特許第5748715号(P5748715)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5748715
(24)【登録日】2015年5月22日
(45)【発行日】2015年7月15日
(54)【発明の名称】コードシンボル読取装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06K 7/10 20060101AFI20150625BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20150625BHJP
【FI】
   G06K7/10 300
   G07G1/00 311D
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-195411(P2012-195411)
(22)【出願日】2012年9月5日
(65)【公開番号】特開2014-52735(P2014-52735A)
(43)【公開日】2014年3月20日
【審査請求日】2013年9月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】杉山 秀明
【審査官】 福田 正悟
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−053713(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0163051(US,A1)
【文献】 特開平04−098474(JP,A)
【文献】 特開平07−114615(JP,A)
【文献】 特開平3−91099(JP,A)
【文献】 特開2004−46486(JP,A)
【文献】 特開平10−240318(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 7/10
G07G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に付された第1コードシンボルを読み取り、当該第1コードシンボルが保持するデータを、複数のフォーマットの中から選択された一のフォーマットを用いて出力するコードスキャナと、
前記コードスキャナから出力されたデータのデータ入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力受付手段が受け付けたデータのフォーマットを判別する判別手段と、
前記判別手段が判別した前記フォーマットに応じた抽出方法で、前記データから所定の情報を抽出する抽出手段と、
を備え
前記コードスキャナは、前記第1コードシンボルとは異なるモード切り替え用の第2コードシンボルを読み取ると、前記出力に用いるフォーマットを切り替えるコードシンボル読取装置。
【請求項2】
前記判別手段は、前記フォーマット毎に、当該フォーマットのデータが入力されたことを通知する通知手段を有し、
前記抽出手段は、前記通知手段から通知されたフォーマットに応じた抽出方法で、前記データから前記情報を抽出する請求項1に記載のコードシンボル読取装置。
【請求項3】
前記抽出手段は、前記データから前記商品の商品コードを抽出する請求項1又は2に記載のコードシンボル読取装置。
【請求項4】
前記抽出手段で抽出された前記商品コードを用いて、前記商品の売上登録を行う売上登録手段を更に備える請求項3に記載のコードシンボル読取装置。
【請求項5】
商品に付された第1コードシンボルを読み取り、当該第1コードシンボルが保持するデータを、複数のフォーマットの中から選択された一のフォーマットを用いて出力するコードスキャナを備えたコードシンボル読取装置のコンピュータを、
前記コードスキャナからから出力されたデータのデータ入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力受付手段が受け付けたデータのフォーマットを判別する判別手段と、
前記判別手段が判別した前記フォーマットに応じた抽出方法で、前記データから所定の情報を抽出する抽出手段と、
して機能させ
前記コードスキャナは、前記第1コードシンボルとは異なるモード切り替え用の第2コードシンボルを読み取ると、前記出力に用いるフォーマットを切り替えるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コードシンボル読取装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケット等の店舗で用いられるPOS端末では、商品に付されたバーコード等のコードシンボルの読み取りを、コードスキャナを用いて行なっている。また、近時では、POS端末としてPC(Personal Computer)等のコンピュータが使用されており、この場合、POS機能はプログラム(POSアプリケーション)の導入により実現されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記のコンピュータを用いたPOS端末では、POSアプリケーション以外にも、OS(オペレーティングシステム)や他のアプリケーションが導入されることが一般的である。また、コードスキャナとの接続に関しては、POSアプリケーションで用いるデータ通信用のフォーマットと、他のアプリケーションで用いるデータ通信用のフォーマットとが異なる場合がある。この場合、コードスキャナから、他のアプリケーション用のフォーマットでデータ入力が行われると、POSアプリケーションでは、このデータを取り扱うことができないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施の形態のコードシンボル読取装置は、コードスキャナと、入力受付手段と、判別手段と、抽出手段とを備える。コードスキャナは、商品に付された第1コードシンボルを読み取り、当該第1コードシンボルが保持するデータを、複数のフォーマットの中から選択された一のフォーマットを用いて出力する。入力受付手段は、前記コードスキャナから出力されたデータのデータ入力を受け付ける。判別手段は、前記入力受付手段が受け付けたデータのフォーマットを判別する。抽出手段は、前記判別手段が判別した前記フォーマットに応じた抽出方法で、前記データから所定の情報を抽出する。また、コードスキャナは、前記第1コードシンボルとは異なるモード切り替え用の第2コードシンボルを読み取ると、前記出力に用いるフォーマットを切り替える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1図1は、実施形態に係るPOS端末の概観を例示する図である。
図2図2は、置数入力モードのデータ構成の一例を示す図である。
図3図3は、スキャナモードのデータ構成の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係るPOS端末の電装系の構成を例示する図である。
図5図5は、実施形態に係るPOS端末の機能構成を例示する図である。
図6図6は、実施形態に係るPOS端末が実行する情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、本実施形態にかかる情報処理装置の一例として、POS端末の概観を例示する図である。POS端末1は、現金等を収容するためのドロワ2の上に載置されており、このドロワ2の引出し2aの開閉を制御する。
【0007】
POS端末1には、正面側にオペレータが預かり金額などを入力するためのキーボード3が設けられている。キーボード3には、置数キーや現計キー等(図示せず)の他、モードスイッチ4が設けられている。モードスイッチ4は、「登録」、「点検」、「精算」、「設定」などの各種業務モードを選択するためのスイッチで、鍵にて操作される。また、POS端末1の正面側にはオペレータ用のメイン表示器5が接続され、背面側に客用のサブ表示器6が接続される。メイン表示器5及びサブ表示器6は、液晶ディスプレイ等で構成され、販売登録された商品の品名及び価格や、一取引の合計金額や釣銭額などを表示する。
【0008】
また、POS端末1には、レシート及びジャーナルを印字するプリンタ7が内蔵されており、このプリンタ7によって印字されたレシートがPOS端末1の正面側に形成されたレシート発行口8から発行される。
【0009】
また、POS端末1には、商品の販売登録の際に商品ラベルに印刷されたバーコードを読取るためのコードスキャナ9が接続されている。コードスキャナ9は、商品に付されたバーコードから、JAN(Japanese Article Number)やEAN(European Article Number)、UPC(Universal Product Code)等の商品コードを含むデータを読み取り、この読み取ったデータをPOS端末1に出力する。
【0010】
また、コードスキャナ9は、POS端末1へのデータ通信(出力)に関し、複数のフォーマットを切り替え可能に構成されている。例えば、コードスキャナ9は、データ通信に係るフォーマットとして、置数入力モードとスキャナモードとを有し、何れか一方の入力モードを用いてバーコードから読み取ったデータを出力する。
【0011】
図2は、置数入力モードのデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、置数入力モードのデータD11は、商品コードを構成する複数桁(例えば、13桁)の数値が置数として入力される置数入力エリアA11と、置数の終わりを示すタブキーや確定キー等の終端入力エリアA12とを有する。
【0012】
一方、図3は、スキャナモードのデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、スキャナモードのデータD12は、読み取ったバーコードの種別(JANやEAN等)を示す数値等の情報が入力されるデータ種別エリアA21と、読み取った商品コードの桁数(例えば、13桁)が入力される桁数エリアA22と、商品コードを表す数値が入力されるデータエリアA23とを有する。
【0013】
このように、コードスキャナ9では、複数のフォーマットから一のフォーマットを選択可能に構成されていることで、後述する各アプリケーション用のフォーマットに対応することができる。なお、入力モードの切り替え(選択)方法は特に問わないものとする。例えば、ディップスイッチ等のハードウェアスイッチにより切り替える構成としてもよいし、モード切り替え用のバーコードを読み取ることで入力モードを切り替える構成としてもよい。
【0014】
上記したPOS端末1の電装系は図4に示すように構成されている。ここで、図4はPOS端末1の電装系の構成を例示する図である。
【0015】
図4に示すように、POS端末1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成されるコンピュータ構成の制御部11を備え、バス12を介して接続された通信インタフェース13を用いて、図示しないストアコンピュータとの間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されている。
【0016】
また、制御部11には、バス12及びI/O機器制御部14を介して、上述したキーボード3、メイン表示器5、サブ表示器6、プリンタ7及びコードスキャナ9が接続されており、さらに、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置から構成される記憶部15が接続されている。この記憶部15には、制御部11(CPU)により実行される各種の制御プログラムや設定情報等が予め記憶されている。
【0017】
制御部11は、記憶部15に記憶された制御プログラムと協働することで、POS端末1を構成する各部の動作を制御する。例えば、制御部11は、OSや表計算アプリケーション等の制御プログラム(以下、他のアプリケーションという)を実行することで、所定の機能をPOS端末1に実現させる。なお、他のアプリケーションでは、コードスキャナ9から入力される置数入力モードのデータを取り扱うことが可能であるとする。
【0018】
また、制御部11は、記憶部15に記憶されたPOS業務に係る制御プログラム(以下、POSアプリケーションという)と協働することで、図5に示す機能構成を、POS端末1に実現させる。ここで、図5は、POS端末1の機能構成を例示する図である。同図に示すように、POS端末1は、入力受付部111と、データ解析部112と、売上登録処理部113とを備える。
【0019】
入力受付部111は、コードスキャナ9から出力されたデータの入力を受け付け、このデータのフォーマットを判別する。具体的に、入力受付部111は、コードスキャナ9で切り替え可能なフォーマット毎に、当該フォーマットのデータが入力されたことを通知する第1入力受付部111aと、第2入力受付部111bとを有している。
【0020】
ここで、第1入力受付部111aは、コードスキャナ9から入力されたデータのフォーマットが置数入力モードである場合に、このモードを通知するイベント情報とともに、コードスキャナ9から入力されたデータをデータ解析部112に出力する。例えば、第1入力受付部111aは、置数入力モードのデータ入力を受け付けた場合、そのデータのデータ構成(置数入力エリアA11及び終端入力エリアA12)に基づいて、商品コードを表す置数が入力されたことを通知する“置数入力イベント”と、終端を表すキーが入力されたことを通知する“終端入力イベント”とを、イベント情報として出力する。
【0021】
また、第2入力受付部111bは、コードスキャナ9から入力されたデータのフォーマットがスキャナモードである場合に、このモードを通知するイベント情報とともに、コードスキャナ9から入力されたデータをデータ解析部112に出力する。例えば、第2入力受付部111bは、スキャナモードのデータ入力を受け付けた場合、そのデータのデータ構成(データ種別エリアA21、桁数エリアA22及びデータエリアA23)に基づいて、スキャナモードのデータが入力されたことを通知する“スキャナイベント”を、イベント情報として出力する。なお、第1入力受付部111aと同様に、データ構成毎(データ種別エリアA21、桁数エリアA22及びデータエリアA23)に、イベントを出力する形態としてもよい。
【0022】
ここで、第1入力受付部111a及び第2入力受付部111bは、POSアプリケーションによる実現に限らず、例えば、OSが有する機能の一部やドライバレベルで実現する形態としてもよい。例えば、OSでは、キーボード3に設けられた置数キー等の入力を受け付ける機能を有するため、この機能を用いることで第1入力受付部111aを実現してもよい。また、第2入力受付部111bについては、スキャナモードのデータを取り扱うことが可能な専用のドライバにより第2入力受付部111bを実現してもよい。
【0023】
また、本実施形態では、コードスキャナ9から入力されたデータを、第1入力受付部111a及び第2入力受付部111bの2段構成で受け付ける形態としたが、これに限らず、コードスキャナ9が出力可能なフォーマットの種類に応じた数だけ入力受付部を備えるものとする。また、単一の入力受付部111が、コードスキャナ9から入力されたデータのフォーマットを識別し、そのデータフォーマットに応じたイベント情報を、データ解析部112に出力する形態としてもよい。
【0024】
データ解析部112は、入力受付部111から通知されるイベント情報に基づき、そのイベント情報が示すフォーマットに応じた抽出方法で、コードスキャナ9から入力されたデータから商品コードを抽出する。
【0025】
具体的に、データ解析部112は、イベント情報として“置数入力イベント”と、“終端入力イベント”とが通知された場合、データを構成する終端入力エリアA12(タブキー又は確定キー)の直前に存在する置数入力エリアA11に入力された置数を、商品コードとして抽出する。また、データ解析部112は、イベント情報として“スキャナイベント”が通知された場合、データを構成するデータエリアA23から、桁数エリアA22に入力された桁数分の数値を、商品コードとして抽出する。なお、データ解析部112は、スキャナモードのデータに対し、ネイティブに対応しているものとする。
【0026】
売上登録処理部113は、データ解析部112で抽出された商品コードを用いて、この商品コードに対応する商品の売上登録処理を実行する。
【0027】
具体的に、売上登録処理部113は、キーボード3のモードスイッチ4が精算モードに設定されている状態で、コードスキャナ9による商品コードの読み取りや、置数キーによる商品の入力、及び、置数キーによる売上数量の入力等があると売上登録処理を開始する。
【0028】
この売上登録処理において、売上登録処理部113は、コードスキャナ9から入力されデータ解析部112で抽出された商品コードを、RAMのワークエリアに記憶する。また、売上登録処理部113は、キーボード3により入力された取引種別を、RAMのワークエリアに記憶する。ここで、取引種別としては、例えば、通常取引、値引取引、カード支払等が挙げられる。
【0029】
そして、売上登録処理部113は、ワークエリアに記憶した情報に基づいて、図示しないストアコンピュータに格納された商品マスタテーブルを検索することにより、販売価格や商品名等を取得し、これらの商品コード、販売個数、商品名、販売価格等に基づく売上データを生成する。なお、商品マスタテーブルには、各商品の商品コードと関連付けて、その商品の種別、商品名、単価等が予め登録されているものとする。
【0030】
その後、売上登録処理部113は、商品コードが入力される毎にその売上合計金額を算出し、これを現計キーが押下されるまで繰り返す。現計キーが押下されると、売上登録処理部113はこの売上データを、本取引を識別するための取引番号とともにストアコンピュータの店舗売上テーブルに登録する。
【0031】
次に、図6を参照し、上記した構成のPOS端末1がPOSアプリケーションの実行時に行う情報処理について説明する。ここで、図6は、POS端末1が実行する情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0032】
商品に付されたバーコードがコードスキャナ9にかざされることで、コードスキャナ9によりバーコードからデータが読み取られると、このデータが予め設定された入力モード(置数入力モード又はスキャナモード)でPOS端末1に出力される(ステップS11)。
【0033】
入力受付部111では、コードスキャナ9からデータの入力を受け付けると(ステップS12)、第1入力受付部111a及び第2入力受付部111bの機能により、データのフォーマットを判別し(ステップS13)、そのフォーマットを通知するイベント情報とともに、入力されたデータをデータ解析部112に出力する(ステップS14)。
【0034】
続いて、データ解析部112は、入力受付部111から通知されるイベント情報に基づき、そのイベント情報が示すフォーマットに応じた抽出方法で、コードスキャナ9から入力されたデータから商品コードを抽出する(ステップS15)。そして、売上登録処理部113は、ステップS15で抽出された商品コードを用いて売上登録処理を実行し(ステップS16)本処理を終了する。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、コードスキャナ9から入力されるデータのフォーマットを自動で判別し、この判別したフォーマットに応じた抽出方法で当該データから商品コードを抽出する。これにより、コードスキャナ9から入力される各種フォーマットのデータから、商品の売上登録に用いる商品コードを抽出することができるため、POS端末1のPOS業務に係る汎用性を向上させることができる。
【0036】
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。また、上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0037】
例えば、上記実施形態では、コードスキャナ9のデータ通信に係るフォーマットとして、置数入力モードとスキャナモードとを用いる形態を説明したが、これに限らず、3以上のフォーマットを用いる形態としてもよい。
【0038】
また、上記実施形態では、商品に付されたバーコードをコードスキャナ9が読み取り、この読み取りデータから商品コードを抽出する形態としたが、これに限らないものとする。例えば、二次元コード等のコードシンボルをコードスキャナ9が読み取る形態としてもよいし、商品コード以外の所定情報を抽出する形態としてもよい。
【0039】
例えば、上記実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、POS端末1が備える記憶媒体(ROM又は記憶部15)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0040】
また、上記実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 POS端末
2 ドロワ
3 キーボード
4 モードスイッチ
5 メイン表示器
6 サブ表示器
7 プリンタ
8 レシート発行口
9 コードスキャナ
11 制御部
12 バス
13 通信インタフェース
14 I/O機器制御部
15 記憶部
111 入力受付部
111a 第1入力受付部
111b 第2入力受付部
112 データ解析部
113 売上登録処理部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0042】
【特許文献1】特開2010−277398号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6