(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5753622
(24)【登録日】2015年5月29日
(45)【発行日】2015年7月22日
(54)【発明の名称】光伝送システム
(51)【国際特許分類】
H04N 7/22 20060101AFI20150702BHJP
H04B 10/80 20130101ALI20150702BHJP
【FI】
H04N7/22
H04B9/00 380
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-213554(P2014-213554)
(22)【出願日】2014年10月20日
【審査請求日】2015年1月13日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596170734
【氏名又は名称】株式会社日本ビデオシステム
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】橋口 憲太郎
(72)【発明者】
【氏名】土屋 研
【審査官】
後澤 瑞征
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−114561(JP,A)
【文献】
特開2003−298935(JP,A)
【文献】
特開2002−368690(JP,A)
【文献】
特開2002−369191(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B10/00−10/90
H04J14/00−14/08
H04N 7/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対のアダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システム用アダプタであって、
同一の入力端子から入力された前記アナログ映像信号又は前記デジタル映像信号の第1電気信号が前記アナログ映像信号と前記デジタル映像信号のどちらであるかを判定する第1信号判定部を備え、
第1電気信号が前記アナログ映像信号である場合に前記デジタル映像信号の伝送周波数よりも低い周波数の搬送波を前記アナログ映像信号で変調して変調電気信号を生成する変調器を備え、
前記アナログ映像信号に由来する電気信号と前記デジタル映像信号に由来する電気信号を光信号に変換するEO変換部を備える、アダプタ。
【請求項2】
第1信号判定部は、第1電気信号中に同期信号が存在するか否かに基づいて前記判定を行う、請求項1に記載のアダプタ。
【請求項3】
前記EO変換部は、前記アナログ映像信号に由来する電気信号と前記デジタル映像信号に由来する電気信号を同一波長の光信号に変換する、請求項1に記載のアダプタ。
【請求項4】
請求項3に記載のアダプタからなる第1アダプタと、第1アダプタと光伝送可能な第2アダプタを備え、第1及び第2アダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システムであって、
第2アダプタは、前記光信号を第2電気信号に変換するOE変換部と、
第2電気信号が前記アナログ映像信号と前記デジタル映像信号のどちらに由来するものであるかを判定する第2信号判定部と、
第2電気信号が前記アナログ映像信号に由来するものである場合に第2電気信号を復調してアナログ映像信号を生成する復調器を備える、光伝送システム。
【請求項5】
第1及び第2アダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システムであって、
第1アダプタは、前記デジタル映像信号の伝送周波数よりも低い周波数の搬送波を前記アナログ映像信号で変調して変調電気信号を生成する変調器と、前記アナログ映像信号に由来する電気信号と前記デジタル映像信号に由来する電気信号を同一波長の光信号に変換するEO変換部を備え、
第2アダプタは、前記光信号を第2電気信号に変換するOE変換部と、第2電気信号が前記アナログ映像信号と前記デジタル映像信号のどちらに由来するものであるかを判定する第2信号判定部と、第2電気信号が前記アナログ映像信号に由来するものである場合に第2電気信号を復調して前記アナログ映像信号を生成する復調器を備える、光伝送システム。
【請求項6】
前記アナログ映像信号と、前記デジタル映像信号は、第2アダプタの同一の出力端子から出力される、請求項4又は請求項5に記載の光伝送システム。
【請求項7】
第2信号判定部は、第2電気信号中に含まれる前記搬送波の周波数成分の強度に基づいて前記判定を行う、請求項4〜請求項6の何れか1つに記載の光伝送システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対のアダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システム、及びこの光伝送システム用アダプタに関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオカメラで撮影された映像の映像信号は、伝送ケーブルを介して、ビデオスイッチャーなどに送られるが、これらの機器が遠方に設置されている場合、電気信号を減衰させずに伝送することは困難なので、ビデオカメラ側で電気信号を光信号に変換し、この光信号を光伝送ケーブルを介して伝送し、遠方機器側で光信号を電気信号に変換することによって、長距離伝送が行われている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−191161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、技術の発展によって、映像信号のデジタル化が進んでいるが、従来方式のアナログコンポジットやアナログHD-Y信号などのアナログ映像信号を出力する機器も広く存在している。このため、撮影現場においては、アナログ映像信号とデジタル映像信号が混在している。デジタル映像信号とは、SD−SDI信号、HD−SDI信号、3G−SDI信号などのデジタル形式のビデオ信号伝送規格に従った信号を意味する。
【0005】
アナログ映像信号とデジタル映像信号の両方の光伝送を可能にするために、光伝送システムのアダプタにも、アナログ映像信号用の入力端子と、デジタル映像信号用の入力端子が設けられおり、機器からアナログ映像信号が出力される場合には映像信号ケーブルをアナログ映像信号用の入力端子に接続し、機器からデジタル映像信号が出力される場合には映像信号ケーブルをアナログ映像信号用の入力端子に接続することによって、アナログ映像信号とデジタル映像信号の両方を光伝送することが可能になっている。
【0006】
このような光伝送システムを使えば、映像信号の種類に関わらず、映像信号の長距離配線ができるので非常に便利なものであるが、本発明者が実際にこのような光伝送システムを使用して撮影を行ったところ、映像信号ケーブルに流れる映像信号の種類を考えながら映像信号ケーブルをアダプタの入力端子に接続することが煩わしかったり、映像信号ケーブルの接続ミスが生じたりすることがあり、映像信号ケーブルのセッティングが容易ではなかった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、映像信号ケーブルのセッティングが容易な光伝送システムと、このシステムで使用可能なアダプタを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、一対のアダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システム用アダプタであって、同一の入力端子から入力された前記アナログ映像信号又は前記デジタル映像信号の第1電気信号が前記アナログ映像信号と前記デジタル映像信号のどちらであるかを判定する第1信号判定部を備える、アダプタが提供される。
【0009】
本発明者らは、映像信号ケーブルのセッティングを容易にすべく鋭意検討を行ったところ、アナログ映像信号とデジタル映像信号を同一の入力端子で受け付け、入力された電気信号がアナログ映像信号とデジタル映像信号のどちらであるかを判定することによって、映像信号ケーブルのセッティングを容易にすることができることを見出し、本発明の完成に到った。
【0010】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、第1信号判定部は、第1電気信号中に同期信号が存在するか否かに基づいて前記判定を行う。
好ましくは、第1電気信号が前記アナログ映像信号である場合に前記デジタル映像信号の伝送周波数よりも低い周波数の搬送波を前記アナログ映像信号で変調して変調電気信号を生成する変調器を備える。
好ましくは、前記アナログ映像信号に由来する電気信号と前記デジタル映像信号に由来する電気信号を同一波長の光信号に変換するEO変換部を備える。
【0011】
本発明の別の観点によれば、上記記載のアダプタからなる第1アダプタと、第1アダプタと光伝送可能な第2アダプタを備え、第1及び第2アダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システムであって、第2アダプタは、前記光信号を第2電気信号に変換するOE変換部と、第2電気信号が前記アナログ映像信号と前記デジタル映像信号のどちらに由来するものであるかを判定する第2信号判定部と、第2電気信号が前記アナログ映像信号に由来するものである場合に第2電気信号を復調してアナログ映像信号を生成する復調器を備える、光伝送システムが提供される。
【0012】
本発明のさらに別の観点によれば、第1及び第2アダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システムであって、第1アダプタは、前記デジタル映像信号の伝送周波数よりも低い周波数の搬送波を前記アナログ映像信号で変調して変調電気信号を生成する変調器と、前記アナログ映像信号に由来する電気信号と前記デジタル映像信号に由来する電気信号を同一波長の光信号に変換するEO変換部を備え、第2アダプタは、前記光信号を第2電気信号に変換するOE変換部と、第2電気信号が前記アナログ映像信号と前記デジタル映像信号のどちらに由来するものであるかを判定する第2信号判定部と、第2電気信号が前記アナログ映像信号に由来するものである場合に第2電気信号を復調して前記アナログ映像信号を生成する復調器を備える、光伝送システムが提供される。
【0013】
好ましくは、前記アナログ映像信号と、前記デジタル映像信号は、第2アダプタの同一の出力端子から出力される。
好ましくは、第2信号判定部は、第2電気信号中に含まれる前記搬送波の周波数成分の強度に基づいて前記判定を行う。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の第1実施形態の光伝送システムを示すブロック図である。
【
図2】本発明の第2実施形態の光伝送システムを示すブロック図である。
【
図3】本発明の別観点の発明の実施形態の光伝送システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
【0016】
1.第1実施形態
1−1.光伝送システムの構成
以下、
図1を用いて、本発明の第1実施形態の光伝送システムについて説明する。本実施形態の光伝送システムは、第1アダプタ1と第2アダプタ3の間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う。一例では、第1アダプタ1は、ビデオカメラに有線接続されるカメラアダプタであり、第2アダプタ3は、ビデオカメラから離れた位置に配置されるベースステーションである。別例では、第2アダプタ3が、ビデオカメラに有線接続されるカメラアダプタであり、第1アダプタ1が、ビデオカメラから離れた位置に配置されるベースステーションである。ベースステーションには、中継車やビデオスイッチャーなどの機器が接続される。
図1では、便宜上、映像信号が第1アダプタ1から第2アダプタ3に向かって一方向に伝送される状態を示しているが、同様の構成によって、映像信号を第2アダプタ3から第1アダプタ1に向かって伝送させることも可能である。
以下、各構成要素について説明する。
【0017】
1−2.第1アダプタ1
第1アダプタ1は、入力端子23と、第1信号判定部15と、変調器4と、EO変換部7を備える。
【0018】
第1信号判定部15は、同一の入力端子23から入力されたアナログ映像信号又はデジタル映像信号の第1電気信号がアナログ映像信号とデジタル映像信号のどちらであるかを判定する。アナログ映像信号用とデジタル映像信号用のどちらのケーブルも同じ入力端子23に接続することができるので、映像信号ケーブルのセッティングが非常に容易になる。映像信号ケーブルの他端は、ビデオカメラやスイッチャーなどの映像出力機器に接続される。従来のアダプタでは、入力端子が例えば8つある場合、アナログ映像信号用の入力端子が4つで、デジタル映像信号用の入力端子が4つであった。しかし、撮影現場では、デジタル映像信号用の入力端子が必要なく、アナログ映像信号用の入力端子が5つ以上必要である場合がある。そのような場合は、入力端子の数が足りないので、別のアダプタを容易する必要があった。しかし、本実施形態の構成によれば、全ての入力端子をアナログ映像信号とデジタル映像信号の兼用にすることができるので、8つ入力端子の全てをアナログ映像信号用に使用することができる。従って、本実施形態によれば、用途によっては、入力端子の数が実質的に増大されるという利点が得られる。
【0019】
第1信号判定部15が映像信号の種類(アナログ映像信号とデジタル映像信号のどちらであるか)を判定する方法は、特に限定されない。一例では、アナログ映像信号は、特徴的な同期信号(水平同期信号及び垂直同期信号)を含んでいるので、第1信号判定部15は、入力された第1電気信号中に同期信号が含まれているかどうかに基づいて映像信号の種類を判定することができる。
【0020】
第1電気信号がアナログ映像信号であると判定されると、変調器4が動作して、デジタル映像信号の伝送周波数よりも低い周波数の搬送波をアナログ映像信号で変調して変調電気信号が生成される。デジタル映像信号の伝送周波数は、SD−SDIで270MHz、HD−SDIでは約1.5GHz、3G−SDIでは約3GHzであるので、これよりも低い搬送波が利用可能である。このような搬送波を使用する理由は、第2信号判定部17でのアナログ・デジタルの判定を可能にするためである。搬送波の周波数は、100MHz以下が好ましく、50MHz以下がさらに好ましく、25MHz以下が好ましい。搬送波の周波数の下限は、特に規定されないが、例えば、12MHzである。これよりも低い場合は、アナログ映像信号の伝送が困難になるからである。
【0021】
第1電気信号がデジタル映像信号であると判定されると、第1電気信号は、そのまま又は所定の符号化が行われた後でEO変換部7に送られる。
【0022】
EO変換部7は、アナログ映像信号に由来する電気信号とデジタル映像信号に由来する電気信号を同一波長の光信号に変換する。従来技術では、アナログ映像信号とデジタル映像信号を1本の光ファイバを用いて伝送する場合は、アナログ映像信号をデジタル化して、全ての信号をデジタル信号として光伝送するか、又は異なる波長の光を用いて(つまり波長多重化して)光伝送していた。前者の場合、アナログ映像信号のデジタル化→光伝送→アナログ化というステップが必要となり、デジタル化及びアナログ化の際に同期ずれなどの問題が生じる場合があるという問題がある。一方、後者の場合、送信する信号がアナログ映像信号であるかデジタル映像信号であるかを区別して使用する光の波長を選択する必要があり、構成が複雑になる。このような従来技術に対して、本実施形態のEO変換部7は、アナログ映像信号に由来する電気信号とデジタル映像信号に由来する電気信号を同一波長の光信号に変換するので、アナログ映像信号をデジタル化する必要がなく、且つ送信する信号がアナログ映像信号であるかデジタル映像信号であるかを区別して使用する光の波長を選択する必要がなく、構成がシンプルである。また、全ての波長の光をアナログ映像信号とデジタル映像信号の光伝送に兼用することができるので、波長多重の多重度を高めることが可能になる。
【0023】
EO変換部7から出力された光信号は、光伝送ケーブル5を通じて第2アダプタ3に送られる。
【0024】
1−3.第2アダプタ3
第2アダプタ3は、OE変換部9と、第2信号判定部17と、復調器14と、出力端子29a,29dを備える。
【0025】
OE変換部9は、第1アダプタ1からの光信号を第2電気信号に変換する。
【0026】
第2信号判定部17は、第2電気信号がアナログ映像信号とデジタル映像信号のどちらに由来するものであるかを判定する。上述の通り、本実施形態では、アナログ映像信号に由来する電気信号とデジタル映像信号に由来する電気信号が同一波長の光信号に変換されるので、光信号の光の波長からは、第2電気信号がアナログ映像信号とデジタル映像信号のどちらに由来するものであるかを区別することができない。従来技術では、この区別が困難なので、アナログ映像信号とデジタル映像信号は、異なる波長の光を用いて伝送されていた。これに対して、本実施形態では、アナログ映像信号の搬送波の周波数がデジタル映像信号の伝送周波数よりも低いことを利用して、第2電気信号中に含まれる搬送波の周波数成分の強度に基づいて上記の判定を行う。例えば、搬送波の周波数が16MHzである場合、第2電気信号がアナログ映像信号に由来するものであれば、第2電気信号中の16MHzの成分の強度が非常に強くなる一方、第2電気信号がデジタル映像信号に由来するものであれば、第2電気信号中の16MHzの成分の強度は弱くなる。従って、所定の閾値を予め設定して、第2電気信号中に含まれる搬送波の周波数成分の強度が閾値を超える場合には、第2電気信号がアナログ映像信号に由来するものであると判定することができる。第2信号判定部17は、例えば、搬送波の周波数を中心とした並列共振回路を備える構成にすることができる。
【0027】
第2電気信号がアナログ映像信号に由来するものであると判定されると、復調器14が動作して、第2電気信号を復調してアナログ映像信号が生成される。
【0028】
一方、第2電気信号がデジタル映像信号に由来するものであると判定されると、第2電気信号は、そのまま又は所定の復号化の後に、デジタル映像信号として外部出力される。
【0029】
アナログ映像信号とデジタル映像信号は、別々の出力端子29a,29dから出力される。別々の出力端子29a,29dから出力させている理由は、出力端子に接続する表示機器は、第2アダプタ3に接続したままにしておくことが多く、出力端子を分けておいた方がむしろ便利な場合があるからである。
【0030】
本発明は、以下の形態でも実施可能である。
・
図2の第2実施形態に示すように、アナログ映像信号とデジタル映像信号を第2アダプタ3の同一の出力端子29から出力させてもよい。
・本発明は、第1信号判定部15を備えることが最大の特徴であり、光伝送は、従来技術と同様に、波長多重化によって行ったり、アナログ映像信号をデジタル化して行ったりしてもよい。
【0031】
2.別観点の発明の実施形態
本発明は、別の観点では、アナログ映像信号に由来する電気信号と前記デジタル映像信号に由来する電気信号を同一波長の光で光伝送する技術としても把握することができる。このような観点によれば、
図3のような実施形態も可能である。
【0032】
図3に示す実施形態では、第1信号判定部15が無く、アナログ映像信号とデジタル映像信号は、別々の入力端子23a,23dから入力され、アナログ映像信号は、変調器4によって変調電気信号に変換された後にEO変換部7に入力される。デジタル映像信号は、そのまま又は所定の符号化の後にEO変換部7に入力される。その他の構成は、第1実施形態と同じである。本実施形態は、第1実施形態と同様の構成のEO変換部7と第2信号判定部17を有しており、本実施形態においても、これらの構成についての説明中での効果が得られる。
【要約】
【課題】映像信号ケーブルのセッティングが容易な光伝送システムと、このシステムで使用可能なアダプタを提供する。
【解決手段】 本発明によれば、一対のアダプタ間でアナログ映像信号又はデジタル映像信号の光伝送を行う光伝送システム用アダプタであって、同一の入力端子から入力された前記アナログ映像信号又は前記デジタル映像信号の第1電気信号が前記アナログ映像信号と前記デジタル映像信号のどちらであるかを判定する第1信号判定部を備える、アダプタが提供される。
【選択図】
図1