特許第5763017号(P5763017)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5763017自動車の変速機内の1つ以上の調整要素の駆動のための液圧駆動装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5763017
(24)【登録日】2015年6月19日
(45)【発行日】2015年8月12日
(54)【発明の名称】自動車の変速機内の1つ以上の調整要素の駆動のための液圧駆動装置
(51)【国際特許分類】
   F16H 63/34 20060101AFI20150723BHJP
   F15B 15/26 20060101ALI20150723BHJP
   F15B 11/08 20060101ALI20150723BHJP
   F16H 61/28 20060101ALI20150723BHJP
【FI】
   F16H63/34
   F15B15/26
   F15B11/08 C
   F16H61/28
【請求項の数】9
【外国語出願】
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2012-152527(P2012-152527)
(22)【出願日】2012年7月6日
(65)【公開番号】特開2013-64493(P2013-64493A)
(43)【公開日】2013年4月11日
【審査請求日】2013年4月15日
(31)【優先権主張番号】10 2011 107 263.6
(32)【優先日】2011年7月6日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】502088803
【氏名又は名称】エフティーイー・オートモーティブ・ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】FTE automotive GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100095441
【弁理士】
【氏名又は名称】白根 俊郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(72)【発明者】
【氏名】ビルヘルム・ホイブナー
(72)【発明者】
【氏名】ゾンヤ・レンケ
【審査官】 瀬川 裕
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−513659(JP,A)
【文献】 実開平02−048666(JP,U)
【文献】 実開昭57−159005(JP,U)
【文献】 特開2009−002513(JP,A)
【文献】 特表平10−512356(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 63/34
F15B 11/08
F15B 15/26
F16H 61/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気ポンプ駆動装置(M)と、リバーシブルの吐出方向(R)とを備えるポンプ(14)と、前記ポンプ(14)と、調整要素(88,90)に作用するように接続されるピストン(18)とに液圧的に接続される、少なくとも1つのダブルアクティングピストンシリンダ配置(16)と、液圧流体のためのリザーバー(20)であって、前記各吐出方向(R)に応じた前記調整要素(88,90)の動作のために液圧を前記ピストン(18)の一方側(作用面22)または他方側(作用面24)に負荷させるために、前記リザーバー(20)から前記液圧流体が前記ポンプ(14)によってと前記ピストンシリンダ配置(16)と送られるリザーバー(20)とを具備し、各ピストンシリンダ配置(16)は、ブロッキング要素(28)を備える移動停止装置(26)に機能的に結合し、前記ブロッキング要素(28)は、ばねによって、調整要素(88,90)の運動を停止するブロッキング位置に偏っており、前記ブロッキング要素(28)は、電気駆動アクチュエータ(32)によってばねの偏りに抗って、ブロッキング位置から調整要素(88,90)の移動を許可する解放位置まで移動可能であり、前記ポンプ駆動装置(M)と前記アクチュエータ(32)とは、前記ポンプ駆動装置(M)と前記アクチュエータ(32)の電気的駆動を調整するコントロールユニット(ECU)に電気的に接合される
ことを特徴とする自動車の変速機の1つ以上の調整要素(88,90)の駆動のための液圧駆動装置(10)。
【請求項2】
前記移動停止装置(26)は、前記ピストンシリンダ配置(16)に搭載され、前記ブロッキング要素(28)は、前記ピストン(18)のブロッキングセクションと共同する
ことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置
【請求項3】
前記ピストン(18)の前記ブロッキングセクションは、前記ピストン(18)の周囲に軸方向に隙間を介する複数の放射状溝(108,110,112)によって形成される
ことを特徴とする請求項2に記載の駆動装置(10)。
【請求項4】
前記ピストン(18)の液圧が負荷される側部に、同じ大きさ(図1)で、かつ、前記ピストンシリンダ配置16の各圧力チャンバ(62,64)の境界となる複数の作用面(22,24)が設けられる
ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
【請求項5】
前記ピストン(18)の液圧が負荷される側部に、異なる大きさ(図6)で、かつ、前記ピストンシリンダ配置16の各圧力チャンバ(62,64)の境界となる複数の作用面(22,24)が設けられ、バルブ配置(148)が、前記ポンプ(14)と前記ピストンシリンダ配置(16)との間に配置され、
前記ポンプ(14)は、吐出方向に応じた2つの液圧連結部(36,38)を備え、
前記バルブ配置(148)は、
前記圧力チャンバ(62)に連通する圧力連結部(52)と前記液圧連結部(36)とに連結される圧力配管(48)と、
前記圧力チャンバ(64)に連通する圧力連結部(54)と前記液圧連結部(38)とに連結される圧力配管(50)と、
前記圧力配管(48)と前記圧力配管(50)とを連結する連結配管(158)と、
前記連結配管(158)に設けられる圧力制御2−2方向バルブ(150)と、
前記圧力配管(50)において前記連結配管(158)よりも前記液圧連結部(38)側に設けられる圧力制御2−2方向バルブ(152)と、
前記圧力配管(48)において前記連結配管(158)よりも前記液圧連結部(36)側に設けられる絞り部(154)と、
前記圧力配管(50)において前記液圧連結部(38)と前記圧力制御2−2方向バルブ(152)との間に設けられる絞り部(156)と、
前記圧力配管(48)において前記液圧連結部(36)と前記絞り部(154)との間と前記圧力制御2−2方向バルブ(152)とに連結される制御配管(160)と、
前記圧力配管(50)において前記液圧連結部(38)と前記絞り部(156)との間と前記圧力制御2−2方向バルブ(150)とに連結される制御配管(162)と
を具備する
ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
【請求項6】
前記ピストンシリンダ装置(16)は、前記ピストンの位置を検出するセンサ装置(126)を備え、前記センサ装置は、前記シリンダハウジングに配置されるセンサ(128)と、前記ピストン(18)に取り付けられる信号要素(130)とを備える
ことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
【請求項7】
前記電気的起動アクチュエータは、電磁気アクチュエータ(32)であり、前記電磁気アクチュエータ(32)のインダクタンスは、前記ブロッキング要素の位置を測定するために、前記コントロールユニット(ECU)によって検出される
ことを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
【請求項8】
前記ピストンの周囲の前記放射状溝(108,110、112)は、前記電磁気アクチュエータ(32)の検出を通して、前記シリンダハウジング内の前記ピストン(18)の軸方向の位置もまた前記コントロールユニット(ECU)によって測定可能になるように、異なる溝深さを有する(図2
ことを特徴とする請求項3または請求項7に記載の駆動装置(10)。
【請求項9】
複数のダブルアクティングピストンシリンダ配置(16)が設けられ(図4)、前記ピストン(18)の各々は、前記各調整要素に作用するように連結され、前記前記ピストンシリンダ配置(16)は、前記1つのポンプ(14)に対して、液圧的に並列に連結される
ことを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の駆動装置(10)。
【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
技術分野
この発明は、請求項1のプレアンブルに関する液圧駆動装置に関する。特に、この発明は、例えば自動車の変速機内に用いられる変速機の選択要素のような1つ以上の調整要素のための液圧駆動装置に関し、そしてその駆動装置は、多数の現代的な自動車に用いられている。
【0002】
先行技術
自動変速ギヤボックス(ASG)に用いられる、分離可能なパワードライバートランスミッションとトランスアクスルだけでなくツインクラッチトランスミッション、または、マルチクラッチトランスミッション(TCT)などの言及される変速機の選択要素は、通常、シンクロナイザーを備える、または、備えないセレクターフォークとセレクタースリーブである。これらの要素の動作は、電気機械的にまたは液圧的に遂行され、液圧駆動は、このアクチュエータのハイパワー密度(high power density )によるトランスミッション内の物理的な配置に対して利点を供給する。このため、セレクターフォークまたはセレクタースリーブは、直接作動される。さらに、伝達メカニズムの機械動作による摩擦損失などは、避けられる。また、トランスミッション内の配置は、電気機械動作システムに比較して、内包された利点を供給する。この電気機械動作システムは、たびたび、トランスミッションの全体の輪郭を越えて突出し、それゆえ、自動車へのトランスミッションの取り付けを阻害する。
【0003】
知られている液圧駆動装置(例えば、DE A-43 09 901の図1、DE-A-196 37 001
図27、DE-A-199 50 443の図11F)は、通常、圧力を発生しまたは送り出(pumping)して蓄えるユニット(いわゆる、パワーパック)と、液圧エネルギ(hydraulic energy)を各アクチュエータに分配するための、電磁気的に動作可能な複数のバルブを備えるバルブブロックと、アクチュエータとシリンダのみならず液体を運ぶ配管と、任意に、選択要素の位置を検出する、統合された検出システムとから構成される。自動車の変速機内の液圧駆動作装置の起動は、通常、変速機制御ユニット、または、上位の乗り物コンピュータによって、行われる。
【0004】
貯蔵部を備えるその種の液圧駆動装置の損失は、貯蔵部をチャージする例えば液圧流体である圧力媒体が、必要な作用圧力を提供できるように、要求された量が回収された後に、アクチュエータ内において、要求される最大圧力以上の圧力レベルにきちんと圧縮される必要があることである。これは、エネルギの観点からみても、損失であり、装置の効率を重大に下げる。大部分がスライドバルブとして構成される磁気バルブは、交差隙間のために、流体の高い程度の清浄度を要求するとともに、濾過手段を要求する。それにも関わらず、スライドバルブは、わずかではない漏れを有することが常であり、そして、この漏れは、完全な貯蔵所の排出を導く。そして、貯蔵部は、貯蔵所をチャージするための時間ほど、最初の駆動が遅れる、という結果を有する。加えて、例えば高速道路上など変速することなく走行する場合、貯蔵部は、規則正しい間隔で、再チャージが求められる。これは、エネルギの観点からも同じ損失である。最終的には、磁気バルブを備えるバルブブロックは、変速機内に沢山の収容スペースを要求するとともに、説明された動作装置内に最大のコスト要因をつける。
【0005】
最終的に、自動車の変速機内の変速機用選択要素の動作のための液圧駆動装置は、請求項1(図1)の前提部分を構成するEP-0 706 052 から知られている。これは、電気ポンプ駆動装置と、リバーシブルの吐出方向とを備えるポンプ(いわゆるリバーシングポンプ)と、液圧的にポンプとピストンとを連結するとともに、作用するように変速機選択要素に連結されるダブルアクティングピストンシリンダ配置と、液圧流体のためのリザーバーであって、各吐出方向に応じた変速機選択要素の動作のために、ピストンの一方側または反対側に液圧を負荷させるために、内部からポンプによって液圧流体(hydraulic fluid)がピストンシリンダ配置に運ばれるリザーバーとを備える。
【0006】
この液圧駆動装置では、限定的な液圧起動を備えるバルブ機構が、電気的に操作されるバルブを回避するために設けられている。ピストン(端)位置内にあり、バルブ配置内を移動するバルブ機構は、力の観点から変速機の選択要素(セレクターフォーク)を取り除くために、ピストンの圧力を確実に補正するのだけど、このようなケースでさえ、従来技術のコストはより高いものと認められる。なぜなら、変速機のスイッチング要素に連結される各ピストンシリンダ配置のために、個別のポンプが必要になるためである。
【0007】
さらに、各ポンプは、ピストンシリンダ配置が、中心(ニュートラル)にも移動できるように、適切に制御されなければならない。
【0008】
目的
本発明は、特に、自動車の変速機内の一つ以上の調整要素の動作のために、液圧動作装置を供給することを目的としている。液圧動作装置は、上述の損失を避けるとともに、概略を述べた先行技術文献に対して、コスト削減について上述の全ての重大に改良された総合的な有効性を有する。
【0009】
発明の実例
この目的は、請求項1に示される特徴によって、実現される。この発明の利点または適切な展開は、請求項2〜9の主題である。
【0010】
本発明によれば、特に自動車の変速機内の1つ以上の調整要素のための液圧駆動装置は、ポンプと、少なくとも一つのダブルアクティングピストンシリンダ配置と、液圧流体のためのリザーバーとを備える。ポンプは、電気ポンプ駆動装置と、リバーシブルである吐出方向とを備える。少なくとも1つのダブルアクティングピストンシリンダ配置は、ポンプとピストンとに液圧的に連結される。ピストンは、調整要素に作用するように連結される。吐出方向の応じた調整要素の移動のため、ピストンの一方側と他方側とに液圧が負荷されるように、リザーバーから、ポンプを介してピストンシリンダ配置に液圧流体を送ることが可能である。ピストンシリンダ配置は、ブロッキング要素を備える移動停止装置に機能的に結合される。ブロッキング要素は、ばねによってブロッキング位置に偏っている。ブロッキング位置は、調整装置の移動を防止する。ブロッキング要素は、電気的起動アクチュエータによってばねの偏りに抗ってブロッキング位置から解放位置まで移動可能である。解放位置は、調整要素の移動を許可する。ポンプ駆動装置とアクチュエータとは、コントロールユニットに電気的に連結されている。コントロールユニットは、ポンプ駆動装置とアクチュエータとの電気的起動を調整する。
【0011】
ポンプ駆動装置とアクチュエータの調整は、この観点で、コントローラユニットによって実行される。最初に、位置止め装置による調整要素の位置止めまたはブロッキングがキャンセルされるように、(各)移動停止装置のアクチュエータがブロッキング要素をブロッキング位置から解放位置に移動するように、電気的に起動される。ブロッキング位置は、電流なしに調整要素の移動を防止する。コントロールユニットは、そのとき、逆に向きに要求された吐出方向にポンプを駆動するように、ポンプ駆動装置を電気的に起動する。ここで、ピストンシリンダ配置のピストンの対応する作用面に作用する液圧は、調整要素の所定の方向の移動を発生する。調整要素が、今、要求された位置に達すると、移動停止装置のアクチュエータへの電流供給は、コントロールユニットによって停止され、ポンプ駆動装置のスイッチがオフされる。要求された位置に達したことは、例えば、ピストンシリンダ配置の移動センサによって検出することが可能である。ブロッキング要素は、ばねの偏りによって、その、調整要素の移動を防止するブロッキング位置に復帰する。
【0012】
これに対して代わるものとして、ポンプ駆動装置と、移動停止装置のアクチュエータまたは複数の移動停止装置の複数のアクチュエータとは、コントロールユニットによって、最初に、ブロッキング要素が引き戻されることによって調整要素の移動停止がキャンセルされるように、対応するアクチュエータが電気的に起動される。そして、所定の方向に沿う調整要素の移動を駆動するために、ポンプが定義された吐出方向に操作される。そしてすぐ後に、アクチュエータは、対応するアクチュエータが自動的にブロッキング位置に移動するように、再び電流なし状態に切り替えられる。または、アクチュエータは、関係する部品(ブロッキング要素/調整要素)の相対位置の結果として、可能な限り早急に移動止めを実行する。すると、ポンプのオフに切り替えられる。この取って代わるものでは、ピストンの位置の検出の形式がないことが必要である。
【0013】
提案される液圧駆動装置が、技術的なハードウェアのエネルギの支出が多少低い点と、それゆえ、コストが低くなる点に関して、とても有利に作用することは、明白である。コストが低くなることは、なぜなら、(各)調整要素の動作が要求されるまで、または、要求されたときのみ、電気部品への電流供給が生じるたである。貯蔵またはスライドバルブのいずれの形式であっても、こうして、向上した清浄度の高められた水準は、この観点では、ポンプの複雑になった制御と同じくらい、少し要求される。移動を起こすために、常に2つの要素であるポンプ駆動装置と(各)移動停止装置のアクチュエータが起動されるので、間違った駆動に対する安全性が有利に向上する。コントロールユニットによる、ポンプ駆動装置と(各)移動停止装置のアクチュエータの電気的駆動の起動は、最終的には、各々結合されたピストンシリンダ配置を備えるさらなる調整装置のために、同様に都合がよいように、ただ一つのポンプによる液圧起動を可能にする。このケースでは、動かないこれら調整要素は、各移動停止装置、つまりブロッキング要素によって、電流フリー状態に維持される。
【0014】
しかしながら、原則として、移動停止装置を、各調整要素に設けることは、可能である。取り付け要求がある移動停止装置は、ピストンシリンダ配置に搭載することができる。このケースでは、ブロッキング要素は、ピストンのブロッキングセクションと共同する。この配置は、多くのケースにおいて、優先されるべきである。なぜなら、製造費用と、例えばセレクタースリーブである調整要素での製造スペースは、保たれ、スペースは、しばしば、とてもタイトな大きさとなるからである。
【0015】
この観点で、ピストンのブロッキングセクションは、ピストン周囲の軸方向に隙間を介した複数の放射状溝によって形成される。そのような放射状溝が簡単にピストンの周囲に形成可能となってから、これが都合が良いのは、作成する技術に関してだけでなく、ピストンが回転に対して固定されなくてよいためでもある。
【0016】
第1の代案では、ピストンシリンダ配置のピストン、または、複数のうち少なくとも1つのピストンシリンダ配置は、その液圧が負荷可能な側部に同じ大きさの作用面が設けられ、この各作用面は、(対応する)ピストンシリンダ配置の各圧力チャンバの境界となる。この代案では、(各)ピストンシリンダ配置、つまり、このケースでは、ピストンの位置に対して、大きさのバラスのために、補正が行われ、このピストンの移動は、特定の液圧流体の量を一つの圧力チャンバ内に運ぶことによって生じる。ピストンは、液圧流体の同じ量を他方の圧力チャンバに移動する。それゆえ、量の違いを補うために、その後にリザーバーから液圧流体を吸い込むことを可能とするための予備措置が必要ない、
第2の代案では、これに対して、ピストンシリンダ配置のピストン、または、複数のうち少なくとも1つのピストンシリンダ配置は、その液圧が負荷可能な側部に異なる大きさの作用面が設けられ、この各作用面は、(対応する)ピストンシリンダ配置の各圧力チャンバの境界となる。逆に作用するポンプと(各)ピストンシリンダ配置との間に設けられるものは、バルブ配置である。バルブ配置は、エネルギの観点から有効であり、ポンプ圧力によって液圧的に起動可能であり、ピストンの移動の場合、圧力チャンバ間の量の違いを確実に保障する。この形態は、ピストンシリンダ配置が特に短く構成される場合に適切である。上述の第1の代案では、ピストンに同じ面積の作用面を形成するために、面積の観点から、ピストンロッドの切断面の埋め合わせのために、シリンダガイド面は、通常2つのストローク長さを有するような異なる直径の2つのセクションから構成される。それゆえ、その一方側から通常ピストンと調整要素とを連結するピストンロッドが延び、そのロッドの断面図によって、対応するピストンの液圧作用面が減少するピストンのために、一定の直径であるシリンダガイド面のみが必要である。
【0017】
もし、ポンプ駆動装置とアクチュエータの電気的起動の調整のためと、他の目的のために、または、ポンプ駆動装置とアクチュエータの電気的駆動の調整のためと、または、他の目的のために移動情報が必要であれば、ピストンシリンダ配置は、ピストンの位置を検出するセンサ装置を備えることができる。もしできれば、シリンダハウジングに配置されるセンサと、ピストンに取り付けられる信号要素とを備える。しかしながら、それに対して代わるものとして、そのようなセンサ装置を、調整要素にも設けることができる。
【0018】
加えて、電磁気アクチュエータとしての電気的起動アクチュエータのために準備を作ることができる。アクチュエータのインダクタンスは、ブロッキング要素の位置を測定するために、コントロールユニットによって検出される。このことによって、(それぞれ)ブロッキング要素に関する位置情報は、概念的な簡単な形式と手段とによって得ることができる。この点について、コントローラユニットによる電磁気アクチュエータのインダクタンスの検出を通して、シリンダハウジング内のピストンの位置もまた測定可能とするために、上述で言及されたピストン周囲の放射状の複数の溝は、有利に異なる溝深さを得ることが出来る。
【0019】
最終的に、本発明のコンセプトのさらなる追求において、自動車用の複数ギヤ自動変速ギヤボックス(AST)内の複数のセレクターフォークや複数のセレクタースリーブのような複数の調整要素が、動作される予定であると、複数のダブルアクティングピストンシリンダ配置が供給可能であり、その複数のピストンは各々作用するように調整要素の各々に連結され、ピストンシリンダ配置は、有利に、一つのポンプに対して並列に液圧連結される。この発明は、より具体的に、添付される部分概略図を参照して以下の好ましい実施形態によって説明される。この部分概略図では、同じ符号は、同じまたは相当する部分を示すとともに、ならう部分(elastomeric parts)は、簡素化のために、不具のない状態で大部分が示されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第1の実施形態の、移動止め装置が設けられて変速機ハウジングに一体に統合される一つのピストンシリンダ配置を備える、自動車の変速機内の選択要素を動作するための液圧動作装置の回路図。
図2図1の詳細を拡大して示しており、移動止め装置のブロッキングメカニズムが、どのように、ピストンシリンダ配置のピストンで、ブロッキングセクションと共同するかを示している。このブロッキングセクションは、ピストンの周囲に、深さが異なる溝による軸方向に離間する放射状の溝によって形成される。
図3】第1の実施形態の液圧動作装置の別形態の回路図を示しており、ピストンの周囲の放射状の溝は、各々同じ深さであり、さらに、ピストンの位置を検出するための検出装置が設けられている。
図4】本発明の第2の実施形態に係るピストンシリンダ配置に対応する数の、液圧的に一つのポンプに並列に連結される自動車の変速機内の複数の選択要素の動作のための液圧動作装置の回路図。
図5】本発明の第3の実施形態に係る、先の実施形態に比較して移動止め装置が選択要素に設けられる自動車の変速機内の選択要素(セレクターフォークを備えるセレクターロッド)を動作するための一つのピストンシリンダ配置を備える液圧動作装置の回路図。
図6】本発明の第4の実施形態に係る、移動止め装置が設けられる自動車の変速機の選択要素(セレクターフォークを備えるセレクターロッド)を動作するためのピストンシリンダ配置を一つ備える液圧動作装置の回路図を示しており、先の実施形態に比較してピストンシリンダ配置のピストンは、異なる大きさの2つの有効な面を備え、ポンプとピストンシリンダ配置とに連結されるものは、ピストンの移動がピストンシリンダ配置の圧力チャンバ間の大きさの違いを埋め合わせる際のバルブ配置である。
【0021】
図面中と以下の説明中に、動作される選択要素のより詳細な図または説明が施されている。なぜなら、これらの要素と機能とは専門家によく知られており、そのことに関する説明は、この発明を理解するために、明白に必要ではないためである。
【0022】
実施形態の詳細な説明
図1では、符号10は、一般的に、自動車の変速機内の選択要素(図示せず)の駆動のための液圧駆動装置を示している。図1では、トランスミッションハウジング12は、単に、部分的に概略図が描かれている。図1では、トランスミッションハウジング12は、様々な部分である。以下により具体的に説明されるように、液圧駆動装置10は、ポンプ14と、ダブルアクティングピストンシリンダ配置16と、液圧流体のためのリザーバー20とを備えている。ポンプ14は、吐出方向(図1中の2つの矢印R)が逆転可能(いわゆる、リバーシブルポンプ)な電気ポンプ駆動装置Mを備える。ダブルアクティングピストンシリンダ配置16は、ポンプ14とピストン18とに連結されており、選択要素に作用するように連結されている。リザーバー20からは、各吐出方向Rに応じた状態で選択要素の動作のために、ピストン18の一側(作用面22)または他側(作用面24)に液圧的に作用するために、ポンプ14によって液圧流体がピストンシリンダ配置16に運ばれる。ピストンシリンダ配置16が機能的に、また、物理的にブロッキング要素28を備える移動停止装置26に接合されることは、重要である。ブロッキング要素28は、ばね、例えば、図に示すように、らせん状の圧縮ばねの作用によってブロッキング位置に偏っている(図1に示される)。ブロッキング位置は、調整要素の移動を防止する。ブロッキング要素28は、好ましくは電磁気アクチュエータ32である電気的起動によってばねによる偏りに抗って、ブロッキング位置から解放位置に向って移動可能である。解放位置は、調整要素の移動を、許可または可能とする。このことについては、ポンプ駆動装置Mとアクチュエータ32とは、コントロールユニットECUに電気的に接続されている(供給ケーブル34)。イントロダクションですでに詳細に説明したように、コントロールユニットECUは、ポンプ駆動装置Mとアクチュエータ32との電気的起動を、作用するように調整する。
【0023】
ポンプ14は、吐出方向に応じた2つの液圧的結合部(hydraulic connections)36,38を備える。吐出方向は、コントロールユニットECUによって選択または予め決定される。一方の接合部は、ポンプ入り口(吸込み連結部)を形成し、これを介して液圧流体は、吸い込まれるまたは与えられる。他方の接合部は、ポンプ出口(圧力連結部)を形成し、これを介して、圧力が加えられている状態下での液圧流体が排出される。ポンプの種類は、例えば、ギヤホイールポンプ、ローラセルポンプ、ヴァンポンプ(vane pump)と、ラデイァアルまたはアクシャルピストンポンプである。本実施形態では、ポンプ14がもしコンスタントなポンプとして実現されれば十分である。コンスタントなポンプは、ポンプ駆動装置Mの所定の回転数のとときにコンスタントな流量を供給する。ポンプ駆動装置14は、例えば、選択要素の選択スピードを動かすことができるように、任意に回転速度が制御可能である。電流の供給またはポンプ駆動装置Mの起動は、供給ケーブル54によって行われる。供給ケーブル54は、図1において点線で示され、コントロールユニットECUに電気的に接続される。
【0024】
ポンプ14の各液圧連結部36,38は、リザーバー20に、吸込み配管40,42を介して接続されている。吸込み配管40,42内には、リザーバー20の方向に止める逆止バルブ44,46が連結されている。逆止バルブ44,46は、リザーバー20の方向にブロックする位置内に偏りを持って配置される。しかしながら、これは、図に示されていない。加えて、ピストンシリンダ配置16に確実に接続される圧力配管48,50は、各液圧連結部36,38に連結される。この程度まで、もし、ポンプ14が、例えば、図1に示すように吐出方向Rに右回りに操作されると、ポンプ14が液圧流体を圧力配管48から液圧連結部38を介して吸い込み、特定のケースでは、吸込み配管40と逆止バルブ44とを介してリザーバー20から吸い込むことは当業者であれば明らかである。しかしながら、他方の液圧連結部38を介してポンプ14は、液圧流体を圧縮状態下に圧力配管50に送る。この点については、逆止バルブ46は、圧力の減少または液圧流体がリザーバー20に戻ることを防ぐ。類似した方法で、もし、ポンプ14が吐出方向図中1では右回り方向に操作されると、圧力配管50の圧力は、圧力配管48が圧力に晒される間、減少する。液圧流体は、または、図1中に示すように、ポンプ14の右側からポンプ14の左側に移動される、または、送られる。圧力配管48,50は、各々、コントロールするために、または、ピストンシリンダ配置16の圧力連結部52,54に導く。圧力連結部52,54は、図1中、単純に溝としてトランスミッションハウジング12内に概略的に示されている。示される形態内では、トランスミッションハウジング12は、2つの挿入部品56,58とともにピストンシリンダ配置16のシリンダチャンバ60を形成している。ピストンシリンダ配置16内では、ピストン18は、2つの圧力チャンバ62,64を互いに仕切っている。
【0025】
好ましくは、所定の例えば50パーセントグラスファイバー要素を備えてインジェクションモールディングされる例えばポリフタルアミド(PPA)のようなプラスティック材料で形成される挿入部品56,58は、トランスミッションハウジング12の連通する段付きボア(stepped bore )66,68内にきつく挿入され、このケースでは、一方が他方に入れ子式にはめ込まれる。挿入部品56の外周囲の鍔部、突出部、溝部などは、Oリング70を受ける受け部を形成する。Oリング70は、静的にピストンシリンダ配置16とその周囲との間をシールするために、トランスミッションハウジング12内の段付きボア66,68の外周壁面と共同する。図1の左側の挿入部品56は、事実上スリーブを形成し、その左端面を段付きボア66の突出部に向けることによってトランスミッションハウジング12内に突き当てていることに対して、図1の右側の挿入部品58は、事実上、ビーカー形状を形成しており、ジャケットセクション72と、ベースセクション74と、事実上中空の筒状延長部76とを備えている。ベースセクション74は、図1中右側に隣接しており、ベースセクション74を介して挿入部品58は、トランスミッションハウジング12内の段付きボア68の突出部に取り付けられる。中空筒状延長部76は、ベースセクション74に、同様に図1の右側に隣接している。
【0026】
図1の左側の圧力連結部52は、ある程度直接的に挿入部品56内の圧力チャンバ62内に開口している。対向する図1の右側の圧力連結部58は、環状のチャンバ78内に開口している。挿入部品58のベースセクション74を囲む環状のチャンバ78は、外見上トランスミッションハウジング12に拘束され、内部では、挿入部品58によって拘束されるだけでなく、側部は、介在するOリング70によって拘束される。環状のチャンバ78は、挿入部品58のベースセクション74の複数の通路80を介する圧力チャンバ64との流体接続内に配置され、その通路は、挿入部品58の周囲上に均一に分配される(それに関して、ピストンシリンダ配置16は図4の頂部に示されており、断面内ではないことを参照しなさい。)。
【0027】
ピストンシリンダ配置16のピストン18は、シャンクピストンである。シャンクピストンは、好ましくは、インジェクションモールディングによって、ポリフタルアミド(PPA)のようなプラスティック材料と例えば50パーセントのグラスファイバー材料とから、ピストン部分82とピストンシャンク84とともに形成される。ピストン部分82とピストンシャンク84とは、段付きボア86に連続して貫通するように設けられる。段付きボア86は、それ自体知られるように、軸方向の張力抵抗(tension-resistant)とセレクターロッドの圧力抵抗受け入れと同様に、液圧的シール(hydraulically sealed)のために作用する。セレクターロッドは、図1〜4には図示されていないが、図5,6には、符号88で示されている。セレクターロッドの搭載状態において、セレクターロッドは、ピストンシャンク84の端部をこえて突出し、その突出端に、例えば、図5,6に符号90を付すシフトフォークを支持しているのに対して、図1の左近傍または液圧的に圧力チャンバ62に近接しているかまたは圧力チャンバ62の境界となるピストン18側が途切れている。
【0028】
ピストンシャンク84の外周側が移動可能にスライドブッシュ92内にガイドされる。スライドブッシュ92は、挿入部品58の延長部76内に同様に固定されている。スライドブッシュ92と保持リング74との間に配置されて挿入部品58のベースセクション74に搭載されるものは、図中の形態ではそれ自体知られた溝付きリングであるシーリング要素96である。シーリング要素96は、圧力チャンバ64の図1中右側への力学的に密閉のためにピストンシャンク84の外側外周面98と共同する。
【0029】
ピストンシャンク84と比較して直径が大きいピストン部分82は、その外周側の長手方向両端部の各々に、図中の形態ではそれ自体知られている溝付きリングである各シーリング要素100,102を収容するための放射状の溝が形成されている。この場合、図1中左のシーリング要素100は、圧力チャンバ62を力学的に密閉するために、挿入部品56の内周面104と共同(co-operate)する。圧力チャンバ62は、(同様に)セレクターロッド(図示せず)によって、ピストン18を、またはピストン18内を、図中1の右側に向わせている。
【0030】
これに対して、図1の右側のピストン部分82のシーリング要素102は、圧力チャンバ64を図1の左側に密閉するために、挿入部品58のジャケットセクション72の内周面106と共同する。
【0031】
複数のブロッキングセクションは、シリンダチャンバ60の圧力が作用しない範囲であるシーリング要素100,102の間で、ピストン18に形成されている。そのブロッキングセクションに対して、移動停止装置26のブロッキング要素28は、以下により詳細に説明するように、共同する。移動停止装置26は、図示される形態では、ピストンシリンダ配置16に搭載される。このとき言及すべき点は、ピストンのブロッキングセクションは、軸方向に互いに間隔をあけて配置されるとともにピストン18のピストン部分82に形成される放射状溝108,110,112(図2を参照)を取り囲んでいる点である。
【0032】
本実施形態では、ピストン18は、液圧的に負荷される側部に同じ大きさの作用面22,24が設けられている。作用面22,24は、ピストンシリンダ16の圧力チャンバ62,64の境界となる。これは、挿入部品56,58の内周面104,106の異なる直径D104,D106を通して、ピストン18のピストンシャンク84の外周面98の直径D98に関連して理解される。より正確に、ピストンシャンク84の外周面98の直径D98に応じて、挿入部品58の内周面106の直径D106が、内周面104の直径D104より大きくなるように、そのように帰するところによって、選択される。そのように帰するところとは、圧力チャンバ62(図1の左のピストン18の作用面22)の内周面104によって境界が付けられる断面の範囲と、外周面98と内周面106とによって境界が付けられる環状の圧力チャンバ64(図1の右のピストン18の作用面24)の断面の範囲とが一致することである。外周面98は、シーリング要素96と共同する。内周面106は、シーリング要素102と共同する。内周面104は、シーリング要素100と共同する。これは、埋め合わせは、常に、ピストンシリンダ配置16の容積バランスのために行われるという結果を有する、つまり、例えば、もし、図1の右へのピストン18の移動のために、規定量の液圧流体が圧力チャンバ62内に圧力連結部52を通して運ばれると、そのとき、ピストン18は、同量の液圧流体を通路18を通して移動する。逆に言えば、環状のチャンバ78と圧力連結部54とは圧力チャンバ64の外である。
【0033】
移動停止装置26は、ハウジング114を備えている。ハウジング114は、図示される形態では、ピストンシリンダ配置16の挿入部品58の外周面に作用するように取り付けられている。アクチュエータ32の磁気コイル116は、は、ハウジング114内に収容され、少なくとも部分的に強磁性のブロッキング要素28を同軸的に囲っている。ブロッキング要素28は、ここでは、磁気駆動装置の骨組みとして機能する。磁気コイル116内をピストンのように変位するブロッキング要素28は、移動止め突出部112が、ピストン部分82の放射状溝108,110,112と連結できるように、ハウジング114または挿入部品58に形成され、より正確には、ジャケットセクション72に形成されて互いに直線に並ぶ開口118,120(図2に示す)を通して係合する。その他端、図1においては上端では、ブロッキング要素28は、切欠き部124が形成されている。切欠き部124は、らせん状の圧縮ばね30のベアリングとして機能する。らせん状の圧縮ばね30は、ブロッキング要素28から突出し、ハウジング114に支持される。最終的に、磁気コイル116への電流供給は、供給ケーブル34によって行われる。供給ケーブル34は、図1中点線で示されており、コントロールユニットECUに電気的に接続されている。
【0034】
磁気コイル116の電流フリー状態において、移動停止装置122がばね力の効力によって、ピストン部分82の放射状溝108,110,112と係合状態を保つように、この程度まで、らせん状圧縮ばね30が、ブロッキング要素28を移動停止装置26のハウジング114の外側に出そうと促す試みをすることは明白である。このように形成される機械的に能動的な連結を通して、ピストン18は、例えば、圧力チャンバ62,64の一方に圧力が作用している状態であっても、ピストンシリンダ配置16内を変位することが抑制される。これに対して、もし、磁気コイル116に電流が流れると、磁力がブロッキング要素28をらせん状圧縮ばね30に力に抗ってハウジング114内にピストンの変位方向に略垂直な方向に沿って引き込む。この場合、移動停止突出部122は、各放射状溝108,110,112に対してフリーになる。ピストン18(ピストン18と適切に連結される選択要素)は、ここで、圧力チャンバ62または圧力チャンバ64に対応して作用する圧力によって変位可能である。移動停止装置26の各位置(解放された、または移動が止められた)、つまり、ハウジング114に対する移動停止装置26のブロッキング要素28の各位置は、コントロールユニットECUによって、アクチュエータ32のインダクタンスを介して間接的に検出される。アクチュエータ32のインダクタンスは、ハウジング114に対するブロッキング要素28が動く場合、瞬間に生じる、らせん状圧縮ばね30の部分においてブロッキング要素28とハウジング114の間のエアギャップ、このような空の空間に応じて変化する。
【0035】
図示される形態では、3つのらせん状溝108,110,112は、ピストン部分82に形成されており、ピストン18上でのこれら軸方向の位置と相互の隙間は、作用するようにピストン18に連結される選択要素の特定の位置を決定している。もし、図1,2に示すように、移動停止突出部122が中間の放射状溝100に係合する状態に配置されると、このときこれは、例えば、中立位置に決定され、自動ギヤボックス(AGB)の場合、例えば、セレクタースリーブの第1,3のギヤ間の位置を決定する、このケースの場合、いずれのギヤも係合しない。これに対し、もし、移動停止突出部122が、放射状溝108または放射状溝112の移動を停止すると、このときこれは、選択要素の端部の位置を決定し、ASGの場合では、例えば、セレクタースリーブの位置を決定する。この場合では、第1,3のギヤが係合する。
【0036】
図2から特に読み取れるように、図1,2に係る形態の特徴は、ここで、追加として、ピストン18の周囲の放射状の溝108,110,112が異なる溝深さを有するという事実から構成される。もし、移動停止突出部122が放射状の溝108,110,112のいずれかに係合する状態に配置されると、そのとき、ブロッキング要素28は、各放射状溝の深さに応じて、より大きい大きさまたはより小さい大きさで移動停止装置26のハウジング114から突出する。放射状溝は、アクチュエータ32に、異なるエアギャップを生じさせる。それゆえ、コントロールユニットECUによるアクチュエータ32のインダクタンスの検出を通して、挿入部品56,58(とりわけ)によって形成されるシリンダハウジング内のピストン18の軸方向の位置を間接的に決定することが可能となる。この結果、任意に追加的に、各選択要素の位置に対する位置情報が得られる。
【0037】
以下の実施は、例えば、先に説明した液圧駆動装置10に対して可能である。ここでは、コントロールユニットECUは、適切に起動するとともに、電気ポンプ駆動装置Mと移動停止装置26のエレクトロマグネティックアクチュエータ32とを調整する。
【0038】
もし、選択要素が、所定位置からシフトされると、そのとき、初期電流が、移動停止装置26のアクチュエータ32にコントロールユニットECUからか供給される。初期位置は、この実施形態では、上述したようにアクチュエータ32のインダクタンスによって知られている(間接的に)、図1,2に係る中心位置である。結果として、ブロッキング要素28は、らせん状の圧縮ばね30の力にあらがって、磁気的に引っ込む。このケースでは、移動止めが解放されるように、移動止め突出部122は、各、ここでは中心である、ピストン18の放射状溝110からフリーになる。ポンプ14が、例えば図1においてポンプ14の右からポンプ14の左に向う方向である要求される調整移動方向に必要な吐出方向に始動するように、電流は、今、コントロールユニットECUを介してポンプ駆動装置Mに供給される。この結果、圧力チャンバ62に液圧荷重が発生し、それゆえ、ピストン18が、図1中右に移動する。ピストン18が短い距離移動した後、らせん状の圧縮ばね30がブロッキング要素28を図1の下方に移動するよう試みるために、アクチュエータ32への電流供給は、オフされる。これは、ブロッキング要素28に対して、ピストン18が、移動止め突出部122が放射状溝108にスライドして入ることが可能な位置に到達すると直ぐに生じる。今、ポンプ駆動装置Mのスイッチは、電流のシステムが再び完全にフリーになるように、オフされる。
【0039】
この形式またはこの手段では、ピストン18が、1つの移動停止位置から次の移動停止位置まで移動可能なことは、明白である。もし、選択要素が、直接一端の位置から他端の位置まで移動されると、つまり、中心位置または中立位置への移動なしだと、そのとき、電流は、アクチュエータ32により長い間隔の時間を越えて供給される。このことは、移動停止突出部122が各両端位置の放射状溝108,112に係合する前まで、ピストン18の中間の放射状の溝110が引っ込められた移動止め突出部122を、移動を停止することなく超えて移動する効果を有する。
【0040】
上述の実施形態の別形態を、以下に図3を参照して、そこから異なるこのような範囲のみ説明する。図解を簡単にするため、図3に、トランスミッションハウジング112の部分の新しい説明を施した。
【0041】
図3に係る別形態では、ピストン18の周囲の放射状溝108,110,112は、異なる溝深さを有しておらず、むしろ、同じ深さを持つように形成されている。その目的のために、ピストンシリンダ配置16は、ピストンシリンダ配置内のピストン18の各位置を検出するセンサ128と信号要素130とを備えるセンサ装置126を備えている。センサ128は、例えば、それ自体知られているホールセンサであり、シリンダハウジング、より正確には、ピストンシリンダ配置16の挿入部品58の外周に配置されており、そこに作用するように搭載されている。信号要素130は、例えば、ブロック形状の永久磁石でありピストン18に作用するように固定されている。図に示す形態ではピストン部分82の放射状溝108,110の間である。センサ128は、コントロールユニットECUに信号ケーブル132によって接続されている。
【0042】
この形態においても、同様に、移動停止装置26のブロッキング要素28の移動停止突出部122は、このシステムの電流フリー状態において、ピストン18の移動を防止するように、らせん状の圧縮ばね30の力の結果によって、ピストン18の放射状溝108,110,112との係合状態に配置される。もし、電流がコントロールユニットECUから移動停止装置26のアクチュエータ32に供給されると、そのとき、磁気コイル116は、ブロッキング要素28を引き戻す。つまり、図3の上絵方向に。このことは、移動停止を解放する、つまり、移動停止突出部112は、各放射状溝108,112,112からフリーになる。今、コントロールユニットECUがポンプ駆動装置Mを制御すると、その結果、圧力が作用するピストン18は、予め決定される吐出方向Rに応じて、要求された選択方向に移動する。このケースでは、ピストン18の各位置は、センサ装置126によって検出され、ピストンシリンダ配置16に対して静止するセンサ128は、センサ128に対する信号要素130の相対位置の各々を検出する。コントロールユニットECUは、要求されるピストン18の移動停止位置の少し前で、電流の供給を終了する。この結果、ブロッキング要素28は、螺旋上の圧縮ばねの力によって、前につまり図3では下方に移動しようと試みる。ピストン部分82の放射状溝108,110,112のいずれかが、今、ブロッキング要素の移動停止突出部122に対して直線状に並ぶと直ぐに、ブロッキング要素28は、ピストン18の軸方向に固定するために、放射状溝内にスライドして入り込む。最終的に、コントロールユニットECUは、その後、ポンプ駆動装置Mのスイッチをオフする。
【0043】
液圧駆動装置に対する更なる形態は、図4から推測することができる。この中では、上述の実施形態に比較して、複数の(ここでは3つ)ダブルアクティングピストンシリンダ配置16が設けられている。ピストン18は、各選択要素(図示せず)との適切な連結内に配置されている。図解の簡単化のために、ピストンシリンダ配置16が搭載されるトランスミッションハウジングの部分の説明は、再度、図4に、ピストンの各位置または選択要素の各位置を検出するセンサ装置の図解として、施されている。
【0044】
図4によれば、分岐している圧力配管48,50は、連結配管134,136に連結されており、この圧力配管は、図4の上部の(第1の)ピストンシリンダ配置16に導いている。連結配管134,136は、一つのポンプ14に対して、複数のピストンシリンダ配置16を液圧的に同時に切り替えるために、さらに先のピストンシリンダ配置16の圧力配管52,54に液圧的に連結されている。
【0045】
調整要素が移動可能なことは、さらに先のピストンシリンダ配置16の複数のピストン18が、ピストンシリンダ配置16に結合される移動停止装置26への電流供給がフリーである間、移動停止装置26に電流を供給するコントロールユニットECUが、調整要素に結合されるピストンシリンダ配置16のピストンの移動停止をキャンセルし、ポンプ14のスイッチを、要求される調整方向に応じる特定の吐出方向Rに入れることから、明白である。同じ時に、対応する移動停止装置26とポンプ駆動装置Mとに同じときに作用する流れとなる同じ調整方向に、この複数の調整要素を移動するためのスイッチングもまた可能である。その結果、圧力が負荷され、フリーであったピストンが、同じ調整方向に移動する。
【0046】
図5は、図4に対して検討された簡素化を同様に有している。図5は、液圧駆動装置10の更なる実施形態を示している。液圧駆動装置10は、上述の実施形態に対して、本質的に、移動停止装置26が、ピストンシリンダ配置16に配置されるのではなく、実際の選択要素に配置される点が、異なる。ここで、調整要素は、セレクターロッド90を支持するセレクターロッドであり、セレクターロッド90は、ピストンシリンダ配置16のための、または、ピストンシリンダ配置16へまたはそれ以外への取付スペース要求を、減少する。この観点から、セレクターロッド88の周囲には、放射状溝138,140,142が設けられている。放射状溝138,140,142は、磁石コイル116とともの移動停止により選択可能に調整要素保持するように、または、移動停止装置26の電流供給とともの移動停止をキャンセルすることによって調整要素を解放するために、移動停止装置26のブロッキング要素28の移動停止突出部122とともに、説明された形態と手段によって、協同する。調整要素は、例えば、また、ピストンシリンダ配置16のピストン18である。
【0047】
最終的に、図6は、液圧駆動装置10の更なる実施形態を示している。図6は、先の図面に対してより大きい程度まで概略的である。図6は、上述の実施形態に対して、本質的に、ピストン18は、液圧が負荷される側部に、異なる大きさの作用面22,24を備える点が異なる。作用面22,24の各々は、ピストンシリンダ配置16の圧力チャンバ62または64の各々の境界となる。そのケースでは、ピストン18の外周の一つのシーリング要素144は、圧力チャンバ62,64を互いに仕切るために、ピストンシリンダ配置16の一つのシリンダガイド面146のみと共同する。このことは、ピストンシリンダ配置16を、上述の実施形態に対して、重大に短くする。圧力チャンバ62,64間の容積の違いを確実に埋め合わせるために、ポンプ圧力によって液圧的に起動するバルブ配置148は、ポンプ14とピストンシリンダ配置16との間に設けられる。圧力チャンバ62,64間の容積の違いは、同じピストンストロークのための作用面22,24の大きさの違いに起因する。
【0048】
図示される実施形態では、このバルブ配置148は、2つの圧力制御2−2方向バルブ150,152を備えており、2つの圧力制御2−2方向バルブ150,152は、ばねによって液体の流れが零となる位置に、絞り部154,156と同様に、偏っている。第1の2−2方向バルブ150が、圧力配管48,50間の連結配管158に設けられることに対し、第2の2−2方向バルブ152は、ポンプ14から来る圧力配管50において、連結配管158よりも前に位置づけられている。絞り部154は、ポンプ14から来る圧力配管48において、連結配管158よりも前に配置されている。絞り部156は、圧力配管において、ポンプ14の液圧連結部38と第2の2−2方向バルブとの間に連結されている。制御配管160は、これが、圧力配管48からの圧力によって液圧的に起動可能となるように、圧力配管48においてポンプ14の液圧連結部36と絞り部154との間に連結されており、圧力配管50の2−2方向バルブ152に案内する。同じく、制御配管162は、これが、圧力配管50からの圧力によって、これが、液圧的に起動可能となるように、圧力配管50においてポンプ14の液圧連結部38と絞り部156との間に連結されており、連結配管158内の第1の2−2方向バルブ150に導く。
【0049】
しかしながら、制御配管160を通して起動する2−2方向バルブ152に代えて、圧力配管50の同じ位置に、ポンプ14の方向にブロックする逆止バルブ(図示せず)を配置して、任意に、絞り部156と結合されることが可能である。このとき、圧力配管48の絞り部154は、不要となる。
【0050】
この回路の機能は、以下の通りである。もし、ポンプ14が図6に示す左回り方向の吐出方向に回転すると、絞り部154によって、圧力配管48内に、逆向きの圧力が発生するとともに、逆向きの圧力は、圧力配管160を通して2−2方向バルブ152に移されて、2−2方向バルブ152を閉じる。しかしながら、2−2方向バルブ150は、連結配管158を介する液圧的連結の結果として、ピストン18の2つの作用面22,24に同じ圧力が負荷されるように、開いた状態を保っている。図1の左のピストン18の側部の、より大きな作用面22によって、ピストン18が図1の右に移動し、移動停止装置26への電流停止によってセレクターロッド88の移動停止がキャンセルされることは、明らかに当然である。環状の圧力チャンバ64(右手)から移動した液圧流体の体積は、この場合、筒状の圧力チャンバ62(左手)を満たすことに利用される。なくなった液圧流体は、逆止バルブ64を介してポンプ14によってリザーバー20から与えられる。
【0051】
これに対して、もし、ポンプ駆動装置MがコントロールユニットECUによって、ポンプ14が図6に示す時計回り方向である吐出方向Rに液圧流体を運ぶと、そのとき、絞り部156の結果として、圧力配管50に逆向きの圧力が生じる。この逆向きの圧力は、制御配管162を介して連結配管158内の2−2方向バルブ150に報告されて、2−2方向バルブ150を閉じる。しかしながら、2−2方向バルブ152は、開いた状態が保たれる。したがって、ピストンシリンダ配置16の環状の圧力チャンバ64は、ポンプ14の流れ押し出し部分(液圧連結部38)に連結され、ポンプ14の流れ吸込み部分(液圧連結部36)から仕切られる。それに反して、ピストンシリンダ配置16の筒状の圧力チャンバ62は、ポンプ14の流れ吸込み部分(液圧連結部36)に連結される。ピストン18に作用する圧力の違いによって、ピストン18は、結果として、図6の左に移動する。電流が流れている状態では、移動停止装置26によって、セレクターロッド88がフリーとなるのは、明らかに当然である。特に自動車の変速機内の少なくとも1つの調整要素を駆動するための液圧駆動装置が開示されており、ポンプと、少なくとも1つのダブルアクティングピストンシリンダ配置と、液圧流体リザーバーとを備えている。ポンプは、リバーシブルの吐出方向を備える電気ポンプ駆動装置を備える。
【0052】
ダブルアクティングピストンシリンダ配置は、調整要素に作用するように連結されるダブルアクティングピストンシリンダ配置のピストンに連結される。液圧流体リザーバーからは、各吐出方向に応じた調整要素の移動のために、液圧的にピストンの一方側と他方側とに負荷するように、液圧流体がピストンシリンダ配置に送り出される。この観点から、ピストンシリンダ配置は、ブロッキング要素を備える移動停止装置に機能的に結合されている。ブロッキング要素は、ばねによって、調整要素の移動を防止するブロッキング位置に偏っており、電気的に起動可能なアクチュエータによって、ブロッキング位置からブロッキング要素の移動を許可する解放位置まで移動可能である。加えて、ポンプとアクチュエータとは、コントロールユニットに、電気的に接続されている。コントロールユニットは、これらの電気的起動を調整させる。この結果、コストを低くしつつ、高い水準の総合的な有効性を備える調整要素の起動を可能とする。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
電気ポンプ駆動装置(M)と、リバーシブルの吐出方向(R)とを備えるポンプ(14)と、前記ポンプ(14)と、調整要素(88,90)に作用するように接続される前記ピストン(18)とに液圧的に接続される、少なくとも1つのダブルアクティングピストンシリンダ配置(16)と、液圧流体のためのリザーバー(20)であって、前記各吐出方向(R)に応じた前記調整要素(88,90)の動作のために液圧を前記ピストン(18)の一方側(作用面22)または他方側(作用面24)に負荷させるために、前記リザーバー(20)から前記液圧流体が前記ポンプ(14)によってと前記ピストンシリンダ配置(16)と送られるリザーバー(20)とを具備し、各ピストンシリンダ配置(16)は、ブロッキング要素(28)を備える移動停止装置(26)に機能的に結合し、前記ブロッキング要素(28)は、ばねによって、調整要素(88,90)の運動を停止するブロッキング位置に偏っており、前記ブロッキング要素(28)は、電気駆動アクチュエータ(32)によってばねの偏りに抗って、ブロッキング位置から調整要素(88,90)の移動を許可する解放位置まで移動可能であり、前記ポンプ駆動装置(M)と前記アクチュエータ(32)とは、前記ポンプ駆動装置(M)と前記アクチュエータ(32)の電気的駆動を調整するコントロールユニット(ECU)に電気的に接合される
ことを特徴とする、特に、自動車の変速機の1つ以上の調整要素(88,90)の駆動のための液圧駆動装置(10)。
[2]
前記移動停止装置(26)は、前記ピストンシリンダ配置(16)に搭載され、前記ブロッキング要素(28)は、前記ピストン(18)のブロッキングセクションと共同する
ことを特徴とする[1]に記載の駆動装置
[3]
前記ピストン(18)の前記ブロッキングセクションは、前記ピストン(18)の周囲に軸方向に隙間を介する複数の放射状溝(108,110,112)によって形成される
ことを特徴とする[2]に記載の駆動装置(10)。
[4]
前記ピストン(18)の液圧が負荷される側部に、同じ大きさ(図1)で、かつ、前記ピストンシリンダ配置16の各圧力チャンバ(62,64)の境界となる複数の作用面(22,24)が設けられる
ことを特徴とする[1]〜[3]のうちのいずれか1に記載の駆動装置(10)。
[5]
前記ピストン(18)の液圧が負荷される側部に、異なる大きさ(図6)で、かつ、前記ピストンシリンダ配置16の各圧力チャンバ(62,64)の境界となる複数の作用面(22,24)が設けられ、バルブ配置(148)が、前記ポンプ(14)と前記ピストンシリンダ配置(16)との間に配置され、前記バルブ配置(148)は、ポンプ圧力によって液圧的に駆動可能であり、前記ピストン(18)の変位に基づいて、前記圧力チャンバ(62,64)間の容積の違いを確実に補正する
ことを特徴とする[1]〜[3]のうちのいずれか1に記載の駆動装置(10)。
[6]
前記ピストンシリンダ装置(16)は、前記ピストンの位置を検出するセンサ装置(126)を備え、前記センサ装置は、前記シリンダハウジングに配置されるセンサ(128)と、前記ピストン(18)に取り付けられる信号要素(130)とを備える
ことを特徴とする[1]〜[5]のうちのいずれか1に記載の駆動装置(10)。
[7]
前記電気的起動アクチュエータは、電磁気アクチュエータ(32)であり、前記電磁気アクチュエータ(32)のインダクタンスは、前記部ブロッキング要素の位置を測定するために、前記コントロールユニット(ECU)によって検出される
ことを特徴とする[1]〜[6]のうちのいずれか1に記載の駆動装置(10)。
[8]
前記ピストンの周囲の前記放射状溝(108,110、12)は、前記電磁気アクチュエータ(32)の検出を通して、前記シリンダハウジング内の前記ピストン(18)の軸方向の位置もまた前記コントローラユニット(ECU)によって測定可能になるように、異なる溝深さを有する(図2
ことを特徴とする[3]または[7]に記載の駆動装置(10)。
[9]
複数のダブルアクティングピストンシリンダ配置(16)が設けられ(図4)、前記ピストン(18)の各々は、前記各調整要素に作用するように連結され、前記前記ピストンシリンダ配置(16)は、前記1つのポンプ(14)に対して、液圧的に並列に連結される
ことを特徴とする[1]〜[8]のうちのいずれか1に記載の駆動装置(10)。
【0053】
符号のリスト
10 液圧駆動装置
12 トランスミッションハウジング
14 ポンプ
16 ピストンシリンダ配置
18 ピストン
20 リザーバー
22 作用面
24 作用面
26 移動停止装置
28 ブロッキング要素
30 螺旋状圧縮ばね
32 アクチュエータ
34 電源供給ケーブル
36 液圧接続
38 液圧連結部
40 吸込み配管
42 吸込み配管
44 逆止バルブ
46 逆止バルブ
48 圧力配管
50 圧力配管
52 圧力連結部
54 圧力連結部
56 挿入部品
58 挿入部品
60 シリンダチャンバ
62 圧力チャンバ
64 圧力チャンバ
66 段付きボア
68 段付きボア
70 Oリング
72 ジャケットセクション
74 ベースセクション
76 延長部
78 環状チャンバ
80 通路
82 ピストン部
84 ピストンシャンク
86 段付きボア
88 セレクターロッド
90 セレクターフォーク
92 スライドブッシュ
94 保持リング
96 シーリング要素
98 外周面
100 シーリング要素
102 シーリング要素
104 内周面
106 内周面
108 放射状溝
110 放射状溝
112 放射状溝
114 ハウジング
116 磁気コイル
118 開口
120 開口
122 移動停止突出部
124 切欠き
126 センサ装置
128 センサ
130 信号要素
132 信号ケーブル
134 接続配管
136 接続配管
138 放射状溝
140 放射状溝
142 放射状溝
144 シーリング要素
146 シリンダガイド面
148 バルブ配置
150 2−2方向バルブ
152 2−2方向バルブ
154 絞り部
156 絞り部
158 連結配管
160 制御配管
162 制御配管
D 直径
ECU コントロールユニット
M 電気ポンプ駆動装置
R 吐出方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6