特許5750799IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

インバータ回路の直列接続された第1及び第2のスイッチング素子のうち、下アームの第2のスイッチング素子をオンオフ駆動してブートストラップコンデンサを初期充電するインバータ装置に関し、特にブートストラップコンデンサの初期充電中の過電流保護動作を確実に実行しようとするインバータ装置に係るものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、このような従来のインバータ装置においては、ブートストラップコンデンサの初期充電時に第2のスイッチング素子を駆動する信号のオンオフデューティは50%に設定されているものの、オン時間については何ら設定されていなかった。したがって、このオン時間が、第2のスイッチング素子がオン動作中に第2のスイッチング素子とグランド(接地)との間に設けられたシャント抵抗を流れる電流を検出し、これを制御手段で処理して過電流であることを判定してから第2のスイッチング素子をオフ駆動させるまでに要する時間よりも短いときには、過電流保護動作を実施することができない。したがって、インバータ回路に過電流が流れ続け、発煙発火等の異常をきたすおそれがあった。 そこで、本発明は、このような問題点に対処し、ブートストラップコンデンサの初期充電中の過電流保護動作を確実に実行しようとするインバータ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明によるインバータ装置は、相補的にオンオフ駆動される上アームの第1のスイッチング素子と下アームの第2のスイッチング素子とを直列に接続して有するインバータ回路と、前記第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動回路と、前記第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動回路と、前記第2のスイッチング素子がオン動作中に外部の直流電源から充電される電力を電源電圧として前記第1・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、例えばインバータ回路の上アームの第1のスイッチング素子が短絡故障している場合に、下アームの第2のスイッチング素子のオン時間として、過電流保護機能を発揮させるのに最低必要な時間を確保することができる。したがって、ブートストラップコンデンサの初期充電中の過電流保護動作を確実に実行することができ、インバータ回路の発煙発火等の異常発生を回避することができる。 また、請求項2に係る発明によれば、ブートストラップコンデンサの充電中に、外部の直流電源が電圧変動するのを抑制することができる。したがって、この直流電源の電圧変動により、周辺回路が異常動作をするのを防止することができる。 そして、請求項3に係る発明によれば、電流制限抵抗をより大きくしてブートストラップコンデンサの初期充電時に発生する突入電流をより低減することができる。さらに、初期充電が完了して通常運転に移行した後は、外部の直流電源から電流制限抵抗を介さず、直接充電することができ、第1の駆動回路の電源電圧変動が抑制され、装置の安定動作を維持することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明によるインバータ装置の第1の実施形態の概略構成を示す回路図である。

【図2】第1の実施形態の動作を示す説明図である。

【図3】本発明によるインバータ装置の第2の実施形態の要部を示す回路図である。

【図4】第2の実施形態の動作を示す説明図である。

【図5】第2の実施形態の別の動作を示す説明図である。

【図6】本発明によるインバータ装置の第3の実施形態の要部を示す回路図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…インバータ装置   2…インバータ回路   3…第1の駆動回路   4…第2の駆動回路   5…ブートストラップコンデンサ   6…電流制限抵抗(抵抗)  7…制御手段   8…第1のスイッチング素子   9…第2のスイッチング素子   10…第1の直流電源(外部の直流電源)   15…第3のスイッチング素子   16…第3の駆動回路

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