【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、一種類の物品を複数収納する保管用収納器を積層状態で載置するパレットを保管する形態で、複数種類の物品を保管する物品保管部と、
一つの集約用容器に投入する物品の種類とその数量とを定める物品投入情報を複数備える形態で作成された物品仕分情報に基づいて、前記保管用収納器から物品を取出して前記集約用容器に投入する物品投入処理を行う物品仕分処理部とを備える物品仕分設備が設けられ、
前記物品仕分情報に基づいて、前記物品保管部から前記パレットを順次出庫し、かつ、出庫した前記パレットから前記保管用収納器を取出して前記物品仕分処理部に搬送する収納器搬送処理、及び、
前記パレットから取出した前記保管用収納器のうちで、前記物品投入処理に用いないため前記物品仕分処理部に搬送しない前記保管用収納器、及び、前記物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する前記保管用収納器を前記パレットに積層して前記物品保管部に保管する収納器保管処理を行う物品仕分設備の物品入出庫方法であって、その第1特徴は、
前記収納器保管処理において、
一つの保管用収納器には一種類の物品を収納する形態で、かつ、異なる種類の物品
についての前記保管用収納器が一つの前記パレットに載置される混載状態となる形態で、前記保管用収納器を
当該保管用収納器を取り出した前記パレットと同一又は異なる前記パレットに積層することを特徴とする。
【0015】
すなわち、収納器保管処理において、異なる種類の物品を収納する保管用収納器が一つのパレットに載置される混載状態となる形態で、保管用収納器をパレットに積層することになるため、一つのパレットに載置する保管用収納器の積層数を多くして、保管用収納器を保管するために必要となるパレット数を減少させることができ、その結果、物品保管部の小型化を図ることができる。
【0016】
つまり、収納器保管処理において、混載状態で保管用収納器をパレットに載置するようにすることにより、収納器保管処理において、一つのパレットには同じ種類の物品を収納する保管用収納器を載置する単品種載置状態となる形態で、保管用収納器をパレットに載置する場合に較べて、一つのパレットに載置する保管用収納器の積層数を多くして、保管用収納器を保管するために必要となるパレット数を減少させて、物品保管部の小型化を図ることができる。
【0017】
したがって、多数種類の物品を扱うようにしても、物品保管部の小型化により、設備の小型化を図ることができるのである。
【0018】
要するに、本願発明の第1特徴によれば、多数種類の物品を扱うようにしながらも、設備の小型化を図ることができる物品仕分設備の物品入出庫方法を提供できる。
【0019】
本発明の物品仕分設備の物品入出庫方法の第2特徴は、上記第1特徴に加えて、
前記物品仕分情報が、時間帯を変えて行う複数の作業区分の夫々に区分けされ、
前記収納器搬送処理において、前記混載状態となる形態で前記保管用収納器を積層する前記パレットについては、積層される全ての前記保管用収納器を前記パレットから取出すようにし、
前記収納器保管処理において、前記混載状態となる形態で前記保管用収納器を積層する前記パレットから取出された前記保管用収納器のうちで前記物品仕分処理部に搬送しない前記保管用収納器については、現在の作業区分において前記物品仕分処理部に搬送する種類の物品とは異なる種類の物品を収納する前記保管用収納器と、現在の作業区分において前記物品仕分処理部に搬送する種類の物品と同じ種類の物品を収納する前記保管用収納器とを、異なる前記パレットに積層することを特徴とする。
【0020】
すなわち、物品仕分情報が、時間帯を変えて行う複数の作業区分の夫々に区分けされているから、物品の仕分作業が、時間帯が異なる各作業区分の夫々において、各別に実行されることになる。
つまり、例えば、物品が電子機器を製作するのに必要な電子部品である場合において、国内の出荷先に対応する作業を午前中に行い、国外の出荷先に対応する作業を午後に行う等、多数の出荷先を複数の作業区分に分けて、各作業区分に対する作業を、一日のうちの異なる時間帯において集中的に行うバッチ作業形態で行うことになる。
【0021】
そして、収納器搬送処理においては、混載状態となる形態で保管用収納器を積層するパレットについては、積層される全ての保管用収納器をパレットから取出すように処理が行われるから、パレットから保管用収納器を取出す作業が簡素な作業となり、パレットから保管用収納器を取出す作業を迅速に行い易いものとなる。
【0022】
つまり、収納器搬送処理において、混載状態となる形態で保管用収納器を積層するパレットから保管用収納器を取出す形態として、パレットに積層された保管用収納器を上段側の層から順次取出すことを、物品仕分処理部に搬送する種類の物品を収納する保管用収納器の取出しが終了するまで行い、その後、取出した保管用収納器をパレットに戻すようにする形態で行うことが考えられる。
【0023】
しかしながら、この形態の場合には、パレットから保管用収納器を取出すごとに、取出した保管用収納器が、物品仕分処理部に搬送する種類の物品を収納する保管用収納器であるか否かを確認することになるため、その確認のために時間を要することに起因して、パレットから保管用収納器を取出す作業を迅速に行い難いものとなる。
【0024】
ちなみに、パレットから保管用収納器を取出す作業は、保管用収納器を一つずつ保持して取出すデパレタイズロボット等のデパレタイズ装置を用いて自動的に行うことも多いが、このようにデパレタイズ装置を用いる際においても、パレットから保管用収納器を取出すごとに、取出した保管用収納器が、物品仕分処理部に搬送する種類の物品を収納する保管用収納器であるか否かを確認するために時間を要することに起因して、パレットから保管用収納器を取出す作業を迅速に行い難いものとなる。
【0025】
つまり、デパレタイズ装置を用いてパレットから保管用収納器を取出す作業を自動的に行う際においては、物品仕分処理部に搬送する種類の物品を収納する保管用収納器であるか否かを確認するために、保管用収納器に装備したバーコードラベル等により表示される識別情報をバーコードリーダ等の識別情報読取センサにより検出し、その識別情報に基づいて、取出した保管用収納器が、物品仕分処理部に搬送する種類の物品を収納する保管用収納器であるか否かを情報管理手段に照合することになるが、識別情報を識別情報読取センサにより検出ための時間や、識別情報を情報管理手段に照合するための時間は、数秒程度の短時間ではあるものの時間を要するため、パレットから保管用収納器を取出す作業を迅速に行い難いものとなる。
【0026】
また、収納器保管処理においては、混載状態となる形態で保管用収納器を積層するパレットから取出された保管用収納器のうちで物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器については、物品仕分処理部に搬送する種類の物品とは異なる種類の物品を収納する保管用収納器と、物品仕分処理部に搬送する種類の物品と同じ種類の物品を収納する保管用収納器とを、異なるパレットに積層することになるため、収納器搬送処理の効率化を図ることができるものとなる。
【0027】
つまり、物品仕分設備における物品仕分作業は、上述の如く、複数の作業区分に分けて実行されることになるが、各作業区分は、異なる出荷先に対する物品仕分作業を行うものであるため、各作業区分における物品投入処理にて集約用容器に投入される物品の種類は、各作業区分のいずれにおいても投入される種類と、各作業区分で異なる種類とが存在する傾向となる。
【0028】
したがって、混載状態となる形態で保管用収納器を積層するパレットから取出された保管用収納器のうちで物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器をパレットに積層するにあたり、現在の作業区分において物品仕分処理部に搬送する種類の物品とは異なる種類の物品を収納する保管用収納器と、現在の作業区分において物品仕分処理部に搬送する種類の物品と同じ種類の物品を収納する保管用収納器とを、異なるパレットに積層することにより、現在の作業区分の物品仕分作業において必要となる種類の物品を収納する保管用収納器と、他の作業区分にて必要となる種類の物品を収納する保管用収納器とを、異なるパレットに積層させることができるものとなる。
【0029】
その結果、各作業区分の仕分作業において必要となる種類の物品を収納する保管用収納器を、同じパレットに集約して載せた状態を現出させることができるため、各作業区分において収納器搬送処理を実行する際に、必要とする種類の物品を収納する保管用収納器を取出すために、物品保管部から出庫するパレット数を減少させることができるものとなり、収納器搬送処理の効率化を図ることができるのである。
【0030】
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、パレットから保管用収納器を取出す作業の迅速化を図り、しかも、収納器搬送処理の効率化を図ることができる物品仕分設備の物品入出庫方法を提供できる。
【0031】
本発明の物品仕分設備の物品入出庫方法の第3特徴構成は、上記第2特徴に加えて、
前記収納器保管処理において、前記物品仕分処理部に搬送しない前記保管用収納器と、前記物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する前記保管用収納器とを、異なる前記パレットに積層し、
前記収納器搬送処理において、前記物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する前記保管用収納器を積層する前記パレットを、優先して出庫することを特徴とする。
【0032】
すなわち、収納器保管処理においては、物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器と、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器とを、異なるパレットに積層し、そして、収納器搬送処理においては、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器を積層するパレットを、優先して出庫することになるため、物品投入処理を行ったのちにおいて保管用収納器に残存する物品を、物品投入処理のための物品として、優先して使用するようにしながらも、収納器搬送処理の効率化を図ることができるものとなる。
【0033】
つまり、物品保管部に保管される同じ種類の物品は、先に保管されたものほど先に出庫して物品投入処理に使用することが必要となるため、収納器搬送処理において、物品保管部からパレットを出庫する際には、物品投入処理を行ったのちにおいて残存する物品を収納する保管用収納器を積層するパレットを、物品投入処理のための物品が取出されていない保管用収納器を積層するよりも、優先して出庫することになる。
【0034】
そして、収納器保管処理において、物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器と、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器とを、異なるパレットに積層することになるから、収納器搬送処理において、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器を積層するパレットを出庫すれば、一つのパレットを出庫することにより、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器として、多数の種類の物品についての保管用収納器を出庫することができる。
【0035】
このように、一つのパレットを出庫することにより、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器として、多数の種類の物品についての保管用収納器を出庫することができるため、出庫するパレット数を減少させるようにしながら、物品投入処理を行うのに必要とする種類の物品を取出すことができるものとなるのであり、物品投入処理を行ったのちにおいて保管用収納器に残存する物品を、物品投入処理のための物品として、優先して使用するようにしながら、収納器搬送処理の効率化を図ることができるものとなる。
【0036】
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記第2特徴による作用効果に加えて、物品投入処理を行ったのちにおいて保管用収納器に残存する物品を、物品投入処理のための物品として、優先して使用することができ、しかも、収納器搬送処理の効率化を図ることができる物品仕分設備の物品入出庫方法を提供できる。
【0037】
本発明の物品仕分設備の物品入出庫方法の第4特徴は、上記第2又は第3特徴に加えて、
前記物品保管部には、前記混載状態となる形態で前記保管用収納器を積層する前記パレット及び同じ種類の物品を収納する前記保管用収納器を積層する前記パレットが、物品を補充するために入庫されることを特徴とする。
【0038】
すなわち、物品保管部には、混載状態となる形態で保管用収納器を積層するパレット及び同じ種類の物品を収納する保管用収納器を積層するパレットが、物品を補充するために入庫されるものであるから、物品投入処理において多量に消費される種類の物品、及び、物品投入処理において多量に消費されない多数種類の物品を、効率良く物品保管部に収納することができる。
【0039】
つまり、物品投入処理において多量に消費される種類の物品については、パレットに同じ種類の物品を収納する保管用収納器を積層するようにするものの、物品投入処理において多量に消費されない種類の物品については、パレットに混載状態となる形態で保管用収納器を積層することにより、物品投入処理において多量に消費されない種類の物品が、多数種類存在しても、その多数種類の物品を効率良く物品保管部に収納することができるのである。
【0040】
ちなみに、混載状態となる形態で保管用収納器を積層するパレットについては、収納器搬送処理において、積層される全ての保管用収納器を前記パレットから取出すことになるが、同じ種類の物品を収納する保管用収納器を積層するパレットについては、収納器搬送処理において、物品仕分処理部に搬送する必要がある個数の保管用収納器を取出すようにするとよい。
【0041】
要するに、本発明の第4特徴によれば、上記第2又は第3特徴による作用効果に加えて、物品投入処理において多量に消費される種類の物品、及び、物品投入処理において多量に消費されない多数種類の物品を、効率良く物品保管部に収納することができる物品仕分設備の物品入出庫方法を提供できる。
【0042】
本発明の物品仕分設備の物品入出庫方法の第5特徴は、上記第4特徴に加えて、
前記物品保管部が、物品を補充するために入庫されるパレットと、前記収納器保管処理が行われることによって入庫される前記パレットとを保管する共通の保管棚を備えるように構成されていることを特徴とする。
【0043】
すなわち、物品保管部に備えさせた共通の保管棚に、物品を補充するために入庫するパレットと、収納器保管処理が行われることによって入庫するパレットとが保管されることになる。
【0044】
このように、物品を補充するために入庫するパレットと、収納器保管処理が行われることによって入庫するパレットとを、物品保管部に備えさせた共通の保管棚に入庫して保管するものであるから、物品保管部の簡素化を図ることができる。
【0045】
要するに、本発明の第5特徴によれば、上記第4特徴による作用効果に加えて、物品保管部の簡素化を図ることができる物品仕分設備の物品入出庫方法を提供できる。
【0046】
本発明の物品仕分設備の物品入出庫方法の第6特徴は、上記第1〜第5特徴のいずれかに加えて、
前記物品仕分設備に、前記パレットから前記保管用収納器を取出すデパレタイズ装置を備えるデパレタイズ処理部と、前記保管用収納器を前記パレットに積み込むパレタイズ装置を備えるパレタイズ処理部と、前記物品保管部と前記デパレタイズ処理部との間及び前記パレタイズ処理部と前記物品保管部との間で前記パレットを搬送するパレット搬送手段と、前記デパレタイズ処理部にて前記パレットから取出された前記保管用収納器のうちで、前記物品仕分処理部に搬送すべき前記保管用収納器を前記物品仕分処理部に搬送し、かつ、前記物品仕分処理部に搬送しない前記保管用収納器を前記パレタイズ処理部に搬送する前処理用搬送コンベヤと、前記物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する前記保管用収納器を前記物品仕分処理部から前記パレタイズ処理部に搬送する後処理用搬送コンベヤとが設けられ、
前記収納器搬送処理、及び、前記収納器保管処理が、前記パレタイズ装置、前記デパレタイズ装置、前記パレット搬送手段、前記前処理用搬送コンベヤ、及び、前記後処理用搬送コンベヤを用いて行われることを特徴とする。
【0047】
すなわち、物品保管部に保管されているパレットが、パレット搬送手段にて、デパレタイズ処理部に搬送されて、パレットに積層された保管用収納器がデパレタイズ装置によってパレットから取出される。
パレットから取出された保管用収納器のうちで、物品仕分処理部に搬送すべき保管用収納器が、前処理用搬送コンベヤによって、物品仕分処理部に搬送される。
【0048】
パレットから取出された保管用収納器のうちで、物品投入処理に用いないため物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器が、前処理用搬送コンベヤによって、パレタイズ処理部に搬送される。
また、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器が、後処理用搬送コンベヤによって、物品仕分処理部からパレタイズ処理部に搬送される。
【0049】
そして、前処理用搬送コンベヤや後処理用搬送コンベヤによって、パレタイズ処理部に搬送される保管用収納器が、パレタイズ装置によってパレットに積層される。
パレタイズ処理部において保管用収納器が積層されたパレットが、パレット搬送手段にて物品保管部に搬送されて、物品保管部に保管されることになる。
【0050】
つまり、収納器搬送処理、及び、収納器保管処理が、パレタイズ装置、デパレタイズ装置、パレット搬送手段、前処理用搬送コンベヤ、及び、後処理用搬送コンベヤを用いて行われることになる。
【0051】
したがって、物品仕分設備における物品入出庫作業の自動化を図るようにしながら、物品入出庫作業を良好に行うことができるものとなる。
【0052】
要するに、本発明の第6特徴によれば、上記第1〜第5特徴のいずれかによる作用効果に加えて、物品入出庫作業の自動化を図るようにしながら、物品入出庫作業を良好に行うことができる物品仕分設備の物品入出庫方法を提供できる。
【0053】
本発明の物品仕分設備の物品入出庫方法の第7特徴は、上記第6特徴に加えて、
前記前処理用搬送コンベヤが、前記デパレタイズ装置にてデパレタイズされた前記保管用収納器のうちの前記物品仕分処理部に搬送しない前記保管用収納器のうちで、前記物品仕分処理部に搬送する種類の物品とは異なる種類の物品を収納する前記保管用収納器と、前記物品仕分処理部に搬送する種類の物品と同じ種類の物品を収納する前記保管用収納器とを、異なる箇所に分岐搬送するように構成され、
前記後処理用搬送コンベヤが、前記前処理用搬送コンベヤが前記保管用収納器を搬送する箇所とは異なる箇所に、前記保管用収納器を搬送するように構成されていることを特徴とする。
【0054】
すなわち、デパレタイズ装置にてデパレタイズされた保管用収納器のうちの物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器うちで、物品仕分処理部に搬送する種類の物品とは異なる種類の物品を収納する保管用収納器と、物品仕分処理部に搬送する種類の物品と同じ種類の物品を収納する前記保管用収納器とが、前処理用搬送コンベヤによって、異なる箇所に分岐搬送されることなる。
また、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器が、後処理用搬送コンベヤによって、前処理用搬送コンベヤが保管用収納器を搬送する箇所とは異なる箇所に搬送されることになる。
【0055】
したがって、デパレタイズ装置にてデパレタイズされた保管用収納器のうちの物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器うちで、物品仕分処理部に搬送する種類の物品とは異なる種類の物品を収納する保管用収納器と、物品仕分処理部に搬送する種類の物品と同じ種類の物品を収納する前記保管用収納器とを、パレタイズ装置によって異なるパレットに積層すること、及び、物品投入処理を行ったのちにおいて物品が残存する保管用収納器を、デパレタイズ装置にてデパレタイズされた保管用収納器のうちの物品仕分処理部に搬送しない保管用収納器を積層するパレットとは異なるパレットに、パレタイズ装置によって積層することを良好に行えるものとなる。
【0056】
つまり、上述した第2特徴及び第3特徴を実施する上で好都合となる形態で保管用収納器を搬送して、パレタイズ装置によるパレットの積層を良好に行うことができる。
【0057】
要するに、本発明の第7特徴によれば、上記第6特徴による作用効果に加えて、上述した第2特徴及び第3特徴を実施する上で好都合となる形態で保管用収納器を搬送できる物品仕分設備の物品入出庫方法を提供できる。