(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ゲート線付近で前記縦電極棒と交差するように配置され、前記スイッチング素子の出力電極と電気的に接続された横電極棒をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のアレイ基板。
前記第1スリットパターンと前記第2スリットパターンは各々前記第1スリット方向及び前記第2方向に沿って順次に単位画素に交互に配置されることを特徴とする請求項2に記載のアレイ基板。
ベース基板、前記ベース基板上で第1方向に延長されたゲート線、前記ベース基板上で前記第1方向と交差する第2方向に延長されたデータ線、各前記ゲート線及び各前記データ線を接続するスイッチング素子、前記スイッチング素子に電気的に接続された画素電極を含むアレイ基板と、
前記画素電極と対向する共通電極を含む対向基板と、
前記アレイ基板と前記対向基板との間で垂直に配向される液晶層と、
前記単位画素に表示される画像の階調より高いレベルの第1画素電圧及び低いレベルの第2画素電圧を交互に印加する駆動装置と、
を有し、
前記スイッチング素子及び前記画素電極は、単位画素を形成し、
前記画素電極は、
第1スリットパターンを有する第1サブ画素電極と、第2スリットパターンを有して、前記第1サブ画素電極と隣接する第2サブ画素電極を含む画素電極を有し、
前記第1スリットパターン及び前記第2スリットパターンは、前記スイッチング素子と電気的に接続され、
前記第1スリットパターンは前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に沿って配置され、
前記第2スリットパターンは前記第3方向と交差する第4方向に沿って配置され、
前記駆動装置は、第2方向に沿って交互に前記第1画素電圧と前記第2画素電圧を印加し、
互いに隣接する4つの単位画素が2行2列を有するマトリックスタイプに配置されて画素ユニットを形成し、前記画素ユニットは、8つのドメインを形成することを特徴とする液晶表示装置。
前記駆動装置が前記1行の単位画素を前記第1画素電圧でドット反転駆動し、前記2行の単位画素を前記第2画素電圧でドット反転駆動して前記画像の階調を表示することを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置。
前記カラーフィルタは、前記行方向に各前記単位画素と対応するように配置された赤色フィルタ、緑色フィルタ、及び青色フィルタを含むことを特徴とする請求項13に記載の液晶表示装置。
ベース基板、前記ベース基板上で第1方向に延長されたゲート線、前記ベース基板上で前記第1方向と交差する第2方向に延長されたデータ線、各前記ゲート線及び各前記データ線を接続するスイッチング素子、前記スイッチング素子に電気的に接続された画素電極を含むアレイ基板と、
前記画素電極と対向する共通電極を含む対向基板と、
前記アレイ基板と前記対向基板との間で垂直に配向される液晶層と、
を有し、
前記スイッチング素子及び前記画素電極は、単位画素を形成して、互いに隣接する4つの単位画素が2行2列に配列されて画素ユニットを形成し、
前記各画素電極に形成された前記スリットパターンは、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に配列された第1スリットパターンまたは前記第3方向と交差する第4方向に配列された第2スリットパターンのうち、選択されたいずれか1つを含み、
前記画素電極は、列方向に沿って交互に第1画素電圧と第2画素電圧が印加され、
前記第1画素電圧は、前記単位画素によって表示される画像の階調より高いレベルの画素電圧であり、
前記第2画素電圧は、前記単位画素によって表示される画像の階調より低いレベルの画素電圧であり、
前記画素ユニットは、4つのドメインを形成することを特徴とする液晶表示装置。
第1スリットパターンを有する第1サブ画素電極、第2スリットパターンを有して前記第1サブ画素電極と隣接する第2サブ画素電極を含み、前記第1サブ画素電極と前記第2サブ画素電極とが第1の位置関係にある第1画素電極及び第2画素電極と、前記第1サブ画素電極と前記第2サブ画素電極とを含み、前記第1サブ画素電極と前記第2サブ画素電極とが前記第1の位置関係とは異なる第2の位置関係にある第3画素電極及び第4画素電極とを含むアレイ基板、対向基板、及び前記アレイ基板と対向基板との間に介在された液晶層を含み、前記第1乃至第4画素電極を含む4つの画素が2行2列を有するマトリックスタイプに配置されて画素ユニットを形成された液晶表示装置の駆動方法であって、
前記第1スリットパターンは行方向及び列方向と交差する第3方向に沿って配置され、
前記第2スリットパターンは前記第3方向と交差する第4方向に沿って配置され、
前記第1画素電極に画像の階調電圧より高い第1画素電圧を印加する第1段階と、
前記第3画素電極に前記画像の階調電圧より低い第2画素電圧を印加する第2段階と、
前記第2画素電極に前記第2画素電圧を印加する第3段階と、
前記第4画素電極に前記第1画素電圧を印加する第4段階と、
を含み、
前記画素ユニットは、前記第1段階乃至前記第4段階により、8つのドメインを形成することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の表示装置の望ましい実施例をより詳しく説明する。
【0022】
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な形態を有することができるため、特定実施例を図面に例示し、本明細書に詳しく説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に対して限定しようとすることではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物、ないしは代替物を含むことと理解されるべきである。
【0023】
各図面を説明しながら類似する参照符号を、類似する構成要素に対して使用した。添付図面において、構造物のサイズは本発明の明確性に基づくために実際より拡大して示した。
【0024】
第1、第2などの用語は多様な構成要素を説明するにあたって使用することができるが、各構成要素は使用される用語によって限定されるものではない。各用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的で使用されるものであって、例えば、明細書中において、第1構成要素を第2構成要素に書き換えることも可能であり、同様に第2構成要素を第1構成要素とすることができる。単数表現は文脈上、明白に異なる意味を有しない限り、複数の表現を含む。
【0025】
本明細書において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであって、1つまたはそれ以上の別の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品、またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0026】
また、別に定義しない限り、技術的或いは科学的用語を含んで、ここにおいて使用される全ての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、一般的に理解されることと同一な意味を有する。一般的に使用される辞書において定義する用語と同じ用語は関連技術の文脈上に有する意味と一致する意味を有することと理解されるべきで、本明細書において明白に定義しない限り、理想的或いは形式的な意味として解釈しない。
【0027】
<実施例1>
図1は、実施例1による表示装置の平面図である。
図2は、
図1に図示された表示装置をI−I’線に沿って切断した断面図である。
【0028】
図1及び
図2を参照すると、表示装置100はアレイ基板101、対向基板105、及び液晶層107を含む。
【0029】
図1には、説明の便宜上、アレイ基板101の平面図のみ図示されており、
図2にはアレイ基板101、対向基板105、及び液晶層107の断面が図示されている。
【0030】
図3及び
図4は、
図1に示したアレイ基板101を製造する方法を説明する平面図である。
【0031】
図1、
図3及び
図4を参照すると、アレイ基板101はベース基板102、複数のゲート線GL、データ線DL、スイッチング素子108、及び画素電極170を含む。
【0032】
先ず、ガラス質のベース基板102上にゲート金属を蒸着させ、エッチングして、
図3に示したようにゲート線GLを形成する。ゲート線GLはベース基板102上で略行方向DI1へ互いに平行して伸びる。ゲート線GLの一部は突起形状のゲート電極111を形成する。その後、
図2に示したように、ゲート線GLを覆うゲート絶縁膜113を形成する。
【0033】
その後、ゲート絶縁膜113上に半導体層及びソース金属層を順次に形成しエッチングして、
図2及び
図4に示したように、データ線DL、チャンネル層115、及びドレイン電極123を形成する。データ線DLはゲート絶縁膜113上に略列方向DI3へ延長されている。ゲート線GLとデータ線DLの交差点近くのデータ線DLでソース電極121が突出されて、ゲート電極111と一部重畳するように形成される。ドレイン電極123はゲート電極111上にソース電極121付近で一部が配置されて画素領域PAに一部が延長されている。
【0034】
ゲート線GL及びデータ線DLが交差して略長方形の領域を定義し、前記長方形領域には、その後、画素電極170が形成される。従って、前記長方形領域を前記画素領域PAに定義する。
【0035】
半導体層とソース金属層を単一エッチング工程で共にエッチングする場合、データ線DL、ソース電極121、ドレイン電極123の下、及びゲート電極111の上部に半導体層が形成され、ソース電極121とドレイン電極123との間の半導体層はチャンネル層115に形成される。
【0036】
ゲート電極111、ゲート絶縁膜113、チャンネル層115、ソース電極121、及びドレイン電極123は三端子素子であるスイッチング素子108を構成する。
【0037】
その後、
図2に示したように、データ線DLが形成されたベース基板102を覆うパッシベーション膜130を形成し、パッシベーション膜130上に有機絶縁膜140を形成する。有機絶縁膜140及びパッシベーション膜130にドレイン電極123の一部を露出させるコンタクトホール143を形成する。
【0038】
その後、有機絶縁膜140上にITOまたはIZOのような透明な伝導性物質層を蒸着する。伝導性物質層はコンタクトホール143を通じてドレイン電極123に接触される。伝導性物質をエッチングして、
図1に示したように、画素電極170を形成する。画素電極170にはスリットパターン172が形成されている。
【0039】
最後に、
図2に示したように、画素電極170を覆う下部配向膜20を形成し、ベース基板102の背面に下部偏光板30を付着してアレイ基板101を製造する。
【0040】
下部配向膜20は、後述される対向基板105と共に液晶層107の液晶分子を垂直方向、即ち、アレイ基板101から対向基板105に向かう方向に配向する。
【0041】
下部偏光板30は下部偏光軸が行方向DI1と実質的に一致するように配置される。画素電極170には、
図1に示したように、下部偏光軸と略45°または135°を成すスリットが形成されている。
【0042】
前記スイッチング素子108及び前記画素電極170は単位画素を形成し、互いに隣接する4つの単位画素が2行2列に配列されて画素ユニットを形成する。
【0043】
再び、
図2を参照すると、対向基板105は上部基板104、遮光パターン181、カラーフィルタパターン185、オーバーコーティング層187、共通電極190、上部配向膜60、及び上部偏光板70を含むことができる。
【0044】
遮光パターン181はゲート線GL、データ線DL、スイッチング素子108、及び図示しないストレージ電極に対応するように、上部基板104に形成されている。遮光されない前記画素領域PAにはカラーフィルタパターン185が形成される。カラーフィルタパターン185は例えば、赤フィルタ、緑フィルタ、及び青フィルタを含むことができる。赤フィルタ、緑フィルタ、及び青フィルタ順に行方向DI1に各単位画素に対応するように配置できる。オーバーコーティング層187はカラーフィルタパターン185及び遮光パターン181を覆い、共通電極190はオーバーコーティング層187上に形成されている。上部配向膜60は共通電極190上に形成されて液晶層107を垂直配向させる。上部偏光板70は上部基板104の上面に付着され、上部偏光板70の偏光軸は下部偏光板30の偏光軸と実質的に直交するように配置される。
【0045】
再び、
図1及び
図2を参照すると、本実施例で画素電極170がパターニングされており、垂直配向される液晶が使用される。従って表示装置は複数の種類のドメインを形成することができる。
【0046】
画素ユニットは表示装置100が具現できるドメインの種類を全て有する画素セットである。従って画素ユニットは複数の単位画素を含み、本実施例で画素ユニットは2行2列のマトリックス形態に配列された4つの単位画素を含む。
【0047】
画素電極170に形成されたスリットパターン172は液晶の方向子を略一定方向に整列させる。画素ユニット内の単位画素は隣接する画素電極170の液晶整列方向が互いに異なるように配置される。
【0048】
本実施例で、各単位画素はスリットパターン172によって形成された2つのドメインを有する。スリットパターン172によって画素電極170は特殊な形状で形成される。例えば、スリットパターン172は縦電極棒171、第1スリットパターン173、及び第2スリットパターン175を含むことができる。
【0049】
縦電極棒171はデータ線DLと平行に2つのドメインの
境界を形成する。即ち、縦電極棒171によって画素領域PAは左側ドメイン及び右側ドメインに分割される。
【0050】
第1スリットパターン173は左側または右側ドメインで行方向DI1と45°を成す第1斜線方向DI2に縦電極棒171に接続される。第2スリットパターン175は左側または右側ドメインで第1スリットパターン173と直交する第2斜線方向DI4に、即ち、行方向DI1と135°を成す方向に縦電極棒171に接続される。
【0051】
第1及び第2スリットパターン(173、175)のスリットの幅は液晶層107の厚さより薄く形成される。第1及び第2スリットパターン(173、175)は液層の方向子が縦電極棒171に向かうように整列する。
【0052】
画素電極170は横電極棒177をさらに含むことができる。横電極棒177はゲート線GL付近で縦電極棒171と直交するように配置され、コンタクトホール143を通じ
てスイッチング素子108のドレイン電極と電気的に接続される。
【0053】
4つの単位画素で第1スリットパターン173及び第2スリットパターン175が配置される順番は多様な方式で変更されることができる。本実施例においては、
図1に示したように、1行1列及び2行2列に配置された単位画素においては行方向DI1に第2スリットパターン175及び第1スリットパターン173順に配置され、2行1列及び1行2列に配置された単位画素においては行方向DI1に第1スリットパターン173及び第2スリットパターン175順に配置されている。
【0054】
第1スリットパターン173及び第2スリットパターン175の延長方向及び単位画素内に配置される位置によって
、画素ユニットは液晶整列方向
が規定された4つの領域を有する。画素電極170には後述される電圧レベルが互いに異なる画素電圧が印加され、その結果、表示装置100は画素ユニットで8つのドメインを形成する。ドメインは液晶の方向子が互いに異なる領域に定義される。
【0055】
以下、表示装置100が画素ユニットで8つのドメインを駆動して画像を表示する表示装置100の駆動方法を説明する。
【0056】
図5は、
図1に示した表示装置100のブロック図である。
図6は、
図5に示した駆動装置に適用されたガンマ曲線を表すグラフである。
【0057】
図5及び
図6を参照すると、表示装置100は駆動装置200をさらに含むことができる。複数の画素ユニットを行方向DI1及び列方向DI3に配列されている。各単位画素Pは1つのデータ線DL1及び1つのゲート線GL1によって伝達されるデータ信号及びゲート信号によって駆動される。
【0058】
2行2列に配列された単位画素Pを含む画素ユニットPUは第1及び第2データ線(DL1、DL2)と第1及び第2ゲート線(GL1、GL2)によって伝達されるデータ信号及びゲート信号によって駆動される。
【0059】
例えば、等価回路の観点で、単位画素Pはスイッチング素子108、液晶コンデンサCLC及びストレージコンデンサCSTを含む。
【0060】
スイッチング素子108は、上述のように、ゲート線GL1に接続されたゲート電極111、データ線DL1に接続されたソース電極121及び液晶コンデンサの一端と接続されたドレイン電極123を含む。
【0061】
列方向単位画素Pにはデュアル極性のデータ信号が各々印加される。例えば、1行1列の単位画素Pには基準電圧対比両極性のデータ信号(+)(以下、第1画素電圧とする)が印加され、
2行1列の単位画素Pには前記基準電圧対比陰極性のデータ信号(―)(以下、第2画素電圧とする)が印加される。
【0062】
即ち、前記第1画素電圧は前記単位画素Pによって表示される画像の階調より高いレベルの画素電圧であり、前記第2画素電圧は前記画像の階調より低いレベルの画素電圧である。
【0063】
駆動装置200はタイミング制御部210、ガンマ電圧発生部230、データ駆動部250、及びゲート駆動部270を含む。
【0064】
タイミング制御部210は、外部から制御信号200C及びデータ200Dを受信する。タイミング制御部210は受信された前記制御信号200Cを利用してデータ駆動部250及びゲート駆動部270の駆動タイミングを制御するタイミング制御信号(以下、データ制御信号及びゲート制御信号と称す)を生成する。前記タイミング制御部210は前記データ制御信号210d及び前記ゲート制御信号210gを前記データ駆動部250及び前記ゲート駆動部270に各々出力する。前記タイミング制御部210は外部から受信された前記データ200Dを前記ガンマ電圧発生部230に伝達する。
【0065】
前記ガンマ電圧発生部230は前記タイミング制御部210から提供された前記データを第1ガンマ曲線(γ1)及び第2ガンマ曲線(γ2)が各々適用される第1ガンマデータ及び第2ガンマデータを出力する。
【0066】
図6に図示したガンマ曲線(γ1、γ2、γR)は、X軸は階調(例えば、256階調)を示し、Y軸は輝度(または透過率(%))を示す。基準ガンマ曲線(γR)は正面視認性が最適化されたガンマ曲線で、第1ガンマ曲線(γ1)と第2ガンマ曲線(γ2)は側面視認性が最適化されたガンマ曲線である。
【0067】
前記ガンマ電圧発生部230は前記タイミング制御部210から受信された前記データを、第1区間には前記第1ガンマ曲線(γ1)が適用された第1ガンマデータを生成し、第2区間には前記第2ガンマ曲線(γ2)が適用された第2ガンマデータを生成する。前記第1区間は奇数行単位画素Pが充電されるフレーム区間であり、前記第2区間は偶数行単位画素Pが充電されるフレーム区間である。
【0068】
前記データ駆動部250は前記ガンマ電圧発生部230から生成された前記第1及び第2ガンマデータをアナログのデータ電圧に変換してアレイ基板(101、100)の第1データ線DL1に出力する。
【0069】
データ駆動部250は前記第2データ線DL2には前記第1データ線DL1に出力される前記データ電圧に位相が反転されたデータ電圧を出力する。例えば、基準電圧が0Vで、前記第1データ線DL1に+5Vのデータ電圧が出力される場合、前記第2データ線DL2には−5Vのデータ電圧が出力される。
【0070】
前記ゲート駆動部270は前記タイミング制御部210から提供された前記ゲート制御信号210g及び外部から受信されたゲートオン及びオフ電圧(Von、Voff)を利用してゲートファルスを生成する。例えば、前記ゲート駆動部270は前記第1区間の間、奇数ゲート線GLに前記ゲートオン電圧(Von)を有するゲートファルスを出力し、前記第2区間の間、偶数ゲート線GLに前記ゲートファルスを出力する。
【0071】
図7は、
図5に示した駆動装置に対する詳細なブロック図で
ある。
【0072】
図5及び
図7を参照すると、前記タイミング制御部210は受信部211、保存部213を含む。前記受信部211は外部からデータDを受信する。前記受信されたデータDは前記保存部213に保存される。前記保存部213は例えば、前記表示パネル100の行に含まれる画素に該当するラインデータを保存するラインメモリである。
【0073】
前記ガンマ電圧発生部230は、第1バッファー部231及び第2バッファー部233を含む。前記第1バッファー部231は前記第1ガンマ曲線(γ1)が適用された第1ガンマデータが保存され、前記第2バッファー233は前記第2ガンマ曲線(γ2)が適用された第2ガンマデータが保存される。ここでは、前記ガンマ電圧発生部230が前記第1及び第2ガンマデータが保存された前記第1及び第2バッファー部(231、233)を含むことを例としてあげたが、前記第1及び第2ガンマ曲線(γ1、γ2)が適用された抵抗ストリングを各々適用することができる。
【0074】
前記ガンマ電圧発生部230は前記第1区間には前記データを前記第1ガンマ曲線(γ1)が適用された前記第1ガンマデータに生成し、前記第2区間には前記データを前記第2ガンマ曲線(γ2)が適用された前記第2ガンマデータに生成する。
【0075】
前記データ駆動部250は第1デジタルアナログ変換部251(以下、DAC1と称す)及び第2デジタルアナログ変換部253(以下、DAC2と称す)を含む。前記DAC1(251)は前記第1バッファー部231から受信された前記第1ガンマデータをアナログの第1データ信号に変換する。前記DAC2(253)は前記第2バッファー部233から受信された前記第2ガンマデータをアナログの第2データ信号に変化する。例えば、前記DAC1(251)から出力された前記第1データ信号は前記第1データ配線DL1に印加され、前記第1データ信号に対して位相が反転されたデータ信号は前記第2データ配線DL2に印加される。
【0076】
図8は、
図5に示した表示装置の駆動信号に対するタイミング図である。
【0077】
図1、
図5、
図7、及び
図8を参照すると、1つのフレーム(1FRAME)の間、前記表示パネル100の駆動方式を説明する。前記アレイ基板101、前記対向基板105、及び前記液晶層107を含む表示パネル100は、m(mは、自然数)個の垂直画素列とn(nは、自然数)個の水平画素列を含み、前記第1及び第2データ配線(DL1、DL2)と接続されたi(i<m)番目垂直画素列の駆動方式を説明する。
【0078】
前記データ駆動部250は前記第1区間には前記第1ガンマ曲線(γ1)が適用された前記第1データ信号d1を前記第1データ配線DL1に出力し、前記第1データ信号d1と位相が反転されたデータ信号−d1を前記第2データ配線DL2に出力する。続いて、前記第2区間には前記第2ガンマ曲線(γ2)が適用された前記第2データ信号d2を前記第2データ配線DL2に出力し、前記第2データ信号d2と位相が反転するデータ信号−d2を前記第2データ配線DL2に出力する。
【0079】
前記ゲート駆動部270は1つのフレームの間、ゲートファルスg1を有するゲート信号Gをn個のゲート配線に順次に出力する。
【0080】
例えば、前記データ駆動部250は前記第1区間の間、前記i番目垂直画素列の1番目からn番目画素に該当する前記第1データ信号、d1(1)、d1(2)、d1(3)、…、d1(n)を前記第1データ配線DL1に出力し、前記第1データ信号に反転するデータ信号、−[d1(1)]、−[d1(2)]、−[d1(3)]、…、−[d1(n)]を前記第2データ配線DL2に出力する。
【0081】
一方、前記ゲート駆動部270は前記第1区間の間、前記n個のゲート配線に前記ゲートファルス、g11、g21、g31、…、gn1を順次に出力する。前記第1区間の間、前記i(i<m)番目垂直画素列は前記ゲートファルスによってスイッチング素子108がターン・オンされて前記第1ガンマ曲線(γ1)が適用された画像を表示する。
【0082】
続いて、前記データ駆動部250は前記第2区間の間、前記i番目垂直画素列の1番目からn番目画素に該当する前記第2データ信号、d2(1)、d2(2)、d2(3)、…、d2(n)を前記第1データ配線DL1に出力し、前記第2データ信号に反転されたデータ信号、−[d2(1)]、−[d2(2)]、−[d2(3)]、…、−[d2(n)]を前記第2データ配線DL2に出力する。
【0083】
一方、前記ゲート駆動部270は前記第2区間の間、前記n個のゲート配線に前記ゲートファルスg12、g22、g32、…、gn2を順次に出力する。前記第2区間の間、前記i(i<m)番目垂直画素列は前記ゲートファルスによってスイッチング素子108がターン・オンされて前記第2ガンマ曲線(γ2)が適用された画像を表示する。
【0084】
その結果、列方向DI3に隣接する2つの単位画素Pは画像表示のための1つの階調を表示することができる。奇数行の単位画素Pは前記第1画素電圧によってドット反転駆動されることができる。偶数行の単位画素Pは前記第2画素電圧によって反転駆動されるこができる。
【0085】
従って、駆動装置は第1画素電圧及び第2画素電圧を単位画素Pに交互的に印加して画素ユニットPUが有す
る、液晶配列方向
が規定された領域数
4の倍である8つのドメインを具現する。従って、前記表示パネル100の側面視認性を向上させることができる。
【0086】
一般的なスーパー垂直配向モード(SPVモード)においては単位画素Pに複数のドメインを形成するために1つの単位画素Pに4つの方向を有するスリットが形成された画素電極170を形成し、電荷分割(charge sharing)方式の駆動をして8つのドメインを具現することができる。しかし、この場合には単位画素Pに複数のスイッチング素子108と配線が多数形成されて画素の開口率を大きく減少させる。
【0087】
本発明による表示装置100で画素ユニットPUは前記8つのドメインを具現するために、4つの単位画素Pを有する。即ち、表示装置100はマルチドメインを1つの画素領域PAで具現するのではなく、複数の単位画素Pを含む画素ユニットPUでマルチドメインを具現する。従って、単位画素Pに形成されるスイッチング素子108の個数が減少され、単位画素Pに形成される配線の個数も減少される。従って、画素の開口率が大きく向上されることができる。
<実施例2>
【0088】
図9は、実施例2による表示装置500が含むアレイ基板501の平面図である。
【0089】
本実施例で、表示装置500はアレイ基板501の構成を除いては
図1〜
図8で説明した表示装置100と実質的に同一である。従って、対応する構成要素に対しては対応する参照番号を使用し、重複される説明は省略する。
【0090】
本実施例で、アレイ基板501は、画素ユニットPUが2行
2列に配列された
4つの単位画素Pを含み、単位画素Pに形成された画素電極570のスリットパターン572が変更されて1つの単位画素Pが1つのドメインを具現することを除いては
図1〜
図4において説明されたアレイ基板101と実質的に同一である。従って、対応する構成要素に対しては対応する参照番号を使用し、重複される説明は省略する。
なお、図面においては連続する2つの画素ユニットを図示している。
【0091】
アレイ基板501の画素ユニットPUは2行
2列に配列された
4つの単位画素Pを有し、各単位画素Pはスリットパターン572によって形成された1つのドメインを有することができる。
【0092】
画素電極570は縦電極棒571と、第1スリットパターン573及び第2スリットパターン875のうち、選択された何れかの1つを含むことができる。縦電極棒571はデータ線DLと平行にデータ線付近に配置される。第1スリットパターン573は行方向DI1と45°を成す第1斜線方向DI2に伸びて縦電極棒571に接続される。第2スリットパターン875は行方向DI1と135°を成す第2斜線方向DI4に伸びて縦電極棒571に接続される。第1及び第2スリットパターン(572、875)は液層の方向子を縦電極棒571に向かって整列する。
【0093】
第1行の縦電極棒571は左側データ線DL付近に配置され、第2行の縦電極棒571は右側データ線DL付近に配置され、行方向DI1及び列方向DI3に第1スリットパターン572及び第2スリットパターン875が交互に配置されることができる。
【0094】
本実施例の表示装置500の駆動方法は画素ユニットPUに含まれる2行
2列の
4つの単位画素Pを
2つつなげてみると、
図5〜
図8で説明された駆動方法と実施的に同一である。従って、重複される説明は省略する。
【0095】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特徴請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。