(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5756809
(24)【登録日】2015年6月5日
(45)【発行日】2015年7月29日
(54)【発明の名称】食品保存のためのプログラム可能な装置および方法
(51)【国際特許分類】
A47J 39/02 20060101AFI20150709BHJP
A47B 77/08 20060101ALI20150709BHJP
F24C 7/08 20060101ALI20150709BHJP
【FI】
A47J39/02
A47B77/08 Z
F24C7/08 340
【請求項の数】34
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2012-534159(P2012-534159)
(86)(22)【出願日】2010年10月13日
(65)【公表番号】特表2013-508014(P2013-508014A)
(43)【公表日】2013年3月7日
(86)【国際出願番号】US2010002735
(87)【国際公開番号】WO2011046600
(87)【国際公開日】20110421
【審査請求日】2013年8月9日
(31)【優先権主張番号】12/587,827
(32)【優先日】2009年10月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508281594
【氏名又は名称】レストラン テクノロジー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(72)【発明者】
【氏名】キルビー,デビッド,ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】トゥルチッヒ,ティモシー,エー.
(72)【発明者】
【氏名】ドレステン,ロナルド,ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ブリッジマン,エドワード,ピー.
(72)【発明者】
【氏名】リベラ−ピエロラ,ピーター
【審査官】
渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2004/0056761(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2003/0047553(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2001/0045096(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2005/0079895(US,A1)
【文献】
米国特許第05724886(US,A)
【文献】
米国特許第03982097(US,A)
【文献】
西独国実用新案公開第20203117(DE,U)
【文献】
独国特許出願公開第102008016850(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J39/00−39/02
A47J37/00−37/12
A47B77/08
F24C 7/00− 7/10
F24C15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御環境に食品品目を保持するための食品保存装置であって:
複数の別個の食品保存キャビティであって、各保存キャビティが食品保存体積部を画成し、かつ食品品目を保持できる前記食品保存体積部における前記環境を制御するための関連の制御要素を有しており、各保存キャビティが、プログラミングメニューの階層によって前記装置をプログラミングするための関連の異なる副人入力インターフェースと、プログラミングメニューオプションを表示しかつ前記保存キャビティのステータスを表示するための、人間が読み取れる異なる副ディスプレイとを有し、前記プログラミングメニューの階層が、第1レベルのプログラミングメニューと、対応する第1レベルのメニューオプションを選択することによってアクセス可能な複数の第2レベルのプログラミングメニューを含む、食品保存キャビティ;および
前記副人入力インターフェースとは別個の、前記副人入力インターフェースと協働してユーザが複数のキャビティをプログラムできるようにする、主人入力インターフェース
を含み、
前記装置は、望みのメニューオプションを表示する副ディスプレイに関連する前記副人入力インターフェースにて望みのプログラミングオプションを選択することによって、前記プログラミングメニューの階層によって異なる環境の条件にて異なる食品を異なる保持時間保持するようにプログラム可能である、食品保存装置。
【請求項2】
前記制御要素が、加熱要素、冷却要素、加湿器、除湿器、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される制御要素を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
キャビネットをさらに含み、前記キャビネットが、複数の食品保存キャビティおよび前記主人入力インターフェースを取り囲んでいる、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
複数の取り出し可能な食品保存用トレイをさらに含み、前記取り出し可能なトレイが、各々、前記複数の食品保存キャビティの1つに置いて収容することができる量の食品を収容するように構成されている、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
各キャビティが、複数の保存位置と、前記キャビティのモードを変更するためのキャビティ制御ボタンとを有する、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記主人入力インターフェースが、キーパッドを有する制御パネルを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
マスタクエリーボタンをさらに含み、前記マスタクエリーボタンを押すことによって、各副ディスプレイに、対応するキャビティに関連する保存位置のステータスを表示させる、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
表示される前記ステータスが、前記保存位置の食品の残り時間、前記保存位置の食品の経過時間、前記制御要素のための設定、および前記制御要素によって制御される前記環境の条件からなる群から選択される、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記装置が、異なる副ディスプレイによって表示される複数の同時表示メニューオプションの中から前記メニューオプションの1つを選択することを含むプログラミングによってプログラム可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記メニューオプションの1つを選択することが、前記選択されたメニューオプションを表示する前記副ディスプレイに対応して、前記副人入力インターフェースを介して入力を行うことを含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記副人入力インターフェースの各々が制御ボタンを含み、前記副人入力インターフェースを介して入力を行うことが、前記ボタンを押すことを含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記異なる保存キャビティが、前記制御ボタンに隣接して関連の灯を有し、かつ前記対応する副ディスプレイによる前記メニューオプションの表示に応答して前記灯を点灯させる、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記プログラミングメニューの階層が、第1の食事モードメニューオプションと第2の食事モードメニューオプションとを有する第1のプログラミングメニューを含み、前記第1および第2の食事モードが、朝食、昼食、夕食およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項9に記載の装置。
【請求項14】
秒読みタイマをさらに含み、前記プログラミングメニューの階層が第2のプログラミングメニューを含み、前記第2のプログラミングメニューが、品目名、前記品目の環境制御要素設定、および前記秒読みタイマの初期時間を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記主人入力インターフェースが第1のキーを含み、前記プログラミングメニューの階層が、保存位置数を上回るいくつものメニューオプションを有する第3のプログラミングメニューを含み、前記装置は、前記第3のプログラミングメニューを表示するときに、前記表示に応答して前記第1のキーが点灯され、前記第1のキーを押すと、前記第3のプログラミングメニューから、それまで非表示のオプションを表示させるように構成される、請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記主人入力インターフェースに隣接して主ディスプレイをさらに含み、前記主ディスプレイが前記装置のステータスを表示する、請求項9に記載の装置。
【請求項17】
複数の食品保存キャビティを有する食品保存装置のプログラミング方法であって、
各キャビティが、少なくとも1つの食品保存位置および前記キャビティにおける環境を制御するための関連の環境制御要素、第1のキーを有する主人入力インターフェース、関連する副ディスプレイ、および前記副ディスプレイと関連する副キーを有し、主人入力インターフェースは前記副キー及び前記副ディスプレイとは別個であり、
前記装置は、プログラミングメニューの階層によって、異なる環境の条件にて異なる食品を異なる保持期間保持するようプログラム可能であり、前記プログラミングメニューの階層は第1のレベルのプログラミングメニューと第2のレベルのプログラミングメニューを含み、
前記方法が
前記第1のキーを押すことによって異なる副ディスプレイに、前記プログラミングメニューの階層から異なるメニューオプションを同時に表示させるプログラミングモードを選択すること、および
前記メニューオプションの1つを表示する前記副ディスプレイに関連した前記副キーを押すことによって、同時に表示された異なるメニューオプションから1つのメニューオプションを選択すること
を含む方法。
【請求項18】
前記メニューオプションの表示に応答して、メニューオプションを表示する前記副ディスプレイに関連する前記副キーを照明することをさらに含む、請求項17に記載のプログラミング方法。
【請求項19】
副ディスプレイよりも多くのメニューオプションを有する第3のプログラミングメニューを有し、前記主インターフェースは副キーを有し、
異なる副ディスプレイにプログラミングメニューの階層から異なるメニューオプションを表示することが、前記第3のプログラミングメニューの異なるメニューオプションを表示し、さらに、
前記第3のプログラミングメニューの表示に応答して前記第2のキーを照明することを含むことと、
前記第2のキーを押すことと、
前記第2のキーを押すことに応答して、前記副ディスプレイの1つに、前記第3のプログラミングメニューから、以前は非表示のオプションを表示することと
をさらに含む、請求項17に記載のプログラミング方法。
【請求項20】
対応する第1のレベルのメニューオプションを選択することによって、前記第2のレベルのプログラミングメニューの1つにアクセスすることをさらに含む、請求項17に記載のプログラミング方法。
【請求項21】
値を割り当てるための英数変数を選択するために前記副人入力インターフェースを通じて前記プログラミングメニューの階層をナビゲートすることと、
選択された英数変数に前記主人入力インターフェースを通じて値を対応する割り当てることと
をさらに含む、請求項17に記載のプログラミング方法。
【請求項22】
加熱環境において食品品目を保持するための食品保存装置であって:
複数の別個の食品保存キャビティであって、各保存キャビティが食品保存体積部を画成し、かつ食品品目を保持できる前記食品保存体積部における前記環境を加熱するための加熱要素を有しており、各保存キャビティが、前記装置を前記プログラミングメニューの階層によってプログラミングするための関連の異なる副人入力インターフェースと、プログラミングメニューオプションを表示しかつ前記保存キャビティのステータスを表示するための、人間が読み取れる異なる副ディスプレイとを有する、食品保存キャビティ;および
前記副人入力インターフェースとは別個の、前記副人入力インターフェースと協働してユーザが前記複数のキャビティをプログラムできるようにする主人入力インターフェース
を含み、
前記装置が、複数の前記プログラミングメニューオプションを含む前記プログラミングメニューの階層によって、異なる環境の条件にて異なる食品を異なる保持時間保持するようにプログラム可能であり、
前記プログラミングメニューの階層は、第1のレベルのプログラミングメニューと、対応する第1のレベルのメニューオプションを選択することによってアクセス可能な複数の第2のレベルのプログラミングメニューを含む、装置。
【請求項23】
前記装置が、異なる副ディスプレイによって同時表示される複数のプログラミングメニューオプションの中から前記メニューオプションの1つを選択することを含むプログラミングによってプログラム可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記副人入力インターフェースの各々が制御ボタンを含み、前記メニューオプションの1つを選択することが、選択された前記メニューオプションを表示する前記副ディスプレイに対応する前記制御ボタンを押すことを含む、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記装置が、食品品目が前記食品品目の最大保持時間に達する時間、前記装置に保持されたときに、食品品目をさらに調理する必要があることを示すことができる、請求項22に記載の装置。
【請求項26】
各キャビティが少なくとも1つの保存位置をさらに含み、前記装置が、各保存位置の特定の持続時間、特定のタイプの食品品目を保持するようにプログラム可能であり、前記装置が、予め定められた時間の期限が切れると、前記タイプの食品品目をさらに調理する必要があることを示すことができる、請求項22に記載の装置。
【請求項27】
前記装置が、予め定められた時間の期限が切れると、さらに調理する必要がある前記タイプの食品品目を保持している前記保存位置に関連した前記人間が読み取れる副ディスプレイに、さらに調理する必要があるという追加調理メッセージを表示することによって、前記タイプの食品品目をさらに調理する必要があることを示すことができる、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記装置が、複数の前記人間が読み取れる副ディスプレイに前記さらに調理する必要があるという追加調理メッセージを表示することができ、および前記さらに調理するという追加調理メッセージが同期して点滅する、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
各キャビティが少なくとも1つの保存位置をさらに含み、前記装置が、各保存位置に特定の持続時間、特定のタイプの食品品目を保持するためにプログラム可能であり、および複数の食品保存位置が同じタイプの食品を保持する場合、前記装置は、どの保存位置からそのタイプの食品を取り出すべきか、先入れ先だしベースで示すことができる、請求項22に記載の装置。
【請求項30】
前記装置が、前記期限切れの食品品目を保持している前記保存キャビティに関連した前記人間が読み取れる副ディスプレイに期限切れメッセージを表示することによって、最大保持時間よりも長く前記装置に保持されていた期限切れ食品品目の期限切れステータスを示すことができる、請求項22に記載の装置。
【請求項31】
前記装置が、複数の期限切れ食品品目の前記期限切れステータスを示すことができ、および前記期限切れステータスメッセージが同期して点滅される、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記装置は、値を割り当てるための英数変数を選択するために前記副人入力インターフェースを通じて前記プログラミングメニューの階層をナビゲートすることによって、及び、選択された英数変数への前記主人入力インターフェースを通じて値を割り当てることによって、異なる食品を異なる昇温温度に異なる保持時間保持するようにプログラム可能である、請求項1−16、22−31のいずれかに記載の装置。
【請求項33】
前記装置は、値を割り当てるための分類変数を前記副人入力インターフェースを通じて選択することによって、および、選択された分類変数のため前記副人入力インターフェースを通じて分類変数を選択することによって、プログラミングモードにてプログラム可能である、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記主人入力インターフェースは、前記装置が前記プログラミングメニューの階層によって異なる食品を異なる昇温温度に異なる保持時間保持するようプログラム可能なプログラミングモードに入ることを許可する、請求項1−16、22−31のいずれかに記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
[0001]本発明は、調理済み食品品目を高温で保存する装置および方法に関し、より詳細には、前もって調理済みの食品品目を高温で保持するための、容易にプログラムおよび制御可能な供用台(staging)装置に関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
[0002]調理済み食品品目のトレイが高温で供用台に置かれ(staged)、供用台に置かれた調理済み食品を入れるサンドイッチのオーダーを待つ食品保存装置は、これまでに迅速なサービスを提供するレストランでの利用において成功している。そのような装置は、例えば米国特許第5,724,886号に記載されている。実際には、食品保存装置は携帯情報端末(PDA:Personal Data Assistants)によってプログラムされていた。しかしながら、PDAはなくしたり、壊れたり、または盗まれたりしやすいため、PDAによるプログラミングは実用的ではないことが多い。加えて、多くの他のコンシューマーエレクトロニクスのように、特定モデルのPDAは生産中止となる可能性があり、かつ、技術が変化してプログラミングソフトウェアを更新する必要が生じ、時にはPDAが変更されたために食品保存装置のユーザに混乱をもたらすこともある。それゆえ、PDAなしでプログラムできる食品保存装置が必要とされている。
【0003】
[0003]食品保存装置の操作は簡単であるが、プログラミングは比較的複雑で時間がかかる可能性がある。さらに、プログラミングが正しく行われないと、食品保存装置において待機中の食品品目は、乾いたり湿気たりして全体的に許容できない品質となるか、または早期に捨てられることになるかもしれない。それゆえ、食品保存装置をプログラミングするためのいずれの新しいシステムおよび方法も、簡単、迅速かつ直感的である必要がある。そのような、プログラミングシステムおよび方法が向上した新しい食品保存装置の必要性が、高まっている。これは、食品保存装置が一般に複数の(2個、3個、4個、5個以上の)区画室を有し、区画室の各々は、各区画室の温度を個別にプログラム可能および制御可能な状態で3つ以上のトレイを受け入れることができ、かつ各トレイの保存経過時間をユーザが容易に確かめ得るという、食品保存装置の能力および必要性ゆえにである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[0004]迅速なサービスを提供するレストランでは、何百および何千ものサンドイッチが一日に供され得る。これらのサンドイッチの一部はたった1ドルまたはそれよりも低価格で買われ得るが、それでもそのサンドイッチは迅速に供され、かつ一貫した品質である必要がある。莫大な量のサンドイッチおよび迅速なサービスを提供するレストラン産業の競争力を考えると、わずかにでも効率を上げることが、迅速なサービスを提供するレストランの収益性を著しく改善し得る。それゆえ、改良型の食品保存装置が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要
[0005]本発明の一態様によれば、制御環境において食品品目を保持するための食品保存装置が提供される。食品保存装置は複数の別個の食品保存キャビティを含み、各保存キャビティは、食品保存体積部を画成し、かつ食品を保持できる環境および食品保存体積部を制御するための関連の制御要素を有する。各保存キャビティは、装置をプログラミングするための関連の副入力インターフェースと、プログラミングメニューオプションを表示するためおよび保存キャビティのステータスを表示するための、人間が読み取れる副ディスプレイとを有する。副入力インターフェースとは別個の、第2の入力インターフェースと協働してユーザが複数のキャビティをプログラムできるようにするための主入力インターフェースが提供される。加えて、装置は、複数のプログラミングメニューオプションを含むメニューの階層によってプログラム可能である。
【0006】
[0006]本発明のより具体的な態様によれば、制御要素は、加熱要素、冷却要素、加湿器、除湿器、エアフロー、およびこれらの組み合わせから選択される。それゆえ、本発明は多くのタイプの食品保存装置に適用可能である。
【0007】
[0007]典型的な実施形態では、食品保存装置は、複数の食品保存キャビティと主入力インターフェースとを取り囲むキャビネットでさらに構成される。一実施形態では、装置は、複数の取り出し可能な食品保存用トレイをさらに含んでもよい。一般に、取り出し可能なトレイは、各々、複数の食品保存キャビティの1つに置いて収容できる量の食品を収容するように構成されている。
【0008】
[0008]典型的な実施形態では、各キャビティは、複数のトレイ保存位置と、キャビティのモードを変更するためのキャビティ制御ボタンとを有する。
【0009】
[0009]本発明の別の態様によれば、主入力インターフェースは、キーパッドを有する制御パネルを含む。キーパッドを使用して、副入力インターフェースと協働した食品保存装置のプログラミングにおけるユーザ入力ができる。この構造によって、各キャビティが複数の食品保存用トレイ位置を有する複数の別個の食品保存キャビティに関する情報をプログラムおよび表示する能力を有しながらも、経済的なコストで食品保存装置を設計および構成することが可能となる。主入力インターフェースはまた、人間が読み取れるディスプレイを有してもよい。キーパッドは、任意の好適なタイプとすることができ、例えば、タッチスクリーンキーパッドまたはタッチスクリーン入力としてもよく、加えて、所望であれば、人間が読み取れるディスプレイとして機能することもできる。
【0010】
[0010]食品保存装置の別の態様によれば、主入力インターフェースおよび関連の副入力インターフェースとリンクしているマスタクエリーボタンまたはコントロールが提供され、マスタクエリーボタンを押すかまたは起動させることによって、副ディスプレイにそれらの対応する保存位置のステータスを表示させるようにする。ステータスは、所望により、例えば、保存経過時間、温度、食品タイプ、または限定されるものではないが、特定の保存位置の食品保存残り時間、環境制御要素の設定、および環境制御要素によって制御される環境の条件(すなわち、温度、湿度、エアフロー、他のパラメータおよびこれらの組み合わせ)を含む所望の他の情報とすることができ、それらであってもよい。
【0011】
[0011]一般に、本発明の装置の機能の全て、入力インターフェース、ディスプレイおよび装置の制御要素は、1つ以上のマイクロプロセッサに関連し、それによって制御される。
【0012】
[0012]本発明の別の態様によれば、主入力インターフェースおよび副入力インターフェースを用いる食品保存装置は、人間のオペレータによって容易にプログラム可能である。本発明の一態様によれば、食品保存装置は、異なるメニューオプションを表示するようにプログラムされた副ディスプレイに表示された複数のメニューオプションのうちの1つを選択することによって、プログラムされる。メニューオプションのうちの1つを選択することは、選択されたメニューオプションを表示している副ディスプレイに対応する副入力インターフェースの1つによって、入力を行うことを含む。一般に、副入力インターフェースの各々は制御ボタンを含み、副入力インターフェースによって入力を行うことは、個別のボタンまたはキーパッドの一部とし得るボタンを人間のオペレータが押すことによって完了する。
【0013】
[0013]本発明の別の態様によれば、制御ボタン、またはユーザ入力を行うために押すことが可能なボタンのみが照明されるか、背面照明されるかまたは強調されて、論理的かつ目的にかなった装置のプログラミングを容易にする。
【0014】
[0014]本発明の別の態様によれば、保存キャビティの各々は、それに関連する、一般に制御ボタンに隣接して配置された別個の灯を有する。装置は、対応する副ディスプレイによるメニューオプションの表示に応答して灯が消されるように構成される。灯は、明るいレベル、薄暗いレベルおよび消灯レベルを有して、所望の機能を示すようにしてもよい。つまり、例えば、「明るい」ことは、関連の保存位置に関する食品をさらに調理するか(追加調理)、またはそこに収容されている食品を廃棄するなどの行動を求め、例えば「薄暗い」ことは、行動は求めていないが、食品を保存するためにプログラムされており、および「消灯」は、関連の保存位置が、例えば食品を保存するためにプログラムされていないことを意味するとし得る。
【0015】
[0015]本発明の別の態様によれば、メニューの階層は、第1の食事モードメニューオプションと第2の食事モードメニューオプションとを有する第1のメニューで構成され、第1および第2の食事モードメニューオプションは各々、朝食品目、昼食品目、夕食品目およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0016】
[0016]本発明の別の態様によれば、食品保存装置に組み込まれる適切なディスプレイが提供される。一般に、主ディスプレイは、主入力インターフェースに隣接して配置され、主入力インターフェースは、主ディスプレイに装置のステータスを表示する。加えて、一般に、別個の副ディスプレイが提供され、かつ食品保存装置の複数のトレイ位置の1つ1つに関連付けられる。典型的な構成では、主および副ディスプレイを使用して英数字文字を表示し、主ディスプレイの文字数は、副ディスプレイの各々で表示できる文字数よりも多く、一部の実施形態では、2倍や3倍など、明らかに多い。そのような配置によって、本発明に従って食品保存装置を経済的に構成することが容易になる。
【0017】
[0017]本発明の別の態様によれば、本発明による食品保存装置は、秒読みタイマ機能をさらに含む。秒読みタイマ機能は、人間のオペレータが、特定の食品保存体積部または位置に保持された食品品目の保存時間に関する、人間が読み取れる副ディスプレイの情報の1つ以上を見ることができるようにする。食品保存時間の情報は、保存経過時間、食料製品の使用可能時間の残り時間、またはいくつかの他の時間関連表示からなってもよい。
【0018】
[0018]本発明の別の態様によれば、メニューの階層は、第1のメニュー、第2のメニュー、各食品の名称および各食品品目の環境制御要素設定を含むメニューの1つ以上、ならびに秒読みタイマ用の許容可能な保存期間を含むことができる。
【0019】
[0019]本発明の別の態様によれば、食品保存装置のプログラミング方法が提供される。食品保存装置は、上述のものとしてもよく、各キャビティが、少なくとも1つの食品保存位置を有する複数の食品保存キャビティと、キャビティにおける環境を制御するための関連の環境制御要素と、第1のキー、副ディスプレイおよび副キーを有する主入力インターフェースとを有する。この方法は、プログラミングメニューの階層から異なるメニューオプションを異なる副ディスプレイに表示すること、およびメニューオプションを表示する副ディスプレイを有するキャビティに関連した副キーを押すことによってメニューオプションを選択することを含む。この方法は、メニューオプションの表示に応答してメニューオプションを表示する副ディスプレイを有する関連のキャビティの副キーを照明することをさらに含んでもよい。この方法は、特定の環境下で特定の期間、内部に食品品目を保持するようにキャビティをプログラミングするために第2のメニューを提供することをさらに含んでもよく、メニューの階層は第2のメニューを有し、第2のメニューは、以下のメニューオプション:保持される品目用の識別子、品目用の条件制御要素設定および食品保存位置のタイマのための時間を含み、および主キーを押すことによって第1または第2のメニューを選択する。
【0020】
[0020]本発明のプログラミング方法の別の態様によれば、副ディスプレイよりも多くのメニューオプションを有する第3のメニューが提供され、メニューの階層は、食品メニューを有し、かつプログラミングメニューの階層から異なるメニューオプションを異なる副ディスプレイに表示し、およびこの方法は、第3のメニューの異なるメニューオプションを表示し、第3のメニューの表示に応答して第1のキーを照明すること、第1のキーを押すこと、および第1のキーが押されることに応答して、第3のメニューから、以前は非表示のオプションを副ディスプレイの1つに表示することを含む。
【0021】
[0021]本発明のさらに別の態様によれば、食品品目を加熱環境に保持するための食品保存装置が提供される。食品保存装置は複数の別個の食品保存キャビティを含み、各保存キャビティは、食品保存体積部を画成し、かつ食品を保持できる食品保存体積部における環境を加熱するための加熱要素を有する。各保存キャビティは、装置をプログラミングするための関連の副入力インターフェースと、プログラミングメニューオプションを表示しかつ保存キャビティのステータスを表示するための、人間が読み取れる副ディスプレイとを有する。食品保存装置は、副入力インターフェースとは別個の、副入力インターフェースと協働してユーザが複数のキャビティをプログラムできるようにする主入力インターフェースをさらに含む。食品保存装置は、複数のプログラミングメニューオプションを含むメニューの階層によってプログラム可能である。
【0022】
[0022]本発明の別の態様によれば、装置は、異なる副ディスプレイに表示された異なるメニューオプションから、メニューオプションの1つを選択することによって、プログラム可能である。
【0023】
[0023]本発明の別の態様によれば、食品保存装置は、副入力インターフェースが制御ボタンを含み、制御ボタンを押すことによってメニューオプションの1つを選択できるようにするように、構成される。制御ボタンは、所望により、人間が読み取れるディスプレイとしても機能し得るタッチスクリーンの形態とし得る。
【0024】
[0024]本発明の別の態様によれば、食品保存装置は、食品品目の最大保持時間に達するかまたはそれを超える時間、装置に食品品目が保持された場合に、食品品目をさらに調理する必要があることを示すことができる。本発明による食品保存装置のさらに別の態様によれば、各キャビティは少なくとも1つの保存位置を含み、各保存位置は、予め定められた時間の期限が切れると特定のタイプの食品品目をさらに調理する必要があることを示すことができる装置によって、特定の持続時間だけ特定のタイプの食品品目を保持するようにプログラム可能である。
【0025】
[0025]本発明の別の態様によれば、装置は、予め定められた時間の期限が切れると、さらに調理(追加調理)する必要がある食品を保持する保存位置に関連する、人間が読み取れる副ディスプレイにCOOK MORE(追加調理)メッセージを表示することによって、特定の保存位置に保存された食品品目のタイプの食品をさらに調理する必要があることを示すことができる。加えて、装置は、COOK MOREメッセージを、その状態を有する(各保存位置に保持されているタイプの食品をさらに調理する必要がある)各保存位置の、人間が読み取れる複数の副ディスプレイに表示することができる。装置は、COOK MOREメッセージの各々を、その状態を有する各保存位置に同期して、すなわち同時に、表示することができる。あるいは、食品をさらに調理する必要がある個々の保存位置に関連した、人間が読み取れる副ディスプレイは、COOK MOREメッセージが同時にではなく順々に表示されるように、制御することができる。順番は、例えば、さらに調理する必要がある状態を有する様々な保存位置の相対位置に対して上から下へまたは水平方向、例えば左から右へもしくは右から左へとし得る。
【0026】
[0026]本発明のさらに別の態様によれば、食品保存装置は複数の食品保存キャビティを含み、各キャビティは少なくとも1つの食品保存位置を有し、装置は、特定の持続時間、各保存位置に特定のタイプの食品品目を保持するようにプログラム可能であり、および複数の食品保存位置が同じタイプの食品を保持する際には、装置は、そのタイプの食品をどの保存位置から取り出すべきかを、先入れ先だしベースで示すことができる。
【0027】
[0027]本発明の別の態様によれば、装置は、最大保持時間よりも長く食品保存位置に保持された食品品目の期限切れステータスを、期限が切れた食品品目を保持しているその保存位置に関連した、人間が読み取れる副ディスプレイに、EXPIRED(期限切れ)メッセージを表示することによって、示すことができる。装置は、その状態を有する各保存位置に対して同期して、すなわち同時に、それぞれEXPIREDメッセージを表示することができる。あるいは、期限が切れた食品品目を保持する個々の保存位置に関連する、人間が読み取れる副ディスプレイは、EXPIREDメッセージが同時ではなく順々に表示されるように、制御できる。順番は、例えば、期限切れの食品品目を保持している様々な保存位置の相対位置に対して上から下へまたは水平方向に、例えば左から右へもしくは右から左へとし得る。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】朝食モードの本発明の食品保存装置の正面斜視図である。
【
図2】切り替えモードの本発明の食品保存装置の正面図である。
【
図3】通常モードの本発明の食品保存装置の正面図である。
【
図4A】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図4B】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図4C】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図4D】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図4E】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図4F】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図4G】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図4H】副入力インターフェースおよび副ディスプレイを示す。
【
図5】本発明の装置をプログラミングするためのメニューの上位2レベルを示す。
【
図6】3レベルのメニューを含むプログラミングメニューの階層の一部分を示す。
【
図7】3レベルのメニューを含むプログラミングメニューの階層の一部分を示す。
【
図8】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図9】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図10】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図11】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図12】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図13】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図14】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図15】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図16】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図17】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図18】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図19】プログラミングモードのある段階の食品保存装置の正面図を示す。
【
図20】食品保存装置の主入力インターフェースを示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
発明の詳細な説明
[0034]図面を全体的に、特に
図1〜2を参照して、本発明の一実施形態を、制御環境で食品品目を保持するために設けられた食品保存装置または保持キャビネット100として示す。下記で詳細に示すように、装置100は食品保存キャビティ104a〜c、主入力インターフェース132、主ディスプレイ134、マスタクエリーキー168および170を有し、それら全てが、装置100を取り囲むキャビネット102に収容されている。
【0030】
[0035]
図1に示すように、装置100は食品保存キャビティ104a、104bおよび104cを有する。保存キャビティ104a〜cはそれぞれ食品保存体積部106a〜cを画成する。一般に、各保存体積部を使用して各保存用トレイまたは複数のトレイを保有できる。
図1に示すように、食品保存体積部106a〜cはそれぞれ3つの保存位置108a〜108iを有する。キャビティ104および保存位置108の数は、所望通り任意の数にすることができ、典型的には本発明の利益を最大にするためにそれぞれ複数とする。典型的な構成では6個のキャビティ104を含み、それぞれ、一列に整列された単一の保存位置108を有する;6個のキャビティ104を含み、それぞれ、三列に整列された3つの保存位置108を有する;または
図1に示すように3個のキャビティ104a〜cを含み、それぞれ、三列に整列された3つの保存位置108を有する。所望通り、本発明に従う任意の数のキャビティを用いて構成することができることを理解されたい。一般に、少なくとも2つの保存位置を有する少なくとも1個のキャビティが存在する。図示の通り、キャビティ104a〜cの各々は貫通式キャビティである、すなわち、両端部が開放している。あるいは、例えば、キャビティは一方の端部においてのみ開放していてもよい。
【0031】
[0036]保存キャビティ104a〜cは関連の副入力インターフェース110a〜110iおよび人間が読み取れる関連の副ディスプレイ112a〜112iを有する。一般に各保存位置108a〜iは、関連の副入力インターフェース110a〜iおよび人間が読み取れる関連の副ディスプレイ112a〜iを有するが、これは必須ではない。例えば、インターフェース110a〜iおよびディスプレイ112a〜iは、
図1に示すように、保存位置108a〜iと同じ行列パターンに配置してもよい。
【0032】
[0037]副入力インターフェース110a〜iは、装置をプログラミングし、かつ各保存位置108a〜iに関連したタイマ機能を開始するためのものである。タイマは、0から始まって時間と共に増えていくストップウォッチ式タイマ、または正の非ゼロの数で始まって数字を減らしていく秒読みタイマとし得る。タイマは、クロックに関連したマイクロプロセッサで動作するコンピュータコードによって実装し得る。各インターフェース110a〜iは、ボタン114a〜iと、各ボタン114a〜iに関連付けられた別個の灯(図示せず)とを有する。
図1に示すように、灯116は、好ましくは消灯レベル、ならびに琥珀色の薄暗い照明レベルおよび明るい照明レベルでボタン114を背後から照明するために、ボタン114の後ろ側にあり、消灯レベルは、プログラムされていない食品保存位置を示すことができる。ボタン114は半透明な表面を有して、灯116からの灯を、ボタン114を通して光らせるようにする。ボタン114は触覚式押しボタンとしてもよいし、あるいはタッチスクリーンの一部または任意の他の好適なボタンとしてもよい。
【0033】
[0038]各副ディスプレイ112a〜iは、それぞれ関連のキャビティ104a〜cおよび/または関連の保存位置108a〜iのステータスを表示し、かつプログラミングメニューオプションを表示するためのものである。本開示のために、関連とは、同じ保存位置または保存キャビティに関連付けられるまたは対応することを意味する。例えば、
図1では、ディスプレイ112aが保存位置108aのステータス「ソーセージ」を表示しているため、ディスプレイ112aは保存位置108aに関連付けられる。ディスプレイ112a〜iは各々、例えば、8文字、17セグメントの英数字、緑色の文字表示装置とし得る。別のディスプレイと対比して1つのディスプレイ112a〜iに提供された情報にユーザの注意を向けることができるようにするために、ディスプレイ112a〜iは各々、高コントラスト、高輝度ならびに明るいおよび薄暗い照明能力を有し得る。その代わりにまたはそれに加えて、いくつかのディスプレイ112a〜iを他のディスプレイに対してさらに強調するために、ディスプレイ112a〜iの各々は、緊急ステータスメッセージを赤色で表示することができてもよいし、または表示領域の周りにライトパイプを有してもよい。図示の通りキャビティ104a〜cの1つが複数の保存位置108a〜iを有するときに、保存位置108a〜i毎に1つの各ディスプレイ112a〜iを有する代わりとして、代替的な実施形態では、例えば、キャビティ104a〜cの1つ以上が、それに関連するディスプレイ112a〜iのうちの1つのみなどの単一のディスプレイと、保存位置108a〜cなどの保存位置の、選択した1つのステータスを個別に表示するための対応する各保存位置用のセレクタボタンとを有するようにすることである。あるいは、各保存位置108a〜iに隣接してステータスを表示できるように、ディスプレイを細長くすることができる。
【0034】
[0039]保存体積部106a〜cは、取り出し可能な保存用トレイ118のそれぞれ1つを位置108a〜iに保持し得る。一般に保存用トレイ118は同一のものであるが、所望により、異なるタイプのトレイを異なるタイプの食品に使用することができる。一般的に、食品品目のタイプによって時間および保持条件が著しく異なり得るため、装置100にある間、所与の保存用トレイ118は単一のタイプの食品品目のみを保持する。保存用トレイ118は、米国特許出願公開第2006/0045943号および同第2007/0254079号で説明されているタイプのものとし得る。保存用トレイはまた、食品品目のタイプに従って色分けされてもよい。保存用トレイ118は、実質的にキャビネット102にわたって延在するように十分な長さを有し得る。一般に、食品を保存するトレイの体積は、保存キャビティ104a〜cなどの保存キャビティを越えはしない。
【0035】
[0040]保存キャビティ104a〜cは、食品を保持できる食品保存体積部内の環境を制御するための関連の制御要素を有する。一般に、制御要素は、加熱要素、冷却要素、加湿器、除湿器、例えばキャビティへのおよびそこからのまたはキャビティを通るエアフロー、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される制御要素を含む。好ましくは、各保存位置108には上部および底部の電気抵抗性加熱要素(図示せず)があり、トレイ118の食品を保持する長さに沿って実質的に均一温度をもたらす。好ましくは、加熱要素は、食品品目を140〜200°Fに維持するように選択され、そのようなサイズにされている。品目を温かい状態に保つための典型的な保存温度は、ビスケットで約160°F;ハンバーガーのパティ、グリルしたチキン、卵、カナダ風ベーコン、ポークソーセージ、およびマフィンで約170°F;および衣を付けた品目(breaded item)およびホットケーキで約200°Fである。当業者に公知のもののような好適なセンサ(図示せず)を使用して、温度、湿度または任意の他の所望のパラメータを測定できる。
【0036】
[0041]
図20に示すように、装置100は主制御パネル130を有する。制御パネル130は、副入力インターフェース110と協働して複数のキャビティに対してユーザが装置100をプログラムできるようにする主入力インターフェース132と、主ディスプレイスクリーン134とを有する。主入力インターフェース132は、英数字情報を入力するためのキーパッド136と、装置100用の、プログラミングモードに入るためのキー138と、前に戻る表示が印されたキー140と、それぞれ左向き矢印および右向き矢印が印されたキー142および144と、OK表示を有するキー146とを有する。キーパッドは任意の所望の形式とでき、タッチスクリーンタイプのキーパッドおよびスクリーン上の仮想キーパッドとでき、あるいは複数のボタンまたは他の入力装置とでき、装置100への、人であるユーザの所望の入力を可能にする。主ディスプレイスクリーン134は人間が読み取ることができ、
図2および
図20に示すように上のライン148および下のライン150を有する。好ましくはライン148および150は12文字の長さであり、ディスプレイ134は17セグメントの英数字ディスプレイであるため、副ディスプレイ112a〜iの3倍の文字を表示できる。ディスプレイ134は好ましくは高コントラスト、高輝度、ならびに明るいおよび薄暗い照明レベルを有する。好ましくは、ディスプレイ134は緑色で表示することができる。制御パネル130は、好適な1つまたは複数のマイクロプロセッサ(またはマイクロコントローラまたはプログラム可能な他の電子装置)(図示せず)を含むか、または制御パネルと関連させて、典型的には食品保存装置100の内部に含ませてその一部を形成して好適な1つまたは複数のマイクロプロセッサ(またはマイクロコントローラまたはプログラム可能な他の電子装置)(図示せず)を有して、本書で説明する食品保存装置100の制御機能の全てを実施する。副入力インターフェース110a〜iおよび副ディスプレイ112a〜I、マスタクエリーキー168(マスタ時間ボタン)および170(マスタ温度ボタン)、ならびに、例えば、1つ以上の加熱要素、加湿器、冷却装置、エアフロー装置または他の環境制御装置、センサ、および例えば食品保存キャビティ104a〜cの1つ以上に対して使用され得る関連機器とし得る環境制御要素(図示せず)はまた、マイクロプロセッサに関連付けられて制御される。他の機器とインターフェースするそのようなマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ならびにそれらの構成、プログラミングおよび使用は当業界でよく知られている。それゆえ、マイクロプロセッサのプログラム方法および使用方法の説明は本書において提供しない。
【0037】
[0042]装置100は正面160と、対向する背面162とを有する。正面160は、トレイ118を保存位置108a〜iに挿入したりそこから取り出したりしてもよい開口部164a〜iを有する。好ましくは、背面も保存位置108a〜iの各々のための開口部を有するので、トレイ118を背面から保存位置108a〜iに挿入したりそこから取り出したりしてもよい。
【0038】
[0043]正面側160は、電源ボタン166、クロックインジケータを有する時間マスタクエリーボタン168、および温度計インジケータを有する温度マスタクエリーボタン170を有する。背面側162は正面側160と同一としてもよく、同じボタンおよびディスプレイの配置を有するが、背面側162は好ましくは制御パネル130および電源ボタン166は有しない。
【0039】
[0044]装置100は様々な動作モードを有する。装置100は、それぞれ
図1〜
図3に示すように、朝食モード、切り替えモード、および通常モードを有する。
図1〜
図3に示すように、主ディスプレイ134のライン148は、「BRKFST(朝食)」、「CHG OVER(切り替え)」および「REG MENU(通常メニュー)」識別子によって装置のモードまたはステータスを示す。加えて、
図5に示すように、装置100はまた「Custom(カスタム) 1」、「Custom 2」および「Clean(クリーン)」モードを有してもよい。Custom 1およびCustom 2モードは、所望通りに特定のタイプまたは一般的なタイプの食品を保持するのに望ましいようにプログラムできる。所望通りに任意の数のカスタムモードおよびカスタムメニューを用いることができる。朝食モードでは、装置100は、迅速なサービスを提供するレストランの朝食メニューでの品目またはそれに使用される食品品目の保持を目的としている。例えば、
図1に示すように、朝食モードでは、保存位置108bはベーグルを保持するようにプログラムされており、関連の副ディスプレイ112bは保存位置108bのステータスを「BAGEL(ベーグル)」と表示している。通常メニューモードでは、装置100は、迅速なサービスを提供するレストランの通常メニューでの品目またはそれに使用される食品品目を保持するものである。
図3に示すように、通常メニューモードでは、保存位置108cは、クリスピーチキンパティを保持するようにプログラムされており、関連の副ディスプレイ112cは保存位置108cのステータスを「CRISPY(クリスピー)」と表示している。
【0040】
[0045]一実施形態での装置100の動作を、
図4A〜
図4Hを参照して説明する。例えば、照度と背面照明との任意の所望の組み合わせを、ディスプレイ112および134、ボタン114などに所望通りに使用でき、時間の経過とともにおよび頻度を変更でき、例えば異なる食品保存位置108と同期させたり非同期にしたりできることを理解されたい。同様に、任意の所望の単語、記号、数字、または英数字の文字および/または記号の組み合わせを所望通りに使用して、ディスプレイ112および134に表示してもよい。メッセージをスクロールすることによって、ディスプレイのサイズよりも大きいものおよび短いものを含め、文字および/または記号のメッセージディスプレイを表示してもよい。加えて、単語、語句および記号は所望により省略および/または短縮してもよいことを理解されたい。
図4A〜
図4Hは、動作中のボタン114および関連の副ディスプレイ112を示す。
図4A〜
図4Hおよび
図5〜
図20は、より高い照度を示すためにボールドを用いている。例えば、「BISCUITS(ビスケット)」は、
図4Fではボールドにされているが
図4Eではボールドにされておらず、「BISCUITS」の照明が
図4Eよりも
図4Fにおいて強くされていることを示す。同様に、ボタン114hは
図4A〜
図4Bにおいてはボールド(目立つ表示)にされておらず、
図4C〜
図4Fにおいてはボールドにされ、および
図4Gでは「特別に」ボールドにされていて、それぞれ背面照明がないこと、薄暗い背面照明、および明るい背面照明を示す。便宜上、
図4A〜
図4Hの副ディスプレイは112hと呼ぶが、以下の議論は他の副ディスプレイおよびそれらの関連の構成部品、例えば、保存位置108、キャビティ104、および副入力インターフェース110などにも等しく適用可能である。
【0041】
[0046](装置100またはキャビティ104cの電源が切られたために)保存位置108hが使用されていないとき、
図4Aに示すように関連のボタン114hおよび関連の副ディスプレイ112hは照明されない。装置100およびキャビティ104cの電源が入れられていて、保存位置108hがプログラムされていない場合、
図4Bに示すように、関連のボタン114hは照明されず、関連の副ディスプレイ112hはダッシュ記号を表示し、薄暗く照明される。保存位置は、通常メニューモードにおいて特定の食品品目を保持するようにプログラムされてもよいが、朝食メニューモードにおいてそこに割り当てられた品目はない。保存位置108hが朝食モードにおいてビスケットを保持するようにプログラムされ、保存位置108hが朝食モードにある場合、副ディスプレイ112hはビスケット用の識別子を表示する(または保存位置108hが保持するようにプログラムされた何らかの品目)。加えて、保存位置108hが食品品目を保持するために使用されていない場合、関連のボタン114hは照明されず、かつ、
図4Cに示すように、副ディスプレイ112hは薄暗く照明される。
【0042】
[0047]ユーザがビスケットのトレイ118を、例えば、保存位置108hに置くと、ユーザは関連のボタン114hを押して、一般に秒読みタイマである関連のタイマを開始させる。秒読みタイマは、一般に保存される品目に特有の所与の値で始まる。関連のボタン114hを繰り返し押すことによって、5分の増分など所与の増分で秒読みタイマは減っていく。ボタン114hが押された後の所与の時間間隔(例えば5、8または10秒)に関して、
図4Dに示すように、副ディスプレイ112hは、保持されている食品の識別子を一般に短縮して(ビスケットは「BISCU(ビス)」)、およびタイマに残っている時間を分で表示する。保存位置108hが、使用に好適な食品を保持している間、一般的にボタン114hは薄暗く照明されている。
【0043】
[0048]関連の保存位置108hが特定の品目タイプを保持しているただ1つである場合、または関連の保存位置108hが、利用可能な時間が最小である、例えば、同じタイプの食品品目を保持している保存位置108の中で秒読みタイマの時間が最も小さい場合、
図4Fに示すようにディスプレイ112hは明るく照明されており、そうでなければ
図4Eに示すようにディスプレイ112hは薄暗く照明されている。
【0044】
[0049]秒読み時間を経過したら、
図4Hに示すようにボタン114hは照明されず、ディスプレイ112hは明るい照明で、期限切れステータス用の識別子(「XXXXXXXX」とし得る)の表示と、
図4Aに示すような空白表示とを交互に繰り返す。ディスプレイ112hは、「XXXXXXXX」を点滅させてもよい。例えば、ディスプレイ112hは、約1、2または3秒間「XXXXXXXX」を表示することと、約1、2または3秒間空白にすることとを交互に行ってもよい。あるいは、「XXXXXXXX」の照度(例えば、無し、薄暗い、明るいの間で)、またはディスプレイ112hの背面照明(例えば、無しとある程度との間で)を交互にすることによって「XXXXXXXX」を点滅させることができる。複数の保存位置108のためのタイマが同時に終了したら、好ましくは対応するディスプレイは同期して「XXXXXXXX」を表示する。代替的なメッセージの例としては、「XXXXXXXX」の代わりに「EXPIRED」を使用できる。
【0045】
[0050]次いで、作業者が、残っている食品品目を取り出して廃棄し、関連のボタン114hを押して、
図4Cに示すように保存位置108hを非アクティブであるがプログラムされた状態に戻す。作業者はまた、保存位置108hにある食品が全て使用されるとボタン114hを押して、
図4Cに示すように保存位置108hを非アクティブであるがプログラムされた状態に戻してもよい。
【0046】
[0051]秒読みタイマの終了前、副ディスプレイ112hは、食品品目をさらに調理(追加調理)する時間となったことを示してもよい。秒読みタイマが、一群の新しい食品品目を調理するのに必要な時間、「調理開始(cook now)」時間を表す所与の量を下回る場合、副ディスプレイ112hは、
図4Fに示すような品目識別子「BISCUITS」と、
図4Gに示すようなステータスメッセージ「COOK NOW」または「COOK MORE」とを交互に表示してもよい。「COOK NOW」または「COOK MORE」の交互表示に加えて、ディスプレイ112hは背面照明されてもよく、ボタン114hは、交互に非照明状態、薄暗く照明される状態および明るく照明される状態になってもよい。あるいは、ボタン114hは、所望とされ得る通り、一定の薄暗い、明るいまたは灯がない状態とし得る。ビスケットを有しかつ秒読みタイマの時間がより多い別の保存位置112がある場合、副ディスプレイ112hは、食品品目をさらに調理する時間であることを示しても示さなくてもよい。
【0047】
[0052]2つ以上の保存位置108のためのタイマがCOOK NOW時間に達したら、好ましくは対応するディスプレイ112は、「COOK NOW」または他の所望の関連メッセージと品目識別子とを同期して交互に表示してもよい。例えば、対応するディスプレイ112は同時に「COOK NOW」を表示してもよい。加えて、対応するボタン114は、同時に、照明されていなくても、薄暗く照明されていてもおよび明るく照明されていてもよい。対応するディスプレイは、例えば食品品目用の識別子を約1、2または3秒間表示してもよく、例えば「COOK NOW」を約1、2または3秒間表示し得る。対応するボタンはそのとき、約1、2または3秒間、照明されていなくても、薄暗く照明されていても、または明るく照明されていてもよい。好ましくは、ディスプレイ112は、「COOK NOW」と品目識別子の表示を、「XXXXXXXX」と空白スクリーンを繰り返す、ディスプレイ112とは異なるサイクルで、繰り返す。「COOK NOW」および異なるサイクルでの「XXXXXXXX」警告の表示を同期させることは、装置100のユーザがより迅速に警告を理解して、どの警告がどの保存位置108に適用されているかを判断できるようにすると考えられている。概して、非同期は、ユーザの注意を緩慢にさせて、情報の理解を遅らせると考えられている。
【0048】
[0053]装置100は混合モードを有することができる。混合モードは、保存位置108またはキャビティ104の少なくとも1つが他のものとは異なるモードにあると発生する。混合モードは、モードボタン174a〜cを使用してそれぞれ関連のキャビティ104a〜cのモードを変更する際に発生し得る。例えば、モードボタン174aを繰り返し押すことによって、関連の副ディスプレイ112aに、朝食メニュー、切り替え、通常メニュー、カスタム、電源オフおよびクリーンモードなどの異なるモードの識別子を表示させるようにする。それゆえ、列上のモードボタン174a〜cを使用して各キャビティの電源を切ることができる。OKボタン146を押すことによって、関連のキャビティ104aのモードを、表示されているモードに変更する。しかしながら、モード変更は、モード変更の影響を受ける全ての保存位置108が非アクティブとなるまで、十分な効力を生じないかもしれない。好ましくは、モード変更は、非アクティブタイマを備える保存位置108では直ぐに効力を生じるようになる。
【0049】
[0054]装置100のプログラミングを開始するために、マスタ制御パネル130上のマスタプログラムボタン138を押して、装置100がプログラミングモードに入るようにする。あるいは、装置100は、初めに秘密のアクセスコードを入力しない限りプログラミングモードへのアクセスを防げるセキュリティー機能を有してもよい。このように、システムのプログラミングは一般的にメニュー300の階層をナビゲートし、かつ選択した変数に値を割り当てることからなる。
図8に示すように、まずプログラミングモードに入ると、上のライン148に「PROGRAM(プログラム)」が明るく表示されて装置がプログラミングモードにあることを示し、ボタン140が明るく照明され、副ディスプレイ112a、112b、112d、112e、112gおよび112hがメニューオプションを明るく表示し、および関連のボタン114a、114b、114d、114e、114gおよび114hが明るく照明される。プログラミングモード中、副ディスプレイ112は、選択すべきメニューオプションを表示し、かつ関連のボタン114ならびにプログラミング装置100においてそのとき有効な制御パネル130のキーが明るく照明される。それゆえ、この実施形態によれば、ボタンは、プログラミング入力を行うことができるときに照明される。これは、ユーザに、プログラミング入力または選択をできるようにするボタンの視覚的な合図を提供するため、プログラミングを容易にする。しかしながら、一般的に、プログラミングキー138は照明されない。プログラミングモードにある間にプログラミングキー138を押すと、一般的に装置100はプログラミングモードから出る。
【0050】
[0055]
図5〜
図7にメニュー300の階層を示す。メインメニューまたは第1レベルメニュー302は、プログラミングモードでみられる第1のメニューである。本発明の一実施形態では、
図5〜
図7に示すリストおよび品目のいずれも、所望通りに追加、削除、または修正できることを理解されたい。それゆえ、装置100を使用して所望通りに食料製品を特定および保存することができる。メインメニュー302は以下のメニューオプションを有する:Modes(モード)304、Menus(メニュー)306、Items(品目)308、Locale(地域)310およびSound(音)312。メインメニュー302はまた、
図8のディスプレイ112eに示すように、較正メニューオプションを有してもよい。オプションを選択するためには、対応するボタン114を押す。一般的に、メニューオプションを表示していないディスプレイ112は空白であり、それらの対応するボタン114は照明されていない。Modesのメニュー304の目的は、例えば、装置100の動作モードを昼前に朝食モードから切り替えモードに、または一日の終わりに通常メニューモードからクリーンモードに変更することである。Menusのメニュー306の目的は、特定の食品品目を種々の動作モードの保存位置108に割り当てることである。Itemsのメニュー308の目的は、異なる食品品目のための総合的なプログラミングを提供することである。Localeのメニュー310の目的は、装置100によって使用される言語および温度単位を変更するためのものである。Soundのメニュー312の目的は、装置100の音量を変更するためのものである。メニューオプション304、306、308、310または312を選択すると第2レベルメニューが開く。
【0051】
[0056]例えば、メニューオプション304を選択すると、
図5および
図9から分かるようにBreakfast(朝食)314、Changeover(切り替え)316、Regular(通常)318、Custom 1 320、Custom 2 322およびClean324のメニューオプションを有するModesのメニュー304が開く。便宜上、メニューオプションを選択することにより別のメニューが開き、メニューオプションおよび他のメニューの双方とも、同じ品目番号で示される。メニュー304では、前に戻るボタン140が明るく照明され、第1のライン148はMODESのメニュー304用のステータス「MODES」を示し、第2のまたは下のライン150は指示「SELECT MODE(モードを選択)」を表示する。前に戻るボタン140を押す場合、一般的に装置100はプログラミングの1段階前に戻り、例えば、上位レベルメニューに行くかまたはメインメニュー302にいる場合にはプログラミングモードから出る。朝食モード(または他のモードのいずれか)を選択すると、すなわち、ボタン114aを押すと、
図10に示すように装置はユーザにOKを押すように促す。
図10から分かるように、ボタン114は照明されていないが、第2のライン150に指示メッセージ「PRESS OK TO CONFIRM MODE CHANGE(モード変更を確定するためにはOKを押してください)」がスクロールしている間、ボタン140および146は明るく照明されている。OKボタン146を押すと、動作モードは朝食モードになり、
図11に示すように主ディスプレイスクリーン134はライン150にメッセージ「CHG COMPLETE(変更完了)」を表示する。メッセージ「CHG COMPLETE」は点滅してもよい。
【0052】
[0057]メインメニュー302から
メニューオプションのメニュー306を選択すると、装置100は、副ディスプレイ112a、112b、112d、112eおよび112gにそれぞれメニューオプション:Breakfast326、Changeover328、Regular330、Custom 1 332およびCustom 2 334を表示する。それらのオプションの1つを選択すると、
図12に示すように、装置100は、ユーザに特定の食品品目を保存位置108の全てに割り当てるように促す。主ディスプレイ134は、上のライン148にステータス「REG[ULAR] MENU M[E]NU」を示し、下のライン150のスクローリングしているメッセージに指示「PRESS TIMER BUTTON TO SCROLL OR OK TO SAVE(スクロールするためにタイマボタンを押すか、内容を保存するためにOKを押してください)」を示す。ボタン114(別名、品目タイマボタン)を押すと、対応するディスプレイ112が異なる食品品目を示す。例えば、キャビティ104aが、キャビティ104a内の異なる保存位置108a、108bおよび108c用の制御要素に異なる環境または異なる設定を生成できない場合、ボタン114aは全てのプログラムされた食品をスクロールでき、かつボタン114bおよび114cは、ディスプレイ112aに示されているものと適合するまたはそれと同じ制御設定を有するプログラムされた食品品目のみをスクロールできることが好ましい。また、好ましくは、ボタン114aを押すと、ディスプレイ112bおよび112cは、ディスプレイ112aに示されているものと適合する食品品目を表示する。全てのディスプレイ112が、メニュー306において選択された動作モードの所望の食品品目を表示したら、ユーザはOKボタン146を押してプログラミングを完了する。ここで、装置100は、副ディスプレイ112が割り当てられた食品品目を表示していることを除いて、
図11に示したもののようになり得る。また、ディスプレイ134のライン150は、「SAVE COMPLETE(保存完了)」メッセージを表示してもよく、これは点滅してもよい。
【0053】
[0058]Itemsのメニューオプション308をメインメニュー302から選択する場合、副ディスプレイ112a、112d、および112gはメニューオプション:Add(追加)336、Change(変更)338、およびDelete(削除)340を表示し、ライン148はステータス「ITEMS」を表示し、かつライン150は指示「SELECT TASK(作業を選択)」を表示する。オプション336、338、および340のいずれか1つを選択すると、メニューの第3レベルが開く(
図6に示す)。Add item(品目追加)オプション336を選択すると、
図6および
図13に示すように、メニューオプション414、416、418、420および422を有するメニュー336が開く。ディスプレイ112a、112b、112c、112eおよび112fは、スクローリングメッセージに変更可能な変数名(それぞれITEM NAME(品目名)、TOP TEMP(最高温度)、HOLD TIME(保持時間)、BOT TEMP(最低温度)およびCOOK MORE)、およびそれらの現在の値を表示する。メッセージが、ディスプレイ112、第1のライン148または第2のライン150がスクローリングなしでメッセージを表示できる容量を超えると、スクローリングを使用する。変数は、関連のボタン114a、114b、114c、114eおよび114fを押してキーパッド136によって変数に数値または英数字の値を入力することによって、変更できる。ユーザが食品品目のプログラミングに満足すると、ユーザはOKボタン146を押す。
図14では、メニュー336によって変数ITEM NAMEが選択された。
図14では、副ディスプレイ112aは、デフォルト値とし得る変数の現在の値を明るく表示し、関連のキー114aおよびライン150は明るく点滅する。5つの変数のうちの1つに値を入力する最中、適切な場合、ボタン140、142および144は照明され、カーソルの位置が、カーソルが位置している特定の英数字または数字を点滅させることによって指摘される。ボタン140は、表示された値を「入力」し、装置100をメニュー336に戻す。
【0054】
[0059]メニューオプション338または340を選択することによって、装置100はメニュー334および338を開く。メニュー338および340は、プログラムされて削除されていない全ての食品品目(品目番号356〜412)をリストする。しばしば、メニューオプション数または食品数は、利用可能な副ディスプレイ112の数を超える。この場合、副ディスプレイ112の数と等しいメニューオプション数のみが表示される。矢印ボタン142および144を使用してユーザは他のメニューオプションを見ることができる。
図15〜
図17は、メニュー338および340をプログラミングした装置100を示す。メニュー338では、品目を選択することによって、ユーザは、上記で説明したメニューオプション414、416、418、420および422の選択した品目のプログラミングを編集できる。メニュー340では、食品品目を選択することによって、ユーザは、選択確定後の品目のプログラムを削除できる。
【0055】
[0060]メインメニュー302からメニューオプションLocale310を選択することによって、装置100は、
図7から分かるようにオプション:Language(言語)342およびDegrees(温度)344を有するメニューLocale310に進む。
図18では、装置100は、これらのオプションの現在の値をディスプレイ112bおよび112eにそれぞれ表示した状態で、ディスプレイ112aおよび112dにオプション:Language342およびDegrees344を表示する。言語オプション342を選択することによって、
図19に示すように、ディスプレイ112は利用可能な言語オプション424〜436を表示する。ディスプレイ112aは、スクローリングメッセージによって現在選択されている言語を表示する。考えられるところでは、副ディスプレイ112において利用できるよりも多くの言語があってもよい。この場合、矢印キー142および144を押すことによってユーザは他のオプションを見ることができる。所望の言語オプションを表示しているディスプレイ112に関連したボタン114を押すと、所望の言語を選択する。Fahrenheit(華氏)(メニューオプション440)またはCelsius(摂氏)(メニューオプション442)を表示する装置100のプログラミングは、English(英語)、French(フランス語)またはSpanish(スペイン語)を表示する装置のプログラミングと同様である。
【0056】
[0061]メニューオプション312を選択することによって、ユーザは可聴警報の音量レベル(メニューオプション346〜354)を選択することができる。可聴警報は、例えば、
図4Gに示すような「COOK NOW」メッセージとともに用いられてもよい。
【0057】
[0062]以下、いくつかの多岐にわたるプログラミングの問題点を取り上げる。非アクティブ期間後、装置100は、プログラミング変更が確定されない限り、プログラミング変更を全く行わずにプログラミングモードから出る。いくつかのプログラミングは、モードボタン174に関して上述したようにメニュー300を階層にしなくとも、達成できる。プログラミング中、正面側160のディスプレイ112を使用してオプションまたは値を表示する一方、背面側のディスプレイ112は正面側160のディスプレイ112を模倣し得るかまたは動作ステータス情報を継続的に表示し得る。
【0058】
[0063]マスタ時間キー168を押すことによって、ディスプレイ112a〜iは、タイマが動いていない、または関連の保存位置108a〜iのいずれか1つが特定の食品品目を保持するように構成されていない場合を除いて、関連の保存位置108a〜iの品目名および時間を表示する。マスタ温度キー170を1度押すと、キャビティ104a〜cの各々の最も左側の副ディスプレイ112a、112d、および112gが、関連のキャビティ104a〜cの上部および下部加熱要素の温度または設定を交互に表示する。プログラミング中にマスタクエリーキー168および170を一時的に押すと、キーが押されたのと同じ側のまたは正面側160および背面側162双方のディスプレイ112が、上述の通りステータス情報を表示する。
【0059】
[0064]本書で使用される場合、用語「ボタン」または「複数のボタン」および「キー」または「複数のキー」は同じ意味で使用される。装置100のキーは任意のタイプまたは構成としてもよく、典型的にはレストランでの使用に好適であり、例えば、機械的なものまたはタッチスクリーンまたはディスプレイスクリーンの一部とし得る。好ましくは、キーは触覚式押しボタンである。キーパッドのものを含まない、副入力インターフェース110a〜iおよび主インターフェース132のキーは、背後から琥珀色で照明可能とし得る。あるいは、キーは、キーのいくつかまたは全てに隣接して関連の灯を有して、前または横からキーを照明してもよい。一般的に、装置100のプログラミングを直感的、簡単および迅速に行うために、キーは照明される。そのためには、メニューオプションを選択するまたは数字や英数字の値を編集する際にメニューの階層のナビゲーションを手助けするときに、プログラミングメニューまたは他のプログラミングモード事象に応えてまたは応答してキーは照明される。応答することによってまたはそれに応じて、本開示の目的では、キーの照明または灯は、それが応答するプログラミングモード事象と同時とし得ることを理解されたい。
【0060】
[0065]一実施形態によれば、装置100は、プログラミングに関してを含め、制限された1つまたは複数のアクセス状態を有してもよい。それゆえ、装置100は:使用できない;限定された状態で使用できる;ある方法ではプログラムできない;またはユーザが初めにセキュリティー用コードを入力しない限り全くプログラムできない、のいずれかであるようにプログラムされ得る。異なる使用状態および/またはプログラミング機能にアクセスするコードのレベルがあるようにし得る。装置100は、ユーザにセキュリティー用コードを入力するように促すメッセージを、例えば、ディスプレイ112または134のいずれかに表示し、正しくまたは間違って入力すると、アクセス可能またはアクセス不可を示すメッセージを提供するように構成できる。例えば、OKボタン146の照明を使用して、アクセス可能を示してもよい。そのような制限されたアクセス構成は、例えば、装置100が、低すぎる温度で動作するまたは過度の保存時間を許可するようにプログラムされるのを回避する。
【0061】
[0066]食品保存装置のプログラミング方法も提供される。食品保存装置は複数の食品保存キャビティを有し、各キャビティは少なくとも1つの食品保存位置、キャビティにおける環境を制御する関連の環境制御要素、副ディスプレイ、および副キーを有する。
【0062】
[0067]この方法は、異なる副ディスプレイのプログラミングメニューの階層から異なるメニューオプションを表示すること、およびメニューオプションを表示する副ディスプレイを有するキャビティに関連した副キーを押すことによってメニューオプションを選択することを含む。
【0063】
[0068]プログラミング方法は、メニューオプションの表示に応答して、メニューオプションを表示する副ディスプレイを有する関連のキャビティの副キーを照明することをさらに含んでもよい。
【0064】
[0069]プログラミングの方法は、特定の環境下で特定の期間、食品品目を保持するためのキャビティをプログラミングするための第2のメニューを提供し、メニューの階層が第2のメニューを有することをさらに含んでもよい。第2のメニューは以下のメニューオプションを含む:保持される品目の識別子、品目の条件制御要素設定、およびその場所のタイマの時間、例えば保持時間。第2のメニューはまた、保持時間が間もなく終了することを見越して、識別子によって特定された品目を調理する必要があることを示す警告または「調理開始」時間を含んでもよい。
【0065】
[0070]プログラミングの方法は、副ディスプレイよりも多くのメニューオプションを有する第3のメニューと、第1の矢印キーを含む主入力インターフェースとを提供することを含む。第3のメニューは、メニューの階層の一部である。第3のメニューを表示するときには、メニューの異なるメニューオプションの一部分のみが表示され、それに応えて第1のキーが照明される。第1のキーを押すと、キーが押されたことに応答して、副ディスプレイの1つに、第3のメニューから、以前は非表示のオプションが表示される。
【0066】
[0071]サンドイッチなどの食品を準備する方法をさらに提供する。複数の食品品目を保持するための食品保存装置が提供される。保存装置は複数の食品保存キャビティを含み、各保存キャビティは食品保存体積部を画成し、かつ食品品目を保持できる食品保存体積部における環境を制御するための関連の制御要素を有している。各保存キャビティは、装置をプログラミングするための関連の副入力インターフェースと、プログラミングメニューオプションを表示しかつ保存キャビティのステータスを表示するための、人間が読み取れる副ディスプレイとを含む。
【0067】
[0072]装置は、副入力インターフェースとは別個の、副入力インターフェースと協働してユーザが複数のキャビティをプログラムできるようにする主入力インターフェースを有してもよい。装置は、複数のプログラミングメニューオプションを含むメニューの階層によってプログラム可能してもよい。
【0068】
[0073]予め調理してある食品を保存装置に置く。予め調理してある食品を、ある期間保存装置に保存し、その後、最大保持時間に達する前に取り出す。予め調理してある食品を、サンドイッチの別の好適な1つまたは複数の構成要素(パンとしてもよい)と組み合わせて、サンドイッチを作る。
【0069】
[0074]パンの構成要素は、サンドイッチを準備するのに使用される任意のパンのような食品とすることができる。例は、バン(bun)、全粒粉バン、複数の穀物を使用したバン、スライスしたパン、マフィン、ホットケーキ、ベーグル、およびサンドイッチの一部として使用できる任意の他のタイプのパン製品を含む。保存装置に保存される食品品目がパンの構成要素である場合、他の好適なサンドイッチの1つまたは複数の構成要素は、任意の所望の肉またはサンドイッチ用フィリング品目、例えば、ソーセージパティ、調理した卵、カナダ風ベーコン、ハンバーガー用パティ、チキンまたは魚のフィレ、野菜、チーズ、または任意のこれらの組み合わせとし得る。
【0070】
[0075]任意選択で、予め調理してある食品またはパンの構成要素に追加的なサンドイッチの材料を加えて、サンドイッチを作る。サンドイッチの材料はケチャップ、マスタード、マヨネーズ、ピクルス、タマネギ、トマト、レタスまたはサンドイッチを楽しめるものにし得る任意の他の調味料もしくは構成要素を含む。
【0071】
[0076]食品の準備方法は、同じタイプの調理済み食品を複数のトレイに置くことを含んでもよい。副ディスプレイは、食品品目を置くべき場所を示す。副ディスプレイの表示に従って異なる時間に複数のトレイを複数の保存キャビティまたは保存位置に置いて、食品保存装置が同時に複数のトレイを保持するようにする。各トレイを置くと、トレイを保持する保存位置または保存キャビティに関連したタイマが開始する。装置は、タイマに基づいて、複数のトレイのうち、どれを最初に使用すべきかを示す。この方法は、他のトレイの代わりに、示されたトレイから食品品目を取り出して、サンドイッチに入れるようにすることをさらに含む。
【0072】
[0077]食品の準備方法は、タイマに基づいてさらに食品品目を準備する必要があることをユーザに警告すること、およびそれに応答して、サンドイッチに入れられるのを待つ、食品保存装置に置かれるべき食品品目をさらに調理することを含んでもよい。
【0073】
[0078]食品の準備方法はまた、上述のように食品保存装置をプログラミングすること、および続いて保存装置に食品品目を保存することを含んでもよい。
【0074】
[0079]本発明を、特定の好ましい実施形態に関して説明したが、当業者が理解するように、本発明には多数の変更、修正および再構成を行うことができ、そのような変更、修正および再構成は以下の特許請求の範囲において網羅されるものであることを理解されたい。