(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5759075
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年8月5日
(54)【発明の名称】上下動作機能を持つ美容装置
(51)【国際特許分類】
A45D 33/34 20060101AFI20150716BHJP
A61H 23/02 20060101ALI20150716BHJP
【FI】
A45D33/34 D
A61H23/02 352
【請求項の数】8
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-530584(P2014-530584)
(86)(22)【出願日】2012年9月3日
(65)【公表番号】特表2015-501160(P2015-501160A)
(43)【公表日】2015年1月15日
(86)【国際出願番号】KR2012007033
(87)【国際公開番号】WO2013039303
(87)【国際公開日】20130321
【審査請求日】2014年3月14日
(31)【優先権主張番号】20-2011-0008334
(32)【優先日】2011年9月15日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】506213681
【氏名又は名称】株式会社アモーレパシフィック
【氏名又は名称原語表記】AMOREPACIFIC CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】パク,ウ−ラム
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジュン−スン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジュ−ホ
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ヨン−キュン
(72)【発明者】
【氏名】シム,ジョン−ウォン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジュ−ノ
【審査官】
柿崎 拓
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2011/096660(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 33/00−40/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パウダーを収容する上部ケース及び前記上部ケースに着脱する下部ケースを備えているケース部;
前記上部ケース及び前記下部ケースの間で前記下部ケースに装着されたガイド部;
前記ガイド部及び前記下部ケースの間で前記下部ケースの内側に装着され、時変磁場(timevarying magnetic field)を生成する磁場発生部;
前記磁場の変化によって前記下部ケースの内側で前記ガイド部を貫通して運動する磁性体結合部;
前記磁性体結合部上で前記ガイド部に形成されたガイドホールを貫通した前記磁性体結合部に装着され、前記磁性体結合部の運動を限定する動作板;及び
前記動作板の運動によって振動するように前記ガイド部を取り囲むパフパッドを含んでなり、
前記動作板が運動して前記ガイド部の底面に接触しても、前記パフパッドの内部空間を維持するための空間確保突起が前記ガイド部の底面に備え付けられていることを特徴とする、美容装置。
【請求項2】
前記動作板は、前記空間確保突起が貫通する突起貫通孔を含むことを特徴とする、請求項1に記載の美容装置。
【請求項3】
パウダーを収容する上部ケース及び前記上部ケースに着脱する下部ケースを備えているケース部;
前記上部ケース及び前記下部ケースの間で前記下部ケースに装着されたガイド部;
前記ガイド部及び前記下部ケースの間で前記下部ケースの内側に装着され、時変磁場(timevarying magneticfield)を生成する磁場発生部;
前記磁場の変化によって前記下部ケースの内側で前記ガイド部を貫通して運動する磁性体結合部;
前記磁性体結合部上で前記ガイド部に形成されたガイドホールを貫通した前記磁性体結合部に装着され、前記磁性体結合部の運動を限定する動作板;及び
前記動作板の運動によって振動するように前記ガイド部を取り囲むパフパッドを含んでなり、
前記ガイド部は、前記ガイドホールの内側に伸びて前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ部を含むことを特徴とする、美容装置。
【請求項4】
パウダーを収容する上部ケース及び前記上部ケースに着脱する下部ケースを備えているケース部;
前記上部ケース及び前記下部ケースの間で前記下部ケースに装着されたガイド部;
前記ガイド部及び前記下部ケースの間で前記下部ケースの内側に装着され、時変磁場(timevarying magneticfield)を生成する磁場発生部;
前記磁場の変化によって前記下部ケースの内側で前記ガイド部を貫通して運動する磁性体結合部;
前記磁性体結合部上で前記ガイド部に形成されたガイドホールを貫通した前記磁性体結合部に装着され、前記磁性体結合部の運動を限定する動作板;及び
前記動作板の運動によって振動するように前記ガイド部を取り囲むパフパッドを含んでなり、
前記磁性体結合部は、
前記ガイドホールを貫通して前記動作板が装着される動作板装着部;
前記動作板装着部から伸び、前記磁場変化によって前記磁性体結合部を運動させるための磁性体が装着される磁性体装着部;及び
前記磁性体結合部及び前記磁性体装着部を連結し、前記ガイドホールの内側に伸びたフランジ部の下面に接触することによって前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ接触部を含むことを特徴とする、美容装置。
【請求項5】
パウダーを収容する上部ケース及び前記上部ケースに着脱する下部ケースを備えているケース部;
前記上部ケース及び前記下部ケースの間で前記下部ケースに装着されたガイド部;
前記ガイド部及び前記下部ケースの間で前記下部ケースの内側に装着され、時変磁場(timevarying magneticfield)を生成する磁場発生部;
前記磁場の変化によって前記下部ケースの内側で前記ガイド部を貫通して運動する磁性体結合部;
前記磁性体結合部上で前記ガイド部に形成されたガイドホールを貫通した前記磁性体結合部に装着され、前記磁性体結合部の運動を限定する動作板;及び
前記動作板の運動によって振動するように前記ガイド部を取り囲むパフパッドを含んでなり、
前記ガイド部の底面または前記動作板の下面に形成され、前記ガイド部及び前記動作板の接触によって発生する騷音を除去するための騷音防止部を含むことを特徴とする、美容装置。
【請求項6】
パウダーを収容する上部ケース及び前記上部ケースに着脱する下部ケースを備えているケース部;
前記上部ケース及び前記下部ケースの間で前記下部ケースに装着されたガイド部;
前記ガイド部及び前記下部ケースの間で前記下部ケースの内側に装着され、時変磁場(timevarying magneticfield)を生成する磁場発生部;
前記磁場の変化によって前記下部ケースの内側で前記ガイド部を貫通して運動する磁性体結合部;
前記磁性体結合部上で前記ガイド部に形成されたガイドホールを貫通した前記磁性体結合部に装着され、前記磁性体結合部の運動を限定する動作板;及び
前記動作板の運動によって振動するように前記ガイド部を取り囲むパフパッドを含んでなり、
前記ガイドホールの内側に伸びて前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ部の下面または前記フランジ部の下面に接触することによって前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ接触部に形成され、前記フランジ部及び前記フランジ接触部の接触によって発生する騷音を除去するための騷音防止部を含むことを特徴とする、美容装置。
【請求項7】
前記磁場発生部は、
前記下部ケースの内側に装着された回路基板上に形成された交流波形発生部;
前記下部ケースの内側に装着され、前記磁性体結合部に装着された磁性体を取り囲むように形成されたコイル;及び
前記交流波形発生部の動作を制御するように前記回路基板上に形成された制御部を含むことを特徴とする、請求項1、3〜6のいずれかに記載の美容装置。
【請求項8】
前記磁場発生部は、前記下部ケースの外側に装着されたスイッチ部のオン/オフ動作によって、前記下部ケースの内側に装着された電源部と電気的に連結されることを特徴とする、請求項7に記載の美容装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は美容装置に係り、より詳しくはパフパッドに収容されるガイド部の底面に空間確保突起(space securing boss)を形成することにより、パフパッドを皮膚に接触させて圧力をかけてもパフパッドの内部空間を確保することができ、美容装置の使用感を向上させることができる上下動作機能を持つ美容装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、化粧とは化粧品を塗ってきれいにメークアップする行為をいうもので、身体の美しい部分は引き立つようにし、弱点部分は修正するとか偽装する手段として使われる。前記化粧は、おしろい下を塗った後、サンクリーム、メーキャップベース、プライマー、ビービークリーム、パウダー及びカラー化粧の順に進む。
【0003】
特に、使用者は皮膚の表面に均一にパウダーを塗布するためにパフを使う。前記パフは指を挿入して皮膚に向かってたたくことでパウダーを塗布する製品と、モーターなどを用いて自動でパフを振動させてパウダーを皮膚に塗布する製品などが販売されている。
【0004】
前記モーターなどを用いた自動パフの一例が
図1a〜
図1cに示されている。
図1a〜
図1cは従来技術の問題点を説明するための図である。
【0005】
図1a〜
図1cに示すように、従来の自動パフ5は、電動モーターなどを内蔵した胴体1上に装着されたパフパッド2を備えている。前記自動パフ5は、電動モーターに連結された作動軸が電動モーターの回転力によって動作しながらパフパッド2に振動を加えることでパウダーを皮膚に塗布することができる。しかし、従来の自動パフは指を差し込んで使用する手動パフに比べて楽に化粧することができるという利点を持つが、屈曲した皮膚、例えば顔面に自動パフを使う場合、パウダーを均一に塗布しにくいという欠点を持つ。
【0006】
また、従来の自動パフは、パフパッドが作動軸に装着されているため、パフパッドの動く距離が長く、皮膚をたたく速度が遅く、たたく力を調節することが難しいという欠点を持つ。また、従来の自動パフは、皮膚に接触するときに圧力を過度に加える場合は、パフパッドの内部空間がなく、作動軸が動ける空間がないという欠点も持つ。よって、従来の電動パフはソフトなタッチができないため、使用者に多くの不便をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は前述したような問題点を解決するためになされたもので、パフパッドに収容されるガイド部の底面に空間確保突起を形成することにより、パフパッドを皮膚に接触させて圧力をかけてもパフパッドの内部に最小領域を確保することができ、使用感を向上させることができる上下動作機能を持つ美容装置を提供することである。
【0008】
また、本発明の目的は、パフパッドを振動させる時変磁場(時間的に変化する磁場)の振動数を調節することにより、皮膚に加わる打撃感を制御することができる上下動作機能を持つ美容装置を提供することである。
【0009】
また、本発明の目的は、ガイド部の内側で時変磁場によって動作する磁性体結合部が、ガイド部から離脱することを防止することができる上下動作機能を持つ美容装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置は、パウダーを収容する上部ケース及び前記上部ケースに着脱する下部ケースを備えているケース部、前記上部ケース及び前記下部ケースの間で前記下部ケースに装着されたガイド部;前記ガイド部及び前記下部ケースの間で前記下部ケースの内側に装着され、時変磁場(time varying magnetic field)を生成する磁場発生部;前記磁場の変化によって前記下部ケースの内側で前記ガイド部を貫通して動作する磁性体結合部;前記磁性体結合部上で前記ガイド部に形成されたガイドホールを貫通した前記磁性体結合部に装着され、前記磁性体結合部の動作を限定する動作板;及び前記動作板の動作によって振動するように前記ガイド部を取り囲むパフパッドを含んでなる。
【0011】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記動作板が運動して前記ガイド部の底面に接触しても、前記パフパッドの内部空間を維持するための空間確保突起が前記ガイド部の底面に備え付けられていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記動作板は、前記空間確保突起が貫通する突起貫通孔を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記ガイド部は、前記ガイドホールの内側に伸びて前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ部を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記磁性体結合部は、前記ガイドホールを貫通して前記動作板が装着される動作板装着部、前記動作板装着部から伸び、前記磁場変化によって前記磁性体結合部を運動させるための磁性体が装着される磁性体装着部、及び前記磁性体結合部及び前記磁性体装着部を連結し、前記ガイドホールの内側に伸びたフランジ部の下面に接触することによって前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ接触部を含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記ガイド部の底面または前記動作板の下面に形成され、前記ガイド部及び前記動作板の接触によって発生する騷音を除去するための騷音防止部を含むことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記ガイドホールの内側に伸びて前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ部の下面または前記フランジ部の下面に接触することによって前記磁性体結合部の運動を限定するフランジ接触部に形成され、前記フランジ部及び前記フランジ接触部の接触によって発生する騷音を除去するための騷音防止部を含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記磁場発生部は、前記下部ケースの内側に装着された回路基板上に形成された交流波形発生部、前記下部ケースの内側に装着され、前記磁性体結合部に装着された磁性体を取り囲むように形成されたコイル、及び前記交流波形発生部の動作を制御するように前記回路基板上に形成された制御部を含むことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置によれば、前記磁場発生部は、前記下部ケースの外側に装着されたスイッチ部のオン/オフ動作によって、前記下部ケースの内側に装着された電源部と電気的に連結されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
前述したように、本発明による上下動作機能を持つ美容装置によれば、パフパッドに収容されるガイド部の底面に空間確保突起を形成することにより、パフパッドを皮膚に接触させて圧力をかけてもパフパッドの内部に最小領域を確保することができ、美容装置の使用感を向上させることができるという効果が得られる。
【0020】
また、本発明による上下動作機能を持つ美容装置によれば、パフパッドを振動させる時変磁場の振動数を調節することにより、皮膚に加わる打撃感を制御することができるという効果も得られる。
【0021】
また、本発明による上下動作機能を持つ美容装置によれば、ガイド部の内側で時変磁場によって運動する磁性体結合部がガイド部から離脱することを防止することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1a】従来技術の問題点を説明するための図である。
【
図1b】従来技術の問題点を説明するための図である。
【
図1c】従来技術の問題点を説明するための図である。
【
図2】本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置を示す斜視図である。
【
図3】本発明の実施例による美容装置を分解して示す部分断面分解図である。
【
図4a】
図2の切断線A−A’に沿って切り取って断面を示す断面図である。
【
図4b】
図2の切断線B−B’に沿って切り取って断面を示す断面図である。
【
図5】本発明の実施例による美容装置に適用される動作回路を概略的に示すブロック図である。
【
図6a】本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置の動作を示す図である。
【
図6b】本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の前記及びその他の目的及び新規の特徴はこの明細書の技術及び添付図面によってより明になるであろう。
【0024】
以下、
図2〜
図5を参照して本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置の構成を詳細に説明する。
【0025】
図2は本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置を示す斜視図、
図3は本発明の実施例による美容装置を分解して示す部分断面分解図である。
図4a及び
図4bはそれぞれ
図2の切断線A−A’及びB−B’に沿って切り取って断面を示す断面図、
図5は本発明の実施例による美容装置に適用される動作回路を概略的に示すブロック図である。
【0026】
図2〜
図5を参照すれば、本発明の実施例による美容装置はケース部11を備えている。前記ケース部11は、パウダーを収容する上部ケース13及び前記上部ケース13に着脱する下部ケース15を含む。前記上部ケース13及び下部ケース15とが結合することによって内部空間が形成される。前記上部ケース13は下部ケース15と螺合することによって着脱可能であることが好ましい。
【0027】
前記上部ケース13は、パウダーを収容するためのパウダー収容部17及びパフパッド19を収容するパッド収容部21を備えている。前記パウダー収容部17はパッド収容部21に螺合することによって着脱可能である。前記パウダー収容部17が装着されるパッド収容部21の内壁には、パウダー収容部17に貯蔵されたパウダーの気密性を維持するためのパッキング手段23、例えばオリング(O−ring)が装着できる。前記パッド収容部21はパフパッド19にパウダーを供給するためのパウダー移動ホール25を備えている。
【0028】
一方、前記上部ケース13及び下部ケース15の間には、下部ケース15の底面から順に磁場発生部27及びガイド部29が位置する。前記磁場発生部27は時変磁場(time varying magnetic field)を生成する。前記磁場発生部27は、下部ケース15の内側に装着された回路基板31上に形成された交流波形発生部33、コイル35及び制御部37を備えている。前記回路基板31は、電極接触片40を介して、下部ケース15の下部に装着された電源部39と電気的に連結される。この場合、前記電源部39は、直流電源、例えば商用の1次電池または2次電池を備えることができ、前記下部ケース15の下部に螺合方式で着脱する下部キャップ41を脱着させることによって手軽く入れ替ることができる。
【0029】
前記交流波形発生部33は下部ケース15に貫設されたスイッチ部43を介して電源部39に電気的に連結される。前記交流波形発生部33は、電源部39から入力された直流電圧を交流電圧に転換してコイル35に供給することができる。例えば、前記交流波形発生部33は、タイマーIC(timer IC)を使ってパルス(pulse)を生成し、時定数によってパフパッド19の所望の振動数とデューティ比(duty ratio)を決定し、トランジスタ4個を備えるH−bridge回路を適用してコイル35に交流電圧を印加することができる。この場合、前記スイッチ部43は押している間のみ動作し、スイッチオフの際には交流波形発生部33に印加される電流の流れを遮断するタックスイッチ(tack switch)を採用することができる。
【0030】
前記コイル35は下部ケース15に装着される円筒状のコイル収容部45に巻き付けられ、前記コイル収容部45は磁性体が位置する磁性体貫通孔47を備えている。前記磁性体は、コイル35から生成される磁場の変化によって引力及び斥力を受けて磁性体貫通孔47の内側で運動する。前記制御部37は、回路基板31上に形成された交流波形発生部33の動作を制御することにより、パフパッド19の振動数を決定することができる。
【0031】
一方、前記ガイド部29はコイル収容部45の上部において下部ケース15の内側に装着される。前記ガイド部29は、ガイドホール49、フランジ部51及び空間確保突起53を備えている。前記ガイドホール49には、磁性体が結合してコイル35から生成される磁場の変化によって運動する磁性体結合部55が位置する。この場合、前記磁性体結合部55はコイル収容部45の磁性体貫通孔47及びガイド部29のガイドホール49の内部で運動(動作)することが好ましい。
【0032】
前記フランジ部51はガイドホール49の内側に伸びて磁性体結合部55の運動を限定する。言い換えれば、前記フランジ部51は、運動する磁性体結合部55がガイド部29の外側に抜け出ることを防止することができる。前記空間確保突起53は、パフパッド19の内側においてガイド部29の底面から突出する。前記空間確保突起53は複数備えることが好ましい。前記空間確保突起53は、パフパッド19が皮膚に接触して圧力を受ける場合、パフパッド19が皮膚の屈曲に沿って一様に振動を伝達するようにパフパッド19内部の所定空間を維持する。よって、前記空間確保突起53は、パフパッド19を皮膚に密着して振動させることにより、パフパッド19の使用感を向上させることができる。
【0033】
前記磁性体結合部55は、コイル35から生成される磁場の変化によって磁性体貫通孔47及びガイド部29のガイドホール49に沿って運動する。前記磁性体結合部55は、ガイドホール49を貫通する動作板装着部57、磁性体装着部59及びフランジ接触部61を備えている。前記動作板装着部57はガイドホール49を貫通して運動し、前記ガイド部29上で磁性体結合部55とともに運動する動作板63に結合する。この場合、前記動作板63は空間確保突起53が貫通するための突起貫通孔65を備えている。
【0034】
前記磁性体装着部59は動作板装着部57から伸びて磁性体貫通孔47の内側に位置する。前記磁性体装着部59には磁性体、例えば磁石が装着され、前記磁石はコイル35から生成される磁場の変化によって磁性体結合部55を運動させる。前記磁性体装着部59は動作板装着部57より広い幅を持つことが好ましい。前記フランジ接触部61は動作板装着部57及び磁性体装着部59を連結し、前記磁性体結合部55が運動する場合、フランジ部51の下面に接触することによって磁性体結合部55の運動を限定する。よって、前記フランジ部51及び動作板63はガイド部29の直線運動長を限定することにより、動作板63がパフパッド19に加える振動を調節する。
【0035】
この場合、前記ガイド部29の底面または動作板63の下面に形成されて、ガイド部29及び動作板63の接触によって発生する騷音を除去するための騷音防止部(図示せず)を備えることができる。例えば、前記騷音防止部はスポンジまたはゴムなどのように弾性力を持つ物質から形成されることが好ましい。また、前記騷音防止部はフランジ部51の下面またはフランジ接触部61に形成され、フランジ部51及びフランジ接触部61の接触によって発生する騷音を除去することができる。
【0036】
次に、
図4b、
図6a及び
図6bを参照して本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置の動作を詳細に説明する。
【0037】
図6a及び
図6bは本発明の実施例による上下動作機能を持つ美容装置の動作を示す図である。
【0038】
図4b、
図6a及び
図6bを参照すれば、本発明の美容装置は、スイッチ部43がオフ状態の場合には、交流波形発生部33に電流が印加されずコイル35の内部に磁場が生成されないので、パフパッド19に振動を印加しない。しかし、使用者がスイッチ部43をオン状態でずっと維持する場合、交流波形発生部33に電流が印加されて直流の電源部39から交流電圧を生成する。
【0039】
前記交流電圧はコイル35に時変磁場を生成し、前記時変磁場によって磁性体装着部59に付着された磁石59aに引力または斥力が交互に印加される。前記磁石59aが付着された磁性体結合部55は磁性体貫通孔47及びガイドホール49内で往復運動し、前記磁性体結合部55とともに運動する動作板63がパフパッド19の内側でパフパッド19の振動を発生させる。
【0040】
この場合、前記美容装置は、ガイド部29に付着された空間確保突起53によってパフパッド19の内部の最小空間を確保することにより、皮膚に付着されたパフパッド19の使用感を向上させることができる。
【0041】
以上、本発明者によってなされた発明を前記実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範疇内で多様に変更可能であるのは言うまでもない。
【符号の説明】
【0042】
15 下部ケース
19 パフパッド
27 磁場発生部
29 ガイド部
33 交流波形発生部
35 コイル
39 電源部
43 スイッチ部
45 コイル収容部
47 磁性体貫通孔
49 ガイドホール
51 フランジ部
53 空間確保突起
55 磁性体結合部
57 動作板装着部
59 磁性体装着部
59a 磁石
61 フランジ接触部
63 動作板
65 突起貫通孔