(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5760143
(24)【登録日】2015年6月12日
(45)【発行日】2015年8月5日
(54)【発明の名称】電気車両用バッテリ充電装置
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20150716BHJP
H02J 7/10 20060101ALI20150716BHJP
H02M 3/00 20060101ALI20150716BHJP
H02M 3/155 20060101ALI20150716BHJP
H02M 3/28 20060101ALI20150716BHJP
【FI】
H02J7/00 P
H02J7/10 P
H02M3/00 U
H02M3/00 H
H02M3/155 U
H02M3/28 U
【請求項の数】15
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-505060(P2014-505060)
(86)(22)【出願日】2012年3月27日
(65)【公表番号】特表2014-512168(P2014-512168A)
(43)【公表日】2014年5月19日
(86)【国際出願番号】KR2012002198
(87)【国際公開番号】WO2012141434
(87)【国際公開日】20121018
【審査請求日】2013年10月11日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0033269
(32)【優先日】2011年4月11日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513257889
【氏名又は名称】ミョンジ ユニバーシティー インダストリー アンド アカデミア コーポレーション ファウンデーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジュン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】ユン,スゥ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ギョン−ドン
【審査官】
横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】
韓国公開特許第10−2011−0029798(KR,A)
【文献】
特開2010−206883(JP,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2002−0054755(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00− 7/12
H02J 7/34− 7/36
H02M 3/00− 3/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
整流されて入力される第1電圧を第2電圧に変化させる第1コンバータ部、
前記第2電圧を直流化して電気車両用バッテリを充電するための第3電圧に変化させて出力する第2コンバータ部を含み、
前記第1コンバータ部の出力端は第1出力端子及び第2出力端子を含み、
前記第2コンバータ部は一端が前記第1出力端子と連結される第1スイッチング素子、一端が前記第2出力端子と連結される第2スイッチング素子、一端が前記第1スイッチング素子の他端と直列に連結される第1出力キャパシタ、及び一端が前記第2スイッチング素子の他端と直列に連結される第2出力キャパシタを含み、
前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子はオン/オフ(on/off)され、前記第1スイッチング素子がオンされる時間と前記第2スイッチング素子がオンされる時間は互いに重ならず、
前記第2コンバータ部は、入力端が前記第1出力キャパシタの一端と連結され、出力端が前記第1スイッチング素子の他端と連結される第1ダイオード、入力端が前記第2スイッチング素子の他端と連結され、出力端が前記第2出力キャパシタの一端と連結される第2ダイオード、前記第1スイッチング素子の他端と前記第1ダイオードの出力端が連結された第3ノードを基準に一端が前記第1ダイオードと並列に連結される第1インダクタ、及び前記第2スイッチング素子の他端と前記第2ダイオードの入力端が連結された第4ノードを基準に前記第2ダイオードと並列に連結される第2インダクタをさらに含むことを特徴とする電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項2】
前記第1スイッチング素子のオン/オフ周期と前記第2スイッチング素子のオン/オフ周期は第1周期として同一であり、前記第1スイッチング素子がオンされる開始時点と前記第2スイッチング素子がオンされる開始時点は前記第1周期の1/2だけ差があることを特徴とする請求項1に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項3】
前記第1周期内で前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子がオンされる時間の間隔は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子がオフされる時間の間隔より短いか、同じ範囲内で調節可能であることを特徴とする請求項2に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項4】
前記第1出力キャパシタ及び前記第2出力キャパシタはフィルム(film)キャパシタであることを特徴とする請求項1に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項5】
前記第2コンバータ部は、入力端が前記第1出力キャパシタの一端と連結され、出力端が前記第1スイッチング素子の他端と連結される第1ダイオード、入力端が前記第2スイッチング素子の他端と連結され、出力端が前記第2出力キャパシタの一端と連結される第2ダイオード、前記第1スイッチング素子の他端と前記第1ダイオードの出力端が連結された第3ノードを基準に一端が前記第1ダイオードと並列に連結される第1インダクタ、及び前記第2スイッチング素子の他端と前記第2ダイオードの入力端が連結された第4ノードを基準に前記第2ダイオードと並列に連結される第2インダクタを含み、
前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のデューティ比は可変であることを特徴とする請求項1に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項6】
前記第2コンバータ部は、前記第1出力端子と前記第1スイッチング素子の一端が連結される第1ノードを基準に一端が前記第1スイッチング素子と並列に連結される第1キャパシタ、及び前記第2出力端子と前記第2スイッチング素子の一端が連結される第2ノードを基準に一端が前記第2スイッチング素子と並列に連結される第2キャパシタをさらに含み、
前記第1出力キャパシタの他端、前記第2出力キャパシタの他端、前記第1インダクタの他端、前記第2インダクタの他端、前記第1キャパシタの他端及び前記第2キャパシタの他端は第5ノードで互いに連結されることを特徴とする請求項5に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項7】
フルブリッジ(Full Bridge)形態で連結された4つのダイオードを含み、商用交流電圧を全波整流して前記第1電圧を生成する第1整流部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項8】
前記第1コンバータ部は
前記第1電圧が入力されるスイッチング部、
前記スイッチング部と連結された変圧器部、及び
前記変圧器部と連結されて前記第2電圧を出力する第2整流部を含むことを特徴とする請求項1に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項9】
前記スイッチング部は、フルブリッジ形態で連結されて第2周期によって周期的にオンオフされる第3スイッチング素子、第4スイッチング素子、第5スイッチング素子及び第6スイッチング素子を含み、
前記第3スイッチング素子及び前記第3スイッチング素子の対角方向に位置する第6スイッチング素子は同時にオン/オフされ、前記第4スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子の対角方向に位置する第5スイッチング素子は同時にオン/オフされ、
前記第3スイッチング素子及び前記第6スイッチング素子がオンされる時間と前記第4スイッチング素子及び前記第5スイッチング素子がオンされる時間は互いに重ならずに、前記第3スイッチング素子乃至前記第6スイッチング素子のデューティ比は一定であることを特徴とする請求項8に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項10】
前記第1スイッチング素子のオン/オフ周期と前記第2スイッチング素子のオン/オフ周期は第1周期として同一であり、前記第1スイッチング素子がオンされる開始時点と前記第2スイッチング素子がオンされる開始時点は前記第1周期の1/2だけ差があり、
前記第1周期内で前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子がオンされる時間の間隔は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子がオフされる時間の間隔より短いか同じであり、前記第2周期内で前記第3スイッチング素子、前記第4スイッチング素子、前記第5スイッチング素子及び前記第6スイッチング素子がオンされる時間の間隔とオフされる時間の間隔は同一であり、
前記第1周期は、前記第2周期より2倍さらに長く、
前記第1スイッチング素子がオンされる開始時点と前記第3スイッチング素子及び前記第6スイッチング素子がオンされる開始時点は同一であることを特徴とする請求項9に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項11】
前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記第3スイッチング素子、前記第4スイッチング素子、前記第5スイッチング素子及び前記第6スイッチング素子のうち少なくとも1つでオン/オフ制御のための制御信号を生成して転送する制御部をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項12】
前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記第3スイッチング素子、前記第4スイッチング素子、前記第5スイッチング素子及び前記第6スイッチング素子のうち少なくとも1つは、トランジスタ、及び
入力端が前記トランジスタの第2導通電極と連結され、出力端が前記トランジスタの第1導通電極と連結されるダイオード
を含むことを特徴とする請求項9に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項13】
全波整流されて入力される第1電圧を昇圧して第2電圧に変化させる第1コンバータ部、
前記第2電圧を直流化して電気車両用バッテリを充電するための第3電圧に変化させて出力する第2コンバータ部を含み、
前記第1コンバータ部の出力端は第1出力端子及び第2出力端子を含み、
前記第2コンバータ部は力率改善(PFC: Power Factor Correction)機能及び増幅機能を同時に遂行するために、一端が前記第1出力端子と連結される第1スイッチング素子、一端が前記第2出力端子と連結される第2スイッチング素子、一端が前記第1スイッチング素子の他端と連結される第1出力キャパシタ、一端が前記第2スイッチング素子の他端と連結される第2出力キャパシタ、前記第1スイッチング素子の他端と前記第1出力キャパシタの一端が連結された第3ノードを基準に一端が前記第1出力キャパシタと並列に連結される第1インダクタ、及び前記第2スイッチング素子の他端と前記第2出力キャパシタの一端が連結された第4ノードを基準に一端が前記第2出力キャパシタと並列に連結される第2インダクタを含むことを特徴とする電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項14】
前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子は周期的にオン/オフされ、前記第1スイッチング素子がオンされる時間と前記第2スイッチング素子がオンされる時間は互いに重ならないことを特徴とする請求項13に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【請求項15】
前記第2コンバータ部は、出力端が前記第3ノードを基準に前記第1インダクタと並列に連結され、入力端が前記第1出力キャパシタの一端と直列に連結される第1ダイオード、及び入力端が前記第4ノードを基準に前記第2インダクタと並列に連結され、出力端が前記第2出力キャパシタの一端と連結される第2ダイオードをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の電気車両用バッテリ充電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気車両用バッテリ充電装置にかかり、より詳しくは、小型化が可能で長寿命を保証できる電気車両用バッテリ充電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に電気車両(EV: Electric Vehicle)用バッテリ充電装置は商用電源を用いる。そして多様な仕様のバッテリを全て充電するために電気車両用バッテリ充電装置は100V〜500Vの電圧を出力できなければならない。
このために、従来の電気車両用バッテリ充電装置は力率補正を行うための前端と電流制御を行うための後端に分離されて構成され、特に後端はブーストコンバータ(Boost Converter)を用いて構成された。
しかし、前記従来の電気車両用バッテリ充電装置はリンク電圧を出力電圧以下に維持しなければならない短所があり、これによって入力電圧の大きさに応じて内部構成が変更されなければならない問題があった。
【0003】
また、従来の電気車両用バッテリ充電装置はCCM(Continuous Current Mode)制御技法を用いて内部インダクタに流れる電流を制御するために複雑な構成の制御器を用いなければならない問題があった。
そして、従来の電気車両用バッテリ充電装置は広い出力範囲を確保するために電解(Electrolytic)キャパシタを用いたが、これはバッテリ充電装置の大きさ及び重さを増加させ、十分な寿命を保証できない短所があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のような従来技術の問題を解決するために、本発明の目的とするところは、小型化が可能で長寿命を保証できる電気車両用バッテリ充電装置の提供である。
本発明の他の目的は下記実施例を通じて当業者によって導き出される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、全波整流されて入力される第1電圧を第2電圧に変化させる第1コンバータ部、前記第2電圧を直流化して電気車両用バッテリを充電するための第3電圧に変化させて出力する第2コンバータ部を含み、前記第1コンバータ部の出力端は第1出力端子及び第2出力端子を含み、前記第2コンバータ部は、一端が前記第1出力端子と連結される第1スイッチング素子、一端が前記第2出力端子と連結される第2スイッチング素子、一端が前記第1スイッチング素子の他端と直列に連結される第1出力キャパシタ、及び一端が前記第2スイッチング素子の他端と直列に連結される第2出力キャパシタを含み、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子はオン/オフ(on/off)され、前記第1スイッチング素子がオンされる時間と前記第2スイッチング素子がオンされる時間は互いに重ならないことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の他の実施例によると、全波整流されて入力される第1電圧を昇圧して第2電圧に変化させる第1コンバータ部、前記第2電圧を直流化して電気車両用バッテリを充電するための第3電圧に変化させて出力する第2コンバータ部を含み、前記第1コンバータ部の出力端は第1出力端子及び第2出力端子を含み、前記第2コンバータ部は力率改善(PFC: Power Factor Correction)機能及び増幅機能を同時に遂行する行うために、一端が前記第1出力端子と連結される第1スイッチング素子、一端が前記第2出力端子と連結される第2スイッチング素子、一端が前記第1スイッチング素子の他端と連結される第1出力キャパシタ、一端が前記第2スイッチング素子の他端と連結される第2出力キャパシタ、前記第1スイッチング素子の他端と前記第1出力キャパシタの一端が連結された第3ノードを基準に一端が前記第1出力キャパシタと並列に連結される第1インダクタ、及び前記第2スイッチング素子の他端と前記第2出力キャパシタの一端が連結された第4ノードを基準に一端が前記第2出力キャパシタと並列に連結される第2インダクタを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電気車両用バッテリ充電装置は小型化が可能であり、長寿命が保証できる。
また、本発明による電気車両用バッテリ充電装置は簡単な構成を有する制御器を用いて電流制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施例による電気車両用充電装置の概略的な構成を示したブロック図である。
【
図2】本発明の一実施例による電気車両用充電装置の詳細な構成を示した回路図である。
【
図3】第1スイッチング素子(B1)、第2スイッチング素子(B2)、第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL2)、第5スイッチング素子(SL2)及び第6スイッチング素子(SL4)のスイッチングを制御するために制御部で生成される制御信号の一例を示した図面である。
【
図4】第1スイッチング素子(B1)、第2スイッチング素子(B2)、第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL2)、第5スイッチング素子(SL2)及び第6スイッチング素子(SL4)のスイッチングを制御するために制御部で生成される制御信号の一例を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な実施例を有することができるところ、特定実施例を図面に例示して詳細に説明する。
しかし、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものとして理解されなければならない。各図面を説明しながら類似の参照符号を類似の構成要素に対して用いた。
【0010】
以下、本発明による実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例による電気車両用充電装置の概略的な構成を示したブロック図であり、
図2は、本発明の一実施例による電気車両用充電装置の詳細な構成を示した回路図である。
図1及び
図2に示す通り、本発明の一実施例による電気車両用充電装置(100)は、第1整流部(110)、第1コンバータ部(120)、第2コンバータ部(130)及び制御部(140)を含む。
【0011】
以下、各構成要素別にその機能を詳細に説明する。
第1整流部(110)は外部から入力される交流電圧を半波整流または全波整流して第1電圧を生成する。この時、入力される交流電圧は、90Vac以上、260Vac以下の大きさを有する。一例として、入力される交流電圧は110Vacまたは220Vacの大きさを有する商用交流電圧である。
本発明の一実施例によると、第1整流部(110)は
図2に示すように外部電源と連結され、フルブリッジ(Full Bridge)形態で連結された4つのダイオードを含む。
第1コンバータ部(120)は第1整流部(110)により全波整流されて入力される第1電圧を昇圧して第2電圧に変化させる。一例として、第1コンバータ部(120)は
図2に示すようにLLCコンバータの構成を有する。
【0012】
より詳しくは、第1コンバータ部(120)は第1整流部(110)と連結されて第1電圧の入力を受けるスイッチング部(121)、スイッチング部(121)と連結されて昇圧動作を行う変圧器部(122)及び変圧器部(122)と連結されて前記昇圧動作の結果として生成された電圧を整流して第2電圧を生成し、出力する第2整流部(123)を含む。
スイッチング部(121)は第1整流部(110)の2つの出力端子と連結され、フルブリッジ形態で連結された4つのスイッチング素子(SL1、SL2、SL3、SL4)を含む。
【0013】
以下では説明の便宜上、スイッチング部(121)に含まれた4つのスイッチング素子をそれぞれ「第3スイッチング素子(SL1)」、「第4スイッチング素子(SL2)」、「第5スイッチング素子(SL3)」及び「第6スイッチング素子(SL4)」と称する(第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子は後述する第2コンバータ部(130)に含まれる)。
一例として、4つのスイッチング素子(SL1、SL2、SL3、SL4)それぞれは1つのトランジスタ(例えば、FET)及び入力端がトランジスタの第2導通電極(Conducting Electrode)(例えば、ドレイン電極)と連結され、出力端がトランジスタの第1導通電極(例えば、ソース電極)と連結されるダイオードで構成される。
【0014】
このような第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL2)、第5スイッチング素子(SL3)及び第6スイッチング素子(SL4)それぞれは周期的にオン/オフ(on/off)される。
以下では説明の便宜上、スイッチング素子(SL1、SL2、SL3、SL4)がオン/オフされる周期を「第2周期」と称する(「第1周期」は後述する第2コンバータ部(130)に含まれた第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子のオン/オフ周期を意味する)。
より詳しくは、第3スイッチング素子(SL1)及びこれと対角方向に位置する第6スイッチング素子(SL4)は同時にオン/オフされ、第4スイッチング素子(SL2)及びこれと対角方向に位置する第5スイッチング素子(SL3)は同時にオン/オフされる。そして、第3スイッチング素子(SL1)及び第6スイッチング素子(SL4)がオンされる時間と第4スイッチング素子(SL2)及び第5スイッチング素子(SL3)がオンされる時間は互いに重ならない。
【0015】
この場合、第2周期内で第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL)、第5スイッチング素子(SL3)及び第6スイッチング素子(SL4)がオンされる時間の間隔とオフされる時間の間隔は同一である。
このようなスイッチング部(121)のオン/オフは、制御部(140)(
図2には図示せず)で生成される制御信号に基づいて制御される。制御部(140)は第2コンバータ部(130)で出力される第3電圧をフィードバック受け、フィードバック受けた第3電圧を用いて制御信号を生成する。生成された制御信号はスイッチング素子(SL1、SL2、SL3、SL4)に含まれたトランジスタ(例えば、FET)の制御電極(例えば、ゲート電極)に入力され、これによってスイッチング素子(SL1、SL2、SL3、SL4)のオン/オフが制御される。
次に、変圧器部(122)はスイッチング部(121)と連結され、スイッチング部(121)から出力された電圧を昇圧する。このために、変圧器部(122)の2次側巻線数は1次側巻線数より大きい。一例として、変圧器部(122)の巻線比は1:1.5である。
【0016】
最後に、第2整流部(123)は変圧器部(122)と連結され、変圧器部(122)で出力された電圧を整流して第2電圧を生成し、出力する。
本発明の一実施例によると、第2整流部(123)は
図2に示すようにフルブリッジ形態で連結された4つのダイオードを含む。
第2整流部(123)の出力端(即ち、第1コンバータ部(120)の出力端)と連結される第2コンバータ部(130)は第2電圧を直流化して電気車両用バッテリ(150)を充電するための第3電圧に変化させて出力する。
一例として、第2コンバータ部(130)は
図2に示すように並列構造のバックブースト(Buck Boost)コンバータの形態である。
より詳しくは、第2コンバータ部(130)は第1キャパシタ(C1)、第2キャパシタ(C2)、第1スイッチング素子(B1)、第2スイッチング素子(B2)、第1インダクタ(L1)、第2インダクタ(L2)、第1ダイオード(D1)、第2ダイオード(D2)、第1出力キャパシタ(Cout1)及び第2出力キャパシタ(Cout2)を含む。
【0017】
以下、各素子の連結関係について説明する
第1スイッチング素子(B1)は一端が第1コンバータ部(120)の第1出力端子(即ち、第1ノード(n1))と連結され、第2スイッチング素子(B2)は一端が第1コンバータ部(120)の第2出力端子(即ち、第2ノード(n2))と連結される。ここで、第2スイッチング素子(B2)は第1ノード(n1)を基準とする時、第1スイッチング素子(B1)と並列に連結される。
また、第1スイッチング素子(B1)の他端は第1ダイオード(D1)を経て第1出力キャパシタ(Cout1)の一端と直列に連結される。即ち、第1スイッチング素子(B1)の他端は第3ノード(n3)で第1ダイオード(D1)の出力端と連結され、第1ダイオード(D1)の入力端は第1出力キャパシタ(Cout1)の一端と連結される。
【0018】
同様に、第2スイッチング素子(B2)の他端は第2ダイオード(D2)を経て第2出力キャパシタ(Cout2)の他端と連結される。即ち、第2スイッチング素子(B2)の他端は第4ノード(n4)で第2ダイオード(D2)の出力端と連結され、第2ダイオード(D2)の入力端は第2出力キャパシタ(Cout2)の一端と連結される。
第1インダクタ(L1)は第3ノード(n3)を基準に第1ダイオード(D1)及び第1出力キャパシタ(Cout1)と並列に連結され、第2インダクタ(L2)は第4ノード(n4)を基準に第2ダイオード(D2)及び第2出力キャパシタ(Cout2)と並列に連結される。
そして、第1キャパシタ(C1)は一端が第1ノード(n1)を基準に第1スイッチング素子(B1)と並列に連結され、第2キャパシタ(C2)は第2ノード(n2)を基準に第2スイッチング素子(B2)と並列に連結される。
【0019】
第1出力キャパシタ(Cout1)の他端、第2出力キャパシタ(Cout2)の他端、第1インダクタ(L1)の他端、第2インダクタ(L2)の他端、第1キャパシタ(C1)の他端及び第2キャパシタ(C2)の他端は第5ノード(n5)で互いに連結される。
一方、第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)は上述した第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL2)、第5スイッチング素子(SL3)、第6スイッチング素子(SL4)と同様に1つのトランジスタ(例えば、FET)及び入力端がトランジスタの第2導通電極(例えば、ドレイン電極)と連結され、出力端がトランジスタの第1導通電極(例えば、ソース電極)と連結されるダイオードで構成される。
また、第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)は上述した第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL2)、第5スイッチング素子(SL3)、第6スイッチング素子(SL4)と類似して所定の周期(即ち、第1周期)によって周期的にオン/オフされる。
【0020】
より詳しくは、本発明の一実施例によると、第1スイッチング素子(B1)と第2スイッチング素子(B2)はオンされる時間が互いに重ならないようにオン/オフされる。この場合、第1スイッチング素子(B1)のオン/オフ周期と第2スイッチング素子(B2)のオン/オフ周期は同一であり(第1周期)、第1スイッチング素子(B1)がオンされる開始時点と第2スイッチング素子(B2)がオンされる開始時点は第1周期の1/2だけ差がある。
また、本発明の他の実施例によると、第1スイッチング素子(B1)と第2スイッチング素子(B2)は同時にオン/オフされる。
そして、前記2つの実施例において、第1周期内で第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)がオンされる時間間隔は第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)がオフされる時間間隔より短かいか同じ範囲内で調節することができる。
【0021】
このような第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)のオン/オフも上述したように制御部(140)で生成される制御信号に基づいて制御される。
即ち、制御部(140)はフィードバック受けた第3電圧を用いて制御信号を生成し、生成された制御信号は第1スイッチング素子(B1)、第2スイッチング素子(B2)、第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL2)、第5スイッチング素子(SL3)及び第6スイッチング素子(SL4)に含まれたトランジスタ(例えば、FET)の制御電極(例えば、ゲート電極)に入力される。
図3及び
図4に、第1スイッチング素子(B1)、第2スイッチング素子(B2)、第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL22)、第5スイッチング素子(SL3)及び第6スイッチング素子(SL4)のスイッチングを制御するために制御部(140)で生成される制御信号の一例を示している。
【0022】
まず、
図3の上段に示すような制御信号が第3スイッチング素子(SL1)、第4スイッチング素子(SL2)、第5スイッチング素子(SL3)及び第6スイッチング素子(SL4)の制御電極に入力されると、第3スイッチング素子(SL1)/第6スイッチング素子(SL4)がオンされた時点で第4スイッチング素子(SL2)/第5スイッチング素子(SL3)はオフされ、第3スイッチング素子(SL1)/第6スイッチング素子(SL4)がオフされた時点で第4スイッチング素子(SL2)/第5スイッチング素子(SL3)はオンされる。即ち、第3スイッチング素子(SL1)/第6スイッチング素子(SL4)と第4スイッチング素子(SL2)/第5スイッチング素子(SL3)は固定されたデューティ比によってオン/オフされる。
【0023】
そして、
図3の下段に示すような制御信号が第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)の制御電極に入力されると、上述したように第1スイッチング素子(B1)と第2スイッチング素子(B2)は同時にオンされずに、第1周期内で第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)がオンされる時間の間隔は第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)がオフされる時間の間隔より短いか同じになり、第1スイッチング素子(B1)がオンされる開始時点と第2スイッチング素子(B2)がオンされる開始時点は第1周期の1/2だけ差ができる。
この時、第1スイッチング素子(B1)/第2スイッチング素子(B2)がオンされる時間の間隔は第1スイッチング素子(B1)/第2スイッチング素子(B2)がオフされる時間の間隔より短いか同じ範囲内で自由に調節される。
即ち、第1スイッチング素子(B1)と第2スイッチング素子(B2)は任意のデューティ比によってオン/オフされ、デューティ比は可変である。
【0024】
また、第1スイッチング素子(B1)/第2スイッチング素子(B2)と第3スイッチング素子(SL1)〜第6スイッチング素子(SL4)のオン/オフ周期を比較すると、第1周期は第2周期より2倍長く、第1スイッチング素子(B1)がオンされる開始時点と第3スイッチング素子(SL1)/第6スイッチング素子(SL4)がオンされる開始時点は同一である。
次に、
図4のような制御信号が入力される場合、第3スイッチング素子(SL1)〜第6スイッチング素子(SL4)は
図3で示したものと同じくオン/オフされる。
そして、第1スイッチング素子(B1)及び第2スイッチング素子(B2)は同時にオン/オフされる。この時、第1スイッチング素子(B1)/第2スイッチング素子(B2)がオンされる時間の間隔は第1スイッチング素子(B1)/第2スイッチング素子(B2)がオフされる時間の間隔より短いか同じ範囲内で自由に調節される。
即ち、第1スイッチング素子(B1)と第2スイッチング素子(B2)は任意のデューティ比によってオン/オフされ、デューティ比は可変である。
【0025】
また、第1スイッチング素子(B1)/第2スイッチング素子(B2)と第3スイッチング素子(SL1)〜第6スイッチング素子(SL4)のオン/オフ周期を比較すると、第1周期は第2周期より2倍長く、第1スイッチング素子(B1)がオンされる開始時点と第3スイッチング素子(SL1)/第6スイッチング素子(SL4)がオンされる開始時点は同一である。
前記のような制御信号の入力によって、第2コンバータ部(130)は不連続電流モード(DCM: Discontinuous Current Mode)で制御される。これによって、連続電流モード(CCM: Continuous Current Mode)及び境界電流モード(Boundary Current Mode)で制御される場合に比べて簡単な構成の制御器(140)を用いて第2コンバータ部(130)を制御することができる。
【0026】
また、前記のように第1スイッチング素子(B1)と第2スイッチング素子(B2)が交互にオン/オフされるように制御する場合、第1スイッチング素子(B1)、第1キャパシタ(C1)、第1インダクタ(L1)、及び第1出力キャパシタ(Cout1)が1つのコンバーティンググループを形成し、第2スイッチング素子(B2)、第2キャパシタ(C2)、第2インダクタ(L2)、及び第2出力キャパシタ(Cout2)がもう1つのコンバーティンググループを形成する。そして、並列に連結された2つのコンバーティンググループが交互にコンバーティングを行うようになるので、第2コンバータ部(130)に含まれる素子の電圧ストレスが減少し、位相シフト(Phase Shift)が発生して第2電圧に含まれたリプル(Ripple)が減少できる。
【0027】
そして、前記のように第1スイッチング素子(B1)と第2スイッチング素子(B2)が交互にオン/オフされるように制御する場合、第1スイッチング素子(B1)/第2スイッチング素子(B2)のデューティ比を調節して第3電圧の大きさを任意に調節することができるため、電気車両用バッテリの仕様に制限されることなく多様な電気車両用バッテリを充電することができる。
また、
図2に示すように第2コンバータ部(130)を構成する場合、第2コンバータ部(140)は力率改善(PFC: Power Factor Correction)と増幅機能(即ち、電流制御機能)を同時に行うことができるようになるため、力率改善のための回路を第1コンバータ部(120)の前端に別に備える必要がなくなる。
【0028】
これとともに、従来の電気車両用バッテリ充電装置とは異なり電気車両用バッテリ(150)と直接連結される構成要素である第2コンバータ部(140)が交流波形を有する電圧の入力を受けるため、大きい容量の電解キャパシタではなく小さい容量のフィルム(film)キャパシタを用いて第1出力キャパシタ(Cout1)/第2出力キャパシタ(Cout2)を構成することができる。
小さい容量のフィルムキャパシタを用いて第2コンバータ部(140)を構成する場合、電気車両用バッテリ充電装置の寿命を増加させ、大きさを小型化できる。
【0029】
以上のように本発明においては、具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施例及び図面によって説明されたが、これは本発明の全般的な理解を促進するために提供されたものであり、本発明は、前記の実施例に限定されるわけではなく、本発明の属する分野の当業者はこのような記載から多様な修正及び変形が可能である。従って、本発明の思想は説明された実施例に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなくこの特許請求の範囲と均等、もしくは等価的変形がある全てのものは本発明思想の範疇に属するものとみなすべきである。