特許第5757672号(P5757672)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5757672
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年7月29日
(54)【発明の名称】ステージ設置用フレーム連結構造物
(51)【国際特許分類】
   E04H 3/24 20060101AFI20150709BHJP
   A63J 1/00 20060101ALI20150709BHJP
   E04B 1/58 20060101ALI20150709BHJP
【FI】
   E04H3/24
   A63J1/00
   E04B1/58 508F
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-94503(P2014-94503)
(22)【出願日】2014年5月1日
(65)【公開番号】特開2014-237998(P2014-237998A)
(43)【公開日】2014年12月18日
【審査請求日】2014年5月1日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0064824
(32)【優先日】2013年6月5日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513026377
【氏名又は名称】ピープル イーエヌティー カンパニー,リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】313009660
【氏名又は名称】キム,サン―ウク
(74)【代理人】
【識別番号】100146639
【弁理士】
【氏名又は名称】船本 康伸
(72)【発明者】
【氏名】キム,サン―ウク
【審査官】 土屋 真理子
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭51−144009(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0143680(US,A1)
【文献】 米国特許第05205101(US,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01291470(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 3/24
A63J 1/00
E04B 1/58
F16B 7/00 − 7/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ矩形状のフレーム構造を有して互いに垂直に配設され、それぞれに互いに垂直な方向に配設された第1及び第2フレームのそれぞれが固定される第1及び第2連結ブラケットを備え、
前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれは、
ボルトの頭部が嵌合されるように形成された少なくとも一つの頭嵌合部と、
前記頭嵌合部の内側に前記ボルトのねじ部が係合されるように形成された少なくとも一つの螺合部と、
を備え、
前記頭嵌合部及び前記螺合部は、前記第1連結ブラケットの頭嵌合部に係合されたボルトが前記第2連結ブラケットの螺合部に係合されるように形成されたことを特徴とするフレーム連結構造物。
【請求項2】
前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれは、その周縁から前記螺合部までの垂直直線距離よりも厚く形成されたことを特徴とする請求項1に記載のフレーム連結構造物。
【請求項3】
前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれは、その角部に前記第1及び第2フレームのそれぞれが締め付けられるフレーム締付部を備え、
前記頭嵌合部及び前記螺合部は、前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれの辺に一対又は多数対が前記辺の中心を基準に対称となるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載のフレーム連結構造物。
【請求項4】
前記フレーム締付部は、
前記第1又は第2フレームが嵌入する嵌入部と、
前記嵌入部に嵌入した第1又は第2フレームを第2ボルトが締め付けられた固定板を用いて押し付けながら固定する固定部と、
を備えることを特徴とする請求項3に記載のフレーム連結構造物。
【請求項5】
前記螺合部に係合されたボルトは、ナットにより固定されることを特徴とする請求項1に記載のフレーム連結構造物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステージ設置用フレーム連結構造物に係り、さらに詳しくは、舞台などのステージに照明及び広告板などの付帯設備を設けるために前記ステージに設けられるフレームを連結する連結構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、公演場や展示場など各種の行事や公演が催される場所では、行事や公演の効果を高めるために舞台であるステージの上部にフレーム構造物を設けてこの構造物に照明及び広告板などの付帯設備を設置している。
【0003】
ここで、前記フレーム構造物は、4つ又は3つのフレームを向かい合わせて配設した後、前記フレーム同士を前記フレームよりも相対的に短いサブフレームを用いて連結した単位構造物を用いてユーザにより様々な形で設置される。具体的に、ユーザは、多数の単位構造物を互いに異なる方向に向かって交差されるように連結して非常に様々な形のフレーム構造物を設置することができる。
【0004】
しかしながら、前記単位構造物を互いに交差されるように連結するに際して、前記単位構造物は、組立て強度を十分に維持するために互いに交差連結された状態で溶接されて保管されるため、これらを保管場所から設置しようとするステージに運ぶときにその体積によって非常に運び難いという問題点を抱えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、互いに離れている第1及び第2フレームのそれぞれを互いに異なる方向に向かって交差されるようにステージにおいて連結することのできるフレーム連結構造物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した本発明の目的を達成するために、本発明の一特徴によるステージ設置用フレーム連結構造物は、第1及び第2連結ブラケットを備える。
【0007】
前記第1及び第2連結ブラケットは、それぞれ矩形状のフレーム構造を有して互いに垂直に配設され、それぞれには互いに垂直な方向に配設された第1及び第2フレームのそれぞれが固定される。また、前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれは、ボルトの頭部が嵌合されるように形成された少なくとも一つの頭嵌合部及び前記頭嵌合部の内側に前記ボルトのねじ部が係合されるように形成された少なくとも一つの螺合部を備える。これにより、前記頭嵌合部及び前記螺合部は、前記第1連結ブラケットの頭嵌合部に係合されたボルトが前記第2連結ブラケットの螺合部に係合されるように形成される。
【0008】
本発明の一実施形態による前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれは、その周縁から前記螺合部までの垂直直線距離よりも厚く形成されてもよい。
【0009】
本発明の一実施形態による前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれは、その角部に前記第1及び第2フレームのそれぞれが締め付けられるフレーム締付部を備えていてもよい。この場合、前記頭嵌合部及び前記螺合部は、前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれの辺に一対又は多数対が前記辺の中心を基準に対称となるように形成されてもよい。
【0010】
本発明の一実施形態による前記フレーム締付部は、前記第1又は第2フレームが嵌入する嵌入部及び前記嵌入部に嵌入した第1又は第2フレームを第2ボルトが締め付けられた固定板を用いて押し付けながら固定する固定部を備えていてもよい。
【0011】
本発明の一実施形態による前記螺合部に係合されたボルトは、ナットにより固定されてもよい。
【発明の効果】
【0012】
このようなステージ設置用フレーム連結構造物によれば、互いに垂直な方向に交差配設された第1及び第2フレームをボルトにより互いに係合される第1及び第2連結ブラケットを介して互いに交差連結することにより、前記第1及び第2フレームを運ぼうとするときには互いに離れている状態で運ぶことができる。これにより、前記第1及び第2フレームを運ぶときに体積を低減することができるので、これを運ぶのに必要な車両を小型化させることができるだけではなく、これにかかるコストも節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態によるステージに設けられたフレーム連結構造物を概略的に示す図である。
図2図1に示す第1及び第2フレームがフレーム連結構造物の第1及び第2連結ブラケットにより互いに交差連結される個所を具体的に示す図である。
図3図2に示す第1連結ブラケットを具体的に示す斜視図である。
図4図2に示す第1及び第2連結ブラケットが互いに係合される構造を具体的に示す斜視図である。
図5図2に示す第1又は第2連結ブラケットに第1又は第2フレームが締め付けられる構造を示す図である。
図6図5におけるA部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態によるステージ設置用フレーム連結構造物について詳細に説明する。本発明は様々な変更を加えることができ、種々の形態を有することができるが、特定の実施形態を図面に例示し且つ本文に詳細に説明する。しかしながら、これは本発明を特定の開示形態に限定するためのものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物若しくは代替物を含むものと理解さるべきである。各図面について説明するに当たって、同じ構成要素には同じ参照符号を附した。図中、構造物の寸法は、本発明の明確性を図るために実際よりも拡大して示す。
【0015】
第1、第2などの用語は、様々な構成要素を説明するのに使用可能であるが、前記構成要素は前記用語により限定されるものではない。前記用語はある構成要素を他の構成要素から区別する目的でしか用いられない。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しない範囲内で第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、同様に、第2構成要素も第1構成要素と命名されてもよい。
【0016】
本出願で用いられた用語は単に特定の実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明確に異なる意味を有さない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」又は「有する」などの用語は、明細書上に記載されている特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定するためのものであり、1又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解さるべきである。
【0017】
一方、別途に断りのない限り、技術的若しくは科学的な用語をはじめとしてここで用いられる全ての用語は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者により一般的に理解されるものと同じ意味を有している。一般的に用いられる、辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有するものと解釈さるべきであり、本出願において、明確に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味と解釈されない。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態によるステージに設けられたフレーム連結構造物を概略的に示す図であり、図2は、図1に示す第1及び第2フレームがフレーム連結構造物の第1及び第2連結ブラケットにより互いに交差連結される個所を具体的に示す図である。
【0019】
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態によるステージ設置用フレーム連結構造物1000は、公演場や展示場など各種の行事を催すために設けられた舞台などのステージ10の上部に設けられる多数の第1及び第2フレーム20、30を互いに連結する。このとき、前記ステージ10は、公演や各種の行事を観覧客が観覧し易くするために、図1に示すように、脚を用いて所定の高さに設けられてもよい。
【0020】
また、前記ステージ10に設けられた第1及び第2フレーム20、30には、公演や各種の行事が夜間にも催されるように照明が設けられてもよく、これらの情報を知らせるための広告板などの付帯設備が設けられてもよい。このために、前記第1及び第2フレーム20、30のうちのいずれか一方である第1フレーム20は、前記ステージ10の両脇に柱構造に設けられてもよく、他方の第2フレーム30は柱構造の上部に天井構造に設けられても良い。ここで、前記第1及び第2フレーム20、30は長尺なバー状を呈し、これらの構造的な剛性が支持されるように、それぞれの間には、ブリッジの役割を果たす第1及び第2サブフレーム50、60のそれぞれが介装されてもよい。
【0021】
このような前記柱構造の第1フレーム20と前記天井構造の第2フレーム30において、前記フレーム連結構造物1000は、前記第1及び第2フレーム20、30の間においてこれらを互いに垂直に交差された状態で連結する役割を果たす。このために、前記フレーム連結構造物1000は、互いに同じ構造を有し、且つ、それぞれに前記第1及び第2フレーム20、30のそれぞれが締め付けられる第1及び第2連結ブラケット100、200を備える。これにより、前記第1及び第2連結ブラケット100、200は、前記第1及び第2フレーム20、30が垂直に交差される構造に応じて互いに垂直に配設される。
【0022】
以下、前記互いに垂直に配設された第1及び第2連結ブラケット100、200が互いに係合される構造について、図3及び図4をさらに参照してより詳細に説明する。
【0023】
図3は、図2に示す第1連結ブラケットを具体的に示す斜視図であり、図4は、図2に示す第1及び第2連結ブラケットが互いに係合される構造を具体的に示す斜視図である。
【0024】
図3及び図4をさらに参照すると、前記第1連結ブラケット100と、これと同じ構造を有する第2連結ブラケット200は、矩形状のフレーム構造を有する。
【0025】
前記第1及び第2連結ブラケット100、200のそれぞれは、ボルト300の頭部310が嵌合されるように形成された第1及び第2頭嵌合部110、210と、前記ボルト300のねじ部320が係合されるように形成された第1及び第2螺合部120、220と、を備える。
【0026】
前記第1頭嵌合部110は、前記第1連結ブラケット100の辺に形成される。前記第1頭嵌合部110は、前記ボルト300が前記第1連結ブラケット100の平面に沿って外郭方向に長く配設された状態でその頭部310が前記第1連結ブラケット100の平面と垂直な方向から嵌合されるように形成される。ここで、前記第1頭嵌合部110は、前記頭部310が嵌合されるときに前記ねじ部320が前記外郭方向に露出されるように切り欠かれた露出溝112を有する。このとき、前記露出溝112は、前記第1頭嵌合部110にその頭部310が嵌合されたボルト300が前記外郭方向に引き抜かれないように、前記頭部310が嵌入する部分の幅よりは狭く、且つ、前記ねじ部320の直径よりは大きいか又はそれに等しく形成される。
【0027】
また、前記第2頭嵌合部210は、前記第1連結ブラケット100の辺に形成され、その構造が前記第1頭嵌合部110と実質的に同様であるため、これについての詳細な説明は省略する。
【0028】
前記第1螺合部120は、前記第1頭嵌合部110の直ぐ内側で前記第1頭嵌合部110と略一体形の構造を有するように形成される。前記第1螺合部120は、前記第1連結ブラケット100の平面と垂直方向に長く配設された前記ボルト300のねじ部320が嵌合されるように形成される。これにより、前記第1螺合部120は、前記ねじ部320の直径よりも所定分大きいか又はそれに等しい直径を有し、且つ、前記垂直方向に長い略円筒構造を有していてもよい。このとき、前記第1螺合部120は、前記第1連結ブラケット100を押出工程により簡単に製造できるように中央部がその長手方向に沿って長く切り欠かれた切欠溝122を有していてもよい。
【0029】
さらに、前記第2螺合部220は、前記第2頭嵌合部210の直ぐ内側で前記第2頭嵌合部210と略一体形の構造を有するように形成され、その構造が前記第1螺合部120と実質的に同様であるため、これについての詳細な説明は省略する。
【0030】
上記の説明により、前記第1頭嵌合部110及び前記第1螺合部120を有する第1連結ブラケット100と、前記第2頭嵌合部210及び前記第2螺合部220を有する第2連結ブラケット200を互いに垂直に配設した状態で、前記ボルト300を前記第2頭嵌合部210に嵌合した後、そのねじ部320を前記第1螺合部120に嵌合することにより、前記第1及び第2連結ブラケット100、200を互いに垂直に係合することができる。このとき、前記第1螺合部120に係合されたボルト300は、その頭部310と反対側でナット400を強固に締め付けることができる。なお、前記ナット400で前記ボルト300を締め付けるとき、前記ボルト300が空転しないように前記ボルト300の頭部310は角張った形で前記第2頭嵌合部210に嵌合することが好ましい。
【0031】
一方、前記ボルト300により互いに係合された第1及び第2連結ブラケット100、200において、前記第1連結ブラケット100の周縁面が前記第2連結ブラケット200の厚さ方向による外部面と同じ面上においてきれいに係合されるように、前記第2連結ブラケット200の厚さtは前記第1連結ブラケット100の周縁から前記第1螺合部120までの垂直直線距離dよりも厚く形成されることが好ましい。
【0032】
この実施形態においては、説明の便宜上、前記第2連結ブラケット200の第2頭嵌合部210と前記第1連結ブラケット100の第1螺合部120が前記ボルト300を介して互いに係合されると説明したが、これとは逆に、前記第1及び第2連結ブラケット100、200が互いに同じ構造を有するため、前記第1連結ブラケット100の第1頭嵌合部110と前記第2連結ブラケット200の第2螺合部220が前記ボルト300を介して互いに係合されてもよい。
【0033】
このとき、前記第1及び第2連結ブラケット100、200の全ての係合構造に所定の規則を持たせるために、前記第1頭嵌合部110及び前記第1螺合部120と前記第2頭嵌合部210及び前記第2螺合部220は、それぞれ前記第1及び第2連結ブラケット100、200のそれぞれの辺に一対又は多数対が前記辺の中心を基準に対称となるように形成されてもよい。例えば、前記第1及び第2連結ブラケット100、200のそれぞれに、前記第1頭嵌合部110及び前記第1螺合部120と前記第2頭嵌合部210及び前記第2螺合部220のそれぞれ二対が各辺の中心を基準に対称状に形成されてもよい。
【0034】
以下、前記第1及び第2連結ブラケット100、200のそれぞれに第1及び第2フレーム20、30のそれぞれが締め付けられる構造について、図5及び図6をさらに参照して詳細に説明する。
【0035】
図5は、図2に示す第1又は第2連結ブラケットに第1又は第2フレームが締め付けられる構造を示す図であり、図6は、図5におけるA部の拡大図である。
【0036】
この実施形態においては、前記第1及び第2連結ブラケットのそれぞれに前記第1及び第2フレームのそれぞれが締め付けられる構造が実質的に同様であるため、「第1及び第2連結ブラケット」を「連結ブラケット」とし、「第1及び第2フレーム」を「フレーム」として説明を行うが、このとき、前記「連結ブラケット」及び前記「フレーム」のそれぞれの参照番号も前記「第1連結ブラケット」及び前記「第1フレーム」の参照番号と同じものを用いる。
【0037】
図5及び図6をさらに参照すると、前記連結ブラケット100は、4つの角部に前記フレーム20が締め付けられるフレーム締付部130を備える。前記フレーム締付部130は、前記フレーム20が嵌入する嵌入部140及び前記嵌入部140に嵌入したフレーム20を固定する固定部150を備える。
【0038】
前記固定部150は、前記嵌入部140に嵌入したフレーム20の内側で前記フレーム20に向かって押し付ける固定板152を介して前記フレーム20を押し付ける。このとき、前記固定部150は、前記固定板152に前記フレーム20を押し付ける押付力を与えるために、前記固定板152には第2ボルト154が締め付けられても良い。逆に、前記フレーム20は、前記固定板152の押付力を十分に伝達されながら前記第2ボルト154が嵌入する空間を提供するために、前記固定板152と当接する個所が断面「V」字状又は「U」字状に凹んだ構造を有していてもよい。
【0039】
また、前記固定部150は、前記フレーム20を固定するために前記第2ボルト154を締め付ける間に前記固定板152が前記フレーム20から離脱しないように前記固定板152の内側でこれをガイドするガイド部156をさらに備えていてもよい。これとは異なり、前記固定部150は、前記フレーム20に長手方向に沿って所定の間隔を隔てて孔(図示せず)を形成した後、前記孔に弾性により嵌着する構造を有していてもよく、前記フレーム20を鉤状に固定する構造を有していてもよい。
【0040】
上記の実施形態による説明でのように、互いに垂直な方向に交差配設された第1及び第2フレーム20、30を前記ボルト300により互いに係合される第1及び第2連結ブラケット100、200を用いて互いに交差連結することにより、前記第1及び第2フレーム20、30を運ぼうとするときには互いに離れている状態で運ぶことができる。これにより、前記第1及び第2フレーム20、30を運ぶときに体積を低減することができるので、これを運ぶのに必要な車両を小型化させることができるだけではなく、これにかかるコストも節減することができる。
【0041】
以上述べたように、本発明の好適な実施形態を挙げて本発明を詳細に説明したが、当該技術分野における熟練された当業者又は当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載されている本発明の思想及び技術領域から逸脱しない範囲内において本発明を様々に修正及び変更することができるということが理解できる筈である。
【符号の説明】
【0042】
10:ステージ
20:第1フレーム
30:第2フレーム
40:脚
50:第1サブフレーム
60:第2サブフレーム
100:第1連結ブラケット
110:第1頭嵌合部
120:第2螺合部
130:フレーム係合部
140:嵌入部
150:固定部
152:固定板
154:第2ボルト
200:第2連結ブラケット
210:第2頭嵌合部
220:第2螺合部
300:ボルト
310:頭部
320:ねじ部
400:ナット
1000:フレーム連結構造物
図1
図2
図3
図4
図5
図6