【文献】
サン牧研究会,グローリームック サンシャイン牧場 完全ガイド 初版,株式会社グローリー 藤澤 達夫,2010年 3月 1日,第1版,第4−23頁,90−96頁
【文献】
RPGツクールDS,ファミ通ディーエスプラスウィー 第12巻 第5号 DS+Wii,株式会社エンターブレイン,2010年 5月,2010年5月号,第16−18,39頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の画面は、前記複数のユーザそれぞれに設けられたユーザ用ページのうち第1のユーザに対応するユーザ用ページを表示する画面又は当該画面から遷移する画面であって、当該第1のユーザと関連付けられている少なくとも1つの前記ゲームフィールドを用いたゲームをプレイ可能な画面である請求項1又は2記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るサーバ10を含むシステム1のネットワーク構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、一実施形態におけるサーバ10は、一般的なコンピュータとして構成される端末装置30とインターネット等の通信網20を介して通信可能に接続されており、この端末装置30を操作するユーザに対して様々なゲームを提供することができる。なお、サーバ10には端末装置30以外の図示しない端末装置も通信可能に接続される。また、サーバ10は、端末装置30を操作するユーザに対してゲーム以外の様々なデジタルコンテンツを提供することができ、デジタルコンテンツの提供以外の様々なインターネットサービスを提供することができ、更に、それぞれ端末装置30を操作する複数のユーザ間の様々なコミュニケーション(チャット(ミニメール)、サークル、アバター、日記、伝言板、挨拶、通話等)を実現するプラットフォームサービス(SNSサービス)を提供することができる。
【0011】
サーバ10は、図示のとおり、CPU(コンピュータプロセッサ)11と、メインメモリ12と、ユーザI/F13と、通信I/F14と、ストレージ15と、ディスクドライブ16とを含み、これらの各構成要素がバス17を介して互いに電気的に接続されている。CPU11は、ストレージ15から様々なプログラムをメインメモリ12にロードし、ロードしたプログラムに含まれる命令を実行する。メインメモリ12は、CPU11が実行するプログラムを格納するために用いられ、例えば、DRAMによって構成される。
【0012】
ユーザI/F13は、例えば、オペレータの入力を受け付けるキーボードやマウス等の情報入力装置と、CPU11の演算結果を出力する液晶ディスプレイ等の情報出力装置とを含む。通信I/F14は、ハードウェア、ファームウェア、又はTCP/IPドライバやPPPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装され、通信網20を介して端末装置30と通信可能に構成される。
【0013】
ストレージ15は、例えば磁気ディスクドライブで構成され、サーバ10によって提供される各種サービスの進行を制御するための制御用プログラム等の様々なプログラムが記憶される。また、ストレージ15には、各種サービスにおいて用いられる各種データも記憶され得る。ストレージ15に記憶され得る各種データは、サーバ10と通信可能に接続されるサーバ10とは物理的に別体のデータベースサーバ等に格納されてもよい。ディスクドライブ16は、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−R等の各種の記憶メディアに格納されたデータを読み込み、又は、これらの記憶メディアにデータを書き込む。
【0014】
一実施形態において、サーバ10は、階層構造の複数のウェブページから成るウェブサイトを管理するウェブサーバとしても機能し、端末装置30に対してこのウェブサイトを介して各種サービスを提供することができる。端末装置30は、ウェブページを表示するためのHTMLデータをサーバ10から取得し、取得したHTMLデータを解析して、当該ウェブページを端末装置30のユーザに提示することができる。例えば、このようなウェブページを介して提供されるゲームは、ブラウザゲームと称されることがある。ストレージ15には、このウェブページを表示するためのHTMLデータも記憶される。HTMLデータは、HTML等のマークアップ言語で記述されたHTML文書から成り、このHTML文書には、様々な画像が関連付けられる。また、HTML文書には、各種スクリプト言語等で記述されたプログラムが埋め込まれ得る。
【0015】
ストレージ15には、端末装置30においてブラウザソフトウェア以外の実行環境上で実行されるアプリケーションも格納され得る。このアプリケーションには、各種処理を実行するためのプログラムや当該プログラム実行時に参照される画像データ等の各種データを含めることができる。プログラムは、例えば、Objective−C、Java(登録商標)等のオブジェクト指向プログラミング言語で作成される。ストレージ15に記憶されたアプリケーションは、配信要求に応じて端末装置30に配信され得る。サーバ10から配信されたアプリケーションは、端末装置30において、CPU31の制御に従って通信I/F34を介して受信され、受信されたアプリケーションがストレージ35に送信され記憶される。このアプリケーションは、ユーザによる端末装置30の操作に応じて起動され、端末装置30に実装されたNgCore(商標)やAndroid(商標)等の実行環境上で実行される。サーバ10は、端末装置30で実行されているアプリケーションに対して必要な各種データを提供し得る。また、サーバ10は、端末装置30から送信される各種データをユーザ毎に記憶することで、ユーザ毎にゲームの進行等の各種サービスの状況を管理することができる。
【0016】
このように、サーバ10は、各種サービスを提供するウェブサイトを管理し、当該ウェブサイトを構成するウェブページを端末装置30からの要求に応じて配信することにより、各種サービスを提供することができる。また、サーバ10は、このようなブラウザベースのサービスとは代替的に、又は、ブラウザベースのサービスに加えて、端末装置30で実行されるアプリケーションとの通信に基づいて各種サービスを提供させることができる。詳細な説明は省略するが、サーバ10は、各種サービスの提供開始時におけるユーザの認証処理や各種サービスの提供に応じて発生する課金処理を行う機能等を有することもできる。
【0017】
端末装置30は、一実施形態において、サーバ10から取得したウェブサイトのウェブページをウェブブラウザ上で表示すると共にアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行環境を実装した任意の情報処理装置であり、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、及びゲーム専用端末等が含まれ得る。
【0018】
端末装置30は、図示のとおり、CPU(コンピュータプロセッサ)31と、メインメモリ32と、ユーザI/F33と、通信I/F34と、ストレージ35と、を含み、これらの各構成要素がバス36を介して互いに電気的に接続されている。
【0019】
CPU31は、ストレージ35から様々なプログラムをメインメモリ32にロードし、ロードしたプログラムに含まれる命令を実行する。メインメモリ32は、CPU31が実行するプログラムを格納するために用いられ、例えば、DRAMによって構成される。
【0020】
ユーザI/F33は、ユーザの入力を受け付ける情報入力装置と、CPU31の演算結果を出力する情報出力装置であり、タッチパネルを備える液晶ディスプレイなどの表示装置を含む。
【0021】
通信I/F34は、ハードウェア、ファームウェア、又は、TCP/IPドライバやPPPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装され、通信網20を介してサーバ10と通信可能に構成される。
【0022】
ストレージ35は、例えば磁気ディスクドライブやフラッシュメモリ等により構成され、オペレーティングシステム等の様々なプログラムを記憶する。また、ストレージ35は、サーバ10から通信I/F34を介してアプリケーションを受信した場合には、この受信したアプリケーションを記憶する。
【0023】
このようなアーキテクチャを有する端末装置30は、例えば、HTMLデータを解釈して画面表示するためのブラウザソフトウェアを備えており、このブラウザソフトウェアの機能によりサーバ10から取得したHTMLデータを解釈して、受信したHTMLデータに対応するウェブページを表示することができる。また、端末装置30は、ブラウザソフトウェアに組み込まれるプラグインソフトを備えており、HTMLデータに埋め込まれたSWF形式等のファイルをサーバ10又は他のサーバ等から取得し、当該SWF形式のファイルをブラウザソフトウェア及びプラグインソフトを用いて実行することもできる。
【0024】
端末装置30においてブラウザソフトウェア又はアプリケーションが実行されると、例えば、プログラムにより指示されたアニメーションや操作用アイコンが端末装置30の画面に表示される。ユーザは、端末装置30のユーザI/F33を用いて各種指示を入力することができる。ユーザから入力された指示は、端末装置30のブラウザやNgCore(商標)等の実行環境の機能を通じてサーバ10に伝達される。
【0025】
次に、一実施形態におけるサーバ10が有する機能について説明する。一実施形態におけるサーバ10は、端末装置30を操作するユーザに対して様々なサービスを提供可能であるが、本発明の一実施形態を説明するのに適した例として、ゲームフィールドを用いたゲームにおけるユーザによるゲームフィールドの設定及びこれに関連するユーザ間のコミュニケーションに関する機能を中心に説明する。一実施形態のサーバ10では、ユーザによって複数のゲーム用部品が配置されたゲームフィールドを設定することができ、このユーザ及び他のユーザが、この設定されたゲームフィールドを用いたゲームをプレイしたり、このゲームフィールドに関する投稿を行えるようになっている。複数のゲーム用部品が配置されたゲームフィールドを用いたゲームとしては、様々な種類のゲームを適用し得る。例えば、各種パズルゲーム、アクションゲーム(シューティングゲームやスポーツゲーム等を含む)及びシミュレーションゲーム等を適用し得る。例えば、複数のターゲットが配置されたゲームフィールド(盤面)を用いたピンボールゲーム等を適用し得る。
【0026】
図2は、一実施形態におけるサーバ10のCPU11によって実行されるプログラム50のモジュール構成を示すブロック図である。プログラム50は、ストレージ15等に記憶され、図示するように、サーバ10によって提供される各種サービスを制御するように構成されたサービス制御モジュール51と、ユーザによって複数のゲーム用部品が配置されたゲームフィールドをこのユーザと関連付けてストレージ15等(情報記憶装置)に記憶させるように構成されたゲームフィールド設定モジュール52と、端末装置30からの要求に応答し、ストレージ15等に記憶されている複数のゲームフィールドのうち少なくとも1つのゲームフィールドを用いたゲームをプレイ可能な画面(第1の画面)をこの端末装置30に表示させるように構成された画面表示制御モジュール53と、端末装置30を操作するユーザによるゲームフィールドに関する投稿をこのゲームフィールド及びこのユーザと関連付けてストレージ15等に記憶させるように構成された投稿設定モジュール54と、ユーザに対してゲーム用部品を付与するように構成された部品付与モジュール55と、を備える。こうしたプログラム50をCPU11に実行させることによって、一実施形態におけるサーバ10は、プログラム50が備える各モジュールの機能に対応する手段又はユニットとして機能することができる。
【0027】
図3−5は、サーバ10のストレージ15等に構成される各種テーブルによって管理されるデータ項目の一例である。
図3は、ユーザが保有する(使用可能な)ゲーム用部品に関する情報を管理する保有ゲーム用部品管理テーブルによって管理されるデータ項目の一例である。一実施形態における保有ゲーム用部品管理テーブルは、図示するように、ユーザを識別する「ユーザID」とゲーム用部品を識別する「ゲーム用部品ID」との組合せに対応付けて、このユーザがこのゲーム用部品を保有する数を示す「保有数」等の情報を管理する。
【0028】
図4は、ユーザによって設定(ゲーム用部品が配置)されたゲームフィールドに関する情報を管理するゲームフィールド管理テーブルによって管理されるデータ項目の一例である。一実施形態におけるゲームフィールド管理テーブルは、図示するように、ゲームフィールドを識別する「ゲームフィールドID」に対応付けて、このゲームフィールドを設定したユーザを識別する「設定ユーザID」、このゲームフィールドを用いたゲームをプレイするためのURLを示す「ゲームフィールドURL」、このゲームフィールドの設定内容(ゲーム用部品の配置内容)を示す「設定内容」等の情報を管理する。
【0029】
図5は、ユーザによる投稿に関する情報を管理する投稿管理テーブルによって管理されるデータ項目の一例である。一実施形態における投稿管理テーブルは、図示するように、投稿を識別する「投稿ID」に対応付けて、この投稿を行った(この投稿に関連付けられた)ユーザを識別する「投稿ユーザID」、投稿された内容(テキスト及び画像等)を示す「投稿内容」、この投稿に関連付けられたゲームフィールドを識別する「関連ゲームフィールドID」等の情報を管理する。ここで、「関連ゲームフィールドID」は、この投稿がゲームフィールドに関するものである場合に値が設定されるデータ項目であり、ゲームフィールドに関するものでない投稿の場合には値が設定されない。なお、ゲームフィールドに関するものでない投稿の場合には、この投稿の投稿先を識別する情報(例えば、投稿先となるウェブページ等を識別するURL等)を管理するようにしても良い。
【0030】
次に、こうして構成された一実施形態におけるサーバ10の動作について説明する。
図6は、サーバ10によって実行されるゲームフィールド設定処理の一例を示すフロー図である。このゲームフィールド設定処理は、例えば、端末装置30からゲームフィールドの設定要求がなされたとき(例えば、ゲームフィールドを設定するためのウェブページへの接続要求がなされたとき)等に実行される。ゲームフィールド設定処理では、まず、図示するように、ユーザによるゲーム用部品のゲームフィールドへの配置を受付可能なゲームフィールド設定画面60(第2の画面)を端末装置30に表示させる(ステップS100)。このステップは、サーバ10が画面表示制御モジュール53を実行することによって行われる。
図7は、端末装置30に表示されるゲームフィールド設定画面60の一例である。ゲームフィールド設定画面60は、図示するように、ゲーム用部品を配置するゲームフィールドを表示するゲームフィールド表示領域62と、このゲームフィールド表示領域62の下側に位置し端末装置30を操作するユーザによって使用可能なゲーム用部品を表示するゲーム用部品表示領域64と、このゲーム用部品表示領域64の下側に位置しゲームフィールドへのゲーム用部品の配置をユーザが決定する(確定させる)ための決定ボタン66とを有する。
図7に例示したゲームフィールド設定画面60は、ゲームフィールドを用いるゲームとしてピンボールゲームを適用した例であり、図示するように、ゲームフィールド表示領域62に表示されるゲームフィールド(ピンボールゲームの盤面)には、フリッパー及びボールの通路等のオブジェクトが予め配置されている。ゲーム用部品表示領域64は、図示するように、この端末装置30を操作するユーザが保有するゲーム用部品を示すアイコン画像が、このゲーム用部品の保有数と共に一覧表示される。こうした端末装置30を操作するユーザが保有するゲーム用部品に関する情報は、上述した保有ゲーム用部品管理テーブルから取得して表示される。
【0031】
図6のフロー図に戻り、ゲームフィールド設定画面60を端末装置30に表示させると、次に、ユーザによるゲーム用部品のゲームフィールドへの配置を受け付ける(ステップS110)。このステップは、サーバ10がゲームフィールド設定モジュール52を実行することによって行われる。ゲーム用部品のゲームフィールドへの配置の受付は、具体的には、ゲームフィールド設定画面60を介して行われる。
図8は、ユーザによっていくつかのゲーム用部品がゲームフィールドへ配置された状態のゲームフィールド設定画面60の一例である。ユーザは、ゲームフィールド設定画面60のゲーム用部品表示領域64に表示されているゲーム用部品の中から所望のゲーム用部品をタッチ操作等によって選択した上で、ドラッグ操作等によってゲームフィールド表示領域62の所望の位置を選択することにより、所望のゲーム用部品をゲームフィールドの所望の位置に配置することができる。
図8の例では、ゲーム用部品68A,68B,68D及び68Fがゲームフィールドに配置され、その配置数に応じて、ゲーム用部品表示領域64に表示されているゲーム用部品の保有数が更新されている(減じられている)。そして、ユーザがゲームフィールド設定画面60の決定ボタン66を選択すると、ゲーム用部品のゲームフィールドへの配置が確定され、サーバ10によってユーザによるゲーム用部品のゲームフィールドへの配置を受け付る。
【0032】
そして、受け付けたゲームフィールドを登録して(ステップS120)、このゲームフィールド設定処理を終了する。このステップは、サーバ10がゲームフィールド設定モジュール52を実行することによって行われる。ゲームフィールドの登録は、具体的には、受け付けたゲームフィールドに関する情報をゲームフィールド管理テーブルに登録することによって行われる。ゲームフィールド管理テーブルへの登録は、具体的には、ゲームフィールド管理テーブルの「ゲームフィールドID」に、このゲームフィールドを識別するユニークな値を所定のルールで生成して設定し、「設定ユーザID」に、このゲームフィールドを設定したユーザのユーザIDを設定し、「ゲームフィールドURL」に、このゲームフィールドを用いたゲームをプレイするためのURLを設定し、「設定内容」に、このゲームフィールドの設定内容(ゲーム用部品の配置内容)を設定する。ゲームフィールドの設定内容は、より具体的には、例えば、ゲームフィールドを用いたゲームを提供するプログラムを実行する際に参照されるパラメータ等として設定され、ゲームフィールドに配置されているゲーム用部品の種類及び位置等に基づく値が設定される。このように、一実施形態におけるサーバ10では、端末装置30を操作するユーザは、自身が保有するゲーム用部品を用いたゲームフィールドの設定を、ゲームフィールド設定画面60を介して行うことができる。
【0033】
ここで、上述したゲームフィールド設定処理によって設定されたゲームフィールドに関する情報の表示及びこのゲームフィールドを用いたゲームのプレイに関する動作について説明する。
図9は、サーバ10が提供する各種サービスの提供を受ける複数のユーザそれぞれに設けられたユーザ用ページ(例えば、プロフィールページ等)を表示するユーザ用画面70の一例である。一実施形態においては、このユーザ用画面70を含むサーバ10が提供する様々な画面(後述するゲームフィールドプレイ画面80及び投稿入力画面90を含む)は、サーバ10が画面表示制御モジュール53を実行することによって端末装置30に表示させる。ユーザ用画面70は、図示するように、このユーザ用画面70が表示するユーザ用ページに対応するユーザの画像(例えば、アバター画像等)及び各種メニュー等を表示する基本情報表示領域72と、このユーザによって設定されたゲームフィールドに関する情報を表示するゲームフィールド情報表示領域74とを有する。基本情報表示領域72に表示される各種メニューには、例えば、挨拶、チャット(ミニメール)、友達申請、その他のSNSサービスに関係する様々なメニューが含まれ得る。これらのメニューを選択することによって、端末装置30を操作するユーザは、ユーザ用ページに対応するユーザとの間で様々なコミュニケーションを楽しむことができる。ゲームフィールド情報表示領域74には、この例では、図示するように、このユーザによって設定されたゲームフィールドに関する情報(例えば、ゲームフィールドのアイコン画像等)がゲームの種類(例えば、ピンボールゲーム及びパズルゲーム)毎に一覧表示される。そして、ゲームフィールド情報表示領域74に一覧表示されているゲームフィールドの中から所望のゲームフィールドを選択すると(例えば、所望のゲームフィールドのアイコン画像を選択すると)、選択されたゲームフィールドを用いたゲームをプレイ可能な画面(第1の画面)が端末装置30に表示される。
【0034】
図10は、選択されたゲームフィールドを用いたゲームをプレイ可能な画面の例としてのゲームフィールドプレイ画面80の一例である。ゲームフィールドプレイ画面80は、図示するように、選択されたゲームフィールドを表示するゲームフィールドプレイ領域82と、このゲームフィールドプレイ領域82の下側に位置しこのゲームフィールドを用いたゲームをプレイした複数のユーザそれぞれが獲得したスコアをランキング形式で表示するランキング表示領域84と、このランキング表示領域84の下側に位置しこのゲームフィールドに関する投稿に関する情報を一覧表示する投稿表示領域86と、この投稿表示領域86の下側に位置しこのゲームフィールドに関する投稿をユーザが指示するための投稿ボタン88とを有する。ゲームフィールドプレイ領域82は、選択されたゲームフィールドを用いたゲームをユーザがプレイできるように表示されている。例えば、
図10の例では、ゲームフィールドプレイ領域82に表示されているゲームフィールド(ピンボールゲームの盤面)に配置されているフリッパーをタップ操作等することによってこのフリッパーが打球動作するようになっており、ユーザは、こうした操作等によってピンボールゲームをプレイできる。また、ユーザがゲームをプレイして獲得したスコアに関する情報は、例えばストレージ15等に記憶され、この記憶されたスコアに関する情報に基づいてランキング表示領域84にスコアがランキング形式で表示される。ここで、ゲームフィールドプレイ領域82はゲームフィールドの表示のみを行うようにし、このゲームフィールドプレイ領域82をユーザが選択したときに、このゲームフィールドを用いたゲームをプレイ可能な新たな画面を表示する(例えば、ポップアップ表示する)ようにしても良い。投稿表示領域86は、上述した投稿管理テーブルによって管理されている情報に基づいて、投稿したユーザに関する情報及び投稿内容の一部が一覧表示され、端末装置30を操作するユーザが所望の投稿を選択すると、選択された投稿の詳細(投稿内容の全部等)が表示される。ここで、ユーザがゲームフィールドに関する投稿を行う際のサーバ10の動作について説明する。
【0035】
図11は、ユーザがゲームフィールドに関する投稿を行う際にサーバ10によって実行される投稿設定処理の一例を示すフロー図である。この投稿設定処理は、端末装置30からゲームフィールドに関する投稿の開始要求がなされたとき(例えば、上述したゲームフィールドプレイ画面80の投稿ボタン88がユーザによって選択されたとき)等に実行される。投稿設定処理では、まず、図示するように、ユーザが投稿内容を入力するための投稿入力画面90を端末装置30に表示させる(ステップS200)。このステップは、サーバ10が画面表示制御モジュール53を実行することによって行われる。
図12は、端末装置30に表示される投稿入力画面90の一例である。投稿入力画面90は、図示するように、投稿内容(テキストや画像等)を入力するための投稿入力領域92と、この投稿入力領域92の下側に位置し投稿入力領域92に入力した投稿内容の送信をユーザが指示するための送信ボタン94とを有する。そして、ユーザが投稿入力領域92に投稿内容を入力して送信ボタン94を選択すると、サーバ10によってユーザによる投稿を受け付ける(ステップS210)。このステップは、サーバ10が投稿設定モジュール54を実行することによって行われる。
【0036】
続いて、受け付けた投稿を登録して(ステップS220)、この投稿設定処理を終了する。このステップは、サーバ10が投稿設定モジュール54を実行することによって行われる。投稿の登録は、具体的には、受け付けた投稿に関する情報を投稿管理テーブルに登録することによって行われる。投稿管理テーブルへの登録は、具体的には、投稿管理テーブルの「投稿ID」に、この投稿を識別するユニークな値を所定のルールで生成して設定し、「投稿ユーザID」に、この投稿を入力したユーザのユーザIDを設定し、「投稿内容」に、受け付けた投稿内容(投稿入力領域92に入力されたテキストや画像等)を設定し、「関連ゲームフィールドID」に、この投稿に関連付けるゲームフィールドのゲームフィールドID(例えば、投稿を入力するために投稿ボタン88を選択した際のゲームフィールドプレイ画面80においてプレイ可能なゲームフィールドのゲームフィールドID)を設定する。このように、一実施形態では、ゲームフィールドを用いたゲームをプレイ可能なゲームフィールドプレイ画面80は、ユーザがゲームフィールドに関する投稿を指示するための投稿ボタン88を有するから、ユーザは、このゲームフィールドプレイ画面80を介して他のユーザが設定したゲームフィールドを用いたゲームのプレイを楽しむと共にこのゲームフィールドに関する投稿を指示することができる。なお、ゲームフィールド画面80に投稿入力画面90の投稿入力領域92に相当する領域を設定し、ゲームフィールド画面80において投稿内容の入力及び送信を行えるようにしても良い。こうした投稿設定処理によって、ゲームフィールドに関する投稿が投稿管理テーブルに登録され、この投稿管理テーブルで管理されている情報に基づいて、上述したゲームフィールドプレイ画面80の投稿表示領域86に投稿に関する情報が一覧表示される。
【0037】
一実施形態では、ユーザがゲームフィールドに関する投稿を行うと、この投稿を行ったユーザに対して所定の種類及び数量のゲーム用部品が付与される。こうしたユーザに対してゲーム用部品を付与する処理は、サーバ10が部品付与モジュール55を実行することによって行われる。ユーザにゲーム用部品が付与されると、保有ゲーム用部品管理テーブルのこのユーザに対応するレコードが更新される。ここで、ユーザに対してゲーム用部品を付与するタイミングはゲームフィールドに関する投稿を行ったときに限られず、様々なタイミングで付与するようにし得る。例えば、サーバ10の運営者によって所定の種類及び数量のゲーム用部品をユーザに対して付与するようにしたり、サーバ10が提供する各種サービスにおいて使用可能な仮想通貨又はアイテム等を用いてユーザがゲーム用部品を購入できるようにしたり、抽選(ガシャ)によってゲーム用部品を取得できるようにすることもできる。また、例えば、ユーザがゲームステージをクリアした際やユーザがゲーム内においてレベルアップした際(例えば、所定数のゲームステージをクリアする等の所定のレベルアップ条件を満たした際等)等、ユーザのゲームの進捗が所定の条件を満たした際にユーザに対してゲーム用部品を付与してもよい。また、例えば、一のユーザが保有する(使用可能な)ゲーム用部品を他のユーザに対して付与するようにしても良い。例えば、一のユーザの指示に応じて他のユーザにゲーム用部品を付与する(プレゼントする)ようにしたり、サーバ10が提供する各種の対戦ゲームの敗者となったユーザが保有するゲーム用部品を対戦ゲームの勝者となったユーザに対して付与するようにすることもできる。また、ゲーム用部品を、トレーディングカードの態様とすることもできる。このように、ユーザ間でゲーム用部品の付与を行う(ゲーム用部品を流通させる)ことによって、ユーザ間のコミュニケーションをより一層活性化させることができる。
【0038】
上述した実施形態では、ユーザ用画面70から遷移するゲームフィールドプレイ画面80においてゲームフィールドを用いたゲームをプレイできるようにしたが、ゲームフィールドプレイ画面80に代えて、又は、これに加えて、ユーザ用画面70においてゲームフィールドを用いたゲームをプレイできるようにすることもできる。ユーザ用ページを表示する画面又はこれから遷移する画面において、このユーザ用ページに対応するユーザによって設定された(このユーザに関連付けられている)ゲームフィールドを用いたゲームをプレイできるようにすることにより、ユーザ用ページに対応するユーザとのコミュニケーションの一つとして、このユーザが設定したゲームフィールドを用いたゲームをプレイすることができるようになる。この結果、ユーザ間のコミュニケーションをより一層活性化させることができる。また、ユーザ用画面70及びこれから遷移する画面以外のその他の画面において、各ユーザによって設定されたゲームフィールドを用いたゲームをプレイすることができるようにしても良い。例えば、各ユーザによって設定されたゲームフィールドを検索する機能を有する検索用画面を設定し、この検索する機能を用いて検索したゲームフィールドを用いたゲームを、この検索用画面又はこれから遷移する画面においてプレイできるようにしても良い。
【0039】
また、上述した実施形態では、ユーザによるゲームフィールドに関する投稿を受け付けてサーバ10(投稿管理テーブル)に登録するようにしたが、これに代えて、又は、これに加えて、ゲームフィールドに関する投稿をサーバ10以外の外部の他のサーバ又はシステム等によって提供されるサービス(例えば、SNSサービス又はチャットサービス等)に対してユーザが行えるようにすることもできる。具体的には、例えば、上述したゲームフィールド設定画面60又はゲームフィールドプレイ画面80等に、上述した投稿ボタン88に相当するユーザが投稿を指示するためのボタン又はリンク等を設定し、ユーザがこのボタン等を選択すると、他のサーバ又はシステム等によって提供されるサービスに対してゲームフィールドに関する投稿を行うための上述した投稿入力画面90に相当する画面を端末装置30に表示させるようにすることもできる。この場合、投稿とゲームフィールドとの関連付けは、例えば、ゲームフィールドを用いたゲームをプレイするためのリンク(例えば、上述した「ゲームフィールドURL」)を投稿内容に自動的に設定することによって行うことができる。なお、投稿内容として、所定の定型文(例えば「ゲーム○○でオリジナルステージを作りました!」、「ゲーム××のユーザ1さんのオリジナルステージをプレイしました!」等)を予め設定するようにしてもよい。こうすれば、ユーザによって設定されたゲームフィールドを、サーバ10以外の外部の他のサーバ又はシステム等によって提供されるサービスのユーザと共有することができ、さらに、ゲームフィールドを用いたゲームの宣伝ともなるから、このゲームに新たなユーザを導入することも可能となる。
【0040】
以上説明した一実施形態におけるサーバ10では、ユーザによって複数のゲーム用部品が配置された(設定された)ゲームフィールドをこのユーザと関連付けてストレージ15等に記憶させ、端末装置30からの要求に応答し、ストレージ15等に記憶されているゲームフィールドのうち少なくとも1つのゲームフィールドを用いたゲームをプレイ可能な画面(第1の画面)をこの端末装置30に表示させる。従って、ユーザによって設定されたゲームフィールドを用いたゲームをプレイな可能な画面を他のユーザが操作する端末装置30に表示させることができる。この結果、ユーザによって設定されたゲームを用いてユーザ間でのコミュニケーションを活性化させることができる。
【0041】
また、一実施形態におけるサーバ10では、ユーザによるゲームフィールドに関する投稿をこのゲームフィールド及びこのユーザと関連付けてストレージ15等に記憶させるから、ユーザは、自身が設定したゲームフィールドに関する他のユーザによる投稿を楽しむことが可能となる。この結果、ユーザ間でのコミュニケーションをより一層活性化させることができる。
【0042】
さらに、一実施形態におけるサーバ10では、ユーザに対してゲーム用部品を付与するから、ユーザはゲーム用部品の取得を楽しむことができる。また、一のユーザによって使用可能なゲーム用部品を他のユーザに対して付与することが出来るようにすることによって、ユーザ間でのコミュニケーションをより一層活性化させることもできる。
【0043】
一実施形態におけるサーバ10では、ゲームフィールド設定画面60を介してユーザによるゲームフィールドの設定(ゲーム用部品の配置)を受け付けるようにしたが、その他の方法でゲームフィールドの設定を受け付けるようにすることもできる。例えば、ユーザによるゲームフィールドへのゲーム用部品の配置自体はサーバ10以外の他の装置(例えば、端末装置30又は他のサーバ等)の機能を用いて行うようにし、サーバ10では、ゲームフィールドの設定内容(ゲーム用部品の配置内容)をこの他の装置等から受け付けて、ゲームフィールド管理テーブルに登録するようにすることもできる。
【0044】
本明細書で説明された処理及び手順は、実施形態中で明示的に説明されたもの以外にも、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの任意の組み合わせによって実現される。より具体的には、本明細書で説明される処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0045】
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理または手順は複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は複数のモジュールによって実行され得る。また、本明細書中で説明されるデータ、テーブル、又はデータベースが単一のメモリに格納される旨説明されたとしても、そのようなデータ、テーブル、又はデータベースは、単一の装置に備えられた複数のメモリまたは複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納され得る。さらに、本明細書において説明されるソフトウェアおよびハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、またはより多い構成要素に分解することによって実現することも可能である。
【0046】
本明細書において、発明の構成要素が単数もしくは複数のいずれか一方として説明された場合、又は、単数もしくは複数のいずれとも限定せずに説明された場合であっても、文脈上別に解すべき場合を除き、当該構成要素は単数又は複数のいずれであってもよい。