特許第5758613号(P5758613)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5758613
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年8月5日
(54)【発明の名称】組立式駐輪場
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/18 20060101AFI20150716BHJP
   E04H 6/12 20060101ALI20150716BHJP
【FI】
   E04H6/18 613C
   E04H6/12 B
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2010-264470(P2010-264470)
(22)【出願日】2010年11月29日
(65)【公開番号】特開2012-112219(P2012-112219A)
(43)【公開日】2012年6月14日
【審査請求日】2013年10月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000141521
【氏名又は名称】株式会社技研製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(72)【発明者】
【氏名】北村 精男
(72)【発明者】
【氏名】西岡 啓郎
【審査官】 五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許出願公開第00631027(EP,A1)
【文献】 韓国登録特許第10−0938141(KR,B1)
【文献】 登録実用新案第3065626(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3094380(JP,U)
【文献】 特開2002−194814(JP,A)
【文献】 特開2003−081148(JP,A)
【文献】 特開平05−051961(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/12−6/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上に構築され、内部に二輪車を収容する複数の収容部が配設される躯体と、
前記躯体内に配設され、前記収容部に対して前記二輪車を搬送する搬送装置とを備え、
前記躯体を構成する躯体パーツ同士及び前記躯体パーツと前記搬送装置とが取付・解体自在な取付手段により取り付けられている組立式駐輪場において、
前記躯体は、台座と、当該台座上に等間隔に設置された複数の収ユニットとを備え、
前記台座は、複数のパーツから構成され、
前記収ユニットは、前記台座上に立設された一対の支持部材と、前記台座上に立設された補助支持部材とを備え、
一の前記収容ユニットに配設される前記収容部は、前記一対の支持部材のうち一方の支持部材に上下方向に複数段取り付けられた収容部と、この収容部とは異なる収容部であって他方の支持部材に上下方向に複数段取り付けられた収容部とからなり、
前記一方の支持部材に取り付けられた収容部及び前記他方の支持部材に取り付けられた収容部は、これらの間に配置された前記補助支持部材に、それぞれ水平方向に連結する支持フレームを介して連結されて支持されたことを特徴とする組立式駐輪場。
【請求項2】
請求項1記載の組立式駐輪場において、
前記一方の支持部材に取り付けられた収容部と、前記他方の支持部材に取り付けられた収容部とが、上下方向に段違いに配設されていることを特徴とする組立式駐輪場。
【請求項3】
請求項1または2記載の組立式駐輪場において、
前記躯体は、外壁パネルを有し、
前記一対の支持部材の各々には、前記外壁パネルの縁部を支持するパネル支持部がそれぞれ設けられ、
前記パネル支持部は、所定方向に開口した溝を有し、当該溝の開口する向きが互いに逆方向になるように前記支持部材の各々に2つずつ設けられ、
前記複数の収ユニットに含まれる前記支持部材は、放射状に配設されるとともに、周方向に隣り合う2つの前記支持部材の各々に形成された前記溝に1つの前記外壁パネルの両縁部が係止されることを特徴とする組立式駐輪場。
【請求項4】
請求項3記載の組立式駐輪場において、
前記パネル支持部は、前記溝が上下方向に延在するように形成され、
前記複数の支持部材を所定位置に配設した後、前記パネル支持部の前記溝に前記外壁パネルの縁部が所定方向に差し込まれるようにして当該外壁パネルを配設可能に構成されていることを特徴とする組立式駐輪場。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の組立式駐輪場において、
前記躯体は、屋根と、前記屋根を支持する上部フレームとを備え、
前記支持部材は、前記上部フレームを支える支柱であることを特徴とする組立式駐輪場。
【請求項6】
請求項5記載の組立式駐輪場において、
前記補助支持部材は、前記上部フレームを支える支柱であることを特徴とする組立式駐輪場。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組立式駐輪場に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、躯体内に二輪車を格納する格納棚が複数配設された機械式駐輪場が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−113303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載の機械式駐輪場の場合、躯体がコンクリートセグメントから構成され、さらに躯体が地下に埋設されるため、駐輪場の組み立てに長期間を要してしまい、臨時の駐輪場など急を要する際には対応しがたいのが実状である。また、この駐輪場であると組み立てだけでなく移設や撤去にも時間がかかり、組み立てや解体にかかる費用の高騰を招く一因ともなっている。
このため、本発明の課題は、組み立て及び解体を容易に行うことができ、組み立てや解体にかかる費用の低減を図ることのできる組立式駐輪場を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明に係る組立式駐輪場は、
地上に構築され、内部に二輪車を収容する複数の収容部が配設される躯体と、
前記躯体内に配設され、前記収容部に対して前記二輪車を搬送する搬送装置とを備え、
前記躯体を構成する躯体パーツ同士及び前記躯体パーツと前記搬送装置とが取付・解体自在な取付手段により取り付けられている組立式駐輪場において、
前記躯体は、台座と、当該台座上に等間隔に設置された複数の収ユニットとを備え、
前記台座は、複数のパーツから構成され、
前記収ユニットは、前記台座上に立設された一対の支持部材と、前記台座上に立設された補助支持部材とを備え、
一の前記収容ユニットに配設される前記収容部は、前記一対の支持部材のうち一方の支持部材に上下方向に複数段取り付けられた収容部と、この収容部とは異なる収容部であって他方の支持部材に上下方向に複数段取り付けられた収容部とからなり、
前記一方の支持部材に取り付けられた収容部及び前記他方の支持部材に取り付けられた収容部は、これらの間に配置された前記補助支持部材に、それぞれ水平方向に連結する支持フレームを介して連結されて支持されたことを特徴としている。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の組立式駐輪場において、
前記一方の支持部材に取り付けられた収容部と、前記他方の支持部材に取り付けられた収容部とが、上下方向に段違いに配設されていることを特徴としている。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の組立式駐輪場において、
前記躯体は、外壁パネルを有し、
前記一対の支持部材の各々には、前記外壁パネルの縁部を支持するパネル支持部がそれぞれ設けられ、
前記パネル支持部は、所定方向に開口した溝を有し、当該溝の開口する向きが互いに逆方向になるように前記支持部材の各々に2つずつ設けられ、
前記複数の収ユニットに含まれる前記支持部材は、放射状に配設されるとともに、周方向に隣り合う2つの前記支持部材の各々に形成された前記溝に1つの前記外壁パネルの両縁部が係止されることを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の組立式駐輪場において、
前記パネル支持部は、前記溝が上下方向に延在するように形成され、
前記複数の支持部材を所定位置に配設した後、前記パネル支持部の前記溝に前記外壁パネルの縁部が所定方向に差し込まれるようにして当該外壁パネルを配設可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項〜4のいずれか一項に記載の組立式駐輪場において、
前記躯体は、屋根と、前記屋根を支持する上部フレームとを備え、
前記支持部材は、前記上部フレームを支える支柱であることを特徴としている。
【0010】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の組立式駐輪場において
記補助支持部材は、前記上部フレームを支える支柱であることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、駐輪場の組み立て及び解体を容易に行うことができ、組み立てや解体にかかる費用の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本実施形態に係る組立式駐輪場の概略構成を示す斜視図である。
図2】本実施形態に係る組立式駐輪場の概略構成を示す断面図である。
図3】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す斜視図である。
図4】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す斜視図である。
図5】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す斜視図である。
図6】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す斜視図である。
図7】本実施形態の組立式駐輪場に備わる収容ユニットの概略構成を示す側面図である。
図8】本実施形態の組立式駐輪場に備わる収容ユニットの概略構成を示す上面図である。
図9】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す斜視図である。
図10】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す上面図である。
図11】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す上面図である。
図12】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す部分斜視図である。
図13】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す斜視図である。
図14】本実施形態に係る組立式駐輪場に備わる屋根パーツの概略構成を示す斜視図である。
図15】本実施形態に係る組立式駐輪場の組み立て時における一工程を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0015】
図1は本実施形態に係る組立式駐輪場の概略構成を示す斜視図であり、図2は組立式駐輪場の断面図である。組立式駐輪場1は組み立て及び解体が自在な駐輪場であり、図1及び図2に示すように地上に構築された躯体2と、躯体2内に配設された搬送装置3とを備えている。
【0016】
躯体2の内部には、二輪車Bを収容する複数の収容部4が放射状に配置されていて、なおかつ上下方向に多段に配置されている。この躯体2は、多数の躯体パーツによる構成されている。これらの躯体パーツについては後述する組立式駐輪場1の組立方法を説明する際に説明する。
搬送装置3は、躯体2の中央部に配置されている。搬送装置3は、回転及び昇降することで各収容部4に対して二輪車Bを搬送するようになっている。
【0017】
次に、駐輪場1の組立方法について説明する。
まず、図3に示すように、躯体2に備わる台座5を組み立てる。台座5は、躯体パーツの一種である4つの台座パーツ51,52,53,54から構成されている。これら台座パーツ51〜54のうち、1つの台座パーツ54には二輪車Bを躯体2内に入出させる入出パーツ55が一体的に取り付けられている。各台座パーツ51〜54同士は、その端部で係止されて、図4に示すように全体として上面視ドーナツ状に形成される。そして、台座パーツ51〜54の係止部分を取付・解体自在な取付手段(図示省略)によって固定する。ここで、取付手段としては、例えばボルトやナットなどの締結手段が挙げられる。
【0018】
次いで、図5に示すように、躯体2の台座5の中央部分に搬送装置3を配置する。搬送装置3の回転台座31は円形に形成されていて、躯体2の台座5中央の空間内に収まるようになっている。そして、搬送装置3と、躯体2の台座5との係止部分を取付手段によって固定する。
【0019】
搬送装置3の組み付けが完了すると、図6に示すように、躯体パーツの一種である複数の収容ユニット6を躯体2の台座5に取り付ける。図7は、収容ユニット6の概略構成を示す側面図であり、図8は収容ユニット6の概略構成を示す上面図である。図7及び図8に示すように、収容ユニット6は、一対の支持部材61と、支持部材61よりも内側に設けられた補助支持部材62とを備えている。一対の支持部材61のうち、一方の支持部材61には収容部4が3段取り付けられており、他方の支持部材61には収容部4が3段取り付けられている。他方の支持部材61に取り付けられた3段の収容部4は、一方の支持部材61に取り付けられた3段の収容部4の間に配置されている。各収容部4は、支持フレーム63を介して補助支持部材62にも支持されている。
【0020】
また、図8に示すように、一対の支持部材61には、外壁パネル10(図8中、点線で示す。)を支持するためのパネル支持部64が設けられている。パネル支持部64は、所定方向に開口し、かつ上下方向に延在する溝65を有していて、当該溝65の開口する向きが互いに逆方向になるように支持部材61の各々に2つずつ設けられている。
【0021】
図9に示すように、躯体2の台座5の全周にわたって、各収容ユニット6を放射状に配置し、当該台座5と各収容ユニット6同士を取付手段によって固定する。このとき、複数の支持部材61が放射状に配設されるので、周方向に隣り合う2つの支持部材61の各々に形成された溝65の開口が互いに対向することになる。
【0022】
収容ユニット6の設置後には、一対の支持部材61及び補助支持部材62が台座5に対して立設しているため、図10に示すように、一対の支持部材61及び補助支持部材62の上端部に上部フレーム7を取り付ける。
上部フレーム7は、躯体パーツの一種である4つの上部フレームパーツ71,72,73,74から構成されている。各上部フレームパーツ71〜74同士は、その端部で係止されて全体として上面視ドーナツ状に形成される。上部フレーム7の外周部分が一対の支持部材61により支持されて、内周部分が補助支持部材62により支持される。このように、一対の支持部材61及び補助支持部62が上部フレーム7を支える支柱として機能する。そして、上部フレームパーツ71〜74の係止部分を取付手段によって固定する。さらに、一対の支持部材61及び補助支持部材62と上部フレーム7とをも取付手段によって固定する。なお、本実施形態では、上部フレーム7が一層式である場合を例示して説明したが、多層式であってもよい。
【0023】
上部フレーム7の設置後には、図11に示すように梁部8を搬送装置3の上部に取り付ける。梁部8は、躯体パーツの一種である複数の棒状の梁材81と、各梁材81を放射状に支持する梁用支持部82とを備えている。梁用支持部82に対して各梁材81を取り付けてから、これらを取付手段によって固定する。その後、組み立てられた梁部8を搬送装置3の上端部に取り付け、梁部8と搬送装置3とを取付手段によって固定する。
【0024】
次いで、図12に示すように、隣り合う2つの支持部材61間に、躯体パーツの一種である外壁パネル10を配設する。このとき、隣り合う2つの支持部材61の各々に形成された溝65の開口が互いに対向しているので、これらの溝65に外壁パネル10の縁部を係合させて、外壁パネル10を差し込む。溝65は上下方向に延在しているため、外壁パネル10は自重により下降し、隣り合う2つの支持部材61間に配設される。
【0025】
そして、図13に示すように、全ての支持部材61間に外壁パネル10を配設すると、屋根9を設置する。屋根9は、躯体パーツの一種である扇状の4つの屋根パーツ91,92,93,94から構成されている。図14は屋根パーツ91〜94の概略構成を示す斜視図である。図14に示すように、屋根パーツ91〜94は、折り畳み自在となるように蛇腹状に形成されている(図14(a)は折り畳み状態を示し、図14(b)は展開状態を示す。)。そして、屋根パーツ91〜94を1つずつ上部フレーム7、梁部8及び外壁パネル10の上部に設置し、取付手段によって固定する。
図15に示すように、全ての屋根パーツ91〜94が設置され、屋根9の組み立てが終わると、組立式駐輪場1の組み立ても完了する。
【0026】
なお、組み立て作業と逆の手順で各躯体パーツを取り外すことにより、組立式駐輪場1の解体が可能である。
【0027】
以上のように、本実施形態によれば、躯体を構成する躯体パーツ同士及び躯体パーツと搬送装置3とが取付・解体自在な取付手段により取り付けられているので、コンクリートセグメントからなる駐輪場と比べても、駐輪場1の組み立て及び解体を容易に行うことができ、組み立てや解体にかかる費用の低減を図ることが可能となる。
また、躯体パーツや搬送装置3がユニット化されているので、組み立て及び解体作業時の搬送も容易である。
そして、コンクリート等を用いないために養生期間等を確保する必要もなくなり、組み立て時間の短縮化も可能である。
【0028】
また、収容部4を支持する複数の支持部材61の各々には、外壁パネル10の縁部を支持するパネル支持部64がそれぞれ設けられているので、外壁パネル10を支持する専用の部材を別個設けなくとも、支持部材61のみで外壁パネル10を支持することができる。これにより、部品点数を抑制することができる。
また、周方向に隣り合う2つの支持部材61の各々に形成された溝65に1つの外壁パネル10の両縁部が係止される構成であるので、簡単な構成で外壁パネル10を支持することができる。
そして、複数の支持部材61を所定位置に配設した後、パネル支持部64の溝65に外壁パネル10の縁部が所定方向に差し込まれるようにして当該外壁パネル10を配設となっているので、自重を利用して当該外壁パネル10を配設することができる。
【0029】
また、収容ユニット6の一部である支持部材61及び補助支持部材72が上部フレーム7を支える支柱であるので、上部フレーム7を支持する専用の支柱を設けなくとも、上部フレーム7を支持することができ、部品点数の削減や、それに伴う組み立て作業及び解体作業の効率化を図ることができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。以下の説明においては、上記実施形態と同一部分においては同一符号を付し、その説明を省略する。
例えば、上記実施形態では、取付手段としてボルトやナット等の締結手段を例示して説明したが、取付・解体自在なものであればこれ以外にも適用することは可能である。強度上、特に問題ないようであれば、締結手段などのように躯体パーツ同士を固定しなくとも、単に躯体パーツ同士を組み付ける構成であっても構わない。この場合、一方の躯体パーツに例えば凹部等の係合部を設け、前記凹部に組み付けられる凸部等の被係合部を他方の躯体パーツに設ければよく、これら係合部及び被係合部が取付手段として機能する。
【符号の説明】
【0031】
1 組立式駐輪場
2 躯体
3 搬送装置
4 収容部
5 台座
6 収容ユニット(躯体パーツ)
7 上部フレーム
8 梁部
9 屋根
10 外壁パネル(躯体パーツ)
51,52,53,54 台座パーツ(躯体パーツ)
55 入出パーツ
61 支持部材
62 補助支持部材
63 支持フレーム
64 パネル支持部
65 溝
71,72,73,74 上部フレームパーツ(躯体パーツ)
81 梁材(躯体パーツ)
82 梁用支持部(躯体パーツ)
91,92,93,94 屋根パーツ(躯体パーツ)
B 二輪車
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15