特許第5747108号(P5747108)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5747108
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】ホッグリング締結装置
(51)【国際特許分類】
   B25B 25/00 20060101AFI20150618BHJP
   B65B 13/30 20060101ALI20150618BHJP
   B23P 19/02 20060101ALI20150618BHJP
【FI】
   B25B25/00 A
   B65B13/30
   B23P19/02 D
【請求項の数】3
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-124154(P2014-124154)
(22)【出願日】2014年6月17日
【審査請求日】2014年7月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】390008420
【氏名又は名称】株式会社メイホウテック
(74)【代理人】
【識別番号】110001520
【氏名又は名称】特許業務法人日誠国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村山 隆
【審査官】 石田 智樹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第02867808(US,A)
【文献】 特許第4185041(JP,B2)
【文献】 特開平05−004175(JP,A)
【文献】 特開2014−039964(JP,A)
【文献】 特開2006−150511(JP,A)
【文献】 米国特許第03537293(US,A)
【文献】 欧州特許出願公開第00274710(EP,A1)
【文献】 米国特許第02689955(US,A)
【文献】 米国特許第05035040(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B 27/00− 27/14
B25B 25/00
B23P 19/02
B65B 13/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体に回動可能に支持されマガジンから供給されるホッグリングを装填して締結する装填締結部を有する一対のジョーと、前記ホッグリングを前記装填締結部に送るフィーダブレードと、前記装填締結部に装填された前記ホッグリングの後退を阻止するラッチと、前記ラッチを支持するよう前記装置本体に固定されたサイドプレートおよびラッチスプリングと、を備え、前記ホッグリングを被締結物に締結するホッグリング締結装置であって、前記ラッチが、前記ラッチスプリングに支持されるスプリング被支持部と、前記サイドプレートに支持されるプレート被支持部とを有し、前記サイドプレートが、前記ラッチの前記フィーダブレードの送り方向に直交する方向への移動を規制するよう前記プレート被支持部を支持する規制支持部を有し、前記プレート被支持部に、上方後部の側面と下方後部の側面とが形成され、前記規制支持部に、前記上方後部の側面と接触する内側面を有する上側突起と前記下方後部の側面に接触する内側面を有する下側突起とが形成されたことを特徴とするホッグリング締結装置。
【請求項2】
前記装置本体が、エアシリンダと前記エアシリンダ内に収容されたピストンと前記ピストンに連結され、前記ピストンの移動に伴って移動するピストンロッドと、前記エアシリンダに空気圧を供給する空圧回路と、前記空圧回路を切り換えることによって前記ピストンの移動方向を切り換える切換弁とを有し、前記フィーダブレードが前記ピストンロッドと連結されたことを特徴とする請求項1に記載のホッグリング締結装置。
【請求項3】
前記ピストンロッドが、前記ピストンに連結される連結部と反対側の端部に一対のローラを有し、前記一対のジョーが、前記一対のローラの一方と接触する上側接触傾斜面を有する上側ジョーと、前記一対のローラの他方と接触する下側接触傾斜面を有する下側ジョーとからなり、前記装填締結部が、前記上側ジョーに形成され前記ホッグリングを保持する上側保持面と、前記下側ジョーに形成され前記ホッグリングを保持する下側保持面とを有し、前記ローラが、前記装填締結部の方向に移動し前記上側保持面と前記下側保持面とが離隔して前記上側保持面と前記下側保持面との間に前記ホッグリングが装填され、前記ローラが、前記装填締結部と反対側の方向に移動し前記上側保持面と前記下側保持面とが近接して前記ホッグリングを押し付けることにより締結することを特徴とする請求項2に記載のホッグリング締結装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Cリングなどのホッグリングを被締結物に締結するホッグリング締結装置に関に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のホッグリング締結装置として、例えば、特許文献1に記載のように、装置本体と、ホッグリング(以下、Cリングという。)を装置本体に順次供給するマガジンと、Cリングを先端の締結部に保持するとともに被締結物に締結する一対のジョーと、Cリングをジョーの締結部に送るフィーダブレードと、送られたCリングの後退を阻止するラッチとを備えたものが提案されている。
【0003】
従来のホッグリング締結装置は、さらに装置本体に収容されたエアシリンダと、エアシリンダの空圧回路を切り換える方向切換弁と、方向切換弁を切り換えるトリガーとを備えおり、ホッグリング締結装置の作業者により最初にトリガーが引かれると、フィーダブレードによりCリングが一対のジョーの締結部に送られる。そして、再度トリガーが引かれると、方向切換弁が切り換えられて一対のジョーの締結部に送られたCリングが一対のジョーにより被締結物に締結される。Cリングが締結される際に、Cリングはラッチによりフィーダブレードの送り方向と反対側に後退しないよう支持されている。
【0004】
Cリングはマガジンから供給され、トリガーが元の位置に復帰するごとに一対のジョーの締結部に装填され、トリガーが引かれるごとに被締結物に締結される。したがって、作業者によりトリガーが引かれるワンアクションにより、締結部への装填と被締結物への締結が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4185041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の従来のホッグリング締結装置においては、Cリングが一対のジョーにより被締結物に締結される際に、Cリングは中央部分でラッチに支持され、両端部分で一対のジョーに押し付けられて、C形状から略円環状に変形し、被締結物に締結される。特許文献1に記載の従来のホッグリング締結装置においては、CリングをC形状から略円環状に変形させる際に、ラッチがフィーダブレードの送り方向と直交する上方向や下方向に向かって離れてしまうことがある。
【0007】
このようにラッチが離れると、ラッチのCリングへの支持部分が中央部分から離れてしまい、Cリングの変形が略円環状ではなくなり、略三角形のようないびつな形状に変形してしまうという問題があった。このようないびつな形状に変形してしまうと、締結が不完全となったり、被締結物に損傷を発生させてしまうおそれがあるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、被締結物を締結するCリングを適正な形状に変形させることにより確実に締結することができるホッグリング締結装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の第1の態様は、装置本体に回動可能に支持されマガジンから供給されるホッグリングを装填して締結する装填締結部を有する一対のジョーと、前記ホッグリングを前記装填締結部に送るフィーダブレードと、前記装填締結部に装填された前記ホッグリングの後退を阻止するラッチと、前記ラッチを支持するよう前記装置本体に固定されたサイドプレートおよびラッチスプリングと、を備え、前記ホッグリングを被締結物に締結するホッグリング締結装置であって、前記ラッチが、前記ラッチスプリングに支持されるスプリング被支持部と、前記サイドプレートに支持されるプレート被支持部とを有し、前記サイドプレートが、前記ラッチの前記フィーダブレードの送り方向に直交する方向への移動を規制するよう前記プレート被支持部を支持する規制支持部を有し、前記プレート被支持部に、上方後部の側面と下方後部の側面とが形成され、前記規制支持部に、前記上方後部の側面と接触する内側面を有する上側突起と前記下方後部の側面に接触する内側面を有する下側突起とが形成されたものから構成される。
【0010】
本発明の第2の態様としては、前記装置本体が、エアシリンダと前記エアシリンダ内に収容されたピストンと前記ピストンに連結され、前記ピストンの移動に伴って移動するピストンロッドと、前記エアシリンダに空気圧を供給する空圧回路と、前記空圧回路を切り換えることによって前記ピストンの移動方向を切り換える切換弁とを有し、前記フィーダブレードが前記ピストンロッドと連結されるようにしてもよい。
【0011】
本発明の第3の態様としては、前記ピストンロッドが、前記ピストンに連結される連結部と反対側の端部に一対のローラを有し、前記一対のジョーが、前記一対のローラの一方と接触する上側接触傾斜面を有する上側ジョーと、前記一対のローラの他方と接触する下側接触傾斜面を有する下側ジョーとからなり、前記装填締結部が、前記上側ジョーに形成され前記ホッグリングを保持する上側保持面と、前記下側ジョーに形成され前記ホッグリングを保持する下側保持面とを有し、前記ローラが、前記装填締結部の方向に移動し前記上側保持面と前記下側保持面とが離隔して前記上側保持面と前記下側保持面との間に前記ホッグリングが装填され、前記ローラが、前記装填締結部と反対側の方向に移動し前記上側保持面と前記下側保持面とが近接して前記ホッグリングを押し付けることにより締結するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0012】
このように上記の第1の態様によれば、サイドプレートが、ラッチのフィーダブレードの送り方向に直交する方向への移動を規制するよう、ラッチのプレート被支持部を支持する規制支持部を有するもので構成される。
【0013】
これにより、装填締結部に装填されたホッグリングが装填締結部により締結される際に、ラッチがホッグリングの後退を阻止するとともに、規制支持部によりラッチのフィーダブレードの送り方向に直交する方向への移動が規制されるので、ラッチによりホッグリングが確実に支持され、ホッグリングが被締結物に適正に締結される。
【0014】
したがって、本発明のホッグリング締結装置は、従来のホッグリング締結装置において、ホッグリングが装填締結部により締結される際に発生していた異常な形状に変形することを防止することができる。
【0015】
上記の第2の態様によれば、装置本体が、エアシリンダ、ピストン、ピストンロッド、空圧回路および切換弁を有しており、フィーダブレードがピストンロッドと連結されものから構成される。
【0016】
これにより、本発明のホッグリング締結装置は、空気圧を利用した簡単な構成でマガジンから供給されるホッグリングを装填締結部に送り、装填締結部に装填することができる。
第2の態様によっても、第1の態様と同様に装填締結部に装填されたホッグリングが装填締結部により締結される際に、ラッチがホッグリングの後退を阻止するとともに、規制支持部によりラッチのフィーダブレードの送り方向に直交する方向への移動が規制されるので、ラッチによりホッグリングが確実に支持され、ホッグリングが被締結物に適正に締結される。
【0017】
上記の第3の態様によれば、ピストンロッドが一対のローラを有し、一対のジョーが上側ジョーおよび下側ジョーとからなり、装填締結部が上側保持面と下側保持面とを有している。そして、ローラが装填締結部の方向に移動すると、上側保持面と下側保持面とが離隔して上側保持面と下側保持面との間にホッグリングが装填される。
【0018】
ローラが装填締結部と反対側の方向に移動すると、上側保持面と下側保持面とが近接してホッグリングを押し付けることにより締結することができる。これにより、ピストンロッドのローラの移動方向を変えるだけの簡単な構成で、ホッグリングの装填締結部への装填と締結を行うことができる。
【0019】
第3の態様によっても、第1の態様および第2の態様と同様に装填締結部に装填されたホッグリングが装填締結部により締結される際に、ラッチがホッグリングの後退を阻止するとともに、規制支持部によりラッチのフィーダブレードの送り方向に直交する方向への移動が規制されるので、ラッチによりホッグリングが確実に支持され、ホッグリングが被締結物に適正に締結される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施形態に係るCリンガーの左側面図である。
図2】本発明の実施形態に係るCリンガーの右側面図である。
図3】本発明の実施形態に係るCリンガーの主要な構成要素を分解した分解斜視図である。
図4】本発明の実施形態に係るCリンガーのCリングの連結体を示す図であり、(a)は正面図を示し、(b)は、側面図を示す。
図5】本発明の実施形態に係るCリンガーの空気圧供給回路部を示すブロック図である。
図6】本発明の実施形態に係るCリンガーの左サイドプレートおよびラッチの図であり、(a)は正面図を示し、(b)は、側面図を示す。左側面図である。
図7】本発明の実施形態に係るCリンガーのラッチの斜視図である。
図8】本発明の実施形態に係るCリンガーの上側ジョー、下側ジョー、フィーダブレードおよびピストンロッドの右側面図であり、(a)は、マガジンから供給されたCリングがセットされた状態を示し、(b)は、Cリングがフィーダブレードにより送られる途中の状態を示す。
図9】本発明の実施形態に係るCリンガーの上側ジョー、下側ジョー、フィーダブレードおよびピストンロッドの右側面図であり、(a)は、Cリングが装填締結部にセットされた状態を示し、(b)は、Cリングが装填締結部で締結された状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係るホッグリング締結装置を適用した実施形態に係るCリンガー1について、図1図9(a)、図9(b)を参照して説明する。
【0022】
まず、構成を説明する。
Cリンガー1は、図1図3に示すように、ハウジング2と、キャップ3と、マガジン4と、フィーダブレード駆動機構5と、フィーダブレード6と、ジョー7と、右サイドプレート11と、左サイドプレート12と、ラッチ13と、ラッチスプリング14と、ショルダーボルト15と、ショルダーボルト15にねじ結合するロックナット16とを備えている。このCリンガー1は、後述するCリングRを締結することにより、例えば、線材と線材、スプリングと枠線、線材と布地やプラスチックなどの被締結物を結束する。
【0023】
本実施形態のハウジング2は、本発明の装置本体を構成し、本実施形態のジョー7は、本発明の一対のジョーを構成し、本実施形態の左サイドプレート12は、本発明のサイドプレートを構成し、本実施形態のCリングRは、本発明のホッグリングを構成する。
【0024】
ハウジング2は、図3に示すように、プラスチックや軽合金などの成型材料により一体成型され、図2に示すように、内部に円筒状のエアシリンダ21と、空気流路22、23、24とが形成されている。また、図3に示すように、ハウジング2には、フィーダブレード駆動機構5の後述するピストンロッド33を通すロッド孔25と、バルブ35aを収容するバルブ収容孔26とが形成されている。
【0025】
さらに、ハウジング2には、右サイドプレート11および左サイドプレート12をハウジング2に固定するショルダーボルト15を通す貫通孔27と、キャップ3を固定するボルトをねじ結合させる図示しないねじ孔が形成されている。
【0026】
空気流路22には、図1に示す空気圧供給ホースHが接続され、図示しない圧縮空気供給装置から空気圧供給ホースHを介して空気圧が空気流路22の入口部分に供給されるようになっている。空気流路23、24は、それぞれ後述するバルブ35aの排気ポートに連通している。
【0027】
キャップ3は、ハウジング2の後部を閉塞する蓋からなり、キャップ3をハウジング2に固定するボルトを通す貫通孔3aが形成されている。
【0028】
マガジン4は、ハウジング2にCリングRを供給するよう内部にCリングRを装填するようになっている。ここで、ハウジング2に供給されるCリングRは、図4に示すように、C文字形状に成型した金属線からなる。金属線としては、例えば、亜鉛メッキ鉄線、亜鉛アルミ合金線、塩ビコーティング鉄線、ステンレス線などが挙げられ、用途に応じてサイズが異なる。
【0029】
このCリングRは、複数個、例えば、100個程度、テープTなどの柔軟性のある材料で互いに連結され、一連の連結体Aとしてマガジン4に装填される。マガジン4に装填されたCリングRの連結体Aは、ハウジング2に供給される際に、マガジン4の図示しないマガジンシューで1個ずつ分離されて、フィーダブレード駆動機構5によりフィーダブレード6を介してジョー7に送られるようになっている。
【0030】
フィーダブレード駆動機構5は、図3に示すように、ハウジング2内に形成されたエアシリンダ21を構成するシリンダ31と、シリンダ31に収容されたピストン32と、ピストンロッド33と、ローラ34と、空気圧供給回路部35と、トリガー36と、トリガーガード37とを含んで構成されている。フィーダブレード駆動機構5は、フィーダブレード6をシリンダ31の軸線方向に往復移動させるようになっている。フィーダブレード駆動機構5は、さらに、後述する装填締結部48にCリングRを装填するとともに締結する機能を有している。
【0031】
シリンダ31は、図5に示すように、ハウジング2内に円筒状に形成された空間からなり、内部にピストン32とピストンロッド33の一部を収容し、ポート31a、31bと、貫通孔31cとを有している。ポート31a、31bから空気圧が供給および排出されるようになっている。貫通孔31cには、ピストンロッド33が移動可能に挿入されている。シリンダ31は、内部にピストン32とピストンロッド33の一部を収容した後に、内部空間から空気が漏出しないよう閉塞されている。
【0032】
ピストン32は、円環状に形成されシリンダ31内の軸線方向に滑らかに往復移動できるようになっている。シリンダ31のポート31aから空気圧が供給されると、ポート31bから空気圧が排出されピストン32は、図5の紙面右方向に移動し、ポート31bから空気圧が供給されると、ポート31aから空気圧が排出されピストン32は、図5の紙面左方向に移動するようになっている。
【0033】
ピストンロッド33は、円柱状に形成されており一端の連結部でピストン32に連結され、ピストン32の往復移動に伴って往復移動するようになっている。ピストンロッド33の他端は、貫通孔33a、33bおよびスリット33cが形成されたローラ取付部33dを有している。
【0034】
ローラ34は、図3に示すように、ローラ34a、34b、34c、34dと、ローラピン34e、34fとを有している。ローラピン34eは、ローラ取付部33dの貫通孔33aに挿入され、ローラ34a、34bを回転可能に支持し、ローラピン34fは、ローラ取付部33dの貫通孔33bに挿入され、ローラ34c、34dを回転可能に支持している。
【0035】
空気圧供給回路部35は、図5に示すように、バルブ35a、ステム35bと、前述の空気流路22、23、24と、バルブ35aとシリンダ31のポート31aとを連通する空気流路35cと、バルブ35aとシリンダ31のポート31bとを連通する空気流路35dとを有している。
【0036】
本実施形態のバルブ35aは、本発明の切換弁を構成し、本実施形態の空気流路22、23、24、35cおよび35dは、本発明の空圧回路を構成する。
【0037】
バルブ35aは、ステム35bと連結されており、ステム35bが押されることにより、a、b、cの3つの位置を採りうる方向切換弁からなる。トリガー36が作業者の指で引かれるとステム35bが押されて、バルブ35aは、b位置を介してc位置となり、空気流路22と空気流路35dとポート31bとが連通し、圧縮空気供給装置から空気圧がポート31bに供給される。また、ポート31aと空気流路35cと空気流路22とが連通し、シリンダ31内の空気がポート31aから排出され、ピストン32が紙面左方向に移動する。
【0038】
この状態、すなわちピストン32が紙面左方向に移動した状態で、作業者の指がトリガー36から離れたときには、トリガー36は元に位置に復帰するとともに、バルブ35aは、b位置を介して図5に示すa位置となり、空気流路22と空気流路35cとポート31aとが連通し、圧縮空気供給装置から空気圧がポート31aに供給される。また、ポート31bと空気流路35dと空気流路24とが連通し、シリンダ31内の空気がポート31bから排出され、ピストン32が紙面右方向に移動する。
【0039】
ステム35bは、バルブ35aと連結されるとともにトリガー36と接続され、トリガー36により押されるとバルブ35aをc位置に切り換え、トリガー36で押されることが解除されるとa位置に切り換えるようになっている。
【0040】
トリガー36は、図3に示すように、中央部が屈曲して形成され一端部を支点にして回動可能にハウジング2に支持されており、作業者の指で中央部分が引かれる際に指が屈曲面にフィットするようになっている。作業者の指が中央部分から離れると元の位置に復帰するようになっている。
トリガーガード37は、トリガー36を囲むようにしてハウジング2に固定されており、トリガー36に不測の外力が加わらないようトリガー36を保護している。
【0041】
フィーダブレード6は、平板状に形成され、一端部でローラ取付部33dのスリット33cに嵌め込まれ、ローラピン34e、34fが挿入される貫通孔6aと、他端部でラッチ13の中央部との干渉を避ける切欠き6bとを有している。フィーダブレード6は、一端部でローラ取付部33dに保持されてハウジング2内をピストンロッド33の軸線方向に往復移動するとともに、他端部でCリングRを押すようになっている。
【0042】
ジョー7は、上側ジョー41と、下側ジョー42と、上側ブッシング43と、下側ブッシング44と、ジョーボルト45と、ロックナット46とを有している。
【0043】
上側ジョー41は、先端部に形成されCリングRの上側を保持して締結するよう並行する2つの溝が形成された底面からなる上側保持面41aと、CリングRの移動をガイドするようを溝形状の底面からなる上側ガイド面41bとを有している。
【0044】
また、上側ジョー41は、他端部に形成されローラ34a、34bと接触する上側接触傾斜面41cと、上側保持面41aと上側接触傾斜面41cとの間に形成された貫通孔41dとを有している。貫通孔41dには、上側ブッシング43が挿入され、上側ジョー41は、上側ブッシング43の軸心を回動中心として上側ジョー41が回動可能になっている。
【0045】
下側ジョー42は、上側ジョー41と同様、先端部に形成されCリングRの下側を保持して締結するよう並行する2つの溝が形成された底面からなる下側保持面42aと、CリングRの移動をガイドするよう溝形状の底面からなる下側ガイド面42bとを有している。
【0046】
また、下側ジョー42は、他端部に形成されローラ34c、34dと接触する下側接触傾斜面42cと、下側保持面42aと下側接触傾斜面42cとの間に形成された貫通孔42dとを有している。貫通孔42dには、下側ブッシング44が挿入され、下側ジョー42は、下側ブッシング44の軸心を回動中心として下側ジョー42が回動可能になっている。
【0047】
なお、上側ジョー41の上側保持面41aと下側ジョー42の下側保持面42aとにより、CリングRを装填するとともに締結する装填締結部48が構成される。
【0048】
上側ブッシング43および下側ブッシング44は、それぞれ貫通孔43a、44aを有しており、ハウジング2の貫通孔27に挿入されるとともに、各貫通孔43a、44aには、それぞれジョーボルト45が挿入される。
【0049】
ローラ34a、34bが上側接触傾斜面41cに接触するとともに、ローラ34c、34dが下側接触傾斜面42cに接触しつつ、ローラ34a、34b、34c、34dがピストンロッド33の軸線方向に移動するようになっている。ローラ34a、34b、34c、34dが、上側保持面41aおよび下側保持面42aに近づく方向に移動すると、上側保持面41aおよび下側保持面42aが互いに離隔する。
【0050】
一方、ローラ34a、34b、34c、34dが上側保持面41aおよび下側保持面42aから離れる方向に移動すると、上側保持面41aおよび下側保持面42aが互いに近接する。
【0051】
上側保持面41aおよび下側保持面42aが互いに離隔すると、CリングRが上側保持面41aおよび下側保持面42aに装填されるとともに、上側保持面41aおよび下側保持面42aが互いに近接すると、上側保持面41aおよび下側保持面42aでCリングRを押し付けることでCリングRが一部分で切り離されたC形状のリングから一部分が重なった略円環状のリングに変形して締結される。
【0052】
本実施形態の上側保持面41aおよび下側保持面42aは、本発明の装填締結部を構成している。
【0053】
右サイドプレート11は、平板状に形成され、ハウジング2の右側面に取り付けられる。
右サイドプレート11は、ピストンロッド33の軸線方向の先端部に形成された貫通孔11a、11b、11cと、後端部に形成された貫通孔11d、11eと、中央下部に形成された貫通孔11fとを有している。
【0054】
貫通孔11a、11bには、ジョーボルト45が挿入され、貫通孔11cにはトリガーガード37をハウジング2に固定する図示しない固定ピン挿入される。また、貫通孔11d、11eには、ショルダーボルト15が挿入され、貫通孔11fにはトリガー36を回動可能にハウジング2に支持する図示しないトリガーピンが挿入される。
【0055】
左サイドプレート12は、右サイドプレート11と同様、平板状に形成され、ハウジング2の左側面に取り付けられる。
左サイドプレート12は、図3図6(a)、図6(b)に示すように、ピストンロッド33の軸線方向の先端部に先端方向に突出して形成された上側突起12aと、下側突起12bとを有している。この上側突起12aと、下側突起12bとの間には、ラッチ13が嵌め込まれるようになっている。
本実施形態の上側突起12aおよび下側突起12bは、本発明の規制支持部を構成している。
【0056】
また、左サイドプレート12は、ピストンロッド33の軸線方向の先端部近傍に、貫通孔12c、12d、12eと、後端部に形成された貫通孔12f、12gと、中央下部に形成された貫通孔12hとを有している。
【0057】
貫通孔12c、12dには、ジョーボルト45が挿入され、貫通孔12eにはトリガーガード37をハウジング2に固定する図示しない固定ピン挿入される。また、貫通孔12f、12gには、ショルダーボルト15が挿入され、貫通孔12hにはトリガー36を回動可能にハウジング2に支持する図示しないトリガーピンが挿入される。
【0058】
ラッチ13は、図3図6(a)、図6(b)、図7に示すように、平板状に形成されたプレート51と、プレート51の右側面の中央部分から突出して形成されたガイド52とを有している。
プレート51は、略長方形になっており、前方上部の側面S1と、前方下部の側面S2でラッチスプリング14に接触し、ラッチスプリング14でガイド52の突出方向に押し付けられて支持されている。
【0059】
また、プレート51の前方下部の右側面S6で、図3に示す下側ジョー42の左側面J1と接触している。したがって、プレート51は、ガイド52の突出方向において、ラッチスプリング14と下側ジョー42の左側面J1とにより支持されている。
【0060】
また、プレート51の後方上部の側面S3で、左サイドプレート12の前方上部の側面P1と接触し、後方下部の側面S4で、左サイドプレート12の前方下部の側面P2と接触しており、プレート51は、左サイドプレート12の前方上部の側面P1および前方下部の側面P2に支持されている。
【0061】
また、プレート51の上方後部の側面S7で、左サイドプレート12の上側突起12aの内側面P3と接触し、下方後部の側面S8で、左サイドプレート12の下側突起12bの内側面P4と接触しており、プレート51は、左サイドプレート12の上側突起12aと下側突起12bとの双方で支持されている。
【0062】
本実施形態の側面S1、S2は、本発明のスプリング被支持部を構成し、本実施形態の側面S3、S4、S7、S8は、本発明のプレート被支持部を構成し、本実施形態の内側面P3、P4は、本発明の規制支持部を構成している。
【0063】
ガイド52は、突出する先端部が平坦に形成された平面52aと、前方の側面部が凹むように形成された湾曲面52bとを有している。平面52aは、プレート51の後方から前方に向かって突出高さが徐々に高くなるよう傾斜する傾斜面となっており、この傾斜面でCリングRの側面と接触しCリングRのフィーダブレード6による移動をガイドするようになっている。
【0064】
湾曲面52bは、CリングRが上側ジョー41の上側保持面41aおよび下側ジョー42の下側保持面42aで締結される際に、CリングRの外周面と接触し、CリングRが前方から後方に後退しないようCリングRを支持するようになっている。
【0065】
ラッチスプリング14は、図3に示すように、弾性を有する材料で平板状に形成されており、左サイドプレート12に固定される固定部14aと、ラッチ13のプレート51を押し付ける押付部14bとを有している。
【0066】
固定部14aには、貫通孔14c、14dが形成されており、この貫通孔14c、14dには、ジョーボルト45が挿入されジョーボルト45によりラッチスプリング14が左サイドプレート12に固定される。
固定部14aが左サイドプレート12に固定されると、押付部14bがラッチ13を押し付けるようになっている。
【0067】
以下に、本実施形態のCリンガー1の動作について簡単に説明する。
【0068】
本実施形態のCリンガー1は、Cリンガー1でCリングRを締結することにより、例えば線材と線材などの被締結物を結束する際に作業者により使用される。
【0069】
まず、作業者により、Cリンガー1に圧縮空気供給装置から供給される空気圧が適正か否かがチェックされる。このチェックは、図1に示すハウジング2の空気圧供給ホースHに空気圧計測器を装着して行われる。この空気圧は、Cリンガー1の機種によっても異なるが、例えば、0.5〜0.6MPa程度のものである。
【0070】
次いで、CリングRの連結体Aがマガジン4に装填されると、図8(a)に示すように、CリングRの連結体Aの先端のCリングRがマガジンシューにより連結体Aから分離され、ハウジング2内にセットされる。そして、作業者の指によりトリガー36が引かれて離されると、バルブ35aが図5に示すaの位置に切り換わり、ポート31aに空気圧が供給されるとともに、ポート31bから空気が排出され、ピストン32が、ポート31aからポート31bの方向に移動する。
【0071】
このピストン32の移動により、ピストンロッド33のローラ34が上側ジョー41の上側接触傾斜面41cおよび下側接触傾斜面42cに接触しつつガイドされながら装填締結部48の方向に移動するとともに、フィーダブレード6の先端によりCリングRの後部が押されてCリングRが上側ガイド面41bおよび下側ガイド面42bにガイドされつつ装填締結部48の方向に移動する。
【0072】
このCリングRの移動により、上側ジョー41の上側保持面41aと下側ジョー42の下側保持面42aがそれぞれ、上側ブッシング43および下側ブッシング44を支点として互いに離隔する方向に回動する。
【0073】
さらに、図8(b)に示すように、CリングRが装填締結部48の方向に移動すると、CリングRの側面がラッチ13のガイド52の平面52aに接触しつつラッチスプリング14の押付力に抗してCリングRが装填締結部48の方向に移動し、図9(a)に示すように、装填締結部48に装填される。
【0074】
このとき、ラッチ13は、ラッチスプリング14の押付力で元の位置、すなわち、ガイド52の先端部分が下側ジョー42の下側ガイド面42bに突き当たる位置に復帰し、装填締結部48に装填されたCリングRが、後退してしまうのをラッチ13のガイド52の湾曲面52bで阻止される。
【0075】
続いて、作業者により装填締結部48に装填されたCリングRが被締結物にセットされ、トリガー36が引かれると、バルブ35aが図5に示すcの位置に切り換わり、ポート31bに空気圧が供給されるとともに、ポート31aから空気が排出され、ピストン32が、ポート31bからポート31aの方向に移動する。
【0076】
このピストン32の移動により、ピストンロッド33のローラ34が上側ジョー41の上側接触傾斜面41cおよび下側接触傾斜面42cに接触しつつガイドされながら装填締結部48の反対方向に移動する。このローラ34の移動により、上側ジョー41の上側保持面41aと下側ジョー42の下側保持面42aがそれぞれ、上側ブッシング43および下側ブッシング44を支点として互いに近接する方向に回動する。
【0077】
この回動により、装填締結部48に装填されたCリングRが上側保持面41aおよび下側保持面42aで押し付けられて、図9(b)に示すように、被締結物にセットされたCリングRの一部が重なった状態で略円環状に変形して締結され、被締結物が結束される。
【0078】
そして、作業者の指が、トリガー36から離されると、Cリンガー1は、前述の動作と同様に動作する。すなわち、Cリンガー1は、バルブ35aが図5に示すaの位置に切り換わり、ポート31aに空気圧が供給されるとともに、ポート31bから空気が排出され、ピストン32が、ポート31aからポート31bの方向に移動する。
【0079】
このピストン32の移動により、ピストンロッド33のローラ34が上側ジョー41の上側接触傾斜面41cおよび下側接触傾斜面42cに接触しつつガイドされながら装填締結部48の方向に移動するとともに、フィーダブレード6の先端によりハウジング2にセットされたCリングRの後部が押されてCリングRが上側ガイド面41bおよび下側ガイド面42にガイドされつつ装填締結部48の方向に移動する。
【0080】
このCリングRの移動により、上側ジョー41の上側保持面41aと下側ジョー42の下側保持面42aがそれぞれ、上側ブッシング43および下側ブッシング44を支点として離隔する方向に回動する。
【0081】
さらに、図8(b)に示すように、CリングRが装填締結部48の方向に移動すると、CリングRの側面がラッチ13のガイド52の平面52aに接触しつつラッチスプリング14の押付力に抗してCリングRが装填締結部48の方向に移動し、図9(a)に示すように、装填締結部48に再度装填される。
【0082】
以下に、本実施形態のCリンガー1の効果について説明する。
【0083】
本実施形態のCリンガー1によれば、ハウジング2と、装填締結部48を有するジョー7と、フィーダブレード6と、ラッチ13と、左サイドプレート12と、ラッチスプリング14とを備えている。そしてラッチが、側面S1、S2でラッチスプリング14に支持され、側面S7、S8で左サイドプレート12の上側突起12aおよび下側突起12bにそれぞれ支持される構造で構成されている。
【0084】
この構成により、装填締結部48に装填されたCリングRが締結される際に、ラッチ13がCリングRの後退を阻止するとともに、上側突起12aおよび下側突起12bによりラッチ13のフィーダブレード6の送り方向に直交する方向への移動が規制されるので、ラッチ13によりCリングRが確実に支持され、CリングRが被締結物に適正に締結されるという効果が得られる。
【0085】
したがって、本実施形態のCリンガー1は、従来のCリンガーにおいて、Cリングが従来の装填締結部により締結される際に発生していた異常な形状に変形することを防止することができるという効果が得られる。
【0086】
また、本実施形態のCリンガー1によれば、ハウジング2が、エアシリンダ21とピストン32と、ピストンロッド33と、空気圧供給回路部35と、空気流路22、23、24、35c、35dを切り換えることでピストン32の移動方向を切り換えるバルブ35aとを有し、フィーダブレード6がピストンロッド33と連結されるよう構成される。
【0087】
この構成により、本実施形態のCリンガー1は、空気圧を利用した簡単な構成でマガジン4から供給されるCリングRを装填締結部48に送り、装填締結部48に速やかに装填することができる。
【0088】
また、本実施形態のCリンガー1によれば、ピストンロッド33が、ピストン32に連結される連結部と反対側の端部に一対のローラ34を有し、ジョー7が、ローラ34の一方と接触する上側接触傾斜面41cを有する上側ジョー41と、一対のローラ34の他方と接触する下側接触傾斜面42cを有する下側ジョー42とにより構成される。
【0089】
さらに、本実施形態のCリンガー1は、装填締結部48が、上側ジョー41の上側保持面41aと、下側ジョー42の下側保持面42aとにより構成される。そして、一対のローラ34が、装填締結部48の方向に移動し上側保持面41aと、下側保持面42aとが離隔して上側保持面41aと下側保持面42aとの間にCリングRが装填され、一対のローラ34が、装填締結部48と反対側の方向に移動し上側保持面41aと、下側保持面42aとが近接してCリングRを押し付けることにより締結するよう構成される。
【0090】
この構成により、一対のローラ34が装填締結部48と反対側の方向に移動すると、上側保持面41aと下側保持面42aとが近接してCリングRを押し付けることにより締結することができる。これにより、ピストンロッド33の一対のローラ34の移動方向を変えるだけの簡単な構成で、作業者の指でトリガー36を引いて離すだけのワンアクションで、CリングRの装填締結部48への装填と締結を確実に行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0091】
以上のように、本発明に係るホッグリング締結装置は、被締結物を締結するCリングを適正な形状に変形させることにより締結することができ、被締結物を確実に結束することができるという効果を奏し、Cリンガーなどのホッグリング締結装置全般に有用である。
【符号の説明】
【0092】
1 Cリンガー(ホッグリング締結装置)
2 ハウジング(装置本体)
4 マガジン
6 フィーダブレード
7 ジョー(一対のジョー)
12 左サイドプレート(プレート)
12a 上側突起(規制支持部)
12b 下側突起(規制支持部)
13 ラッチ
14 ラッチスプリング
21 エアシリンダ
22、23、24、35c、35d 空気流路(空圧回路)
32 ピストン
33 ピストンロッド
34、34a、34b、34c、34d ローラ
35 空気圧供給回路部(空圧回路)
35a バルブ(切換弁)
36 トリガー
41 上側ジョー(一対のジョー)
41a 上側保持面(装填締結部)
41c 上側接触傾斜面
42 下側ジョー(一対のジョー)
42a 下側保持面(装填締結部)
42c 下側接触傾斜面
48 装填締結部
A Cリングの連結体(ホッグリング)
P3、P4 内側面(規制支持部)
R Cリング(ホッグリング)
S1、S2 側面(スプリング被支持部)
S3、S4、S7、S8 側面(プレート被支持部)
【要約】
【課題】被締結物を締結するCリングを適正な形状に変形させることにより確実に締結することができるホッグリング締結装置を提供すること。
【解決手段】ハウジング2と、ハウジング2に回動可能に支持されマガジン4から供給されるCリングRを装填して締結する装填締結部を有するジョー7と、CリングRを装填締結部に送るフィーダブレード6と、装填締結部に装填されたCリングRの後退を阻止するラッチ13と、ラッチ13を支持するようハウジング2に固定された左サイドプレート12およびラッチスプリング14とを備えたCリンガー1であって、ラッチ13が、ラッチスプリング14に支持されるスプリング被支持部と、左サイドプレート12に支持されるプレート被支持部とを有し、左サイドプレート12が、ラッチ13のフィーダブレード6の送り方向に直交する方向への移動を規制するようプレート被支持部を支持する規制支持部を有する。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9