【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術によって、電話による営業を行うオペレータの作業負担が軽減し、電話による営業の作業効率が高まった。
【0007】
しかし、無数にいる顧客対象者の中には、営業によって容易に顧客になる者もいれば、絶対に顧客にならない者もいる。そうした潜在的な顧客への成り易さを判別し、顧客になりやすい顧客対象者から優先的に営業を行うことで、より効率的な営業活動を行うことができる。
【0008】
即ち、単なる電話番号やメールアドレスのリストを手に入れただけでは、営業活動を効率的に行う為の材料としては不十分であり、それらと、顧客の特性と、を一体として営業活動を行うことが必要である。
【0009】
顧客特性を分析する一般的な方法としては、クッキー(cookie)などの識別情報を用いて、インターネット上での顧客の動向をトラッキングする方法がある。クッキーによって、自身のウェブページの閲覧者(閲覧に際して利用しているウェブブラウザ)を識別し、記録することが可能である。対象ウェブページの閲覧回数の多い閲覧者は、それだけ製品に対する興味も高く、営業の優先順位も高いものとなる。
【0010】
識別情報であるクッキーと、実際に営業を行う為に必要な、電話番号、メールアドレス、住所、氏名等の顧客情報とを紐付けて記録管理するためには、ウェブページ上で閲覧者自身に、資料請求やメールマガジン登録等の入力フォームへの記入を行わせ、入力フォームの送信等に際してクッキーを発行する必要がある。
【0011】
しかし、そうした入力フォームへの記入作業は煩雑であり、入力を避ける閲覧者も多い。閲覧者が入力を行わない場合、識別情報と顧客情報との関連付けを行うことができず、顧客の特性を取り入れた営業活動を行うことが出来ない。そのため、入力フォームへの記入といった煩雑な作業をウェブページの閲覧者に強いることなく、顧客情報と、その顧客の特性と、を関連付けて取得するシステムが望まれている。
【0012】
また、予め顧客対象者の電話番号だけを持っているような場合、その電話番号と識別情報を関連付けて記録することは出来ない。そのため、全ての電話番号に総当り的に営業電話を行う他ない。2回目以降の電話をかける場合は、1回目の電話内容しか営業を行う際の判断材料はない。
【0013】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、電話による営業を行う際に顧客対象者のトラッキングを可能にし、顧客の特性及び顧客情報を関連付けて記録管理するための営業支援システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するために、本発明は、
対象ウェブページへのアクセスを識別するための識別情報を、架電中の顧客対象者に紐付けるための営業支援システムであって、顧客対象者に関する顧客情報を記憶する顧客情報データベースと、前記顧客情報データベースに記憶された顧客情報の
出力及び編集を行うことが可能な営業支援サーバと、を備え、前記営業支援サーバは、顧客対象者に関する顧客情報を
出力する顧客情報表示手段と、対象ウェブページにアクセスしている閲覧者の人数及びその閲覧者の前記識別情報を
リアルタイムに出力する識別情報表示手段と、前記識別情報表示手段によって
出力された識別情報の
内、選択が行われた識別情報を、前記顧客情報表示手段によって
出力された顧客対象者の顧客情報に加える紐付け手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
このような構成とすることで、顧客対象者の特性を把握するために極めて重要な対象ウェブページ閲覧者の識別情報を、電話営業中の電話番号と紐付けて記録管理することができる。識別情報の特定は、識別情報表示手段における画面遷移や、閲覧者の情報を基に行われる。電話番号以外にも、電話営業中に取得した情報を適時入力し顧客情報として記録可能であることが好ましい。
【0016】
通常、識別情報を顧客情報と紐付けて記録するためには、資料請求やメールマガジン登録等の入力フォームに、顧客自身によって顧客情報を入力させる必要がある。しかし、本発明を用いることにより、電話営業を行いながら、顧客対象者の識別情報を導出することが可能である。そのため、これまで入力フォームへの入力を避けていた顧客対象者の識別情報を取得し、対象ウェブページへの顧客のアクセス状況等を把握することが可能となり、営業戦略等の立案を支援することができる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記営業支援サーバは、対象ウェブページ上のリンクを、任意のウェブページへのリンクに切り替える切替手段を有すること、を特徴とする。
このような構成とすることで、電話対応中の顧客を、通常通りウェブサイトを閲覧する際には閲覧されることのない、特別なURL(Uniform Resource Locator)を備えたウェブページに誘導することができる。それにより、そのウェブページの閲覧者を、リンク先を切り替えた際にそのリンクを選択した閲覧者に限定することができる。そのため、他の紐付けが行われていない閲覧者と混同することなく、電話対応中の顧客の識別情報を極めて容易に導出することが可能である。
【0018】
本発明の好ましい形態では、前記営業支援サーバは、URLが異なる同一内容のミラーページを構築するミラーページ構築手段を有すること、を特徴とする。
このような構成とすることで、顧客対象者に商品説明等を行いながら識別情報を導出するための特別なURLを備えたページを構築することができる。そのため、電話による商品説明などを行いながら、顧客対象者の識別情報を容易に導出することができる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、前記電話営業支援システムは、前記紐付け手段によって識別情報を付加された顧客対象者による前記ウェブページへのアクセスを記録する、アクセス記録手段を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、紐付けした識別情報を用いて、顧客対象者の商品に関する関心といった顧客特性に関する情報を得ることができる。それにより、これまでトラッキングすることができなかった、顧客情報の入力を避ける顧客対象者の情報を収集することができ、より効率的に営業活動を行うことが可能となる。
【0020】
本発明の好ましい形態では、前記識別情報は、IPアドレス又はクッキー(cookie)の少なくとも一方を有すること、を特徴とする。
【0021】
本発明の好ましい形態では、前記営業支援サーバは、複数のウェブページを構築するウェブページ構築手段を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、対象ウェブページを容易に構築、編集することができる。
【0022】
本発明は、
営業活動を行う際に用いられる営業支援システムであって、顧客対象者に関する顧客情報を記憶する顧客情報データベースと、前記顧客情報データベースに記憶された顧客情報の出力及び編集を行うことが可能な営業支援サーバと、を備え、前記営業支援サーバは、顧客対象者に関する顧客情報を出力する顧客情報表示手段と、対象ウェブページにアクセスしている閲覧者の人数及びその閲覧者の識別情報を出力する識別情報表示手段と、前記識別情報表示手段によって出力された識別情報の内、選択が行われた識別情報を、前記顧客情報表示手段によって出力された顧客対象者の顧客情報に加える紐付け手段と、前記顧客情報に既に記録されたIPアドレスと同一のIPアドレスを有し、尚且つ前記顧客情報に既に記録されたクッキーと異なるクッキーを有する閲覧者による前記対象ウェブページへのアクセスを記録する、関連閲覧者記録手段と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、同一IPアドレスによるアクセスでありながら、異なるクッキーを有する閲覧者、すなわち既に電話営業及び紐付けが完了した顧客対象者の会社の同僚や家族など、既存の顧客に関連した閲覧者によるアクセスを把握することができる。例えば、既に記録された識別情報が会社員のものであれば、部下が上司に対象ウェブページを紹介し、上司がその提案内容を好意的に受け取ったと推察することも可能である。このように、単一の識別情報を記録しておく場合より、広い範囲で意思決定を行うことができる。
【0023】
本発明は、顧客情報の
出力及び編集を行うための営業支援サーバであって、顧客対象者に関する顧客情報を
出力する顧客情報表示手段と、対象ウェブページにアクセスしている閲覧者の人数及びその閲覧者の識別情報を
リアルタイムに出力する識別情報表示手段と、前記識別情報表示手段によって
出力された識別情報
の内、選択が行われた識別情報を、前記顧客情報表示手段によって
出力された顧客対象者の顧客情報に加える紐付け手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、顧客情報の
出力及び編集を行うための営業支援サーバであって、顧客対象者に関する顧客情報を
出力する顧客情報表示手段と、対象ウェブページにアクセスしている閲覧者の人数及びその閲覧者の識別情報を
出力する識別情報表示手段と、前記識別情報表示手段によって
出力された識別情報
の内、選択が行われた識別情報を、前記顧客情報表示手段によって
出力された顧客対象者の顧客情報に加える紐付け手段と、
前記顧客情報に既に記録されたIPアドレスと同一のIPアドレスを有し、尚且つ前記顧客情報に既に記録されたクッキーと異なるクッキーを有する閲覧者による前記対象ウェブページへのアクセスを記録する、関連閲覧者記録手段と、を有することを特徴とする。
【0024】
本発明は、コンピュータに、顧客情報の
出力及び編集を行わせるためのプログラムであって、顧客対象者に関する顧客情報を
出力する処理と、対象ウェブページにアクセスしている閲覧者の人数及びその閲覧者の識別情報を
リアルタイムに出力する処理と、選択された識別情報を、
出力された顧客対象者の顧客情報に加える処理と、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータに、顧客情報の
出力及び編集を行わせるためのプログラムであって、顧客対象者に関する顧客情報を
出力し、対象ウェブページにアクセスしている閲覧者の人数及びその閲覧者の識別情報を
出力する処理と、選択された識別情報を、
出力された顧客対象者の顧客情報に加える処理と、
前記顧客情報に既に記録されたIPアドレスと同一のIPアドレスを有し、尚且つ前記顧客情報に既に記録されたクッキーと異なるクッキーを有する閲覧者による前記対象ウェブページへのアクセスを記録する処理と、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0025】
顧客情報に識別情報を紐付けるための方法であって、顧客対象者と通話するステップと、電話中の顧客対象者に関する顧客情報を表示するステップと、ウェブページごとに、アクセスしている閲覧者の人数及びその閲覧者の識別情報を表示するステップと、表示された識別情報の中から電話中の顧客対象者に関する識別情報を特定するステップと、特定された識別情報を、顧客対象者の顧客情報に加えるステップと、を有することを特徴とする。