(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下の記載は、実際には単に例示的なものであり、本願の開示、適用、または使用の限定を意図するものではない。簡単化のため、同様のエレメントと見なすために同様の符号が図面において用いられている。本開示において用いられているように、「A、B、およびCの少なくとも1つ」という句は、非排他的論理和を用いる論理(AまたはBまたはC)を意味するように解釈されるべきである。方法における工程は、本開示の主義を変更することなく、異なる順序にて実行されてもよいことは理解されるべきである。
【0022】
以下の図面において、様々なコンポーネントが互いに交換されて用いられてもよいことは当然である。例えば、制御回路基板および光源回路基板に係る幾つかの異なる実施形態が実行されている。同様に、光再指向エレメントおよびヒートシンクの様々な形状も開示されている。ヒートシンク、制御回路基板、高原回路基板、および照明アセンブリの様々な組み合わせが用いられてもよい。様々なタイプの印刷配線および物質もまた、照明アセンブリの様々な実施形態において入れ替えて用いられてもよい。
【0023】
以下の図面において、照明アセンブリが、様々な波長を伴う発光ダイオード(LED)および固体レーザのような固体光源を備えている様々な実施形態を伴って示されている。光源の異なる数および波長の異なる数が、照明アセンブリの最終的な使用に依存して、所望の光出力を形成するために用いられてもよい。照明アセンブリは、照明装置に対する熱光学的解決を提供し、本目的を実現するために多数の形状を使用する。
【0024】
図1を参照すると、照明アセンブリ10の断面図が示されている。照明アセンブリ10は、長手方向軸12の周りに回転対称的である。照明アセンブリ12は、ランプのベース14、ハウジング16、およびカバー18を備えている。ランプのベースまたはベース14は、電球に電流を供給するために用いられている。ベース14は、適用に応じて様々な形状を有し得る。この形状は、標準的なエジソンベースもしくはより大きなまたはより小さな他の様々なタイプのベースを備えていてもよい。ベース14は、ねじ込み式、叩き込み式、または差し込み式を含んだ様々なタイプであってもよい。ベース14は、電気接点を形成するために少なくとも部分的に金属により製造され、熱の伝導および放散のために用いられ得る。ベース14は、熱伝導プラスチック、成形回路コネクタを伴うプラスチック等のセラミックに限定されない物質から製造され得る。
【0025】
ハウジング16はベース14に適合されている。ハウジング16は、ベース14に直接隣接していてもよく、その間に中間部分を有していてもよい。ハウジング16は、金属または他の熱伝導物質により形成され得る。好適な金属の一例としてアルミニウムが挙げられる。ハウジング16は、スタンピングを含んだ様々な手法によって形成され得る。ハウジング16を形成する他の手法には、Zylor(登録商標)のような射出成形金属が含まれている。Thicksoform(登録商標)が用いられてもよい。ハウジング16は、双曲面体形状の部分20、および、部分的な楕円体状または部分的な放物面体状の部分22のような他の回転円錐曲線を備えていてもよい。ハウジング16は、自由造形の形状であってもよい。
【0026】
カバー18は、形状が部分的な回転楕円体または楕円体であってもよい。カバー18は、ガラスまたはプラスチックのような透過性物質または透光性物質により形成されていてもよい。カバー18は、光を拡散し、照明アセンブリ内部に捕獲される反射光を最小限にするように設計されていてもよい。カバー18は、波長または拡散のような光の特性を変更させるために、様々な物質を用いて被覆されていてもよい。反射防止膜がカバー18の内側に適用されてもよい。光源により励起された自己放射性物質が用いられてもよい。このようにして、照明アセンブリ10は、暗闇において高い演色評価数および色覚を有するように形成されていてもよい。ハウジング16およびカバー18は、光源32の周りに筐体を形成している。ベース14も筐体の一部として含まれている。
【0027】
照明アセンブリ10は、固体光源32を支えるために用いられている基板または回路基板30を備えている。回路基板30は、(図示されているように)平面であってもよく、後述のように湾曲していてもよい。回路基板30は、熱伝導性であってもよく、ヒートシンク物質から形成されていてもよい。光源の半田パッドは、熱伝導を支援するために、放射状に配置された銅部分またはプラスチックのベースに重ねて成形された円形状の導電性エレメントに、熱的または電気的に結合されていてもよい。以下のあらゆる実施形態において、回路基板30は、ヒートシンクの一部であってもよい。
【0028】
光源32は、高ルーメン毎ワットの出力を有している。光源32は、同一波長の光を生成してもよく、異なる波長の光を生成してもよい。光源32は、固体レーザであってもよい。固体レーザは、コリメートされた光を生成してもよい。光源32は、発光ダイオードであってもよい。異なる波長を生成する異なる光源の組み合わせが、所望のスペクトルを得るために用いられてもよい。好適な波長の例として、紫外または青色(例えば、450から470nm)が挙げられる。同一の波長を生成する多数の光源32が用いられてもよい。発光ダイオードのような光源32は、低角度光34および高角度光36を生成する。高角度光36は、カバー18を通過して外側に向き付けられる。
【0029】
典型的な電球ではよくあることだが、低角度光は動作方向に向き付けられない光である。低角度光は、照明アセンブリが結合されている備品の外側に向き付けられないので、通常、無駄になってしまう。
【0030】
低角度光34は、反射器40を用いてカバー18の外側に向き付け直される。反射器40は、放物面体、楕円体、または自由造形の形状を含んだ様々な形状であってもよい。反射器40は、光を光源32から中心点または共通点42に向き付けるための形状であってもよい。反射器40は、波長またはエネルギーのシフトおよびスペクトル選定のための被覆を有していてもよい。カバー18および反射器40の片方または両方の被覆が実行される。多数の被覆が用いられてもよい。共通点42は、カバー18の回転楕円体または楕円体の中心に存在していてもよい。
【0031】
楕円体、放物面体、または双曲面体のような様々な円錐曲線を参照する際は、軸の周りに回転している円錐曲線の一部のみが、特定の表面に対して用いられてもよい。同様に、回転楕円体の一部が用いられてもよい。
【0032】
回路基板30は、以下に記載されているように、ヒートシンク50または回路基板に直接接続されていてもよい。ヒートシンク50は、層を形成し、照明アセンブリ10の長手方向軸12に対して垂直方向に延伸している複数のフィン52を備えていてもよい。フィン52は、そこから熱を放散させるように間隙を伴い得る。ヒートシンク50は、中心部54を備えていてもよい。中心部54は、以下に記載されているように、回路基板30または中心制御回路基板に接続され得る。一般に、中心部54は、そこを通る開口部114およびそこから延伸するフィン52を伴う円筒の形状をし得る。円筒を通る開口部114は、円筒の中に配置されたヒートステーク56を備え得る。ヒートステーク56は、回路基板30に接続されつつ、熱を中心部54に、そして最終的にフィン52に熱的に伝導し得る。ヒートステーク56は、熱をランプのベース14に熱的に伝導し得る。ヒートステーク56は、フィン52から熱を受容し得る。
【0033】
フィン52は、平面の形状であり得る。フィン52の平面は、長手方向軸に垂直であり、ハウジング16に接続され得る。様々な設計要因に依存して、フィン52とハウジング16との間に直接の接続は不要であり得る。しかしながら、ヒートシンク50のフィン52の外側エッジは、ハウジング16に接続され得る。
【0034】
このようにして、ハウジング16は、照明アセンブリの外側に放散するために回路基板の光源32から熱を伝導する。
【0035】
追加フィン58は、回路基板30の上に配置され得る。追加フィン58は、回路基板30に熱的に接続され得る。フィン58は、反射器40を支え得る。フィン58は、ハウジング16に直接または熱的に接続され得る。
【0036】
制御回路基板70は、照明アセンブリ10の内部に備えられ得る。制御回路基板70は、平面状および円形状として示されている。円筒形状のまたは長手方向に向き付けられた回路基板ような、回路基板70に係る異なる実施形態が実施されてもよい。回路基板70は、様々な形状であり得る。
【0037】
制御回路基板70は、光源32の様々な機能を制御するために用いられる様々な制御チップ72を備え得る。制御チップ72は、電流変換器に印加する交流電流、減光回路、遠隔制御回路、抵抗およびコンデンサのような個別部品、および電力回路を備え得る。様々な機能が特定用途向け集積回路に備えられていてもよい。制御回路基板70が1つのみ示されているが、多数の回路基板が照明アセンブリ10に設けられていてもよい。回路基板70は、ヒートステーク56に熱的に接続され得る。このようにして、ヒートステーク56は、熱を回路基板70からランプのベース14に向けて、またはヒートステーク56を通して中心部54およびフィン52に伝導し得る。
【0038】
図2Aを参照すると、回路基板30の一実施形態が示されている。回路基板30は、その上に複数の光源32を備えている。回路基板30は、径方向に外側のサーマルパス110および径方向に内側のサーマルパス112を有している。開口部114は、回路基板30を通して設けられ得る。
図1に示されていたように、開口部114は、それを通してヒートステーク56を有し得る。開口部114は、空気が照明アセンブリ10内部を循環できるように開いたままでもよい。開口部114は、複数の開口部によって置き換えられてもよい。複数の開口部は、回路基板30に電気的に接続されるための1本のワイヤまたは複数のワイヤを制御回路基板から受容するように形成されてもよい。このような実施形態が以下に示されている。
【0039】
図2において、光源32のみが示されているが、回路基板30上に光源を駆動させるためのより多くの電気的コンポーネントが組み込まれていてもよい。サーマルバイアス116は、サーマルパスをヒートシンク50に通じさせるために、回路基板30に隈なく設けられていてもよい。図示されているように、サーマルバイアス116は、一般に、三角形状またはパイのピースのような構成にて配置されているが、サーマルパス110および112に干渉することはない。サーマルバイアス116は、光源の真下に存在していてもよい。
【0040】
回路基板30は、熱伝導的な基板を形成するために、様々な物質から形成され得る。光源の半田パッドは、熱を光源から伝導させるためにプラスチックのベースに重ねて成形されている放射状に配置された銅部分または円形状の導電性エレメントに接続され得る。光源の領域から熱を除去することにより、照明アセンブリ10の寿命が延命され得る。回路基板30は、両面のFR4物質、ヒートシンク物質等から形成されていてもよい。基板の物質が導電性を有する場合、電気的な配線が、回路基板の導電性表面上に形成されている非導電性の層に形成されてもよい。
【0041】
図2Bを参照すると、代替的実施形態である回路基板30’が示されている。回路基板30’は、光源23に動力を供給するための交流電圧源に結合されている複数の回路配線セクター130および132を備え得る。このセクターは、非導電性の間隙134により離れている。光源32は、交互のセクター130および132に電気的に接続され得る。光源32は、2つのセクター130および132に半田付けされているか、または他に電気的に取り付けられ得る。
【0042】
各セクター130および132が、非導電性の回路基板30’上に配置され得る。上述のように、回路基板30’は、ヒートシンク物質によって形成され得る。ヒートシンク物質が導電的であるならば、非導電性のパッドまたは層が、セクター130および132と回路基板30’との間に配置されてもよい。
【0043】
開口部114は、円形状に示されている。開口部114は、1つのワイヤまたは複数のワイヤを制御回路基板からそれに結合させるための、より小さな2つの開口部によって置き換えられてもよい。このような実施形態が、以下に記載されている。
【0044】
図2Cを参照すると、他の実施形態である回路基板30’’が示されている。回路基板30’’は、回路配線140および142によって離れて配置されている光源32を備えている。回路配線140および142は、光源32を駆動または稼動させるために用いられる異なる電圧を有し得る。回路配線140および142は、ヒートシンク基板のような基板の上にプリントされていてもよい。電気的接続が、制御回路基板から成されていてもよい。
【0045】
図3Aおよび3Bを参照すると、照明アセンブリ10’の第2の実施形態が示されている。この実施形態では、長手方向軸12およびベース14は先と同様である。ハウジング16’は、楕円体22’および
図1に示されているような双曲面体状の部分20を備え得る。楕円体22’は、発光源32から放射された低角度光34を向き付け直すための反射器として用いられ得る。ハウジング16’の内側は、反射面として用いられ得る。ハウジング16’の内側表面は、陽極酸化処理されたアルミニウムまたは他の反射面であり得る。高角度光36は、カバー18を直接透過する。共通点42は、楕円体の第1の焦点であり得る。一方、光源32のリングは、楕円体の第2の焦点を形成し得る。光源のリングが、楕円体の第2の焦点として用いられるので、楕円体は、オフセットされた楕円体として見なされ得る。楕円体の構成は、以下に更に記載されている。
【0046】
本実施形態では、ヒートシンク210は、
図1に示されているものとは異なる手法にて構成されていてもよい。しかしながら、
図1のヒートシンク210の構成が
図3の光学的な構成に組み込まれてもよいことは当然である。本実施形態では、複数のヒートシンクフィン212が、照明アセンブリ10’の内部に配置されている。ヒートシンク210は、
図3Bにおいて最良に示されているように、自身を通過する開口部220を有する複数の円板を備え得る。各ヒートシンクフィン212は、ワッシャに類似していてもよい。ヒートシンクフィン212は、ヒートステーク56およびハウジング20の放物面体状または双曲面体状の部分16’に熱的に接続され得る。各ヒートシンクフィン212は、アルミニウムまたは銅のような物質を用いて、等方的に熱を伝導してもよい。ヒートシンクフィン212は、グラファイト、アルミニウム、およびマグネシウムのような物質を用いて、異方的に熱を伝導してもよい。ヒーシシンク210の外径は双曲面体状の部分16の形状に応じて変化する。ヒートシンク210のフィン212の外側エッジ213は、ハウジング16’に接続し得る。円板の外郭または外部形状は、双曲面体状である。開口部220は、ヒートステーク56を受けてもよく、または、以下に記載にようにヒートステーク56を除去してもよい。
【0047】
光源32は、ヒートシンクフィン212上に取り付けられ得る。ヒートシンクフィン212は、光源を収容しつつ相互接続するためのヒートシンクの一部を用いて電気的な相互接続を形成するために、ヒートシンクフィン212上に導電性の配線を有し得る。これは、本明細書に明記されているあらゆる実施形態において為されてもよい。
【0048】
ノッチ240および242が、ハウジング内部のヒートシンクフィン212をスナップフィットしてもよい。簡単化のために、1つの下部ノッチ240および1つの上部ノッチ242が示されている。しかしながら、各ヒートシンクフィン212および回路基板30が、同様の手法にてハウジングに固定され得る。ヒートシンクフィン212および回路基板30が柔軟であるので、回路基板30およびヒートシンクフィン212を所々スナップフィットすることが可能である。ヒートシンクフィン212および回路基板30を固定するための他の方法が用いられてもよいことは当然である。これらは、機械的な留め具または接着剤を用いて、回路基板およびヒートシンクフィンをヒートステーク56に固定すること、および、ヒートステーク56をランプのベース14に固定することを含んでいてもよい。
【0049】
図4Aを参照すると、上記のシフトされた楕円体またはオフセットされた楕円体を形成するための方法が明記されている。楕円体は、2つの焦点F1およびF2を有している。楕円体は中心点Cも有している。楕円308の長軸310は、F1およびF2を含んでいる線である。短軸312は、長軸310に垂直であり、点Cにて長軸310と交差している。シフトした楕円体を形成するために、光源32に対応する焦点は、長軸310から外側に向けてシフトされ、焦点F1を中心にシフトまたは回転される。続いて、楕円体は回転され、楕円体の表面の一部は、反射面として用いられる。角度312は、所望である、装置の全範囲の形状に対応する様々な角度であってもよい。楕円において、点F2にて生成された光は、楕円の外側表面314での反射器から反射して、F1にて交差する。
【0050】
図4Bを参照すると、シフトされた楕円体またはオフセットされた楕円体は、焦点F1にて交差させるために、焦点F2’およびF2’’から光を反射する。焦点F2’およびF2’’は、光源23のリング上に存在しており、光源32からの低角度光はシフトした楕円体表面から反射され、この光は焦点F1に向き付けられる。焦点F2がF2’およびF2’’を含むリングになるので、それ故、楕円体の構成は
図4Bに示すように見出される。回路基板30は、楕円体22’に結合されていてもよい。
【0051】
図1または3Aに示されている照明アセンブリに対応している照明アセンブリのヒートシンク210が用いられてもよい。
【0052】
図5を参照すると、
図4Bの実施形態と同様の実施形態が示されている。本実施形態では、1つの支持棒または複数の支持棒が、光シフトエレメント412を支えるように構成されている。光源32からの低角度光34は、共通点42に向き付けられている。上述のように、共通点42は、カバー18の中心および楕円体22’の焦点であり得る。光周波数の所望の出力スペクトルを形成するために光源32からの直接光に追加される低角度光が、異なる光特性を伴って提供されるように、光シフトエレメント412は、光周波数(エネルギー)シフト物質により被覆され得る。例えば、光シフトエレメント42は、所望のスペクトル分布を実現させるために、蛍光物質、ナノ蛍光物質、または蛍光染料の内部に被覆され得る。1つの例として、青色の光源またはレーザの使用が挙げられ、青色光が光シフト物質またはエネルギーシフト物質に接触すると、白色光のような他の光が放射される。エネルギーは、光シフト物質により吸収され、矢印414により示されているように様々な方向に再放射される。1つの光線が、光源32の周波数とは異なる周波数を伴って様々な方向に散乱され得る。光シフトエレメント412は、光がそこから反射するように、金属のような固体物質であってもよい。光シフトエレメント412は、球形状または他の形状であってもよい。
【0053】
図6を参照すると、照明アセンブリ10’’’に係る実施形態が示されており、各ヒートシンクフィン212における開口部114からヒートステーク56が除去されていること以外は
図3Aと同様である。空気が照明アセンブリ10’’内部にて循環し得るように、
図3Aのヒートステーク56の場所には、開口部114がヒートシンクのフィン212内部に開いたままである。照明アセンブリ10’’内部の熱を放散しようと空気が循環するように、開口部114は、回路基板70における開口部220と並んで配置され得る。
【0054】
図7を参照すると、
図3Aの実施形態に同様である、照明アセンブリ10ivに係る他の実施形態が示されており、それ故、共通の符号はもはや記載しないこととする。本実施形態では、半球体510のような光シフトエレメントが示されている。半球体510は、上述の物質のような周波数シフト物質または周波数散乱物質を含み得る。光周波数の光シフトまたは光散乱を提供するために、フィルムまたは被覆が半球体510に適用され得る。
【0055】
以上または以下において明記されているあらゆる実施形態では、半球体510のような光シフトエレメントが備えられていてもよい。半球体510は、光フィルタ層512および光シフト層514を含んだ様々な物質により形成され得る。光フィルタ層512は、そこを通過する波長の光を通過させるために用いられ得る。波長は、光源32の光の波長に対応し得る。例えば、光源32は、青色レーザまたは青色LEDであり、フィルタ512は、青色光を通過させる。シフト層514は、青を除いた他の波長に光の波長をシフトさせてもよい。例えば、青の波長が、光シフトエレメント514から白色光を生成させるように光シフトエレメント514を活性化させてもよい。白色光は、直線状に生成されるか、または散乱されて生成されてもよい。散乱光は、矢印516によって示されている。同様に、光は光源32に向けて後方に散乱され得る。しかしながら、フィルタ層512と光シフト層514との境界が、青色光以外の全てを反射してもよい。フィルタ512と光シフト層514との境界により反射された光は、最終的にカバー18を通過して射出されてもよい。
【0056】
図7の実施形態では、穿孔520が、ハウジング16’の内部に、または、ハウジング16’を通して備えられている。穿孔520は、照明アセンブリ10ivから熱を放散させる外部伝導性パスを提供するための、フィン52に隣接する開口部であってもよい。穿孔520は、製造時に、ハウジング16’の内部に、またはハウジング16’を通して、スタンプされるか、または形成され得る。照明アセンブリ10ivは、白熱電球のように真空を必要としない。以上または以下に記載のあらゆる実施形態では、穿孔520が備えられていてもよい。
【0057】
図8を参照すると、
図3Aと同様である、照明アセンブリ10vに係る実施形態が示されている。本実施形態では、フィルム600のような光シフトエレメントが、カバー18
の内側に、カバーの対称軸に対して垂直な方向に延伸するように配置されている。全ての光ではないとしても、多くの光は、光をシフトさせる光シフター600を通って伝播してもよい。なお、フィルム600上のまたはフィルム600内部の光シフト物質の量は、その長さに亘り勾配に応じて変化してもよい。勾配は、フィルムの中間または中心602に向かってシフトする光をより多く含み、カバー18に向かってシフトする光をほとんど含まなくてもよい。すなわち、光シフト率は、カバーに隣接する第1の率、および、第1の率より大きいカバーの中心付近の第2の率であってもよい。
【0058】
回路基板30に対するフィルムの位置は、シフトされる光の量に依存して軸12に沿って変更され得る。光がほとんどシフトされないことが望まれる場合、フィルムは、ベース14から離され、よりカバー18の上部付近に吊るされてもよい。全ての光がシフトされることが望まれる場合、光シフター600は、点604におけるハウジング16’とカバー18との接合部の近くに、カバー18またはハウジング16’を横切って吊るされてもよい。
【0059】
図8Aを参照すると、光シフター600は、青のような波長のためのフィルタ604上に形成され得る。光シフター600、または、光シフター内部のより多くの適正な粒子またはエレメントによって、光が、光源への方向を含んだ様々な方向に散乱され得る。フィルタが、光源と同一のフィルタ特性を有している場合、光は、光源からフィルタを通って伝播される。光源に向けて後方に放射される光は、光シフター600/フィルタ606および界面607にて反射され、光源から離れるように向き付けられる。青色光またはフィルタ透過波長の光は、フィルタを通って光源に向けて後方に戻る。図示されているように、光源からの光608は、矢印609により示されているように散乱される。光の一部は、矢印609’’により示されているように界面607にて反射され得る光線609’に散乱される。光シフター600から散乱された、フィルタ606に入射する光は、光源32と同一の波長である。界面607にて反射された光は、波長通過物質または帯域通過フィルタ(バンドパスフィルタ)606の波長以外の波長であってもよい。フィルタ606は、光シフター600によって散乱された光源32からの光の波長を通過させる帯域通過フィルタであってもよい。これは、
図7に関する上記の記載と同様である。光シフター600とフィルタ606との組み合わせはポンプとも呼ばれ、本実施例においては青色ポンプと呼ばれてもよい。
【0060】
図9および10を参照すると、照明アセンブリ10ivに係る他の実施形態が示されている。本実施形態では、回路基板610は、湾曲形状または部分的な回転楕円体形状を有し得る。回路基板610は、自回路基板上に絶縁層を伴う、従来のグラスファイバー回路基板用基板または金属基板であってもよい。回路配線は、絶縁層上に形成された後に絶縁処理される。例えば、陽極酸化層を伴うアルミニウム基板が、自基板上に回路配線を有していてもよい。回路配線は、絶縁体によって被覆されてもよい。回路基板610は、平面形状から加熱されて所望の形状に成形されていてもよい。
【0061】
回路基板610は、自回路基板上に光源612を備えている。光源612は、上記または
図10に示されているように、円またはリング613において配置され得る。円613は、各光源612と交差し得る。円613は、照明アセンブリ10viの長手方向軸12に対して垂直な平面に配置され得る。カバー18は、上述のように部分的な回転楕円体であり得る。カバー18の回転楕円体の半径R1および回路基板610の半径R2は、同一の半径を有し得る。半径R1およびR2は、同一であり得る。カバー18は、楕円体であり得る。楕円体の中心は、カバー18の中心616に対応し得る。光シフター614は、回路基板610の回転楕円体の中心616に配置され得る。光シフター614は、
図5に示されているものと同様であり得る。すなわち、光シフター614は、光シフター614を通って伝播し、最終的にカバー18を透過する光の少なくとも一部をシフトさせるための光周波数シフト被覆またはフィルム617を自身上に有し得る。
【0062】
図9の構成は、616に対応しているF1と光源612に対応しているF2’およびF2’’とを伴って
図4Aのように形成され得る。
【0063】
各光源612は、光源612から中心616への光をフォーカシングするために光パスに配置されたレンズ620のような向き付け直しエレメントを備え得る。レンズ620は、収束レンズであり得る。光源612は、回路基板610の回転楕円体の表面の接線618に対して平行であり得る。光源の中心軸624に沿って放射された光は、点616および光シフター614と交差する。中心軸は、接線618に対して垂直である。このようにして、光源612から放射されたあらゆる光は、中心点616にて収束され得る。光は、光シフター614によってシフトされる。各レンズは、光シフト特性をも提供するために被覆されていてもよい。このようにして、紫外光または青色光を用いる光源は、白色光を提供するために様々な周波数に変換されてもよい。
【0064】
光シフター614は、支持棒630を用いて回路基板610から支えられ得る。支持棒630は、示されているように、ステーク56に取り付けられていてもよく、または回路基板610に直接取り付けられていてもよい。
【0065】
図11を参照すると、
図9および10と同様の実施形態が示されている。本実施形態では、向き付け直しエレメントとしてのレンズ620が、反射器640に置き換えられている。反射器640は、楕円体の一部または放物面体の一部である表面を有し得る。部分的な楕円体形状は、各光源612を包囲し得る。光源612は、回転楕円体の第1の焦点に配置され、反射器640の回転楕円体の第2の焦点は点616であり得る。これもまた、F1が616に対応し、F2’が光源612の1つに対応する
図4Aと同様である。各光源612は、個別の反射器640を有し得る。
【0066】
図12、12A、および12Bを参照すると、
図9および11と同様の実施形態が示されている。
図12では、
図11に示されている反射器640が、回路基板610内部に配置されている凹部650によって置き換えられている。回路基板内部の凹部650は、
図12Bに示されているように、回路基板610を通過する開口部650、または、部分的に回路基板610を通過する凹部であってもよい。開口部650は、自身に隣接する反射器64を有する表面652を有し得る。反射器は、開口部650の金属化されたエッジとは別のコンポーネントであり得る。反射器654は、楕円体の断面状または放物面体状の形状を有する、回路基板の金属化表面であってもよい。金属化表面614は、回路基板610のエッジ652に配置されていてもよい。
【0067】
開口部650が回路基板610を貫通して延伸していない場合、光源612は、回路基板610の開口部650の底部表面654に取り付けられ得る。
図12Bに示されているように、開口部650が回路基板610を通過して延伸している場合、光源612は、回路基板610または反射面654に取り付けられ得る。光源612からの光は、点616に向けて反射面654から反射する。点616に向けて伝播する光は、光シフター614によって反射される。
【0068】
図13を参照すると、小型化された制御回路基板70’が示されている。回路基板70’が照明アセンブリ内部のヒートステーク56が回路基板70’に置き換わってもよいが、ヒートシンクフィンを通る開口部708は広がり得る。制御回路基板70’は、適用に応じて様々なコンポーネントを備え得る。1つのコンポーネントは、交流の直流への変換器710であり得る。複数の抵抗712およびコンデンサ714のような他の個別のコンポーネントは、制御回路基板70’上に備えられ得る。制御回路基板70’は、交流回路に結合されている入力リード線716および718を備え得る。リード線720および722は、直流回路に結合され得る。リード線716および718は、回路基板701の金属ベース14を通して結合されつつ、回路に交流電力を供給し得る。リード線720および722は、回路基板30および光源32に最終的に結合され得る。
【0069】
制御回路基板701とヒートシンクフィン212との間の開口部708は、一定であり得る。小さな指状部材720が、回路基板70’を支えるためにヒートシンクフィン212から延伸し得る。指状部材720は、軸方向の支えを提供するには十分に大きくてもよいが、回路基板70’およびフィン212との間に気流を提供するには十分に小さくてもよい。
【0070】
図14を参照すると、制御回路基板70が、照明アセンブリの長手方向軸12に対して垂直方向の断面図にて示されている。図に見られるように、コンポーネント710、712、および714は、円筒形状に形成されている回路基板730上に配置され得る。回路基板730は、上述のように、グラスファイバー回路基板または金属基板を含んだ様々なタイプの回路基板であってもよい。
【0071】
回路基板730は、回路基板が形成された後、エポキシ樹脂732により満たされてもよい。すなわち、回路基板70’は円筒形状に装着されつつ形成されてもよい。この円筒形状は、装置が電気的コンポーネントで装着される前または後に形成されてもよい。実質的に、円筒形状の全長がエポキシ樹脂により満たされてもよい。
【0072】
回路基板730は、制御回路基板70’の内部および外部を規定する。電気的コンポーネント710から714は、制御回路基板70’により形成された円筒形状の壁面の内部に配置されている。内部は、エポキシ樹脂732で満たされていてもよい。
【0073】
図14は、制御回路基板70’とヒートシンクフィン212との間における開口部または空間を示している。制御回路基板70’を軸方向に支えるための指状部材720も示されている。
【0074】
なお、カバー18上の、または、
図5、7、8および9に示されているような様々な位置における光シフトエレメントは、
図13および14に示されている照明アセンブリに組み込まれてもよい。
【0075】
図15、16および17を参照すると、筒状照明アセンブリ810が示されている。筒状照明アセンブリ810は、反射面812を備えている。反射面812は、放物面の形状であり得る。すなわち、反射面812は放物筒であり得る。
【0076】
照明アセンブリ810は、長手方向軸814を含み得る。光源820は、長手方向軸814に沿って配置され得る。光源820からの光は、反射面812に向き付けられている。
【0077】
反射面812は、放物面の形状であり得る。放物面体の形状は、照明アセンブリ810の長手方向軸814に一致する焦線であり得る。反射面812から反射している光線830は、コリメートされている。長手方向において、光線830は散乱されている。
【0078】
光シフトエレメント832は、照明アセンブリ810内部に配置され得る。
図15、16および17に示されているように、光シフトエレメント832は、反射面812の一方のエッジから反射面812の他方のエッジまで照明アセンブリ810を横切って延伸するフィルムを備えていてもよい。光シフトエレメント832は、反射面またはハウジング834に結合されていてもよい。また、光シフトエレメント832は、カバーに842に結合されていてもよい。
【0079】
光シフトエレメント832は、自身に付随している光選択用(帯域通過フィルタ用または二色性)フィルム833を有していてもよい。すなわち、物質833は、(青色または紫外のような)光源の波長を透過する波長を有していてもよい。光シフトエレメント832とフィルム833との間の界面は、
図7および8において上述されているように、選択された波長以外の波長を反射する。
【0080】
ハウジング834は、半円形状の断面を有する円筒形状のハウジングであり得る。ハウジング834は、
図15に示されているように、個別のコンポーネントであってもよくも、または、
図18に示されているように、反射面812である内側表面および外側表面を有する単一構造であってもよい。物質は、金属、プラスチック、プラスチック上の金属、またはこれらの組み合わせであってもよい。
【0081】
図17において最良に示されているように、制御回路838は、光源820への電力を制御するために用いられ得る。複数の制御回路838が、筒状照明アセンブリ810内部に配置されていてもよい。例えば、制御回路838は、筒状照明アセンブリ810の長手方向の各端部に配置されていてもよい。制御回路838は、光源820に電力を供給するために、自身から延伸している回路配線840を有し得る。電気配線840は、光シフトエレメント832の表面上に形成されていてもよい。また、配線840は、制御回路838から光源に結合されている個別のワイヤであってもよい。
【0082】
図15において最良に示されているように、光シフトエレメント832は、照明アセンブリ810の直径に亘り配置され得る。光源820は、長手方向軸814に対応する、筒状アセンブリの中心点に配置され得る。このようにして、光シフトエレメント832は、照明アセンブリ810の長さに沿って延伸する平面を規定し得る。
【0083】
また、光シフトエレメント832は、カバー842に配置されていてもよい。カバー842は、円筒形または部分的に円筒形の形状をしていてもよい。また、カバー842は、光を様々な方向に散乱させるための散乱被覆を有していてもよい。
【0084】
図18を参照すると、
図15から17に係る実施形態の代替となる実施形態が示されている。本実施形態では、光源820は、照明アセンブリ810’の長手方向軸814に配置されていない。光源820は、支持台または脚846を用いて反射面812の上に吊るされ得る。脚846は、ハウジング834または反射面812から延伸していてもよい。
【0085】
また、反射面812は、断面においては放物線であり、3次元においては放物筒であってもよい。放物筒812は、光源820と交差する焦線850を有し得る。このようにして、光源820から放射される光は、放物面812に向き付けられつつコリメートされる。
【0086】
様々な数の脚846が、光源を吊るすために用いられてもよい。各光源は、1つ以上の脚846によって吊るされるか、または配置され得る。また、照明アセンブリ810’は、上記のように、カバー842を備え得る。
【0087】
照明アセンブリ810’は、個別のハウジング834および個別の放物面812を備え得る。照明アセンブリ810’に示されている、脚により吊るされている光源が、
図15、16および17において示されている照明アセンブリ810に用いられ得ることは当然である。
【0088】
照明アセンブリ810において、照明アセンブリに亘り延伸している光シフトエレメント832が示されているが、光シフトエレメントは、カバー842の内側表面854または外側表面856に形成されていてもよい。多くの場合、商業的な実施形態では、光シフト表面は、カバー852の内側表面854上に存在する。
【0089】
図19Aを参照すると、照明アセンブリ910に係る他の実施形態が示されている。本実施形態では、照明アセンブリは、スポットライトまたはダウンライトである。照明アセンブリ910は、ベース912およびハウジング914を備えている。ベース912部は、電気レセプタクルに対してねじ込み式または叩き込み式であってもよい。ハウジング914は、以下に記載されているように、光を反射するために用いられている。また、照明アセンブリ910は、レンズ部916を備え得る。レンズ部916は、光散乱器または滑らかな表面を含んでいてもよい。レンズ部916は、フィルムを有していてもよい。
【0090】
ハウジング914は、自身に付着している光源920を有し得る。光源920は、ベース912と反対の位置において、照明アセンブリ910の周りに離れて配置され得る。光源920は、青色を含んだ、光の様々な波長を生成させ得る。光源の全部または一部が、同一波長の光を放射してもよい。本実施例では、各光源920は青色光を生成する。
【0091】
ハウジング914は、自身に光源920を結合させるための拡張部926を含み得る。拡張部926と角部924とは、45度のような固定関係を有し得る。拡張部926および角部924との間の固定関係の角度は、光が以下に記載されているように反射するように固定されている。
【0092】
ハウジング914は、放物線の形状であり得る。ハウジング914の構成は、以下に記載されている。しかしながら、ハウジング914での照明アセンブリ910の内部は、反射面930を備え得る。反射面930は、焦点934を有している。光源920は、
図20および21に示されているように、コリメートされた光を生成してもよく、または、コリメートされた光を生成する光再指向エレメントを有していてもよい。コリメートされた光は、角部924に向き付けられている。コリメートされた光と角部924とが45度を成す場合、コリメートされた光は、照明アセンブリ910の長手方向軸936に対して平行な角度にて反射される。長手方向軸936に対して平行な方向に反射された光は、焦点934に向けて反射面930から反射される。
【0093】
光シフトエレメント940は、照明アセンブリ910内部に結合されている。本実施形態では、光シフトエレメント940は、ベース912に固定して結合されている。しかしながら、光シフトエレメントは、ハウジング914に結合されていてもよい。光シフトエレメント940は、第1の円筒形状部942、第2の円筒形状部944、および回転楕円体部946を有している。第1の円筒形状部942はベースまたはハウジング914に隣接している。回転楕円体部946は、焦点934と一致している中心点を有している。長手方向軸936は、第1の円筒形状部942および第2の円筒形状部944の長手方向軸であり、回転楕円体部946の中心934と交差している。光シフトエレメント940の幾つかまたは多くは、光シフト物質またはエネルギー変換物質により被覆されていてもよい。例えば、光シフト物質は、青色光から白色光を生成してもよい。角部924から向き付け直されるコリメートされた光は、光シフトエレメント940から反射し、光シフトエレメント940にて波長シフトされる。光シフトエレメント940から反射した光は、ハウジング914の反射面930へ向き付け直され、反射面930によりレンズ916を通るように向き付け直される。
【0094】
角部924は、金属性または光不透過性であり得る。また、角部924は、選択的な反射面であり得る。ガラスまたはプラスチックが、適切な波長を選択する反射面であってもよい。異なる波長の光が反射し、他の光がそこを通過し得る。波長選択反射面は、様々なタイプの物質を適用することによって形成され得る。角部924は、光源920によって放射された波長を反射する一方、光シフトエレメント940によって形成された波長を通過させる、ガラスまたはプラスチック物質により形成され得る。上記の実施例では、光源920は青色の波長にて光を放射した。光シフトエレメント940は、青色波長を、照明アセンブリ910から射出される際に角部を通過し得る白色波長に変換した。
【0095】
図19Bを参照すると、光源920に電力を供給するための1つの方法が明記されている。上述のように、ハウジング914は、電気伝導性または電気反射性の物質により被覆されているプラスチック物質から形成され得る。この物質が電気伝導性および電気反射性である場合、ハウジング914の全表面は、この物質により被覆されてもよく、間に間隙947を形成するために部分的に除去されてもよい。このようにして、間隙947は、配線948を形成してもよく、配線948は、光源920を作動させるための電圧差を提供するために、制御回路944によって異なる電圧にて電力が供給される。複数の光源920は、照明アセンブリ910の周囲に配置され得る。このようにして、1対の導体948が各光源920に対して提供され得る。配線の大きさは、幅に関して、様々な要求に依存して変化し得る。間隙947の大きさは、反射性物質の除去を最小化するように減少されることが好ましい。除去される反射性物質の量を最小化することによって、反射器が最大の反射量を有し得る。これにより、照明アセンブリの光出力は増加される。
【0096】
図20を参照すると、拡張部926および角部924の拡大図が示されている。本実施形態では、レンズ950は、光再指向エレメントとして用いられている。レンズ950は、
図19に示されている照明アセンブリ910の長手方向軸936に対して垂直な方向に光をコリメートする。角部924から反射された光は、長手方向軸936に対して平行な方向に反射される。
【0097】
図21を参照すると、光源920に隣接している光再指向エレメントは、反射器952として示されている。反射器952は、光源920を包囲または略包囲する放物線形状または放物面体形状をした反射器であり得る。放物線状の反射器952から反射された光は、長手方向軸936に対して垂直な方向にコリメートされる。角部924により反射された光は、長手方向軸936に対して垂直である。
【0098】
図22を参照すると、ハウジング914の一部が示されている。ハウジング914は、様々な物質により形成され、自ハウジングの内部に回路配線960を有し得る。回路配線960は、ハウジング914の内部に埋め込まれていてもよい。すなわち、ハウジング914はプラスチック物質により形成されてもよく、回路配線960はこのプラスチック物質内部に埋め込まれていてもよい。回路配線960は、制御回路944を光源920に結合させる。制御回路944から各光源920への2本のワイヤが、ハウジング内部に埋め込まれていてもよい。もちろん、光源に電力を供給するための他の手法が用いられてもよい。
【0099】
図23を参照すると、制御回路1012を有している照明アセンブリ1010が示されている。照明アセンブリ1010は、ランプのベース1014を備えている。ランプのベース1014は、照明アセンブリの底部1016から所定の距離だけ延伸している。ランプのベース1014は、例えば、エジソンランプのベースであってもよい。ランプのベース1014は、ソケット(図示なし)の内部にランプアセンブリ1010を取り付けるためのねじ山または他の機械的構成を含み得る。ランプのベース1014は、自身の容積を規定する。
【0100】
制御回路1012は、光源を駆動させるためのドライバを備えている1つ以上の回路基板上に配置され得る。制御回路1012は、照明アセンブリ1010のハウジング内部またはヒートステーク56内部の直接ワイヤまたはワイヤを含んだ様々な手法にて、光源32を有している回路基板30に結合され得る。また、制御回路1014は、電流回路または他のコンポーネントに指示するための交流電流を含み得る。
【0101】
制御回路1012は、部分的にランプのベースの容積内部に存在してもよい。また、制御回路1012は、全体的にランプのベース1014内部によって規定される容積に配置されていてもよい。また、制御回路1012は、ランプのベース1014の容積内部にエポキシ樹脂により密封されていてもよい。
【0102】
なお、
図1と同様の照明アセンブリの構成が示されているが、他の図面に示されている照明の構成がそれに組み込まれてもよい。すなわち、ランプのベースの容積内部に配置されている制御回路1012が、上記のあらゆる実施形態に組み込まれてもよい。
【0103】
図24、25および26を参照すると、他の実施形態の照明アセンブリ1100が示されている。本実施形態は、上記の
図13に示されているものと同様であり、それ故、共通のコンポーネントには、同一の符号が付されている。本実施形態の照明アセンブリ1100では、他の実施形態の制御回路基板1110が示されている。制御回路基板1110は、照明アセンブリの制御を構成している様々な電気的コンポーネントを備え得る。電気的コンポーネント1112は、回路基板1110の1つ以上の側面に取り付けられていてもよい。コンポーネント1112は、交流から直流への変換器、抵抗、電気チップ、コンデンサ、および他のエレメントを含んだ、上述された様々なタイプのコンポーネントであってもよい。
【0104】
図25に最良に示されているように、回路基板1110は、ベース14内部に嵌合され得る。この嵌合は、ベース14と回路基板16との間の静合であり得る。より具体的には、1対の溝1114は、回路基板1110がその中に受容されるように、互いからベース14を横切って横方向に形成され得る。
図26に最良に示されているように、回路基板1112は、反対の極性に電気的に結合させるためのエッジコネクタ1116および1118をベース14内部に備え得る。溝1114内部の静合は、エッジコネクタ1116および1118と、溝1114内部に配置されている接点1120との間の電気的な接続を保証するために用いられてもよい。
【0105】
ベース14は、光源から独立した形成機能を形成する、他のエレメントと組み合わされた標準的なエジソンベースであってもよい。すなわち、ベース14および回路基板1110は、様々な光源の構成および光学的配置を伴って用いられてもよい。
【0106】
図26に最良に示されているように、回路基板1110は、自身から延伸しているワイヤ1130を備え得る。ワイヤ1130が、回路基板30上の光源32に電力を供給するために用いられ得る。半田物質1132が、回路基板30上に配置されている回路配線1134にワイヤ1130を接合させるために用いられ得る。半田1132に加えて、回路配線1134にワイヤ1130を接合させるための他の物質が、当業者には既に知られている。例えば、導電性のインクまたは接着剤が用いられてもよい。ワイヤボンディングは、ワイヤ1130を回路配線1134に接続させるための他の方法である。
【0107】
図24から26に示されている実施形態は、製造上の利点を有している。回路ベース14が形成され、回路基板が装着され得る。続いて、接点1120がエッジコネクタ1116および1118に電気的に結合されるように、回路基板1110が溝1114に挿入され得る。電気接点の様々な構成が用いられてもよい。重要なことは、電流がベース14から制御回路基板1110に提供されることである。
【0108】
ヒートシンクフィン1140は、ヒートシンクフィン1140を互いに接合させる中心部1142を有し得る。また、中心部1142は、回路基板30がヒートシンクプロセスの一部になるように、または、回路基板30がヒートシンクプロセスの一部であるように、回路基板30に向けて上方に延伸し得る。ヒートシンク210は、パーツを組み立てることによって、または、コンポーネントを集積して成形することによって、予め製造されていてもよい。光源32は、照明アセンブリ1100内部への挿入に先立ち、回路基板30に電気的に接合され得る。ワイヤ1130が回路基板30内部の開口部1172を通って延伸するように、回路基板30およびヒートシンクフィン1140から成るアセンブリが、回路基板上に配置され得る。続いて、ワイヤ1130が、回路基板30上の配線1134に電気的に結合され得る。続いて、カバー18が、照明アセンブリの上に配置され、ハウジング16’に取り付けられ得る。
【0109】
図27を参照すると、ベース14の一実施形態が更に詳細に示されている。ベース14は、自身に電気接点1160を備え得る。接点1160は、電球が配置されるソケットとの電気的な接続を提供する。他の電気接点(図示なし)は、底部または底部接点1162に結合され得る。電気接点1160、および、底部1162に接続されている接点(図示なし)は、交流回路において反対の極性を有し得る。接点1160と1162との反対の極性が、回路基板1110に電力を供給し得る。図示されているように、ベース14は、スレッドを有しているねじ込み式ベースであり得る。しかしながら、上述のように様々なタイプのベースが用いられてもよい。接点1160は、接点1120の1つに電気的に接続されている。接点1162と電気的に接続されているワイヤまたは配線は、反対の接点1120に接続されている。
【0110】
図28を参照すると、ヒートシンク210と一体化して形成されている回路基板30を備える成形部の例が示されている。ヒートシンクは、図示されているように、中心部1142に並んだフィン1140を備えている。本実施形態では、回路基板30は、ヒートシンクフィンと同一の物質から形成されている。回路配線1134は、光源32に電力を供給するために用いられている。以下に記載されているように、回路基板30は、個別のコンポーネントであってもよく、ヒートシンクフィンと一体化して成形されていてもよい。開口部1170が、その中に回路基板を受容するために形成され得る。回路基板30の上部における開口部1172は、回路基板30からのワイヤ1130を受容するために用いられ得る。回路基板30は、非導電性の部分および回路配線1134を自回路基板上に伴う、
図2Aから2Cにおいて上述された様々な形態に形成されてもよい。ヒートシンクアセンブリの半分のみしか図示されておらず、反対の極性を有しているワイヤ1130は他の開口部(図示なし)により提供され得る。
【0111】
なお、上記の実施形態にて用いられている様々なコンポーネントは、入れ替え可能であってもよい。例えば、様々な光シフトメカニズムが、光の波長をある波長から他の波長へ変化させるために用いられてもよい。また、様々なハウジングの形状およびカバーの形状も、入れ替え可能であってもよい。同様に、様々なランプのベースも用いられてもよい。制御回路は、発光ダイオードまたは他の光源を制御するための多くの異なるタイプの実施形態を有していてもよい。制御回路の様々なタイプおよび形状が、各実施形態にて用いられてもよい。ヒートシンクおよび発光ダイオードも、上述のように様々な構成を有していてもよい。ヒートシンクは、ワッシャのような構造であってもよく、
図28に示されているように一体化構造であってもよい。また、ヒートシンクは、
図28に示されているように光源回路基板30に一体化していてもよい。光源回路基板30は、
図2Aおよび2Bのものを含んだ、様々な異なる実施形態を有していてもよい。このような構成は、
図28に示されているヒートシンクの構成の中に含まれていてもよい。
図3に示されているヒートステークを用いる実施形態、および、ヒートステークを用いない他の実施形態のような熱放散を実行する他の方法は、照明アセンブリの様々な形状に組み込まれてもよい。また、上述の穿孔520も、上述のあらゆる実施形態に組み込まれてもよい。
【0112】
実施形態の先の記載は、説明および記述のために提供されているが、包括的であること、または、本発明を限定することを意図するものではない。特定の実施形態に係る個別のエレメントまたは特徴は、一般に、その特定の実施形態に限定されるものではなく、たとえ選択された実施形態が特に図示または記載されていないとしても、適用可能である場合、選択された実施形態において入れ替え可能であり、用いられ得る。同様に、多くの手法によっても変更され得る。このような変更は、本発明から逸脱しているものと見なされず、このような補正の全ては、本発明の範疇に含まれているものとする。