特許第5747783号(P5747783)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5747783
(24)【登録日】2015年5月22日
(45)【発行日】2015年7月15日
(54)【発明の名称】熱交換器
(51)【国際特許分類】
   F28D 7/10 20060101AFI20150625BHJP
   F02M 25/07 20060101ALI20150625BHJP
   F28F 1/40 20060101ALI20150625BHJP
   F28F 13/12 20060101ALI20150625BHJP
【FI】
   F28D7/10 A
   F02M25/07 580E
   F28F1/40 L
   F28F13/12 C
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-235004(P2011-235004)
(22)【出願日】2011年10月26日
(65)【公開番号】特開2013-92310(P2013-92310A)
(43)【公開日】2013年5月16日
【審査請求日】2014年8月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000207791
【氏名又は名称】大豊工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082108
【弁理士】
【氏名又は名称】神崎 真一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100156199
【弁理士】
【氏名又は名称】神崎 真
(72)【発明者】
【氏名】槇林 康広
(72)【発明者】
【氏名】野中 照美
【審査官】 西山 真二
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭51−119647(JP,U)
【文献】 実公昭41−004636(JP,Y1)
【文献】 英国特許出願公告第216165(GB,A)
【文献】 米国特許第01880533(US,A)
【文献】 実開昭54−002861(JP,U)
【文献】 実公昭34−000667(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28D 1/04
F28D 7/10
F28F 1/40
F28F 5/04
F28F 13/12
F02M 25/07
F24H 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側管体の内部に内側管体を設けて、上記内側管体に流通させる内部流体と上記外側管体に流通させる外部流体との間で熱交換をおこなわせる熱交換器において、
上記内側管体を、同軸上に設けた円筒状の小径部および大径部と、これら小径部と大径部とを連結するリング状の連結部と、上記大径部の内部に設けられて内部流体を該大径部の放射方向に整流する整流手段とから構成し、
上記整流手段を上記大径部よりも小径の2枚の円盤状部材から構成するとともに、各円盤状部材を平面本体部および当該平面本体部から折り曲げて形成した円周方向に整列する複数のフィン部によって構成し、
さらに上記平面本体部を上記フィン部が互いに逆方向に突出するように重合させ、かつ上記フィン部を形成することによって平面本体部に開口した隙間部に、他方の円盤状部材の平面本体部を重合させたことを特徴とする熱交換器。
【請求項2】
上記フィン部を上記円盤状部材の半径方向に対して傾斜する方向に形成したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
上記フィン部に、上記平面本体部との折り曲げ位置よりも離隔した位置で折り曲げた2段折れ部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の熱交換器。
【請求項4】
上記フィン部を湾曲した形状とすることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
【請求項5】
上記円盤状部材と円盤状部材との間に、上記大径部よりも小径の円盤状のプレート部を設けて、重合した円盤状部材の隙間部を閉鎖することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱交換器。
【請求項6】
上記フィン部に、上記内側管体における小径部の内周面に嵌合する位置決め突起を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の熱交換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は熱交換器に関し、詳しくは外側管体の内部に内側管体を設けて、上記内側管体に流通させる内部流体と上記外側管体に流通させる外部流体との間で熱交換をおこなわせる熱交換器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、内部流体が流通する内側管体と、上記内側管体を収容するとともに該内側管体との間で外部流体を流通させる外側管体とを備え、上記内側管体内の内部流体と上記外側管体の外部流体との間で熱交換をおこなう熱交換器が知られている。
一方、自動車用エンジンから排出される排気ガスを再び吸気側に戻して再利用するEGR(Exhaust Gas Recirculation)という技術が知られており、このEGRを効率的に行うため、上記熱交換器を排気ガスの温度を下げるためのいわゆるEGRクーラーとして用いるものが知られている(特許文献1〜3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−079462号公報
【特許文献2】特開2001−241872号公報
【特許文献3】特開2002−350081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記特許文献1の構成を有するEGRクーラーの場合、内側管体内を上記排気ガスは速やかに通過するため、排気ガスの圧力損失が少ないものの、冷却効率が低く、また特許文献2、3の構成を有するEGRクーラーの場合、冷却効率が高いものの、内側管体の内部に形成された無数の突起によって圧力損失が高いという問題があった。
さらに、上記EGRクーラーについてはより低コストに製造することが求められている。
このような問題に鑑み、本発明は冷却効率と圧力損失とのバランスがよく、かつ低コストで製造可能な熱交換器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、請求項1の発明にかかる熱交換器は、外側管体の内部に内側管体を設けて、上記内側管体に流通させる内部流体と上記外側管体に流通させる外部流体との間で熱交換をおこなわせる熱交換器において、
上記内側管体を、同軸上に設けた円筒状の小径部および大径部と、これら小径部と大径部とを連結するリング状の連結部と、上記大径部の内部に設けられて内部流体を該大径部の放射方向に整流する整流手段とから構成し、
上記整流手段を上記大径部よりも小径の2枚の円盤状部材から構成するとともに、各円盤状部材を平面本体部および当該平面本体部から折り曲げて形成した円周方向に整列する複数のフィン部によって構成し、
さらに上記平面本体部を上記フィン部が互いに逆方向に突出するように重合させ、かつ上記フィン部を形成することによって平面本体部に開口した隙間部に、他方の円盤状部材の平面本体部を重合させたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
上記発明によれば、内側管体を小径部、大径部、連結部によって構成しているため、外側管体の外部流体との接触面積を大きくすることができ、内部管体を流通する内部流体と外部流体との熱交換を効率的に行うことができる。
その際、上記内側管体における大径部の内部に設けた整流手段によって内部流体を上記大径部の内周側から外周側ならびに外周側から内周側に向けて流通させ、内部流体を整流することで圧力損失を抑えることができる。
さらに、上記フィン部は2枚の円盤状部材は折り曲げ成形することで低コストに製造することができる。この際上記円盤状部材に形成された隙間部は他方の円盤状部材の平面本体部を重合させることで閉鎖しており、整流効果が損なわれないようにしている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本実施例にかかるEGRクーラーの断面図。
図2図1におけるII―II部の断面図。
図3】第1実施例にかかる整流手段であって、(a)は構成要素をしめし、(b)は組み立て状態を示す。
図4】第2実施例にかかる整流手段であって、(a)は構成要素をしめし、(b)は組み立て状態を示す。
図5】第3実施例にかかる整流手段であって、(a)は構成要素をしめし、(b)は組み立て状態を示す。
図6】第4実施例にかかる整流手段であって、(a)は構成要素をしめし、(b)は組み立て状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図示実施例について説明すると、図1はエンジンからの排気熱を冷却してこれを再びエンジンに還流させる熱交換器としてのEGRクーラー1の断面図を示している。
上記EGRクーラー1は、内部流体としての排気ガスGを流通させる内側管体2と、内部に上記内側管体2を収容するとともに該内側管体2との間に外部流体としての冷却液Cを流通させる外側管体3とを備え、上記内側管体2は図示しないEGR回路に、外側管体3は図示しない冷却液C回路にそれぞれ接続されている。
上記内側管体2は、同軸上に設けた円筒状の小径部11および大径部12と、これら小径部11と大径部12とを連結するリング状の連結部13とを複数連結し、さらに各大径部12の内部にそれぞれ整流手段14を収容した構成となっている。
【0009】
以下上記整流手段14について説明すると、図2は排気ガスGの流通方向上流側から整流手段14を見た図を示し、図3は第1の実施例にかかる一組の整流手段14の構成を示す図を示している。
まず図3(a)に示すように、本実施例の整流手段14は2つの同形状の円盤状部材21から構成され、各円盤状部材21は平坦な平面本体部22および、当該平面本体部22に立設する複数のフィン部23とから構成されている。
上記円盤状部材21は1枚の円盤状の金属板から得ることができ、円盤状部材21の直径を内側管体2の大径部12の直径よりも小径とすることで、図1図2に示すように大径部12の内周面との間に上記排気ガスGが流通する隙間Aを形成している。
上記円盤状部材21は、上記円盤状の金属板に上記フィン部23の形状に合わせて所要の切断加工を行い、その後当該フィン部23の部分を上記平面本体部22との境界部分でプレス等の手段により折り曲げることで製造可能となっている。
そして図2に示すように、上記フィン部23は円盤状部材21の中心に対して放射状に整列し、また上記円盤状部材21の半径方向に対して傾斜する方向に形成されるようになっている。
一方、上記フィン部23を上記平面本体部22に対して折り曲げ成形することにより、上記平面本体部22におけるフィン部23に隣接した位置には、当該フィン部23の形状で切断した部分に上記フィン部23と略同形状の隙間部24が形成されるようになっている。
【0010】
また図2に示すように、各フィン部23の外側の端部は円盤状部材21の外周端と同じ位置まで形成され、内側の端部は円盤状部材21の中心から外周側に離隔した位置まで形成されている。
これにより上記平面本体部22の中央には上記フィン部23が位置しておらず、上記小径部11より大径部12に流入した排気ガスGは、この平面本体部22の中央に衝突し、また排気ガスGが大径部12から小径部11へと排出される際には、一旦この平面本体部22の中央に集められるようになっている。
さらに図1に示すように、上記フィン部23の内側の端部は、上記内側管体2の小径部11の内側に突出し、このフィン部23における上記小径部11よりも内側に臨んだ部分には、軸方向に突出して小径部11に嵌合する位置決め突起23aが形成されている。
上記位置決め突起23aを小径部11に嵌合させることで、整流手段14は軸方向に対して直交する方向への移動が規制され、上記整流手段14と大径部12の内周面との隙間Aを一定に保つことが可能となっている。
そして各フィン部23には、上記位置決め突起23aの外周側に隣接する位置に、上記平面本体部22との折り曲げ位置よりも離隔した位置で折り曲げた2段折れ部23bが形成され、これらはフィン部23に対してそれぞれ円盤状部材21の中央に向けて折り曲げられている。
上記2段折れ部23bは、例えば上記円盤状部材21となる円盤状の金属板をフィン部23の形状に合わせて切断した後、予め上記2段折れ部23bの形状をプレス加工等により折り曲げ、さらにその後上記フィン部23と平面本体部22との境界で折り曲げることで得ることができる。
【0011】
そして整流手段14は、図3(b)に示すように上記2つの円盤状部材21を重合させたものとなっており、上記フィン部23が互いに逆方向に突出するよう、上記平面本体部22同士を密着させたものとなっている。
ここで、上記2つの円盤状部材21は同形状であることから、図2において実線で示した上流側に設置したフィン部23に対し、破線で示す下流側のフィン部23は反対方向に傾斜するようになっている。
その結果、内側管体2の小径部11から流入した排気ガスGは、上流側に位置するフィン部23によって図示時計回りに旋回しながら大径部12の外周側へと移動する旋回流を形成し、その後上記隙間Aを通過すると、下流側に位置するフィン部23によって図示時計回りの旋回方向を維持したまま、大径部12の内周側へと移動する旋回流を形成する。
さらに、上記フィン部23を折り曲げ成形した際に平面本体部22に開口した隙間部24に、他方の円盤状部材21の平面本体部22を重合させ、これにより図2に示すように一方の円盤状部材21の隙間部24を他方の円盤状部材21の平面本体部22によって極力閉鎖するようにしている。
このように上記円盤状部材21の隙間部24を極力閉鎖することで、排気ガスGによる上記隙間部24の通過を可及的に阻止し、整流手段14による排気ガスGの整流効果を高めるようになっている。
【0012】
上記構成を有するEGRクーラー1によれば、排気ガスGは上記EGR回路の上流側から上記内側管体2を通過してEGR回路の下流側へと通過し、その際排気ガスGは内側管体2と外側管体3との内部を流通する冷却液Cとの熱交換によって冷却される。
その際、内側管体2は上記小径部11、大径部12、連結部13によって構成されていることから、上記冷却液Cとの接触面積を大きくすることができ、効率的な熱交換を行うことが可能となっている。
一方、上記内側管体2における大径部12の内部には整流手段14が設けられており、排気ガスGが小径部11から大径部12に流入すると、上記整流手段14における上流側の円盤状部材21の平面本体部22に衝突する。
その後、排気ガスGは上記整流手段14におけるフィン部23によって整流されながら外周側に移動し、その後上記隙間Aを通過して大径部12の下流側に移動すると、さらに下流側に位置する円盤状部材21のフィン部23によって再度整流されながら大径部12の中央に集められる。
このように、排気ガスGを整流手段14によって整流することにより、内側管体2における排気ガスGの圧力損失を低減することができる。
しかも、上記フィン部23は円盤状部材21の半径方向に対して傾斜していることから、上記排気ガスGは大径部12の内周側から外周側に移動する際、ならびに外周側から内周側へと移動する際に旋回流を形成し、排気ガスGの圧力損失をより抑えることができる。
さらには、上記フィン部23には2段折れ部23bを形成していることから、より効率的に排気ガスGの旋回流を形成することが可能となっている。
そして、上記整流手段14は2つの円盤状部材21によって構成することができ、しかもこの円盤状部材21は1枚の金属板を切断して上記フィン部23を折り曲げて成形するだけでよいことから、上記整流手段14を安価に製造することが可能となっている。
なお本実施例における整流手段14において、以下に説明する第3実施例に示すプレート部を、上記2枚の円盤状部材21に挟持した構成としても良い。
【0013】
図4は上記EGRクーラー1における上記整流手段14の第2の実施例を示した図となっている。なお上記第1実施例と共通する構成については詳細な説明を省略する。
本実施例の整流手段14は、上記第1実施例の整流手段14と同様、2つの円盤状部材21から構成されているものの、上記第1実施例においてフィン部23に形成した2段折れ部23bは形成されておらず、また各フィン部23は円盤状部材21の半径方向と同じ方向に形成されている。
上記第2の実施例の構成を有する整流手段14によれば、上記内側管体2の大径部12に流入した排気ガスGは、上記円盤状部材21の平面本体部22に衝突して大径部12の外周側に移動する。
ここで、フィン部23が円盤状部材21の半径方向と同じ方向に形成されているため、排気ガスGの旋回流は形成されないが、上記フィン部23に排気ガスGが整流されるため、排気ガスGの圧力損失を低減することができる。
なお本実施例における整流手段14においても、以下に説明する第3実施例に示すプレート部を、上記2枚の円盤状部材21に挟持した構成としても良い。
【0014】
図5は上記EGRクーラー1における上記整流手段14の第3の実施例を示した図となっている。なお上記第1実施例と共通する構成については詳細な説明を省略する。
第3の実施例の整流手段14は、2つの円盤状部材21の間に、円盤状部材21の直径と略同径の円盤状のプレート部25を挿入した構成となっており、円盤状部材21とプレート部25とは溶接や接着等の手段によって固定されている。
本実施例におけるフィン部23は、上記第1実施例における2段折れ部23bを備えていないが、円盤状部材21の半径方向に対して傾斜しており、排気ガスGの旋回流を形成することが可能となっている。
そして上記プレート部25を設けることで、2つの円盤状部材21を重合した際に、上記平面本体部22によって完全に閉鎖できない隙間部24(図2のハッチング部分)を閉鎖することができ、排気ガスGの隙間部24の通過を完全に阻止することができる。
これにより、上記第1の実施例に記載した整流手段14に比べてより高い排気ガスGの整流効果を得ることができ、圧力損失をより低減することができる。また上記第1の実施例における整流手段14に対し、上記プレート部25を追加しただけの構成であることから、整流手段14を安価に得ることが可能となっている。
なお本実施例における整流手段14において、上記第1、第2実施例と同様、プレート部25を省略した構成としてもよく、その場合も上記フィン部23によって排気ガスGの整流を行うことができる。
【0015】
図6は上記EGRクーラー1における上記整流手段14の第4の実施例を示した図となっている。なお上記第1実施例と共通する構成については詳細な説明を省略する。
本実施例の整流手段14は、2つの円盤状部材21と、2つの円盤状部材21の間に挿入された円盤状のプレート部25とから構成され、円盤状部材21とプレート部25とは溶接や接着等の手段によって固定されている。
第4の実施例におけるフィン部23は、円盤状部材21の半径方向に対して傾斜するとともに、その中央が円盤状部材21の中心とは反対側に向けて膨出した湾曲形状を有しており、フィン部23と平面本体部22との境界が曲線となっている。
本実施例の円盤状部材21も、上記フィン部23をプレス加工等により平面本体部22に対して折り曲げ加工により成形することができ、円盤状部材21を安価に得ることが可能となっている。
そして、上記フィン部23を湾曲した形状とすることにより、排気ガスGの旋回流を効率的に発生させ、排気ガスGの圧力損失を低減することができる。
また2枚の円盤状部材21の間に上記プレート部25を設けることで、上記第2実施例と同様、2枚の円盤状部材21に形成された隙間部24を閉鎖することで効率的に排気ガスGを整流することができる。
なお本実施例に対し、第1実施例と同様、上記プレート部25を省略した構成としても良い。
【0016】
なお、上記第1〜第4実施例の整流手段14において、各円盤状部材21の備えるフィン部23の枚数については、必要とされるEGRクーラー1の性能に応じて任意に変更することができる。
また、本実施例はエンジンに装着するEGRクーラー1について説明したが、上記内側管体2と外側管体3とを流通する流体と流体との間で熱交換を行う熱交換器として利用することが可能である。
【符号の説明】
【0017】
1 EGRクーラー 2 内側管体
3 外側管体 11 小径部
12 大径部 13 連結部
14 整流手段 21 円盤状部材
22 平面本体部 23 フィン部
23a 位置決め突起 23b 2段折れ部
24 隙間部 25 プレート部
A 隙間
図1
図2
図3
図4
図5
図6