【実施例】
【0096】
以下、本実施態様の製造方法を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例、比較例において、部とは特に断りの無い限り、質量部を表す。また、顔料の製造における、加熱する前のカップラー成分を含む液は、特に断りの無い限り、いずれも25℃であった。
【0097】
(実施例1)顔料Aの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を水432.2部に添加、攪拌して懸濁液を調製し、さらに氷を加えて温度を5℃に調整した。その中に35%−塩酸を39.7部添加し、1時間攪拌した。その後、亜硝酸ナトリウム7.1部を水22部に加えて調整した水溶液を添加して1時間攪拌することによりジアゾ化を行った。反応混合物にスルファミン酸2部を加え、亜硝酸を消失させた。得られた水溶液に、25%−水酸化ナトリウム水溶液40.4部、80%−酢酸52.8部、氷40部からなる水溶液を添加し、ジアゾ成分を含む溶液とした。
【0098】
一方、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を、25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部と混合して懸濁液を作成した。この懸濁液を水蒸気で加熱した配管を通過させて80℃に加熱し、ジアゾ成分を含む溶液を撹拌するカップリング槽に導入した。最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1.5分になるよう流量を調節した。
【0099】
カップラー成分を含む溶液の導入後、さらに1時間攪拌して反応を完結させた。反応終了後、スラリーを80℃に加熱、濾過、水洗することにより、顔料組成物のプレスケーキを得た。さらにこのプレスケーキを、90℃、18時間の条件下で乾燥した後、粉砕して顔料A 57.6部を得た。
【0100】
(実施例2)顔料Bの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料B 57.8部を得た。
【0101】
(実施例3)顔料Cの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液が通過する流路にスチームミキサーを取り付けて蒸気を流路中に吹き込み液温を80℃、蒸気混合後0.5分でカップリング槽に導入されるように蒸気量、流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料C 57.6部を得た。
【0102】
(実施例4)顔料組成物Dの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルジメチルアミンN−オキシド2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物D 59.6部を得た。
【0103】
(実施例5)顔料組成物Eの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物E 59.4部を得た。
【0104】
(実施例6)顔料組成物Fの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物F 59.8部を得た。
【0105】
(実施例7)顔料組成物Gの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリル硫酸ナトリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物G 59.8部を得た。
【0106】
(実施例8)顔料組成物Hの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物H 59.7部を得た。
【0107】
(実施例117)顔料組成物DMの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を70℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が10分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物DM 59.6部を得た。
【0108】
(実施例118)顔料組成物DNの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を100℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.1分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物DN 59.2部を得た。
【0109】
(実施例9)顔料組成物Iの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にジョンクリル683(BASFジャパン株式会社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物I 62.3部を得た。
【0110】
(実施例10)顔料組成物Jの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物J 62.5部を得た。
【0111】
(実施例11)顔料組成物Kの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にサイズパイン(荒川化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物K 62.2部を得た。
【0112】
(実施例12)顔料組成物Lの製造方法
ジアゾ化後にジアゾ成分を含む溶液に化合物(1)2.9部を加えることと、カップリング後に1時間撹拌した後に水酸化ナトリウム水溶液でpHを7に調整すること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物L 60.2部を得た。
【0113】
(実施例13)顔料組成物Mの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時に化合物(2)2.9部を加えること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物M 60.4部を得た。
【0114】
(実施例14)顔料組成物Nの製造方法
ジアゾ化後にジアゾ成分を含む溶液に化合物(3)2.9部を加えることと、カップリング後に1時間撹拌した後に水酸化ナトリウム水溶液でpHを7に調整すること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物N 59.7部を得た。
【0115】
(実施例15)顔料組成物Oの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時に化合物(4)2.9部を加えること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物O 59.8部を得た。
【0116】
(実施例16)顔料組成物Pの製造方法
ジアゾ化後にジアゾ成分を含む溶液に化合物(5)2.9部を加えることと、カップリング後に1時間撹拌した後に水酸化ナトリウム水溶液でpHを7に調整すること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物P 59.7部を得た。
【0117】
(実施例17)顔料組成物Qの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時に化合物(6)2.9部を加えること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物Q 60.3部を得た。
【0118】
(実施例18)顔料組成物Rの製造方法
カップリング後に1時間撹拌した後のスラリーに化合物(7)2.9部を塩酸に溶かしたものを加え、その後水酸化ナトリウム水溶液でpHを7に調整すること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物R 60.0部を得た。
【0119】
(実施例19)顔料組成物Sの製造方法
カップリング後1時間撹拌した後のスラリーに化合物(8)2.9部を塩酸に溶かしたものを加え、その後水酸化ナトリウム水溶液でpHを7に調整すること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物S 59.5部を得た。
【0120】
(実施例20)顔料Tの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド32.4部と3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド0.6部の混合物を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料T 57.3部を得た。
【0121】
(実施例21)顔料Uの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド31.8部とN−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド0.6部の混合物を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料U 57.6部を得た。
【0122】
(実施例22)顔料組成物Vの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド32.4部とN−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド 0.9部の混合物を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物V 57.5部を得た。
【0123】
(実施例23)顔料Wの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりにN,N−ジエチル−3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホンアミド25.8部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(2,4−ジメトキシ−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド36.5部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料W 62.0部を得た。
【0124】
(実施例24)顔料組成物Xの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例23と同様の方法で、顔料組成物X 63.9部を得た。
【0125】
(実施例25)顔料組成物Yの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例23と同様の方法で、顔料組成物Y 63.8部を得た。
【0126】
(実施例26)顔料組成物Zの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例23と同様の方法で、顔料組成物Z 67.2部を得た。
【0127】
(実施例27)顔料AAの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド31.8部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料AA 55.5部を得た。
【0128】
(実施例28)顔料組成物ABの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例27と同様の方法で、顔料組成物AB 57.2部を得た。
【0129】
(実施例29)顔料組成物ACの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例27と同様の方法で、顔料組成物AC 57.5部を得た。
【0130】
(実施例30)顔料組成物ADの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例27と同様の方法で、顔料組成物AD 60.2部を得た。
【0131】
(実施例31)顔料AEの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料AE 51.1部を得た。
【0132】
(実施例32)顔料組成物AFの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例31と同様の方法で、顔料組成物AF 52.8部を得た。
【0133】
(実施例33)顔料組成物AGの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例31と同様の方法で、顔料組成物AG 53.0部を得た。
【0134】
(実施例34)顔料組成物AHの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例31と同様の方法で、顔料組成物AH 56.1部を得た。
【0135】
(実施例35)顔料AIの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド36.5部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料AI 60.4部を得た。
【0136】
(実施例36)顔料組成物AJの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例35と同様の方法で、顔料組成物AJ 62.2部を得た。
【0137】
(実施例37)顔料組成物AKの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例35と同様の方法で、顔料組成物AK 62.5部を得た。
【0138】
(実施例38)顔料組成物ALの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例35と同様の方法で、顔料組成物AL 65.6部を得た。
【0139】
(実施例39)顔料AMの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド31.8部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料AM 56.1部を得た。
【0140】
(実施例40)顔料組成物ANの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例39と同様の方法で、顔料組成物AN 58.1部を得た。
【0141】
(実施例41)顔料組成物AOの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例39と同様の方法で、顔料組成物AO 58.0部を得た。
【0142】
(実施例42)顔料組成物APの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例39と同様の方法で、顔料組成物AP 61.2部を得た。
【0143】
(実施例43)顔料AQの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド9.6部とN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド16.7部の混合物を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料AQ 50.6部を得た。
【0144】
(実施例44)顔料組成物ARの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例43と同様の方法で、顔料組成物AR 52.4部を得た。
【0145】
(実施例45)顔料組成物ASの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例43と同様の方法で、顔料組成物AS 52.6部を得た。
【0146】
(実施例46)顔料組成物ATの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例43と同様の方法で、顔料組成物AT 55.5部を得た。
【0147】
(実施例47)顔料AUの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料AU 56.3部を得た。
【0148】
(実施例48)顔料組成物AVの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例47と同様の方法で、顔料組成物AV 58.3部を得た。
【0149】
(実施例49)顔料組成物AWの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例47と同様の方法で、顔料組成物AW 58.1部を得た。
【0150】
(実施例50)顔料組成物AXの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例47と同様の方法で、顔料組成物AX 61.5部を得た。
【0151】
(実施例51)顔料AYの製造方法
カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド15.9部とN−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド18.3部の混合物を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料AY 58.1部を得た。
【0152】
(実施例52)顔料組成物AZの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例51と同様の方法で、顔料組成物AZ 60.2部を得た。
【0153】
(実施例53)顔料組成物BAの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例51と同様の方法で、顔料組成物BA 60.2部を得た。
【0154】
(実施例54)顔料組成物BBの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例51と同様の方法で、顔料組成物BB 63.4部を得た。
【0155】
(実施例55)顔料BCの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに4−アミノ−5−メトキシ−N,2−ジメチルベンゼンスルホンアミド23.0部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料BC 55.7部を得た。
【0156】
(実施例56)顔料BDの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに4−アミノ−5−メトキシ−N,2−ジメチルベンゼンスルホンアミド17.3部と4−アミノ−2,5−ジメトキシ−N−メチルベンゼンスルホンアミド6.1部の混合物を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料BD 56.1部を得た。
【0157】
(実施例57)顔料組成物BEの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド6.0部と4−アミノ−5−メトキシ−N,2−ジメチルベンゼンスルホンアミド17.3部の混合物を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド31.6部と3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド0.6部の混合物を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料組成物BE 55.4部を得た。
【0158】
(実施例58)顔料組成物BFの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例55と同様の方法で、顔料組成物BF 57.7部を得た。
【0159】
(実施例59)顔料組成物BGの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例55と同様の方法で、顔料組成物BG 57.6部を得た。
【0160】
(実施例60)顔料組成物BHの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例55と同様の方法で、顔料組成物BH 60.5部を得た。
【0161】
(実施例61)顔料BIの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに2−アミノ安息香酸ブチル19.3部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料BI 51.8部を得た。
【0162】
(実施例62)顔料組成物BJの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例61と同様の方法で、顔料組成物BJ 53.9部を得た。
【0163】
(実施例63)顔料組成物BKの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例61と同様の方法で、顔料組成物BK 54.0部を得た。
【0164】
(実施例64)顔料組成物BLの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例61と同様の方法で、顔料組成物BL 56.6部を得た。
【0165】
(実施例65)顔料BMの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに3−アミノ−4−メトキシベンズアミド11.6部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料BM 38.6部を得た。
【0166】
(実施例66)顔料組成物BNの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例65と同様の方法で、顔料組成物BN 40.6部を得た。
【0167】
(実施例67)顔料組成物BOの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例65と同様の方法で、顔料組成物BO 40.7部を得た。
【0168】
(実施例68)顔料組成物BPの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例65と同様の方法で、顔料組成物BP 43.5部を得た。
【0169】
(実施例69)顔料BQの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに2−メトキシ−5−ベンジルスルホニルアニリン27.7部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料BQ 54.6部を得た。
【0170】
(実施例70)顔料組成物BRの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例69と同様の方法で、顔料組成物BR 56.5部を得た。
【0171】
(実施例71)顔料組成物BSの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例69と同様の方法で、顔料組成物BS 56.6部を得た。
【0172】
(実施例72)顔料組成物BTの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例69と同様の方法で、顔料組成物BT 59.7部を得た。
【0173】
(実施例73)顔料BUの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりにp−アミノベンズアミド13.6部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−(2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド29.9部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料BU 43.6部を得た。
【0174】
(実施例74)顔料組成物BVの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例73と同様の方法で、顔料組成物BV 45.5部を得た。
【0175】
(実施例75)顔料組成物BWの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例73と同様の方法で、顔料組成物BW 45.7部を得た。
【0176】
(実施例76)顔料組成物BXの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例73と同様の方法で、顔料組成物BX 48.8部を得た。
【0177】
(実施例77)顔料BYの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに3−アミノ−4−メチルベンズアミド15.0部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料BY 42.0部を得た。
【0178】
(実施例78)顔料組成物BZの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例77と同様の方法で、顔料組成物BZ 43.9部を得た。
【0179】
(実施例79)顔料組成物CAの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例77と同様の方法で、顔料組成物CA 44.1部を得た。
【0180】
(実施例80)顔料組成物CBの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例77と同様の方法で、顔料組成物CB 49.1部を得た。
【0181】
(実施例81)顔料CCの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりに4−アミノ−2,5−ジメトキシ−N−メチルベンゼンスルホンアミド24.6部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料CC 57.0部を得た。
【0182】
(実施例82)顔料組成物CDの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例81と同様の方法で、顔料組成物CD 59.2部を得た。
【0183】
(実施例83)顔料組成物CEの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例81と同様の方法で、顔料組成物CE 56.7部を得た。
【0184】
(実施例84)顔料組成物CFの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例81と同様の方法で、顔料組成物CF 62.1部を得た。
【0185】
(実施例85)顔料CGの製造方法
ベース成分として3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド24.2部を用いる代わりにN−(2−メチル−5−メトキシ−4−アミノフェニル)ベンズアミド25.6部を用い、カップラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を用いる代わりに、N−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を用いること以外は実施例1と同様の方法で、顔料CG 52.5部を得た。
【0186】
(実施例86)顔料組成物CHの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例85と同様の方法で、顔料組成物CH 54.5部を得た。
【0187】
(実施例87)顔料組成物CIの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例85と同様の方法で、顔料組成物CI 54.6部を得た。
【0188】
(実施例88)顔料組成物CJの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を90℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.5分になるよう流量を調節した以外は実施例85と同様の方法で、顔料組成物CJ 59.4部を得た。
【0189】
(実施例89)顔料CKの製造方法
ベース成分(1)として2,5−ジクロロアニリン16.2部を水432.2部に添加、攪拌して懸濁液を調製し、さらに氷を加えて温度を5℃に調整した。その中に35%−塩酸を39.7部添加し、1時間攪拌した。その後、亜硝酸ナトリウム7.1部を水22部に加えて調整した水溶液を添加して1時間攪拌することによりジアゾ化を行った。反応混合物にスルファミン酸2部を加え、亜硝酸を消失させ、ジアゾ成分を含む溶液(1)とした。また、ジアゾ成分を含む溶液(1)と同様の方法でジアゾ成分を含む溶液(2)を調製した。
【0190】
一方、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部を、25%−水酸化ナトリウム水溶液199.8部、水1340部と混合し、カップラー成分を含む溶液とした。
【0191】
カップラー成分を含む溶液を撹拌する中にジアゾ成分を含む溶液(1)を添加し、カップリングを行った。このカップリング液を加熱した配管を通過させて100℃に加熱し、ジアゾ成分を含む溶液(2)を撹拌するカップリング槽に導入した。最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が2分になるよう流量を調節した。カップラー成分を含む溶液の導入後、さらに1時間攪拌して反応を完結させた。反応終了後、スラリーを80℃に加熱、濾過、水洗することにより、顔料組成物のプレスケーキを得た。さらにこのプレスケーキを、90℃、18時間の条件下で乾燥した後、粉砕して顔料CK 81.3部を得た。
【0192】
(実施例90)顔料組成物CLの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例89と同様の方法で、顔料組成物CL 83.2部を得た。
【0193】
(実施例91)顔料組成物CMの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例89と同様の方法で、顔料組成物CM 83.5部を得た。
【0194】
(実施例92)顔料組成物CNの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例89と同様の方法で、顔料組成物CN 86.5部を得た。
【0195】
(実施例93)顔料COの製造方法
カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N′−(1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド) 44.8部を用いること以外は実施例89と同様の方法で、顔料CO 78.8部を得た。
【0196】
(実施例94)顔料組成物CPの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例93と同様の方法で、顔料組成物CP 80.7部を得た。
【0197】
(実施例95)顔料組成物CQの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例93と同様の方法で、顔料組成物CQ 80.6部を得た。
【0198】
(実施例96)顔料組成物CRの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例93と同様の方法で、顔料組成物CR 83.5部を得た。
【0199】
(実施例97)顔料CSの製造方法
カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N’−(2,5−ジクロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド)51.7部を用いること以外は実施例89と同様の方法で、顔料CS 85.2部を得た。
【0200】
(実施例98)顔料組成物CTの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例97と同様の方法で、顔料組成物CT 87.1部を得た。
【0201】
(実施例99)顔料組成物CUの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例97と同様の方法で、顔料組成物CU 87.3部を得た。
【0202】
(実施例100)顔料組成物CVの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例97と同様の方法で、顔料組成物CV 90.3部を得た。
【0203】
(実施例101)顔料CWの製造方法
ベース成分(1)、(2)として2,5−ジクロロアニリン16.2部の代わりに3−アミノ−4−メチル安息香酸2−クロロエチル21.4 部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N′−(2,5−ジメチル−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド)47.7部を用いること以外は実施例89と同様の方法で、顔料CW 91.3部を得た。
【0204】
(実施例102)顔料組成物CXの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例101と同様の方法で、顔料組成物CX 93.2部を得た。
【0205】
(実施例103)顔料組成物CYの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例101と同様の方法で、顔料組成物CY 93.3部を得た。
【0206】
(実施例104)顔料組成物CZの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例101と同様の方法で、顔料組成物CZ 96.5部を得た。
【0207】
(実施例105)顔料DAの製造方法
ベース成分(1)、(2)として2,5−ジクロロアニリン16.2部の代わりに3−アミノ−4−メチル安息香酸1−メチルエチル 19.3 部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N’−(2,5−ジクロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド)51.7部を用いること以外は実施例89と同様の方法で、顔料DA 91.1部を得た。
【0208】
(実施例106)顔料組成物DBの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例105と同様の方法で、顔料組成物DB 92.9部を得た。
【0209】
(実施例107)顔料組成物DCの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例105と同様の方法で、顔料組成物DC 93.1部を得た。
【0210】
(実施例108)顔料組成物DDの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例105と同様の方法で、顔料組成物DD 96.2部を得た。
【0211】
(実施例109)顔料DEの製造方法
ベース成分(1)、(2)として2,5−ジクロロアニリン16.2部の代わりに2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)アニリン19.6部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N’−(2,5−ジクロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド)51.7部を用いること以外は実施例89と同様の方法で、顔料DE 91.5部を得た。
【0212】
(実施例110)顔料組成物DFの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例109と同様の方法で、顔料組成物DF 93.4部を得た。
【0213】
(実施例111)顔料組成物DGの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例109と同様の方法で、顔料組成物DG 93.4部を得た。
【0214】
(実施例112)顔料組成物DHの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例109と同様の方法で、顔料組成物DH 96.6部を得た。
【0215】
(実施例113)顔料DIの製造方法
ベース成分(1)、(2)として2,5−ジクロロアニリン16.2部の代わりに2−クロロアニリン12.8部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N’−(3,3’−ジクロロ−1,1’−ビフェニル−4,4’ジイル)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド)59.1部を用いること以外は実施例89と同様の方法で、顔料DI 86.1部を得た。
【0216】
(実施例114)顔料組成物DJの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸カリウム2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例113と同様の方法で、顔料組成物DJ 88.2部を得た。
【0217】
(実施例115)顔料組成物DKの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にラウリルベタイン2.3部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例113と同様の方法で、顔料組成物DK 88.3部を得た。
【0218】
(実施例116)顔料組成物DLの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を調製時にディプロジンK−25(東邦化学社製)5.8部を加えることと、カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を95℃、最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が1分になるよう流量を調節した以外は実施例113と同様の方法で、顔料組成物DL 91.1部を得た。
【0219】
(比較例1)顔料aの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例1と同様の方法で、顔料a 53.3部を得た。
【0220】
(比較例2)顔料bの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド33.4部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例1と同様の方法で、顔料b 57.5部を得た。
【0221】
(比較例3)顔料cの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料c 53.5部を得た。
【0222】
(比較例4)顔料dの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例1と同様の方法で、顔料d 57.0部を得た。
【0223】
(比較例5)顔料eの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例1と同様の方法で、顔料e 52.9部を得た。
【0224】
(比較例6)顔料fの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例1と同様の方法で、顔料f 56.8部を得た。
【0225】
(比較例7)顔料gの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2,4−ジメトキシ−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド36.5部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例23と同様の方法で、顔料g56.9部を得た。
【0226】
(比較例8)顔料hの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2,4−ジメトキシ−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド36.5部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例23と同様の方法で、顔料h61.8部を得た。
【0227】
(比較例9)顔料iの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例23と同様の方法で、顔料i56.9部を得た。
【0228】
(比較例10)顔料jの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例23と同様の方法で、顔料j60.6部を得た。
【0229】
(比較例11)顔料kの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例23と同様の方法で、顔料k56.0部を得た。
【0230】
(比較例12)顔料lの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例23と同様の方法で、顔料l60.7部を得た。
【0231】
(比較例13)顔料mの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(3−ニトロフェニル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド31.4部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例27と同様の方法で、顔料m50.4部を得た。
【0232】
(比較例14)顔料nの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(3−ニトロフェニル)−3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド31.4部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例27と同様の方法で、顔料n55.0部を得た。
【0233】
(比較例15)顔料oの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例27と同様の方法で、顔料o51.1部を得た。
【0234】
(比較例16)顔料pの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例27と同様の方法で、顔料p54.5部を得た。
【0235】
(比較例17)顔料qの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例27と同様の方法で、顔料q50.6部を得た。
【0236】
(比較例18)顔料rの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例27と同様の方法で、顔料r54.0部を得た。
【0237】
(比較例19)顔料sの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例31と同様の方法で、顔料s47.3部を得た。
【0238】
(比較例20)顔料tの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例31と同様の方法で、顔料t50.7部を得た。
【0239】
(比較例21)顔料uの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例31と同様の方法で、顔料u46.9部を得た。
【0240】
(比較例22)顔料vの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例31と同様の方法で、顔料v50.4部を得た。
【0241】
(比較例23)顔料wの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例31と同様の方法で、顔料w46.2部を得た。
【0242】
(比較例24)顔料xの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例31と同様の方法で、顔料x49.8部を得た。
【0243】
(比較例25)顔料yの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド36.5部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例35と同様の方法で、顔料y55.4部を得た。
【0244】
(比較例26)顔料zの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド36.5部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例35と同様の方法で、顔料z60.0部を得た。
【0245】
(比較例27)顔料aaの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例35と同様の方法で、顔料aa56.0部を得た。
【0246】
(比較例28)顔料abの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例35と同様の方法で、顔料ab59.0部を得た。
【0247】
(比較例29)顔料acの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例35と同様の方法で、顔料ac54.8部を得た。
【0248】
(比較例30)顔料adの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例35と同様の方法で、顔料ad58.4部を得た。
【0249】
(比較例31)顔料aeの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド31.8部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例39と同様の方法で、顔料ae 52.3部を得た。
【0250】
(比較例32)顔料afの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド31.8部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例39と同様の方法で、顔料af 55.7部を得た。
【0251】
(比較例33)顔料agの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例39と同様の方法で、顔料ag 52.0部を得た。
【0252】
(比較例34)顔料ahの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例39と同様の方法で、顔料ah 55.9部を得た。
【0253】
(比較例35)顔料aiの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例39と同様の方法で、顔料ai 51.8部を得た。
【0254】
(比較例36)顔料ajの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例39と同様の方法で、顔料aj 55.4部を得た。
【0255】
(比較例37)顔料akの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液に3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド9.6部とN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド16.7部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例43と同様の方法で、顔料ak 40.1部を得た。
【0256】
(比較例38)顔料alの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液に3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド9.6部とN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド16.7部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例43と同様の方法で、顔料al 43.1部を得た。
【0257】
(比較例39)顔料amの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例43と同様の方法で、顔料am 40.4部を得た。
【0258】
(比較例40)顔料anの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例43と同様の方法で、顔料an 42.6部を得た。
【0259】
(比較例41)顔料aoの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例43と同様の方法で、顔料ao 39.6部を得た。
【0260】
(比較例42)顔料apの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例43と同様の方法で、顔料ap 42.8部を得た。
【0261】
(比較例43)顔料aqの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例47と同様の方法で、顔料aq 55.2部を得た。
【0262】
(比較例44)顔料arの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例47と同様の方法で、顔料ar 56.1部を得た。
【0263】
(比較例45)顔料asの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例47と同様の方法で、顔料as 55.4部を得た。
【0264】
(比較例46)顔料atの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例47と同様の方法で、顔料at 55.9部を得た。
【0265】
(比較例47)顔料auの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例47と同様の方法で、顔料au 55.2部を得た。
【0266】
(比較例48)顔料avの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例47と同様の方法で、顔料av 56.4部を得た。
【0267】
(比較例49)顔料awの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド15.9部とN−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド18.3部の混合物を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例51と同様の方法で、顔料aw 57.0部を得た。
【0268】
(比較例50)顔料axの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2−メチル−5−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド15.9部とN−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド18.3部の混合物を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例51と同様の方法で、顔料ax 58.3部を得た。
【0269】
(比較例51)顔料ayの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例51と同様の方法で、顔料ay 56.8部を得た。
【0270】
(比較例52)顔料azの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例51と同様の方法で、顔料az 58.2部を得た。
【0271】
(比較例53)顔料baの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例51と同様の方法で、顔料ba 57.2部を得た。
【0272】
(比較例54)顔料bbの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例51と同様の方法で、顔料bb 58.4部を得た。
【0273】
(比較例55)顔料bcの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例55と同様の方法で、顔料bc 54.5部を得た。
【0274】
(比較例56)顔料bdの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例55と同様の方法で、顔料bd 55.2部を得た。
【0275】
(比較例57)顔料beの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例55と同様の方法で、顔料be 54.9部を得た。
【0276】
(比較例58)顔料bfの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例55と同様の方法で、顔料bf 55.0部を得た。
【0277】
(比較例59)顔料bgの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例55と同様の方法で、顔料bg 54.9部を得た。
【0278】
(比較例60)顔料bhの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例55と同様の方法で、顔料bh 55.1部を得た。
【0279】
(比較例61)顔料biの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例61と同様の方法で、顔料bi 47.6部を得た。
【0280】
(比較例62)顔料bjの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例61と同様の方法で、顔料bj 51.0部を得た。
【0281】
(比較例63)顔料bkの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例61と同様の方法で、顔料bk 47.6部を得た。
【0282】
(比較例64)顔料blの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例61と同様の方法で、顔料bl 51.2部を得た。
【0283】
(比較例65)顔料bmの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例61と同様の方法で、顔料bm 46.8部を得た。
【0284】
(比較例66)顔料bnの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例61と同様の方法で、顔料bn 50.2部を得た。
【0285】
(比較例67)顔料boの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例65と同様の方法で、顔料bo 35.5部を得た。
【0286】
(比較例68)顔料bpの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例65と同様の方法で、顔料bp 38.0部を得た。
【0287】
(比較例69)顔料bqの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例65と同様の方法で、顔料bq 35.6部を得た。
【0288】
(比較例70)顔料brの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例65と同様の方法で、顔料br 38.0部を得た。
【0289】
(比較例71)顔料bsの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例65と同様の方法で、顔料bs 35.2部を得た。
【0290】
(比較例72)顔料btの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例65と同様の方法で、顔料bt 37.8部を得た。
【0291】
(比較例73)顔料buの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例69と同様の方法で、顔料bu 49.7部を得た。
【0292】
(比較例74)顔料bvの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例69と同様の方法で、顔料bv 53.6部を得た。
【0293】
(比較例75)顔料bwの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例69と同様の方法で、顔料bw 50.2部を得た。
【0294】
(比較例76)顔料bxの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例69と同様の方法で、顔料bx 54.0部を得た。
【0295】
(比較例77)顔料byの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例69と同様の方法で、顔料by 50.0部を得た。
【0296】
(比較例78)顔料bzの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例69と同様の方法で、顔料bz 53.4部を得た。
【0297】
(比較例79)顔料caの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド29.9部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例73と同様の方法で、顔料ca 39.7部を得た。
【0298】
(比較例80)顔料cbの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−(2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド29.9部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例73と同様の方法で、顔料cb 43.1部を得た。
【0299】
(比較例81)顔料ccの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例73と同様の方法で、顔料cc 39.7部を得た。
【0300】
(比較例82)顔料cdの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例73と同様の方法で、顔料cd 42.5部を得た。
【0301】
(比較例83)顔料ceの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例73と同様の方法で、顔料ce 39.5部を得た。
【0302】
(比較例84)顔料cfの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例73と同様の方法で、顔料cf 43.0部を得た。
【0303】
(比較例85)顔料cgの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例77と同様の方法で、顔料cg 38.5部を得た。
【0304】
(比較例86)顔料chの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例77と同様の方法で、顔料ch 41.3部を得た。
【0305】
(比較例87)顔料ciの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例77と同様の方法で、顔料ci 39.0部を得た。
【0306】
(比較例88)顔料cjの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例77と同様の方法で、顔料cj 41.1部を得た。
【0307】
(比較例89)顔料ckの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例77と同様の方法で、顔料ck 38.4部を得た。
【0308】
(比較例90)顔料clの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例77と同様の方法で、顔料cl 41.3部を得た。
【0309】
(比較例91)顔料cmの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例81と同様の方法で、顔料cm 52.2部を得た。
【0310】
(比較例92)顔料cnの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール)−5−イル]−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド32.6部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例81と同様の方法で、顔料cn 55.8部を得た。
【0311】
(比較例93)顔料coの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例81と同様の方法で、顔料co 52.4部を得た。
【0312】
(比較例94)顔料cpの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例81と同様の方法で、顔料cp 55.3部を得た。
【0313】
(比較例95)顔料cqの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例81と同様の方法で、顔料cq 51.7部を得た。
【0314】
(比較例96)顔料crの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例81と同様の方法で、顔料cr 55.6部を得た。
【0315】
(比較例97)顔料csの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、90℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて15分間撹拌して溶かしたあと氷を加えて20℃に調整したものを用いる以外は実施例85と同様の方法で、顔料cs 48.3部を得た。
【0316】
(比較例98)顔料ctの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を移送中に加熱する替わりに、80℃に加熱した25%−水酸化ナトリウム水溶液99.9部、水670部の混合液にN−フェニル−3−ヒドロキシ−2−ナフトアミド26.9部を加えて30分間撹拌して溶かしたものを用いる以外は実施例85と同様の方法で、顔料ct 51.7部を得た。
【0317】
(比較例99)顔料cuの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が0.05分になるよう流量を調節した以外は実施例85と同様の方法で、顔料cu 48.0部を得た。
【0318】
(比較例100)顔料cvの製造方法
最初のカップラー成分を含む懸濁液が流路の加熱部に入ってから加熱部を出るまでにかかる時間が15分になるよう流量を調節した以外は実施例85と同様の方法で、顔料cv 51.7部を得た。
【0319】
(比較例101)顔料cwの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を60℃に変更した以外は実施例85と同様の方法で、顔料cw 47.6部を得た。
【0320】
(比較例102)顔料cxの製造方法
カップラー成分を含む懸濁液を加熱する温度を120℃に変更した以外は実施例85と同様の方法で、顔料cx 50.9部を得た。
【0321】
(比較例103)顔料cyの製造方法
ベース成分として2,5−ジクロロアニリン32.4部を水864.4部に添加、攪拌して懸濁液を調製し、さらに氷を加えて温度を5℃に調整した。その中に35%−塩酸を79.4部添加し、1時間攪拌した。その後、亜硝酸ナトリウム14.2部を水44部に加えて調整した水溶液を添加して1時間攪拌することによりジアゾ化を行った。反応混合物にスルファミン酸4部を加え、亜硝酸を消失させ、ジアゾ成分を含む溶液とした。一方、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド)48.3部を、25%−水酸化ナトリウム水溶液199.8部、水1340部を混合液し、カップラー成分を含む溶液とした。
【0322】
ジアゾ成分を含む溶液を撹拌する中にカップラー成分を含む溶液を導入し、カップリングを行った。カップラー成分を含む溶液の導入後、さらに1時間攪拌して反応を完結させた。反応終了後、スラリーを80℃に加熱、濾過、水洗することにより、顔料組成物のプレスケーキを得た。さらにこのプレスケーキを、90℃、18時間の条件下で乾燥した後、粉砕して顔料cy 72.1部を得た。
【0323】
(比較例104)顔料czの製造方法
カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N′−(1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド) 44.8部を用いること以外は比較例103と同様の方法で、顔料cz 69.3部を得た。
【0324】
(比較例105)顔料daの製造方法
カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N’−(2,5−ジクロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド)51.7部を用いること以外は比較例103と同様の方法で、顔料da 75.8部を得た。
【0325】
(比較例106)顔料dbの製造方法
ベース成分として2,5−ジクロロアニリン32.4部の代わりに3−アミノ−4−メチル安息香酸2−クロロエチル42.8 部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド)48.3部の代わりにN,N′−(2,5−ジメチル−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド)47.7部を用いること以外は比較例103と同様の方法で、顔料db 80.1部を得た。
【0326】
(比較例107)顔料dcの製造方法
ベース成分として2,5−ジクロロアニリン32.4部の代わりに3−アミノ−4−メチル安息香酸1−メチルエチル38.6 部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド)48.3部の代わりにN,N’−(2,5−ジクロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド)51.7部を用いること以外は比較例103と同様の方法で、顔料dc 80.5部を得た。
【0327】
(比較例108)顔料ddの製造方法
ベース成分として2,5−ジクロロアニリン32.4部の代わりに2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)アニリン39.2部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N’−(2,5−ジクロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボアミド)51.7部を用いること以外は比較例103と同様の方法で、顔料dd 80.3部を得た。
【0328】
(比較例109)顔料deの製造方法
ベース成分として2,5−ジクロロアニリン32.4部の代わりに2−クロロアニリン25.6部を、カップラー成分としてN,N′−(2−クロロ−1,4−フェニレン)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド) 48.3部の代わりにN,N’−(3,3’−ジクロロ−1,1’−ビフェニル−4,4’ジイル)ビス(3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボアミド)59.1部を用いること以外は比較例103と同様の方法で、顔料de 74.2部を得た。
【0329】
後述の評価方法に従って評価した顔料中の芳香族アミン量、エームス試験結果、オフセットインキの着色力、オフセットインキの鮮明性の結果を表1に纏めた。
【0330】
【表1】
【0331】
表1に示す通り、比較例1〜109の顔料は実施例1〜118の顔料または顔料組成物に比べて、オフセットインキの着色力、鮮明性が劣るか、芳香族アミンが多くエームス試験の結果が陽性であった。
【0332】
[顔料または顔料組成物中の未反応物の測定方法]
顔料または顔料組成物80mgをサンプル瓶に精秤し、メタノール10mlを加えて超音波洗浄機で1時間分散させた。分散液を0.2μmのメンブランフィルタで濾過したものをサンプルとし、下記の条件で高速液体クロマトグラフィーで分析を行った。
装置 :高速液体クロマトグラフ「2695 セパレーションモジュール」日本ウォーターズ製
試料 :3μl
検出器:PDA 240nm
溶離液:メタノール/リン酸アンモニウム緩衝液
流速 :0.5ml/min
温度 :35℃
検量線:対象となる芳香族アミンを用い、同様に定量した結果をもとに検量線を作成した。
【0333】
[エームス試験の方法]
エームス試験は、ヒスチジン要求性サルモネラ菌を、各濃度で添加した被験物質とともに培養して、復帰突然変異によってヒスチジン非要求性となって形成したコロニー数を計測することで行った。このコロニー数が陰性対照と比べて2倍以上となり、かつこの増加が被験物質濃度に対して用量依存性を示した場合に、陽性と判定した。
【0334】
[オフセットインキの作成と評価方法]
実施例1〜118、比較例1〜109で得られた顔料または顔料組成物を用いてオフセットインキを調製した。オフセットインキは顔料0.5g、オフセットインキ用ワニス(タマノール361(荒川化学工業株式会社製:ロジン変性フェノール樹脂)50重量部に対し、アマニ油20重量部、5号ソルベント(日本石油株式会社:オフセットインキ用溶剤)30重量部を加え、200℃にて加熱溶解したもの)2.0gを150ポンドの荷重を掛けたフーバーマーラーで100×4回転して混練することで濃色インキを得、この濃色インキ0.5gと白インキ(酸化チタン50部を上記オフセットインキ用ワニス50部に分散して作成した)5.0gを50ポンドの荷重を掛けたフーバーマーラーで25×4回転して混合することで淡色インキを得た。
【0335】
この淡色インキを白紙に展色して目視で着色力と鮮明性を◎、○、△、×で評価した。評価はP.R.269は比較例2、P.R.5は比較例8、P.R.31は比較例14、P.R.32は比較例20、P.R.146は比較例26、P.R.147は比較例32、P.R.150+P.R.269は比較例38、P.R.176は比較例44、P.R.184は比較例50、P.R.185は比較例56、P.R.208は比較例62、P.R.245は比較例68、P.R.258は比較例74、P.R.266は比較例80、P.R.268は比較例86、P.V.32は比較例92、P.V.50は比較例98、P.R.144は比較例103、P.R.166は比較例104、P.R.214は比較例105、P.R.220は比較例106、P.R.221は比較例107、P.R.242は比較例108、P.O.31は比較例109を△とし同C.I.No.のもの同士で比較した。それらより高着色力または高鮮明な場合○、特に高着色力または特に高鮮明な場合◎、低着色力または不鮮明な場合×とした。