特許第5761310号(P5761310)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5761310
(24)【登録日】2015年6月19日
(45)【発行日】2015年8月12日
(54)【発明の名称】電池
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/0587 20100101AFI20150723BHJP
   H01M 4/13 20100101ALI20150723BHJP
【FI】
   H01M10/0587
   H01M4/13
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-234745(P2013-234745)
(22)【出願日】2013年11月13日
(62)【分割の表示】特願2009-200030(P2009-200030)の分割
【原出願日】2009年8月31日
(65)【公開番号】特開2014-29880(P2014-29880A)
(43)【公開日】2014年2月13日
【審査請求日】2013年11月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】507151526
【氏名又は名称】株式会社GSユアサ
(72)【発明者】
【氏名】戸塚 和秀
(72)【発明者】
【氏名】松尾 和明
【審査官】 結城 佐織
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−185736(JP,A)
【文献】 特開2007−273390(JP,A)
【文献】 特開2001−076711(JP,A)
【文献】 特開2009−104850(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/05−10/0587
JSTPlus/JSTChina/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
合剤層と合剤層未塗布部とが形成された帯状正極板と、合剤層と合剤層未塗布部とが形成された帯状負極板とをセパレータを介して巻回した巻回型発電要素を備えた電池において、
前記帯状正極板及び前記帯状負極板は、それぞれ長さ方向の湾曲率を0.4〜2.5mm/mとした円錐台形状に形成され、
前記巻回型発電要素は、円錐台形状に形成された前記帯状正極板のうち直径の小さい方と、円錐台形状に形成された前記帯状負極板のうち直径の小さい方とが互いに反対側に位置する非水電解質二次電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は帯状極板を巻回した巻回型発電要素を備えた電池に関するものである。
【背景技術】
【0002】
非水電解質二次電池の発電要素には、帯状極板を巻回した巻回型と平板状極板を積層した積層型などが使用されている。このうち、巻回型発電要素は、集電体の表面に合剤層を設けた帯状正極板および帯状負極板を、セパレータを介して巻回したものである。
【0003】
そして、集電体としてはアルミニウム箔や銅箔が用いられ、合剤層は活物質、結着剤、導電助剤などを含んでいる。
【0004】
容量が1Ahよりも小さい小型の非水電解質二次電池の帯状極板を、図5および図6に示す。図5はカット前の帯状極板の平面、図6はカット後の帯状極板を示したもので、図6(A)は平面、図6(B)は図6(A)のA−A’断面を示す。図5および図6において、21は合剤層、22は集電体、23は合剤層未塗布部、Xは幅方向、Yは長さ方向を示す。
【0005】
従来の小型の非水電解質二次電池の帯状極板は、図5に示したように、金属製の帯状集電体の表面に合剤層を塗布し、乾燥した後、ロールプレスで加圧し、合剤層の厚みを調整したもので、幅方向に数枚の帯状極板が連続した状態で作製され、図5の点線で示したように、長さ方向に数枚にカットすることにより、図6に示した1枚の帯状極板が得られる。この帯状極板では、図6(A)に示したように、長さ方向の一方の端部に合剤層未塗布部が設けられ、巻回して発電要素とした場合、この合剤層未塗布部に集電リードが取りつけられる。
【0006】
シート状電極において、合剤層の密度を高めるために、シート状集電体をプレスすると、シート状電極の表面に波打ちや歪が生じるという問題があり、この歪を矯正する技術が特許文献1および特許文献2に記載されている。
【特許文献1】特開2004−335374号公報
【特許文献2】特開2007−273390号公報
【0007】
従来の帯状極板は、図5に示したように、帯状集電体の幅方向全体に合剤層が塗布されているので、長手方向の端部の合剤層未塗布部を除いた集電体の全面に合剤層が形成された状態になる。この状態でロールプレスを行った場合、集電体の全面に均一な圧力が加わるので、集電体は変形せず、湾曲のない帯状極板を得ることができる。
【0008】
しかし、このような湾曲のない帯状極板を巻回して発電要素とする場合、巻回時に極板が幅方向にずれ、電池の容量が減少し、十分な出力が得られないという問題があった。
【0009】
また、特許文献1や特許文献2に記載されたシート状電極の歪を矯正する技術では、合剤層未塗布部の歪は矯正されるが、最終的に得られた極板にどの程度の歪が残っているのかは不明であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明の目的は、湾曲のある帯状極板を用いた、巻きずれの抑制された発電要素を備えた電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明は、合剤層と合剤層未塗布部とが形成された帯状正極板と、合剤層と合剤層未塗布部とが形成された帯状負極板とをセパレータを介して巻回した巻回型発電要素を備えた電池において、前記帯状正極板及び前記帯状負極板は、それぞれ長さ方向の湾曲率を0.4〜2.5mm/mとした円錐台形状に形成され、前記巻回型発電要素は、円錐台形状に形成された前記帯状正極板のうち直径の小さい方と、円錐台形状に形成された前記帯状負極板のうち直径の大きい方とが互いに反対側に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、巻きずれの抑制された発電要素を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(本発明の概要)
初めに、本発明に係る電池の概要について説明する。
【0014】
本発明に係る電池は、合剤層と合剤層未塗布部とが形成された帯状正極板と、合剤層と合剤層未塗布部とが形成された帯状負極板とをセパレータを介して巻回した巻回型発電要素を備えた電池において、前記帯状正極板及び前記帯状負極板は、それぞれ長さ方向の湾曲率を0.4〜2.5mm/mとした円錐台形状に形成され、前記巻回型発電要素は、円錐台形状に形成された前記帯状正極板のうち直径の小さい方と、円錐台形状に形成された前記帯状負極板のうち直径の大きい方とが互いに反対側に位置する電池である。
【0015】
本発明に係る電池は、集電体の表面に合剤層を設けた帯状正極板および帯状負極板を、セパレータを介して巻回した巻回型発電要素を備えた非水電解質二次電池に関するもので、帯状正極板と帯状負極板の両方に、帯状集電体の幅方向の一端に合剤層未塗布部を設けて、これらの帯状集電体の長さ方向の湾曲率を0.4〜2.5mm/mとし、この巻回型発電要素において、帯状正極板の合剤層未塗布部と帯状負極板の合剤層未塗布部とが互いに反対側から突出するように巻回しても良い。
【0016】
この場合、帯状集電体の長さ方向の湾曲率を0.4〜2.5mm/mの範囲とした帯状極板を使用することで、巻回型発電要素の帯状電極の巻きずれが抑制され、容量と出力が安定した非水電解質二次電池を得ることができる。
【0017】
本発明の非水電解質二次電池の帯状極板を図1および図2を用いて説明する。図1はカット前の帯状極板の平面図、図2はカット後の帯状極板の平面図で、図1および図2において、1は合剤層、2は集電体の合剤層未塗布部、Xは幅方向、Yは長さ方向を示す。
【0018】
容量が5Ahよりも大きい、大型の非水電解質二次電池の帯状極板は、図1に示したように、金属製の帯状集電体の表面に、幅方向の両端に合剤層未塗布部2が形成されるように合剤層1を塗布し、乾燥した後、ロールプレスで加圧し、合剤層の厚みを調整する。そして、図1の点線で示したように、長さ方向に2枚にカットすることにより、図2に示した1枚の帯状極板が得られる。得られた帯状極板は、図2に示したように、幅方向の一方の端部に合剤層未塗布部が設けられ、巻回して発電要素とした場合、この合剤層未塗布部の複数個所に集電リードが取りつけられる。
【0019】
図1に示した帯状極板において、乾燥後、合剤層をロールプレスで加圧する時、合剤層1が集電体の幅方向の中央部にあり、幅方向の両端に合剤層未塗布部2が形成されているため、集電体の中央部にのみ圧力が加わり、幅方向の両端の合剤層未塗布部には圧力が加わらない。そのため、集電体の合剤層塗布部と合剤層未塗布部では、集電体の変形が異なるので、図2に示したような湾曲した帯状極板が得られる。
【0020】
すなわち、図2に示したように、帯状極板の幅方向の合剤層未塗布部の一方の端をA、他方の端をBとし、合剤層未塗布部の中点をC、AとBを直線で結んだ中点をDとすると、CとDの間に少し間隔ができ、合剤層未塗布部はA−C−Bがつながった曲線となる。
【0021】
そこで、本発明においては、「帯状集電体の長さ方向の湾曲率」(以下では単に「湾曲率」とする)を「図2において、A−B間の距離を1mとした時のC−D間の距離(mm/m)」と定義する。そして、本発明の非水電解質二次電池に用いる帯状極板においては、湾曲率を0.4〜2.5mm/mの範囲とするものである。
【0022】
つぎに、図2に示した帯状集電体を用いて発電要素を作製する手順を、図3および図4を用いて説明する。図3は発電要素にする前の帯状正極板、帯状負極板、セパレータを示す図であり、図4は本発明の巻回型発電要素の外観を示す図である。図3および図4において、11は帯状正極板、12は正極合剤層、13は正極の合剤層未塗布部、14は帯状負極板、15は負極合剤層、16は負極の合剤層未塗布部、17はセパレータ、18は巻回型発電要素である。
【0023】
まず、図3に示したように、帯状正極板11とセパレータ17と帯状負極板14とを、正極の合剤層未塗布部13と負極の合剤層未塗布部16とが、互いに帯状極板の幅方向の反対側となるようにして、下から順にセパレータ(17)/帯状負極板(14)/セパレータ(17)/帯状正極板(11)となるように積層し、巻回することにより、図4に示した円柱形状の巻回型発電要素が得られる。
【0024】
図4に示したように、巻回型発電要素18においては、帯状正極板11および帯状負極板14は、共に湾曲した帯状極板を巻回したものであるため、帯状正極板11は、合剤層未塗布部13の端部の直径Eの方が、合剤層が塗布された端部の直径Fよりも小さい円錐台形状となる。同じように、帯状負極板14も円錐台形状となる。
【0025】
その結果、巻回型発電要素18においては、円錐台形状の帯状正極板11の直径の小さい方と、円錐台形状の帯状負極板14の直径の小さい方とが、互いに反対側に位置する。そして、円錐台形状の帯状正極板11の直径の小さい方と円錐台形状の帯状負極板14の直径の大きい方とが同じ方向となり、円錐台形状の帯状正極板11の直径の大きい方と円錐台形状の帯状負極板14の直径の小さい方とが同じ方向となるので、円錐台形状の直径の大きい方は直径の小さい方によって圧迫される構造となる。この圧迫力により、発電要素の中心軸の両端部では、摩擦力が発生し、締め付けられて、帯状正極板と帯状負極板とが、発電要素の中心軸方向へのずれが抑制される。
【0026】
本発明においては、帯状極板の湾曲率を0.4〜2.5mm/mの範囲とするが、湾曲率が0.4mm/mよりも小さい場合には、摩擦力が小さいので、ずれの抑制が低下することになり、また、湾曲率が2.5mmよりも大きい場合には、巻回工程において竹の子状に巻きずれが大きくなるので、正極と負極との対向が偏ることになる。
【0027】
このようにして作製した発電要素を、電池ケースに収納し、電池蓋を溶接し、電解液を注液することにより、非水電解質二次電池を得ることができる。
【実施例】
【0028】
本発明の実施例および比較例を、非水電解質二次電池を例として説明する。ただし、本発明の発電要素は、非水電解質二次電池に限らず、その他の電池にも応用可能であることはいうまでもない。
【0029】
[実施例1]
正極板は次の手順で作製した。まず、正極活物質としてのLiCoO2の粉体87重量%と導電助剤であるアセチレンブラック5重量%と結着剤であるポリフッ化ビニリデン(以下「PVdF」とする)8重量%とからなる混合物にN−メチル−2−ピロリドン(以下「NMP」とする)を加えてペースト状とした正極合剤ペーストを作製した。
【0030】
次に、幅200mm、厚さ20μmの帯状アルミニウム製集電体の表面の中央部に、幅方向の両端に各14mmの未塗布部を残し、集電体の長さ方向に、連続的に合剤層を塗布し、乾燥した後に、合剤層をロールプレスで加圧した。
【0031】
次に、この極板を半裁した後に、真空に減圧した状態で120℃に加熱乾燥することによって,集電体の中央部に合剤層が塗布され、幅方向の両端に各14mmの未塗布部があるコイル状の正極板を得た。この正極板は、幅100mmで、幅方向の一方の端部に14mmの未塗布部が形成されおり、湾曲率が0.4mm/mであった。

負極板は次の手順で作製した。まず、負極活物質としてのグラファイト(Gr)94重量%と結着剤であるPVdF6重量%とからなる混合物にNMPを加えてペースト状とした負極合剤ペーストを作製した。
【0032】
次に、幅196mm、厚さ15μmの帯状銅製集電体の表面の中央部に、幅方向の両端に各10mmの未塗布部を残し、集電体の長さ方向に、連続的に合剤層を塗布し、乾燥した後に、合剤層をロールプレスで加圧した。
【0033】
次に、この極板を半裁した後に、真空に減圧した状態で120℃に加熱乾燥することによって,集電体の中央部に合剤層が塗布され、幅方向の両端に各10mmの未塗布部があるコイル状の負極板を得た。この負極板は、幅98mmで、幅方向の一方の端部に10mmの未塗布部が形成され、湾曲率が0.4mm/mであった。
【0034】
そして、長さ8900mm、幅96mm、厚さ15μmのポリエチレン/ポリプロピレン製二層セパレータを用い、正極板(長さ4000mm)と負極板(長さ4200mm)とをセパレータを介して巻回した巻回型発電要素とした。
【0035】
つぎに、電池蓋に設けられた正極端子と発電要素の正極板とをリード線で接続し、負極端子と発電要素の負極板とをリード線で接続し、発電要素を電池ケースに収納し、電池ケースと電池蓋とをレーザー溶接する。そして、電池蓋に設けた電解液注液口から電解液を注入し、電解液注液口を封口することにより、実施例1の非水電解質二次電池Aを得た。
【0036】
非水電解液としては、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)とメチルエチルカーボネート(MEC)との体積比30:40:30の混合溶媒に、LiPF6を1mol/L溶解したものを用いた。得られた電池の設計容量は6Ahとした。なお、正極板および負極板の作製から電池組立に至る全ての工程は、露点−50℃以下のドライルーム中でおこなった。
【0037】
[実施例2]
ロールプレス装置のロールベンドと張力とを制御することによって、帯状正極板および帯状負極板の湾曲率を1.0mm/mとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の非水電解質二次電池Bを得た。なお、実施例2では、実施例1よりもロールベントを増大し、張力を低減した。
【0038】
[実施例3]
ロールプレス装置のロールベンドと張力とを制御することによって、帯状正極板および帯状負極板の湾曲率を2.5mm/mとしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例3の非水電解質二次電池Cを得た。なお、実施例3では、実施例2よりもロールベントを増大し、張力を低減した。
【0039】
[比較例1]
ロールプレス装置のロールベンドと張力とを制御することによって、帯状正極板および帯状負極板の湾曲率を0.2mm/mとしたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の非水電解質二次電池Dを得た。なお、比較例1では、実施例1よりもロールベントを低減し、張力を増大した。
【0040】
[比較例2]
ロールプレス装置のロールベンドと張力とを制御することによって、帯状正極板および帯状負極板の湾曲率を3.0mm/mとしたこと以外は実施例1と同様にして、比較例2の非水電解質二次電池Eを得た。なお、比較例2では、実施例3よりもロールベントを増大し、張力を低減した。
【0041】
[特性測定]
実施例1〜3および比較例1、2の電池について、つぎの方法で特性を評価した。
【0042】
電池を充電した後に放電し、さらに充電した後に、SOC50%の状態で、40℃の環境で20日間放置した。つぎに、放電と充電との履歴を経た後に、SOCを20%に調整した状態で、25℃の環境に21日間放置した。
【0043】
その後、電池を振動させた。その条件は以下の通りである。電池を振動試験装置にしっかりと固定した後、正弦波の対数掃引で、7Hz→200Hz→7Hzを15min.、3方向で12回、合計で9hr掃引した。掃引速度は7Hzから18Hzまでピーク加速度を1gnに維持、振幅を0.8mm保持でピークク加速度8gnとなるまで振動増加させた。その後、200Hzまでピーク加速度8gn維持した。電池電圧の測定はSOC20%、25℃、21日間放置前後およびその後の振動試験後に行った。
【0044】
実施例1〜3および比較例1、2の電池について、200個ずつ前述の測定を実施した。微短絡の判定は以下の二つからおこなった。一つは各電池の放置前後の電圧差を算出し、放置前電圧の平均値から、0.3%以上の電池電圧の低下がみられるものを微短絡が生じたものとした。もう一つは各電池の振動試験前後の電圧差を算出し、放置前電圧の平均値から2%以上の電池電圧の低下がみられるものを微短絡が生じたものとした。
【0045】
特性測定結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
表1の結果から、湾曲率が0.4〜2.5mmである実施例1〜3の非水電解質二次電池では、微短絡の発生が全くなかったのに対し、湾曲率がこの範囲外にある比較例1、2の非水電解質二次電池では、1.5%以上の微短絡が発生することがわかった。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】本発明の、カット前の帯状極板の平面を示す図。
図2】本発明の、カット後の帯状極板の平面を示す図。
図3】発電要素にする前の帯状正極板、帯状負極板、セパレータを示す図。
図4】本発明の巻回型発電要素の外観を示す図。
図5】従来のカット前の帯状極板の平面を示す図。
図6】従来のカット後の帯状極板の平面および断面を示す図。
【符号の説明】
【0049】
1:合剤層
2:集電体の合剤層未塗布部
11:帯状正極板
12:正極合剤層
13:正極の合剤層未塗布部
14:帯状負極板
15:負極合剤層
16:負極の合剤層未塗布部
17:セパレータ
18:巻回型発電要素
図1
図2
図3
図4
図5
図6