特許第5755219号(P5755219)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5755219タッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5755219
(24)【登録日】2015年6月5日
(45)【発行日】2015年7月29日
(54)【発明の名称】タッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/023 20060101AFI20150709BHJP
   H03M 11/04 20060101ALI20150709BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20150709BHJP
【FI】
   G06F3/023 310L
   G06F3/048 620
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-507020(P2012-507020)
(86)(22)【出願日】2011年3月23日
(86)【国際出願番号】JP2011056888
(87)【国際公開番号】WO2011118602
(87)【国際公開日】20110929
【審査請求日】2014年2月12日
(31)【優先権主張番号】特願2010-71930(P2010-71930)
(32)【優先日】2010年3月26日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】314008976
【氏名又は名称】レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港)
(74)【代理人】
【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】萬膳 義久
【審査官】 岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−191798(JP,A)
【文献】 特開2007−066065(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0275632(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0174667(US,A1)
【文献】 特開2009−025903(JP,A)
【文献】 特開2007−299198(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01− 3/048
H03M 11/04−11/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のキーが配列されたキーボードを画面上に表示する表示部と、
前記表示部の画面上でユーザーが触った場所を特定するタッチパネル部と、
前記タッチパネル部により特定される場所と前記表示部の画面上に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断する制御部とを有し、
前記制御部は、
前記表示部の画面上における前記キーボードの各キーの表示状態を、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御し、
前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを所定の大きさよりも小さく表示し、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するように制御し、
前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上のキーボード以外の場所を触ると、これまで大きく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも小さく表示し、これまで小さく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するトグル表示を行うように制御することを特徴とするタッチパネル機能付き携帯端末。
【請求項2】
前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーをグレーアウト表示し、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【請求項3】
前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを表示とし、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【請求項4】
前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【請求項5】
前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記グレーアウト表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【請求項6】
前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする請求項3に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【請求項7】
前記制御部は、前記表示部の画面上にキーボードの各キーを所定の大きさで表示すると共に、前記タッチパネル部により特定される場所と前記表示部に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断するためのエリア自体の大きさを、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御することを特徴とする請求項に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【請求項8】
複数のキーが配列されたキーボードを画面上に表示する表示部と、
前記表示部の画面上でユーザーが触った場所を特定するタッチパネル部と、
前記タッチパネル部により特定された場所と前記表示部の画面上に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断する制御部とを有するタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法であって、
前記制御部
前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御し、
前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを所定の大きさよりも小さく表示し、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するように制御し、
前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上のキーボード以外の場所を触ると、これまで大きく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも小さく表示し、これまで小さく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するトグル表示を行うように制御することを特徴とするタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法に係り、特にタッチパネルの画面上に表示されるキーボードを用いたタッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タッチパネル機能が搭載された携帯端末が急激に増えてきている。タッチパネルを使った操作は、これまでのボタン操作と違い人間の直感的な操作に近い動作といえるからである。
【0003】
しかしながら、ファイルを移動したり、画像を拡大縮小したりするような操作は、タッチパネルで得意とされる操作であるが、キーを使って文字を入力する操作については、従来のキーボードと比べて、タッチパネルでの入力は決してユーザーにとって使い勝手がよいものとなっていない。
【0004】
これは、ユーザーが携帯することを考慮した画面の大きさと、スタイラスペンと異なり先が太い人間の指先を使うという制約により、通常キーボードでは、押したときに入力が確定されるところを、指がリリースされたときに確定されることによる。このような中、タッチパネルを使って如何に誤りなく文字を高速に入力できるかが重要となってきている。
【0005】
例えば、図12に示すように関連技術のタッチパネル機能付き携帯端末は、タッチパネルが施された表示装置のキーボード画面200を使用して文字入力を行う場合において、キーボードのどのキー210が押されたかを示す吹き出し表示220を行うことで、指先100により隠れた文字を示すとともに、隣り合うキー210を間違えて押す誤操作を防止する策がとられている。
【0006】
これは、ユーザーが携帯することを考慮し限られた大きさの画面の装置において、スタイラスペンなど先の尖ったものによる入力ではなく、太い指先による入力を可能とするための対策である。
【0007】
上記に関連して、特許文献1には、タッチパネルリモコン等のタッチパネル型操作装置において、制御キー毎の時間帯毎の接触回数を記憶し、記憶した接触回数に基づいて各制御キーの大きさ等の表示態様を切り替える技術が開示されている。これによれば、時間帯毎の操作頻度の高い制御キーのタッチ位置の範囲面積が広がり、キー押下ポイントを分散させることによりパネルの劣化や汚れの集中を防止可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−258817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述した関連技術の方法では、押されているキーの吹き出しをユーザーが確認するため、指を画面にタッチした時点では入力が確定されず、指をリリースした時点で入力が確定されることになる。これにより、通常のキーボードのように、押した瞬間に入力が確定されないため、ユーザーは遅延を感じるとともに、通常のキーボードと同様に高速に文字入力ができないという欠点があった。
【0010】
また、特許文献1の技術は、使用頻度の高い順番、時間による押下頻度などの情報をもとにキーの配色、配置、大きさを変えたりするものであるが、パネルの劣化や汚れの集中を防止することを主目的とするものであるため、ユーザーが実際に文字入力する際に、画面上にどのようにキーを表示し、また、その表示をどのように切り替えるかといった文字入力の利便性を向上させるための具体的な解決策を意識したものではない。
【0011】
本発明の目的は、上記課題を解決し、目的のキーが選択しやすくなり、タッチ時点での確定を可能とし、ユーザーが文字入力する際の利便性が向上するとともに高速なキー入力を可能とするタッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、複数のキーが配列されたキーボードを画面上に表示する表示部と、前記表示部の画面上でユーザーが触った場所を特定するタッチパネル部と、前記タッチパネル部により特定される場所と前記表示部の画面上に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断する制御部とを有し、前記制御部は、前記表示部の画面上における前記キーボードの各キーの表示状態を、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御し、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを所定の大きさよりも小さく表示し、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するように制御し、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上のキーボード以外の場所を触ると、これまで大きく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも小さく表示し、これまで小さく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するトグル表示を行うように制御することを特徴とする。
【0013】
本発明に係るタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法は、複数のキーが配列されたキーボードを画面上に表示する表示部と、前記表示部の画面上でユーザーが触った場所を特定するタッチパネル部と、前記タッチパネル部により特定された場所と前記表示部の画面上に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断する制御部とを有するタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法であって、前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御し、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを所定の大きさよりも小さく表示し、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するように制御し、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上のキーボード以外の場所を触ると、これまで大きく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも小さく表示し、これまで小さく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するトグル表示を行うように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、目的のキーが選択しやすくなり、タッチ時点での確定を可能とし、ユーザーが文字入力する際の利便性が向上するとともに高速なキー入力を可能とするタッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第1の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の構成を示す概略ブロック図である。
図2】本発明の第1の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図3】本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図4】本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する概略フローチャートである。
図5】本発明の第3の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図6】本発明の第4の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図7】本発明の第5の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図8】本発明の第6の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図9】本発明の第7の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図10】(a)及び(b)は、本発明の第8の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図11】(a)及び(b)は、本発明の第9の実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の動作を説明する図である。
図12】関連技術のタッチパネル機能付き携帯端末の文字入力方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明に係るタッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1を参照すると、本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末の構成が示されている。
【0018】
図1に示すタッチパネル機能付き携帯端末10は、例えばタッチパネルが施された表示装置を有する携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末や、両者の機能を併せ持つスマートフォン、平板状のタブレット型端末(タブレット型モバイル端末)等から構成される。この携帯端末10は、ユーザーが携帯可能な大きさの所定形状(矩形状等)の本体(筐体)(非図示)を有し、その本体内に、タッチパネルが施された表示装置を構成する表示部11及びタッチパネル部12と、これらに接続されるCPU(Central Processing Unit)部13とを有している。図1には、CPU部13に接続される他の構成要素として、例えば基地局との間で無線回線を経由して通信可能な送受信回路を有する無線通信部(非図示)等、既知の携帯端末が備えるものも含まれるが、説明の都合上省略している。
【0019】
表示部11は、文字入力用の複数のキーが配列されたキーボードを画面上に表示するキーボード表示部11aを有する。
【0020】
タッチパネル部12は、表示部11の画面上のユーザーが指で触った場所を特定するためのもので、既知の抵抗膜方式や静電容量方式等、いずれの方式によるものでも適用可能である。
【0021】
CPU部13は、例えばプログラム制御で動作するCPU及びその制御プログラム等を記憶するメモリを有し、CPUがメモリ内の制御プログラムを実行することにより、タッチパネル部12の出力と表示部11に表示しているキーボードの場所との両者を照合して、どのキーが押されたかを判断する動作を行う。また、CPU部13は、キーボード表示部11aの画面上に表示されるキーボードの各キーの表示状態を、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御する動作を行う。
この動作については以下に詳述する。
【0022】
次に、図2を参照して、本実施の形態の動作を説明する。
【0023】
図2に示すように、タッチパネル機能付き携帯端末10は、キーボード表示部11aに表示されるキーボードの各キー111(所定の大きさのキー)の表示状態(図2の例では上段側の通常表示)から、日本語入力(ローマ字入力)などの文字入力(図2の例では下段側の日本語入力モード表示)の際に、押される可能性が低い文字のキー112は通常表示時の所定の大きさのキー111よりも小さく表示し、逆に押される可能性が高い文字のキー113を通常表示時の所定の大きさのキー111よりも大きく表示する。ここで、図2では、一例として、QWERTY配列のキーボードの左側の一部のみを使用して説明しているが、本来キーボードのすべてのキー配列が必要となることはいうまでもない。また、QWERTY配列に限らず、他の配列のキーボードにも適用可能である。
【0024】
例えば、QWERTY配列のキーボードを用いた日本語入力モード表示でのローマ字入力の場合、図2に示すキーボード表示部11aに表示されるキーボードの各キーにおいて、Q、W、F、Z、X、C、Vからはじめるローマ字表記はないため、これらの文字のキー112は、ユーザーが押す可能性が低いといえる。このため、CPU部13は、これらのユーザーが押す可能性が低い文字のキー112を通常表示時のキー111よりも小さく表示する。
【0025】
逆に、図2に示すキーボード表示部11aに表示されるキーボードの各キーにおいて、E、R、T、A、S、D、G、Bからはじめるローマ字表記はあるため、これらの文字のキー113は、ユーザーが押す可能性が高いといえる。このため、CPU部13は、これらのユーザーが押す可能性が高いキー113を、先ほど押される可能性が低いキー112を小さく表示した分の空いたスペースを利用して通常表示時のキー111よりも大きく表示する。
【0026】
これにより、キーボードの各キーの内、ユーザーが意図したキーが選択しやすくなり、通常リリース時点で文字入力が確定されるところを、タッチ時点での確定を可能とし、ユーザーの文字入力の利便性を向上するとともに高速なキー入力を可能とする。
【0027】
このようにして、本実施の形態によるタッチパネル機能付き携帯端末では、タッチパネルが施された表示装置のキーボード画面を使用して文字入力を行う場合において、日本語入力などの文字入力の際に、押される可能性が低い文字のキーは小さく表示し、逆に押される可能性が高い文字のキーを大きく表示する。
【0028】
こうすることで、目的のキーが選択しやすくなり、通常リリース時点で文字入力が確定されるところを、タッチ時点での確定が可能となり、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性が大幅に向上するとともに高速なキー入力が可能となる。
【0029】
なお、上記実施の形態では、日本語入力(ローマ字入力)を1つの例としているが、本発明はこれに限らず、カナ表記のキーボードを用いたカナ入力の場合や、英語入力、中国語入力のような日本語以外の他の言語を用いた文字入力の場合も含めて、ある入力条件のもと、次に押される可能性が高いキーと低いキーが存在するような場合についても、本発明にすべて含まれるものである。
【0030】
例えば、文字入力の際に、入力される文字の使用頻度が予測可能な場合、例えば所定期間における文字入力用の辞書に登録されている単語の使用頻度を測定してCPU部内に記憶しておき、CPU部が、その記憶データを用いて、キーボードの各キーを、ユーザーが押す可能性が高い文字のキーと低い文字のキーとに区分することが可能である場合等が含まれる。
【0031】
また、上記実施の形態では、ユーザーが押す可能性が低いキーと高いキーとで各キーの大きさを変えているが、本発明はこれに限らず、目的のキーが選択しやすくなるような表示であれば、キーの大きさを変える以外でも、例えばキーの色(文字及び文字以外の枠内の色)、外枠の線の太さ等の表示状態を変えてもよい。
【0032】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、第1の実施の形態において、ユーザーが押す可能性が低いと考えられるキーを押す場合も想定したものである。
【0033】
この場合、図3に示すように、CPU部が、ユーザーが押す可能性が低い文字のキー112を通常表示時のキー111よりも小さく表示し、逆に押される可能性が高い文字のキー113を通常表示時のキー111よりも大きく表示する日本語入力モード表示時に、表示部11の画面上におけるキーボード表示部11a以外の部分11bを指100でタッチすると、日本語入力モード表示から通常表示に即座に戻る動作を行う。
【0034】
この一連の動作を図4のフローチャートに示す。図4のフローチャートに対応する制御プログラムは、例えばCPU部内のメモリに予め設定され、CPU部内のCPUにより実行される。
【0035】
図4において、CPU部は、日本語入力モード表示で(ステップSt1)、キーが押される限り(ステップSt2:Yes)、タッチされたキーの文字を入力する(ステップSt3)。これにより、日本語入力モード表示のままで高速なキーボード入力が可能となる。
【0036】
一方、CPU部は、一旦、表示部11の画面上におけるキーボード表示部11a以外の部分11bがタッチされると(ステップSt2:No)、日本語入力モード表示から通常表示とし、キーボード表示部11aがタッチされない限り、この状態を継続させる(ステップSt5:No)。
【0037】
その後、CPU部は、キーボード表示部11aのいずれかのキーが選択されると(ステップSt5:Yes)、タッチされたキーの文字を入力し(ステップSt6)、通常表示から日本語入力モード表示に復帰させる。
【0038】
これにより、第1の実施の形態の効果に加え、ユーザーが押す可能性が低いキーも押しやすくなり、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性がより一層向上するといった効果も得られる。
【0039】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、図5に示すように、CPU部が、ユーザーが押す可能性が低いキー112を小さく表示するだけでなく、グレーアウト表示を行い、まったく押せなくしてしまう例である。
【0040】
これにより、第1の実施の形態の効果に加え、キーを間違えて押す誤操作を効果的に抑制し、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性がより一層向上するといった効果も得られる。
【0041】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、図6に示すように、CPU部が、ユーザーが押す可能性が低いキー112を、まったく表示しない例である(図6中の点線部参照)。
【0042】
これにより、第1の実施の形態の効果に加え、キーを間違えて押す誤操作を効果的に抑制し、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性がより一層向上するといった効果も得られる。
【0043】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、図7に示すように、CPU部が、表示部の画面上におけるキーボード表示部11a以外の部分11bをユーザーが触ったときには、ユーザーが押す可能性が低いキー112として小さく表示しているキーをユーザーが押したいものと判断する場合の例である。
【0044】
この場合、CPU部は、これまでユーザーが押す可能性が高いキー113として大きく表示してきたキーをユーザーが押す可能性が低いキー112として小さく表示し、これまでユーザーが押す可能性が低いキー112として小さく表示してきたキーをユーザーが押す可能性がいキー11として大きく表示する。
【0045】
これにより、第1の実施の形態の効果に加え、ユーザーがより目的のキーをより選択しやすくなり、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性がより一層向上するといった効果も得られる。
【0046】
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、図8に示すように、CPU部が、キーボード表示部11aの画面上におけるキーボード自体の表示は、通常表示と変わらないが、タッチパネル部を押した部分に対して、どのキーがおされたかを判断するためのエリア自体を大きくしたり、小さくしたりする例である。
【0047】
図8において、実線で表示されているのが、画面の表示上のキーを現しており、薄い塗りつぶしのエリア121、122が、内部的にCPU部がそのキーが押されたと判断するエリアの広さをしめしている。この場合も、見た目のキー表示は変わらないが、これまで説明してきた動作と同様な効果をもたらすことが可能である。
【0048】
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、複数の文字入力モード、例えば日本語入力(ローマ字入力)、英語入力、中国語入力を切り替えることができるタッチパネル機能付き携帯端末に適用したものである。
【0049】
この場合、例えば図9に示すような対応表に、日本語入力(ローマ字入力)、英語入力、中国語入力等の文字入力モード毎に、ユーザーが押す可能性が高いキーと低いキーとを予め設定する。この対応表に従い、CPU部が、該当する文字入力モード毎にユーザーが押す可能性が低いキーと高いキーとを判断し、前述と同様にユーザーが押す可能性が低いキーを通常表示時のキーよりも小さく表示し、ユーザーが押す可能性が高いキーを通常表示時のキーよりも大きく表示する。
【0050】
これにより、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性がより一層向上すると共に、複数の文字入力モードに対応したより柔軟性の高いタッチパネル機能付き携帯端末を提供することが可能となる。
【0051】
(第8の実施の形態)
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。
【0052】
本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、図10(a)に示すように、次に押されることが予測される文字を予測して、その文字のキーを次に押す可能性が高いキー113として、通常表示時のキーよりも大きく表示し、その他の文字のキーを次に押す可能性が低いキー112として、通常表示時のキーよりも小さく表示する例である。
【0053】
この例では、例えば図10(b)に示すような対応表に、ユーザーが押したキー毎に、次にユーザーが押す可能性が高いキーと低いキーとを予め設定する。この対応表に従い、CPU部が、ユーザーが押したキー毎にユーザーが次に押す可能性が高いキーと低いキーとを判断し、前述と同様にユーザーが次に押す可能性が低いキーを通常表示時のキーよりも小さく表示し、ユーザーが次に押す可能性が高いキーを通常表示時のキーよりも大きく表示する。
【0054】
これにより、次に押されることが予測される文字を予測して、その文字のキーを大きく表示することにより、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性がより一層向上するといった効果が得られる。
【0055】
(第9の実施の形態)
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るタッチパネル機能付き携帯端末は、タッチパネルの指を近づけた部分を検出し得る携帯端末に適用したものである。この例では、CPU部が、タッチパネル部の指を近づけた部分を判断し、その部分にあるキーを次に押す可能性が高いキーとして、通常表示時のキーよりも大きく表示する。
【0056】
この場合、CPU部は、指を近づけた部分にあるキーに加え、その部分の周辺部にあるキーも通常表示時のキーよりも大きく表示してもよい。
【0057】
例えば、その一例として、図11(a)に示すように、CPU部が、指100を近づけた部分にあるキー113aとその部分の周辺にあるキー113bとを通常表示時のキーよりも大きく表示すると同時に、それにより圧迫された更にその周辺の領域にあるキー112を縮小させてもよい。
【0058】
また、図11(b)に示すように、CPU部が、指100を近づけた部分にあるキー113aとその部分の周辺にあるキー113bとを通常表示時のキーよりも大きく表示するために、更にその周辺の領域にあるキー112を隠してもよい。
【0059】
これにより、タッチパネルの指を近づけた部分を検出し得る携帯端末において、ユーザーがキーボード画面を用いて文字入力する際の利便性がより一層向上するといった効果が得られる。
【0060】
なお、上記のタッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。この場合のハードウェア、ソフトウェア構成は特に限定されるものではなく、上述した機能を実現可能なものであれば、いずれの形態でも適用可能である。
【0061】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限定されない。
【0062】
(付記1)複数のキーが配列されたキーボードを画面上に表示する表示部と、前記表示部の画面上でユーザーが触った場所を特定するタッチパネル部と、前記タッチパネル部により特定される場所と前記表示部の画面上に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断する制御部とを有し、前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御することを特徴とするタッチパネル機能付き携帯端末。
【0063】
(付記2)前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを所定の大きさよりも小さく表示し、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする付記1に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0064】
(付記3)前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーをグレーアウト表示とし、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする付記1に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0065】
(付記4)前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを非表示とし、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする付記1に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0066】
(付記5)前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上のキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする付記2に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0067】
(付記6)前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記グレーアウト表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする付記3に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0068】
(付記7)前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記非表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする付記4に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0069】
(付記8)前記制御部は、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると、これまで大きく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも小さく表示し、これまで小さく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するトグル表示を行うように制御することを特徴とする付記2に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0070】
(付記9)前記制御部は、前記表示部の画面上にキーボードの各キーを所定の大きさで表示すると共に、前記タッチパネル部により特定される場所と前記表示部に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断するためのエリア自体の大きさを、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御することを特徴とする付記1に記載のタッチパネル機能付き携帯端末。
【0071】
(付記10)複数のキーが配列されたキーボードを画面上に表示する表示部と、前記表示部の画面上でユーザーが触った場所を特定するタッチパネル部と、前記タッチパネル部により特定された場所と前記表示部の画面上に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断する制御部とを有するタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法であって、前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御することを特徴とするタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0072】
(付記11)前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを所定の大きさよりも小さく表示し、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする付記10に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0073】
(付記12)前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーをグレーアウト表示とし、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする付記10に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0074】
(付記13)前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが押す可能性が低いキーを非表示とし、前記ユーザーが押す可能性が高いキーを所定の大きさよりも大きく表示するように制御することを特徴とする付記10に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0075】
(付記14)前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上のキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする付記11に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0076】
(付記15)前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記グレーアウト表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする付記12に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0077】
(付記16)前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記非表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると前記所定の大きさのキーに戻るように制御することを特徴とする付記13に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0078】
(付記17)前記制御部が、前記表示部の画面上におけるキーボードの各キーの表示状態を、前記ユーザーが前記小さく表示されたキーを押したい場合に、前記表示部の画面上におけるキーボード以外の場所を触ると、これまで大きく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも小さく表示し、これまで小さく表示してきたキーを前記所定の大きさよりも大きく表示するトグル表示を行うように制御することを特徴とする付記11に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0079】
(付記18)前記制御部が、前記表示部の画面上にキーボードの各キーを所定の大きさで表示すると共に、前記タッチパネル部により特定される場所と前記表示部に表示されるキーボードの各キーの場所とを照合してどのキーが押されたかを判断するためのエリア自体の大きさを、ユーザーが押す可能性が低いキーと、ユーザーが押す可能性が高いキーとで異なるように制御することを特徴とする付記10に記載のタッチパネル機能付き携帯端末の入力方法。
【0080】
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0081】
この出願は、2010年3月26日に出願された日本出願特願2010−071930号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【産業上の利用可能性】
【0082】
以上説明したように、本発明は、タッチパネル機能付き携帯端末及びその入力方法などの用途に利用可能である。
【符号の説明】
【0083】
10 タッチパネル機能付き携帯端末
11 表示部
11a キーボード表示部
12 タッチパネル部
13 CPU部
111 通常表示時のキー
112 ユーザーが押す可能性が低いキー
113 ユーザーが押す可能性が高いキー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
図12