特許第5759654号(P5759654)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5759654
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年8月5日
(54)【発明の名称】油圧バルブ
(51)【国際特許分類】
   F01M 1/16 20060101AFI20150716BHJP
   F01L 1/34 20060101ALI20150716BHJP
【FI】
   F01M1/16 F
   F01M1/16 C
   F01L1/34
【請求項の数】12
【外国語出願】
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2011-102420(P2011-102420)
(22)【出願日】2011年4月28日
(65)【公開番号】特開2011-241823(P2011-241823A)
(43)【公開日】2011年12月1日
【審査請求日】2014年4月2日
(31)【優先権主張番号】10 2010 019 005.5
(32)【優先日】2010年5月3日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】506031085
【氏名又は名称】ハイライト・ジャーマニー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100123342
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 承平
(72)【発明者】
【氏名】パトリック ガウティア
(72)【発明者】
【氏名】マルク ホーマン
(72)【発明者】
【氏名】ボルフディートマーレ シュルツェ
(72)【発明者】
【氏名】アンドレ セルケ
(72)【発明者】
【氏名】マルクス トート
【審査官】 津田 健嗣
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2009/0159024(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0225791(US,A1)
【文献】 特開2006−132737(JP,A)
【文献】 特開2007−303642(JP,A)
【文献】 特開2003−328710(JP,A)
【文献】 特表2012−503139(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01M 1/16
F01L 1/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブッシユと、
アクチュエータが当接するピストン底部を有する中空ピストンであって、当該ピストンは、ネジ型の圧縮ばねの力に対抗して、当該アクチュエータにより当該ブッシユ内で軸方向に可動であるものと、
当該ブッシユに固定され、当該ピストンに対して動作するように設けられた当該中空ピストン内のスリーブと、
当該中空ピストンの少なくとも1つの穴に通じる、少なくとも1つの貫通開口部を有する当該スリーブの壁であって、当該中空ピストンの少なくとも1つの当該穴は、当該スリーブ内に加わる供給圧力を、揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置の2組の圧力室に導くものと
からなり、
当該スリーブは、当該中空ピストンの内部空間を閉塞するスリーブ底部を有し、当該アクチュエータから離れた側に面する端部に、当該ブッシユに対して半径方向のあそびをもち、当該あそびは、弾性力をもって変形可能な封止要素によって充当され、それにより当該スリーブと当該ブッシユ間の隙間が密封される、
揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置のための油圧バルブ。
【請求項2】
前記スリーブの少なくとも1つの前記貫通開口部は、前記油圧バルブの中央軸線の方向に十分に長く、前記中空ピストンの少なくとも1つの前記穴は、前記2組の圧力室を加圧するために、2つのピストン位置で少なくとも1つの前記貫通開口部に開放される、請求項1に記載の油圧バルブ。
【請求項3】
前記中空ピストンの少なくとも一つの前記穴は外側に放射状に、少なくとも一つの前記穴を囲むバンド形の逆止弁により覆われる、請求項1に記載の油圧バルブ。
【請求項4】
前記逆止弁はポンプ逆止弁であり、環状空間の圧力が供給ポートの圧力にほぼ等しい場合、当該環状空間から当該供給ポートへの戻りを妨止し、そして、前記逆止弁は前記中空ピストンから放射状に延びるウェブにより軸方向に固定される、請求項3に記載の油圧バルブ。
【請求項5】
前記ブッシユは、2組の圧力室を調整するための2つのワーキングポートを有し、当該ワーキングポートは互いに軸方向に距離をもち、そして追加のポートが、カムシャフトの交互に切り替わる回転力を利用するため、2つの当該ワーキングポートの間に設けられる、請求項1に記載の油圧バルブ。
【請求項6】
前記中空ピストンは、2つのガイド・ウェブを有し、その間に少なくとも一つの穴が設けられ、少なくとも一つの前記穴から来る油圧は、2つの当該ガイド・ウェブから2つの前記ワーキングポートの1方に伝達されることができ、そして2つの前記ワーキングポートの他方から来る油圧は、2つの当該ガイド・ウェブの1つから2つのタンクポートの1つへ導かれることができる、請求項5に記載の油圧バルブ。
【請求項7】
供給ポートにより近く配置される前記ワーキングポートは、タンクポートの1つに、前記中空ピストンの環状溝を介して案内されることができ、当該環状溝は、当該供給ポートに向かう前記中空ピストンの前側と反対側の密閉隙間を介して閉塞される、請求項6に記載の油圧バルブ。
【請求項8】
ネジ型の圧縮ばねが、前記スリーブの外側の放射状の環状間隙に設けられ、当該環状間隙は、前記ブッシユの前記穴を介してタンクポートに至る、請求項1に記載の油圧バルブ。
【請求項9】
前記スリーブは、前記ブッシユに対し限られた軸方向の可動性を有する、請求項に記載の油圧バルブ。
【請求項10】
クロスボアによりタンクポートに対して減圧された空間が、前記スリーブ底部と前記ピストン底部との間の前記中空ピストン内に形成される、請求項1に記載の油圧バルブ。
【請求項11】
前記油圧バルブは、中心のバルブである、請求項1に記載の油圧バルブ。
【請求項12】
前記油圧バルブは、カートリッジ・バルブである請求項1に記載の油圧バルブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧バルブおよびその揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置への使用法に関する。
【背景技術】
【0002】
揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置のための油圧バルブは、特許文献1からすでに知られている。油圧バルブは、ブッシユおよび中空ピストンを有し、この中空ピストンはアクチュエータによって、ネジ型の圧縮ばねの力に対抗して、このブッシユ内部で軸方向に移動され得る。スリーブが、中空ピストン内部に設けられている。供給圧力Pは、油圧バルブによって、揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置の2つのワーキングボートA、B、または2つの圧力室のどちらかへ導かれ得る。2つのタンクポートT1、T2が設けられている。ラジアル・ポートの順序は、P‐T1‐B‐Aである。第2のタンクポートT2が、正面側の軸方向のポートとして、それから続く。
【0003】
カートリッジ弁として設計される油圧バルブは特許文献2からすでに知られている。この油圧バルブは、3つのポートB、P、Aを有し、これらは互いに対して軸方向に移動して、油圧バルブのブッシユの穴として存在する。バンド形をした逆止弁は、このブッシユの内側に挿入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許出願公開第102004038252号明細書
【特許文献2】独国特許第102005013085号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、高い制御性能を有する、経済的な、そして小さな揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置を創作することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この問題は、本願に記載される本発明の実施態様により解決される。
【0007】
本発明の1つの実施例により、揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置のための油圧バルブが提供される。スリーブは、油圧バルブの中空ピストン内に、比較的可動なように設けられる。しかしながら、このスリーブは、ブッシユに対してその位置を保持することができ、そのブッシュの中を中空ピストンが移動できる。このようにして、限定された軸方向のあそびおよび限定された半径方向のあそびを設けることができ、それが相互に対する移動部分のジャミングを防止し、あるいは許容誤差を釣り合わせる。スリーブは、中空ピストンの内部の空間を閉塞するスリーブ底部を有する。このスリーブ底部は、ブッシユに対して堅固に支持されるので、供給ポートPからの圧力から生じる力は、スリーブ底部およびスリーブを介してブッシユで支えられる。このため、これらの力は、中空ピストンのピストン底部には作用せず、そのピストン底部はアクチュエータの支持のために働く。このように、中空ピストンは、供給圧力からの軸方向力が働かないので、中空ピストンの軸方向の位置は、アクチュエータにより制御されることができ、供給圧力を考慮する必要はない。供給圧力はそれが供給される方法によって、変動するので、これは特別な利点である。通常、内燃機関によって機械的に駆動される油ポンプが使われるので、供給圧力は回転速度および温度または油の粘性により変動する。加えて、他の要因もあり得る。
【0008】
本発明により達成され得る特に高度な制御性能は、特別な利点を提供する。それは、揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置による角度調整を補助するためにカムシャフトの交互に切り替わる回転力を利用する油圧構成と組み合わせられる場合である。すなわち、この利用は油圧バルブの制御に対しより高度なものを要求する。これらのカムシャフトの交互に切り替わる回転力は、不均一にそして急速に変動して作用するからである。カムシャフトの交互に切り替わる回転力を利用するためのそのような機能は、独国特許第102006012733号および独国特許第102006012775号からすでに知られている。本発明の油圧バルブは、したがって、第1のワーキングボートBに割り当てられる揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置の圧力室の圧力変動の利用が、特に有利な方法で、可能となるように構成され得る。これは反対の回転方向に割り当てられる圧力室に十分な流体流動容量を供給するためである。これらの圧力変動は、吸排気バルブの力に反応してカムシャフトにもたらされる、カムシャフトの交互に切り替わる回転力から生じる。いずれの場合においても、カムシャフト当たりの燃焼器の数がより少ないほど、カムシャフトの交互に切り替わる回転力は大きいであろう。したがって、カムシャフトの交互に切り替わる回転力を利用することの利点は、少数、例えば、3シリンダ、を有する内燃機関の場合特に効果的である。さらに、影響するパラメータは、依然として吸排気バルブのばねの強さおよびカムシャフト回転数である。
【0009】
カムシャフトの位相調整は、このように急速になされ得る。加えて、進歩した方法によるカムシャフトの交互に切り替わる回転力を利用することの結果として、比較的に低い油圧で調整することが可能である。油ポンプの小さな寸法設計はこの方法により内燃機関の効率を改良する。節約される油圧油の流動容量は、他の用途、例えば油圧バルブ・ストロークを調整、のために利用できる。
【0010】
カムシャフトの交互に切り替わる回転力は両方の回転方向のために利用され得るが、それらはまた、1方の回転方向のためにだけに利用されることもあり得る。1方の回転方向だけにカムシャフトの交互に切り替わる回転力を利用する場合、独国特許出願公開第102006036052号による平コイルばねを使うことができ、ばねはその場合、1方の回転運動の向きの追加の調整力を補正する。
【0011】
カムシャフトの交互に切り替わる回転力は、この場合特にバンド形に設計され得る逆止弁により生かされる。
【0012】
この場合の油圧バルブは、特に好適な実施例においては、中心のバルブとして設計され得る。この場合、供給圧力はカムシャフトを介して導入される。このような中心のバルブは、構造空間に関して有利である。揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置を作動させるための外部の油圧バルブは、中心のバルブと対照をなす。外部の油圧バルブの場合、カムシャフト調整のための油圧チャネルは、揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置から、ねじ留めされた油圧バルブを有する別々の制御ドライブ・カバーか、またはねじ込まれた油圧バルブを有するシリンダ・ヘッドにまでわたる。対照的に、同様に油圧である中心のバルブは、揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置のロータハブ内部に、放射状に設けられる。中心のバルブの場合、前述の独国特許第102006012733号および独国特許第102006012775号に説明された、揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置をより迅速な調整のために使用する方法が特に効果的である。油圧油は、1方の回転方向に割り当てられたチャンバから、短い経路で他の回転方向に割り当てられるチャンバに至るからである。対照的に、油圧油がロータハブから外部の油圧バルブまで長い経路を有するとすると、その場合ライン長の増加と共に、ライン損失は長所を消し去ることとなる。もちろん、本発明の圧力を平衡化する中空ピストンのための特別な利点を生み出す制御技術に関するチャレンジは、減衰経路を介する代わりに中心のバルブを介して、カムシャフトの交互に切り替わる回転力の直接の動作と協力するようになる。
【0013】
中心のバルブのブッシユは、カムシャフトにロータをねじ留めするためのねじを備えた、特に進歩した方法で設計され得るので、いわゆる中心のネジが構成される。
【0014】
しかしながら、供給圧力は軸方向前側でブッシユに導入される必要はない。放射状に供給ポートを備えることも可能であるので、供給圧力は油圧バルブに放射状にも導入される。しかしながら、供給圧力はスリーブの前側に導入される必要はない。クロスボアを介してブッシユに圧力を導入することも可能であり、圧力は続いてスリーブの内部空間に通じる。このように、導入はスリーブの前側穴において、または、しかしながら、前述したスリーブの壁の穴においてなされ得る。
【0015】
本発明によれば、スリーブは、ブッシユに対して固定されなければならない。これは、スリーブがブッシユに対して堅固に支持されることを意味する。この場合、減圧されるスリーブの支持は、軸方向においてのみ提供されるのが好ましい。対照的に、スリーブは、有利な構成において、半径方向のあそびを有し、この理由により油圧ピストンの良好な動作が保証される。大きな半径方向のあそびにもかかわらず、ブッシユとスリーブとの間のしっかりした密封を保証するために、シーリング・リングを用意することによって、供給ポートから油圧油は、特に進歩した方法で、ブッシユを越えて外側に出ることから防止される。このシーリング・リングは、この半径方向のあそびの領域で、半径方向のあそびを補正する。
【0016】
油圧バルブの通常運転において、供給圧力がスリーブの底部に絶えず作用する場合、この方向に限った支持はまた充分であり得る。アクチュエータから指し示される方向へのスリーブの移動は、その場合供給圧力により防止されるからである。スリーブがブッシユに嵌入され、摩擦力がスリーブとブッシユとの間にも作用する場合は、特にそうである。これらの摩擦力は、それゆえに適当な材料の組合せ、許容誤差、構成部品面および構造手段によって、小さく保たれることとなる。
【0017】
中空ピストンは、特に進歩した方法で完全に圧力平衡されている。しかしながら、わずかに変化した外径を有する中空ピストンを設計することも可能である。この場合、残念なことに、ほとんど制御の可能性はない。しかしながら、代わりに、組立ては簡単化される。中空ピストンは、最初に導入されることになるその領域が、続いて導入されることになるその領域より、小さな直径を有するような方法で望ましくは構成されるからである。特に手作業による組立ての場合、組立て時の加工表面/シーリング面への損傷の確率は下がる。
【0018】
以下述べられる本発明についての他の実施例は、特に有利な構成を有し、半径方向あるいは軸方向のあそびを介して製造上生じる許容誤差を補正するので、中空ピストンのジャミングは生じ得ない。
【0019】
本発明の更なる利点は、本願の記載および図面から導かれる。
【0020】
本発明は、添付の図面にとともに以下説明されるが、そこでは、同じ参照符号は同じ構成要素を意味する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置の実施例を示す断面図である。
図2図1の揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置を調整するための、第1のバルブ位置にある油圧バルブの実施例を示す半断面図である。
図3】反対の回転方向の調整のための、第2のバルブの位置にある図2の油圧バルブを示す図である。
図4】ブロッキング中央位置にある、図2および図3の油圧バルブを示す図である。
図5図1の揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置を調整するための油圧バルブの他の実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
カムシャフトの角度位置は、内燃機関の運転中、図1の揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置14により変化する。カムシャフトが回転する際、吸排気バルブの開閉時点は変化するので、内燃機関は特定の速度でのその最適性能を発揮する。揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置14は、このように、クランク軸に対してカムシャフトの継続的な調整を可能にする。揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置14は、円筒状ステータ1を有し、それはねじれに強い堅固な方法で駆動ホイール2に接続されている。図1の実施例において、駆動ホイール2は、チェーンホイールであり、その手段により、チェーンが、それは更に詳細に示されないが、案内される。しかしながら、駆動ホイール2は、歯を有するベルトギアでもよく、その手段により、ドライブ・ベルトは駆動要素として案内される。
【0023】
ステータ1は、この駆動要素および駆動ホイール2によって、クランク軸に駆動接続している。ステータ1は、円筒状ステータ・ベース3を備え、その内側にウェブ4が等しい距離で内へ放射状に突出している。圧力媒体が油圧バルブ12(そのさらなる詳細は図2に示される)を介して導入される中間空間5が、隣接するウェブ4の間に構成されている。ロータ8の円筒状ロータハブ7から外側へ放射状に突出したベーン(仕切り)6が、隣接するウェブ4の間に突き出している。これらのベーン6は、ウェブ4との中間空間5を2組の圧力室9および10に再分割している。
【0024】
ウェブ4は、それらの前側がロータハブ7の外装表面にしっかりと当接している。ベーン6は、対する側で、それらの前側がステータ・ベース3の円筒状内壁にしっかりと当接している。
【0025】
ロータ8はカムシャフトに対してねじれに強い堅固な方法で接続されるが、そのさらなる詳細は示されていない。カムシャフトとクランク軸との間の角度位置を変化させるために、ロータ8はステータ1に対して回転する。このために、毎回所望の回転運動の向きにより、圧力室9または圧力室10の圧力媒体が加圧される一方、対する圧力室10または9は減圧されタンクに戻る。反時計回りの示した位置に、ロータ8をステータ1に対して回転させるために、ロータハブ7の半径方向のハブ穴11が、油圧バルブ12により加圧される。逆に、ロータ8を時計回りの方向に回転させるために、ロータハブ7の半径方向の追加のハブ穴13が、油圧バルブ12により加圧される。これらの追加の半径方向のハブ穴13は、最初に挙げた半径方向のハブ穴11に、軸方向に、そして円周方向にオフセットされて配置されている。油圧バルブ12は、ロータハブ7へのいわゆる中心のバルブとして挿入され、その後ろに位置するカムシャフトにねじ込まれる。
【0026】
ロータ8は、平コイルばねによって、ねじれ弾性の方法でステータ1に対して初期応力がかけられており、そのコイルばねは、補正ばねとして作用しているが、図面には示されていない。
【0027】
図2は、油圧バルブ12を示す。このバルブは、軸方向の供給口Pをもつネジの形をしたブッシユ52を備え、その供給口Pから油ポンプ(その更なる詳細に示されない)から来る油圧が、所望の通り、第1のワーキングボートAまたは第2のワーキングボートBへ案内され得る。この場合、これらの2つのワーキングボートA、Bは、ロータハブ7の環状溝31、32に通じている。この場合、第1のワーキングボートAは、このワーキングボートAに割り当てられた第1の環状溝31を介して、半径方向のハブ穴11に通じる。対照的に、第2のワーキングボートBは、このワーキングボートBに割り当てられた環状溝32を介して、別の半径方向のハブ穴13に通じる。
【0028】
他のポートA1は、ブッシユ52のクロスボア21により構成され、そしてカムシャフトの交互に切り替わる回転力の利用のために割り当てられている。このポートA1は、第1のワーキングボートAに割り当てられる第1の環状溝に通じる。
【0029】
加えて、ブッシユ52は、さらに2つの半径方向のタンクポートT1、T2および軸方向のタンクポートT3を備えている。第一の2つの半径方向のタンクポートT1、T2は、2つのワーキングボートA、Bに続いて、互いに隣接して軸方向に設けられている。この場合、内燃機関からアクチュエータ43への半径方向のポートの順序は、連続してT1―T2―A―A1―Bである。軸方向あるいは第3のタンクポートT3は、対照的に、ブッシユ52のネジ形状に設計されたねじ頭49で、油圧バルブ12から外へ通じている。
【0030】
この場合の第1の半径方向のタンクポートT1は、減圧される圧力室9または10それぞれからの油の放出のためには働かない。その代わりに、この第1のタンクポートT1は、容量の平衡のため、またはガス抜きのために働く。
【0031】
ブッシユ52は、エンジン(内燃機関)側の終端に外面のねじ53を有し、それが、カムシャフトの内側ねじ(その更なる詳細は示されていない)にねじ込まれ、ロータ8を、摩擦力により係合した、ねじれに関し堅固な方法で、カムシャフトに締めつける。このために、ロータハブ7は、一方では薄い摩擦円板を介してカムシャフトの前側端部に、そして、他方ではブッシユ52のねじ頭49に当接する。そのような摩擦円板は、油ガイド以外、例えば、ドイツ特許出願第102009050779.5号の対象である。
【0032】
中空ピストン54は、ブッシユ52内部で移動できる。このために、電磁リニアアクチュエータ43(図2では基本の方法だけが示されている)のタペット48は、中空ピストン54のピストン底部51で当接する。示されたような、アクチュエータが非通電の状態では、軸方向の供給口Pからくる油圧は、第2のワーキングボートBへ案内される。図1に示される圧力室9は、この第2のワーキングボートBからハブ穴13を介して油圧が加えられる。ハブ穴11を経て相対して整列配置された圧力室10から第1のワーキングボートAまで不可避的に導かれる油圧油は、油圧バルブ12から第2のタンクポートT2へ引き出されうる。
【0033】
内燃機関の油ポンプから、例えばカムシャフトを介して来る供給口Pは軸方向にある。カップ形の閉スリーブ55は、止まり(めくら)穴56の形でくり抜かれている中空ピストン54に挿入されている。そのスリーブ底部50は、止まり穴の底面57に作用しないように、したがってネジ型の圧縮ばね58に加えて、中空ピストン54に力をかけないよう、供給口Pの圧力を阻む。このため、タペット48と分離している、線形作用する電磁アクチュエータ43は、供給口Pの変動する圧力に対して力を導入しない。中心のバルブを制御または調整する能力は、このように非常に良い。スリーブ底部50は、このためにスリーブ55の壁23を介してブッシユ52で支持される。結果的にスリーブ55全体がブッシユに固定される。スリーブ55は、タペット48から離れた側の面に、半径方向外向きに突き出したつば25を有し、そして、このつばは、タペット48に面したその側26をブッシユ52の肩24に当接させている。軸方向の係合リング29はブッシユ52の内側環状溝に挿入され、ブッシユ52の反対の側27上に当接している。このようにして、スリーブ55は、中央軸線22に沿った軸方向の動きに対し、両方向において固定される。
【0034】
スリーブ55には、少なくとも一つの貫通開口部59が設けられている。貫通開口部は、図1に示すような長手方向の長穴または円型穴(以下で図5の実施態様に関して述べられる)を備えてもよい。少なくとも一つの貫通開口部は、中空ピストン54の全軸方向の中空ピストン54のクロスボア60に、流れ込みが可能なほど十分に長く、その中空ピストン54は、軸方向に固定されたスリーブ55に対して移動され得る。放射状に中空ピストン54に当接し、したがってクロスボア60を覆うバンド形の逆止弁61は、クロスボア60の外側に放射状に設けられている。このように、放射状に外側に当接するこの逆止め弁61は、ポンプ逆止弁の機能を有する。このため、軸方向の供給口Pからの油圧は、少なくとも一つの貫通開口部59および逆止弁61を通過することができ、逆止弁61の外側の環状の空間62に放射状に到達する。対照的に、この環状空間62から供給口Pへの逆流は、供給口Pの圧力より高い内部圧力を逆止め弁61からブロックすることにより阻止される。
【0035】
図2に示される、ブッシユ52に対する中空ピストン54の第1のバルブの位置において、油ポンプからの油圧油は、したがって第2のワーキングボートBに供給口Pおよび逆止弁61を通して運ばれる。このようにして、圧力室9は、そのハブ穴13に加圧されるので、ロータ8は回転の一方向にステータ1に対して回転する。このようにして不可避的により小さくなる圧力室10は、そのハブ穴11を介して第1のワーキングボートAに油圧油を押圧する。そこから、油圧油は、中空ピストン54の環状溝16を通って、タンクポートT2に到達する。油ポンプから環状間隙62に導入される圧力は、ポンプ逆止弁として動作する逆止弁61によって、そして他の逆止弁33によって、中に閉塞(lock in)されるので、この圧力は、隙間38を介して圧力室9に排出(unload)されるだけである。環状空間62のこの圧力は、他の逆止め弁33と共同して、ポートA1を介して圧力室10に接続されるクロスボア21からの油圧油の浸透を阻止する。圧力室10から油圧油は、それゆえに第1のワーキングボートAを経て第2のタンクポートT2へのみ案内されるが、それは圧力室10またはクロスボア21の内圧が環状間隙62の圧力を超えない限りにおいてである。
【0036】
その交互の回転力の結果として、カムシャフトが調整される方向に回転しようとするとすぐに、圧力室10およびクロスボア21の圧力は鋭くそして急激に増加する。この圧力が環状間隙62の圧力より十分高く増加されるとすぐに、第1のワーキングボートAおよび初期応力のかかった追加の逆止弁33の不足分は解消され、環状空間62は、充分な流動容量を、迅速な調整のため、第2のワーキングボートBを経て、油圧油を「吸い込む」圧力室9に提供する。充分な流動容量が油ポンプ単独では供給することができないためである。この関係は、独国特許出願公開第102006012775号に更に詳細に説明されている。
【0037】
前述の中空ピストン54上の環状溝16は、その両側がガイド・ウェブ36または30によりいずれの場合も囲まれている。他のガイド・ウェブ28と共に、第2のガイド・ウェブ30は他の環状溝47を構成し、それは環状間隙62の半径方向の内側境界を構成する。かくして、内燃機関からリニアアクチュエータ43を指す方向において、中空ピストン54は3つの、軸方向に連続したガイド・ウェブ36、30、28を有し、それにより中空ピストン54はブッシユ52内部に案内される。第1のガイド・ウェブ36は、したがって、中央あるいは第2のガイド・ウェブ30に対してエンジン側に設けられる。対照的に、第3のガイド・ウェブ28は、中央あるいは第2のガイド・ウェブ30に対してアクチュエータ側に設けられる。供給口Pから至る中空ピストン54のクロスボア60は、第2のガイド・ウェブ30と第3のガイド・ウェブ28との間に軸方向に設けられる。最後に名の挙げられた2つのガイド・ウェブ30、28の機能は、以下のようである。
【0038】
リニアアクチュエータ43が最大出力で動作した場合、中空ピストン54はその端部位置に、ネジ型の圧縮ばね58の力に対抗して移動され、それは第2のバルブの位置でもある。この場合、第3のガイド・ウェブ28は隙間38を閉じて、リニアアクチュエータ43に面している側面39にある、図3に示す隙間37を解放する。その時この隙間37が開いて、密閉隙間41により、以前は閉じられていた環状空間62へのアクセスが、ここでできる。この場合供給口Pから来ている供給圧力は、第1のワーキングボートAへ案内され得る。この場合、ロータ8は反対の回転方向に回転する。第2のワーキングボートBは、このように第3のタンクポートT3に向かって減圧される。このために、第3のガイド・ウェブ28は、第2のワーキングボートBのクロスボア35で、隙間34を解放する。そこから、油圧油は、中空ピストン54に沿って第3のタンクポートT3に流れ出る。この場合、中空ピストン54はこの端部にクロスボア46を備えるが、それはいくつかの機能を有する。一方では、中空ピストン54の軸方向への移動の間、スリーブ底部50により圧縮される油圧油の容量は、第3のタンクポートT3にクロスボア46を通って流れ出ることができる。他方、第2のワーキングボートBから第3のタンクポートT3まで流出している油圧油のわずかな圧力がピストン底部51の両側に作用するので、中空ピストン54はまたこの点で圧力平衡する。
【0039】
カムシャフトの交互に切り替わる回転力の利用は、ここでは備わっておらず、図2によるバルブの位置と対照的である。カムシャフトの交互に切り替わる回転力によるピーク圧力は、第2のワーキングボートBから第3のタンクポートT3へ直接導通される。
【0040】
図4は、示された中空ピストン54の2つの最端のバルブの位置の間にある、ブロッキング中央位置を示す。このブロッキング中央位置において、2つのワーキングポートポートA、Bは、2つのガイド・ウェブ28、30によって閉じられる。この場合、油圧油は、2つの回転方向に割り当てられた圧力室9、10に閉塞される。必要ならば、小さな流動容量が、ガイド・ウェブ28、30を越えて環状間隙62から2つのワーキングボートA、Bへ押出されて、漏れ損失を補償し、そしてロータ8の回転を減衰させるために供給される。これは独国特許出願公開第19823619号に対応したことである。
【0041】
油圧油は、タンクポートT1、T2、T3から制御ドライブ・ボックスに流れる。特に、この制御ドライブがチェーンで設計される場合、油圧油は等しく制御ドライブを潤滑する。湿式のベルトドライブも知られている。
【0042】
アクチュエータ側の終端には、ブッシユ52はその内側に環状溝を有し、そこには軸方向の係合リング40が配置されている。この軸方向の係合リング40は、アクチュエータ43が動作しないときの、図2のバルブの位置のための軸方向の止め具として働く。変形された構成においては、逆止弁61は、第2のウェブ・ガイド30から第3のガイド・ウェブ28に延びることもでき、この場合、追加の軸方向のロッキング要素42は設けられない。
【0043】
軸方向のロッキング要素42(それは中空ピストン54から環状に外側の方へ放射状に伸びる)は、第2のガイド・ウェブ30と第3のガイド・ウェブ28との間に設けられている。ここで、この軸方向のロッキング要素42は、一方では第3のガイド・ウェブ28を、他方では軸方向に逆止め弁61を固定する。これはもはや十分にクロスボア60を覆わない程に逆止弁61の位置がずれることを防止する。
【0044】
環状溝16は、供給口Pを向いた中空ピストン54の前側44に対し密閉隙間45を介して封止されている。油圧バルブ12は、中空ピストン54の、中心のガイド・ウェブ30の後、第1のガイド・ウェブ36まで延びる領域なしで、基本的に実際に機能し得る。この場合、ネジ型の圧縮ばね58は、軸方向にガイド・ウェブ30に当接する。しかしながら、図2図4に示されるように、第1のガイド・ウェブ36を中空ピストン54に形成することは、特に高度な制御性能を可能にする。したがって、第1のワーキングボートAから第2のタンクポートT2へと流れている油圧流動が、軸方向に対向する第1の2つのガイド・ウェブ36、30に同じ力をもたらすことは、特に図2において、明らかである。すなわち、中空ピストン54はまたこの点で圧力平衡する。環状溝16の圧力は、このようにして形成される。第2のタンクポートT2が流動断面を減少させるスロットル部位を構成するからである。仮に第1のガイド・ウェブ36が省略された場合、第1の2つのタンクポートT1、T2への油圧油の流れは、中空ピストン54の前側に作用して、アクチュエータ43に向かう方向に力をかけることとなる。ネジ型の圧縮ばね58は、スリーブ55の外側の環状空間64に、放射状に設けられ、その環状空間64はブッシユ52の穴63を通じてタンクポートT1に至る。
【0045】
図5は、油圧バルブ112の他の実施例を示す。この場合、カムシャフトの交互に切り替わる回転力を特別に利用するための追加のポートは設けられていない。中空ピストン154は穴のあいたカバー76で止められており、そのカバーはアクチュエータに向かう方向にブッシユ152に取り付けられる。前述の実施例の、シートメタルから引き抜かれた深いスリーブ55に代えて、スリーブ155は、長手方向の穴74およびクロスボア75を有する回転部品として設計されている。中空ピストン154は、ピストン底部151と一体部品として設計されず、インサート65が、貫通加工された中空ピストン154の軸方向に、圧入固定されている。このインサート65には、中央軸線122の外側に穴146が穿設され、この穴は、前述の実施例のクロスボア46と類似して、ピストン底部151とスリーブ底部150との間の空間66から第2のタンク出口T2へ圧力を軽減する。この減圧は必要である。それは、中空ピストン154とスリーブ155との間の相対移動の結果として生じる、空間66の体積変化に関連し、その体積変化は、穴146を通じ油および/または空気によって、平衡させなければならない、からである。
【0046】
アクチュエータから離れた側のその端部67に、スリーブ155は環状溝69を有し、Oリングとして設計される封止リング68がそこに収容される。この端部67で、スリーブ155の外径は、ブッシユ152に付随する取り込み穴70に対して、大きな半径方向のあそびを有する。この大きなあそびは、封止リング68により釣り合っているので、このあそびにもかかわらず、
− 供給口P、そして
− 第1のタンク出口T1または、実際には第1のワーキングボートA
との間で油のリークは生じない。
この場合の比較的に大きい半径方向のあそびは、軸方向のあそびに加えて、中空ピストン154がわずかに傾けられて、中央軸線122の平行からオフセットされることが可能となる。このようにして、製造により、または許容誤差により生じ、スリーブ155の間に存在する、同軸型中空ピストン154およびブッシユ152の誤差は釣り合わされ、中空ピストン154のジャミングは生じ得ない。軸方向のあそびを作れるように、またそれを制限するために、155の端部67は、互いに反対な2方向に、前述の実施例のつば25に類似した止め具71、72を有する。1つの止め具71はブッシユ152の肩124にこの場合止まることができる。対照的に、反対の止め具72はブッシユ152に堅固に嵌入された止め具スリーブ73に止まることができる。
【0047】
この実施態様において、また前述の実施例においても、封止リング68は、製造によって生じる許容誤差の補正のために使用され得る。封止リング68を収容するための環状溝69は、ブッシユ52または152と同様にスリーブ55または155の両方に設けられ得る。
【0048】
逆止弁は、オーバラップの有無にかかわらず設計されてよい。バンド形の逆止弁の変形構成は、欧州特許第1703184号から知られている。この欧州特許明細書に特許請求された逆止弁によって、閉じられる貫通開口部の非対称の配置の代わりに、オーバラップを省いて、逆止弁に反回転構成要素を設けることもできる。
【0049】
説明した実施態様は、例示的な構成を含むだけである。異なる実施態様のために説明した特徴を組合せることも可能である。本発明に属する装置部品のための追加の特徴、特に説明されなかった事項は、図面に示された装置部品の形状から導くことができる。
【符号の説明】
【0050】
1 ステータ
2 駆動ホイール
3 ステータ・ベース
4 ウェブ
5 中間のスペース
6 ベーン(仕切り)
7 ロータハブ
8 ロータ
9 圧力室
10 圧力室
11 ハブ穴
12 油圧バルブ
13 ハブ穴
14 揺動形アクチュエータ・カムシャフト調整装置
15 環状溝
16 環状溝
17 環状溝
18 環状溝
19 クロスボア
20 クロスボア
21 クロスボア
22 中央軸線
23 壁
24 肩
25 つば
26 側
27 他の側
28 第3のガイド・ウェブ
29 軸方向の係合リング
30 第2の案内ウェブ
31 環状溝
32 環状溝
33 逆止弁
34 隙間
35 クロスボア
36 第1の案内ウェブ
37 隙間
38 隙間
39 側面
40 軸方向の係合リング
41 密閉隙間
42 軸方向のロッキング要素
43 アクチュエータ
44 前側
45 密閉隙間
46 クロスボア
47 環状溝
48 タペット
49 ねじ頭
50 スリーブ底部
51 ピストン底部
52 ブッシユ
53 外面のねじ
54 中空ピストン
55 スリーブ
56 止まり(めくら)穴
57 止まり穴の底面
58 ネジ型の圧縮ばね
59 貫通開口部
60 クロスボア
61 逆止弁
62 環状空間
63 穴
64 空間
65 インサート
66 空間
67 端部
68 封止リング
69 環状溝
70 取り込み穴
71 止め具
72 止め具
73 止め具スリーブ
74 長手方向の穴
75 クロスボア
76 カバー
112 油圧バルブ
122 中央軸線
124 肩
146 穴
150 スリーブ底部
151 ピストン底部
152 ブッシユ
154 中空ピストン
155 スリーブ
T1 タンク出口
T2 タンク出口
図1
図2
図3
図4
図5