特許第5756009号(P5756009)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5756009
(24)【登録日】2015年6月5日
(45)【発行日】2015年7月29日
(54)【発明の名称】ズームレンズ
(51)【国際特許分類】
   G02B 15/16 20060101AFI20150709BHJP
   G02B 13/18 20060101ALI20150709BHJP
【FI】
   G02B15/16
   G02B13/18
【請求項の数】1
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2011-284537(P2011-284537)
(22)【出願日】2011年12月26日
(65)【公開番号】特開2013-134373(P2013-134373A)
(43)【公開日】2013年7月8日
【審査請求日】2014年7月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000133227
【氏名又は名称】株式会社タムロン
(74)【代理人】
【識別番号】100104190
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 昭徳
(72)【発明者】
【氏名】帯金 靖彦
【審査官】 堀井 康司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−197860(JP,A)
【文献】 特開平09−005624(JP,A)
【文献】 特開平08−005913(JP,A)
【文献】 特開2005−215165(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 15/16
G02B 13/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、からなり
変倍に際し、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群、前記第3レンズ群、および前記第5レンズ群が固定され、
以下に示す条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
(1) 0.60≦EPW/(fw×ft)1/2≦0.70
(2) 0.25≦(H1/Y1)/(ft/fw)≦0.35
ただし、EPWは広角端における前記第1レンズ群の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離、fwは広角端における光学系全系の焦点距離、ftは望遠端における光学系全系の焦点距離、H1は光学系の最も物体側に配置されているレンズの有効半径、Y1は光学系の最大像高を示す。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、デジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラ、情報携帯端末、携帯電話などに搭載可能な小型のズームレンズに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラ、情報携帯端末、携帯電話機等に搭載される撮像装置には、固体撮像素子としてCCD(Charged Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサが用いられている。
【0003】
近年、微細加工技術の進歩により、CCDやCMOS等の個体撮像素子の小型化、高画素化が促進されている。この結果、個体撮像素子を搭載する撮像装置の一層の小型化が可能になった。また、これに伴い、撮像装置に組み込まれる撮影レンズの小型化も要求される。さらに、個体撮像素子の高画素化に対応できるように、撮影レンズの光学性能の向上も求められている。これらの要求に応えるために、多様な光学系が提案されている(たとえば、特許文献1,2を参照。)。
【0004】
特許文献1に記載の光学系は、物体側から順に、正・負・正・負・正の屈折力を有する5つのレンズ群を備え、最も物体側に配置されている第1レンズ群以外のレンズ群を後軸に沿って移動させてフォーカシングを行う、いわゆるリアフォーカス式のズームレンズである。
【0005】
また、特許文献2に記載の光学系は、物体側から順に、正・負・正・負・正の屈折力を有する5つのレンズ群を備え、特に光学系中にプリズムを配置することにより光路を途中で折り曲げて構成したズームレンズである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3521541号公報
【特許文献2】特開2005−321545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のズームレンズは、比較的簡易な構成ながら、高変倍比と優れた光学性能を有している。しかしながら、最物体側に配置されているレンズの外径の小型化が不十分であり、昨今強く小型化が要求されている撮像装置に搭載することが困難である。
【0008】
また、特許文献2に記載のズームレンズは、光学系中に光路を折り曲げるプリズムを配置して光学系全長の小型化を図るとともに、高変倍を実現している。しかしながら、特許文献1に記載の光学系と同様に、最物体側に配置されているレンズの外径の小型化が不十分であり、昨今強く小型化が要求されている撮像装置に搭載することが困難であるという問題がある。
【0009】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、簡易な構成ながら、光学系の外径、全長がともに小さく、優れた光学性能を有する、高変倍比のズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、からなり、変倍に際し、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群、前記第3レンズ群、および前記第5レンズ群が固定され、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(1) 0.60≦EPW/(fw×ft)1/2≦0.70
(2) 0.25≦(H1/Y1)/(ft/fw)≦0.35
ただし、EPWは広角端における前記第1レンズ群の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離、fwは広角端における光学系全系の焦点距離、ftは望遠端における光学系全系の焦点距離、H1は光学系の最も物体側に配置されているレンズの有効半径、Y1は光学系の最大像高を示す。
【0015】
この発明によれば、簡易な構成ながら、光学系の外径、全長がともに小さく、優れた光学性能を有する、高変倍比のズームレンズを提供することができる。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、簡易な構成ながら、光学系の外径、全長がともに小さく、優れた光学性能を有する、高変倍比のズームレンズを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
図2】実施例1にかかるズームレンズのd線に対する諸収差図である。
図3】実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
図4】実施例2にかかるズームレンズのd線に対する諸収差図である。
図5】実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
図6】実施例3にかかるズームレンズのd線に対する諸収差図である。
図7】実施例4にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。
図8】実施例4にかかるズームレンズのd線に対する諸収差図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明にかかるズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
この発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、により構成される。そして、第2レンズ群および第4レンズ群を光軸に沿って移動させることによって、広角端から望遠端への変倍を行う。なお、第1レンズ群、第3レンズ群、および第5レンズ群の位置は、常時固定されている(基本構成)。
【0020】
この発明は、近年、高画素化が著しい個体撮像素子が搭載された小型の撮像装置に最適な、光学系の外径、全長がともに小さく、優れた光学性能を有する、高変倍比のズームレンズを提供することを目的としている。そこで、かかる目的を達成するため、以下に示すような各種条件を設定している。
【0021】
まず、この発明にかかるズームレンズでは、上記基本構成に加え、広角端における第1レンズ群の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離をEPW、広角端における光学系全系の焦点距離をfw、望遠端における光学系全系の焦点距離をftとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(1) 0.60≦EPW/(fw×ft)1/2≦0.70
【0022】
条件式(1)は、光学系の広角端における第1レンズ群の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離を実効焦点距離で割った値を示すものである。条件式(1)を満足することにより、全光学系中最大となる第1レンズ群の最物体側のレンズ有効径を小さくして、光学系全体の外径の小型化と、光学系の高い光学性能の維持とを両立させることができる。加えて、少ないレンズで良好な収差補正が可能なことから、光学系全長を短縮することもできる。
【0023】
条件式(1)においてその下限を下回ると、入射瞳位置が物体側に近くなるために、最物体側のレンズ有効径を小さくすることは可能になるが、物体側に近いレンズ群で諸収差(特に、歪曲収差やコマ収差)を補正することが困難になる。この場合、収差補正のためには、新たなレンズを光学系中に追加する必要があり、光学系全長が延びてしまうといった不都合が生じる。一方、条件式(1)においてその上限を超えると、入射瞳位置が物体側から遠くなるために、収差補正は容易であるが最物体側のレンズ有効径を小さくすることが困難になる。
【0024】
また、上記目的を達成するため、この発明にかかるズームレンズは、上記基本構成に加え、光学系の最も物体側に配置されているレンズの有効半径をH1、光学系の最大像高をY1、望遠端における光学系全系の焦点距離をft、広角端における光学系全系の焦点距離をfwとするとき、次の条件式を満足するように構成してもよい。
(2) 0.25≦(H1/Y1)/(ft/fw)≦0.35
【0025】
条件式(2)は、光学系の最大像高に対する最も物体側に配置されたレンズの有効半径の比を変倍比で割った値を示すものである。条件式(2)を満足することにより、全光学系中最大となる第1レンズ群の最物体側のレンズ有効径を小さくして、光学系全体の外径の小型化と、光学系の高い光学性能の維持とを両立させることができる。加えて、高変倍を実現することもできる。
【0026】
条件式(2)においてその下限を下回ると、高変倍化と最も物体側に配置されたレンズの有効径を小さくすることは可能であるが、物体側に配置されているレンズ群で諸収差(特に、歪曲収差やコマ収差)を補正することが困難になり、光学性能が劣化する。一方、条件式(2)においてその上限を超えると、高変倍化や最も物体側に配置されているレンズの有効半径の小型化が不十分になる。
【0027】
以上説明したように、この発明にかかるズームレンズは、条件式(1)を満足することにより、光学系全体の外径の小型化と、光学系の高い光学性能の維持とを両立させることができる。加えて、レンズ枚数を増やすことなく良好な収差補正が可能なことから、光学系全長を短縮することもできる。また、条件式(2)を満足することにより、光学系全体の外径の小型化と、光学系の高い光学性能の維持とを両立させることができる。加えて、高変倍を実現することもできる。
【0028】
この発明では、条件式(1),(2)をいずれも満足することで、光学系全体の外径の小型化と、光学系の高い光学性能の維持に加え、光学系全長の短縮、高変倍を実現することができる
【0029】
以下、この発明にかかるズームレンズの実施例を図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0030】
図1は、実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G11と、負の屈折力を有する第2レンズ群G12と、正の屈折力を有する第3レンズ群G13と、負の屈折力を有する第4レンズ群G14と、正の屈折力を有する第5レンズ群G15と、が配置されて構成される。第2レンズ群G12と第3レンズ群G13との間には、所定の口径を規定する開口絞りSTOPが配置されている。
【0031】
第1レンズ群G11は、物体側から順に、負レンズL111と、光路を折り曲げるためのプリズムPと、正レンズL112と、が配置されて構成される。正レンズL112の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0032】
第2レンズ群G12は、物体側から順に、負レンズL121と、負レンズL122と、正レンズL123と、が配置されて構成される。負レンズL122と正レンズL123とは、接合されている。
【0033】
第3レンズ群G13は、物体側から順に、正レンズL131と、負レンズL132と、正レンズL133と、が配置されて構成される。正レンズL131の両面には、それぞれ非球面が形成されている。負レンズL132と正レンズL133とは、接合されている。
【0034】
第4レンズ群G14は、負レンズL141により構成される。負レンズL141の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0035】
第5レンズ群G15は、正レンズL151により構成される。正レンズL151の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0036】
このズームレンズは、第2レンズ群G12および第4レンズ群G14を光軸に沿って物体側から像面側へ移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行う。また、第4レンズ群G14を光軸に沿って移動させることにより、フォーカシングを行う。なお、第1レンズ群G11、第3レンズ群G13、および第5レンズ群G15は、常時固定されている。
【0037】
以下、実施例1にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
【0038】
ズームレンズ全系の焦点距離=4.28(fw:広角端)〜12.00(中間焦点位置)〜20.20(ft:望遠端)
Fナンバー=3.55(広角端)〜4.00(中間焦点位置)〜5.12(望遠端)
半画角(ω)= 36.42(広角端)〜14.24(中間焦点位置)〜8.44(望遠端)
変倍比:4.72
【0039】
(レンズデータ)
1=14.533
1=0.500 nd1=1.847 νd1=23.78
2=4.638
2=1.918
3=∞
3=6.000 nd2=1.785 νd2=25.72
4=∞
4=0.300
5=12.463(非球面)
5=2.255 nd3=1.592 νd3=67.02
6=-7.180(非球面)
6=D(6)(可変)
7=-14.783
7=0.400 nd4=1.883 νd4=40.81
8=9.445
8=0.583
9=-15.811
9=0.400 nd5=1.729 νd5=54.67
10=5.717
10=1.301 nd6=1.923 νd6=20.88
11=25.206
11=D(11)(可変)
12=∞(開口絞り)
12=0.150
13=4.156(非球面)
13=1.306 nd7=1.689 νd7=31.16
14=14.635(非球面)
14=0.300
15=10.342
15=0.400 nd8=1.904 νd8=31.32
16=3.094
16=2.229 nd9=1.497 νd9=81.61
17=-7.004
17=D(17)(可変)
18=-4.666(非球面)
18=0.400 nd10=1.821 νd10=24.06
19=69.376(非球面)
19=D(19)(可変)
20=6.623(非球面)
20=2.717 nd11=1.553 νd11=71.68
21=-8.014(非球面)
21=4.293
22=∞(像面)
【0040】
円錐係数(k)および非球面係数(A,B,C,D)
(第5面)
k=-3.3966×10-1
A=-4.4493×10-4,B=2.4888×10-5
C=-1.9659×10-6,D=5.3534×10-8
(第6面)
k=4.6684×10-2
A=3.1547×10-5,B=2.4256×10-5
C=-1.6762×10-6,D=4.5589×10-8
(第13面)
k=-7.2237×10-3
A=-6.9188×10-5,B=-1.3542×10-5
C=1.0115×10-6,D=5.9156×10-8
(第14面)
k=4.4560,
A=1.4612×10-3,B=1.5812×10-6
C=-8.2967×10-7,D=1.8023×10-7
(第18面)
k=-9.8563×10-1
A=1.9241×10-3,B=1.3501×10-5
C=-3.7756×10-5,D=4.3407×10-6
(第19面)
k=-1.0000×10,
A=1.0264×10-3,B=-1.1792×10-4
C=-4.5134×10-6,D=9.1132×10-7
(第20面)
k=7.7482×10-1
A=-7.9545×10-4,B=-2.0300×10-5
C=-1.8523×10-7,D=3.1545×10-8
(第21面)
k=1.0576,
A=2.0399×10-3,B=2.7027×10-6
C=-1.9019×10-6,D=1.8422×10-7
【0041】
(変倍データ)
広角端 中間焦点位置 望遠端
D(6) 0.600 6.188 8.673
D(11) 8.523 2.935 0.450
D(17) 5.299 8.474 8.389
D(19) 4.128 0.953 1.038
【0042】
(条件式(1)に関する数値)
EPW(広角端における第1レンズ群G11の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離)=6.00
EPW/(fw×ft)1/2=0.645
【0043】
(条件式(2)に関する数値)
H1(負レンズL111の有効半径)=4.32
Y1(最大像高)=3.00
(H1/Y1)/(ft/fw)=0.305
【0044】
図2は、実施例1にかかるズームレンズのd線(λ=587.56nm)に対する諸収差図である。なお、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
【実施例2】
【0045】
図3は、実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G21と、負の屈折力を有する第2レンズ群G22と、正の屈折力を有する第3レンズ群G23と、負の屈折力を有する第4レンズ群G24と、正の屈折力を有する第5レンズ群G25と、が配置されて構成される。第2レンズ群G22と第3レンズ群G23との間には、所定の口径を規定する開口絞りSTOPが配置されている。
【0046】
第1レンズ群G21は、物体側から順に、負レンズL211と、光路を折り曲げるためのプリズムPと、負レンズL212と、正レンズL213と、が配置されて構成される。正レンズL213の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0047】
第2レンズ群G22は、物体側から順に、負レンズL221と、負レンズL222と、正レンズL223と、が配置されて構成される。負レンズL222と正レンズL223とは、接合されている。
【0048】
第3レンズ群G23は、物体側から順に、正レンズL231と、負レンズL232と、正レンズL233と、が配置されて構成される。正レンズL231の両面には、それぞれ非球面が形成されている。負レンズL232と正レンズL233とは、接合されている。
【0049】
第4レンズ群G24は、負レンズL241により構成される。負レンズL241の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0050】
第5レンズ群G25は、正レンズL251により構成される。正レンズL251の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0051】
このズームレンズは、第2レンズ群G22および第4レンズ群G24を光軸に沿って物体側から像面側へ移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行う。また、第4レンズ群G24を光軸に沿って移動させることにより、フォーカシングを行う。なお、第1レンズ群G21、第3レンズ群G23、および第5レンズ群G25は、常時固定されている。
【0052】
以下、実施例2にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
【0053】
ズームレンズ全系の焦点距離=4.28(fw:広角端)〜9.30(中間焦点位置)〜20.20(ft:望遠端)
Fナンバー=3.60(広角端)〜3.95(中間焦点位置)〜5.47(望遠端)
半画角(ω)= 36.44(広角端)〜17.39(中間焦点位置)〜8.25(望遠端)
変倍比:4.72
【0054】
(レンズデータ)
1=15.790
1=0.500 nd1=1.847 νd1=23.78
2=4.533
2=1.868
3=∞
3=6.000 nd2=1.785 νd2=25.72
4=∞
4=0.200
5=35.083
5=0.670 nd3=1.923 νd3=20.88
6=20.282
6=0.200
7=18.599(非球面)
7=1.977 nd4=1.743 νd4=49.33
8=-8.012(非球面)
8=D(8)(可変)
9=543.419
9=0.400 nd5=1.729 νd5=54.67
10=9.316
10=0.748
11=-11.190
11=0.400 nd6=1.911 νd6=35.25
12=5.688
12=1.462 nd7=1.923 νd7=20.88
13=854.867
13=D(13)(可変)
14=∞(開口絞り)
14=0.150
15=5.269(非球面)
15=1.658 nd8=1.689 νd8=31.16
16=-43.199(非球面)
16=0.200
17=29.877
17=0.400 nd9=1.904 νd9=31.31
18=4.033
18=2.240 nd10=1.497 νd10=81.61
19=-8.411
19=D(19)(可変)
20=-18.095(非球面)
20=0.400 nd11=2.002 νd11=19.32
21=9.683(非球面)
21=D(21)(可変)
22=7.213(非球面)
22=2.489 nd12=1.619 νd12=63.86
23=-18.972(非球面)
23=5.373
24=∞(像面)
【0055】
円錐係数(k)および非球面係数(A,B,C,D)
(第7面)
k=0,
A=-2.1828×10-4,B=3.5882×10-6
C=-4.0155×10-7,D=1.1548×10-8
(第8面)
k=0,
A=-6.8055×10-5,B=2.3789×10-6
C=-3.5289×10-7,D=7.0773×10-9
(第15面)
k=0,
A=-3.7344×10-4,B=4.4098×10-6
C=-9.7757×10-7,D=3.9334×10-8
(第16面)
k=0,
A=8.1765×10-4,B=4.3536×10-6
C=-1.7387×10-6,D=9.5226×10-8
(第20面)
k=0,
A=-5.6108×10-4,B=-8.3811×10-6
C=-1.8690×10-5,D=2.6957×10-6
(第21面)
k=0,
A=-1.0858×10-3,B=-2.7801×10-5
C=-1.4186×10-5,D=2.1878×10-6
(第22面)
k=0,
A=9.9827×10-5,B=-2.2746×10-5
C=1.4324×10-6,D=-2.4726×10-8
(第23面)
k=0,
A=1.0379×10-3,B=-2.7390×10-5
C=1.9148×10-6,D=-3.5254×10-8
【0056】
(変倍データ)
広角端 中間焦点位置 望遠端
D(8) 0.600 6.417 11.224
D(13) 11.074 5.258 0.450
D(19) 4.198 6.304 7.786
D(21) 6.794 4.687 3.206
【0057】
(条件式(1)に関する数値)
EPW(広角端における第1レンズ群G21の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離)=6.00
EPW/(fw×ft)1/2=0.645
【0058】
(条件式(2)に関する数値)
H1(負レンズL211の有効半径)=4.31
Y1(最大像高)=3.00
(H1/Y1)/(ft/fw)=0.304
【0059】
図4は、実施例2にかかるズームレンズのd線(λ=587.56nm)に対する諸収差図である。なお、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
【実施例3】
【0060】
図5は、実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G31と、負の屈折力を有する第2レンズ群G32と、正の屈折力を有する第3レンズ群G33と、負の屈折力を有する第4レンズ群G34と、正の屈折力を有する第5レンズ群G35と、が配置されて構成される。第2レンズ群G32と第3レンズ群G33との間には、所定の口径を規定する開口絞りSTOPが配置されている。
【0061】
第1レンズ群G31は、物体側から順に、負レンズL311と、光路を折り曲げるためのプリズムPと、負レンズL312と、正レンズL313と、が配置されて構成される。正レンズL313の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0062】
第2レンズ群G32は、物体側から順に、負レンズL321と、負レンズL322と、正レンズL323と、が配置されて構成される。負レンズL322と正レンズL323とは、接合されている。
【0063】
第3レンズ群G33は、物体側から順に、正レンズL331と、負レンズL332と、正レンズL333と、が配置されて構成される。正レンズL331の両面には、それぞれ非球面が形成されている。負レンズL332と正レンズL333とは、接合されている。
【0064】
第4レンズ群G34は、物体側から順に、正レンズL341と、負レンズL342と、が配置されて構成される。正レンズL341の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0065】
第5レンズ群G35は、正レンズL351により構成される。正レンズL351の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0066】
このズームレンズは、第2レンズ群G32および第4レンズ群G34を光軸に沿って物体側から像面側へ移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行う。また、第4レンズ群G34を光軸に沿って移動させることにより、フォーカシングを行う。なお、第1レンズ群G31、第3レンズ群G33、および第5レンズ群G35は、常時固定されている。
【0067】
以下、実施例3にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
【0068】
ズームレンズ全系の焦点距離=4.28(fw:広角端)〜9.30(中間焦点位置)〜20.20(ft:望遠端)
Fナンバー=3.60(広角端)〜4.01(中間焦点位置)〜5.66(望遠端)
半画角(ω)= 36.43(広角端)〜17.39(中間焦点位置)〜8.28(望遠端)
変倍比:4.72
【0069】
(レンズデータ)
1=13.753
1=0.500 nd1=1.847 νd1=23.78
2=4.296
2=1.962
3=∞
3=6.000 nd2=1.785 νd2=25.72
4=∞
4=0.200
5=22.773
5=0.425 nd3=1.904 νd3=31.31
6=9.588
6=0.150
7=10.373(非球面)
7=2.263 nd4=1.743 νd4=49.33
8=-7.598(非球面)
8=D(8)(可変)
9=62.106
9=0.400 nd5=1.773 νd5=49.62
10=8.194
10=0.837
11=-9.969
11=0.400 nd6=1.883 νd6=40.81
12=5.996
12=1.445 nd7=1.923 νd7=20.88
13=208.152
13=D(13)(可変)
14=∞(開口絞り)
14=0.150
15=5.686(非球面)
15=2.054 nd8=1.821 νd8=24.06
16=-28.021(非球面)
16=0.200
17=40.341
17=0.400 nd9=1.923 νd9=20.88
18=4.066
18=2.164 nd10=1.497 νd10=81.61
19=-10.856
19=D(19)(可変)
20=-12.027(非球面)
20=1.530 nd11=2.002 νd11=19.32
21=-3.648(非球面)
21=0.150
22=-3.711
22=0.400 nd12=1.904 νd12=31.31
23=90.379
23=D(23)(可変)
24=8.187(非球面)
24=2.471 nd13=2.002 νd13=19.32
25=-15.116(非球面)
25=5.693
26=∞(像面)
【0070】
円錐係数(k)および非球面係数(A,B,C,D)
(第7面)
k=0,
A=-1.3323×10-4,B=3.2879×10-6
C=-2.9136×10-7,D=1.1563×10-8
(第8面)
k=0,
A=-1.3045×10-5,B=1.2318×10-6
C=-2.9406×10-7,D=5.8831×10-9
(第15面)
k=0,
A=-3.7632×10-4,B=2.1941×10-7
C=-4.2849×10-7,D=6.2012×10-8
(第16面)
k=0,
A=7.1533×10-4,B=-8.5482×10-6
C=5.8944×10-7,D=4.6993×10-8
(第20面)
k=0,
A=4.0990×10-3,B=-1.5980×10-4
C=3.9012×10-5,D=-4.8543×10-6
(第21面)
k=0,
A=3.3176×10-3,B=-1.6647×10-4
C=2.3016×10-5,D=-3.2826×10-6
(第24面)
k=0,
A=1.7275×10-4,B=-4.6217×10-5
C=2.7989×10-6,D=-8.9059×10-8
(第25面)
k=0,
A=9.6170×10-4,B=-4.5306×10-5
C=2.4816×10-6,D=-8.0992×10-8
【0071】
(変倍データ)
広角端 中間焦点位置 望遠端
D(8) 0.600 5.919 10.308
D(13) 10.158 4.839 0.450
D(19) 2.646 4.914 6.933
D(23) 6.802 4.535 2.515
【0072】
(条件式(1)に関する数値)
EPW(広角端における第1レンズ群G31の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離)=5.87
EPW/(fw×ft)1/2=0.632
【0073】
(条件式(2)に関する数値)
H1(負レンズL311の有効半径)=4.81
Y1(最大像高)=3.00
(H1/Y1)/(ft/fw)=0.340
【0074】
図6は、実施例3にかかるズームレンズのd線(λ=587.56nm)に対する諸収差図である。なお、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
【実施例4】
【0075】
図7は、実施例4にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G41と、負の屈折力を有する第2レンズ群G42と、正の屈折力を有する第3レンズ群G43と、負の屈折力を有する第4レンズ群G44と、正の屈折力を有する第5レンズ群G45と、が配置されて構成される。第2レンズ群G42と第3レンズ群G43との間には、所定の口径を規定する開口絞りSTOPが配置されている。
【0076】
第1レンズ群G41は、物体側から順に、負レンズL411と、正レンズL412と、正レンズL413と、が配置されて構成される。負レンズL411と正レンズL412とは、接合されている。
【0077】
第2レンズ群G42は、物体側から順に、負レンズL421と、負レンズL422と、正レンズL423と、が配置されて構成される。負レンズL422と正レンズL423とは、接合されている。
【0078】
第3レンズ群G43は、物体側から順に、正レンズL431と、正レンズL432と、負レンズL433と、が配置されて構成される。正レンズL431の両面には、それぞれ非球面が形成されている。正レンズL432と負レンズL433とは、接合されている。
【0079】
第4レンズ群G44は、物体側から順に、正レンズL441と、負レンズL442と、が配置されて構成される。負レンズL442の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0080】
第5レンズ群G45は、正レンズL451により構成される。正レンズL451の両面には、それぞれ非球面が形成されている。
【0081】
このズームレンズは、第2レンズ群G42および第4レンズ群G44を光軸に沿って物体側から像面側へ移動させることにより、広角端から望遠端への変倍を行う。また、第4レンズ群G44を光軸に沿って移動させることにより、フォーカシングを行う。なお、第1レンズ群G41、第3レンズ群G43、および第5レンズ群G45は、常時固定されている。
【0082】
以下、実施例4にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
【0083】
ズームレンズ全系の焦点距離=6.18(fw:広角端)〜19.00(中間焦点位置)〜58.20(ft:望遠端)
Fナンバー=2.52(広角端)〜3.20(中間焦点位置)〜4.00(望遠端)
半画角(ω)= 27.07(広角端)〜8.71(中間焦点位置)〜2.88(望遠端)
変倍比:9.42
【0084】
(レンズデータ)
1=34.230
1=0.700 nd1=1.923 νd1=20.88
2=21.201
2=2.265 nd2=1.618 νd2=63.40
3=493.372
3=0.200
4=26.331
4=1.764 nd3=1.697 νd3=55.46
5=103.939
5=D(5)(可変)
6=-820.278
6=0.500 nd4=1.773 νd4=49.62
7=7.857
7=1.429
8=-10.966
8=0.500 nd5=1.729 νd5=54.67
9=9.331
9=1.637 nd6=1.923 νd6=20.88
10=195.124
10=D(10)(可変)
11=∞(開口絞り)
11=0.500
12=14.827(非球面)
12=2.534 nd7=1.619 νd7=63.86
13=-12.882(非球面)
13=0.200
14=19.167
14=2.414 nd8=1.497 νd8=81.61
15=-9.307
15=0.500 nd9=2.001 νd9=25.46
16=-20.256
16=D(16)(可変)
17=-28.759
17=1.221 nd10=1.923 νd10=20.88
18=-11.783
18=0.611
19=-7.991(非球面)
19=0.500 nd11=1.911 νd11=35.25
20=19.224(非球面)
20=D(20)(可変)
21=26.220(非球面)
21=2.436 nd12=1.497 νd12=81.56
22=-8.065(非球面)
22=13.372
23=∞(像面)
【0085】
円錐係数(k)および非球面係数(A,B,C,D)
(第12面)
k=0,
A=-2.2066×10-4,B=-1.8800×10-5
C=1.0292×10-6,D=-7.2634×10-8
(第13面)
k=0,
A=-9.9155×10-5,B=-1.5332×10-5
C=6.0218×10-7,D=-4.7729×10-8
(第19面)
k=0,
A=3.1856×10-5,B=3.5838×10-5
C=-9.5389×10-7,D=-6.9451×10-8
(第20面)
k=0,
A=-2.8279×10-4,B=2.9241×10-5
C=-1.5968×10-7,D=-1.0019×10-7
(第21面)
k=0,
A=-1.8689×10-4,B=1.9928×10-6
C=-9.6987×10-8,D=1.6857×10-8
(第22面)
k=0,
A=2.5432×10-4,B=8.0612×10-6
C=-5.7580×10-7,D=2.8735×10-8
【0086】
(変倍データ)
広角端 中間焦点位置 望遠端
D(5) 0.600 10.096 16.900
D(10) 16.900 7.404 0.600
D(16) 0.601 3.963 7.282
D(20) 8.616 5.254 1.935
【0087】
(条件式(1)に関する数値)
EPW(広角端における第1レンズ群G41の最物体側面から入射瞳位置までの光軸上の距離)=12.00
EPW/(fw×ft)1/2=0.633
【0088】
(条件式(2)に関する数値)
H1(負レンズL411の有効半径)=7.50
Y1(最大像高)=3.00
(H1/Y1)/(ft/fw)=0.265
【0089】
図8は、実施例4にかかるズームレンズのd線(λ=587.56nm)に対する諸収差図である。なお、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
【0090】
なお、上記各実施例中の数値データにおいて、r1,r2,・・・・は各レンズ、絞り面などの曲率半径、d1,d2,・・・・は各レンズ、絞りなどの肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・は各レンズのd線(λ=587.56nm)に対する屈折率、νd1,νd2,・・・・は各レンズのd線(λ=587.56nm)に対するアッベ数を示している。そして、長さの単位はすべて「mm」、角度の単位はすべて「°」である。
【0091】
また、上記各非球面形状は、非球面の深さをZ、曲率(1/r)をc、光軸からの高さをhとし、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
【0092】
【数1】
【0093】
ただし、kは円錐係数、A,B,C,Dはそれぞれ4次,6次,8次,10次の非球面係数である。
【0094】
以上説明したように、実施例1〜3のズームレンズは、第1レンズ群中に光路を曲げるプリズムを配置して光学系全長の短縮を図るとともに、条件式(1),(2)を満足することにより、全光学系中最大となる第1レンズ群の最物体側のレンズ有効径を小さくして光学系全体の外径の小型化と、光学系の高い光学性能の維持とを両立させることができる。
【0095】
また、条件式(1)を満足することで、少ないレンズ枚数で良好な収差補正が可能になることから、光学系全長をより短縮することができる。条件式(2)を満足することで、高変倍(4.7倍程度)を実現することもできる。さらに、適宜接合レンズや非球面レンズを用いることにより、より良好な収差補正を行うことができる。
【0096】
また、実施例4のズームレンズは、条件式(1),(2)を満足することにより、全光学系中最大となる第1レンズ群の最物体側のレンズ有効径を小さくして光学系全体の外径の小型化と、光学系の高い光学性能の維持とを両立させることができる。
【0097】
実施例4のズームレンズは、光学系中に光路を曲げるプリズムが配置されていないが、条件式(1)を満足することで、少ないレンズ枚数で良好な収差補正が可能になることから、結果的に光学系全長を短縮することができる。また、条件式(2)を満足することで、高変倍(9.4倍程度)を実現することもできる。さらに、適宜接合レンズや非球面レンズを用いることにより、より良好な収差補正を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0098】
以上のように、この発明にかかるズームレンズは、デジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラ、情報携帯端末、携帯電話機等の撮像装置に有用であり、特に、小型、高変倍比、高い光学性能が要求される撮像装置に最適である。
【符号の説明】
【0099】
11,G21,G31,G41 第1レンズ群
12,G22,G32,G42 第2レンズ群
13,G23,G33,G43 第3レンズ群
14,G24,G34,G44 第4レンズ群
15,G25,G35,G45 第5レンズ群
STOP 開口絞り
P プリズム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8