特許第5755893号(P5755893)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本プラスト株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5755893-自動車のカーテンエアバッグ装置 図000002
  • 特許5755893-自動車のカーテンエアバッグ装置 図000003
  • 特許5755893-自動車のカーテンエアバッグ装置 図000004
  • 特許5755893-自動車のカーテンエアバッグ装置 図000005
  • 特許5755893-自動車のカーテンエアバッグ装置 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5755893
(24)【登録日】2015年6月5日
(45)【発行日】2015年7月29日
(54)【発明の名称】自動車のカーテンエアバッグ装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 21/232 20110101AFI20150709BHJP
   B60R 21/2334 20110101ALI20150709BHJP
【FI】
   B60R21/232
   B60R21/2334
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2011-16484(P2011-16484)
(22)【出願日】2011年1月28日
(65)【公開番号】特開2012-153333(P2012-153333A)
(43)【公開日】2012年8月16日
【審査請求日】2014年1月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000229955
【氏名又は名称】日本プラスト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】米山 恭平
【審査官】 三宅 龍平
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−096086(JP,A)
【文献】 特表2003−514144(JP,A)
【文献】 特開2007−320511(JP,A)
【文献】 米国特許第06450529(US,B1)
【文献】 特開2001−328505(JP,A)
【文献】 特開2001−047962(JP,A)
【文献】 特開2007−290622(JP,A)
【文献】 特開2007−196856(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 21/16 − 21/33
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の天井部材の側部に上下方向に巻回された状態で収納され且つ側突時にインフレータから噴射してなるガスにより膨張して下側へ向けてカーテン状に展開可能なるものであると共に乗員側基布と車外側基布とを外周接合部により接合して袋状に形成されてなるエアバッグ本体を備えた自動車のカーテンエアバッグ装置であって、
前記エアバッグ本体は、一つの膨張部について前記インフレータに連通されてなる流入口と、該流入口から前記エアバッグ本体下部まで連通してなる連通路と、該連通路に向けて開口し且つ前記乗員側基布及び車外側基布にそれぞれに接合されてなる複数の袋状のサブ膨張部とより構成され、前記連通路は、前記流入口に上部が直接連通してなり且つ前記エアバッグ本体の下部まで連通してなる複数のメーン連通路と、該メーン連通路に前後で連通してなり且つ前記サブ膨張部を保持可能なる複数のサブ連通路とよりなることを特徴とする自動車のカーテンエアバッグ装置。
【請求項2】
請求項1記載の自動車のカーテンエアバッグ装置であって、
前記サブ膨張部は、該サブ膨張部の頂部同士が、前記乗員側基布及び車外側基布の間で支持されてなることを特徴とする自動車のカーテンエアバッグ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のカーテンエアバッグ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、例えば、自車の側面と他車とが衝突或いは、自車の側面がガードレールなどの施設物に衝突(以下、能動的衝突であれ、受動的衝突であれ、総称して「側突」という。)した時における自車の乗員の頭部を保護するべく、インフレータのガスにより膨張して下側へ向けてカーテン状に展開し、乗員頭部を保護するようになっているカーテンエアバッグ装置に関するものである。
【0003】
自動車のカーテンエアバッグ装置のエアバッグ本体は、乗員側基布と車外側基布との外周を接合した袋状をなし、該エアバッグ本体内に充填されるガスは、後方側の縦チャンバーから順次前方側の縦チャンバーへ充填されるようになっているもの(先行技術文献1)が、従来技術として知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−290471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、エアバッグ本体の前方側の縦チャンバーの充填が完了されるまでに、それなりの時間が掛かるし、最初に充填される後方側の縦チャンバーから前方側の縦チャンバーの充填まで時間的な差が生じてしまい、改善が望まれている。
【0006】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、エアバッグ本体へのガス充填完了までの時間を短くすると共に時間的な差が少なくできる自動車のカーテンエアバッグ装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、車体の天井部材の側部に上下方向に巻回された状態で収納され且つ側突時にインフレータから噴射してなるガスにより膨張して下側へ向けてカーテン状に展開可能なるものであると共に乗員側基布と車外側基布とを外周接合部により接合して袋状に形成されてなるエアバッグ本体を備えた自動車のカーテンエアバッグ装置であって、前記エアバッグ本体は、一つの膨張部について前記インフレータに連通されてなる流入口と、該流入口から前記エアバッグ本体下部まで連通してなる連通路と、該連通路に向けて開口し且つ前記乗員側基布及び車外側基布にそれぞれに接合されてなる複数の袋状のサブ膨張部とより構成され、前記連通路は、前記流入口に上部が直接連通してなり且つ前記エアバッグ本体の下部まで連通してなる複数のメーン連通路と、該メーン連通路に前後で連通してなり且つ前記サブ膨張部を保持可能なる複数のサブ連通路とよりなることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記サブ膨張部は、該サブ膨張部の頂部同士が、前記乗員側基布及び車外側基布の間で支持されてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によれば、前記エアバッグ本体は、一つの膨張部について前記インフレータに連通されてなる流入口と、該流入口から前記エアバッグ本体下部まで連通してなる連通路と、該連通路に向けて開口し且つ前記乗員側基布及び車外側基布にそれぞれに接合されてなる複数の袋状のサブ膨張部とより構成されてなることを特徴とするため、エアバッグ本体へのガス充填完了までの時間を短くすることができると共に充填されるまでの時間的な差が少なくできる。従って、乗員保護が可能となる度合いが増すことになる。また、前記連通路は、前記流入口に上部が直接連通してなり且つ前記エアバッグ本体の下部まで連通してなる複数のメーン連通路と、該メーン連通路に前後で連通してなり且つ前記サブ膨張部を保持可能なる複数のサブ連通路とよりなることを特徴とするため、メーン連通路によりいち早くエアバッグ本体が下方向に展開が可能であると共にサブ連通路によりサブ膨張部を保持できる。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、前記サブ膨張部は、該サブ膨張部の頂部同士が、前記乗員側基布及び車外側基布の間で支持されてなることを特徴とするため、前記サブ膨張部が前記乗員側基布及び車外側基布内にあって踊ることなく、位置が安定する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係るカーテンエアバッグ装置が下部に膨張展開した状態を示す自動車の側面図。
図2図1のエアバッグ本体を前後に破断して車外側基布のみを示す断面図。
図3図2中矢示SA−SA線に沿い且つ車外側基布及び乗員側基布双方を示す断面図。
図4図2中矢示SB−SB線に沿い且つ車外側基布及び乗員側基布双方を示す断面図。
図5】エアバッグ本体内を流れるガスの一例を示す図2の拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、エアバッグ本体へのガス充填完了までの時間を短くすると共に時間的な差が少なくできる自動車のカーテンエアバッグ装置を提供するという目的を、車体の天井部材の側部に上下方向に巻回された状態で収納され且つ側突時にインフレータから噴射してなるガスにより膨張して下側へ向けてカーテン状に展開可能なるものであると共に乗員側基布と車外側基布とを外周接合部により接合して袋状に形成されてなるエアバッグ本体を備えた自動車のカーテンエアバッグ装置であって、前記エアバッグ本体は、一つの膨張部について前記インフレータに連通されてなる流入口と、該流入口から前記エアバッグ本体下部まで連通してなる連通路と、該連通路に向けて開口し且つ前記乗員側基布及び車外側基布にそれぞれに接合されてなる複数の袋状のサブ膨張部とより構成され、前記連通路は、前記流入口に上部が直接連通してなり且つ前記エアバッグ本体の下部まで連通してなる複数のメーン連通路と、該メーン連通路に前後で連通してなり且つ前記サブ膨張部を保持可能なる複数のサブ連通路とよりなることで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0015】
図1図5は、本発明の一実施例を示す図である。図1は、自動車1のカーテンエアバッグ装置2のエアバッグ本体2aを車体上部1dに収納した状態からカーテン状に膨張展開した状態を示す図を示している。図2は、カーテン状に展開したエアバッグ本体2aの詳細を示している。
【0016】
自動車1の符号1aは、フロントピラー(Aピラーとも、1stピラーとも言う)であり、符号1bは、センターピラー(Bピラーとも、2ndピラーとも言う)であり、符号1cは、リヤピラー(Cピラーとも、3rdピラーとも言う)であり、これら各ピラー1a、1b、1cに車体上部1dが支えられてなる。該車体上部1dは、平板状のルーフパネル(図示省略)と、前後方向に沿って閉断面構造のサイドルーフレール(図示省略)とよりなる。フロントピラー1aからリヤピラー1cにかけて、前記エアバッグ本体2aの上端部は、数カ所の支持部18によってサイドルーフレール(図示省略)に固定されてなる。前記エアバッグ本体2aの下端部は、全体としてはロール状に巻き取られて収納される。前記エアバッグ本体2aの下端部は、図示せぬ筒状のラップにより包むことで収納状態を維持されてなる。
【0017】
前記エアバッグ本体2aは、互いに重ね合わせた状態の乗員側基布2bと、車外側基布2cとを外周接合部2ba及び2caで縫製16されることで接合した中空袋状をなしている。外周接合部2ba及び2caは、縫製16だけでなく接着剤(図示省略)による接合のため、気密性が高い。エアバッグ本体2aの内部空間は、外周接合部2ba及び2caにより、前席の乗員3に対応する前側膨張部19と、後席の乗員(図示省略)に対応する後側膨張部20とに区別され、前側膨張部19と後側膨張部20とは、パイプ22を介してインフレータ21に連通した流入口4の直下に配されてなるメイン連通路5から前後に分割されてなる。
【0018】
符号8aは、前記メイン連通路5に連通した前側膨張部19の一番上側の第1サブ連通路であり、該第1サブ連通路8aの下に第1サブ膨張部12aが配され、該第1サブ膨張部12aの下に前記メイン連通路5に連通した前側膨張部19の上から2番目の第2サブ連通路8bが配され、該第2サブ連通路8bの下に第2サブ膨張部12bが配され、該第2サブ膨張部12bの下に前記メイン連通路5に連通した前側膨張部19の上から3番目の第3サブ連通路8cが配され、該第3サブ連通路8cの下に第3サブ膨張部12cが配され、該第3サブ膨張部12cの下に前記メイン連通路5に連通した前側膨張部19の上から4番目の第4サブ連通路8dが配され、該第4サブ連通路8dの下に第4サブ膨張部12dが配され、該第4サブ膨張部12dの下に前記メイン連通路5に連通した前側膨張部19の上から5番目の第5サブ連通路8eが配されてなる。
【0019】
符号9aは、前記メイン連通路5に連通した後側膨張部20の一番上側の第1サブ連通路であり、該第1サブ連通路9aの下に第1サブ膨張部13aが配され、該第1サブ膨張部13aの下に前記メイン連通路5に連通した後側膨張部20の上から2番目の第2サブ連通路9bが配され、該第2サブ連通路9bの下に第2サブ膨張部13bが配され、該第2サブ膨張部13bの下に前記メイン連通路5に連通した後側膨張部20の上から3番目の第3サブ連通路9cが配され、該第3サブ連通路9cの下に第3サブ膨張部13cが配され、該第3サブ膨張部13cの下に前記メイン連通路5に連通した後側膨張部20の上から4番目の第4サブ連通路9dが配され、該第4サブ連通路9dの下に第4サブ膨張部13dが配され、該第4サブ膨張部13dの下に前記メイン連通路5に連通した後側膨張部20の上から5番目の第5サブ連通路9eが配されてなる。
【0020】
前記第1サブ連通路8a及び前記第1サブ連通路9aの下流側、即ち、前記流入口4の反対側には、第2メーン連通路6及び7が形成されてなり、前記メイン連通路5から前後に分かれてエアバッグ本体2aの下側LWRには、第3メーン連通路10、11が形成されてなる。
【0021】
前記エアバッグ本体2aの前側FRの端部とフロントピラー1aとの間には、図示しないストラップが設けられている。図2の符号17は、非膨張部であり、前記センターピラー1bに合致する位置に形成されている。
【0022】
長尺の前記第1サブ膨張部12a乃至前記第4サブ膨張部12dの内、前記第1サブ膨張部12a及び前記第2サブ膨張部12bは、図3に示すように、頂部同士が当接していて、縫製16により支持されている。前記第3サブ膨張部12c及び前記第4サブ膨張部12dは、図示しないが、前記第1サブ膨張部12a及び前記第2サブ膨張部12b同様、頂部同士が当接していて、縫製16により支持されている。
【0023】
長尺の前記第1サブ膨張部13a乃至前記第4サブ膨張部13dの内、前記第2サブ膨張部13bを代表して説明すると、図4に示すように、乗員側基布2b及び車外側基布2cに複数箇所縫製支持される支持部13bc、13bcの間は、頂部同士が当接していて、縫製16により支持されている。前記第1サブ膨張部12a乃至前記第4サブ膨張部12dの間及び長尺の前記第1サブ膨張部13a乃至前記第4サブ膨張部13dの間には、上下に連通した上下連通路23が形成されている。図5に示すように、前記支持部12ac、12bc、12cc、12dc、13ac、13bc、13cc、13dcは、ガスGの流れを妨げないように傾いていることが望ましい。
【0024】
次に、この実施例の作用を説明する。
【0025】
前記エアバッグ本体2aは、前記インフレータ21にパイプ22を介して連通されてなる流入口4と、該流入口4から前記エアバッグ本体2aの下部LWRまで連通してなる「連通路」であるメーン連通路及び第3メーン連通路10、11と、該メーン連通路及び第3メーン連通路10、11に向けて開口し且つ前記乗員側基布2b及び車外側基布2cにそれぞれに接合されてなる複数の袋状のサブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dと、各サブ連通路8a、8b、8c、8d、8e、9a、9b、9c、9d、9eとより構成されてなるため、前記インフレータ21から噴出されたガスGが図5に白抜き矢印のような例をとって流れ込み、パイプ22を介して流入口4に封入され、前記メーン連通路5を経て下側LWRに流れ込むことで、エアバッグ本体2aが次々に膨張展開される。
【0026】
こうして、サブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dの口が開き、サブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dが膨張する。また、各サブ連通路8a、8b、8c、8d、8e、9a、9b、9c、9d、9eや第2メーン連通路6、7にもガスGは流れ込む。ガスGの流れ方は、上流、下流の区別が無く、ガスGの充填されていない部位に次々に充填されることになり、該サブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dが略円錐形に膨張すると共に、次の膨張部へ流れ込むことになる。従って、エアバッグ本体2aへのガスG充填完了までの時間を短くすることができると共に充填されるまでの時間的な差が少なくできる。従って、乗員保護が可能となる度合いが増すことになる。
【0027】
また、前記サブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dは、該サブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dの頂部同士が、前記乗員側基布2b及び車外側基布2cの間で支持されてなるため、前記サブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dが前記乗員側基布2b及び車外側基布2c内にあって踊ることなく、位置が安定する。
【0028】
更に、前記メーン連通路及び第3メーン連通路10、11は、前記流入口4に上部UPが直接連通してなり且つ前記エアバッグ本体2aの下部LWRまで連通してなる複数のメーン連通路5、6、7、10、11と、該メーン連通路、第2メーン連通路6、7、第3メーン連通路10、11に前後で連通してなり且つ前記サブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dを保持可能なるサブ連通路8a、8b、8c、8d、8e、9a、9b、9c、9d、9eとよりなるため、メーン連通路、第2メーン連通路6、7、第3メーン連通路10、11によりいち早くエアバッグ本体2aが下方向LWRに展開が可能であると共にサブ連通路8a、8b、8c、8d、8e、9a、9b、9c、9d、9eによりサブ膨張部12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13dを保持できる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
以上の実施例では、前記支持部12bc乃至12dc、13bc乃至13dcは、ガスGの流れを妨げないように傾いている例を示したが、これに限定されることなく、ほぼ垂直に配されていても良い。
【符号の説明】
【0030】
2a エアバッグ本体
2b 乗員側基布
2c 車外側基布
4 流入口
5 メーン連通路
6、7 第2メーン連通路
8a、8b、8c、8d、8e サブ連通路
9a、9b、9c、9d、9e サブ連通路
10、11 第3メーン連通路
12a、12b、12c、12d 前側サブ膨張部
13a、13b、13c、13d 後側サブ膨張部
21 インフレータ
LWR 下部
G ガス
図1
図2
図3
図4
図5