.0mg,0.2ミリモル)、及びジメチルスルホキシド(2mL)の混合物を密封管において95℃で20時間加熱した。生じる混合物を水で希釈して、酢酸エチル(30mLx3)で抽出した。この有機層を合わせて塩水(40mLx3)で洗浄してから、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下に除去して残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン、1:20)によって精製して、144mgの生成物を淡褐色の粘稠なオイルとして得た(収率は、63.9%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 226。
【2708】
2−(4−クロロキノリン−2−イル)−7−(メチルスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2709】
【化863】
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【2710】
2,4−ジクロロキノリン(126mg,0.637ミリモル)、7−(メチルスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(144mg,0.637ミリモル)、トリエチルアミン(0.106mL,0.765ミリモル)、及びN−メチル−2−ピロリドン(2mL)の混合物を密封管において撹拌しながら100℃で4時間加熱した。生じる混合物を水で希釈して、酢酸エチル(15mLx3)で抽出した。この有機層を合わせて塩水(15mLx3)で洗浄してから、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下に除去して、残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、1:5)によって精製して、55.6mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、22.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 387。
【2711】
N−{2−[7−(メチルスルホニル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル]キノリン−4−イル}エタン−1,2−ジアミン
【2712】
【化864】
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【2713】
2−(4−クロロキノリン−2−イル)−7−(メチルスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(55.6mg,0.144ミリモル)及びエタン−1,2−ジアミン(1mL)の混合物を10mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で2時間加熱した。溶媒を真空で除去して残渣を分取用HPLCによって精製して、27.5mgの生成物を淡黄色の固形物として得た(収率は、46.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 411.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82-7.73 (m, 4H), 7.53 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.45-7.40 (m, 1H), 7.12-7.08 (m, 1H), 5.98 (s, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.16 (s, 2H), 3.41 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.16 (brs, 2H), 3.06 (s, 3H), 2.97 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.96 (brs, 2H)。
【2714】
実施例120−2
N−{2−[7−(エチルスルホニル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル]キノリン−4−イル}エタン−1,2−ジアミン
【2715】
【化865】
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【2716】
表題化合物は、メタンスルフィン酸ナトリウムの代わりにエタンスルフィン酸ナトリウム(市販されている)を使用することによって、実施例120−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.81-7.76 (m, 2H), 7.70-7.67 (m, 2H), 7.53 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.43-7.39 (m, 1H), 7.10-7.06 (m, 1H), 5.97 (s, 1H), 4.93 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 3.39 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.16-3.10 (m, 4H), 2.95 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.94 (brs, 2H), 1.16 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【2717】
実施例121
N−[2−(8−エトキシ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2718】
【化866】
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【2719】
2−(4−クロロキノリン−2−イル)−8−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2720】
【化867】
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【2721】
5mLの乾燥N,N−ジメチルホルムアミド中の2−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−8−オール(36mg,0.11ミリモル)の溶液へ水素化ナトリウム(8mg,0.17ミリモル)を加えてから、ブロモエタン(18.5mg,0.17ミリモル)を窒素下に滴下した。この滴下の後で、この反応物を室温でさらに1時間撹拌した。生じる混合物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、塩水で洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を真空で除去して残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、28mgの生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 353。
【2722】
N−[2−(8−エトキシ−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2723】
【化868】
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【2724】
2−(4−クロロキノリン−2−イル)−8−エトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(28mg,0.79ミリモル)及びエタン−1,2−ジアミン(0.5mL)の混合物を5mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら160℃で2時間加熱した。溶媒を減圧下に除去して残渣を分取用HPLCによって精製して、12mgの生成物を得た(収率は、40%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 377.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H,), 7.62 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.57 (m, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.38 (m, 1H), 7.19 (m, 2H), 6.00 (s, 1H), 4.78 (s, 2H), 4.12 (m, 2H), 3.99 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.48 (m, 2H), 2.98 (m, 4H), 1.94 (m, 2H), 1.34 (t, J = 6.8 Hz, 3H)。
【2725】
実施例122
N−[6−(ピリジン−2−イルオキシ)−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2726】
【化869】
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【2727】
4−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−6−オール
【2728】
【化870】
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【2729】
15mLのジクロロメタン中の2−(4−クロロ−6−メトキシ−キノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(800mg,2.37ミリモル)の溶液へ三臭化ホウ素の溶液(0.558mL,5.9ミリモル)をゆっくり加えた。生じる混合物を室温で30分間撹拌し、続いて40℃で2時間撹拌した。室温へ冷やした後で、この反応混合物を重炭酸ナトリウム(20mL)で注意深く冷ましてから、ジクロロメタン(10mLx3)で抽出した。この有機層を合わせて塩水(20ml)で洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を真空で除去して残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン、1:5)によって精製して、500mgの生成物を得た(収率は、65%であった)。
【2730】
2−[4−クロロ−6−(ピリジン−2−イルオキシ)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2731】
【化871】
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【2732】
4−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−6−オール(200mg,0.617ミリモル)、2−フルオロ−ピリジン(180mg,1.85ミリモル)、炭酸カリウム(73mg,0.53ミリモル)、及び乾燥ジメチルスルホキシドの混合物を密封管においてマイクロ波照射下に撹拌しながら130℃で40分間加熱した。生じる混合物を室温へ冷やしてから水(10mL)で希釈して、酢酸エチル(10mLx2)で抽出した。合わせた有機層を塩水(10mLx3)で洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を真空で除去して残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、1:5)によって精製して、110mgの生成物を黄色の固形物として得た(収率は、45%であった)。
【2733】
N−[6−(ピリジン−2−イルオキシ)−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2734】
【化872】
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【2735】
2−[4−クロロ−6−(ピリジン−2−イルオキシ)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(40mg,0.1ミリモル)及びエタン−1,2−ジアミン(2mL)の混合物を5mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら180℃で3時間加熱した。溶媒を減圧下に除去して残渣を分取用HPLCによって精製して、7mgの生成物を黄色の粉末として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 426.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.12 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.82-7.78 (m, 1H), 7.66 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 5.2, 2.4 Hz, 1H), 7.16-7.08 (m, 4H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.16 (brs, 2H), 3.41 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.05 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 2.94 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 1.96-1.91 (m, 2H)。
【2736】
実施例123
2−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−6−クロロキノリン−2−イル}−N,N−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボキサミド
【2737】
【化873】
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【2738】
2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボン酸メチル
【2739】
【化874】
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【2740】
10mLの乾燥メタノール中へ7−ブロモ−2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン(200mg,0.47ミリモル)、トリエチルアミン(94mg,0.94ミリモル)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(49.2mg,0.047ミリモル)を加えた。生じる混合物を一酸化炭素下に還流下で一晩撹拌した。室温へ冷やした後で、この反応物を酢酸エチル(30mL)で希釈してから水で洗浄した。有機画分を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、1:5)によって精製して、156mgの生成物を得た(収率は、83%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 401。
【2741】
2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボン酸
【2742】
【化875】
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【2743】
メタノール(5mL)及び水酸化ナトリウム(5M,2mL)の混合物へ2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボン酸メチル(156mg,0.39ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。その後で、この反応物を20mLの水で希釈し、2Mの塩酸でpH6へ酸性化して、酢酸エチル(30mL)で希釈した。この有機層を分離させて、水で洗浄した。溶媒を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、135mgの生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 387。
【2744】
2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−N,N−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボキサミド
【2745】
【化876】
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【2746】
2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボン酸(135mg,0.35ミリモル)、塩酸ジメチルアミン(34.2mg,0.42ミリモル)、トリエチルアミン(105mg,1.05ミリモル)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロリン酸塩(159mg,0.42ミリモル)、及び5mLのジクロロメタンの混合物を窒素下に室温で一晩撹拌した。この反応物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、水で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を真空で除去して残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、133mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、92%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 414。
【2747】
2−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−6−クロロキノリン−2−イル}−N,N−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボキサミド
【2748】
【化877】
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【2749】
2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−N,N−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−カルボキサミド(133mg,0.32ミリモル)及びエタン−1,2−ジアミン(2mL)の混合物を5mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら180℃で3時間加熱した。溶媒を減圧下に除去して残渣を分取用HPLCによって精製して、11mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 438.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.89 (s, 1H), 7.60 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.38 (m, 1H), 7.22 (m, 2H), 6.01 (s, 1H), 4.80 (s, 2H), 4.16 (m, 2H), 3.44 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.11-2.97 (m, 10H), 1.93 (m, 2H)。
【2750】
実施例124
2−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]キノリン−2−イル}−7−ブロモ−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−2−ベンズアゼピン−3−オン
【2751】
【化878】
[この文献は図面を表示できません]
【2752】
7−ブロモ−2−(4−クロロキノリン−2−イル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−2−ベンズアゼピン−3−オン
【2753】
【化879】
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【2754】
2,4−ジクロロキノリン(196mg,1.0ミリモル)のジオキサン(4mL)溶液へ7−ブロモ−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−2−ベンズアゼピン−3−オン(161mg,1.0ミリモル)に続いてトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(28mg,0.03ミリモル)、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(65mg,0.11ミリモル)、及び三塩基性リン酸カリウム(212mg,1.0ミリモル)を加えた。生じる混合物を窒素で再び満たして、130℃で一晩加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物をアセトニトリル(10mL)で希釈し、濾過して、アセトニトリルで洗浄した。濾液を減圧下に濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/水酸化アンモニウム溶液、80:19:1)によって精製して、165mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、42%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 401。
【2755】
2−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]キノリン−2−イル}−7−ブロモ−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−2−ベンズアゼピン−3−オン
【2756】
【化880】
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【2757】
7−ブロモ−2−(4−クロロキノリン−2−イル)−1,2,4,5−テトラヒドロ−3H−2−ベンズアゼピン−3−オン(40mg,0.1ミリモル)の溶液へマイクロ波容器においてエタン−1,2−ジアミン(0.5mL)を加えて、これを脱気して窒素で再び満たした。生じる混合物をマイクロ波照射下に170℃で30分間加熱した。室温へ冷やした後で、この混合物をメタノール(10mL)で希釈して減圧下に濃縮して残渣を得て、これを分取用HPLCによって精製して、42mgの生成物を固形物として得た(収率は、98%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.99 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.58 (m, 2H), 7.47 (s, 2H), 7.32 (td, J = 1.2, 8.8 Hz, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.48 (s, 2H), 3.42 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.98 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.86 (t, J = 7.2 Hz, 2H)。
【2758】
実施例125
1−(2−{[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アミノ}エチル)グアニジン・トリフルオロ酢酸塩
【2759】
【化881】
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【2760】
N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン(200mg,0.6ミリモル)及び3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−カルボキシイミダミド硝酸塩(122mg,0.6ミリモル)のエタノール(15mL)溶液を加熱することによって一晩還流させた。室温へ冷やした後で、この反応混合物を減圧下に濃縮し、水(15mL)で希釈してから、ジクロロメタン(50mLx2)で抽出した。このジクロロメタン画分を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させてから減圧下に濃縮して残渣を得て、これを分取用HPLCによって精製して、35.78mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 375.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.07-8.04 (brs, 1H), 7.80-7.69 (m, 2H), 7.51-7.41 (m, 2H), 7.26-7.20 (m, 3H), 6.00 (s, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.14 (s, 2H), 3.71-3.67 (m, 2H), 3.58-3.55 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.13-3.10 (m, 2H), 2.01 (s, 2H)。
【2761】
実施例126−1
N−[(2−アミノ−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−5−イル)メチル]−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−アミン・トリフルオロ酢酸塩
【2762】
【化882】
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【2763】
メタノール(7mL)及び水(1.75mL)中の1−アミノ−3−{[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オール(690mg,1.9ミリモル)及び酢酸カリウム(490mg,5ミリモル)の混合物を0℃で撹拌した。上記の混合物へメタノール(1mL)中の臭化シアン(212mg,2ミリモル)の冷却溶液を加えて、生じる混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物を濃縮して酢酸エチル(50mL)で希釈してから、水(50mL)で洗浄した。有機画分を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧下に濃縮して残渣を得て、これを分取用HPLCによって精製して、73mgの生成物を白色の粉末として得た(収率は、10%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 388.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.06-8.04 (dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1H), 7.80-7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.72 (m, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.42 (m, 1H), 7.23 (m, 3H), 6.11 (s, 1H), 5.42 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.11 (m, 3H), 3.93 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.77 (dd, J = 9.6, 6.8 Hz, 1H), 3.09 (m, 2H), 2.00 (d, J = 5.6 Hz, 2H)。
【2764】
実施例126−2
N−[(2−アミノ−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−5−イル)メチル]−6−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−アミン
【2765】
【化883】
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【2766】
表題化合物は、1−アミノ−3−{[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オールの代わりに1−アミノ−3−{6−クロロ−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アミノ}プロパン−2−オール[これは、スキーム1において7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンとエタン−1,2−ジアミンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(市販されている)と1,3−ジアミノ−プロパン−2−オール(市販されている)をそれぞれ使用することによって、製造した]を使用することによって、実施例9−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 422.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.17 (s, 1H), 7.82 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.69 (m, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.22 (m, 3H), 6.15 (s, 1H), 5.42 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.11 (m, 3H), 3.94 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.77 (dd, J = 9.6, 6.8 Hz, 1H), 3.09 (m, 2H), 2.00 (d, J = 5.6 Hz, 2H)。
【2767】
実施例127
N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]グリシンアミド
【2768】
【化884】
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【2769】
2−クロロ−N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アセトアミド
【2770】
【化885】
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【2771】
2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−アミン(500mg,1.73ミリモル)の溶液へ1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(0.52mL,3.48ミリモル)に続いて塩化クロロアセチル(0.21mL,2.64ミリモル)を室温で加えた。生じる溶液を窒素下に撹拌しながら70℃で2時間加熱した。室温へ冷やした後で、この反応物を酢酸エチル(50mL)で希釈してから、水(50mLx3)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧下に濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、1:4)によって精製して、140mgの生成物を灰白色の固形物として得た(収率は、22.1%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 366。
【2772】
2−アジド−N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アセトアミド
【2773】
【化886】
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【2774】
2−クロロ−N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アセトアミド(70mg,0.19ミリモル)のアセトニトリル(2mL)溶液へアジ化ナトリウム(62mg,0.95ミリモル)を加えた。生じる混合物を室温で6時間撹拌した。この反応物を酢酸エチル(20mL)で希釈してから水(10mL)で洗浄した。酢酸エチル画分を硫酸ナトリウムで乾燥させてから減圧下に濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、1:4)によって精製して、65mgの生成物を白色の粉末として得た(収率は、91.8%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 373。
【2775】
N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]グリシンアミド
【2776】
【化887】
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【2777】
2−アジド−N−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]アセトアミド(65mg,0.17ミリモル)のメタノール溶液へパラジウム(10%担持カーボン、7mg)を加えた。水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を濾過した。濾液を真空で濃縮して、残渣を分取用HPLCによって精製して、30mgの生成物を白色の粉末として得た(収率は、60.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 347.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.08 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.55-7.49 (m, 3H), 7.23-7.20 (m, 1H), 7.15-7.08 (m, 3H), 4.79 (s, 2H), 4.13 (brs, 2H), 3.45 (brs, 2H), 3.04 (brs, 2H), 1.79 (brs, 2H)。
【2778】
実施例128
3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1−アミン
【2779】
【化888】
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【2780】
(2E)−3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロプ−2−エン酸メチル
【2781】
【化889】
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【2782】
2−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(1.5g,4.86ミリモル)、アクリル酸メチルエステル(0.88ml,9.7ミリモル)、トリエチルアミン(6mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(124mg,0.243ミリモル)の混合物を20mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてアルゴン下に撹拌しながら100℃で30分間加熱した。この反応混合物を水(30mL)へ注いで、酢酸エチル(20mLx3)で抽出した。この有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して残渣を得て、これをフラッシュカラムによって精製して、1.41gの生成物を白色の固形物として得た(収率は、81%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 359。
【2783】
3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパン酸メチル
【2784】
【化890】
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【2785】
30mLのメタノール中の(2E)−3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロプ−2−エン酸メチル(1.4g,3.91ミリモル)の溶液へ10%パラジウム担持カーボン(70mg)を加えた。水素(バルーン)下に3時間激しく撹拌した後で、この反応物を濾過して濾液を真空で濃縮して、1.4gの生成物を白色の固形物として得た(収率は、98%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 361。
【2786】
3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパン酸
【2787】
【化891】
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【2788】
3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパン酸メチル(1.4g,3.89ミリモル)のメタノール(10mL)溶液へ水酸化ナトリウムの水溶液(4N,16mL)を加えて、生じる混合物を室温で4時間間撹拌した。この反応物を5N塩酸でpH4へ酸性化してから、酢酸エチル(10mLx3)で抽出した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して残渣を得て、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.1gの生成物を白色の固形物として得た(収率は、82%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 347。
【2789】
3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパンアミド
【2790】
【化892】
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【2791】
3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパン酸(300mg,0.867ミリモル)のジクロロメタン(10mL)溶液へ塩化オキサリル(0.123mL,1.3ミリモル)と1滴のN,N−ジメチルホルムアミドを0℃で加えた。生じる混合物を室温へ温めて、さらに2時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去して残渣をジクロロメタン(5mL)に溶かし、これへアンモニアのテトラヒドロフラン溶液(4N,5mL)を0℃で加えて、続いて室温で一晩撹拌した。この反応物を真空で濃縮乾固させてフラッシュカラムによって精製して、50mgの生成物を白色の固形物として得た。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 346。
【2792】
3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1−アミン
【2793】
【化893】
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【2794】
テトラヒドロフラン(5mL)中の3−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパンアミド(50mg,0.145ミリモル)の混合物へボランのテトラヒドロフラン溶液(1.5mL,1.5ミリモル)を0℃で加え、続いて70℃で4時間撹拌した。0℃で、メタノール(5mL)で冷ました後で、生じる混合物を真空で濃縮して残渣を得て、これをフラッシュカラム(酢酸エチル/ヘキサン、3:7)によって精製して、10mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 332.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.79 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.57-7.52 (m, 2H), 7.47-7.43 (m, 1H), 7.18-7.04 (m, 5H), 5.24 (brs, 2H), 4.85 (s, 2H), 4.14 (brs, 2H), 3.03 (brs, 2H), 2.93 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.89-1.82 (m, 4H)。
【2795】
実施例129
[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]メタノール
【2796】
【化894】
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【2797】
2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−カルボン酸メチル
【2798】
【化895】
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【2799】
2−クロロキノリン−4−カルボン酸メチルエステル(3g,13.5ミリモル)、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン塩酸塩(3g,16.3ミリモル)、炭酸カリウム(4.5g,32.6ミリモル)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(300mg)、及びトルエン(60mL)の混合物を撹拌しながら110℃で5日間加熱した。溶媒を減圧下に除去して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、1:4)によって精製して、1.97gの生成物を黄色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 333。
【2800】
[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]メタノール
【2801】
【化896】
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【2802】
テトラヒドロフラン(2mL)中の2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−カルボン酸メチル(30mg,0.087ミリモル)の混合物へボランのテトラヒドロフラン溶液(1.5mL,1.5ミリモル)を0℃で加えた。70℃で4時間撹拌した後で、この混合物をメタノール(5mL)で、0℃で冷ました。溶媒を真空で除去して残渣を得て、これをフラッシュカラム(酢酸エチル/ヘキサン、3:7)によって精製して、16mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI+) [(M+H)
+] 305.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.70 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.56-7.44 (m, 3H), 7.25 (s, 1H), 7.16-7.07 (m, 4H), 5.44 (t, J = 4.2 Hz, 1H), 4.86 (s, 2H), 4.85 (s, 2H), 4.18 (brs, 2H), 3.04 (brs, 2H), 1.80 (brs, 2H)。
【2803】
実施例130−1
2−(6−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2804】
【化897】
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【2805】
2−[6−クロロ−4−(プロプ−2−エン−1−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
【2806】
【化898】
[この文献は図面を表示できません]
【2807】
2−(4,6−ジクロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(200mg,0.58ミリモル)、2−アリル−4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン(0.164mL,0.87ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(68mg,0.058ミリモル)、炭酸カリウム(241mg,1.74ミリモル)、1,2−ジメトキシエタン(3mL)、及び水(1mL)の混合物を10mLのマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で3時間加熱した。生じる混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈してから水(20mL)で洗浄した。酢酸エチル画分を硫酸ナトリウムで乾燥させてから減圧下に濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、0.1:5)によって分離させて、2−[6−クロロ−4−(プロプ−2−エン−1−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(20mg)と2−(6−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(50mg)を得た。
【2808】
2−[6−クロロ−4−(プロプ−2−エン−1−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 349。
【2809】
2−(6−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 309.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.93 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.72 (brs, 1H), 7.56-7.51 (m, 2H), 7.47-7.44 (m, 1H), 7.29 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.14-7.08 (m, 3H), 4.85 (brs, 2H), 4.14 (brs, 2H), 3.03 (brs, 2H), 1.78 (brs, 2H)。
【2810】
実施例130−2
3−[6−クロロ−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]プロパン−1,2−ジオール
【2811】
【化899】
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【2812】
2−[6−クロロ−4−(プロプ−2−エン−1−イル)キノリン−2−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(20mg,0.057ミリモル)のアセトン(2mL)及び水(1mL)溶液へN−メチルモルホリン−N−オキシド(水中50%,15.5mg,0.057ミリモル)に続いて四酸化オスミウム(0.14mg,0.0005ミリモル)を加えた。生じる混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下に除去して、残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル、3:2)によって精製して、14mgの生成物を無色のオイルとして得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 383.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.82 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.40 (dd, J = 9.2, 2.4 Hz, 1H), 7.14-7.08 (m, 4H), 4.84 (brs, 2H), 4.21 (brs, 1H), 4.10 (brs, 1H), 3.91-3.88 (m, 1H), 3.58-3.55 (m, 2H), 3.21 (dd, J = 14.0, 4.4 Hz, 1H), 3.04 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 2.87 (dd, J = 14.0, 8.4 Hz, 1H), 1.91-1.86 (m, 2H)。
【2813】
実施例131
(4S)−4−{2−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−アミン
【2814】
【化900】
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【2815】
(4S)−2,2−ジメチル−4−{(E)−2−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エテニル}−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【2816】
【化901】
[この文献は図面を表示できません]
【2817】
2−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(310mg,1.0ミリモル)、(S)−2,2−ジメチル−4−ビニル−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(273mg,1.2ミリモル)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(51mg,0.1ミリモル)、メチルジシクロヘキシルアミン(293mg,1.5ミリモル)、及びN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)の混合物を20mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で2.5時間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈して塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させてから減圧下に濃縮して残渣を得て、これをフラッシュカラムによって精製して、380mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、76%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 500。
【2818】
(4S)−2,2−ジメチル−4−{2−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エチル}−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル
【2819】
【化902】
[この文献は図面を表示できません]
【2820】
(4S)−2,2−ジメチル−4−{(E)−2−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エテニル}−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(380mg,0.76ミリモル)、水酸化パラジウム(20%担持カーボン、50mg)、及びエタノール(15mL)の混合物を水素下に室温で4時間撹拌した。固形物をシリカゲルのパッドによって濾過して濾液を真空で濃縮して、340mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、89%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 502。
【2821】
(2S)−2−アミノ−4−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]ブタン−1−オール
【2822】
【化903】
[この文献は図面を表示できません]
【2823】
(4S)−2,2−ジメチル−4−{2−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エチル}−1,3−オキサゾリジン−3−カルボン酸tert−ブチル(340mg,0.68ミリモル)の酢酸エチル溶液へ塩化水素ガスを30分間導入した。室温で一晩撹拌した後で、この反応物を氷水へ注いでから飽和炭酸ナトリウムで中和した。有機層を分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させてから真空で濃縮して、生成物を得た。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 362。
【2824】
(4S)−4−{2−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]エチル}−4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−アミン
【2825】
【化904】
[この文献は図面を表示できません]
【2826】
(2S)−2−アミノ−4−[2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−イル]ブタン−1−オール(110mg,0.3ミリモル)、酢酸カリウム(90mg,0.91ミリモル)、メタノール(8mL)、及び水(2mL)の撹拌混合物へ臭化シアン(32.3mg,0.3ミリモル)の冷メタノール(2mL)溶液を0℃で加えた。この添加の後で、生じる混合物を室温で24時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去して残渣を得て、これを分取用HPLCによって精製して、40mgの生成物を白色の固形物として得た(収率は、34.5%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 387.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.77 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.56-7.43 (m, 3H), 7.17-7.04 (m, 4H), 5.91 (brs, 1H), 4.84 (s, 2H), 4.21 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 4.13 (brs, 2H), 3.87 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 3.77 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 3.01 (brs, 2H), 2.94-2.89 (m, 1H), 1.78 (brs, 2H), 1.72-1.67 (m, 2H)。
【2827】
実施例132
N−(2−アミノエチル)−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−スルホンアミド・トリフルオロ酢酸塩
【2828】
【化905】
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【2829】
2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−チオール
【2830】
【化906】
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【2831】
乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の2−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン(2g,6.47ミリモル)及びナトリウムチオメトキシド(2.4g,34ミリモル)の混合物を還流下に撹拌しながら一晩加熱した。この反応混合物を50℃へ冷やして、揮発成分を減圧下に蒸発させて残渣を得て、これを30mLの冷却水に溶かして、アルゴン下に20%塩酸でpH4〜5へ注意深く酸性化した。生じる溶液を冷却ジクロロメタン(30mLx3)で抽出した。このジクロロメタン画分を合わせて冷却塩水(30mLx2)で洗浄してから減圧下に室温で濃縮して、粗生成物を得た。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【2832】
塩化2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−スルホニル
【2833】
【化907】
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【2834】
濃塩酸(17mL)中の2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−チオール(2g,6.5ミリモル)の十分撹拌した溶液に、温度が−5℃と−10℃の間に維持されるような速度で、塩素ガスを−10℃で通過させた。30分後に塩素の通過を止めた。この混合物を氷(30g)へ注いで、重炭酸ナトリウム(4g)の少量ずつの添加を続けた。生じる混合物を冷却ジクロロメタン(300mLx3)で抽出した。このジクロロメタン画分を合わせて冷却水(20mL)で洗浄してから、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、この濾液をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【2835】
N−(2−アミノエチル)−2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−スルホンアミド・トリフルオロ酢酸塩
【2836】
【化908】
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【2837】
エタン−1,2−ジアミン(500mg,8.3ミリモル)のジクロロメタン(20mL)溶液へ冷トリエチルアミン(5滴)を氷水浴において加えて、上記に製造した塩化2−(1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−2−ベンズアゼピン−2−イル)キノリン−4−スルホニル(400mg,0.9ミリモル)のジクロロメタン(20mL)溶液のゆっくりした添加を続けた。一晩撹拌した後で、溶媒を減圧下に除去して残渣を分取用HPLCによって精製して、43.6mgの生成物を得た(収率は、12.2%であった)。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 397.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.37-8.35 (m, 1H), 7.88-7.82 (m, 2H), 7.71 (m, 1H), 7.48-7.42 (m, 2H), 7.18-7.17 (m, 3H), 5.02 (s, 2H), 4.23 (s, 2H), 3.09-3.03 (m, 6H), 1.98 (s, 2H)。
【2838】
実施例133−1
4−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−6−メチルキノリン−2−イル}−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
【2839】
【化909】
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【2840】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
【2841】
【化910】
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【2842】
2,4−ジクロロ−6−メチルキノリン(422mg,2ミリモル)、1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン(298mg,2ミリモル)、及びn−ブチルアルコール(15mL)の混合物を20mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら160℃で3時間加熱した。冷却した後で、溶媒を真空で除去して残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン、1:20)によって精製して、生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 338。
【2843】
4−{4−[(2−アミノエチル)アミノ]−6−メチルキノリン−2−イル}−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン
【2844】
【化911】
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【2845】
4−(4−クロロ−6−メチルキノリン−2−イル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オン(60mg,1ミリモル)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(8.2mg,0.01ミリモル)、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(6mg,0.01ミリモル)及びナトリウムtert−ブトキシド(20mg,0.2ミリモル)、及び1,4−ジオキサン(2mL)の混合物を10mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら120℃で1時間加熱した。冷却した後で、この混合物を濾過して酢酸エチルで洗浄した。濾液を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて真空で濃縮して残渣を得て、これを分取用HPLCによって精製して、生成物を固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 362。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.64 (s, 1H), 7.44-7.40 (m, 2H), 7.28 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 0.8, 8.0 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 0.8, 8.0 Hz, 1H), 6.00 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.72 (s, 2H), 3.40 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.95 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.40 (s, 3H)。
【2846】
実施例133−2
N−[6−メチル−2−(1,2,3,5−テトラヒドロ−4H−1,4−ベンゾジアゼピン−4−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2847】
【化912】
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【2848】
表題化合物は、1,3,4,5−テトラヒドロ−2H−1,4−ベンゾジアゼピン−2−オンの代わりに2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,4−ベンゾジアゼピン(市販されている)を使用することによって、実施例16−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)+] 348.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 (s, 1H), 7.67 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.88 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.95 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.00 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.72 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.46 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.18 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.49 (s, 3H)。
【2849】
実施例134
N−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2850】
【化913】
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【2851】
(2−シアノフェノキシ)酢酸メチル
【2852】
【化914】
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【2853】
850mLのアセトン中の2−ヒドロキシベンゾニトリル(40g,0.34モル)及び炭酸カリウム(51.6g,0.374モル)の混合物へブロモ酢酸メチル(51.7g,0.34モル)を室温でゆっくり加えた。室温で一晩撹拌した後で、固形物を濾過して除いた。濾液を減圧下に濃縮して、残渣を酢酸エチルに溶かした。この有機層を水に次いで塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下に濃縮して残渣を得て、これをメタノール中で再結晶させて、40gの生成物を白色の固形物として得た。
【2854】
4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン−3(2H)−オン
【2855】
【化915】
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【2856】
500mLのメタノール中のラネーNi(80g)の混合物へ(2−シアノフェノキシ)酢酸メチル(40g,0.209モル)のメタノール溶液を加えた。この反応混合物を水素雰囲気下に室温で一晩撹拌した。ラネーNiを濾過によって除去して、濾液を減圧下に濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン、1:50)によって精製して、23gの生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 164。
【2857】
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン
【2858】
【化916】
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【2859】
600mLのエーテル中の水素化アルミニウムリチウム(15.2g,0.4モル)の懸濁液へ60mLのテトラヒドロフラン中の4,5−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン−3(2H)−オン(16.3g,0.1モル)の溶液を室温で加えた。還流下に撹拌しながら一晩加熱した後で、水を滴下してこの反応物を0℃で冷ました。生じる混合物を酢酸エチルで希釈してから、セライトのパッドによって濾過した。濾液を減圧下に濃縮し、塩酸−酢酸エチル溶液の添加を続けた。塩酸塩を濾過によって回収し、酢酸エチルに次いでエーテルで洗浄してから真空で乾燥させて、13.5gの生成物を得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 150。
【2860】
4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン
【2861】
【化917】
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【2862】
2,4−ジクロロキノリン(198mg,0.1ミリモル)、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン塩酸塩(186mg,0.1ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL)及び5mLのN−メチル−2−ピロリドンの混合物を撹拌しながら100℃で一晩加熱した。この混合物を室温へ冷やし、塩水で希釈して酢酸エチル(30mLx3)で抽出した。この有機層を合わせて、塩水で洗浄した。溶媒を硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧下に除去して残渣を得て、これをシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、119mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 311。
【2863】
N−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン−4(5H)−イル)キノリン−4−イル]エタン−1,2−ジアミン
【2864】
【化918】
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【2865】
4−(4−クロロキノリン−2−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾオキサゼピン(100mg,0.32ミリモル)と1.6mLのエタン−1,2−ジアミンの混合物を5mLマイクロ波合成用バイアルにおいてマイクロ波照射下に撹拌しながら150℃で3時間加熱した。この混合物を真空で濃縮して残渣を得て、これを分取用HPLCによって精製して、31mgの生成物を白色の固形物として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 335.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.61 (s, 1H), 7.90 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.60-7.51 (m, 3H), 7.23 (brs, 2H), 7.09-6.98 (m, 2H), 6.05 (s, 1H), 4.89 (s, 2H), 4.27 (s, 2H), 4.25 (s, 2H), 3.61 (s, 2H), 3.15 (s, 2H)。
【2866】
実施例135−1
N−[(1−アミノシクロプロピル)メチル]−2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−アミン
【2867】
【化919】
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【2868】
(1−{[(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)アミノ]メチル}シクロプロピル)カルバミン酸tert−ブチル
【2869】
【化920】
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【2870】
[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル(0.92g,4.9ミリモル)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液へトリエチルアミン(1.3mL,9.4ミリモル)に続いて2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン(1.0g,4.7ミリモル)を室温で、数分量で加えた。室温で一晩撹拌した後で、生じる混合物を真空で濃縮して20mLの溶媒を除去してから、水(200mL)と共に激しく撹拌した。生成した固形物を濾過によって回収して水とエーテルで洗浄してから真空で乾燥させて、1.5gの生成物を白色の粉末として得た。
【2871】
[({2−[2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチルキナゾリン−4−イル]アミノ}メチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル
【2872】
【化921】
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【2873】
エタノール(40mL)中の(1−{[(2−クロロ−6−メチルキナゾリン−4−イル)アミノ]メチル}シクロプロピル)カルバミン酸tert−ブチル(1.5g,4.1ミリモル)、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド(0.82g,4.1ミリモル)、及び触媒量の塩化アンモニウムの混合物を撹拌しながら70℃で一晩加熱した。次いで、この反応混合物を室温へ冷やした。生成した固形物を濾過によって回収してから、エタノールで洗浄して真空で乾燥させた。粗製の固形物(1.5g)をジクロロメタン(50mL)に懸濁させて、1Nの水酸化ナトリウムで塩基性にした。有機相を分離させて、次の工程にそのまま使用した。
【2874】
(1−アミノ−シクロプロピルメチル)−[2−(5,5−ジオキソ−5,6,7,9−テトラヒドロ−5λ
*6
*−チア−8−アザ−ベンゾシクロヘプテン−8−イル)−6−メチル−キナゾリン−4−イル]−アミン
【2875】
【化922】
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【2876】
上記で入手した溶液へトリフルオロ酢酸(10mL)を加えて、この混合物を室温で30分間撹拌した。この反応物を炭酸ナトリウムの飽和水溶液で冷ました。有機層を分離させて硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して真空で濃縮した。残渣をメタノールと共に撹拌した。生成した白色の固形物を濾過によって回収して真空で乾燥させて、400mgの生成物を白色の粉末として得た。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.95-7.85 (m, 2H), 7.74 (br. s, 2H), 7.62 (t, J = 7.00 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 8.30 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 8.53, 1.51 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 7.78 Hz, 1H), 5.07 (br. s, 2H), 4.44 (br. s, 2H), 3.32 (s, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.04 (s, 2H), 0.52 (d, J = 30.62 Hz, 4H)。
【2877】
実施例135−2
2−(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン−4(5H)−イル)−6−メチル−N−(ピロリジン−3−イル)キナゾリン−4−アミン
【2878】
【化923】
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【2879】
表題化合物は、スキーム70において2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルバミン酸tert−ブチル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド、及びトリフルオロ酢酸の代わりに2,4−ジクロロ−6−メチルキナゾリン、3−アミノピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン1,1−ジオキシド、及びトリフルオロ酢酸を使用することによって、実施例135−1と同様に製造した。MS 観測値. (ESI
+) [(M+H)
+] 424,
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.92-7.82 (m, 2H), 7.78 (br. s, 1H), 7.69-7.56 (m, 2H), 7.48 (t, J = 7.53 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.53, 1.25 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 6.78 Hz, 1H), 5.08 (br. s, 2H), 4.47 (br. s, 2H), 3.48-2.54 (m, 7 H), 2.33 (s, 3H), 2.25-2.00 (m, 1H), 1.81-1.68 (m, 1H)。
【2880】
実施例136
ウイルスの細胞変性効果(CPE)アッセイ:化合物の抗RSV活性を測定するために、10%胎仔ウシ血清(FBS)を含有するダルベッコ改良イーグル培地(DMEM)において各ウェルにつき6x10
3個の細胞を96ウェルプレートに播く。翌日、各ウェルにつき全量200μL中の連続半対数希釈化合物の存在下に、6日後にほぼ80〜90%の細胞変性効果をもたらすのに十分なRSVロング(Long)株(ATCC)で細胞を感染させる。6日後に、細胞計数(Cell Counting)キット−8(Dojindo Moleecular Technologies)を使用して、細胞の生存度を評価する。450nmでの吸光度と630nmでの基準値を測定して、50%有効濃度(EC
50)を決定する。
【2881】
本発明の化合物について、その抗RSV活性と本明細書に記載のような活性化を試験した。実施例を上記のアッセイにおいて試験して、約0.0001μM〜約10μMのEC
50を有することを見出した。式(I)の特別な化合物は、約0.0001μM〜約1μMのEC
50を有することを見出した。式(I)のさらに特別な化合物は、約0.0001μM〜約0.1μMのEC
50を有することを見出した。
【2882】
CPEアッセイの結果を表1に示す。
【2883】
表1:
【2884】
【表1-1】
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【2885】
【表1-2】
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【2886】
【表1-3】
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【2887】
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【2888】
【表1-5】
[この文献は図面を表示できません]
【2889】
実施例A
式(I)の化合物は、それ自体が有効成分として、以下の組成の錠剤の産生のために、既知のやり方で使用することができる:
【2890】
【表2】
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【2891】
実施例B
式(I)の化合物は、それ自体が有効成分として、以下の組成のカプセル剤の産生のために、既知のやり方で使用することができる:
【2892】
【表3】
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