特許第5758910号(P5758910)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5758910-練りローラ 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5758910
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年8月5日
(54)【発明の名称】練りローラ
(51)【国際特許分類】
   B41N 7/06 20060101AFI20150716BHJP
   B41F 31/26 20060101ALI20150716BHJP
【FI】
   B41N7/06
   B41F31/26 Z
【請求項の数】24
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-542510(P2012-542510)
(86)(22)【出願日】2010年12月7日
(65)【公表番号】特表2013-512803(P2013-512803A)
(43)【公表日】2013年4月18日
(86)【国際出願番号】EP2010069046
(87)【国際公開番号】WO2011069998
(87)【国際公開日】20110616
【審査請求日】2013年9月27日
(31)【優先権主張番号】09178216.9
(32)【優先日】2009年12月7日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】510070005
【氏名又は名称】フェリックス ベトヒャー ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100085279
【弁理士】
【氏名又は名称】西元 勝一
(72)【発明者】
【氏名】バールトシェル、ゲルハルト
(72)【発明者】
【氏名】ツェットル、ウヴェ
(72)【発明者】
【氏名】アンゾーゲ、ヘンドリック
(72)【発明者】
【氏名】グローセ、シルケ
(72)【発明者】
【氏名】フリングス、ビルキット
【審査官】 亀田 宏之
(56)【参考文献】
【文献】 特開平01−093397(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/080003(WO,A1)
【文献】 特開平05−301336(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41N 7/06
B41F 31/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローラ芯材を準備する工程;
ポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系液体コーティング組成物を、1〜1000μmの層厚で塗布する工程;
前記ローラ芯材上の前記液体コーティング組成物を固化する工程、
を含む方法により得られるローラの、練りローラ(distributor roller)としての使用。
【請求項2】
前記使用がオフセット印刷における使用である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
記ローラが、ローラ芯材、およびポリイミド系またはポリアミド−イミド系の層厚1〜1000μmの固化されたコーティングを含む、請求項1または請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記ローラ芯材が、0.1〜100μmの粗さRzを有する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の使用。
【請求項5】
前記ローラ芯材が、1〜30μmの粗さRzを有する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の使用。
【請求項6】
前記コーティング組成物が、さらにポリアミド、ポリアミドプレポリマーもしくはポリアミド−イミド、フィラー、添加剤、着色剤、またはこれらの混合物を含む、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の使用。
【請求項7】
前記層厚が、10〜200μmの範囲内である、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の使用。
【請求項8】
前記層厚が、20〜120μmの範囲内である、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の使用。
【請求項9】
前記液体コーティング組成物の塗布が、スプレー、ナイフ塗布、薄膜スピンキャスティング、またはリング塗布により行われる、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の使用。
【請求項10】
前記コーティング組成物の固化が、前記プレポリマーの硬化によって達成される、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の使用。
【請求項11】
前記コーティング組成物の固化が、溶媒の乾燥と共に行われる前記プレポリマーの硬化によって達成される、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の使用。
【請求項12】
前記コーティング組成物は固化後に研削されていない、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の使用。
【請求項13】
前記固化したコーティング組成物の弾性係数が、0.5〜500MPaの範囲内である、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の使用。
【請求項14】
前記ローラ芯材の粗さが、前記固化したコーティング組成物の粗さより大きい、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の使用。
【請求項15】
前記ローラが、内部加熱もしくは内部冷却され、および/または揺動するローラである、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の使用。
【請求項16】
ローラ芯材を準備する工程;
ポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系液体コーティング組成物を、1〜1000μmの層厚で塗布する工程;および
前記ローラ芯材上の前記液体コーティング組成物を固化する工程、
を含み、前記ローラの温度が内部加熱または内部冷却により制御される、練りローラの製造方法。
【請求項17】
前記液体コーティング組成物の塗布が、スプレー、ナイフ塗布、薄膜スピンキャスティング、またはリング塗布により行われることを特徴とする、請求項16に記載の製造方法。
【請求項18】
前記コーティング組成物の固化が、前記プレポリマーの硬化によって達成される、請求項16または請求項17のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項19】
前記コーティング組成物の固化が、溶媒の乾燥と共に行われる前記プレポリマーの硬化によって達成される、請求項16〜請求項18のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項20】
前記コーティング組成物は固化後に研削されない、請求項16〜請求項19のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項21】
前記コーティング組成物が、さらにポリアミド、ポリアミドプレポリマー、ポリアミド−イミド、フィラー、添加剤、着色剤、またはこれらの混合物を含む、請求項16〜請求項20のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項22】
請求項16〜請求項21のいずれか1項に記載の方法により得られる、内部加熱または内部冷却を備えた練りローラ。
【請求項23】
りローラおよび弾性ローラを含むインキングシステムであって、
少なくとも1つの練りローラが、
ローラ芯材を準備する工程;
ポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系液体コーティング組成物を、1〜1000μmの層厚で塗布する工程;
前記ローラ芯材上の前記液体コーティング組成物を固化する工程、
を含む方法により得られるローラである、インキングシステム。
【請求項24】
規定の粗さを有するローラ芯材を準備する工程;
ポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系液体コーティング組成物を、1〜1000μmの層厚で塗布する工程、
を含むローラの粗さを調節する方法であって、所定のローラの粗さを得るように前記層厚を選択する前記方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、硬質ローラの製造方法、硬質ローラ、およびその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
オフセット印刷は、依然として印刷方法の中でも中心的な技術である。オフセット印刷は、新聞、雑誌、カタログ、および包装用の印刷などに用いられる間接印刷方法である。オフセット印刷では、通常は薄いアルミニウムプレートである刷版(printing forme)が準備される。刷版は、引張されて版胴に固定され、印刷機においてインキングステムおよび湿し(damping)システムと接触している。刷版の親油性領域は印刷インキを受容するが、親水性領域はインキが存在しないままである。
【0003】
印刷インキは、版胴から、ブランケット胴(blanket cylinder)またはオフセット胴上に取り付けられた印刷ブランケット上へ転写される。次に、ブランケット胴により、圧胴(impression cylinder)または別のブランケット胴を用いて、インキが被印刷媒体へ転写される。
【0004】
均一なインキ膜を得るために、インキは、特定のインキングシステムを介して容器から塗布される。インキングシステムにおいて、インキは、一般にいくつかのローラによってインキローラミル上を運ばれる。この中では、硬質ローラ(練りローラ)および弾性ローラ(インキローラ)が交互になっている。
【0005】
練りローラ(distributor rollers)は、一般にリルサン(Rilsan)のコーティングを有する鋼鉄芯材からなり、したがって、しばしばリルサンローラとも呼ばれる。練りローラは、通常、以下の方法により製造される。すなわち、未加工の鋼鉄芯材を加熱し、次に、回転させながらリルサン粉末(特定の種類のポリイミド)の槽に入れる。リルサン粉末は、高温の芯材に接触すると熔解するため、比較的均一なコーティングが提供される。このコーティングの表面品質は、オフセット印刷に適用するには、はるかに不十分であるため、例えば研削処理により加工する必要がある。
【0006】
この方法の欠点として、コスト(高価な研削処理、およびあらかじめ被覆された材料の除去)、および層密度が高いことを含む。約100μm未満の層厚を得ることは困難である。しかし、これは、特に、多くの印刷機において今日必要とされるような、内部冷却練りローラが用いられる場合に望ましい。コーティングが厚すぎると、練りローラ表面からの効果的な放熱が妨げられる。
【0007】
欧州特許第0942833号は、例えばニトリル/ブタジエンポリマー、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、および他の材料などの弾性コーティング材料がローラに塗布されたインキローラを記載する。
【0008】
独国特許出願公開第102007062940号は、コーティングが少なくとも主にフッ素化ポリマーからなるローラを記載する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、従来技術の上記欠点を克服する、ローラ製造方法およびローラを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的は:
ローラ芯材を準備する工程;
ポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系液体コーティング組成物を、1〜1000μmの層厚で塗布する工程;および
前記ローラ芯材上の該液体コーティング組成物を固化する工程、
を含み、前記ローラの温度が内部加熱または内部冷却により制御される、硬質ローラの製造方法により達成される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】インキツボローラ(ink fountain roller)1、呼出しローラ(ductor roller)2、練りローラ3、転写ローラ4、およびインキ着肉ローラ(ink forme rollers)5を有するインキングシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
したがって、本発明によれば、第1の工程でローラ芯材を準備する。典型的なローラ芯材は、特に鋼鉄およびアルミニウムなどの金属製である。しかし、ローラ芯材はまた、例えばセラミック製、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)製、または炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製などの、非金属ローラ芯材であってもよい。
【0013】
本発明のローラ芯材は、内部加熱または内部冷却を備えるローラを対象とする。内部加熱または内部冷却を備えるローラは、その温度を伝熱媒体手段により制御可能なローラである。伝熱媒体は、液体であってもよく、さらには温度制御された空気であってもよい。温度制御システムは、通常は冷却の目的に用いられる。該当するローラは、例えば独国特許第93169324号から既知である。
【0014】
ある実施形態では、ローラ芯材は、0.1〜100μm、好ましくは1〜30μm、の粗さRzを有してもよい。
【0015】
液体コーティング組成物を、前記ローラ芯材に塗布する。このコーティング組成物は、本質的にポリイミドプレポリマーまたはポリアミドプレポリマーを含む。ポリイミドは、(C=O)−NR−(C=O)基を含む重合体である。ポリアミド−イミドは、ポリイミド(C=O)−NR−(C=O)単位、およびポリアミド(C=O)−NR単位からなる共重合体である。ポリイミド調製のための出発物質は、好ましくは、芳香族ジアミンおよび脂肪族ジアミン、ならびに芳香族テトラカルボン酸二無水物であり;ジアミンの代わりにジイソシアネートを用いてもよい。第1の工程では、ポリアミド酸が形成され、次にこれはさらに反応して、ポリイミドが形成される。一方、ポリアミド−イミドの出発物質は、好ましくは、芳香族トリカルボン酸無水物、および芳香族または脂肪族ジアミンもしくはジイソシアネートである。
【0016】
「プレポリマー」は、完全にではなく部分的に反応して重合体を形成する、反応性モノマーの混合物を意味する。ポリイミドプレポリマーまたはポリアミド−イミドプレポリマーの場合、ロール芯材への塗布後に硬化反応が実施される。硬化は、加熱により達成または促進される。
【0017】
層厚としては、1〜1000μmの範囲が原則として適していることが分かっており、10〜200μmの範囲または20〜120μmの範囲が好ましい。
【0018】
本質的にポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系コーティング組成物が用いられるとしても、特にフィラー、添加剤、着色剤などの更なる材料を含んでいてもよい。好ましくは、コーティング組成物は、ポリイミドプレポリマーまたはポリアミド−イミドプレポリマーを、その主要な構成成分(50重量%以上)として含む。
【0019】
ある実施形態では、コーティング組成物は、プレポリマーとしてポリイミドプレポリマーのみを含む。
【0020】
別の実施形態では、コーティング組成物は、ポリアミド−イミドプレポリマーのみを含む。
【0021】
別の実施形態では、コーティング組成物は、ポリイミドプレポリマーおよびポリアミド−イミドプレポリマーの両方を含む。
【0022】
別の実施形態は、コーティング組成物がポリイミドプレポリマーを含むローラであって、ポリアミドまたはポリアミド−イミドが追加でコーティング組成物に含まれる。
【0023】
別の実施形態は、コーティング組成物がイミドプレポリマーの代わりに溶解ポリイミドを含むローラである。
【0024】
ある実施形態では、コーティング組成物がポリアミドまたはポリアミドプレポリマーを追加で含む。好ましくは、ポリアミドおよびポリアミドプレポリマーに対するポリイミドプレポリマーの比は、10:0〜10:9である。
【0025】
具体的には、コーティング組成物は溶解ポリアミド−イミドを含んでいてもよい。
【0026】
適切な液体コーティング組成物の塗布方法としては、具体的には、スプレー、ナイフ塗布、薄膜スピンキャスティング、またはリング塗布が挙げられる。
【0027】
塗布後、液体コーティング組成物を、硬化プロセス、すなわち重合体を形成するための更なる反応により固化することがある。プレポリマーが溶媒を含む場合、固化は、溶媒の乾燥/蒸発によりサポートされる。本発明の被塗布材料は、好ましくは、硬化後にコーティング組成物の研削を必要としないほど均一で高品質の表面を有する。
【0028】
これにより、十分な放熱および低生産コストのための、小さな層厚が得られる。さらに、本発明のローラは、高い耐摩耗性、高い耐化学性、良好なインキ受容性、良好なインキ離れ性、および良好なクリーニング特性など、印刷プロセスのための優れた特性を有している。これらの特性はまた、表面が研磨されておらず、したがって細孔がないため印刷プロセスに由来する堆積物に対して耐性も示すことに起因する。
【0029】
本発明はまた、本発明の方法により得られる、内部加熱または内部冷却を備えた硬質ローラにも関する。本発明のローラは、ローラ芯材、および該芯材上に1〜1000μmの層厚で設けられた、固化された、好ましくは未研磨の、ポリイミド系コーティングを特徴とする。
【0030】
本発明のローラのコーティングは、0.5〜500MPaの範囲内の弾性係数を有していてもよい。
【0031】
ある実施形態では、ローラ芯材は、0.1〜100μm、好ましくは1〜30μm、の粗さRzを有する。コーティング組成物の塗布により、粗さが小さくなり得る。一般に、固化されたコーティングの粗さは、ローラ芯材の粗さより小さい。
【0032】
本発明はまた、規定の粗さを有するローラ芯材を被覆して規定の粗さのコーティング組成物を有するローラを得るように、所定のローラの粗さに調節する方法にも関する。
【0033】
具体的には、本発明のローラは、内部加熱もしくは内部冷却を備えるローラ、および/または揺動(oscillating)ローラに適している。内部加熱もしくは内部冷却を備えるローラは、圧延プロセス由来の熱を放散するために使用され、したがって均一な印刷条件を与える。「揺動」とは、インキ膜の改善された均一性を得るために、作動中の(すなわち、回転状態の)ローラを軸方向に往復運動させることを意味する。
【0034】
しかし、ポリイミド系またはポリアミド−イミド系コーティングを有するローラは、内部加熱または内部冷却を備えるローラとしてだけではなく、内部加熱または内部冷却を備えていない形であっても有利である。一方では、表面の研削を必要としないため、その生産が容易になる。具体的には、コーティングの粗さは、ローラ芯材の粗さ、およびコーティングの厚さを選択することにより設定することができる。
【0035】
したがって、本発明はまた、
ローラ芯材を準備する工程;
ポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系液体コーティング組成物を、1〜1000μmの層厚で塗布する工程;
前記ローラ芯材上の該液体コーティング組成物を固化する工程、
を含む方法により得られる硬質ローラの、練りローラまたはリルサンローラとしての使用に関する。
【0036】
本発明はさらに、硬質練りローラおよび弾性ローラを含むインキングシステムであって、少なくとも1つの硬質ローラが、
ローラ芯材を準備する工程;
ポリイミドプレポリマー系またはポリアミド−イミドプレポリマー系液体コーティング組成物を、1〜1000μmの層厚で塗布する工程;
前記ローラ芯材上の該液体コーティング組成物を固化する工程、
を含む方法により得られるローラである、インキングシステムに関する。
【0037】
本発明のローラは、具体的には、練りローラおよびリルサンローラとして適している。これらの好ましい利用分野は、オフセット印刷である。
【0038】
本発明を、以下の実施例によってさらに説明する。
【実施例】
【0039】
実施例1
ポリアミド酸溶液を、薄膜スピンキャスティングにより鋼鉄芯材に塗布する。材料を回転条件下で加熱し、相当部分の溶媒を蒸発させる。これにより、コーティング組成物は、回転終了後に安定した状態に保たれる。次に、ローラを250℃までアニーリングする。このようなローラを用いた印刷実験により、優れた結果が得られた。
【0040】
実施例2
実施例1の方法において、15μmの粗さRzを有する鋼鉄芯材を用いた。実施例1の厚さ80μmのコーティングでは、約2.2μmのRzが表面上に残る。層厚30μmのコーティングで、約5μmのRzが残る。すなわち、コーティングの粗さは、コーティングの厚さを選択することにより調節することができる。
図1