【実施例】
【0236】
実施例1
3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化28】
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3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩を、米国特許第3468894号に記載された方法に基づいて合成する。フラスコに、3−プロピオニルピリジン(1.004g, 7.279mmol)、フェニルヒドラジン塩酸塩(1.010g, 6.915mmol)およびエタノール(15ml)を入れる。混合物を1時間還流し、室温まで冷却する。反応混合物の一部(2.5ml)に、HCl(ジオキサン中4M, 1ml, 4mmol)を添加し、混合物を還流する。3時間後、混合物を真空で濃縮する。固体を最少量の沸騰メタノール(17ml)に溶解し、室温までゆっくりと冷却する。固体を沈殿させ、0℃で30分間冷却した後、黄色の固体を濾過して取り、冷メタノールで数回洗浄し、高真空下で乾燥し、3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩を黄色の針状物質として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (塩酸塩) 2.56 (s, 3 H), 7.09 - 7.13 (m, 1 H), 7.23 - 7.26 (m, 1 H), 7.43 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.14 - 8.18 (m, 1 H), 8.74 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 8.83-8.85 (m, 1 H), 9.08 (s, 1 H).
【0237】
実施例2
5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化29】
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5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩を、米国特許第3468894号に記載された方法に基づいて合成する。エタノール(45ml)中の(4−クロロ−フェニル)−ヒドラジン塩酸塩(3.0g, 16.8mmol)および3−プロピオニルピリジン(2.4g, 17.6mmol)を、6時間還流する。次いで混合物を室温まで冷却し、HCl(1,4−ジオキサン中4M, 17.6ml)に加える。得られた混合物を24時間還流する。次いで混合物を室温まで冷却し、黄色の沈殿物を濾過し、メタノール(10ml)で3回洗浄し、5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩を黄色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 243.0 and 244.9 (M+H)
+.
【0238】
実施例3
5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化30】
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(4−フルオロ−フェニル)−ヒドラジン塩酸塩を、実施例2に記載された手順に従って処理し、5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩を得る。
MS (ESI) m/z 227.0 (M+H)
+.
【0239】
実施例4
4−および6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化31】
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(3−フルオロ−フェニル)−ヒドラジン塩酸塩を、実施例2に記載された手順に従って処理し、4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩と、6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩の混合物を得る。
MS (ESI) m/z 227.0 (M+H)
+.
【0240】
実施例5
4−および6−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化32】
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(3−クロロ−フェニル)−ヒドラジン塩酸塩を、実施例2に記載された手順に従って処理し、4−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩と、6−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩の混合物を得る。
MS (ESI) m/z 242.96 and 244.98 (M+H)
+.
【0241】
実施例6
(a) 5−ブロモ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化33】
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無水エタノール(200ml)中の4−ブロモフェニルヒドラジン塩酸塩(10.00g, 42.95mmol)の懸濁液に、3−プロピオニルピリジン(7.51g, 42.95mmol)を加え、混合物を還流しながら30分間撹拌する。1,4−ジオキサン中4M HCl(42.9ml)を黄色の溶液に加え、還流しながら撹拌を一夜続ける。反応混合物を氷−水浴で冷却し、黄色の沈殿物を焼結ガラス漏斗で濾過し、5−ブロモ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩を黄色の固体として得る。生成物をメタノール(100ml)に溶解し、ナトリウム メトキシドで処理し、遊離塩基を得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
【0242】
(b) 3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化34】
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5−ブロモ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(5.0g, 16.7mmol)およびシアン化銅(I)(1.9g, 20.1mmol)を、N
2を吹き付けた丸底フラスコに入れる。N−メチルピロリジノン(40ml)をシリンジを介して加える。得られた混合物を、激しく撹拌しながら、N
2下、200℃で一夜加熱する。混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタン(200ml)を加える。混合物をセライトのパッドで濾過する。濾液を、飽和水性塩化アンモニウム中10% 水性アンモニアで洗浄する。水相をジクロロメタンで抽出する。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から1:0)、3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.45 (s, 3 H), 7.45 - 7.60 (m, 3 H), 8.06 - 8.11 (m, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 8.60 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.91 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 11.94 (br. s., 1 H).
HRMS (ESI) m/z 234.1031 [(M+H)
+, C
15H
11N
3についての計算値: 234.1031].
【0243】
実施例7
(a) N−(4−フルオロ−フェニル)−N'−[1−ピリジン−3−イル−エタ−(Z)−イリデン]−ヒドラジン
【化35】
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3−アセチルピリジン(5.00g, 40.45mmol)および4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩(6.44g, 38.43mmol)を、エタノール(70ml)に懸濁し、還流する。1時間後、HCl(ジオキサン中4M, 150ml, 600mmol)を加え、混合物を16時間還流する。混合物を真空で濃縮し、少量のエタノールに溶かす。固体を濾過して取り、エタノールで洗浄して、黄色の固体を得る。濾液を濃縮乾固する。得られた固体を少量の氷冷エタノールで洗浄し、濾過して取る。2つのフラクションを合わせて、さらに精製することなく次の工程に用いる。
【0244】
(b) 5−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−インドール
【化36】
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フラスコにポリリン酸(1.2g)を入れ、N−(4−フルオロ−フェニル)−N'−[1−ピリジン−3−イル−エタ−(Z)−イリデン]−ヒドラジン(1.0g)を加える。混合物を温度計と共に撹拌し、160℃(内部温度)に加熱する。その後、そのペースト状物質を100℃まで放冷する。水(90ml)および酢酸エチルを加え、別の黄色の沈殿物が得られるまで混合物を激しく撹拌する。沈殿物を濾過して取り、2相を分離する。酢酸エチル相を廃棄する。固体と水相を合わせて、1M 水性NaOHを加え、続いてクロロホルムを加え、溶解が完了するまで混合物を激しく撹拌する。水相をクロロホルムで抽出し、合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 7:3から9:1)、褐色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 213 (M+H)
+.
【0245】
実施例8
(a) N−(4−ブロモ−フェニル)−N'−[1−ピリジン−3−イル−エタ−(Z)−イリデン]−ヒドラジン塩酸塩
【化37】
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無水エタノール(200ml)中の、4−ブロモフェニルヒドラジン塩酸塩(11.5g, 50mmol)の溶液に、3−アセチルピリジン(6.1g, 50mmol)を加える。混合物を90℃に加熱し、3時間撹拌し、室温まで冷却し、焼結ガラス漏斗で濾過する。固体をエタノールで洗浄し、高真空下で一夜置き、N−(4−ブロモ−フェニル)−N'−[1−ピリジン−3−イル−エタ−(Z)−イリデン]−ヒドラジン塩酸塩を黄色の固体として得る。
【0246】
(b) 2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化38】
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メカニカルスターラーを取り付けたフラスコに、ポリリン酸(15g)およびN−(4−ブロモ−フェニル)−N'−[1−ピリジン−3−イル−エタ−(Z)−イリデン]−ヒドラジン塩酸塩(18g)を入れ、210℃(油浴温度)で1時間加熱する。ペースト状物質を環境温度まで放冷し、1M 水性NaOHを加え、続いてクロロホルムを加え、完全に溶解するまで混合物を激しく撹拌する。水相をクロロホルムで抽出し、合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、真空で濃縮し、5−ブロモ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを褐色の固体として得る。これをさらに精製することなく用いる。
【0247】
5−ブロモ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(7.0g, 21.8mmol)およびシアン化銅(I)(2.3g, 26.1mmol)を、N
2を吹き付けた丸底フラスコに入れる。N−メチルピロリジノン(40ml)をシリンジを介して加える。得られた混合物を、激しく撹拌しながら、N
2下で、160℃で一夜加熱する。混合物を室温まで冷却し、飽和水性塩化アンモニウム中10% 水性アンモニア(300ml)に注ぐ。水相をジクロロメタン(100ml)で5回抽出する。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から1:0)、2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.20 (s, 1 H), 7.48 (dd, J=8.3, 1.5 Hz, 1 H), 7.51 - 7.55 (m, 1 H), 7.59 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.25 - 8.29 (m, 1 H), 8.56 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 9.14 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 12.27 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 220.0869 [(M+H)
+, C
14H
9N
3についての計算値: 220.0875].
【0248】
実施例9
1−ベンジル−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化39】
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3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1, 0.110g, 0.445mmol)をTHF(3ml)に懸濁し、0℃に冷却する。KHMDS(トルエン中0.5M, 2ml, 1mmol)を滴下し、冷却浴を降ろし、混合物を室温で15分間撹拌し、その後、それを氷−水浴中で冷却した。臭化ベンジル(0.093g, 0.534mmol)を滴下する。3時間後、さらなる臭化ベンジル(0.046g, 0.267mmol)を加え、反応完了後、混合物を1M 水性HClでクエンチし、酢酸エチルで希釈する。水相を抽出し、合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 99:1)、1−ベンジル−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを薄黄色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.18 (s, 3 H), 5.19 (s, 2 H), 6.69 - 6.71 (m, 2 H), 7.01 - 7.11 (m, 5 H), 7.21 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.37 - 7.41 (m, 1 H), 7.52 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.67 - 7.70 (m, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.43 - 8.45 (m, 1 H).
MS (ESI) m/z 299 (M+H)
+.
【0249】
実施例10
3−メチル−1−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イルメチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化40】
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フラスコに、THF(2.5ml)中の3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1, 0.100g, 0.408mmol)を入れ、0℃に冷却する。KHMDS(トルエン中0.5M, 1.8ml, 0.898mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、続いて3−ブロモメチル−5−メチル−イソオキサゾール(0.144g, 0.817mmol)を加える。反応混合物を0.5時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、3−メチル−1−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イルメチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール生成物を無色の油状物として得る。油状物をジエチルエーテルに溶解し、数滴の濃塩酸を加える。揮発成分を真空で除去し、残渣を凍結乾燥し、生成物を黄色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (塩酸塩) 2.30 (s, 3 H), 2.31 (s, 3 H), 5.30 (s, 2 H), 5.67 (s, 1 H), 7.18 (t, J=8.0 Hz, 1 H), 7.27 (ddd, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.45 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.56 - 7.69 (m, 2 H), 7.99 (dt, J=8.0, 1.9, 1.8 Hz, 1 H), 8.56 - 8.68 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 304.1440 [(M+H)
+, C
19H
18N
3Oについての計算値: 304.1450].
【0250】
実施例11
4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル
【化41】
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THF(20ml)中の5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2, 558mg, 2.0mmol)の溶液に、トルエン中0.5M KHMDS(8.8ml, 4.4mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、その後、4−ブロモメチル−安息香酸メチルエステル(916mg, 4.0mmol)を加える。反応混合物を3時間撹拌する。メタノールを加えて反応をクエンチし、溶媒を真空で除去する。残渣を、ジクロロメタン中1〜3% メタノールで、フラッシュクロマトグラフィーによって精製し、4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 391.3 and 393.3 (M+H)
+.
【0251】
実施例12
4−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル
【化42】
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4−および6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩の混合物(実施例4)および4−ブロモメチル−安息香酸メチルエステルを、実施例11に記載された方法に従って処理する。位置異性体の分離をX-Bridge RP18で行い、0.1%NH
4OH中30〜70%のアセトニトリル濃度勾配で溶出し、4−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.30 (s, 3 H), 3.90 (s, 3 H), 5.22 (s, 2 H), 6.86 (dd, J=9.8, 2.1 Hz, 1 H), 6.93 - 7.00 (m, 3 H), 7.34 - 7.38 (m, 1 H), 7.55 - 7.61 (m, 2 H), 7.90 - 7.92 (m, 1 H), 7.92 - 7.94 (m, 1 H), 8.59 (dd, J=2.3, 0.9 Hz, 1 H), 8.63 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 375.1498 [(M+H)
+, C
23H
20FN
2O
2についての計算値: 375.1509].
【0252】
実施例13
4−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル
【化43】
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また、実施例12に記載された方法により、4−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 375.2 (M+H)
+.
【0253】
実施例14
3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化44】
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5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2)および3−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例11に記載された方法に従って処理し、3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.25 (s, 3 H), 5.36 (s, 2 H), 7.03 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.14 (s, 1 H), 7.18 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.33 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.36 (t, J=7.7 Hz, 1 H), 7.49 - 7.56 (m, 2 H), 7.62 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.81 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.58 (dd, J=5.1, 1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 358.1102 [(M+H)
+, C
22H
17ClN
3についての計算値: 358.1111].
【0254】
実施例15
3−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル塩酸塩
【化45】
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4−および6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩の混合物(実施例4)および3−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例11に記載された方法に従って処理する。位置異性体の分離をChiralcel(登録商標) ODで行い、ヘプタン−イソプロパノール 4:1で溶出し、3−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (塩酸塩) 2.23 (s, 3 H), 5.41 (s, 2 H), 6.96 - 7.06 (m, 2 H), 7.27 (s, 1 H), 7.37 - 7.43 (m, 2 H), 7.62 - 7.69 (m, 2 H), 7.81 (t, J=6.3 Hz, 1 H), 8.17 (d, J=7.3 Hz, 1 H), 8.75 - 8.82 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 342.1405 [(M+H)
+, C
22H
17FN
3についての計算値: 342.1407]
【0255】
実施例16
3−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル塩酸塩
【化46】
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4−および6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩の混合物(実施例4)および3−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例11に記載された方法に従って処理する。位置異性体の分離をChiralcel(登録商標) ODで行い、ヘプタン−イソプロパノール 4:1で溶出し、3−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (塩酸塩) 2.33 (s, 3 H), 5.41 (s, 2 H), 6.87 (dd, J=11.4, 7.8 Hz, 1 H), 7.06 (d, J=7.1 Hz, 1 H), 7.12 - 7.21 (m, 1 H), 7.26 - 7.34 (m, 2 H), 7.42 (t, J=7.7 Hz, 1 H), 7.66 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.81 (dd, J=7.2, 5.2 Hz, 1 H), 8.18 (d, J=7.3 Hz, 1 H), 8.79 (br. s., 2 H).
HRMS (ESI) m/z 342.1407 [(M+H)
+, C
22H
17FN
3についての計算値: 342.1407].
【0256】
実施例17
4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化47】
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5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2)および4−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例11に記載された方法に従って処理し、4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.28 (s, 3 H), 5.42 (s, 2 H), 6.98 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.20 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.34 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.55 (dd, J=7.8, 5.1 Hz, 1 H), 7.57 - 7.62 (m, 2 H), 7.66 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.84 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.60 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 358.1120 [(M+H)
+, C
22H
17ClN
3についての計算値: 358.1111].
【0257】
実施例18
4−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル塩酸塩
【化48】
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4−および6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩の混合物(実施例4)および4−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例11に記載された方法に従って処理する。位置異性体の分離をChiralcel(登録商標) ODで行い、ヘプタン−イソプロパノール 4:1で溶出し、4−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (塩酸塩) 2.34 (s, 3 H), 5.46 (s, 2 H), 6.87 (dd, J=11.4, 7.8 Hz, 1 H), 6.96 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 7.11 - 7.20 (m, 1 H), 7.29 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.72 - 7.80 (m, 1 H), 8.05 - 8.14 (m, 1 H), 8.71 - 8.79 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 342.1407 [(M+H)
+, C
22H
17FN
3についての計算値: 342.1407].
【0258】
実施例19
4−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化49】
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4−および6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩の混合物(実施例4)および4−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例11に記載された方法に従って処理する。位置異性体の分離をChiralcel(登録商標) ODで行い、ヘプタン−イソプロパノール 4:1で溶出し、4−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.30 (s, 3 H), 5.22 (s, 2 H), 6.83 (dd, J=9.7, 2.1 Hz, 1 H), 6.93 - 7.01 (m, 3 H), 7.36 (dd, J=7.6, 5.1 Hz, 1 H), 7.49 - 7.63 (m, 4 H), 8.56 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 8.64 (d, J=3.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 342.1390 [(M+H)
+, C
22H
17FN
3についての計算値: 342.1407].
【0259】
実施例20
1−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化50】
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3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1)および1−ブロモメチル−4−メタンスルホニル−ベンゼンを、実施例11に記載された方法に従って処理し、1−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.33 (s, 3 H), 3.08 (s, 3 H), 5.46 (s, 2 H), 7.08 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 7.18 (t, J=7.3 Hz, 1 H), 7.24 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.34 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.55 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.85 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.52 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.59 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 377.1318 [(M+H)
+, C
22H
21N
2O
2Sについての計算値: 377.1324].
【0260】
実施例21
5−クロロ−1−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化51】
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5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2)および1−ブロモメチル−4−メタンスルホニル−ベンゼンを、実施例11に記載された方法に従って処理し、5−クロロ−1−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.29 (s, 3 H), 3.09 (s, 3 H), 5.46 (s, 2 H), 7.20 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.34 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.53 - 7.57 (m, 1 H), 7.66 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.79 - 7.84 (m, 1 H), 7.86 (dt, J=7.9, 2.0 Hz, 1 H), 8.52 (dd, J=2.3, 1.0 Hz, 1 H), 8.61 (dd, J=5.1, 1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 411.0927 [(M+H)
+, C
22H
20N
2O
2SClについての計算値: 411.0934].
【0261】
実施例22
1−(3−ベンジルオキシ−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化52】
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3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1)および1−ベンジルオキシ−4−ブロモメチル−ベンゼンを、実施例11に記載された方法に従って処理し、1−(3−ベンジルオキシ−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (塩酸塩) 2.31 (s, 3 H), 4.91 (s, 2 H), 5.28 (s, 2 H), 6.37 (s, 1 H), 6.45 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 6.82 (dd, J=8.2, 2.1 Hz, 1 H), 7.12 (t, J=7.8 Hz, 1 H), 7.16 - 7.22 (m, 1 H), 7.22 - 7.38 (m, 7 H), 7.61 (dd, J=8.0, 5.2 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.85 (dt, J=8.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.46 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 8.60 (dd, J=5.1, 1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 405.1969 [(M+H)
+, C
28H
25N
2Oについての計算値: 405.1967].
【0262】
実施例23
(a) 5−ホルミル−2−メチルスルファニル−ベンゾニトリル
【化53】
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フラスコに、5−フルオロ−2−ホルミル−ベンゾニトリル(0.200g, 1.34mmol)、炭酸カリウム(0.371g, 0.268mmol)、ナトリウム チオメトキシド(0.142g, 2.01mmol)およびDMF(20ml)を入れる。混合物を室温で10分間撹拌し、次いで酢酸エチルで希釈し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、5−ホルミル−2−メチルスルファニル−ベンゾニトリルを黄色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.64 (s, 3 H), 7.41 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.01 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 8.07 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 9.95 (s, 1 H).
【0263】
(b) 5−ヒドロキシメチル−2−メチルスルファニル−ベンゾニトリル
【化54】
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フラスコに、MeOH(20ml)中の5−ホルミル−2−メチルスルファニル−ベンゾニトリル(1.0g, 5.68mmol)を入れ、0℃に冷却する。水素化ホウ素ナトリウム(1.07g, 28.40mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌し、続いて溶媒を真空で除去する。残渣をジクロロメタンに再度溶解し、水で2回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、5−ヒドロキシメチル−2−メチルスルファニル−ベンゾニトリルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.57 (s, 3 H), 4.70 (d, J=5.1 Hz, 2 H), 7.33 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.53 (dd, J=8.3, 1.0 Hz, 1 H), 7.62 (s, 1 H).
【0264】
(c) 5−ヒドロキシメチル−2−メタンスルホニル−ベンゾニトリル
【化55】
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フラスコに、MeOH(10ml)および水(10ml)の混合物中の5−ヒドロキシメチル−2−メチルスルファニル−ベンゾニトリル(0.866g, 4.86mmol)を入れる。オキソン(7.47g, 12.16mmol)を加え、混合物を室温で16時間撹拌する。残渣を1M 水性HClを用いてpH 1まで酸性にして、次いでジクロロメタンで2回抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、5−ヒドロキシメチル−2−メタンスルホニル−ベンゾニトリルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.28 (s, 3 H), 4.89 (s, 2 H), 7.80 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 8.18 (d, J=8.1 Hz, 1 H).
【0265】
(d) 5−ブロモメチル−2−メタンスルホニル−ベンゾニトリル
【化56】
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フラスコに、トルエン(5ml)中の5−ヒドロキシメチル−2−メチルスルホニル−ベンゾニトリル(0.788g, 3.73mmol)を入れ、40℃で加熱する。PBr
3(0.175ml, 1.86mmol)を加え、反応物を0.5時間還流する。次いでそれを室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄する。水層をジクロロメタンで抽出する。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、5−ブロモメチル−2−メタンスルホニル−ベンゾニトリルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.28 (s, 3 H), 4.89 (s, 2 H), 7.80 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 8.18 (d, J=8.1 Hz, 1 H).
【0266】
(e) 2−メタンスルホニル−5−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化57】
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実施例1の生成物を、実施例11に記載された方法に従って処理し、2−メタンスルホニル−5−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.35 (s, 3 H), 3.27 (s, 3 H), 5.53 (s, 2 H), 7.19 - 7.31 (m, 3 H), 7.37 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.51 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 7.65 (dd, J=7.8, 5.1 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.60 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.65 (dd, J=5.1, 1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 402.1269 [(M+H)
+, C
23H
20N
3O
2Sについての計算値: 402.1276].
【0267】
実施例24
(a) N−メチル−N−メトキシ−ニコチンアミド
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、ニコチン酸(5.0g, 40.6mmol)を入れる。塩化チオニル(30.0ml)を加え、反応物を1時間還流する。次いでそれを室温まで冷却し、真空で濃縮する。残渣を無水ジクロロメタン(30ml)に溶解し、O,N−ジメチル−ヒドロキシルアミン(4.35g, 44.0mmol)を加え、続いてトリエチルアミン(14.15g, 100.0mmol)を加える。反応混合物を室温で1.5時間撹拌する。次いでそれを水で洗浄し、水相をジクロロメタンで抽出する。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、N−メチル−N−メトキシ−ニコチンアミドを褐色の油状物として得る。
MS (ESI) m/z 167.0 (M+H)
+.
【0268】
(b) 1−ピリジン−3−イル−ブタン−1−オン
【化59】
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フラスコに、N−メチル−N−メトキシ−ニコチンアミド(1.0g, 6.02mmol)およびTHF(10ml)を入れる。塩化 プロピルマグネシウム(THF中2M, 3.31ml, 6.62mmol)を加え、混合物を室温で一夜撹拌する。それを飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出する。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、1−ピリジン−3−イル−ブタン−1−オンを黄色の油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.03 (t, J=7.5 Hz, 3 H), 1.74 - 1.87 (m, 2 H), 2.97 (t, J=7.3 Hz, 2 H), 7.42 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 8.24 (dt, J=8.0, 2.0, 1.9 Hz, 1 H), 8.78 (dd, J=4.9, 2.0 Hz, 1 H), 9.18 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
【0269】
(c) 3−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化60】
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フラスコに、フェニルヒドラジン(0.873g, 6.46mmol)およびEtOH(14ml)を入れる。1−ピリジン−3−イル−ブタン−1−オン(0.914g, 6.13mmol)を加え、反応物を1時間還流する。室温まで冷却した後、HCl(1,4−ジオキサン中4M, 6.45ml, 25.83mmol)を加える。反応混合物を4時間還流する。室温まで冷却した後、形成した沈殿物を濾過し、3−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを黄色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 223.0 (M+H)
+.
【0270】
(d) 2−メタンスルホニル−5−(3−エチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化61】
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3−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールおよび2−メタンスルホニル−5−(3−エチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル(実施例23d)を、実施例11に記載された方法に従って処理し、2−メタンスルホニル−5−(3−エチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.27 (t, J=7.6 Hz, 3 H), 2.77 (q, J=7.6 Hz, 2 H), 3.27 (s, 3 H), 5.49 (s, 2 H), 7.14 - 7.31 (m, 3 H), 7.37 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 7.57 (dd, J=7.8, 5.1 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.86 (dt, J=7.8, 1.8 Hz, 1 H), 8.03 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.51 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.62 (dd, J=4.9, 1.4 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 416.1424 [(M+H)
+, C
24H
22N
3O
2Sについての計算値: 416.1433].
【0271】
実施例25
3−フルオロ−4−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化62】
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フラスコに、3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1, 0.080g, 0.326mmol)およびDMF(1.5ml)を入れ、鉱物油中60% NaH(0.028g, 0.719mmol)を加える。混合物を室温で20分間撹拌し、続いて4−ブロモメチル−3−フルオロ−ベンゾニトリル(0.175g, 0.817mmol)を加える。反応混合物を室温で30分間撹拌する。残渣をDMF(1.5ml)で希釈し、濾過し、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、3−フルオロ−4−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを黄色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.32 (s, 3 H), 5.47 (s, 2 H), 6.62 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.20 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.27 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.38 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 7.50 (d, J=9.9 Hz, 1 H), 7.56 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.86 (dd, J=7.8, 1.8 Hz, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 8.60 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 342.1394 [(M+H)
+, C
22H
17FN
3についての計算値: 342.1407].
【0272】
実施例26
3−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1)および3−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例25に記載された方法に従って処理し、3−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.33 (s, 3 H), 5.41 (s, 2 H), 7.08 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 7.20 (t, J=7.2 Hz, 1 H), 7.27 (ddd, J=7.6, 1.0 Hz, 1 H), 7.37 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 7.38 - 7.42 (m, 1 H), 7.54 - 7.57 (m, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.68 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.85 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.60 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 324.1491 [(M+H)
+, C
22H
18N
3についての計算値: 324.1501].
【0273】
実施例27
4−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1)および4−ブロモメチル−ベンゾニトリルを、実施例25に記載された方法に従って処理し、4−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.32 (s, 3 H), 5.43 (s, 2 H), 6.99 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 7.13 - 7.21 (m, 1 H), 7.25 (ddd, J=7.6, 1.3 Hz, 1 H), 7.34 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.54 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 2 H), 7.58 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.67 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.84 (dt, J=7.9, 2.0 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.59 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 324.1501 [(M+H)
+, C
22H
18N
3についての計算値: 324.1501].
【0274】
実施例28
1−(2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩
【化65】
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3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1)および4−ブロモメチル−2−フルオロ−1−メトキシ−ベンゼンを、実施例25に記載された方法に従って処理し、1−(2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩を得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (塩酸塩) 2.38 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H), 5.35 (s, 2 H), 6.54 - 6.62 (m, 2 H), 6.94 (t, J=8.6 Hz, 1 H), 7.22 (ddd, J=7.5, 0.9 Hz, 1 H), 7.33 (ddd, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.45 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.12 (dd, J=8.2, 5.7 Hz, 1 H), 8.54 (dt, J=8.1, 1.6 Hz, 1 H), 8.80 - 8.89 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 347.1568 [(M+H)
+, C
22H
20FN
2Oについての計算値: 347.1560].
【0275】
実施例29
4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化66】
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メタノール(5ml)中の4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(実施例11, 200mg, 0.51mmol)を、5M 水性NaOH(1ml, 5mmol)に加え、混合物を室温で5時間撹拌する。反応混合物を中和するために濃塩酸(4.4ml)を加え、溶媒を真空で除去する。残渣をメタノールに再度溶解し、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% NH
4OHの濃度勾配で精製し、4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.25 (s, 3 H), 5.34 (s, 2 H), 6.82 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 7.15 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.31 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J=7.7, 4.9 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.78 - 7.80 (m, 1 H), 7.81 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 8.50 (s, 1 H), 8.56 (br. s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 377.1072 [(M+H)
+, C
22H
18ClN
2O
2についての計算値: 377.1057].
【0276】
実施例30
4−(5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化67】
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5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例3)を、実施例11に記載された方法に従って処理し、4−(5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルを得る。4−(5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルを、実施例29に記載された方法に従って処理し、4−(5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.25 (s, 3 H), 5.36 (s, 2 H), 6.88 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 6.94 - 7.00 (m, 1 H), 7.28 - 7.29 (m, 1 H), 7.30 - 7.32 (m, 1 H), 7.49 - 7.53 (m, 1 H), 7.78 - 7.82 (m, 1 H), 7.82 - 7.86 (m, 2 H), 8.47 - 8.49 (m, 1 H), 8.56 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 361.1360 [(M+H)
+, C
22H
18FN
2O
2についての計算値: 361.1352].
【0277】
実施例31
4−(6−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
4−および6−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールの混合物(実施例5)を、実施例11に記載された方法に従って処理し、4−(6−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルおよび4−(4−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルを得る。この混合物を、実施例29に記載された方法に従って処理し、逆相HPLC精製後に4−(6−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (TFA塩) 2.30 (s, 3 H), 5.41 (s, 2 H), 6.89 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 7.15 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.44 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.64 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.81 - 7.88 (m, 3 H), 8.20 - 8.27 (m, 1 H), 8.68 (br. s., 1 H), 8.70 - 8.73 (m, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 377.1050 [(M+H)
+, C
22H
18ClN
2O
2についての計算値: 377.1057].
【0278】
実施例32
4−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化69】
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4−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(実施例12)を、実施例29に記載された方法に従って処理し、4−(6−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (TFA塩) 2.31 (s, 3 H), 5.40 (s, 2 H), 6.90 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 6.93 - 7.00 (m, 1 H), 7.15 (dd, J=10.0, 2.1 Hz, 1 H), 7.65 (dd, J=8.8, 5.3 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 7.88 - 7.92 (m, 1 H), 8.27 - 8.31 (m, 1 H), 8.70 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.72 (dd, J=5.6, 1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 361.1360 [(M+H)
+, C
22H
18FN
2O
2についての計算値: 361.1352].
【0279】
実施例33
4−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化70】
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4−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(実施例13)を、実施例29に記載された方法に従って処理し、4−(4−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.32 (s, 3 H), 5.37 (s, 2 H), 6.81 - 6.88 (m, 3 H), 7.08 - 7.15 (m, 1 H), 7.26 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.77 - 7.81 (m, 1 H), 8.55 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.62 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 361.09 (M+H)
+.
【0280】
実施例34
4−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化71】
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5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール(実施例6)を、実施例11に記載された方法に従って処理し、4−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステルを得る。メタノール(5ml)およびTHF(5ml)中の4−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(80mg, 0.21mmol)の溶液に、1M水性水酸化リチウム(2.5ml, 2.5mmol)を加え、混合物を環境温度で一夜撹拌する。揮発成分を真空で除去し、残渣をDMFに再度溶解し、Xbridge RP18によって、アセトニトリル中0.1%水性水酸化アンモニウムの濃度勾配で精製し、4−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.25 (s, 3 H), 5.40 (s, 2 H), 6.71 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 7.47 - 7.55 (m, 2 H), 7.66 (t, J=8.6 Hz, 3 H), 7.79 - 7.83 (m, 1 H), 8.20 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 8.58 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.64 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 368.1396 [(M+H)
+, C
23H
18N
3O
2についての計算値: 368.1399].
【0281】
実施例35
3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化72】
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酢酸(3ml)中の3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル(実施例14, 200mg, 0.56mmol)を、20% HCl水溶液(3ml)に加える。反応混合物を3日間還流する。揮発成分を真空で除去し、残渣をメタノールに再度溶解し、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18で、アセトニトリル中の0.1% NH
4OHの濃度勾配で精製し、3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.21 (s, 3 H), 5.36 (s, 2 H), 6.83 (d, J=7.1 Hz, 1 H), 7.13 - 7.23 (m, 2 H), 7.43 - 7.52 (m, 3 H), 7.64 - 7.70 (m, 2 H), 7.74 - 7.81 (m, 1 H), 8.55 (s, 1 H), 8.61 - 8.62 (m, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 377.1058 [(M+H)
+, C
22H
18ClN
2O
2についての計算値: 377.1057].
【0282】
実施例36
(a) 4−ブロモメチル−2,6−ジメチル−安息香酸エチルエステル
【化73】
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エチル 2,4,6−トリメチルベンゾエート(4.20g, 21.41mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(4.23g, 23.55mmol)を四塩化炭素(200ml)に溶かし、ベンゾイル ペルオキシド(0.53g, 2.14mmol)を加える。懸濁液を還流する。4時間後、混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和水性重炭酸ナトリウムで、水で、そして塩水で洗浄し、乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1から5%)、一部精製された4−ブロモメチル−2,6−ジメチル−安息香酸エチルエステルを得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
【0283】
(b) 2,6−ジメチル−4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸エチルエステル
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例2, 1.350g, 4.659mmol)を、THF(40ml)に懸濁し、0℃まで冷却する。KHMDS(トルエン中0.5M, 32.6ml, 16.3mmol)を滴下する。1時間後、THF(10ml)中の4−ブロモメチル−2,6−ジメチル−安息香酸エチルエステル(4.95g, 18.2mmol)を、滴下する。混合物を室温まで一夜かけて加温する。次いで混合物を飽和水性塩化アンモニウムでクエンチし、ジクロロメタンで希釈する。水相を酢酸エチルで抽出し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 1:0→99:1→49:1→97:3)、2,6−ジメチル−4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸エチルエステルを橙色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 399 (M+H)
+.
【0284】
(c) 2,6−ジメチル−4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化75】
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2,6−ルチジン(5ml)中のヨウ化リチウム(0.218g, 1.626mmol)の還流溶液に、2,6−ジメチル−4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸エチルエステル(0.176g, 0.407mmol)を加える。反応物を一夜還流する。それを室温まで冷却し、1M 水性HCl溶液を用いてpH 1まで酸性にして、ジクロロメタンで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、2,6−ジメチル−4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.22 (s, 6 H), 2.28 (s, 3 H), 5.22 (s, 2 H), 6.49 (s, 2 H), 7.15 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.30 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.51 - 7.57 (m, 1 H), 7.61 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.81 (dt, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.58 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 8.61 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 405.1379 [(M+H)
+, C
24H
21ClN
2O
2についての計算値: 405.1370].
【0285】
実施例37
5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1H−インドール
【化76】
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DMF(5ml)中の4−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−ベンゾニトリル(実施例17, 179mg, 0.5mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム(97mg, 1.5mmol)および塩化アンモニウム(80mg, 1.5mmol)を加え、混合物を120℃まで加熱する。反応混合物を室温まで冷却し、濾過する。濾液を、逆相HPLCによって、Xbridge C18で、アセトニトリル中0.1% NH
4OHの濃度勾配で精製し、5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.21 (s, 3 H), 5.34 (s, 2 H), 6.81 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 7.11 (br. s., 1 H), 7.17 (dd, J=8.7, 2.1 Hz, 1 H), 7.48 - 7.53 (m, 2 H), 7.67 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.80 - 7.84 (m, 1 H), 8.60 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.62 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 401.1276 [(M+H)
+, C
22H
18N
6Clについての計算値: 401.1281].
【0286】
実施例38
3−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−ベンゾニトリル
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、THF(2.5ml)中の3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1, 0.100g, 0.408mmol)を入れ、0℃まで冷却する。KHMDS(トルエン中0.5M, 1.8ml, 0.898mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、続いて塩化 3−シアノ−ベンゾイル(0.135g, 0.817mmol)を添加する。反応混合物を0.5時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウムでクエンチし、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、3−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−ベンゾニトリル生成物を黄色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.31 (s, 3 H), 7.32 (ddd, J=7.9, 4.9, 0.9 Hz, 1 H), 7.37 - 7.44 (m, 2 H), 7.66 - 7.70 (m, 4 H), 7.71 - 7.76 (m, 2 H), 7.85 - 7.91 (m, 1 H), 8.37 (dd, J=5.1, 1.5 Hz, 1 H), 8.46 (dd, J=2.3, 0.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 338.1293 [(M+H)
+, C
22H
16N
3Oについての計算値: 338.1293].
【0287】
実施例39
4−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−ベンゾニトリル
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
塩化 4−シアノ−ベンゾイルを、実施例38に記載された方法に従って処理し、4−(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−ベンゾニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.32 (s, 3 H), 7.32 (dd, J=7.8, 5.1 Hz, 1 H), 7.37 - 7.45 (m, 2 H), 7.49 (t, J=7.8 Hz, 1 H), 7.66 - 7.79 (m, 3 H), 7.79 - 7.83 (m, 1 H), 7.86 - 7.93 (m, 2 H), 8.34 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 338.1292 [(M+H)
+, C
22H
16N
3Oについての計算値: 338.1293].
【0288】
実施例40
(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−フェニル−メタノン
【化79】
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3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩および塩化ベンゾイルを、実施例38に記載された方法に従って処理し、(3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−フェニル−メタノンを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.33 (s, 3 H), 7.26 - 7.40 (m, 5 H), 7.45 - 7.52 (m, 1 H), 7.57 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.63 (dd, J=7.1, 1.3 Hz, 1 H), 7.68 - 7.73 (m, 1 H), 7.75 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.33 (dd, J=5.1, 1.5 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=1.3 Hz, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 313.1337 [(M+H)
+, C
21H
17N
2Oについての計算値: 313.1341].
【0289】
実施例41
3−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−ベンゾニトリル
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
KHMDS(トルエン中0.5M, 1.46ml, 0.73mmol)を、THF(10ml)中の3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例6, 122mg, 0.480mmol)の溶液に室温で加える。5分後、塩化 3−シアノベンゾイル(178mg, 1.08mmol)を加える。混合物をN
2下で1時間撹拌し、その後、水性塩化アンモニウム(0.5ml)を加える。溶媒を真空で除去し、残渣を、Xbridge RP18で、アセトニトリル中0.1% 水性水酸化アンモニウムの濃度勾配で精製し、1−(3−シアノ−ベンゾイル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.35 (s, 3 H), 7.37 - 7.44 (m, 1 H), 7.47 - 7.52 (m, 1 H), 7.60 - 7.64 (m, 1 H), 7.68 - 7.83 (m, 5 H), 8.01 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.51 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 8.53 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 363.1247 [(M+H)
+, C
23H
15N
4Oについての計算値: 363.1246].
【0290】
実施例42
1−(3−シアノ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
THF(20ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8, 210mg, 0.96mmol)の溶液に、室温で、トルエン中0.5M KHMDS(4.10ml, 2.05mmol)を加える。30分後、塩化 3−シアノベンゾイル(510mg, 3.08mmol)を加える。混合物を、N
2下、一夜撹拌する。反応を水性塩化アンモニウムでクエンチし、揮発成分を真空で除去する。残渣をジクロロメタンに再度溶解し、飽和水性重炭酸ナトリウム(100ml)に注ぐ。ジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、続いて濃縮し、残渣を得る。これを、Xbridge RP18で、アセトニトリル中0.1% 水酸化アンモニウムの濃度勾配を用いて精製する。さらに、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:2から2:3)、1−(3−シアノ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.20 (d, J=0.5 Hz, 1 H), 7.22 - 7.26 (m, 1 H), 7.55 (t, J=7.8 Hz, 1 H), 7.73 - 7.79 (m, 2 H), 7.84 (d, 1 H), 7.92 - 7.98 (m, 2 H), 8.11 (t, J=1.5 Hz, 1 H), 8.29 - 8.33 (m, 1 H), 8.39 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.60 (dd, J=2.3, 0.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 349.1106 [(M+H)
+, C
22H
13N
4Oについての計算値: 349.1089].
【0291】
実施例43
4−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸メチルエステル
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
THF(10ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8, 240mg, 1.09mmol)の溶液に、室温で、トルエン中0.5M KHMDS(4.0ml, 2.0mmol)を加える。30分後、4−クロロカルボニル−安息香酸メチルエステル(400mg, 2.0mmol)を加える。混合物を、N
2下、1時間撹拌する。反応を水性重炭酸ナトリウムでクエンチし、揮発成分を真空で除去する。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって、ヘプタン−酢酸エチルの濃度勾配を用いて精製し、4−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸メチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.90 (s, 3 H), 7.12 (s, 1 H), 7.26 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 7.63 - 7.72 (m, 3 H), 7.77 - 7.81 (m, 1 H), 7.91 - 7.96 (m, 3 H), 8.17 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.32 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.56 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 382.1186 [(M+H)
+, C
23H
16N
3O
3についての計算値: 382.1192].
【0292】
実施例44
(a) 4−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸tert−ブチルエステル
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
DMF(30ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(575mg, 2.62mmol)、4−(ブトキシカルボニル)安息香酸(700mg, 3.15mmol)およびDMAP(780mg, 3.93mmol)に、DCC(811mg, 3.93mmol)を加える。反応物を3日間撹拌し、混合物を水(50ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン濃度勾配)、4−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸tert−ブチルエステルを白色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 424 (M+H)
+.
【0293】
(b) 4−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
4−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸tert−ブチルエステル(100mg)を、TFA(3ml)に溶解し、環境温度で1時間撹拌する。溶媒を真空で除去し、残渣をジエチルエーテルで2回磨砕する。残渣を、逆相HPLCによって、Sunfire C18で、0.1%水性TFA中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、4−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸を白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (TFA塩) 7.24 (s, 1 H), 7.28 (dd, J=7.9, 4.9 Hz, 1 H), 7.73 - 7.77 (m, 4 H), 7.81 (dt, J=8.1, 1.9, 1.8 Hz, 1 H), 7.87 - 7.91 (m, 2 H), 8.32 (t, J=1.1 Hz, 1 H), 8.41 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.63 - 8.65 (m, 1 H), 13.40 (br. s., 1 H).
HRMS (ESI) m/z 366.0868 [(M+H)
+, C
22H
14N
3O
3についての計算値: 366.0879].
【0294】
実施例45
1−(4−シアノ−3−メチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
欧州特許第1512687A1号に記載された方法に基づいて、4−シアノ−3−メチル−安息香酸を合成する。ジクロロメタン(2ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(20mg, 0.09mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(22mg, 0.01mmol)および4−シアノ−3−メチル−安息香酸(29mg, 0.18mmol)の溶液に、0℃で、DCC(38mg, 0.18mmol)を加える。10分間撹拌した後、反応物を室温まで温める。沈殿物が形成し、16時間撹拌を続ける。混合物を濾過し、濾液をジクロロメタン(10ml)で希釈し、水で、そして飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄する。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から1:1)、1−(4−シアノ−3−メチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.47 (s, 3 H), 6.91 (s, 1 H), 7.14 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 7.43 - 7.48 (m, 2 H), 7.49 - 7.54 (m, 2 H), 7.61 (dd, J=8.7, 1.6 Hz, 1 H), 7.93 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.03 (d, J=1.0\ Hz, 1 H), 8.44 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 363.1245 [(M+H)
+, C
23H
15N
4Oについての計算値: 363.1246].
【0295】
実施例46
3−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸tert−ブチルエステル
【化86】
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イソフタル酸モノ−tert−ブチルエステルを、実施例45に記載された方法に従って処理し、3−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸tert−ブチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.58 (s, 9 H), 6.91 (s, 1 H), 7.10 (dd, J=7.6, 5.1 Hz, 1 H), 7.40 (t, J=7.8 Hz, 1 H), 7.52 - 7.59 (m, 2 H), 7.81 (dt, J=7.9, 1.5, 1.3 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.7 Hz, 1 H), 8.02 - 8.06 (m, 2 H), 8.09 (t, J=1.6 Hz, 1 H), 8.40 (d, J=3.4 Hz, 1 H), 8.58 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 424.1662 [(M+H)
+, C
26H
22N
3O
3についての計算値: 424.1661].
【0296】
実施例47
1−(3−メチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
3−メチル安息香酸を、実施例45に記載された方法に従って処理し、1−(3−メチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.29 (s, 3 H), 6.89 (s, 1 H), 7.14 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 7.19 - 7.24 (m, 1 H), 7.27 - 7.31 (m, 1 H), 7.39 - 7.44 (m, 2 H), 7.50 - 7.57 (m, 2 H), 7.71 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.42 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.62 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 338.1289 [(M+H)
+, C
22H
16N
3Oについての計算値: 338.1293]
【0297】
実施例48
1−(3,4−ジメチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
3,4−ジメチル安息香酸を、実施例45に記載された方法に従って処理し、1−(3,4−ジメチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.21 (s, 3 H), 2.26 (s, 3 H), 6.89 (s, 1 H), 7.10 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.15 (dd, J=7.5, 5.2 Hz, 1 H), 7.37 - 7.43 (m, 2 H), 7.49 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.57 (dt, J=8.3, 2.0, 1.6 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.44 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.64 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 352.1458 [(M+H)
+, C
23H
18N
3Oについての計算値: 352.1450].
【0298】
実施例49
1−(4−メトキシ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
4−メトキシ安息香酸を、実施例45に記載された方法に従って処理し、1−(4−メトキシ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.83 (s, 3 H), 6.81 - 6.85 (m, 2 H), 6.90 (s, 1 H), 7.18 (dd, J=7.8, 3.0 Hz, 1 H), 7.49 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.58 - 7.62 (m, 2 H), 7.62 - 7.66 (m, 2 H), 8.01 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.46 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.66 (d, J=3.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 354.1225 [(M+H)
+, C
22H
16N
3O
2についての計算値: 354.1243].
【0299】
実施例50
1−(3−メトキシ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
3−メトキシ安息香酸を、実施例45に記載された方法に従って処理し、1−(3−メトキシ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.78 (s, 3 H), 6.89 (s, 1 H), 7.02 (ddd, J=8.2, 2.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.13 - 7.18 (m, 3 H), 7.23 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.52 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.57 (dt, J=8.0, 1.9 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.45 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.64 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 354.1231 [(M+H)
+, C
22H
16N
3O
2についての計算値: 354.1243].
【0300】
実施例51
1−(3,4−ジメトキシ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
3,4−ジメトキシ安息香酸を、実施例45に記載された方法に従って処理し、1−(3,4−ジメトキシ−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.87 (s, 3 H), 3.90 (s, 3 H), 6.75 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 6.92 (s, 1 H), 7.19 (dd, J=7.8, 4.3 Hz, 1 H), 7.22 (dd, J=8.5, 2.2 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J=8.7, 1.6 Hz, 1 H), 7.58 - 7.63 (m, 2 H), 8.02 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.47 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.68 (dd, J=2.3, 0.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 384.1349 [(M+H)
+, C
23H
18N
3O
3についての計算値: 384.1348].
【0301】
実施例52
1−(3−エチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
3−エチル安息香酸を、実施例45に記載された方法に従って処理し、1−(3−エチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.16 (t, J=7.6 Hz, 3 H), 2.58 (q, J=7.6 Hz, 2 H), 6.89 (s, 1 H), 7.12 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 7.22 - 7.25 (m, 1 H), 7.29 - 7.33 (m, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 7.43 - 7.47 (m, 1 H), 7.51 - 7.57 (m, 2 H), 7.73 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.42 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.63 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 352.1443 [(M+H)
+, C
23H
18N
3Oについての計算値: 352.1450].
【0302】
実施例53
1−(3,5−ジメチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
THF(6ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8, 200mg, 0.913mmol)の溶液に、0℃で、60% 水素化ナトリウム(72mg, 1.826mmol)を加え、混合物を0℃で10分間撹拌する。次いで反応混合物を室温まで温め、30分間撹拌する。THF(2ml)中の塩化 3,5−ジメチル−ベンゾイル(460mg, 2.740mmol)を0℃で滴下し、反応物を室温で1時間撹拌する。飽和重炭酸ナトリウムを添加することによって反応をクエンチする。THFを真空下で除去し、得られた残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から1:1)。得られた生成物を、さらに、HPLCによって、X-bridge RP18と、アセトニトリル−0.1% 水酸化アンモニウムの濃度勾配を用いて精製し、1−(3,5−ジメチル−ベンゾイル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.25 (s, 6 H), 6.88 (s, 1 H), 7.10 (s, 1 H), 7.14 (dd, J=7.6, 5.3 Hz, 1 H), 7.22 (s, 2 H), 7.50 - 7.56 (m, 2 H), 7.70 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.43 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.62 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 352.1452 [(M+H)
+, C
23H
18N
3Oについての計算値: 352.1450].
【0303】
実施例54
(a) 5−ブロモ−2−メチル−安息香酸tert−ブチルエステル
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタン(37ml)中の無水硫酸マグネシウム(4.5g, 37.28mmol)の懸濁液に、濃硫酸(516μl, 9.302mmol)を加え、混合物を15分間激しく撹拌する。5−ブロモ−2−メチル−安息香酸(2g, 9.302mmol)を加え、続いてt−ブタノール(4.39ml, 46.51mmol)を加える。フラスコに堅く蓋をして、室温で24時間撹拌する。飽和重炭酸ナトリウムを添加した後、得られた溶液を酢酸エチルで抽出する。有機層を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から3:7)、5−ブロモ−2−メチル−安息香酸tert−ブチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.59 (s, 9 H), 2.51 (s, 3 H), 7.08 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.46 (dd, J=8.3, 2.3 Hz, 1 H), 7.92 (d, J=2.3 Hz, 1 H)
【0304】
(b) 4−メチル−イソフタル酸 3−tert−ブチルエステル
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M,1.29ml, 1.975mmol)を、THF(18ml)中の5−ブロモ−2−メチル−安息香酸tert−ブチルエステル(511mg, 1.884mmol)に加え、−78℃で、N
2下でゆっくりと加える。反応混合物を−78℃で30分間撹拌する。溶液の色が橙色に変わるまで二酸化炭素ガスを溶液に通気する。−78℃で10分間撹拌した後、反応混合物を室温まで温める。飽和塩化アンモニウムで反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から1:1)、4−メチル−イソフタル酸 3−tert−ブチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.62 (s, 9 H), 2.65 (s, 3 H), 7.33 (d, J=7.83 Hz, 1 H), 8.07 (dd, J=7.96, 1.89 Hz, 1 H), 8.52 (d, J=2.02 Hz, 1 H).
【0305】
(c) 5−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−2−メチル−安息香酸tert−ブチルエステル
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
4−メチル−イソフタル酸 3−tert−ブチルエステルを、実施例45に記載された方法に従って処理し、5−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−2−メチル−安息香酸tert−ブチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.57 (s, 9 H), 2.55 (s, 3 H), 6.91 (s, 1 H), 7.13 (dd, J=7.83, 4.29 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=8.08 Hz, 1 H), 7.53 - 7.58 (m, 2 H), 7.66 (dd, J=7.96, 2.15 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=2.02 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=1.01 Hz, 1 H), 8.43 (dd, J=4.80, 1.52 Hz, 1 H), 8.61 (d, J=2.27 Hz, 1 H).
【0306】
(d) 5−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−2−メチル−安息香酸
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
5−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−2−メチル−安息香酸tert−ブチルエステルをトリフルオロ酢酸(3ml)に溶解し、室温で1時間撹拌する。溶媒を除去した後、残渣を、HPLCによって、X-bridge フェニルで、アセトニトリル−0.1%トリフルオロ酢酸を溶出液として用いて精製し、5−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−2−メチル−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (TFA塩) 2.59 (s, 3 H), 7.32 (s, 1 H), 7.39 - 7.44 (m, 2 H), 7.71 - 7.75 (m, 1 H), 7.76 - 7.79 (m, 1 H), 7.81 (dd, J=7.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.92 (dt, J=8.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.11 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.38 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.52 (dd, J=5.0, 1.5 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 382.1202 [(M+H)
+, C
23H
16N
3O
3についての計算値: 382.1192].
【0307】
実施例55
3−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
3−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−安息香酸tert−ブチルエステル(実施例46)を、実施例54dに記載された方法に従って処理し、5−(5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボニル)−2−メチル−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (TFA塩) 7.16 - 7.21 (m, 2 H), 7.43 (t, J=7.8 Hz, 1 H), 7.67 (dd, J=8.7, 1.64 Hz, 1 H), 7.71 - 7.75 (m, 2 H), 7.82 (dt, J=8.0, 1.5, 1.3 Hz, 1 H), 7.97 (dt, J=7.8, 1.4 Hz, 1 H), 8.00 (t, J=1.5 Hz, 1 H), 8.25 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.32 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 368.1040 [(M+H)
+, C
22H
14N
3O
3についての計算値: 368.1035]
【0308】
実施例56
1−(3−シアノ−ベンゼンスルホニル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化99】
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DMF(12ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8, 300mg, 1.37mmol)の溶液に、0℃で、60% 水素化ナトリウム(82mg, 2.06mmol)を加え、混合物を0℃で10分間撹拌する。次いで反応混合物を室温まで温め、30分間撹拌する。DMF(2ml)中の塩化 3−シアノベンゼンスルホニル(552mg, 2.74mmol)を0℃で滴下し、反応物を室温で1時間撹拌する。水(1ml)を添加することによって反応をクエンチする。得られた混合物を、HPLCによって、X-bridge RP18で、アセトニトリル−0.1%水酸化アンモニウムを溶出液として用いて精製し、1−(3−シアノ−ベンゼンスルホニル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.11 (s, 1 H), 7.54 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J=8.1, 2.0 Hz, 1 H), 7.72 (t, J=7.7 Hz, 1 H), 7.86 (dd, J=8.7, 1.6 Hz, 1 H), 7.94 (t, J=1.5 Hz, 1 H), 7.98 (dt, J=8.2, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.16 (dd, J=7.6, 1.3 Hz, 1 H), 8.19 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.67 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 8.71 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 385.0763 [(M+H)
+, C
21H
13N
4O
2Sについての計算値: 385.0759].
【0309】
実施例57
3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化100】
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THF(5ml)中の3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例6, 47mg, 0.20mmol)の溶液に、室温で、KHMDS(トルエン中0.5M, 0.60ml, 0.30mmol)を加え、続いて、(2−ブロモ−エトキシ)−ベンゼン(90mg, 0.45mmol)を加える。混合物をN
2下で2日間撹拌し、水性塩化アンモニウム(1ml)を加えて反応をクエンチする。揮発成分を真空で除去し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 1:4から1:0)、3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 2.25 (s, 3 H), 4.10 (t, J=5.2 Hz, 2 H), 4.46 (t, J=5.3 Hz, 2 H), 6.66 (d, J=7.8 Hz, 2 H), 6.93 (t, J=7.3 Hz, 1 H), 7.17 - 7.25 (m, 2 H), 7.51 - 7.57 (m, 2 H), 7.59 - 7.65 (m, 1 H), 7.95 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.98 (s, 1 H), 8.74 - 8.79 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 354.1618 [(M+H)
+, C
23H
20N
3Oについての計算値: 354.1606].
【0310】
実施例58
1−(2−フェノキシ−エチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化101】
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(2−ブロモ−エトキシ)−ベンゼンおよび2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8)を、実施例57に記載された方法に従って処理し、1−(2−フェノキシ−エチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 4.19 (t, J=5.2 Hz, 2 H), 4.67 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 6.63 (d, J=7.8 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.84 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.10 - 7.17 (m, 2 H), 7.53 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.55 - 7.60 (m, 1 H), 7.77 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.08 - 8.13 (m, 1 H), 8.63 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.79 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 340.1453 [(M+H)
+, C
22H
18N
3Oについての計算値: 340.1450].
【0311】
実施例59
3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化102】
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フラスコに、3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例1, 0.100g, 0.408mmol)およびDMF(2ml)を入れる。溶液を0℃に冷却し、鉱物油中60% NaH(0.036g, 0.898mmol)を加える。混合物を室温で20分間撹拌し、続いて(2−ブロモ−エトキシ)−ベンゼン(0.205ml, 1.021mmol)を添加する。混合物を室温で5時間撹拌し、その後、それを真空で濃縮する。残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性TFAの濃度勾配で精製し、3−メチル−1−(2−フェノキシ−エチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを黄色のトリフルオロ酢酸塩として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (TFA塩) 2.29 (s, 3 H), 4.18 (t, J=5.2 Hz, 2 H), 4.55 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 6.64 (d, J=7.8 Hz, 2 H), 6.87 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.11 - 7.22 (m, 3 H), 7.33 (ddd, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.64 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.96 (dd, J=8.0, 5.4 Hz, 1 H), 8.44 (dt, J=8.0, 1.9, 1.8 Hz, 1 H), 8.77 (dd, J=5.6, 1.3 Hz, 1 H), 8.89 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 329.1646 [(M+H)
+, C
22H
21N
2Oについての計算値: 329.1654].
【0312】
実施例60
(a) 3−(2−ブロモ−エトキシ)−安息香酸メチルエステル
【化103】
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フラスコに、3−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル(2.54g, 16.0mmol)およびアセトン(50ml)を入れる。1,2−ジブロモ−エタン(5.69ml, 66.0mmol)および炭酸カリウム(2.76g, 19.0mmol)を加え、混合物を24時間還流する。次いで、反応混合物を室温まで冷却する。固体を濾過して取り、濾液を真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:1)、3−(2−ブロモ−エトキシ)−安息香酸メチルエステルを無色の油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.66 (t, J=6.2 Hz, 2 H), 3.93 (s, 3 H), 4.35 (t, J=6.2 Hz, 2 H), 7.14 (m, 1 H) 7.37 (m, 1 H) 7.57 (m, 1 H) 7.68 (m, 1 H).
【0313】
(b) 3−[2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステル
【化104】
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3−(2−ブロモ−エトキシ)−安息香酸メチルエステルおよび5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル(実施例6)を、実施例59に記載された方法に従って処理し、3−[2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.26 (s, 3 H), 3.90 (s, 3 H), 4.22 (t, J=4.9 Hz, 2 H), 4.60 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 6.91 (dd, J=7.8, 2.3 Hz, 1 H), 7.21 - 7.24 (m, 1 H), 7.28 (t, J=8.0 Hz, 1 H), 7.52 - 7.59 (m, 2 H), 7.65 (dd, J=7.8, 5.1 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.98 - 8.09 (m, 2 H), 8.56 - 8.77 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 412.1664 [(M+H)
+, C
25H
22N
3O
3についての計算値: 412.1661].
【0314】
実施例61
(a) 4−(2−ブロモ−エトキシ)−安息香酸メチルエステル
【化105】
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4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルを、実施例60aに記載された方法に従って処理し、4−(2−ブロモ−エトキシ)−安息香酸メチルエステルを得る。
【0315】
(b) 4−[2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステル
【化106】
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4−(2−ブロモ−エトキシ)−安息香酸メチルエステルおよび5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル(実施例6)を、実施例59に記載された方法に従って処理し、4−[2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.28 (s, 3 H), 3.87 (s, 3 H), 4.24 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 4.61 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 6.73 - 6.79 (m, 2 H), 7.58 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1 H), 7.66 (ddd, J=7.9, 5.0, 0.8 Hz, 1 H), 7.77 (dd, J=8.6, 0.5 Hz, 1 H), 7.85 - 7.88 (m, 1 H), 7.88 - 7.90 (m, 1 H), 8.03 (dt, J=8.1, 1.9, 1.8 Hz, 1 H), 8.07 (dd, J=1.5, 0.6 Hz, 1 H), 8.52 - 8.84 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 412.1660 [(M+H)
+, C
25H
22N
3O
3についての計算値: 412.1661].
【0316】
実施例62
4−[2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸
【化107】
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フラスコに、MeOH(5ml)中の4−[2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステル(実施例61, 0.150g, 0.36mmol)を入れる。水性水酸化リチウム(1M, 0.912ml, 0.912mmol)を加えて、混合物を一夜還流する。次いで、反応混合物を、1M HCl水溶液を用いてpH 1まで酸性にして、メタノールを真空で除去する。得られた溶液を酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 9:1)、4−[2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸を白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.27 (s, 3 H), 4.22 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 4.60 (t, J=5.2 Hz, 2 H), 6.72 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.57 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.62 - 7.72 (m, 1 H), 7.76 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 8.02 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 8.72 (br. s., 2 H).
HRMS (ESI) m/z 398.1487 [(M+H)
+, C
24H
20N
3O
3についての計算値: 398.1505].
【0317】
実施例63
(a) 4−[2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステル
【化108】
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4−(2−ブロモ−エトキシ)−安息香酸メチルエステル(実施例61a)および5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル(実施例2)を、実施例59に記載された方法に従って処理し、4−[2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 421.01.
【0318】
(b) 4−[2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸
【化109】
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4−[2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸メチルエステルを、実施例62に記載された方法に従って処理し、4−[2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エトキシ]−安息香酸を得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.22 (s, 3 H), 4.21 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 4.54 (t, J=5.1 Hz, 2 H), 6.73 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.25 (dd, J=8.7, 2.1 Hz, 1 H), 7.56 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.59 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.61 - 7.67 (m, 1 H), 7.87 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 7.99 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.68 (br. s., 2 H);
HRMS (ESI) m/z 407.1157 [(M+H)
+, C
23H
20ClN
2O
3についての計算値: 407.1162].
【0319】
実施例64
2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エタノール
【化110】
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フラスコに、5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2, 1.0g, 3.58mmol)およびTHF(20ml)を入れ、0℃に冷却する。KHMDS(トルエン中0.5M, 17.9ml, 8.95mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、続いて(2−クロロ−エトキシ)−トリメチルシラン(1.06ml, 8.95mmol)を添加する。反応混合物を60℃で48時間撹拌する。室温まで冷却した後、1M 水性HCl(30ml)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、次いで水で洗浄し、酢酸エチルで2回抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:4)、2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−エタノールを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.22 (s, 3 H), 3.69 (t, J=5.9 Hz, 2 H), 4.18 (t, J=5.8 Hz, 2 H), 7.21 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.47 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.57 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.61 - 7.67 (m, 1 H), 8.01 (dt, J=7.9, 2.0 Hz, 1 H), 8.61 - 8.71 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 287.0953 [(M+H)
+, C
16H
16ClN
2Oについての計算値: 287.0951].
【0320】
実施例65
2,2−ジメチル−プロピオン酸 5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチルエステル
【化111】
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フラスコに、5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2, 1.0g, 3.58mmol)およびTHF(20ml)を入れ、0℃に冷却する。KHMDS(トルエン中0.5M, 17.9ml, 8.95mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、続いて2,2−ジメチル−プロピオン酸 クロロメチルエステル(2.58ml, 8.95mmol)を添加する。反応混合物を室温で3.5時間撹拌し、次いで水で洗浄し、酢酸エチルで2回抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:1)、油状物を得る。これをジエチルエーテルに溶かす。数滴の濃塩酸を加える。溶媒を蒸発させ、凍結乾燥し、2,2−ジメチル−プロピオン酸 5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチルエステルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (塩酸塩) 1.12 (s, 9 H), 2.27 (s, 3 H), 6.06 (s, 2 H), 7.30 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.63 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 7.74 (dd, J=7.8, 5.1 Hz, 1 H), 8.01 - 8.16 (m, 1 H), 8.64 - 8.79 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 357.1121 [(M+H)
+, C
20H
22ClN
2O
2についての計算値: 357.1127].
【0321】
実施例66
2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−メタノール
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、2,2−ジメチル−プロピオン酸 5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチルエステル(実施例65, 0.607g, 1.684mmol)およびジクロロメタン(10ml)を入れ、−78℃に冷却する。DIBAL−H(ヘキサン中1M, 4.21ml, 4.21mmol)を加え、混合物を−78℃で1時間撹拌する。MeOH(1ml)で反応をクエンチし、次いで飽和水性酒石酸ナトリウムカリウムで洗浄し、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:7)、(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−メタノールを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.27 (s, 3 H), 5.46 (s, 2 H), 7.25 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.59 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.62 - 7.67 (m, 1 H), 8.08 (dt, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.66 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.75 (d, J=1.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 273.0807 [(M+H)
+, C
15H
14ClN
2Oについての計算値: 273.0795].
【0322】
実施例67
2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−メタノール
【化113】
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ホルムアルデヒド(4.0ml)中の5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール(実施例6, 0.200g, 0.587mmol)の混合物を5時間還流する。反応物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−アセトニトリル, 7:3)、さらに、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性TFAの濃度勾配で精製し、2−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−メタノールをトリフルオロ酢酸塩として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (TFA塩) 2.37 (s, 3 H), 5.54 (s, 2 H), 7.61 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.01 (dd, J=7.3, 5.3 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.54 (dt, J=7.9, 1.9 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J=5.4, 1.4 Hz, 1 H), 9.01 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 264.1134 [(M+H)
+, C
16H
14N
3Oについての計算値: 264.1137].
【0323】
実施例68
2,2−ジメチル−プロピオン酸 5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチルエステル
【化114】
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フラスコに、3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例6, 0.200g, 0.856mmol)およびDMF(10ml)を入れる。混合物を0℃に冷却し、鉱物油中60% NaH(0.086g, 2.14mmol)を加える。混合物を室温で20分間撹拌し、続いて2,2−ジメチル−プロピオン酸 クロロメチルエステル(0.310ml, 2.14mmol)を添加する。室温で1.5時間撹拌した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、2,2−ジメチル−プロピオン酸 5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチルエステル生成物を白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.12 (s, 9 H), 2.31 (s, 3 H), 6.10 (s, 2 H), 7.62 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1 H), 7.68 (ddd, J=7.9, 5.0, 0.8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.04 (dt, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.09 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.66 - 8.76 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 348.1700 [(M+H)
+, C
21H
22N
3O
2についての計算値: 348.1712].
【0324】
実施例69
(a) N−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−プロピオンアミド
【化115】
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フラスコに、2,2−ジメチル−プロピオンアミド(1.00g, 9.98mmol)、p−ホルムアルデヒド(0.736g, 9.98mmol)および炭酸カリウム(0.054g, 3.95mmol)を入れる。反応混合物を75℃で16時間撹拌し、その後それを室温まで冷却し、アセトンで希釈する。濾過し、濾液を濃縮して残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 4:1)、N−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−プロピオンアミドを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.25 (s, 9 H), 4.73 (d, J=7.1 Hz, 2 H).
【0325】
(b) N−クロロメチル−2,2−ジメチル−プロピオンアミド
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、N−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−プロピオンアミド(0.500g, 3.81mmol)およびジクロロメタン(4ml)を入れる。塩化オキサリル(0.8ml, 9.52mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌する。真空で濃縮し、N−クロロメチル−2,2−ジメチル−プロピオンアミドを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.23 (s, 9 H), 5.31 (s, 2 H).
【0326】
(c) N−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−2,2−ジメチル−プロピオンアミド
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
N−クロロメチル−2,2−ジメチル−プロピオンアミドおよび3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例6)を、実施例68に記載された方法に従って処理し、N−(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−2,2−ジメチル−プロピオンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.06 (s, 9 H), 2.27 (s, 3 H), 5.54 (s, 2 H), 7.55 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.66 (ddd, J=7.9, 5.0, 1.0 Hz, 1 H), 7.81 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.01 - 8.09 (m, 2 H), 8.65 - 8.73 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 347.1863 [(M+H)
+, C
21H
23N
4Oについての計算値: 347.1872].
【0327】
実施例70
(a) 1−クロロメトキシ−2,2−ジメチル−プロパン
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
2ツ口フラスコに、ホルムアルデヒド(1.1g, 36.8mmol)、2,2−ジメチル−プロパン−1−オール(2.5g, 28.3mmol)およびトルエン(50ml)を入れる。反応混合物を−20℃まで冷却し、HClガスを30分間通気する。硫酸ナトリウム(5.9g)を反応混合物に加える。次いでこれを−10℃で一夜撹拌し、0℃まで温め、さらに5時間撹拌する。固体を濾過して取り、濾液を真空で濃縮し、1−クロロメトキシ−2,2−ジメチル−プロパンを無色の油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 0.95 (s, 9 H), 3.36 (s, 2 H), 5.54 (s, 2 H).
【0328】
(b) 1−(2,2−ジメチル−プロポキシメチル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例6)および1−クロロメトキシ−2,2−ジメチル−プロパンを、実施例68に記載された方法に従って処理し、1−(2,2−ジメチル−プロポキシメチル)−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.84 (s, 9 H), 2.33 (s, 3 H), 3.04 (s, 2 H), 5.48 (s, 2 H), 7.59 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.66 (ddd, J=8.0, 4.9, 1.0 Hz, 1 H), 7.77 (dd, J=8.6, 0.5 Hz, 1 H), 8.07 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.09 (dd, J=1.5, 0.8 Hz, 1 H), 8.70 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.75 (dd, J=2.3, 0.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 334.1914 [(M+H)
+, C
21H
24N
3Oについての計算値: 334.1919].
【0329】
実施例71
(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−酢酸tert−ブチルエステル
【化120】
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3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例6)およびブロモ酢酸tert−ブチルを、実施例68に記載された方法に従って処理し、(5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−酢酸tert−ブチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.38 (s, 9 H), 2.31 (s, 3 H), 4.83 (s, 2 H), 7.56 (d, J=1.3 Hz, 2 H), 7.66 (ddd, J=7.8, 4.9, 0.9 Hz, 1 H), 7.95 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.63 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 8.71 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 348.1719 [(M+H)
+, C
21H
22N
3O
2についての計算値: 348.1712].
【0330】
実施例72
(a) クロロメトキシ−酢酸エチルエステル
【化121】
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クロロメトキシ−酢酸エチルエステルを、Heterocycles 2005, 65, 1967に記載された方法に従って製造する。2ツ口フラスコに、ホルムアルデヒド(0.747g, 24.9mol)、ヒドロキシ酢酸エチルエステル(2.0g, 19.2mmol)およびトルエン(50ml)を入れる。反応混合物を−20℃まで冷却し、HClガスを30分間通気する。硫酸ナトリウム(4g)を反応混合物に加える。次いでこれを−10℃で一夜撹拌し、0℃まで温め、さらに5時間撹拌する。固体を濾過して取り、濾液を真空で濃縮し、クロロメトキシ−酢酸エチルエステルを無色の油状物として得る。
【0331】
(b) (5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメトキシ)−酢酸エチルエステル
【化122】
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フラスコに、THF(20ml)中の5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2)(0.930g, 3.33mmol)を入れ、0℃まで冷却する。KHMDS(トルエン中0.5M, 16.65ml, 8.32mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、続いてクロロメトキシ−酢酸エチルエステル(1.27g, 8.32mmol)を添加する。反応混合物を3時間撹拌し、次いで水で洗浄し、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジニル−インドール−1−イルメトキシ)−酢酸エチルエステルを固体として得る。
MS (ESI) m/z 359.2 (M+H)
+.
【0332】
(c) (5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメトキシ)−酢酸
【化123】
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フラスコに、MeOH(10ml)中の(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジニル−インドール−1−イルメトキシ)−酢酸エチルエステル(0.622g, 1.737mmol)を入れる。水性水酸化リチウム(1M, 4.34ml, 4.34mmol)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌する。1M 水性HClを用いて反応混合物をpH 1まで酸性にする。沈殿物を濾過し、MeOH中で再結晶し、(5−クロロ−3−メチル−2−フェニル−インドール−1−イルメトキシ)−酢酸を白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.27 (s, 3 H), 4.02 (s, 2 H), 5.54 (s, 2 H), 7.27 (dd, J=8.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.59 - 7.68 (m, 3 H), 8.10 (ddd, J=8.0, 1.9, 1.8 Hz, 1 H), 8.67 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 331.0849 [(M+H)
+, C
17H
16ClN
2O
3についての計算値: 331.0849].
【0333】
実施例73
2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメトキシ)−エタノール
【化124】
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フラスコに、(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメトキシ)−酢酸エチルエステル(実施例72b, 1.00g, 2.79mmol)およびTHF(10ml)を入れる。反応混合物を0℃まで冷却し、水素化リチウムアルミニウム(THF中1M, 6.98ml, 6.98mmol)を加える。室温で1時間撹拌した後、混合物を水(0.3ml)で、続いて16% 水性NaOH(0.3ml)でクエンチする。水(1ml)を加え、10分間撹拌を続ける。固体を濾過して取り、濾液を真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−アセトニトリル, 3:1)、続いてChiralcel(登録商標) IA カラムで精製し(ヘプタン−EtOH, 9:1)、2−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメトキシ)−エタノールを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.27 (s, 3 H), 3.42 - 3.49 (m, 2 H), 3.60 (t, J=4.8 Hz, 2 H), 5.47 (s, 2 H), 7.27 (dd, J=8.7, 1.9 Hz, 1 H), 7.57 - 7.62 (m, 2 H), 7.64 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 8.10 (dt, J=7.8, 1.9 Hz, 1 H), 8.66 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=1.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 317.1056 [(M+H)
+, C
17H
17ClN
2O
2についての計算値: 317.1507].
【0334】
実施例74
(a) 3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−プロピオン酸
【化125】
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フラスコに、DMF(7ml)中の5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール塩酸塩(実施例2, 0.700g, 2.50mmol)を入れ、0℃に冷却する。カリウム tert−ブトキシド(0.740mg, 6.26mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌し、氷浴で再冷却する。アクリル酸メチルエステル(0.680ml, 7.52mmol)を加え、反応混合物を1.5時間撹拌する。1M 水性HClを用いて反応混合物をpH 1まで酸性にし、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 9:1)、3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジニル−インドール−1−イル)−プロピオン酸を白色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 315.18 (M+H)
+
【0335】
(b) 3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イル)−プロパン−1−オール
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジニル−インドール−1−イル)−プロピオン酸(0.344g, 1.09mmol)およびTHF(10ml)を入れる。反応混合物を0℃まで冷却し、LAH(THF中1M, 2.73ml, 2.73mmol)を加える。室温で30分間撹拌した後、混合物を0℃まで冷却し、水性NaHCO
3でクエンチし、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、3−(5−クロロ−3−メチル−2−ピリジニル−インドール−1−イル)−プロパン−1−オールを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.71 - 1.82 (m, 2 H), 2.23 (s, 3 H), 3.38 (t, J=6.1 Hz, 2 H), 4.18 - 4.24 (m, 2 H), 7.21 (dd, J=8.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.57 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.65 (ddd, J=7.9, 5.0, 1.0 Hz, 1 H), 7.98 (ddd, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.65 (dd, J=2.3, 0.8 Hz, 1 H), 8.67 (dd, J=5.1, 1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 301.1108 [(M+H)
+, C
17H
18ClN
2Oについての計算値: 301.1108].
【0336】
実施例75
4−(5−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、NaH(0.284g, 7.093mmol)およびDMSO(1.5ml)を入れる。DMSO(0.5ml)中の5−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−インドール(実施例7, 0.112g, 0.507mmol)を加える。フラスコとシリンジをDMSO(2回, 0.5ml)で濯ぐ。10分後、4−(ブロモメチル)安息香酸エチル(0.192g, 0.760mmol)をそのまま加える。10分後、水を加える。得られた沈殿物を焼結ガラス漏斗で濾過し、水で、そしてジクロロメタンで洗浄し、4−(5−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチル)−安息香酸を灰白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (ナトリウム塩) 5.49 (s, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.92 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 6.95 - 7.00 (m, 1 H), 7.31 - 7.37 (m, 2 H), 7.49 (dd, J=7.7, 5.2 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 7.87 - 7.92 (m, 1 H), 8.56 (dd, J=4.9, 1.5 Hz, 1 H), 8.68 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 347.1212 [(M+H)
+, C
21H
16FN
2O
2についての計算値: 347.1196].
【0337】
実施例76
2,2−ジメチル−プロピオン酸 5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチルエステル
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
THF(20ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8, 210mg, 1.37mmol)の溶液に、室温で、トルエン中0.5M KHMDS(4.1ml, 2.05mmol)を加える。30分後、ピバル酸クロロメチル(510mg, 3.08mmol)を加える。混合物をN
2下で1時間撹拌する。飽和水性重炭酸ナトリウム(0.5ml)を加えて反応をクエンチする。シリカゲルを混合物に加え、溶媒を真空で除去する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から1:0)。さらに、HPLCによって、Xbridge RP18を用いて、アセトニトリル中0.1% 水性水酸化アンモニウムの濃度勾配で精製し、2,2−ジメチル−プロピオン酸 5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−イルメチルエステルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.20 (s, 9 H), 6.08 (s, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 7.49 (ddd, J=7.8, 4.8, 0.8 Hz, 1 H), 7.56 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.94 (ddd, J=7.9, 2.0 Hz, 1 H), 8.01 (dd, J=1.5, 0.5 Hz, 1 H), 8.75 (dd, J=4.8, 1.8 Hz, 1 H), 8.87 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 334.1566 [(M+H)
+, C
20H
20N
3O
2についての計算値: 334.1556].
【0338】
実施例77
(a) 4,4−ジメチル−ペンタ−1−エン−3−オン
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
この手順は、Tetrahedron Lett. 1978, 32, 2955から適合させる。フラスコに、3,3−ジメチル−ブタン−2−オン(1.00g, 9.98mmol)、p−ホルムアルデヒド(1.34g, 44.9mmol)、N−メチルアニリニウム トリフルオロ酢酸塩(3.31g, 14.9mmol)およびTHF(10ml)を入れる。反応混合物を16時間還流し、続いて、さらなる量のp−ホルムアルデヒド(0.674g, 22.45mmol)およびN−メチルアニリニウム トリフルオロ酢酸塩(1.64g, 7.48mmol)を添加する。さらに5.5時間還流した後、混合物を室温まで冷却し、ペンタン(20ml)を加える。フラスコの底に褐色の油状物を集める。上清を取り、ペンタン(25ml)を加える。傾捨後、上清を取る。上清を合わせて、真空で濃縮し、4,4−ジメチル−ペンタ−1−エン−3−オンを無色の油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.18 (s, 9 H), 5.68 (dd, J=10.4, 2.0 Hz, 1 H), 6.36 (dd, J=16.9, 2.0 Hz, 1 H), 6.83 (dd, J=16.9, 10.4 Hz, 1 H).
【0339】
(b) 1−(4,4−ジメチル−3−オキソ−ペンチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化130】
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DMSO(5ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8, 0.225g, 1.026mmol)の溶液に、カリウム tert−ブトキシド(0.182g, 1.53mmol)を加え、混合物を室温で0.5時間撹拌する。4,4−ジメチル−ペンタ−1−エン−3−オン(0.345g, 3.078mmol)を加え、混合物を50℃で一夜撹拌する。酢酸エチルで希釈し、溶液を得る。これを水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣を、Xbridge Shield RP18によって、0.1% NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、油状物を得る。ジエチルエーテルおよび数滴の濃塩酸を添加し、続いて凍結乾燥して、1−(4,4−ジメチル−3−オキソ−ペンチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを明黄色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (塩酸塩) 0.90 (s, 9 H), 2.94 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 4.61 (t, J=6.6 Hz, 2 H), 6.88 (s, 1 H), 7.59 (dd, J=8.7, 1.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.93 (dd, J=8.0, 5.4 Hz, 1 H), 8.10 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.44 (dt, J=7.9, 1.7 Hz, 1 H), 8.82 (dd, J=5.3, 1.3 Hz, 1 H), 8.96 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 332.1762 [(M+H)
+, C
21H
22N
3Oについての計算値: 332.1763].
【0340】
実施例78
(a) 3,3−ジメチル−アゼチジン−2−オン
【化131】
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250mlのParr社製ガラス容器に、エタノール(90ml)に溶解したRh/Al
2O
3(2.33g, 1.13mmol)および2,2−ジメチルシアノ酢酸エチル(2.0g)を入れる。フラスコを排気し、水素(50psi)を充填し、混合物を50psiの水素下で振盪する。48時間後、混合物を濾過し、真空で濃縮し(50Torr, 35℃, 30分)、粗製の混合物を得る。これを窒素下で無水エーテル(60ml)に溶解し、0℃に冷却する。LHMDS(THF中1.0M, 10ml, 10mmol)を滴下し、冷却浴を除く。2時間後、混合物を0℃まで冷却し、1M 水性重硫酸ナトリウムでクエンチし、エーテルで希釈する。有機相を、1M 水性重硫酸ナトリウムで、そして塩水で洗浄する。4M 水性水酸化ナトリウムで合わせた水相のpHを14に調節し、水相をジクロロメタンで繰り返し抽出する。ジクロロメタン相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル)、3,3−ジメチル−アゼチジン−2−オンを無色の油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.34 (s, 6 H), 3.13 (s, 2 H).
【0341】
(b) 1−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−アゼチジン−2−オン
【化132】
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フラスコに、3,3−ジメチル−アゼチジン−2−オン(0.159g, 1.524mmol)、水性ホルムアルデヒド(37%wt, 0.124g, 1.524mmol)および砕いた炭酸カリウム(0.009g, 0.061mmol)を入れる。フラスコを予め加熱した油浴(75℃)に入れる。15分後、フラスコを油浴から外し、室温で放置する。2時間後、混合物をアセトンに溶かし、硫酸マグネシウムで乾燥し、シリカゲルのプラグで濾過する。真空で濃縮し(30℃, 40Torr)、1−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−アゼチジン−2−オンを得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.32 (s, 6 H), 3.23 (s, 2 H), 4.69 (d, J=7.5 Hz, 2 H).
【0342】
(c) 1−(3,3−ジメチル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルメチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化133】
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フラスコに、1−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−アゼチジン−2−オン(0.179g, 1.317mmol)およびジクロロメタン(5ml)を入れ、塩化チオニル(0.63g, 5.27mmol)を加える。混合物を室温で一夜撹拌し、真空で濃縮し、油状物を得る。これをDMF(0.8ml)に再度溶解する。2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8, 0.213g, 0.922mmol)をDMF(5ml)に溶解し、0℃に冷却し、NaH(0.053g, 1.317mmol)を少しずつ加える。30分後、塩化物の溶液を加える。1時間後、NaH(0.027g, 0.67mmol)を加え、混合物を一夜撹拌する。混合物を水滴の水でクエンチし、メタノールおよびDMSOで希釈する。混合物を、Xbridge C18で、9:1から1:9 水−アセトニトリルの濃度勾配で溶出し、1−(3,3−ジメチル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルメチル)−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.18 (s, 6 H), 2.82 (s, 2 H), 5.47 (s, 2 H), 6.71 (s, 1 H), 7.47 - 7.51 (m, 1 H), 7.56 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.80 - 7.83 (m, 1 H), 8.01 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.75 - 8.76 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 331.1558 [(M+H)
+, C
20H
19N
4Oについての計算値: 331.1559].
【0343】
実施例79
5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸イソプロピルエステル
【化134】
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5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール(実施例3, 0.246g, 1.044mmol)をDMF(9ml)に溶解する。NaH(60%, 0.054g, 1.357mmol)を加え、混合物を1時間撹拌し、その後、イソプロピルクロロホルメート(トルエン中1.0M, 2.1ml, 2.1mmol)を加える。混合物を一夜撹拌し、飽和水性重炭酸ナトリウムでクエンチし、酢酸エチルで抽出する。有機相をMgSO
4で乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 1:4から2:3)、5−フルオロ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸イソプロピルエステルを薄黄色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.07 (d, J=6.3 Hz, 6 H), 2.12 (s, 3 H), 4.93 - 5.04 (m, 1 H), 7.09 - 7.17 (m, 1 H), 7.30 (dd, J=8.8, 2.3 Hz, 1 H), 7.54 - 7.59 (m, 1 H), 7.84 - 7.89 (m, 1 H), 8.23 (dd, J=9.1, 4.5 Hz, 1 H), 8.53 - 8.56 (m, 1 H), 8.61 (dd, J=4.5, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 313.1353 [(M+H)
+, C
18H
18FN
2O
2についての計算値: 313.1352].
【0344】
実施例80
5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化135】
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DMF(2ml)中の3−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例6, 96mg, 0.40mmol)の溶液に、室温で、トリエチルアミン(30mg, 0.30mmol)、炭酸ジ−tert−ブチル(65mg, 0.30mmol)および4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(2mg, 0.020mmol)を加える。混合物をN
2下で撹拌する。混合物を、Xbridge RP18によって、0.1%水性水酸化アンモニウム中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、5−シアノ−3−メチル−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.30 (s, 9 H), 2.16 (s, 3 H), 7.47 - 7.55 (m, 1 H), 7.65 (dd, J=8.7, 1.6 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=7.3 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.35 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.63 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.69 (dd, J=5.1, 1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 334.1566 [(M+H)
+, C
20H
20N
3O
2についての計算値: 334.1556].
【0345】
実施例81
5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化136】
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1−Boc−5−シアノインドール−2−ボロン酸(339mg, 1.19mmol)、3−ブロモ−ピリジン(150mg, 93μl, 0.95mmol)、水性炭酸ナトリウム(2M, 0.95ml, 1.9mmol)およびDME(4ml)の混合物を窒素で脱気し、PS−Pd(PPh
3)(285mg, 0.11mmol/g, 0.028mmol)を加える。次いで、得られた混合物を、マイクロ波中、120℃で20分間、そして130℃で25分間(3回)、加熱する。反応混合物を焼結ガラス漏斗で濾過し、ジクロロメタン(50ml)で洗浄する。濾液をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮する。残渣を、逆相HPLC(5から80% アセトニトリル−0.1%水性アンモニア)によって精製し、5−シアノ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを固体として得る。
1H NMR (400.3 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.34 (s, 9H), 6.67 (s, 1H), 7.39 (dd, J = 4.9, 7.8 Hz, 1 H), 7.61 (dd, J= 1.6, 8.7 Hz, 1 H), 7.74 (m, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 8.35 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.65 (dd, J = 1.6 Hz, 4.9 Hz, 1 H), 8.69 (d, J = 2.2 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 320 (M+H)
+.
【0346】
実施例82
5−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化137】
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DMF(1ml)中の5−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−インドール(実施例3, 0.100g, 0.452mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.083g, 0.814mmol)、DMAP(0.006g, 0.045mmol)および炭酸ジ−tert−ブチル(0.120g, 0.543mmol)を加える。15時間後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄する。有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濾液を真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 9:1から4:1)、5−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色の油状物として得る。エーテルおよびヘプタンで磨砕し、続いて数日間放置して、固体を得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.35 (s, 9 H), 6.58 (s, 1 H), 7.07 - 7.12 (m, 1 H), 7.23 (dd, J=8.6, 2.5 Hz, 1 H), 7.36 (dd, J=7.8, 5.1 Hz, 1 H), 7.72 - 7.75 (m, 1 H), 8.21 (dd, J=9.1, 4.9 Hz, 1 H), 8.62 (dd, J=4.9, 1.5 Hz, 1 H), 8.69 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 313 (M+H)
+.
【0347】
実施例83
(a) N−(2−シアノメチル−フェニル)−ニコチンアミド
【化138】
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2−アミノフェニルアセトニトリル(5.0g, 37.1mmol)および塩化ニコチノイル(7.5g, 40.8mmol)を乾燥ジクロロメタン(200ml)に溶かし、混合物を冷水浴で冷却しながらジイソプロピルエチルアミン(12.1g, 92.7mmol)を加える。混合物を一夜撹拌し、その後、それを飽和水性重炭酸ナトリウムで2回洗浄する。合わせた水層を酢酸エチルで逆抽出する。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 1:0から19:1)、N−(2−シアノメチル−フェニル)−ニコチンアミドを灰白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 4.02 (s, 2 H), 7.32 - 7.37 (m, 1 H), 7.39 - 7.44 (m, 2 H), 7.50 (d, J=7.1 Hz, 1 H), 7.59 (dd, J=8.1, 4.8 Hz, 1 H), 8.30 - 8.33 (m, 1 H), 8.78 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 9.14 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 10.36 (s, 1 H).
【0348】
(b) 2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化139】
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N−(2−シアノメチル−フェニル)−ニコチンアミド(0.095g, 0.384mmol)をDMF(3ml)に溶解する。NaH(60%, 0.015g, 0.384mmol)を加え、混合物を130℃に加熱する。18時間後、混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、1M 水性水酸化ナトリウムで洗浄する。合わせた洗浄液を酢酸エチルで逆抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 99:1から19:1)、2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを褐色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.29 - 7.32 (m, 1 H), 7.34 - 7.39 (m, 1 H), 7.57 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.39 - 8.44 (m, 1 H), 8.68 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 9.15 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
【0349】
(c) 1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化140】
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DMF(17ml)中の2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル(1.0g, 4.56mmol)に、鉱物油中60% 水素化ナトリウム(547mg, 13.68mmol)を加え、懸濁液を30分間撹拌する。次いでヨードメタン(971mg, 6.84mmol)を反応混合物に加え、環境温度で1時間撹拌する。水性NaHCO
3(3ml)を加え、混合物を真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール濃度勾配)、1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.83 (s, 3 H), 7.35 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.40 - 7.46 (m, 1 H), 7.64 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.67 - 7.74 (m, 2 H), 8.16 (dt, J=8.0, 2.0, 1.9 Hz, 1 H), 8.76 (dd, J=5.1, 1.5 Hz, 1 H), 8.86 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 234.1029 [(M+H)
+, C
15H
12N
3についての計算値: 234.1031].
【0350】
実施例84
1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化141】
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DMF(17ml)中のN−(2−シアノメチル−フェニル)−ニコチンアミド(実施例83a, 400mg, 1.69mmol)の溶液に、Cs
2CO
3(1.1g, 3.37mmol)を加える。反応物を80℃に加熱し、その時点で、DMF(5ml)中のヨードエタン(0.14ml, 1.75mmol)の溶液を75分かけて加える。次いで、温度を100℃に上げる。さらに2時間撹拌した後、反応物を室温まで冷却し、飽和水性NH
4Clでクエンチし、酢酸エチルおよび水で希釈する。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出する。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 3:10から1:0)、1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.40 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 4.22 (q, J=7.2 Hz, 2 H), 7.32 - 7.45 (m, 2 H), 7.47 - 7.51 (m, 1 H), 7.54 (dd, J=7.8, 5.6 Hz, 1 H), 7.82 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.91 - 7.98 (m, 1 H), 8.78 - 8.85 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 248.1190 [(M+H)
+, C
16H
14N
3についての計算値: 248.1188].
【0351】
実施例85
3−(2−エトキシ−エチル)−1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化142】
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トルエン(20ml)中の1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例84, 590mg, 2.4mmol)の溶液に、−60℃で、DIBAL−Hの1M溶液(3.6ml, 3.6mmol)を加える。反応物を1時間撹拌し、−40℃以下に保つ。次いで反応物を水(1ml)でクエンチし、室温とする。次いで無水硫酸ナトリウム(約2g)を反応混合物に加える。反応混合物をセライトのプラグで濾過する。硫酸(2M, 約5ml)を加え、望ましいアルデヒドへの変換完了後、Na
2CO
3を添加して反応混合物をpH 8とし、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルバルデヒドをさらに精製することなく用いる。THF(3ml)中の塩化 エトキシメチルトリフェニルホスホニウム(0.32g, 0.9mmol)の溶液に、カリウム tert−ブトキシド(THF中1M, 0.93ml, 0.93mmol)を加える。得られた赤色の溶液を15分間撹拌し、その時点で、THF(3ml)中の1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(75mg, 0.3mmol)の溶液を加える。反応物を1時間撹拌し、飽和水性NH
4Clでクエンチし、水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮する。得られた3−(2−エトキシ−ビニル)−1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールのE/Z混合物を、次いで、メタノール(5ml)に溶解し、10% Pd/C(32mg, 0.03mmol)を加える。反応混合物を、H
2ガスの雰囲気下(バルーン)、2時間撹拌する。次いで反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮乾固する。得られた残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から2:5)、3−(2−エトキシ−エチル)−1−エチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.17 (t, J=7.0 Hz, 3 H), 1.23 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 2.94 (t, J=7.3 Hz, 2 H), 3.43 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 3.61 (t, J=7.3 Hz, 2 H), 4.05 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 7.19 (t, J=7.4 Hz, 1 H), 7.30 (t, J=7.1 Hz, 1 H), 7.40 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.53 (dd, J=7.6, 5.1 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.92 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.72 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 295.1805 [(M+H)
+, C
19H
23N
2Oについての計算値: 295.1810].
【0352】
実施例86
(a) 4−クロロ−2−フルオロ−6−ピリジン−3−イルエチニル−フェニルアミン
【化143】
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トリエチルアミン(100ml)中の3−エチニルピリジン(1.13g, 11mmol)および2−フルオロ−4−クロロ−6−ヨードアニリン(2.71g, 10mmol)の混合物に、PdCl
2(PPh
3)
2(175mg, 0.25mmol)およびCuI(95mg, 0.50mmol)を加え、混合物を1時間還流する。溶媒を真空で除去し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 1:0から24:1)、4−クロロ−2−フルオロ−6−ピリジン−3−イルエチニル−フェニルアミンを得る。
MS (ESI) m/z 247 (M+H)
+.
【0353】
(b) 5−クロロ−7−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
NMP(40ml)中の4−クロロ−2−フルオロ−6−ピリジン−3−イルエチニル−フェニルアミン(3.1g, 12.57mmol)の溶液に、カリウム tert−ブトキシド(2.1g, 18.85mmol)を加え、混合物を一夜撹拌する。水(1ml)を加えて反応をクエンチし、混合物を水(100ml)に注ぐ。混合物をジエチルエーテルで5回抽出する。合わせた有機相を一部濃縮し、生成物を沈殿させる。これを焼結ガラス漏斗で濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、5−クロロ−7−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.10 - 7.15 (m, 2 H), 7.47 - 7.53 (m, 2 H), 8.31 (dt, J=8.2, 1.9, 1.8 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=4.3 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H), 12.23 (s, 1 H).
【0354】
実施例87
5−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
3−エチニルピリジンおよび4−クロロ−6−ヨードアニリンを、実施例86に記載された方法に従って処理し、5−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 6.96 (s, 1 H), 7.14 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.41 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.54 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 7.59 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.25 (dt, J=8.0, 1.9 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 9.02 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 229.0522 [(M+H)
+, C
13H
10ClN
2についての計算値: 229.0533].
【0355】
実施例88
5,6−ジメチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化146】
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3−エチニルピリジンおよび3,4−ジメチル−6−ヨードアニリンを、実施例86に記載された方法に従って処理し、5,6−ジメチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 223.13 (M+H)
+.
【0356】
実施例89
6−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化147】
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3−エチニルピリジンおよび3−フルオロ−6−ヨードアニリンを、実施例86に記載された方法に従って処理し、6−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 213.0 (M+H)
+.
【0357】
実施例90
(a) 4−メトキシ−ピリジン−3−カルバルデヒド
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、ペンタン(47.1ml, 80.1mmol)およびTHF(20ml)中の1.7M tert−ブチルリチウムを入れ、−78℃に冷却する。2−ブロモメシチレン(6.0ml, 39mmol)を滴下する。混合物を1時間撹拌し、4−メトキシピリジン(3.0ml, 30mmol)を滴下する。混合物を−23℃まで温め、3時間撹拌する。混合物を再度−78℃まで冷却し、ジメチルホルムアミド(3.5ml, 45mmol)を加える。1時間後、塩水(50ml)を混合物に−78℃で加え、室温まで温める。混合物をエーテルで抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥する。濃縮し、続いてシリカゲルのクロマトグラフィーを行い、0から6% メタノール−ジクロロメタンの濃度勾配で溶出し、4−メトキシ−ピリジン−3−カルバルデヒドを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.01 (s, 3 H), 6.94 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 8.65 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 8.90 (s, 1 H), 10.46 (s, 1 H).
【0358】
(b) 3−(2,2−ジブロモ−ビニル)−4−メトキシ−ピリジン
【化149】
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フラスコに、トリフェニルホスフィン(21.4g, 81.6mmol)、四臭化炭素(13.5g, 40.8mmol)およびジクロロメタン(300ml)を入れる。ジクロロメタン(300ml)中の4−メトキシ−ピリジン−3−カルバルデヒド(2.8g, 20.4mmol)を0℃で加える。混合物を0℃で1時間撹拌する。混合物を飽和水性塩化アンモニウムで抽出し、水相をNaHCO
3で中和し、ジクロロメタンで抽出する。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮し、シリカゲルのクロマトグラフィーによって精製し、0から10% メタノール−ジクロロメタンの濃度勾配で溶出し、3−(2,2−ジブロモ−ビニル)−4−メトキシ−ピリジンを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.90 (s, 3 H), 6.81 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 8.48 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 8.76 (s, 1 H).
【0359】
(c) 4−メトキシ−3−エチニル−ピリジン
【化150】
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フラスコに、3−(2,2−ジブロモ−ビニル)−4−メトキシ−ピリジン(3.7g, 12.63mmol)およびTHF(100ml)を入れ、ペンタン中1.6M nBuLi(17.4ml, 27.79mmol)を−78℃で滴下する。混合物を−78℃で1時間撹拌した後、飽和水性NH
4Cl(0.5ml)を添加する。混合物を室温まで温め、水(100ml)に注ぐ。混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥する。濃縮し、続いてシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーを行い、0から5% メタノール−ジクロロメタンの濃度勾配で溶出し、4−メトキシ−3−エチニル−ピリジンを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.39 (s, 1 H), 3.96 (s, 3 H), 6.82 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 8.46 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 8.58 (s, 1 H).
【0360】
(d) 2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化151】
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4−メトキシ−3−エチニル−ピリジンおよび4−シアノ−6−ヨードアニリンを、実施例86に記載された方法に従って処理し、2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリルを、HPLCによって、Xbridge Shield RP18を用いて、0.1% NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で精製する。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 4.04 (s, 3 H), 7.14 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 7.25 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 7.47 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 8.47 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 8.91 (s, 1 H), 11.91 (br. s., 1 H).
HRMS (ESI) m/z 250.0968 [(M+H)
+, C
15H
12N
3Oについての計算値: 250.0980].
【0361】
実施例91
2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化152】
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フラスコに、N−Boc−インドール−2−ボロン酸(0.407g, 1.55mmol)、3−クロロ−5−ブロモピリジン(0.200g, 1.03mmol)、s−phos(0.021g, 0.05mmol)、リン酸カリウム(0.441g, 2.07mmol)およびトルエン(5ml)を入れる。フラスコを排気してN
2を3回充填し、Pd
2(dba)
3(0.019g, 0.02mmol)を加える。フラスコを排気してN
2で3回充填する。混合物を1時間還流し、次いで室温まで冷却し、セライトで濾過する。濾液を真空で濃縮し、2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを油状物として得る。残渣をDCM(5ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2ml)を加える。反応混合物を室温で4時間撹拌し、続いて飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチする。ジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:2)、2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.06 (s, 1 H), 7.08 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.20 (t, J=7.7 Hz, 1 H), 7.45 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.30 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.96 (d, J=1.8 Hz, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 229.0542 [(M+H)
+, C
13H
10ClN
2についての計算値: 229.0533].
【0362】
実施例92
2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化153】
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3−フルオロ−5−ブロモピリジンを、実施例91に記載された手順に従って処理し、2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
HRMS (ESI) m/z 213.0834 [(M+H)
+, C
13H
10N
2Fについての計算値: 213.0828].
【0363】
実施例93
5−メトキシ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモピリジンおよびN−Boc−5−メトキシ−インドール−2−ボロン酸を、実施例91に記載された手順に従って処理し、5−メトキシ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
HRMS (ESI) m/z 225.1026 [(M+H)
+, C
14H
13N
2Oについての計算値: 225.1028]
【0364】
実施例94
6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
3−メチル−5−ブロモピリジンおよびN−Boc−6−クロロ−インドール−2−ボロン酸を、実施例91に記載された手順に従って処理し、6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
(ESI) m/z 243.0 (M+H)
+.
【0365】
実施例95
6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化156】
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3−トリフルオロメチル−5−ブロモピリジンおよびN−Boc−6−クロロ−インドール−2−ボロン酸を、実施例91に記載された手順に従って処理し、6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
(ESI) m/z 297.0 (M+H)
+.
【0366】
実施例96
5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化157】
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3−フルオロ−5−ブロモピリジンおよびN−Boc−5−フルオロ−インドール−2−ボロン酸を、実施例91に記載された手順に従って処理し、5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
(ESI) m/z 231.04 (M+H)
+.
【0367】
実施例97
6−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化158】
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3−ブロモピリジンおよびN−Boc−6−クロロ−インドール−2−ボロン酸を、実施例91に記載された手順に従って処理し、6−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
(ESI) m/z 229.0 (M+H)
+.
【0368】
実施例98
2−(5−ベンジルオキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1H−インドール
【化159】
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フラスコに、6−クロロ−1−Boc−インドール−2−ボロン酸(0.839g, 2.83mmol)、1−ベンジルオキシ−3−ブロモ−ピリジン(0.500g, 1.89mmol)、リン酸カリウム(1.2g, 5.67mmol)およびDMF(5ml)を入れる。フラスコを排気して窒素を3回充填し、Pd(PPh
3)
4(0.164g, 0.141mmol)を加える。再度、フラスコを排気して窒素を3回充填し、80℃で3.5時間加熱する。次いで混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をDCM(1ml)に再度溶解し、トリフルオロ酢酸(2ml)を加える。1時間後、4M 水性NaOHを加え、続いてDCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:1)、2−(3−ベンジルオキシ−フェニル)−6−クロロ−1H−インドールを黄色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 335.07 (M+H)
+.
【0369】
実施例99
2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1H−インドール
【化160】
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1−エトキシ−3−ブロモ−ピリジンを、実施例98に記載された方法に従って処理し、2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 273.27 (M+H)
+
【0370】
実施例100
2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化161】
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フラスコに、3−アミノ−5−ブロモピリジン(0.173g, 0.950mmol)、N−メチル−インドールボロン酸(0.262g, 1.425mmol)、s−Phos(0.030g, 0.071mmol)、細かく砕いたリン酸カリウム(0.407g, 1.900mmol)およびトルエン(4ml)を入れる。30分間脱気した後、Pd
2dba
3(0.018g, 0.019mmol)を加え、フラスコに窒素を吹きつけ、混合物を85℃に加熱する。3時間後、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、シリカゲルのプラグで濾過する(酢酸エチルで溶出)。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:7から0:1)、2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを灰白色の粉末として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.74 (s, 3 H), 5.49 (s, 2 H), 6.56 (s, 1 H), 7.05 - 7.09 (m, 1 H), 7.09 - 7.10 (m, 1 H), 7.17 - 7.21 (m, 1 H), 7.49 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.57 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.94 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 7.99 (d, J=2.5 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 224 (M+H)
+.
【0371】
実施例101
2−(5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
5−メトキシ−3−ブロモ−ピリジンを、実施例100に記載された方法に従って処理し、2−(5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.82 (s, 3 H), 4.00 (s, 3 H), 6.69 (d, J=0.8 Hz, 1 H), 7.08 - 7.16 (m, 1 H), 7.23 - 7.30 (m, 1 H), 7.47 (dd, J=8.3, 0.8 Hz, 1 H), 7.58 - 7.66 (m, 2 H), 8.32 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 8.37 (d, J=1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 239.1175 [(M+H)
+, C
15H
15N
2Oについての計算値: 239.1184].
【0372】
実施例102
5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸エチルエステル
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
5−ブロモ−ニコチン酸エチルエステルを、実施例100に記載された方法に従って処理し、5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸エチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.47 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 3.83 (s, 3 H), 4.50 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 6.76 (s, 1 H), 7.14 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.29 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.50 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.64 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.56 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 9.00 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 9.17 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 281.1297 [(M+H)
+, C
17H
17N
2O
2についての計算値: 281.1290].
【0373】
実施例103
5−(1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−カルバルデヒド
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、3−ブロモピリジン−5−カルボキサルデヒド(4.12g, 21.48mmol)、N−Boc−インドールボロン酸(8.59g, 32.23mmol)、s−Phos(0.68g, 1.61mmol)、細かく砕いたリン酸カリウム(9.21g, 42.97mmol)およびトルエン(70ml)を入れる。1時間脱気した後、Pd
2dba
3(0.40g, 0.43mmol)を加え、フラスコに窒素を吹きつけ、混合物を85℃に加熱する。30分後、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、シリカゲルのプラグで濾過する。シリカゲル(50g)を濾液に加え、混合物を真空で濃縮する。穏やかに撹拌しながら、真空オイルポンプ下で、残渣を60℃で一夜加熱する。次いで、混合物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーカラムに負荷し、溶出し(ヘプタン−酢酸エチル, 4:1から2:3)、5−(1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−カルバルデヒドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.02 - 7.08 (m, 1 H), 7.14 - 7.19 (m, 1 H), 7.20 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 7.45 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.59 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.66 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 9.00 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 9.39 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 10.18 (s, 1 H), 11.86 (br. s., 1 H).
MS (ESI) m/z 223.02 (M+H)
+.
【0374】
実施例104
5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−カルバルデヒド
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、N−(tert−ブトキシカルボニル)−6−クロロ−1H−インドール−2−イルボロン酸(8.3g, 28.1mmol)、5−ブロモニコチンアルデヒド(4.35g, 23.4mmol)、K
3PO
4(9.94g, 46.8mmol)、s−Phos(0.480g, 1.170mmol)およびPd
2(dba)
3(0.429g, 0.468mmol)を入れ、フラスコにN
2を吹き付ける。トルエン(250ml)を加え、混合物を85℃で1.5時間加熱する。混合物を室温まで冷却する。酢酸エチル(250ml)を加え、混合物をシリカゲルのパッドで濾過し、これをEtOAcで洗浄する。シリカゲルを合わせた濾液に加え、これを真空で濃縮する。残渣を、高真空下、63℃で一夜置き、酢酸エチルで溶出した後、5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−カルバルデヒドを得る。
MS (ESI) m/z 257.0 and 258.9 (M+H)
+.
【0375】
実施例105
(a) 3−ブロモ−5−ビニル−ピリジン
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(20ml)中の臭化 メチルトリフェニルホスフィン(3.16g, 8.87mmol)の溶液に、ヘキサメチルジシラザン ナトリウム(THF中1M溶液, 9.67ml, 9.67mmol)を滴下する。反応混合物を室温で30分間撹拌し、その後、5−ブロモ−ピリジン−3−カルバルデヒド(1.5g, 8.06mmol)を加える。反応混合物を室温で1時間撹拌する。混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 7:3)、3−ブロモ−5−ビニル−ピリジンを無色の油状物として得る。
MS (ESI) m/z 185.91 (M+H)
+.
【0376】
(b) 1−メチル−2−(5−ビニル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモ−5−ビニル−ピリジンを、実施例100に記載された方法に従って処理し、1−メチル−2−(5−ビニル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 235.40 (M+H)
+.
【0377】
実施例106
(a) (3−ブロモ−ピリジン−4−イル)−メタノール
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
MeOH(5ml)中の3−ブロモ−ピリジン−4−カルバルデヒド(0.500g, 2.68mmol)の溶液に、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(0.122g, 3.22mmol)を加える。混合物を室温で1時間撹拌し、続いて溶媒を真空で除去する。残渣をDCMに再度溶解し、水で2回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、(3−ブロモ−ピリジン−4−イル)−メタノールを黄色の油状物として得る。
MS (ESI) m/z 189.9 (M+H)
+
【0378】
(b) [3−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−4−イル]−メタノール
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
マイクロ波反応器に、1−メチル−インドール−2−ボロン酸(1.18g, 6.78mmol)、(3−ブロモ−ピリジン−4−イル)−メタノール(0.850g, 4.52mmol)、リン酸カリウム(1.91g, 9.04mmol)およびDMF(10ml)を入れる。反応器を排気して窒素を3回充填し、Pd(PPh
3)
4(0.261g, 0.226mmol)を加える。再度、反応器を排気して窒素を3回充填する。混合物を、マイクロ波照射下、120℃で1時間加熱し、次いで酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、[3−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−4−イル]−メタノールを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.58 (s, 3 H), 4.57 (s, 2 H), 6.54 (s, 1 H), 7.14 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.27 (ddd, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.46 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.62 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J=5.1 Hz, 1 H), 8.49 (s, 1 H), 8.67 (d, J=5.1 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 239.1177 [(M+H)
+, C
15H
15N
2Oについての計算値: 239.1184].
【0379】
実施例107
2−(4−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモ−4−クロロピリジンを、実施例106bに記載された方法に従って処理し、2−(4−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.64 (s, 3 H), 6.61 (s, 1 H), 7.14 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.28 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.47 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.64 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=5.3 Hz, 1 H), 8.62 (d, J=5.6 Hz, 1 H), 8.66 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 243.0686 [(M+H)
+, C
14H
12ClN
2についての計算値: 243.0689].
【0380】
実施例108
2−(5−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモ−5−ヒドロキシピリジンを、実施例106bに記載された方法に従って処理し、2−(5−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
HRMS (ESI) m/z 225.1028 [(M+H)
+, C
14H
13N
2Oについての計算値: 225.1028].
【0381】
実施例109
2−(5−ベンジルオキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール
【化172】
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フラスコに、2−(5−ベンジルオキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1H−インドール(実施例98, 0.435g, 1.29mmol)、炭酸ジメチル(0.328ml, 3.89mmol)、炭酸カリウム(0.098g, 0.714mmol)およびDMF(3ml)を入れる。反応混合物を150℃で一夜撹拌する。次いでそれを室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:1)、2−(5−ベンジルオキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドールを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.70 (s, 3 H), 5.31 (s, 2 H), 6.67 (d, J=0.8 Hz, 1 H), 7.10 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.35 - 7.40 (m, 1 H), 7.41 - 7.47 (m, 2 H), 7.49 - 7.55 (m, 3 H), 7.57 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.64 (dd, J=2.5, 1.8 Hz, 1 H), 8.35 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.39 (d, J=2.8 Hz, 1 H);
HRMS (ESI) m/z 349.1108 [(M+H)
+, C
21H
18ClN
2Oについての計算値: 349.1108].
【0382】
実施例110
2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール
【化173】
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2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1H−インドール(実施例99)を、実施例109に記載された方法に従って処理し、2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 287.07 (M+H)
+.
【0383】
実施例111
6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化174】
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6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例94)を、実施例109に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 257.1 (M+H)
+.
【0384】
実施例112
6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化175】
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6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例95)を、実施例109に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 311.0 (M+H)
+.
【0385】
実施例113
6−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1−メチル−1H−インドール
【化176】
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6−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例97)を、実施例109に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1−メチル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 243.02 (M+H)
+.
【0386】
実施例114
2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化177】
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DMF(4ml)中の2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例90, 178mg, 0.649mmol)の溶液に、鉱物油中60% 水素化ナトリウム(78mg, 1.95mmol)を加え、懸濁液を30分間撹拌する。次いでヨードメタン(138mg, 0.97mmol)を反応混合物に加え、これを環境温度で1時間撹拌する。水性NaHCO
3(3ml)を加えて反応をクエンチし、混合物を濾過し、HPLCによって、Xbridge C18を用いて、0.1% NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボニトリルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.59 (s, 3 H), 3.89 (s, 3 H), 6.67 (s, 1 H), 7.27 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 7.54 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.11 (d, J=1.1 Hz, 1 H), 8.42 (s, 1 H), 8.60 (d, J=5.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 264.1138 [(M+H)
+, C
16H
14N
3Oについての計算値: 264.1137].
【0387】
実施例115
2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化178】
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2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例91)を、実施例114に記載された方法に従って処理し、2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.83 (s, 3 H), 6.74 (s, 1 H), 7.14 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.25 - 7.33 (m, 1 H), 7.49 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.64 (dd, J=7.8, 0.6 Hz, 1 H), 8.14 (t, J=2.7 Hz, 1 H), 8.63 (dd, J=2.2, 0.9 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=1.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 243.0686 [(M+H)
+, C
14H
12ClN
2についての計算値: 243.0689].
【0388】
実施例116
5−メトキシ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化179】
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5−メトキシ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例93)を、実施例114に記載された手順に従って処理し、5−メトキシ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.78 (s, 3 H), 3.87 (s, 3 H), 6.61 (d, J=0.8 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J=8.9, 2.5 Hz, 1 H), 7.14 (d, J=2.4 Hz, 1 H), 7.37 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 7.60 (ddd, J=8.0, 4.9, 0.9 Hz, 1 H), 8.06 (dt, J=7.9, 2.2, 1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 239.1181 [(M+H)
+, C
15H
15N
2Oについての計算値: 239.1184].
【0389】
実施例117
2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化180】
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2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例92)を、実施例114に記載された手順に従って処理し、2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.83 (s, 3 H), 6.74 (s, 1 H), 7.10 - 7.17 (m, 1 H), 7.26 - 7.32 (m, 1 H), 7.48 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.91 (ddd, J=9.6, 2.8, 1.8 Hz, 1 H), 8.54 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.67 (t, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 227.0989 [(M+H)
+, C
14H
12FN
2についての計算値: 227.0985].
【0390】
実施例118
5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化181】
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5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例96)を、実施例114に記載された手順に従って処理し、5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
(ESI) m/z 245.34 (M+H)
+.
【0391】
実施例119
1,3−ジメチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化182】
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3−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−インドール塩酸塩(実施例1)を、実施例114に記載された手順に従って処理し、1,3−ジメチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.23 (s, 3 H), 3.62 (s, 3 H), 7.06 - 7.12 (m, 1 H), 7.22 (td, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.48 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.55 - 7.61 (m, 2 H), 7.93 (dt, J=7.9, 2.0 Hz, 1 H), 8.66 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.69 (dd, J=2.3, 0.8 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 223.1236 [(M+H)+, C
15H
15N
2についての計算値: 223.1230].
【0392】
実施例120
5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチノニトリル
【化183】
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3−ブロモ−5−シアノ−ピリジンおよびN−Boc−6−クロロ−インドールボロン酸を、実施例103に記載された手順に従って処理し、5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ニコチノニトリルを得る。これを、実施例114に記載された手順に従って処理し、5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチノニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.81 (s, 3 H), 6.81 (s, 1 H), 7.14 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.61 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.46 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.98 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 9.06 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 268.0636 [(M+H)
+, C
15H
10ClN
3についての計算値: 268.0636].
【0393】
実施例121
(a) 2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化184】
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1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−インドール−2−イルボロン酸(2g, 7.66mmol)、3−ブロモ−5−ヨードピリジン(1.45g, 5.11mmol)、水中2M K
2CO
3(5.11ml, 10.21mmol)、PS−Pd(PPh
3)
4(2.84g, 0.255mmol)を含むフラスコに、N
2を吹きつけ、ジオキサン(50ml)を加える。混合物を60℃で3時間撹拌し、その後、さらなる3−ブロモ−5−ヨードピリジン(300mg, 1.06mmol)を加える。混合物を60℃で一夜撹拌する。混合物を室温まで冷却し、シリカゲル(20g)を加える。懸濁液を真空で濃縮し、残渣を、週末にかけて、高真空下、60℃で置く。混合物をシリカのクロマトグラフィーによって精製し、1:9から7:3 EtOAc−ヘプタンの濃度勾配で溶出し、2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 273.0, 275.1 (M+H)
+.
【0394】
(b) 2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−インドール
【化185】
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フラスコに、2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−1H−インドール(1.2g, 4.39mmol)、アセトニトリル(100ml)、炭酸カリウム(1.2g, 8.79mmol)および5−(トリフルオロメチル)−5H−ジベンゾ[b,d]チオフェニウム トリフルオロメタンスルホネート(2.65g, 6.59mmol)を入れる。フラスコを予め70℃に加熱した油浴に入れ、混合物をN
2下で一夜撹拌する。混合物を室温まで冷却し、シリカゲル(10g)を加える。懸濁液をを真空で濃縮し、残渣をシリカのクロマトグラフィーによって精製し、0から30% EtOAc−ヘプタンの濃度勾配で溶出し、2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.25 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.33 (t, J=7.1 Hz, 1 H), 7.55 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.33 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.79 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.86 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
【0395】
(c) 2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−インドール
【化186】
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2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−インドールを、実施例114に記載された方法に従って処理し、2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.62 (s, 3 H), 7.30 (t, J=8.0 Hz, 1 H), 7.37 - 7.44 (m, 1 H), 7.71 (d, J=8.8 Hz, 2 H), 8.36 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.92 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 355.0052 [(M+H)+, C
15H
11BrF
3N
2についての計算値: 355.0052].
【0396】
実施例122
(a) 5−クロロ−7−フルオロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール
【化187】
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DMF(4ml)中の5−クロロ−7−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例86, 276mg, 1.12mmol)の溶液に、鉱物油中60% 水素化ナトリウム(120mg, 3.0mmol)を加え、懸濁液を30分間撹拌する。次いでヨードメタン(213mg, 1.5mmol)を反応混合物に加え、環境温度で1時間撹拌する。水(2ml)を加え、反応をクエンチする。混合物を濾過し、HPLCによって、Xbridge C18を用いて、0.1% NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、5−クロロ−7−フルオロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 261 (M+H)
+.
【0397】
(b) 5−クロロ−7−フルオロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化188】
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ジクロロメタン(10ml)中の5−クロロ−7−フルオロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(130mg, 0.50mmol)の溶液に、環境温度で、イソシアン酸クロロスルホニル(282mg, 2.0mmol)を加え、混合物を11時間撹拌し、その後、無水DMF(1ml)を加える。1時間後、混合物を濃縮し、残渣を、HPLCによって、Xbridge C18を用いて、0.1% NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、5−クロロ−7−フルオロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.89 (d, J=1.8 Hz, 3 H), 7.46 (dd, J=12.4, 1.8 Hz, 1 H), 7.62 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.71 (dd, J=7.5, 4.4 Hz, 1 H), 8.16 (dt, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.83 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.89 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 286.0558 [(M+H)
+, C
15H
10ClFN
3についての計算値: 286.0547].
【0398】
実施例123
2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例91)を、実施例122に記載された方法に従って処理し、2−(5−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.87 (s, 3 H), 7.40 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.48 (ddd, J=7.7, 1.3 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.28 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.70 - 8.90 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 268.0650 [(M+H)
+, C
15H
11ClN
3についての計算値: 268.0641].
【0399】
実施例124
2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例92)を、実施例122に記載された方法に従って処理し、2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.88 (s, 3 H), 7.40 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.48 (ddd, J=7.8, 1.1 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.06 (dt, J=9.0, 2.2 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.77 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 252.0939 [(M+H)
+, C
15H
11FN
3についての計算値: 252.0937].
【0400】
実施例125
1,5,6−トリメチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
5,6−ジメチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例88)を、実施例122に記載された方法に従って処理し、1,5,6−トリメチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.38 (s, 3 H), 2.40 (s, 3 H), 3.75 (s, 3 H), 7.47 (s, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.67 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 8.14 (dt, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.78 (dd, J=4.8, 1.8 Hz, 1 H), 8.88 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 262.1352 [(M+H)
+, C
17H
16N
3についての計算値: 262.1344].
【0401】
実施例126
a) 6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール
【化192】
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フラスコに、5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−カルバルデヒド(実施例104, 7.8g, 28.9mmol)、MeI(5.33g, 37.5mmol)およびDMF(300ml)を入れ、鉱物油中60% NaH(1.386g, 34.6mmol)を0℃で加える。混合物を2時間撹拌する。水(100ml)を加える。混合物をEtOAcで2回抽出し、合わせた有機相を、水(2×200ml)で、そして塩水(200ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。残渣を、シリカゲルのクロマトグラフィーによって、0から2% メタノール−DCMの濃度勾配で精製し、6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 271.0, 272.9 (M+H)
+.
【0402】
b) 6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(10g, 36.9mmol)およびアセトニトリル(1L)を入れ、イソシアン酸クロロスルホニル(15.68g, 111mmol)を0℃で加える。混合物を10分間撹拌する。DMF(18.9g, 259mmol)を0℃で加える。混合物を1.5時間撹拌する。飽和NaHCO
3(20ml)およびトリエチルアミン(51.5ml, 369mmol)を反応混合物に加え、これを10分間撹拌する。混合物を真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、0から5% メタノール−DCMの濃度勾配で溶出し、6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
MS (ESI) m/z 296.0, 297.8 (M+H)
+.
【0403】
実施例127
2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
5−(1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−カルバルデヒド(実施例103)を、ジクロロメタンの代わりにアセトニトリルを用いて、実施例122に記載された方法に従って処理し、2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
MS (ESI) m/z 262.02 (M+H)
+.
【0404】
実施例128
2−(4−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化195】
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フラスコに、2−(4−クロロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例107, 0.110g, 0.418mmol)およびジクロロメタン(5ml)を入れる。イソシアン酸クロロスルホニル(0.091ml, 1.04mmol)を加え、反応物を2分間撹拌し、その後、DMF(1ml)を加える。さらに20分後、反応物をを真空で濃縮し、残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中の0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、2−(4−クロロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.74 (s, 3 H), 7.41 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.49 (t, J=7.7 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.84 (d, J=5.3 Hz, 1 H), 8.61 - 8.86 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 268.0635 [(M+H)
+, C
15H
11ClN
3についての計算値: 268.0641].
【0405】
実施例129
2−(5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化196】
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2−(5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例101)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、2−(5−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.87 (s, 3 H), 4.02 (s, 3 H), 7.36 - 7.42 (m, 1 H), 7.47 (td, J=7.8, 1.1 Hz, 1 H), 7.67 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.72 - 7.77 (m, 2 H), 8.45 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.49 (d, J=2.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 264.1130 [(M+H)
+, C
16H
14N
3Oについての計算値: 264.1137].
【0406】
実施例130
2−(5−ベンジルオキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化197】
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2−(5−ベンジルオキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール(実施例109)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、2−(5−ベンジルオキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.75 (s, 3 H), 5.33 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 2 H), 7.44 (t, J=7.3 Hz, 2 H), 7.54 (d, J=7.1 Hz, 2 H), 7.71 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 7.78 (dd, J=2.8, 1.8 Hz, 1 H), 8.45 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.56 (d, J=2.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 374.1070 [(M+H)
+, C
22H
17ClN
3Oについての計算値: 374.1060].
【0407】
実施例131
2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化198】
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2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール(実施例110)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、2−(5−エトキシ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.51 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 3.84 (s, 3 H), 4.27 (q, J=6.9 Hz, 2 H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.66 - 7.74 (m, 2 H), 7.76 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.43 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=2.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 312.0893 [(M+H)
+, C
17H
15ClN
3Oについての計算値: 312.0904].
【0408】
実施例132
6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化199】
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6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例111)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.44 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 7.36 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.95 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 8.65 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.68 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 282.0803 [(M+H)
+, C
16H
13ClN
3についての計算値: 282.0798].
【0409】
実施例133
6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化200】
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6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例112)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.82 (s, 3 H), 7.39 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.00 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.65 (s, 1 H), 9.22 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 9.23 (d, J=1.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 377.0790 [(M+H+CH
3CN)
+, C
18H
13ClF
3N
4についての計算値: 377.0781].
【0410】
実施例134
5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化201】
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5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例118)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、5−フルオロ−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.87 (s, 3 H), 7.26 (td, J=9.2, 2.4 Hz, 1 H), 7.44 (dd, J=8.7, 2.4 Hz, 1 H), 7.70 (dd, J=9.1, 4.3 Hz, 1 H), 8.06 (dt, J=9.0, 2.4, 2.3 Hz, 1 H), 8.72 - 8.79 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 270.0831 [(M+H)
+, C
15H
10F
2N
3についての計算値: 270.0843].
【0411】
実施例135
5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸エチルエステル
【化202】
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実施例102の生成物を、実施例128に記載された方法に従って処理し、5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸エチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.47 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 4.51 (q, J=7.2 Hz, 2 H), 7.40 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.49 (td, J=7.7, 1.3 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.69 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 9.09 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 9.34 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 306.1246 [(M+H)
+, C
18H
16N
3O
2についての計算値: 306.1243].
【0412】
実施例136
6−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化203】
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実施例113の生成物を、実施例128に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.79 (s, 3 H), 7.37 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.69 (dd, J=7.5, 4.4 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.17 (dt, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.82 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.90 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 268.0653 [(M+H)
+, C
15H
11ClN
3についての計算値: 268.0642].
【0413】
実施例137
(a) 1−メチル−2−(5−エチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化204】
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メタノール(10ml)中の1−メチル−2−(5−ビニル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例105, 0.473g, 2.02mmol)の溶液に、パラジウム/炭素(0.215g, 0.202mmol)を加える。反応混合物を、H
2下、55℃で16時間撹拌する。次いでそれを室温まで冷却し、セライトで濾過する。セライト層をメタノールで徹底的に洗浄し、合わせた濾液を真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:1)、1−メチル−2−(5−エチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを黄色の油状物として得る。
MS (ESI) m/z 237.24 (M+H)
+.
【0414】
(b) 2−(5−エチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化205】
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1−メチル−2−(5−エチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを、実施例128に記載された方法に従って処理し、2−(5−エチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.40 (t, J=7.6 Hz, 3 H), 2.89 (q, J=7.7 Hz, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 7.35 - 7.43 (m, 1 H), 7.43 - 7.50 (m, 1 H), 7.67 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.75 (dd, J=7.9, 0.8 Hz, 1 H), 8.06 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.66 (d, J=1.9 Hz, 1 H), 8.70 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 262.1351 [(M+H)
+, C
17H
16N
3についての計算値: 262.1344].
【0415】
実施例138
(a) メタンスルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステル
【化206】
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フラスコに、5−ブロモ−ピリジン−3−オール(0.200g, 1.126mmol)、炭酸カリウム(0.212g, 1.487mmol)およびアセトン(3ml)を入れる。次いで、塩化メタンスルホニル(0.143g, 1.239mmol)を滴下する。2時間後、さらに塩化メタンスルホニル(0.071g, 0.61mmol)を加える。一夜撹拌した後、懸濁液を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、シリカゲルのパッドで濾過する。濾液を真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 4:1から7:3)、生成物と出発物質の混合物を得る。フラクションを集めて、飽和水性重炭酸ナトリウムで3回洗浄し、MgSO
4で乾燥する。真空で濃縮して、メタンスルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルを油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.25 (s, 3 H), 7.86 (m, 1 H), 8.52 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.67 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
【0416】
(b) メタンスルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
メタンスルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルを、実施例100に記載された方法に従って処理し、メタンスルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
(ESI) m/z 303.1 (M+H)
+.
【0417】
(c) メタンスルホン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
メタンスルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例128に記載された方法に従って処理し、メタンスルホン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.57 (s, 3 H), 3.84 (s, 3 H), 7.35 - 7.40 (m, 1 H), 7.43 - 7.48 (m, 1 H), 7.74 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.79 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.30 (t, J=2.5 Hz, 1 H), 8.85 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.94 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 328.0771 [(M+H)
+, C
16H
14N
3O
3Sについての計算値: 328.0756].
【0418】
実施例139
(a) ジメチルスルファミン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステル
【化209】
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フラスコに、5−ブロモ−ピリジン−3−オール(0.200g, 1.126mmol)、リン酸カリウム(0.631g, 2.884mmol)およびアセトン(5ml)を入れ、0℃まで冷却する。次いで、塩化ジメチルスルファモイル(0.261g, 1.802mmol)を滴下し、冷却浴を除く。2時間後、混合物をアセトンで希釈し、濾過し、濾液を真空で濃縮する。残渣をTHF(30ml)に溶解し、ポリマー担持トリスアミン(3.85mmol/g, 0.7g, 2.7mmol)を加える。1時間後、混合物を濾過する。真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 9:1から4:1)、ジメチルスルファミン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 3.05 (s, 3 H), 7.86 (m, 1 H), 8.50 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.62 (d, J=1.9 Hz, 1 H).
【0419】
(b) ジメチルスルファミン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化210】
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ジメチルスルファミン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルを、実施例100に記載された方法に従って処理し、ジメチルスルファミン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 332.1 (M+H)
+.
【0420】
(c) ジメチルスルファミン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルスルファミン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例128に記載された方法に従って処理し、ジメチルスルファミン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.99 (s, 6 H), 3.82 (s, 3 H), 7.35 - 7.40 (m, 1 H), 7.43 - 7.48 (m, 1 H), 7.74 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.79 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.24 (dd, J=2.5, 1.8 Hz, 1 H), 8.85 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.91 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 357.1018 [(M+H)
+, C
17H
17N
4O
3Sについての計算値: 357.1021].
【0421】
実施例140
6−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化212】
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ジクロロメタン(90ml)中6−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例89, 212mg, 1.0mmol)の溶液に、環境温度で、イソシアン酸クロロスルホニル(0.71g, 5mmol)を加え、混合物を一夜撹拌する。無水DMF(1ml)を加える。1時間後、溶媒を真空で除去し、残渣を、HPLCによって、Xbridge C18を用いて、0.1% NH
4OH中アセトニトリルの濃度勾配で精製し、6−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) d ppm 7.12 - 7.21 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=9.5, 2.4 Hz, 1 H), 7.64 - 7.74 (m, 2 H), 8.27 - 8.35 (m, 1 H), 8.73 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 9.14 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 12.89 (s, 1 H).
MS (ESI) m/z 238.0 (M+H)
+.
【0422】
実施例141
2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリル
【化213】
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2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例8)を、実施例140に記載された方法に従って処理し、ジクロロメタンの代わりにアセトニトリルを用いて、2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.68 (dd, J=8.6 Hz, 1 H), 7.72 (dd, J=8.1, 4.8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.17 (s, 1 H), 8.47 (dt, J=8.1, 1.9 Hz, 1 H), 8.76 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 9.19 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 245.0823 [(M+H)
+, C
15H
9N
4についての計算値: 245.0827].
【0423】
実施例142
5−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化214】
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5−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール(実施例87)を、ジクロロメタンの代わりにアセトニトリルを用いて、実施例140に記載された方法に従って処理し、5−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.36 (dd, J=8.6, 2.0 Hz, 1 H), 7.57 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.65 - 7.77 (m, 2 H), 8.43 (dt, J=8.1, 2.0 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 9.16 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 254.0495 [(M+H)
+, C
14H
9ClN
3についての計算値: 254.0485].
【0424】
実施例143
2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリル
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例128)を、ジクロロメタンの代わりにアセトニトリルを用いて、実施例140に記載された方法に従って処理し、2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリルを得る。
MS (ESI) m/z 275.08 (M+H)
+.
【0425】
実施例144
2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化216】
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2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例92)を、ジクロロメタンの代わりにジクロロメタンとアセトニトリルの混合物を用いて、実施例140に記載された方法に従って処理し、2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
MS (ESI) m/z 238.0 (M+H)
+.
【0426】
実施例145
6−フルオロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化217】
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フラスコに、6−フルオロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例140, 50mg, 0.21mmol)およびDMF(2ml)を入れ、60% 水素化ナトリウム(25mg, 0.63mmol)を加える。混合物を室温で30分間撹拌した後、ヨードメタン(45mg, 0.315mmol)を加える。1時間後、飽和NaHCO
3水溶液(3ml)を加えて反応をクエンチし、混合物を濾過し、Xbridge C18で精製し、9:1から1:9 水−アセトニトリルの濃度勾配で溶出し、6−フルオロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.77 (s, 3 H), 7.19 - 7.26 (m, 1 H), 7.66 - 7.76 (m, 3 H), 8.14 - 8.19 (m, 1 H), 8.80 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.89 (dd, J=2.3, 0.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 293.1210 [(M+H+CH
3CN)
+, C
17H
14FN
4についての計算値: 293.1203].
【0427】
実施例146
1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリル
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリル(実施例141)を、実施例145に記載された方法に従って処理し、1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.90 (s, 3 H), 7.65 - 7.79 (m, 2 H), 7.87 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.22 (dt, J=8.0, 1.9, 1.8 Hz, 1 H), 8.83 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.92 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 259.0979 [(M+H)
+, C
16H
11N
4についての計算値: 259.0984].
【0428】
実施例147
5−クロロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
5−クロロ−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例142)を、実施例145に記載された方法に従って処理し、5−クロロ−1−メチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.86 (s, 3 H), 7.44 (dd, J=8.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 7.71 - 7.81 (m, 2 H), 8.20 (dt, J=8.0, 1.9 Hz, 1 H), 8.81 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.89 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 268.0646 [(M+H)
+, C
15H
11ClN
3についての計算値: 268.0641].
【0429】
実施例148
1−メチル−2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリル
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリル(実施例143)を、実施例145に記載された方法に従って処理し、1−メチル−2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3,5−ジカルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.69 (s, 3 H), 3.94 (s, 3 H), 7.38 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 7.79 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.95 (dd, J=8.7, 0.6 Hz, 1 H), 8.27 (dd, J=1.5, 0.6 Hz, 1 H), 8.57 (s, 1 H), 8.72 (d, J=5.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 289.1096 [(M+H)
+, C
17H
13N
4Oについての計算値: 289.1089].
【0430】
実施例149
1−メチル−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化221】
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2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例144)を、実施例145に記載された方法に従って処理し、1−メチル−2−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.80 (s, 3 H), 7.30 (td, J=9.3, 2.5 Hz, 1 H), 7.52 (dd, J=9.0, 2.4 Hz, 1 H), 7.69 (dd, J=8.0, 4.9 Hz, 1 H), 7.82 (dd, J=9.1, 4.3 Hz, 1 H), 8.17 (dt, J=8.1, 2.0, 1.8 Hz, 1 H), 8.81 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.90 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 252.0948 [(M+H)
+, C
15H
11FN
3についての計算値: 252.0937].
【0431】
実施例150
(a) 1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−モルホリン
【化222】
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ジクロロエタン(10ml)中の3−ブロモ−5−カルボキサルデヒドピリジン(0.400g, 2.086mmol)の溶液に、0℃で、モルホリン(0.275g, 3.129mmol)を加え、続いてNa(OAc)
3BH(0.931g, 4.172mmol)を加える。2時間後、冷却浴を除く。一夜撹拌した後、混合物をジクロロメタン(0.2L)で希釈し、水で2回、そして塩水で洗浄する。合わせた水相をジクロロメタン(2回)で抽出する。合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 99:1から49:1)、1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−モルホリンを無色の油状物として得る。
MS (ESI) m/z 257 and 259 (M+H)
+.
【0432】
(b) 6−クロロ−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化223】
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1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−モルホリンおよび6−クロロ−1−Boc−インドール−2−ボロン酸を、実施例91に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 328.2 (M+H)
+.
【0433】
(c) 6−クロロ−1−メチル−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
6−クロロ−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを、実施例109に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.52 - 2.60 (m, 4 H), 3.70 (s, 2 H), 3.72 - 3.77 (m, 4 H), 3.79 (s, 3 H), 6.70 (s, 1 H), 7.11 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 7.59 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.06 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.60 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.69 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 342.1369 [(M+H)
+, C
19H
21ClN
3Oについての計算値: 342.1373].
【0434】
実施例151
(a) 1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−4−メチル−ピペラジン
【化225】
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ジクロロエタン(10ml)中の3−ブロモ−5−カルボキサルデヒドピリジン(0.400g, 2.086mmol)の溶液に、0℃で、1−メチルピペラジン(0.317g, 3.129mmol)を加え、続いてNa(OAc)
3BH(0.931g, 4.172mmol)を加える。2時間後、冷却浴を除く。一夜撹拌した後、混合物をジクロロメタン(0.2L)で希釈し、飽和水性重炭酸ナトリウムで洗浄する。有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−4−メチル−ピペラジンを黄色の固体として得る。
(ESI) m/z 270 and 272 (M+H)
+.
【0435】
(b) 6−クロロ−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール
【化226】
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1−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−4−メチル−ピペラジンおよび6−クロロ−1−Boc−インドール−2−ボロン酸を、実施例91に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドールを得る。
(ESI) m/z 341.1 (M+H)
+.
【0436】
(c) 6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール
【化227】
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6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドールを、実施例109に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドールを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.33 (s, 3 H), 2.60 (br. s., 8 H), 3.73 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 6.70 (s, 1 H), 7.11 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.53 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.59 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.05 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.59 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.69 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 355.1688 [(M+H)
+, C
20H
24ClN
4についての計算値: 355.1689].
【0437】
実施例152
6−クロロ−1−メチル−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化228】
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6−クロロ−1−メチル−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール(実施例150)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−(5−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.51 - 2.66 (m, 4 H), 3.69 - 3.79 (m, 6 H), 3.85 (s, 3 H), 7.38 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.20 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.77 (dd, J=13.3, 2.1 Hz, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 367.1321 [(M+H)
+, C
20H
20ClN
4Oについての計算値: 367.1326].
【0438】
実施例153
6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化229】
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6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール(実施例151)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.34 (s, 3 H), 2.61 (br. s., 8 H), 3.77 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.18 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.75 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.79 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 380.1624 [(M+H)
+, C
21H
23ClN
5についての計算値: 380.1642].
【0439】
実施例154
(a) 2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール
【化230】
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フラスコに、[3−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−4−イル]−メタノール(実施例106, 0.270g, 1.13mmol)、塩化 tert−ブチルジメチルシリル(0.187g, 1.24mmol)、イミダゾール(0.231g, 3.39mmol)、DMAP(0.025g, 0.193mmol)およびDMF(3ml)を入れる。反応物を室温で3時間撹拌する。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドールを油状物として得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
MS (ESI) m/z 353.31 (M+H)
+
【0440】
(b) 2−(4−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化231】
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DCM(5ml)中の2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール(0.263g, 0.747mmol)の溶液に、イソシアン酸クロロスルホニル(0.162ml, 1.867mmol)を加える。5分後、DMF(1ml)を加える。さらに30分後、反応物を真空下で濃縮し、2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを明黄色の固体として得る。これをDCM(3ml)に再度溶解する。1,4−ジオキサン中4M HCl(1ml)を加え、混合物を室温で30分間撹拌する。逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、2−(4−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.67 (s, 3 H), 4.44 - 4.67 (m, 2 H), 7.39 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.47 (t, J=8.3 Hz, 1 H), 7.66 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=5.3 Hz, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 8.80 (d, J=5.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 264.1142 [(M+H)
+, C
16H
14N
3Oについての計算値: 264.11379].
【0441】
実施例155
3−ブロモ−2−(4−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリル
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、2−(4−メトキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリル(実施例90, 190mg, 0.80mmol)およびDCE(8ml)を入れ、DCM中1.0M BBr
3(4.8ml, 4.8mmol)を加える。混合物を室温で一夜撹拌する。反応混合物を飽和水性NaHCO
3に注ぎ、DCMで抽出する。水相を濃縮し、水中1M HClで酸性にして、真空で濃縮する。残渣をXbridge C18で精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、3−ブロモ−2−(4−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−1H−インドール−5−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 6.40 (d, J=7.1 Hz, 1 H), 7.48 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.81 (dd, J=7.1, 1.3 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 8.67 (d, J=1.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 313.9932 [(M+H)
+, C
14H
9BrN
3Oについての計算値: 313.9929].
【0442】
実施例156
(a) 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸エチルエステル(実施例102, 0.156g, 0.55mmol)およびMeOH(5ml)の溶液に、1M 水性LiOH(1.4ml, 1.39mmol)を加える。反応物を室温で2.5時間撹拌する。逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸を得る。
MS (ESI) m/z 253.34 (M+H)
+.
【0443】
(b) 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチンアミド
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチン酸(0.037g, 0.146mmol)、HOBT(0.024g, 0.175mmol)、EDCI(0.034g, 0.175mmol)、DIPEA(0.076ml, 0.439mmol)およびDMF(3ml)を入れる。塩化アンモニウム(0.012g, 0.219mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ニコチンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.85 (s, 3 H), 6.77 (d, J=0.6 Hz, 1 H), 7.08 - 7.19 (m, 1 H), 7.29 (ddd, J=8.2, 7.1, 1.1 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J=8.3, 0.7 Hz, 1 H), 7.65 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 8.49 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.95 (d, J=2.1 Hz, 1 H), 9.09 (d, J=2.1 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 252.1145 [(M+H)
+, C
15H
14N
3Oについての計算値: 252.1137].
【0444】
実施例157
2−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルオキシ]−エタノール
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−オール(実施例108, 0.300g, 1.33mmol)、炭酸カリウム(0.462g, 3.34mmol)およびDMF(3ml)の溶液に、(2−クロロ−エトキシ)−トリメチルシラン(0.324ml, 2.00mmol)を加え、70℃で一夜、さらに100℃で24時間撹拌する。次いでそれを室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これを、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製する。得られた油状物をジエチルエーテルに溶解し、数滴の濃塩酸を加える。凍結乾燥して、2−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルオキシ]−エタノールを塩酸塩として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm (塩酸塩) 3.78 (s, 3 H), 3.93 (t, J=4.8 Hz, 2 H), 4.22 (t, J=4.5 Hz, 2 H), 6.65 (s, 1 H), 7.09 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.23 (ddd, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.44 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.62 (dd, J=2.8, 1.8 Hz, 1 H), 8.31 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 8.34 (d, J=1.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 269.1302 [(M+H)
+, C
16H
17N
2O
2についての計算値: 269.1290].
【0445】
実施例158
(a) 6−クロロ−2−(5−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
マイクロ波フラスコに、6−クロロ−1−Boc−インドール−2−ボロン酸(1.91g, 6.46mmol)、3−ヒドロキシ−5−ブロモピリジン(0.750g, 4.31mmol)、リン酸カリウム(1.83g, 8.62mmol)およびDMF(15ml)を入れる。フラスコを排気して窒素を3回充填し、Pd(PPh
3)
4(0.250g, 0.215mmol)を加える。再度、フラスコを排気して窒素を3回充填し、マイクロ波照射下、110℃で45分間加熱する。Pd(PPh
3)
4(0.100g, 0.086mmol)を加え、再度、バイアルをマイクロ波照射下で110℃で45分間加熱する。次いで混合物を酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、6−クロロ−2−(5−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを固体として得る。
MS (ESI) m/z 345.06 (M+H)
+
【0446】
(b) 6−クロロ−2−(5−ジエチルスルファモイルオキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化237】
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フラスコに、6−クロロ−2−(5−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.200g, 0.581mmol)およびアセトン(5ml)を入れる。塩化 ジエチルアミノスルファモイル(0.150g, 0.872mmol)およびリン酸カリウム(0.308g, 1.45mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。次いで混合物を真空で濃縮する。残渣をDCMに溶解し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、6−クロロ−2−(5−ジエチルスルファモイルオキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを油状物として得る。これをさらに精製することなく用いる。
MS (ESI) m/z 480.1 (M+H)
+.
【0447】
(c) ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
6−クロロ−2−(5−ジエチルスルファモイルオキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、DCM(2ml)に再度溶解し、トリフルオロ酢酸(2ml)を加える。1時間後、飽和水性重炭酸ナトリウムを加え、続いてジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
MS (ESI) m/z 378.1 (M+H)
+
【0448】
(d) ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル(0.175g, 0.560mmol)およびDMF(5ml)を入れる。炭酸ジメチル(0.116ml, 1.38mmol)および炭酸カリウム(0.035g, 0.253mmol)を加え、反応物を150℃で一夜撹拌する。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:1)、ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを黄色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 394.04 (M+H)
+
【0449】
(e) ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化240】
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ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例128に記載された方法に従って処理し、ジエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.28 (t, J=7.2 Hz, 6 H), 3.51 (q, J=7.1 Hz, 4 H), 3.85 (s, 3 H), 7.39 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.15 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.84 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 419.0966 [(M+H)
+, C
19H
20ClN
4O
3Sについての計算値: 419.0945].
【0450】
実施例159
(a) 塩化 N−エチル−N−ベンジルアミノスルファモイル
【化241】
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ジクロロメタン(10ml)中の塩化スルフリル(1.19ml, 14.8mmol)の溶液に、N−エチル−N−ベンジルアミン(2.0g, 14.7mmol)を、−10℃で加える。30分後冷却浴を除き、混合物を一夜撹拌する。混合物を水で洗浄し、続いてDCMで逆抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、塩化 N−エチル−N−ベンジルアミノスルファモイルを得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.19 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 3.40 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 4.50 (br. s., 2 H), 7.32 - 7.48 (m, 5 H).
【0451】
(b) ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
塩化 N−エチル−N−ベンジルアミノスルファモイルおよび6−クロロ−2−(5−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例158a)を、実施例158bに記載された方法に従って処理し、2−[5−(ベンジル−エチル−スルファモイルオキシ)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得る。粗生成物をシリカゲルに負荷し、真空下で、50℃で一夜加熱する。ヘプタン−エタノール(1:1)で溶出し、ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 442.1 (M+H)
+.
【0452】
(c) ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例114に記載された方法に従って処理し、ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 456.0 (M+H)
+
【0453】
(d) ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化244】
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ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例128に記載された方法に従って処理し、ベンジルエチルスルファミン酸 5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.15 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 3.43 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.61 (s, 2 H), 7.27 - 7.47 (m, 6 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.06 (t, J=2.5 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.83 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 481.1085 [(M+H)
+, C
24H
22ClN
4O
3Sについての計算値: 481.1101].
【0454】
実施例160
(a) モルホリン−4−スルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステル
【化245】
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フラスコに、5−ブロモ−ピリジン−3−オール(0.310g, 1.78mmol)、リン酸カリウム(0.982g, 4.63mmol)およびアセトン(10ml)を入れ、塩化 モルホリン−4−スルホニル(0.529g, 2.85mmol)を0℃で滴下する。混合物を室温で一夜撹拌する。水中の飽和NaHCO
3(1ml)を加え、混合物を真空で濃縮する。残渣を、シリカゲルのクロマトグラフィーで精製し、9:1から4:1のヘプタン−酢酸エチルの濃度勾配で溶出し、モルホリン−4−スルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 322.9 and 324.9 (M+H)
+.
【0455】
(b) モルホリン−4−スルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
モルホリン−4−スルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルおよびN−メチル−インドールボロン酸を、実施例100に記載された方法に従って処理し、モルホリン−4−スルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 374.1 (M+H)
+
【0456】
(c) モルホリン−4−スルホン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
モルホリン−4−スルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例128に記載された方法に従って処理し、モルホリン−4−スルホン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.38 - 3.43 (m, 4 H), 3.66 - 3.70 (m, 4 H), 3.81 (s, 3 H), 7.34 - 7.39 (m, 1 H), 7.42 - 7.48 (m, 1 H), 7.73 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.26 (dd, J=2.5, 2.0 Hz, 1 H), 8.86 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.90 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 399.1124 [(M+H)
+, C
19H
19N
4O
4Sについての計算値: 399.1127].
【0457】
実施例161
(a) 4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステル
【化248】
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塩化 4−メチル−ピペラジン−1−スルホニルを、実施例160aに記載された方法に従って処理し、4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 335.9 and 337.9 (M+H)
+.
【0458】
(b) 4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−ブロモ−ピリジン−3−イルエステルおよびN−メチル−インドールボロン酸を、実施例100に記載された方法に従って処理し、4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 387.1 (M+H)
+.
【0459】
(c) 4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例128に記載された方法に従って処理し、4−メチル−ピペラジン−1−スルホン酸 5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.21 (s, 3 H), 2.38 - 2.43 (m, 4 H), 3.38 - 3.43 (m, 4 H), 3.81 (s, 3 H), 7.34 - 7.39 (m, 1 H), 7.42 - 7.48 (m, 1 H), 7.73 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.24 (dd, J=2.5, 1.8 Hz, 1 H), 8.84 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.90 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 412.1443 [(M+H)
+, C
20H
22N
5O
3Sについての計算値: 412.1443].
【0460】
実施例162
(a) 6−クロロ−2−[5−(ピロリジン−1−スルホニルオキシ)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化251】
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塩化 1−ピロリジン−スルホニルおよび6−クロロ−2−(5−ヒドロキシ−ピリジン−3−イル)−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例160a)を、実施例160bに記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−[5−(ピロリジン−1−スルホニルオキシ)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得る。これをさらに精製することなく次の工程を行う。
MS (ESI) m/z 478.1 (M+H)
+.
【0461】
(b) ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
6−クロロ−2−[5−(ピロリジン−1−スルホニルオキシ)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルをDCM(2ml)に溶解し、混合物を0℃に冷却する。TFA(2ml)を加え、混合物を室温で1時間撹拌する。次いで飽和重炭酸ナトリウムを加え、混合物をDCMで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを油状物として得る。これをさらに精製することなく次の工程を行う。
MS (ESI) m/z 376.2 (M+H)
+.
【0462】
(c) ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例109に記載された方法に従って処理し、ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 392.0 (M+H)
+.
【0463】
(d) ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステル
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを、実施例128に記載された方法に従って処理し、ピロリジン−1−スルホン酸 5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 2.01 - 2.09 (m, 4 H), 3.53 - 3.60 (m, 4 H), 3.85 (s, 3 H), 7.39 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.79 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.17 (dd, J=2.5, 1.8 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.85 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 417.0788 [(M+H)
+, C
19H
19N
4O
3SClについての計算値: 417.0788].
【0464】
実施例163
(a) N−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−メタンスルホンアミド
【化255】
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DCE(50ml)中の、5−ブロモ−3−ピリジン−カルボキサルデヒド(1.5g, 7.9mmol)、メタンスルホンアミド(0.5g, 5.3mmol)、酢酸(0.637g, 10.6mmol)、トリエチルアミン(1.07g, 10.6mmol)の溶液に、環境温度で、NaBH(OAc)
3(3.14g, 14.84mmol)を加える。反応混合物を一夜撹拌する。水性NaHCO
3(20ml)を加え、有機相を分離する。水相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥する。濃縮して残渣を得る。これを、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン中のメタノールの濃度勾配で精製し、N−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−メタンスルホンアミドを固体として得る。
MS (ESI) m/z 266.9 (M+H)
+.
【0465】
(b) N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
N−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−メタンスルホンアミドおよびN−メチル−インドールボロン酸を、実施例100に記載された方法に従って処理し、N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.03 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H), 4.45 (s, 2 H), 6.70 (s, 1 H), 7.13 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.23 - 7.31 (m, 1 H), 7.48 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.10 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.62 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 316.1108 [(M+H)
+, C
16H
18N
3O
2Sについての計算値: 316.1120].
【0466】
実施例164
N−メチル−N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド(実施例163)を、実施例114に記載された方法に従って処理し、N−メチル−N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.77 (s, 3 H), 3.02 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 4.41 (s, 2 H), 6.72 (s, 1 H), 7.07 - 7.13 (m, 1 H), 7.20 - 7.25 (m, 1 H), 7.54 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.95 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.60 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 330.1 (M+H)
+.
【0467】
実施例165
N−メチル−N−[5−(1−メチル−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
N−メチル−N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド(実施例164)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、N−メチル−N−[5−(1−メチル−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.80 (s, 3 H), 3.03 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H), 4.46 (s, 2 H), 7.34 - 7.39 (m, 1 H), 7.42 - 7.47 (m, 1 H), 7.72 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.87 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 355.1229 [(M+H)
+, C
18H
19N
4O
2Sについての計算値: 355.1229].
【0468】
実施例166
(a) 6−クロロ−2−[5−(メタンスルホニル−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、N−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−メタンスルホンアミド(実施例163a, 530mg, 2mmol)、N−Boc−6−クロロ−インドール−2−ボロン酸(525mg, 3.0mmol)、s−Phos(41mg, 0.10mmol)、細かく砕いたリン酸カリウム(849mg, 4.0mmol)およびトルエン(20ml)を入れ、混合物を15分間脱気する。Pd
2dba
3(37mg, 0.04mmol)を加え、混合物を85℃で1時間撹拌する。混合物を室温まで冷却し、DCMで希釈し、シリカゲル(10g)を加える。混合物を真空で濃縮し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、0から90% 酢酸エチル−ヘプタンの濃度勾配で溶出し、6−クロロ−2−[5−(メタンスルホニルアミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 436.1 and 437.9 (M+H)
+.
【0469】
(b) 6−クロロ−2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化260】
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アセトニトリル(10ml)中の6−クロロ−2−[5−(メタンスルホニルアミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(530mg, 1.22mmol)の溶液に、Boc
2O(398mg, 1.82mmol)およびDMAP(15mg, 0.12mmol)を加える。混合物を1時間撹拌する。シリカゲル(1g)を加え、混合物を真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製し、6−クロロ−2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 536.2 and 538.1 (M+H)
+.
【0470】
(c) N−[5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化261】
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フラスコに、6−クロロ−2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.52g, 0.97mmol)およびTFA(5ml)を入れ、混合物を室温で1時間撹拌する。混合物を真空で濃縮し、N−[5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
MS (ESI) m/z 336.0 and 337.9 (M+H)
+.
【0471】
(d) N−[5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−N−メチル−メタンスルホンアミド
【化262】
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フラスコに、N−[5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド(670mg, 1.49mmol)、DMF(10ml)、炭酸ジメチル(403mg, 4.47mmol)および炭酸カリウム(319mg, 2.31mmol)を入れ、混合物を150℃で5時間撹拌する。混合物を室温まで冷却し、Xbridge C18を用いて精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、N−[5−(6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−N−メチル−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.74 (s, 3 H), 3.02 (s, 3 H), 4.35 (s, 2 H), 7.04 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.09 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 7.43 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.59 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.14 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 9.05 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 11.92 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 350.0738 [(M+H)
+, C
16H
17ClN
3O
2Sについての計算値: 350.0730].
【0472】
実施例167
N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−N−メチル−メタンスルホンアミド
【化263】
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また、実施例166dに記載された方法により、N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−N−メチル−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.78 (s, 3 H), 3.02 (s, 3 H), 3.77 (s, 3 H), 4.41 (s, 2 H), 6.76 (d, J=0.8 Hz, 1 H), 7.11 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.62 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.96 (t, J=2.2 Hz, 1 H), 8.62 (d, J=2.2 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.2 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 364.1 (M+H)
+.
【0473】
実施例168
N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−N−メチル−メタンスルホンアミド
【化264】
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N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−N−メチル−メタンスルホンアミド(実施例167)を、実施例128に記載された方法に従って処理し、N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−N−メチル−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.78 (s, 3 H), 3.02 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 4.45 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.08 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.76 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.85 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 389.0835 [(M+H)
+, C
18H
18ClN
4O
2Sについての計算値: 389.0839].
【0474】
実施例169
(a) 2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−インドール
【化265】
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アセトニトリル(5ml)中のN−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド(実施例163b)(337mg, 0.200mmol)の溶液に、Boc
2O(293mg, 1.34mmol)およびDMAP(14mg, 0.11mmol)を加える。反応混合物を1時間撹拌し、溶媒を除去した後、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 416.2 (M+H)
+.
【0475】
(b) 2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−3−シアノ−インドール
【化266】
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ジクロロメタン(10ml)中の2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−インドール(350mg, 0.842mmol)の溶液に、イソシアン酸クロロスルホニル(0.358g, 2.53mmol)を加える。混合物を環境温度で20分間撹拌し、その後、無水DMF(2ml)を加える。1時間後、混合物を3mlの容積になるまで濃縮し、濾過する。RP−HPLCによって精製し、2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−3−シアノ−インドールを得る。
MS (ESI) m/z 441.1 (M+H)
+.
【0476】
(c) N−[5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化267】
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TFA(3ml)中の2−[5−(メタンスルホニル−(tert−ブトキシカルボニル)−アミノ−メチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−3−シアノ−インドール(260mg, 0.59mmol)を、環境温度で30分間撹拌する。次いで溶媒を真空で除去し、残渣をRP−HPLCによって精製する。生成物を含むフラクションをプールし、濃縮し、さらに、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(メタノール−ジクロロメタンの濃度勾配)、N−[5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.97 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 4.36 (br. s., 2 H), 7.33 - 7.39 (m, 1 H), 7.40 - 7.46 (m, 1 H), 7.69 - 7.79 (m, 3 H), 8.10 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 341.1068 [(M+H)
+, C
17H
17N
4O
2Sについての計算値: 341.1072].
【0477】
実施例170
N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化268】
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DCE(10ml)中の、6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126, 50mg, 0.169mmol)およびメタンスルホンアミド(24mg, 0.254mmol)、酢酸(20mg, 0.338mmol)、トリエチルアミン(34mg, 0.338mmol)を、環境温度で30分間撹拌した後、NaBH(OAc)
3(100mg, 0.473mmol)を加える。反応混合物を一夜撹拌する。NaHCO
3(1ml)を加え、溶媒を真空で除去する。残渣を、Sunfire C18を用いて、0.1% 水性TFA中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、さらに、Xbridge C18で、0.1% NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配を用いて精製し、N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.97 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H), 4.36 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.75 (br. s., 1 H), 7.97 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.10 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 375.0681 [(M+H)
+, C
17H
16ClN
4O
2Sについての計算値: 375.0682].
【0478】
実施例171
N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−エタンスルホンアミド
【化269】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126b, 2.0g, 6.09mmol)、エタンスルホンアミド(1.33g, 12.17mmol)およびトルエン(250ml)に、チタン(IV)イソプロポキシド(2.59g, 9.13mmol)を滴下する。混合物を120℃で一夜撹拌する。次いで混合物を真空で濃縮する。残渣をDCM(150ml)およびMeOH(150ml)に溶かして、NaBH
4(0.461g, 12.17mmol)を0℃で加える。混合物を0℃で30分間撹拌する。水(50ml)を加え、混合物を5分間撹拌する。懸濁液ををセライトのパッドで濾過する。セライト層をDCM(3×50ml)で洗浄する。合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮して、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製する(酢酸エチル)。得られた生成物を含むフラクションを濃縮して、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって再度精製する(ジクロロメタン−メタノール, 1:0から97:3)。濃縮した生成物を、60℃で、MeOH(500ml)に再度溶解し、真空で濃縮し、N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−エタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.20 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.06 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 4.34 (d, J=6.3 Hz, 2 H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.77 (t, J=6.2 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.80 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 389.0853 [(M+H)
+, C
18H
17ClN
4O
2Sについての計算値: 389.0839].
【0479】
実施例172
N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−C,C,C−トリフルオロメタンスルホンアミド
【化270】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)およびトリフルオロメタンスルホンアミドを、実施例170に記載された方法に従って処理し、N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−C,C,C−トリフルオロメタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.78 (s, 3 H), 4.56 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.83 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 10.16 (br. s., 1 H).
HRMS (ESI) m/z 429.0412 [(M+H)
+, C
17H
13ClF
3N
4O
2Sについての計算値: 429.0400].
【0480】
実施例173
2−メチル−プロパン−2−スルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化271】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および2−メチル−プロパン−2−スルホン酸アミドを、実施例170に記載された方法に従って処理し、2−メチル−プロパン−2−スルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.32 (s, 9 H), 3.78 (s, 3 H), 4.43 (d, J=6.1 Hz, 2 H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.65 (t, J=6.2 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.06 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.80 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 417.1150 [(M+H)
+, C
20H
21ClN
4O
2Sについての計算値: 417.1152].
【0481】
実施例174
N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−C−フェニル−メタンスルホンアミド
【化272】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)およびフェニル−メタンスルホンアミドを、実施例170に記載された方法に従って処理し、N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−C−フェニル−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.77 (s, 3 H), 4.31 (s, 2 H), 4.44 (s, 2 H), 7.30 - 7.41 (m, 6 H), 7.73 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.83 (br. s., 1 H), 7.97 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.03 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.79 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 451.1006 [(M+H)
+, C
23H
20ClN
4O
2Sについての計算値: 451.0996].
【0482】
実施例175
N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−4−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および4−フルオロ−ベンゼンスルホンアミドを、実施例170に記載された方法に従って処理し、N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−4−フルオロ−ベンゼンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.74 (s, 3 H), 4.23 (s, 2 H), 7.33 - 7.41 (m, 3 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.82 - 7.88 (m, 2 H), 7.95 (d, J=1.5 Hz, 2 H), 8.44 (s, 1 H), 8.62 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 455.0746 [(M+H)
+, C
22H
17ClFN
4O
2Sについての計算値: 455.0745].
【0483】
実施例176
6−クロロ−2−[5−(1,1−ジオキソ−1λ*6*−チオモルホリン−4−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化274】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)およびチオモルホリン−1,1−ジオキシドを、実施例170に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−[5−(1,1−ジオキソ−1λ*6*−チオモルホリン−4−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.93 - 2.98 (m, 4 H), 3.12 - 3.18 (m, 4 H), 3.81 (s, 3 H), 3.87 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.13 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.75 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 415.1015 [(M+H)
+, C
20H
20ClN
4O
2Sについての計算値: 415.0996].
【0484】
実施例177
6−クロロ−2−{5−[(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−メチル]−ピリジン−3−イル}−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化275】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および2−アミノ−エタノールを、実施例170に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−{5−[(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−メチル]−ピリジン−3−イル}−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.65 - 2.72 (m, 2 H), 3.49 - 3.55 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 3.92 - 3.98 (m, 2 H), 4.61 (br. s., 1 H), 7.37 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.10 - 8.13 (m, 1 H), 8.75 - 8.79 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 341.1175 [(M+H)
+, C
19H
18ClN
4Oについての計算値: 341.1169].
【0485】
実施例178
(a) {(R)−1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
【化276】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および(R)−ピロリジン−3−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステルを、実施例170に記載された方法に従って処理し、{(R)−1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 466.17 (M+H)
+.
【0486】
(b) 2−[5−((R)−3−アミノ−ピロリジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化277】
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ジクロロメタン(5ml)中の{(R)−1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(140mg, 0.3mmol)の溶液に、TFA(2ml)を加え、混合物を室温で2時間撹拌する。次いで溶媒を真空で除去し、残渣を、Xbridge C18によって、0.1% NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で精製し、2−[5−((R)−3−アミノ−ピロリジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.33 - 1.43 (m, 1 H), 1.64 (br. s., 2 H), 1.97 - 2.08 (m, 1 H), 2.21 (dd, J=9.0, 4.9 Hz, 1 H), 2.59 - 2.68 (m, 1 H), 2.71 (dd, J=9.1, 6.6 Hz, 1 H), 3.32 - 3.39 (m, 1 H), 3.72 (q, J=13.6 Hz, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 7.36 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.05 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 366.1483 [(M+H)
+, C
20H
21ClN
5についての計算値: 366.1485].
【0487】
実施例179
6−クロロ−1−メチル−2−{5−[(2−ピロリジン−1−イル−エチルアミノ)−メチル]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化278】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および2−ピロリジン−1−イル−エチルアミンを、実施例170に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−{5−[(2−ピロリジン−1−イル−エチルアミノ)−メチル]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。遊離塩基をジオキサン中4M HClに溶かし、真空で濃縮し、水に溶解し、凍結乾燥し、塩酸塩を得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (塩酸塩) 1.83 - 1.93 (m, 2 H), 2.04 (br. s., 2 H), 3.06 (br. s., 2 H), 3.50 (br. s., 2 H), 3.54 - 3.60 (m, 2 H), 3.66 (br. s., 2 H), 3.84 (s, 3 H), 4.43 (br. s., 2 H), 7.39 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.43 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.94 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.99 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 9.97 (br. s., 2 H), 10.89 (br. s., 1 H).
HRMS (ESI) m/z 394.1803 [(M+H)
+, C
22H
25ClN
5についての計算値: 394.1798].
【0488】
実施例180
6−クロロ−2−[5−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化279】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および1−メタンスルホニル−ピペラジンを、実施例170に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−[5−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.55 (t, J=4.5 Hz, 4 H), 3.14 (t, J=4.5 Hz, 4 H), 3.30 (s, 3 H), 3.72 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 7.36 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.06 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.80 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 444.1265 [(M+H)
+, C
22H
25ClN
5についての計算値: 444.1261].
【0489】
実施例181
(a) {1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
【化280】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)およびピペリジン−4−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステルを、実施例170に記載された方法に従って処理し、{1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 480.1 (M+H)
+.
【0490】
(b) 2−[5−(4−アミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化281】
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{1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルを、実施例178bに記載された方法に従って処理し、2−[5−(4−アミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (トリフルオロ酢酸塩) 1.75 (br. s., 2 H), 2.07 (s, 3 H), 3.08 (br. s., 2 H), 3.54 (br. s., 2 H), 3.84 (s, 3 H), 4.47 (br. s., 2 H), 7.39 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.01 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (br. s., 3 H), 8.27 (s, 1 H), 8.89 (s, 1 H), 9.01 (s, 1 H), 10.11 (br. s., 1 H).
HRMS (ESI) m/z 380.1630 [(M+H)
+, C
21H
23ClN
5についての計算値: 380.1642].
【0491】
実施例182
(a) (S)−3−{[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミノ}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化282】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および(S)−3−アミノ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、実施例170に記載された方法に従って処理し、(S)−3−{[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミノ}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 466.1 (M+H)
+.
【0492】
(b) 6−クロロ−1−メチル−2−[5−((S)−ピロリジン−3−イルアミノメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化283】
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(S)−3−{[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミノ}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、実施例178bに記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−[5−((S)−ピロリジン−3−イルアミノメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.50 - 1.59 (m, 1 H), 1.77 - 1.88 (m, 1 H), 2.64 - 2.69 (m, 1 H), 2.72 - 2.79 (m, 1 H), 2.84 (dd, J=11.2, 5.9 Hz, 1 H), 2.88 - 2.96 (m, 1 H), 3.13 - 3.20 (m, 1 H), 3.31 (br. s., 2 H), 3.79 (s, 3 H), 3.82 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.73 - 8.77 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 366.1495 [(M+H)
+, C
20H
21ClN
5についての計算値: 366.1485].
【0493】
実施例183
6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化284】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および1−メチル−ピペラジン−2−オンを、実施例170に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−[5−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.70 (br. s., 2 H), 2.82 (s, 3 H), 3.09 (s, 2 H), 3.29 (dd, J=11.0, 5.4 Hz, 2 H), 3.73 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 7.36 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 394.1437 [(M+H)
+, C
21H
21ClN
5Oについての計算値: 394.1435].
【0494】
実施例184
(a) (R)−3−{[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミノ}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【化285】
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6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126)および(R)−3−アミノ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、実施例170に記載された方法に従って処理し、(R)−3−{[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミノ}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得る。
MS (ESI) m/z 466.11 (M+H)
+.
【0495】
(b) 6−クロロ−1−メチル−2−[5−((R)−ピロリジン−3−イルアミノメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化286】
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(R)−3−{[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミノ}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、実施例178bに記載された方法に従って処理し、6−クロロ−1−メチル−2−[5−((R)−ピロリジン−3−イルアミノメチル)−ピリジン−3−イル]−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.52 - 1.61 (m, 1 H), 1.79 - 1.88 (m, 1 H), 2.70 (dd, J=11.2, 3.9 Hz, 1 H), 2.75 - 2.82 (m, 1 H), 2.86 (dd, J=11.1, 5.8 Hz, 1 H), 2.90 - 2.98 (m, 1 H), 3.14 - 3.21 (m, 1 H), 3.39 (br. s., 2 H), 3.79 (s, 3 H), 3.83 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.10 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.74 - 8.77 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 366.1486 [(M+H)
+, C
20H
21ClN
5についての計算値: 366.1485].
【0496】
実施例185
6−クロロ−1−メチル−2−{5−[(1−メチル−ピペリジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化287】
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THF(3ml)およびDMF(1ml)中の6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例126, 0.150g, 0.482mmol)の溶液に、4−アミノ−1−メチルピペリジン(0.067g, 0.578mmol)を加え、続いてMP−NaBH
3CN(2.42mmol/g, 0.498g, 1.205mmol)を加える。16時間後、MP−NaBH
3CN(2.42mmol/g, 0.200g, 0.484mmol)を加える。さらに46時間後、PL−ベンズアルデヒド(1.8mmol/g, 0.268g, 0.482mmol)を加え、さらに8時間後、混合物を濾過し、固体をTHFで洗浄する。溶媒を蒸発させた後、残渣をSunfire C18の逆相HPLCによって精製し、0.1%水性TFA−アセトニトリルの濃度勾配で溶出し、6−クロロ−1−メチル−2−{5−[(1−メチル−ピペリジン−4−イルアミノ)−メチル]−ピリジン−3−イル}−1H−インドール−3−カルボニトリルをゴム状物質として得る。これをエーテル中1M HClで磨砕し、塩酸塩を得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm (塩酸塩) 1.46-1.66 (m, 2 H), 1.93 - 2.04 (m, 2 H), 2.50-2.57 (m, 4 H), 2.66-2.76 (m, 2 H), 3.10-3.20 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 3.95 (br. s., 2 H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.79 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.80 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 394.1804 [(M+H)
+, C
22H
25ClN
5についての計算値: 394.1798].
【0497】
実施例186
(a) 2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−メタノール
【化288】
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フラスコに、5−ブロモ−ピリジン−3−カルバルデヒド(5.0g, 26.1mmol)およびメタノール(200ml)を入れ、0℃に冷却する。水素化ホウ素ナトリウム(2.99g, 78.23mmol)を加え、反応物を室温で2時間撹拌する。溶媒を真空で除去する。残渣をジクロロメタンに再度溶解し、水で2回洗浄する。合わせた水層を塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−メタノールを固体として得る。
MS (ESI) m/z 189.9 (M+H)
+
【0498】
(b) 2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−イソインドール−1,3-ジオン
【化289】
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フラスコに、2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−メタノール(4.70g, 23.75mmol)、フタルイミド(3.92g, 26.12mmol)、トリブチルホスフィン(11.04ml, 44.527mmol)およびTHF(50ml)を入れる。1,1'−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(11.80g, 46.31mmol)を加え、反応物を室温で6時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:1)、2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−イソインドール−1,3-ジオンを固体として得る。
MS (ESI) m/z 319.1 (M+H)
+.
【0499】
(c) 2−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソインドール−1,3-ジオン
【化290】
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6−クロロ−1−メチル−インドール−2−ボロン酸および2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−イソインドール−1,3-ジオンを、実施例100に記載された方法に従って処理し、2−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソインドール−1,3-ジオンを得る。
MS (ESI) m/z 402.1 (M+H)
+.
【0500】
(d) 6−クロロ−2−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化291】
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2−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソインドール−1,3-ジオンを、実施例128に記載された方法に従って処理し、6−クロロ−2−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを固体として得る。
MS (ESI) m/z 427.0 (M+H)
+.
【0501】
(e) 2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化292】
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エタノール(200ml)中の6−クロロ−2−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(8.96g, 18.89mmol)の溶液に、ヒドラジン(12.10ml, 378mmol)を加え、反応混合物を一夜撹拌する。次いで混合物を濾過し、固体を酢酸エチルで洗浄する。濾液を一部濃縮して酢酸エチルを除去する。1M 水性HClを加え、水性混合物をEtOAcで洗浄する。水層を4M 水性NaOHで塩基性にして、ジクロロメタンで3回抽出する。ジクロロメタン抽出物をNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮し、2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを固体として得る。
MS (ESI) m/z 297.0 (M+H)
+
【0502】
(f) プロパン−2−スルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化293】
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フラスコに、2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(0.075g, 0.253mmol)およびジクロロメタン(2ml)を入れる。塩化イソプロピルスルホニル(0.031ml, 0.278mmol)およびトリエチルアミン(0.071ml, 0.506mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。反応混合物を真空で濃縮する。残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中の0.1%水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、プロパン−2−スルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.40 (d, J=6.8 Hz, 6 H), 3.25 - 3.32 (m, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 4.50 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.18 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.81 (t, J=1.9 Hz, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 403.0997 [(M+H)
+, C
19H
20ClN
4O
2Sについての計算値: 403.0996].
【0503】
実施例187
2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化294】
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2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e)および塩化 2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.84 (s, 3 H), 4.29 (q, J=9.6 Hz, 2 H), 4.54 (s, 2 H), 7.39 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.18 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.83 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 443.0557 [(M+H)
+, C
18H
15N
4O
2F
3SClについての計算値: 443.0556].
【0504】
実施例188
(a) 2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化295】
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フラスコに、2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e, 0.050g, 0.160mmol)およびジクロロメタン(2ml)を入れる。塩化 2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エタンスルホニル(0.068g, 0.239mmol)およびトリエチルアミン(0.045ml, 0.319mmol)を加え、反応物を室温で5分間撹拌する。反応混合物を水で洗浄し、ジクロロメタンで2回抽出する。合わせた有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを白色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 537.3 (M+H)
+.
【0505】
(b) 2−アミノ−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化296】
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フラスコに、2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド(0.065g, 0.109mmol)およびMeOH(4ml)を入れる。ヒドラジン(0.069ml, 2.183mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。2M 水性HClを加え、続いて真空で濃縮する。ジクロロメタンを加え、混合物をセライトで濾過する。有機層を水で1回洗浄し、水層を4M 水性NaOHを用いて塩基性にして、ジクロロメタンで3回抽出する。合わせたジクロロメタンのフラクションを硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これを逆相HPLCによって精製し、2−アミノ−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.12 (t, J=6.6 Hz, 2 H), 3.29 (t, J=6.6 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 4.49 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.19 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.82 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 404.0944 [(M+H)
+, C
18H
19ClN
5O
2Sについての計算値: 404.0948].
【0506】
実施例189
N,N−ジエチル−N'−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−スルファミド
【化297】
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フラスコに、2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e, 0.103g, 0.349mmol)およびジクロロメタン(2ml)を入れる。塩化 ジエチルアミノスルファモイル(0.072g, 0.419mmol)およびトリエチルアミン(0.100ml, 0.699mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。反応混合物を真空で濃縮し、残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中の0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、N,N−ジエチル−N'−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−スルファミドを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.20 (t, J=7.1 Hz, 6 H), 3.30 (q, J=7.1 Hz, 4 H), 3.83 (s, 3 H), 4.35 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.17 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.79 (dd, J=3.7, 2.1 Hz, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 432.1278 [(M+H)
+, C
20H
23ClN
5O
2Sについての計算値: 432.1261].
【0507】
実施例190
5−(6−クロロ−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸エチルエステル
【化298】
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フラスコに、2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e, 0.100g, 0.349mmol)およびジクロロメタン(4ml)を入れる。クロロ蟻酸エチル(0.055g, 0.506mmol)およびトリエチルアミン(0.100ml, 0.675mmol)を加え、反応物を室温で10分間撹拌する。反応混合物を真空で濃縮し、残渣を、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中の0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、5−(6−クロロ−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸エチルエステルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.28 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 3.83 (s, 3 H), 4.15 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 4.48 (s, 2 H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=1.9 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 369.1125 [(M+H)
+, C
19H
18ClN
4O
2についての計算値: 369.1118].
【0508】
実施例191
[5−(6−クロロ−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸プロピルエステル
【化299】
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2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e)およびN−プロピル クロロホルメートを、実施例190に記載された方法に従って処理し、[5−(6−クロロ−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸プロピルエステルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.98 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 1.58 - 1.74 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 4.06 (t, J=6.6 Hz, 2 H), 4.49 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.77 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 383.1260 [(M+H)
+, C
20H
20ClN
4O
2についての計算値: 383.1275].
【0509】
実施例192
5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸 2−メトキシ−エチルエステル
【化300】
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2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e)および3−メトキシ−エチル クロロホルメートを、実施例190に記載された方法に従って処理し、5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸 2−メトキシ−エチルエステルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.37 (s, 3 H), 3.58 - 3.65 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 4.14 - 4.27 (m, 2 H), 4.50 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 399.1221 [(M+H)
+, C
20H
20ClN
4O
3についての計算値: 399.1224].
【0510】
実施例193
5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸イソブチルエステル
【化301】
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2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e)およびクロロ蟻酸イソブチルを、実施例190に記載された方法に従って処理し、5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸イソブチルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.97 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 1.85 - 2.01 (m, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 3.89 (d, J=6.6 Hz, 2 H), 4.49 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 397.1424 [(M+H)
+, C
21H
22ClN
4O
2についての計算値: 397.1431].
【0511】
実施例194
5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸イソプロピルエステル
【化302】
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2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e)およびクロロ蟻酸イソプロピルを、実施例190に記載された方法に従って処理し、5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−カルバミン酸イソプロピルエステルを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.27 (d, J=6.3 Hz, 6 H), 3.83 (s, 3 H), 4.48 (s, 2 H), 4.88 - 4.94 (m, 1 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=1.9 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 383.1266 [(M+H)
+, C
20H
20ClN
4O
2についての計算値: 383.1275].
【0512】
実施例195
1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−3−エチル−ウレア
【化303】
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ジクロロメタン(3ml)中の2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e, 0.100g, 0.337mmol)の溶液に、イソシアン酸エチル(0.030g, 0.422mmol)を加え、反応物を室温で45分間撹拌する。次いで混合物を水で洗浄し、ジクロロメタンで2回抽出する。有機相を真空で濃縮し、残渣を得る。これを、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中の0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−3−エチル−ウレアを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.14 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 3.20 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.52 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.76 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.08 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.76 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 368.1275 [(M+H)
+, C
19H
19ClN
5Oについての計算値: 368.1278].
【0513】
実施例196
1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−3−イソプロピル−ウレア
【化304】
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ジクロロメタン(3ml)中の2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e, 0.060g, 0.192mmol)の溶液に、イソシアン酸イソプロピル(0.027g, 0.240mmol)を加え、反応物を室温で45分間撹拌する。次いで混合物を水で洗浄し、ジクロロメタンで2回抽出する。有機相を真空で濃縮して残渣を得る。これをメタノールに再度溶解する。沈殿物が静置により析出する。固体を濾過し、1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−3−イソプロピル−ウレアを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.17 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 3.76 - 3.91 (m, 4 H), 4.52 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.5, 1. 9 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.08 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.76 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 382.1431 [(M+H)
+, C
20H
21N
5OClについての計算値: 382.1435].
【0514】
実施例197
1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−3−シクロペンチル−ウレア
【化305】
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2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e)およびイソシアン酸シクロペンチルを、実施例196に記載された方法に従って処理し、1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−3−シクロペンチル−ウレアを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.31 - 1.54 (m, 2 H), 1.56 - 1.68 (m, 2 H), 1.68 - 1.78 (m, 2 H), 1.86 - 2.13 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 3.94 - 4.09 (m, 1 H), 4.52 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.08 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.76 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 408.1591 [(M+H)
+, C
22H
23N
5OClについての計算値: 408.1591].
【0515】
実施例198
モルホリン−4−カルボン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタン(2ml)中の2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e, 0.060g, 0.202mmol)の溶液に、塩化 モルホリン−4−カルボニル(0.026g, 0.222mmol)およびトリエチルアミン(0.056ml, 0.405mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。次いで混合物を水で洗浄し、ジクロロメタンで2回抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮しする。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、モルホリン−4−カルボン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.41 - 3.47 (m, 4 H), 3.66 - 3.72 (m, 4 H), 3.84 (s, 3 H), 4.55 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.11 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.76 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 410.00 (M+H)
+.
【0516】
実施例199
N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ブチルアミド
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタン(2ml)中の2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例186e, 0.060g, 0.202mmol)の溶液に、塩化ブチリル(0.024g, 0.222mmol)およびトリエチルアミン(0.056ml, 0.405mmol)を加え、反応物を室温で30分間撹拌する。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、N−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−ブチルアミドを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.98 (t, J=7.5 Hz, 3 H), 1.65 - 1.77 (m, 2 H), 2.29 (t, J=7.5 Hz, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.57 (s, 2 H), 7.38 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 367.1327 [(M+H)
+, C
20H
20N
4OClについての計算値: 367.1326].
【0517】
実施例200
(a) 2−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソインドール−1,3-ジオン
【化308】
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2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イルメチル)−イソインドール−1,3-ジオン(実施例186b)および1−メチル−インドール−2−ボロン酸を、実施例100に記載された方法に従って処理し、2−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソインドール−1,3-ジオンを固体として得る。
MS (ESI) m/z 368.09 (M+H)
+.
【0518】
(b) C−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソインドール−1,3-ジオンを、実施例186eに記載された方法に従って処理し、C−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミンを固体として得る。
MS (ESI) m/z 238.06 (M+H)
+.
【0519】
実施例201
N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−エタンスルホンアミド
【化310】
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C−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン(実施例200b)および塩化エタンスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−エタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.37 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.13 (q, J=7.4 Hz, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.43 (s, 2 H), 6.70 (s, 1 H), 7.01 - 7.18 (m, 1 H), 7.20 - 7.36 (m, 1 H), 7.48 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.62 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.10 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.61 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.71 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 330.1288 [(M+H)
+, C
17H
20N
3O
2Sについての計算値: 330.1276].
【0520】
実施例202
N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソプロピルスルホンアミド
【化311】
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C−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン(実施例200b)および塩化イソプロピルスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソプロピルスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.40 (d, J=6.82 Hz, 6 H), 3.23 - 3.32 (m, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 4.45 (s, 2 H), 6.70 (s, 1 H), 7.09 - 7.17 (m, 1 H), 7.27 (ddd, J=7.6, 1.14 Hz, 1 H), 7.48 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 8.11 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.61 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.71 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 344.1431 [(M+H)
+, C
18H
22N
3O
2Sについての計算値: 344.1433].
【0521】
実施例203
C,C,C−トリフルオロ−N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化312】
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C−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン(実施例200b)および塩化トリフルオロメタンスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、C,C,C−トリフルオロ−N−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.78 (s, 3 H), 4.23 (q, J=9.6 Hz, 2 H), 6.66 (d, J=0.5 Hz, 1 H), 7.04 - 7.13 (m, 1 H), 7.23 (ddd, J=7.7, 1.1 Hz, 1 H), 7.44 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.04 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.56 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.68 (d, J=1.9 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 370.0835 [(M+H)
+, C
16H
15F
3N
3O
2Sについての計算値: 370.0837].
【0522】
実施例204
2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化313】
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C−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン(実施例200b)および塩化 2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.78 (s, 3 H), 4.23 (q, J=9.6 Hz, 2 H), 4.44 (s, 2 H), 6.66 (d, J=0.5 Hz, 1 H), 7.06 - 7.12 (m, 1 H), 7.23 (ddd, J=7.7, 1.1 Hz, 1 H), 7.44 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.04 (t, J=2.0Hz, 1 H), 8.56 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.68 (d, J=1.9 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 384.0999 [(M+H)
+, C
17H
17F
3N
3O
2Sについての計算値: 384.0994].
【0523】
実施例205
(a) C−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン
【化314】
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2−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソインドール−1,3-ジオン(実施例186c)を、実施例186eに記載された方法に従って処理し、C−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミンを得る。
MS (ESI) m/z 272.01 (M+H)
+.
【0524】
(b) N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化315】
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C−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミンおよび塩化メタンスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.03 (s, 3 H), 3.80 (s, 3 H), 4.45 (s, 2 H), 6.71 (s, 1 H), 7.12 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.59 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.09 (t, J=2.2 Hz, 1 H), 8.63 (d, J=2. Hz, 1 H), 8.71 (d, J=2. Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 350.0728 [(M+H)
+, C
16H
17ClN
3O
2Sについての計算値: 350.0730].
【0525】
実施例206
N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−エタンスルホンアミド
【化316】
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フラスコに、6−クロロ−2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例126a, 1.2g, 4.43mmol)、エタンスルホンアミド(0.726g, 6.65mmol)、チタン(IV)イソプロポキシド(2.60ml, 8.87mmol)およびトルエン(50ml)を入れる。反応混合物を一夜還流し、次いで濃縮乾固する。粗製の物質(1.60g)を、MeOH(24ml)およびDCM(24ml)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(0.335g, 8.87mmol)を加える。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮する。残渣をDCMに溶かし、水で2回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製を行い、N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−エタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.38 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.14 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 4.43 (s, 2 H), 6.72 (s, 1 H), 7.12 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.54 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.59 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.10 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.63 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.71 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 364.0869 [(M+H)
+, C
17H
19ClN
3O
2Sについての計算値: 364.0887].
【0526】
実施例207
N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソプロピルスルホンアミド
【化317】
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C−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン(実施例205a)および塩化 イソプロピルスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−イソプロピルスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.35 (d, J=6.8 Hz, 6 H), 3.19 - 3.27 (m, 1 H), 3.76 (s, 3 H), 4.40 (s, 2 H), 6.67 (d, J=0.6 Hz, 1 H), 7.07 (dd, J=8.4, 1.8 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=1.6 Hz, 1 H), 7.55 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 8.06 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.58 (d, J=1.9 Hz, 1 H), 8.66 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 378.1036 [(M+H)
+, C
18H
21ClN
3O
2Sについての計算値: 378.1043].
【0527】
実施例208
C,C,C−トリフルオロ−N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミド
【化318】
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C−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン(実施例205a)および塩化 トリフルオロメタンスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、C,C,C−トリフルオロ−N−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−メタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.80 (s, 3 H), 4.59 (s, 2 H), 6.72 (s, 1 H), 7.12 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.60 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 8.05 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.63 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.76 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 404.0443 [(M+H)
+, C
16H
14ClF
3N
3O
2Sについての計算値: 404.0447].
【0528】
実施例209
2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化319】
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C−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−メチルアミン(実施例205a)および塩化 2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホニルを、実施例186fに記載された方法に従って処理し、2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.75 (d, J=0.6 Hz, 3 H), 4.16 - 4.28 (m, 2 H), 4.44 (s, 2 H), 6.67 (s, 1 H), 7.07 (ddd, J=8.4, 1.8, 0.8 Hz, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 7.55 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.04 (d, J=0.6 Hz, 1 H), 8.58 (d, J=1.4 Hz, 1 H), 8.68 (d, J=1.6 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 418.06107[(M+H)
+, C
17H
16N
3O
2F
3SClについての計算値: 418.06039].
【0529】
実施例210
(a) ビス−エタンスルホン酸 (5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アミド
【化320】
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ジクロロメタン(100ml)中の3−アミノ−5−ブロモ−ピリジン(4.300g, 23.611mmol)の溶液に、塩化エタンスルホニル(6.849g, 70.834mmol)を加え、続いてジ−イソプロピルエチルアミン(16.61ml, 94.445mmol)を加える。混合物を室温で5時間撹拌し、その後、それを酢酸エチルで希釈し、水で2回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:2)、ビス−エタンスルホン酸 (5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アミドを固体として得る。
MS (ESI) m/z 359.0 (M+H)
+.
【0530】
(b) エタンスルホン酸 3−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ベンジルアミド
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、6−クロロ−1−メチル−インドール−2−ボロン酸(0.165g, 0.756mmol)、ビス−エタンスルホン酸 (5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アミド(0.200g, 0.504mmol)、リン酸カリウム(0.221g, 1.008mmol)およびDMF(5ml)を入れる。フラスコを排気してN
2を3回充填し、Pd(PPh
3)
4(0.029g, 0.025mmol)を加える。再度、混合物を排気してN
2を3回充填し、90℃で一夜撹拌する。次いでそれを室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、さらに、逆相HPLCによって、Xbridge Shield RP18 カラムで、アセトニトリル中0.1% 水性NH
4OHの濃度勾配で精製し、エタンスルホン酸 3−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ベンジルアミドを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.40 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.24 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 6.71 (s, 1 H), 7.12 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.59 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.92 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.49 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 350.0731 [(M+H)
+, C
16H
17ClN
3O
2Sについての計算値: 350.0730].
【0531】
実施例211
(a) 3−[ビス[[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル]アミノ]−5−ブロモ−ピリジン
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
アセトニトリル(100ml)中の5−アミノ−3−ブロモ−ピリジン(1.73g, 10mmol)およびBoc
2O(4.8g, 22mmol)に、環境温度でDMAP(212mg, 1mmol)を加え、反応混合物を50℃に加熱し、一夜撹拌する。Boc
2O(2.2g, 10mmol)を反応混合物に加え、これを50℃でさらに4時間撹拌する。次いで反応混合物を室温まで冷却する。溶媒を真空で除去し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、3−[ビス[[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル]アミノ]−5−ブロモ−ピリジンを白色の固体として得る。
MS (ESI) m/z 374.9 (M+H)
+.
【0532】
(b) 3−[ビス[[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル]アミノ]−5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、3−[ビス[[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル]アミノ]−5−ブロモ−ピリジン(1.12g, 3.0mmol)、N−メチル−6−クロロインドール−2−ボロン酸(754mg, 3.6mmol)、細かく砕いたリン酸カリウム(1.27g, 6.0mmol)およびDMF(20ml)を入れる。15分間脱気した後、Pd(PPh
3)
4(173mg, 0.15mmol)を加える。フラスコに窒素を吹きつけ、混合物を90℃に加熱し、5時間撹拌する。次いで混合物を室温まで冷却し、水(100ml)に注ぐ。混合物をEtOAcで3回抽出し、合わせた有機相を水(10ml)で2回洗浄する。次いで、有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル−ヘプタン, 0:1から1:9)、3−[ビス[[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル]アミノ]−5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジンを得る。
MS (ESI) m/z 458.1 (M+H)
+.
【0533】
(c) 2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化324】
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イソシアン酸クロロスルホニル(1.63g, 11.5mmol)を、アセトニトリル(200ml)中の3−[ビス[[(1,1−ジメチルエチル)オキシ]カルボニル]アミノ]−5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン(0.91g, 1.99mmol)の溶液に加え、反応混合物を10分間撹拌する。DMF(3ml)を加え、反応混合物を3時間撹拌する。20gのシリカゲルを混合物に加え、溶媒を真空で除去する。得られた固体を65℃で、高真空下、2時間加熱する。混合物を室温まで冷却し、次いでシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール−トリエチルアミン, 83:8:9)、2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.76 (s, 3 H), 5.72 (s, 2 H), 7.15 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 7.35 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.92 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.97 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=2.5 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 283.0 (M+H)
+.
【0534】
実施例212
エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化325】
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DCM(15ml)中の2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例211, 85mg, 0.3mmol)の溶液に、トリエチルアミン(122mg, 1.2mmol)および塩化エタンスルホニル(77mg, 0.6mmol)を加え、反応混合物を一夜撹拌する。溶媒を除去し、残渣をメタノール(15ml)に再度溶解する。1M 水性NaOH(1ml)を加え、反応混合物を一夜撹拌する。溶媒を真空で除去し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン中のメタノールの濃度勾配)、エタンスルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.25 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.23 - 3.33 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 7.36 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.90 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 7.95 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.61 (d, J=2.3 Hz, 2 H), 10.43 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 375.0692 [(M+H)
+, C
17H
16ClN
4O
2Sについての計算値: 375.0682].
【0535】
実施例213
(a) 1−ホルミル−シクロブタンカルボン酸エチルエステル
【化326】
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ドライアイス/アセトン浴で冷却したジクロロメタン(100ml)中の1,1'−シクロブタンジカルボン酸ジエチル(9.9g, 48.4mmol)の溶液に、DIBAL−H(トルエン中20%wt, 101ml, 121.1mmol)を、カニューレによって、10分かけて加える。混合物をさらに30分間撹拌し、その後、アセトン浴を氷−水浴に置き換え、激しく撹拌しながら2M 水性HCl(250ml)を注意深く加える。20分間激しく撹拌を続けた後、2つの透明な相を得る。二相を分離し、水相をジクロロメタンで洗浄し、合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:0から9:1)、1−ホルミル−シクロブタンカルボン酸エチルエステルを無色の油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.29 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 1.88-2.05 (m, 2 H), 2.45-2.49 (m, 4 H), 4.24 (t, J=7.1 Hz, 2 H), 9.78 (s, 2 H).
【0536】
(b) 1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブタンカルボン酸エチルエステル
【化327】
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ジクロロメタン(13ml)中の2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例100, 0.400g, 1.756mmol)および1−ホルミル−シクロブタンカルボン酸エチルエステル(0.457g, 2.633mmol)の溶液に、酢酸(0.102g, 1.756mmol)を加え、混合物を還流する。2時間後、混合物を氷−水浴で冷却し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.175g, 5.267mmol)を加える。13時間後、混合物を1.5時間還流し、室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、1M 水性NaOHで、水で、そして塩水で洗浄する。合わせた水相をジクロロメタンで1回抽出し、合わせた有機相をMgSO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:1)、1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブタンカルボン酸エチルエステルを油状物として得る。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.28 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 1.99 - 2.12 (m, 4 H), 2.49 - 2.59 (m, 2 H), 3.53 (d, J=5.8 Hz, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 4.12 - 4.18 (m, 1 H), 4.20 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 6.61 (d, J=0.8 Hz, 1 H), 7.04 (dd, J=2.8, 1.9 Hz, 1 H), 7.15 - 7.19 (m, 1 H), 7.26 - 7.30 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=8.2, 0.8 Hz, 1 H), 7.65 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 8.09 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=1.9 Hz, 1 H).
【0537】
(c) 1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブタンカルボン酸
【化328】
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THF(2ml)およびメタノール(1ml)中の1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブタンカルボン酸エチルエステル(0.107g, 0.288mmol)の溶液に、水性水酸化リチウム(1M, 0.58ml, 0.58mmol)を加え、溶液を一夜撹拌する。生成物をXbridge C18のRP−HPLCによって単離し、0.1% 水性NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で溶出し、1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブタンカルボン酸を白色粉末として得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.74 - 1.86 (m, 1 H), 1.87 - 1.97 (m, 3 H), 2.26 - 2.35 (m, 2 H), 3.33 (br. s., 1 H), 3.39 (s, 2 H), 3.75 (s, 3 H), 6.60 (s, 1 H), 7.05 - 7.09 (m, 1 H), 7.15 (m, 1 H), 7.17 - 7.21 (m, 1 H), 7.50 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.57 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 7.94 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.06 (d, J=2.7 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 336 (M+H)
+.
【0538】
実施例214
2−メチル−1−(1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブチル)−プロパン−1−オン
【化329】
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氷−水浴で冷却したTHF(150ml)中の1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブタンカルボン酸エチルエステル(実施例213b, 0.45g, 1.21mmol)の溶液に、iPrMgCl(THF中2.0M, 2.43ml, 4.85mmol)を滴下する。45分後、混合物を1M 水性NaHSO
4(5ml)でクエンチし、飽和水性重炭酸ナトリウムで、そして塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:2から1:1)、続いてXbridge RP18のRP−HPLCによって精製し、0.1% 水性NH
4OH中のアセトニトリルの濃度勾配で溶出し、2−メチル−1−(1−{[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミノ]−メチル}−シクロブチル)−プロパン−1−オンを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 0.95 (d, J=6.8 Hz, 6 H), 1.68 - 1.78 (m, 1 H), 1.95 - 2.03 (m, 3 H), 2.31 - 2.41 (m, 2 H), 2.97 - 3.09 (m, 1 H), 3.60 (d, J=5.7 Hz, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 5.77 (t, J=5.7 Hz, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 7.06 - 7.10 (m, 1 H), 7.16 - 7.25 (m, 2 H), 7.51 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 8.12 (d, J=2.1 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 362 (M+H)
+.
【0539】
実施例215
2−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−1−オン
【化330】
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また、実施例214に記載された方法により、2−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−2−アザ−スピロ[3.3]ヘプタン−1−オンを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.88 - 2.03 (m, 2 H), 2.32 - 2.45 (m, 4 H), 3.77 (s, 3 H), 3.83 (s, 2 H), 6.71 (d, J=0.8 Hz, 1 H), 7.06 - 7.14 (m, 1 H), 7.19 - 7.27 (m, 1 H), 7.54 (m, 1 H), 7.61 (m, 1 H), 7.85 (dd, J=2.4, 1.9 Hz, 1 H), 8.54 (d, J=1.9 Hz, 1 H), 8.68 (d, J=2.4 Hz, 1 H).
MS (ESI) m/z 318.1 (M+H)
+.
【0540】
実施例216
(a) 1−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エタノン
【化331】
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6−クロロ−1−メチル−インドール−2−ボロン酸および5−アセチル−3−ブロモ−ピリジンを、実施例100に記載された方法に従って処理し、1−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エタノンを得る。
MS (ESI) m/z 284.98 (M+H)
+.
【0541】
(b) 2−(5−アセチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化332】
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1−[5−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エタノンを、実施例128に記載された方法に従って処理し、2−(5−アセチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
MS (ESI) m/z 310.07 (M+H)
+.
【0542】
(c) 2−[5−(1−アミノ−エチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化333】
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酢酸アンモニウム(0.567g, 7.207mmol)を、MeOH(10ml)中の2−(5−アセチル−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(0.470g, 1.441mmol)の溶液に加え、反応物を50℃で48時間撹拌する。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.251g, 10.09mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌する。さらにトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.251g, 10.09mmol)を加え、反応物を50℃でさらに24時間撹拌する。次いでそれを酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、6−クロロ−2−[5−(1−ヒドロキシ−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル、およびそれより少ない量の2−[5−(1−アミノ−エチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。混合物をTHF(5ml)に再度溶解し、フタルイミド(0.181g, 1.206mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.172g, 0.804mmol)を加え、続いてジ−イソプロピルアゾジカルボキシレート(0.157ml, 0.804mmol)を加える。反応物を室温で4時間撹拌する。次いでそれを酢酸エチルで希釈し、水で3回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:1)、6−クロロ−2−{5−[1−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−ピリジン−3−イル}−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルおよびトリフェニルホスフィンの混合物を得る。混合物をエタノール(5ml)に再度溶解する。ヒドラジン水和物(65%)(0.411ml, 8.506mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。次いでそれを2M 水性HClで酸性にして、真空で濃縮する。残渣をジクロロメタンに再度溶解し、セライトで濾過して、形成された沈殿物を除く。有機層を水で洗浄する。水層を分離し、4M 水性NaOHで塩基性にして、次いでジクロロメタンで3回抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、2−[5−(1−アミノ−エチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを固体として得る。
MS (ESI) m/z 311.1 (M+H)
+
【0543】
(d) エタンスルホン酸 {1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エチル}−アミド
【化334】
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フラスコに、2−[5−(1−アミノ−エチル)−ピリジン−3−イル]−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(0.072g, 0.209mmol)およびジクロロメタン(3ml)を入れる。塩化エタンスルホニル(0.060g, 0.525mmol)およびトリエチルアミン(0.059ml, 0.417mmol)を加え、反応物を室温で一夜撹拌する。反応混合物を真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:1)、エタンスルホン酸 {1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エチル}−アミドを白色の固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.32 (t, J=7.5 Hz, 3 H), 1.65 (d, J=7.1 Hz, 3 H), 2.96 - 3.15 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 4.75 - 4.86 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 8.20 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.80 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.83 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 403.1005 [(M+H)
+, C
19H
20N
4O
2SClについての計算値: 403.0996].
【0544】
(e) (R)および(S)−エタンスルホン酸 {1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エチル}−アミド
ラセミのエタンスルホン酸 {1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エチル}−アミドを、Chiralpak(登録商標) ASカラムを用いたキラルクロマトグラフィーによって分割し、3:2 ヘプタン−エタノール混合物で溶出し、(R)および(S)−エタンスルホン酸 {1−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−エチル}−アミドを得る。保持時間は、分析用Chiralpak(登録商標) ASカラムで、0.8ml/分で、6.9分および9.2分である。
【0545】
実施例217
(a) 3−ブロモ−5−(2−メトキシ−ビニル)−ピリジン
【化335】
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フラスコに、塩化 メトキシメチルトリフェニルホスフィン(3.04g, 8.87mmol)およびテトラヒドロフラン(20ml)を入れる。混合物を−78℃まで冷却し、ヘキサメチルジシラザン ナトリウム(THF中1M溶液, 9.60ml, 9.67mmol)を滴下する。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、5−ブロモ−ピリジン−3−カルバルデヒド(1.5g, 8.06mmol)を加える。混合物を室温まで温め、一夜撹拌する。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 4:1)、3−ブロモ−5−(2−メトキシ−ビニル)−ピリジンのE/Z混合物を無色の油状物として得る。
MS (ESI) m/z 215.95 (M+H)
+.
【0546】
(b) 2−[5−(2−メトキシ−ビニル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール
【化336】
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3−ブロモ−5−(2−メトキシ−ビニル)−ピリジンを、実施例106bに記載された方法に従って処理し、2−[5−(2−メトキシ−ビニル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドールのE/Z混合物を油状物として得る。
MS (ESI) m/z 265.20 (M+H)
+.
【0547】
(c) 2−[5−(2−メトキシ−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、2−[5−(2−メトキシ−ビニル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール(0.550g, 2.08mmol)およびメタノール(5ml)を入れる。パラジウム/炭素(0.221g, 0.208mmol)を加え、反応混合物を、H
2下、50℃で16時間撹拌する。次いでそれを室温まで冷却し、セライトで濾過する。セライト層をメタノールで徹底的に洗浄する。濾液を真空で濃縮し、残渣を得る。これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 7:3)、2−[5−(2−メトキシ−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドールを油状物として得る。
MS (ESI) m/z 267.36 (M+H)
+.
【0548】
(d) 2−[5−(2−メトキシ−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(2−メトキシ−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドールを、実施例128に記載された方法に従って処理し、2−[5−(2−メトキシ−エチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを固体として得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.09 (t, J=6.2 Hz, 2 H), 3.41 (s, 3 H), 3.76 (t, J=6.3 Hz, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 7.36 - 7.42 (m, 1 H), 7.44 - 7.51 (m, 1 H), 7.68 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.75 (dd, J=7.8, 1.1 Hz, 1 H), 8.10 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.68 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.74 (d, J=2.1 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 292.1458 [(M+H)
+, C
18H
18N
3Oについての計算値: 292.1450].
【0549】
実施例218
1−ジフルオロメチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化339】
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フラスコに、2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例83b, 340mg, 1.55mmol)およびDMF(10ml)を入れ、鉱物油中60% NaH(68mg, 1.71mmol)を加える。混合物を室温で20分間撹拌する。反応物の温度を100℃に上げながらCClF
2Hを反応混合物に通気する。反応物の温度を150℃まで30分間上げる。混合物を室温まで冷却し、水(1ml)を加える。次いで混合物を濾過し、濾液を、Xbridge C18で精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、1−ジフルオロメチル−2−ピリジン−3−イル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.48 - 7.53 (m, 1 H), 7.56 (td, J=7.7, 1.3 Hz, 1 H), 7.68 - 7.73 (m, 1 H), 7.86 (t, J=56.6 Hz, 1 H), 7.86 (dd, J=37.6, 8.1 Hz, 1 H), 7.91 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.13 (dt, J=8.0, 2.0, 1.9 Hz, 1 H), 8.85 (dd, J=4.9, 1.6 Hz, 1 H), 8.87 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 270.0841 [(M+H)
+, C
15H
10F
2N
3についての計算値: 270.0843].
【0550】
実施例219
エタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化340】
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2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例127)およびエタンスルホンアミドを、実施例170に記載された方法に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.20 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.07 (q, J=7.4 Hz, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 4.34 (d, J=6.1 Hz, 2 H), 7.34 - 7.38 (m, 1 H), 7.41 - 7.46 (m, 1 H), 7.72 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.75 - 7.82 (m, 2 H), 8.09 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.1 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 355.1247 [(M+H)
+, C
18H
19N
4O
2Sについての計算値: 355.1229].
【0551】
実施例220
2−(5−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化341】
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2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例127)を用いて、実施例219に記載された方法を行い、2−(5−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを反応生成物として得る。
MS (ESI) m/z 264.07 (M+H)
+.
【0552】
実施例221
(a) 2−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化342】
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THF(5ml)中の2−(5−ヒドロキシメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例220, 190mg, 0.72mmol)の溶液に、フタルイミド(116mg, 0.79mmol)、1,1'−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(346mg, 1.37mmol)およびトリブチルホスフィン(277mg, 1.37mmol)を連続して加える。混合物を室温で一夜撹拌する。次いで混合物を真空で濃縮し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:0から0:1)、2−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。
MS (ESI) m/z 393.02 (M+H)
+.
【0553】
(b) 2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル
【化343】
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エタノール(15ml)中の2−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−ピリジン−3−イル]−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(200mg, 0.51mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物(327mg, 10.2mmol)を加える。混合物を室温で一夜撹拌する。反応混合物をジクロロメタン(100ml)に注ぎ、水中1M HClで抽出する。合わせた水相を水中5M NaOHで塩基性にして、ジクロロメタンで抽出する。合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮し、2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリルを得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
MS (ESI) m/z 263.27 (M+H)
+.
【0554】
(c) プロパン−2−スルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化344】
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フラスコに、2−(5−アミノメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(130mg, 0.5mmol)、DBU(304mg, 2.0mmol)およびDCE(15ml)を入れ、塩化イソプロピルスルホニル(142mg, 1.0mmol)を加える。混合物を室温で1時間撹拌し、真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 1:0から97:3)、プロパン−2−スルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.24 (d, J=6.8 Hz, 6 H), 3.18 - 3.26 (m, 1 H), 3.79 (s, 3 H), 4.37 (d, J=6.1 Hz, 2 H), 7.34 - 7.38 (m, 1 H), 7.41 - 7.46 (m, 1 H), 7.70 - 7.79 (m, 3 H), 8.08 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.77 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.81 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 369.1389 [(M+H)
+, C
19H
21N
4O
2Sについての計算値: 369.1385].
【0555】
実施例222
トリフルオロメタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミド
【化345】
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2−(5−ホルミル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例127)およびトリフルオロメタンスルホンアミドを、実施例170に記載された方法に従って処理し、トリフルオロメタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルメチル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.79 (s, 3 H), 4.58 (s, 2 H), 7.34 - 7.39 (m, 1 H), 7.42 - 7.47 (m, 1 H), 7.72 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 8.10 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.78 (d, J=2.1 Hz, 1 H), 8.85 (d, J=2.1 Hz, 1 H), 10.19 (br. s., 1 H).
HRMS (ESI) m/z 395.0779 [(M+H)
+, C
17H
14F
3N
4O
2Sについての計算値: 395.0790].
【0556】
実施例223
プロパン−2−スルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化346】
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2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例211)を、実施例221cに記載された方法に従って処理し、プロパン−2−スルホン酸 [5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.30 (d, J=6.8 Hz, 6 H), 3.46 (dq, J=6.8 Hz, 1 H), 3.79 (s, 3 H), 7.37 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.73 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.93 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 7.96 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.60 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.63 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 10.41 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 389.0836 [(M+H)
+, C
18H
18ClN
4O
2Sについての計算値: 389.0839].
【0557】
実施例224
N'−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N,N−ジメチル−ホルムアミジン
【化347】
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DMF(5ml)中の2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−カルボニトリル(実施例211, 85mg, 0.3mmol)の溶液に、鉱物油中60% NaH(48mg, 1.2mmol)を加え、続いて塩化 プロパン−2−スルホニル(86mg, 60.6mmol)を加える。混合物を室温で5時間撹拌する。混合物を濾過し、濾液を、Xbridge C18で精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、N'−[5−(6−クロロ−3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N,N−ジメチル−ホルムアミジンを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.98 (s, 3 H), 3.06 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 7.35 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H), 7.62 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.95 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.96 (s, 1 H), 8.37 - 8.39 (m, 2 H).
HRMS (ESI) m/z 338.1182 [(M+H)
+, C
18H
17ClN
5についての計算値: 338.1173].
【0558】
実施例225
(a) エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミド
【化348】
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ジクロロメタン(20ml)中の2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例100)(223mg, 1.0mmol)の溶液に、塩化エタンスルホニル(386mg, 3.0mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(517mg, 4.0mmol)を加える。混合物を室温で1時間撹拌する。水中の飽和NaHCO
3(0.5ml)およびシリカゲル(10g)を加え、混合物を真空で濃縮する。残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:0から1:9)、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミドを得る。
MS (ESI) m/z 408.1 (M+H)
+.
【0559】
(b) エタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミド
【化349】
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エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミドを、実施例128に記載された方法に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミドを得る。
MS (ESI) m/z 432.96 (M+H)
+.
【0560】
(c) エタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化350】
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DMF(2ml)、メタノール(10ml)および水中5M NaOH(1ml)中の、エタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミドの溶液を、室温で1時間撹拌する。混合物を、Xbridge C18で精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、エタンスルホン酸 [5−(3−シアノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.25 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.24 - 3.32 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 7.32 - 7.38 (m, 1 H), 7.43 (td, J=7.8, 1.1 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.90 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 8.58 - 8.62 (m, 2 H), 10.42 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 341.1078 [(M+H)
+, C
17H
17N
4O
2Sについての計算値: 341.1072].
【0561】
実施例226
エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化351】
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エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミド(実施例225a)を、実施例225cに記載された方法に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.26 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.26 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 6.71 (s, 1 H), 7.08 - 7.13 (m, 1 H), 7.20 - 7.27 (m, 1 H), 7.54 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.79 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 8.48 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.56 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 10.23 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 316.1125 [(M+H)
+, C
16H
18N
3O
2Sについての計算値: 316.1120].
【0562】
実施例227
メタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化352】
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2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例100)および塩化メタンスルホニルを、実施例225aおよび225cに記載された方法に従って処理し、メタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.15 (s, 3 H), 3.77 (s, 3 H), 6.71 (s, 1 H), 7.06 - 7.13 (m, 1 H), 7.23 (ddd, J=8.2, 7.1, 1.1 Hz, 1 H), 7.53 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.79 (t, J=2.2 Hz, 1 H), 8.48 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.58 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 10.18 (s, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 302.0966 [(M+H)
+, C
15H
16N
3O
2Sについての計算値: 302.0958].
【0563】
実施例228
ジエチルスルファミン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル−アミド
【化353】
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ジクロロメタン(1ml)中の、2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール(実施例100, 60mg, 0.269mmol)および塩化ジメチルスルファモイル(58mg, 0.403mmol)の溶液に、トリエチルアミン(54mg, 0.537mmol)を加える。一夜撹拌した後、混合物を濃縮し、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 3:7)、ジエチルスルファミン酸 5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 2.77 (s, 6 H), 3.76 (s, 3 H), 6.89 (s, 1 H), 7.07 - 7.12 (m, 1 H), 7.20 - 7.25 (m, 1 H), 7.53 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.75 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.46 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.52 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 331.1226 [(M+H)
+, C
16H
18N
4O
2Sについての計算値: 331.1223].
【0564】
実施例229
(a) エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−カルボキサルデヒド−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミド
【化354】
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フラスコにDMF(10ml)を入れ、0℃まで冷却する。オキシ塩化リン(0.297ml, 3.19mmol)を加え、反応混合物を0℃で20分間撹拌し、続いてDMF(10ml)中のエタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミド(実施例225a, 1.00g, 2.454mmol)の溶液を添加する。反応混合物を室温で16時間撹拌する。反応を停止させ、飽和NaHCO
3溶液で洗浄し、酢酸エチルで抽出する。有機層を分離し、水で3回洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮し、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−カルボキサルデヒド−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミドを得る。
MS (ESI) m/z 436.2 (M+H)
+
【0565】
(b) エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−ビニル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化355】
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フラスコに、臭化 メチルトリフェニルホスフィン(0.492g, 1.378mmol)およびTHF(20ml)を入れる。反応混合物を−78℃まで冷却し、THF中1M NaHMDS(1.515ml, 1.515mmol)を加える。反応物を−78℃で1時間撹拌し、続いてエタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−カルボキサルデヒド−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミド(0.300g, 0.689mmol)を−78℃で添加する。反応混合物を室温まで温め、一夜撹拌する。混合物を水で洗浄し、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮する。粗製の物質をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン−酢酸エチル, 1:0から0:1)、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−ビニル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド生成物を得る。
MS (ESI) m/z 342.2 (M+H)
+
【0566】
(c) エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−エチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−ビニル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド(35mg, 0.082mmol)およびMeOH(5ml)を入れる。フラスコを排気してN
2を3回吹き付ける。Pd/C(4.36mg)を加え、反応物を、H
2下、50℃で一夜撹拌する。反応物をセライトで濾過し、セライト層をMeOHで徹底的に洗浄する。濾液を真空で濃縮する。粗製の物質をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 19:1)、続いてXbridge C18を用いてHPLC精製を行い、10から100% アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、純粋な生成物であるエタンスルホン酸 [5−(3−エチル−1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.27 (t, J=7.6 Hz, 3 H), 1.40 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 2.76 (q, J=7.6 Hz, 2 H), 3.25 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.66 (s, 3 H), 7.09 - 7.17 (m, 1 H), 7.23 - 7.31 (m, 1 H), 7.43 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.65 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.83 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 8.36 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.49 (d, J=2.5 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 344.1435 [(M+H)
+, C
18H
21N
3O
2Sについての計算値: 344.1427].
【0567】
実施例230
エタンスルホン酸 (2−ヒドロキシ−エチル)−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
フラスコに、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド(実施例226, 200mg, 0.634mmol)およびDMF(3ml)を入れる。反応物を0℃まで冷却し、水素化ナトリウム(38.0mg, 0.951mmol)を加える。反応物を室温で10分間撹拌し、次いで2−クロロ−エトキシトリメチルシラン(0.154ml, 0.951mmol)を加える。反応物を100℃で16時間撹拌し、次いで室温まで冷却する。1M 水性HCl(1ml)を加え、30分間撹拌を続ける。混合物をXbridge C18を用いて精製し、10から100% アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、エタンスルホン酸 (2−ヒドロキシ−エチル)−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
MS (ESI) m/z 360.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.42 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.29 (t, 2 H), 3.70 (t, J=5.6 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 3.96 (t, J=5.6 Hz, 2 H), 6.75 (s, 1 H), 7.14 (td, J=7.5, 0.9 Hz, 1 H), 7.28 (td, J=7.7, 1.0 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.64 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 8.18 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.71 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.75 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 360.1383 [(M+H)
+, C
18H
12N
3O
3Sについての計算値: 360.1376].
【0568】
実施例231
エタンスルホン酸 メチル−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化358】
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フラスコに、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド(実施例226, 100mg, 0.317mmol)およびDMF(4ml)を入れる。反応物を0℃まで冷却し、水素化ナトリウム(15.85mg, 0.396mmol)を加える。反応物を0℃で10分間で撹拌し、次いでヨウ化メチル(56.3mg, 0.396mmol)を加える。反応物を室温で1時間撹拌する。反応物を水(0.5ml)でクエンチし、濾過する。濾液をXbridge C18を用いて精製し、10から100% アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、エタンスルホン酸 メチル−[5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.39 (t, J=7.5 Hz, 3 H), 3.28 (q, J=7.5 Hz, 2 H), 3.49 (s, 3 H), 3.84 (s, 3 H), 6.74 (s, 1 H), 7.14 (t, J=7.6 Hz, 1 H), 7.28 (ddd, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.13 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.70 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.70 (d, J=2.5 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 330.1281 [(M+H)
+, C
17H
19N
3O
2Sについての計算値: 330.1270].
【0569】
実施例232
(a) 2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−イソインドール−1,3-ジオン
【化359】
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フラスコに、3−アミノ−5−ブロモピリジン(1.00g, 5.78mmol)、無水フタル酸(0.856g, 5.78mmol)および酢酸(20ml)を入れる。反応物を一夜還流する。次いで反応物を室温まで冷却し、真空で濃縮する。粗製の物質を酢酸エチルに溶解し、水で1回洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−イソインドール−1,3-ジオンを得る。
MS (ESI) m/z 305.1 (M+H)
+
【0570】
(b) 2−[5−(6−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−イソインドール−1,3-ジオン
【化360】
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2−(5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−イソインドール−1,3-ジオンおよびN−Boc−6−メチル−インドールボロン酸を、実施例103に記載された手順に従って処理し、2−[5−(6−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−イソインドール−1,3-ジオンを得る。
MS (ESI) m/z 354.1 (M+H)
+
【0571】
(c) 2−[5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−イソインドール−1,3-ジオン
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
2−[5−(6−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−イソインドール−1,3-ジオンを、実施例114に記載された手順に従って処理し、2−[5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−イソインドール−1,3-ジオンを得る。
MS (ESI) m/z 368.3 (M+H)
+
【0572】
(d) 5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミン
【化362】
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フラスコに、2−[5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−イソインドール−1,3-ジオン(1.10g, 2.096mmol)およびEtOH(30ml)を入れる。ヒドラジン(1.316ml, 41.9mmol)を加え、反応混合物を1時間還流する。反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、沈殿物を酢酸エチルで徹底的に洗浄する。濾液を真空で濃縮する。粗製の物質を1M HCl溶液に溶かし、次いでEtOAcで抽出する。水層を分離し、4M 水性NaOHを用いてpH 14まで塩基性にして、DCMで3回抽出する。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮し、5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミンを得る。
MS (ESI) m/z 238.4 (M+H)
+
【0573】
(e) エタンスルホン酸 [5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化363】
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5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミンを、実施例225aおよび225cに記載された手順に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.40 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 2.53 (s, 3 H), 3.26 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 6.65 (s, 1 H), 6.98 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 7.50 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.93 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 8.46 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 8.53 (d, J=1.8 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 330.1285 [(M+H)
+, C
17H
19N
3O
2Sについての計算値: 330.1270].
【0574】
実施例233
エタンスルホン酸 [5−(1,6−ジメチル−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化364】
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5−(1,6−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イルアミン(実施例232d)を、実施例225a、128および225cに記載された手順に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(1,6−ジメチル−3−シアノ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.39 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 2.57 (s, 3 H), 3.22 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 7.22 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.46 (s, 1 H), 7.60 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.92 - 7.94 (m, 1 H), 8.39 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=2.5 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 355.1230 [(M+H)
+, C
18H
18N
4O
2Sについての計算値: 355.1223].
【0575】
実施例234
エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミド
【化365】
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6−フルオロ−1−メチル−インドールボロン酸および3−ブロモ−5−アミノピリジンを、実施例100、225aおよび225cに記載された手順に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.24 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.17 - 3.28 (m, 5 H), 6.53 (d, J=3.0 Hz, 1 H), 7.01 (dd, J=10.2, 8.7 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=3.3 Hz, 1 H), 7.60 - 7.68 (m, 2 H), 8.41 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.53 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 10.23 (s, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 334.1029 [(M+H)
+, C
16H
16FN
3O
2Sについての計算値: 334.1020].
【0576】
実施例235
(a) ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド
【化366】
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ビス−エタンスルホン酸 (5−ブロモ−ピリジン−3−イル)−アミド(実施例210a)および6−クロロ−1−メチル−インドール−2−ボロン酸を、実施例100に記載された手順に従って処理し、ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミドを得る。
MS (ESI) m/z 442.1 (M+H)
+
【0577】
(b) ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−カルボキサルデヒド−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド
【化367】
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フラスコにDMF(10ml)を入れ、0℃まで冷却する。オキシ塩化リン(0.205ml, 2.178mmol)を加え、反応混合物を20分間撹拌する。ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド(0.875g, 1.980mmol)を加え、反応混合物を室温で一夜撹拌する。反応物を飽和水性NaHCO
3で洗浄し、酢酸エチルで抽出する。有機層を分離し、水で3回洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮し、ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−カルボキサルデヒド−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミドを得る。
MS (ESI) m/z 469.9 (M+H)
+.
【0578】
(c) ビス−エタンスルホン酸 [5−(1,3−ジメチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド
【化368】
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フラスコに、ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−カルボキサルデヒド−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド(0.225g, 0.479mmol)、ヨウ化亜鉛(0.2320g, 0.718mmol)、NaCN(BH)
3(0.228g, 3.591mmol)およびジクロロエタン(5ml)を入れる。反応物を1.5時間還流する。反応混合物を室温まで冷却し、セライトで濾過する。セライト層をDCMで洗浄する。濾液を1:1の飽和水酸化アンモニウムと飽和塩化アンモニウム溶液を含む緩衝溶液で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮し、ビス−エタンスルホン酸 [5−(1,3−ジメチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミドを得る。
MS (ESI) m/z 455.9 (M+H)
+
【0579】
(d) エタンスルホン酸 [5−(1,3−ジメチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド
【化369】
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ビス−エタンスルホン酸 [5−(1,3−ジメチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミドを、実施例225cに記載された手順に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(1,3−ジメチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.41 (t, J=7.33 Hz, 3 H), 2.31 (s, 3 H), 3.26 (q, J=7.33 Hz, 2 H), 3.67 (s, 3 H), 7.12 (dd, J=8.46, 1.89 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=1.77 Hz, 1 H), 7.57 (d, J=8.34 Hz, 1 H), 7.81 - 7.86 (m, 1 H), 8.41 (d, J=1.77 Hz, 1 H), 8.51 (d, J=2.27 Hz, 1 H).
HRMS (ESI) m/z 364.0894 [(M+H)
+, C
17H
18N
3O
2SClについての計算値: 364.0881].
【0580】
実施例236
エタンスルホン酸 [5−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド
【化370】
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エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル]−N−エタンスルホニル−アミド(実施例225a)を、実施例235b、235cおよび225cに記載された手順に従って処理し、エタンスルホン酸 [5−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.41 (t, J=7.5 Hz, 3 H), 2.33 (s, 3 H), 3.27 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.69 (s, 3 H), 7.14 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.24 - 7.31 (m, 1 H), 7.43 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.84 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.42 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=2.5 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 330.1276 [(M+H)
+, C
17H
19N
3O
2Sについての計算値: 330.1270].
【0581】
実施例237
(a) N−((5−ブロモピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミド
【化371】
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フラスコに、5−ブロモニコチンアルデヒド(1.15g, 6.18mmol)、エタンスルホンアミド(1.35g, 12.37mmol)およびトルエン(120ml)を入れ、チタン イソプロポキシド(2.64g, 9.27mmol)を滴下する。混合物を120℃で一夜撹拌する。混合物を真空で濃縮する。残渣をDCM(100ml)およびMeOH(100ml)に溶かし、NaBH
4(0.468g, 12.37mmol)を0℃で加える。混合物を0℃で30分間撹拌する。次いで水(50ml)を加え、混合物を5分間撹拌する。懸濁液をセライトのパッドで濾過する。セライト層をDCM(50ml×3)で洗浄する。濾液を真空で濃縮する。得られた水相をDCM(500ml)で抽出し、有機相をNa
2SO
4で乾燥し、シリカゲル(20g)を加え、真空で濃縮する。残渣をシリカのクロマトグラフィーによって精製し、0から7% MeOH−DCMの濃度勾配で溶出し、N−((5−ブロモピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミドを得る。
MS (ESI) m/z 278.9, 280.8, (M+H)
+.
【0582】
(b) N−((5−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−N−(エチルスルホニル)エタンスルホンアミド
【化372】
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DCM(20ml)中のN−((5−ブロモピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミド(1.8g, 5.55mmol)およびトリエチルアミン(1.683g, 16.64mmol)の溶液に、0℃で、塩化エタンスルホニル(1.426g, 11.09mmol)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌する。シリカゲル(10g)を加え、混合物を真空で濃縮する。残渣をシリカのクロマトグラフィーによって精製し、0から2% MeOH−DCMで溶出し、N−((5−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−N−(エチルスルホニル)エタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.14 (t, J=7.3 Hz, 6 H), 3.48 (q, J=7.3 Hz, 4 H), 4.92 (s, 2 H), 8.0 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 8.59 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 8.72 (d, J=2.3 Hz, 1 H).
【0583】
(c) N−(エチルスルホニル)−N−((5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミド
【化373】
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N−((5−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−N−(エチルスルホニル)エタンスルホンアミドおよびN−メチル−インドール−2−ボロン酸を、実施例100に記載された手順に従って処理し、N−(エチルスルホニル)−N−((5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミドを得る。
MS (ESI) m/z 422.0 (M+H)
+.
【0584】
(d) N−(エチルスルホニル)−N−((5−(3−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミド
【化374】
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N−(エチルスルホニル)−N−((5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミドを、実施例235bに記載された手順に従って処理し、N−(エチルスルホニル)−N−((5−(3−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミドを得る。
MS (ESI) m/z 450.0 (M+H)
+.
【0585】
(e) N−((5−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミド
【化375】
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N−(エチルスルホニル)−N−((5−(3−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミドを、実施例235cに記載された手順に従って処理し、N−(エチルスルホニル)−N−((5−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミドを得る。これを、実施例225cに記載された手順に従って処理し、N−((5−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)エタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.20 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 2.24 (s, 3 H), 3.04 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 4.31 (s, 2 H), 7.10 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 7.22 (ddd, J=8.2, 7.0, 1.3 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.72 (br. s., 1 H), 7.87 (t, J=2.0 Hz, 1 H), 8.61 (dd, J=7.2, 2.2 Hz, 2 H).
HRMS: (ESI) m/z 344.1442 [(M+H)+, C
18H
22N
3O
2Sについての計算値: 344.1427].
【0586】
実施例238
(a) エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−メトキシメチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド
【化376】
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ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−カルボキサルデヒド−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミド(実施例235b, 0.150g, 0.319mmol)をメタノール(5ml)に溶解し、0℃まで冷却する。NaBH
4(0.019g, 0.798mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌する。4M 水性NaOH(1ml)を加え、反応物を室温で1時間撹拌する。次いでメタノールを真空で除去する。粗製の物質をDCMに溶かし、水で2回洗浄する。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮する。粗製の物質をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ジクロロメタン−メタノール, 9:1)、ビス−エタンスルホン酸 [5−(1−メチル−3−メトキシメチル−6−クロロ−1H−インドール−2−イル)−ピリジン−3−イル)−アミドを得る。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.41 (t, J=7.3 Hz, 3 H), 3.28 (q, J=7.3 Hz, 2 H), 3.39 (s, 3 H), 3.72 (s, 3 H), 4.54 (s, 2 H), 7.18 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H), 7.56 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 7.93 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 8.48 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 8.54 (d, J=2.5 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 394.0990 [(M+H)
+, C
18H
20N
3O
3SClについての計算値: 394.0986].
【0587】
実施例239
(a) 2−(ベンジルオキシ)−N−(5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミド
【化377】
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DCM(6ml)中の5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−アミン(実施例100, 150mg, 0.672mmol)およびトリエチルアミン(272mg, 2.69mmol)の溶液に、DCM(2ml)中の塩化 2−クロロエタンスルホニル(274mg, 1.68mmol)を0℃で滴下する。混合物を0℃で1時間撹拌する。シリカゲル(5g)を加え、混合物を濃縮する。溶出後、生成物を含むフラクションを濃縮して、残渣を得る。これをベンジルアルコール(20ml)に再度溶解する。鉱物油中60% NaHを加える。混合物を70℃で1日間撹拌する。次いで混合物を濾過し、濾液をXbridge C18で精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、2−(ベンジルオキシ)−N−(5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミドを得る。
MS (ESI) m/z 422.1 (M+H)
+.
【0588】
(b) 2−ヒドロキシ−N−(5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミド
【化378】
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フラスコに、2−(ベンジルオキシ)−N−(5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミド(90mg, 0.214mmol)およびMeOH(5ml)を入れ、フラスコにN
2を吹き付ける。10% Pd/C(22.7mg, 0.021mmol)を混合物に加える。フラスコにH
2を吹きつけ、H
2雰囲気下、50℃で一夜で撹拌する。混合物を濾過し、濾液をシリカのクロマトグラフィーによって精製し、0から4% メタノール−DCMの濃度勾配で溶出し、2−ヒドロキシ−N−(5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.37 (t, J=6.2 Hz, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 3.80 (t, J=6.3 Hz, 2 H), 4.96 (br. s., 1 H), 6.70 (s, 1 H), 7.10 (t, J=7.1 Hz, 1 H), 7.23 (td, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.53 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.79 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 8.47 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 10.12 (br. s., 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 332.1072 [(M+H)
+, C
16H
18N
3O
3Sについての計算値: 332.1063].
【0589】
実施例240
2−メトキシ−N−(5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)−エタンスルホンアミド
【化379】
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フラスコに、5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−アミン(実施例100, 22mg, 0.10mmol)、DCM(2ml)およびTEA(20mg, 0.20mmol)を入れる。DCM(0.5ml)中の塩化 2−クロロエタンスルホニル(16mg, 0.10mmol)を、0℃で滴下する。混合物を室温で週末にかけて撹拌する。溶媒を真空で除去し、メタノール(2ml)および5M 水性NaOH(3ml)を加える。混合物を60℃で一夜撹拌し、真空で濃縮し、残渣をDCMで抽出する。合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮する。残渣をシリカのクロマトグラフィーで精製し、0から5% メタノール−DCMの濃度勾配で溶出し、2−メトキシ−N−(5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル)エタンスルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 3.18 (s, 3 H), 3.51 (t, J=5.7 Hz, 2 H), 3.70 (t, J=5.7 Hz, 2 H), 3.77 (s, 3 H), 6.70 (d, J=0.5 Hz, 1 H), 7.10 (td, J=7.5, 1.0 Hz, 1 H), 7.23 (ddd, J=8.2, 7.1, 1.1 Hz, 1 H), 7.53 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.61 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.78 (t, J=2.3 Hz, 1 H), 8.46 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=2.0 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 346.1251 [(M+H)+, C
17H
20N
3O
3Sについての計算値: 346.1225].
【0590】
実施例241
(a) 5−ブロモ−N,N−ジエチルピリジン−3−スルホンアミド
【化380】
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DMF(1ml)中の5−ブロモピリジン−3−スルホンアミド(237mg, 1mmol)およびK
2CO
3(276mg, 2mmol)の懸濁液に、DMF(5ml)中のヨードエタン(156mg, 1mmol)を、シリンジポンプを介して、2時間かけて加える。次いで混合物を室温で一夜撹拌する。DMF(1ml)中のヨードエタン(0.020ml, 0.2mmol)を滴下する。混合物を週末にかけて撹拌し、濾過する。濾液をXterra RP18によって精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、5−ブロモ−N,N−ジエチルピリジン−3−スルホンアミドを得る。
MS (ESI) m/z 293.0, 295.1 (M+H)
+.
【0591】
(b) N−エチル−5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
【化381】
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また、実施例241aに記載された方法により、N−エチル−5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミドを反応生成物として得る。
MS (ESI) m/z 265.0, 267.0 (M+H)
+.
【0592】
(c) N,N−ジエチル−5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
【化382】
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フラスコに、1−メチル−1H−インドール−2−イルボロン酸(90mg, 0.512mmol)、5−ブロモ−N,N−ジエチルピリジン−3−スルホンアミド(100mg, 0.341mmol)およびポリマー担持Pd(PPh
3)
4(189mg, 0.017mmol)を入れ、フラスコにN
2を5分間吹き付ける。1,4−ジオキサン(10ml)および水中2M K
2CO
3(0.512ml, 1.023mmol)を、N
2下で加え、混合物を、N
2下、90℃で2時間撹拌する。次いで、混合物を室温まで冷却し、DMF(4ml)を加える。混合物を真空で濃縮し、残渣を濾過し、濾液をXterra RP18によって精製し、1:9から9:1 アセトニトリル−水の濃度勾配で溶出し、N,N−ジエチル−5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.10 (t, J=7.1 Hz, 6 H), 3.29 (d, J=7.1 Hz, 4 H), 3.80 (s, 3 H), 6.85 (s, 1 H), 7.08 - 7.14 (m, 1 H), 7.26 (td, J=7.71, 1.26 Hz, 1 H), 7.56 (dd, J=8.3, 0.5 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.33 (t, J=2.1 Hz, 1 H), 9.00 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 9.10 (d, J=2.2 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 344.1428 [(M+H)
+, C
18H
22N
3O
2Sについての計算値: 344.1427].
【0593】
実施例242
N−エチル−5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
【化383】
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N−エチル−5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミドを、実施例241cに記載された方法に従って処理し、N−エチル−5−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミドを得る。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.02 (t, J=7.2 Hz, 3 H), 2.92 (q, J=7.2 Hz, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 6.83 (s, 1 H), 7.12 (t, J=7.1 Hz, 1 H), 7.26 (td, J=7.6, 1.1 Hz, 1 H), 7.56 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.63 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.31 (t, J=2.2 Hz, 1 H), 8.97 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 9.08 (d, J=2.2 Hz, 1 H).
HRMS: (ESI) m/z 316.1126 [(M+H)
+, C
16H
18N
3O
2Sについての計算値: 316.1114].
【0594】
実施例243:アルドステロン合成酵素阻害についてのin vitroアッセイ
本発明の化合物の活性は、当技術分野で周知の下記のin vitro法によってアッセイされ得る。Fiebeler, A et al. (2005), “Aldosterone Synthase Inhibitor Ameliorates Angiotensin II-Induced Organ Damage”, Circulation, 111:3087-3094を参照のこと。
【0595】
特に、in vitroでのアルドステロンおよびコルチゾールの分泌の阻害は、下記のアッセイによって決定され得る。
細胞株NCI−H295Rは、始めは副腎皮質癌から単離され、文献において、ステロイドホルモンの刺激性分泌およびステロイド合成に必須の酵素の存在により特徴付けられている。細胞は、帯状の未分化ヒト胎児副腎皮質細胞の生理学的性質を示すが、成人の副腎において3種の表現型として区別可能な領域中で形成されるステロイドホルモンを産生する能力を有する。従って、NCI−H295R細胞は、CYP11B2(アルドステロン合成酵素)およびCYP11B1(ステロイド11−ヒドロキシラーゼ)を有する。
【0596】
ヒト副腎皮質癌NCI−H295R細胞株は、American Type Culture Collection (Manassas, VA)から得られる。インシュリン/トランスフェリン/セレン(ITS)−Aサプリメント(100×)、DMEM/F−12、抗生物質/抗真菌剤(100×)およびウシ胎児血清(FCS)は、Invitrogen (Carlsbad, CA)から購入する。抗マウスPVTシンチレーション近接アッセイ(SPA)ビーズおよびNBS96ウェルプレートは、それぞれAmersham (Piscataway, NJ)および Corning (Acton, MA)から購入する。透明底96ウェル平底プレートは、Costar (Corning, NY)から購入する。アルドステロンおよびアンジオテンシン(Ang II)は、Sigma (St. Louis, MO)から購入する。D−[1,2,6,7−3H(N)]アルドステロンおよび[1,2,6,7−3H(N)]コルチゾールは、PerkinElmer (Boston, MA)から購入する。Nu-serumは、BD Biosciences (Franklin Lakes, NJ)の製品である。
【0597】
アルドステロンおよびコルチゾール活性のin vitroでの測定のために、ヒト副腎皮質癌NCI−H295R細胞を、10% FCS、2.5% Nu-serum、1μg ITS/mlおよび1×抗生物質/抗真菌剤を添加したDMEM/F12を含む100μlの増殖培地中、25,000細胞/ウェルの密度で、NBS96ウェルプレートに播種する。37℃で、5% CO
2/95% 空気の雰囲気下で3日間培養した後、培地を交換する。翌日、細胞を100μlのDMEM/F12で濯ぎ、細胞刺激剤および種々の濃度の化合物を含む100μlの処置培地と共に、各4つのウェルで、37℃で24時間インキュベートする。試験物質は、0.2nMから16μMの範囲の濃度で加える。用いられ得る細胞刺激剤は、アンジオテンシン−II (1μM)、カリウムイオン(16mM)、フォルスコリン(10μM)または2つの刺激剤の組み合わせである。インキュベーション終了後、ラジオイムノアッセイにおいて、市販の特異的モノクローナル抗体によって、製造者の説明書に従って、培養培地へのアルドステロンおよびコルチゾールの排出を検出し、定量し得る。
【0598】
アルドステロンの測定はまた、96ウェルプレートフォーマットを用いて行われ得る。各試験サンプルを、0.02μCiのD−[1,2,6,7−3H(N)]アルドステロンおよび0.3μgの抗アルドステロン抗体と共に、0.1% Triton X-100、0.1% ウシ血清アルブミン、および12% グリセロールを含むリン酸緩衝食塩水(PBS)中、総容積200μlで、室温で1時間インキュベートする。次いで、抗マウスPVT SPAビーズ(50μl)を各ウェルに加え、室温で一夜インキュベートした後、Microbetaプレート計数器で計数する。既知量のホルモンを用いて作製した標準曲線と比較することによって、各サンプル中のアルドステロンの量を計算する。[1,2,6,7−3H(N)]コルチゾールを用いる以外、アルドステロンの測定と同様の方法で、コルチゾールの測定を行い得る。
【0599】
添加された試験化合物による各酵素の阻害の指標として、ステロイド放出の阻害を用い得る。IC
50によって特徴付けた阻害プロットの手段によって、化合物による酵素活性の用量依存性阻害を計算する。データに重み付け(data weighting)せずに阻害プロットを構築するために、有効な試験化合物におけるIC
50値を単回帰分析によって確かめる。最小二乗法を用いて4変数ロジスティック関数を生データにフィットさせることによって、阻害プロットを計算する。4変数ロジスティック関数の等式を以下の通り計算する。
Y = (d-a) / ((1 + (x/c)(b) + a)
式中、a=最小値;b=傾き;c=IC
50、d=最大値;x=阻害濃度。
【0600】
表1:化合物の阻害活性
【表2】
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【0601】
等価物
慣例の実験のみを用いて、本明細書に記載された具体的な手順の多くの等価物が当業者により認識され、確認され得る。このような等価物は、本発明の範囲内であり、請求の範囲に含まれると考えられる。特許、特許明細書および他の文献の適切な成分、工程および方法が、本発明およびその態様のために選択され得る。