(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5747114
(24)【登録日】2015年5月15日
(45)【発行日】2015年7月8日
(54)【発明の名称】画像表示装置、画像表示方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20130101AFI20150618BHJP
G06F 3/0485 20130101ALI20150618BHJP
G06F 3/041 20060101ALI20150618BHJP
【FI】
G06F3/048 620
G06F3/048 656D
G06F3/041 595
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-210698(P2014-210698)
(22)【出願日】2014年10月15日
(62)【分割の表示】特願2012-167560(P2012-167560)の分割
【原出願日】2012年7月27日
(65)【公開番号】特開2015-46177(P2015-46177A)
(43)【公開日】2015年3月12日
【審査請求日】2014年10月15日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100124394
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 立志
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100111073
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 美保子
(72)【発明者】
【氏名】芳賀 洋行
【審査官】
佐藤 匡
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−170501(JP,A)
【文献】
特開2011−133949(JP,A)
【文献】
国際公開第2012/096065(WO,A1)
【文献】
国際公開第2006/082789(WO,A1)
【文献】
特開2012−168790(JP,A)
【文献】
特開2009−139452(JP,A)
【文献】
特開平08−016808(JP,A)
【文献】
特開2011−044821(JP,A)
【文献】
特開2007−110288(JP,A)
【文献】
特開2006−148292(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041,3/0485,3/0488
G09G 5/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、上記表示部と一体にして設けられ、タッチ操作を受付けるタッチ入力部とを備えた装置での画像表示方法であって、
上記タッチ入力部で受付ける移動方向を指示するタッチ操作に対し、上記移動方向に応じた画像を取得する画像取得工程と、
上記画像取得工程で取得した移動方向に応じた画像を基本ブロック単位で低解像度化する解像度変換工程と、
上記解像度変換工程により低解像度化された移動方向に応じた画像を、上記タッチ入力部で受付けた移動方向への移動途中に表示する表示制御工程と、
上記移動方向を指示するタッチ操作の移動速度を検出する移動速度検出工程と、
上記移動速度検出工程により検出されたタッチ操作の移動速度に基づいて、上記基本ブロックのサイズを変更するサイズ変更工程とを具備し、
上記解像度変換工程、表示制御工程、移動速度検出工程及びサイズ変更工程は、上記タッチ入力部で受付けたタッチ操作の移動速度に基づくタッチ操作の種別に基づいて実行の有無が選択される、
画像表示方法。
【請求項2】
上記移動方向を指示するタッチ操作の種別は、予め設定された速度より高い移動速度で操作するフリック操作及び上記予め設定された移動速度よりも遅い速度で操作するスライド操作を含み、
上記選択工程は、上記フリック操作が行なわれた場合に、上記解像度変換工程、表示制御工程、移動速度検出工程及びサイズ変更工程の実行を選択することを特徴とする請求項1記載の画像表示方法。
【請求項3】
上記解像度変換工程は、上記タッチ入力部で検出したタッチ操作の移動速度に応じて画像を低解像度化する度合いを可変設定する
ことを特徴とする請求項1記載の画像表示方法。
【請求項4】
画像を表示する表示部と、
上記表示部と一体にして設けられ、タッチ操作を受付けるタッチ入力部と、
上記タッチ入力部で受付ける移動方向を指示するタッチ操作に対し、上記移動方向に応じた画像を取得する画像取得手段と、 上記画像取得手段で取得した上記移動方向に応じた画像を基本ブロック単位で低解像度化する解像度変換手段と、
上記解像度変換手段により低解像度化された移動方向に応じた画像を、上記タッチ入力部で受付けた移動方向への移動途中に表示する表示制御手段と
上記移動方向を指示するタッチ操作の移動速度を検出する移動速度検出手段と、
上記移動速度検出手段により検出されたタッチ操作の移動速度に基づいて、上記基本ブロックのサイズを変更するサイズ変更手段と、
上記タッチ入力部で受付けたタッチ操作の移動速度に基づくタッチ操作の種別に基づいて、上記解像度変換手段、表示制御手段、移動速度検出手段及びサイズ変更手段の実行の有無を選択する選択手段と
を具備する画像表示装置。
【請求項5】
画像を表示する表示部と、上記表示部と一体にして設けられ、タッチ操作を受付けるタッチ入力部とを備えた装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
上記コンピュータに、
上記タッチ入力部で受付ける移動方向を指示するタッチ操作に対し、上記移動方向に応じた画像を取得する画像取得ステップと、 上記画像取得ステップで取得した上記移動方向に応じた画像を基本ブロック単位で低解像度化する解像度変換ステップと、
上記解像度変換ステップにより低解像度化された移動方向に応じた画像を、上記タッチ入力部で受付けた移動方向への移動途中に表示する表示制御ステップと、
上記移動方向を指示するタッチ操作の移動速度を検出する移動速度検出ステップと、
上記移動速度検出ステップにより検出されたタッチ操作の移動速度に基づいて、上記基本ブロックのサイズを変更するサイズ変更ステップとを実行させ、
上記解像度変換ステップ、表示制御ステップ、移動速度検出ステップ及びサイズ変更ステップは、上記タッチ入力部で受付けたタッチ操作の移動速度に基づくタッチ操作の種別に基づいて実行の有無が選択される、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばスマートフォン等に好適な画像表示装置、画像表示方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近時、スマートフォンと総称される、携帯電話機能を備えた小型のコンピュータ端末が広く普及している。この種のスマートフォンではそのほとんどの機種が、一般的なキー入力やスタイラスなどを必要とせず、指で直接画面上のアイコンやキーボード、ボタン等に触れるタッチスクリーン方式を採用しており、その操作方法等に応じた技術が各種提案されている。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−108674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スマートフォンのタッチスクリーン方式の基本的な操作の1つに、画面を指で素早く上下左右にはらうように操作する「フリック」と称される技術がある。この操作を行なうことにより、画面内に表示されている画像の範囲を素早く移動させることができる。
【0005】
しかしながら、表示する画像を素早く移動させることにより、端末側での描画処理に要する負荷が大きいため、メモリの消費が大きく、特にグラフィクス用のプロセッサなど端末のハードウェアの演算性能が低い場合には、移動速度の点でユーザが意図する操作感が得られないなど、なんらかの負荷を軽減する技術が望まれている。
【0006】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、画面で表示する画像移動時にかかる負荷を充分軽減することが可能な画像表示装置、画像表示方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、画像を表示する表示部と、上記表示部と一体にして設けられ、タッチ操作を受付けるタッチ入力部とを備えた装置での画像表示方法であって、上記タッチ入力部で受付ける移動方向を指示するタッチ操作に対し、上記移動方向に応じた画像を取得する画像取得工程と、上記画像取得工程で取得した移動方向に応じた画像を
基本ブロック単位で低解像度化する解像度変換工程と、上記解像度変換工程により低解像度化された移動方向に応じた画像を、上記タッチ入力部で受付けた移動方向への移動途中に表示する表示制御工程と、上記移動方向を指示するタッチ操作の移動速度を検出する移動速度検出工程と、上記移動速度検出工程により検出されたタッチ操作の移動速度に基づいて、上記基本ブロックのサイズを変更するサイズ変更工程とを具備し、
上記解像度変換工程、表示制御工程、移動速度検出工程及びサイズ変更工程は、上記タッチ入力部で受付けたタッチ操作の移動速度に基づくタッチ操作の種別に基づいて実行の有無が選択される、画像表示方法、である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画面で表示する画像移動時にかかる負荷を充分軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態に係るスマートフォンの機能回路構成を示すブロック図。
【
図2】同実施形態に係るタッチパネルでの移動操作に対する処理内容を示すフローチャート。
【
図3】同実施形態に係る画像データの解像度変換の内容を簡易化して示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明をスマートフォンに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係るスマートフォン10の機能回路構成を示すブロック図である。同図で、11がこのスマートフォン10内の制御動作を統括するCPUであり、キャッシュメモリやGPU(Graphics Processing Unit)等を纏めて1チップ化して構成される。
【0012】
このCPU11に対し、システムバスSBを介してメインメモリ12、ストレージ部13、広域通信部14、近距離通信部15、表示コントローラ16、タッチパネルコントローラ17、送受話処理部18、撮影画像処理部19、及びセンサ群20が接続される。
【0013】
メインメモリ12は、例えばDRAMで構成され、CPU11のワークメモリとして機能するもので、CPU11と共に1チップ化する構成を採っても良い。ストレージ部13は、例えばHDD(ハードディスク装置)またはフラッシュメモリ等の半導体メモリで構成され、OSやアプリケーションを含むすべての動作プログラム、各種データ等を記憶する媒体である。
【0014】
広域通信部14は、2G(GSM(登録商標)/GPRS/EDGE)及び3G(W−CDMA/CDMA2000 1xMC/CDMA2000 1xEV−DO)の各通信方式に対応し、アンテナ21を介して最寄りの図示しない基地局との間でセルラー方式のデータの送受信を行なう。
【0015】
近距離通信部15は、Wi−Fi(IEEE802.11b/g/n)及びBluetooth(登録商標)4.0−HSの通信方式に対応し、アンテナ22を介して近距離内で図示しない他の対応機器の間でのデータ通信を行なう。
【0016】
表示コントローラ16は、システムバスSBを介して与えられる画像データに基づき、例えば対角3.5インチ、アスペクト比3:2のバックライト付きカラーTFT液晶パネルで構成されるディスプレイ23を駆動して画像を表示させる。
【0017】
タッチパネルコントローラ17は、上記ディスプレイ23上に一体にして構成されたタッチパネル24を駆動し、ユーザのマルチタッチを含むタッチ操作に応じた操作位置を示す座標を算出し、操作信号として上記CPU11へ送出する。
【0018】
送受話処理部18は、送話器のマイクロホン25及び受話器のスピーカ26を接続し、音声通話時にマイクロホン25から入力される音声信号をデジタルデータ化する一方で、広域通信部14から送られてくる相手側の音声のデジタルデータをアナログ化してスピーカ26より拡声放音させる。
【0019】
撮影画像処理部19は、カメラ機能時に、例えばCMOSイメージセンサで構成される固体撮像素子28を駆動し、撮影レンズ27を介して合焦された画像データを取得し、静止画撮影であればJPEGファイル、動画撮影であればMPEGファイルにデータ圧縮してファイル化する。
【0020】
センサ群20は、例えばスマートフォン10の筐体のそばに(ユーザの)耳があることを検知するための近接センサ、周囲の明るさを検知してディスプレイ23での発光輝度を調整するための輝度センサ、スマートフォン10の筐体の姿勢を検出するための3軸加速度センサ、デジタルコンパスとして方位を検出するための地磁気センサ等を備え、必要により検知結果をCPU11へ出力する。
【0021】
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2は、ディスプレイ23で表示する画像に対し、ユーザがタッチパネル24上を上下左右任意の方向に移動するような操作に応答してCPU11が実行する処理を抽出して示す。
【0022】
その当初にCPU11は、タッチパネル24で移動操作がなされるのをタッチパネルコントローラ17からの入力により待機しており(ステップS01)、操作がなされたと判断した時点で、画像を移動して表示する処理を開始する。
【0023】
まず、画像の移動がまだ終了していないことを確認した上で(ステップS02)、操作された方向へ表示するべき画像データを取得する(ステップS03)。ここで、まだ画像データのブロック単位の処理が終了していないことを確認した上で(ステップS04)、取得した画像データから最初のブロックを抽出する(ステップS05)。
【0024】
図3は、この画像データを構成するブロック単位の処理を簡易化して示す図である。
例えば画像データが縦120画素×横160画素のアスペクト比3:4の構成であった場合、左上から所定の正方形ブロック、例えば縦4画素×横4画素を基本ブロックとして抽出し、それら各画素の階調の平均値を算出する(ステップS06)。
【0025】
図3(A)は、本実施形態の概念を簡略化して示すべく、縦2画素×横2画素を基本ブロックとした場合の最初の(左上端の)処理対象となる基本ブロックを示している。こうして示すブロック内の各画素の階調の平均値を四捨五入により算出し、当該ブロックの代表値として取扱う。
【0026】
なお、実際には表示するカラーの画像データを構成する各画素とも、R,G,Bの独立した階調値を有しているため、R,G,Bの各階調に関して同様の処理を行なうが、ここでは説明を簡易化している。
【0027】
図3(B)は、こうしてブロック毎に平均値を算出した画像データの構成を示す。上述したように縦4画素×横4画素を基本ブロックとした場合、縦120画素×横160画素の画像データは縦30ブロック×横40ブロックの構成となり、それぞれのブロック毎に階調の平均値がそのブロックの代表値として算出される。
【0028】
平均値を算出した結果に従い、そのブロック内の全画素を算出した平均値で置換した後(ステップS07)、次のブロックにも同様の処理を行なうべく、再び上記ステップS04からの処理に戻る。
【0029】
こうしてブロックの数だけ上記ステップS04〜07の処理を繰返し実行し、すべてのブロックに関しての処理を終了すると、続くステップS04でそれを判断し、算出した平均値に基づく低解像度化した簡易処理を移動途中の画像としてディスプレイ23で表示させる(ステップS08)。
【0030】
図3(C)は、こうして移動に途中で表示される、低解像度化した簡易画像データの内容を示す。縦4画素×横4画素を基本ブロックとした場合、実際にはそのブロック単位で画素の階調値が平均値化されるが、ここでは上記
図3(A),(B)に倣って縦2画素×横2画素を基本ブロックとした場合の平均値化した例を示している。
【0031】
こうして移動操作に応じた移動途中の簡易画像を表示した上で、当該移動操作の早さとストローク量により、さらなる次の移動画像の表示が必要であるか否かを上記ステップS02で判断し、必要であれば上記ステップS03以下の処理を繰返す。
【0032】
そして、ユーザの移動操作の早さとストローク量に応じた数だけ同様の処理を繰返し実行し、移動途中での簡易画像を順次ディスプレイ23で表示させる。
【0033】
その後、移動途中での簡易画像の表示を終えた時点で、上記ステップS02においてそれを判断したCPU11は、移動後に表示すべき画像データを取得する(ステップS09)。
【0034】
取得した画像データを上記低解像度化による簡易画像とせず、そのまま元の解像度を保った状態でディスプレイ23で表示させ(ステップS10)、以上で移動操作に伴う一連の処理を終えたものとして、次の操作に備えるべく上記ステップS01からの処理に戻る。
【0035】
以上詳述した如く本実施形態によれば、画像移動途中で表示すべき画像を意図的に低解像度化し、画像データの量を大幅に削減して取扱うものとしたので、それほど画質が問われない移動途中での画像に限ってあえて簡易画像を表示することで、CPU11とCPU11内の画像描画を行なうGPU、及びグラフィックスに用いるメモリの制御に係る負荷を大幅に軽減できる。
【0036】
なお、タッチパネル24でのユーザの移動操作に関し、画面をなぞるようなゆっくりした「スライド」と称される操作ではなく、特に予め設定された速度より高い速度で操作する「フリック」と称される素早い操作であった場合に限定し、それに呼応して表示動作を制御するCPU11側の負担を軽減するために、上述した
図2の処理を実行するものとしても良く、CPU11側に必要とされる負荷の度合いに応じて制御の実行の有無を選択できる。
【0037】
また上記実施形態では説明しなかったが、タッチパネル24でのユーザの移動操作に関し、その移動速度を検出して段階的に認識し、認識した結果に基づいて、画像を低解像度化する際の基本ブロックのサイズを可変設定するものとしても良い。
【0038】
この場合、移動操作が早いものであった場合ほど基本ブロックのサイズを大きく設定し、より低解像度化することで、画像の移動表示をより高速化しなければならない場合のCPU11側の負担を軽減しつつ、画質劣化が目立たない範囲内で本実施形態による動作を最適化できる。
【0039】
なお上記実施形態は、本発明をスマートフォンに適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、ディスプレイと一体化したタッチパネルにより画像の移動を操作するような装置であれば、タブレット端末や各種モバイル機器など各種装置のユーザインターフェイスとしても同様に適用可能である。
【0040】
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0041】
10…スマートフォン、11…CPU、12…メインメモリ、13…ストレージ部、14…広域通信部、15…近距離通信部、16…表示コントローラ、17…タッチパネルコントローラ、18…送受話処理部、19…撮影画像処理部、20…センサ群、21,22…アンテナ、23…ディスプレイ、24…タッチパネル、25…マイクロホン、26…スピーカ、27…撮影レンズ、28…固体撮像素子、SB…システムバス。