(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5759040
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年8月5日
(54)【発明の名称】収納クリップ付き筆記具
(51)【国際特許分類】
B43K 25/02 20060101AFI20150716BHJP
B43K 21/00 20060101ALI20150716BHJP
【FI】
B43K25/00 H
B43K21/00 D
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-80542(P2014-80542)
(22)【出願日】2014年3月24日
【審査請求日】2014年4月16日
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】594195719
【氏名又は名称】阿部 猛
(72)【発明者】
【氏名】阿部 猛
【審査官】
宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−021430(JP,A)
【文献】
実開昭50−108518(JP,U)
【文献】
実開昭61−200288(JP,U)
【文献】
特開2013−095008(JP,A)
【文献】
特開2007−301764(JP,A)
【文献】
実開平07−031387(JP,U)
【文献】
実開平04−111483(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43K 25/00 − 25/02
B43K 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸筒の外周面後方側にクリップの持ち上げ部を収納するための、前後方向に連なる略凹溝形状とした収納凹溝部を形成し、前記収納凹溝部に、前記持ち上げ部を収納して、前記持ち上げ部の一方に押圧レバーを設けて一体にし、前記押圧レバーを支持するためのレバー支持部を設けその部分に前記押圧レバーを嵌合させて、前記持ち上げ部の上下可動を行なうと共に、前記持ち上げ部の先端方向に移動用凹溝を形成し、前記クリップの持ち上げ部を、前記移動用凹溝方向へ可動移動操作を行なうことを特徴とした収納クリップ付き筆記具。
【請求項2】
前記上下可動行なうクリップの持ち上げ部が嵌合されたレバー支持部を、着脱自在となるノック部の部分に接合し、前記クリップの持ち上げ部と前記ノック部とを一体化にして軸筒へ着脱自在に取り付けることを特徴とした請求項1に記載の収納クリップ付き筆記具。
【請求項3】
ノック部の部分に予備用の消しゴム入ポケットを設けた請求項2に記載の収納クリップ付き筆記具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャープペンシルや、ボールペン等の収納クリップ付き筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の筆記具には、自動クリップ出没機構として、クリップの全体が軸筒の内部に収納したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
また、軸筒の上面に長平板状のクリップを装着し、指で摘んで筆記するものがある。(例えば、特許文献2参照。)
【0003】
以下、特許文献1及び特許文献2に基づいて従来の筆記具について説明する。
特許文献1に記載されている第1図乃至第2図において説明すると、外筒1の部分を内部側まで貫いたクリップ出入孔5を設け、クリップ6を外筒1の表面から出ないように装着されている。
クリップ6の出没操作は、ノック部3と一体に形成された突起8の操作によってバネ材7を介し出没手段としている。
【0004】
続いて、特許文献2に記載されている
図1乃至
図5において説明すると、本体軸2の外周部上面に、長平板状のクリップ4を前後方向に向けて延びる平面部11が側面視において、本体軸2の外周部をクリップ4のほぼ厚さ分だけ段差を設けて凹ませて形成され、この平面部11にクリップ4の下面4Cの対向する部分を隙間無く当接させるようにし、クリップ4が本体軸2の外周部の一部をなすようにしている。
筆記時、クリップ4を上面に向けて指で摘んで筆記するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】 実開 昭63−47190号公報
【特許文献2】 特開2010−46892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上に述べた特許文献1による従来の筆記具は、ノック部3に形成された突起8の可動操作によってバネ材7を介し、クリップ6を出没させる手段であって、持ち上げられたクリップ6を指で摘んで外筒1をポケット等に差し込む構造である。
このような構造手段は、ノック部3を可動させない限りクリップ6が上方に持ち上がらず且つ、収納もできない問題があった。
【0007】
更に、クリップ6を持ち上げた場合、バネ材7やクリップ出入孔5及び内部のノック部3が丸見えで見栄えが悪く、異物やゴミ等の侵入口になる。
それにポケットなどに外筒1を入れて取り出すときに、バネ材7の露出先端部が引っ掛かる問題があった。
【0008】
また、特許文献2による従来の筆記具においては、クリップ4を上面に向け指で摘む状態で筆記するものであるから、長平板状のクリップ4の形状では、摘みにくいため筆記時、支障が生ずる問題があった。
特に、本構造をシャープペンに用いた場合、シャープペンの欠点である芯の偏減りを解消するため、ペンを回しながら筆記するので長平板状のクリップ4の形状では、支障があった。
【0009】
それに、従来の一般市販のシャープペンには、軸筒からクリップが露出して取付いているため、指で摘んで握った場合、指の付け根にクリップが当たりペンの回転ができず芯が太くなるという欠点があった。
シャープペンとは限らず、筆記ペン全てが回し続けて筆記するという習慣がある。
また、ノック部にクリップを一体として取り付けることは既に周知であって、その一体となって邪魔になるクリップをどうするかが課題であった。
【0010】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、特にシャープペンに用いた場合、芯の偏減りを解消するため無意識にまたは意識的にペンを回してつぶれていない角で細く書き続けることができることを目的とするものである。
偏減りとは、芯が使っているうちにつぶれて字が太ることや、片側のみ磨耗し片側がとがる状態の意味であって、片側がとがると芯がいきなり折れて支障が生ずる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
筆記ペン本体とする軸筒の外周面後方側にクリップを収納するための、前記外周面より段差を設けて形成した溝カバーと共に、前後方向に連なる略凹溝形状とした収納凹溝部を形成し、前記収納凹溝部にクリップの持ち上げ部の部分を収納し、前記クリップの持ち上げ部の一方側に押圧レバー部を一体に設けて、前記軸筒の後方側に、前記押圧レバーを支持するためのレバー支持部を形成し、その部分に支点となる支軸を設けて前記押圧レバーを嵌合させ、バネを介して前記押圧レバーの押圧反復を行い、前記持ち上げ部の上下可動手段を行なうようにする。
【0012】
尚、前記クリップの取り付け位置として、軸筒の外周面の後方側の位置に直接取り付ける手段と、もしくはノック部に一体化として取り付ける手段があり、これら必ずしも限定するものではなく用途によって選択すれば用を成すものである。
クリップとノック部との接合合体は、既に周知であるからである。
【0013】
そして、前記持ち上げ部と前記押圧レバーとの間に段差を設け、前記押圧レバーの部分を前記持ち上げ部の表面以上に高さを設けて形成し、前記押圧レバーの押圧可動範囲の拡大と共に、前記持ち上げ部の持ち上がり上下可動範囲の拡大をはかる。
【0014】
また、上記の手段を講じながら、持ち上げ部と一体の押圧レバーの部分を着脱自在となるノック部の部分に一体として接続合体し取付ける手段を行なう。
このようにすると、ノック部の押圧可動と共に、クリップの持ち上げ部の移動が伴うため、持ち上げ部の先端方向の軸筒外周面に移動用凹溝を設ける。
【0015】
ノック部に持ち上げ部を一体にすることにより、押圧レバーの取付け位置がより一層、軸筒の後方端部位置に移動して取り付けることができるため、軸筒を摘み握った場合、指の付け根から押圧レバーが遠ざかり邪魔にならない手段を講じることができる。
【0016】
更に、下記
図6で示す第三実施例によるほかの手段として、クリップの持ち上げ部の部分のみを着脱自在となるノック部に、直接一体化として接続合体手段を行なうことにより、上述の押圧レバーの付属品が不要となるためコストも安く上がる。
このような形成構造にした場合でも、上述同様にクリップ及び持ち上げ部の移動用凹溝を設け、更に、クリップの持ち上げ部を両側から摘めるようにつまみ用凹溝を形成する。
【0017】
シャープペン時、上述の一体化のノック部及びクリップを共に外した場合、従来ノック軸の先端に取り付けた消しゴムを覆う小さな着脱ノックカバーの紛失防止を兼ねることができる。また、消しゴムの紛失及び消耗時に予備用の消しゴム入ポケットを設けて対応を容易にする。
【0018】
それに、下記
図8に示す第四実施例によるほかの持ち上げ部の押圧可動手段として、収納凹溝部を形成した部分に、押圧レバーと一体の持ち上げ部を収納し、軸筒の後方側に押圧レバーを支持するためのレバー支持部と両側に支軸を設けてその部分に、前後方向に横に延びた楕円長孔を設けた押圧レバーを嵌合した。
押圧レバーを横に延びた楕円長孔にそって前方側に押圧すると、持ち上げ部の先端が傾斜面からスライドして外周面から露出し、持ち上げ部を摘んで持ち上げる手段を講じる。
持ち上げ部の収納時は、逆に楕円長孔にそって後方向に持ち上げ部を収納凹溝部に押し戻せば収納ができる。
【0019】
上述の、クリップの持ち上げ部は、全てが持ち上げ部の部分のみを収納凹溝部に収納されているもので収納時、クリップの持ち上げ部の表面部分を軸筒の外周面から突出しないように収納している。
【0020】
また、持ち上げ部の断面による表面形状を半丸状の略半月状に形成し、且つ、持ち上げ部の表面形状と、軸筒の外周面の表面形状とを略同形状に形成して、持ち上げ部の表面を軸筒の表面から突出させないように同面にする手段を講じる。
そのようにすると、軸筒を摘み握っての左右回転時、同面の持ち上げ部が指や付け根に接触してもスムーズに回転させることが容易となる。
【発明の効果】
【0021】
上述したように本発明の筆記具は、習慣によるペンを回しながらの筆記時、持ち上げ部が指や付け根に接触しても外周面から突出していないためスムーズに左右自在回転させることができる。
特に、シャープペンシルの芯の偏減りを解消することができる。
それに、収納凹溝部に、溝カバーを形成すると持ち上げ部を受けやすくすると共に、異物、ゴミなどの侵入防止や軸筒をポケット等の挿入時、クリップの押さえが高まる。
【0022】
クリップの持ち上げ部と押圧レバーとの間に段差を設けることによって、押圧レバーの押圧可動範囲の拡大と且つ、持ち上げ部の持ち上がり上下可動範囲を広めることができる。
【0023】
着脱自在なるノック部の部分に、持ち上げ部と一体の押圧レバーを一体化に取り付けることによって押圧レバーが後方位置に移動するため、ペンを握ったときに指の付け根から押圧レバーが遠ざかり邪魔にならずより一層握りやすくなる。
【0024】
また、ノック部にクリップの持ち上げ部の部分のみを直接一体化に接続合体すれば、押圧レバーに伴う付属品が不要になりコストが安く上がる。
それに、ノック部の部分に、予備用の消しゴム入ポケットを設けることによって、消耗及び紛失時の対応が容易になる。
【0025】
持ち上げ部の部分のみを収納凹溝部に収納し且つ、クリップ持ち上げ部の断面による表面形状を略半月状に形成して軸筒の外周面の表面形状と略同形状に形成すると共に、軸筒の外周面から突出しないようにすることで筆記具をスムーズに左右自在回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】 本発明の第一実施形態を示す筆記具の側面図
【
図4】 本発明の第二実施形態を示す筆記具の側面図
【
図6】 本発明の第三実施形態を示す筆記具の側面図
【
図8】 本発明の第四実施形態を示す筆記具の側面図
【
図9】
一体化のクリップとノック部の着脱手段を示す図4の側面断面図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態を
図1〜
図8に基づいて説明する。
【実施例1】
【0028】
図1においては、第一実施例を示す図で、ペン先1の方向を前方側とし、一方のノック部2の方向を後方側と称して説明すると、筆記具である軸筒3の外周面4の後方側端部一部分に、クリップ5を収納するための前後方向に連なる略凹溝形状とした収納凹溝部6を設け、その部分にクリップ5の持ち上げ部7の部分のみを装着して収納した。
【0029】
持ち上げ部7の一方側には、押圧レバー8を形成し、持ち上げ部7と押圧レバー8との間に段差9を設けて押圧レバー8の部分を持ち上げ部7の表面より以上に高く形成して一体にする。
そのような形成手段により、押圧レバー8の押圧可動範囲21と、持ち上げ部7の上下可動範囲22が共に拡大する。
【0030】
軸筒3の後方端部に押圧レバー8を支持するためのレバー支持10を突設させて形成し、レバー支持10の上端にクリップ5の可動支点となる支軸11を設けて、押圧レバー8に設けた楕円長孔12の部分に支軸11を嵌め合わせて押圧レバー8の上下可動操作を可能にする。
上記楕円長孔12は、押圧レバー8の押圧と共に、更に持ち上げ部7を摘み上げると、持ち上げ部7の上下可動範囲22が更に広げることができる。
【0031】
それに、押圧レバー8の内部裏側には、バネ13を取付けて押圧レバー8の押圧反復を行ない持ち上げ部7の上下可動手段を行なうようにする。
【0032】
図2は、
図1のA−A線断面図であって、軸筒3の外周面4に収納凹溝部6を形成し、その部分に持ち上げ部7を外周面4から突出しないように収納した。
持ち上げ部7の断面形状は、半丸状の略半月状に形成し、持ち上げ部7の表面形状と、軸筒3の表面形状とを略同形状に形成する。
収納凹溝部6の中筒14方向に溝カバー15を形成し、持ち上げ部7を支持しやすく且つ、異物、ゴミ等の侵入防止を図ることができるようにする。
尚、溝カバー15は、必ずなくてはならないものではなく、溝カバー15を形成せず空洞化にしても用を成すもので用途に合せて何れかを選択すればよい。
【0033】
図3は、
図1のB−B線断面図で、軸筒3の外周面4の後方端部側に形成したレバー支持10の上部両側に支軸11を設け、その部分に両側に楕円長孔12を形成した押圧レバー8を嵌合させ且つ、内部にバネ13を取付けて反復押圧可動手段を行なえるようにする。
【実施例2】
【0034】
図4及び図9においては、シャープペンシルに用いた第二実施例を示すもので、上記
図1による第一実施例との違いは、着脱自在のノック部2の外周上側に、予備用の消しゴムを収納するための消しゴム入ポケット20を設け、その上部にレバー支持10と両側に支軸11部を形成して、その部分に押圧レバー8を嵌合させてノック部2と、持ち上げ部7及びクリップ5とが一体化に接続合体手段としている。
図9で示すように、軸筒3の後方側から一体化のクリップ5の持ち上げ部7及びノック部2が、着脱自在に装着することができる。【0035】
持ち上げ部7の部分を収納凹溝部6に収納時、ノック部2を押すことによって持ち上げ部7も同時に前方側に移動するため、外周面4に移動用凹溝16を設けている。
上述により、クリップ5の持ち上げ部7は、前記移動用凹溝16方向へ、可動移動操作を行なえることが図4及び図9で一目瞭然である。
また、持ち上げ部7の表面部分を軸筒3の外周面4から突出しないように収納した。
【0036】
着脱自在となる一体化のクリップ5及びノック部2を、軸筒3から取り外すことにより、従来姿のノック軸17及び消しゴム18が現れ用を成すようになる。
従来、ノック軸17の先端部分に消しゴム18が取り付いていて、それらを覆うための小さな着脱ノックカバーが紛失しやすい問題があり、本発明のようにクリップ5とノック部2を一体化にすることによって目立ちやすく、紛失防止効果が発揮する。
更に、押圧レバー8をノック部2方向に取り付けると指の付け根から押圧レバー8が遠ざかり軸筒3の回転がしやすくなる。
クリップ5の可動操作等については、
図1〜
図3に示した要領と同様なため説明を省略する。
【0037】
図5は、
図4のC−C線断面図であって、従来通りノック軸17の先端に消しゴム18が取り付いており、新たにそれらを覆ったノック部を装着し、その上部面に予備用の消しゴム入ポケット20を設けると共に、レバー支持10及び両側に支軸11を形成してバネ13を介し、その部分に押圧レバー8を嵌合させた。
【実施例3】
【0038】
図6は、第三実施例を示すもので、着脱自在なるノック部2の部分に、直接持ち上げ部7の部分を一体化に接続合体手段とする。
これらも、ノック部2を押圧すると前方側に持ち上げ部7が移動するため移動用凹溝16を設けると共に、更に持ち上げ部7を持ち上げるためのつまみ用凹溝19を両側に形成する。
【0039】
尚、ノック部2には、前方方向に押圧するための押圧レバー8と、それらを支持するレバー支持10が共に一体化とされている。
【0040】
持ち上げ部7に段差9を設け、予備用の消しゴム入ポケット20の内部空間を設けてノック部2と一体にしてもよく、消しゴム入ポケット20の収納位置は、ノック部2の周辺であれば下方向等どこでもよく、用を成すものである。
【0041】
図7は、
図6の平面図で収納凹溝部6に収納された持ち上げ部7は、外周面4から突出しないように収納され、ノック部2の押圧によって、持ち上げ部7が前方に移動するので移動用凹溝16を設けまた、持ち上げ部7を摘んで持ち上げるための両側につまみ用凹溝19を形成した。
【実施例4】
【0042】
図8は、第四実施例を示すもので、収納凹溝部6に持ち上げ部7を外周面4から突出しないように収納し、一方に段差9と押圧レバー8を設けて一体にした。
軸筒3の後方側にレバー支持10と支軸11を設けて、前後横方向に延びた楕円長孔12を形成した押圧レバー8を支軸11に嵌合した。
【0043】
押圧レバー8を楕円長孔12にそって前方側に押圧すれば、持ち上げ部7が傾斜面23にそって外周面4から露出し、持ち上げ部7を摘んで持ち上げればよく収納時、その逆に、持ち上げ部7を楕円長孔12にそって後方向に押し戻し、収納凹溝部6に収納する。
これらのクリップ5は、従来から取り付いているノック部2と分離されている。
【0044】
上述のそれぞれの実施例に基づく押圧レバー8の押圧方向は上からの押圧、或いは横からの押圧、構造によって異なるものの、持ち上げ部7を収納凹溝部6に収納するのは全て同じである。
【0045】
尚、実施例1〜実施例4による外周面4からの持ち上げ部7の突出程度は、多少は差しつかえないものの、できるだけ凹凸しないほうが良いのは言うまででもない。
【符号の説明】
【0046】
2 ノック部
3 軸筒
4 外周面
5 クリップ
6 収納凹溝部
7 持ち上げ部
8 押圧レバー
9 段差
10 レバー支持
11 支軸
12 楕円長孔
15 溝カバー
16 移動用凹溝
19 つまみ用凹溝
20 消しゴム入ポケット
21 押圧可動範囲
22 上下可動範囲
23 傾斜面
【要約】
【課題】 従来の筆記具には、クリップが軸筒と一体化に露出して取り付いており、筆記具の左右回転時に、露出したクリップが指や指の付け根に当たり、筆記具の回転がスムーズにできない問題があった。
【解決手段】 軸筒の外周面後方部分に、クリップの持ち上げ部を収納するための前後方向に連なる略凹溝形状とした収納凹溝部を形成し、その部分に持ち上げ部を収納する。そして、持ち上げ部の表面形状と、軸筒の外周面の表面形状とを略同形状に形成し、且つ、持ち上げ部の表面部分を軸筒の外周面から突出しないように収納凹溝部に持ち上げ部を収納する。
【選択図】
図4