(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5761633
(24)【登録日】2015年6月19日
(45)【発行日】2015年8月12日
(54)【発明の名称】マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
(51)【国際特許分類】
A61G 7/02 20060101AFI20150723BHJP
【FI】
A61G7/02
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-8411(P2015-8411)
(22)【出願日】2015年1月20日
(65)【公開番号】特開2015-126888(P2015-126888A)
(43)【公開日】2015年7月9日
【審査請求日】2015年1月20日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596059691
【氏名又は名称】畑中 廣美
(72)【発明者】
【氏名】畑中 廣美
【審査官】
金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】
再公表特許第2006/046532(JP,A1)
【文献】
登録実用新案第3054160(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マットレス内収納のトイレ装置に於ける排便尿仕切壁の内側から取付けた股間部オムツ継手部に、カートリッジ式前面オムツで継ぎ手する手段と、カートリッジ式前面オムツの内側にクッション材を用い通気性メッシュ状の生地で被布し、前面オムツ内側にクッション材厚を設けることで陰部に防水生地を直接接触させず股間部の隙間や空間部により、蒸れを防止する手段と、を備えた構造を特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
【請求項2】
請求項1において、便座保持枠前面部に覆板した前面部基盤と前面部下部に湾曲状に延ばした基板と、排便尿を排出口へ導く排便尿仕切壁内部に自動水栓と連動の洗浄ノズル付パイプの配管とコンピューター制御系配線の部材を配置し固定させた手段と、部材配置後の空間部に充填材を詰め込み表面に防水生地で被覆し仕上げた手段と、太腿を支える短板型尻腿便座を便座保持枠に一体で成形した手段と、で構成されたトイレ機能をマットレスに収納した構造を特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
【請求項3】
請求項1及び2において、カートリッジ式前面オムツを備えたトイレ装置を収納するマットレスは、マットレス内にトイレ装置を収納する空間部と、排便尿仕切壁と排出口収納の半円形状の空間部の手段と、排出ホース収納溝を途中から枝分けし病室又は寝室でベッドの配置に支障のないようにした排出ホース収納空洞部で形成した手段と、で構成されていることを特徴とするマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ機能をマットレス内部に収納した構造にすることで、乳幼児と歩行困難者等要介護者がカートリッジ式オムツで介助者の手間と労力が軽減されるシステムとした、しかし、製品化の遅れる要因に便座保持枠内部に内蔵するミニコンプレッサーフ゜の新たな製品開発に期待するマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
乳幼児の育児から車椅子など歩行困難者等要介護者がトイレ装置付マットレスのベッドに寝るだけで、介助者が前面オムツを装着させることで、排便尿から洗浄シャワーまで自動で処理してくれる機能付き装置の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4345990号
【0004】
特許第4446405号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乳幼児から要介護者が寝たきりで簡単に排便尿をすることができるトイレ装置が存在しなく、介助する方、介護を受ける方、共に楽な方法による装置の開発が課題であった、即ち、マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置の提供で課題が解決できる。
【0006】
本発明は、このような状況を鑑みて案出されたものであって、乳幼児から車椅子等歩行困難な要介護者まで世話になる便利なマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願請求項1に記載の、
マットレス内収納のトイレ装置に於ける排便尿仕切壁の内側から取付けた股間部オムツ継手部に、カートリッジ式前面オムツで継ぎ手する手段と、
カートリッジ式前面オムツの内側にクッション材を用い通気性メッシュ状の生地で被布し、前面オムツ内側にクッション材厚を設けることで陰部に防水生地を直接接触させず股間部の隙間や空間部により、蒸れを防止する手段と、を備えた構造を特徴とするものである。
【0008】
本願請求項2に記載の、便座保持枠前面部に覆板した前面部基盤と前面部下部に湾曲状に延ばした基板と、排便尿を排出口へ導く排便尿仕切壁内部に自動水栓と連動の洗浄ノズル付パイプの配管とコンピューター制御系配線の部材を配置し固定させた手段と、部材配置後の空間部に充填材を詰め込み表面に防水生地で被覆し仕上げた手段と、太腿を支える短板型尻腿便座を便座保持枠に一体で成形した手段と、で構成されたトイレ機能をマットレスに収納した構造を特徴とするものである。
【0009】
本願請求項3に記載の、カートリッジ式前面オムツを備えたトイレ装置を収納するマットレスは、マットレス内にトイレ装置を収納する空間部と、
排便尿仕切壁と排出口収納の半円形状の空間部の手段と、排出ホース収納溝を途中から枝分けし病室又は寝室でベッドの配置に支障のないようにした排出ホース収納空洞部で形成した手段と、で構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明のマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置は、トイレ装置をマットレスに収納することで、装置内蔵の便座保持枠にお尻を付け寝るのみで、乳幼児の育成と車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後の医療現場において、昼夜において介助者は陰部のみにカートリッジ式オムツを装着させるだけで良く、簡単便利で手間の掛からないマットレス収納のオムツ着脱式トイレ装置に効果が期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係るマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置について詳細に説明する。
【0012】
図1から
図4において、カートリッジ式前面オムツ内側と表側の平面図と断面図と側面図で、1は前面オムツのクッション材を被布した内側通気性メッシュ状生地部分であり、2は胴体側両サイドの面フアスナー(+)を内側の張付け部である。2-1は胴体側両サイドの裏面部の繊維製生地、3は前面オムツの肌に接する内側クッション材被布のメッシュ生地、3-1は4の前面オムツの内側水分吸収性のクッション材を用いた。厚さは、ヘソ上オムツで約30mmとし、ヘソ下オムツは25mm程、乳幼児は20mm程度とし、繊維製生地に摺り付けた状態を示す。5はカートリッジ式前面オムツの継手部であり、5-1は継手部表側の面フアスナー(+)と、5-2はカートリッジ式前面オムツ継手部表側のスナップ凸部で5の継手部に縫付けて形成する。カートリッジ式前面オムツには、ヘソ上オムツとヘソ下オムツの2種類で構成する。例えば、2の胴体側の面フアスナー(+)横幅の縦長をヘソ上オムツで約170mmと、ヘソ下オムツで約100mmとする。特に乳幼児用はヘソ上オムツ1種類のみで多種多様な色彩の着脱式前面オムツを提供することが可能である。
【0013】
上図において、カートリッジ式前面オムツの内、ヘソ上オムツは乳幼児と寝たきりの要介護者がベッドでの背上げ装置等により寝起きするベッド上での生活でヘソ上オムツの装着を薦め、一方、歩行困難者が自力で寝起き可能な方にはヘソ下オムツによりベッド上での生活、即ち、食事等で起きる場合に便利なヘソ下オムツの装着を提供する。更に、3の内側クッション材の厚さを設けることで、陰部に防水生地を直接接触させず、股間部の隙間と空間部により蒸れを防止する役目がある。又、カートリッジ式前面オムツの継手部への接着は最初に接着させておくことでよく、外す場合の事例として、トイレ装置の保守点検とドライクリーニング時に継手部から外す時が考えられ、通常は前面オムツを身体から外しているときは、下側マットレスに折り曲げて置くのみで良く、介助者が大変楽な方法のマットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置としたことである。
【0014】
図1から
図4において、17の半円形状の排便尿仕切壁の内側から取付けた7の股間部オムツ継手部の内側面と、5のカートリッジ式前面オムツ継手部の外側面にスナップと面フアスナー(+)を夫々縫付けて形成し、13の便座保持枠底部から周回させ小幅布を複数で連結した18と19の側帯布を便座保持枠両側面の上面(約8cm程)まで張出し、この側帯布の外面に面フアスナー(−)を縫付け、ヘソ下オムツ用とヘソ上オムツ用とに側帯布を便座保持枠上面まで切断し区別させ、カートリッジ式前面オムツの胴体側両サイドに付けた面フアスナー(+)と接着させ装着する。
【0015】
図5から
図8において、マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置であり、各種部材で構成されている。11の洗浄水タンクの内、温水タンクと12の洗浄水タンクの内、常水タンクと13のトイレ装置内の各種機器類を内蔵する便座保持枠とがあり、便座保持枠の内部には、100Vから減圧の変圧器、スーハ゜ーミニコンプレッサーの開発と改良型ミニ温風器と温水器と自動電子水栓と常水と温水用の合成ゴムノス゛ル付高圧ハ゜イフ゜とスライド伸縮式温水シャワー及びスライド伸縮式温風器と、排便量計測自動システムをマイコンに排便尿からシャワーと温風までのプログラム制御で排便尿を自動洗浄する装置など内蔵のトイレ装置とする。これらの部材を内蔵した便座保持枠は、11、12、13は主要部品で連結させ一体として成形することもできる。材質は洗浄タンクを透明性とし、水圧0,150Mpa程度まで耐えられる材厚とする。それ以外は不透明な材質で耐圧性のプリプロピレン(PP)かアクリル樹脂で加工成型する。便座保持枠の荷重は150kg前後に耐える構造とする。
【0016】
図5から
図8において、11の洗浄水タンクの内、温水タンクと12の洗浄水タンクの内、常水タンクへの水圧を加えるにはスーパー超ミニコンプレッサーを2個用い、温水タンクと常水タンクとに夫々1個づつ接続し密閉したタンクに所定の水圧(例えば、1個のタンク圧、0,08Mpa〜0,15Mpa(メカ゛ハ゜スカル)前後)を加えることで、パイプのノズルから強力な噴射水で排便を排出ホースから放出させる。一方、温水タンク内部には、電気ヒーターを備え設定温度(38〜40℃程度)になると温め運転が停止し、又、温度または水圧が下がったときは自動的にコンプレッサーが作動し、又は温め運転する機能とする。
【0017】
図5から
図8において、9のトイレ装置内の排出口には、20のコンピューターと連動の排便量を計測する荷重センサーと、その周囲に便臭センサーと尿臭センサーを取付け、21のコンピューターと連動の魂便粉砕の羽根付防水モーターを設ける。更に、便座保持枠に各種部材を内蔵後、前面部溝に15の便座保持枠前面部に覆板した前面部基板と16の便座保持枠前面部下部側に湾曲状に延ばした基板を取付け固定し、この基板に22の太腿を支える短板型尻腿便座や17の円形状の排便尿仕切壁を一体として成形し取付け固定する。15と16に設けたノズル付パイプは排出口に排便した汚物を排出ホースに放出さすことから5箇所程度のノズル孔で魂便粉砕モーターと同時に作動する機能とする。
【0018】
図5から
図8において、15と16の基板と17の排便尿仕切壁内部に合成ゴム製ノス゛ル付高圧ハ゜イフ゜を配管し、及び、15と16の便座保持枠前面部の基板と湾曲状に延ばした基板から配管したパイプを排出口周辺の適正な位置に高圧ハ゜イフ゜のノス゛ルを5箇所以上露出させ、排便を強力に排出ホースに流し出すように取付け、又、排出口内に付着した排便を洗い流すこともできるノズル配置と、更に排出ホースの下側に配管した高圧ハ゜イフ゜3ルートを排出口から約25cm間隔で3箇所に排出ホース内径部の適正な位置にノズルを配置し、約90cmある長さの排出ホース内部にある残便を流し出す。排出ホース(内径φ50mm)の端末に差し込んだエルボ(内角110°外径φ50mm、長さ上下各5cm程度)に短管ホース(内径φ50mm)を差込み、この短管ホースと排便尿貯溜タンク先端部に接続し用い、満タン時には水洗トイレで処理する仕組みである。
【0019】
図5から
図8において、便座保持枠に内蔵の14スライド式温水シャワー装置と14-1のスライド式温風装置は共に並行して設置し、便座保持枠内部には特製改良ト゛ライヤーを温風器として用いスライド伸縮装置に組立、及びスライド式温水シャワー装置とを連動させ、コンピューターでコントロールする仕組みとした温水シャワー(40℃程度)と温風装置であり、このスライド式温風装置は、両回転モーターを備えスライドさせる洗浄器伸縮装置と類似の構造であり、スライド温風装置においても小型特製ト゛ライヤーを加えた一体のスライド式温風装置とし、スライド式温水シャワー装置と基本的には変わらないため、その構造については特許文献(特許第4446405号)を参照されたい。
【0020】
図5から
図8において、コンピューター・コントロールの設定として、排便からドライまでのサイクルと、排尿からドライまでのサイクルの設定でトイレ洗浄オムツとして機能する。 但し、乳幼児用や便量が少ない場合に備え便臭センサーと尿臭センサーを排出口の適正な位置に設ける。一方、乳幼児用のトイレ装置には荷重センサーと魂便粉砕の羽根付モーターは基本的には取付け不要です。
【0021】
リモコンについて、排便尿における1回の洗浄水量を実証測定し、洗浄タンク内の常水・温水の水量をデータ化し、及びタンク内の水圧も併せリモコンで表示し、又は音声で介助者に知らせる機能もできる。一方、リモコンには必要に応じた機能を備えることもでき、例えば、排便から洗浄シャワーとドライまでの動作中を画像で表示し介助者が状況を管理することも可能である。又、リモコンの画面に緊急時に介助者を呼び込む赤印のボタンを設けることもできるリモコンの機能が望ましい。リモコンの配線と電源の取付けは便座保持枠の適正な位置から配線し外部と接続する。
【0022】
図5から
図8において、乳幼児又は要介護者がトイレ装置にお尻を付け寝たときに7の排便尿仕切壁内側に取付けたオムツ継手部内側に縫付けた面フアスナー(−)と2個のスナップ凹部分に、
図2のカートリッジ式オムツ表側の5-1及び5-2のカートリッジ式前面オムツ継手部表側の面フアスナー部とカートリッジ式前面オムツ継手部表側の2個のスナップ凸部とを密着させて股間と陰部のみに用いる着脱式の前面オムツは、一度接着させた前面オムツは特に事情がない限り外さなくてもよいので、使用しない時には下側マットレスに折り曲げて置くことで介助する方は手間が省ける着脱式前面オムツである。
【0023】
図5から
図7において、11の洗浄水タンクの内、温水タンク部と12の洗浄水タンクの内、常水タンク部には、23の洗浄水タンクの注水口取付け空間部と24の洗浄水タンクの減圧と補給水の操作空間部を設け、23の空間部には25の洗浄水タンクの常水と温水同時注水口を取付けキャップ付きとし、又、23と24の空間部の上面に28の注水口と減圧・補給水空間部を塞ぐややきつい兼用蓋を被せておき、補給水時に兼用蓋を取除き、最初に26の洗浄水タンクの常水槽と温水槽の高圧を同時に減圧する減圧操作桿を引き、次に27の洗浄水タンクの常水槽と温水槽へ同時に補給水を注入する補給水操作桿を引き、共に約10mmを引くことで補給水ができる。この手順を間違わないように色分しておくと同時に兼用蓋等表面にも取扱説明を書き込んでおき事故防止に役立つ工夫を施すこと。
【0024】
図9は、マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置を示す背面図で、11は洗浄水タンクの内、温水タンク部、12は洗浄水タンクの内、常水タンク部を示し、11-1は温水タンク部と常水タンク部を仕切る洗浄水タンク内部の仕切壁である。
【0025】
図10から
図12において、29は上側マットレスで、29-1は下側マットレスを示し、要介護者用のマットレスは被布で覆って2個一組で構成しているが、乳幼児用は1個のマットレスでよい。30はオムツ着脱式トイレ装置収納マットレス、31はマットレス内にトイレ装置を収納する空間部、32は半円形状の排便尿仕切壁と排出口収納の空間部、33はマットレス内部、排出ホース上面収納溝、34はマットレス内部、排出ホース収納空洞部で構成したベッド上に用いるマットレスであり、33のマットレス内部、排出ホース上面収納溝を途中から枝分けした理由には、病室又は寝室でベッドの配置で壁側を避けて排出ホースを取付け、排便尿貯溜タンクと接続させる関係で壁に支障のない方へ自在に配置できるようにしたオムツ機能とトイレ装置を収納するマットレスを示す。
【0026】
図13から
図15において、凹凸付クッション材敷パットで、35は表面に凹凸付クッション材を設けた敷パット、36は底面部の平らなクッション材被布の敷パット面、37は敷パットに設けた排便尿仕切壁と排出口収納の半円状空間部、38はトイレ装置収納部分に布設時に用いる敷パットの切り目部分を示し、23の半円形状の排便尿仕切壁と排出口収納の空間部には防水生地で覆うようにし、クッション材の材質は軽くて中硬質の弾性力あるポリウレタンなどの合成樹脂を用い、空間部と上面収納溝部を除く、表面には合成繊維などで被覆した形態とする。
【0027】
図16において、凹凸付クッション材敷パットの上部に布設するシーツであり、生地により表裏同様とした形態で、39は敷パットの上面に布設するシーツ、40はシーツに設けた排便尿仕切壁と排出口収納の半円状空間部、41はトイレ装置収納部分に用いる敷パット上に用いるシーツの切り目部分を示す。生地は綿混紡の繊維製のシーツとする。
必要に応じて、
図10のマットレスと
図13と
図16の適正な位置にズレ防止のたもの面フアスナーを所定の形状で縫付け、張り合せて使用するとズレの心配なくて使用できる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明はトイレ装置をマットレスに収納させ、装置内蔵のマットレスにお尻を付けて寝るのみで、介助者は陰部にカートリッジ式オムツを装着させるのみで、簡単便利で手間の掛からないオムツ着脱式トイレ装置は、乳幼児の育成から車椅子等歩行困難者の要介護者と入院術後まで医療現場等で産業上の利用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の実施の形態を示したカートリッジ式前面オムツの内側平面図である。
【
図5】マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置を示す平面図である。
【
図6】マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置を示す左側 断面図である。
【
図7】マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置を示す右側 断面図である。
【
図8】マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置を示す正面図である。
【
図9】マットレス内収納のオムツ着脱式トイレ装置を示す背面図である。
【
図10】オムツ機能とトイレ装置を収納するマットレスを示す平面図である。
【
図11】オムツ機能とトイレ装置を収納するマットレスを示す側面図である。
【
図12】オムツ機能とトイレ装置を収納するマットレスを示す背面図である。
【
図13】凹凸付クッション材敷パットを示す平面図である。
【
図14】凹凸付クッション材敷パットを示す側面図である。
【
図15】凹凸付クッション材敷パットを示す背面図である。
【
図16】凹凸付クッション材敷パット上部に布設のシーツを示す平面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 前面オムツのクッション材を被布した内側通気性メッシュ状生地、
2 胴体側両サイドの面フアスナー内側張付け部、
2-1 胴体側両サイドの裏面部で繊維製生地、
3 カートリッジ式前面オムツの肌に接する内側クッション材被布のメッシュ状生地、
3-1 カートリッジ式前面オムツのクッション厚の摺付部、
4 カートリッジ式前面オムツの内側水分吸収性のクッション材、
5 カートリッジ式前面オムツの継手部、
5-1 カートリッジ式前面オムツ継手部表側の面フアスナー部、
5-2 カートリッジ式前面オムツ継手部表側のスナップ凸部、
6 カートリッジ式前面オムツ表裏面防水生地、
6-1 カートリッジ式前面オムツ太腿接する面の伸縮性生地、
7 股間部オムツ継手部で内側に面フアスナーとスナップ凹部を縫付ける、
8 基板に部材を取付後の空間部に充填材を詰めた後の表面防水生地仕上げ面、
9 トイレ装置内の排出口、
10 トイレ装置内の排出ホース、
11 洗浄水タンクの内、温水タンク部、
11-1洗浄水タンク内部の仕切壁、
12 洗浄水タンクの内、常水タンク部、
13 トイレ装置内の各種機器類を内蔵する便座保持枠、
14 便座保持枠内蔵のスライド式温水シャワー装置、
14-1 便座保持枠内蔵のスライド式温風装置、
15 便座保持枠前面部に覆板した前面部基板、
16 便座保持枠前面部下部側に湾曲状に延ばした基板、
16-1湾曲状基板部から配管した排出ホース下側に配置したノズル付高圧ホース、
17 半円形状の排便尿仕切壁、
18 便座保持枠上面に位置した側帯布の内、ヘソ上オムツ用面フアスナー付側帯布、
19 便座保持枠上面に位置した側帯布の内、ヘソ下オムツ用面フアスナー付側帯布、
20 コンピューターと連動の排便量を計測する荷重センサー、
21 コンピューターと連動の魂便粉砕の羽根付防水モーター、
22 太腿を支える短板型尻腿便座、
23 洗浄水タンクの注水口取付け空間部、
24 洗浄水タンクの減圧と補給水の操作空間部、
25 洗浄水タンクの常水と温水同時注水口、
26 洗浄水タンクの常水槽と温水槽の高圧を同時に減圧する減圧操作桿、
27 洗浄水タンクの常水槽と温水槽へ同時に補給水を注入する補給水操作桿、
28 注水口と減圧・補給水空間部を塞ぐ兼用蓋、
29 上側マットレス、
29-1 下側マットレス、
30 オムツ着脱式トイレ装置収納マットレス、
31 マットレス内にトイレ装置を収納する空間部、
32 半円形状の排便尿仕切壁と排出口収納の空間部、
33 マットレス内部、排出ホース上面収納溝、
34 マットレス内部、排出ホース収納空洞部、
35 表面に凹凸付クッション材を設けた敷パット、
36 底面部の平らなクッション材被布の敷パット面、
37 敷パットに設けた排便尿仕切壁と排出口収納の半円状空間部、
38 トイレ装置収納部分に布設時に用いる敷パットの切り目部分、
39 敷パットの上面に布設するシーツ、
40 シーツに設けた排便尿仕切壁と排出口収納の半円状空間部、
41 トイレ装置収納部分に用いる敷パット上に用いるシーツの切り目部分、