特許第5763010号(P5763010)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5763010
(24)【登録日】2015年6月19日
(45)【発行日】2015年8月12日
(54)【発明の名称】カーテン紐案内輪の紐案内構造
(51)【国際特許分類】
   A47H 5/02 20060101AFI20150723BHJP
   A47H 11/06 20060101ALI20150723BHJP
【FI】
   A47H5/02
   A47H11/06
【請求項の数】9
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-114551(P2012-114551)
(22)【出願日】2012年5月18日
(65)【公開番号】特開2013-240421(P2013-240421A)
(43)【公開日】2013年12月5日
【審査請求日】2013年9月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】506043516
【氏名又は名称】林 世明
(74)【代理人】
【識別番号】100092772
【弁理士】
【氏名又は名称】阪本 清孝
(74)【代理人】
【識別番号】100065776
【弁理士】
【氏名又は名称】志村 正和
(72)【発明者】
【氏名】林世明
【審査官】 家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−226226(JP,A)
【文献】 実用新案登録第2551363(JP,Y2)
【文献】 特開2009−057733(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47H 1/00−99/00
E06B 9/00− 9/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻き戻し部材の上レールに嵌設された紐が紐案内輪フレームに設けた滑車に巻き取られるカーテン紐案内輪において、
前記カーテン紐案内輪の紐入口端に案内枠を設置し、
前記紐は前記案内枠を通って前記滑車に巻き取られる一方、
前記紐の動揺に応じて前記紐案内輪フレームに対して前記案内枠が動揺する動揺機構を備え、
前記紐は前記案内枠によって動きが制限されることを特徴とするカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項2】
前記動揺機構は、前記紐案内輪フレームの底部に、前記案内枠の枠棒を挿設して枢着するための複数の嵌合槽で形成され、前記嵌合槽に枢着された案内枠が、前記紐の動揺に応じて前記紐案内輪フレームに対して動揺することを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項3】
前記動揺機構は、前記紐案内輪フレームの底部に、前記案内枠の枠棒を挿設して枢着するための枢着槽と、前記枢着槽に枢着された案内枠の枠棒の動揺範囲を決める動揺槽を設けたカバー板とを備え、
前記案内枠は前記動揺範囲において自在に動揺できることを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項4】
前記案内枠は、円弧状を備えた枠棒で構成されることを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項5】
前記案内枠の枠棒の端部が、前記紐案内輪フレームの底部に挿設されて、前記カーテン紐案内輪に対する案内空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項6】
前記案内枠の枠棒の端部が、前記上レールに挿設されて、前記カーテン紐案内輪に対する案内空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項7】
前記紐及び前記案内枠をそれぞれ複数設け、前記紐の数に応じ複数の案内空間を仕切り、各案内空間に一つの紐が挿設されることを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項8】
前記案内枠の高さは、前記滑車の位置よりも低く、
前記案内枠の幅は、前記滑車の長さの半分以下である
ことを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【請求項9】
前記巻き戻し部材の紐出口端に、別の案内枠を設置したことを特徴とする請求項1に記載のカーテン紐案内輪の紐案内構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテン紐案内輪の紐案内構造に関し、特に、カーテンの紐が、案内枠を経由して紐案内輪に巻き取られた後、紐の状態がより安定的に伝達されるものに関する。
【背景技術】
【0002】
カーテンのカーテンシート(カーテン布)は、主として、巻き戻し部材の紐によって制御され、巻き戻し部材が、上レールの中に設置されて、カーテンシートが、紐により、上レールの下方に吊り下げるため、伝達過程において、紐に、良い安定性と緊張度を持たせるには、従来技術では、上レールの両側に、紐案内輪構造が配置され、紐を紐案内輪に巻いてから、紐にカーテンシートを吊り下げる。
【0003】
カーテンのカーテンシートを収束と展開の操作過程において、巻き戻し部材が、紐を引っ張る又は巻く速度が速いため(手動で操作する紐巻き戻し部材や自動巻き戻し部材でも)、紐案内輪に巻き取られた紐が、容易に、跳ねることや動揺することを発生し、特に、従来の紐案内輪1は、複数の滑車11によりフレーム12に枢着される設計(図1図2のように)であるため、滑車11の両端とフレーム12との間に、枢着されることによる隙間が存在するため(滑車11とフレーム12との間の摩擦抵抗を低減して、滑車11が自在に回転できるため)、紐13が、滑車11にすばやく往復する時、紐13の滑車11に巻き取られた緊張度が変化することにより、紐13は、滑車11に対して、左右に変位動揺や上下に跳ねる現象が起こり、そのため、紐13が、滑車11とフレーム12との間にある隙間に挟まれて、それにより、カーテンのカーテンシートを収束や展開操作ができなくなる状態が起こる。
【0004】
そのため、本発明者は、上記欠点を解消するため、慎重に研究し、また、学理を活用して、有効に上記欠点を解消でき、設計が合理である本発明を提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、紐が、急速的に引っ張られても又は巻き取られても、滑車とフレームと間にある隙間に挟まれることなく、紐案内輪の滑車が、自在に回転できる既存設計のままで、長期間に、スムーズに操作できるように確保でき、設置のコストも低いままに収まれるカーテン紐案内輪の紐案内構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、巻き戻し部材の上レールに嵌設された紐が紐案内輪フレームに設けた滑車に巻き取られるカーテン紐案内輪において、前記カーテン紐案内輪の紐入口端に案内枠を設置し、前記紐は前記案内枠を通って前記滑車に巻き取られる一方、前記紐の動揺に応じて前記紐案内輪フレームに対して前記案内枠が動揺する動揺機構を備え、前記紐は前記案内枠によって動きが制限されることを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記動揺機構は、前記紐案内輪フレームの底部に、前記案内枠の枠棒を挿設して枢着するための複数の嵌合槽で形成され、前記嵌合槽に枢着された案内枠が、前記紐の動揺に応じて前記紐案内輪フレームに対して動揺することを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記動揺機構は、前記紐案内輪フレームの底部に、前記案内枠の枠棒を挿設して枢着するための枢着槽と、前記枢着槽に枢着された案内枠の枠棒の動揺範囲を決める動揺槽を設けたカバー板とを備え、前記案内枠は前記動揺範囲において自在に動揺できることを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記案内枠は、円弧状を備えた枠棒で構成されることを特徴としている。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記案内枠の枠棒の端部が、前記紐案内輪フレームの底部に挿設されて、前記カーテン紐案内輪に対する案内空間が形成されることを特徴としている。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記案内枠の枠棒の端部が、前記上レールに挿設されて、前記カーテン紐案内輪に対する案内空間が形成されることを特徴としている。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記紐及び前記案内枠をそれぞれ複数設け、前記紐の数に応じて複数の案内空間を仕切り、各案内空間に一つの紐が挿設されることを特徴としている。
【0013】
請求項8の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記案内枠の高さは、前記滑車の位置よりも低く、前記案内枠の幅は、前記滑車の長さの半分以下であることを特徴としている。
【0014】
請求項9の発明は、請求項1のカーテン紐案内輪の紐案内構造において、
前記巻き戻し部材の紐出口端に、別の案内枠を設置したことを特徴としている。
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の特徴や技術内容について、詳しく説明するが、それらの図面等は、参考や説明のためであり、本発明は、それによって制限されることが無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係るカーテン紐案内輪の紐案内構造は、主として、カーテン10の紐案内輪2の紐31の入口端に、案内枠4が設置され(図3のように)、巻き戻し部材3の上レール6に貫設された紐31が、案内枠4によって制限され、安定的に、紐案内輪2にある滑車21に巻き取られて、カーテンシート5に伝達され、これにより、案内枠4により、紐31が、伝達過程において、発生する跳ねや動揺の現象が低減され、紐31が滑車21とフレーム22との枢着隙間に挟めることを防止できる。
【0017】
上記構造によれば、案内枠4が、紐案内輪2の紐31の入口端に設置されるため(図4図5のように)、巻き戻し部材3から紐案内輪2までの紐31の経路が、案内枠4の大きさの範囲内に制限され(紐31を、正しく滑車21に巻き取られる位置に案内されて、紐31が、滑車21の端部へ変位することを防止できる)、また、紐31が、快速的に引っ張られる又は巻き取られることによる滑車21の左右へ変位動揺する分や上下へ跳ねる分が、案内枠4によって制限され、これにより、紐31の上、下、左、右への変位量が、滑車21がフレーム22に枢着された長さの距離に制限され、紐31が、滑車21とフレーム22との間にある枢着隙間に挟まれることを防止でき、そのため、長期的にスムーズに作動できる。
【0018】
本発明に係る案内枠4は、その枠棒41が円弧状構造に、紐案内輪2の紐31の入口端に固定される設計であり(円弧状の設計は、紐31との接触摩擦を小さくして、また、夾角による紐31の伸縮を支障することを防止するためである)、円弧状である案内枠4の枠棒41端部を、紐案内輪2のフレーム22の底部に挿設し(図6のように)、或いは、直接に、上レール6に挿設し、紐案内輪2に対応して、案内枠4において、案内空間42が形成され、これにより、同じように、巻き戻し部材3から紐案内輪2までの紐31の経路が、案内枠4の大小範囲内に制限される目的を実現できる。
【0019】
また、案内枠4の枠棒41は、案内紐31の数に対応して、複数の案内空間42が仕切られ(連続湾曲成形やプレス成形、射出成型等の従来技術により、枠棒41が形成される)、各案内空間42に、それぞれ、一つの紐31が貫設され、紐31同士の摩擦が低減される。
【0020】
また、紐案内輪2のフレーム22は、底部に、案内枠4の枠棒41が枢着されるための複数の嵌合槽221が形成され(図7のように)、これにより、案内枠4は、紐31の変動状態に応じて、フレーム22に相対して、動揺することができる。
【0021】
また、フレーム22は、底部に、案内枠4の枠棒41が枢着されるための枢着槽222が形成され(図8のように)、そして、カバー板23を組み合わせて案内枠4が枢着され、また、フレーム22の底部とカバー板23において、枠棒41の動揺方向に応じて動揺槽231が設けられ、案内枠4が、動揺槽231の範囲において、自在に動揺できる。
【0022】
ユーザーが、カーテン10を操作過程において、巻き戻し部材3の紐31とカーテンシート5とが、対応するように、引っ張られる又は巻き取られるため、紐31の経路が、案内枠4と紐案内輪2を経由して上レール6に通してから、カーテンシート5が吊り下げされ、そのため、巻き戻し部材3と紐案内輪2との間にある紐31が、案内枠4によって案内されて制限される。また、案内枠4の高さは、紐案内輪2が巻き取られる第一の滑車21よりも低くなるのが好ましく、案内枠4の幅は、滑車21の長さの半分以下が好ましく、これにより、紐31が紐案内輪2の入口端の中央に位置することを維持でき、紐31が、滑車21の端部へ変位して挟まれることを防止できる。
【0023】
また、巻き戻し部材3の紐31の出口端にも、紐31を案内する案内枠4が設置されても良い。
【0024】
そのため、本発明は、より進歩のかつより実用ので、法に従って発明請求を出願する。
【0025】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それによって制限されることが無く、本発明に係わる発明の請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】従来の構造図
図2】他の従来の構造図
図3】本発明の構造組立て実施図
図4】本発明の構造状態図
図5】本発明の構造図
図6】本発明の他の構造図
図7】本発明の使用状態参考図
図8】本発明の更に他の構造図
【符号の説明】
【0027】
1 紐案内輪
10 カーテン
11 滑車
12 フレーム
13 紐
2 紐案内輪
21 滑車
22 フレーム
221 嵌合槽
222 枢着槽
23 カバー板
231 動揺槽
3 巻き戻し部材
31 紐
4 案内枠
41 枠棒
42 案内空間
5 カーテンシート
6 上レール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8