【実施例】
【0023】
まず、本実施例に係る不審者監視方法の概念について説明する。
図1は、本実施例に係る不審者監視方法の概念を説明するための説明図である。同図に示すように、遊技店内には、複数の遊技機20A及び20B(以下、「遊技機20」と総称する)と、この遊技機20A及び20Bにそれぞれ対応して設けられた各台装置10A及び10B(以下、「各台装置10」と総称する)と、カード90に対応づけられた残額及び持玉数を管理する管理装置40と、カード90に対応づけられた残額を精算処理する精算機60と、カード90に対応づけられた持玉数を景品交換処理する景品管理装置70とが設けられている。
【0024】
遊技客は、遊技機20Aから遊技機20Bに台移動を行う場合には、遊技機20Aのカード返却ボタンを押下操作して各台装置10Aからカード90を返却し、このカード90を遊技機20Bに対応する各台装置10Bに挿入して遊技を行うことになる。
【0025】
また、遊技客は、遊技機20Aでの遊技を終了したならば、遊技機20Aのカード返却ボタンを押下操作して各台装置10Aからカード90を返却し、このカード90を精算機60に挿入して残額を現金に換えるとともに、このカード90を景品交換カウンタに持参して景品管理装置70による持玉の景品交換を行うことになる。
【0026】
ここで、全ての遊技客が正当な遊技客である場合には問題はないが、例えばカード90の残額を不正に増やす不正行為やカード90の持玉を不正に増やす不正行為を行う者が存在する可能性がある。
【0027】
そこで、本実施例では、遊技店の従業員が不審者を発見した場合に、この不審者が利用するカード90に警告情報としての従業者認証情報91「ON」を書き込み、この不審者が遊技機20の台移動を行う場合、精算機60にて精算行為を行う場合、景品管理装置70にて景品交換を行う場合に、遊技店の従業者が直ちに不審者であることを認識できるようにしている。
【0028】
ここで、この従業者認証情報91とは、遊技店の従業者による認証が必要であるか否かを示す情報であり、この従業者認証情報91が「ON」である場合には従業者による認証が必要であると判定され、この従業者認証情報91が「OFF」である場合には従業者による認証が必要ないと判定されることになる。
【0029】
具体的には、遊技店の従業者は、例えば遊技機20Aを遊技する遊技客が不審者であると判定したならば、従業者間で無線連絡を行うために利用するインカム等を用いて景品交換カウンタ内の従業者に対して不審者を発見した旨と不審者が遊技を行う遊技機20Aの台番号を通知する。そして、この通知を受けた景品交換カウンタ内の従業者は、景品管理装置70Aを用いて従業者認証情報91の書込指示操作を行う。
【0030】
この従業者認証情報91の書込指示操作が行われると、景品管理装置70から管理装置40に対して遊技機20Aの台番号及び従業者認証情報91の書込指示が通知される。管理装置40は、従業者認証情報91の書込指示を受け付けたならば、遊技機20Aの台番号に対応する各台装置10Aに挿入されているカード90を一意に特定するカード識別情報(以下、「カードID」と言う)を特定し、カード情報40eのうちのカードIDに対応する従業者認証情報91を「ON」にするとともに、各台装置10Aに対して従業者認証情報91の書込指示をカードIDとともに転送する。
【0031】
この従業者認証情報91の書込指示を受け付けた各台装置10Aは、遊技客がカード返却ボタンを押下操作した場合に、該カード90を返却する前に該カード90に従業者認証情報91「ON」を書き込む。
【0032】
その後、この遊技客が、このカード90を他の遊技機20Bに対応する各台装置10Bに挿入したならば、この各台装置10Bの状態表示部11が所定の色に表示され、この遊技機20Bで遊技する遊技客が不審者であることを認識できる。
【0033】
また、この遊技客が、このカード90を精算機60に挿入したならば、この精算機60の表示部に不審者表示がなされ、精算しようとする遊技客が不審者であることを認識できる。同様に、この遊技客が、このカード90を景品交換カウンタ内の景品管理装置70に挿入したならば、この景品管理装置70の表示部に不審者表示がなされ、景品交換しようとする遊技客が不審者であることを認識できる。
【0034】
上記一連の処理を行うことで、遊技店の従業者が遊技店内で不審者を見つけたならば、この不審者の一挙手一同を厳格に確認しなくても、この不審者がその後どの遊技機で遊技しているかを効率良く追跡でき、また、不審者による精算行為や景品交換行為を効率良く抑制することができる。なお、以下では、不審者であると判定された場合の色違い表示等を単にアラートの発報と表記する。
【0035】
次に、本実施例に係る遊技媒体処理システムのシステム構成について説明する。
図2は、本実施例に係る遊技媒体処理システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、この遊技媒体処理システムは、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた各台装置10と、管理装置40と、複数の島端計数機50と、精算機60と、景品管理装置70とを通信回線80を介して接続されている。なお、複数の遊技機20及び各台装置10は、島コントローラ30を介して通信回線に接続されている。
【0036】
遊技機20は、パチンコ玉を遊技領域に打ち込んで遊技客がパチンコ遊技を行うパチンコ機等の装置であり、各台装置10は、遊技機20に対する玉貸し処理、遊技機20で獲得したパチンコ玉の計数処理、計数したパチンコ玉を持玉として再投出する処理などを行う装置である。
【0037】
この各台装置10にはカード90が挿入され、遊技客が遊技を終えてカード返却ボタンを押下操作すると、該カード90に残額並びに持玉情報が対応づけられる。具体的には、この残額及び持玉情報がカード90に書き込まれるとともに、管理装置40で管理されるカード情報40eの内容も更新される。また、カード90を受け入れたならば、このカード90の残額並びに持玉情報に基づいて遊技媒体の貸出処理並びに持玉の投出処理を行う。
【0038】
ここで、この各台装置10は、遊技客によるカード返却ボタンが押下操作された場合に、管理装置40から従業者認証情報91の書込指示を受け付けていたならば、従業者認証情報91「ON」をカード90に書き込んだ後に該カード90を返却するよう構成した点に特徴がある。また、この各台装置10は、カード90を受け入れた場合に、このカード90の従業者認証情報91が「ON」であるか否かを調べ、従業者認証情報91が「ON」である場合にはアラートを発報するよう構成した点にも特徴がある。このカード90を所持する遊技客が不審者であることを遊技店の従業者に知らせるためである。
【0039】
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20および各台装置10を束ねる中継装置である。管理装置40は、カード90の残額及び持玉情報等をカード情報40eとして管理する管理装置である。この管理装置40は、遊技機20の台番号と該遊技機20に対応して設けられた各台装置10に挿入されたカード90のカードIDの対応関係も管理している。このため、遊技機20の台番号を受け付けると、この遊技機20で遊技する遊技客のカード90のカードIDを特定することができる。
【0040】
ここで、この管理装置40のカード情報40eにも従業者認証情報91が書き込まれており、遊技客が不審者であると判断された場合には、この遊技客の保持するカード90のカードIDに対応する従業者認証情報91が「ON」とされる。
【0041】
島端計数機50は、遊技島端等に設けられ、遊技客が獲得した遊技媒体数を計数し、計数値をカード90に関連付けるか、レシートへ印字して発行する。精算機60は、紙幣挿入部42に挿入された各種紙幣の残額が関連付けられたカード90が挿入されると、残額に相当する現金の払出を行う。景品管理装置70は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり、持玉情報の景品交換処理を行う。
【0042】
ここで、精算機60及び景品管理装置70は、カード90を受け入れた際に、このカード90に従業者情報「ON」が書き込まれているか否かを判定し、従業者情報「ON」が書き込まれている場合には、精算処理又は景品交換処理を中止するとともに、従業者に対してアラートを報知する。また、カード90に従業者情報「ON」が書き込まれていない場合に、管理装置40に対してカード情報40eを確認させ、カード90のカードIDに対応づけて従業者情報「ON」が設定されていれば、精算処理又は景品交換処理を中止するとともに、従業者に対してアラートを報知する。
【0043】
なお、ここでは説明の便宜上、島端計数機50で発行したレシートによる景品交換や、カード90に対応づけられた貯玉の景品交換についての説明を省略するが、景品管理装置70は、レシートに価値づけられた計数値又は貯玉数の景品交換を行うこともできる。
【0044】
次に、
図2に示した各台装置10の外観構成について説明する。
図3は、
図2に示した各台装置10の外観構成を示す図である。同図には、台間装置10が併設される遊技機20が破線で図示されている。また、同図には紙幣のみを受け付ける台間装置10を図示したが、硬貨受け付け用のユニットを設けることもできる。
【0045】
図3に示すように、各台装置10は、台間装置10の装置状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、遊技媒体貸し出しのための各種紙幣を受け付ける紙幣挿入部12とを有する。また、各台装置10は、遊技店の従業員が携帯するリモコンからの指示を受け付けるリモコン受光部13と、ディスプレイなどの表示部並びにテンキーや各種ボタンを含む操作部からなる表示操作部14と、カードID、残額及び持玉情報が記憶されたカード90を受け付けるカード挿入口15とが設けられている。
【0046】
また、各台装置10は、遊技客が獲得した遊技媒体数を持玉数として計数する計数部16と、持玉数を貯留する持玉貯留部17とを有する。遊技機20の下皿から落下した遊技媒体は、持玉貯留部17を経て計数部16へと導かれる。また、持玉貯留部17には、持玉数を表示する持玉表示部17aと、持玉払出ボタン17bとが設けられている。遊技客により持玉払出ボタン17bが押下された場合には払出要求が払出処理部10hに対して通知される。
【0047】
なお、遊技機20には、カードの残額や貸し出された遊技媒体数などを表示する表示部20aと、遊技媒体の貸し出しを指示する貸出ボタンやカード返却を指示するカード返却ボタンを含む操作ボタン20bとが設けられる。なお、貸出ボタンが押下された場合には、貸出要求が払出処理部10hに対して通知される。
【0048】
各台装置10は、同図に示す遊技機20の下皿から落下した持玉を持玉貯留部17でいったん貯留し、貯留した持玉を計数部16へ導く。そして、計数部16で持玉の数量を計数する。具体的には、この計数部16は、持玉の計数結果を加算していくことで持玉の総数を算出する。
【0049】
次に、
図1に示した各台装置10、管理装置40及び景品管理装置70の内部構成について説明する。
図4は、
図1に示した各台装置10、管理装置40及び景品管理装置70の内部構成を示す機能ブロック図である。
【0050】
同図に示すように、各台装置10は、R/W部10aと、通信I/F部10bと、記憶部10cと、制御部10eとを有する。この制御部10eには、表示操作部14及び計数部18が接続されている。
【0051】
R/W部10aは、受け入れたカード90へのデータの読み書きを行う処理部である。具体的には、カード90が挿入された場合には、該カード90のカードID、残額及び従業者認証情報91を読み込んで制御部10eに出力する。カード90を返却する場合には、このカード90に残額及び従業者認証情報91を書き込む処理を行う。通信I/F部10bは、管理装置40とデータ通信を行うためのインタフェース部である。記憶部10cは、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり持玉情報10dを記憶する。
【0052】
制御部10eは、各台装置10の全体制御を行う制御部であり、持玉管理部10f、従業者認証情報書込処理部10g及び払出処理部10hを有する。持玉管理部10fは、記憶部10cに記憶した持玉情報10dを用いて遊技客の持玉数を管理する管理部である。具体的には、新たな持玉が計数された場合には計数値を持玉数に加算処理し、持玉の払い出しが行われた場合には払い出し数を持玉数から減算処理する。持玉数を加算処理又は減算処理する場合には、管理装置40に対してその旨を通知して、管理装置40での持玉数の更新を終えた後に更新する。管理装置40が管理する持玉数との整合を図るためである。
【0053】
従業者認証情報書込処理部10gは、カード返却ボタンの押
下操作を受け付けた場合に、景品管理装置70から従業員認証情報「ON」の書込指示を受け付けていたならば、従業者認証情報91「ON」をカード90に書き込むようR/W部10aに指示する処理部である。なお、ここでは説明の便宜上図示省略したが、景品管理装置70から管理装置40を経由して従業員認証情報「ON」の書込指示を受け付けたならば、一時的に従業員認証情報「ON」を記憶部10cに一時記憶しておくことになる。
【0054】
払出処理部10hは、持玉払出ボタン17bが押下操作された場合に、持玉情報のうちの所定数(例えば、100玉)を払い出すよう遊技機20に指示するとともに、貸出ボタンが押下操作された場合には、カード90に残額があることを条件に所定数
の遊技媒体を払い出すよう遊技機20に指示する処理部である。
【0055】
次に、管理装置40は、入力部40aと、表示部40bと、通信I/F部40cと、記憶部40dと、制御部40fとを有する。入力部40aは、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、表示部40bは、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。通信I/F部40cは、各台装置10及び景品管理装置70とデータ通信するためのインタフェース部であり、記憶部40dは、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスである。
【0056】
この記憶部40dには、
図5に示すように、カードID、残額、持玉数及び従業者認証情報91が対応づけられたカード情報40eが記憶されている。
図5には、残額「0円」、持玉数「1000玉」、従業者認証情報91「ON」がカードID「001」に対応づけられ、残額「0円」、持玉数「1000玉」、従業者認証情報91「
OFF」がカードID「002」に対応づけられた状況を示している。言い換えると、カードID「001」は不審者が所持するカードであり、カードID「002」は不審者ではない通常の遊技客が保持するカードであることを示している。
【0057】
制御部40fは、管理装置40を全体制御する制御部であり、持玉管理部40g及び従業者認証情報書込処理部40hを有する。持玉管理部40gは、記憶部40dに記憶したカード情報40eを用いて各カードの持玉数を管理する管理部である。
【0058】
従業者認証情報書込処理部40hは、景品管理装置70から従業員認証情報「ON」の書込指示を受け付けたならば、従業者認証情報91「ON」をカード情報40eのカードIDに対応づけて書き込むとともに、各台装置10に対して従業者認証情報91の書込指示を転送する処理部である。
【0059】
次に、景品管理装置70は、入力部70aと、表示部70bと、通信I/F部70cと、R/W部70dと、記憶部70dと、制御部70fとを有する。入力部70aは、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、表示部70bは、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。通信I/F部70cは、管理装置40とデータ通信するためのインタフェース部であり、R/W部70dは、受け入れたカード90へのデータの読み書きを行う処理部である。具体的には、カード90が挿入された場合には、該カード90の従業者認証情報91を読み込んで制御部70fに出力する。記憶部70dは、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、景品交換のログ情報等が記憶される。
【0060】
制御部70fは、景品管理装置70の全体制御を行う制御部であり、景品交換処理部70g及び従業者認証情報書込指示部70hを有する。景品交換処理部70gは、持玉情報を一般景品又は特殊景品に景品交換処理する処理部である。
【0061】
従業者認証情報書込指示部70h、従業者によって所定の操作がなされた場合に、従業者認証情報91「ON」と遊技機20の台番号を管理装置40に対して通知する処理部である。具体的には、
図6に示すように、メインメニュー画面上で「9.従業者認証情報91の通知」を選択し、従業者認証情報91の通知メニューで遊技機20の台番号「001」を入力して、送信ボタンが選択されると、遊技機20の台番号「001」を含む従業者認証情報91「ON」が管理装置40に対して通知される。
【0062】
次に、
図2に示した各台装置10、管理装置40及び景品管理装置70の従業者情報設定時の処理手順について説明する。
図7は、
図2に示した各台装置10、管理装置40及び景品管理装置70の従業者情報設定時の処理手順を示すフローチャートである。
【0063】
同図に示すように、景品交換カウンタの従業者が、遊技店内の従業者からインカム等で不審者の情報を受け付け、
図6に示したメニュー画面を用いて従業者認証情報91の設定対象となる遊技機20の台番号を入力したならば(ステップS101)、この台番号を含む従業者認証情報91を管理装置40に対して通知する(ステップS102)。
【0064】
管理装置40は、従業者認証情報91の待ち状態にあり(ステップS103NO)、この従業者認証情報91を受け付けたならば(ステップS103YES)、従業者認証情報91に含まれる台番号からカードIDを特定する(ステップS104)。具体的には、この管理装置40では、遊技機20の台番号と、この遊技機20に対応する各台装置20に挿入されたカード90のカードIDとの対応関係を記憶しており、この対応関係を検索することで、カードIDを特定する。
【0065】
そして、管理装置40は、カード情報40eの該当するカードIDに従業者認証情報91「ON」を書き込むとともに(ステップS105)、該当する台番号の各台装置10に対して従業者認証情報91の書込指示を転送する(ステップS106)。
【0066】
各台装置10は、従業者認証情報91の待ち状態にあり(ステップS107NO)、この従業者認証情報91を受け付けたならば(ステップS107YES)、従業者認証情報91を記憶部10cに一時記憶する(ステップS108)。
【0067】
そして、遊技客がカード返却ボタンを押下操作したならば(ステップS109)、記憶部10cに記憶した持玉情報10dをカード90に書き込むとともに(ステップS110)、記憶部10cに一時記憶した従業者認証情報91「ON」をカード90に書き込み(ステップS111)、カード90を返却する(ステップS112)。
【0068】
上記一連の処理を行うことで、カード90に従業者認証情報91「ON」を書き込むとともに、管理装置40が管理するカード情報40eに従業者認証情報91「ON」を設定することができるため、遊技店内に配設された各種機器は、このカード90を受け付けた時点で、このカード90が不審者が所有するものであるか否かを判定することができる。
【0069】
次に、
図2に示した景品管理装置70にカード90が挿入された場合の処理手順について説明する。
図8は、
図2に示した景品管理装置70にカード90が挿入された場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0070】
同図に示すように、景品管理装置70は、カード90の受付待ち状態にあり(ステップS201NO)、カード90を受け付けたならば(ステップS202YES)、カード90からカードID、持玉情報及び従業者認証情報91を読み取る(ステップS302)。
【0071】
そして、読み取った従業者認証情報91が「ON」であるか否かを確認し(ステップS303)、従業者認証情報91が「OFF」である場合には(ステップS303NO)、通常の景品交換処理を行う(ステップS304)。
【0072】
これに対して、従業者認証情報91が「ON」である場合には(ステップS303YES)、従業者に不審者が所在することを知らせるためにアラートを発報する(ステップS305)。なお、カード90に記録した従業者認証情報91が「OFF」であっても、管理装置40が管理するカードIDに対応する従業者認証情報91が「ON」である場合には、同様にアラートを発報する。
【0073】
なお、ここでは説明の便宜上、景品管理装置70にカード90が挿入された場合を説明したが、精算機60や各台装置10等の店内の各種機器にカード90が挿入された場合も、景品管理装置70と同様に従業者認証情報91の確認が行われる。これにより、不審者による精算行為や台移動を抑制することができる。
【0074】
上述してきたように、本実施例では、遊技店の従業者が不審者を発見した場合に、景品管理装置70から従業員認証情報の書込指示を行い、不審者が利用するカード90並びに管理装置40が管理するカード情報40eに従業者認証情報91「ON」を書き込むとともに、店内に配設された機器にカード90が挿入された時点で該カード90の従業者認証情報91を確認し、この従業者認証情報91が「ON」である場合には、アラートを発報するよう構成したので、遊技店内に所在することが判明した不審者を効率良く追跡するとともに、この不審者による不正行為、精算行為又は景品交換行為を効率良く抑制することができる。
【0075】
なお、上記実施例では、景品管理装置70から従業者認証情報91の書込指示を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理装置40や他の店内機器から従業者認証情報91の書込指示を行う場合に適用することもできる。
【0076】
また、上記実施例では、管理装置40を経由して各台装置10に従業者認証情報91の書込指示を行う場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理装置40と各台装置10に並列に従業者認証情報91の書込指示を行うこともできる。さらに、従業員のハンディ端末から各台装置10に対して直接従業者認証情報91の書込指示を行うこともできる。
【0077】
また、上記実施例では、管理装置40のカード情報40eとカード90の両方に対して従業者認証情報91を書き込む場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方に従業者認証情報91を書き込む場合に適用することもできる。なお、従業者認証情報91をカード90に書き込んでおけば、通信不良等が発生した場合であっても、不審者の追跡を行うことができる。
【0078】
さらに、上記実施例では、従業員の目視により不審者を発見する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ不審者の顔画像を登録したブラックリストを保持しておき、店内カメラで撮影した遊技客の顔画像とブラックリストを照合して不審者を発見し、その結果を景品管理装置70に通知する場合に適用することもできる。
【0079】
また、上記実施例では、警告情報の一例として従業者認証情報を用いた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、従業者認証情報以外の警告情報を用いることもできる。例えば、アラートを発報して動作速度を遅延させたり、処理を開始する前に説明表示を行って遊技客に確認操作を強いることにより、処理時間を遅延させるようにしても良い。このような場合、不審者は一刻も早く現場から立ち去りたいのにも関わらず、遅々として処理が終わらないこととなり、不審者が逃げ去る可能性が高い。特に、精算機の場合は有効である。その他、要注意を従業員に促す情報であればいかなる警告情報を用いても良い。