特許第5752395号(P5752395)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5752395
(24)【登録日】2015年5月29日
(45)【発行日】2015年7月22日
(54)【発明の名称】操作ユニット
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/02 20060101AFI20150702BHJP
【FI】
   B60R16/02 630K
   B60R16/02 630B
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2010-251305(P2010-251305)
(22)【出願日】2010年11月9日
(65)【公開番号】特開2012-101662(P2012-101662A)
(43)【公開日】2012年5月31日
【審査請求日】2013年11月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄
(74)【代理人】
【識別番号】100070002
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100110733
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥野 正司
(74)【代理人】
【識別番号】100173978
【弁理士】
【氏名又は名称】朴 志恩
(74)【代理人】
【識別番号】100108017
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 貞男
(74)【代理人】
【識別番号】100166110
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 裕二
(72)【発明者】
【氏名】赤堀 英広
【審査官】 前田 浩
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−046620(JP,A)
【文献】 特開平10−236319(JP,A)
【文献】 米国特許第3873788(US,A)
【文献】 特開平08−129530(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作が行われる第1操作部及び第2操作部と、これら第1操作部及び第2操作部が取り付けられるボディと、を備え、前記第1操作部及び前記第2操作部が、互いに電気的に接続され、操作が行われると何れか一方に設けた出力コネクタから操作信号を出力する操作ユニットにおいて、
前記第1操作部及び前記第2操作部には、接続コネクタが設けられ、
前記ボディは、前記第1操作部及び前記第2操作部とは別体に設けられ、
前記第1操作部の接続コネクタと前記第2操作部の接続コネクタとが、直接コネクタ接続された状態で前記ボディに取り付けられ
前記ボディが、自動車のステアリングを回転自在に保持する筒部が設けられたステアリングコラムであり、
前記第1操作部及び前記第2操作部には、前記ステアリングコラムの筒部を互いの間に位置付ける基部と、前記基部から前記筒部の外周に沿って互いに近づく方向に突設される筒状のハウジング部と、が設けられ、
前記ハウジング部内に前記接続コネクタが収容されている
ことを特徴とする操作ユニット。
【請求項2】
前記ハウジング部及び前記ボディの一方には、ガイドリブが設けられ、
前記ハウジング部及び前記ボディの他方には、前記ガイドリブをスライド可能に挿入して前記接続コネクタを互いに接続させるように案内するガイド溝が設けられている
ことを特徴とする請求項に記載の操作ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作ユニットに係り、操作が行われる第1操作部及び第2操作部と、これら第1操作部及び第2操作部が取り付けられるボディと、を備えた操作ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
上述した操作ユニットとしては、車両のボディとしてのステアリングコラムにウインカ操作やワイパ操作が行われる複数のレバースイッチを着脱可能に取り付けたスイッチユニットが知られている(特許文献1〜4)。このようにレバースイッチを着脱可能に取り付けることにより、レバースイッチが故障した際に、レバースイッチを簡単に交換することができる。
【0003】
近年、上記スイッチユニットの構造は、車両側のハーネス部品を削減させるために、複数のレバースイッチを互いに電気的に接続して、複数のレバースイッチの1つのみに設けた出力コネクタから各レバースイッチの操作信号を例えば多重で出力する方式をとっている。
【0004】
このようなスイッチユニットとして、例えば、図5及び図6に示されたものが提案されている(例えば特許文献5〜7)。同図に示すように、スイッチユニット1は、ワイパ操作やウインカ操作が行われるレバースイッチとしてのワイパスイッチ3及びライトスイッチ4と、これらワイパスイッチ3及びライトスイッチ4が取り付けられる車両のステアリングを回転自在に支持するステアリングコラム2と、を備えている。
【0005】
上記ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4は、互いの間にステアリングコラム2を位置付ける基部8と、基部8から互いに離れる方向に突出して設けられたレバー部7と、基部8から互いに近づく方向に突出して設けられた接続コネクタ10と、を備えている。ライトスイッチ4には、操作が行われると操作信号を出力する出力コネクタ11が設けられている。ワイパスイッチ3には、出力コネクタ11は設けられていない。
【0006】
上記ステアリングコラム2には、上記接続コネクタ10に接続するための一対の接続コネクタ21と、これら一対の接続コネクタ21間を接続する中間ハーネス22と、が内蔵されている。
【0007】
しかしながら、上述したスイッチユニット1によれば、ステアリングコラム2内に一対の接続コネクタ21、中間ハーネス22などを内蔵させる必要があり、ステアリングコラム2が大きくなる、という問題があった。また、ステアリングコラム2に内蔵された接続コネクタ21や、中間ハーネス22に品質が求められるため、コスト的にも問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平10−321333号公報
【特許文献2】特開平10−312872号公報
【特許文献3】特許第3678461号公報
【特許文献4】特許第3518662号公報
【特許文献5】特許第3637120号
【特許文献6】特開2002−150864号公報
【特許文献7】WO98/39820
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、ボディに内蔵した接続コネクタ、中間ハーネスを廃止することにより、小型化及びコストダウンを図った操作ユニットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、操作が行われる第1操作部及び第2操作部と、これら第1操作部及び第2操作部が取り付けられるボディと、を備え、前記第1操作部及び前記第2操作部が、互いに電気的に接続され、操作が行われると何れか一方に設けた出力コネクタから操作信号を出力する操作ユニットにおいて、前記第1操作部及び前記第2操作部には、接続コネクタが設けられ、前記ボディは、前記第1操作部及び前記第2操作部とは別体に設けられ、前記第1操作部の接続コネクタと前記第2操作部の接続コネクタとが、直接コネクタ接続された状態で前記ボディに取り付けられ、前記ボディが、自動車のステアリングを回転自在に保持する筒部が設けられたステアリングコラムであり、前記第1操作部及び前記第2操作部には、前記ステアリングコラムの筒部を互いの間に位置付ける基部と、前記基部から前記筒部の外周に沿って互いに近づく方向に突設される筒状のハウジング部と、が設けられ、前記ハウジング部内に前記接続コネクタが収容されていることを特徴とする操作ユニットに存する。
【0012】
請求項記載の発明は、前記ハウジング部及び前記ボディの一方には、ガイドリブが設けられ、前記ハウジング部及び前記ボディの他方には、前記ガイドリブをスライド可能に挿入して前記接続コネクタを互いに接続させるように案内するガイド溝が設けられていることを特徴とする請求項に記載の操作ユニットに存する。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、第1操作部及び第2操作部には、接続コネクタが設けられ、第1操作部の接続コネクタと第2操作部の接続コネクタとが、直接コネクタ接続された状態でボディに取り付けられているので、ボディに接続コネクタ、中間ハーネスを内蔵しなくても、第1操作部及び第2操作部を互いに電気的に接続することができる。これにより、ボディに内蔵する接続コネクタ、中間ハーネスを廃止することができ、小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0014】
請求項記載の発明によれば、第1操作部及び前記第2操作部には、ステアリングコラムの筒部を互いの間に位置付ける基部と、基部から筒部の外周に沿って突設するハウジング部と、が設けられ、ハウジング部に接続コネクタが収容されているので、省スペースで第1操作部に設けた接続コネクタと第2操作部に設けた接続コネクタとをコネクタ接続することができる。
【0015】
請求項記載の発明によれば、ハウジング部及びボディの一方には、ガイドリブが設けられ、ハウジング部及びボディの他方には、ガイドリブをスライド可能に挿入して接続コネクタを互いに接続させるように案内するガイド溝が設けられているので、ガイドリブ、ガイド溝に沿って簡単に第1操作部及び第2操作部の接続コネクタ同士を接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の操作ユニットとしてのスイッチユニットの一実施形態を示す分解斜視図である。
図2図1に示すスイッチユニットを簡略化した図面である。
図3図1に示すスイッチユニットを構成するワイパスイッチ及びライトスイッチの部分斜視図である。
図4】(A)は図1に示すワイパスイッチ及びライトスイッチに内蔵された接続コネクタの嵌合状態を示す斜視図であり、(B)は図1に示すワイパスイッチ及びライトスイッチに内蔵された接続コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図である。
図5】従来の操作ユニットとしてのスイッチユニットの一例を示す概略正面図である。
図6】(A)は図5に示すスイッチユニットにおいてステアリングコラムにワイパスイッチ及びライトスイッチを取り付ける前の構成を簡略化した図であり、(B)は図5に示すスイッチユニットにおいてステアリングコラムにワイパスイッチ及びライトスイッチを取り付けた後の構成を簡略化した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の操作ユニットを図1図4に基づいて説明する。図1は、本発明の操作ユニットとしてのスイッチユニットの一実施形態を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すスイッチユニットを簡略化した図面である。図3は、図1に示すスイッチユニットを構成するワイパスイッチ及びライトスイッチの部分斜視図である。図4(A)は図1に示すワイパスイッチ及びライトスイッチに内蔵された接続コネクタの嵌合状態を示す斜視図であり、図4(B)は図1に示すワイパスイッチ及びライトスイッチに内蔵された接続コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図である。なお、図4は外ケースを外した状態での斜視図である。
【0018】
図1などに示すように、スイッチユニット1は、図示しないステアリングを保持するボディとしてのステアリングコラム2と、このステアリングコラム2に着脱可能に取り付けられる第1操作部及び第2操作部としてのワイパスイッチ3及びライトスイッチ4と、を備えている。
【0019】
上記ステアリングコラム2は、図1に示すように、コラム本体5と、このコラム本体5に取り付けられた回転コネクタ6と、を備えている。上記コラム本体5は、樹脂製であり、車両のインストルメントパネルに支持されている。上記回転コネクタ6は、エアバックコントローラなどの車体に固定された回路と、エアバックインフレータなどの図示しないステアリングに固定された回路と、を接続するコネクタである。
【0020】
上記回転コネクタ6は、筒状の筒部としてのステータ部61と、このステータ部61内に回転自在に支持された筒状のロータ部62と、車体に固定された回路と電気的に接続する車体側ターミナル63と、ステアリングに固定された回路と電気的に接続するステアリング側ターミナル64と、を備えている。
【0021】
上記ロータ部62は、図示しないステアリングが挿入される挿入孔62Aが設けられ、この挿入孔62Aの内周壁に図示しないステアリングと係止する係止部が設けられている。これにより、ロータ部62は、ステアリングの回転操作に応じて回転する。
【0022】
また、上記ステータ部61とロータ部62との間には、図示しない可撓性のケーブルが設けられていて、このケーブルの一端に上記車体側ターミナル63が取り付けられ、ケーブルの他端にステアリング側ターミナル64が設けられている。
【0023】
上記ワイパスイッチ3は、車両のワイパモータ及びウォッシャモータ等の負荷を操作するためのスイッチである。上記ライトスイッチ4は、ヘッドライト、スモールランプ、フォグランプ及びターンシグナルランプ等の負荷を操作するためのスイッチである。
【0024】
上記ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4は、それぞれ、図1及び図2に示すように、各種操作が行われる細長棒状のレバー部7と、このレバー部7の基端側を中心として矢印Y1方向に揺動自在に支持する基部8と、基部8から突設されたハウジング部9と、ハウジング部9内に収容され、このワイパスイッチ3及びライトスイッチ4を互いに電気的に接続するための接続コネクタ10と、これらワイパスイッチ3及びライトスイッチ4の両者の操作信号を外部に出力するための出力コネクタ11と、を備えている。
【0025】
上記ワイパスイッチ3のレバー部7は、先端に設けられたプッシュスイッチ71と、レバー部7の軸周りに回転する回転ノブ72及び回転リング73と、を備えている。上記ライトスイッチ4のレバー部7は、先端に設けられた回転ノブ74を備えている。
【0026】
上記基部8は、互いの間にステアリングコラム2のステータ部61を位置付けた状態でステアリングコラム2に取り付けられる。上記基部8は、箱型の樹脂製の外ケース81と、この外ケース81の開口を塞ぐ樹脂製のカバー82と、外ケース81内に収容される箱型の樹脂製の内ケース83(図4)と、この内ケース83に取り付けられ、上記外ケース81内に収容される基板84(図4)と、を備えている。
【0027】
上記外ケース81は、図1に示すように、図示しないステアリングの軸方向Y2の正面側に開口が設けられると共にステアリングの軸方向Y2の背面側に開口が設けられている。外ケース81には、取付タブ81Bが突設されていて、この取付タブ81Bをステアリングコラム2に重ねてネジNにより止めることにより、ワイパスイッチ3、ライトスイッチ4をステアリングコラム2に取り付けることができる。上記カバー82は、外ケース81の正面側開口を塞ぐカバー本体82Aと、上記レバー部7の基端が挿入されていて、レバー部7を揺動可能に支持する支持部82Bと、が一体に設けられている。
【0028】
上記内ケース83は、外ケース81の背面側の開口から外ケース81内に収容される。内ケース83の外壁には、複数の係止爪83A(図3及び図4)が突設されている。内ケース83を外ケース81内に挿入すると、内ケース83の係止爪83Aが外ケース81や後述するハウジング部9に設けた係止孔81A内に挿入されて、外ケース81から内ケース83が外れないように係止される。
【0029】
上記基板84は、図4に示すように、内ケース83の正面側に取り付けられていて、内ケース83と共に外ケース81内に収容される。上記基板84には、レバー部7の操作に応じた電気信号である操作信号を出力するための電子部品が搭載されている。
【0030】
上記ハウジング部9は、図1及び図3に示すように、基部8からステータ部61の外周に沿って互いに近づく方向に突設されている。ハウジング部9は、筒状に設けられていて、一端が外ケース81に連結されていて、他端に開口が設けられている。
【0031】
また、上記ハウジング部9の外周には、一対のリブ91が設けられ、この一対のリブ91間にガイド溝92が設けられている。ガイド溝92は、ハウジング部9の突出方向に沿って延在していて、先端に近づくに従って溝幅が大きくなるように設けられている。これに対して、ステアリングコラム2にはこのガイド溝92内にスライド可能に挿入される図示しないガイドリブが設けられている。
【0032】
上記接続コネクタ10は、互いに嵌合する雄型及び雌型があり、本実施形態では、ワイパスイッチ3に雄型が設けられ、ライトスイッチ4に雌型が設けられている。また、接続コネクタ10は、上記ハウジング部9内に収容されていて、ハウジング部9内の開口から露出している。なお、上記ライトスイッチ4側のハウジング部9からは上記接続コネクタ10が突設するように設けられている。
【0033】
上記出力コネクタ11は、上記ライトスイッチ4のみに設けられていて、ワイパスイッチ3には設けられていない。出力コネクタ11からは、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4の双方の操作信号が出力される。
【0034】
次に、上述した構成のスイッチユニット1の組み立て手順について説明する。まず、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4の基部8間にステアリングコラム2のステータ部61を位置付けるように、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4を互いに近づける。このとき、ステアリングコラム2に設けたガイドリブ(図示せず)にワイパスイッチ3及びライトスイッチ4に設けたガイド溝92を挿入する。
【0035】
ステアリングコラム2のリブに沿ってワイパスイッチ3及びライトスイッチ4をさらに近づけて、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4の接続コネクタ10を互いにコネクタ接続する。これにより、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4が互いに電気的に接続され、出力コネクタ11からワイパスイッチ3及びライトスイッチ4の双方の操作信号が出力される。
【0036】
また、このとき、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4の取付タブ81Bがステアリングコラム2に重ねられる。その後、取付タブ81BをネジNによって取り付けることにより、ステアリングコラム2にワイパスイッチ3及びライトスイッチ4を取り付けて完成する。
【0037】
上述したスイッチユニット1によれば、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4には、接続コネクタ10が設けられ、ワイパスイッチ3の接続コネクタ10とライトスイッチ4の接続コネクタ10とが、直接コネクタ接続された状態でステアリングコラム2に取り付けられているので、ステアリングコラム2に接続コネクタ、中間ハーネスを内蔵しなくても、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4を互いに電気的に接続することができる。これにより、ステアリングコラム2に内蔵する接続コネクタ、中間ハーネスを廃止することができ、小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0038】
また、上述したスイッチユニット1によれば、ワイパスイッチ3及びライトスイッチ4には、ステアリングコラム2のステータ部61を互いの間に位置付ける基部8と、基部8からステータ部61の外周に沿って突設するハウジング部9と、が設けられ、ハウジング部9に接続コネクタ10が収容されているので、省スペースでワイパスイッチ3に設けた接続コネクタ10とライトスイッチ4に設けた接続コネクタ10とをコネクタ接続することができる。
【0039】
また、上述したスイッチユニット1によれば、ステアリングコラム2には、図示しないガイドリブが設けられ、ハウジング部9には、ガイドリブをスライド可能に挿入して接続コネクタ10を互いに接続させるように案内するガイド溝92が設けられているので、ガイドリブ、ガイド溝92に沿って簡単にワイパスイッチ3及びライトスイッチ4の接続コネクタ10同士を接続することができる。
【0040】
なお、上述した実施形態では、ステアリングコラム2には、図示しないガイドリブが設けられ、ハウジング部9には、ガイド溝92を設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、ステアリングコラム2に、ガイド溝を設け、接続コネクタ10のハウジング部9に、ガイドリブを設けてもよい。
【0041】
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 スイッチユニット(操作ユニット)
2 ステアリングコラム(ボディ)
3 ワイパスイッチ(第1操作部)
4 ライトスイッチ(第2操作部)
8 基部
9 ハウジング部
10 接続コネクタ
11 出力コネクタ
61 ステータ部(筒部)
92 ガイド溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6