特許第5754259号(P5754259)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5754259
(24)【登録日】2015年6月5日
(45)【発行日】2015年7月29日
(54)【発明の名称】車載電子装置
(51)【国際特許分類】
   G07B 15/00 20110101AFI20150709BHJP
【FI】
   G07B15/00 510
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-136442(P2011-136442)
(22)【出願日】2011年6月20日
(65)【公開番号】特開2013-3969(P2013-3969A)
(43)【公開日】2013年1月7日
【審査請求日】2014年5月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(73)【特許権者】
【識別番号】390001812
【氏名又は名称】アンデン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001128
【氏名又は名称】特許業務法人ゆうあい特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】前田 和則
(72)【発明者】
【氏名】戸田 策巳
(72)【発明者】
【氏名】粕谷 雅仁
【審査官】 永安 真
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−70654(JP,A)
【文献】 特開2008−282210(JP,A)
【文献】 特開昭63−4511(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される車載電子装置であって、
ケーシング(10、40)と、
前記ケーシング(10、40)内に固定された光源(6)と、
前記光源(6)を点灯させる点灯回路(4、7、R1、R2)と、
前記ケーシング(10、40)内に挿入されているカードを前記ケーシング(10、40)の外部に排出する方向に移動させるためのイジェクトボタン(3)と、
前記カードが前記ケーシング(10、40)内に挿入されたことに基づいて前記イジェクトボタン(3)を前記ケーシング(10、40)から突出する方向に移動させる機構(33〜39)と、を備え、
前記イジェクトボタン(3)は、前記光源(6)の発する光を、当該イジェクトボタンの突出方向に導いて、前記ケーシング(10、40)の外部に放出させる構造となっており、
前記点灯回路(4、7、R1、R2)は、前記カードが前記ケーシング(10、40)内に挿入されたことに基づいて、前記光源(6)の輝度を増加させ、それにより、前記カードの挿入前後における前記イジェクトボタン(3)の突出方向の表面における光度の差が、仮に前記光源(6)の輝度が前記カードの挿入前後で変化しなかったときに比べて小さくなるように構成されていることを特徴とする車載電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ICカードが挿入される車載電子装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車載電子装置からのカード排出は、イジェクトボタンを押すことにより、周知の機構によってカードが排出方向に移動するようになっている。また、イジェクトボタンは、車載電子装置のケーシング内に設けられた光源の発する光を導いて外部に放出させる構造となっていることで、夜間等におけるイジェクトボタンの視認性を向上させている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−48561号公報
【特許文献2】特開2004−310434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、イジェクトボタンは、カードが車載電子装置に挿入されているか否かで、その位置が異なる。そのため、イジェクトボタンの位置により光源の光の屈折具合が異なり、ユーザに見える光の強さに差が出てしまい、ユーザに違和感を与える場合がある。
【0005】
本発明は上記点に鑑み、車載電子装置にカードを挿入した場合と挿入していない場合とで、イジェクトボタンから外部に出る光の強さの差を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
車両に搭載される車載電子装置であって、ケーシング(10、40)と、前記ケーシング(10、40)内に固定された光源(6)と、前記光源(6)を点灯させる点灯回路(4、7、R1、R2)と、前記ケーシング(10、40)内に挿入されているカードを前記ケーシング(10、40)の外部に排出する方向に移動させるためのイジェクトボタン(3)と、前記カードが前記ケーシング(10、40)内に挿入されたことに基づいて前記イジェクトボタン(3)を前記ケーシング(10、40)から突出する方向に移動させる機構(33〜39)と、を備え、前記イジェクトボタン(3)は、前記光源(6)の発する光を、当該イジェクトボタンの突出方向に導いて、前記ケーシング(10、40)の外部に放出させる構造となっており、前記点灯回路(4、7、R1、R2)は、前記カードが前記ケーシング(10、40)内に挿入されたことに基づいて、前記光源(6)の輝度を増加させ、それにより、前記カードの挿入前後における前記イジェクトボタン(3)の突出方向の表面における光度の差が、仮に前記光源(6)の輝度が前記カードの挿入前後で変化しなかったときに比べて小さくなるように構成されていることを特徴とする車載電子装置である。
【0007】
このように、カードがケーシング(10、40)内に挿入されたことに基づいて、光源(6)の輝度を増加させ、それにより、カードの挿入前後におけるイジェクトボタン(3)の突出方向の表面における光度の差が、仮に光源(6)の輝度がカードの挿入前後で変化しなかったときに比べて小さくなるように構成されることで、車載電子装置にカードを挿入した場合と挿入していない場合とで、イジェクトボタン(3)から外部に出る光の強さの差を低減させることができる。
【0008】
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係るETC車載器1の斜視図である。
図2】ETC車載器1の組み付け構造を示す図である。
図3】カードコネクタ30の底面図である。
図4】固定プレートおよびスライダプレートを取り外したときのカードコネクタ30の底面図である。
図5】ETC車載器1の前面の部分拡大図である。
図6図5のA−A断面図である。
図7】ICカードが挿入されていない状態のイジェクトボタン3の位置を示す図である。
図8】ICカードが挿入されている状態のイジェクトボタン3の位置を示す図である。
図9】点灯回路の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態にかかるETC車載器1の斜視図を示す。このETC車載器1は、車両に搭載される車載電子装置の一例であり、有料道路の入口ゲートおよび出口ゲートにおいてETC路上機と通信して通行料金の課金処理を行う装置である。
【0011】
このETC車載器1には、課金処理時に読み出すための各種情報が記録されたICカードをカード挿入口2から挿入して装着するようになっている。また、ETC車載器1が有するイジェクトボタン3をICカードが装着された状態で押し込むと、ICカードの装着が解除され、ICカードはカード挿入口2を通ってETC車載器1の外部に排出される方向に移動する。したがって、このイジェクトボタン3は、ICカードが装着されているときにはETC車載器1から外部に向かって突出しており、ICカードが装着されていないときには、装着時に比べてETC車載器1側に押し込まれた状態となっている。
【0012】
図2に、ETC車載器1の組み付け構造を示す。ETC車載器は、上部ケーシング10、電子回路等が実装された基板20、カードコネクタ30、下部ケーシング40、ブラケット50、ネジ60、61等を備えている。
【0013】
上部ケーシング10および下部ケーシング40が互いに組み付けられることにより、ETC車載器1のケーシングが構成される。上部ケーシング10の前面側には、上述のカード挿入口2が形成されると共に、イジェクトボタン3をケーシングの外に露出させるための孔も設けられている。
【0014】
このケーシングの内部に基板20およびカードコネクタ30が収容される。具体的には、基板20がケーシングに対して固定され、また、カードコネクタ30が基板20の下面に対して固定される。また、下部ケーシング40には、ETC車載器1を車両(より具体的にはインストルメントパネル等)に固定するためのブラケット50がネジ60、61によって固定される。
【0015】
カードコネクタ30は、カード挿入口2からケーシングの内部にICカードが挿入されたときに、当該ICカードを収容する装置である。カードコネクタ30にICカードが収容された状態で、ETC車載器1内に設けられた読み取り装置(図示せず)がICカードから情報を読み出すことができるようになる。図3に、このカードコネクタ30を底面(基板20とは反対側の面)から見た図を示す。図中、矢印5がICカードの挿入方向である。
【0016】
カードコネクタ30は、ベース部材31、固定プレート32、スライダプレート33、等を有している。ベース部材31は、ICカードを受けるトレー形状の部材である。板状の固定プレート32は、このベース部材31の下部を覆うようにベース部材31に固定されている。
【0017】
スライダプレート33は、ベース部材31の下部を覆うと共に、挿入方向5に平行な方向に移動可能なようにベース部材31に取り付けられている。そして、ICカードがカード挿入口2からケーシングの内部に挿入されると、スライダプレート33の奥側(図3中左側)端部がICカードに押されてICカードと共に挿入方向5に移動するようになっている。
【0018】
図4に、固定プレート32およびスライダプレート33を取り外したときのカードコネクタ30を底面から見た図を示す。この図に示すように、カードコネクタ30は、イジェクトプレート34、ロックプレート35、連動プレート36、レバー37、第1バネ38、第2バネ39も有している。
【0019】
イジェクトプレート34は、スライダプレート33と連動するように構成された板状の部材である。また、イジェクトプレート34は、第1バネ38の一端に取り付けられている。第1バネ38の他端は、ベース部材31に取り付けられているので、イジェクトプレート34は、第1バネ38によって挿入方向5とは反対方向に付勢されている。
【0020】
ロックプレート35は、ベース部材31に形成された軸31aに対して取り付けられた板状の部材であり、軸31aを中心に回転可能となっている。また、ロックプレート35において軸31aよりもカード挿入口2側にある部分が、ベース部材31の上面側にある第2バネ39の一端に取り付けられている。この第2バネ39の他端はベース部材31に取り付けられているので、ロックプレート35は、第2バネ39によって、軸31を中心に図中時計回りに回転するよう付勢されている。また、ロックプレート35は、イジェクトプレート34および連動プレート36と係合している。
【0021】
連動プレート36は、ロックプレート35およびレバー37と係合する板状の部材である。レバー37は、連動プレート36と係合すると共にイジェクトボタン3に固定された部材である。連動プレート36およびレバー37を介して、ロックプレート35とイジェクトボタン3は連動するようになっている。
【0022】
このような機構33〜39によって、ICカードがカード挿入口2からケーシング10、40内に挿入されるとイジェクトボタン3がケーシング10、40から突出する方向に移動し、ユーザによってイジェクトボタン3がケーシング10、40の方向に押し込まれると、カード挿入口2からケーシング10、40の外部に排出する方向にICカードが移動する。
【0023】
また、カードコネクタ30は、スイッチ4を有している。スイッチ4は、ICカードのケーシングへの挿入を検出する装置であり、ICカードが完全に挿入されてETC車載器1に装着されたときに、ICカードに押されてオンになり、その状態からICカードがカード挿入口2から排出される方向に移動するとオフになるスイッチである。このスイッチ4は、後述する光源(LED)を点灯させるための点灯回路(ETC車載器1に備えられている)の一部である。
【0024】
次に、スイッチ4の詳細について説明する。図5は、ETC車載器1の前面(カード挿入口2がある面)の部分拡大図である。この図に示すように、イジェクトボタン3の前面53には、三角形およびその直下の横長長方形の部分があり、この部分から、ケーシング10、40内に固定された光源が発した光が、ケーシング10、40の外部に放出されるようになっている。
【0025】
図6に、図5のA−A断面図を示す。なお、図5の状態は、ICカードが挿入されていない状態の図である。この図に示すように、イジェクトボタン3は、本体3aおよび本体3aに固定的に嵌め込まれた導光部3bを有している。また、導光部3bの奥側(図中右側)には、基板20の下面に固定されたLED6(光源の一例に相当する)が配置されている。
【0026】
本体3aは光を透過せず、導光部3bは透光性を有した部材となっているので、このLED6が発した光は、導光部3bによって導かれ、導光部3bを通ってイジェクトボタン3の前面53の三角形およびその直下の横長長方形の部分から外部に放出され、この放出された光をユーザが見ることで、夜間等においてイジェクトボタン3の位置把握が容易になる。
【0027】
以下、上記のような構成のETC車載器1のICカード挿入時、ICカード排出時の作動について説明する。なお、以下の作動では、ETC車載器1は既に起動しており、LED6は点灯しているとする。
【0028】
まず、ICカードがカード挿入口2に挿入されていない状態では、イジェクトボタン3の位置は、図5に示すように、僅かにケーシングから突出しているだけである。このとき、LED6とイジェクトボタン3の位置関係は、図7に示すようになっている。具体的には、LED6から導光部までが例えば4.1mm、導光部の長さが例えば5.2mm程度である。LED6が発した光の経路は、図7中の実線のようになっている。
【0029】
その後、ICカードがカード挿入口2からケーシングに挿入され始めると、ICカードの挿入がある程度進んだ段階で、ICカードがスライダプレート33に当たり、その後は、ICカードとスライダプレート33が共に挿入方向5に移動する。すると、イジェクトプレート34とロックプレート35の係合が外れ、第2バネ39の付勢力によってロックプレート35が図4中で時計回りに回転し、その結果、連動プレート36、レバー37が挿入方向5とは反対方向に移動し、それと連動してイジェクトボタン3も、挿入方向5とは反対方向、すなわち、ケーシングから外に突出する方向に移動し始める。その後、ICカードが完全に挿入されることでICカードの装着が完了すると、スイッチ4がオンの状態になると共に、イジェクトボタン3の突出方向への移動も終了する。
【0030】
このとき、LED6とイジェクトボタン3の位置関係は、図8に示すようになっている。具体的には、LED6から導光部までが例えば5.7mm、導光部の長さが例えば5.2mm程度である。すなわち、イジェクトボタン3は図7の状態よりも突出方向(ケーシングから突出する方向)に1.6mm程度移動している。LED6が発した光の経路は、図8中の実線のようになっている。これにより、ICカードが挿入されていない状態よりも、ICカードが挿入され装着された状態の方が、LED6からイジェクトボタン3の導光部3bまでの距離が遠くなっている。したがって、仮にLED6の輝度が図7の場合も図8の場合も同じならば、図8の場合の方が、ユーザに見える光は暗くなる。
【0031】
そこで、本実施形態では、図7の場合よりも図8の場合の方が、LED6の輝度が大きくなるように、上述の点灯回路を構成しておく。具体的には、LED6と点灯させる点灯回路として、図9のようなものを用いる。このようにすると、ICカードが挿入されずスイッチがオフの状態では、抵抗R1と抵抗R2のうち抵抗R2のみが抵抗として働くのに対し、ICカードが装着されてスイッチ4がオンになった状態では、並列に繋がれた抵抗R1および抵抗R2の両方が抵抗として働くので、合成抵抗がR1×R2/(R1+R2)と、R2よりも小さくなるので、後者の方が電源7からLED6に印加される電圧が高くなり、電流量に応じてLED6の輝度が大きくなる。
【0032】
なお、抵抗R1、R2の抵抗値は、図7の場合と図8の場合における、図5のイジェクトボタン3の三角形の部分において生じる輝度(次元はCd/m)の差が、LED6の輝度が一定の場合よりも小さくなるようにあらかじめ設定する。望ましくは、当該光度の差が、図7の場合の輝度の例えば5%以下になるようにあらかじめ設定する。
【0033】
このように、ICカードの装着の有無(イジェクトボタン3の位置)によってLEDの輝度を変更する。つまり、ICカードが挿入され、イジェクトボタンが突出した状態において、スイッチ4をオンさせ、LED6に加える電圧を制御することで行う。これにより、ICカード有無によりLEDの輝度を変更し、イジェクトの突出に関わらずユーザが感じる明るさをある程度同様なものとし、ユーザに認識させることができる。
【0034】
また、ICカードがETC車載器1に装着されている状態においては、ロックプレート35の図4中の左下の端部が、イジェクトプレート34の図4中の右端の突起部と当接することで、第1バネ38の付勢力によってイジェクトプレート34が挿入方向5の反対方向に移動することが防止される。
【0035】
また、ICカードがETC車載器1に装着されている状態で、ユーザがイジェクトボタン3をケーシング10、40の方向に押し込むと、レバー37、連動プレート36がイジェクトボタン3と共に図4の挿入方向5に移動し、ロックプレート35が軸31aを中心に図4において反時計回りに回転する。すると、イジェクトプレート34が第1バネ38の付勢力によって図4の挿入方向5とは反対側に移動し、それと共に、スライダプレート33およびICカードが、カード挿入口2からICカードを排出する方向(挿入方向5とは反対の方向)に移動し、ユーザは、ICカードを手で取り出すことができるようになる。このとき、イジェクトボタン3は、図7のように押し込まれた状態となり、スイッチ4がオフとなり、LED6の輝度が低下する。
【0036】
以上説明した通り、本実施形態のETC車載器1では、ICカードがカード挿入口2からケーシング10、40内に挿入されたことに基づいて、LED6の輝度を増加させ、それにより、ICカードの挿入前後におけるイジェクトボタン3の突出方向の表面における光度の差が、仮に光源6の輝度がカードの挿入前後で変化しなかったときに比べて小さくなるように構成されることで、車載電子装置にカードを挿入した場合と挿入していない場合とで、イジェクトボタン3から外部に出る光の強さの差を低減させることができる。
【0037】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。例えば、以下のような形態も許容される。
【0038】
例えば、本発明の車載電子装置は、ETC車載器に限らず、カード(ICカードに限らない)を挿入するタイプの車載装置に広く適用可能である。また、光源としては、LED以外のものを用いてもよい。
【0039】
また、カードがカード挿入口2からケーシング10、40内に挿入されたことに基づいてイジェクトボタン3をケーシング10、40から突出する方向に移動させ、イジェクトボタン3が押し込まれたことに基づいてカードを排出方向に移動させる機構は、上記実施形態のようなものに限らず、周知のどのような方法を用いても構わない。
【符号の説明】
【0040】
1 ETC車載器
2 カード挿入口
3 イジェクトボタン
4 スイッチ
5 挿入方向
6 LED
10 上部ケーシング
20 基板
30 カードコネクタ
31 ベース部材
32 固定プレート
33 スライダプレート
34 イジェクトプレート
35 ロックプレート
36 連動プレート
37 レバー
38 第1バネ
39 第2バネ
40 下部ケーシング
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9