【文献】
Research In motion,Handling of ongoing IMS calls in RA or TA change and Handover Restriction List management,3GPP TSG CT WG1 Meeting #68, C1-104520,2010年11月,pp. 1-9,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_68_Jacksonville/docs/C1-104520.zip
【文献】
Ericsson, ST-Ericsson,SRVCC and Network Sharing from E-UTRAN,3GPP TSG-SA WG2 Meeting #87, S2-114272,2011年10月,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/wg2_arch/TSGS2_87_Jeju_Island/Docs/S2-114272.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
通信ネットワーク(100、200)のパケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から当該通信ネットワーク(100、200)のターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ端末(118、218)の音声セッションをハンドオーバするために、前記通信ネットワーク(100、200)のターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択する方法であって、
前記音声セッションは前記通信ネットワーク(100、200)のインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムにアンカーされ、
選択された前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)は、前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連付けられる回線交換ドメインを含むと共に、前記パケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ前記音声セッションをハンドオーバすることを可能とする音声セッションの継続をサポートし、
前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)は、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子に関連付けられ、
前記ソース無線アクセスネットワーク(104、204)の一部であるノード(112、212、612)により実行される前記方法は、
少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連付けられた少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)の、音声セッションの継続に対するサポートを示すネットワーク識別子を受信するステップ(126、226)と、
受信した前記ネットワーク識別子により示される、音声セッションの継続の示されたサポートに基づいて、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択するステップ(138、238)と、
を有することを特徴とする方法。
前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)は、前記通信ネットワーク(100、200)の複数のターゲットのコアネットワーク(110、210、584)と関連付けられ、
前記選択するステップ(138、238)は、前記複数のターゲットのコアネットワーク(110、210、584)から、ターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択すること(138、238)を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)の前記ネットワーク識別子は、音声セッションの継続に対するサポートを示すターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子を専ら含むリストにおいて受信される、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
前記音声セッションの、ターゲットのコアネットワーク(210)のパケット交換ドメインへのハンドオーバに対するサポートを示すターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子を含む他のリストを受信するステップをさらに有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
前記少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)の前記ネットワーク識別子が、ターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子を含むリストにおいて受信され、
音声セッションの継続の前記サポートに対する個別の表示は、当該少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)の当該ネットワーク識別子に関連付けられる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
前記少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)に関連付けられた前記少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に対する接続品質情報を、前記端末(118、218)から受信するステップ(132、232)をさらに有し、
前記選択するステップ(138、238)は、受信した前記接続品質情報に基づいて、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択すること(138、238)を含む、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
前記選択するステップ(138、238)は、前記少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)に関連付けられたポリシに基づいて、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択すること(138、238)を含む、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
前記端末(118、218)の前記セッションを前記パケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へハンドオーバする際に、音声セッションの継続をリクエストするステップ(140、240)と、
選択された前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子を、前記パケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)に関連付けられた前記通信ネットワーク(100、200)の制御ノード(112、212、612)へ送信するステップ(140、240)と、
をさらに有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
通信ネットワーク(100、200)のパケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から当該通信ネットワーク(100、200)のターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ端末(118、218)の音声セッションをハンドオーバするために、前記通信ネットワーク(100、200)のターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択する方法であって、
前記音声セッションは、前記通信ネットワーク(100、200)のインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムにアンカーされ、
選択された前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)は、前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連付けられる回線交換ドメインを含むと共に前記パケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ前記音声セッションをハンドオーバすることを可能とする音声セッションの継続をサポートし、
前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)は、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子に関連付けられ、
前記ソース無線アクセスネットワーク(104、204)に関連付けられた前記通信ネットワーク(100、200)の制御ノード(114、214、714)によって実行される前記方法は、
少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連づけられた少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子を送信するステップ(126、226)を有し、
前記ネットワーク識別子は、送信される前記ネットワーク識別子により示される音声セッションの継続の表示されたサポートに基づいて前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択するために、音声セッションの継続に対するサポートを示す、
ことを特徴とする方法。
選択された前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)の受信した前記ネットワーク識別子を、選択された前記制御ノード(116、216、612)へ送信するステップ(146、246)をさらに有する、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
通信ネットワーク(100、200)のパケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から前記通信ネットワーク(100、200)のターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ端末(118、218)の音声セッションをハンドオーバするために、前記通信ネットワーク(100、200)のターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択するためのノード(112、212、612)であって、
前記音声セッションは、前記通信ネットワーク(100、200)のインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムにアンカーされ、
選択された前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)は、前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連付けられる回線交換ドメインを含むと共に、前記パケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ前記音声セッションをハンドオーバすることを可能とする音声セッションの継続をサポートし、
前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)は、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子に関連付けられ、
前記ソース無線アクセスネットワーク(104、204)の一部である前記ノード(112、212、612)は、
少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連付けられた少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)の、音声セッションの継続に対するサポートを示すネットワーク識別子を受信するように構成された受信手段(RU1)と、
受信した前記ネットワーク識別子により示される音声セッションの継続の表示されたサポートに基づいて、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択するように構成された選択手段(PU1)と、
を有することを特徴とするノード。
通信ネットワーク(100、200)のパケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から前記通信ネットワーク(100、200)のターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ端末(118、218)の音声セッションをハンドオーバするために、前記通信ネットワーク(100、200)のターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択するための制御ノード(114、214、714)であって、
前記音声セッションは、前記通信ネットワーク(100、200)のインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムにアンカーされ、
選択された前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)は前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連付けられる回線交換ドメインを含むと共に、前記パケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ前記音声セッションをハンドオーバすることを可能とする音声セッションの継続をサポートし、
前記ターゲットの無線アクセスネットワーク(262)は、前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子に関連付けられ、
前記通信ネットワーク(100、200)の一部であると共に前記ソース無線アクセスネットワーク(104、204)に関連付けられた前記制御ノード(114、214、714)は、
少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワーク(262)に関連付けられた少なくとも1つのターゲットのコアネットワーク(110、210)のネットワーク識別子を送信するように構成された送信手段(TU1)を有し、
前記ネットワーク識別子は、送信される前記ネットワーク識別子によって示される音声セッションの継続の表示されたサポートに基づいて前記ターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択するために、音声セッションの継続に対するサポートを示す、
ことを特徴とする制御ノード。
プロセッサにより実行されるときに、通信ネットワーク(100、200)のパケット交換ソース無線アクセスネットワーク(104、204)から当該通信ネットワーク(100、200)のターゲットの無線アクセスネットワーク(262)へ端末(118、218)の音声セッションをハンドオーバするために、前記通信ネットワーク(100、200)のターゲットのコアネットワーク(110、210)を選択する、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法を実行し又は制御するように構成されることを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図面における説明は概略的なものである。異なる図面において、同様のまたは同一の要素は、同一の参照符号を用いて、または最初の桁において互いに異なる参照符号を用いて、提供される。
【0014】
以下では、本発明の例示的な態様による、方法、ノード、制御ノード及びコンピュータプログラムについて、より詳細に説明する。
【0015】
本出願の文脈の中では、用語「音声セッションの継続(voice session continuity)」は、特に、パケット交換ソース無線アクセスネットワークにおいて生じた、ターゲットのコアネットワークの回線交換ドメインに関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバされる、IMSベースの音声セッションの、セッションの継続を可能とする機能を表す場合がある。具体的には、用語「音声セッションの継続」は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の技術仕様書(TS)23.216 v11.1.0に従って具体的に定義されうるSRVCCを参照するかもしれない。
【0016】
例示的な態様によれば、高速かつ確実な、パケット交換無線アクセスネットワークから、ターゲットのコアネットワークの回線交換ドメインに関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワークへの端末の音声セッションのハンドオーバは、ソース無線アクセスネットワークのノードに、音声セッションの継続をサポートする1つ以上の可能性のあるターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を通知することにより、可能となりうる。さらに、ソース無線アクセスネットワークのノードにより実行される選択に基づいて、ソース無線アクセスネットワークに関連付けられた通信システムの制御ノードは、選択されたターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を通知されうる。ここで、選択するステップは、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークに関連付けられたネットワーク識別子を選択することを含んでもよい。
【0017】
このように、通信ネットワークは、パケット交換ソース無線アクセスネットワークからターゲットの無線アクセスネットワークへの端末の音声セッションのハンドオーバの間に、音声セッションの継続を可能とすることにより、改良され、またはアップグレードされうる。ここで、通信ネットワークは、パケット交換ソース無線アクセスネットワークから、端末の確立された音声セッションを伴わないターゲットのコアネットワークの回線交換ドメインに関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワークへの、端末の回線交換フォールバックをもサポートしてもよい。さらに、ターゲットのコアネットワークの選択は、具体的には音声セッションの継続をサポートし、可能性のあるターゲットのコアアクセスネットワークについての別個の情報を用いるソース無線アクセスネットワークのノードの事前設定と比べて、端末の音声セッションをハンドオーバするために、各端末のために、動的に実行され、また、各端末に固有でありうる。したがって、通信ネットワークのネットワーク構成の変化が考慮されるかもしれない。
【0018】
次に、ソース無線アクセスネットワークのノードにより実行される方法のさらなる例示の実施形態について説明する。しかしながら、これらの実施形態もまた、制御ノードにより実行される方法、ノード、制御ノード及びコンピュータプログラムに適用される。
【0019】
ターゲットの無線アクセスネットワークは、通信ネットワークの複数のターゲットのコアネットワークに関連付けられる場合があり、選択するステップは、その複数のターゲットのコアネットワークからターゲットのコアネットワークを選択することを含みうる。複数のターゲットのコアネットワークのそれぞれは、別個のネットワーク識別子に関連付けられてもよく、ノードは、1つのメッセージにおいて、複数のターゲットのコアネットワークの複数のネットワーク識別子と、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子とを共に受信しうる。このように、音声セッションの継続は、3GPP TS 23.251 v10.2.0に従って具体的に定義されうる共有ネットワーク構成を有する通信ネットワークによってサポートされうる。具体的には、共有ネットワーク構成において、1つのターゲットの無線アクセスネットワークは、2つの異なるターゲットのコアネットワークに関連付けられうる。
【0020】
例えば、このような共有ネットワーク構成は、2つの異なるネットワークオペレータが2つの異なるターゲットのコアネットワークに関連付けられうるが共有のターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられる、マルチ・オペレータ・コアネットワーク(MOCN)構成を含みうる。共有のターゲットの無線アクセスネットワークのセルは、両方のターゲットのコアネットワーク、したがって、両方のオペレータに関連付けられる場合があり、または、2つの異なるターゲットのコアネットワークの1つ、したがって2つの異なるオペレータのうちの1つのオペレータに関連付けられる場合がある。2つの異なるターゲットのコアネットワークの各ターゲットのコアネットワークは、2つの異なるネットワークオペレータにより共有されても共有されなくてもよい、別のターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられてもよい。別の共有ネットワーク構成は、2つの異なるターゲットのコアネットワークとターゲットの無線アクセスネットワークとの一部が異なるネットワークオペレータの間で共有されうるゲートウェイ・コアネットワーク(GWCN)構成を含んでもよい。MOCN構成では、各ターゲットのコアネットワークは、異なるネットワーク識別子に関連付けられてもよく、一方で、GWCN構成の場合では、ターゲットのコアネットワークは、それぞれが異なるネットワークオペレータに関連付けられうる、複数の異なるネットワーク識別子に関連付けられてもよい。
【0021】
具体的には、方法は、さらに、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子望ましいネットワーク識別子でありうるかを判定することを含んでもよく、選択するステップは、後述する判定の結果に基づいて、具体的には、後述する判定が肯定であるかに基づいて、ターゲットのコアネットワークを選択することを含んでもよい。望ましいネットワーク識別子は、ソース無線アクセスネットワークのネットワークオペレータに関連付けられてもよく、したがって、望ましいネットワーク識別子のターゲットのコアネットワークへのハンドオーバは有益となりうる。この目的を達成するために、ノードは、例えば、1つ以上の望ましいネットワーク識別子のリストを有することにより、いずれのネットワーク識別子が好ましいかを知るように事前設定されてもよい。したがって、ソース無線アクセスネットワークとターゲットのコアネットワークのネットワークオペレータが一致しうる場合に、ハンドオーバの間のシグナリングが、そしてハンドオーバされる音声セッションの課金も、容易にされうる。後述の判定が、音声セッションの継続へのサポートを示す受信したネットワーク識別子のいずれに対しても、すなわち、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子とオプションとして、さらに、音声セッションの継続を示すネットワーク識別子とに対しても、肯定的でない場合、選択するステップは、音声セッションの継続をサポートし、そして、音声セッションの継続へのサポートを示す受信したネットワーク識別子のいずれかと関連付けられている、コアネットワークを選択することにより、なおも、実行されうる。
【0022】
少なくとも1つのコアネットワークのネットワーク識別子を受信する第1のオプションでは、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子が、音声セッションの継続へのサポート、そして、オプションとして音声セッションのターゲットのコアネットワークのパケット交換ドメインへのハンドオーバへのサポートを示す、ターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子のみを含むリストにおいて受信されうる。以下では、後述する端末のハンドオーバを「パケット交換ハンドオーバ」と呼ぶ場合がある。具体的には、そのリストのネットワーク識別子のすべてまたは一部は、音声セッションの継続へのサポートのみを示しうる。したがって、すべてのネットワーク識別子が音声セッションの継続へのサポートを示しうるため、選択するステップは、そのリストから任意のネットワーク識別子を選択することを含んでもよい。この目的のため、ソース無線アクセスネットワークに関連付けられた制御ノードは、音声セッションの継続をサポートし、可能性のあるターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を選択してもよく、その選択に基づいてリストを生成してもよい。さらに、ソース無線アクセスネットワークのノードは、受信されるリストが、音声セッションの継続をサポートし、可能性のあるターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子のみを含みうることを知るように事前に構成されてもよい。したがって、少数のネットワーク識別子のみが、制御ノードからソース無線アクセスネットワークのノードへ送信されうるため、ネットワーク識別子の送信のためのシグナリングの負荷が低減されるかもしれない。
【0023】
少なくとも1つのコアネットワークのネットワーク識別子を受信する第2のオプションでは、方法は、さらに、音声セッションのターゲットのコアネットワークのパケット交換ドメインへのハンドオーバへのサポートを示す、ターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を含む別のリストを受信することを含んでもよい。上述のリストと、この別のリストとは、1つのメッセージにおいて共に受信されてもよいし、2つのメッセージにおいて別個に受信されてもよい。この別のリストのすべてのネットワーク識別子は、音声セッションの継続へのサポートを示さないかもしれない。したがって、選択するステップは、音声セッションの継続へのサポートを示すターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子のみを含むリストからネットワーク識別子を選択することを含んでもよい。ここで、ノードは、2つの異なるリストの受信と、いずれのリストが少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を含みうるかに気づくように事前に構成されてもよい。
【0024】
少なくとも1つのコアネットワークのネットワーク識別子を受信する第3のオプションでは、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子は、ターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を含むリストにおいて受信されてもよく、音声セッションの継続のサポートについての個別の表示は、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子に関連付けられてもよい。例えば、表示は、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子、または音声セッションの継続へのサポートをも示すそれらのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子と関連付けられたタグとして構成されてもよい。具体的には、リスト内のネットワーク識別子により示されたターゲットのコアネットワークは、パケット交換のハンドオーバと音声セッションの継続との少なくともいずれかをサポートしてもよい。ここで、ノードは、受信されたネットワーク識別子に関連付けられた表示または受信されたネットワーク識別子を解釈することができるように事前に構成されてもよい。
【0025】
具体的には、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子は、「変形された」ハンドオーバ制限リスト(“modified” Handover Restriction List)において受信されてもよく、ハンドオーバ制限リストは、特に、3GPP TS 23.401 v10.4.0に従って定められうる。具体的には、変形されたハンドオーバ制限リストは、上述の第1のオプションで受信されたリストまたは上述の第3のオプションで受信されたリストを含み、またはそれらのリストと同一でありうる。上述の第2のオプションの場合、変形されたハンドオーバ制限リストは、第1の部分と第2の部分とを含んでもよく、第1の部分は、パケット交換ハンドオーバへのサポートを示すターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子のみを含むリストを含んでもよく、第2の部分は、音声セッションの継続へのサポートを示すターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子のみを含むリストを含んでもよい。
【0026】
方法は、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークに関連付けられた少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワークのための、端末からの接続品質情報を受信することを含んでもよく、選択するステップは、受信した接続品質情報に基づいてターゲットのコアネットワークを選択することを含んでもよい。この目的の達成のために、ノードは、受信したネットワーク識別子に関連付けられた少なくとも1つのターゲットのコアネットワークに関連付けられた少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワークへの端末の接続のために、端末からの接続品質情報をリクエストしてもよい。具体的には、接続品質情報は、端末により生成される1つ以上の測定報告を含んでもよいし、その1つ以上の測定報告として構成されてもよい。したがって、端末の可能性のあるターゲットの無線アクセスネットワークへの接続の信号強度が選択のために考慮されうるため、選択するステップは、さらに改良されうる。さらに、ソース無線アクセスネットワークのノードは、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークに関連付けられたこの特定のターゲットの無線アクセスネットワークへの端末の接続の高い信号強度を示すターゲットの無線アクセスネットワークを選択するようにしてもよい。
【0027】
具体的には、方法は、さらに、受信した少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子に基づいて、無線アクセスリスト、特に隣接セルリスト(NCL)を生成することを含んでもよい。具体的には、無線アクセスリストは、受信したネットワーク識別子により示される少なくとも1つのコアネットワークに関連付けられた少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワークの1つ以上のセルを、そしてオプションとして、さらに受信した、音声セッションの継続へのサポートを示すネットワーク識別子により示されるターゲットのコアネットワークとさらに関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワーク1つ以上のセルを、含んでもよい。無線アクセスリストは、端末が潜在的に位置しうるカバレッジエリアのセルを含む。具体的には、無線アクセスリストは、接続品質情報の受信とリクエストとの少なくともいずれかに先立ってまたはその後に、生成されうる。コアネットワークの選択は、セルを、したがって、少なくとも1つのコアネットワークのネットワーク識別子に関連付けられたターゲットのコアネットワークを、選択することにより実行されうる。この目的の達成のため、そのセルに関連付けられたネットワーク識別子が選択されうる。したがって、選択するステップは、適切なターゲットの無線アクセスネットワークのセルがその選択のために集められうるという点で、促進され、固定されうる。
【0028】
選択するステップは、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークと関連付けられたポリシに基づいて、ターゲットのコアネットワークを選択することを含んでもよい。この目的のために、方法は、さらに、実行されるハンドオーバがそのポリシに従っているかを判定することをさらに含んでもよく、選択するステップは、後述の判定の結果に基づいて、そして具体的には、後述の判定が肯定的でありうるかに基づいて、ターゲットのコアネットワークを選択することを含んでもよい。具体的には、このようなポリシは、端末を、例えば、その日の特定の時間の間、または、加入者及びターゲットの無線アクセスネットワークとターゲットのコアネットワークとの少なくともいずれかに関連付けられたネットワークオペレータの間の特定の契約に基づいて、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークに関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバさせることが許容されるかを含んでもよい。したがって、方法は、既存のポリシに従って実行されてもよく、それにより、既存の音声セッションの継続のサポートのための既存の通信ネットワークの改良が促進されうる。
【0029】
具体的には、上述のステップは、端末の終端側との音声セッションの確立が実行されうるか、端末の終端側への音声セッションが確立されているかもしれないかの少なくともいずれかの、端末の接続状態の間に、実行されうる。後者の場合の両方において、端末は、音声セッションを開始しているかもしれないし、着呼側となっているかもしれない。
【0030】
方法は、さらに、パケット交換ソース無線アクセスネットワークからターゲットの無線アクセスネットワークへ端末のセッションをハンドオーバする際に、音声セッションの継続をリクエストし、選択されたターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子をパケット交換ソース無線アクセスネットワークに関連付けられた通信ネットワークの制御ノードへ送信することを含んでもよい。具体的には、音声セッションの継続とネットワーク識別子との少なくともいずれかのリクエストが、1つのメッセージにおいて、例えば、ハンドオーバリクエストメッセージで送信されてもよいし、別個のメッセージにおいて送信されてもよい。したがって、ソース無線アクセスネットワークに関連付けられた制御ノードは、ハンドオーバを実行するためのターゲットのコアネットワークを選択することが可能となりうる。
【0031】
ネットワーク識別子は、3GPP TS 23.003 v9.0.0に従って特に定められうる、少なくとも1つの公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)の識別子を含んでもよい。具体的には、ネットワーク識別子は、ともにターゲットのコアネットワークに関連付けられている、いわゆる、選択されたPLMN識別子と等価PLMN識別子との少なくともいずれかを含んでもよい。用語「等価PLMN識別子」は、端末が選択されたPLMN識別子のターゲットのコアネットワークとの接点を失いうる場合に選択されたPLMN識別子のコアネットワークにより提供されるサービスと同様のサービスを受けるための、端末によりアクセス可能でありうる選択されたPLMN識別子のコアネットワークとは異なる、コアネットワークのネットワーク識別子を参照しうる。
【0032】
具体的には、ソース無線アクセスネットワークとターゲットの無線アクセスネットワークとの少なくともいずれかは、端末のホーム通信ネットワークと、またはホーム通信ネットワークとは異なる端末のサービング通信ネットワークと関連付けられうる。ホーム通信ネットワークとサービング通信ネットワークとのネットワーク識別子は互いに同一でありうる。
【0033】
次に、ソース無線アクセスネットワークと関連付けられた制御ノードによって実行される方法のさらなる例示の実施形態について説明する。しかしながら、これらの実施形態も、ソース無線アクセスネットワークのノードにより実行される方法、ノード、制御ノード及びコンピュータプログラムに適用される。
【0034】
具体的には、制御ノードは、ソースコアネットワークのパケット交換ネットワークドメインに配置され、または、ソースコアネットワークのパケット交換ネットワークドメインの一部でありえ、パケット交換ドメインは、ソース無線アクセスネットワークと関連付けられうる。具体的には、ソースコアネットワークは、専らパケット交換ドメインを有してもよく、または、パケット交換ドメインと回線交換ドメインとを有してもよい。具体的には、ソースコアネットワーク及びターゲットのコアネットワークは、互いに同一であってもよいし、互いに異なってもよい。
【0035】
方法は、さらに、端末の加入者に対して音声セッションの継続がサポートされうるかを判定することを含んでもよい。具体的には、通信ネットワークの共有ネットワーク設定の場合、判定は、その通信ネットワークの共有ネットワーク設定に対して、端末の加入者に対して音声セッションの継続がサポートされうるかを判定することを含んでもよい。さらに、方法は、後述の判定に基づいて、特に、後述の判定が肯定的でありうる場合に、端末の加入者に対する音声セッションの継続についてのサポートを示すサポート指標を、ソース無線アクセスネットワークのノードへ送信することを含んでもよい。サポート指標は、少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子とともに、1つのメッセージにおいて、または別個のメッセージにおいて、送信されてもよい。
【0036】
具体的には、端末と関連する加入者に対して音声セッションの継続がサポートされうるかを判定するステップは、加入者サーバ、特にホーム加入者サーバが、加入者と関連付けられている加入者サーバの加入者登録における、音声セッションの継続がサポートされている表示を含みうるかの判定を含んでもよい。この目的のため、制御ノードは、加入者の表示に関する情報をリクエストし、加入者サーバから、それを受信してもよい。
【0037】
具体的には、端末は、音声セッションの継続が加入者のために実行されうるように、音声セッションの継続をサポートしてもよい。
【0038】
方法は、さらに、選択されたターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を受信し、ハンドオーバを実行するために、受信したネットワーク識別子に基づいて、選択されたターゲットのコアネットワークの回線交換ドメイン制御ノードを選択することを含んでもよい。ネットワーク識別子は、ハンドオーバリクエストメッセージにおいて送信されてもよい。
【0039】
方法は、さらに、選択されたターゲットのコアネットワークの受信したネットワーク識別子を、選択された制御ノードへ送信することを含んでもよい。このために、制御ノードは、ターゲットのコアネットワークの制御ノードが少なくとも別のネットワーク識別子と関連付けられうるかを判定してもよい。例えば、通信ネットワークのGWCN共通ネットワーク構成では、ターゲットのコアネットワークの制御ノードは、別のコアネットワークの一部でありうる。受信したネットワーク識別子の送信は、後述の判定の結果に基づいて、具体的には、後述の判定が肯定的でありうる場合に、実行されてもよい。ネットワーク識別子は、ハンドオーバリクエストメッセージにおいて送信されてもよい。このように、ターゲットのコアネットワークの制御ノードは、選択されたターゲットのコアネットワークに関連付けられた的確なターゲットの無線アクセスネットワークを選択することが可能となりうる。
【0040】
次に、ノードのさらなる例示の実施形態について説明する。しかしながら、これらの実施形態は、方法、制御ノード及びコンピュータプログラムにも適用される。
【0041】
具体的には、ノードのユニットは、上述のように、端末の音声セッションを通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバするために、その通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択する方法の1つ以上のステップを実行するように構成されうる。
【0042】
ノードは、パケット交換LTEアクセスネットワークのeNodeBまたはUTRAN HSPA無線アクセスネットワークのNodeBとして構成されうる。
【0043】
次に、制御ノードのさらなる例示的な実施形態について説明する。しかしながら、これらの実施形態も、方法、ノード及びコンピュータプログラムに適用される。
【0044】
具体的には、制御ノードのユニットは、上述のように、端末の音声セッションを通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバするために、その通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択する方法の1つ以上のステップを実行するように構成されうる。
【0045】
制御ノードは、特に通信ネットワークのソースコアネットワークのパケット交換ドメインの移動管理エンティティとして構成されうる。
【0046】
具体的には、選択されたターゲットのコアネットワークの制御ノードの各ユニットは、上述のように、端末の音声セッションを通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバさせるために、その通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択する方法の1つ以上のステップを実行するように構成されうる。
【0047】
具体的には、選択されたターゲットのコアネットワークの制御ノードは、移動通信交換局サーバ(MSC−S)として構成されてもよい。
【0048】
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に従って、端末の音声セッションを通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバするために、その通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択する方法について説明する。本方法に関連する通信ネットワーク100は、通信ネットワーク100のIMSドメイン、パケット交換ソース無線アクセスネットワーク104、例えばLTE無線アクセスネットワーク、ソース無線アクセスネットワーク104に関連するソースコアネットワーク106のパケット交換ネットワークドメイン、ターゲットの無線アクセスネットワーク、例えばGERAN無線アクセスネットワーク、及び、ターゲットの無線アクセスネットワークに関連する回線交換ドメインを有するターゲットのコアネットワーク110を含みうる。ノード112、例えばeNodeBは、ソース無線アクセスネットワーク104の一部であり、ソースコアネットワーク106のパケット交換ドメインの制御ノード114、例えばMMEは、ソース無線アクセスネットワーク104に関連付けられる。制御ノード116、例えばMSC−Sは、ターゲットのコアネットワーク110の一部である。端末118は、ソース無線アクセスネットワーク104のカバレッジエリアに位置し、終端側との音声セッションを有する。音声セッションは、通信ネットワーク100のIMSドメインにアンカーされる。端末118、ソース無線アクセスネットワーク104、ソースコアネットワーク106、ターゲットの無線アクセスネットワーク、及びターゲットのコアネットワーク110は、端末118をソース無線アクセスネットワーク104からターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバさせるときの音声セッションのセッション転送の間の、音声セッションの継続をサポートする。
【0049】
さらに、通信ネットワーク100は、MOCNネットワーク構成を有してもよく、ターゲットの無線アクセスネットワークは、ターゲットのコアネットワーク110と少なくとも別の異なるコアネットワークと関連付けられてもよい。ターゲットのコアネットワーク110は、ネットワークオペレータAに関連付けられてもよく、その少なくとも別のコアネットワークは、別の異なるネットワークオペレータBに関連付けられてもよい。端末118がハンドオーバされるべき先のターゲットの無線アクセスネットワークのセルは、ターゲットのコアネットワーク110と別のコアネットワークとの両方に、したがって、ネットワークオペレータAと別のネットワークオペレータBに、関連付けられてもよい。代わりに、端末118がハンドオーバされるべき先のターゲットの無線アクセスネットワークのセルは、ターゲットのコアネットワーク110と別のターゲットのコアネットワークのいずれか、したがって、ネットワークオペレータAと別のネットワークオペレータBとのいずれかに関連付けられてもよい。ターゲットのコアネットワーク110と別のターゲットのコアネットワークは、異なるネットワーク識別子a及びbをそれぞれ有する。ネットワーク識別子aはオペレータAに属し、ネットワーク識別子bはオペレータBに属する。したがって、ターゲットの無線アクセスネットワークは、ターゲットのコアネットワーク110と別のターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子a及びbと関連付けられる。ターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aは、音声セッションの継続のサポートを表示する。別のコアネットワークのネットワーク識別子bは、端末118の音声セッションのターゲットのコアネットワーク110パケット交換ドメインへのパケット交換ハンドオーバのサポートを表示する。
【0050】
方法の第1のステップ120では、制御ノード114は、特定のMOCNネットワーク構成に対して、端末118の音声セッションをパケット交換ソース無線アクセスネットワーク104からターゲットの無線アクセスネットワークへハンドオーバすることを可能とする音声セッションの継続が端末118に関連付けられた加入者に対してサポートされているかを判定する。ここで、端末118に関連付けられた加入者に対して音声セッションの継続がサポートされ、したがって、ステップ120の判定は、肯定的である。次に、ステップ122において、制御ノード114は、MOCNネットワーク構成のためのソース無線アクセスネットワーク104に対して音声セッションの継続がサポートされているかを判定する。ソース無線アクセスネットワーク104は音声セッションの継続をサポートしているため、ステップ122の判定もまた肯定的である。次に、ステップ124において、制御ノード114は、ステップ120における判定の結果に基づいて、端末118に関連付けられた加入者のために音声セッションの継続がサポートされていることを示すサポート指標を、ソース無線アクセスネットワーク104のノード112へ送信する。次に、制御ノード114は、音声セッションの継続をサポートする、可能性のあるターゲットのコアネットワーク110のすべてのネットワーク識別子aを選択する。
【0051】
ステップ126では、制御ノード114は、ターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aを含む、可能性のあるターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aを、ノード112へ送信する。ネットワーク識別子aは、可能性のあるターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aを専ら含むリストに含められてもよく、すなわち、そのリストにおけるネットワーク識別子aのエントリは、音声セッションの継続のサポートを示す。次に、ステップ128において、ソース無線アクセスネットワーク104のノード112は、ステップ126で受信し、端末118のカバレッジエリアにいる、ネットワーク識別子のターゲットのコアネットワークに関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワークのセルを含む無線アクセスリストを生成する。無線アクセスリストの各セルは、そのセルが属するターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられたターゲットのコアネットワーク106のそれぞれのネットワーク識別子により参照される。ここで、ステップ126のリストで受信されたネットワーク識別子aのターゲットのコアネットワーク110に関連付けられた無線アクセスネットワークの隣接セルは、生成された無線アクセスリストに含められる。次に、ステップ130において、ノード112は、端末118からの、生成された無線アクセスリストにおいて示される可能性のあるターゲットのコアネットワークと関連付けられたそれぞれのターゲットの無線アクセスネットワーク110に対する、端末118の接続の接続品質情報をリクエストする。次に、ステップ132において、端末118は、それぞれの接続品質測定を実行した後に、リクエストされた接続品質情報をノード112へ送信する。ここで、ターゲットのコアネットワーク110と少なくとも別のターゲットのコアネットワークに関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワークは、高い信号強度を有するように特定される。ステップ134において、ソース無線アクセスネットワーク104のノード112は、端末118のハンドオーバが、無線アクセスリストに含まれ、その関連付けられた無線アクセスネットワーク端末118に対する接続の最も高い接続品質を示すセルに関連付けられた、それらのターゲットのコアネットワーク110に対するポリシに従っているかを判定する。このステップにおいて、ターゲットのコアネットワーク110が特定される。次に、ステップ136において、ノード112は、ステップ126で受信されたネットワーク識別子のいずれかが好ましいネットワーク識別子、すなわち、ソース無線アクセスネットワーク104のネットワークオペレータに関連付けられているかを判定する。ここで、ターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aが、再度特定される。次に、ステップ138において、受信した接続品質情報132、ステップ134における判定の結果、及びステップ136における判定の結果に基づいて、特定のセル、ひいてはターゲットのコアネットワーク110に関連付けられたネットワーク識別子aの選択に関して、ステップ138において生成される無線アクセスリストからターゲットの無線アクセスネットワークを選択することにより、ターゲットのコアネットワーク110が選択される。
【0052】
次に、ステップ140では、ノード112は、端末118の音声セッションのソース無線アクセスネットワーク104からターゲットのコアネットワーク110に関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワークへのハンドオーバをリクエストするハンドオーバリクエストを制御ノード114へ送信する。ハンドオーバリクエストは、音声セッションのセッション転送の間の音声セッションの継続の実行のリクエストと、選択されたターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aとを含む。ステップ142において、制御ノード114は、受信したネットワーク識別子aに基づいて、ターゲットのコアネットワーク110の制御ノード116を選択する。ステップ144において、制御ノード114は、選択されたターゲットのコアネットワーク110が少なくとも別のネットワーク識別子に関連付けられているかを判定する。通信ネットワーク110の共有ネットワーク構成がMOCNタイプであるため、ターゲットのコアネットワーク110は、別のネットワーク識別子と関連付けられておらず、ステップ144の判定は、肯定的ではない。したがって、ステップ146で制御ノード114から制御ノード116へ送信されるハンドオーバ被要求リクエストに、選択されたターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aは含められない。ステップ148では、制御ノード116は、受信したハンドオーバ被要求メッセージに基づいて、ターゲットのコアネットワーク110を選択する。
【0053】
代わりに、ステップ126において、ターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aが、音声セッションの継続のサポートを示すターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aを専ら含むリストにおいて、受信されてもよい。さらに、別のリストが、上述のリストと共に、1つのメッセージで転送されてもよく、端末118の音声セッションのパケット交換ハンドオーバのサポートを示すターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子bを専ら含んでもよい。ステップ130から136は、上述のリスト及び別のリストにおいて受信されたすべてのネットワーク識別子a、bに対して実行されてもよい。代わりに、ステップ128で生成された無線アクセスリストは、音声セッションの継続のサポートを示すターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aによって示される、それらのターゲットの無線アクセスネットワークのセルのみを含んでもよい。
【0054】
さらに、ターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aは、ステップ126において、パケット交換ハンドオーバと音声セッションの継続との少なくともいずれかをサポートするすべての可能性のあるターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子a、bを含むリストにおいて、受信されてもよい。音声セッションの継続のサポートの個別の指標は、ステップ126において、ネットワーク識別子と共に、1つのメッセージにおいて受信されてもよく、ターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aと音声セッションの継続のサポートを示すターゲットのコアネットワークのそれらのネットワーク識別子に関連付けられてもよい。ステップ128で生成される無線アクセスリストは、音声セッションの継続のサポートを示すターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aと関連付けられるターゲットの無線アクセスネットワークのセルを専ら含む。したがって、ステップ130〜136は、音声セッションの継続のサポートを示すターゲットのコアネットワーク110に対して実行されうる。
【0055】
さらに、ステップ144は省略されてもよい。
【0056】
さらに、通信ネットワーク100のGWCNネットワーク構成は以下のように想定される。このネットワーク構成では、制御ノード116は、ターゲットのコアネットワーク110と別のターゲットのコアネットワークとの間で共有されてもよい。ターゲットの無線アクセスネットワークは、ターゲットのコアネットワーク110と当該別のターゲットのコアネットワークとに関連付けられる。ターゲットのコアネットワーク100は、オペレータAに属すると共にネットワーク識別子aを有し、別のターゲットのコアネットワークはオペレータBに属すると共にネットワーク識別子bを有する。通信ネットワーク100のMOCN構成に関して説明された方法も、同様に実行される。しかしながら、ステップ144の判定は肯定的となり、ステップ146において、選択されたターゲットのコアネットワーク110のネットワーク識別子aが、ハンドオーバ被要求メッセージにおいて、制御ノード116へ送信される。ステップ148がステップ146に続いて実行され、制御ノード116によって、ハンドオーバを成功裏に実行するために、ステップ146で受信されたネットワーク識別子aに基づいて、ターゲットのコアネットワーク110が選択される。
【0057】
図2〜4を参照して、本発明の第2の例示的な実施形態により、通信ネットワークのパケット交換無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへ端末の音声セッションをハンドオーバするために、通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択する方法に関連する、通信ネットワーク200について説明する。通信ネットワーク200は、共に共通参照番号252により表されているサービス呼セッション制御機能(S−CSCF)と問合せ呼セッション制御機能(I−CSCF)、サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)254及びホーム加入者サーバ(HSS)256が配置される、ホーム公衆陸上移動体ネットワーク(HPLMN)として構成された、IMSに基づくホーム通信ネットワーク250を含む。端末258もまた、HPLMN250に位置する。
【0058】
通信ネットワーク200のサービング通信ネットワーク260は、訪問先公衆陸上移動体ネットワーク(VPLMN)として構成される。端末218は、VPLMN260に位置し、eNodeBとして構成されるLTE無線アクセスネットワーク204のノード212を介して、MMEとして構成される制御ノード214に接続される。MME214は、LTE無線アクセスネットワーク204に関連付けられたパケット交換ソースコアネットワーク206の一部を形成する。ターゲットのコアネットワーク210は、制御ノード216、ターゲットのコアネットワーク210の回線交換ドメインの一部であるMSC−S、及びターゲットのコアネットワーク210のパケット交換ドメインに関連付けられたサービングゲートウェイ汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)261を含む。ターゲットのコアネットワーク210の回線交換ドメインに関連付けられた、GSM(GERAN/UTRAN)に基づくターゲットの無線アクセスネットワーク262は、ノード264、すなわち、GERAN無線アクセスネットワークの場合の無線基地局装置(BTS)またはUTRAN無線アクセスネットワークの場合のNodeB、及びノード266、すなわち、GERAN無線アクセスネットワークの場合の基地局制御装置(BSC)またはUTRAN無線アクセスネットワークの場合の無線ネットワーク制御装置(RNC)を含む。サービング通信ネットワーク260の、共通の参照番号268により表されているサービングゲートウェイ(S−GW)及びPDNゲートウェイ、プロキシ呼セッション制御機能270、アクセス転送ゲートウェイ272、及びアクセス転送制御機能(ATCF)274はMME214とソース無線アクセスネットワーク204とホーム通信ネットワーク250との間の相互接続性を提供する。ポリシ及び課金ルール機能(PCRF)376も、ホーム通信ネットワーク250の一部である(
図3)。説明の目的のため、S−GW及びP−GWは、
図3において別々のノードとして図解されており、それぞれ参照番号268a、bによって表されている。
図4において、I−CSCF及びS−SCSCFは別個のノードとして図解され、それぞれ、参照番号252a、bにより表されている。
【0059】
通信ネットワーク200は、GWCNネットワーク構成内にあってもよく、ターゲットの無線アクセスネットワーク262は、オペレータAに関連するコアネットワーク210とオペレータBに関連する別のコアネットワークとによって共有される。コアネットワーク210のMSC−S216は、オペレータAと別のオペレータBとにより共有される。ターゲットのコアネットワーク210のネットワーク識別子は、選択されたPLMN識別子として構成され、aにより表されている。ターゲットのコアネットワーク210は、SRVCCとパケット交換ハンドオーバとをサポートし、選択されたPLMN識別子aのエンティティは、SRVCCとパケット交換ハンドオーバとのサポートを示す。当該別のコアネットワークは、選択されたPLMN識別子bにより関連付けられ、パケット交換ハンドオーバのみをサポートする。したがって、別のコアネットワークのPLMN識別子bのエンティティはパケット交換ハンドオーバのサポートを示す。
【0060】
端末218が終端側の端末258に対して音声セッションを確立した場合、MME214は、ステップ220において、アクセス手順の
図3における最初のステップ1、2の後で、GWCNネットワーク構成に対して、端末218に関連する加入者に対してSRVCCがサポートされているかを判定する。その後、ステップ3において、端末218に対する認証と承認手順が実行される。ステップ220の判定が肯定的であるため、ステップ224において、端末218に関連付けられた加入者に対する音声セッションの継続のサポートを示すサポート指標が、MME214からeNodeB212へ送信される。MME214は、ステップ226において、端末218のSRVCCとソース無線アクセスネットワーク204からターゲットのコアネットワーク210のパケット交換ドメインに関連付けられたターゲットのアクセスネットワーク262へのパケット交換ハンドオーバのサポートを示す、それらのターゲットのコアネットワーク210の選択されたPLMN識別子a及び等価PLMN識別子a2を含む変形されたハンドオーバ制限リストを、eNodeB212へ送信する。ステップ224及び226は、同様に実行され、サポート指標と変形されたハンドオーバ制限リストとが、初期コンテクスト設定リクエストに含められる点において、ステップ4の一部である。
【0061】
次に、ステップ228において、eNodeB212は、変形されたハンドオーバ制限リストにおける受信したPLMN識別子aに基づいて、隣接セルリスト(NCL)を生成する。NCLは、端末218が位置しうるカバレッジエリアにおけるセル、かつ、ステップ216で受信されたPLMN識別子aにより示されるターゲットの無線アクセスネットワーク204に属するセルを含む。したがって、NCLは、音声セッションの継続のサポートを示すPLMN識別子aを含む。ステップ230、232において、eNodeB212は、NCLに含まれるセルについての端末218からの測定報告をリクエストし、リクエストした測定報告を受信する。ステップ234において、eNodeB212は、NCLに含まれるセルに関連付けられたPLMN識別子aを有するターゲットのコアネットワーク210に対して、端末218のハンドオーバとSRVCCがステップ226で受信されたPLMN識別子aにより示されるターゲットのコアネットワーク210に対して定められているローカルポリシに従っているかを判定する。ステップ236において、eNodeB212は、ターゲットのコアネットワーク210の受信したPLMN識別子aのいずれかが好ましいネットワーク識別子であるか、すなわち、ソース無線アクセスネットワーク204のオペレータに属しているか、ひいては「好ましい」ハンドオーバが可能であるかを判定する。ステップ238では、eNodeB212は、ステップ232で受信された測定報告と、ステップ234、236における判定の結果とに基づいて、ターゲットのコアネットワーク210のPLMN識別子aを選択する。その後、ステップ5から12において、セッションの確立についての従来の手順が実行される。
【0062】
変形されたハンドオーバ制限リストにおいてSRVCCとパケット交換ハンドオーバのサポートを示す、選択されたPLMN識別子aとそれらの可能性のあるターゲットのコアネットワークの等価PLMN識別子を送信することに代えて、選択されたPLMN識別子a、b及びすべてのターゲットのコアネットワークの等価PLMN識別子が送信されてもよく、SRVCCをサポートするPLMN識別子aは、タグの形式での個別の表示により示されてもよい。さらに、変形されたハンドオーバ制限リストは、SRVCCのサポートがないが、パケット交換ハンドオーバをサポートすることを示す、選択されたPLMN識別子bとターゲットのコアネットワークの等価PLMN識別子を専ら有するリストと、SRVCCとパケット交換ハンドオーバのサポートを示す、選択されたPLMN識別子aと等価PLMN識別子a2を専ら有する別のリストとを含んでもよい。
【0063】
ステップ220から238は、端末218の確立された音声セッションの間に実行されうることに留意されたい。この音声セッションは、端末218により、または端末258により開始されうる。また、ステップ220、224及び226は、任意のデータセッションが設定された時に実行され、ステップ228から238は、IMSに基づく音声セッションが加えられ、SRVCCがトリガされた時の後に実行されることにも留意されたい。この方法において、UEがゲットデータサービスに接続し、その後、音声セッションが実際に設定される場合にのみ後にそれが使用される場合、情報は、事前にeNodeBに提供される。
【0064】
図4において図解されるステップ476において、端末218は、ホーム通信ネットワーク250に位置する遠隔の端末258との音声セッションを確立している。ステップ478で受信した測定報告に基づいて、ステップ480において、eNodeB212は、端末218が徐々にソース無線アクセスネットワーク204との接点から離れるため、端末218の音声セッションに対してSRVCCハンドオーバが実行されなければならないことを判定する。ステップ240において、eNodeB212は、MME214に、SRVCCが実行されなければならないことを通知するために、ハンドオーバリクエストをMME214へ送信する。さらに、ハンドオーバリクエストは、選択されたターゲットのコアネットワーク210のPLMN識別子aを含む。さらに、ステップ242において、MME214は、受信したPLMN識別子aに基づいて、ターゲットのコアネットワーク210の回線交換ドメインのMSC−S216を選択する。さらに、MME214は、ステップ244において、通信ネットワーク100のネットワーク構成が、GWCNタイプであるため、オペレータBに関連付けられた少なくとも別のPLMN識別子bに、MSC−S216が関連付けられていることを判定する。したがって、ステップ246において、MME214は、ターゲットのコアネットワーク210のPLMN識別子aを含むハンドオーバ被要求リクエストを、MSC−S216へ送信する。ステップ248において、MSC216は、受信したPLMN識別子aに基づいて、ターゲットのコアネットワーク210を選択する。その後、ターゲットのコアネットワーク210の回線交換ドメインのMSC−S216とターゲットのMSC−S482との間でのドメイン間ハンドオーバが、端末218の音声セッションのセッション転送のために実行される。ターゲットのMSC−S482は、ターゲットの無線アクセスネットワーク262を供する。
【0065】
なお、理解を容易にするために、
図3及び4において示されている数字1から5のいずれかを含む円が、
図2にも示されていることに留意されたい。
【0066】
図5を参照して、通信ネットワーク200のGWCNネットワーク構成L1について説明する。通信ネットワーク200の別のコアネットワークは、参照番号584により表されている。代わりに、通信ネットワーク200は、MOCNネットワーク構成L2を含んでもよい。理解を容易にするために、RBSサイト共有ネットワーク構成L3、国内ローミング、ネットワーク構成L4及び共有UTRAN/BSSネットワーク構成L5を図解している。ネットワーク構成をしやすいように、これらのネットワークレベルM1からM5に位置するノードを表す、ネットワークレベルM1からM5が図解されている。レベルM1からM3は、ターゲットの無線アクセスネットワーク262に関連付けられると共に、セル、無線基地局(RBS)、RNCまたはBSCのそれぞれに関連付けられる。ターゲットのコアネットワーク210のネットワークレベルM4からM5は、MSC−S、SGSN、またはMMEのようなノード、及びゲートウェイMSC(GMSC)、GPRSサポートノード(GGSN)、ホームロケーションレジスタ(HLR)またはアプリケーションのそれぞれに関連付けられる。
【0067】
GWCNネットワーク構成L1において、ターゲットのコアネットワーク210及び別のターゲットのコアネットワーク584のネットワークレベルM4とターゲットの無線アクセスネットワーク262とは、2つの異なるオペレータA及びBによって共有される。コアネットワーク280及びターゲットの無線アクセスネットワーク262はPLMN識別子aに関連付けられ、別のコアネットワーク584及びターゲットの無線アクセスネットワーク262はPLMN識別子bに関連付けられる。したがって、ターゲットのコアネットワーク210及び別のターゲットのコアネットワーク584のネットワークレベルM4とターゲットの無線アクセスネットワーク262とは、異なるオペレータA及びBに対する異なるPLMN識別子a、bに関連付けられる。MOCNネットワーク構成L2において、各ターゲットのコアネットワーク210、584は、1つのネットワークオペレータAまたはBに関連付けられ、ターゲットのコアネットワーク210、584に関連付けられたターゲットの無線アクセスネットワーク262は、ネットワークオペレータA及びBの間で共有される。さらに、セルレベルM1において、無線アクセスネットワーク262のセルは、専ら、1つのターゲットのコアネットワーク210、584に、したがって、1つのオペレータAまたはBに関連付けられることができ、または、ターゲットのコアネットワーク210、584、ひいてはオペレータA及びBによって共有されうる。
【0068】
例えば、MSC−S及びMMEが各オペレータA及びBに対して存在するMOCNネットワーク構成L2の第1のオプションにおいて、各コアネットワーク210、584は、各オペレータA及びBに対して個別のLTEターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられうると共に、共有UTRANターゲットの無線アクセスネットワーク210に関連付けられうる。このMOCNネットワーク構成L2は、複数のPLMN識別子リストを用いることなく、しかし通信ネットワークにおける回線交換及びパケット交換の調整を用いて、リリース6より先のより古いTS23.251のバージョンにも従っている。MSC−S及びMMEがオペレータA及びBに対して存在する、MOCNネットワーク構成L2の第2の例において、各ターゲットのコアネットワーク210、584は、共有LTEターゲットの無線アクセスネットワーク210に、そして、オペレータA及びBに個別のUTRANターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられうる。MSC−S及びMMEが各オペレータA及びBに対して存在する、MOCNネットワーク構成L2の第3の例において、各ターゲットのコアネットワーク210、584は、共有LTE/UTRANターゲットの無線アクセスネットワーク210と関連付けられる。このMOCNネットワーク構成L2は、複数のPLMN識別子リストを用いないが、通信ネットワークの回線交換及びパケット交換の調整を用いて、TS23.251のリリース6より前のバージョンに従う。
【0069】
図6を参照して、通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへ、端末の音声セッションをハンドオーバするためのその通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択するためのノード612について説明する。音声セッションは、通信ネットワークのインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムにアンカーされ、選択されたターゲットのコアネットワークは、ターゲットの無線アクセスネットワークと関連付けられた回線交換ドメインを有し、パケット交換ソース無線アクセスネットワークからターゲットの無線アクセスネットワークへの音声セッションのハンドオーバを可能とする音声セッションの継続をサポートする。ターゲットの無線アクセスネットワークは、ターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子に関連付けられる。ノード612は、ソース無線アクセスネットワークの一部である。ノード612は、少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられた少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を受信するように構成された受信部RU1を有する。ネットワーク識別子は、音声セッションの継続のサポートを示す。ノード612は、受信したネットワーク識別子によって示される音声セッションの継続の表示されたサポートに基づいて、ターゲットのコアネットワークを選択するように構成された選択部を有する。選択部は、上述のように通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへ、端末の音声セッションをハンドオーバさせるために、通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択する方法に関する、データまたは情報を処理するように構成された処理部PU1の一部を形成する。ノード612は、さらに、上述の方法に関するデータまたは情報を送信するように構成された送信部TU1と、上述の方法に関するデータまたは情報を記憶するように構成された記憶部SU1とを有する。ノード612は、LTEソース無線アクセスネットワークのeNodeBとして構成される。
【0070】
図7を参照して、通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへ端末の音声セッションをハンドオーバさせるために、その通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択するための制御ノード714について説明する。音声セッションは、その通信ネットワークのインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムにアンカーされ、選択されたターゲットのコアネットワークは、ターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられた回線交換ドメインを有し、パケット交換ソース無線アクセスネットワークからターゲットの無線アクセスネットワークへ音声セッションをハンドオーバすることを可能とする音声セッションの継続をサポートする。ターゲットの無線アクセスネットワークは、ターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子に関連付けられる。制御ノード714は、通信ネットワークの一部であり、ソース無線アクセスネットワークに関連付けられる。制御ノード714は、少なくとも1つのターゲットの無線アクセスネットワークに関連付けられた少なくとも1つのターゲットのコアネットワークのネットワーク識別子を送信するように構成された送信部TU2を有し、ネットワーク識別子は、送信されたネットワーク識別子により示される、音声セッションの継続の表示されたサポートに基づいて、ターゲットのコアネットワークを選択するために、音声セッションの継続のサポートを表示する。制御ノード714は、さらに、上述のように、通信ネットワークのパケット交換ソース無線アクセスネットワークからその通信ネットワークのターゲットの無線アクセスネットワークへ端末の音声セッションをハンドオーバするために、その通信ネットワークのターゲットのコアネットワークを選択する方法に関するデータまたは情報を受信するように構成された受信部RU2、上述の方法に関するデータまたは情報を処理するように構成された処理部PU2、及び上述の方法に関するデータまたは情報を記憶するように構成された記憶部SU2を有する。制御ノード714は、通信ネットワークのソースコアネットワークのパケット交換ドメインのMMEとして構成される。
【0071】
図6及び7におけるノードの説明した機能性間の関連と、これらのノードの機能性に基づくユニットは、異なってもよいことに留意されたい。例えば、ノード612の選択部は、ノード612の送信部TU1の一部を形成してもよい。
【0072】
本発明について図面及び前述の説明において詳細に図解し説明したが、このような図解と説明は、説明又は例示であって限定とみなされるべきではなく、本発明は開示された実施形態に、具体的には、引用された3GPPのTSに従うそれらの実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変化が、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、特許請求の範囲に記載の発明を実施する当業者によって理解され、かつ実行されうる。特許請求の範囲において、「有する(comprising)」は、他の要素またはステップを排除せず、不定冠詞「a」または「an」は、複数を排除しない。特定の量が、互いに異なる従属請求項において挙げられているということだけでは、利益を得るために、これらの量の組み合わせを使用できないということを示すものではない。請求項におけるあらゆる参照番号は、範囲を限定するように解釈されるべきではない。