特許第5747032号(P5747032)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ トムソン ライセンシングの特許一覧

特許5747032インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法
<>
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000003
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000004
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000005
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000006
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000007
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000008
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000009
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000010
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000011
  • 特許5747032-インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5747032
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】インターネットサイトとやりとりするためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20150618BHJP
   H04N 21/4722 20110101ALI20150618BHJP
【FI】
   H04N21/431
   H04N21/4722
【請求項の数】19
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2012-523694(P2012-523694)
(86)(22)【出願日】2010年8月3日
(65)【公表番号】特表2013-505599(P2013-505599A)
(43)【公表日】2013年2月14日
(86)【国際出願番号】US2010044230
(87)【国際公開番号】WO2011017311
(87)【国際公開日】20110210
【審査請求日】2013年6月18日
(31)【優先権主張番号】61/232,196
(32)【優先日】2009年8月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】501263810
【氏名又は名称】トムソン ライセンシング
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(72)【発明者】
【氏名】フート,エヴァン,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィー,マーティン,ヴィンセント
【審査官】 岩井 健二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−075706(JP,A)
【文献】 特開2008−283409(JP,A)
【文献】 特開2008−172745(JP,A)
【文献】 特開2007−140749(JP,A)
【文献】 特開2007−079745(JP,A)
【文献】 特開2005−167345(JP,A)
【文献】 特表2003−529831(JP,A)
【文献】 特表2002−524935(JP,A)
【文献】 特開2002−290956(JP,A)
【文献】 特開平10−191195(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0199275(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0245243(US,A1)
【文献】 米国特許第6622148(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 − 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロードキャスト受信機を用いてインターネットサイトからのメッセージを表示する方法であって、
ビデオ番組に関連するコンテンツの少なくとも1つの特徴に基づき、前記インターネットサイト上でのネットワーキングサービスにおいて、第1の従うべき識別情報と、該第1の従うべき識別情報とは異なる第2の従うべき識別情報とを決定するステップと、
ディスプレイ装置への表示用の前記ビデオ番組の出力中に開始されるユーザ入力に応答して、前記インターネットサイトにアクセスするステップと、
定期的に、前記第1の従うべき識別情報及び前記第2の従うべき識別情報の夫々に基づき前記インターネットサイトからメッセージを抽出するステップと、
前記ビデオ番組との同時表示用のオーバレイにおいて前記抽出されたメッセージ及び前記第1の従うべき識別情報又は前記第2の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージを出力するステップと、
を有し、
前記出力するステップは、
前記ビデオ番組との同時表示用のオーバレイにおける水平カルーセル構成において、前記第1の従うべき識別情報と、前記第2の従うべき識別情報とを出力するステップと、
前記第1の従うべき識別情報が現在の従うべき識別情報として選択される場合に、前記オーバレイにおける垂直カルーセル構成において、前記抽出されたメッセージと、前記第1の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージとを出力するステップと、
前記第2の従うべき識別情報が前記現在の従うべき識別情報として選択される場合に、前記オーバレイにおける前記垂直カルーセル構成において、前記抽出されたメッセージと、前記第2の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージとを出力するステップと
を有する、方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのメッセージは、ウェブサイトへのリンクを含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのメッセージは、URL(Uniform Resource Locator)へのリンクを含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのメッセージは、前記第1の従うべき識別情報とは異なる更なる識別情報へのリンクを含む、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記抽出されたメッセージは、第1サイズにより表示され、
前記以前に抽出された少なくとも1つのメッセージは、前記第1サイズと異なるサイズにより表示される、請求項記載の方法。
【請求項6】
前記抽出されたメッセージ、前記以前に抽出された少なくとも1つのメッセージ及び少なくとも1つの次のメッセージは、前記垂直カルーセル構成において配置される、請求項記載の方法。
【請求項7】
ユーザ入力に応答して、前記垂直カルーセル構成において前記抽出されたメッセージ、前記以前に抽出された少なくとも1つのメッセージ及び少なくとも1つの次のメッセージをスクロールするステップをさらに有する、請求項記載の方法。
【請求項8】
前記第1の従うべき識別情報が前記現在の従うべき識別情報として選択される場合は、前記第1の従うべき識別情報は、前記現在の従うべき識別情報としての表示のために出力され、
前記現在の従うべき識別情報は、それぞれ前記水平カルーセル構成における要素として表示される、少なくとも1つの前の従うべき識別情報及び少なくとも1つの次の従うべき識別情報と共に表示される、請求項4記載の方法。
【請求項9】
ユーザ入力に応答して、前記水平カルーセル構成において前記現在の従うべき識別情報、前記少なくとも1つの前の従うべき識別情報及び前記少なくとも1つの次の従うべき識別情報をスクロールするステップをさらに有する、請求項記載の方法。
【請求項10】
インターネットサイトからのメッセージを表示するシステムであって、
ディスプレイ装置上への表示用のビデオ番組の出力中に開始されるユーザ入力に応答して、前記インターネットサイトにアクセスする入力信号受信機と、
前記入力信号受信機に接続され、前記ビデオ番組に関連するコンテンツの少なくとも1つの特徴に基づき、前記インターネットサイト上でのネットワーキングサービスにおいて、第1の従うべき識別情報と、該第1の従うべき識別情報とは異なる第2の従うべき識別情報とを決定し、更に、定期的に、前記第1の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトからメッセージを抽出し、定期的に、前記第2の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトからメッセージを抽出するコントローラと、
前記コントローラに接続され、前記ビデオ番組と同時の表示のためのオーバレイの水平カルーセル構成における表示のために前記第1の従うべき識別情報及び前記第2の従うべき識別情報を出力し、前記第1の従うべき識別情報が現在の従うべき識別情報として選択される場合に、前記オーバレイの垂直カルーセル構成における表示のために前記抽出されたメッセージ及び前記第1の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージを出力し、前記第2の従うべき識別情報が前記現在の従うべき識別情報として選択される場合に、前記オーバレイの前記垂直カルーセル構成における表示のために前記抽出されたメッセージ及び前記第2の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージを出力するディスプレイインタフェースと、
を有するシステム。
【請求項11】
前記少なくとも1つのメッセージは、ウェブサイトへのリンクを含む、請求項10記載のシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つのメッセージは、URL(Uniform Resource Locator)へのリンクを含む、請求10記載のシステム。
【請求項13】
前記少なくとも1つのメッセージは、前記第1の従うべき識別情報とは異なる更なる識別情報へのリンクを含む、請求項10記載のシステム。
【請求項14】
前記抽出されたメッセージは、前記ディスプレイ上に第1サイズにより表示され、
前記以前に抽出された少なくとも1つのメッセージは、前記第1サイズと異なる前記ディスプレイ上のサイズにより表示される、請求項10記載のシステム。
【請求項15】
前記抽出されたメッセージ、前記以前に抽出された少なくとも1つのメッセージ及び少なくとも1つの次のメッセージは、前記垂直カルーセル構成において配置される、請求項14記載のシステム。
【請求項16】
前記コントローラに接続され、ユーザ入力に応答して、前記垂直カルーセル構成において前記抽出されたメッセージ、前記以前に抽出された少なくとも1つのメッセージ及び少なくとも1つの次のメッセージをスクロールするユーザインタフェースをさらに有する、請求項14記載のシステム。
【請求項17】
前記第1の従うべき識別情報が前記現在の従うべき識別情報として選択される場合は、前記第1の従うべき識別情報は、前記現在の従うべき識別情報としての表示のために出力され、
前記現在の従うべき識別情報は、それぞれ前記水平カルーセル構成における要素として表示される、少なくとも1つの前の従うべき識別情報及び少なくとも1つの次の従うべき識別情報と共に表示される、請求項10記載のシステム。
【請求項18】
前記コントローラに接続され、ユーザ入力に応答して、前記水平カルーセル構成において前記現在の従うべき識別情報、前記少なくとも1つの前の従うべき識別情報及び前記少なくとも1つの次の従うべき識別情報をスクロールするユーザインタフェースをさらに有する、請求項17記載のシステム。
【請求項19】
インターネットサイトからのメッセージをディスプレイ装置に表示するコンテンツ表示ユニットであって、
ビデオ番組に関連するコンテンツの少なくとも1つの特徴に基づき、前記インターネットサイト上でのネットワーキングサービスにおいて、第1の従うべき識別情報と、該第1の従うべき識別情報とは異なる第2の従うべき識別情報とを決定する手段と、
前記ディスプレイ装置への表示用の前記ビデオ番組の出力中に開始されるユーザ入力に応答して、前記インターネットサイトにアクセスする手段と、
定期的に、前記第1の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトからメッセージを抽出し、定期的に、前記第2の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトからメッセージを抽出する手段と、
前記ビデオ番組と同時の前記ディスプレイ装置への表示用のオーバレイにおいて前記抽出されたメッセージ及び前記第1の従うべき識別情報又は前記第2の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージを出力する手段と、
を有し、
前記出力する手段はさらに、
前記オーバレイにおける水平カルーセル構成において、前記第1の従うべき識別情報と、前記第2の従うべき識別情報とを出力し、
前記第1の従うべき識別情報が現在の従うべき識別情報として選択される場合に、前記オーバレイにおける垂直カルーセル構成において、前記抽出されたメッセージと、前記第1の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージとを出力し、
前記第2の従うべき識別情報が前記現在の従うべき識別情報として選択される場合に、前記オーバレイにおける前記垂直カルーセル構成において、前記抽出されたメッセージと、前記第2の従うべき識別情報に基づき前記インターネットサイトから以前に抽出された少なくとも1つのメッセージとを出力する
よう構成される、コンテンツ表示ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2009年8月7日に出願された仮出願第61/232,196号“Social Networking Client for a Video Device”からの優先権を請求する。
【0002】
本開示は、一般にデジタルコンテンツシステム及びインターネットに関し、より詳細にはユーザがネットワーク対応のホスト装置に接続されるビデオ装置においてソーシャルネットワーキング構成などのインターネットサイトを表示及びやりとりすることを可能にするシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットの世界とビデオエンターテイメントの世界とが融合し続けており、構成、装置及びアプリケーションにおける多数の新たな機会について潜在性を形成している。これらのアプリケーションの多くは、セットトップボックスやテレビなどのビデオエンターテイメント装置と結合するとき、インターネットと関連付けされる活動の1以上の利便性を向上させることが可能である可能性がある。このような1つの活動は、インターネットサイトを介したソーシャルネットワーキングである。
【0004】
マイクロブログなどの多くのインターネットソーシャルネットワーキングの利用は、他の活動を実行しながら、ソーシャルネットワークの他者とのコンタクトを維持することを中心として展開する。ソーシャルネットワーキングインタフェースは、典型的には、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの個別のデバイスに関する。しかしながら、人々はまた、自宅でテレビ番組や映画を観ながら、楽しみつつ接続状態を維持することを所望するかもしれない。
【0005】
従って、ユーザがスマートフォンやパーソナルコンピュータ(PC)などのさらなるインタフェースを必要とすることなく、ユーザがテレビ(TV)やセットトップボックスに接続されるソーシャルネットワーク対応クライアントホストを表示及びやりとりすることを可能にする技術が必要とされる。
【発明の概要】
【0006】
本開示の態様によると、ソーシャルネットワーキングサイトなどのインターネットサイトからのコンテンツ表示する方法であって、ディスプレイ装置への表示用のビデオ番組の出力中に開始されるユーザ入力に応答して、前記インターネットサイトにアクセスするステップと、前記番組に関連する少なくとも1つの特徴に基づき、前記インターネットサイトからコンテンツを抽出するステップと、前記番組との同時表示用のオーバレイにおいて前記抽出されたコンテンツを出力するステップとを有する方法が提供される。
【0007】
本開示の他の態様によると、ソーシャルネットワーキングサイトなどのインターネットサイトからのコンテンツを表示するシステムであって、ディスプレイ装置上への表示用のビデオ番組の出力中に開始されるユーザ入力に応答して、前記インターネットサイトにアクセスする入力信号受信機と、前記入力信号受信機に接続され、前記番組に関連する少なくとも1つの特徴に基づき、前記インターネットサイトからコンテンツを抽出するコントローラと、前記コントローラに接続され、前記番組と同時に前記ディスプレイ装置に出力されるオーバレイにおいて前記抽出されたコンテンツを出力するディスプレイインタフェースとを有するシステムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の上記及び他の態様、特徴及び効果は、添付した図面と共に参照されるべき好適な実施例の以下の詳細な説明に開示されるか、又はそれから明らかになるであろう。
【0009】
図面において、同様の参照番号は図面を通じて同様の要素を示す。
図1図1は、本開示によるビデオコンテンツを配信する一例となるシステムのブロック図である。
図2図2は、本開示による一例となるセットトップボックス/ホスト装置のブロック図である。
図3図3は、本開示の実施例による一例となるリモートコントローラの斜視図である。
図4図4は、本開示の実施例によるインターネットサイトにより含まれるソーシャルネットワーキングシステムを介し提供されるメッセージなどのコンテンツを表示及び提示する一例となる方法のフローチャートである。
図5図5は、本開示によるメッセージを格納するデータ記憶構成を示す。
図6図6は、本開示によるメッセージを表示するカルーセルインデキシング構成を示す。
図7図7は、本開示の一実施例によるカルーセルインデキシング構成を利用する一例となるユーザインタフェースである。
図8図8は、本開示の他の実施例による一例となるユーザインタフェースである。
図9図9A及び9Bは、本開示によるグラフィカルユーザインタフェース内においてメッセージのサイズを容易に調整することを可能にするビューイング特徴を示す。
図10図10は、本開示の実施例によるインターネットサイトにより含まれるソーシャルネットワーキングシステムからメッセージなどのコンテンツを検索する一例となる方法のフローチャートである。 図面は本開示のコンセプトを説明するためのものであり、必ずしも本開示を説明するための可能な唯一の構成である必要はないことが理解されるべきである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面に示される要素はハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせの各種形態により実現されてもよいことが理解されるべきである。好ましくは、これらの要素は、プロセッサ、メモリ及び入出力インタフェースを含みうる1以上の適切にプログラムされた汎用装置上のソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現される。ここでは、“接続される”という用語は、1以上の中間コンポーネントを介し直接的又は間接的に接続されることを意味するよう定義される。このような中間コンポーネントは、ハードウェアとソフトウェアとの双方に基づくコンポーネントを有してもよい。
【0011】
本説明は、本開示の原理を説明する。従って、当業者は、明示的に説明又は図示されないが、本開示の原理を実現し、その趣旨及び範囲内に含まれる各種構成を想到できることが理解されるであろう。
【0012】
ここに記載されるすべての具体例と条件付き言語とは、技術を促進するための発明者が貢献した開示の原理及びコンセプトを読者が理解するのに役立つ教育的な目的のためであり、このような具体的に記載された具体例及び条件に限定することなく解釈されるべきである。
【0013】
さらに、本開示の原理、態様及び実施例と共にこれらの特定の具体例を記載するここでのすべての説明は、それの構成的及び機能的均等を含むことが意図される。さらに、このような均等は現在知られる均等と共に、将来開発される均等、すなわち、構成に関係なく同一の機能を実行する開発された任意の要素との双方を含むことが意図される。
【0014】
従って、例えば、ここに提供されるブロック図は、本開示の原理を実現する例示的な回路の概念図を表すことが当業者に理解されるであろう。同様に、何れかのフローチャート、フロー図、状態遷移図、擬似コードなどが、コンピュータ可読媒体により実質的に表され、明示的には図示されないコンピュータ又はプロセッサにより実行可能な各種処理を表すことが理解されるであろう。
【0015】
図面に示される各種要素の機能は、適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行可能なハードウェアと共に、専用のハードウェアを用いて提供されてもよい。プロセッサにより提供されるとき、これらの機能は、単独の専用プロセッサによって、単独の共有プロセッサによって、又は一部が共有される複数の個別のプロセッサによって提供されてもよい。さらに、“プロセッサ”又は“コントローラ”という用語の明示的仕様は、ソフトウェアを実行可能なハードウェアのみを参照すると解釈されるべきでなく、限定することなく、DSP(Digital Signal Processor)ハードウェア、ソフトウェアを格納するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び不揮発性ストレージを暗黙的に含むものであってもよい。
【0016】
従来の及び/又はカスタムな他のハードウェアがまた含まれてもよい。同様に、図面に示される何れかのスイッチは単なる概念的なものである。それらの機能は、プログラムロジックの処理を介し、専用ロジックを介し、プログラム制御及び専用ロジックの相互作用を介し、又は手動により実行されてもよく、特定の技術は文脈からより具体的に理解されるような実践者により選択可能である。
【0017】
請求項において、指定された機能を実行する手段として表現される何れかの要素は、例えば、a)当該機能を実行する回路要素の組み合わせ、又はb)当該機能を実行するためソフトウェアを実行する適切な回路と組み合わされるファームウェア、マイクロコードなどを含む何れかの形態によるソフトウェアなどを含む当該機能を実行する何れかの方法を含むことが意図される。このような請求項により規定される開示は、記載された各種手段により提供される機能が、請求が求める方法により組み合わされるという事実にある。従って、これらの機能を提供できる何れかの手段はここに示されるものと等価であるとみなされる。
【0018】
本開示は、ユーザがケーブルや衛星ネットワークなどのビデオ配信ネットワークを介し配信されるビデオを表示可能なセットトップボックスなどのインターネット対応ホストへの接続を介し、テレビなどのビデオディスプレイ上にツイッタなどのインターネットソーシャルネットワーキング構成、プログラム又はウェブサイトを介しメッセージを表示及び入力することを可能にするシステム及び方法に関する。まず、ユーザインタフェース(UI)が、プログラムビデオの再生中にスクリーン上にオーバレイされるか、又はボックス内のコンテンツ(ツイートなど)を表示するため設けられる。UIは、誰のメッセージを表示するか決定するための複数のプロファイルにアクセスする機能を有し、さらにより小さなフォント又はサイズによりディスプレイキューの前後のメッセージによって上下に囲まれる現在のメッセージによるカルーセル化又は回転するメッセージディスプレイシステムを有する。さらに、メッセージにアクセスし抽出するためのサーチ機構が設けられる。このサーチは、閲覧されている現在の番組に関連するキーワードなどの識別情報を有してもよい。サーチはまた、現在配信されるコンテンツ(字幕データなど)や宣伝を含む、コンテンツにおける特定のキーワードをサーチするためのユーザ入力を有してもよい。
【0019】
エンドユーザに高付加価値サービスを提供するため、ビデオ配信サービスは、ソーシャルネットワーキングウェブサイトなどの広範なコンテンツへのアクセスを提供することが望ましい。インターネット上のソーシャルネットワーキングがますます普及するに従って、新たな提示及び閲覧機構が必要とされる。以下の実施例は、テレビなどのディスプレイ装置上でソーシャルネットワーキングシステムを介し提供されるメッセージなどのコンテンツを表示及び掲示するためのシステム及び方法を開示する。図1は、一例となるシステム100のブロック図を示し、ブロードキャスト配信ネットワーク106とのインタフェースと、インターネットなどのブロードバンド配信ネットワーク112とのインタフェースとを備えるホスト装置108を有する。ホスト装置108は、ホスト装置108がまたビデオ表示用のテレビに接続するセットトップボックス(STB)装置であってもよい。ホスト装置108は、インターネットサイト上のソーシャルネットワーキングサービスとやりとりするためのオーバ・ザ・トップインタフェースを可能にする。ホスト装置は、インターネットサイトのソーシャルネットワーキングクライアントとのアプリケーションインタフェースを有することが可能なケーブルSTB、インターネットプロトコル(IP)STB又は衛星STBであってもよい。
【0020】
まず、ユーザに各種タイプのコンテンツを配信するシステムが開示される。その後、本開示の実施例によるインターネットウェブサイト上でソーシャルネットワーキングシステムを介し提供されるコンテンツ(メッセージなど)を表示及び提示するユーザインタフェース及び方法が詳述される。
【0021】
図1を参照して、ホーム又はエンドユーザにコンテンツを配信するためのシステム100の実施例のブロック図が示される。コンテンツは、映画スタジオやプロダクションハウスなどのコンテンツソース102から提供される。コンテンツは、2つの形態の少なくとも1つにより供給されてもよい。1つの形態は、放送形式のコンテンツであってもよい。ブロードキャストコンテンツは、ABC(American Broadcasting Company)、NBC(National Broadcast Service)、CBS(Columbia Broadcasting Systems)など、典型的には国内放送サービスである放送系列マネージャ104に提供される。放送系列マネージャは、コンテンツを収集及び格納し、配信ネットワーク1(106)として示される配信ネットワークを介したコンテンツの配信をスケジューリングしてもよい。配信ネットワーク1(106)は、全国センタから1以上の地域又はローカルセンタへの衛星リンク送信を含むものであってもよい。配信ネットワーク1(106)はまた、無線放送、衛星放送又はケーブル方法などのローカル配信システムを用いたローカルコンテンツ配信を含むものであってもよい。ローカルに配信されたコンテンツは、当該コンテンツが以降にユーザに表示されるユーザの自宅のユーザのセットトップボックス/デジタルビデオレコーダ(DVR)108に提供される。
【0022】
第2の形態のコンテンツは、特別コンテンツと呼ばれる。特別コンテンツは、プレミアムビューイング、ペイパービュー又は放送系列マネージャに提供されない他のコンテンツとして配信されるコンテンツを含むものであってもよい。多くのケースにおいて、特別コンテンツはユーザにより要求されるコンテンツであってもよい。特別コンテンツは、コンテンツマネージャ110に配信されてもよい。コンテンツマネージャ110は、コンテンツプロバイダなどと提携したインターネットウェブサイト、放送サービス、又は配信ネットワークサービスなどのサービスプロバイダであってもよい。コンテンツマネージャ110はまた、インターネットコンテンツを配信システムに含めるか、又はユーザのセットトップボックス/デジタルビデオレコーダ108にまだ配信されていないコンテンツがサーチされるようにサーチのみに明示的に含まれてもよい。コンテンツマネージャ110は、独立した配信ネットワークである配信ネットワーク2(112)を介しコンテンツをユーザのセットトップボックス/デジタルビデオレコーダ108に配信してもよい。配信ネットワーク2(112)は、高速ブロードバンドインターネットタイプ通信システムを有してもよい。放送系列マネージャ104からのコンテンツはまた配信ネットワーク2(112)のすべて又は一部を用いて配信されてもよく、コンテンツマネージャ110からのコンテンツは配信ネットワーク1(106)のすべて又は一部を用いて配信されてもよいことに留意することが重要である。さらに、ユーザはまた、コンテンツマネージャ110によりコンテンツが管理されることを必要とすることなく、配信ネットワーク2(112)を介しインターネットからコンテンツを直接取得してもよい。例えば、ユーザは、サーバがコンテンツマネージャ110を通過することなく配信ネットワーク2(112)に接続される各種サーバ上で運営されるウェブサイトからコンテンツを取得してもよい。一実施例では、サーバ116は、ソーシャルネットワーキングインターネットウェブサイトを運営する。
【0023】
セットトップボックス/デジタルビデオレコーダ108は、配信ネットワーク1と配信ネットワーク2との一方又は双方から異なるタイプのコンテンツを受信してもよい。セットトップボックス/デジタルビデオレコーダ108は、コンテンツを処理し、ユーザの嗜好及びコマンドに基づきコンテンツを分離する。セットトップボックス/デジタルビデオレコーダ108はまた、オーディオ及びビデオコンテンツを記録及び再生するため、ハードドライブや光ディスクドライブなどの記憶装置を有してもよい。セットトップボックス/デジタルビデオレコーダ108の処理及び格納されているコンテンツに関連する特徴のさらなる詳細は、図2に関して後述される。処理されたコンテンツは、ディスプレイ装置114に提供される。ディスプレイ装置114は、従来の2次元(2D)タイプのディスプレイ又は先進的な3次元(3D)ディスプレイであってもよい。ワイヤレスフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、コンピュータ、ゲームプラットフォーム、リモコン、マルチメディアプレーヤーなどの表示機能を有する他の装置が本開示の表示を利用してもよく、本開示の範囲内であるとみなされることが理解されるべきである。
【0024】
図2を参照して、セットトップボックス/ホスト装置200のコアの実施例のブロック図が示される。図示される装置200はまた、ディスプレイ装置114自体を含む他のシステムに搭載されてもよい。何れのケースでも、システムの完全な処理に必要な複数のコンポーネントは、当業者に周知であるとき、簡単化のため図示されない。
【0025】
図2に示される装置200において、コンテンツは入力信号受信機202において受信される。入力信号受信機202は、無線、ケーブル、衛星、イーサネット(登録商標)、ファイバ、電話線ネットワークを含む複数の可能性の1つを介し提供される信号を受信、復調及び復号化するのに利用される複数の既知の受信回路の1つであってもよい。所望の入力信号は、制御インタフェース(図示せず)を介し提供されるユーザ入力に基づき入力信号受信機202において選択及び抽出されてもよい。入力信号受信機202は、ある実施例では、セットトップボックス/デジタルビデオレコーダ108との間の双方向通信のための送受信機であってもよいことが理解されるべきである。ある実施例では、送受信機は、インターネットコンテンツを検索するため、配信ネットワーク2(112)に検索リクエストなどの情報を出力する。
【0026】
入力信号受信機202からの復号化された出力信号は、入力ストリームプロセッサ204に提供される。入力ストリームプロセッサ204は、最終的な信号選択及び処理を実行し、コンテンツストリームについてビデオコンテンツとオーディオコンテンツとの分離を含む。オーディオコンテンツは、圧縮されたデジタル信号などの受信フォーマットからのアナログ波形信号への変換のため、オーディオプロセッサ206に提供される。アナログ波形信号は、オーディオインタフェース208に提供され、さらにディスプレイ装置114又はオーディオアンプ(図示せず)に提供される。あるいは、オーディオインタフェース208は、SPDIF(Sony/Philips Digital Interconnect Format)などを介しHDMI(High−Definition Multimedia Interface)ケーブル又は他のオーディオインタフェースを用いて、デジタル信号をオーディオ出力装置又はディスプレイ装置に提供してもよい。オーディオプロセッサ206はまた、オーディオ信号の格納に必要な何れかの変換を実行する。
【0027】
入力ストリームプロセッサ204から出力されるビデオは、ビデオプロセッサ210に提供される。ビデオ信号は、複数のフォーマットの1つであってもよい。ビデオプロセッサ210は、入力信号フォーマットに基づき、必要に応じてビデオコンテンツを変換する。ビデオプロセッサ210はまた、ビデオ信号の格納のため何れか必要な変換を実行する。
【0028】
記憶装置212は、入力において受信されるオーディオ及びビデオコンテンツを格納する。記憶装置212は、コントローラ214の制御の下、またユーザインタフェース216から受信される早送り(FF)や巻き戻し(Rew)などのナビゲーション命令などのコマンドに基づき、コンテンツの以降の抽出及び再生を可能にする。記憶装置212は、ハードディスクドライブ、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの1以上の大容量集積電子メモリ、CD(Compact Disk)ドライブやDVD(Digital Video Disk)ドライブなどの交換可能な光ディスク記憶システムであってもよい。
【0029】
入力又は記憶装置212から提供されたビデオプロセッサ210からの変換されたビデオ信号は、ディスプレイインタフェース218に提供される。ディスプレイインタフェース218はさらに、上述されたタイプのディスプレイ装置にディスプレイ信号を提供する。ディスプレイインタフェース218は、RGB(Red−Green−Blue)などのアナログ信号インタフェースであってもよく、又はHDMIなどのデジタルインタフェースであってもよい。ディスプレイインタフェース218は、より詳細に後述されるようなオーバレイによりサーチ結果又はメッセージを提示する各種スクリーンを生成することが理解されるべきである。
【0030】
コントローラ214は、入力ストリームプロセッサ202、オーディオプロセッサ206、ビデオプロセッサ210、記憶装置212及びユーザインタフェース216を含む、装置200のコンポーネントのいくつかにバスを介し相互接続される。コントローラ214は、入力ストリーム信号を記憶装置への格納用又は表示用の信号に変換する変換処理を管理する。コントローラ214はまた、格納されているコンテンツの抽出及び再生を管理する。さらに、図4に関して後述されるように、コントローラ214は、上述された配信ネットワークを介し配信されるべき又は格納されるべきコンテンツの検索を実行する。コントローラ214はさらに、コントローラ214のための情報及び命令コードを格納するコントロールメモリ220(例えば、RAM、SRAM、DRAM、ROM、PROM(Programmable ROM)、フラッシュメモリ、EPROM(Electrically Programmable ROM)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable ROM)などを含む揮発性又は不揮発性メモリなど)に通信接続又は結合される。さらに、当該メモリの実装は、単一のメモリ装置又は共有若しくは共通メモリを形成するため通信接続若しくは結合される複数のメモリ回路などの複数の可能な実施例を含むものであってもよい。さらに、メモリは、より大きな回路におけるバス通信回路の一部などの他の回路と一緒に含まれてもよい。
【0031】
効果的に動作するため、本開示のユーザインタフェース216は、ディスプレイにおいてカーソルを移動させる入力装置を利用する。一実施例では、入力装置は、ユーザがスクリーン又はディスプレイについてカーソルを自由に移動させることを可能にするジャイロスコープ又は加速度計などのある形態の動き検出を備えたリモコンである。他の実施例では、入力装置は、パッド上でユーザの動きを追跡し、それをスクリーン上に表示するタッチパッド装置又は他の接触検知装置の形態によるコントローラである。さらなる他の実施例では、ナビゲーションボタンを有する従来のリモコン装置が利用されてもよい。
【0032】
図3において、一例となる携帯アングル検知リモコン300が示される。リモコン300は、リモコン300は、ユーザの親指により選択的に移動させるため、コントローラ300の上側に配置された親指ボタン302を有する。親指ボタン302の起動はまた“クリック”と呼ばれ、選択された機能の起動又は開始にしばしば関連付けされたコマンドである。コントローラ300はさらに、ユーザの人差し指(又はトリガ)により選択的に起動させるため、コントローラ300の下側に配置されたトリガボタン304を有する。トリガボタン304の起動はまた“トリガ”と呼ばれ、トリガの押下中のコントローラ300の角度の移動(すなわち、ピッチ、ヨー及び/又はロール)は“トリガ・ドラッグ”と呼ばれる。トリガ・ドラッグコマンドは、状態変換(すなわち、ハイライト又はアウトラインされたセル)などのディスプレイ上のユーザのインタラクティブなポジションのカーソル、バーチャルカーソル又は他の指示の動きにしばしば関連付けされ、インタラクティブディスプレイにおけるエントリのナビゲート及び選択に通常用いられる。さらに、複数のボタン306が、数字及び/又は文字を入力するため設けられる。一実施例では、複数のボタン306が電話タイプのキーパッドと同様に構成される。
【0033】
携帯アングル検知リモコンの利用は、いくつかのタイプのユーザインタラクションを提供する。アングル検知コントローラを使用するとき、ヨーの変化は左右の動きにマップされ、ピッチの変化は上下の動きにマップされ、ロールの変化はコントローラの縦軸に沿った回転にマップされる。これらの入力は、ジェスチャを規定し、特定のコンテクストコマンドを規定するのに利用される。また、ヨーとピッチとの組み合わせは、対角的などの何れか2次元の動きを規定するのに利用可能であり、ヨー、ピッチ及びロールの組み合わせは、何れか3次元の動きを規定するのに利用可能である。
【0034】
一実施例では、ホスト装置108,200は、ケーブルネットワークやインターネットなどのネットワークにおいてヘッドエンド装置とインタフェースをとる。ホスト装置108,200は、ケーブルネットワークを介しヘッドエンドから、テレビ番組や映画などの番組コンテンツを受信する。ヘッドエンドはまた、クライアントサービスとしてダウンロード可能なソフトウェアアプリケーションをホスト装置に提供する。ダウンロード可能なアプリケーションは、インターネットを介し提供されるソーシャルネットワーキングサービスのためのインタフェースを提供する。物理的なインターネットインタフェースは、ヘッドエンドからのビデオコンテンツが提供される同じケーブル又は媒体を介したものであってもよいことに留意することが重要である。
【0035】
セットトップボックス/デジタルビデオレコーダは、オペレーティングシステム及び/又はマイクロ命令コードを含むことが理解されるべきである。ここに記載される各種処理及び機能は、オペレーティングシステムを介し実行されるソフトウェアアプリケーションの一部、マイクロ命令コードの一部又はこれらの組み合わせであってもよい。一実施例では、ソフトウェアアプリケーションは、何れかのセットトップボックス/デジタルビデオレコーダにアップロード及び実行されるプログラム記憶装置上で有形に実現される。
【0036】
例えば、ThomTweetと呼ばれてもよいソフトウェアアプリケーションは、Java(登録商標)言語により記述され、ホスト装置のメモリに格納され、その時点で受信又は閲覧されているビデオ番組コンテンツと共に選択されたプロファイルオプションに基づくコンテンツに基づくツイートとしてしばしば呼ばれる関連するコンテンツについてソーシャルネットワーキングサービスをスキャンするソフトウェアアプリケーションである。一実施例では、メモリは、格納されている命令がコントローラ214により実行される図2のコントロールメモリ220であることが理解されるべきである。他の実施例では、メモリとスキャン又は検索を実行する対応するプロセッサ又はコントローラとは、DSP(Digital Processing Processor)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの独立したスタンドアローン集積回路であってもよい。アプリケーションは、ホストセットトップボックスのチューニングされたチャネルに具体的にリンク付けされるようにバインドされてもよい。アプリケーションはまた、セットトップボックスの処理に関係なくユーザにより直接呼び出すことを可能にするアンバインドなものであってもよい。アプリケーションは、閲覧されているチャネルに基づき具体的にダウンロード及び実行されてもよい。それはまた、スタンドアローンアプリケーションとしてダウンロードされてもよい。
【0037】
図4〜7に関して、本開示によるソーシャルネットワーキングシステムを介し提供されるメッセージなどのコンテンツを表示及び提示する方法が説明される。
【0038】
まず、ステップ402において、ソフトウェアアプリケーションは、ユーザにより呼び出されるか、又はホスト装置108にダウンロードされることによってスタートする。スタートされると、アプリケーションは、ホスト装置108がユーザ入力に応答してソーシャルネットワーキングサイトにアクセスすることを可能にする。あるセキュリティチェックの後、ステップ404において、アプリケーションはユーザプロファイル情報を確認することによって処理を確立する。ユーザプロファイルは、ユーザインタフェースの特定の側面がユーザにどのように表示されるかに関する設定を含む。さらに、以下で詳細に説明されるように、ユーザプロファイルは、何れの識別情報又はアカウントがフォローされるべきかの優先順位付けのため、ユーザにより確立された優先リストを有してもよい。
【0039】
ステップ406において、ユーザが映画やテレビ番組などのビデオを視聴又は閲覧している間、アプリケーションは、何れのチャネルが閲覧されているか、何れのチャネルが記録されているか、何れのチャネルがユーザのお気に入りリストにあるかなどの現在のチャネル行動をモニタする。ユーザのチャネル行動に基づき、アプリケーションは、その詳細が後述される、ソーシャルネットワーキングサイトを検索するためのキーワードを生成する。生成されたキーワードに基づき、アプリケーションは、ステップ408において、コンテンツスキャンするための可能なソーシャルネットワーキング識別情報又はアカウントのリストを生成する。次に、ステップ410において、アプリケーションは、定期的に各種識別情報又はアカウントをスキャンし、メッセージ又はツイートとしてインタラクションの一部又はすべてを抽出及び格納する。その後、ステップ412において、アプリケーションは、メッセージと関連する識別情報とをユーザに表示又は提示するユーザインタフェースを生成する。
【0040】
各メッセージ又はツイートは、典型的には、140未満の文字数に限定されるテキストコンテンツとして表され、ネットワークサービスに関連付けされたURL(Uniform Resource Locator)、ウェブサイト、他のユーザプロファイル、識別情報又はアカウントとのリンクを有してもよい。アプリケーションは、これらのツイートを格納又はキャッシュする。それは、日付、総数又はユーザ優先度に基づき格納を優先順位付けしてもよい。ツイートは、現在のビデオ番組に関してビデオスクリーン上に表示するため、ユーザにより取り消されてもよい。ツイートはまた、ユーザ嗜好に応じて受信されるとすぐに表示されてもよい。ユーザはまた、ツイートをブラウズしてもよい。ツイートはまた、例えば、ホームネットワーク構成などを介し他の装置に転送されてもよい。
【0041】
図5は、アプリケーションのデータ格納構成を示す。メッセージがホスト装置108,200のメモリにおいて抽出及び格納されると、各メッセージ又はツイート502,504,506,508が、必要に応じて他のデータ項目のうち、名前510、メッセージ又はツイート512、日付514及びURL516を有するリストとして保存される。すべてのメッセージ502,504,506,508は日付順に格納される。繰り返し機能518は、ユーザにより選択された識別情報又はアカウントに基づき各メッセージを取得し、取得したメッセージを日付順に再び再構成する。繰り返し機能518は、最初のメッセージ520と最後のメッセージ526とを特定し、各メッセージに対して何れのメッセージが前のメッセージ522と次のメッセージ524であるかを特定することによって、すべてのメッセージをリンク付けする。このように、ユーザが従うべき識別情報又はアカウントを選択すると、ユーザは、複数のメッセージ、すなわち、ツイートを前方及び後方により容易にスクロールすることができる。格納構成は、カルーセルインデキシングシステム又は構成を介し個々のメッセージ又はツイートを取り消し及び閲覧することを可能にする。他の格納構成が本開示の原理に従って利用されてもよいことが理解されるべきである。
【0042】
図6及び7は、ビデオディスプレイ上でメッセージを閲覧するためのカルーセルインデキシング構成を示し、図6はカルーセルインデキシング構成を示し、図7はカルーセルインデキシング構成を利用する一例となるユーザインタフェースである。ユーザは、あるセットに関連する格納されているメッセージを素早く切り替えてもよい。当該セットは、ソーシャルネットワーキングシステム又はサイトの識別情報又はアカウントにより特定されてもよく、あるいはユーザプロファイルやユーザにより規定されたパラメータを介し確定されてもよい。カルーセル構成の重要な性質は、現在表示されているメッセージとして少なくとも1つのメッセージの直接的な閲覧を含み、好ましくは、カルーセルの前のメッセージと次のメッセージの同時の閲覧を含むものであってもよい。図6を参照して、現在表示されるメッセージ602は、最大サイズのフォント又はディスプレイエリアによりカルーセル600の中心に配置される。前のメッセージ604,606,608は、現在表示されているメッセージ602に対して連続的に減少したフォント又はディスプレイエリアサイズにおいて表示される。すなわち、メッセージが“古く”なるに従って、メッセージのサイズ又はフォントが減少又は小さくなる。例えば、メッセージ608は、表示される最も以前のメッセージであるため、最も小さいサイズとなる。同様に、次のメッセージ610,612,614は、現在表示されているメッセージ602に近づくに従って、サイズ又はフォントが大きくなる。図6に示される例では、メッセージ610は、カルーセル600に示される最も新しい又は最も以前のものであり、次のメッセージのサイズ又はフォントにおいて最小である。残りの次のメッセージ612,614が現在表示されているメッセージ602に近づくに従って、次のメッセージ612,614のサイズは増大する。ディスプレイサイズ又はフォントサイズがカルーセル処理されたメッセージを表すのに利用されるが、メッセージのカラーやフォントタイプなどの他の相違がまた利用されてもよい。
【0043】
図7を参照して、カルーセルインデキシングシステム又は構成を利用する一例となるユーザインタフェース700が示される。ユーザインタフェース700は、ディスプレイ装置114の何れかの部分上においてオーバレイとして配置されてもよく、例えば、ユーザインタフェース700はディスプレイ装置のスクリーンの下部の水平部分に沿ってオーバレイされてもよいことが理解されるべきである。他の実施例では、ディスプレイ装置のスクリーンは、ビデオが第1部分において閲覧され、ユーザインタフェースが第2部分にある別々の部分にセグメント化されてもよい。
【0044】
ユーザインタフェース700は、現在のメッセージ702を第1フォントサイズにより表示し、現在のメッセージ702は、第1フォントサイズより小さいフォントサイズによる少なくとも1つの前のメッセージ706と少なくとも1つの次のメッセージ714とによって上下に囲まれる。第1フォントサイズは、ユーザインタフェース700を含むデバイスの設計又は製造中に選択又は決定されてもよく、又はユーザにより選択されてもよい。連続的なメッセージの表示は、メッセージをオートスクロールするよう設定されてもよく、各メッセージが所定の期間表示される。さらに、ユーザは、矢印のアイコン720,722を介しリモコンコマンドを利用することによって、動きを制御し、カルーセルを閲覧してもよい。矢印のアイコン720がリモコン300を介し起動されると、メッセージは以前に閲覧されたメッセージを明示するため、前方にスクロールする。矢印アイコン722がリモコン300を介し起動されると、メッセージは、以前に閲覧されなかった又は次のメッセージを明示するため、後方にスクロールする。インデキシングは、1回のボタンの押下の1回のインクリメント処理を含み、さらにボタンの押下にするカルーセルインデックススキャニング処理を含むものであってもよく、連続するエントリの高速な閲覧を可能にする。
【0045】
1回に表示されるメッセージ数は可変的であり、図7の具体例に示されるように、3つのメッセージである必要はないことが理解されるべきである。さらに、次のメッセージと前のメッセージ706,714のテキストは、現在表示されているメッセージ702とこれらのメッセージとを区別するため、隠され、より小さくされ、カバーされ、フェードされ、又は異なるフォーマットとされてもよい。
【0046】
ユーザインタフェース700はさらに、オーバレイにおける第2のカルーセル構成においてソーシャルネットワークサイトからの少なくとも1つの識別情報を表示し、そこでは識別情報は現在表示されているメッセージに関連付けされる。少なくとも1つの識別情報は、各種サイズの所定の要素により表される。メッセージの表示に関して、識別情報はカルーセル構成により表示されるため、ユーザは、後続することを所望する各種識別情報を容易にスイッチすることができる。現在表示されているメッセージに関連付けされた識別情報、すなわち、現在の識別情報は、本例の要素724において最大の要素により表される。現在の識別情報724は、その後に第1の所定の要素、すなわち、現在の識別情報より小さな要素によって表される少なくとも1つの前の識別情報726,728と少なくとも1つの次の識別情報730,732とによって、各サイドにおいて囲まれる。左右の矢印のアイコン734,736は、起動時にユーザが次に進む各種識別情報をスイッチすることを可能にするため設けられる。ユーザが第2の異なる識別情報にスイッチすると、メッセージ702,706,714などの表示されるメッセージは、新たに選択された識別情報に対応するため変更される。ディスプレイサイズ又はフォントサイズはカルーセル処理の識別情報を表すのに利用されるが、識別情報についてカラー、フォントタイプ又はラインタイプなどの他の顕著な相違がまた利用されてもよい。
【0047】
少なくとも1つの識別情報を表す要素は、識別情報、アイコン、シンボルなどに関連付けされた著名人、俳優、運動選手などの人の写真であってもよいことが理解されるべきである。さらに、1回に表示される要素数は可変的であってもよく、図7の例に示されるような5つの要素である必要はない。
【0048】
ユーザインタフェース700は、各種パラメータにアクセス及び調整するための制御部738を有する。一実施例では、ユーザインタフェース700は、ディスプレイ装置のスクリーンの下部に沿ったバナーとして出現するが、“プロファイル”アイコン740により呼び出されるグラフィカルプロファイルインタフェースを介しユーザにより調整されてもよい。各種設定は、“設定”アイコン742により呼び出されるコマンドを介し変更可能である。以下のテーブルIは、グラフィカルユーザインタフェースに関連付けされたコマンドのリストを提供する。これらのコマンドのそれぞれは、ユーザがグラフィカルディスプレイを調整すると共に、アプリケーションの現在の動作モードを変更し、ユーザプロファイル情報を調整することを可能にする。複数のユーザプロファイルが、同じアプリケーションを用いて確定されてもよい。“アバウト”アイコン744は、改訂番号や日付などのソフトウェアアプリケーションに関する詳細を提供するため設けられる。インタフェースディスプレイは、“隠蔽”アイコン746を呼び出すリモコン装置を介しユーザコマンドセットによって取り消し又は隠蔽されてもよい。
【0049】
【表1】
図8は、新たなメッセージに関連付けされた他のユーザインタフェースディスプレイ800を示す。新たなメッセージのアラート機能は、ユーザコントロールを介し起動されてもよい。新たなメッセージが掲示されると、ユーザインタフェース800は、数秒などの所定の期間ユーザに表示される。ユーザが所定の期間内にリモコン装置300を介しユーザインタフェース800とやりとりする場合、ユーザインタフェースは、図7に示されるような形式をとり、ユーザはメッセージ及び識別情報をスクロールすることが可能になる。ユーザが所定の期間内にユーザインタフェース800とやりとりしない場合、ユーザインタフェース800は、新たなメッセージが抽出されるまで消える。
【0050】
図9は、設定モード中、メッセージのサイズがグラフィカルインタフェース内で容易に調整することを可能にする閲覧機能を示す。図9Aにおいて、ユーザインタフェース900は、メッセージのサイズを増減させるための矢印アイコン903,905と共に現在のメッセージ902を表示する。図9Bは、メッセージのサイズがリモコン300を介しダウン矢印アイコン905を押下した後に図9Aに示されるものよりどのように小さくなるかを示す。
【0051】
ソーシャルネットワーキングサービスからのコンテンツにアクセス及び表示するためのシステム、方法及びユーザインタフェースは、ユーザがソーシャルネットワーキングサービスにリンクされた友人又は家族をフォローし、テレビ視聴中に彼らの行動をチェックすることを可能にする。友人又は家族がサービスにおいて新たなコンテンツ又はポスティングをすると、新たなポスティング(メッセージ又はツイート)が、テレビ番組の視聴中にスクリーン上で閲覧されてもよい。さらなる機能は、パーソナルアカウントによってフォローされる人々の友人及び家族のコンテンツ(ツイート)を閲覧することを含む。
【0052】
他の実施例では、システム、方法及びユーザインタフェースはまた、番組に固有のコンテンツが表示及び後続することを可能にする。ユーザ入力に応答してコンテンツ又はメッセージを表示する方法が提供される。当該ユーザ入力は、ディスプレイ上の番組を閲覧し、閲覧中の番組に関連付けされた少なくとも1つの特性に基づきソーシャルネットワーキングサイトを検索するための少なくとも1つのキーワードを生成する間に提供される。
【0053】
図10を参照して、本開示の実施例によるソーシャルネットワーキングシステムからメッセージなどのコンテンツを検索する一例となる方法のフローチャートが示される。まず、ステップ1002において、ユーザは、ディスプレイ装置114で閲覧されるチャネル又は番組を選択する。チャネル又は番組は、ホスト装置108への直接的なユーザの入力を介し、又はリモコン装置300と共に利用されるディスプレイ装置114上に表示されるグラフィカルユーザインタフェースを介し選択される。ユーザが選択されたチャネル又は番組を閲覧している間、ソーシャルネットワーキングインターネットサイトは、ユーザ入力に応答してアクセスされる。ホスト装置108は、入力信号受信機202を介しソーシャルネットワーキングインターネットサイトへのアクセスを提供する。
【0054】
ステップ1006において、コントローラ214は、閲覧されているチャネル又は番組に基づき少なくとも1つのキーワードを生成し、生成されたキーワードを用いてソーシャルネットワーキングインターネットサイトからのコンテンツを検索する。ソーシャルネットワークサービスをスキャン又はサーチするのに利用されるサーチ情報又はキーワードは、番組のスターや著名人又はイベントの説明を含む電子番組ガイド(EPG)を介し提供される説明から導出されてもよい。さらに、キーワードは、字幕データ、すなわち、閲覧中のチャネル又は番組のオーディオ部分のトランスクリプトから導出されてもよい。ニュースサービスなどの実際の放送局のコンテンツはまた、サーチ基準又はキーワードとして含まれてもよい。ステップ1008において、メッセージやツイートなどのコンテンツが、その後にソーシャルネットワーキング、インターネット又はサイトベースの少なくとも1つのキーワードから抽出され、ステップ1010において、閲覧中のチャネル又は番組と同時にディスプレイ装置114上でユーザインタフェース700などのオーバレイにおいて表示される。この結果、本開示のシステム及び方法は、現在の番組に関連する著名人のコンテンツ(ツイード)、現在の番組に関連する人々及び組織のコンテンツ(ツイートなど)及び宣伝されている市販製品のコンテンツ(ツイードなど)の閲覧を可能にする。
【0055】
本開示の検索方法の一例では、ユーザはトークショーを視聴しており、ホスト装置108に関連付けされたサービスにより提供されるEPGが、ゲスト1とゲスト2などのトークショーに登場する少なくとも2人の著名人のゲストをリストしていると仮定する。コントローラ214は、その後、ゲスト1とゲスト2の名前をソーシャルネットワーキング又はインターネットサイトを検索するためのキーワードして利用する。その後、ゲスト1及びゲスト2のメッセージやツイートなどのコンテンツが、ソーシャルネットワーキングインターネットサイトから抽出される。ゲスト1及びゲスト2の識別情報は、その後に要素724、730などの要素としてオーバレイ700上に表示される。何れの識別情報がユーザ入力を介し又はコントローラ214による自動選択によって、現在の識別情報として選択されるかに応じて、現在の識別情報に関連付けされたコンテンツが、メッセージ702としてオーバレイ700上に表示される。
【0056】
さらなる具体例では、ユーザは放送ニュース番組を視聴していると仮定する。放送ニュース番組では、ある企業又は組織がニュースアンカーにより言及される。コントローラ218は、ホスト装置108に関連付けされたサービスにより提供される字幕データから、企業ABCなどの企業又は組織の名前を導出する。その後、コントローラ214は、ソーシャルネットワーキングインターネットサイトを検索するためのキーワードとして、企業の名前、すなわち、企業ABCを利用する。その後、ホスト装置108は、企業ABCに関連する抽出された何れかのコンテンツを表示し、上述されるように、インターネットサイトへのさらなる検索を可能にする。
【0057】
キーワード生成及び検索がまた、ユーザにより手動により実行されてもよい。ユーザは、リモコン又は他のキーボードタイプ入力装置を用いて、エントリスクリーンへの1以上のキーワードをタイプする。その後、コントローラ218は、これらのキーワードを検索し、上述されるように、当該キーワードに関連して抽出されたコンテンツを表示する。
【0058】
本開示のシステム及び方法は、ソーシャルネットワーキングコンテンツに関連する追加的情報を格納してもよい。この追加的情報の一部は、含まれる場合もあり、ユーザに必要とされる可能性のあるピクチャ、アカウント履歴、ソーシャルネットワークプロファイルを含むものであってもよい。さらに、アプリケーションは、現在表示されているテキストコンテンツに含まれるリンク又はハイパーリンクを介した他のユーザアカウント、識別情報又はネットワークマイクロブログとのリンクを可能にするものであってもよい。
【0059】
上述されるように、ソーシャルネットワーク検索のためのキーワードがまた、EPGや字幕データなど、ヘッドエンドからホスト装置に提供される他のビデオサービスから抽出されてもよい。ソフトウェアアプリケーションクライアントにおけるユーザプロファイルは、優先リストの生成又はメンテナンスを可能にするものであってもよい。優先リストは、ユーザにより選択された所定の識別情報をスキャンすることに加えて、番組ガイド又は他の番組説明に見つけられるキーワードに関連する“可能性のある”識別情報又はアカウントのリストのスキャンを可能にするものであってもよい。例えば、ユーザはOprahなどのあるショーを視聴していると仮定する。ユーザの優先リストの第1段は、ユーザプロファイルである(ユーザが誰をフォローしているかが、リストに常に表示され、すなわち、少なくとも1つの所定の識別情報又はアカウントが表示される)。次に、第2段は、The Oprah Show,Oprah Winfreyなどのキーワードを含む。その後、当該番組、すなわち、Oprahはまた、第3段に追加されるゲスト又はトピックを有してもよい。
【0060】
コンテンツが検索の各段から抽出されると、コントローラ214は、コンテンツを優先順位付けし、オーバレイ700においてコンテンツを表示する。一実施例では、コンテンツは優先順位付けされ、優先順位付けされたコンテンツに関連する識別情報が、最も高い優先順位を有する識別情報が現在の識別情報724として示される第2カルーセルの順序によりソートされる。残りの優先順位付けされた識別情報は、次の識別情報として第2カルーセルにキューされる。例えば、図7を参照して、第1段の検索結果が要素724により表され、第2段の検索結果が要素730により表され、第3段の検索結果は要素732により表される。このようにして、抽出されたコンテンツのすべてが、所定の方法により、すなわち、優先リストに従ってユーザに表示及び利用可能とされる。
【0061】
優先リストはユーザの使用パターンに基づきユーザ設定又はコントローラ214によって規定されてもよいことが理解されるであろう。例えば、ユーザがチャネルを変更すると、ますます多くのトピックスが優先リストに加えられるが、一実施例では、ユーザの設定は常に優先され、リストに留められる。さらに、アイテムが古くなると、それらは優先リストから削除される(すなわち、ユーザは、ディズニーチャネルなどの子供向け番組の代わりに、ESPN(Entertainment Sports Programming Network)などの大人向け番組を視聴している)。
【0062】
ユーザプロファイルはまた、EPG又は他の説明に基づくインタラクティブなキーワード選択処理を含むようにしてもよい。ユーザプロファイルはまた、ホストクライアントに現在格納されているダウンロードされたソーシャルネットワークコンテンツに見つけられるキーワードのキーワード解析及び選択を可能にするものであってもよい。アプリケーションは、キーワード関連性のための“follow like”や“search further like”などのエントリを用いて、マッピング構造においてキーワードを提供するようにしてもよい。コンテンツのキーワード検索は、現在表示されているメッセージに見つけられる単語に基づき呼び出されてもよく、ホスト装置内に格納されている、又はソーシャルネットワークサービスを介し利用可能及びアクセス可能な同様のコンテンツの“ブレッドクラムトレイル(breadcrumb trail)”への迅速なアクセスを可能にする。例えば、ユーザが、ESPNにおいてPatriotsをプレイしているColtsなどのフットボールゲームを視聴していると仮定する。可能なトピックは、Roster,Schedule,Injuriesである。ユーザはScheduleを選択し、チームのリストに入力される。そこから、ユーザは埋め込みリンクを介し当該チームに関するさらなる情報を見つけることができる。例えば、ユーザは、スタートページに戻り、Rosterを選択してもよい。その後、ユーザには、Manning,Clark,Saturdayなどのトッピクが提示される。さらに、ソフトウェアアプリケーションクライアントは、以降においてリストにより迅速に入力するため、ユーザが何に興味があったか記憶する。例えば、次回にユーザがColtsを視聴したとき、Schedule,Colts versus Ravens,Manning,Clark,Saturdayなどの選択はやや異なるものであってもよい。
【0063】
マッピング構造は大部分はユーザインタフェースのサイズによりテキストベースであり、一実施例では、colts patriots roster schedule injuries manning clark saturdayなどの現在表示されているメッセージの下方に提示されるタグの文字列を有してもよい。他の実施例では、さらなるコンテンツを選択するマッピング構造は、ユーザが後続するパスを選択することを可能にするコンテンツがリンクされる方法を示す視覚的なマッピング構造であってもよい。
【0064】
本開示のシステム及び方法はまた、テレビ番組コンテンツとソーシャルネットワーキングサービスとのリンク付けを介し視聴者への直接的な宣伝を可能にするようにしてもよい。この特徴は、サービスを初期化又は交信するとき、条件付プロファイルの利用を含むものであってもよい。ソフトウェアアプリケーションクライアントは、宣伝サービスへのリンクを特定し、メッセージ又はツイートとしてユーザに直接コンテンツを提供するか、又はグラフィカルユーザインタフェース外のスクリーンに宣伝を提供するようにしてもよい。特にメッセージ又はツイートとしてグラフィカルインタフェース内のテキストディスプレイに関連するこのような宣伝構造は、番組を閲覧しながら消費者に到達するのに効果的な製品宣伝ツールを提供するものであってもよい。
【0065】
本開示の教示を含む実施例が詳細に図示及び説明されたが、当業者は、これらの教示を依然として含む他の多数の変形された実施例を容易に考案可能である。ユーザがネットワーク対応のホスト装置に接続されるビデオ装置上のソーシャルネットワーキング構成を表示及びやりとりすることを可能にするシステム及び方法の好適な実施例(限定的でなく例示的な)が開示されたが、上記教示に基づき改良及び変形が当業者に可能であることに留意されたい。従って、添付した請求項により規定される本開示の範囲内に含まれる開示された実施例の変更が可能であることが理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A-9B】
図10