特許第5752023号(P5752023)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5752023
(24)【登録日】2015年5月29日
(45)【発行日】2015年7月22日
(54)【発明の名称】コードクリップ
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/10 20060101AFI20150702BHJP
【FI】
   H04R1/10 104C
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2011-269652(P2011-269652)
(22)【出願日】2011年12月9日
(65)【公開番号】特開2013-121170(P2013-121170A)
(43)【公開日】2013年6月17日
【審査請求日】2014年10月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000135209
【氏名又は名称】株式会社ニフコ
(74)【代理人】
【識別番号】100088742
【弁理士】
【氏名又は名称】竹山 宏明
(72)【発明者】
【氏名】原田 清嗣
【審査官】 千本 潤介
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第201869344(CN,U)
【文献】 国際公開第2011/091290(WO,A1)
【文献】 実開昭63−070780(JP,U)
【文献】 中国実用新案第2049479(CN,U)
【文献】 米国特許第641063(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器等に接続されたコードが挿通可能なコード挿通部と、
洋服等のボタンを収納可能な収納部と、
前記収納部と対向する側に設けられ、洋服等のボタン孔に装着可能なボタン部とからなることを特徴とするコードクリップ。
【請求項2】
前記収納部は、
少なくとも周壁の一部が切り取られ、開口が設けられた凹形状であり、ボタンの縫い糸を通過可能なスリットが前記開口に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコードクリップ。
【請求項3】
前記コード挿通部には、
前記コードを挟み込むことが可能な保持溝を有し、
前記保持溝の一端部には、
前記コードを着脱可能な略V字形に開いた着脱部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコードクリップ。
【請求項4】
前記コードクリップには、
前記洋服等の上側前身頃の端末に接触し,当該上側前身頃に対して前記コードクリップが振動するのを抑制する抑制部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコードクリップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子機器等に接続されたコード、例えばイヤホンコードを洋服等のボタンの位置に留め付けておくことが可能なコードクリップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、洋服のボタンの縫い糸に引っ掛けるイヤホンコードホルダーが知られている(特許文献1の段落番号「0008」〜「0010」及び図1〜3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3081530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した従来のイヤホンコードホルダーは、ボタンの縫い糸に単に引っ掛けているに過ぎず、外れるおそれがあるという問題点があった。
また、上記した従来のイヤホンコードホルダーは、ボタンの縫い糸に直接、引っ掛けているので、イヤホンコードの加重がボタンの縫い糸に集中し、当該縫い糸が引っ張られ、ほつれたり、切れるおそれがあるという問題点があった。
【0005】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、洋服等のボタンに代えて、ボタン部を洋服等のボタン孔に装着することで、コードクリップが洋服等から不用意に外れるのを未然に防止することができるようにしたものである。
【0006】
これに加え、請求項1に記載の発明は、ボタン部を洋服等のボタン孔に装着することで、ボタン及びその縫い糸に掛かる加重を分散させることができるようにしたものである。(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】
すなわち、請求項2に記載の発明は、収納部の開口に合わせてボタンをはめ込むことで、縫い糸がスリットを通過し、凹形状の収納部内にボタンを収納することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】
すなわち、請求項3に記載の発明は、コード挿通部の保持溝にコードを挟み込んで保持することができるばかりでなく、保持溝の略V字形に開いた着脱部を通して、コードの着脱を容易に行うことができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0009】
すなわち、請求項4に記載の発明は、抑制部を洋服等の上側前身頃の端末に接触させることで、歩行等の移動時のコードの振れや揺れを抑制することができるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0011】
すなわち、コードクリップ(10)は、例えば図1〜5に示すように、次の構成からなる。
(1)コード挿通部(50)
コード挿通部(50)は、例えば図1及び図4に示すように、電子機器等(図示せず)に接続されたコード(例えばイヤホンコード20)が挿通可能なものである。
(2)収納部(60)
収納部(60)は、例えば図1及び図5に示すように、洋服(30)等のボタン(33)を収納可能なものである。
【0012】
(3)ボタン部(70)
ボタン部(70)は、例えば図1及び図4に示すように、収納部(60)と対向する側に設けられ、洋服(30)等のボタン孔(35)に装着可能なものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0013】
すなわち、収納部(60)は、例えば図3及び図5に示すように、少なくとも周壁(61)の一部が切り取られ、開口(63)が設けられた凹形状であり、ボタン(33)の縫い糸(34)を通過可能なスリット(64)が開口(63)に設けられている。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0014】
第1に、コード挿通部(50)には、例えば図1及び図4に示すように、コード(例えばイヤホンコード20)を挟み込むことが可能な保持溝(53)を有する。
第2に、保持溝(53)の一端部には、例えば図2及び図4に示すように、コード(例えばイヤホンコード20)を着脱可能な略V字形に開いた着脱部(54)を備えている。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0015】
すなわち、コードクリップ(10)には、例えば図4及び図5に示すように、洋服(30)等の上側前身頃(32)の端末に接触し,当該上側前身頃(32)に対してコードクリップ(10)が振動するのを抑制する抑制部(55)を備えている。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、洋服等のボタンに代えて、ボタン部を洋服等のボタン孔に装着することで、コードクリップが洋服等から不用意に外れるのを未然に防止することができる。
【0017】
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、ボタン部を洋服等のボタン孔に装着することで、ボタン及びその縫い糸に掛かる加重を分散させることができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0018】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、収納部の開口に合わせてボタンをはめ込むことで、縫い糸がスリットを通過し、凹形状の収納部内にボタンを収納することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0019】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、コード挿通部の保持溝にコードを挟み込んで保持することができるばかりでなく、保持溝の略V字形に開いた着脱部を通して、コードの着脱を容易に行うことができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0020】
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、抑制部を洋服等の上側前身頃の端末に接触させることで、歩行等の移動時のコードの振れや揺れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】コードクリップの使用態様を説明するための斜視図である。
図2】コードクリップの斜視図である。
図3】コードクリップを裏面側から見た斜視図である。
図4】コードクリップの使用状態を説明するための斜視図である。
図5】コードクリップの使用状態を説明するための平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
(コードクリップ10)
図中、10は、コードクリップを示し、電子機器等(図示せず)に接続されたコード、例えばイヤホンコード20を洋服30等のボタン33の位置に留め付けておくものである。
電子機器としては、図示しないが、ポータブル・オーディオ・プレーヤー、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、ラップトップPC、ポータブルAVプレーヤー、ポータブルTV、電子辞書等がある。
【0023】
電子機器等に接続されたコードとして、イヤホンコード20を例示したが、これに限定されず、マイクコード、リモコンコード等でも良い。
洋服30は、例えば図1に示すように、身体(図示せず)の前で重ね合わせる2枚の前身頃31,32を有する。2枚の前身頃31,32のうち、身体側に位置する下側前身頃31には、ボタン33が縫い糸34により縫い付けられている。残る外側に位置する上側前身頃32には、ボタン33を留めることが可能なボタン孔35が形成されている。
【0024】
洋服等として、洋服30を例示したが、これに限定されず、スーツ、ズボン、ワイシャツ、ワンピース、スカート、ブラウス、セーター、コート等に幅広く利用することができる。
コードクリップ10は、適度な弾性と剛性とを有する熱可塑性樹脂により一体成形されている。
【0025】
なお、コードクリップ10の材質として、樹脂を例示したが、これはエラストマーを含むものであり、更にこれらに限定されず、金属製としたり、又、後述するベース部40を分割し、同種若しくは異なる種類の樹脂の複合としたり、或いは金属と樹脂との複合としても良い。
コードクリップ10は、図2及び図3に示すように、大別すると、次の各部を備える。
【0026】
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)ベース部40
(2)コード挿通部50
(3)収納部60
(4)ボタン部70
なお、コードクリップ10の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(ベース部40)
ベース部40は、図2及び図3に示すように、板状に形成され、図5に示すように、身体(図示せず)の前で重ね合わせる2枚の前身頃31,32の間に位置する。
【0027】
なお、ベース部40を、板状に形成したが、これに限定されず、棒状に形成しても良い。
(コード挿通部50)
コード挿通部50は、図1及び図4に示すように、イヤホンコード20が挿通可能なものである。
コード挿通部50は、ベース部40の一方の面の一端部、例えば図2において手前側の面であって、同図の向かって左側の端部に位置し、ベース部40と一体に成形されている。
【0028】
なお、コード挿通部50を、ベース部40の左側の端部に位置させたが、これに限定されず、右側の端部に位置させても良い。これは、男女の違いにより、洋服30の合わせが逆になる場合があり、例えば男性の場合は左前合わせ、女性の場合は右前合わせが多いためである。
コード挿通部50には、図2及び図3に示すように、次の各部を備える。
【0029】
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)対向片51,52
(2)保持溝53
(3)着脱部54
(4)抑制部55
なお、コード挿通部50の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(対向片51,52)
対向片51,52は、図2及び図4に示すように、イヤホンコード20を通す隙間を保って、図2において左右に対向するものである。
【0030】
一対の対向片51,52のうち、図2において右側に位置する内側対向片51は、断面が英大文字の略L字形に屈曲する。
一対の対向片51,52のうち、図2において左側に位置する外側対向片52は、内側対向片51とは逆向きに、断面が英大文字の略L字形に屈曲する。
外側対向片52は、図2において下半部が、内側対向片51との間の対向間隔を一定に保ち、上半部は高さの途中から上方に向かって、内側対向片51との間の対向間隔が徐々に拡大するように、英大文字の略V字形に開いている。一対の対向片51,52の下側の対向間隔は、イヤホンコード20の外径と同等若しくは外径より少し狭く設定され、一対の対向片51,52の対向間隔内にイヤホンコード20を挟んで弾性的に保持できるようにしている。
(保持溝53)
保持溝53は、図1及び図4に示すように、イヤホンコード20を挟み込むことが可能なものである。
【0031】
具体的には、保持溝53は、対向片51,52の対向間隔内に形成され、図2において手前側の前面、及び上下の面が開放した断面が略凹状に形成されている。
保持溝53は、イヤホンコード20を挟み込んで保持する機能を有する。
(着脱部54)
着脱部54は、図2及び図4に示すように、保持溝53の一端部に位置し、イヤホンコード20を着脱可能な略V字形に開いたものである。
【0032】
具体的には、着脱部54は、対向片51,52の対向間隔内に形成され、図2において上側に位置する。
着脱部54は、イヤホンコード20を保持溝53に挟み込む際に、イヤホンコード20の着脱を容易にする機能を有する。
(抑制部55)
抑制部55は、図4及び図5に示すように、洋服30の上側前身頃32の端末に接触し,当該上側前身頃32に対してコードクリップ10が振動するのを抑制するものである。
【0033】
具体的には、抑制部55は、断面が略L字形に屈曲した内側対向片51とベース部40の図2において手前側の面とで囲まれた内部に形成され、同図において上下の面及び向かって右側の側面が開放した断面が略凹状に形成されている。
なお、内側対向片51を、断面が略L字形に屈曲して抑制部55を形成したが、これに限定されず、ベース部40との隙間が、上側前身頃32を挿通する程度の間隔を保って、一部狭まった形状を有していても良い。
【0034】
抑制部55は、洋服30の上側前身頃32の端末をベース部40との間で挟み込むようにして保持することで、歩行等の移動時のコードクリップ10の振動を抑制することを通じて、コード挿通部50に挿通したイヤホンコード20の振れや揺れを抑制する機能を有する。
(収納部60)
収納部60は、図1及び図5に示すように、洋服30のボタン33を収納可能なものである。
【0035】
なお、収納部60を、コード挿通部50と一体に成形したが、これに限定されず、別体の成形品を複合させることも可能である。
収納部60は、ベース部40の他方の面の他端部、例えば図3において手前側の面であって、同図の向かって左側の端部に位置し、ベース部40と一体に成形されている。収納部60とコード挿通部50は、図2及び図3に示すように、ベース部40の表裏面にそれぞれ位置させている。また、収納部60とコード挿通部50は、図2及び図3に示すように、ベース部40の左右方向において互い違いにそれぞれ位置させている。
【0036】
なお、収納部60とコード挿通部50とを、ベース部40の表裏面において互い違いに位置させたが、これに限定されず、イヤホンコード20が洋服30の内側、つまり上側前身頃32より内側に通る場合には、収納部60とコード挿通部50とを互い違いでなく、同じ面上に設定することも可能である。
具体的には、収納部60は、図3及び図5に示すように、少なくとも周壁61の一部が切り取られ、開口63が設けられた凹形状であり、ボタン33の縫い糸34を通過可能なスリット64が開口63に設けられている。
【0037】
収納部60には、図3及び図5に示すように、次の各部を備える。
なお、収納部60の各部は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)周壁61
周壁61は、図3に示すように、ベース部40の手前側の面から手前側に突出し、同図において上面が開放した英大文字の略U字形に形成されている。
【0038】
(2)前壁62
前壁62は、図3に示すように、周壁61の手前側の前面を塞ぐものである。前壁62、周壁61及びベース部40の手前側の面とで囲まれた内側に、収納部60が形成される。
(3)開口63
開口63は、図3に示すように、上面に位置し、ボタン33が通過可能なものである。
【0039】
なお、開口63を、上面側に開口させたが、これに限定されず、下方や側方に開放させても良い。
(4)スリット64
スリット64は、図3に示すように、前壁62の上端部の中央から略一文字、若しくは英大文字の略I字形を成し、ボタン33の縫い糸34を通過可能な幅に形成されている。
(ボタン部70)
ボタン部70は、図1及び図4に示すように、収納部60と対向する側に設けられ、洋服30等のボタン孔35に装着可能なものである。
【0040】
ボタン部70は、図2に示すように、ベース部40を挟んで収納部60の裏側に位置する。ボタン部70は、ベース部40において、コード挿通部50と同じ側の面に位置し、図2において向かって右側に位置する。
ボタン部70は、図1に示すように、ボタン33と同形に略円盤形に形成されている。
ボタン部70には、図5に示すように、次の各部を備える。
【0041】
なお、ボタン部70の各部は、次の(1)に限定されない。
(1)軸部71
軸部71は、図5に示すように、ベース部40の表面からその厚み方向に略円柱形に延び、その先端部にボタン部70の中心が連接するものであり、ボタン部70をベース部40の表面から離して支持するためのものである。
【0042】
なお、軸部71を、略円柱形に形成し、断面を円形としたが、これに限定されず、断面を楕円形や長円形に形成しても良い。
(使用方法)
上記した構成を有するコードクリップ10の使用方法について説明する。
まず、図1に示すように、収納部60の開口63に合わせて、下側前身頃31のボタン33を差し込む。このとき、ボタン33の縫い糸34は、収納部60のスリット64を通過させる。
【0043】
つぎに、ボタン部70を、図4及び図5に示すように、上側前身頃32のボタン孔35に通して留める。
こうして、ボタン部70を留めると、図4及び図5に示すように、ベース部40が下側前身頃31と上側前身頃32との間に位置し、コード挿通部50が下側前身頃31と上側前身頃32との合わせ面から横に、且つ外部に露出する。
【0044】
なお、コードクリップ10を上側前身頃32より内側に通す場合には、コードクリップ10の一部を外部に露出させなくとも良い。
コード挿通部50の隙間に、図4に示すように、イヤホンコード20を挿通することで、イヤホンコード20を洋服30のボタン33の位置に留め付けておくことができる。
なお、コードクリップ10を洋服30から外す際には、上記した手順と逆の手順で外すことができる。
【符号の説明】
【0045】
10 コードクリップ
20 イヤホンコード 30 洋服
31 下側前身頃 32 上側前身頃
33 ボタン 34 縫い糸
35 ボタン孔
40 ベース部 50 コード挿通部
51 内側対向片 52 外側対向片
53 保持溝 54 着脱部
55 抑制部 60 収納部
61 周壁 62 前壁
63 開口 64 スリット
70 ボタン部 71 軸部
図1
図2
図3
図4
図5