【実施例】
【0031】
図6は、別の例示的な実施形態における通信システム600を示している。通信システム600は、変換システム620およびIPショート・メッセージ・ゲートウェイ(IP−SM−GW)632を通じてIMSネットワーク630に結合されているウェブ・アプリケーション610を含む。IMSネットワーク630は、UE640にサービス提供するサービングコール・セッション・コントロール・ファンクション(S−CSCF)634を含む。ウェブ・アプリケーション610は、テキスト・メッセージを送信/受信するためにRESTfulを使用する。したがって、変換システム620は、RESTfulオペレーションをIMSネットワーク630のシグナリング・プロトコルへ、およびその逆へ変換することができる。変換システム620は、RESTful SMSウェブ・サービス(RESTful SMS Web Service)を提供する新たなAPIとみなされることが可能である。RESTful SMSウェブ・サービスは、MT SMSメッセージをパケット交換(IP)ネットワークへ送信するための、パケット交換ネットワークからMO SMSメッセージを受信するための、MT/MOメッセージに関する肯定応答メッセージをパケット交換ネットワークへ/から送信/受信するための、およびメッセージ配信ステータスの通知を非同期的に受信するための、ウェブ・アプリケーション用のオペレーションを提供する。
【0032】
RESTful SMSウェブ・サービスは、ウェブ・アプリケーション610向けの下記のSMSインターフェース/メソッドをサポートする。
− SendSms
− GetSmsDeliveryStatus
− GetReceivedSms
− StartSmsNotification
− StopSmsNotification
− NotifySmsReception
− NotifySmsDeliveryReceipt
それぞれのRESTfulインターフェース/メソッドは、1つのHTTPバーブ/オペレーションに属する。表1は、3GPP MAPおよびSMPP PDUとのRESTfulプロファイル(RESTful profile)の関係を示している。
【0033】
【表1】
ACKまたはエラーに関するmo−ForwardSM−res/SMS−SUBMIT
ACKまたはエラーに関するmt−ForwardSM−res/SMS−DELIVER
#7 その200 OK応答は、mo−ForwardSM/SMS−SUBMITにマップする
#8 その200 OK応答は、deliver_smにマップする
【0034】
RESTful SMSウェブ・サービスは、HTTPバーブのうちのそれぞれのリターン(return)に関するHTTPステータス・コードをサポートすべきである。これらのステータス・コードは、下記のものを含むが、それらには限定されない。
− 200 OK
− 202 Accepted
− 400 Bad Request
− 403 Forbidden
− 500 Internal Server Error
【0035】
図7〜
図9において示されている例は、IMSネットワーク630がシグナリング・プロトコルとしてSIPを使用している場合に変換システム620がウェブ・アプリケーション610とIMSネットワーク630とのインターフェースをどのように取るかをさらに示している。
【0036】
図7は、例示的な一実施形態における、MT SMSメッセージに関するコール・フローを示すメッセージ図である。一例として、ウェブ・アプリケーション610のユーザが、UE640に向けられたMT SMSメッセージを作成すると想定されたい。これが発生した場合には、ウェブ・アプリケーション610は、MT SMSメッセージを送信するためのRESTful送信オペレーションを生成する。この例においては、RESTful送信オペレーションは、POSTオペレーション内に挿入された「SendSms」コマンドを伴うPOSTオペレーションを含む。POSTオペレーションの一例は、下記のとおりである。
POST /openapi/sms/rest/v1.0/sendsms HTTP/1.1
Authorization: Basic XMVDTdx+
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatle-lucent.com
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"SendSMS":[{"sendAddress":"sip:+16302241234@acp.alcatel-lucent.com","address":"tel:+16303556789","message body":"Hello, Alice","DateTime":"2010-25T15:30:00"}]}
このPOSTオペレーションは、SMSメッセージを送信するためのSendSmsコマンドを含む。発信者のアドレスは、+1 630 224 1234であり、受信者のアドレスは、+1 630 355 6789であり、SMSテキスト本文は、「Hello, Alice」である。ウェブ・アプリケーション610は、このPOSTオペレーションを変換システム620へ送信する(矢印701を参照されたい)。変換システム620は、HTTP 202 Acceptedメッセージを用いてウェブ・アプリケーション610に応答する(矢印702を参照されたい)。
【0037】
ウェブ・アプリケーション610はまた、配信ステータス・レポートを求める要求を変換システム620へ送信する。このステータス要求は、GET(GetSmsDeliveryStatus)オペレーションを含む(矢印703を参照されたい)。GETオペレーションの一例は、下記のとおりである。
GET /openapi/sms/rest/v1.0/registration/7777/messages HTTP/1.1
Authorization: Basic XMVDTdx+
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatel-lucent.com
Accept application/json
Content-Length: 0
変換システム620は、配信情報を含むHTTP 200 OKメッセージを用いてウェブ・アプリケーション610に返答する(矢印704を参照されたい)。HTTP 200 OKの一例は、下記のとおりである。
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"DeliveryInformation":[{"address":"tel:+16303556789","deliveryStatus": "DeliveredToNetwork"}]}
【0038】
変換システム620は、POST(SendSMS)オペレーションからアドレス・データおよびSMS本文を抽出し、それを、SMSメッセージをカプセル化しているSIP MESSAGEへと変換する。より詳細には、MT SMSメッセージは、SIP MESSAGEの3GPP MAP RP−DATA(MAP mt−ForwardSM(SMS−DELIVER))内に組み込まれる。MT SMSメッセージをカプセル化するためにSIP MESSAGE内でMAP RP−DATAが使用される場合には、そのRP−DATAは、表2において示されているパラメータを有することができる。
【0039】
【表2】
【0040】
RP−User Dataフィールドが、MT SMSメッセージに関するSMS−DELIVER TPDUを含む場合には(3GPP TS 23.040を参照されたい)、そのRP−User Dataは、表3において示されているパラメータを有することができる。
【0041】
【表3】
【0042】
POSTオペレーションをSIP MESSAGEに変換した後に、変換システム620は、そのSIP MESSAGEをIP−SM−GW632へ送信する(矢印705を参照されたい)。そしてIP−SM−GW632は、そのSIP MESSAGEをIMSネットワーク630のS−CSCF634へ転送する(矢印706を参照されたい)。SMSメッセージは、既にSIP MESSAGE内にカプセル化されているため、IP−SM−GW632は、そのメッセージを別のプロトコル(たとえば、SMPP)からSIPに変換する必要はない。次いでS−CSCF634は、そのSIP MESSAGEをUE640へ配信する(矢印707を参照されたい)。UE640は、そのSIP MESSAGEを成功裏に解析し、SIP 200 OKを用いて変換システム620に応答する(矢印708〜710を参照されたい)。
【0043】
次いでUE640は、SIP MESSAGEのRP−DATAを解析し、そのRP−DATAが、組み込まれている配信ステータス要求をTP−SRI内に含んでいると判定する(表3を参照されたい)。したがって、UE640は、SMSメッセージを搬送したオリジナルのSIP MESSAGEに関するステータス情報を含む別のSIP MESSAGEを変換システム620に送信する(矢印711〜713を参照されたい)。より詳細には、そのステータス情報は、SIP MESSAGEのRP−ACK内に組み込まれる。RP−ACKは、表4において示されているパラメータを有することができる。
【0044】
【表4】
変換システム620は、SIP 200 OKを用いてUE640に返答する(矢印714〜716を参照されたい)。
【0045】
SIP MESSAGEに関するステータス情報を含むSIP MESSAGEに応答して、変換システム620は、UE640からのSIP MESSAGEを、ステータス情報をカプセル化しているRESTfulステータス・オペレーションへと変換する。この例におけるRESTfulステータス・オペレーションは、POSTオペレーション(NotifySmsReception)である。変換システム620は、MAP RP−ACKからのパラメータをPOSTオペレーションへとマップする。POSTオペレーションの一例は、下記のとおりである。
POST /openapi/sms/rest/vl.0/receivedsmsnotification HTTP/1.1
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatle-lucent.com
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"senderAddress": "tel: +16302241234", "smsServiceActivationNumber":
"7777","message":"Hello, Alice", "dateTime":"2010-12-25T16:30:15"}
次いで変換システム620は、POST(NotifySmsReception)オペレーションをウェブ・アプリケーション610へ送信する(矢印717を参照されたい)。ウェブ・アプリケーション610は、HTTP 200 OKを用いて変換システム620に応答する(矢印718を参照されたい)。
【0046】
UE640は、SIP MESSAGEに関するステータス情報を提供することに加えて、SMSメッセージそのものが成功裏に配信されたかどうかを判定することができる。たとえ、SMSメッセージをカプセル化しているSIP MESSAGEがUE640において成功裏に受信されたとしても、SMSメッセージそのものが何らかの形で破損されている場合があり、したがって、そのSMSメッセージが処理されず、エンド・ユーザに表示されることが不可能になる。したがって、UE640は、SMSメッセージが処理されてエンド・ユーザに提供されたかどうかを判定すること、およびMT SMSメッセージの配信に関するステータス情報を生成することが可能である。
【0047】
UE640は、MT SMSメッセージに関するステータス情報を含む別のSIP MESSAGEを変換システム620へ送信する(矢印719〜721を参照されたい)。そのステータス情報(配信ステータス・レポート)は、SIP MESSAGE(MAP Report−SM−Delivery−Status(SMS−STATUS−REPORT))のRP−DATA内に組み込まれる。そのSIP MESSAGEのフォーマットは、そのSMSメッセージに関するオリジナルのSIP MESSAGEと同じであるが、RP−DATA内のTPDUは、TS 23.040によって定義されているSMS−STATUS−REPORTを含む。RP−User Dataは、表5において示されているパラメータを有することができる。
【0048】
【表5】
変換システム620は、SIP 200 OKを用いてUE640に返答する(矢印722〜724を参照されたい)。
【0049】
SMSメッセージに関するステータス情報を含むSIP MESSAGEに応答して、変換システム620は、UE640からのSIP MESSAGEを、ステータス情報をカプセル化しているRESTfulステータス・オペレーションへと変換する。この例におけるRESTfulステータス・オペレーションは、POSTオペレーション(NotifySmsDeliveryReceipt)である。POSTオペレーションの一例は、下記のとおりである。
POST /openapi/sms/rest/v1.0/deliveryreceiptnotification HTTP/1.1
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatle-lucent.com
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"requestedID":"123456789","deliveryInformation":{"address: "tel: +16303556789", "deliveryStatus":"deliveredToNetwork"}}
次いで変換システム620は、POSTオペレーションをウェブ・アプリケーション610へ送信する(矢印725を参照されたい)。ウェブ・アプリケーション610は、HTTP 200 OKを用いて変換システム620に応答する(矢印726を参照されたい)。
図7が、SMS配信において使用されるメッセージングの概観を提供しているが、MT SMSメッセージと、その関連付けられているステータス情報とを配信するために使用されるさらなるメッセージングが存在することが可能である。
【0050】
図8は、例示的な一実施形態における、MO SMSメッセージに関するコール・フローを示すメッセージ図である。
図8は、MO SMSメッセージが送信されるときにウェブ・アプリケーション610のユーザがオンラインである場合のシナリオを示している。ウェブ・アプリケーション610は、変換システム620からのSMSメッセージの受信をセットアップするためのPOSTオペレーション(StartSmsNotification)を生成する。POSTオペレーション(StartSmsNotification)の一例は、下記のとおりである。
POST /openapi/sms/rest/vl.0/startSmsNotification HTTP/1.1
Authorization: Basic XMVDTdx+
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatle-lucent.com
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"smsServiceActivationNumber":"tel:7777","reference": {"endpoint":"http://135.44. 0.88:8080/sms/ReceiptSMSNotification","interfaceName":"smsnotification","correlator":"6666"},"criteria":"a"}
次いでウェブ・アプリケーション610は、POSTオペレーションを変換システム620へ送信する(矢印801を参照されたい)。変換システム620は、HTTP 200 OKを用いてウェブ・アプリケーション610に返答する(矢印802を参照されたい)。
【0051】
この例においては、UE640のエンド・ユーザが、ウェブ・アプリケーション610に向けられたMO SMSメッセージを作成すると想定されたい。これが発生した場合には、UE640は、RP−DATAフィールド内にSMSメッセージをカプセル化しているSIP MESSAGE(それは、MAP MO−Forward−SM(SMS−SUBMIT)を含む)を生成する。RP−User Dataフィールドが、MO SMSメッセージに関するSMS−SUBMIT TPDUを含む場合には(3GPP TS 23.040を参照されたい)、そのRP−User Dataは、表6において示されているパラメータを有することができる。
【0052】
【表6】
【0053】
次いでUE640は、IP−SM−GW632およびS−CSCF634を通じてSIP MESSAGEを変換システム620へ送信する(矢印803〜805を参照されたい)。変換システム620は、SIP 200 OKを用いてUE640に応答する(矢印806〜808を参照されたい)。
【0054】
SIP MESSAGEを受信した後に、変換システム620は、そのSIP MESSAGEを、SMSメッセージをカプセル化しているRESTful受信オペレーションに変換する。このRESTful受信オペレーションは、SMSメッセージをカプセル化しているPOSTオペレーション(NotifySmsReception)を含む。このPOSTオペレーションは、ユーザがオンラインであるときにMO SMSメッセージを受信するためにウェブ・アプリケーション610において使用される。POSTオペレーション(NotifySmsReception)の一例は、下記のとおりである。
POST /openapi/sms/rest/vl.0/receivedsmsnotification HTTP/1.1
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatle-lucent.com
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"senderAddress":"tel: +16303556789", "smsServiceAxtivationNumber":"7777","message":"Hello, Bob", "dateTime":"2010-12-25T18:30:15"}
変換システム620は、POSTオペレーションをウェブ・アプリケーション610へ送信する(矢印809を参照されたい)。ウェブ・アプリケーション610は、HTTP 200 OKを用いて変換システム620に返答する(矢印810を参照されたい)。
【0055】
UE640からのオリジナルのSIP MESSAGEは、組み込まれている配信ステータス要求をTP−SRR内に含んでいた(表6を参照されたい)。したがって、変換システム620は、MO SMSメッセージに関する配信ステータス・レポートを要求するGET(GetSmsDeliveryStatus)オペレーションを生成する。GETオペレーション(GetSmsDeliveryStatus)の一例は、下記のとおりである。
GET /openapi/sms/rest/v1.0/registration/7777/messages HTTP/1.1
Authorization: Basic XMVDTdx+
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatel-lucent.com
Accept application/json
Content-Length: 0
次いで変換システム620は、GETオペレーション(GetSmsDeliveryStatus)をウェブ・アプリケーション610へ送信する(矢印811を参照されたい)。ウェブ・アプリケーション610は、ステータス情報を含むHTTP 200 OKを用いて変換システム620に返答する(矢印812を参照されたい)。HTTP 200 OKの一例は、下記のとおりである。
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"DeliveryInformation":[{"address":"tel:+16302441234","deliveryStatus": "DeliveredToNetwork"}]}
【0056】
次いでウェブ・アプリケーション610は、MO SMSメッセージが受信された旨の肯定応答としてPOSTオペレーション(NotifySmsReception)を変換システム620へ送信する(矢印813を参照されたい)。POSTオペレーションの一例は、下記のとおりである。
POST /openapi/sms/rest/vl.0/receivedsmsnotification HTTP/1.1
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatle-lucent.com
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"senderAddress":"te1: +16303356789",
"smsServiceActivationNumber":"7777","message":"Hello, Bob",
"dateTime": "2010-12-25T18:30:30"}
【0057】
変換システム620は、HTTP 200 OKを用いてウェブ・アプリケーション610に返答する(矢印814を参照されたい)。
【0058】
ウェブ・アプリケーション610からステータス情報を入手した後に、変換システム620は、下記のように、そのステータス情報をIMSネットワーク630および/またはUE640に提供する。ウェブ・アプリケーション610からのPOSTオペレーション(矢印813を参照されたい)は、MO SMSメッセージに関する配信ステータス・レポートを含んでいた。したがって、変換システム620は、POSTオペレーションを、ステータス情報を含むSIP MESSAGEに変換する。この時点でのステータス情報は、MO SMSメッセージを搬送したオリジナルのSIP MESSAGEに関するものである。変換システム620は、そのステータス情報をSIP MESSAGEのRP−ACK内に組み込み、そのステータス情報を伴うSIP MESSAGEをUE640へ送信する(矢印815〜817を参照されたい)。UE640は、SIP 200 OKを用いて変換システム620に返答する(矢印818〜820を参照されたい)。
【0059】
UE640が、MO SMSメッセージに関する配信ステータス・レポートを要求したため、ウェブ・アプリケーション610はまた、MO SMSメッセージがユーザへ成功裏に配信されたかどうかを判定する。MO SMSメッセージがユーザへ成功裏に配信された場合には、ウェブ・アプリケーション610は、MO SMSメッセージに関するステータス情報(すなわち、配信レシート)を生成し、そのステータス情報をPOSTオペレーション(NotifySmsDeliveryReceipt)内に挿入する。POSTオペレーションの一例は、下記のとおりである。
POST /openapi/sms/rest/vl.0/deliveryreceiptnotification HTTP/1.1
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatle-lucent.com
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"requestedlD":"123456789","deliveryInformation":{"address: "tel:
+16302441234","deliveryStatus":"deliveredToNetwork"}}
次いでウェブ・アプリケーション610は、POSTオペレーション(NotifySmsDeliveryReceipt)を変換システム620へ送信する(矢印821を参照されたい)。変換システム620は、HTTP 200 OKを用いてウェブ・アプリケーション610に返答する(矢印822を参照されたい)。
【0060】
変換システム620は、POSTオペレーション(NotifySmsDeliveryReceipt)要求を、MO SMSメッセージに関するステータス情報を含むSIP MESSAGEに変換する。そのステータス情報は、MAP Report−SM−Delivery−Status(SMS−STATUS−REPORT)内など、SIP MESSAGEのRP−DATA/Status内に組み込まれる。次いで変換システム620は、IP−SM−GW632およびS−CSCF634を通じてSIP MESSAGEをUE640へ送信する(矢印823〜825を参照されたい)。UE640は、SIP 200 OKを用いて変換システム620に返答する(矢印826〜828を参照されたい)。
図8が、SMS配信において使用されるメッセージングの概観を提供しているが、MO SMSメッセージと、その関連付けられているステータス情報とを配信するために使用されるさらなるメッセージングが存在することが可能である。
【0061】
図9は、例示的な一実施形態における、MO SMSメッセージに関する別のコール・フローを示すメッセージ図である。
図9は、MO SMSメッセージが送信されるときにウェブ・アプリケーション610のユーザがオフラインである場合のシナリオを示している。
図9におけるコール・フローは、MO SMSメッセージをカプセル化しているSIP MESSAGEをUE640が変換システム620に送信するところでは、
図8と類似している(矢印903〜905を参照されたい)。その時点ではウェブ・アプリケーション610のユーザがオフラインであるため、変換システム620は、MO SMSメッセージを格納する。変換システム620は、IP−SM−GW632およびS−CSCF634を通じて、ステータス情報を含むSIP MESSAGEをUE640へ送信する(矢印910〜912を参照されたい)。この時点でのステータス情報は、MO SMSメッセージを搬送したオリジナルのSIP MESSAGEに関するものであり、SIP MESSAGEのRP−ACK内に組み込まれている。UE640は、SIP 200 OKを用いて変換システム620に返答する(矢印913〜915を参照されたい)。
【0062】
ユーザがウェブ・アプリケーション610にログインしたときに、ウェブ・アプリケーション610は、そのユーザのために格納されているMO SMSメッセージ(がある場合には、それらのMO SMSメッセージ)を取り出すためのGET(GetReceivedSms)オペレーションを生成する。GETオペレーション(GetReceivedSms)の一例は、下記のとおりである。
GET /openapi/sms/rest/v1.0/registration/7777/messages HTTP/1.1
Authorization: Basic XMVDTdx+
X-Partner-Id: ACP123@acp.alcatel-lucent.com
X-Service-Id: APP123@ACP123
Host: acp.alcatel-lucent.com
Accept application/json
Content-Length: 0
次いでウェブ・アプリケーション610は、GETオペレーションを変換システム620へ送信する(矢印916を参照されたい)。変換システム620は、ユーザのために格納されているMO SMSメッセージを識別し、その格納されているMO SMSメッセージをウェブ・アプリケーション610のためのRESTful受信オペレーションへと変換する。この例においては、RESTful受信オペレーションは、MO SMSメッセージをカプセル化しているHTTP 200 OKである。HTTP 200 OKの一例は、下記のとおりである。
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/json
Content-Length: (...)
{"receivedSMS":[{"sendAddress":"tel:+16303556789","smsServiceActivation
Number":"7777","message body":"Hello, Bob","DateTime":" 2010-12-25T18:30:30"}]}
次いで変換システム620は、HTTP 200 OKをウェブ・アプリケーション610へ送信する(矢印917を参照されたい)。そして
図9におけるコール・フローは、
図8の場合のようにMOテキスト・メッセージに関するステータス情報をUE640に提供し続ける(矢印918〜925を参照されたい)。
【0063】
図において示されている、または本明細書に記載されているさまざまな要素のうちのいずれも、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの何らかの組合せとして実装されることが可能である。たとえば、要素は、専用のハードウェアとして実装されることが可能である。専用のハードウェア要素は、「プロセッサ」、「コントローラ」、または何らかの類似の用語で呼ばれることが可能である。動作は、プロセッサによって提供される場合には、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、または、一部が共有されることが可能である複数の個別のプロセッサによって提供されることが可能である。その上、「プロセッサ」または「コントローラ」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアのみを指すものと解釈されるべきではなく、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワーク・プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)もしくはその他の回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、ソフトウェアを格納するための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、不揮発性ストレージ、ロジック、またはその他の何らかの物理的なハードウェア・コンポーネントもしくはモジュールを黙示的に含むことができるが、それらには限定されない。
【0064】
また、要素は、その要素の動作を実行するためにプロセッサまたはコンピュータによって実行可能な命令として実装されることが可能である。命令のいくつかの例は、ソフトウェア、プログラム・コード、およびファームウェアである。それらの命令は、プロセッサによって実行されたときに、要素の動作を実行するようプロセッサに指示するように動作する。それらの命令は、プロセッサによって読み取り可能なストレージ・デバイス上に格納されることが可能である。ストレージ・デバイスのいくつかの例は、デジタル・メモリもしくはソリッドステート・メモリ、磁気ディスクおよび磁気テープなどの磁気ストレージ・メディア、ハード・ドライブ、または光学的に読み取り可能なデジタル・データ・ストレージ・メディアである。
【0065】
本明細書においては、具体的な実施形態が説明されたが、本発明の範囲は、それらの具体的な実施形態には限定されない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらのあらゆる均等物によって画定される。