特許第5757265号(P5757265)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5757265
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年7月29日
(54)【発明の名称】電気掃除機
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/24 20060101AFI20150709BHJP
【FI】
   A47L9/24 C
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2012-59835(P2012-59835)
(22)【出願日】2012年3月16日
(65)【公開番号】特開2013-192592(P2013-192592A)
(43)【公開日】2013年9月30日
【審査請求日】2014年6月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000176866
【氏名又は名称】三菱電機ホーム機器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112210
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108431
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 加奈子
(74)【代理人】
【識別番号】100153176
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 重明
(74)【代理人】
【識別番号】100109612
【弁理士】
【氏名又は名称】倉谷 泰孝
(72)【発明者】
【氏名】高坂 勇
(72)【発明者】
【氏名】椛島 山青
(72)【発明者】
【氏名】引間 孝典
(72)【発明者】
【氏名】馬場 正博
(72)【発明者】
【氏名】豊田 佳史
(72)【発明者】
【氏名】内田 龍一
【審査官】 芝井 隆
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−266262(JP,A)
【文献】 実開平05−070448(JP,U)
【文献】 特開平11−253373(JP,A)
【文献】 特開2000−308609(JP,A)
【文献】 特開2006−158837(JP,A)
【文献】 特開平01−181829(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
清掃面より吸引した塵埃の流路となる複数のパイプをそれぞれ接続して用いる電気掃除機において、
前記パイプには、上面を覆うカバーと、パイプ同士の接続状態を解除する解除手段が設けられ、
前記カバーには、開口部が形成され、
前記解除手段は、押圧することでパイプの接続状態を解除するボタンであり、
前記ボタンは、前記開口部に臨んで位置すると共に、前記パイプの中心から前記カバーの最外部との距離を半径とする円弧のラインより内側に位置しており、
前記カバーの先端縁から前記開口部の周縁にかけて凹部が形成されていることを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】
前記解除手段は、接続される2つの前記パイプの内、いずれか一方に設けられ、
前記解除手段を有しないパイプに設けられたカバーにも接続状態において、前記凹部と相対する位置に凹部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の電気掃除機。
【請求項3】
前記凹部には、シボ加工を施したことを特徴とする請求項又は請求項のいずれかに記載の電気掃除機。
【請求項4】
接続する一対の前記パイプ又は該パイプに設けられる前記カバーにおいて、一方の前記パイプ又は該パイプに設けられる前記カバーの接続側には凸部が形成され、他方の前記パイプ又は該パイプに設けられる前記カバーの接続側には凹部が形成されることを特徴とする請求項に記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機に用いるホース手元操作部と延長パイプ(延長管)の接続構造、又は、延長パイプと床面吸込具の接続位置である接続管の接続構造を用いた電気掃除機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、掃除機の出力調整ボタンや電源の入切ボタンを有する操作部が設けられたホース手元操作部と延長パイプ、又は、内部に回転ブラシを有し清掃面から塵埃を吸込む床面吸込具と延長パイプは、いずれか一方の管に設けられたクランピング機能を有する係合部が、他方の管に形成された係合位置に係合することにより、両部材の接続状態が保たれるように構成されている。
そして、これらの管の接続位置の近傍に突出して設けられたクランピングボタン(係合解除ボタン)を操作することにより、両部材の係合状態を解除して、手元操作部と延長パイプ、又は、床面吸込具と延長パイプを着脱自在に構成したものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−254881号公報(図3
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら引用文献1に記載の構成は、クランピングボタンは、管の外観面から突出して配置されている為、清掃作業の際に、机や椅子などの障害物に手元操作部等を接触させてしまった際に、誤ってクランピングボタンを押してしまう可能性がある。
つまり、清掃中や移動中にクランピングボタンが障害物に接触した際に、不意に延長パイプが外れてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題を解決するものであり、手元操作部や接続管や床面吸込具が障害物に接触しても、誤ってクランピングボタンが操作されることがない手元操作部と接続管、又は、接続管と床面吸込具の接続構造を用いた電気掃除機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するためには、清掃面より吸引した塵埃の流路となる複数のパイプをそれぞれ接続して用いる電気掃除機において、パイプには、上面を覆うカバーと、パイプ同士の接続状態を解除する解除手段が設けられ、カバーには、開口部が形成され、解除手段は、押圧することでパイプの接続状態を解除するボタンであり、ボタンは、開口部に臨んで位置すると共に、パイプの中心からカバーの最外部との距離を半径とする円弧のラインより内側に位置しており、カバーの先端縁から開口部の周縁にかけて凹部が形成されるように構成すればよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電気掃除機を使用中に、クランピングボタンが柱などの障害物に衝突することを防止することができる。つまり、クランピングボタンの不意の操作を防止することができるので、延長パイプなど接続されているパイプの不意の脱落を防ぎ、安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る電気掃除機Aの全体外観図
図2】実施の形態1に係る延長パイプ5と床面吸込具6の接続部分の拡大図
図3】実施の形態1に係る手元操作部4の側面図
図4図3のA−A断面図
図5】実施の形態1に係る手元操作部4の上面図
図6図5のB−B断面図
図7図5のC−C断面図
図8図7の要部拡大図
図9】手元操作部と延長パイプが離れた状態を示す斜視図
図10図9のD−D断面図
図11】手元操作部と延長パイプが接続される過程を示す断面図
図12】手元操作部と延長パイプが接続された状態を示す断面図
図13】クランピングボタンを押圧操作した状態を示す断面図
図14】実施の形態2に係る手元操作部と延長パイプの接続部分の拡大図斜視1
図15】実施の形態2に係る手元操作部と延長パイプの接続部分の拡大斜視図2
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施の形態1)
以下、本発明に係る電気掃除機Aの手元操作部と延長パイプ、又は、電気掃除機の延長パイプと床面吸込具の接続部分の構造、及び、この接続構造を用いた電気掃除機について、図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態に係る電気掃除機Aの全体外観図である。
電気掃除機Aは、掃除機本体1と、この掃除機本体1に接続されるホース3と、このホース3の先端部に設けられた手元操作部4と、この手元操作部4に着脱自在に接続される伸縮自在に構成されたパイプ状の延長パイプ5と、この延長パイプ5に着脱自在に接続される清掃面Gから塵埃を吸込む床面吸込具6を有する。
【0011】
手元操作部4は、吸引した塵埃の流路となる手元パイプ4pと、使用者が握る把持部4bと、この把持部4bの近傍に設けられた掃除機の運転モードなどを操作する各種設定ボタン4aを有する。
床面吸込具6は、本体の外郭を構成し下面に塵埃を清掃面から取り込む下開口(図示せず)が形成された横長のケース体6aと、このケース体6aの後部に設けられ下開口に連通する接続パイプ6bを有している。接続パイプ6bは、下開口から吸引した塵埃の流路となるようパイプで構成されている。
【0012】
以上のように構成された電気掃除機Aは、掃除機本体1に搭載された電動送風機(図示せず)により発生させられる吸引力により、床面吸込具6に開口する下開口から清掃面G上から塵埃を吸込み、延長パイプ5とホース3を通して掃除機本体1の内部に設けられた集塵部(図示せず)に搬送するように構成されている。
上記の電気掃除機Aにおいて、手元操作部4と延長パイプ5、又は、延長パイプ5と床面吸込具6との接続は、本発明の特徴である接続構造(以下、単に接続構造という)を用いて行なわれる。
【0013】
次に、手元操作部4と延長パイプ5の接続構造、及び、床面吸込具6と延長パイプ5の接続構造について説明する。
図2は、延長パイプ5と床面吸込具6の接続部分の拡大図を示す。図3は、手元操作部4の側面図を示す。図4は、図3のA−A断面図を示す。図5は、手元操作部4の上面図を示す。図6は、図5のB−B断面図を示す。図7は、図5のC−C断面図を示す。図8は、図7の要部拡大図を示す。図9は、手元操作部と延長パイプが離れた状態を示す斜視図を示す。図10は、図9のD−D断面図を示す。図11は、手元操作部と延長パイプが接続される過程を示す断面図を示す。図12は、手元操作部と延長パイプが接続された状態を示す断面図を示す。図13は、クランピングボタンを押圧操作した状態を示す断面図を示す。
尚、手元操作部4と延長パイプ5の接続構造と、延長パイプ5と床面吸込具6との接続構造は同じ構造であるため、手元操作部4と延長パイプ5の接続構造のみを説明する。
【0014】
図3図8を参照すると、手元操作部4の外郭は、吸引した塵埃の流路となる手元パイプ4pに設けられた使用者が握る位置となる把持部4bと、この把持部4bの近傍に設けられた掃除機の運転モードなどを操作する各種設定ボタン4aと、手元パイプ4pに設けられるこの手元パイプ4pの上面を覆うカバー9から構成されている。
そして、手元パイプ4pとカバー9に挟まれた位置には、カバー9に開口するボタン開口9aに臨んだ状態で、クランピングボタン7が設けられている。尚、カバー9は、クランピングボタン7の取り付け構造の目隠しや保護の役割を有する。
【0015】
図5及び図8を参照すると、このクランピングボタン7は、手元パイプ4pと延長パイプ5の接続状態を解除する解除手段であり、クランピングボタン7の長手方向の略中心の位置で側方(短手方向)に突出する軸7aと、この軸7aより前方側の上面に位置し使用者が上方より押圧する押し部7bと、この押し部7bの位置に対して軸7aの反対側(後方側)の下方に突出する爪部7cを有する。
このように構成されたクランピングボタン7は、次のように手元パイプ4pとカバー9に挟まれた位置に設けられている。
【0016】
まず、クランピングボタン7は、軸7aが手元パイプ4pに軸支されることにより、手元パイプ4pに対して、軸7aを中心にシーソーの動きのように回動自在に手元パイプ4pの上面に設けられる。
そして、クランピングボタン7の軸7aより押し部7bが位置する側の下面と手元パイプ4pの間には、クランピングボタン7を上方に付勢するバネなどの付勢手段8が設けられている。
【0017】
このようにクランピングボタン7が、付勢手段8により押し部7bの下側から付勢されている状態において、クランピングボタン7の爪部7cは、手元パイプ4pの上面に貫通して開口する開口部4aに入り込み、手元パイプ4pの内方に突出した状態となる。
尚、クランピングボタン7が手元パイプ4pに取り付けられた状態において、クランピングボタン7は、長手方向が手元パイプ4pの長手方向と一致して設けられている。つまり、クランピングボタン7の押し部7bは、手元操作部4に延長パイプ5が接続された際に、延長パイプ5に近い側に位置する。
【0018】
そして、上記のようにクランピングボタン7が設けられた手元パイプ4pの上面は、樹脂により構成されたカバー9が取り付けられる。この時、クランピングボタン7は、カバー9に形成されたボタン開口9aに位置する。
図4を参照すると、カバー9は、クランピングボタン7が、手元操作部4の外観ライン10の外側に出ないように構成されている。つまり、クランピングボタン7は、外観ライン10の内側に位置している。
【0019】
ここで、外観ライン10とは、塵埃の流路となるパイプである手元パイプ4pの開口中心Oから、クランピングボタン7の周囲を囲むカバー9の最外部(A点,B点)との距離Rを半径とする円弧のラインや、カバー9の外形状の曲面に沿ってなめらかに描かれるラインをいう。
また、延長パイプ5と接続側となる手元操作部4の先端縁からボタン開口9aの周縁まで凹部9bを形成することで、使用者が操作する際のクランピングボタン7の押し方向のストロークの確保、及び、クランピングボタンの周りを傷つき難くしている。
【0020】
次に、手元操作部4に接続する延長パイプ5について説明する。
まず、延長パイプ5の手元操作部4と接続する側の接続部5aの上面には、後述する爪部7cが係合する係合凹部5bが形成されている。また、接続部5aの外径は、手元操作部4の手元パイプ4pの先端開口4hの開口径より小さく構成されている。
つまり、接続部5aは、先端開口4hから手元操作部4の手元パイプ4pの内部に入り込み連通し、塵埃の流路となるように構成されている。
【0021】
以上のように構成された手元操作部4の手元パイプ4pと延長パイプ5は、次のように接続される。
図9乃至図11を参照すると、まず、被挿入側となる手元パイプ4pの内方に向けて先端開口4hから挿入側となる延長パイプ5の接続部5aが挿入される。そして、延長パイプ5は、手元パイプ4pの開口部4aに突出しているクランピングボタン7の爪部7cを押し上げ、手元パイプ4p内に所定の位置まで挿入される。
延長パイプ5が手元パイプ4p内の所定の位置まで挿入されると、延長パイプ5の接続部5aに形成されている係合凹部5bと、手元パイプ4pに形成されている開口部4aが上下に一致するように構成されている。
【0022】
そして、図12を参照すると、延長パイプ5が手元パイプ4p内に挿入されて、開口部4aと係合凹部5bが上下に一致すると、クランピングボタン7は、爪部7cが手元パイプ4pの内方に入り込む方向に付勢されているので、爪部7cが係合凹部5bに入り込んで係合する。
これにより、延長パイプ5が手元パイプ4pに接続された状態で、外れないようにすることができる。
【0023】
ここで、延長パイプ5と手元操作部4との接続において、手元操作部4に相対する延長パイプ5の上面に設けられた延長パイプカバー5cについても、カバー先端からカバー内側途中まで凹部5dを設けることにより、手元操作部4のカバー9に形成されている凹部9bと延長パイプカバー5cの凹部5dが、接続するときの目印となり、接続し易さが向上する。
また、手元操作部4のカバー9の先端縁を凹形状9eに形成し、延長パイプ5の延長パイプカバー5cの接続側の先端縁を凸形状5eにすることで、これらの凹凸形状を目印にして、手元操作部4と延長パイプを接続しやすくすることができる。
尚、以上の構造は、延長パイプ5と床面吸込具6の接続位置についても同様である。
【0024】
次に、図13を参照すると、上記のように延長パイプ5が手元パイプ4pに接続された状態を解除するには、まず、押し部7bを上方より押すことでクランピングボタン7が軸7aを中心に回動する。
これに伴い、爪部7cが上方に動いて開口部4aから外れ、係合状態が解除される。これにより、手元パイプ7pから延長パイプ5を外すことが可能となる。
【0025】
以上のように各部を構成することにより、クランピングボタン7の周囲に位置するカバー9は、クランピングボタン7が、手元操作部4の外観ライン10の外側に出ないように構成されている。
これにより、使用中に、クランピングボタン7が柱などの障害物に衝突することを防止することができる。つまり、クランピングボタン7の不意の操作を防止することができるので、延長パイプ5の不意の脱落を防ぎ、安全性を向上させることができる。
【0026】
尚、クランピングボタン7の上部が、外観ライン10と一致する程度の位置にクランピングボタン7の上面が位置する場合、左右に位置するカバー9の2つの最外部であるA点とB点を直線で結ぶ線(線AB)より、上方にクランピングボタン7が突出することとなる。
この場合の線ABより上方へのクランピングボタン7の突出する量ΔXは、爪部7cが係合凹部5bに入り込む量ΔYより、小さくなるように各部を構成すると良い。
【0027】
この様に構成することで、クランピングボタン7が障害物に面接触して押圧されても、カバー9がストッパーとなり、障害物に押される量がΔXを超えることがない。
つまり、ΔXはΔYより小さいので、爪部7cと係合凹部5bとの係合が解除されるほど、爪部7cは動くことが無いので、手元操作部4から延長パイプ5が不意に外れることが無い。
【0028】
また、手元操作部4の先端縁からボタン開口9aまで凹部9bを形成することで、使用者が操作する際のクランピングボタン7の押し方向のストロークの確保、及び、ボタン周りの傷つきを防止することができる。
【0029】
(実施の形態2)
以下、図14乃至図15を参照して、実施の形態2について説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1と同様に、クランピングボタン7が設けられた手元パイプ4pの上面は、樹脂成形により形成されたカバー9が取り付けられる。クランピングボタン7は、カバー9に形成されたボタン開口9aに位置する。
また、手元操作部4の先端縁からボタン開口9aまで凹部9bを形成することで、使用者が操作する際のクランピングボタン7の押し方向のストロークの確保、及び、ボタン周りを傷つき難くしている。そして、凹部9bには、成形時にシボ加工が施されている。
【0030】
このように、凹部9bにシボ加工を施すことにより、傷つき防止や傷を目立たなくすることができると共に、カバー9を樹脂で成形する際に開口9a形成する位置の近傍で発生するウエルドラインを目立たなくすることが可能となる。
【符号の説明】
【0031】
C 電気掃除機、1 本体、3 ホース、4 手元操作部、5延長パイプ、
6 床面吸込具、7 クランピングボタン、8 付勢手段、9 カバー、
10 外観ライン。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
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