(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5747405
(24)【登録日】2015年5月22日
(45)【発行日】2015年7月15日
(54)【発明の名称】分電盤
(51)【国際特許分類】
H02B 1/40 20060101AFI20150625BHJP
【FI】
H02B9/00 B
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2010-278774(P2010-278774)
(22)【出願日】2010年12月15日
(65)【公開番号】特開2012-130144(P2012-130144A)
(43)【公開日】2012年7月5日
【審査請求日】2013年12月6日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000109598
【氏名又は名称】テンパール工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】羽生 党正
(72)【発明者】
【氏名】品田 邦明
(72)【発明者】
【氏名】吉川 良
【審査官】
出野 智之
(56)【参考文献】
【文献】
特開平10−108310(JP,A)
【文献】
実開平03−057975(JP,U)
【文献】
実開昭51−043837(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02B 1/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部機器を収納するケースと、
前記内部機器の操作が行えるようケース前面側に組み合わされるカバーと、
該カバーに対して回動自在に取付けられ、該カバーの前面を覆うドアとを備えて構成される分電盤であって、
前記ドアには、
該ドアの周縁部に設けられた軸受部により回動自在に軸支されてヒンジ機構を構成する第一の回動部材を設ける一方、
前記ドアと組み合わされるカバーには、
前記第一の回動部材が取付けられる被取付部が該カバーの周縁部に設けられ、
前記第一の回動部材と被取付部には、前記ドアとカバーの取付時に互いに係合して被取付部に対しての前記第一の回動部材の位置決めとなる位置決め部が、
前記第一の回動部材から被取付部に向けて突出形成された突出片と、
前記カバーの被取付部において前記突出片が差し込まれるよう形成された穴部とが形成されて設けられるとともに、
被取付部にはねじ貫通部、第一の回動部材にはねじ取付け用の穴が設けられ、
第一の回動部材が前記カバー裏面側からねじ締めされて、カバーの前記被取付部に固着される一方、前記突出片の端部に、該突出片の延設方向と直角の方向に外方に向けて形成された突起部が設けられるとともに、
突出片を前記穴部に差し込んだ場合に前記突起部が前記穴部を貫通する程度に突出片が延設されて設けられ、
前記突出片を前記被取付部に設けられた穴部に差し込む際、前記突起部が穴部内面に摺動しながら差し込まれることにより、前記裏面側からのねじ締めの際に、前記回動部材が前記穴部から脱落しないようカバー側に保持されることを特徴とする分電盤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅や店舗等における分電盤に関し、特に、分電盤のキャビネットを構成するカバーとドアの取付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
分電盤は、キャビネットの内部に、主開閉器、該主開閉器の二次側に接続される母線、該母線と各々接続される分岐開閉器などの内部機器を組み込んだもので、住宅等における電路の引込口装置として用いられている。適用される電路は、通常、交流50Hz又は60Hzの単相2線式電路(100V)、もしくは単相3線式電路(100/200V)が印加される電路である。
【0003】
前記キャビネットは、分電盤の外郭を構成するもので、一般的に、前記内部機器を取付ける中底を取付け固定し、分電盤の上下左右の側面及び背面を覆う壁を形成するケースと、内部機器の操作面側に臨む前面側を覆うよう前記ケース前面側に設けられるカバーとを備えて構成される(例えば、特許文献2
図4)。
【0004】
また、分電盤の中には、前記カバーの前面側に、該カバーの前面を覆うように、前記ケースやカバー等に蝶番により支持され、開閉できるよう設けられたドアが備えられたものがある(例えば、特許文献1
図3)。このように分電盤には、大別してドア付きのものと、ドアなしのものがある。
【0005】
さて、分電盤の設置場所は、クローゼットや造作家具内など予め設けられた収納スペースに設置する場合と、台所、玄関、トイレなど収納スペースを特に設けない場所に設置する場合とがある。特に、マンション等集合住宅においては、分電盤の施工現場にて個々の住居毎に設置場所が定められる場合が多い。このため、施工業者等が予め発注していた分電盤に対して、施工現場にてドア付きタイプの分電盤からドアなしタイプの分電盤に変更する場合や、ドアなしタイプの分電盤からドア付タイプの分電盤に変更する場合が生ずることがあり、施工現場にて変更が必要になった分電盤に対して、不足する部品の調達を改めて行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−271112号公報
【特許文献2】特開2006−81307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
さて、分電盤のドアは、前記ケースやカバー等に蝶番により予め一体に固着されており、ドアなしタイプのものからドア付きタイプのものに変更する場合は、分電盤に既に取付けられているカバーを取り外したうえ、ドア付のカバーに交換する必要があった。また、ドア付きタイプのものからドアなしタイプのものに変更する場合は、分電盤に既に取付けられているドア付きのカバーを取り外したうえ、ドアの付いていないカバーに交換する必要があった。
【0008】
このように、実際に施工する分電盤のタイプ(ドア付き/ドアなし)は、施工現場において最終的に定まることがある。このため、施工業者は、施工現場にて実際の取付けタイプに応じた分電盤のカバーやドア付きのカバーを改めて調達する必要があった。調達する部品は、交換部品としてメーカー等から別途提供されるが、部品の調達のためにメーカーに再注文を行う手間がかかるとともに、組み換えに係る手間が発生していた。
【0009】
また、一旦取り外したカバーや、ドア付きのカバーは、内部機器の種類の違いや回路数の違いにより、再利用されることはなく、廃棄の対象となっていた。これに伴い、廃棄処理される部品類の処分に係る環境負荷が増加する要因となっていた。
【0010】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、分電盤におけるドアなしタイプのカバーならびにドア付きタイプのカバーにおける共用化が図れ、分電盤の施工現場における組み換え手間が軽減できるとともに、なおかつ廃棄処理される部品類を低減し得る分電盤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る分電盤の構造は、上述の課題を解決すべく構成されたもので、内部機器を収納するケースと、前記内部機器の操作が行えるようケース前面側に組み合わされるカバーと、該カバーに対して回動自在に取付けられ、該カバーの前面を覆うドアとを備えて構成される分電盤であって、前記ドアには、該ドアの周縁部に設けられた軸受部により回動自在に軸支されてヒンジ機構を構成する第一の回動部材を設ける一方、前記ドアと組み合わされるカバーには、前記第一の回動部材が取付けられる被取付部が該カバーの周縁部に設けられ、前記第一の回動部材と被取付部には、前記ドアとカバーの取付時に互いに係合して被取付部に対しての前記第一の回動部材の位置決めとなる位置決め部が
、前記第一の回動部材から被取付部に向けて突出形成された突出片と、前記カバーの被取付部において前記突出片が差し込まれるよう形成された穴部とが形成されて設けられるとともに、被取付部にはねじ貫通部、第一の回動部材にはねじ取付け用の穴が設けられ、第一の回動部材が前記カバー裏面側からねじ締めされて、カバーの前記被取付部に固着される
一方、前記突出片の端部に、該突出片の延設方向と直角の方向に外方に向けて形成された突起部が設けられるとともに、突出片を前記穴部に差し込んだ場合に前記突起部が前記穴部を貫通する程度に突出片が延設されて設けられ、前記突出片を前記被取付部に設けられた穴部に差し込む際、前記突起部が穴部内面に摺動しながら差し込まれることにより、前記裏面側からのねじ締めの際に、前記回動部材が前記穴部から脱落しないようカバー側に保持されることを特徴として構成するとよい。
【0012】
かかる構成によれば、ドアにヒンジ構造を有して設けられる第一の回動部材と、カバーとが、それぞれ位置決めされて、カバー裏面側からねじ締めにより固着されるから、ドア付きタイプのカバーからドアなしタイプのカバーに変更する場合、また、ドアなしタイプのカバーからドア付きタイプのカバーに変更する場合に容易に変更作業を行うことができる。
即ち、ドア付きタイプのカバーからドア部分のみを取り外すことにより簡易にドアなしタイプのカバーに変更することができる。一方、ドアなしタイプのカバーにドア部分を取り付けることにより、簡易にドア付きタイプのカバーに変更することができる。
【0013】
このように、ドア部分のみを取り外し、または取付けすることにより、ドア付きタイプの分電盤のカバーとドアなしタイプの分電盤のカバーの共用化が図れ、また、施工現場での組み替え作業が軽減できるとともに、廃棄される部品類そのものの低減が図れるから、廃棄処理に係る環境負荷を低減させることができる。
【0014】
削除
【0015】
また、前記突出片が第一の回動部材から被取付部に向けて突出形成されているから、ドアとカバーの位置を概ね合わせたうえで、ドアをカバーの方向に押し合わせることにより、突出片が穴部に差し込まれ、第一の回動部材が被取付部の所定の位置に位置合わせされる。これにより施工現場での組み替え作業に係る手間が軽減でき、作業効率を向上させることができる。
【0016】
削除
【0017】
また、ドアとカバーの位置合わせの際に、カバーにドアを保持させることができるから、ねじ締め作業の際に、ドアを手などで保持しておく必要がなく、施工現場での組み替え作業に係る手間がより軽減できる。
【発明の効果】
【0018】
以上の如く、本発明によれば、分電盤におけるドアなしタイプのカバーならびにドア付きタイプのカバーにおける共用化が図れ、分電盤の施工現場における組み換え手間が軽減できるとともに、なおかつ廃棄処理される部品類を低減し得る分電盤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】第1の実施形態を示す分電盤の前面側からみた斜視図を示す。
【
図2】同実施形態に係るドアを閉めた状態の斜視図を示す。
【
図3】同実施形態に係るカバーとドアを取付けるときの背面側からの斜視図を示す。
【
図4】同実施形態に係るカバーとドアを取付けるときの前面側からの斜視図を示す。
【
図5】同実施形態に係るカバーの要部背面図を示す。
【
図6】同実施形態に係るドアを取付けるときの説明図を示す。
【
図7】同実施形態に係るドアを取付けたときの背面側からの斜視図を示す。
【
図8】同実施形態に係るヒンジ構造部分の拡大図を示す。
【
図9】同実施形態に係るヒンジ構造部分の拡大図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に本発明の実施形態を
図1乃至
図9を用いて詳細に説明する。
【0021】
(分電盤の概要説明)
第1の実施形態に係る分電盤100は、単相3線式の商用電路に用いられるものである。該分電盤は、キャビネットの内部に、電流制限器101、主開閉器102、該主開閉器102の二次側において接続部材を介して接続される母線、該母線と各々接続される分岐開閉器103等の内部機器を収納するものであり、これら内部機器は中底に取付けられて、キャビネットに固定取付けされる。
【0022】
前記キャビネットは、分電盤100の外郭を構成するもので、一般的に、前記内部機器を取付ける中底が取付け固定され分電盤の上下左右の側面及び背面を覆う壁を形成するケース110と、内部機器の操作面側に臨む前面側を覆うよう前記ケース110前面側に設けられるカバー120とを備えて構成される。また、前記カバー120の前面側には、閉まった状態で前記カバー120の前面を覆うようにヒンジ構造を有して開閉できるよう設けられたドア130が備えられている。
図1にはドア付きタイプの分電盤として、前記ドア130を開けた状態の分電盤100を示し、
図2には前記ドア130を閉めた状態の分電盤100を示している。
【0023】
前記ドア130とカバー120とは、該ドア130及びカバー120の周縁部に、分電盤100に臨んで左右方向に離間して設けられたヒンジ構造部1300を介して開閉自在に取り付けられている。
図3乃至
図5に、カバー120とドア130における前記ヒンジ構造部1300の拡大図を示している。
【0024】
前記ヒンジ構造部1300は、ドア130側に設けられたヒンジ機構を構成する第一の回動部材1310と、該第一の回動部材1310が取り付けられるカバー120側に設けられた被取付部121から構成される。
【0025】
まず、ドア130側に設けられたヒンジ機構部分について説明を行う。ドア130には、該ドア130の周縁部に左右方向に離間して第一の回動部材1310が設けられている。
第一の回動部材1310は、略円柱状に形成された基部の中央部分に回動軸となる軸が貫通される穴が形成され、前記ドアに設けられた軸受部1311に貫通される軸部材により回動自在に軸支されてドアに一体的に取り付けられる。
【0026】
第一の回動部材1310には、カバー120の方向に向けて突出形成された2つの突出片1312a、1312bと、カバー120側からねじにより固着するための2つのねじ取付用の穴1313が設けられている。
【0027】
次に、カバー120側に設けられて前記第一の回動部材1310が取付けられる被取付部121について説明を行う。カバー120には、該カバー120の周縁部に、前記第一の回動部材1310と対向する位置に対応させて設けられる被取付部121が設けられている。前記被取付部121は、カバー120の前面側から凹ませて形成された凹み部122に設けられている。
【0028】
被取付部121には、カバー120の前面側から背面側に貫通して設けられた孔が並設されている。該孔は、前記第一の回動部材1310における突出片1312が前面側から貫通される孔部と、前記第一の回動部材1310をねじ止め固着するためのねじが貫通される孔部がそれぞれ設けられている。前記突出片1312と前記孔部とが係合することにより被取付部121に対しての前記第一の回動部材1310の位置決めとなる位置決め部が形成されている。前記孔部のうち、並設方向における内側の孔部がねじが貫通されるねじ貫通部1212aであり、外寄りの孔部が突出片1312が貫通される位置決め部1211a、1211bである。他方、1213で示される孔部は、カバー前面側における通気口として形成された孔部である。
【0029】
図7に、カバー120とドア130を組み付けた図を示す。図のように、被取付部121において、突出片1312a、1312bが、位置決め部1211a、1211bに貫通されて係合され、カバー120におけるドア130の位置決めを行うことができる。作業者は、ねじ貫通部1212aにねじを当て嵌めドライバー等により締め付けを行うことにより、ドアを所定の位置に固着することができる。
【0030】
また、カバー120背面側においては、ねじの座が収まるよう円形状に形成された部分が設けられている。カバーの背面側から位置決め部に臨んだ場合には孔部が並設されているが、ねじの座を表す円形状の部分が形成されているため、第一の回動部材1310をねじ締めする際にねじ貫通位置を明示的に表すことができるため、位置決め用の他の孔部等と区別が容易になり、作業者にとってねじ締め部分を把握しやすい構造となっている。
【0031】
また、
図6に説明のためにドア130を除いた図を示しているが、第一の回動部材1310には、略円柱状の基部から円周方向に突設された回動保持部1314が形成されている。該回動保持部1314は、後述するドア保持部材132の係合部1321と係合して、ドア130を開状態に保持するための突設部である。
【0032】
ドア保持部材132は、略コの字形状に折り曲げ形成された基部の両端部において、第一の回動部材1310と共に軸支されるよう、該第一の回動部材1310の軸受け部両端に位置する軸受部1322を備えるとともに、基部からドア方向に突出形成されてドア内側に窪んで設けられたドア保持部材収納部1302に差し込まれる差込片1324と、基部から前記第一の回動部材1310の円周に沿って突出されるとともに屈曲形成される係合部1321とを備えて構成されている。
【0033】
前記ドア保持部材132は、金属板を折り曲げ加工することにより形成している。カバー120、ドア130並びに第一の回動部材1310は樹脂材料で形成されており、ドアを開状態に保持するために、ドア130と第一の回動部材1310、カバー120の被取付部121付近には、局所的に大きな応力が加わる。この応力に耐え得るように、ドア保持部材132を金属により形成するとともに、ドア130と第一の回動部材1310、ドア保持部材132の軸受部に共に共通する軸を貫通させて、ドア開閉時や開状態保持時に受ける力を受け止める構造としている。
【0034】
ドア開状態時においては、前記係合部132が前記回動保持部1314の突設部に係合することにより、ドアの自重を支える。前記係合部1321は第一の回動部材1310の円周方向にに沿って形成されているため、ドアを閉めるときには、ドアが閉状態の方向に力を加えていくと、係合部1321が徐々に撓み、回動保持部1314の突設部を乗り越えるように変形して、ドアが閉状態となる。ドアを開状態にするときには、ドアが開く方向に力を加えていくと、係合部1321がだんだんと回動保持部1314を乗り越えていき、手を離しても、係合部1321が回動保持部1314に係合されて保持される。
【0035】
また、前記第一の回動部材1310における突出片1312は、カバー120に設けられた位置決め部1211を貫通するものであるが、前記突出片1312の端部に、該突出片の延設方向と直角の方向に外方に向けて形成された突起部を設けて構成してもよい。
【0036】
また、前記突出片1312を前記穴部に差し込んだ場合に、前記突起部が前記穴部を貫通する程度に突出片1312が延設されて設けることにより、前記突起部が穴部内面を摺動しながら差し込まれることにより、カバー120とドア130の嵌合保持がより強固に行え、カバー120の裏面側からのねじ締めの際に、前記回動部材が前記穴部から脱落しにくくなることにより、ドア130をカバー120にねじ締め固着する際の作業効率がより向上する。
【0037】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0038】
例えば、本発明のケース構造を用いた分電盤は、単相3線式の商用電路の他、単相2線式の電路や三相3線式の電路他に用いることができる。また、分電盤の他、標準盤のケースに適用したり、一般的な樹脂製のケースに代えて金属性のケースに適用することができる。
【0039】
また、例えば、第一の実施形態において、並設させて設けた孔部の数を増減させて設けることができる。孔部の数を増やすとともに、第一の回動部材における突設片の数を増やすことにより、ドアを保持するための強度をより向上させることができる。また、通気口としての機能を増すことができる。一方、孔部の数並びに第一の回動部材における突設片の数を減らした場合には、位置決めのし易さ、前記強度が低下することが挙げられるが、分電盤の回路数が少なく、キャビネットの大きさが小型の場合には、ドアの自重も減少するため必要十分な程度に減少させて設けることができる。また、ドア保持部材を樹脂材料にて形成することも可能である。
【符号の説明】
【0040】
100 分電盤
110 ケース
120 カバー
130 ドア
101 電流制限器
102 主開閉器
103 分岐開閉器
121 被取付部
122 凹み部
1211a 位置決め部
12aab 位置決め部
1212a ねじ貫通部
1213 孔
1300 ヒンジ構造部
1302 ドア保持部材収納部
1310 第一の回動部材
1311 軸受部
1312a 突出片
1312b 突出片
1313 ねじ孔
132 ドア保持部材
1321 係合部
1322 軸受部
1323 腕部
1324 差込片