【実施例】
【0137】
実験の部
下記で、「DCM」という用語はジクロロメタンを意味し、「MeOH」という用語はメタノールを意味し、「EtOAc」という用語は酢酸エチルを意味し、「DIPE」という用語はジイソプロピルエーテルを意味し、「THF」という用語はテトラヒドロフランを意味し、「LCMS」という用語は液体クロマトグラフィー/質量分析を意味し、「eq.」という用語は当量を意味し、「HPLC」という用語は高−性能液体クロマトグラフィーを意味し、「r.t.」という用語は室温を意味し、「Rh(COD)
2BF
4」という用語はビス[(1,2,5,6−η)−1,5−シクロオクタジエン]ロジウム(1+)テトラフルオロボレート(1−)を意味し、「Ir(COD)
2BF
4」という用語はビス[(1,2,5,6−η)−1,5−シクロオクタジエン]イリジウム(1+)テトラフルオロボレート(1−)を意味し、「Pd(OAc)
2」という用語は酢酸パラジウムを意味し、「X−Phos」という用語はジシクロヘキシル[2’,4’,6’−トリス(1−メチルエチル)[1,1’−ビフェニル]−2−イル]−ホスフィンを意味し、「Xantphos」という用語は(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス[ジフェニル−ホスフィン]を意味し、「SFC」という用語は超臨界流体クロマトグラフィーを意味し、「MeI」という用語はヨウ化メチルを意味し、「NH
4OAc」という用語は酢酸アンモニウムを意味し、「q.s.」という用語は十分な量を意味し、そして「r.t.」という用語は室温を意味する。
【0138】
A.中間体の製造
実施例A1
a−1)中間体1の製造
【0139】
【化26】
【0140】
キシレン(600ml)中の6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン(37.2ml,0.2480モル)、1−ブロモ−4−クロロベンゼン(47.4g,0.2480モル)及びCs
2CO
3(179.2g)の混合物を混合し、N
2を用いてフラッシングした(flushed)。Pd(OAc)
2(2.8g)及びX−Phos(11.6g)を加え、反応混合物を150℃に加熱した。続いて混合物を室温に冷まし、濾過した。濾液をDCMで希釈した。この有機混合物をNH
4Cl水溶液で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物を蒸留(Kugelrohr蒸留)により精製し、44gの中間体1を与えた(66%)。
a−2)中間体1の製造
【0141】
【化27】
【0142】
THF(100ml)、Pd(OAc)
2(1.4g,0.0062モル)及びナトリウムtert−ブトキシド(8.3g,0.0870モル)の混合物を、N
2雰囲気下に室温で15分間撹拌した。次いで最初にトリス(1,1−ジメチルエチル)ホスフィン(1.3g,0.0062モル)を加え、続いて1−ブロモ−4−クロロベンゼン(10.8g,0.0560モル)を加え、最後に6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン(10g,0.0624モル)を加えた。反応混合物をゆっくり50℃に温め、混合物をこの温度に3時間保ち、その後それを室温で終夜撹拌した。混合物を再び75℃で4時間温め、次いで室温に冷ました。飽和NH
4Cl溶液を用いて混合物をクエンチングし、DCMで3回抽出した。合わせた有機抽出物を洗浄し(H
2O)、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル上で精製した(溶離剤:DCM)。純粋な画分を真空中で濃縮した。残留物をn−ヘキサン中で磨砕した。沈殿を濾過し、乾燥し(40℃,2時間)、2.9gの中間体1を与えた。
b)中間体2の製造
【0143】
【化28】
【0144】
CeCl
3(112g,0.450モル)を140℃で終夜乾燥し、次いで室温に冷まし、THF(十分な量)中で90分間撹拌した。白色のスラリを−78℃に冷却し、ビニルマグネシウムブロミド(THF中の0.7M)(450ml,0.315モル)を30分かけて滴下した。明オレンジ色のスラリを30分間撹拌し、THF(500ml)中の中間体1(40g,0.150モル)の混合物を30分かけて滴下した。反応混合物が終夜ゆっくり室温に温まるのを許した。続いてNH
4Cl水溶液を用いて混合物をクエンチングした。ゴム状の残留物を濾過し、エーテルで洗浄した。層を分離し、水相をエーテルで抽出した。合わせた有機層を洗浄し(H
2O)、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濾液を蒸発させて濃い褐色の油を与えた。収穫:中間体2。
c)中間体14の製造
【0145】
【化29】
【0146】
中間体2(1g,0.0033モル)をTHF(50ml)中で撹拌した。NaH(0.3g,0.006モル)を加え、反応混合物を30分間撹拌した。MeIを加え、反応混合物を終夜撹拌した。続いて混合物を濃縮し、洗浄し(H
2O)、乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させた(真空中)。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM/ヘプタン 50/50)により精製した。生成物画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:0.7gの中間体14。
【0147】
実施例A2
a)中間体3の製造
【0148】
【化30】
【0149】
キシレン(400ml)中の6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン(18.6ml,0.124モル)、(4−ブロモフェノキシ)−tert−ブチルジメチルシラン(30.34ml,0.124モル)及びCsCO
3(89.6g)の混合物を混合し、N
2を用いてフラッシングした。続いてPd(OAc)
2(1.4g)及びX−Phos(5.80g)を加え、反応混合物を150℃に加熱し、80℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷まし、濾過し、DCMで希釈し、洗浄し(NH
4Cl溶液)、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。仕上げの後、残留物を逆−相HPLC(Shandon Hyperprep
(R) C18 BDS(塩基不活性化シリカ(Base Deactivated Silica))8μm,250g,内径5cm)により精製した。3種の移動相を用いる勾配を適用した。相A:水中の0.25%NH
4HCO
3溶液;相B:MeOH;相C:CH
3CN)。所望の画分を集めた。仕上げの後、6.61gの中間体3が得られた。
b)中間体4の製造
【0150】
【化31】
【0151】
CeCl
3(14.7g)をTHF(150ml;乾燥)中で撹拌し、スラリを形成した。この混合物を2時間撹拌した。次いでビニルマグネシウムブロミド(THF中の0.7M)(57ml,0.040モル)を−78℃において15分かけて滴下した。続いて中間体3(6.61g,0.018モル)を90分かけて滴下し、混合物を−78℃で2時間撹拌した。次に反応混合物をゆっくり室温に温めた(終夜)。次いで混合物を再び0℃に冷却し、NH
4Cl溶液を用いてクエンチングした。混合物をジカライト上で濾過した。溶媒を蒸発させ、残留物にDCMを加えた。この有機混合物を洗浄し(NH
4Cl溶液)、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。粗化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離剤:ヘプタンからDCM)により精製した。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:6.05gの中間体4(85%)。
【0152】
実施例A3
a)中間体5の製造
【0153】
【化32】
【0154】
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン(2g,0.0120モル)、2−アセトキシ−1−プロペン(2.9ml,0.0260モル)及びp−トルエンスルホン酸(0.24g,0.0010モル)の混合物を終夜撹拌し、且つ還流させた。EtOAcを加えた。有機層をK
2CO
3(10%溶液)で洗浄し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物(3.2g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:シクロヘキサン/EtOAc 95/5;15−40μm)により精製した。純粋な画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:2.6gの中間体5(100%)。
b)中間体6の製造
【0155】
【化33】
【0156】
Pd(OAc)
2(0.03g,0.0001モル)及びトリ−O−トリルホスフィン(0.08g,0.0002モル)の溶液を、トルエン(25ml)中の中間体5(2.6g,0.0130モル)の溶液に加えた。続いてブロモベンゼン(1.5ml,0.0140モル)及びトリブチルメトキシスタンナン(3.7ml,0.0130モル)を加え、反応混合物を終夜撹拌し、且つ還流させた。K
2CO
3を加え、混合物をセライト上で濾過した。セライトをEtOAcで洗浄した。濾液を洗浄し(飽和NaCl水溶液)、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物(2.7g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:シクロヘキサン/EtOAc 97/3;15−40μm)により精製した。純粋な画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:1.1gの中間体6(36%)。
【0157】
実施例A4
a)中間体7の製造
【0158】
【化34】
【0159】
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン(3.8g,0.023モル)、5−ブロモ−2−メチルピリジン(4g,0.023モル)、Cs
2CO
3(18g)及びキシレン(100ml)の混合物を撹拌し、N
2を用いて20分間フラッシングした。Pd(OAc)
2(0.27g)及びX−Phos(1.18g)を加え、反応混合物をN
2雰囲気下で5時間撹拌し、且つ還流させた。次いで混合物を冷却し、濾過した。濾液をNH
4Cl水溶液で洗浄した。有機層を乾燥し、濃縮した。残留物をシリカゲル上で精製した(溶離剤:DCM/MeOH 95/5)。生成物画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:4.5gの中間体7。
b)中間体8の製造
【0160】
【化35】
【0161】
CeCl
3(5.9g)を140℃における真空中で、終夜乾燥した。乾燥したCeCl
3を、THF(60ml)中でN
2雰囲気下に、2時間撹拌した。この混合物を−78℃に冷却し、ビニルマグネシウムブロミド(32ml,0.032モル;THF中の1M溶液)を10分かけて加えた。続いてTHF(50ml)中の中間体7(2.2g,0.008モル)を30分かけて加えた。反応混合物が室温に温まるのを許し、1時間撹拌した。次いで反応混合物を氷上で冷却し、NH
4Cl水溶液(6ml)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を乾燥し、濾過し、濾液の溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル上で精製した(溶離剤:DCM/MeOH 98/2)。生成物画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:1.2gの中間体8。
【0162】
実施例A5
a)中間体9の製造
【0163】
【化36】
【0164】
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(3.2g,0.018709モル)、2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン(3g,0.018497モル)、Cs
2CO
3(18g,0.055245モル)及びキシレン(100ml)の混合物を撹拌し、N
2を用いて20分間フラッシングした。Pd(OAc)
2(0.27g,0.000456モル)及びX−Phos(1.18g)を加え、反応混合物をN
2下で5時間還流させた。次いで混合物を冷却し、濾過した。濾液をNH
4Cl水溶液で洗浄した。有機層を乾燥し、濃縮した。残留物をシリカゲル上で精製した(溶離剤:DCM)。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:4gの中間体9(85.7%)。
b)中間体10の製造
【0165】
【化37】
【0166】
CeCl
3(10.8g,0.043818モル)を140℃における真空中で、終夜乾燥した。乾燥したCeCl
3をTHF(150ml)中で2時間撹拌した(N
2雰囲気下)。次いで混合物を−78℃に冷却し、ビニルマグネシウムブロミド(4当量;THF中の1M溶液)を10分かけて加えた。続いて中間体9(4g,0.015853モル)及びTHF(50ml)を30分かけて加えた。反応混合物が室温に温まるのを許し、終夜撹拌した。次いで反応混合物を氷上で冷却し、10mlのNH
4Cl溶液を加えた。混合物を1時間撹拌し、次いで濾過した。濾液を乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した(溶離剤:DCM)。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:3.4gの中間体10(76.5%)。
【0167】
実施例A6
a)中間体11の製造
【0168】
【化38】
【0169】
キシレン(十分な量)中の6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン(1.6g,0.010モル)、5−ブロモ−2−メチルピリジン(1.7g,0.010モル)、Pd(OAc)
2(0.11g,0.0005モル)、X−Phos(0.477g,0.001モル)及びCs
2CO
3(6.5g,0.022モル)の混合物を140℃で終夜加熱した。次いで反応混合物を冷却し、溶媒を蒸発させ、残留物を、勾配0−5% MeOH/DCMを用いて溶離させるBiotageカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を集め、溶媒を蒸発させ、中間体11を与えた。
b)中間体12の製造
【0170】
【化39】
【0171】
CeCl
3(7.46g,0.020モル)を0.02ミリバール下に80℃において2時間、次いで110℃において1時間及び最後に140℃において2時間乾燥した。冷却後、白色の粉末を乾燥THF(75ml)中で、N
2雰囲気下に室温において90分間撹拌した。この白色の懸濁液を−78℃に冷却し、ビニルマグネシウムブロミド(THF中の0.7M)(20ml)を滴下して、明黄色の懸濁液を得た。1時間後、THF(十分な量)中の中間体11(1.65g,0.00657モル)を−78℃で滴下し、混合物を1時間撹拌した。続いて混合物を−20℃に温め、NH
4Cl水溶液を用いて混合物をクエンチングした。次いで混合物を追加のH
2Oで希釈し、セライトを介して濾過した。濾液をエーテルで抽出し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を、5% MeOH/DCMを用いて溶離するシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物画分を集め、溶媒を蒸発させた。得られる油をDIPE中に取り上げ、n−ヘプタンを加えた。固体が結晶化し、それを濾過し、乾燥した。収穫:1.12gの中間体12(オフホワイト色の固体)。
【0172】
実施例A7
中間体13の製造
【0173】
【化40】
【0174】
トルエン(30ml)中の6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−9−オールアセテート(3g,0.0150モル)、1−ブロモ−3−メトキシベンゼン(2.2ml,0.0180モル)、ジクロロビス(トリ−o−トリルホスフィン)−パラジウム(0.23g,0.0082モル)及びトリブチルメトキシスタンナン(0.23g,0.0082モル)の混合物を終夜撹拌し、且つ還流させた。KF(10%)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。沈殿をセライト上で濾過した。セライトをEtOAcで洗浄した。EtOAcを用いて濾液を抽出し、合わせた有機層を洗浄した(飽和NaCl水溶液)。分離された有機層を乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:シクロヘキサン/EtOAc 95/5から90/10;20−45μm)により精製した。純粋な画分を集め、溶媒を蒸発させ、1.8gの中間体13を与えた(45%)。
【0175】
実施例A8
a)中間体15の製造
【0176】
【化41】
【0177】
キシレン(150ml)中の7−クロロ−3,4−ジヒドロ−1−ベンズオキセピン−5(2H)−オン(9.8g,0.050モル)、4−ブロモ−N,N−ジメチル−ベンゼンアミン(9.5g,0.050モル)、X−Phos(2.4g)、Cs
2CO
3(4.11g)及びPd(OAc)
2(0.65g)の混合物を、N
2雰囲気下で110〜120℃に6時間加熱した。反応後、混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離剤:石油エーテル/EtOAc 1/1)により精製した。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させた。残留物をエタノールから結晶化させ、8.2gの中間体15を紫色の固体として与えた(51.9%収率)。
b)中間体16の製造
【0178】
【化42】
【0179】
CeCl
3(0.0239モル)を140℃における真空中で、終夜乾燥する。乾燥したCeCl
3を、THF(60ml)中でN
2雰囲気下に、2時間撹拌する。この混合物を−78℃に冷却し、ビニルマグネシウムブロミド(0.032モル;THF中の1M溶液)を10分かけて加える。続いてTHF(50ml)中の中間体15(0.008モル)を30分かけて加える。反応混合物が室温に温まるのを許し、1時間撹拌する。次いで反応混合物を氷上で冷却し、NH
4Cl水溶液(6ml)を加える。反応混合物を1時間撹拌し、次いで濾過する。濾液を乾燥し、濾過し、濾液の溶媒を蒸発させる。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製する。収穫:中間体16。
【0180】
実施例A9
a)中間体17の製造
【0181】
【化43】
【0182】
キシレン(40ml)中の3,4−ジヒドロ−9−メトキシ−1−ベンズオキセピン−5(2H)−オン(1.92g,0.010モル)、4−ブロモ−N,N−ジメチル−ベンゼンアミン(2.0g,0.010モル)、X−Phos(0.48g)、Cs
2CO
3(6.54g)及びPd(OAc)
2(0.12g)の混合物を、N
2雰囲気下で110〜120℃に12時間加熱した。反応後、混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離剤:石油エーテル/EtOAc 10/1)により精製した。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させた。残留物をエタノールから結晶化させ、1.2gの中間体17を白色の固体として与えた(38.7%収率)。
b)中間体18の製造
【0183】
【化44】
【0184】
CeCl
3(0.0239モル)を140℃における真空中で、終夜乾燥する。乾燥したCeCl
3を、THF(60ml)中でN
2雰囲気下に、2時間撹拌する。この混合物を−78℃に冷却し、ビニルマグネシウムブロミド(0.032モル;THF中の1M溶液)を10分かけて加える。続いてTHF(50ml)中の中間体17(0.008モル)を30分かけて加える。反応混合物が室温に温まるのを許し、1時間撹拌する。次いで反応混合物を氷上で冷却し、NH
4Cl水溶液(6ml)を加える。反応混合物を1時間撹拌し、次いで濾過する。濾液を乾燥し、濾過し、濾液の溶媒を蒸発させる。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製する。収穫:中間体18。
【0185】
表1〜3は式(II)の化合物を挙げており、それは上記の実施例(実施例番号)への類似により製造され、式(I)の化合物の合成に用いられた。
【0186】
【表1-1】
【0187】
【表1-2】
【0188】
【表1-3】
【0189】
【表2】
【0190】
【表3】
【0191】
B.化合物の製造
実施例B1
a−1)化合物1、3及び4の製造
【0192】
【化45】
【0193】
ジメチルアミン(MeOH中の30%)(8ml)、THF(50ml)及びMeOH(50ml)中の中間体2(15g,0.050モル)、Rh(COD)
2BF
4(0.02g)、Ir(COD)
2BF
4(0.05g)及びキサントフォス(0.12g)の混合物を、CO/H
2(7/33気圧)雰囲気下に、100℃で32時間撹拌した。続いて反応混合物を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離剤:最初にDCM;次いで5%MeOH/DCM;最後に10%(MeOH/NH
3)/DCM)により精製した。純粋な画分を集め、4gの黄色の油を得、それは放置すると結晶化した。固体をヘプタン中で磨砕し、濾過により集めた。生成物を終夜乾燥し(50℃,真空)、2.24gの化合物1をクリーム色の固体として与えた(CIS混合物)。濾液から第2の画分が結晶化し、化合物1の第2のバッチ(0.390g)を白色の結晶として与えた(CIS混合物)。化合物1の第1のバッチの一部(2g)を、調製的SFC(負荷量:55mg/1.5ml;Chiralpak AD−Hカラム(30x250mm);移動相(9分間保持):25%MeOH(+0.2%2−プロピルアミン)/75%CO
2);流量:
50ml/分;カラムヒーター温度:40℃;ノズル圧:100バール)によりそのエナンチオマーにさらに分離した。2種の生成物画分を集め、溶媒を蒸発させた。カラムから最初に溶離した化合物(遊離の塩基として)をシュウ酸塩として結晶化させ、1.00gの化合物3を与えた。カラムから2番目に溶離した化合物(遊離の塩基として)をシュウ酸塩として結晶化させ、1.00gの化合物4を与えた。
a−2)化合物2、3及び4の製造
【0194】
【化46】
【0195】
MeOH/トルエン(40ml;1/1)中の中間体2(5g,0.016モル)、ジメチルアミン(MeOH中の30%)(3ml)、Rh(COD)
2BF
4(0.008g)、Ir(COD)
2BF
4(0.02g)及びキサントフォス(0.048g)の混合物を、CO/H
2(7/33気圧)雰囲気下に、100℃で32時間反応させた。この反応を4回行った。合わせたバッチをシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:最初にDCM;次いで5%MeOH/DCM;最後に5%(MeOH/NH
3)/DCM)により精製した。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させ、15gの粗油を与えた。この油を2−プロパノール中に取り上げ、シュウ酸で処理した。固体を集め、真空下で乾燥し、10gの化合物2、白色の固体を与えた(CIS混合物)。化合物2を調製的SFC(Chiralpak AD−Hカラム(30x250mm);移動相:28%MeOH(+0.2%2−プロピルアミン)/72%CO
2);流量:50ml/分;カラムヒーター温度:40℃;ノズル圧:100バール)によりエナンチオマーに分離した。2種の生成物画分を集め、溶媒を蒸発させた。カラムから最初に溶離した化合物をシュウ酸塩に転換した。収穫:4.1gの化合物3。カラムから2番目に溶離した化合物をシュウ酸塩に転換した。収穫:4.05gの化合物4。
b)化合物1、3、4、5及び6の製造
【0196】
【化47】
【0197】
THF(2ml)中の3−クロロ−N,N−ジメチル−1−プロパンアミン
*(少量)、Mg(1.45g,0.0610モル)及び1,2−ジブロモエタン(少量)の混合物を60℃で撹拌した。続いてTHF(50ml)中の3−クロロ−N,N−ジメチル−1−プロパンアミン塩酸塩(7.4g,0.0610モル)の溶液を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで5℃に冷却した。THF(50ml)中の中間体1(5.5g,0.02モル)の溶液をゆっくり加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液を加え、得られる混合物をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物(6.3g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM/MeOH/NH
4OH 96/4/0.3から95/5/0.5;15−40μm)により精製した。所望の画分を集め、2.35gの化合物1を与えた(CIS混合物)。化合物1をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(Chiralpak AD;溶離剤:ヘプタン/2−プロパノール/Et
3N 97/3/0.1)により精製した。2種の画分を集め、溶媒を蒸発させた。カラムから最初に溶離した化合物は1.1gの化合物5を与えた(遊離の塩基)。カラムから2番目に溶離した化合物は1.1gの化合物6を与えた(遊離の塩基)。化合物5の一部(1g)を2−プロパノール中に溶解し、HCl/2−プロパノール(1.1当量;5N)を用いてHCl−塩に転換した。沈殿を濾過し、乾燥した。残留物をMeOH中に取り上げ、濃縮した。残留物にジエチルエーテルを加え、混合物を濃縮し、0.9gの化合物5aを与えた(HCl−塩)。同じ方法により化合物6の一部(1g)もHCl−塩に転換し、1.0gの化合物6aを与えた(HCl−塩)。H
2O/K
2CO
3/DCMを用いて化合物5a(0.9g)を再び遊離の塩基に転換し、0.9gの遊離の塩基を与えた。この遊離の塩基を2−プロパノン中に溶解し、エタン二酸塩に転換した。沈殿を濾過し、乾燥した。この沈殿を2−プロパノン/ジエチルエーテルから結晶化させた。生成物を濾過し、乾燥し、0.8gの化合物4を与えた。化合物6a(1.0g)もその塩基形態に転換した。残留物(0.8g)を2−プロパノン中に溶解し、エタン二酸塩に転換した。沈殿を濾過し、乾燥した。この沈殿を2−プロパノン/ジエチルエーテルから結晶化させた。生成物を濾過し、乾燥し、0.82gの化合物3を与えた。
【0198】
*Et
2O(200ml)中の3−クロロ−N,N−ジメチル−1−プロパンアミン塩酸塩(25g,0.158モル,CAS[4584−46−7])の懸濁液にNaHCO
3の飽和溶液(205ml)をゆっくり加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いでK
2CO
3(固体)で飽和させた。混合物をEt
2Oで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥し、真空下に室温で濃縮し、15.5gの3−クロロ−N,N−ジメチル−1−プロ
パンアミンを与えた(収率75%)。
【0199】
実施例B2
化合物7の製造
【0200】
【化48】
【0201】
MeOH/THF(40ml;1/1)中の中間体4(0.4g,0.00101モル)、モルホリン(0.3g)、Rh(COD)
2BF
4(0.004g)、Ir(COD)
2BF
4(0.01g)及びキサントフォス(0.024g)の混合物を、CO/H
2(7/33気圧)雰囲気下に、密閉管中で100℃において32時間反応させた。次いで混合物を室温に冷まし、濾過し、濾液を蒸発させた(真空中)。生成物を逆相HPLC(Shandon Hyperprep
(R) C18 BDS(塩基不活性化シリカ)8μm,250g,内径5cm)により精製した。3種の移動相を用いる勾配を適用した。相A:水中の0.5%NH
4OAc溶液の90%+10%CH
3CN;相B:MeOH;相C:CH
3CN)。所望の画分を集め、有機溶媒を蒸発させた。濃厚水溶液(aqueous concentrate)をDCMで抽出し、Na
2CO
3水溶液(10%;2x)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をDIPEから結晶化させ、濾過し、乾燥した。化合物7が白色の粉末として得られた。
【0202】
実施例B3
化合物8の製造
【0203】
【化49】
【0204】
THF(2ml)中の少量の3−クロロ−N,N−ジメチル−1−プロパンアミン(B1bに記載した通りに得た)、Mg(0.5g,0.02モル)及び1,2−ジブロモエタン(少量)を60℃で撹拌した。THF(15ml)中の3−クロロ−N,N−ジメチ
ル−1−プロパンアミン塩酸塩(0.02モル)の溶液をゆっくり加えた。混合物を1時間撹拌し、次いで50℃に冷ました。THF(10ml)中の中間体6(1.1g,0.0070モル)の溶液をゆっくり加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液を加えた。混合物をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物(1.5g)をKromasil上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM/MeOH/NH
4OH 93/7/0.5;15−40μm)により精製した。純粋な画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:1.1gの化合物8a(遊離の塩基;80%)。この画分を2−プロパノン中に溶解し、エタン二酸塩(=シュウ酸塩)に転換した。沈殿を濾過し、乾燥した。収穫:0.6gの化合物8。
【0205】
実施例B4
化合物9の製造
【0206】
【化50】
【0207】
MeOH/THF(40ml;1/1)中の中間体8(1.3g,0.0046モル)、ジメチルアミン(MeOH溶液の2ml)、Rh(COD)
2BF
4(0.004g)、Ir(COD)
2BF
4(0.010g)及びキサントフォス(0.024g)の混合物を、CO/H
2(7/32気圧)雰囲気下に、100℃で32時間反応させた。冷却後、反応混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物(1.6g)を逆相HPLC(Shandon Hyperprep
(R) C18 BDS(塩基不活性化シリカ)8μm,250g,内径5cm)により精製した。緩衝溶液と有機溶媒を用いる勾配を適用した。続いてHPLCにより生成物を脱塩した。生成物画分を集め、仕上げた。収穫:0.6gの化合物9。
【0208】
実施例B5
a)化合物10の製造
【0209】
【化51】
【0210】
オートクレーブ中でN
2雰囲気下において行われる反応。MeOH/THF(40ml,1/1)中の中間体10(1g,0.003567モル)、Rh(COD)
2BF
4(0.001448g)、Ir(COD)
2BF
4(0.001766g)、キサントフォス(0.020616g)及びN−メチルベンゼンメタンアミン(2当量,0.864429g,0.007133モル)の混合物をオートクレーブ中に装入し、オートクレーブを50バールCO/H
2(1/3)に加圧した。混合物を100℃で32時間反応させた。次いで混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲル上で精製した(溶離剤:DCM)。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させ、0.8gの化合物10を与えた。
b)化合物11の製造
【0211】
【化52】
【0212】
N
2流下でPd/C10%(0.100g)をMeOH(50ml)中に懸濁させた。化合物10(0.9g,0.002166モル)を加え、反応混合物をH
2雰囲気下に25℃において、1当量が吸収されるまで撹拌した。ジカライト上で触媒を濾過した。濾液を濃縮し、残留物(化合物11a;遊離の塩基)を、2−プロパノール中でジエチルエーテル/2−プロパノール/シュウ酸からシュウ酸塩として結晶化させた。収穫:0.420gの化合物11。
【0213】
実施例B6
a)化合物12の製造
【0214】
【化53】
【0215】
オートクレーブ中でN
2雰囲気下において行われる反応。MeOH/THF(40ml,1/1)中の中間体12(0.935g,0.003347モル)、Rh(COD)
2BF
4(0.001359g)、Ir(COD)
2BF
4(0.001658g)、キサントフォス(0.019364g)及びジメチルアミン(MeOH中の2.0M溶液)(2当量)の混合物をオートクレーブ中に装入し、オートクレーブを50バールCO/H
2(1/3)に加圧した。混合物を100℃で32時間反応させた。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させ、残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:最初にD
CM;次いで5%MeOH/DCM;最後に5%(MeOH/NH
3)/DCM)により精製した。所望の画分を集め、溶媒を蒸発させて油を与え、それをシュウ酸塩として結晶化させた。収穫:0.120gの化合物12(8.37%;白色の吸湿性の固体,シュウ酸塩)。
b)化合物16の製造
【0216】
【化54】
【0217】
THF/MeOH(20ml)中の中間体12(0.1g,0.0004モル)、1mlのジメチルアミン溶液(MeOH中)、Rh(COD)
2BF
4(0.002g)、Ir(COD)
2BF
4(0.005g)及びキサントフォス(0.012g)の混合物を、7気圧のCO及び33気圧のH
2下で、100℃において32時間撹拌した。次いで混合物を冷却し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物を逆相HPLC(Shandon Hyperprep
(R) C18 BDS(塩基不活性化シリカ)8μm,250g,内径5cm)により精製した。3種の移動相を用いる勾配を適用した。相A:水中の0.5%NH
4OAc溶液の90%+10%CH
3CN;相B:CH
3OH;相C:CH
3CN)。所望の画分を集めた。仕上げの後、残留物をDIPE中に取り上げ、2−プロパノール/HClで処理した。固体を集め、オーブン中で乾燥し(吸湿性)、化合物16をHCl−塩(.2HCl)として与えた。
【0218】
実施例B7
化合物13の製造
【0219】
【化55】
【0220】
MeOH/THF(40ml;1/1)中の中間体2(0.4g,0.0013モル)、2−メトキシ−N−メチルエタンアミン(0.3g,0.00337モル)、Rh(COD)
2BF
4(0.004g)、Ir(COD)
2BF
4(0.01g)及びキサントフォス(0.024g)の混合物を、CO/H
2(7/33気圧)雰囲気下に、密閉管中で100℃において32時間反応させた。室温に冷ました後、溶液を濾過し、濾液を蒸発
させた。残留物を逆相HPLC(Shandon Hyperprep
(R) C18 BDS(塩基不活性化シリカ)8μm,250g,内径5cm)により精製した。3種の移動相を用いる勾配を適用した。相A:水中の0.25%NH
4HCO
3溶液;相B:CH
3OH;相C:CH
3CN)。所望の画分を集め、仕上げた。生成物をDIPE中に溶解し、HCl/2−プロパノールを加え、化合物13をHCl−塩として与えた。
【0221】
実施例B8
化合物14の製造
【0222】
【化56】
【0223】
THF(2ml)中の少量の3−クロロ−N,N−ジメチル−1−プロパンアミン(B1bに記載した通りに得た)、Mg(0.5g,0.02モル)及び1,2−ジブロモエタン(少量)を60℃で加熱した。反応が始まったら、THF(15ml)中の3−クロロ−N,N−ジメチル−1−プロパンアミン塩酸塩(2.5g,0.02モル)の溶液をゆっくり加えた。反応混合物を60℃で1時間撹拌し、次いで5℃に冷却した。THF(25ml)中の中間体13(1.8g,0.0070モル)の溶液をゆっくり加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。NH
4Cl(10%)を加え、混合物をセライト上で濾過した。濾液をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥し(MgSO
4)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物(2.2g)をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM/MeOH/NH
4OH 95/5/0.2;15−40μm)により精製した。純粋な画分を集め、溶媒を蒸発させ、化合物14a(遊離の塩基)を与えた。1gの化合物14aをシュウ酸塩に転換し、0.615gの化合物14を与えた。
【0224】
実施例B9
化合物15の製造
【0225】
【化57】
【0226】
MeOH/THF(40ml;1/1)中の中間体14(0.5g,0.0016モル)、ジメチルアミン溶液(1ml;MeOH中)、Rh(COD)
2BF
4(0.004g)、Ir(COD)
2BF
4(0.010g)及びキサントフォス(0.024g)の混合物を、CO/H
2雰囲気(7気圧/32気圧)下に、100℃において32時間撹拌した。冷却後、反応混合物を濾過し、真空中で濃縮した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM/MeOH 95/5)により2回精製した。生成物画分を集め、溶媒を蒸発させた。収穫:0.0685gの化合物15。
【0227】
実施例B10
化合物17の製造
【0228】
【化58】
【0229】
反応はN
2雰囲気下にオートクレーブ中で行われる。MeOH/THF(40ml,1/1)中の中間体16(0.003347モル)、Rh(COD)
2BF
4(0.001359g)、Ir(COD)
2BF
4(0.001658g)、キサントフォス(0.0000334モル)及びジメチルアミン(MeOH中の2.0M溶液)(2当量)の混合物をオートクレーブ中に装入し、オートクレーブを50バールCO/H
2(1/3)に加圧する。混合物を100℃で32時間反応させる。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させ、残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製する。収穫:化合物17。
【0230】
実施例B11
化合物18の製造
【0231】
【化59】
【0232】
反応はN
2雰囲気下にオートクレーブ中で行われる。MeOH/THF(40ml,1
/1)中の中間体18(0.003347モル)、Rh(COD)
2BF
4(0.001359g)、Ir(COD)
2BF
4(0.001658g)、キサントフォス(0.0000334モル)及びジメチルアミン(MeOH中の2.0M溶液)(2当量)の混合物をオートクレーブ中に装入し、オートクレーブを50バールCO/H
2(1/3)に加圧する。混合物を100℃で32時間反応させる。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させ、残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製する。収穫:化合物18。
【0233】
表4〜7中に描かれる以下の式(I)の化合物は、上記の実施例(実施例番号)への類似により、適宜に別の出発材料を用いて製造された。
【0234】
【表4-1】
【0235】
【表4-2】
【0236】
【表4-3】
【0237】
【表4-4】
【0238】
【表4-5】
【0239】
【表4-6】
【0240】
【表4-7】
【0241】
【表4-8】
【0242】
【表4-9】
【0243】
【表5-1】
【0244】
【表5-2】
【0245】
【表6】
【0246】
【表7】
【0247】
C.分析部分
融点
方法(a):DSC823e(Mettler−Toledo)を用いて融点(m.p.)を決定した。30℃/分の温度勾配を用いて融点を測定した。報告される値はピーク値である。
方法(b):直線状温度勾配を有する加熱板、スライディングポインター(sliding pointer)及び度摂氏における温度目盛から成るKofler熱台(hot bench)を用いて融点を得た。
【0248】
【表8】
【0249】
LCMS
LCMS一般的方法A
HPLC測定は、脱ガス器を有するクウォーターナリーポンプ、オートサンプラー、カラムオーブン(他に指示しなければ40℃に設定)、ダイオード−アレー検出器(DAD)及び下記のそれぞれの方法において特定されるカラムを含んでなるAlliance HT 2790(Waters)システムを用いて行なわれた。カラムからの流れはMS分光計に分けられた。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン化源を用いて形成された。0.1秒の滞留時間を用いて1秒内に100から1000まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。毛管針電圧は3kVであり、源温度は140℃に保たれた。ネブライザーガスとして窒素を用いた。Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムを用いてデータ取得を行なった。
【0250】
LCMS一般的方法B
LC測定は、バイナリーポンプ、サンプルオルガナイザー、カラムヒーター(55℃に設定)、ダイオードアレー検出器(DAD)及び下記のそれぞれの方法において特定されるカラムを含んでなるAcquity UPLC(Waters)システムを用いて行なわれた。カラムからの流れはMS分光計に分けられた。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン化源を用いて形成された。0.02秒の滞留時間を用いて0.18秒内に100
から1000まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。毛管針電圧は3.5kVであり、源温度は140℃に保たれた。ネブライザーガスとして窒素を用いた。Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムを用いてデータ取得を行なった。
【0251】
LCMS一般的方法C
HPLC測定は、脱ガス器を有するクウォーターナリーポンプ、オートサンプラー、ダイオード−アレー検出器(DAD)及び下記のそれぞれの方法において特定されるカラムを含んでなるAlliance HT 2795(Waters)システムを用いて行なわれ、カラムは30℃の温度に保たれた。カラムからの流れはMS分光計に分けられた。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン化源を用いて形成された。LCT(WatersからのTime of Flight Zspray
TM 質量分析計−LCMS方法7及び8のため)上で毛管針電圧は3kVであり、源温度は100℃に保たれ、ZQ
TM(Watersからの単純四極(simple quadrupole)Zspray
TM質量分析計−LCMS方法9及び10のため)上で毛管電圧は3.15kVであり、源温度は110℃に保たれた。ネブライザーガスとしてN
2を用いた。Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムを用いてデータ取得を行なった。
【0252】
LCMS−方法1
一般的方法Aに加え:逆相HPLCをXterra MS C18カラム(3.5μm,4.6x100mm)上で、1.6ml/分の流量を用いて行なった。3種の移動相(移動相A:95% 25mM酢酸アンモニウム+5%アセトニトリル;移動相B:アセトニトリル;移動相C:メタノール)を用い、6.5分内に100%Aから1%A、49%B及び50%Cにし、1分内に1%A及び99%Bにし、これらの条件を1分間保持し、100%Aを用いて1.5分間再平衡化する勾配条件を実施した。10μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正のイオン化モードの場合に10Vであり、負のイオン化モードの場合に20Vであった。
【0253】
LCMS−方法2
一般的方法Aに加え:逆相HPLCをAtlantis C18カラム(3.5μm,4.6x100mm)(3.5μm,4.6x100mm)上で、1.6ml/分の流量を用いて行なった。2種の移動相(移動相A:70%メタノール+30% H
2O;移動相B:H
2O中の0.1%ギ酸/メタノール 95/5)を用い、12分内に100%Bから5%B+95%Aにする勾配条件を実施した。10μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正のイオン化モードの場合に10Vであり、負のイオン化モードの場合に20Vであった。
【0254】
LCMS−方法3
一般的方法Aに加え:カラムヒーターを60℃に設定した。逆相HPLCをXterra MS C18カラム(3.5μm,4.6x100mm)上で、1.6ml/分の流量を用いて行なった。3種の移動相(移動相A:95% 25mM酢酸アンモニウム+5%アセトニトリル;移動相B:アセトニトリル;移動相C:メタノール)を用い、6.5分内に100%Aから50%B及び50%Cにし、0.5分内に100%Bにし、これらの条件を1分間保持し、100%Aを用いて1.5分間再平衡化する勾配条件を実施した。10μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正のイオン化モードの場合に10Vであり、負のイオン化モードの場合に20Vであった。
【0255】
LCMS−方法4
一般的方法Aに加え:カラムヒーターを45℃に設定した。逆相HPLCをXterr
a MS C18カラム(3.5μm,4.6x100mm)上で、1.6ml/分の流量を用いて行なった。3種の移動相(移動相A:H
2O中の0.1%ギ酸/メタノール 95/5;移動相B:アセトニトリル;移動相C:メタノール)を用い、7分内に100%Aから1%A、49%B及び50%Cにし、これらの条件を1分間保持する勾配条件を実施した。10μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正のイオン化モードの場合に10Vであった。
【0256】
LCMS―方法5
一般的方法Bに加え:架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド(BEH) C18カラム(1.7μm,2.1x50mm;Waters Acquity)上で、0.8ml/分の流量を用い、逆相UPLC(超性能液体クロマトグラフィー(Ultra Performance Liquid Chromatography))を行なった。2種の移動相(移動相A:H
2O中の0.1%ギ酸/メタノール 95/5;移動相B:メタノール)を用い、1.3分内に95%A及び5%Bから5%A及び95%Bにし、0.2分間保持する勾配条件を実施した。0.5μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正のイオン化モードの場合に10Vであり、負のイオン化モードの場合に20Vであった。
【0257】
LCMS−方法6
一般的方法Aに加え:カラムヒーターを45℃に設定した。逆相HPLCをAtlantis C18カラム(3.5μm,4.6x100mm)上で、1.6ml/分の流量を用いて行なった。2種の移動相(移動相A:70%メタノール+30% H
2O;移動相B:H
2O中の0.1%ギ酸/メタノール 95/5)を用い、9分内に100%Bから5%B+95%Aにし、これらの条件を3分間保持する勾配条件を実施した。10μlの注入容積を用いた。
【0258】
LCMS−方法7
一般的方法Cに加え:逆相HPLCをKromasil C18カラム(5μm,4.6x150mm)上で、1.0ml/分の流量を用いて行った。3種の移動相(移動相A:100% 7mM酢酸アンモニウム;移動相B:100%アセトニトリル;移動相C:0.2%ギ酸+99.8%超−純水)を用い、4分内に30%A、40%B及び30%C(1分間保持)から100%Bにし、5分間100%Bにし、最初の条件を用いて3分間再平衡化する勾配条件を実施した。5μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正のイオン化モードの場合に20Vであった。0.08秒の走査間遅延(interscan delay)を用い、0.8秒内に100から900まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。
【0259】
LCMS−方法8
一般的方法Cに加え:逆相HPLCをXterra MS C18カラム(5μm,4.6x150mm)上で、1.0ml/分の流量を用いて行った。2種の移動相(移動相A:100% 7mM酢酸アンモニウム;移動相B:100%アセトニトリル)を用い、5分内に85%A、15%B(3分間保持)から20%A、80%Bにし、20%A及び80%Bを6分間保持し、最初の条件を用いて3分間再平衡化する勾配条件を実施した。20μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正のイオン化モードの場合に20Vであった。0.08秒の走査間遅延を用い、0.8秒内に100から900まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。
【0260】
LCMS−方法9
一般的方法Cに加え:逆相HPLCをXterra MS C18カラム(3.5μm,4.6x100mm)上で、0.8ml/分の流量を用いて行った。2種の移動相(移
動相A:100% 7mM酢酸アンモニウム;移動相B:100%アセトニトリル)を用い、4.5分内に80%A、20%B(0.5分間保持)から10%A、90%Bにし、10%A及び90%Bを4分間保持し、最初の条件を用いて3分間再平衡化する勾配条件を実施した。10μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正及び負のイオン化モードの場合に20Vであった。0.3秒の走査間遅延を用い、0.4秒内に100から1000まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。
【0261】
LCMS−方法10
一般的方法Cに加え:逆相HPLCをSunfire C18カラム(3.5μm,4.6x100mm)上で、0.8ml/分の初期流量を用いて行った。2種の移動相(移動相A:35% 6.5mM酢酸アンモニウム+30%アセトニトリル+35%ギ酸(2ml/l);移動相B:100%アセトニトリル)を用い、4分内に100%A(1分間保持)から100%Bとし、1.2ml/分の流量で100%Bにおいて4分間保持し、最初の条件を用いて3分間再平衡化する勾配条件を実施した。10μlの注入容積を用いた。コーン電圧は、正及び負のイオン化モードの場合に20Vであった。0.3秒の走査間遅延を用い、0.4秒内に100から1000まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。
【0262】
【表9-1】
【0263】
【表9-2】
【0264】
旋光度
Perkin Elmer 341偏光計を用いて旋光度を測定した。[α]
D20は、20℃の温度でナトリウムのD−線の波長(589nm)における光を用いて測定される旋光度を示す。セルの路長は1dmである。実際の値の後に、旋光度の測定に用いられ
た溶液の濃度及び溶媒を挙げる。
【0265】
【表10】
【0266】
D.薬理学的実施例
HEK293細胞におけるグレリン−アゴニズム
実験の1日前に、GHS1A−受容体の発現のための遺伝子配列が永久的にトランスフェクションされたHEK293細胞を、透明な底を有するポリ−D−L−リシンがコーティングされた96−ウェルプレート中に播種し、翌日、〜75%の密集まで成長させた。
【0267】
次いで細胞を、カルシウム−感受性細胞内蛍光プローブfluo−4又はKit−3と一緒に、37℃で1時間インキュベーションした。細胞中の遊離の細胞内カルシウムを示す蛍光をFLIPR−系(488nmにおいて励起,発光>520nm)において測定した。試験化合物を所望の濃度で各ウェルに加え、蛍光シグナルをすべてのウェルにおいて同時に記録した。試験化合物を加えると受容体の活性化により引き金を引かれる細胞内カルシウムの放出を、カルシウムと蛍光プローブの複合体から発光する蛍光として測定した。蛍光強度への薬剤の効果を、カルシウム−イオノホア、イオノマイシンに暴露された細胞において測定される最大蛍光強度に対して相対的に表わした。濃度−反応データのカーブ−フィッティングを用い、試験化合物に関するpEC
50−値を決定した(pEC
50=−logEC
50;EC
50はMにおける有効用量であり、達成され得る最大の効果の大きさ(=100%)の50%である効果の大きさを生ずる試験化合物の濃度として定義される)。下記の表11は、pEC
50値を開示している。正の標準として、参照化合物GHRP−6は、9.0±0.1(平均±SEM,n=19)の平均pEC
50−値を以て濃度−依存的に蛍光を増加させた。
【0268】
【表11】
【0269】
NMRI−マウスにおける胃内容排出及び小腸前進(small intestinal
propulsion)の加速
体重が約25グラムの雄のNMRI−マウスを20時間絶食させ、飲料水に自由に近づけるようにしておいた。経口的強制栄養法により動物に試験食を与える30分前に、試験化合物を皮下経路により動物に投与した。試験食は、フェノールレッドマーカー(5mg/ml)を含有する0.3mlのチョコレート栄養飲料液(chocolate nutridrink solution)(1.0kcal/ml)から成った。食事の投与から15分後、CO
2ガス吸入によりマウスを犠牲にした。胃中に残るフェノールレッド
含有量(NaOHを用いて胃から抽出した)を、分光光度計で557nmにおいて決定し、吸光単位として表わした。腸を介してフェノールレッドマーカーが移動する距離として小腸前進を決定し、小腸全長(幽門から回盲接合部まで)のパーセンテージとして表わした。
【0270】
標準データの周波数分布(frequency distribution)の分析により、有意(p<0.05)な効果に関する全か無かの基準を規定した:それより低ければ胃内容排出が有意に加速されたと考えられるフェノールレッドの胃含有量に関するカットオフ基準を、0.9吸光単位に設定した。小腸前進は、フェノールレッド前端が小腸の長さの85%を超えて進んでいた場合に有意に加速されたと考えられた。調べられた動物の
>60%がいずれかのパラメーターに有意な効果を示した場合に、与えられる用量における薬剤効果は活性であると考えられた。各パラメーターに関して活性であった最低用量を最低活性用量(LAD)として記録した。表12はLAD値を開示している。参照化合物GHRP−6に関するLADは、胃内容排出の加速に関して0.63mg/kgであり、小腸前進の刺激に関して2.5mg/kgであった(n=3/用量)。
【0271】
【表12-1】
【0272】
【表12-2】
【0273】
【表12-3】
【0274】
野生型及びGHS1A−r
−/−,KOマウスにおける胃内容排出の加速
経口的強制栄養法によりフェノールレッド含有試験食を投与する30分前に、GHS1A−rの欠失を有するマウス(GHS1A−r
−/−,KO)又はそれらの野生型同腹仔(GHS1A−r
+/+,WT)に化合物3又はそのビヒクルを投与した(10mg/kg 皮下)。試験食の投与から15分後、NMRI−マウスに関する方法における上記の通りに、胃中に残る食事の含有量を決定した。化合物3で処置されたWTマウスの胃は、ビヒクル処置されたWTマウスより多く内容排出されていた。KO−マウスにおける同じ処置管理は、化合物又はビヒクル処置されたKO−マウスの間で、残る胃内容物における差を示さなかった(
図1を参照されたい)。
【0275】
E.組成物実施例
これらの実施例全体を通じて用いられる「活性成分」(a.i.)は式(I)の化合物に関し、その立体化学的異性体、そのN−オキシド、その製薬学的に許容され得る塩又はその溶媒和物を含み;特に例示された化合物のいずれか1つに関する。
【0276】
本発明の調剤のための処方の典型的な例は以下の通りである:
1.錠剤
活性成分 5〜50mg
リン酸二カルシウム 20mg
ラクトース 30mg
タルク 10mg
ステアリン酸マグネシウム 5mg
ポテトデンプン 200mgまで
2.懸濁剤
各ミリリットルが1〜5mgの活性成分、50mgのナトリウムカルボキシメチルセル
ロース、1mgの安息香酸ナトリウム、500mgのソルビトール及び1mlまでの水を含有するように、経口的投与用の水性懸濁剤を調製する。
3.注入剤
0.9%NaCl溶液中で1.5%(重量/体積)の活性成分を撹拌することにより、非経口用組成物を調製する。
4.軟膏
活性成分 5〜1000mg
ステアリルアルコール 3g
ラノリン 5g
白色ワセリン(white petroleum) 15g
水 100gまで